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  1. 群馬県議会 2022-03-03
    令和 4年第1回定例会文教警察常任委員会(警察本部関係)−03月03日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年第1回定例会文教警察常任委員会警察本部関係)−03月03日-01号令和 4年第1回定例会文教警察常任委員会警察本部関係委員会の名称 文教警察常任委員会 開催場所   302委員会室 開議年月日時 令和4年3月3日 午前11時13分 散会年月日時 令和4年3月3日 午前11時51分 会議の目的  令和4年第1回定例県議会における付託議案等審査        (警察本部関係出席委員   委員長 伊藤 清  副委員長 神田和生    委員 中沢丈一        委員  橋爪洋介  委員   中島 篤    委員 あべともよ        委員  金井康夫  委員   加賀谷富士子  委員 鈴木敦子 欠席委員   なし 執行部出席者       【警察本部】        警察本部長     千代延晃平        生活安全部長    神戸 勇        警務統括官     荒船和男        会計統括官     石井真二        警務部長      古川英晴        交通部長      都筑 誠
           人身安全対策統括官 萩原義征        会計課長      戸屋信二 △再開(午前11時13分) ○伊藤清 委員長   ただいまから、文教警察常任委員会を再開し、警察本部関係審査を行います。  なお、本日の委員会は、議事運営に関する申合せにより、「発言は着座して行うこと」、「付託議案及び配付資料に係る質疑は、通告は不要ですが、配付資料以外の所管事項に係る質疑通告制とし、通告していない質問はできないこと」となっておりますので、御留意願います。  また、所管事項に関する質疑は、3年度関係以外については、次回の4年度関係審査の際に行っていただきますよう御協力願います。 △委員長あいさつ伊藤清 委員長   (あいさつ) △付託議案説明伊藤清 委員長   それでは、令和3年度関係付託議案概要について、警察本部長から説明をお願いします。 ◎千代延 警察本部長   (付託議案について概要説明) ○伊藤清 委員長   続いて、付託議案内容について、説明をお願いします。 ◎石井 会計統括官   (第55号議案令和3年度一般会計補正予算(第18号)」について、議案書及び資料1により説明) ○伊藤清 委員長   以上で、付託議案説明は終わりました。 △付託議案質疑伊藤清 委員長   これより、付託議案質疑を行います。  委員質疑及び執行部の答弁におかれましては、簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆橋爪洋介 委員   高崎北警察署は、予定どおり開署でよいか。 ◎石井 会計統括官   予定どおりである。 ◆橋爪洋介 委員   交通安全施設整備について、通学路における安全対策事業として約4,600万円の予算が計上されているが、事業内容について伺いたい。 ◎都筑 交通部長   昨年、道路管理者教育委員会と連携して実施した通学路合同点検結果に基づく、県警対策必要箇所を補完するものであり、道路標識の設置、道路標示塗り替え信号機改良等を行う予定である。  事業の内訳であるが、道路標識が新設、更新を含めて50本、道路標示横断歩道塗り替えが約80本、距離にすると5.636キロメートル、止まれの文字塗り替えが約50箇所で、0.5キロメートルとなっている。  信号機関係では、信号制御機更新が7基、車両用灯器LED化が7交差点分歩行者用灯器LED化が7交差点分となっている。 ◆橋爪洋介 委員   本日の新聞記事千葉県八街市で発生した交通事故に係る千葉地方裁判所裁判記事が掲載されていた。検察が法定刑上限の15年を求刑し、25日に判決が下され、大きな社会問題として国も交通安全対策に係る予算を措置した。  県警でも多くの箇所を調査し、その労力たるや大変なことだったろうと感謝している。  また、地域市議会議員から要望のあった10箇所前後を、県警高崎署が一括して調査していただき感謝している。  ただ、幹線道路を主とすると、従の道路で細かな要望が多いので、従の道路を手直しすると、主たる幹線道路に影響が大きく出るという課題に直面している。  新たな課題についても、地域に話を戻して検討しているので、今後もいろいろな資料提供をお願いしたい。  繰越明許費補正について、来年度の繰越事業がどのくらいあるのか伺いたい。 ◎都筑 交通部長   2月補正は、全て繰越しである。 ◆橋爪洋介 委員   当初予算のほか、2月補正で4,600万円の予算が措置され、件数が多く大変かと思うが、地域要望に応えていただくように、順次、事業を執行していただきたい。  地域の皆さんが注目している予算なので、しっかりと対応していただきたい。 ◆中島篤 委員   地域の方から、横断歩道が薄くなっているという話があり、私も同じような感覚であった。  区内を自家用車で確認すると、横断歩道が薄くなっている箇所が多くあり、今回の予算では不足していると思っている。  区長や学校関係者等県民道路危険箇所について、警察に申告できるシステムの構築について考えていただきたい。 ◆あべともよ 委員   通学路安全対策整備について、通学路点検の結果、実施することとした対策メニューのうち、今回の2月補正予算事業でどのくらいをカバーできるのか伺いたい。 ◎都筑 交通部長   通学路点検結果による対策必要箇所418箇所であるが、このうち、2月補正予算事業に限って言えば、道路標識について約70パーセント、横断歩道と止まれ文字塗り替えについて約30パーセントをカバーしている。  既に今年度当初予算と9月補正予算により、対策メニューの実施を進めているところでもあり、これに2月補正予算を合わせることで道路標識の約80パーセント、横断歩道塗り替えは100パーセント、  止まれ文字塗り替えは約95パーセントをカバーできることになる。 ◆あべともよ 委員   9月補正予算と2月補正予算で大部分がカバーできるが、残っている箇所については、新年度予算で対応していただけるのか。 ◎都筑 交通部長   新年度予算も活用して、対策メニュー早期完了を目指していく。 ◆あべともよ 委員   よろしくお願いしたい。  LED信号機整備進捗状況について伺いたい。 ◎都筑 交通部長   令和3年3月末現在、LED信号灯器は全体の約52パーセントとなる約26,000灯を整備している。 ◆あべともよ 委員   LED化によって、信号が見やすくなり、経費が節減される効果もあると思うが、経費の節減についてはどのぐらい効果があるのか。 ◎都筑 交通部長   LED化した場合、電球式に比べて消費電力が約6分の1となるほか、寿命電球式に比べ6倍以上長くなると見込まれている。 ◆あべともよ 委員   消費電力が6分の1になり、寿命が6倍になることは、電球式と比較するとコスト的にもメリットがあると思う。  LED信号灯を導入するには、経費がかかると思うが、何年使うとどのくらい経費が節約されるのか比較し、その効果を見込んで財源を捻出していくという検討も必要なのではないかと思う。早くLED信号灯に変えた方が、経費が得になるという検討の仕方も必要なのではないかと思う。  予算がついたところからLED化しているが、このような検討も加味しながら、早急なLED化、効率的なLED化を推進していただきたい。  次に、警察施設長寿命化計画事業内容について伺いたい。 ◎石井 会計統括官   今回の2月補正予算では、令和4年度以降に計画していた事業のうち、警察署庁舎等整備事業として約1億5,000万円。職員宿舎整備事業として約9,300万円。交番駐在所整備事業として約5,300万円の事業予定している。 ◆あべともよ 委員   主にどのような内容計画されているのか。 ◎石井 会計統括官   警察署庁舎等整備事業については、前橋警察署空調更新工事職員宿舎整備事業では、館林警察署松沼宿舎改修工事交番駐在所整備事業については、吾妻警察署四万駐在所改修工事などを予定している。 ◆あべともよ 委員   長寿命化計画に基づき事業を進めていると思うが、例年の予算規模はどのくらいになるのか。 ◎石井 会計統括官   ここ2、3年の予算額は年間3億6,000万円である。 ◆あべともよ 委員   今回の3億円の補正予算長寿命化計画に基づく取組進捗はどの程度か。 ◎石井 会計統括官   今回補正予算が3億円で、令和4年度当初が3億6,000万円の予算が内示されたので、約1年分に近い工事を実施できる見込みである。 ◆あべともよ 委員   今回の補正予算で、長寿命化計画進捗が早まることは、大事なことと思う。
     長寿命化をどのような順番でどのように今後取り組むのか詳細な計画が公表されていないため、進捗予算の不足が把握しづらい。  長寿命化計画は、そのときに計画した工事を実施することで、利用できる期間を延ばすことや費用を低減する効果があるので、計画どおりに進めていくことが効果を最大限上げるため必要なことである。  計画より前倒しに進めていただくのはいいと思うが、計画が遅れてしまうと、そのとき予算を使わなくて済んだように見えるかもしれないが、結果的に余分な予算を使うことにもつながりかねない。そのような観点から進捗を管理し、計画どおり余分な予算がかからないように進めていただき、早め早めに手を打っていただくことをお願いしたいと思うがどうか。 ◎石井 会計統括官   県警では、平成31年2月に「群馬県警察施設管理計画」を策定し、その計画に沿って事業を進めているところであり、今後5年間程度整備計画が具体的にある。予算状況規模等によって内容が変更となるため公表はしていないが、劣化診断に基づいて保全整備をしていきたいと考えている。 ○伊藤清 委員長   以上で付託議案質疑を終了いたします。 △所管事項質疑伊藤清 委員長   これより、所管事項質疑を行います。  なお、質問は、事前通告書により行ってください。 ◆あべともよ 委員   リベンジポルノ現状警察取組について伺いたい。 ◎萩原 人身安全対策統括官   リベンジポルノとは、交際中に撮影した被害者性的画像などを同意なくインターネット上に公表するなどして、被害者が多大な精神的苦痛を受ける事案のことである。  具体的には、インターネット掲示板で公開したり、無料通信アプリで多くの人に送信したりするケースである。  リベンジポルノ被害の実情に鑑みて、平成26年12月に「私事性的画像記録提供等による被害防止に関する法律」が施行されている。  リベンジポルノ現状について、警察では、私事性的画像被害防止法施行後の平成27年から令和3年までの7年間で、計61件の相談を受理している。  その間、同法違反検挙は5件で、強要や脅迫など他法令による検挙が13件であった。  令和3年中の相談件数は10件で、私事性的画像被害防止法違反検挙はなく、他法令適用による検挙が2件となっている。  リベンジポルノは、インターネット空間に一度でも掲載されてしまうと、完全消去は困難とされている特性からも、未然に拡散防止することが重要である。  令和3年中10件の相談についての対処は、拡散前に他法令適用による検挙が2件、口頭警告後、拡散前に画像を削除させた事案が3件、既に画像が削除されていた事案が3件などとなっている。  2件の検挙事例は、相談時いずれも「性的画像をばらまくぞ」などと言われ、別被害の傷害や恐喝未遂行為者早期に事件検挙している。  検挙に至らない事案においても、拡散前に迅速的確に対処している。 ◆あべともよ 委員   拡散されてしまってからでは、被害の回復が難しいので、そこに至る前に対応していただいていることは有り難いことである。  今後も取り返しのつかない被害が起こらないように、積極的に対応していただきたい。  続いて、リベンジポルノSNSに起因する犯罪等に関して、犯罪で逮捕されることの周知が大切であると思うが、啓発活動について伺いたい。 ◎萩原 人身安全対策統括官   県警察では、「おぜのかみさま県民運動」と連携した情報モラル講習防犯講話などをあらゆる年代に対して行っている。  情報モラル講習会は、小・中・高校生、保護者学校関係者などを対象に、リベンジポルノ及びSNSに起因するインターネット犯罪危険性周知被害予防目的として実施している。  講習内容は、対象年齢等に合わせて、インターネット利便性拡散等危険性を踏まえた安全利用SNSインターネット掲示板上への情報発信個人情報流出防止SNS出会い系サイト利用危険性ウイルス対策等セキュリティー対策などについて説明し、注意喚起をしている。  令和3年中は、新型コロナ感染防止に配慮しながら、実施可能な時期に、学校等で計595回、延べ83,317人に対して実施している。 ◆あべともよ 委員   コロナ禍においても、配慮をしながら実施しているということで、非常に有り難いことだと思っている。  「おぜのかみさま」では、知らない人に画像を送ってはならないことが記載されているが、リベンジポルノの場合は、自分が信頼し関係性の強い人が、インターネット画像拡散する特徴があると思っている。  自分が信頼している人でも、その関係が続くとは限らないということを注意喚起する必要がある。  人間関係の信頼を疑うようなことを教えるのは、どうなのかという問題もあるが、実際に被害が起きることがあって、どんなに信頼している人であっても、困るようなものは送らないような視点も必要と思うので、その点も周知の中に含めていただきたい。 ○伊藤清 委員長   以上で所管事項質疑を終了いたします。 △付託議案討論採決伊藤清 委員長   これより付託議案採決をいたします。  採決に先立ち、討論される委員挙手願います。  (挙手なし) ○伊藤清 委員長   討論がありませんので、本委員会に付託された令和3年度関係議案について、採決いたします。  第55号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の委員挙手願います。  (挙手全員) ○伊藤清 委員長   挙手全員であります。  よって、第55号議案原案のとおり可決することに決定いたしました。 △その他 ○伊藤清 委員長   委員長報告については、正副委員長に御一任願います。 △散会伊藤清 委員長   以上で、本委員会において審査すべき、令和3年度関係の案件は全て終了いたしました。  次回は、来週3月10日(木)に開催し、令和4年度の教育委員会関係審査を行います。  なお、令和4年度の警察本部関係審査は、3月11日(金)に開催し、審査を行います。 本日は、これにて散会いたします。  (午前11時51分終了)  委員会記録署名委員   文教警察常任委員会    委員長 伊藤 清...