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群馬県議会
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2021-11-01
>
令和 3年 第3回 定例会−11月01日-07号
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群馬県議会 2021-11-01
令和 3年 第3回 定例会−11月01日-07号
取得元:
群馬県議会公式サイト
最終取得日: 2023-05-03
令和
3年 第3回
定例会
−11月01日-07
号令和
3年 第3回
定例会
群馬県議会会議録
第7号
令和
3年11月1日
出席議員
45人
欠席議員
0人 欠員 5人
中沢丈
一 (出 席)
久保田順一郎
(出 席) 星野 寛 (出 席) 岩井 均 (出 席)
狩野浩志
(出 席)
橋爪洋介
(出 席)
星名建
市 (出 席)
伊藤祐司
(出 席) 井田 泉 (出 席)
水野俊雄
(出 席)
後藤克己
(出 席) 中島 篤 (出 席) 萩原 渉 (出 席) あべともよ (出 席)
岸善一郎
(出 席)
井下泰伸
(出 席)
酒井宏明
(出 席)
金井康夫
(出 席) 金子 渡 (出 席) 安孫子 哲 (出 席) 藥丸 潔 (出 席) 小川 晶 (出 席) 伊藤 清 (出 席) 大和 勲 (出 席)
川野辺達也
(出 席)
本郷高明
(出 席)
穂積昌信
(出 席)
井田泰彦
(出 席)
加賀谷富士子
(出 席)
泉沢信哉
(出 席)
今泉健司
(出 席)
松本基志
(出 席) 斉藤 優 (出 席)
大林裕子
(出 席) 森 昌彦 (出 席)
八木田恭之
(出 席)
入内島道隆
(出 席)
矢野英司
(出 席)
高井俊一郎
(出 席)
相沢崇文
(出 席)
神田和生
(出 席)
金沢充隆
(出 席)
亀山貴史
(出 席)
秋山健太郎
(出 席)
牛木義
(出 席 説明のため出席した者の
職氏名
知事
山本一太
副
知事
宇留賀敬一
教育長
平田郁美
代表監査委員
林 章
警察本部長
千代延晃平
企業管理者
中島啓介
知事戦略部長
田子昌之
総務部長
友松 寛
県土整備部長
清水昭芳
会計管理者
福田芳美
病院局長
坪口創太
財政課長
下山 正 職務のため出席した者の
職氏名
局長
星野恵一
総務課長
井坂雅彦
議事課長
木暮和巳
議事課次長
新井俊宏
議事課係長
井手由喜
議事課主幹
大山浩史
議事課主任
黒沢成康
令和
3年11月1日(月) 議 事 日 程 第 7 号 第1
決算特別委員長報告
・
令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
の
認定
について
令和
2年度
特別会計歳入歳出決算
の
認定
について
令和
2年度
公営企業会計決算
の
認定
について ・第171
号議案
令和
2年度
群馬
県
電気事業会計剰余金
の処分について 以 上 知 事 提 出 午前10時開議 ● 開 議 ○
井田泉
議長
おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ● 諸般の
報告
○
井田泉
議長
日程に入る前に、諸般の
報告
をいたします。 10月15日付で
群馬
県
人事委員会委員長
から
議長宛て
に、
地方公務員法
第8条第1項、第14条第2項及び第26条の規定に基づく職員の
給与等
に関する
報告
及び勧告がありました。その写しをあらかじめお手元に配付しておきましたので、御承知願います。 ●
決算特別委員長報告
○
井田泉
議長
△日程第1、
令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
、同
特別会計歳入歳出決算
、同
公営企業会計決算
の
認定
の件及び第171
号議案
を議題とし、
委員長
の
報告
を求めます。
決算特別委員会久保田順一郎委員長
御登壇願います。 (
決算特別委員会
久保田順一郎委員長
登壇 拍手) ◎
決算特別委員会
(
久保田順一郎
委員長
)
決算特別委員会委員長
、
久保田順一郎
でございます。
決算特別委員会
における
審査
の経過と結果について、御
報告
申し上げます。 本
委員会
は10月12日に設置され、
令和
2年度
群馬
県
一般会計決算
、同
特別会計決算
及び同
公営企業会計決算並び
に第171
号議案
について、慎重に
審査
を行ってまいりました。 10月18日及び19日には各
分科会
が開催され、
決算内容
に関する
審査
が行われたところでありますが、それらの概要につきましては、10月26日に開催されました
総括質疑
における
主査報告
のとおりであります。 また、
分科会
では、
現地調査
が行われ、昨年度
事業
の
実施状況
やその効果などを現場にて、改めて確認したところであります。 さらに、
総括質疑
においては、
各党会派
を代表する6名の
委員
により質疑が行われました。その主な項目について申し上げます。
令和
2年度
歳入歳出決算
の評価について、
ぐんま暮らし支援センター
の実績と今後の取組について、
新型コロナウイルス感染症対策
について、
企業局
の
新規産業団地
の造成について、
藤岡特別支援学校
の
整備
について、
有害鳥獣対策
における
人材育成
について、
令和元年東日本台風
及び
令和
2年
豪雨災害
の
復旧状況
について、県庁32階の
整備効果
について、
東部児童相談所
の
移転整備
の効果について、
高等学校等奨学金貸与事業
について、
県出資法人等
における女性の
活躍推進
の取組について、新機体を導入した
防災ヘリ
について、
痴漢被害者
への支援について。なお、これらの項目のほかにも、各般にわたり議論が交わされたことは、皆様の御承知のとおりであります。 以上の
審査
を踏まえ、本
委員会
に付託されました各案件について採決した結果、お手元に配付の
報告書
のとおり、
令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
、
令和
2年度
群馬
県
用地先行取得特別会計歳入歳出決算
及び
令和
2年度
群馬
県
流域下水道事業
、同
工業用水道事業
、同
水道事業
、同
団地造成事業
の各
公営企業会計決算
については多数をもって、その他の
会計決算
及び第171
号議案
については
全会一致
をもって、
認定
及び可決すべきものと決定いたしました。 以上、申し上げまして、
委員長報告
といたします。(拍手) ──────────────────────────
令和
3年10月26日
群馬県議会議長
井 田 泉 様
決算特別委員長
久保田
順一郎
委員会決算審査報告書
本
委員会
に付託された案件について
審査
の結果、下記のとおり決定したので、
会議規則
第76条の規定により
報告
します。 記
令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
【多数をもって
認定
】
令和
2年度
群馬
県
母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
農業改良資金特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
県有模範林施設費特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計歳入歳出決算
【以上、
全会一致認定
】
令和
2年度
群馬
県
用地先行取得特別会計歳入歳出決算
【多数をもって
認定
】
令和
2年度
群馬
県
収入証紙特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
林業改善資金特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
公債管理特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
中小企業振興資金特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県新
エネルギー特別会計歳入歳出決算
令和
2年度
群馬
県
国民健康保険特別会計歳入歳出決算
【以上、
全会一致認定
】
令和
2年度
群馬
県
流域下水道事業決算
【多数をもって
認定
】
令和
2年度
群馬
県
電気事業決算
【
全会一致認定
】
令和
2年度
群馬
県
工業用水道事業決算
令和
2年度
群馬
県
水道事業決算
令和
2年度
群馬
県
団地造成事業決算
【以上、多数をもって
認定
】
令和
2年度
群馬
県
施設管理事業決算
令和
2年度
群馬
県
病院事業決算
【以上、
全会一致認定
】 第171
号議案
令和
2年度
群馬
県
電気事業会計剰余金
の処分について 【
全会一致可決
】 ────────────────────────── ○
井田泉
議長
以上で
委員長報告
は終了いたしました。 ● 討 論 ○
井田泉
議長
これより
討論
に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 ────────────────────────── 本 日 の 発 言 通 告
┌───────┬─────────────────────────────────────────┐
│氏名
│発言通告内容
│
│(所属会派) │ │
├───────┼─────────────────────────────────────────┤ │酒 井 宏
明│令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
、同
用地先行取得特別会計歳入歳出決算
、同
流域下│
│(日本共産党
)
│水道事業
、同
工業用水道事業
、同
水道事業
、同
団地造成事業
の各
公営企業会計決算
の
認定
に│ │ │関する
委員長報告
に対する
反対討論
│ ├───────┼─────────────────────────────────────────┤ │泉 沢 信
哉│令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
、同
特別会計歳入歳出決算
、同
公営企業会計決算
の│
│(自由民主党
)
│認定
及び第171
号議案
の
委員長報告
に対する
賛成討論
│ └───────┴─────────────────────────────────────────┘ ────────────────────────── ○
井田泉
議長
委員長報告
に対する
反対討論者酒井宏明議員
御登壇願います。 (
酒井宏明議員
登壇 拍手) ◆
酒井宏明
議員
日本共産党
の
酒井宏明
です。 会派を代表して、
令和
2年度の
決算認定
に反対の立場で
討論
を行います。 昨年度は、
新型コロナウイルス
や豚熱など、新たな
感染症
が猛威を振るった1年でした。
コロナ
に罹患され、お亡くなりになられた方々、今も後遺症に苦しめられている方々に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。また、
医療従事者
やエッセンシャルワーカーをはじめ、
感染防止対策
の最前線で引き続き奮闘されている全ての皆さんに心からの敬意と感謝を申し上げます。 さて、
知事就任
2年目の
予算執行
はどうだったでしょうか。この間、国が
感染症
のベッドを半分にし、全国の保健所の数も半分にしたことで、
感染爆発
と
医療崩壊
を招いたことは明らかです。こうした中で、
県民
の命と
暮らし
を守ることが県政に課せられた大きなテーマでした。
飲食関連事業者等
への
事業継続支援金
など、県独自の施策も一部ありましたが、全体として国の制度の枠組みを出ず、国の
コロナ失政
が主な責任であるとはいえ、
県民
の命を守る姿勢に乏しかったと言わざるを得ません。無
症状感染者
を早期に把握、保護する上で有効な
PCR検査
を、いつでも、誰でも、無料で、何度でもという
県民
の切実な要望も聞き届けられませんでした。 将来、
負担比率
が、ここ数年、徐々に悪化し、
全国順位
も、平成21年の8位から、
令和
2年には16位にまで低下しました。
知事
は、
全国魅力度ランキング
の
順位低下
をとりわけ気にしているようですが、こちらのほうこそ気にするべきではありませんか。
県有施設
の見直し問題では、
特別委員会
で10の全
対象施設
を
現地調査
、12月には存続を求める
県民
の高まりを十分考慮し、慎重に検討することなどを求める決議が
全会一致
で採択されるなど、
知事
の
廃止方針
に待ったがかかりました。審議の中で、
自民党議員
からも、
関係団体
と丁寧に話を進めてほしいと釘を刺される場面もありました。 こうした中で、
県民会館
や
ライフル射撃場
の当面存続など、当初の方針を大幅に変更せざるを得なくなりました。しかし、
県民会館
の大
規模改修
を行わず、しかも大ホールしか使わせないで、その管理を前橋市に丸投げするようなことに対しては、県の責任を放棄するものだとの批判を免れません。
県民会館
の存続を求める2万人もの署名に象徴されるように、施設のあり方について、
県民
、
利用者
の意見をもっと丁寧に聞く必要があったのではないでしょうか。また、
指定管理者制度
やPFI、
コンセッション方式
の導入など、安易な
民間委託
に走らないよう、強く求めるものであります。
見直し対象
の10施設には含まれていませんが、
県勤労福祉センター
の敷地内にある車椅子でも使えるパラテニスコートを、県は補修に多大な費用がかかるとして、今年3月に廃止してしまいました。
障害者スポーツ
の振興に逆行するものではありませんか。 次に、教育の分野についてですが、少
人数学級
は今年度から小中全学年で35人学級が実施されました。しかし、予算を1億円減らし、教員も減らしたままです。
群馬
県ゆきとどいた教育をすすめる会が3月、
議長
に1万5,260筆の
請願書面
を提出しました。1人1台のタブレットよりも、
教員数
を増やして、
生徒一人ひとり
にきめ細かい指導、援助ができる体制を整えるべきではありませんか。
学校給食費無料化
は、現在、渋川市など12
市町村
で
完全無料化
、16
市町村
で何らかの形で補助を行うなど、合わせて28
市町村
に広がっています。しかし、県の補助は全くありません。
学校給食費
の
無料化
は、
少子化対策
、
貧困対策
のみならず、食育としても大変有効です。
県民
の
幸福度向上
というなら、
給食費無料化
に踏み切るべきであります。
医療
・福祉の分野では、
外国人
の
未払い医療費補助
に関し、昨年度、県内15
医療機関
に約400万円が支払われました。この制度の廃止が取り沙汰され、1年前の
決算討論
で私は、
人道的見地
からも存続すべきだと強調しました。
県民
的にも存続を求める声が高まり、結局、
救急
医療機関
に特化した形で残すことになりましたが、お金のあるなしで
外国人
の
医療
を受ける権利が侵害されないよう、強く求めるものであります。 昨年12月に策定した
県土整備プラン
2020は、防災・
減災対策
を最
優先課題
に位置づけるとともに、
公共交通網
の
整備
を重視し、これまで7つの
交通軸
と称してきた
大型道路整備
の
工期延長
、単
年度予算圧縮
にも踏み切りました。東毛広幹道の
BRT計画
を白紙に戻すなど、一旦始まった
事業
でも、
県民
の利益にならない
事業
は思い切って見直していく姿勢は率直に評価したいと思います。
日米共同訓練
が昨年12月、榛東村の相馬原
演習場
を拠点に強行されました。
米海兵隊
、
自衛隊
、合わせて900人が参加し、オスプレイが前橋などの
市街地上空
を頻繁に低空飛行訓練しました。
県民感情
を逆なでした暴挙に、その費用は
コロナ感染防止
や
医療
に回せと、怒りの声が噴出いたしました。
日本共産党
は、
市民団体
とともに、
防衛省
や県、
関係市町村
、
陸上自衛隊
12旅団にも申入れを行いました。県としても、
県民
の命と安全を脅かす
戦闘訓練
に抗議の意志を示すべきでありました。
総務企画常任委員会
の審議では、土地・
水対策室
が水
需要
予測を行っていないことも明らかになりました。過大な水
需要
予測が
ダム建設推進
の1つの口実になりました。例えば桐生川ダムは造られて40年近くがたちますが、桐生市の
水道用水
としては1滴も使われておりません。これまでの
水行政
が適正なものだったのか、将来の水
需要
がどう変化し、どう対応しなければならないのか、科学的な水
需要
予測を行うべきであります。 こうした理由から、
決算認定
に賛成するわけにはいかないことを述べて、私の
討論
といたします。(拍手) ○
井田泉
議長
委員長報告
に対する
賛成討論者泉沢信哉議員
御登壇願います。 (
泉沢信哉議員
登壇 拍手) ◆
泉沢信哉
議員 おはようございます。そして、大変、皆様、お疲れさまでございました。
自由民主党
、
泉沢信哉
でございます。会派を代表して、
令和
2年度
決算審査
に当たり、賛成の立場から
討論
を申し上げます。
令和
2年度予算は、
山本知事
に代わって初めて本格的に
予算編成
されたものであることは、皆様御承知のとおりであります。
令和
2年度が始まる直前より、
新型コロナウイルス
という得体の知れない病魔が世界中を恐怖に陥れ始めておりました。その時点では、この
感染症
がどのような形で我々の
日常生活
をむしばみ、脅かすのか、見当もつかないまま、第一次
世界大戦
を終結させたと
歴史的見解
のある
スペイン風邪
のように、ある意味、100年に一度の
危機的事態
を想定するしかないといった
令和
2年度の幕開けでした。
新型コロナウイルス感染症
に対し、特効薬どころか、予防するワクチンさえいつ接種できるのか不明といった状態の中、
県民
の命と健康、
暮らし
を守り、
感染拡大防止
と
社会経済活動
がどのように両立できるかを
執行部
も議会も真剣に考え、
知事
を先頭に迅速に対応してきた、そのような1年であったと認識しております。 そして、当初から予算化されていた防災・
減災対策
をはじめとした
県民
の安全・安心を支えるための取組や、本県に経済的好循環をもたらすための新たな施策についても決して手を抜くことなく、しっかりと取り組んでこられた経過に対しまして、高く評価いたしております。 それでは、主な
事業
や新たな政策を幾つか振り返ってみたいと思います。
新型コロナウイルス感染症
における各般の対応においては、
感染拡大防止
と検査・
医療提供体制
の充実として、
地域外来
・
検査センター
を設置するとともに、
新型コロナウイルス感染症患者
を受け入れる
専用病床
の確保などにも尽力されました。また、産業への
経済的支援
として、実質無利子・無担保となる
新型コロナウイルス感染症対応資金
を創設するとともに、
ストップコロナ
!
対策認定制度
により、適切な
感染症対策
を実施している
事業者
を支援し、加えて、
観光関連
では、
県民
を対象とした
県内宿泊割引
である
愛郷ぐんまプロジェクト
を実施したことは、
事業者
のみならず多くの
県民
からも大変喜ばれ、評価された
支援策
であったと認識しております。 続きまして、
教育分野
においては、
県立高校等
における1人1台パソコンを
整備
し、
子どもたち
の学びを確実に継続させてまいりました。また、生活の不安への対応として、
生活福祉資金
の特例貸付けを行っている
県社会福祉協議会
に対する
貸付原資
の補助や、低
所得者
の
独り親世帯
への
特別給付金
の支給など、社会的に弱い立場の方々への
支援策
も大いに評価できるところであります。 次に、本県の
日常生活
ほか、
経済等
に好循環をもたらす取組においては、災害に強く、安心な
暮らし
と安定した
経済活動
を実現するために、ハード・ソフトが一体となった防災・
減災対策
を中心に実施されたことや、
ぐんま5つ
のゼロ宣言の実施に向けて、
ぐんま再生可能エネルギープロジェクト
を推進してきたことは、国際的な動向である脱
炭素社会
へ向けた取組として評価すべき点が多いものと考えております。 また、
群馬
のイメージアップ及び本県の
ブランド
を向上させるための施策として、本県への移住を促進するための
ぐんま暮らし支援センター
において、オンラインも含めた相談を実施されたことや、G−アナライズ&
PRチーム
による
県内農畜産物
の食味や
栄養成分
の分析を推進したことは、
即効性
のある施策として受け止めております。 また、
地域課題
を民間との連携により解決するために、
官民共創スペースNETSUGEN
を開設したことは、未来に向けた投資であると理解しております。 加えて、
ぐんまちゃんのブランド化
を図るため、アニメの制作に着手されたことは、
方向性
としては容認できるものですが、今後の企画の進展や
視聴者ターゲット
、また、
映像等
の精度への
創意工夫
を期待しております。 その上で、
一般会計
の
決算
の概要を見てみますと、
令和
2年度
一般会計
の
決算額
は、
歳入
が8,666億円、
歳出
は8,425億円となり、
実質収支
は157億円でありました。
コロナ関連国庫支出金返還予定額分
の103億円を除いても、54億円の黒字を確保できたことは評価いたします。 そして、
財政調整基金
の年度末残高は、前年度に比べ44億円増となっており、一定の評価はできるものの、
基金残高
が増加したとはいえ、
標準財政規模
に対する割合を全国で比べてみると、ワースト8位であり、引き続き
財政健全化
への取組を求めるところであります。 そのほか、
臨時財政対策債
を除いた
県債残高
は、前年度に比べ306億円増加しており、その要因は、防災・
減災対策
や
被害復旧事業
に取り組んだこと、また、
新型コロナ
の影響による
県税収入
の減を踏まえた
減収補債
を発行したことであると認識しております。
令和
2年度
決算
に基づく
健全化判断比率
も、全ての指標が
早期健全化基準
を下回っておりますが、
全国順位
の低下は懸念されるところであります。引き続き、
財政
の
健全性
に十分配慮した
予算編成
を行うよう、要望を申し上げる次第でございます。
一般会計決算
の全般を見渡した所感といたしましては、
コロナ対応
に加え、未曽有の状況にありながら、本県に新たな価値や
経済的効果
をもたらす
事業
にも積極的に取り組むとともに、
財政
の
健全性
にも配慮した
県政運営
が行われたものとして評価いたしたいと存ずるところであります。 そのほか、
公営企業会計
の評価といたしましては、各
公営企業
の運営について、経営の
基本原則
に従って、おおむね適正に運営されているものと確認し、
企業局関係
においては、
経営基本計画
に基づく効率的な経営に努めながら、
一般会計
への繰り出しなどを通じて引き続き積極的に地域貢献していくことを期待し、望むところであります。 また、
病院事業
については、増収、増益の
決算
となっていますが、さらなる
経営改善
に努めながら、
県立病院
としての役割を果たしていただきたく、
お願い
を申し上げます。
流域下水道事業
については、
令和
2年度から
公営企業会計
が適用となり、今回が初めての
決算審査
でありますが、
決算
において
経常損益
の黒字を確保しており、引き続き
施設等
の計画的な改修や
耐震化
などを行うとともに、
流入水量
の増加を図り、
収入確保
を努めていただきたく、重ねて
お願い
を申し上げる次第であります。 以上、評価すべき主な成果を述べさせていただきましたが、
令和
2年度
決算
はおおむね適正に執行されたものと認め、
決算審査
に当たって、
決算特別委員会
からの
報告
に対し賛成の意を表するものであります。 以上を申し上げまして、会派を代表としての
賛成討論
といたします。(拍手) ○
井田泉
議長
以上で
討論
を終結いたします。 ● 採 決 ○
井田泉
議長
これより採決いたします。 まず、
令和
2年度
群馬
県
一般会計歳入歳出決算
の
認定
、
令和
2年度
群馬
県
用地先行取得特別会計歳入歳出決算
の
認定
、
令和
2年度
群馬
県
流域下水道事業
、同
工業用水道事業
、同
水道事業
、同
団地造成事業
の各
公営企業会計決算
の
認定
について採決をいたします。 これを
委員長報告
のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○
井田泉
議長
起立多数であります。よって、各
会計決算
については
委員長報告
のとおり
認定
することに決定いたしました。 次に、ただいま採決いたしました各
会計決算
を除く
令和
2年度
群馬
県
特別会計歳入歳出決算
、同
公営企業会計決算
の
認定
及び第171
号議案
について採決いたします。 これを
委員長報告
のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立) ○
井田泉
議長
起立全員であります。よって、各
会計決算
及び第171
号議案
については
委員長報告
のとおり
認定
及び可決することに決定いたしました。 ●
決算特別委員会
の廃止 ○
井田泉
議長
次に、
決算特別委員会
の廃止についてお諮りいたします。 本日をもって
決算特別委員会
を廃止することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
井田泉
議長
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ● 休会の議決 ○
井田泉
議長
お諮りいたします。 明2日、4日及び5日、8日から12日、15日から19日、22日の14日間は本会議を休会にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
井田泉
議長
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 次の本会議は、24日午前10時から再開いたします。 ● 散 会 ○
井田泉
議長
本日はこれにて散会いたします。 午前10時27分散会...
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