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  1. 千葉県議会 2013-06-24
    平成25年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2013.06.24


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時1分開会 ◯委員長(江野澤吉克君) ただいまから県土整備常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者より、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出がありました。千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に阿井委員、水野委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(江野澤吉克君) 本委員会に付託されました案件は、議案9件であります。よろしく御審議をお願いいたします。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(江野澤吉克君) なお、審査に先立ち、4月1日付で執行部及び事務局職員の人事異動がありましたので、人事の紹介を行います。  初めに、私より異動のあった事務局の担当書記を紹介いたします。  高岡書記。
     田岡書記。  次に、併任書記を紹介いたします。  長谷川併任書記。  次に、執行部の人事異動につきましては、県土整備部長から紹介をお願い申し上げます。  小池県土整備部長。     (小池県土整備部長から、都市整備局長早川徹、次長宮内常吉、次長田中弘和、次長釜     井常夫、県土整備政策課長二橋宏樹、技術管理課長齋藤甚一用地課長山崎幸一、道路     計画課長吉田行伸道路環境課長露嵜茂河川整備課長滝浪善裕河川環境課長龍崎和     寛、港湾課長小谷竜一営繕課長小林修一施設改修課長大森信都市計画課長一松政     夫、市街地整備課長小杉富康公園緑地課長小関敏裕建築指導課長久保田曄、住宅課     長内田文雄、収用委員会事務局長鈴木利治を委員に紹介) ◯委員長(江野澤吉克君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、議案の審査を行います。  県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  小池県土整備部長。 ◯説明者(小池県土整備部長) 本日、御審議いただく議案は、予算関係4件、条例関係3件、その他2件、合わせて9議案でございます。  初めに、議案第1号平成25年度千葉県一般会計補正予算(第1号)の県土整備部関係予算につきまして御説明いたします。  平成25年度当初予算は、継続工事や施設の維持管理経費等、年度当初から着手することが必要な事業費等を計上し編成を行いました。このため、今回の6月補正予算では、政策的な判断を要する経費や新規事業、基盤整備事業のうち、新規着手分等を計上しております。  補正額は285億4,824万4,000円の増額であり、その結果、県土整備部の一般会計予算の総額は既定予算と合わせて1,047億9,098万円となりました。  次に、その主な内容について御説明いたします。  まず、津波対策としまして、九十九里地域において河川、海岸の堤防のかさ上げ等を進めるとともに、河川の津波遡上の影響につきましては、九十九里沿岸だけでなく、県が管理する河川の調査を行います。また、北千葉道路等の整備、圏央道インターチェンジへのアクセス強化など、県土の発展を支える道路整備を進めてまいります。このほか、東日本大震災からの復旧・復興につきましては、市町村が行う津波被災住宅の再建支援の取り組みに対し、新たな助成を行います。  次に、議案第6号平成25年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第1号)ですが、印旛沼、手賀沼及び江戸川の3流域下水道事業における新規着手分の予算計上及び高金利の地方債の繰上償還に係る経費の補正を行うことにより、55億4,182万3,000円を増額しようとするものでございます。  次に、議案第7号平成25年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第1号)ですが、千葉港、木更津港等の整備費について、新規着手分の予算を計上することにより、2億2,759万6,000円を増額しようとするものでございます。  次に、議案第8号平成25年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第1号)ですが、金田西地区及びつくばエクスプレス沿線3地区の土地区画整理事業において、新規着手分の予算を計上することにより50億5,631万1,000円を増額しようとするものでございます。  以上で、平成25年度6月補正予算関係の説明を終わらせていただきます。  次に、議案第16号千葉県行政組織条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、要綱等により設置されている審議会等を地方自治法上の附属機関として追加するため、条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第21号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、これは、道路法施行令及び都市公園法施行令の一部改正に伴い、占用許可物件が追加されたことなどから、条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第29号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、佐倉市にある鹿島県営住宅の老朽化が著しいことから、安全性を考慮し、解体することとなったため、当該住宅を廃止し、条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第33号及び議案第34号の契約の締結についてでございますが、(仮称)妙典橋上部工を製作、架設する工事の契約を締結するものであり、契約金額が千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定に該当するため、議会の議決を得ようとするものでございます。  続いて、県土整備部が当面する諸課題について御報告いたします。  圏央道の進捗状況についてでございますが、大型連休初日の4月27日、待ち望んでいた圏央道の東金から木更津間42.9キロメートルが開通し、東京湾アクアラインを経由して松尾横芝インターチェンジまで直結しました。大型連休中の平均利用台数は1日当たり1万台を超え、最大で1万8,900台の利用があったところでございます。なお、茨城県稲敷から神崎間につきましては今年度内に、神崎から大栄間につきましても平成26年度内の開通が予定されています。  また、最大の懸案でありました大栄から横芝間につきましても、今年度、国の予算が確保されるなど、いよいよ本格的な事業が始まることとなりました。  県としましては、一日も早い全線開通に向け、沿線市町と立ち上げた用地促進プロジェクトチームを積極的に活用し、円滑な用地取得に向けてしっかりと取り組んでまいります。  以上、提案いたしました議案の概要説明と、県土整備部が当面する諸課題等について報告させていただきました。議案の詳細につきましては担当課長から説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、議案第1号平成25年度千葉県一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  二橋県土整備政策課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) 県土整備政策課長の二橋でございます。  平成25年度の一般会計補正予算につきましては、課別に御説明させていただきたいというふうに考えております。  まず、お手元の6月定例議会議案説明資料の89ページをお開きいただければと思います。県土整備政策課関係予算についてでございます。  第9款第1項第1目土木総務費でございます。補正額が4億9,822万8,000円の減額でございます。これは、本年7月から職員給与を平均7.8%減額することに伴いまして、県土整備部の職員人件費を減額するというものでございます。その結果、補正後の予算額は既定予算と合わせて87億1,750万5,000円となります。  以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 吉田道路計画課長。 ◯説明者(吉田道路計画課長) 道路計画課の平成25年6月補正予算につきまして御説明いたします。議案説明書90ページをごらんください。  第9款第2項第3目道路新設改良費でございます。補正額は14億4,000万円でございます。補正の内容につきましては、国が実施する外環道などの道路整備に必要な経費を負担するため、直轄事業負担金として計上しております。  以上で道路計画課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鵜山道路整備課長。 ◯説明者(鵜山道路整備課長) 道路整備課の補正予算の概要について御説明させていただきます。議案説明資料の91ページをごらんください。  第9款第2項第3目道路新設改良費の補正額は49億3,667万4,000円の増額で、既定と合わせると165億4,435万8,000円でございます。  初めに、補助事業は34億2,600万円の増額でございます。この主な内容は、国道道路改築事業が2億円の増、社会資本整備総合交付金事業(住宅)が11億5,800万円の増、社会資本整備総合交付金事業が35億1,000万円の増、ふさのくに観光道路ネットワーク事業(広域連携)が1億3,400万円の増、道路新設改良事業から社会資本整備交付金事業に振りかえたため、15億7,600万円の減でございます。  次に、単独事業は15億1,067万4,000円の増でございます。この主な内容は、県単道路改良事業が16億8,356万2,000円の増、地方特定道路整備事業が廃止されたことから、県単道路改良事業に振りかえたため1億7,288万8,000円の減でございます。  続きまして、92ページをお開きください。第9款第2項第5目橋りょう新設改良費の補正額は7億1,120万円の増額で、既定と合わせると11億3,364万2,000円でございます。この主な内容は、県単橋りょう架換事業が8,600万円の増、県単耐震橋りょう緊急架換事業が6億2,520万円の増でございます。  次に、債務負担行為の設定が2億7,000万円でございます。これは、新川大橋のかけかえ事業で上部工の資材調達、製作、架設を考慮いたしますと2カ年にまたがるため、工事債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  続きまして、93ページをごらんください。第9款第5項第2目街路事業費の補正額は17億5,500万円の増額で、既定と合わせると56億389万4,000円でございます。補助事業は12億1,500万円の増額でございます。この主な内容は、社会資本整備総合交付金事業(公共街路)が5億7,200万円の増、街路事業から社会資本整備総合交付金事業に振りかえたため7億2,400万円の減でございます。社会資本整備総合交付金事業(交付金街路)が7億1,300万円の増、社会資本整備総合交付金事業(補助街路)が6億5,400万円の増でございます。  次に、単独事業は5億4,000万円の増でございます。この主な内容は、地方特定道路整備事業が廃止されたことから、県単街路事業に振りかえたため1億6,990万円の減、県単街路整備事業が7億990万円の増でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜道路環境課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 道路環境課の補正予算の概要について御説明させていただきます。議案説明資料94ページをお開きください。  第9款第2項第1目道路橋りょう総務費でございます。補正額は1億6,700万円の増額で、既定と合わせますと1億6,815万4,000円でございます。これは、君津市大戸見地先の大戸見隧道、松岡隧道の工事に伴う房総スカイライン有料道路に関する負担金等でございます。  続きまして、95ページをごらんください。第9款第2項第2目道路維持費でございます。補正額は76億4,962万6,000円の増額で、既定と合わせますと151億3,206万9,000円でございます。主な内容は、補助事業が26億7,800万円の増額でございます。その内訳は、道路維持事業が23億5,800万円の増、社会資本整備総合交付金の全国防災が3億1,000万円の増、同じく社会資本整備総合交付金の復旧・復興が平成25年2月の補正で確保されたことから2,000万円の減、復興交付金事業が3,000万円の増でございます。  次に、単独事業でございますが、49億7,162万6,000円の増でございます。その内訳は、舗装道路修繕事業が35億円の増、交通安全対策事業が7億円の増、災害防止事業が7億9,358万2,000円の増、道路調査事業が平成25年2月補正予算で確保されたことから1億7,700万円の減、道路維持事業が1億5,504万4,000円の増でございます。  続きまして、96ページをお開きください。第9款第2項第4目橋りょう維持費でございます。補正額は6億4,950万円の増額で、既定と合わせますと20億8,500万円でございます。この主な内容は、橋りょう修繕事業が6億4,950万円の増でございます。それから、橋りょう修繕事業に係る債務負担行為として1億5,500万円を設定するものでございます。これは、前原跨線橋の補修工事に当たり、鉄道運行時間外で作業を実施する必要があることから、施工が2年度にまたがるため、債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 滝浪河川整備課長。 ◯説明者(滝浪河川整備課長) 河川整備課の6月補正予算について御説明いたします。議案説明資料の97ページをお開きください。  第9款第3項第2目河川改良費の補正額は47億6,200万円の増額でございます。主な事業といたしまして、補助事業では総合流域防災事業4億900万の増、広域河川改修事業11億3,200万円の増、総合治水対策特定河川事業で4億8,300万円の増、河川津波対策事業で7億500万円の増などでございます。単独事業といたしまして、河川改良費で4億500万円の増などのほか、新規事業といたしまして、県内50河川におきまして河川津波遡上シミュレーションを行うため、河川津波シミュレーション事業2億7,000万円を計上いたしました。  次に、98ページをお開きください。第9款第3項第3目砂防費の補正額は8億900万円の増額でございます。主な事業といたしまして、補助事業の土砂災害防止事業6億3,700万円の増などでございます。単独事業では砂防整備事業6,900万円の増などでございます。  次に、99ページをお開きください。第9款第3項第4目海岸保全費の補正額は12億1,700万円の増額でございます。主な事業といたしまして、補助事業では海岸津波対策事業6億円の増などでございます。また、新規事業といたしまして、海岸津波シミュレーション事業6,400万円を計上いたしました。単独事業では、海岸整備事業に1億6,300万円の増額でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎河川環境課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 河川環境課の6月補正予算について御説明いたします。議案説明資料の100ページをお開きください。  第9款第3項第2目河川改良費の補正額は6億320万円でございます。これは、骨格予算に対する肉づけ予算であり、うち、補助事業は4億8,300万円でございます。この内訳として、河川管理施設機能確保事業の2億6,300万円は、排水機場などの延命化、改築等に要する費用でございます。  次に、統合河川環境整備事業の2億2,000万円は、印旛沼、手賀沼の水質改善を図るためなどに要する費用でございます。  続きまして、単独事業の1億2,020万円ですが、この内訳といたしましては、河川維持事業が1億1,220万円、水辺環境整備事業が800万円であり、これは河川区域の堤防、護岸の補修などに要する費用でございます。  次に、下段の第9款第3項第5目水防費の補正額は4,270万円でございます。これは、骨格予算に対する肉づけ予算でありまして、排水機場、水門の修繕に要する費用でございます。  以上で河川環境課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 滝浪課長。 ◯説明者(滝浪河川整備課長) 河川整備課でございます。
     済みません、ちょっと先ほど議案説明資料の97ページのところで、単独事業で新規事業といたしまして河川津波シミュレーション事業を説明させていただきましたけれども、シミュレーションする河川の数をちょっと間違えて50と言ってしまいまして、58河川に訂正させていただきます。お詫びして訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小谷港湾課長。 ◯説明者(小谷港湾課長) 港湾課に係る補正予算について御説明申し上げます。議案説明資料101ページをお開き願います。  第9款第4項第1目港湾管理費で、補正額は5,851万9,000円の増額でございます。その内容でございますが、全て港湾維持事業に係る経費で、臨港道路等施設の補修等を行うものでございます。  次に、102ページをお開き願います。第9款第4項第2目港湾建設費で、補正額は7億7,490万円の増額でございます。その内容でございますが、国庫補助事業5億7,600万円については、主に千葉港、木更津港等における海岸施設、港湾施設の改修を行う経費でございます。  次に、単独事業1億9,890万円については、主に千葉港、木更津港における海岸施設、港湾施設に関する調査や補修等を行う経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉市街地整備課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 市街地整備課分の6月補正予算について御説明いたします。議案説明資料の104ページをごらんください。  第9款第6項第2目土地区画整理費でございますが、補正額14億3,477万1,000円の増額でございます。内容といたしましては、1の組合施行土地区画整理事業費補助は、土地区画整理組合及び都市再生機構への事業費補助であり、6億9,240万円の増額です。2の繰出金は、一般会計から県施行土地区画整理事業特別会計への繰出金で、7億4,237万1,000円の増額です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小関公園緑地課長。 ◯説明者(小関公園緑地課長) 公園緑地課の6月補正予算の概要について御説明いたします。議案説明資料の106ページをごらんください。  第9款第5項第3目公園費における補正額は3億8,666万5,000円の増額でございます。既定と合わせると18億5,210万2,000円でございます。  1の公共公園整備事業1億4,469万5,000円の増額は、市野谷の森公園の整備、また6公園において実施する公園施設の改修等に要する経費でございます。2の県単公園整備事業2億4,197万円は、八千代広域公園など8公園の整備に要する経費でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 北嶋下水道課長。 ◯説明者(北嶋下水道課長) 下水道課の北嶋でございます。  下水道課の平成25年度の一般会計補正予算につきまして御説明させていただきます。議案説明資料の107ページをお開きください。  第9款第5項第4目下水道事業費でございますが、補正額は724万1,000円の増額でございます。主な内容でございますが、下水道事業諸費130万6,000円の減額は、給与減額支給措置に伴います人件費の減額でございます。また、繰出金854万7,000円の増額は、特別会計流域下水道事業の増額補正に伴いまして一般会計から繰り出すものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 久保田建築指導課長。 ◯説明者(久保田建築指導課長) 建築指導課の平成25年度6月補正予算につきまして御説明いたします。議案説明資料の109ページをお開きください。  第9款第1項第3目建築指導費でございますが、補正額は1,000万円の増額でございます。補正の内容は、市町村が住民に対して住宅の耐震診断や耐震改修等に補助を行う場合に、県が市町村に補助をする総合防災対策事業についての増額でございます。これは、市町村からの要望額の増加を受けて増額補正をするものでございます。  以上で建築指導課の説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田住宅課長。 ◯説明者(内田住宅課長) それでは、住宅課の平成25年度一般会計補正予算につきまして御説明いたします。議案説明資料の110ページをごらんください。  第9款第7項第2目住宅建設費、補正予算額16億3,775万5,000円でございます。内容といたしましては、公営住宅建設事業4億9,103万5,000円の増額でございますが、これは県営住宅の建てかえや新築のために要する経費でございます。  次に、「がんばろう!千葉」市町村復興基金交付金津波被災住宅再建支援分)11億4,629万円でございますが、これは、津波被災市町村への定住を促進するために、国から交付されました震災復興特別交付税を原資といたします東日本大震災市町村復興基金を活用いたしまして、津波被災市町村へ交付金を交付するものでございます。  次に、東日本大震災市町村復興基金積立金43万円でございますが、これは基金の運用益を基金へ積み立てるものでございます。  次に、債務負担行為13億6,100万円でございますが、これは、公営住宅建設事業のうち、長期間の工期を要します工事等につきまして、債務負担を設定するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鈴木収用委員会事務局長。 ◯説明者(鈴木収用委員会事務局長) 収用委員会事務局の補正予算について御説明いたします。議案説明資料154ページをお開きください。  第9款第1項第1目土木総務費でございますが、補正額627万9,000円の減額でございます。この内容は、給与減額支給措置により人件費を補正しようとするものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 以上で説明が終了いたしました。  これより質疑を行います。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 補正予算の第1号で、大きく言って2つ質問させていただきます。1つは、記者発表資料の中でも1ページ割いて取り上げられていた長寿命化対策について、もう1つが交通安全の施設整備事業。  まず、長寿命化の対策事業なんですが、事後保全型ではなくて予防保全の管理型に切りかえて、今あるストックを長持ちさせようということで、それぞれの課にかかってきますよね。橋梁、河川、港湾、公園、下水道、それから県営住宅。そうすると、今後それぞれの長寿命化の予算、累積費用でそれぞれの課でどの程度見積もっているのか、概算で構いませんので教えていただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) まず、県で管理しております公共土木施設のうち、橋梁、河川、公園、下水道については、施設ごとに長寿命化計画を策定いたしております。この計画の中で、計画策定時から一定期間において予防保全を実施した場合の想定概算費用を試算しておりまして、例えば橋梁につきましては50年間で1,172億円となってございます。なお、それ以外の河川、公園、下水、それからまだ策定まで至っていない港湾、海岸保全施設等々ございますけれども、河川、公園、下水道につきましては部内資料の段階でございまして、また、それぞれの施設の特性ですとか、計画スパンに差がございます。公表については方法も含めて追って検討したいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 橋梁はもう計画ができて、その中で50年蓄積した場合、3,026億円が60%の縮減で1,172億円、今お答えあったまで縮減できるというのがあるんですが、例えば、まだ公表していないといっても、もう既に県営住宅の長寿命化修繕計画をつくったときの新聞報道ですよ、その当時の、何年か前の。新聞報道では、10年間で約135億円の予算が見込まれていると報道されているんです。それから、私が伺った範囲でいきます。河川で言うと、排水機場、水門の14施設、これは40年の計画で約300億円と伺いました。港湾については今言われたように計画作成中で、今年度中に計画ができるだろうということなんです。それから、県立公園については10年スパン、約50億円ほど見込んでいると。下水道についてはそれぞれの施設を3年スパンで見ていくと。その3年スパンで約38億円程度予定をしているというふうに実際に伺っているんですが、概算でその程度ですか、お答えください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋政策課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) 各個別の施設につきましては、お答えしたとおり、それぞれの施設についての特性、それから計画スパンの置き方、内部の検討、内部の資料といたしましてお答え申し上げましたけれども、差がございます。例として、橋梁について1,172億円というふうに申し上げましたけれども、それぞれの施設について大きな差がございますので、総額を単純に足し合わせても数字的にはそれほど、それぞれの施設の特性がございますので、差があるということですので、そこの点を御理解いただければと思います。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 よくわからないんですが、じゃ、今私が示した河川、公園、下水道、県営住宅のそれぞれ今課で持っている長寿命化の計画の中で、今推進していますね。どの程度の予算を見込んでいるのか、あるいは規模を見込んでいるのか、それぞれちょっと簡単にお答えいただければと思うんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員、各課ですか。 ◯加藤英雄委員 簡単、金額だけですから聞いているのは。内容じゃないですから。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) たまたま私は昨年住宅課で住宅の長寿命化計画を策定しましたので。予算といいますと、これは厳密に言いますと財政当局とすり合わせをしたものではございません。その点を留意して策定いたします。ですので、予算をどれくらい見込んでいるかということになると、県全体の予算の策定と誤解を招く点がございますので、そこはあくまで公共施設の管理者としてそれぞれの課で策定したものということで御理解いただければと思います。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 予算という言い方がまずかったら、じゃ、経費、費用はどのぐらいかかるんだって聞き方を変えますけれども、例えば橋梁の長寿命化修繕計画ですと、もう明確にその中に示されて公開されていますよね。短期計画で76億円、これは直工費だけですが。それから50年、中長期の50年の累積費用だと3,000億円をぐっと縮小して、それでも1,172億円かかるんだと、こうなっているわけですよ。予算をつけるのは財政当局との関係があるけれども、今公共土木を管理している県土整備部のそれぞれの課が、自分が責任を持っている公共土木施設の維持管理のために今後長寿命化を進めたらどの程度の費用がかかるのかというのは、それぞれの課で推計をされているはずじゃないですか。その概算を私はお尋ねしているんです。予算は財政課とやりとりありますよ、それは。責任を持っている課としてどの程度その推測をしているのかということで、お答えできれば答えていただきたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 県土整備部長。 ◯説明者(小池県土整備部長) 長寿命化についての御質問でございますが、社会資本の流れとして、橋がアメリカで落橋したというようなこともありまして、実は橋梁が先行してかなり全国的にも進んでいるということで、それを受けまして、県としても橋梁の長寿命化についてはしっかりと詰めてきていると。そういう中で1,172億円という50年間の概算費用ということになっておりまして、あとの社会資本のほうはそれに追随した形でやっている最中でございます。試算等かなりできているところもございますが、まだ詳細にわたってはデータ等が動く可能性がまだあるということもありますので、できるだけ早く確定次第公表してまいりたいというふうに思っていますが、現在のところ橋梁が先行しているので橋梁のみということで、公式的には今現在はそういう形でございますので、よろしく御理解をお願いしたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、もう長寿命化のこの計画ができている県立公園の関係だとか、県営住宅だとか、これは今どの程度の費用を要するのか含めて詳細を詰めているところだ。そうすると、数年前に記者発表された県営住宅で135億円かかるというのは、これはどういう数字なんですか。住宅課、ちょっとお答えいただけますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 県営住宅につきましては、委員さん御質問のとおり、昨年度長寿命化計画をつくりまして、その計画に基づきまして住宅の整備を進めているところでございます。これにつきましては、平成32年度までを目標とした長寿命化計画でございますけれども、住宅につきましては、その10年間で終わりということではございませんで、今後さらにローリング的に修繕等を重ねていかないといけないわけでございますけれども、経費、予算額等につきましては、優先度の高いものから現在計画的に実施しておるところでございますけれども、計画初年度の昨年度、また今年度の予算額で住宅建設事業、約20億でございます。今後もほぼ同程度の予算規模が見込まれると考えております。
     以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、部長のほうで答弁いただいたように、今後いろいろ精査をしながら、先行している橋梁に続いて長寿命化の予算が明らかになると。それは了解しました。それで、私が最初に概算でお聞きした数字を言いましたよね。例えば、河川であれば40年で約300億円だと担当の方からお聞きした。それは、合計すると、素人の私が計算したのでも1,700億円ぐらいになるんですよ。そうすると、先ほど冒頭部長が報告ありましたように、今年度の県土整備部分の予算は1,050億円弱でしょう。そうすると、これをやっぱりはるかに上回る、もちろんこのスパンがあるからそれを平準化しようという計画にはなるとは思うんですが、相当規模の長寿命化に対する予算を割かなきゃならないという事態になってくるというふうに思うんですが、基本的にこの政策課のほうではそういう認識に立たれて今長寿命化計画を進めているのかどうかというところだけお聞きしたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋政策課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) 今後、特に高度成長期に整備した社会資本については、今後更新時期を迎えることが予想されております。当然、中長期的に計画を定めるということも必要ですけれども、予算は毎年ということもございますので、そこは両面見ながら、毎年の予算は毎年の維持修繕費の予算、それから5年スパン、10年スパン、あるいはもっと長期のスパンに応じて維持修繕費について計画的に確保していく必要があるというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、これはこれで終わりにします。橋梁の長寿命化計画を勉強させていただいて、やっぱり1970年代に設置されたものがかなり多いと。それで、冒頭のところで、やっぱり今課長さん言ったように、こういうふうに言っているんですよね。同時に今後懸念されるのは財政負担の増大だということなんですよ。だから、私はこれはやっぱり平準化してならしながらやっていくにしても、早目に計画を出してどの程度の規模なのかというのを公表しつつ、やっぱり県民と一緒に進めていくということが必要だなというふうに思いますので、一言そのことだけ申し上げておきたいというふうに思います。  それで、このメンテナンスの進め方なんですが、2月に社会資本メンテナンス戦略小委員会が各県にアンケートを行っています。そのアンケートの中身について、ちょっと県の数字は明らかにできなかったんですが、認識をお聞きしたいと思うんです。1つは、アンケートで各県で9割近い県が、予算の不足により構造物等の機能、サービス水準の低下、安全性に支障が生じる懸念があると答えているんです。この点について、県土整備部としての認識はどうなのか。  それから2つ目、これもやっぱり9割近い県の答弁なんですが、老朽化する構造物が増加して、維持更新を行うための職員数が不足してしまうのが懸念される。この認識。それから3つ目、増加する老朽化構造物への対応により、新規投資が困難になることが懸念される、これは都道府県の回答で92.7%ですから、圧倒的県がこういう認識を示しているんですが、この3つについて、それぞれ県の認識、見解はどうなのかというのをお聞きしたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋政策課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) 窓口でありますので、県土整備政策課のほうからお答えいたします。  この社会資本の維持更新に関するアンケートでございますけれども、回答として、一般論として将来の財政負担ですとか技術職員の不足等、それから県レベル、市町村レベル、それぞれのレベルについてお答えいたします。それで、アンケートの生の回答と、それから取りまとめにつきましては委員が引用なさったような取りまとめ方をいたしておりますけれども、これは前提といたしまして、回答した地方自治体が特定されることがないよう、地方公共団体に忌憚のない意見を聞くというのがアンケートの趣旨でございまして、個々のこの項目について千葉県としてどう答えたのかということにつきましては、個々の自治体が公表するということは差し控えたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 公表できないというのは長谷川さんを通じて聞きました。そういうアンケートになっていると。だから、私が言っているのは、物すごいアンケートの中身なんだけれども、その中で特に3つに絞って県はどういうふうな認識を持っているのかと、どう答えたのかというのは聞いていませんので、3つについてどのような認識なのかというのをお示しいただければと思いますが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) アンケートと、それからそれをどう取りまとめるかというのについてはワンクッションございますので、国土交通省のほうでどういう取りまとめの作業を、編集作業をしたのかというところまでちょっと私もお答えできないんですけれども、そこは一般論として、将来の予算の事項、それから職員体制等々についての問題というのは、それぞれの構造物においての回答もございますけれども、そこは詳細には特定する形では、千葉県では○○というふうな誤解を招くのが、ちょっと差し控えさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 県土整備部長。 ◯説明者(小池県土整備部長) 私のほうでちょっと答えさせていただきます。  委員のほうからありました老朽化、維持更新、新規更新、今後の費用、そして人のお話、そして新規投資がなかなか難しくなるんではないかという話がございました。長期をどこまで捉えるのかということはあるんですが、いずれにしろ傾向として、先ほどもありましたけれども、やはり長寿命化ですね。ほうっておいたらとんでもないことになるので、長寿命化というのは平坦にやっていくんですが、いずれにしても増大していくことはもう間違いないだろうというふうに思っています。維持管理というのも確かにあります。職員の問題というのもあるものと。  大きくは、傾向としてやはり将来に向けてといったときに、課題としてそれらの3つというのはいずれも全国どこでも共通としてあり得るのかなというふうに思っています。特に、千葉県は昭和30年代、40年代にかなり社会資本を整備してきたということもありますので、その傾向がややほかよりは多少大きいだろうと思っています。だからこそ、我々はその課題に対して今後どういうふうに検討していくのか、また、国のほうは早速、道路法の改正もしまして、市町村への支援というようなことも今回決めたところでございます。新たな制度というものへ持っていく部分というのも当然あるだろうと思います。そういうことも含めて、今後勉強していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 これで最後にします。今答弁あったように、私はやっぱり全国的にも同じ傾向だというふうに思って一般論として今聞いたんですけれども、当然やっぱり国が基本的な予算措置、支援の体制も組んだ上で、それぞれの県でやっぱりメンテナンスをしっかりやっていくことが今求められているというふうに思うんですが、予算が不足する懸念、職員が少なくなって技術力が低下していく問題、それから新規投資が困難になる。現に、千葉県でも投資的経費はぐっと下がっています。それと合わせて県土整備部の予算も縮小される傾向の中で、やっぱりしっかりとその予算の規模、費用の規模を明らかにしながら進めていくことが必要だというふうに思います。  2つ目の問題は、交通安全施設整備事業なんですが、これもやっぱり2月の補正に続いて大きなやっぱり目玉になっていると思うんですが、簡単にお答えいただけるように簡単に聞きます。交安法指定道路のうちの通学路の歩道整備、これは予算委員会でも聞きました。今年度完了する延長の見込みはどの程度なのか、比率はどこまで今年度前進する見込みなのか、お答えください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜道路環境課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 歩道整備につきましては、交通安全事業だけではなくて道路改築事業も含めて総合的に進めているところでございます。今年度の歩道整備でございますが、全体で交通安全事業で約10キロメートルでございまして、改築事業で約18キロメートル、こうした両方合わせた中で総合的に交通安全対策に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 10キロ、18キロというのは、いわゆる整備済み延長がことしどこまで伸びるのかと聞いたんですが。これは着手じゃないですよ、整備済み延長という理解でいいんですか。お答えください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) ことし供用予定でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、かなり前進はするとは思うんですが、交安法の指定道路の通学路の歩道整備、これは予算委員会で幾ら聞いてもお答えなかったんですが、完了させる目標年度はどのように捉えています。いつ設定していますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 本県におきましては、昨年度通学路につきまして緊急合同点検を実施しました。全体の箇所としましては2,450カ所でございまして、約64%が完了しているということでございまして、残る箇所についても、今後とも関係機関で早期整備に向けて積極的に取り組んでいくということでございます。ちなみに、県土整備部でございますけれども、これは県土整備部では450カ所の緊急点検をやって対策が必要な箇所450カ所というふうになってございまして、既に平成24年度末までに約300カ所が完了しておりまして、今年度末に約130カ所程度が終わると。残る20カ所ということになってございますが、これはいずれも用地買収を伴うということでございまして、用地取得に向けて、関係者等の理解を得るべく引き続き交渉等積極的に対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 補正予算を組んで緊急対策をやったというのはこの場でも審議したのでわかるんですけれども、道路の脇の白線の部分にカラー舗装を施したのを歩道の整備済みというふうに認定するのかどうかというもの私は予算委員会で聞いたんですけれども、整備済みというのは道路と歩道に明解な境界を設けて、歩道幅2メートル確保されたものが整備済みということで、今県としては655.6キロメートル整備済みになっているわけですよね。それの延長なんですよ。緊急対策でやった緊急避難の延長を聞いているわけではないんですよ。それはどの程度になるんですかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 簡易整備済みでございますけれども、これまで簡易整備済みに関しては、先ほど委員もおっしゃいましたようにカラー舗装化とかを進めてきたわけでございますけれども、これにつきましてはいわゆる歩行空間として十分機能するということで、地域の状況等を踏まえて、今、現時点でできる最善な形で整備を進めていきたいというふうに思っておりますし、今後歩道として整備していくものにつきましては、2メートル以上の歩道を確保していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 今後ではなくて、私は今年度の事業の中で2メートル以上確保された整備済みの延長はどこまで伸びるんですかと最初に聞いたんです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 通学路につきましては、今年度約9キロの整備を実施する予定でございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 2回聞くことになるんですけれども、完了させるのはいつだと見込んでいるんですか。さっきも聞きました、これ。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 繰り返しになりますけれども、県としては緊急合同点検、これを最優先に整備していくという方針でございまして、そういうことからしますと、残る先ほど20カ所程度というふうに申しましたけれども、これにつきましては順調に用地が取得できれば平成30年ごろには完了できるというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、通学路指定が1,284キロ、今歩道整備済みが655.6キロメートル、残りは、平成30年には整備済みとして完了するというお答えですよね。確認したいんですけれども。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 先ほど冒頭にもちょっとお話ししましたけれども、通学路緊急合同点検、これについてということで、全体ということではございません。先ほど言いましたように、緊急合同点検をやった箇所、これについて最優先に県警とか教育委員会、県、市と一体となって整備していくということでございまして、まずはこれを最優先に整備していきたいということでございます。
    ◯加藤英雄委員 終わりにするけれども、先が見えないから答えられないのはわかるんですが、例えば、今の予算措置でいけば完了年度はいつごろになりそうですとかいうぐらいのことは答えられるというふうに思うんですが。ちょっと質問を変えますけれども、この歩道整備を完了させるのにどの程度の予算措置が必要だというふうに踏んでいるんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) この辺につきましては、地域の状況等を踏まえながら交通安全対策というものを実施していくということが重要だと思っていますし、現時点で、そこの金額を幾らというふうについては、これから研究していくことの1つだと考えていますけれども、現時点では額としてはわかりません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 県土整備部長。 ◯説明者(小池県土整備部長) 少し誤解があるようで申し上げたいと思いますが、通学路につきましては、私どもの目標というのは、とにかく安全に通学できる環境をつくり上げていくことだろうというふうに思っております。したがいまして、歩道設置というのも1つのメニューでありまして、全てについて歩道設置をするということではなく、やはり歩道設置するものはする、また、通学路を変更するものは変更する、バイパスをつくって交通量を減らすものは減らす、いろんなものの、または信号等なりまたは速度を規制するといったようなことで、教育委員会、そして交通管理者、そして私ども道路管理者、または場合によっては市町村も含めて、総合的に皆さんで連携してやっていく。すなわち、最初に戻りますけれども、いずれにしろ通学する子供たちが安全に通学できる環境をつくり上げていく、これを目標にしておるということでございまして、全てについて歩道を整備するという考え方ではございません。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、部長がお答えいただいたので改めてお聞きしたいんですが、歩道整備するだけではなくて、言い変えれば全てのメニュー、バイパスを含めた安全対策をとっていくんだということなんですが、じゃ、通学路に交安法指定道路として1,284キロ指定されていると。この安全性が確保される年度はいつだと見込んでいるんですか。総合的にやって、確保されるのはいつだと見込んでいるんですか。言うことはできるんだけれども、目標年度をはっきり示してください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) これにつきましては、先ほど言いましたように県警とか教育委員会、それから市町村とも十分連携を図りながら、必要な対策を講じていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 終わりにしますけれども、結局バイパスをつくる、安全対策をやる、だから歩道の整備だけじゃないんだと言いながらも、法律で指定されている道路の安全対策がいつなんだといっても答えが返ってこないでしょうよ。私は、緊急避難策を国も打ち出したんだけれども、やっぱり法にのっとって、今子供たちが通学している道路の歩道整備なり安全対策をいつまでに完了させるんだ、これがやっぱり県土整備部として第一義的にならなければならないんじゃないかというのを指摘して終わります。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数であります。よって、議案第1号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第6号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第6号平成25年度千葉県特別会計流域下水道事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  北嶋下水道課長。 ◯説明者(北嶋下水道課長) 下水道課、北嶋でございます。  議案第6号平成25年度特別会計流域下水道事業補正予算につきまして御説明させていただきます。議案説明資料の108ページをお開きください。  流域下水道事業の補正額は55億4,182万3,000円の増額でございます。主な内容でございますが、印旛沼、手賀沼、江戸川の3流域下水道の事業に要する経費でございます。印旛沼流域下水道事業の補正額は13億407万9,000円の増額で、内訳といたしまして建設費3億1,470万円は、終末処理場施設の改築等を行うものでございます。管理費1,568万4,000円の減額は、給与減額支給措置に伴う人件費の減額でございます。また、公債費10億506万3,000円の増額は、国において地方債の繰り上げ償還が認められましたことから、借りかえに必要な経費を構成するものでございます。  次に、手賀沼流域下水道事業の補正額でございますが、7億3,266万6,000円で、内訳といたしましては建設費4億2,300万円は同じく終末処理場施設設備の改築等を行うものでございます。また、管理費は1,244万2,000円の減額、公債費は3億2,210万8,000円の増額でございます。債務負担行為の設定の1,500万円は、処理上の脱臭設備の工事に伴いまして債務負担を設定するものでございます。  また、次に江戸川流域下水道事業の補正額でございますが、35億507万8,000円で、内訳といたしましては建設費29億2,149万5,000円は、終末処理場及び幹線管渠の整備を行うものでございます。管理費は1,497万9,000円の減額、公債費は5億9,856万2,000円の増額でございます。債務負担行為の設定142億2,300万円は、処理場及び幹線管渠の整備に伴いまして債務負担行為を設定するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終わりました。  これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そう多くの質問はないんですが、最初に、今度の補正で55億4,000万増額になって、今年度計で328億ということは、去年と比べると16%ぐらいアップしています、全体予算が。その中身なんですが、今課長さんのお話しあったように、4%以上の借りかえを行うという繰り上げ償還分と、ずっと予算を見せてもらったら江戸川流域の建設費の増、これが16%増額になっている中心なのかどうかというのが1点と、まとめて聞いちゃうね。公債費のところで、印旛沼の公債費が前年にプラスしてふえているんですよ、1.5倍ぐらいに、ほかと比べて。これは、とりわけその借りかえの部分が印旛沼だけ多いのかなという気もするんですが、その中身をちょっと説明していただけますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 北嶋課長。 ◯説明者(北嶋下水道課長) 下水道課、北嶋でございます。  補正予算で55億のうちの繰り上げ償還分でございますが、これは補正予算の繰り上げ償還分が19億1,780万円ございます。実質繰り上げ償還を除きますと9.6%の増ということになります。  もう1点、印旛沼の公債費の増でございますが、これも同じくやはり繰り上げ償還の費用でございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 もう1点だけお聞きしますが、江戸川左岸の事業で、今回説明をいただいたときに外かんの建設に先行して下水道の整備をする事業が松戸幹線、市川幹線合わせて3億ちょっと計上されているんですが、今後、外かんの下に整備をしていく事業はどの程度の規模になるのか、予算額でわかれば教えてください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 北嶋課長。 ◯説明者(北嶋下水道課長) 申しわけございません。後で説明させていただきます。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第6号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数であります。よって、議案第6号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第7号平成25年度千葉県特別会計港湾整備事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  小谷港湾課長。 ◯説明者(小谷港湾課長) 特別会計港湾整備事業に係る補正予算について御説明申し上げます。議案説明資料103ページをお開き願います。  補正額は2億2,759万6,000円の増額でございます。  主な内容でございますが、港湾施設運営費として港湾施設の維持管理及び運営のための経費でございます。また、港湾施設整備費として、埠頭用地や上屋等の整備を行う経費でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終了いたしました。  これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 1点だけ。今説明をされた103ページの資料のところで、補正額の財源のところなんですが、地方債が2億1,100万円、これは特別会計の港湾整備事業独自のいわゆる借金ですよね。その他というのは使用料などの収入を指しているというふうに理解しているんですが、ということは、一般会計からの繰り入れは、これは当初予算のときも確認したんですが、ありませんね、港湾整備事業に関して。
    ◯委員長(江野澤吉克君) 小谷課長。 ◯説明者(小谷港湾課長) この特別会計につきましては、一般会計からの繰り入れはございません。  以上です。     (加藤英雄委員、「了解」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第8号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第8号平成25年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  小杉市街地整備課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 議案第8号平成25年度千葉県特別会計土地区画整理事業補正予算(第1号)について御説明いたします。議案説明資料の105ページをごらんください。  特別会計土地区画整理事業の補正予算額は50億5,631万1,000円の増額でございます。  主な内容といたしまして、1の金田西地区土地区画整理事業費は、大型街区の早期売却に向けた造成工事等に伴う増額により8億2,071万7,000円の増額です。2の運動公園周辺地区土地区画整理事業費は、駅前地区へのアクセス向上を図るための道路整備等に伴う増額により11億7,200万9,000円の増額です。3の柏北部中央地区土地区画整理事業費は、幹線道路整備や十余二地区中学校の開校のための造成工事等に伴う増額により18億7,235万5,000円の増額です。4の木地区土地区画整理事業費は、地区外との骨格道路となる流山上貝塚線の道路築造等に伴う増額により11億4,723万円の増額です。  なお、給与の減額支給措置に伴う人件費の減額について、各地区の土地区画整理事業費におのおの計上しております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終了いたしました。  これより質疑を行います。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 今説明をいただきました。県が施行している4地区についてなんですが、保留地処分金については、見込みとしてなので予算計上されていないんですが、4地区それぞれの今年度の保留地処分の見通し、保留地処分金収入はどの程度になるのか。今、だから折衝しているところや何かもあるとは思うんですが、概算で結構なんですが、それぞれ4地区お答えください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) お答えいたします。  今年度につきましては予算計上はしておりません。新規、今年度売った額について次年度収入になるということで、今年度については特に予算計上のほうはしておりません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 だから、予算計上はされていないのは聞いたので、見通しを聞いたんですけれども。例えば、木地区であれば70街区が見通せますとか、そのぐらい答えられるんじゃないんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) まず、木地区につきましては、ことしの3月22日に70街区のほうを契約しておりまして、収入としては今年度収入見込みになっております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 ということは、そのほかについては見通しがないということだというふうに理解するんですが、じゃ、4地区それぞれ簡単にお聞きしたいんですが、まず金田西なんですが、事業計画変更したのが平成20年でしたよね。20年の時点で事業計画変更時でつくった資金計画から言うと、保留地は平成22年から売れ始まる計画だったんですよ。もう既に9億円売れていなければいけない。保留地が金田西の場合、いつから処分できるのか、その区画整理事業の見通しをちょっと教えてください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 金田西地区につきましては、今まで主に中野畑沢線の築造にかけてございました。それと、移転補償費が主なものでございます。保留地につきましてはそういうことで、今後その道路整備が進み次第造成をするということで、今年度につきましては大型街区の造成、それと中野畑沢線の整備に伴う沿道の保留地整備ということで、今後その保留地整備のほうを進めて処分に向けていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、今年度から金田西については保留地処分が見込めるということですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 保留地の整備をするということでございまして、整備が完了次第ということになるかと思います。中野畑沢線の沿道につきましては今年度沿道整備しますので、来年度以降に処分できる見込みになると思います。大型街区につきましては今年度整備し、整備が終わり次第、その辺につきましては進出企業との関係もございますけれども、当地区につきましては、そういうことで金田への関心が東地区で相当高まっておりますので、西地区への進出ということで既に数社相談があるということで、見込みがあるということで考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 次に、じゃ、木地区についてお伺いしたいんですが、今お話しあったように、70街区は県の保留地で3.8ヘクタール売買の見込みがある。69街区は公社の保有の土地で、これも見込みが出ている。しかし、答弁いただいたんですが、公社保有の土地は下に鉄道が通っているから不動産鑑定がかなり低くなるということで、計算しましたらば、県の保留地は1平米当たり16万9,000円で売買されているんですよ。これは私の計算ですよ。公社の持っている分は平米当たりちょうど10万なんですよ。これは、流山からいただいた売買の関係の資料なんで。そうすると、県、公社でそれぞれ不動産鑑定をやりながら自分の持っている土地を売買するというふうにお話を伺ったんですが、公社が不動産鑑定をやって売買する。県は不動産鑑定をやるけれども、保留地処分単価が決められて、これを基準にしている。あるいは、別なハウスメーカーが売買するときに不動産鑑定をやるとなると、保留地処分の単価を下回ってこれからも売買されるおそれがあるんじゃないかな。そういうことはないって言えるのかどうか確認したいんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) まず67街区、公社の部分について、これについては不動産鑑定により予定価格をとって処分していると。また、70街区の保留地につきましても、不動産鑑定をとり、予定価格を決め処分しているということで、処分に当たってはいずれも不動産鑑定によるということでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、不動産鑑定しながらも県の保留地を売る場合は単価が決められていますよね、事業計画上。恐らくそれを基準にして売買される。一方で、公社が不動産鑑定をやって、その保留地処分単価以下の鑑定価格になれば、その保留地処分単価を無視した売買が行われる可能性も出てくるというふうに理解できるんです。公社は、かなり土地を持っていますね。事前に先買いしたのが16ヘクタールです。今までの売買したのを計算しても、約10ヘクタールあと残っているんですよ。これも鉄道用地を除いてですよ。そういうふうに、公社は独自に処分単価を決定して、県は保留地処分単価を堅持している。売買価格が違ってくることもあり得ますねという確認なんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 保留地の処分単価ですけれども、地区全体、数カ所の鑑定結果の平均で資金計画上の単価については数カ所の鑑定結果の平均でございます。今回、公社で販売しているのは、鑑定をとって予定価格を決めて処分したということでございますけれども、これについては今後も、これは公社の判断でございますので、公社が決めるべきものということで考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 木地区は終わりにしますけれども、公社は公社の判断でやる、土地を持っているハウスメーカーはハウスメーカーの判断で不動産鑑定をやって単価を決めるとなると、保留地処分単価は増進率を決めていく基準になってくるべきものだというふうに思うんですよ。どこまで資産価値が上がるのかというのを示す1つの指標なんです。ところが、県が示している保留地処分単価以外にそれぞれが不動産鑑定をやって処分価格が決められていったら、単価そのものが意味をなさなくなってくるというふうに思うんですよね。そういうことが区画整理上成り立つのかどうか、これを1点だけ確認したいんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 木地区の事業計画上保留地の平均単価ですけれども、これはあくまで平均単価ということで設定しております。ただ、売る時点においてはそれぞれ売る年度とか時期が違いますので、それぞれの年度、それとその場所によっても保留地の単価が違う。そういうこともございますので、売る時点でその場所というところで不動産鑑定をとっているというところで、これは適正な販売の方法ということで考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 では、木地区でもう1点だけ聞きたいんですが、昨年の末に事業計画を変更しました。それで、木地区の借入金の話なんですよ。昨年の末に事業計画を変更した時点で資金計画上借入金総額の予定額というのは幾らというふうに計画していますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。
    ◯説明者(小杉市街地整備課長) 24年度末での累計ですと約161億借入金ということでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 161億は借りているお金で、資金計画上、もうこの資金計画上、借り入れはもう今年度で終わりなんですよ。資金計画上、今年度の7.1億しか資金計画は計上されていないんですよ。その資金計画上、ずっと年度ごとにつくられている資金計画上、借入額は幾ら計画で設定されているんですかと聞いているんです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 借り入れの総額としては、保留地の処分金額約191億でございます。それと、あと70街区について約64億保留地処分をいたしましたので、それが次の資金計画に入ってくるというところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 言っている意味を理解していただけないのかというふうに思うんです。私が調べた範疇なので、もうこれ以上質疑しませんから違っていたら後で言ってほしいんですけれども、昨年末に事業計画変更した時点で資金計画を事業計画書にきちんとつけますね。その借入金は年度ごとに幾ら予定するかという見込みを書き込むわけですよ。その総額が101億なんです。ところが、今お話しあったように、もう既に借り入れは160億を超えているということなんですよ。その保留地処分金の191億まで借りられるというのは、これは限度額の話であって、計画以上に借り入れが進んでいるというのを指摘をしておきたいと思います。数字が違っていたら、後で言ってください。  次に、運動公園なんですが、平成23年の事業計画の変更で、当初予定をしていた小学校の新設1校をなくしました。そうすると、計画人口は2万1,400人のままなんです。計画人口はそのままで、予定していた小学校を減らしたということは、修学児童数は減少するというふうに見込んでいるのか、流山市との協議はその辺どのようにされているのかお答えください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 小学校の計画につきましては、市におきまして児童生徒数の推計から小学校を変更したものということで認識しております。当地区の計画人口につきましては、つくばエクスプレスの乗降人員が着実に伸びている、開業時に比べて約2倍に伸びているということで、今後も宅地需要は十分見込まれるということで考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、やっぱり矛盾を来すんですよ。地元市は、子供たちの数はこれから減少傾向になるだろうから、運動公園には小学校は要らないということで協議がされたというふうに思う。しかし、県はいまだに2万1,400人の計画人口を掲げていると。これは、事業をやっている地域、その当該の市とのやっぱり食い違いが出てくるというふうに思います。  それからもう1点だけお聞きしたいのは、これは繰り返しになりますが、野々下思井線、運動公園の南部を走っているこの県道、これより南の地域なんですが、宅地造成整備済みの面積はどの程度まで行っていますでしょうか。  それから、上水道、延長ベースではなくて供用されているのは何%か。下水道も供用されているのは何%か。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) お答えいたします。  野々下思井線以南の、まず面整備ですが、完了と粗造成も含みますと、全体80.5ヘクタールのうち進捗率で言うと約24.5%、15.3ヘクタールが整備概成していると。それと、上水道につきましては、延長約3万2,000メートルのうち約2,300メートル、約7%の進捗でございます。下水道につきましては、延長2万メートルのうち約3.1%の進捗でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 これで終わりにしますけれども、今お答えいただいた宅地造成の整備率なんですが、この整備されている15.3ヘクタールの中には、既に設置されている八木南小学校あるいは仮移転のための住宅、こういうものも含まれて15.3ヘクタールということですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) ちょっと先ほど24年度末の整備面積ですけれども、整備展開中を入れて約76ヘクタールでございます。  それと、八木南小学校の部分については含まれております。 ◯加藤英雄委員 やめようと思ったんですけれども数字が出てきちゃったものだから。野々下思井線より南は85.何ヘクタールと言いましたよね。整備されているのが今76ヘクタールという答弁ということは、24.5%ということないでしょう。いいです、後で答えていただければ、終わってからで。じゃ、終わりにします。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第8号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数。よって、議案第8号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第16号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第16号千葉県行政組織条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  二橋県土整備政策課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) 続きまして、議案第16号千葉県行政組織条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。常任委員会資料の6ページをお開きいただければと思います。この改正でございますけれども、要綱によって設置されている審議会を条例に位置づけるというものでございます。一括して説明させていただきます。  議案のうち、県土整備常任委員会に付託されているのは4審議会です。千葉県県土整備公共事業評価審議会、千葉県公共工事総合評価審議会、千葉県入札監視委員会及び千葉県政府調達苦情審議会の4審議会でございます。  まず6ページでございますけれども、千葉県県土整備公共事業評価審議会についてですけれども、主な事務といたしましては、県土整備部が所管する公共事業の事前評価、再評価及び事後評価に関する事項を調査、審議するものでございます。委員の構成につきましては、学識経験を有する者及び市及び町村を代表する者、定員は11人以内、任期は2年といたしてございます。  それから次に、7ページをお開きいただければと思います。次は、千葉県公共工事総合評価審議会についてでございますけれども、主な事務といたしましては、総合評価方式の活用及び改善に関する重要事項について調査、審議するものでございます。委員の構成につきましては、学識経験を有する者及び関係行政機関の職員、定数は4人以内、任期は2年といたしてございます。  次に、8ページをお開きいただければと思います。次は、千葉県入札監視委員会についてでございますけれども、主な事務といたしましては、公正な競争を促進するための事項について調査、審議し、必要と認める事項を建議するものでございます。委員の構成につきましては、学識経験を有する者、定数は5人以内、任期は2年といたしてございます。  それから次に、9ページをお開きいただければと思います。9ページ、千葉県政府調達苦情審議会についてでございますけれども、主な事務といたしましては、政府調達に関する協定の対象となる調達に関係する供給者からの苦情の処理に関する事項について調査、審議するものでございます。委員の構成については、学識経験を有する者、定数は5人以内、任期は2年といたしてございます。  施行時期につきましては、いずれも公布の日といたしてございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようよろしくお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終了いたしました。  これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 今説明あった県土整備関係の4件の審議会、委員会の条例化については反対ではないんですが、この議案はほかの常任委員会にもかかわります。そこで、賛成できない審議会等もありますので、議案には私は反対せざるを得ないんですが、1点だけ確認したいんですけれども、説明を受けたときに、これまで要綱設置の場合には委員などに支払われていたお金は報償費の扱いだった。これが条例化することによって報酬となる、支出の根拠が明確になるというお話だったんですけれども、実際どういう違いが出てくるんですかね。お答えいただければと思います。これは裁判もやられているんですね。じゃ、後でいいや。  もう1点だけ。今まで法律上は独自の条例化が認められていた審議会だったという説明も聞いたんです。だから条例化するんですけれども、今まで要綱扱いだったのはなぜなのかというところを説明していただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 二橋政策課長。 ◯説明者(二橋県土整備政策課長) 私も今までの審議会がなぜ要綱であったり条例であったりというのは、個々の運用であったのかなということしか、ちょっと現時点ではお答えできないです。いずれにしろ、条例に位置づけるものは今回整理して位置づけるということで御理解いただければと思います。  前半については、ちょっとすいません、今ちょっと確認させていただきます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、いいです。要するに、裁判なども行われているんですよね。県が示した審議会の委員などに支払われるお金が報償費でいいのか。報償費って、一般的には役務や負担を償う金であって、そうじゃないでしょう。県のために働いてもらっているんだから、この支出の根拠を明確にするという意味では条例化するというのが妥当だし、それは今までも認められていたので、この改正については賛成なんですが、冒頭話したようにほかの委員会にかかわるもので反対のものがあるので賛成はできませんと述べて終わります。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第16号に賛成の委員は挙手を願います。
        (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数であります。よって、議案第16号は可決すべきものと決定をいたしました。  小杉課長。 ◯説明者(小杉市街地整備課長) 先ほど加藤委員からの質問の中で、野々下思井線以南の整備面積の進捗状況についての質問について、数字がちょっと間違ってございましたので訂正させていただきます。全体面積は変わらず80.5ヘクタール、そのうち24年度末の進捗が約15ヘクタール、進捗率は約24.5%でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 北嶋課長。 ◯説明者(北嶋下水道課長) 下水道課でございます。  先ほど加藤委員のほうから6号議案で外かん関連の管渠の整備費は幾らかという御質問だったんですが、外かん関連といいますと、外かんと同時期に施工するという、同時期に施工する幹線の費用でございますが、今後も約36億程度になると思います。  以上でございます。     (加藤英雄委員、「了解」と呼ぶ)        ─────────────────────────────        議案第21号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第21号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  露嵜道路環境課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 議案第21号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち、道路環境課所管部分について御説明させていただきます。議案説明資料の12ページをお開きください。  本条例は、道路法施行令が本年4月1日に一部改正され、道路の占用許可対象物件として新たに太陽光発電設備、風力発電設備及び津波避難施設が追加されたことに伴い、これら施設設備の占用料を設定するため、使用料及び手数料条例の一部を改正するものであり、議会の議決に付するものでございます。  改正内容でございますが、使用料及び手数料条例の別表第1中、道路法に基づくものに新たに太陽光発電設備、風力発電設備及び津波避難施設を追加するとともに、その他所要の改正を行うものでございます。  使用料の額につきましては、現行の規定で使用料が設定されている物件の中から占用形態が同様のものと同額としております。  なお、条例の施行日は平成25年8月1日を予定しております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 小関公園緑地課長。 ◯説明者(小関公園緑地課長) 続きまして、議案第21号のうちの公園緑地課所管部分について説明させていただきます。常任委員会資料26ページをお開きいただきたいと思います。  本条例は、都市公園法施行令の一部改正に伴い、災害応急対策に必要な備蓄倉庫や太陽電池発電施設などが新たに占用物件として公園内に設置することができるようになったことから、使用料を規定するとともに、その他所要の改正を行うものでございます。  具体的な改正内容につきましては、手数料条例別表第2中、都市公園条例に基づくものの都市公園占用料で、災害応急対策で必要な備蓄倉庫や耐震性貯水槽及び発電施設で地下に設けられるもの、太陽電池発電施設、燃料電池発電施設等で地下に設けられるもの及び天体、気象または土地観測施設を追加し、その使用料の額を定めるものでございます。  施行期日は平成25年8月1日からといたしております。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終了いたしました。  これより質疑を行います。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 議案21号そのものには反対ではないんですが、ちょっと教えてほしいことがあります。例えば、今公園で説明があったように、公園ならば備蓄倉庫をつくるだとか、太陽光発電を設置するだとかわかるんですけれども、占用物件の追加だといっても道路に太陽光発電を設置する、風力発電を設置する、あるいは津波避難施設を設置する、これは具体的にどういうイメージになるのか。議案に反対ではないんです、中身の点でわかれば教えてください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 太陽光発電につきましては、1つの事例でございますけれども、道路の構造上、機能上問題がないところ、例えば道路ののり面とかそういった場所について設置することができるのかなというふうに思います。津波に関しましては、津波避難施設タワーとか、そういったことをイメージしているというところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) よろしいですか。 ◯加藤英雄委員 津波避難タワーというのは、道路をまたいで建物をつくるというふうなのも含まれるということですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 道路機能上、構造上、支障がなければ、その案件についてよく内容を吟味して、問題なければ占用として認めるという形になろうかと思います。     (加藤英雄委員、「了解」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第21号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手全員であります。よって、議案第21号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第29号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第29号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  内田住宅課長。 ◯説明者(内田住宅課長) それでは、議案第29号千葉県県営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。お手元の常任委員会資料の29ページをお開きください。  佐倉市にございます鹿島県営住宅につきましては、建設後58年から59年が経過しているところでございます。このたび、建物等の老朽化が著しいことから、安全性等を考慮しまして解体することといたしました。  また、居住者につきましては、昨年度中に近隣の県営住宅等へ住みかえが完了しているところでございます。  また、土地につきましては、本件の土地につきましては国有地を賃借していたものでございますので、建物解体後は国へ返還するものでございます。  なお、改正の具体的な箇所につきましては、次ページの30ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。  なお、施行につきましては公布日といたしております。  よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終了いたしました。  これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 今説明がありましたように、佐倉市にあります29戸の県営住宅を廃止すると。ということは、29戸は廃止なんだが、佐倉市、東地区で見たときに、この地域で新たに新設、管理戸数をふやす、建てかえなどでという計画は今ありますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 現在の長寿命化計画、平成32年度まででございますが、この地域での新築とか建てかえにつきましては計画はございません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうしますと、応募倍率の一覧表をいただいたんですが、東地区での県営住宅のニーズ、あるいはこの鹿島県住があった佐倉市での県住へのニーズというのはどういうふうに捉えていますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。
    ◯説明者(内田住宅課長) 東地区の県民のニーズということでございますけれども、平成24年度の空き家入居募集倍率、これで見てみますと、県全体の平均倍率が約10.4倍であったところ、東地区、東総・印旛ブロックでございますが、約半分の5倍でございました。ちなみに、東葛・葛南ブロックの西地区は22.2倍という状況でございまして、これらから見ますと、県内では佐倉市を含みます東地域は他の地域よりも県営住宅に対する県民の要望が充足されている地域ではないかと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 充足されていると今断言したんですが、今お話しあったように昨年度5倍だった。これは、募集戸数が179に対して889人が手を挙げているんですよ、応募しているんです。平成23年、これは震災の年だから、1回募集をかけていないですよね。だから基準にならない。平成22年は6.8倍ですよ。188の募集戸数に対して1,283人が応募しているんです。他の地域に比べてではなくて、この地域で県営住宅そのもののニーズは高いんですよ。そういう認識はありませんか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 先ほども申しましたとおり、現在実施しております長寿命化計画につきましても、今後の県営住宅の整備につきましては、県としましては広域的な需給バランスに基づきまして住宅供給をしていくということで、需要の高い東葛・葛南ブロックのほうでは事業等整備してまいりますが、比較的需要の低い東地区や南地区につきましては、住宅の老朽化の状況また用地の所有関係を考慮して統廃合を計画的に進めているところでございますけれども、先ほど申しましたとおり、倍率、募集状況等を見ましても、他の地域に比べて決して劣るものではないと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、今後の問題なんですが、建てかえをせずに住みかえ、廃止を予定している団地は何団地で、戸数はどのぐらい計画していますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 現在の長寿命化計画の中では、用途廃止を予定している団地は10団地でございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 今お話しあった長寿命化計画の中で、住みかえあるいは廃止を予定しているのは、戸数にすると、一覧表に載っているんですけれども846戸になっているんですよ。一方で、10年スパンですから、平成32年までに建てかえ整備をする戸数あるいは新設供給をする戸数、これは合計すると840戸になるんですよね。ほぼ匹敵はするんです。この840戸、建てかえ整備が360、新設480、既に用地があるのが140戸分というふうになっているんですが、この達成見込みはどうですかね。あと7年なんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 計画に基づきまして、適正に整備をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、計画に基づいて整備をしていくということは、平成32年までに建てかえと新設で840戸、県の責任で整備できるということでいいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 今後の県財政状況によりますが、努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 財政状況によるんですよ。ですから、私は抜本的なやっぱり予算措置が必要だというふうに思うんですが、実際に調べてみました。そうすると、平成19年と24年の5年間で公営住宅建設事業、この公営住宅建設関連整備、いわゆる用地を取得するだとか、県単の事業ですよ。これも含めても、かなり予算が下がっているんです。平成19年のときは合わせて23億を超えていた予算が、24年は18億9,000万ですから2割減っているんですよ。さらに10年間のスパンで見ると、住宅課の予算は、これは人件費と住宅供給公社の転貸債の繰り出しも含めた額なんですが、10年前の平成15年は93億あったんです。それが今は61億ですから35%減っている。激減ですよね。これは長寿命化計画に、つくったのが数年前で、本当に絵に描いた餅にならないようにするには、抜本的な予算措置を含めて整備を進めていくことが必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 努力するんですが、じゃ、具体的に聞きますね。法定建てかえ事業の団地が幾つかありますよね。その団地、計画の途中でとまっていて、まだこれから新設しなきゃならない部分があるんですが、見込みはどうですかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田住宅課長) 今年度は新規で1件、それから建てかえで1件着手しております。今後につきましても、これらの工事の進捗状況等を勘案しながら、適切に整備を進めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 終わりにしますが、やっぱり予算措置を抜本的に講じなければ県民のニーズに応えられるような県営住宅になっていかないというのと、法定建てかえ事業というのは国の承認を得て建てかえを進めている事業なんですが、計画された当初の戸数に比べて、まだ途中でとまってこれから建設しなきゃならないというのが400戸を超えるんですよね、計算すると。これにも長寿命化計画に何と書いてあるのかといったらば、財政が大変厳しい、この一言で片づけられているんですよ。やっぱり私は県営住宅、この鹿島県住は昭和28年建設だから、私が生まれた年なんです、これ。60年たっているから古いのは古くて、廃止するならするで、同時にやっぱり廃止だけではなくて、新設、建てかえで管理戸数をふやす計画がなければ議案に賛成できないといいうのを述べて終わります。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第29号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数であります。よって、議案第29号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第33号、議案第34号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第33号及び議案第34号契約の締結についての2議案については関連する議案でありますので、一括議題といたします。  当局に説明を求めます。  鵜山道路整備課長。 ◯説明者(鵜山道路整備課長) 道路整備課です。  議案第33号、第34号契約の締結について一括で御説明させていただきます。  最初に工事箇所でございますけれども、掲示してある図面をごらんください。(仮称)妙典橋を含む県道船橋行徳線は、東京外かく環状道路に接続し、(仮称)高谷インターチェンジへのアクセス道路として機能するとともに、高谷地区と妙典地区を連絡し、両地区の一体的発展に寄与するとともに、市川市内の交通混雑の緩和にも寄与する道路でございます。妙典橋は江戸川放水路を渡る橋梁で、橋の長さは622.5メートルで、車道幅員は7.5メートル、下流側に3.5メートルの自転車歩行者道が設置されます。  現在の進捗状況でございますけれども、掲示してある図面をごらんください。下部工10基のうち5基黒く着色してある部分が完成しております。また1基黄色く着色してある部分が現在施工中でございます。  今回御審議いただきます工事は、赤く着色してございます上部工のけたを製作、架設するものでございます。  工事の実施に際し、一般競争入札により入札を実施したところ、議案第33号の上部工その1は、宮地・三菱特定建設工事共同企業体が、議案第34号の上部工その2はIHI・横河特定建設工事共同企業体がそれぞれ落札者として決定いたしましたが、予定価格が5億円以上の工事請負契約になることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定に該当するため、議会の議決をお願いするものでございます。  工事概要でございますけれども、常任委員会資料31ページと32ページをごらんください。工事名は、議案第33号が社会資本整備総合交付金工事((仮称)妙典橋上部工その1)、議案第34号が社会資本整備総合交付金工事((仮称)妙典橋上部工その2)でございます。路線名は一般県道船橋行徳線、工事箇所は市川市高谷です。工事内容は(仮称)妙典橋622.5メートルのうち、議案第33号は桁長101.8メートルの桁の製作及び架設。議案第34号は、桁長153.3メートルの製作及び架設をするものでございます。  どちらの工事も上部工の桁の製作、架設工事でございますが、架設方法が異なります。掲示してある図面をごらんください。その1工事は、埠頭などにおいて大型ブロックに地組みした桁を台船に搭載しまして架設現場まで曳航運搬した後に、潮の干満差を利用しながら、台船上のジャッキにより所定の位置に架設する台船一括架設工法でございます。次の図面をごらんください。その2工事は、小ブロック桁を台船で埠頭から架設現場まで曳航運搬し、その1工事で架設した桁の上で組み立て、桁上を組み立てヤードとして地組みを行い、組み立てた桁の先端に手延べ機を設置し、台車に乗せて順次送り出して架設する送り出し工法でございます。  次に、契約の内容について御説明します。常任委員会資料31ページをごらんください。議案第33号の契約事項は社会資本整備総合交付金工事((仮称)妙典橋上部工その1)請負。契約の相手方は宮地・三菱特定建設工事共同企業体、代表者、東京都中央区日本橋富沢町9番19号、宮地エンジニアリング株式会社、代表取締役社長青田重利。横浜市西区みなとみらい3丁目3番1号、三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社、東京本社取締役社長東完夫。契約金額は7億7,910万円。工期は契約の日から平成26年3月25日までです。  続きまして、議案第34号です。常任委員会資料32ページをごらんください。契約事項は社会資本整備総合交付金工事((仮称)妙典橋上部工その2)請負。契約の相手方はIHI・横河特定建設工事共同企業体、代表者、東京都港区芝浦3丁目17番12号、株式会社IHIインフラシステム営業本部東京営業部部長山路祥一。千葉県船橋市山野町27番地、株式会社横河ブリッジ取締役社長藤井久司。契約金額は9億1,560万円、工期は契約の日から平成26年7月15日までです。  以上で御説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 説明が終了いたしました。  これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 工事の内容ではないんですが、妙典橋をつくるということで昨年地元の説明会をやったときに地元の方々から、これは去年の12月にも聞いたんですが、防音壁の設置、地盤沈下の調査、直近の小学校の通学路になっている安全対策をとってほしいという要望が出されているんですが、これにはどのように対応してきましたか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鵜山課長。
    ◯説明者(鵜山道路整備課長) 平成24年の工事に際する地元説明会で、そのような住民から意見が出ております。今現在、市川市と関係機関と対応について協議中でございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうしますと、音量によっては防音壁を設置すると。あるいは通学路の安全対策をとる方向だということでよろしいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鵜山課長。 ◯説明者(鵜山道路整備課長) 防音壁の件ですけれども、今環境基準には入っております。ただ、防音壁が必要という意見が出ていますが、それをつけることによって日照権の問題も出てきますので、それらも含めて総合的に関係市と地元市と協議しているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 もう1点。これは地元説明会に出た方から伺ったんですが、建設が進んだ段階でまた地元への説明会を行うというふうに県が約束していったということなんですが、その説明会は行われているんですか。あるいは説明会の今後の予定はどうなりますかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鵜山課長。 ◯説明者(鵜山道路整備課長) 今回の審議をお願いしている上部工は、河川上からの工事ですので説明会は行わないんですが、来年度早々に妙典側の工事に入りますので、その際に説明会を開催する予定でございます。     (加藤英雄委員、「了解」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、これにて質疑を終結をいたします。  これより討論をお受けいたします。討論はございませんか。  加藤委員。 ◯加藤英雄委員 一言。昨年12月に出されたときにも私たちは発言をしたんですが、外環道に連結した関連事業ですので、本議案は私たちは認められません。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 討論は分割して行いたいと思っているんですけれども、よろしいですか。     (加藤英雄委員、「いいですいいです」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、初めに議案第33号の採決を行います。  議案第33号に賛成の委員の挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数であります。よって、議案第33号は可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第34号の討論を行いますが、討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第34号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手多数であります。よって、議案第34号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら、発言を願いたいと思います。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 総合評価方式、今回の議案もそうでしたけれども、その運用の基準、現在どういう形で運用して、どの程度のパーセンテージで総合評価方式をお使いになっているかをまず聞きたいなというふうに思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 総合評価方式の案件の件数なんですが、23年度が320件、平成24年度が302件が総合評価で適用してございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 適用基準を聞いたんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 5,000万以上、1億までが特別簡易型という形で、1億以上が簡易型という形でやっております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 占める割合は。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 少々お時間いただきたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 要は、今行革が進んで職員の数も減らされています。それから震災、復旧・復興の関係で、いわゆる出先においては通常の発注業務プラス震災以降ですね。災害復旧事業、それから減災事業と続いていまして、正直なかなか発注業務が追いつかない状況にある。復旧事業も年度ぎりぎりだったりしているんで、ぜひそういう意味では、災害復旧に関してはたしか1億までですかね、2億までだったかな―は指名競争ということでやっていただいたんですが、出先機関からするとなかなか大変でございまして、今後減災の津波対策事業とかも、結局は27年度までということで、ある程度期限も切られています、延長の可能性もありますけれども。そういった意味では、総合評価方式だと、現実書類の煩雑さというのが大変あるので、総合評価方式でなくても、厳正な入札ができるのであれば簡略化をしていくべきではないかなというふうに思います。それが1点。  あともう1点なんですけれども、特に長生グリーンラインですね。進捗がおくれています。現在は長生土木さんでやっていると思うんですけれども、当初は道路公社さんだったのかな、高規格道路でね、当初は。例えば長生土木さんだけでも、今減災事業で津波対策から河川のかさ上げからたくさん事業があるんですね。それでいて職員はふえているわけではないので、そういった意味では道路公社さんとかに委託をして、早期の事業推進を図るというのも1つの方法ではないかなというふうに思いますので、ぜひ御検討をいただきたいなと思います。  齋藤さん、そろそろ。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長、大丈夫ですか。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 後ほど御報告いたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 わかりました。入札制度を徐々に改善をされているというふうには思うんですけれども、その分、複雑になればなるほど業務量はふえます。また、業者さんの負担もふえるということも考えながら、制度の改善を図っていただきたいなというふうにお願いをしておきます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 県土整備部長。 ◯説明者(小池県土整備部長) 今の点で少しお答えさせていただきます。  入札制度におきまして、まさに委員おっしゃるとおり総合評価における課題の1つであろうというふうに思っております。私どもとしましては、やはり事務の簡素化や入札契約手続の期間の短縮、これは1つ重要なことだろうと思っております。今後、よりよい方法につきまして勉強してまいりたいというふうに思っております。  また、公社のほうの委託のほうの関係でございますが、さきににいはるバイパスの際も公社のほうに委託ということがありました。今後とも一気に整備をする場合におきまして、公社の委託といったようなことも検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。     (阿井伸也委員、「よろしくお願いします」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、暫時休憩します。
           午後0時11分休憩        ─────────────────────────────        午後0時57分再開 ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  質疑をお受けいたします。  齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 午前中、阿井委員からの御質問、お答えできませんでしたので調べてまいりました。  総合評価の実施の割合ということで、平成24年度契約件数、建設工事関係ですが、約5,000件ございましたので、割合につきましては約6%、平成23年度につきましては5,800件ほどございましたので、割合にしますと5.5%が総合評価の割合となっております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) よろしいですね。 ◯阿井伸也委員 はい。 ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、県土整備部の責任で行う放射能対策の除染の問題で伺いますが、ちょっと具体的に聞くのでお答えいただきたいと思います。  通学路のまず除染なんですが、測定が完了した柏、我孫子の通学路の除染、高線量箇所は55カ所、これはこれから発注ということなんですけれども、完了はいつになりますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 完了の見込みでございますけれども、もう既に工事のほうは発注しておりまして、準備を進めているところでございまして、おおむね2カ月程度で完了できるかと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、8月末、夏休み中には大体終わるということだと思うんですが、そうすると、柏、我孫子で測定を終わっているんですけれども、ほかの市の測定の完了はいつごろになって、除染の完了の時期はいつごろになるんですかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 現在、印西、白井、流山につきまして、既に測定のための委託を発注してございます。除染につきましては、その中で基準値を超えた箇所について速やかに除染作業に着手してまいりたい、このように考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 測定を発注したということは、測定結果の公表はいつになりますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 測定結果については、結果が出次第に速やかに公表したいと思っております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 見通しぐらいあるんでしょうよ、いつごろまでに終わりにするとかという。その時期、大体でいいんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) おおむね1カ月程度で出るかと思います。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 1カ月程度で流山、印西、白井の測定結果が出ると。そうすると、市町村と連携をして市町村の除染計画に基づいて進めていくというふうに繰り返しいろんな場で答えられているんですが、それぞれの市町村の責任でやらなければならない通学路の除染が完了している自治体はどこですかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) まず、柏と我孫子ですね。それから流山、ちょっと手持ちの資料ではそういうことになってございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、これは今のお答え、もっとふえていると思うんですが、お答えですと、除染が完了している自治体が3市、県はこれから2市について除染に入る、1市についてはこれから測定を開始するということですから、これは明らかに県の取り組みは自治体から比べておくれていますよね。お答えください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) これにつきましては、これまで関係市と協議調整を行ってきまして、市の実施状況等を踏まえて実施することとしております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 おくれているんですよ。柏市の担当者のところにも行って聞きましたけれども、立ち上がりがおそかったというふうには言っています。それで、これは防災危機管理部のほうにも確認をしたんですが、県の責任で行う除染というのは、今やっている通学路にとどまらない、県の管理する土地等というのはかなり広範囲になるということなんです。ということは、9市内を走る493キロの県管理道路も対象になると思うんですが、どういうふうにこれは進めていくんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) これにつきましては、地元関係市と十分調整を図りながら進めてまいりたいと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、通学路が終わった段階で通学路以外の県管理道路に着手をしていくと、測定をしなければ放射線量の工程の可視化はできないわけですから、という理解でよろしいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 関係の汚染状況重点調査地域の関係市の除染実施計画、それから実施状況等を踏まえて適切に対応してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、具体的に聞きます。除染実施計画をそれぞれの市でつくっていて、通学路、それから生活の範疇、あるいは道路という計画がそれぞれつくられているんですが、それに沿って一緒に進めていくということでよろしいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 関係市と十分協議調整を図りながら進めてまいりたいと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 次に、大堀川の除染について伺いたいんですが、予算委員会でロープを張る措置をしたと、継続的な監視をしていくということなんですが、ロープを張れば高線量箇所はそのままにしておいてもいいというのが県の対処方針なんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。
    ◯説明者(龍崎河川環境課長) 河川については、洪水等の自然現象により河床の状況が変化するなどの特性があって、定期的なモニタリング等を継続すると、そういうふうに考えております。そのまま放置しているのではなくて、継続的な監視もしてまいります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 その河川についてはというのは、堤防も含めてという理解でいいんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) そのように堤防も含めて考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 堤防は、今までやってきた除染のノウハウで、土をすき取るとかそういう対策がとれるでしょう、高線量箇所については。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 大堀川につきましては、隣接している、委員が先日お話しのとおりリバーサイドパークがございまして、そちらを計測していますので、そちらとそういうその状況を踏まえて対応を検討していきたいと、そう思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 リバーサイドパークを管理しているのは柏市ですよね。柏市と対応しながら進めていくということは、除染も視野に入れて低減化を図るという理解でいいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) やるとは言えないんですが、市の除染実施計画の進捗状況を見て対応を検討したいと考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、そのリバーサイドを管理している柏市の、そのリバーサイドのすぐ脇が高線量箇所になっている。柏市から直ちに低減化策をとってほしいという要望が来たらば、一緒に動き出すんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 市と対応を検討したいと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、県がやった5月9日の測定結果について伺いますが、これは予算委員会でも政策課長が答弁されたので、河川、道路にまたがる問題なのでということで答弁されているので政策課になるのかというふうに思いますが、測定結果についてなんですが、県の対処方針では、毎時0.23マイクロシーベルト以下にするというのが低減化対策目標になっていると思うんですが、県土整備部もこの基準で進めているんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 除染計画において、私どもも河川の施設も入っております。その施設については、毎時0.23マイクロシーベルト以下というのを除染基準として持っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうすると、毎時0.23マイクロシーベルト以上は対処方針の基準を超えているということですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 除染実施プランに載っている施設についてはそのように考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 除染実施プランは、対処方針に基づいて除染をする施設を設定しているだけであって、その除染実施プランに基づいて低減化する目標というのが対処方針に示されていますね。そうすると、対処方針では0.23マイクロシーベルト以上は基準を超えているということになるんですが、そういう理解でよろしいんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) そのように考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 続けます。じゃ、河川環境課に具体的にお伺いしたいんですが、5月9日、柏の土木事務所がやった大堀川の測定で、堤防のところで0.23マイクロシーベルトを超えている箇所は何カ所あって、どのぐらいの線量ですかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 委員のおっしゃいました5月9日の測定値につきましては、昭和橋上流と羽中樋管、それから地金堀の3カ所において、堤防の上ですと0.23から0.29程度が出ております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 そうなんですよね。8カ所0.23を超えているのが測定をされているんですが、この0.23を超えているということは、先ほどの答弁にあったように、この県の対処方針の基準を超えているということですね、除染するかしないかは別にしても。そういう理解でよろしいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 除染実施プランにはないので、直ちに除染するということでは考えておりませんが、もちろん0.23というのは念頭に置いて私どもも測定をしてございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、ちょっと部長にお聞きしたいんですが、部長は6月12日、我が党の一般質問にこう答えているんですよ。高田緑地はしっかり測定した結果基準を下回っていた。また、堤防上も実際には下回っています。今のお話ですと、8カ所、0.23を超えているんですよ。これは事実と違うんじゃないですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 高田緑地、まず最初に平成24年に測定したときは0.23を超えていたんですが、高田緑地が柏市は優先的に最初に除染して、高田緑地の堤防は現在0.15程度になっている、そういった意味で部長はおっしゃったと理解してございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 じゃ、堤防上で0.23を超えているのは除染対象ということでいいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 委員のおっしゃっている大堀川のリバーサイド近くのことについては、今、市がパークで測定をしておりますし、そちらのほうが若干高い数字を示しております。測定値がですね。そういったものを踏まえて市と対応を考えていきたいと、このように考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 終わりにします。じゃ、市が測定した結果、市が除染しなければならないというふうになれば、当然それに連動している堤防上の低減化措置に県も一緒になってやるということですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 龍崎課長。 ◯説明者(龍崎河川環境課長) 市の進捗状況を踏まえて対応を検討したいと思っております。     (加藤英雄委員、「終わります」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。
     水野委員。 ◯水野文也委員 行徳橋の説明会なんですけれども、ことしの3月に行われまして住民説明会が初めて行われたわけですが、そのときにいろいろ住民から意見が出まして、それでもう1度、再度説明会を、そのとき担当者の方が住民との間で半年以内、期限を区切って次回のその説明会を行うということになりました。その後の経緯というか経過といいますか、次回の説明会はいつぐらいに行われるかということをちょっとお聞きしたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鵜山課長。 ◯説明者(鵜山道路整備課長) 住民を対象にした説明会でございますけれども、現在、橋梁取りつけ部の地権者さんを対象にした説明会を開催する準備をしていまして、それが終わり次第、早い時期に開催したいということで、今国や市川市と調整しているところでございます。なお、説明会に当たりましては、地元の方々がわかりやすい丁寧な説明を心がけていきたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 水野委員。 ◯水野文也委員 近いうちとおっしゃいましたけれども、これは住民の半年以内という期限は守られると解釈してよろしいですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鵜山課長。 ◯説明者(鵜山道路整備課長) そのお約束は守るつもりでいます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 水野委員。 ◯水野文也委員 わかりました。  わかりやすい説明とおっしゃったんですけれども、もう1つ、ちょっと1つ要望でございますけれども、この説明会自体がいつ行われたかというふうに、余り何か周知が徹底されていないといいますか、その住民の方なんかに聞いたんですけれども、例えば、自治会のいろいろ掲示板とかございますよね。ああいったものにもっと積極的に張り出すとか、説明会がいつ行われたかわからないという方がいっぱいいらっしゃったので、そこら辺の説明会、できる限り丁寧にそちらのほうも周知していただきたいということを要望して終わります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 何点か伺います。  初めに圏央道の関係ですけれども、4月末、圏央道東金−木更津東間供用開始になりまして、私、地元市原におきましても市原鶴舞インターチェンジがいよいよ使用できるということになりまして、地元のゴルフ場の支配人等も非常に期待をしておりました。しかしながら、残念ながら、開通後直ちに市原鶴舞インターチェンジの取りつけであります国道297号と、そして県道加茂長南線の山小川交差点のところで車の渋滞が起こって、1車線でもちろんありますので、信号が変わって1台がやっと右折するというようなことで、大変な渋滞が起きております。圏央道の推進議員連盟でも部長からもお話があったんですけれども、改めて渋滞の状況と今後の対策についてどう考えておられるか、伺いたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 委員のほうから圏央道の開通のお話もございました。まさに圏央道が松尾横芝まで1本でつながったわけでございますけれども、この開通によりまして市原鶴舞インターチェンジを利用した県南部のゴルフ場に向かう交通量が多くなったということで、国道297号の山小川交差点におきまして、朝の時間帯に主に渋滞が発生しているということは十分認識しております。  こうしたことから、現在、現道用地を有効に活用した交通対策につきまして検討しているところでございます。今後、関係機関と協議を図りまして、速やかに工事に着手してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 日常的に渋滞状況でありますので、関係者の人からはいつごろ大体めどがつくのかというようなことを具体的に聞かれるものですから、これから計画をして仕事をするという形に道路改良等なるのかもしれませんけれども、目安としてどのくらいかというのはお答えできませんか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) この場でいつまでというのはなかなかちょっと言いにくいところがありますが、できるだけ早く、関係機関、これは警察と協議もしなければいけませんので、できるだけ早い時期にやりたいと思っていますので、御理解いただきたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 じゃ、逆に1年以内ぐらいにはできますか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 露嵜課長。 ◯説明者(露嵜道路環境課長) 1年以内には十分実施するようにいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 それでは、期待して待ちたいと思います。よろしくお願いします。  2点目よろしいでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) はい。 ◯塚定良治委員 先日、建設・不動産業課からの説明も受けたわけでありますけれども、7月1日から入札契約制度の改善について若干説明がありました。これは建設工事等の低入札価格の調査制度と、また、最低制限価格の見直しということの中身でございますけれども、改めてこの目的と内容について伺っておきたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 低入価格の見直しの理由と内容ということなんですが、極端な低価格での入札がなされ、その価格で工事が適合した履行がなされないおそれがあると見た場合の基準価格につきまして、県では、中央公共工事契約制度運用連絡協議会のモデルに基づきまして運用しているところでございます。今回、国のほうでこの契約モデルを引き上げることになりましたので、それに準拠しまして今回7月1日から低入札の基準価格を上げることとしました。内容につきましては、工事の参入に当たって一般管理費、従前30%を低入価格の基準としておったところを55%に引き上げる内容となっております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 御説明いただいたように、この今回の見直しの特徴は、一般管理費が30%から55%になったということだと思うんですが、そうしますと、当然従来の直接工事費、共通仮設費、現場管理費というのが、これも最低の金額が示されていますよね。そうしますと、一般管理費の55%というのは全体の入札率としてどのぐらいの目安になると考えたらいいんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 今回の30から55に上げることで、基準価格は約2%程度上がるものと考えてございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 わかりました。ダンピング対策、それからさまざまに業者の厳しい業界の状況の中で、意味のあることだというふうに思っております。  続いてよろしいでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) はい。 ◯塚定良治委員 関連しますけれども、国のほうからこういう話があったときに、今回4月の末に公共事業の設計労務単価が引き上げになったというふうに聞いております。この意味もさまざまあるようでありますけれども、あわせて今問題になっているのが建設企業の社会保険の加入の推進という話があろうかと思います。そういう中で、建設業の社会保険加入の千葉県の状況はどうなっているか伺いたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 木村課長。 ◯説明者(木村建設・不動産業課長) 建設・不動産業課でございますが、社会保険の加入状況ということで、建設企業についての調査、国土交通省のほうで平成24年10月に公共事業労務費調査の中で行っております。その結果によりますと、雇用、健康、年金の3保険の加入ということでございますが、県別に見ますと、地方と比べて都市部の加入割合が低い傾向にございまして、3保険全ての加入割合で見ますと、企業単位では千葉県は71%ということで神奈川県に次いで2番目に低い状況。また、労働者単位で見ますと35%で、これも全国で下から5番目という状況でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 まだまだ建設業における社会保険加入というのは厳しい状況があろうと思います。これは言うまでもなく、建設業にはさまざまな形での企業がありますけれども、特にほとんどが小企業、零細企業みたいなことで、場合によっては数人でやっているような会社もあるわけでありまして、社会保険の負担というのが非常に大きいわけであります。  先ほど私は公共事業の労務単価の引き上げという話をしましたけれども、今回国のほうの措置、そして千葉県も同じく引き上げをされたと思いますけれども、この法定福利費というのはどういうような位置づけで労務単価に反映されているかどうか、確認をしておきたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 木村課長。 ◯説明者(木村建設・不動産業課長) 法定福利費の反映ということでございますけれども、平成25年の4月から公共工事の設計労務単価の見直しを国のほうで行っておりまして、県でもそれに準じた形で上げておるわけでございますが、要は労働者が負担する部分については設計労務単価の中で見ると。また、予定価格で申し上げますと、現場管理費等の中で企業負担分についての法定福利費ということで算入がされている状況でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 そのような状況なのかもしれませんけれども、公共事業入札をする、そして先ほど言われたように、やや最低価格が引き上げになりましたので、入札率が高くなる。そこで少し企業としては今までと違ったような形で金額の確保がある。そして、その中で今言われている課題の社会保険に加入するという下請の企業の課題がある。そういったものを、一連の状況を関係してみますと、元請から下請がとって、そして下請が受注する中で、果たしてこの社会保険の費用の確保が、福利厚生が確保できるのかというのが非常に心配なところであります。  そういったところで、今後の経緯を見ながらしっかり、下請における、また実際その下請のさらに孫請ぐらいの状況の企業形態になるかもしれませんけれども、そういったところにしっかりとその福利厚生費が反映をされて、一日も早く社会保険加入の企業となるように強く行政としても見ていただきながら、また指導もお願いしたいというふうに思っているところであります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。
    ◯説明者(齋藤技術管理課長) 先ほどのちょっと訂正をさせていただいてよろしいでしょうか。低入札価格の。  先ほどちょっと限定的に2%という言葉をお話してしまったんですが、設計書の諸条件によっていろいろ変わりますので、若干上がるということで御理解いただきたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 非常に数字というのはなかなか示しにくいとは思います、今言われたようにですね。ただ、さっき言いましたように、今の話で言いますと、直接工事費が95%ですよね。それから、共通仮設費が90%、現場管理費が80%、一般管理費が今言われた55。それで、そのラインを全てクリアすると大体9割ぐらいになるのかなという。あ、9割にはならないですね、すいません、ちょっと間違えました。かなり高い入札率でダンピング防止になるということで期待したいというふうに思います。  どこまで話したか忘れちゃいましたけれども、すいません。社会保険の加入の話で、それで、これもちょっともう1つ要望なんですけれども、各社会保険に入らなければいけないなという小さな企業さんは前向きに今向き合っているというふうに思います。しかしながら、社員の人に負担が大きくなるよと。また、実際会社としても競争して仕事をとる中で、企業としてもなかなかそれだけの企業負担が見出せないということで、平成29年まで目指して頑張るんだけれども、どうしたらいいかという悩みを抱えておられると思います。そういったことで、ぜひ、まずは専門家の社会保険労務士等に相談に行くと。そして、具体的な、会社の個別具体的なことも相談しながら、見ていただきながら進めていくということをぜひ他の部局、関係する商工労働とか、ある面では健康福祉との関係もあるのかもしれませんけれども、横断的にそういった体制をとっていただいて、まずは相談窓口、無料の相談窓口をつくっていただけないかということを要望しておきたいと思います。御検討ください。  最後に、済みません、もう1点。もう1点は、今東日本大震災後の復旧・復興、非常に努力していただいているところであります。震災後の復旧に当たっての工事の発注状況を見ましても、私、1つ危惧したところが、非常に技術職員の方が不足しているというような状況を幾つか聞いております。そういったことで、市町村に対しても県としては指導、協力をしていくという体制で、県の建設技術センター等も応援をされているようでありますけれども、その職員の状況というんですか、足りているのかどうか、その状況をちょっとお聞きしておきたいと思うんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 齋藤課長。 ◯説明者(齋藤技術管理課長) 技術センターのほうの職員が足りているかというお話なんですが、通常の工事でございますと土木事務所さんが管内の市町村の技術的支援を行っているところなんですけれども、技術センターのほうでは橋梁など高度な技術を要する建設工事の積算とか施工管理等、また、災害復旧に関する技術協力など市町村の支援を行っているところでございます。また、今年度につきましては緊急を要する道路の総点検について支援などに取り組んでいるところでございまして、足りているかと言われると、決して足りている状況ではない状況はあります。また、頑張っているところでございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 ぜひいろんな形で、方法はあると思いますけれども、職員を増員していただいて、この数年がやっぱり復旧・復興の大事な時期だと思いますので、体制強化というのかな、お願いしたいと思います。  それで、できたら県の職員のOBの方なんかも、しっかり長年経験を積んでおられるわけで、もうすぐどこに行っても対応していただけるような人たちだと思うんですね。ですから、技術者のOBの方の採用、活用というか、嘱託になるのかどうかわかりませんけれども、ぜひお願いしたいなというふうに思います。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑は。  横堀委員。 ◯横堀喜一郎委員 圏央道とアクアラインの車の流れの関係についての質問をさせていただきます。  皆さんのおかげで圏央道の供用ありがとうございます。その中で、アクアラインを通ってきた車が圏央道の木更津金田、そして木更津東、市原鶴舞、茂原長南、そして茂原北、これらにどのぐらいの比率で流れてきているものなのか、県がデータをお持ちでしたら教えていただきたいんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 吉田課長。 ◯説明者(吉田道路計画課長) 委員の今おっしゃいましたデータにつきましては、現在まだデータはございません。ただ、アクアラインと圏央道が直結したということで、その相乗効果を確認するためにも、今後調査していきたいというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 横堀委員。 ◯横堀喜一郎委員 では、そのデータができ次第、また御教示ください。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、諸般の報告・その他の質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願いたいと思います。     (「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任を願いたいと思います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(江野澤吉克君) 以上で県土整備常任委員会を閉会いたします。        午後1時30分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....