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  1. 群馬県議会 2021-06-08
    令和 3年第2回定例会総務企画常任委員会(総務部関係)-06月08日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年第2回定例会総務企画常任委員会総務部関係)-06月08日-01号令和 3年第2回定例会総務企画常任委員会総務部関係委員会の名称 総務企画常任委員会 開催場所   401委員会室 開議年月日時 令和3年6月8日 午前9時58分 散会年月日時 令和3年6月8日 午後0時1分 会議の目的  令和3年第2回定例県議会における付託議案の審査       (総務部関係)        委員長 穂積昌信  副委員長 亀山貴史  委員 久保田順一郎 出席委員   委員  伊藤祐司  委員   後藤克己  委員 岸 善一郎        委員  安孫子哲  委員   斉藤 優  委員 大林裕子 欠席委員   なし 執行部等出席者       【総務部】        総務部長      友松 寛  危機管理監     吉田高広        総務課長      浦部賢徳  人事課長      中島高志        財政課長      下山 正  財産有効活用課長  柿沼輝信        税務課長      高橋昌弘  市町村課長     髙橋正也        統計課長      池田絹子  危機管理課長    糸井秀幸        消防保安課長    板垣哲夫  総務事務管理課長  町田裕之
           危機管理課調整主監 福島浩毅  総務事務管理課医監 阿部勝延       【会計局】        会計管理者     福田芳美  会計管理課長       高澤延之       【人事委員会事務局】        人事委員会事務局長 内田信也  人事委員会事務局管理課長 吉田勝彦       【監査委員事務局】        監査委員事務局長  今井孝明  監査委員事務局管理課長  武井俊彦       【議会事務局】        議会事務局総務課長 井坂雅彦 △開議 ○穂積昌信 委員長   ただいまから、総務企画常任委員会を開きます。  本日の委員会は、お手元に配付の次第により、総務部会計局議会事務局人事委員会事務局監査委員事務局関係の審査を行います。 △委員長挨拶穂積昌信 委員長   (あいさつ) △傍聴人の報告 ○穂積昌信 委員長   本日、1人の傍聴人が見えておりますので、ご報告いたします。 △委員自己紹介穂積昌信 委員長   今回は、委員改選後はじめての委員会でありますので、委員の皆様の自己紹介をお願いします。  (副委員長から順次、自己紹介) △執行部あいさつ穂積昌信 委員長   次に、総務部長からあいさつをお願いします。  (部長あいさつ)  続きまして、危機管理監、お願いします。  (危機管理監あいさつ)  最後に、会計管理者、お願いします。  (会計管理者あいさつ) △付託議案概要説明及び内容説明穂積昌信 委員長   それでは、本委員会に付託された議案の説明をお願いします。 ◎友松 総務部長   (付託議案について概要説明) ◎下山 財政課長   (第112号議案について、議案書により説明) ◎高橋 税務課長   (第114号議案及び第115号議案について、議案書及び配付資料により説明) ◎髙橋 市町村課長   (第116号議案について、議案書により説明) ◎下山 財政課長  ◎井坂 議会事務局総務課長  ◎浦部 総務部総務課長  ◎柿沼 財産有効活用課長  ◎糸井 危機管理課長  ◎板垣 消防保安課長  ◎下山 財政課長  ◎高澤 会計管理課長  ◎下山 財政課長  ◎高橋 税務課長   (以上、承第3号について、議案書により説明) ◎下山 財政課長   (承第4号及び第139号議案について、議案書により説明) ○穂積昌信 委員長   以上で、付託議案の説明は終わりました。 △付託議案の質疑 ○穂積昌信 委員長   これより、付託議案の質疑を行います。  質疑及び答弁は、簡潔にお願いいたします。  なお、所管事項に係る質疑は、付託議案の質疑の後に行いますので、御承知おき願います。 ◆伊藤祐司 委員   過疎地域持続的発展の支援のための県税の課税の特例に関する条例について、旧制度で法人事業税不動産取得税を3年間で合計7,000万円くらい免除されているが、この改定では、対象となる事業者のハードルを下げて広げよう、業種も広げようというように見えるが、減税措置を広げて過疎地域へ助成をしようということでよいか。 ◎高橋 税務課長   新過疎の主な変更点としては、委員が指摘したとおり、業種として情報サービス業等が追加された。従来、新設・増設の設備が対象であったが、今回、増築・改築・修繕等も対象になった。結果として、減税措置は広がるものと考えている。 ◆伊藤祐司 委員   旧制度の3年間で7,000万ちょっと免除になっている。予測は難しいだろうが、増える感触はあるか。 ◎高橋 税務課長   旧過疎における3年間の実績は、不動産取得税で11件約6,580万円、法人事業税で7件約85万円。直近の令和2年度は、不動産取得税で、5件約4,700万円であった。  今回情報サービス業等が追加になったが、これまでの実績だと不動産取得税の額が大きいので、情報サービス業等がどのくらい増え、かつ不動産取得に係るものがどのくらいあるかが読めないので、現時点での想定は難しい。 ◆岸善一郎 委員   繰越明許費の補正の説明でヘリコプター事故で亡くなった方の慰霊碑の話があった。慰霊碑設置の状況はどうか。 ◎板垣 消防保安課長   家族を亡くした御遺族の皆様は慰霊碑に対する思いが非常に大きく、それぞれの思いが必ずしも一つではない。そういった中でも、なるべく意向に沿うべく調整をしているため、令和3年度に一部事業を繰り越すことになった。  御遺族の意向も踏まえて、祥月命日である8月10日までに渋峠と消防学校へ設置できるよう進めている。 ◆岸善一郎 委員   8月10日に消防学校と渋峠で式典を行うと考えてよいか。 ◎板垣 消防保安課長   8月10日が祥月命日なので、遺族等の意向も踏まえてその前後で日程調整を行い、8月上旬を目処に実施したい。 ◆岸善一郎 委員   式典は消防学校渋峠両方で行うのか。 ◎板垣 消防保安課長   除幕式という形で2か所で行う予定である。 ◆岸善一郎 委員   大変気の毒な事故だったので、よろしくお願いしたい。  令和3年度補正予算交通安全対策特別交付金に関連して、信号機の予算が年間6基分しかついていない。信号機を1つ作ると4,000万とか5,000万と言われるが、信号機をつけてほしいという要望は多い。もっと増やせないか。 ◎下山 財政課長   信号機の要望が非常に多いと聞いている。警察でも、既存の更新等も含めて全体で調整していると思う。新規のものや新しく道路ができたところでの新設も含めてトータルで、担当部局と十分相談して決めていきたい。
    岸善一郎 委員   信号機については議員への要望が多い。交付金があるのならもっと信号機に回せないか。 ◎友松 総務部長   信号機については、以前は警察からも多くの要求があって、予算の制約の中で調整したことがあったが、今は警察庁で信号機の数自体を減らしていく方針のようだ。道路を新設したところについてはつけていく。基本的には必要なところはつけていくことにしている。  交通安全対策特別交付金については、車線の更新などの交通安全費用にかかる一般財源として国から配分されているが、交付金以上の額が交通安全の費用としてかかっている。交付金は交通安全にかかる費用として有効に使っている。 ○穂積昌信 委員長   以上で、付託議案の質疑は終了いたしました。 △配付資料の説明 ○穂積昌信 委員長   次に、配付資料の説明をお願いします。 ◎浦部 総務部総務課長  (配付資料により説明) ○穂積昌信 委員長   以上で配付資料の説明は終わりました。 △所管事項の質疑 ○穂積昌信 委員長   これより、所管事項の質疑に入ります。  なお、配付資料に関わる質疑は通告なく行えますが、配付資料以外の質問は発言通告書により行ってください。 ◆久保田順一郎 委員   板倉ゴルフ場はもともと県営で、今は東急リゾート指定管理者として管理している。県境地域にあるため埼玉や東京の方の利用が非常に多いと聞いている。料金設定も埼玉や都内の料金になっていて、県民のためのゴルフ場になっていない。県民も同じ利用料を取られ、隣の栃木県へ行けば半値以下でできるので、どうしても敬遠しがちになってしまう。  新年度から3年間の指定管理期間事業計画について、どう考えるか。 ◎浦部 総務部総務課長   県営ゴルフ場指定管理者の選定は、企業局が行うことになっている。板倉ゴルフ場が県外の利用者が多いということは承知しているが、県民向けサービス状況指定管理者選定条件として検討できないか、企業局に伝えたい。 ◆久保田順一郎 委員   玉村ゴルフ場と新玉村ゴルフ場は、利用者の殆どが県民だと聞いている。愛好会もできて、一時のゴルフ不況の中でも、なんとかしのいでいたようだ。  指定管理者が県に納付する額を抑えられれば、県民のための特例のような形で利用促進ができるのではないか。佐野日本大学高校ゴルフ部が有名なプロゴルファーを輩出しており、ゴルフ部の生徒を皆栃木県に取られてしまう。青少年の育成のためにも、公的な配慮ができるような施設が群馬県としても必要ではないか。最近、ゴルフではいい成績が出ており、オリンピックが近いこともあるので、県から積極的にアプローチしてほしい。 ◎浦部 総務部総務課長   県営ゴルフ場については、今年度あり方検討を行うことになっている。現在の県営ゴルフ場は、料金などで民間と競合する部分がある。今後どう運営されていくべきかしっかり検討されるよう、企業局に伝えたい。 ◆久保田順一郎 委員   あまり安くすると民間を圧迫してしまうので、慎重に検討していただきたい。  審議会等の委員の多様化について聞きたい。知事が就任して、マスタープランを作るために斬新な人員を集めた。先を見越したすごいコンセプトの総合計画ができたと考えている。最先端の人たちが入ってきたというのは、群馬県ではかつてなかったのではないか。しかし、そういう人たちがどの程度群馬県のことを知っているのか、一抹の不安を覚える。  先日の読売新聞の記事で、リスク管理に関連して中国の千人計画について出ていた。昨今のきなくさい世界情勢の中でサイレント・インベージョンが懸念され、海外では孔子学院の排除が始まっている。県内で、孔子学院が絡む学校はどのくらいあるか。 ◎友松 総務部長   学校関係については、生活こども部の所管であり、承知していない。 ◆久保田順一郎 委員   イデオロギー的な話も出てきてデリケートであるが、そういう観点が人選に入っているか聞きたかった。  多くの世代の意見を吸い上げる、いろいろな考え方を吸い上げるのも審議会の役目ではないか。審議会委員の選任については、どういう考えでやっているのか。 ◎浦部 総務部総務課長   県の審議会等の委員の選任ついては、これまでも、その方の役職や経歴、功績などを踏まえて、就任をお願いしてきた。公募で委員をお願いする場合でも、県として選考を行っている。  今回、新しい総合計画で、年齢や性別国籍障害有無等にかかわらず全ての県民が幸福を実感できる自立分散型社会を実現するために、審議会等の委員に女性、若者、外国人、障害者等登用促進を図るように指針を改正した。多様な意見を伺って、県政にイノベーションが生まれることを期待している。 ◆久保田順一郎 委員   その道のエキスパートの方がメンバーに入ることは大変頼もしい。過去の実績を客観的に評価して委員等を選定してほしい。先ほど言ったような微妙な部分はなかなか難しい世界で、イデオロギー的なところをチェックしていいのかということはあるが、今後の配慮は必要になるのではないか。検討してほしい。 ◆伊藤祐司 委員   5月7日付と5月19日付で、接種センターなどのワクチン接種関係の部局が増員された。5月7日付の増員7名は知事戦略部から2人、総務部地域創生部環境森林部農政部県土整備部からそれぞれ1人ずつ異動させたということだ。元の仕事が暇だったわけではない。どういう考え方で異動させたのか。 ◎浦部 総務部総務課長   県民の生命や健康、暮らしを守るために、1日でも早く希望者へのワクチン接種を完了するのが今現在の県として最優先すべき対策であると考えて、そのための体制整備を行ってきた。  考え方としては、例えば各種の研修や講習会、イベントなど、コロナ感染拡大タイミングで進めることが難しいと思われるものを延期してもらったり、実地の指導監査税関係の調査などの実施時期の変更、縮小などの検討を依頼して、各部のマネジメントで極力影響が小さくなるような形で、人員の提供を依頼した。 ◆伊藤祐司 委員   先日の本会議の質疑でも言ったが、産業政策課感染症対策産業経済支援室は、今説明された予算が全てそこに行くような感じの部署である。時短協力金関連業者支援金月次支援金、今度の補正の県の横出し支援などが全てそこに行く。月次支援金業務では、店の見回りまであるということだ。  2人増になったが、5月中は休日返上だったということだ。ワクチン接種センター関係で異動があったが、コロナ関係では、産業支援部分も相当人員が不足していると見なければならない。  以前、県職員労働組合教宣部長をやった人に、年度途中に異動があるとどんな影響があるか聞いたところ、とても大変だと言っていた。  職員を抜いた所属が大丈夫か、異動先も大丈夫か、もっと必要ではないかなど、しっかりした目配せが必要ではないかと思うがどうか。 ◎友松 総務部長   そこはよく見ていきたい。健康福祉部ワクチンの接種をいかに進めるかというのは県政の最重要事項である。委員指摘の日付のほか6月1日付でも大規模な人員の異動をして、ワクチン接種にしっかり対応ができるようにしてきたが、人を増やしただけで十分かどうか、今後の状況をよく見ていきたい。産業経済部は2人増員したが、委員指摘のように今回の横出しの事業支援金はその時点ではなかったが、その事業も回さなければならない。大変さについては、問題意識を持って見ていて、必要があれば、またよく体制を検討していきたい。  また、一般論だが、やっぱりコロナ対応は災害に準じた非常事態であり、各部局に人員の協力を依頼するにあたっては、コロナで通常の事務ができない部分もあるし、優先順位もあるので、両方ということではなく、見直し、延期といった判断をしながらの協力を依頼している。よく見て注意してやっていきたい。 ◆伊藤祐司 委員   そういう考え方でぜひ進めてもらいたい。ただ、前提の問題として、群馬県と栃木県の一般行政部門職員数の推移を見るとずっと500人ぐらいの差がある。栃木県と群馬県は、人口はほぼ同じ、県税収入もほぼ同じ。それでなぜ500人も一般行政職職員の数が違うのか。おかしいと考えているが、なぜこんなに違うのか。 ◎浦部 総務部総務課長   委員指摘のとおり、群馬県と栃木県は同じ内陸県で、人口面積が極めて近い。類似性近似性はある。  ただ、群馬県も栃木県もそれぞれ独立した地方公共団体なので、抱えている行政需要もそれぞれ異なっている。持っている施設にも違いがある。職員の総数や内訳が、同じようになるとは考えにくい。  栃木県の状況をつぶさに分析したわけではないが、栃木県の一般行政職には県立病院衛生福祉大学校の職員数を含んでいるが、県立4病院は公営企業で別区分で管理されている。栃木県は、宇都宮が中核市であるが、群馬県は中核市が2つあり、施行時特例市も2つある。そういった市町村の中身によっても県の組織や職員体制は違ってくるのではないか。 ◆伊藤祐司 委員   カウントの仕方が違うという説明だったが、高崎市が中核市になってそちらに職員が移動したということはあるが、中核市になる前も差が同じである。その頃の方が差が大きく、600人くらいの差があったように記憶している。県のサービスは、県民に対するマンパワーによるサービスが中心になるので、職員の数が多いか少ないかは、県の力を示すものの一つである。緊急事態になったら人員の割り振りを変えるやり方もあるが、ある程度普段の仕事に余裕があれば、そこに集中することができるので、研究を進めていただきたい。 ◆後藤克己 委員   これだけの大規模な人事異動がこの短期間に行われるのは、私の議員また職員時代も含めて、おそらく県庁の歴史の中でも、初めてに近いのではないか。  緊急事態ということもあるが、議会から見て、今の知事は良かれと思うことは、まっしぐらにやるタイプだと感じている。県民の健康を守るということで、おそらく職員も使命感の強い人がほとんどなので、こういう状況でも頑張ってしまうのだろう。  総務部長からも、よく状況を見ていきたいということだったので大変ありがたい。現実に人を増やせる状況にはないということは理解している。こういう緊急事態の状況だからこそ、業務の思い切った見直しを進める好機なのかもしれない。  職員は、なるべく本来業務の水準を落とさないようにと普通なら考えるので、そこは司令塔となる総務部が本当の意味でちゃんと目配せをして、緊急事態だから思い切って見送ろうという方向に背中を押してもらうことが大事である。是非とも部長先頭緊急事態に合わせた業務の見直しについて、年度を通じて背中を押してほしい。  東毛ワクチン接種センターを視察してきた。重複接種をしてしまった事例も出たが、非常に単純なミスだったと思う。全部の業務の流れを見たが、多くの人を扱えば間違ってしまう人もいるかもしれない。その問題は問題として対処してほしい。  開設当初で、かなり職員が出ていた。日曜日だったが、東毛の地域機関から応援が来ていた。一方で、受け付けなどは、近畿日本ツーリストから派遣で職員が来ていた。業務そのものは、パターンを覚えれば単純業務であることは間違いないと感じた。説明してくれた職員も、立ち上げが大変だが回り出せば、かなり派遣のウエイトを増やせるだろうと言っていた。県央ワクチン接種センターもそうだが、今は大規模な派遣をしているが、ある程度見切りがついた段階で、引き上げるタイミングも考えられるのではないか。  おそらくワクチン接種部局では、ある程度現場が回るようになったときに、ほかにもやることがあると考えてしまう。総務部で、接種センターの業務もしっかり目配せして、いち早く本来業務に復帰できるような状況にしてほしい。知事も県央ワクチン接種センターは、一応9月末で区切りと言っている。県庁全体の中で一部のところに負荷がかかることがないような配慮、全体のマネジメント総務部に期待したいがどうか。 ◎浦部 総務部総務課長   1点目の思い切った業務の見直しについては、委員指摘のとおり、このような大規模な組織改正や異動の例はなかなかない。職員を出す職場が少なくなった職員数で同じ仕事をやろうと思えば当然、無理が来るのは自明のことである。総務部としても、そのような考え方ではなくて、延期できる事業や中止できる事業をしっかり聞いて、その上で人員を提供してほしいと依頼している。2点目の要望については、派遣先の業務も日々刻々変わっていくので、その実態もしっかり把握しながら、適切な時期に本来業務に戻すことも考えなければならない。  そういった考え方で、健康福祉部産業経済部危機管理課といったコロナ対応に当たっている部局と意思疎通をしっかりして適切な対応をとっていきたい。 ◆安孫子哲 委員   群馬県は、県有地のあり方を見直し有効活用していくことに取り組んでいるが、県有未利用地が年々増えるのは当然だが、有効活用をいつまでも考えても仕方ないので、売るものは売る、使うものは使う。県有施設見直しで今後未利用地が生まれることも想定されるが、令和2年度の不動産の売り払い状況について伺いたい。 ◎柿沼 財産有効活用課長   令和2年度の未利用地売却実績は、一般会計企業会計を合わせた県全体で7件。面積は9,466㎡。売却額は、2億6,847万8,900円である。 ◆安孫子哲 委員   7件売り払いということで、年々実績が上がっている。良い物件があった年には跳ね上がる。保健所の跡地と北部食肉衛生検査所の跡地も売り払った。保健所の跡地は前橋市国領町であるが、そこを買い取った事業者が今、自社ビルを建設していて、大きな事業が生まれる。北部食肉衛生検査所の跡地は、分譲地として、売り出し中である。そこに多くの人々が住むことになり、地元前橋市岩神町3丁目の自治会長は、住民が増える喜びとともに、自治会運営に対する骨太の施策だったと非常に喜んでいる。  一方で、岩神町1丁目の県有地県職員駐車場として活用している大きな敷地がある。住宅街なので、売り払えば一発で分譲が始まることが見込まれる。亡き金子泰造さんがその反対側の土地の売り払いに取り組み、結果として様々な新しい住宅が建って住民が増えた。その経験から自治会長が、空き家が増えてきているので空き地に県職員の車や自転車を吸収してもらいたい。こういう1等地は売り払って分譲することによって住民税市県民税も増える。働く人が来てもらえれば、自治会も高齢化しているので助かると話している。  周辺の県有地について、該当地区である前橋市とやりとりしているが、今現在どのような状況か伺いたい。 ◎柿沼 財産有効活用課長   前橋市とは様々な土地の貸し借りなど関係が深く、今年度引き続き調整を行っている。周辺の県有地については、例えば昔知事公舎があった大手町北駐車場は、るなぱあくの駐車場として前橋市に貸している。旧副知事公舎周辺の土地も前橋市が利用しており、こういった土地の利活用を総合的に調整し、よりよい形で地域の活性化に繋がるように話を進めている。調整がついたものから、利活用してもらうように手続きを進めていきたい。 ◆安孫子哲 委員   前橋市立図書館はもう老朽化で建て直そうとしている。県立図書館も建て替えなければという話がある。あまり合築に前向きではなかったが、県と市の図書館の合築も考えていかなければいけないという声を聞いている。前橋市立図書館の隣に副知事公舎の跡地があるが、未だに使っていない。前橋市からは、市立図書館を壊して隣の副知事公舎が手に入るなら、県職員の車が全部収容できる立体駐車場を建設しても構わないという声もある。  有効活用はそういうところから始まると思う。るなぱあくも貸して使ってもらうだけではなく、前橋市から借りている土地と県が貸している土地を等価交換してもいい。条例等ルールの縛りがある中で工夫して、土地がどう利用され、県税収入がどれだけ上がるかを考えるのが、県庁職員で一番楽しいことなのではないか。どこか周りに恵まれた土地について前橋市と協議して、有利になるよう取り組んでもらいたい。 ◆大林裕子 委員   先日、小川議員が一般質問したが、障害者雇用について法定雇用率を上回る2.62になったという質問があった。  そこで、もう少し具体的に障害者種別ごと雇用状況任用形態の状況、勤務条件、採用後の定着状況について伺いたい。
    ◎中島 人事課長   まず直近で把握している、本議会で小川県議に答えた時点と同じ、昨年12月1日現在の状況であるが、知事部局において、雇用率算定の対象となっている障害者は、全体で99人いる。障害種別ごとの内訳は、身体障害のある職員が53名、知的障害のある職員が12名、精神障害のある職員が34名である。  2番目の質問の任用形態別については、知事部局障害者雇用雇用形態は3つある。障害の特性や程度に応じて設けているものであり、1つは正規職員としての障害者雇用、2つ目が会計年度任用職員としての障害者雇用、3つ目がチャレンジウィズぐんまという事業に伴う非常勤の雇用である。  このうち正規と会計年度任用職員については、一般の採用試験で任用される場合と、別枠で設けている障害者枠で任用される場合がある。  それぞれの任用形態に応じた業務内容であるが、正規職員は、障害の特性に配慮するのは当然として、基本的には、ほかの常勤職員と同じく、様々な業務にフルタイムで携わっている。  会計年度任用職員は、週20時間から30時間の範囲内で、障害の特性や多様なニーズに応じて、事務補助業務や一定の範囲内の業務に従事している。  チャレンジウィズぐんまについては、基本的には週30時間で文書集配や環境整備の作業的な業務に従事をしている。  3つ目の質問、定着状況については、一般的には障害者の方を雇用すると早期に離職するのが課題になっているとよく伺う。本県の状況は、昨年度、令和2年度に新たに採用した方が53人いるが、このうち半年以内で退職した方は3人となっており、9割以上の定着率と、比較的高い状況である。 ◆大林裕子 委員   障害のある方の雇用をするために、様々環境整備をして受け入れていると思う。9割が定着しているということで本当に素晴らしい。皆さんの努力に感謝している。  障害の特性によって配慮の部分も様々だと思うが、雇用している方々のコミュニケーションの場は、今、どのようになっているか。 ◎中島 人事課長   コミュニケーションの場としては、配属した所属において、管理職と定期的に面接の機会がある。また、本県においては、障害者支援に関する知識経験を持っている方を障害者職業生活相談員として3人ほど、総務事務管理課に配置している。定期的に所属を訪問して、障害者本人、当事者の方々と面談をする中で、しっかりと聞き取りをしている。  配慮については、職業生活相談員が配慮の要望があるということを管理職に伝える役目も果たしており、そういった相互の理解、まずは、ともに働く職員の理解も深めていきながら、コミュニケーションが活発になっていると思う。管理職や職業生活相談員が仲介をして、所属に円滑に参画できるような取組を様々行っている。 ◆大林裕子 委員   障害者職業生活相談員の方、或いは管理職の方と、コミュニケーションを取りながら、仕事に当たっていると思う。今後、障害のある職員の円滑な職場への参画についてはどのような取組を考えているか。 ◎中島 人事課長   やはり周囲の理解と環境整備がまず必要と思う。ともに働く職員の理解を深めるために、障害のある方が配属されている所属を対象としたセミナーを開催したり、障害のある方がどういった活躍をしているのかということについて、本人の意向も踏まえて人事課が庁内に周知している。  全庁的な理解を深める中で、さらに全庁的に障害のある方を受け入れるような環境整備を進めていければいいと思って進めている。 ◆大林裕子 委員   いろいろ努力をしていただいていると思う。精神障害のある方が話をしてくれたことだが、その方は就労施設で働いていて、お休みの日には精神障害のデイケアに行って、ピアサポーターで活動している。デイケアの中の社会で終わりたくないと。外の方達との繋がりを持って行きたいんだという話を聞いて、私も衝撃を受けた。  県庁という本当に素晴らしい職場で働いている方々は、障害者内だけではなく、一般の健常者の方とも繋がりたいという思いもあると思う。先進的な例を見ると、福岡県は、障害者雇用率が3.27%であり、障害のある職員の方との意見交換会を行って、意見を反映させることで、働き続けることができる職場づくりに取り組んでいる。川崎市では、障害者雇用推進会議のメンバーに障害の種別に偏りがないように8人の障害者が選任され、意見を聴取しながらやっている。障害がある職員の孤立を防ぎ、障害がある職員を支える職員の方たちとの情報共有をするために、交流の場を設定しているなどの事例があった。  これからも、障害者の職員の方とのコミュニケーションをとりながら、一緒に共生していければ、すばらしい。県庁でそういった取組を行えば、一般企業にも広がると思うがどうか。 ◎中島 人事課長   今まで申し上げた政策や取組についても、障害当事者の方からいろいろな声を聞く中で、どういったことが本人にとっていいのかということを施策の中に盛り込む努力をしてきた。  提案のあった、一般の職員と自然に交流できるような取組については、他県の事例も研究して、障害のある職員がより働きやすい環境を整えていきたい。 ◆大林裕子 委員   これからだと思うので、よろしくお願いしたい。 ◆亀山貴史 副委員長   県立高校の再編整備に伴って廃校になった桐生南高校と桐生女子高校の跡地の利活用について伺いたい。現在、プロポーザル方式による公募が進められているが、進捗状況はどうか。 ◎柿沼 財産有効活用課長   プロポーザルの進捗状況は、本年4月1日から募集を開始して、全体説明会、現地説明会などを行った。5月25日に参加申し込みを受け付けたところ、それぞれの施設で複数事業者から応募があった。事業提案書の提出は6月25日である。この提出を受けて7月にはプレゼンテーションを行い、事業者を決定する予定である。 ◆亀山貴史 副委員長   この2校については統合になった。地元に卒業生も多く、地域に愛されてきた高校でもあった。地元では、県有施設が桐生から2つなくなってしまったというとらえ方をしている人も多くいる。  統廃合についても長い時間をかけて、地元の方、同窓生の方に理解してもらった経緯があるので、利活用についても引き続き丁寧な地元への説明をお願いする。 ○穂積昌信 委員長   以上で、所管事項の質疑を終了いたします。 △付託議案の討論・採決 ○穂積昌信 委員長   これより付託議案の採決に入ります。  議案の採決に先立ち、討論される委員は挙手願います。  (挙手なし) ○穂積昌信 委員長   討論はありませんので、本委員会に付託された総務部会計局議会事務局人事委員会事務局監査委員事務局関係の議案について採決いたします。  採決は一括して行いたいと思いますがよろしいでしょうか。  (「はい」の声あり。) ○穂積昌信 委員長   それでは、第112号、第114号、第115号、第116号、第139号の各議案、承第3号及び承第4号について、これを原案のとおり可決・承認することに賛成の委員は挙手願います。  (挙手全員) ○穂積昌信 委員長   挙手全員であります。  よって、各議案は、原案の通り可決・承認することに決定いたしました。 △請願の審査 ○穂積昌信 委員長   次に、請願の審査に入ります。  本委員会に付託された総務部関係の請願は、継続分1件、新規分1件であります。  では、厚文第11号について、執行部から説明願います。 ◎下山 財政課長   (厚文第11号「分煙環境整備の財源は地方たばこ税によるものとすることを求める請願」について説明) ○穂積昌信 委員長   説明は終わりました。  厚文第11号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。  (「採択」の声あり。) ◆伊藤祐司 委員   この請願が、この委員会に回ってきた理由がよく分かった。厚生文化常任委員会から総務企画常任委員会に回ってきたわけであるが、厚生文化常任委員会とすれば、例えば慢性閉塞性肺疾患は全国で530万人の患者がいると言われているが、原因の9割が喫煙によるものである。喫煙者を減らしていくのが本当に重要なポイントになっている。  世界的にはパブリックスペースでは分煙でも問題なので分煙もなくしていく、吸うなら自宅か特殊な場所というような動きがある中で、税金で喫煙場所を作るのはもう時代遅れと言わざるをえないし、これを採択するというのはもってのほかである。 ◆安孫子哲 委員   確かに、健康増進の改正によって、たばこは悪いものだから吸う場所もなくして、できるだけ喫煙している人はやめるように働きかけているが、一方で東京では、空き地や駐車場がたばこの灰だらけで、社会的な問題になっている。  たばこ税というたばこから生まれた税金を健康増進とは別の観点から見たときに、たばこのポイ捨てなど社会で起こっていることを考えると、きちんとした場所を設置するのにたばこ税を使うのは当然である。たばこ税をもらってる以上、たばこ税の中でやるのは問題ない。 ○穂積昌信 委員長   ほかに御意見はよろしいですか。  それでは、挙手により賛否を問います。  採択に賛成の委員は挙手願います。  (挙手多数) ○穂積昌信 委員長   挙手多数であります。  よって採択と決定いたします。  次に、第19号について執行部から説明願います。 ◎浦部 総務部総務課長   (第19号「『国民投票改正案は徹底審議を尽くし、採決強行を行わないこと』を求める意見書採択についての請願」について説明) ○穂積昌信 委員長   説明は終わりました。  第19号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。  (「継続」の声あり。)
    穂積昌信 委員長   それでは、挙手により賛否を問います。  継続に賛成の委員は挙手願います。  (挙手全員) ○穂積昌信 委員長   挙手全員であります。  よって、継続と決定いたします。 △意見書の発議 ○穂積昌信 委員長   ここで、意見書の発議について、亀山副委員長から発言を求められておりますので、お願いします。 ◆亀山貴史 副委員長   (「地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備を求める意見書案」について提案説明) ○穂積昌信 委員長   ただいまの意見書案について質疑はありますか。 ◆伊藤祐司 委員   ポイ捨てが多いから、税金で喫煙所を作るのは筋が違う。そういうことを理由にして、こういう意見書を発議するのは、非常におかしい。 ◆安孫子哲 委員   そういう整備をしないでこのまま社会問題が大きくなっていっていいのか。吸わない人にも影響が出る。これからSDGsで、環境問題について世界中で取り組む。確かに健康のことを第一に考えれば、たばこを売るなと言った方が話が早い。整備をちゃんとして、吸う人の人権も尊重したいということである。 ○穂積昌信 委員長   採決に先立ち、討論される委員はいらっしゃいますか。  討論がありませんので、採決をいたします。  「地方たばこ税の一部を分煙環境整備に活用できる制度の整備を求める意見書」について、本案のとおり委員会から発議することに、賛成の委員の挙手を求めます。  (挙手多数) ○穂積昌信 委員長   挙手多数であります。  よって、本意見書は案文のとおり、総務企画常任委員会から発議することといたします。 △基本計画の議決等に関する条例に基づく計画等について ○穂積昌信 委員長   次に、基本計画の啓発等に関する条例に基づく計画等について、ですが、資料5-1の「計画等一覧表」に記載の計画等については、今後、概要書の提出を受けて条例の適用に係る調査を行い、議決対象として決定した計画については、質疑を経て、令和4年第1回定例会での議決を目指すこととなりますので御承知おき願います。 △閉会中継続審査(調査)特定事件の決定 ○穂積昌信 委員長   次に、委員会が閉会中審査または調査する案件については、お手元に配付してある案に、継続を申し出る請願を加えたものとしてよろしいでしょうか。  (「はい」の声あり。) ○穂積昌信 委員長   さよう決定いたします。 △その他 ○穂積昌信 委員長   委員長報告については、正副委員長に御一任願います。 △8月の月いち委員会について ○穂積昌信 委員長   次に、8月の月いち委員会についてであります。  「月いち委員会」は、8月下旬に開催いたします。  日程と内容については、正副委員長に御一任願います。  決定した内容等については、後日通知いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、当日、委員会を開催する場合には、出席要求する関係執行部の職員について、正副委員長に御一任願います。 △散会 ○穂積昌信 委員長   以上で、本委員会において審査すべき案件はすべて終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。 (午後0時1分散会)   委員会記録署名委員    総務企画常任委員会     委員長 穂積 昌信...