• 受動喫煙(/)
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  1. 埼玉県議会 2021-02-01
    02月19日-01号


    取得元: 埼玉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 3年  2月 定例会        ◯招集告示埼玉県告示第百六十一号 埼玉県議会令和三年二月定例会を二月十九日に招集する。  令和三年二月十二日                     埼玉県知事   大野元裕        ◯応招・不応招議員令和三年二月定例会 会期 二月十九日 三月二十六日  三十六日間 応招議員    九十一名  二月十九日  九十一名        一番  金野桃子議員        二番  岡村ゆり子議員        三番  平松大佑議員        五番  高橋稔裕議員        六番  逢澤圭一郎議員        七番  山口京子議員        八番  千葉達也議員        九番  深谷顕史議員       十一番  白根大輔議員       十二番  秋山もえ議員       十三番  柿沼貴志議員       十四番  八子朋弘議員       十五番  杉田茂実議員       十六番  中川 浩議員       十七番  渡辺 大議員       十八番  松井 弘議員       十九番  高木功介議員       二十番  宮崎吾一議員      二十一番  関根信明議員      二十二番  木下博信議員      二十三番  藤井健志議員      二十四番  橋詰昌児議員      二十五番  町田皇介議員      二十六番  辻 浩司議員      二十七番  守屋裕子議員      二十八番  江原久美子議員      二十九番  松坂喜浩議員       三十番  並木正年議員      三十一番  美田宗亮議員      三十二番  吉良英敏議員      三十三番  松澤 正議員      三十四番  宇田川幸夫議員      三十五番  浅井 明議員      三十六番  飯塚俊彦議員      三十七番  横川雅也議員      三十八番  内沼博史議員      三十九番  岡田静佳議員       四十番  安藤友貴議員      四十一番  東間亜由子議員      四十二番  山根史子議員      四十三番  前原かづえ議員      四十四番  浅野目義英議員      四十五番  石川忠義議員      四十六番  井上 航議員      四十七番  岡 重夫議員      四十八番  永瀬秀樹議員      四十九番  日下部伸三議員       五十番  小久保憲一議員      五十一番  立石泰広議員      五十二番  新井 豪議員      五十三番  荒木裕介議員      五十四番  岡地 優議員      五十五番  白土幸仁議員      五十六番  小川真一郎議員      五十七番  権守幸男議員      五十八番  萩原一寿議員      五十九番  水村篤弘議員       六十番  秋山文和議員      六十一番  村岡正嗣議員      六十二番  醍醐 清議員      六十三番  鈴木正人議員      六十四番  齊藤邦明議員      六十五番  武内政文議員      六十六番  中野英幸議員      六十七番  新井一徳議員      六十八番  梅澤佳一議員      六十九番  中屋敷慎一議員       七十番  木下高志議員      七十一番  諸井真英議員      七十二番  細田善則議員      七十三番  須賀敬史議員      七十四番  塩野正行議員      七十五番  蒲生徳明議員      七十六番  高木真理議員      七十七番  山本正乃議員      七十八番  柳下礼子議員      七十九番  神尾高善議員       八十番  岩崎 宏議員      八十一番  高橋政雄議員      八十二番  田村琢実議員      八十三番  小林哲也議員      八十四番  本木 茂議員      八十五番  宮崎栄治郎議員      八十六番  齊藤正明議員      八十七番  小島信昭議員      八十八番  小谷野五雄議員      八十九番  長峰宏芳議員       九十番  石渡 豊議員      九十一番  西山淳次議員      九十二番  木村勇夫議員      九十三番  田並尚明議員          ---------------- 不応招議員    なし          ----------------二月定例会  第一日(二月十九日)令和三年二月十九日(金曜日)第一日 議事日程 一 開会  午前十時 二 開議 三 新任者の紹介    戸所邦弘  教育委員会委員    星野信吾  収用委員会委員    藤縄雅啓  収用委員会委員    石川 猛  収用委員会委員    原 和也  警察本部長 四 会議録署名議員の指名     七十番  木下高志議員    七十一番  諸井真英議員 五 会期の決定    二月十九日から三月二十六日までの三十六日間 六 予算特別委員の辞任及び選任 七 諸報告  (1) 一月臨時会において可決した意見書の処理結果  (2) 現金出納検査結果(令和二年十一月分及び十二月分)  (3) 地方自治法第百二十一条第一項の規定に基づく説明者 八 知事提出議案の報告    第二号議案~第五十三号議案 九 第二号議案~第五十三号議案の一括上程 十 知事の提案説明 十一 次会日程報告     二月二十日(土)、二十一日(日)、二十三日(火) 休日休会     二月二十二日(月)、二十四日(水) 予算説明会     二月二十二日(月)、二十四日(水)、二十五日(木) 議案調査     二月二十六日(金) 午前十時開議、知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問(代表) 十二 散会          ----------------本日の出席議員    九十一名         一番  金野桃子議員         二番  岡村ゆり子議員         三番  平松大佑議員         五番  高橋稔裕議員         六番  逢澤圭一郎議員         七番  山口京子議員         八番  千葉達也議員         九番  深谷顕史議員        十一番  白根大輔議員        十二番  秋山もえ議員        十三番  柿沼貴志議員        十四番  八子朋弘議員        十五番  杉田茂実議員        十六番  中川 浩議員        十七番  渡辺 大議員        十八番  松井 弘議員        十九番  高木功介議員        二十番  宮崎吾一議員       二十一番  関根信明議員       二十二番  木下博信議員       二十三番  藤井健志議員       二十四番  橋詰昌児議員       二十五番  町田皇介議員       二十六番  辻 浩司議員       二十七番  守屋裕子議員       二十八番  江原久美子議員       二十九番  松坂喜浩議員        三十番  並木正年議員       三十一番  美田宗亮議員       三十二番  吉良英敏議員       三十三番  松澤 正議員       三十四番  宇田川幸夫議員       三十五番  浅井 明議員       三十六番  飯塚俊彦議員       三十七番  横川雅也議員       三十八番  内沼博史議員       三十九番  岡田静佳議員        四十番  安藤友貴議員       四十一番  東間亜由子議員       四十二番  山根史子議員       四十三番  前原かづえ議員       四十四番  浅野目義英議員       四十五番  石川忠義議員       四十六番  井上 航議員       四十七番  岡 重夫議員       四十八番  永瀬秀樹議員       四十九番  日下部伸三議員        五十番  小久保憲一議員       五十一番  立石泰広議員       五十二番  新井 豪議員       五十三番  荒木裕介議員       五十四番  岡地 優議員       五十五番  白土幸仁議員       五十六番  小川真一郎議員       五十七番  権守幸男議員       五十八番  萩原一寿議員       五十九番  水村篤弘議員        六十番  秋山文和議員       六十一番  村岡正嗣議員       六十二番  醍醐 清議員       六十三番  鈴木正人議員       六十四番  齊藤邦明議員       六十五番  武内政文議員       六十六番  中野英幸議員       六十七番  新井一徳議員       六十八番  梅澤佳一議員       六十九番  中屋敷慎一議員        七十番  木下高志議員       七十一番  諸井真英議員       七十二番  細田善則議員       七十三番  須賀敬史議員       七十四番  塩野正行議員       七十五番  蒲生徳明議員       七十六番  高木真理議員       七十七番  山本正乃議員       七十八番  柳下礼子議員       七十九番  神尾高善議員        八十番  岩崎 宏議員       八十一番  高橋政雄議員       八十二番  田村琢実議員       八十三番  小林哲也議員       八十四番  本木 茂議員       八十五番  宮崎栄治郎議員       八十六番  齊藤正明議員       八十七番  小島信昭議員       八十八番  小谷野五雄議員       八十九番  長峰宏芳議員        九十番  石渡 豊議員       九十一番  西山淳次議員       九十二番  木村勇夫議員       九十三番  田並尚明議員   欠席議員    なし地方自治法第百二十一条第一項の規定により説明のため出席した人   大野元裕  知事   砂川裕紀  副知事   橋本雅道  副知事   堀光敦史  企画財政部長   北島通次  総務部長   山野 均  県民生活部長   森尾博之  危機管理防災部長   小池要子  環境部長   山崎達也  福祉部長   関本建二  保健医療部長   加藤和男  産業労働部長   強瀬道男  農林部長   中村一之  県土整備部長   濱川 敦  都市整備部長   板東博之  会計管理者   高柳三郎  公営企業管理者   岩中 督  病院事業管理者   今成貞昭  下水道事業管理者   高田直芳  教育長   塩川 修  公安委員会委員長   原 和也  警察本部長午前十時二十分開会 出席議員    九十一名  (本会議場で審議)     二番    三番    六番    七番     九番   十一番   十三番   十四番    十六番   十七番   十九番   二十番   二十二番  二十三番  二十五番  二十六番   二十八番  二十九番  三十一番  三十二番   三十四番  三十五番  三十七番  三十八番    四十番  四十一番  四十三番  四十四番   四十五番  四十七番  四十八番   五十番   五十一番  五十二番  五十四番  五十五番   五十七番  五十八番   六十番  六十一番   六十三番  六十四番  六十六番  六十七番   六十九番   七十番  七十一番  七十二番   七十三番  七十四番  七十五番  七十七番   七十八番   八十番  八十一番  八十二番   八十四番  八十五番  八十七番  八十八番    九十番  九十一番  九十三番  (新型コロナウイルス感染防止のため第四委員会室で審議)     一番    五番    八番   十二番    十五番   十八番  二十一番  二十四番   二十七番   三十番  三十三番  三十六番   三十九番  四十二番  四十六番  四十九番   五十三番  五十六番  五十九番  六十二番   六十五番  六十八番  七十六番  七十九番   八十三番  八十六番  八十九番  九十二番 欠席議員    なし 地方自治法第百二十一条第一項の規定により説明のため出席した人   知事       副知事(砂川)  副知事(橋本)   企画財政部長   総務部長     県民生活部長   危機管理防災部長 環境部長     福祉部長   保健医療部長   産業労働部長   農林部長   県土整備部長   都市整備部長   会計管理者   公営企業管理者  病院事業管理者   下水道事業管理者 教育長      公安委員会委員長   警察本部長 △開会と開議の宣告 ○田村琢実議長 ただ今から、令和三年二月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。          ---------------- △新任者の紹介 ○田村琢実議長 まず、新任又は再任の行政委員会委員及び警察本部長を紹介いたします。 戸所邦弘教育委員会委員       〔戸所邦弘教育委員会委員登壇〕 ◎戸所邦弘教育委員会委員 去る十二月二十七日付けをもちまして、教育委員会委員を拝命いたしました戸所邦弘でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手起こる) ○田村琢実議長 星野信吾収用委員会委員       〔星野信吾収用委員会委員登壇〕 ◎星野信吾収用委員会委員 おはようございます。去る十二月二十六日付けをもちまして、収用委員会委員を拝命いたしました星野信吾でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手起こる) ○田村琢実議長 藤縄雅啓収用委員会委員       〔藤縄雅啓収用委員会委員登壇〕 ◎藤縄雅啓収用委員会委員 去る十二月二十六日付けをもちまして、収用委員会委員を拝命いたしました藤縄雅啓でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手起こる) ○田村琢実議長 石川猛収用委員会委員       〔石川猛収用委員会委員登壇〕 ◎石川猛収用委員会委員 おはようございます。去る十二月二十六日付けをもちまして、収用委員会委員を拝命いたしました石川猛と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手起こる) ○田村琢実議長 原和也警察本部長       〔原和也警察本部長登壇〕 ◎原和也警察本部長 去る二月十五日付けで警察本部長を拝命いたしました原和也でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手起こる)          ----------------会議録署名議員の指名 ○田村琢実議長 次に、会議録署名議員を指名いたします。  七十番  木下高志議員 七十一番  諸井真英議員 以上、二名の方にお願いいたします。          ---------------- △会期の決定 ○田村琢実議長 次に、会期についてお諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から三月二十六日までの三十六日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕 ○田村琢実議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。          ----------------予算特別委員の辞任及び選任
    ○田村琢実議長 次に、予算特別委員の辞任の件を議題といたします。 三十番 並木正年議員から予算特別委員の辞任の願い出がありましたので、報告いたします。 お諮りいたします。 三十番 並木正年議員予算特別委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕 ○田村琢実議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 次に、予算特別委員の選任の件を議題といたします。 お諮りいたします。 ただ今の辞任により欠員が生じた予算特別委員につきましては、二十九番 松坂喜浩議員を選任いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕 ○田村琢実議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。          ---------------- △諸報告 △一月臨時会において可決した意見書の処理結果 ○田村琢実議長 この際、諸般の報告をいたします。 まず、去る一月臨時会において可決された「新型コロナウイルス感染症対策に係る地方財源確保を求める意見書」につきましては、衆議院議長、参議院議長及び内閣総理大臣をはじめ関係行政庁に提出しておきましたので、御了承願います。          ----------------現金出納検査結果(令和二年十一月分及び十二月分) ○田村琢実議長 次に、監査委員から、令和二年十一月分及び十二月分に係る現金出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、御了承願います。          ----------------地方自治法第百二十一条第一項の規定に基づく説明者 ○田村琢実議長 次に、本定例会に説明者として出席する者の職氏名を一覧表として、お手元に配布しておきましたので、御了承願います。〔参照-(四二四)ページ〕          ----------------知事提出議案の報告 ○田村琢実議長 知事から議案の提出がありましたので、報告いたします。 議事課長に朗読させます。       〔議事課長朗読〕 財第六百二十号  令和三年二月十九日 埼玉県議会議長  田村琢実様                        埼玉県知事  大野元裕        県議会付議議案について 本議会に付議する議案を次のとおり提出いたします。 第二号議案 令和三年度埼玉県一般会計予算 第三号議案 令和三年度埼玉県公債費特別会計予算 第四号議案 令和三年度埼玉県証紙特別会計予算 第五号議案 令和三年度埼玉県市町村振興事業特別会計予算 第六号議案 令和三年度埼玉県災害救助事業特別会計予算 第七号議案 令和三年度埼玉県母子父子寡婦福祉資金特別会計予算 第八号議案 令和三年度地方独立行政法人埼玉県立病院機構貸付金事業等特別会計予算 第九号議案 令和三年度埼玉県国民健康保険事業特別会計予算 第十号議案 令和三年度埼玉県中小企業高度化資金特別会計予算 第十一号議案 令和三年度埼玉県就農支援資金貸付事業特別会計予算 第十二号議案 令和三年度埼玉県林業・木材産業改善資金特別会計予算 第十三号議案 令和三年度本多静六博士育英事業特別会計予算 第十四号議案 令和三年度埼玉県用地事業特別会計予算 第十五号議案 令和三年度埼玉県県営住宅事業特別会計予算 第十六号議案 令和三年度埼玉県高等学校等奨学金事業特別会計予算 第十七号議案 令和三年度埼玉県公営競技事業特別会計予算 第十八号議案 令和三年度埼玉県総合リハビリテーションセンター病院事業会計予算 第十九号議案 令和三年度埼玉県工業用水道事業会計予算 第二十号議案 令和三年度埼玉県水道用水供給事業会計予算 第二十一号議案 令和三年度埼玉県地域整備事業会計予算 第二十二号議案 令和三年度埼玉県流域下水道事業会計予算 第二十三号議案 埼玉県手数料条例及び埼玉県証紙条例の一部を改正する条例 第二十四号議案 埼玉県職員定数条例の一部を改正する条例 第二十五号議案 知事の期末手当の特例に関する条例 第二十六号議案 埼玉県指定特定非営利活動法人の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条例 第二十七号議案 埼玉県立障害者歯科診療所条例の一部を改正する条例 第二十八号議案 埼玉県軽費老人ホーム特別養護老人ホーム等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第二十九号議案 介護保険法施行条例の一部を改正する条例 第三十号議案 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行条例の一部を改正する条例 第三十一号議案 児童福祉法施行条例の一部を改正する条例 第三十二号議案 埼玉県衛生試験等手数料条例の一部を改正する条例 第三十三号議案 地方独立行政法人埼玉県立病院機構貸付金事業等特別会計条例 第三十四号議案 食品衛生に関する条例を廃止する条例 第三十五号議案 食品衛生法施行条例の一部を改正する条例 第三十六号議案 埼玉県ふぐの取扱い等に関する条例の一部を改正する条例 第三十七号議案 埼玉県高齢者、障害者等が円滑に利用できる建築物の整備に関する条例の一部を改正する条例 第三十八号議案 埼玉県教育委員会事務局職員の定数条例の一部を改正する条例 第三十九号議案 埼玉県学校職員定数条例の一部を改正する条例 第四十号議案 埼玉県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第四十一号議案 包括外部監査契約の締結について 第四十二号議案 指定管理者の指定について 第四十三号議案 審査請求に関する諮問について 第四十四号議案 県営土地改良事業に要する経費の関係市町の負担額について 第四十五号議案 農道整備事業等に要する経費の関係市町の負担額について 第四十六号議案 埼玉県道路公社の道路の整備に関する基本計画の変更に係る定款の変更について 第四十七号議案 埼玉県道路公社の基本財産の額の増加に係る定款の変更の同意について 第四十八号議案 急傾斜地崩壊対策事業に要する経費の関係市町村の負担額について 第四十九号議案 古利根川流域下水道の設置等に要する経費の関係二市の負担額について 第五十号議案 埼玉県文化芸術振興計画の策定について 第五十一号議案 埼玉県農林水産業振興基本計画の策定について 第五十二号議案 令和二年度埼玉県一般会計補正予算(第十四号) 第五十三号議案 専決処分の承認を求めることについて ○田村琢実議長 ただ今報告いたしました議案は、配布しておきましたので、御了承願います。〔参照-(三八)ページ〕          ---------------- △第二号議案~第五十三号議案の一括上程 ○田村琢実議長 知事から提出された第二号議案ないし第五十三号議案を一括して議題といたします。          ---------------- △知事の提案説明 ○田村琢実議長 知事の説明を求めます。 大野元裕知事       〔大野元裕知事登壇〕 ◎大野元裕知事 本日ここに、令和三年当初の定例県議会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては御参会を賜り、令和三年度の予算案をはじめ、県政の重要課題について御審議をいただきますことに、心から感謝を申し上げます。 それでは、諸議案の説明に先立ちまして、令和三年度の県政運営及び予算編成に関する基本的な考え方を御説明申し上げます。 世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の影響により、本県を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。昨年末には新規感染者の急増により医療体制の更なるひっ迫が懸念され、年明け早々に本県を含む一都三県の知事が国に要請を行ったところ、二度目の緊急事態宣言が発出されました。まずは最前線で奮闘されている医療関係者をはじめ、社会生活の維持に必要な業務に従事されているエッセンシャルワーカーの皆様に深く敬意を表するとともに、厚く御礼を申し上げます。 また、県民、事業者の皆様には、しばらく制約のある生活や事業活動をお願いせざるを得ませんが、愛する方や御家族を守るためにも御理解、御協力をお願いいたします。 令和三年度におきましても、新型コロナウイルス感染症対策を最重要課題として、強い危機感と緊張感を持って対応しなければなりません。当面は「新しい生活様式」を実践し、感染防止対策社会経済活動の維持についてできる限り両立することが必要です。一日も早い収束を目指し、国や各自治体と連携を密にして取り組んでまいります。 一方で本県には明るい話題もございます。今年は、埼玉県が誕生して百五十周年となる記念すべき年です。これを機に、県民の皆様とともに改めて埼玉県を知り、見つめ直し、先人が築き上げてきたこの埼玉県を更に成長させ、未来に引き継いでまいります。 また、近代日本経済の父と呼ばれる本県出身の偉人、渋沢栄一翁の大河ドラマが、先日スタートいたしました。明治初頭の激動の時代に、多くの困難にも負けず高い志を持って未来を切り開いていく姿は、コロナ禍に生きる私たち県民を鼓舞激励してくれるに違いありません。 さらに、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックの開催も予定されています。コロナ禍の困難の中迎えるこの大会を何としても成功させ、世界に向けて希望と勇気をお届けしたいと思います。 また、この絶好の機会を最大限に生かし、県民の皆様とワンチームとなって、未来へ引き継ぐレガシーを創り上げてまいります。 このように、本県には追い風も吹いています。令和三年度においては、ウィズコロナばかりではなくポストコロナも見据えながら、困難な状況でも未来を切り開いていくという思いを、私は「新たな社会へ 青天を衝け」という言葉で表現させていただきました。 その上で、次の三つの考えに基づいた政策を中心に取り組んでまいります。 第一に、「安心・安全の強化」です。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、検査・医療提供体制の強化やワクチン接種体制の整備、「新しい生活様式」の県民・事業者の皆様への働き掛けなどの取組を全力で進めてまいります。 また、近年激甚化している災害に備えるため、国と連動して県土の強靱化を図るほか、様々な危機や災害に対処するためのシナリオの充実などの備えを進め、危機や災害に強い埼玉を構築してまいります。加えて、警察力や児童虐待防止対策の強化など、県民の暮らしを守る取組を進めてまいります。 第二に、「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と県経済の回復・成長」です。 コロナ後の社会も見据え、行政分野や中小企業などにおけるDXの取組について、重点的に進めてまいります。 また、埼玉の稼げる力の向上や、埼玉誕生百五十周年記念事業、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックの開催などを通じた魅力ある埼玉の発信を行い、本県を盛り上げながら経済回復へとつなげてまいります。 第三に、「持続可能で豊かな未来への投資」です。 企業や団体、県民の皆様とワンチームで埼玉版SDGsを推進するとともに、女性や高齢者、外国人、LGBTQなど誰もが、居場所があり活躍できる社会の実現に取り組みます。また、未来を見据えた基盤づくりとして、「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」や「あと数マイルプロジェクト」なども進めてまいります。 新型コロナウイルスという、これまで経験したことがない大きな危機に直面する中でも、あらゆる人に居場所があり、自分らしく活躍できる、「日本一暮らしやすい埼玉県」の実現に向けて、県民の皆様とともに一歩一歩着実に取り組んでまいります。 令和三年度当初予算案につきましては、ただ今申し上げました基本的な考え方に沿って編成を行いました。 その結果、令和三年度の予算案の規模は、一般会計では二兆一千百九十八億四千三百万円、対前年度伸び率では、八・一パーセントの増となっています。 また、特別会計では一兆一千九百八十七億六千七十七万三千円、対前年度伸び率では二・三パーセントの減、企業会計では一千八百四十億九千四百五十六万六千円、対前年度伸び率では三〇・三パーセントの減となっています。 さらに、国の補正予算に伴い、公共事業の追加等を内容とした補正予算案を編成し、防災・減災対策などを充実することといたしました。 次に、令和三年度予算案の主な内容につきまして、御説明申し上げます。 まず、歳入についてであります。 歳入の中心である県税につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた法人二税の大幅な減収などが見込まれることから、前年度を二百四億円下回る七千五百五十一億円を計上いたしました。 また、臨時財政対策債が大幅に増加した地方財政対策を踏まえ、地方交付税は前年度を二十億円下回る二千百六十七億円、臨時財政対策債は前年度を一千十億円上回る二千五十億円を計上いたしました。 県債につきましては、臨時財政対策債の発行額が増加したことなどにより、前年度を一千百一億円上回る三千百九十九億円を計上いたしました。 また、財源調整のための基金につきましては、財源不足を補填するため、五百十七億円を取り崩すことといたしました。 続いて、令和三年度当初予算案における主要施策の構成ごとに、歳出の主な内容につきまして御説明申し上げます。 一つ目の柱は、「安心・安全の強化」です。 新型コロナウイルス感染症に対応するため、医療機関向けの補助を拡充することで、検査・医療提供体制の更なる強化を図ります。 また、感染拡大防止対策を県民や事業者の皆様に呼び掛ける特別広報を行うとともに、介護施設や飲食店等の感染防止対策を支援してまいります。 次に、危機や災害に強い埼玉を構築するため、国の補正予算も活用しながら、激甚化・頻発化する降雨への備えとして、国や市町村と連携した調節池の整備など「流域治水」を推進し、県土全体の強靱化を図ります。 また、災害時の患者受入れの円滑化を図る災害時連携病院を整備するとともに、本県独自の地域DMATを養成いたします。 さらに、家畜伝染病発生時に必要な情報を一元管理する家畜衛生情報共有システムを構築するとともに、新たな家畜保健衛生所の設置に向けた調査等を行い、防疫体制の強化を図ります。 次に、県民の皆様の暮らしを守る取組を強化してまいります。 増加する児童虐待通告に対応し、児童相談所の体制強化を図るため、令和五年度の開所を目指した熊谷児童相談所の建替えに併せて新たに一時保護所を設置いたします。 また、管轄人口が百万人を超えている川越児童相談所と所沢児童相談所の業務の平準化を図るため、令和七年度の開所を目指し、県の南西部地域に一時保護所を併設した児童相談所を新設するための設計を開始いたします。 さらに、コロナ禍においてDVの増加や深刻化が懸念される中、民間シェルターの人材掘り起こしや運営支援などを通じて、DV被害者等の支援を強化いたします。 二つ目の柱は、「DXの推進と県経済の回復・成長」です。 現在策定中の「埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画」では、県民・事業者サービス及び行政事務のデジタル化による社会変革を目指しております。 具体的には手続のオンライン化を推進するため、一度入力した情報の再入力を不要とする、いわゆるワンスオンリー実現のための新たなシステムの整備を図ります。 また、業務のペーパーレス化や更なるテレワーク環境の整備など行政のデジタル基盤の確立を進めます。 さらに、県内中小企業に対して、デジタル化によるビジネスモデルの転換を支援してまいります。 次に、埼玉の更なる成長を加速させるため、稼げる力の向上に取り組んでまいります。 中小・小規模事業者の資金調達の円滑化を支援するため、制度融資枠を六千五百億円に拡充するとともに、利子補給率の拡大や融資要件の緩和などを図ります。 また、社会課題の解決を目指す起業希望者に対して、ビジネスマッチングや資金調達などの伴走支援を行います。 さらに、農林業においては、新たな需要を創出するためオンラインでの狭山茶PRイベントや花きの商談会を開催するとともに、県産米の販売促進・消費拡大のための支援を行ってまいります。 次に、魅力ある埼玉の発信にも取り組みます。 渋沢翁が主人公の大河ドラマの放送開始を好機と捉え、渋沢栄一、塙保己一、荻野吟子の埼玉三偉人ゆかりの地への誘客を図ってまいります。 また、令和三年は、埼玉県が誕生して百五十周年を迎える記念すべき年です。県民、市町村、企業・団体などあらゆる主体と連携・協働して、埼玉の魅力を県内外へ発信する様々な取組を展開してまいります。 さらに、今年開催が予定されている、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックを契機に、埼玉の魅力を広く発信してまいります。 三つ目の柱は、「持続可能で豊かな未来への投資」です。 官民連携プラットフォームやパートナー登録制度、新たに構築するアプリなどを活用し、企業や団体、県民の皆様とワンチームで埼玉版SDGsを推進いたします。 埼玉版SDGsでは、「埼玉の豊かな水とみどりを守り育む」「未来を創る人材への投資」の二つのテーマを重点的に取り組みます。 「埼玉の豊かな水とみどりを守り育む」では、「Next川の再生」として、新たに企画段階から民間事業者等と連携し、より魅力のある河川空間の創出と持続的な利活用を促進します。 「未来を創る人材への投資」では、子ども食堂における体験活動や学習支援を推進してまいります。 次に、誰もが活躍できる社会の実現に取り組みます。 男女ともに働きやすい環境を広げるため、「多様な働き方実践企業」の認定を進めるとともに、働き方改革や男性育児休業の推進等に取り組む企業をアドバイザー派遣やセミナー開催などにより支援してまいります。 また、グローバル化など時代の変化に対応する教育を推進するため、県立高校生を対象として新たにオンラインと現地訪問を組み合わせた国際交流を実施します。 次に、未来を見据えた基盤づくりにも取り組みます。 「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」では、超少子高齢社会の課題に対応していくため、コンパクト、スマート、レジリエントの三つを要素とする持続可能なまちづくりの構築に向けて、市町村と連携し取り組んでまいります。 また、「あと数マイルプロジェクト」では、令和二年度中に有識者等を委員とする会議で取りまとめる取組の方向性を踏まえ、鉄道の延伸に向けた調査・検討を進めてまいります。 さらに、県立高校の活性化・特色化を図るため、再編整備を進めるとともに、県立特別支援学校の児童生徒数の増加に対応するため、新たな特別支援学校や分校などを整備してまいります。 続きまして、5か年計画における六つの分野別施策について御説明いたします。 まず、「未来への希望を実現する」分野についてです。 地域子育て支援拠点におけるオンラインでの子育て支援体制の整備を促進いたします。 また、保育士の更なる確保を図るため、新たに潜在保育士の登録制度を創設するとともに、復職支援プログラム等を実施し、県内保育所への就職を支援します。 さらに、健康長寿埼玉プロジェクトとして、引き続き埼玉県コバトン健康マイレージの運用や、健康経営実践企業への支援、受動喫煙防止対策などを進めてまいります。 加えて、ケアラーやヤングケアラーへの支援として普及啓発を進めるとともに、相談員等の人材育成や学校、地域での取組を促進してまいります。 次に、「生活の安心を高める」分野についてです。 地域医療体制を充実させるため、病院職員を対象に診療情報の全国統一データであるDPCデータの分析手法等を学ぶ研修会を開催するなど、経営に精通した職員の育成を支援します。 また、警察力を強化するため、捜査管理システムの構築などによる業務効率化で、警察官約四十人分の増員効果を実現し、県民の要望や犯罪情勢に即した体制を確保してまいります。 さらに、平時から危機や災害ごとに対処すべき具体的なシナリオを作成し、図上訓練を繰り返すことで、関係機関とのより強固な協力関係を構築し、県の災害対応力を強化いたします。 次に、「人財の活躍を支える」分野についてです。 県独自の学力・学習状況調査を引き続き実施するとともに、小・中学校に整備されるタブレット等を活用したCBT調査の導入に向けて、まずはモデル校において試行します。 また、合同企業面接会の開催などを通じた、県内大学生と県内企業とのマッチングを支援することで、地元企業への就職を促進します。 次に、「成長の活力をつくる」分野についてです。 新型コロナウイルス感染症による海外への渡航制限を踏まえ、県内中小企業に対しeコマースの活用を支援します。 また、渋沢栄一、塙保己一、荻野吟子の埼玉三偉人など本県ならではの観光資源やコンテンツを活用した戦略的な観光振興を進めるとともに、民間事業者等と連携し広域観光を促進いたします。 さらに、埼玉農業の競争力強化として、米から野菜への作付転換による農業収益性の向上を図るため、水田の排水改良を中心としたほ場を整備し、導入効果を実証します。 次に、「豊かな環境をつくる」分野についてです。 企業等の環境分野のSDGsに係る取組を促進し、企業経営の持続可能性の向上や環境問題の解決を図ってまいります。 また、こども動物自然公園において谷戸環境を再生し、絶滅危惧種の保全等を図ってまいります。 さらに、持続可能な循環型社会の実現に向け、新たにプラスチックの循環モデルの構築に取り組んでまいります。 加えて、県民や企業の皆様の参画により川の保全や共生の取組を強化するため、新たに「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」を展開します。 最後に、「魅力と誇りを高める」分野についてです。 大宮スーパー・ボールパーク構想の調査・検討を引き続き進めてまいります。 また、LGBTQなど、性の多様性への理解を促進し、県や市町村の相談対応能力の向上や、LGBTQを理解し支援したいと思う人、いわゆる「アライ」の見える化等を進めてまいります。 次に、その他の議案のうち、主なものにつきまして、御説明申し上げます。 第二十四号議案「埼玉県職員定数条例の一部を改正する条例」は、新型コロナウイルス感染症対応体制及び児童虐待防止対策体制を強化するため、知事部局の職員定数を百十九人増員するものでございます。 第二十五号議案「知事の期末手当の特例に関する条例」は、現下の厳しい社会経済情勢に鑑み、知事の期末手当を支給しない特例を定めるものでございます。 第三十三号議案「地方独立行政法人埼玉県立病院機構貸付金事業等特別会計条例」は、埼玉県立病院機構の設立に伴い、同法人が行う事業用施設等の整備に要する資金の貸付け等の円滑な運営とその経理の適正を図るため、新たに特別会計を設置するものであります。 その他の議案につきましては、提案理由等により御了承をいただきたいと存じます。 続きまして、第五十二号議案「令和二年度埼玉県一般会計補正予算(第十四号)」につきまして、御説明いたします。 この補正予算案は、国の総合経済対策に対応し、「防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策」に係る公共事業の追加や、新型コロナウイルス感染症の影響により生活が困窮している、高校生等がいる世帯への給付金の増額支給等に要する経費を計上しております。 この結果、令和二年度一般会計の補正予算額は四百四十四億二千三百六十万六千円となり、既定予算との累計額は二兆四千九百八十一億九千九百三十四万二千円となります。 この補正予算案につきましては、公共事業等に早期に着手し、令和三年度当初予算と一体的に事業執行することで、県内経済を持続的に活性化させることにつながります。 また、給付金の支給等につきましては、事業の性質上、早期の事業執行が必要なことから、他の案件に先立って御審議いただきますよう特段の御配慮をお願いするものであります。 以上で私の説明を終わりますが、何とぞ慎重審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。          ----------------次会日程報告 ○田村琢実議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。 明二十日、二十一日及び二十三日は、休日につき休会といたします。 二十二日及び二十四日は、予算説明会を開催いたします。 二十二日、二十四日及び二十五日は、議案調査のため本会議は開きません。 来る二十六日は、午前十時から本会議を開き、知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問を行います。          ---------------- △散会の宣告 ○田村琢実議長 本日は、これにて散会いたします。午前十時五十六分散会          ----------------...