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令和 3年 第2回 定例会−06月15日-付録
令和 3年 第2回 定例会−06月15日-07号

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  1. 群馬県議会 2021-06-15
    令和 3年 第2回 定例会−06月15日-07号


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    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年 第2回 定例会−06月15日-07号令和 3年 第2回 定例会 群馬県議会会議録 第7号 令和3年6月15日        出席議員 47人 欠席議員 0人 欠員 3人    中沢丈一  (出 席)       久保田順一郎(出 席)    星野 寛  (出 席)       岩井 均  (出 席)    狩野浩志  (出 席)       福重隆浩  (出 席)    橋爪洋介  (出 席)       星名建市  (出 席)    伊藤祐司  (出 席)       角倉邦良  (出 席)    井田 泉  (出 席)       水野俊雄  (出 席)    後藤克己  (出 席)       中島 篤  (出 席)    萩原 渉  (出 席)       あべともよ (出 席)    岸善一郎  (出 席)       井下泰伸  (出 席)    酒井宏明  (出 席)       金井康夫  (出 席)    金子 渡  (出 席)       安孫子哲  (出 席)    藥丸 潔  (出 席)       小川 晶  (出 席)    伊藤 清  (出 席)       大和 勲  (出 席)    川野辺達也 (出 席)       本郷高明  (出 席)    穂積昌信  (出 席)       井田泰彦  (出 席)    加賀谷富士子(出 席)       泉沢信哉  (出 席)    今泉健司  (出 席)       松本基志  (出 席)
       斉藤 優  (出 席)       大林裕子  (出 席)    森 昌彦  (出 席)       八木田恭之 (出 席)    入内島道隆 (出 席)       矢野英司  (出 席)    高井俊一郎 (出 席)       相沢崇文  (出 席)    神田和生  (出 席)       金沢充隆  (出 席)    亀山貴史  (出 席)       秋山健太郎 (出 席) 説明のため出席した者の職氏名    知事         山本一太    副知事        宇留賀敬一    教育長        平田郁美    警察本部長      千代延晃平    企業管理者      中島啓介    知事戦略部長     田子昌之    総務部長       友松 寛    財政課長       下山 正 職務のため出席した者の職氏名    局長         星野恵一    総務課長       井坂雅彦    議事課長       木暮和巳    議事課次長      新井俊宏    議事課係長      井手由喜    議事課主幹      大山浩史    議事課主任      黒沢成康     令和3年6月15日(火)                   議  事  日  程 第 7 号 第1 常任委員長報告    第112号議案 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第7号)    第113号議案 令和3年度群馬県電気事業会計補正予算(第1号)    第114号議案 群馬県過疎地域の持続的発展の支援のための県税の課税の特例に関する条例    第115号議案 群馬県県税条例等の一部を改正する条例    第116号議案 群馬県住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例    第117号議案 群馬県婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第118号議案 群馬県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第119号議案 群馬県保護施設等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第120号議案 群馬県介護福祉士修学資金貸与条例の一部を改正する条例    第121号議案 群馬県指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第122号議案 群馬県指定障害児入所施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第123号議案 群馬県指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第124号議案 群馬県指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第125号議案 群馬県障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第126号議案 群馬県地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第127号議案 群馬県福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第128号議案 群馬県障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第129号議案 群馬県医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例    第130号議案 群馬県家畜伝染病予防法関係手数料条例の一部を改正する条例    第131号議案 群馬県中山間地域ふるさと農村活性化基金条例の一部を改正する条例    第132号議案 群馬県立公園条例の一部を改正する条例    第133号議案 群馬県建築審査会条例の一部を改正する条例    第134号議案 群馬県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第135号議案 群馬県地域振興基金条例を廃止する条例    第136号議案 群馬県地域福祉基金条例を廃止する条例    第139号議案 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第7号・追加提案分)    第141号議案 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第7号・追加提案分(その2))    承第3号 専決処分の承認について    承第4号 専決処分の承認について                           以 上 知 事 提 出    ・請願 第2 発議案の付議    ・議第9号議案及び議第10号議案について                         以 上 委 員 会 提 出 第3 追加議案の上程    ・第142号議案及び第143号議案について                           以 上 知 事 提 出                             (提 案 説 明) 第4 特定事件の継続審査     午前9時59分開会   ● 開     議 ○井田泉 議長 これより本日の会議を開きます。   ● 常任委員長報告 ○井田泉 議長  △日程第1、第112号から第136号、第139号及び第141号の各議案、並びに承第3号及び承第4号、並びに各請願を一括して議題とし、常任委員長の報告を求めます。  健康福祉常任委員会泉沢信哉委員長御登壇願います。           (健康福祉常任委員会 泉沢信哉委員長 登壇 拍手) ◎健康福祉常任委員会(泉沢信哉 委員長) おはようございます。健康福祉常任委員会委員長の泉沢でございます。健康福祉常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案の審査についてでありますが、第121号から第128号議案までの「群馬県指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」ほか7条例の改正に関して、電磁的記録による個人情報の管理の徹底について質疑されました。  次に、第112号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」に関して、健康福祉部関係では、生活福祉資金の特例貸付に関して、制度の周知等について質疑されました。  ひきこもり支援に関して、支援団体への補助内容や県民への周知方法について質疑されました。  また、衛生環境研究所におけるPCR検査機器の更新内容や現在のPCR検査体制について質疑されました。  生活こども部関係では、ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金事業に関して、事業の内容や給付要件の緩和、周知方法等について質疑されました。  また、不安を抱える女性に寄り添った相談支援に関して、事業内容や相談窓口の周知について質疑されました。  次に、第141号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」に関して、医療機関におけるワクチン個別接種促進のための財政支援に関して、医療機関への制度周知や接種件数の見込み等について質疑されました。  また、新型コロナウイルス感染症困窮者自立支援金に関して、制度周知の方法や支給要件等について質疑されました。  その他の議案についても、慎重審議の上、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、健康福祉部・病院局関係については、県営ワクチン接種センターにおける重複接種の再発防止について、エッセンシャルワーカーへの優先接種について、県営ワクチン接種センターにおける打ち手の確保について、余剰ワクチンの有効活用について、サービスステーション事業について、県央地域のワクチン接種センターの運営方法について、ワクチン接種に不安を感じる県民への対応について、PCR検査の拡充について、変異株の感染者の公表方法について、心臓血管センターで発生したクラスターについて、高齢者施設における応援職員派遣支援事業及び衛生用品の備蓄について、介護ロボット等導入支援事業について、県営ワクチン接種センターの円滑な運営について、感染力の強い変異株への対応について、県営ワクチン接種センターの予約方法について、生活困窮者への食糧支援について、ゲートキーパー養成講座について、オンライン診療について、ワクチン接種の副反応に対する健康被害救済制度について。  次に、生活こども部関係については、インターネット等を利用した詐欺に対する注意喚起について、結婚支援事業について、妊娠SOS相談の実施状況等について、不育症検査費用助成について、インフルエンサーを活用した少子化対策の取組について、児童虐待の現状について、児童虐待の対応に係る人員体制について、一時保護所の入所率について、こどもホットライン24の電話相談について、里親委託の現状と今後の取組について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げて委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               健康福祉常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第112号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 5 款 生活こども費         第 6 款 健康福祉費 第141号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち
     2 歳     出         第 6 款 健康福祉費       (事 件 議 案) 第117号議案 群馬県婦人保護施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第118号議案 群馬県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第119号議案 群馬県保護施設等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第120号議案 群馬県介護福祉士修学資金貸与条例の一部を改正する条例 第121号議案 群馬県指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第122号議案 群馬県指定障害児入所施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第123号議案 群馬県指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第124号議案 群馬県指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第125号議案 群馬県障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第126号議案 群馬県地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第127号議案 群馬県福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第128号議案 群馬県障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第129号議案 群馬県医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例 第136号議案 群馬県地域福祉基金条例を廃止する条例 承第3号 専決処分の承認についてのうち  1 令和2年度群馬県一般会計補正予算(第18号)中   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 5 款 生活こども費         第 6 款 健康福祉費   第2表 繰越明許費補正中の    1 追  加  中         第 6 款 健康福祉費    2 変  更  中         第 6 款 健康福祉費  10 令和2年度群馬県国民健康保険特別会計補正予算(第3号)  17 令和2年度群馬県病院事業会計補正予算(第4号)                            【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               健康福祉常任委員会請願審査報告書 ┌──────┬───────────────────────┬──────────┬──────────┐ │  番 号  │件        名             │区    分    │意   見     │ │      │                       ├───┬───┬──┼──────────┤ │      │                       │採択 │採択│継続│          │ ├──────┼───────────────────────┼───┼───┼──┼──────────┤ │厚文第5号 │保育の充実を求める請願            │   │   │○ │(多数をもって決定)│ ├──────┼───────────────────────┼───┼───┼──┼──────────┤ │厚文第12号 │加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の│   │   │○ │     〃    │ │      │充実を求める意見書の提出についての請願    │   │   │  │          │ └──────┴───────────────────────┴───┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○井田泉 議長 環境農林常任委員会今泉健司委員長御登壇願います。           (環境農林常任委員会 今泉健司委員長 登壇 拍手) ◎環境農林常任委員会(今泉健司 委員長) 皆様、おはようございます。環境農林常任委員長の今泉健司でございます。環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案の審査についてであります。第130号議案「群馬県家畜伝染病予防法関係手数料条例の一部を改正する条例」に関して、家畜防疫員と知事認定獣医師による接種における手数料の差額とその内訳、また知事認定獣医師による接種を行った場合の農家の負担などについて質疑されました。  また、第112号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」、第131号議案「群馬県中山間地域ふるさと農村活性化基金条例の一部を改正する条例」及び承第3号「専決処分の承認について」も、慎重に審査して採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  続いて、「温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書」の発議についてですが、これは、温泉に含まれるほう素及びふっ素は自然由来のものであり、旅館業によって増加させているわけではないことなどから、温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の暫定排水基準を現状のまま継続するよう国に要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって本委員会から発議することに決定いたしました。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、環境森林部関係ですが、安中総合射撃場の整備状況について、ウッドショックによる県内林業・木材産業への影響について、森林土木事業における設計及び積算について、ごみの排出・処理の現状と今後の取組について、林業従事者の現状と確保・育成のための取組について、ウッドスタート事業の実績と今後の取組について、ぐんまの木で温もりのある空間づくり事業の実績と今後の取組について、ぐんまゼロ宣言住宅促進事業の概要と今後のスケジュールについて、太陽光発電の導入推進について、尾瀬ネイチャーラーニングについて、桐生市黒保根町の林野火災に係る復旧に向けた県の支援について、食品ロス対策について、高付加価値木材生産システム開発実証事業について。  次に、農政部関係については、豚熱対策について、4月の降霜による農作物被害への県の支援について、GUNMA QUALITYの活用について、グリーン・ツーリズムの推進について、養蚕振興について、地産地消推進店の取組状況について、学校給食における県内産小麦・米粉パンの推進について、群馬県有機農業推進計画について、G−アナライズ&PRチームの今年度の取組について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               環境農林常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第112号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費       (事 件 議 案) 第130号議案 群馬県家畜伝染病予防法関係手数料条例の一部を改正する条例 第131号議案 群馬県中山間地域ふるさと農村活性化基金条例の一部を改正する条例 承第3号 専決処分の承認についてのうち  1 令和2年度群馬県一般会計補正予算(第18号)中   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費         第 14 款 災害復旧費中の          第 1 項 農林水産施設災害復旧費   第2表 繰越明許費補正中の    1 追  加  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費    2 変  更  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費         第 14 款 災害復旧費  2 令和2年度群馬県農業改良資金特別会計補正予算(第1号)  3 令和2年度群馬県県有模範林施設費特別会計補正予算(第2号)  6 令和2年度群馬県林業改善資金特別会計補正予算(第1号)  9 令和2年度群馬県新エネルギー特別会計補正予算(第1号)  20 地方財政法第27条の規定による町の負担の変更について                            【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               環境農林常任委員会請願審査報告書 ┌──────┬───────────────────────┬──────────┬──────────┐ │  番 号  │件        名             │区    分    │意   見     │ │      │                       ├───┬───┬──┼──────────┤ │      │                       │採択 │採択│継続│          │ ├──────┼───────────────────────┼───┼───┼──┼──────────┤ │     14│温泉旅館排水についての請願          │○  │   │  │願意妥当      │ └──────┴───────────────────────┴───┴───┴──┴──────────┘          ──────────────────────────
    ○井田泉 議長 産経土木常任委員会大和勲委員長御登壇願います。           (産経土木常任委員会 大和 勲委員長 登壇 拍手) ◎産経土木常任委員会(大和勲 委員長) 皆さん、おはようございます。産経土木常任委員会委員長の大和勲でございます。産経土木常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案のうち第113号議案「令和3年度群馬県電気事業会計補正予算」に関して、四万発電所リニューアル事業全体の収支や資金回収の見込み、リニューアルによって新しく付加される機能等について質疑されました。  次に、第132号議案「群馬県立公園条例の一部を改正する条例」に関して、改正の内容や目的、指定管理者への対応等について質疑されました。  次に、第139号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」に関して、感染症対策事業継続支援金について、国の月次支援金との違いや、対象となる業種等について質疑されました。  また、ストップコロナ!対策認定制度の拡充について、認定店を増やすための取組について質疑されました。  また、宿泊事業者による感染防止対策等への支援について、対象経費や補助上限額の算定方法などについて質疑されました。  次に、承第3号「専決処分の承認」に関して、産業経済部関係では、事業者への資金繰り支援について、県の対応状況について質疑されました。  また、雇用調整助成金の特例の取扱いに関して、今後の見通しについて質疑されました。  また、愛郷ぐんまプロジェクトについて、再開に向けた検討状況等について質疑されました。  県土整備部関係では、市街地再開発事業について、事業が繰越しとなる理由や事業内容について質疑されました。  次に、承第4号「専決処分の承認」に関して、感染症対策営業時間短縮要請協力金について、要請に協力している事業者の状況や、支給件数の見通し等について質疑されました。  また、第133号議案「群馬県建築審査会条例の一部を改正する条例」についても、慎重に審査して採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果でありますが、産経土木第1号の請願について、取下げ願を全会一致で承認したことなど、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、産業経済部関係については、愛郷ぐんまプロジェクトについて、職域単位でのワクチン接種について、新型コロナウイルス対策スキルアップセミナーについて、アンテナショップ「ぐんまちゃん家」の状況について、高校生の就職活動における1人1社制について、買物弱者対策について、就職氷河期世代への支援について、クリエイティブ人材育成拠点について、Gメッセ群馬の利用状況について。  次に、企業局関係については、水素エネルギーの利活用について、工業用水道事業の営業活動について、ぐんま未来創生基金の活用について、再生可能エネルギーの活用について、県営ゴルフ場の役割と今後のあり方について、上武ゴルフ場の廃止に伴う原状回復の状況について。  次に、県土整備部関係については、県立敷島公園について、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策について、流域治水プロジェクトについて、マイ・タイムラインの普及について、ぐんままちづくりビジョンについて、公共交通の拠点としての駅周辺事業の状況について、上信自動車道県境部の整備状況について、八ッ場ダムの生活再建について、県土整備部予算の執行方針について、上信電鉄の無遮断機踏切について、改正交通安全条例の周知と事故防止の取組について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               産経土木常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第113号議案 令和3年度群馬県電気事業会計補正予算(第1号) 第139号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳     出         第 8 款 労  働  費         第 10 款 産業経済費       (事 件 議 案) 第132号議案 群馬県立公園条例の一部を改正する条例 第133号議案 群馬県建築審査会条例の一部を改正する条例 承第3号 専決処分の承認についてのうち  1 令和2年度群馬県一般会計補正予算(第18号)中   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 8 款 労  働  費         第 10 款 産業経済費         第 11 款 県土整備費         第 14 款 災害復旧費中の          第 2 項 公共土木施設災害復旧費   第2表 繰越明許費補正中の    1 追  加  中         第 11 款 県土整備費    2 変  更  中         第 10 款 産業経済費         第 11 款 県土整備費  4 令和2年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計補正予算(第1号)  8 令和2年度群馬県中小企業振興資金特別会計補正予算(第7号)  11 令和2年度群馬県流域下水道事業会計補正予算(第3号)  12 令和2年度群馬県電気事業会計補正予算(第4号)  13 令和2年度群馬県工業用水道事業会計補正予算(第3号)  14 令和2年度群馬県水道事業会計補正予算(第3号)  15 令和2年度群馬県団地造成事業会計補正予算(第3号)  16 令和2年度群馬県施設管理事業会計補正予算(第4号)  18 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第3号)中   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 10 款 産業経済費  21 地方財政法第27条の規定による市の負担の変更について  22 下水道法第31条の2の規定による市の負担の変更について 承第4号 専決処分の承認についてのうち  1 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第4号)中   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 10 款 産業経済費                            【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               産経土木常任委員会請願審査報告書 ┌──────┬───────────────────────┬───────────┬──────────┐ │  番 号  │件        名             │区    分     │意   見     │ │      │                       ├────┬───┬──┼──────────┤ │      │                       │採択  │不採択│継続│          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │      1│「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意│取下承認│   │  │          │ │      │見書」の採択を求める請願           │    │   │  │          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │      8│吉岡町と渋川市を結ぶ道路整備についての請願  │    │   │○ │          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │      9│県道前橋長瀞線柳瀬橋における渋滞緩和についての│    │   │○ │          │ │      │請願                     │    │   │  │          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │     17│小規模企業の資金繰りを支援する請願      │    │   │○ │          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │     22│中心市街地活性化対策等の拡充と街なか居住の推進│    │   │○ │          │ │      │についての請願                │    │   │  │          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │     24│市街地再開発事業の更なる推進についての請願  │    │   │○ │          │ ├──────┼───────────────────────┼────┼───┼──┼──────────┤ │     28│「全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡│    │   │○ │(多数をもって決定) │ │      │充を求める意見書」の採択を求める請願     │    │   │  │          │ └──────┴───────────────────────┴────┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○井田泉 議長 文教警察常任委員会伊藤清委員長御登壇願います。           (文教警察常任委員会 伊藤 清委員長 登壇 拍手) ◎文教警察常任委員会(伊藤清 委員長) 皆様、おはようございます。文教警察常任委員会委員長の伊藤清でございます。文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。
     初めに、付託議案についてでありますが、第134号議案「群馬県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」に関しては、視覚障害者用の音響式信号機等の県内の設置状況等について質されました。  次に、承第3号「専決処分の承認について」に関しては、まず教育委員会関係では、教育施設等特別維持整備に係る繰越明許費補正の内容等について質されるとともに、奨学のための給付金に係る減額補正の理由や、令和2年度中の実績などについて質疑されました。  続いて、警察本部関係では、警察施設の長寿命化計画に基づく整備の状況等について質疑されました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、教育委員会関係については、デジタル教科書について、ヤングケアラーへの対応について、児童生徒のかばんの重さ軽減について、公立高校入学者選抜制度の改善について、県立聾学校におけるICTを活用した教育の現状と今後の方針について、定員を充足しない県立高校の入学志願者を増やすための対策について、学校現場における始動人教育の理念の周知・浸透について、小中学校における1人1台端末の整備及び活用状況について、職員の時間外勤務の状況及び長時間勤務者への対応について、高等学校における演劇鑑賞教室について、スクールソーシャルワーカーの活動状況について、臨時的任用教員の人材不足の原因と解決策について。  次に、警察本部関係については、サイバー犯罪の現状と警察の取組について、警察官のワクチン接種について、東毛地区における警察官コロナ感染の原因と感染防止対策について、西毛広域幹線道路における交通安全対策について、児童虐待の現状と警察の対策について、県警ヘリの安全機能について、DX化に向けた警察の取組について、少年の再犯者率について、来日外国人の犯罪情勢について、警察職員の健康状態について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               文教警察常任委員会議案審査報告書       (事 件 議 案) 第134号議案 群馬県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 承第3号 専決処分の承認についてのうち  1 令和2年度群馬県一般会計補正予算(第18号)中   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費                ただし、次の事項を除く                 第8項大学費   第2表 繰越明許費補正中の    1 追  加  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費    2 変  更  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費                            【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               文教警察常任委員会請願審査報告書 ┌──────┬───────────────────────┬───────────┬──────────┐ │  番 号  │件        名             │区    分     │意   見     │ │      │                       ├───┬────┬──┼──────────┤ │      │                       │採択 │不採択 │継続│          │ ├──────┼───────────────────────┼───┼────┼──┼──────────┤ │      1│学校給食費の無料化を求める請願        │   │    │○ │          │ ├──────┼───────────────────────┼───┼────┼──┼──────────┤ │      4│公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入す│   │    │○ │          │ │      │るための条例制定に反対する請願        │   │    │  │          │ ├──────┼───────────────────────┼───┼────┼──┼──────────┤ │      9│夜間中学設置の検討促進についての請願     │○  │    │  │願意妥当      │ │      │                       │   │    │  │結果の報告を求める │ └──────┴───────────────────────┴───┴────┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○井田泉 議長 総務企画常任委員会穂積昌信委員長御登壇願います。           (総務企画常任委員会 穂積昌信委員長 登壇 拍手) ◎総務企画常任委員会(穂積昌信 委員長) 総務企画常任委員会委員長の穂積昌信でございます。総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第112号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」に関しては、自然史博物館が制作する動画の具体的な内容について質されました。  次に、第114号議案「群馬県過疎地域の持続的発展の支援のための県税の課税の特例に関する条例」に関しては、新過疎法に基づく県税の課税免除制度について質されました。  次に、承第3号「専決処分の承認について」に関しては、県防災ヘリコプター事故殉職者慰霊碑設置等に係る測量設計委託の予算が繰越しをされていることから、慰霊碑設置の進捗状況について質されました。  また、歳入に関して、増額補正された交通安全対策特別交付金の活用方法等についても質疑が行われました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  続いて、「地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備を求める意見書」の発議についてでありますが、分煙環境の整備を促進することは、喫煙者・非喫煙者双方の立場を尊重し、共存できる社会の実現につながり、県民の生活に役立てられている地方のたばこ税の安定的な確保にも資するものと見込まれます。このため、地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備に取り組むよう国に要望するものであり、採決の結果、多数をもって本委員会から発議することに決定いたしました。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、知事戦略部関係ですが、県職員のメール等の利用方法について、アプリケーション等の更新における財政負担について、海外へのトップセールス推進について、オープンデータ推進における個人情報保護の考え方について、新聞折り込みによる「ぐんま広報」の配布状況について、ぐんまちゃんのテレビアニメ製作の進捗状況について、県庁32階官民共創スペース「NETSUGEN」の利用実績及び目指す方向性について、県有施設におけるフリーWi−Fi整備の状況及び課題について。  次に、総務部関係では、令和3年度指定管理者選定の実施方針について、評議会委員選任の考え方について、新型コロナ対策の体制強化による他業務への影響について、県有未利用地の処分実績及び県有地の有効活用について、知事部局における障害者雇用の状況について、桐生南高校及び桐生女子高校の跡地利活用に係るプロポーザルの進捗状況について。  最後に、地域創生部関係では、地域振興基金について、ぐんま快疎化リーディングプランにおける「快疎化」の考え方について、多文化共創カンパニー認証事業者のメリットについて、コロナ禍における群馬交響楽団の活動について、まん延防止等重点措置実施期間の美術館、博物館休館の考え方について、テレワーク推進の取組について、歴史博物館イノベーション文化観光拠点計画の推進について、過疎地域に指定された市町村への支援について、コロナ禍におけるスポーツのジュニア育成について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               総務企画常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第112号議案 本文 第112号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  1 歳     入         第 9 款 国庫支出金         第 12 款 繰  入  金         第 14 款 諸  収  入 第112号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 2 款 知事戦略費         第 4 款 地域創生費 第139号議案 本文 第139号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  1 歳     入        第 9 款 国庫支出金         第 14 款 諸  収  入 第141号議案 本文 第141号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  1 歳     入         第 9 款 国庫支出金       (事 件 議 案) 第114号議案 群馬県過疎地域の持続的発展の支援のための県税の課税の特例に関する条例 第115号議案 群馬県県税条例等の一部を改正する条例 第116号議案 群馬県住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例 第135号議案 群馬県地域振興基金条例を廃止する条例 承第3号 専決処分の承認についてのうち  1 令和2年度群馬県一般会計補正予算(第18号)中   本     文   第1表 歳入歳出予算補正中の    1 歳     入         第 2 款 地方消費税清算金         第 3 款 地方譲与税         第 5 款 地方交付税         第 6 款 交通安全対策特別交付金
            第 7 款 分担金及び負担金         第 8 款 使用料及び手数料         第 9 款 国庫支出金         第 10 款 財 産 収 入         第 11 款 寄  附  金         第 12 款 繰  入  金         第 13 款 繰  越  金         第 14 款 諸  収  入         第 15 款 県     債   第1表 歳入歳出予算補正中の    2 歳  出  中         第 1 款 議  会  費         第 2 款 知事戦略費         第 3 款 総  務  費         第 4 款 地域創生費         第 13 款 教育費中の          第 8 項 大  学  費         第 15 款 公  債  費         第 16 款 諸 支 出 金   第2表 繰越明許費補正中の    1 追  加  中         第 3 款 総  務  費         第 4 款 地域創生費   第3表 県債補正  5 令和2年度群馬県収入証紙特別会計補正予算(第1号)  7 令和2年度群馬県公債管理特別会計補正予算(第2号)  18 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第3号)中   本     文   第1表 歳入歳出予算補正中の    1 歳     入         第 9 款 国庫支出金  19 群馬県県税条例等の一部を改正する条例 承第4号 専決処分の承認についてのうち  1 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第4号)中   本     文   第1表 歳入歳出予算補正中の    1 歳     入         第 9 款 国庫支出金                            【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               総務企画常任委員会請願審査報告書 ┌──────┬───────────────────────┬───────────┬──────────┐ │  番 号  │件        名             │区    分     │意   見     │ │      │                       ├───┬────┬──┼──────────┤ │      │                       │採択 │不採択 │継続│          │ ├──────┼───────────────────────┼───┼────┼──┼──────────┤ │厚文第11号 │分煙環境整備の財源は地方たばこ税によるものとす│○  │    │  │願意妥当      │ │      │ることを求める請願              │   │    │  │結果の報告を求める │ │      │                       │   │    │  │(多数をもって決定)│ ├──────┼───────────────────────┼───┼────┼──┼──────────┤ │     19│「国民投票法改正案は徹底審議を尽くし、採決強行│   │    │○ │          │ │      │を行わないこと」を求める意見書採択についての請│   │    │  │          │ │      │願                      │   │    │  │          │ └──────┴───────────────────────┴───┴────┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○井田泉 議長 以上で常任委員長報告は終了いたしました。   ● 討     論 ○井田泉 議長 これより討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。          ──────────────────────────                 本 日 の 発 言 通 告 ┌──────────┬──────────────────────────────────────┐ │氏名        │発言通告内容                                │ │(所属会派)    │                                      │ ├──────────┼──────────────────────────────────────┤ │酒井宏明      │健康福祉 厚文第5号、厚文第12号                      │ │(日本共産党)   │産経土木 第17号、第28号                          │ │          │文教警察 第1号、第4号                          │ │          │総務企画 厚文第11号、第19号の各請願の委員長報告に対する反対討論      │ ├──────────┼──────────────────────────────────────┤ │泉沢信哉      │各議案及び各請願の委員長報告に対する賛成討論                │ │(自由民主党)   │                                      │ ├──────────┼──────────────────────────────────────┤ │後 藤 克 己   │各議案                                   │ │(リベラル群馬)  │産経土木 第28号を除く各請願の委員長報告に対する賛成討論          │ └──────────┴──────────────────────────────────────┘          ────────────────────────── ○井田泉 議長 委員長報告に対する反対討論者酒井宏明議員御登壇願います。           (酒井宏明議員 登壇 拍手) ◆酒井宏明 議員 日本共産党の酒井宏明です。会派を代表して、通告してあります各請願について、委員長報告に反対の立場から討論をいたします。  補正予算及び各議案については、慎重に検討した結果、賛成いたします。  新型コロナウイルスの新規感染者は減少傾向にあるとはいえ、感染力の強い新たな変異株の出現、まん延防止等重点措置の解除に伴う人の流れの増加、首都圏をはじめ全国的な感染状況を見ても、決して予断を許しません。リバウンドを極力抑えるために、県独自の警戒度4を維持したことは評価いたしますが、ワクチン頼みにならずに、PCR検査の大規模実施等、徹底した感染防止対策は引き続き重要であります。  同時に、医療機関やエッセンシャルワーカーの労苦に応えた支援、生活困窮者をはじめ、学生や非正規労働者、フリーランス、中小零細業者への直接的支援が急務であります。憲法25条、生存権保障の精神に立って県政運営を図られるよう強く要望いたします。  さて、請願審査についてです。  総務企画19号は、国民投票法改正案の徹底審議と採決強行を行わないことを求める意見書採択についての請願です。法案成立の事態を受けて、会派で改めて検討し直した結果、抗議する意味も込め、趣旨採択を主張することにいたします。  以下、理由を述べます。  同法改正案は、11日の参院本会議で、日本共産党を除く賛成多数で可決、成立いたしました。これは、安倍晋三前首相が4年前に、9条に自衛隊を明記する改憲を進めようとする中で、憲法審査会を開く呼び水として提出されたものであります。安倍改憲に反対する世論が大きく広がり、8国会にわたって進まなかったにもかかわらず、菅義偉首相が改憲議論を進める最初の一歩と述べ、安倍改憲を強引に進めようとしていることは重大であります。  また、現行法は、潤沢な資金を持つ団体の主張だけが流される危険性や、最低投票率の規定がなく、僅かな人の投票で改憲が成立してしまう問題、公務員の運動を不当に制限している問題などがあります。こうした民意を正確に反映する上で、根本的な欠陥が放置されたまま採決を強行したことは断じて許せません。  さらに、コロナ禍に乗じて緊急事態条項の創設も狙われておりますが、コロナの緊急事態宣言と憲法停止の状態を作る緊急事態条項は全く別物であり、迷走する政府の失政を棚に上げ、コロナ感染拡大を、国民、憲法のせいにするのは筋違いであり、言語道断であります。  よって、本請願は趣旨採択すべきものと考えます。  産経土木28号は、全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡充を求める請願です。新型コロナ感染拡大の中、低賃金労働者は、自宅待機や就業時間短縮など、さらなる収入の減少を受け、直接その生活が脅かされております。  群馬県の最賃は837円ですが、昨年は、コロナ禍を理由に、2円しか引き上げられませんでした。東京都に比べて時給176円も低く、埼玉県より91円、栃木県より17円も低い金額です。これでは、毎日8時間働いても月の手取りは十数万円にしかならず、個人が自立して生活することは困難であります。  しかも、群馬弁護士会も指摘するように、最低賃金の高低と人口の転入・転出には強い因果関係が認められています。労働者が地方から都市部へ流出し、地方の人口減少を加速させ、高齢化と地域経済の衰退、疲弊につながっております。地域間格差が固定・拡大されるという悪循環をもたらしています。  加えて、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、韓国などでは、既に全国一律最低賃金制度が実施されております。全国一律制への是正と最低賃金を抜本的に引き上げることは、貧困をなくす点でも、地域経済を守る点でも緊急に求められております。  同時に、最賃を引き上げるためには、中小零細企業を抜本的に強化することが不可欠であり、直接的な助成金の支給や社会保険料の軽減措置などを実施するとともに、下請保護の公正な取引ルールを確立することが肝要であります。  なお、自民党の最低賃金一元化推進議員連盟も、昨年12月の総会で、最低賃金を全国一律にするよう求める提言をまとめたことを付言しておきます。  以上の理由から、本請願の採択を求めます。  文教警察1号は、学校給食費の無料化を求める請願です。コロナ禍の下でますます格差と貧困が進み、無料化の要求は一層高まっています。学校給食が食育としても位置づけられていることは論を待ちません。
     この間、学校給食費の無料化を目指す会などの請願署名行動が展開され、今年4月段階で、12市町村が完全無料化、15市町村で一部補助を行うなど、前進しています。渋川市やみどり市は、4年も前の2017年から完全無料化しております。この4月から下仁田町も完全無料化に踏み切りました。館林市も9月から一部補助を実施する予定であります。合計で、県内市町村の8割に当たる28市町村に上ります。  一部補助の自治体も、第3子以降を第2子以降に拡充したり、中学生に全額補助したりしております。一気に完全無料化は難しくても、例えば第3子以降、あるいは第2子以降を無料にするとか、中学生から順次無料にするとかすれば、市町村間の格差も縮まるのではないでしょうか。  よって、本請願の継続に反対し、採択を求めます。  残余の請願については、かねてからの理由により、委員長報告に反対です。  以上、申し上げて私の討論といたします。(拍手) ○井田泉 議長 委員長報告に対する賛成討論者泉沢信哉議員御登壇願います。           (泉沢信哉議員 登壇 拍手) ◆泉沢信哉 議員 改めまして、おはようございます。自由民主党の泉沢信哉でございます。会派を代表して、本定例会に上程中の各議案及び請願について、各委員長報告に賛成の立場から討論を行います。  まず、この約1年半にわたり、新型コロナウイルスと直接対峙してこられた医療関係者の皆様、また、日常生活、衣食住の根幹をお支えいただくために、現場において、危険との背中合わせで日々御尽力いただいている全ての皆様方に感謝と御礼を申し上げる次第でございます。  そして、群馬県においては、県民お一人おひとりの御協力と御努力により、一昨日、13日に、まん延防止等重点措置が解除されました。時を同じくして、一昨日、13日に終了したG7サミットの開催直前に、イギリスのジョンソン首相が提案し、合意を目指すと賛同を呼びかけた声明に、世界はG7が戦後最大の難局に立ち向かうことを期待している、さらに、来年度末までのワクチン接種完了は医療の歴史において最大の偉業となるだろうと述べております。  このような世界情勢の中にあるからこそ、我が群馬県において、ワクチン接種のさらなる推進、そしてコロナウイルス感染防止対策、並びにそれと連動した経済支援等の施策が戦後最大の偉業となるよう、我が県議会としても最大限の努力をしてまいる責務があると存じております。そのためにも、本定例会の決議は大きな意味を持っていると確信しているところであります。  それでは、主な点を申し上げます。  第112号議案「一般会計補正予算(第7号)」についてでありますが、新型コロナウイルス感染症対策として、PCR検査機器の整備など検査体制の充実、コロナ禍で困難を抱える女性などに対する相談体制の充実、そして生活福祉資金の拡充など、生活支援の充実を行おうとするものであり、賛成いたします。  次に、第139号議案「一般会計補正予算(第7号・追加提案分)」については、まん延防止等重点措置に伴う飲食店の営業時間短縮や外出自粛等の影響を受けている事業者への支援や、ストップコロナ!対策認定制度の拡充、宿泊業者による感染症防止対策等への支援を行おうとするものであることから、賛成いたします。  次に、第141号議案「一般会計補正予算(第7号・追加提案分(その2))」ですが、医療関係機関におけるワクチン接種の推進や、一定の要件を満たす生活困窮世帯に対する支援の支給などを行おうとするものであることから、賛成いたします。  次に、第114号議案「群馬県過疎地域の持続的発展の支援のための県税の課税の特例に関する条例」でありますが、過疎地域の振興のため、設備投資に対する県税の課税免除措置を設けようとするものであり、賛成いたします。  次に、第130号議案「群馬県家畜伝染病予防法関係手数料条例の一部を改正する条例」については、前年度から課題となっておりました豚熱ワクチン接種について、県知事認定獣医師、いわゆる民間獣医師による接種が可能となったことから、農家から徴収するワクチン使用料を定めた上、当面の間、豚熱まん延防止の観点から一部を減免しようとするものであり、賛成いたします。  続いて、各請願であります。  厚生文化第11号「分煙環境整備の財源は地方たばこ税によるものとすることを求める請願」ですが、地方たばこ税の一部を目的税として、たばこを吸わない人と共存できるよう、喫煙場所設置や清掃等、維持管理等の財源とする必要があることから、採択の方針に賛成いたします。  次に、厚生文化第5号「保育の充実を求める請願」は、1歳児の保育士の配置基準については、国の基準6対1から5対1に充実させるため、県単独で補助を実施しており、また副食費については、低所得者や多子世帯への副食費の免除は国において実施されているほか、32の市町村が単独事業として免除等の軽減措置を行っています。様々な施策が考えられる中で、必要性や優先順位を十分に検討していく必要があることから、継続の方針に賛成いたします。  次に、厚生文化12号「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の充実を求める意見書の提出についての請願」でありますが、一定の聴力レベルの障害者に対し補聴器購入の公的補助があり、また加齢等による身体の機能低下に伴う各種福祉用具については介護保険による貸与制度が整備されている現状を鑑み、今後、十分に検討していくことがまずは必要と考え、継続の方針に賛成いたします。  最後に、産経土木第28号「『全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡充を求める意見書』の採択を求める請願」については、本県の最低賃金は、平成28年度以降、毎年引上げがなされていることもあり、一定の改善がなされていることから、さらなる引上げは雇用を支える使用者側への影響も考慮する必要があることにより、継続の方針に賛成いたします。  また、そのほかの請願につきましても、委員長報告に対し賛成であります。  以上、申し上げまして、私の会派を代表しての賛成討論といたします。御賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手) ○井田泉 議長 各議案及び産経土木第28号を除く各請願の委員長報告に対する賛成討論者後藤克己議員御登壇願います。           (後藤克己議員 登壇 拍手) ◆後藤克己 議員 リベラル群馬の後藤克己でございます。各議案及び産経土木第28号を除く各請願に対する賛成討論をさせていただきます。  例年の5月議会とちょっと違いまして、いろいろと内容も盛りだくさんの議会でございましたので、あえて論点を整理しながら討論に立たせていただいたところでございます。  まず、本定例会を通じた施策の中で、評価すべき点2点、整理して申し上げます。  1点目は、今、この間の討論にもございましたように、今回の県営ワクチンセンターの設置、そしてまたまん延防止解除後も、1週間、警戒度4に維持をし、そして時短要請も延長されたという判断、これについては、県としてしっかりと、この感染を抑止、コントロールしていくんだと強い意思を示したとともに、これは私自身も議会の人間として反省すべきところはございますけれども、ゴールデンウイークに前後して、あの時期に、経済をもう少し回していこうというような施策にかじを切ろうという、その矢先で感染の飛躍的な拡大を招いてしまったということがございます。経済というものも非常に大事ではございますけれども、今の時期は何にも増して感染を抑止していくんだという強いメッセージを、この議会の中で発することができたのではなかろうかというふうに思いますし、このことはしっかり支持、評価をさせていただきたいというふうに思っております。  また同時に、財政の健全度についても維持をされたということについて評価をさせていただきます。今回も、補正予算、何度かございましたが、もろもろの施策はありますけれども、財政調整基金についてはほとんど取り崩しておりません。年度当初の、60数億だというふうに思いますが、これを維持したということについては、新型コロナ、長い闘いになりますので、またどこで正念場、勝負どころが来るか分かりませんので、やはり一定の財政の余力というものを維持していくということは極めて今後の県政運営においては大事であるというふうに考えておりますので、知事、執行部の努力については本当に評価をさせていただきたいというところでございます。  そして、加えて2点、懸念すべき点についても申し上げさせていただきたいというふうに思います。  1点は、ワクチンの接種促進のために、過去に類を見ない大規模な人事異動、また県立病院等からも非常に医療スタッフ等が派遣をされている状況にございます。もちろん一日も早く接種を進めていくという目標は、県の重要な課題でありますし、現場の職員の皆さんも本当に使命感を持って取り組んでいることは間違いございませんが、これだけの大規模な状況になりますと、どうしても本来の業務に支障を生む、こういったことは避けられない状況でございます。  私どもも、各議員のほうからも、委員会や本会議等でこの辺りの懸念というのは示されましたし、ぜひとも知事及び執行部におかれましても、総務部なら総務部のような職場が、各部局の努力任せにはしないで、この事務事業を縮小・吸収するならば思い切って進めていただいて、そして一部の職場に負荷がかかるようなことのないようにしっかりと目くばせをしていただくことを要望させていただきたいというふうに思います。  どうしても、こういうワクチン接種とかという施策の光のほうに私どもは目を向いてしまうわけでございますけれども、これだけの事業をすれば、必ず陰の部分も出てきます。ぜひとも、知事、執行部におかれましても、そういった部分にも丁寧に目くばせをしていただきたいということを要望を申し上げます。  そして最後に、これは泉沢議員が触れれば割愛しようというふうに思ったんですが、過日、6月8日に、知事の記者会見のあり方に対する要望書を提出させていただきました。今回の件に限らず、山本知事におかれては、スピード感、そして県民に対する発信力、これに並々ならぬこだわりをお持ちの知事でございます。今回、私どもの議会において、これからワクチンセンターについても委員会で慎重審議をしようという矢先で詳細な記者発表を行われたということで、このような申入れを行ったわけでございますけれども、私どもも、二元代表制の一翼としての存在意義というか、存在価値が本当に厳しく問われる状況にあると、そういう危機感の下で行動をさせていただいたという認識でございます。  その意味で、今回、会派の要望を取りまとめ、そして知事の姿勢をしっかりと正していただいた井田議長の迅速な対応、そして指導力については感謝と敬意を申し上げるとともに、知事及び執行部におかれましては、ぜひとも要望書に込められた、字面だけじゃなくて、深い意味をしっかりと踏まえていただき、今後の慎重な県政運営にぜひとも心がけていただくことを最後に要望させていただきまして、討論に代えさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○井田泉 議長 以上で討論を終結いたします。   ● 採     決 ○井田泉 議長 これより採決いたします。  まず、健康福祉、厚文第5号、厚文第12号、産経土木第17号、文教警察第1号、第4号、総務企画、厚文第11号、第19号の各請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立多数であります。よって、各請願は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、産経土木第28号の請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、ただいま採決いたしました各案件を除く上程中の各議案及び各請願につきましては、いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立全員であります。よって、各議案及び各請願は委員長報告のとおり可決、承認及び決定いたしました。   ● 発議案の付議 ○井田泉 議長  △日程第2、議第9号及び議第10号の各発議案を議題といたします。  各発議案はあらかじめお手元に配付をしておきました。          ────────────────────────── 議第9号議案  温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。   令和3年6月7日   群馬県議会議長 井 田   泉 様                        環境農林常任委員長 今 泉 健 司 議第9号議案        温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書  平成13年7月1日に水質汚濁防止法の有害物質にほう素及びふっ素が追加されて排水基準が設定されたが、その際、温泉を利用する旅館業など、この基準に直ちに対応することが困難と認められる一部の業種に対しては、経過措置としてより緩やかな暫定排水基準が設定されたところである。  その後、この暫定排水基準はこれまで数度にわたり適用期限が延長され、平成25年の一部基準強化を経て、現在は令和4年6月30日までとなっている。  そもそも温泉に含まれるほう素及びふっ素は自然由来のものであり、旅館業によって増加させているわけではなく、製造業と同一の基準を用いることは問題が多いと考えられる。また、未だ低廉で実用可能な処理技術が確立されていない状況において厳しい一般排水基準を適用すれば、このコロナ禍の中、中小零細経営が多い温泉旅館業に与える影響は計り知れず、また、観光を主要産業とする地域経済にも多大な支障が生じることが懸念される。  よって、国においては、温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の暫定排水基準を現状のまま継続する措置を講ずるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年6月15日                          群馬県議会議長 井 田   泉  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  総務大臣    あて  厚生労働大臣  経済産業大臣  環境大臣          ────────────────────────── 議第10号議案 地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備を求める意見書  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により提出します。  令和3年6月8日  群馬県議会議長 井 田   泉 様                        総務企画常任委員長 穂 積 昌 信 議第10号議案     地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備を求める意見書  本県においては、県と市町村を合わせて年間約155億円の地方たばこ税の税収があり、貴重な財源として、県民の生活に大きく役立てられている。  しかしながら、健康増進法改正をはじめとする喫煙規制の強化、度重なるたばこ税の増税などにより、たばこ販売店の売り上げは激減し、経営に大きな影響を受けている。また、飲食店や宿泊業等のサービス業においては、分煙環境整備に多大な負担が生じている。  令和2年4月に全面施行された改正健康増進法の趣旨は望まない受動喫煙を防止することであり、分煙環境の整備を推進することは、喫煙者・非喫煙者双方の立場を尊重し共存できる社会の実現につながり、今後の地方のたばこ税の安定的な確保にも資するものと見込まれる。このため、地方たばこ税を分煙環境整備に有効活用していくことが望まれるところである。  よって、国においては、分煙社会の実現と今後の地方たばこ税の安定確保を図るため、地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備に取り組むよう強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年6月15日                          群馬県議会議長 井 田   泉  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  財務大臣    あて
     総務大臣  厚生労働大臣  農林水産大臣  内閣官房長官          ──────────────────────────   ● 提案説明の省略 ○井田泉 議長 お諮りいたします。  ただいま議題といたしました議第9号及び議第10号の各発議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○井田泉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 討     論 ○井田泉 議長 これより討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。          ──────────────────────────                 本 日 の 発 言 通 告 ┌─────────────────┬─────────────────┐ │氏名               │発言通告内容           │ │ (所属会派)           │                 │ ├─────────────────┼─────────────────┤ │伊 藤 祐 司          │議第10号議案に対する反対討論   │ │(日本共産党)          │                 │ └─────────────────┴─────────────────┘          ────────────────────────── ○井田泉 議長 ただいま議題となっております各発議案のうち、議第10号の発議案に対する反対討論者伊藤祐司議員御登壇願います。           (伊藤祐司議員 登壇 拍手) ◆伊藤祐司 議員 日本共産党の伊藤祐司です。会派を代表して、議第10号議案「地方たばこ税の一部を分煙境整備に活用できる制度の整備を求める意見書」案に反対の立場から討論いたします。  WHOでは、公共施設や飲食店をはじめ8種類の公衆の集まる場所での屋内全面禁煙を義務づけるたばこ規制枠組条約を、2003年に全会一致、採択し、日本も既にこの条約を批准しています。屋外であっても、学校や医療機関、児童福祉施設では敷地内禁煙、公衆が集まる場所では屋内全面禁煙が世界的な流れであります。  本請願は、分煙環境整備にたばこ税の財源を充てることを求めていますが、喫煙専用室を設けても、受動喫煙のおそれはなくなりません。厚労省の研究によれば、この受動喫煙で、肺がん、虚血性心疾患を誘発したことによる超過医療費が、日本では年間3,000億円を超えております。死亡者は、交通事故死の4倍の年間1万5,000人もいます。また、新型コロナに感染すると重症化するおそれがある基礎疾患の1つ、慢性閉塞性肺疾患の患者は全国530万人と推計されますが、そのほとんどが喫煙であります。  国民の健康のためには喫煙人口を減らすことが喫緊の課題なのです。ところが意見書には、今後の地方たばこ税の安定確保を図るためとの文言もあります。喫煙人口を減らそうという考えなどみじんもないことが分かります。  委員会の議論では、自民党委員から、喫煙制限が広がる中で、東京の空き地や駐車場などはたばこの灰だらけ、だから喫煙場所をというような発言がありましたが、ポイ捨てはモラルの問題です。理由になりません。たばこ税の中でやるのだから問題ないとも言いましたが、酒税で居酒屋を造りますか。さらには、SDGsを持ち出したり、吸う人の人権の尊重とも言いました。  念のために申し上げますが、私は個人の嗜好として楽しむ自由は否定しません。社会的な規則やモラルを守って楽しんでいただければいいでしょう。しかし、税金で喫煙場所を作れという主張は、健康や環境に対する世界的な流れからも、国民的な感情からも逆行するものです。  税金は国民の生存と健康に資するところに充てるべきことを主張して、本意見書への反対討論といたします。(拍手) ○井田泉 議長 以上で討論を終結いたします。   ● 採     決 ○井田泉 議長 これより採決いたします。  まず、議第9号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議第10号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立多数であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。   ● 条項、字句、数字、その他の整理 ○井田泉 議長 お諮りいたします。  ただいま可決されました議第9号及び議第10号の各発議案について、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○井田泉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 追加議案の上程 ○井田泉 議長  △日程第3、第142号及び第143号の各議案を議題といたします。  議案はあらかじめお手元に配付しておきました。   ● 提 案 説 明 ○井田泉 議長 知事から提案理由の説明を求めます。           (山本一太知事 登壇) ◎山本一太 知事 本日追加提出いたしました議案について御説明を申し上げます。  追加提出議案は、人事委員会委員の選任及び公安委員会委員の選任についてです。  第142号は、現在の人事委員会委員であります森田均氏の任期が6月26日をもって満了となりますので、再任しようとするものです。  第143号は、現在の公安委員会委員であります石田弘義氏の任期が6月30日をもって満了となりますので、その後任者として、五十嵐清隆氏を選任しようとするものです。  以上が追加提出議案の内容です。  なお、いずれも、事案の性質上、早急に御議決をいただきますようお願いを申し上げます。 ○井田泉 議長 知事の提案説明は終わりました。   ● 委員会付託の省略 ○井田泉 議長 お諮りいたします。  ただいま議題となっております第142号及び第143号の各議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○井田泉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 採     決 ○井田泉 議長 直ちに採決いたします。  まず、第142号議案について採決いたします。  第142号議案について原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立全員であります。よって、第142号議案は原案に同意することに決定いたしました。  次に、第143号議案について採決いたします。  第143号議案について、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○井田泉 議長 起立全員であります。よって、第143号議案は原案に同意することに決定いたしました。   ● 特定事件の継続審査 ○井田泉 議長  △日程第4、特定事件の継続審査の件を議題といたします。  会議規則第74条の規定により、各委員会の閉会中の継続審査特定事件について、あらかじめお手元に配付の一覧表のとおり申出がありました。  お諮りいたします。  本件は、申出のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○井田泉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。          ──────────────────────────              閉会中継続審査(調査)特定事件申出書 総務企画常任委員会  第19号 「国民投票法改正案は徹底審議を尽くし、採決強行を行わないこと」を求める意見書採択についての請願  1 新たな重要施策の企画・立案について  2 情報発信について  3 デジタル技術の利活用の推進について  4 地域外交について  5 総合行政の推進について  6 自主財源の伸長について  7 公有財産の維持管理について  8 危機管理・防災対策について
     9 市町村の振興について  10 地域振興について  11 移住、定住及び外国人活躍推進について  12 芸術文化の振興と文化づくりの推進について  13 スポーツの振興について 健康福祉常任委員会  厚文第5号 保育の充実を求める請願  厚文第12号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の充実を求める意見書の提出についての請願  1 県民生活・消費者行政・県民防犯の推進について  2 県民の自発的な活動との連携について  3 人権・男女共同参画政策の推進について  4 私学振興・児童福祉について  5 少子化対策・青少年健全育成の推進について  6 保健・医療・福祉の総合調整について  7 社会福祉・社会保障の充実について  8 保健医療対策の充実について  9 食品の安全確保・安心の提供について  10 生活衛生対策の充実について  11 県立病院の充実について 環境農林常任委員会  1 環境対策について  2 林業振興対策について  3 食料・農業・農村振興対策について  4 農林漁業災害対策について 産経土木常任委員会  第8号 吉岡町と渋川市を結ぶ道路整備についての請願  第9号 県道前橋長瀞線柳瀬橋における渋滞緩和についての請願  第17号 小規模企業の資金繰りを支援する請願  第22号 中心市街地活性化対策等の拡充と街なか居住の推進についての請願  第24号 市街地再開発事業の更なる推進についての請願  第28号 「全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願  1 中小企業の振興について  2 企業誘致の推進について  3 観光物産の振興について  4 労働者支援と労働環境整備について  5 雇用対策の推進について  6 MICE推進・コンベンション施設整備について  7 コンテンツ産業の振興について  8 道路・橋梁の整備促進について  9 交通対策について  10 河川・砂防対策の促進について  11 八ッ場ダムの建設と生活再建について  12 都市計画・建築・住宅・下水対策について  13 災害復旧対策について  14 公営企業の推進について 文教警察常任委員会  第1号 学校給食費の無料化を求める請願  第4号 公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入するための条例制定に反対する請願  1 教育施設の整備促進について  2 教育体制の確立について  3 社会教育の推進について  4 学校体育・保健について  5 警察体制の確立について  6 警察署等の整備促進について  7 交通事故防止対策について  8 災害救助対策について  9 高齢者犯罪対策について 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会  1 新型コロナウイルス感染症の警戒度、緊急事態宣言に関すること  2 新型コロナウイルス感染症の検査・医療体制に関すること  3 新型コロナウイルス感染症の県民生活への影響に関すること  4 新型コロナウイルス感染症の産業への影響に関すること  5 新型コロナウイルス感染症の教育への影響に関すること  6 ウイズコロナ、アフターコロナに関すること デジタルトランスフォーメーションに関する特別委員会  1 行政のデジタルトランスフォーメーションに関すること(行政改革を含む)  2 県民生活のデジタルトランスフォーメーションに関すること  3 産業のデジタルトランスフォーメーションに関すること  4 教育のデジタルトランスフォーメーションに関すること 脱炭素社会・新エネルギーに関する特別委員会  1 「ぐんま5つのゼロ宣言」に関すること  2 SDGs17ゴールのうちGoal7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、Goal13「気候変動に具体的な対策を」、Goal15「陸の豊かさも守ろう」に関すること  3 脱炭素社会づくりに関すること 地方創生・ブランドに関する特別委員会  1 官民共創コミュニティに関すること  2 地域課題解決に関すること  3 スポーツによる地域創生に関すること  4 アーティスティックGUNMAに関すること  5 温泉文化に関すること  6 群馬のブランド化に関すること  7 公共交通に関すること 議会運営委員会  1 定例会・臨時会の開催に関すること  2 会期に関すること  3 会議における質問者の数、時間及び順序並びに緊急質問に関すること  4 委員その他役員の各党派又は会派の割り振りに関すること  5 常任委員会の調査に関すること  6 特別委員会の設置及び廃止に関すること  7 議長の諮問に関すること  8 その他議会運営上必要とする事項に関すること          ──────────────────────────   ● 閉会の宣告 ○井田泉 議長 以上をもって、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。   よって、ただいまをもって令和3年第2回定例会を閉会いたします。   ● 閉会のあいさつ           (井田 泉議長 登壇) ○井田泉 議長 閉会にあたり、一言御挨拶を申し上げます。  5月24日に開会した今期定例会は、ただいまをもちまして、上程された全ての案件を議了し、ここに閉会の運びとなりました。議員各位をはじめ、執行部並びに報道機関の皆様の御協力に対し、厚く御礼を申し上げます。  さて、今定例会は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、5月16日から県内10市町の区域にまん延防止等重点措置が適用される中での開会となりました。この間、県民の皆様に対しては、午後8時以降の飲食店の利用の自粛、不要不急の外出や移動の自粛、人と人との距離の確保、マスクの着用をはじめとする基本的な感染防止対策の徹底等が要請されるとともに、事業者の皆様に対しては、飲食店等における営業時間の短縮や酒類提供の自粛等の要請が行われてまいりました。  このような状況の中、今定例会では、休業等により一時的に資金が必要となった方に対する生活福祉資金の貸付けの拡充や、医療機関におけるワクチン接種の促進に関する経費のほか、飲食店の営業時間短縮や外出自粛等の影響により一定の売上げ減少のあった中小事業者の皆様に対する支援金の支給に関する経費など、新型コロナウイルス感染症の拡大を食い止め、傷んだ県内経済を立て直すための補正予算が議決となりました。
     また、新型コロナウイルス感染症関係以外では、豚熱の発生予防のための知事認定獣医師制度の開始に伴う手数料条例の改正や、過疎地域の持続的発展を支援するための県税の課税の特例措置を設ける条例の制定なども議決に至りました。  他方、県政が直面する重要な課題に対応するため、新型コロナウイルス感染症対策、デジタルトランスフォーメーション、脱炭素社会・新エネルギー、地方創生・ブランドに関する4つの特別委員会が新たに設置され、早速、活発な議論が展開されるところとなりました。  県議会といたしましては、今後も本県が抱える様々な課題に対しまして、真剣に議論を重ね、真摯に取り組んでまいる所存でありますので、執行部におかれましては、二元代表制の一翼を担う議会の役割及び責務をぜひとも尊重していただき、記者会見のあり方や報道機関への対応にも御配慮いただきたくお願い申し上げます。  雨に濡れた若葉が鮮やかな色を見せ、風情を漂わせる季節となりました。梅雨の晴れ間にのぞく青空は目にまぶしく、間もなくやってくる夏を感じさせております。  議員各位におかれましては、健康に十分に御配慮をいただき、引き続き本県の発展のため御活躍されますことを御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶と代えさせていただきます。誠に御協力ありがとうございました。(拍手)     午前11時6分閉会 会議録署名議員 議長  井 田   泉 副議長 安孫子   哲     あ べ ともよ     今 泉 健 司     高 井 俊一郎...