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  1. 群馬県議会 2021-03-19
    令和 3年 第1回 定例会-03月19日-08号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 3年 第1回 定例会-03月19日-08号令和 3年 第1回 定例会 群馬県議会会議録  第8号 令和3年3月19日        出席議員 47人 欠席議員 0人 欠員 3人    中沢丈一  (出 席)       久保田順一郎(出 席)    星野 寛  (出 席)       岩井 均  (出 席)    狩野浩志  (出 席)       福重隆浩  (出 席)    橋爪洋介  (出 席)       星名建市  (出 席)    伊藤祐司  (出 席)       角倉邦良  (出 席)    井田 泉  (出 席)       水野俊雄  (出 席)    後藤克己  (出 席)       中島 篤  (出 席)    萩原 渉  (出 席)       あべともよ (出 席)    岸善一郎  (出 席)       井下泰伸  (出 席)    酒井宏明  (出 席)       金井康夫  (出 席)    金子 渡  (出 席)       安孫子哲  (出 席)    藥丸 潔  (出 席)       小川 晶  (出 席)    伊藤 清  (出 席)       大和 勲  (出 席)    川野辺達也 (出 席)       本郷高明  (出 席)    穂積昌信  (出 席)       井田泰彦  (出 席)    加賀谷富士子(出 席)       泉沢信哉  (出 席)
       今泉健司  (出 席)       松本基志  (出 席)    斉藤 優  (出 席)       大林裕子  (出 席)    森 昌彦  (出 席)       八木田恭之 (出 席)    入内島道隆 (出 席)       矢野英司  (出 席)    高井俊一郎 (出 席)       相沢崇文  (出 席)    神田和生  (出 席)       金沢充隆  (出 席)    亀山貴史  (出 席)       秋山健太郎 (出 席)    牛木 義  (出 席) 説明のため出席した者の職氏名    知事         山本一太    副知事        津久井治男    教育長        笠原 寛    警察本部長      千代延晃平    企業管理者      中島啓介    知事戦略部長     田子昌之    総務部長       友松 寛    産業経済部長     鬼形尚道    戦略セールス局長   佐藤武夫    財政課長       田中序生 職務のため出席した者の職氏名    局長         星野恵一    総務課長       得地雅彦    議事課長       高田 隆    議事課次長      今泉一幸    議事課係長      川村正洋    議事課主幹      大山浩史    議事課主任      黒沢成康     令和3年3月19日(金) 議  事  日  程 第 8 号 第1 委員長報告    第2号議案 令和3年度群馬県一般会計予算    第3号議案 令和3年度群馬県母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算    第4号議案 令和3年度群馬県農業改良資金特別会計予算    第5号議案 令和3年度群馬県県有模範林施設費特別会計予算    第6号議案 令和3年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計予算    第7号議案 令和3年度群馬県用地先行取得特別会計予算    第8号議案 令和3年度群馬県収入証紙特別会計予算    第9号議案 令和3年度群馬県林業改善資金特別会計予算    第10号議案 令和3年度群馬県公債管理特別会計予算    第11号議案 令和3年度群馬県中小企業振興資金特別会計予算    第12号議案 令和3年度群馬県新エネルギー特別会計予算    第13号議案 令和3年度群馬県国民健康保険特別会計予算    第14号議案 令和3年度群馬県流域下水道事業会計予算    第15号議案 群馬県多文化共生・共創推進条例    第16号議案 群馬県犯罪被害者等支援条例    第17号議案 群馬県虐待から子どもの生命と権利を県民全体で守る条例    第18号議案 群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例    第19号議案 群馬県地域機関設置条例の一部を改正する条例    第20号議案 群馬県青少年健全育成条例の一部を改正する条例    第21号議案 群馬県特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例    第22号議案 群馬県軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第23号議案 群馬県養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第24号議案 群馬県特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第25号議案 群馬県指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第26号議案 群馬県指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第27号議案 群馬県指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第28号議案 群馬県介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第29号議案 群馬県指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第30号議案 群馬県介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第31号議案 群馬県感染症診査協議会条例の一部を改正する条例    第32号議案 群馬県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第33号議案 群馬県指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第34号議案 群馬県指定障害児入所施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例    第35号議案 群馬県指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第36号議案 群馬県指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例    第37号議案 群馬県障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第38号議案 群馬県地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第39号議案 群馬県福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第40号議案 群馬県障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第41号議案 群馬県薬事審議会条例の一部を改正する条例    第42号議案 群馬県医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例    第43号議案 群馬県食品衛生法施行条例の一部を改正する等の条例    第44号議案 群馬県産の生乳の安全性の確保に関する条例の一部を改正する条例    第45号議案 群馬県立産業技術センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第46号議案 群馬県勤労福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第47号議案 群馬県河川総合レクリェーション施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第48号議案 群馬県道路占用料徴収条例の一部を改正する条例    第49号議案 群馬県建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例    第50号議案 群馬県立学校職員定数条例及び群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例    第51号議案 群馬県立青少年自然の家の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第52号議案 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例    第53号議案 新・群馬県総合計画(基本計画)の策定について    第54号議案 群馬県スポーツ推進計画の策定について    第55号議案 群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画の策定について    第56号議案 群馬県生活安心いきいきプラン〔2021-2025〕の策定について    第57号議案 群馬県環境基本計画2021-2030の策定について    第58号議案 群馬県森林・林業基本計画2021-2030の策定について    第59号議案 群馬県農業農村振興計画の策定について    第60号議案 群馬県産業振興基本計画の策定について    第61号議案 第2期群馬県教育大綱の策定について    第62号議案 独立行政法人水資源機構法第26条の規定による市町村の負担について    第63号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担について    第64号議案 包括外部監査契約の締結について    第65号議案 令和3年度群馬県電気事業会計予算    第66号議案 令和3年度群馬県工業用水道事業会計予算    第67号議案 令和3年度群馬県水道事業会計予算    第68号議案 令和3年度群馬県団地造成事業会計予算    第69号議案 令和3年度群馬県施設管理事業会計予算
       第70号議案 第2次群馬県企業局経営基本計画の策定について    第71号議案 令和3年度群馬県病院事業会計予算    第72号議案 第五次群馬県県立病院改革プラン(中期経営計画)の策定について                           以 上 知 事 提 出    ・請願 第2 発議案の付議    ・議第2号議案から議第6号議案について                         以 上 委 員 会 提 出 第3 特別委員長報告 第4 追加議案の上程    ・第106号議案から第109号議案について                           以 上 知 事 提 出                             (提 案 説 明) 第5 常任委員長報告    第106号議案 令和3年度群馬県一般会計補正予算(第1号)    第107号議案 令和2年度群馬県一般会計補正予算(第17号)                           以 上 知 事 提 出 第6 特定事件の継続審査     午前9時59分開議   ● 開     議 ○萩原渉 議長 これより本日の会議を開きます。   ● 委員長報告 ○萩原渉 議長  △日程第1、第2号から第72号までの各議案及び各請願を議題とし、委員長の報告を求めます。  厚生文化常任委員会穂積昌信委員長御登壇願います。           (厚生文化常任委員会 穂積昌信委員長 登壇 拍手) ◎厚生文化常任委員会(穂積昌信 委員長) 厚生文化常任委員会委員長の穂積昌信でございます。厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第2号議案「令和3年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、地域創生部関係では、群馬県移住支援金に関して、今までの実績や制度の拡充内容等について質疑されました。  次に、トップアスリートへの就職支援に関して、今年度の実績や今後の取組内容等について質疑されるとともに、本県への就職希望者に適切にアプローチするよう要望されました。  次に、ライフル射撃場の今後の運営管理について質疑されました。  次に、競技力向上対策に関して、来年度の取組状況等について質疑されました。  次に、埴輪王国ぐんま発信事業に関して、事業内容や埴輪等の周知方法などについて質疑されました。  次に、移住促進に関して、ワーケーションに対する県の取組状況や庁内の連携状況、モデル地域づくり等について質疑されました。  次に、地域おこし協力隊に関して、現在活動している隊員数や県内への定着率、隊員同士のつながりの確保等について質疑されました。  次に、無形民俗文化財への支援について質疑されるとともに、アーカイブなどによる保存のための早急な支援が要望されました。  次に、アニメツーリズムに関して、群馬県ゆかりの作家に向けた情報提供等が質疑されました。  続いて、生活こども部関係では、産休等代替職員設置費補助事業に関して、廃止の理由や施設への意見聴取等について質疑されました。  次に、行政への申請書等における性別欄の見直しなどについて質疑されました。  次に、孤独、孤立対策について、県の認識や今後の対応等について質疑されました。  次に、ぐんまパートナーシップ宣誓制度に関して、受付状況や市町村の動向、周知方法について質疑されました。  次に、インターネット上の誹謗中傷相談窓口に関して、相談実績やSNSによる相談受付などについて質疑されました。  次に、児童相談所の一時保護に関して、虐待通告の場合に保護者が加害者として扱われることへの対応や保護者へのメンタルケア等について質疑されました。  続いて、健康福祉部関係では、在宅要援護者支援事業の見直しに関して、市町村との調整状況や県と市町村との役割分担等について質疑されました。  次に、新型コロナウイルスワクチンの接種に関して、最新の接種スケジュールや医師の少ない市町村への支援、聴覚障害者へのワクチン接種の取組、医療従事者へのワクチン接種の進捗状況、県内での副反応の発生状況、ワクチン接種の予約方法、病院での集団接種、基礎疾患を有する方への優先接種等について質疑されました。  次に、遠隔医療に関して、実態調査の結果や来年度の取組内容等について質疑されました。  次に、ドクターヘリに関して、運行実績や費用、救急医療対策の強化等について質疑されました。  次に、ひきこもり支援に関して、県の認識や取組、ひきこもりの実態調査の方法等について質疑されました。  次に、生活保護に関して、申請状況や窓口対応等について質疑されました。  次に、地域生活支援拠点に関して、現時点での整備状況や整備後の県の支援について質疑されました。  次に、第16号議案「群馬県犯罪被害者等支援条例」に関して、医療費公費負担の見直しや弁護士費用の公費負担、条例前文に込めた思い、群馬県犯罪防止推進条例への前文追加等について質疑されました。  次に、第17号議案「群馬県虐待からこどもの生命と権利を県民全体で守る条例」に関して、虐待防止に係る実施計画の必要性や虐待防止とDV対応の連携強化の具体的内容について質疑されました。  次に、第24号議案「群馬県特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」に関して、入居定員の上限の改正や県単独での補助等について質疑されました。  次に、第54号議案「群馬県スポーツ推進計画の策定」に関して、同計画における障害者スポーツの位置づけやバリアフリー化への対応、スポーツイベント等への外国人県民の参加、アウトドアスポーツとしてのキャンプの活用等について質疑されました。  次に、第72号議案「第五次群馬県県立病院改革プラン(中期経営計画)の策定」に関して、病院局におけるDXの取組及び精神医療センターにおける依存症対策に係る取組について質疑されました。  なお、第2号議案「令和3年度群馬県一般会計予算」に関しては、産休等代替職員設置費補助事業の廃止について、反対する旨の討論が行われました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託された議案のうち、第2号、第24号、第25号、第26号、第27号及び第29号の各議案は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  続いて、悪質商法による消費者被害をなくすために、預託法の改正及び執行強化、並びに特定商取引法の改正、同法指針の改正及び執行強化を求める意見書の発議についてですが、これは、消費者庁、特定商取引法及び預託法の制度のあり方に関する検討委員会において、消費者の脆弱性につけ込む悪質商法の手口の巧妙化、複雑化には、断固とした対応が必要として、法執行の強化や実効性ある制度改革が答申されたことに伴い、これらの課題解決に向けて、販売預託商法を原則禁止とした預託法の改正等を実現されるよう国に要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって、本委員会から発議することに決定いたしました。  また、犯罪被害者支援の充実を求める意見書の発議についてですが、これは2004年に犯罪被害者等基本法が成立し、犯罪被害者支援施策は一定の前進を果たしましたが、未だ十分になされているとは言い難い状況のため、犯罪被害者支援の充実を図るため、損害回復の実効性を確保するための必要な措置等を講じるよう国に要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって、本委員会から発議することに決定いたしました。  このほか、委員会の所管事項に関して、男女共同参画や♯7119の導入費用、生活保護申請に係る扶養照会等について質疑されました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               厚生文化常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第2号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 4 款 地域創生費         第 5 款 生活こども費         第 6 款 健康福祉費 第2号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・女性相談所調理業務委託契約         ・消費生活協同組合の火災共済事業に対する貸付契約         ・中央児童相談所一時保護所調理業務委託契約         ・ぐんま学園調理業務委託契約         ・子ども医療電話相談事業委託契約                                 【多数をもって可決】 第3号議案 令和3年度群馬県母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算 第13号議案 令和3年度群馬県国民健康保険特別会計予算 第71号議案 令和3年度群馬県病院事業会計予算       (事 件 議 案) 第16号議案 群馬県犯罪被害者等支援条例 第17号議案 群馬県虐待から子どもの生命と権利を県民全体で守る条例 第18号議案 群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例 第20号議案 群馬県青少年健全育成条例の一部を改正する条例 第21号議案 群馬県特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例 第22号議案 群馬県軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第23号議案 群馬県養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例                                【以上、全会一致可決】 第24号議案 群馬県特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第25号議案 群馬県指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第26号議案 群馬県指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第27号議案 群馬県指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例                              【以上、多数をもって可決】 第28号議案 群馬県介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例                                   【全会一致可決】 第29号議案 群馬県指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例                                 【多数をもって可決】 第30号議案 群馬県介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第31号議案 群馬県感染症診査協議会条例の一部を改正する条例
    第32号議案 群馬県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第33号議案 群馬県指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第34号議案 群馬県指定障害児入所施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例 第35号議案 群馬県指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第36号議案 群馬県指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例 第37号議案 群馬県障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第38号議案 群馬県地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第39号議案 群馬県福祉ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第40号議案 群馬県障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第41号議案 群馬県薬事審議会条例の一部を改正する条例 第42号議案 群馬県医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例 第43号議案 群馬県食品衛生法施行条例の一部を改正する等の条例 第54号議案 群馬県スポーツ推進計画の策定について 第55号議案 群馬県スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画の策定について 第56号議案 群馬県生活安心いきいきプラン〔2021-2025〕の策定について 第72号議案 第五次群馬県県立病院改革プラン(中期経営計画)の策定について                                【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               厚生文化常任委員会請願審査報告書 ┌──┬────────────────────────┬─────┬─────────┐ │   │                        │区   分│         │ │  │                        ├─┬─┬─┤         │ │番号│件          名            │採│不│継│意  見     │ │  │                        │択│択││         │ │  │                        │ │採│ │         │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  5│保育の充実を求める請願             │ │ │○│(多数をもって決定)│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  8│教育格差をなくし、ぐんまのこどもたちにゆきとどい│○│ │ │願意妥当     │ │  │た教育をすすめるための請願〈2項3号〉  (趣旨)│ │ │ │結果の報告を求める│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 12│加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の充│ │ │○│(多数をもって決定)│ │  │実を求める意見書の提出についての請願      │ │ │ │         │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 17│私立学校教職員退職金資金等補助の拡充についての請│○│ │ │願意妥当     │ │  │願                       │ │ │ │結果の報告を求める│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 18│私立小学校・中学校・高等学校に対する助成について│○│ │ │願意妥当     │ │  │の請願                     │ │ │ │結果の報告を求める│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 19│私立幼稚園の振興対策についての請願       │○│ │ │ 〃       │ │  │                        │ │ │ │   〃     │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 20│専修学校各種学校に対する経常費助成の拡充について│○│ │ │ 〃       │ │  │の請願                     │ │ │ │   〃     │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 21│「悪質商法による消費者被害をなくすために、預託法│○│ │ │願意妥当     │ │  │の改正及び執行強化、並びに特定商取引法の改正、同│ │ │ │         │ │  │法指針の改正及び執行強化を求める意見書」について│ │ │ │         │ │  │の請願                     │ │ │ │         │ └──┴────────────────────────┴─┴─┴─┴─────────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 環境農林常任委員会泉沢信哉委員長御登壇願います。           (環境農林常任委員会 泉沢信哉委員長 登壇 拍手) ◎環境農林常任委員会(泉沢信哉 委員長) おはようございます。環境農林常任委員会委員長の泉沢信哉でございます。環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第2号議案「令和3年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、環境森林部関係では、ドギーバッグ導入モデル事業のコロナ禍での取組予定やドギーバッグのモデル店舗の周知方法について質されました。  次に、災害レジリエンスに向けた予算の確保状況について質疑されました。  次に、食品ロスに関して、食品ロス削減推進計画の内容や食品ロスの発生量の見える化について質されました。  次に、ぐんま再生可能エネルギープロジェクトに関して、制度融資の内容や住宅用太陽光発電設備の設置状況が質疑されました。  続いて、農政部関係では、G-アナライズ&PRチームに関して、その最終目標や特Aの評価を得た県産米を今後の分析対象とする可能性について質されるとともに、分析品目を組み合わせた食べ方の提案など総合的なPRを行うよう要望されました。  次に、ギンヒカリの販路拡大に関して、来年度の東毛地区へのアプローチ方法について質疑されたほか、全県的に広めていくことが要望されました。  以上の質疑を踏まえて、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果については、お手元に配付の報告書のとおりでございます。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、環境森林部関係でありますが、産業廃棄物の最終処分場について、コンテナ苗木の取組について、ドギーバッグの取組と導入時の留意点について、木育インストラクター養成講座について、中大規模木造建築マイスター養成講座について、ぐんま再生可能エネルギープロジェクトについて、プラスチックごみゼロについて、フードドライブについて、太陽光パネルの廃棄について、次に、農政部関係では、生分解性マルチフィルムの利用推進について、米の食味ランキングについて、新型コロナウイルス感染症に対応した県産花きの需要拡大について、県産農畜産物のブランド力強化対策について、ツキノワグマの出没防止対策について、G-アナライズ&PRチームの成果の活用や生産者への周知について、多面的機能支払交付金の取組について、農福連携の推進について、農業DXの取組について、イチゴ生産の現状について、畜産試験場における黒毛和種繁殖育成牛舎の整備について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               環境農林常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第2号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費         第 14 款 災害復旧費中の          第 1 項 農林水産施設災害復旧費          第 2 項 公共土木施設災害復旧費                 歳入歳出予算事項別明細書中                  第1目林地荒廃防止施設災害復旧費 第2号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・農地中間管理事業の特例事業の融資に対する損失補償契約         ・農業近代化資金融資に対する利子補給契約         ・中山間地域活性化資金融資に対する利子補給契約         ・農業経営負担軽減支援資金融資に対する利子補給契約         ・総合農政推進資金融資に対する利子補給(助成)契約         ・畜産特別支援資金融資に関する利子補給契約         ・災害経営資金等の融通についての市町村利子補給に対する助成 第4号議案 令和3年度群馬県農業改良資金特別会計予算 第5号議案 令和3年度群馬県県有模範林施設費特別会計予算 第9号議案 令和3年度群馬県林業改善資金特別会計予算 第12号議案 令和3年度群馬県新エネルギー特別会計予算       (事 件 議 案) 第44号議案 群馬県産の生乳の安全性の確保に関する条例の一部を改正する条例 第57号議案 群馬県環境基本計画2021-2030の策定について 第58号議案 群馬県森林・林業基本計画2021-2030の策定について 第59号議案 群馬県農業農村振興計画の策定について 第62号議案 独立行政法人水資源機構法第26条の規定による市町村の負担について                                【以上、全会一致可決】
             ──────────────────────────               環境農林常任委員会請願審査報告書 ┌──┬────────────────────────┬─────┬─────────┐ │   │                        │区   分│         │ │  │                        ├─┬─┬─┤         │ │番号│件          名            │採│不│継│意  見     │ │  │                        │択│択││         │ │  │                        │ │採│ │         │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │ 13│令和3年度群馬県林業政策に関する請願      │○│ │ │願意妥当     │ │  │                        │ │ │ │結果の報告を求める│ └──┴────────────────────────┴─┴─┴─┴─────────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 産経土木常任委員会星名建市委員長御登壇願います。           (産経土木常任委員会 星名建市委員長 登壇 拍手) ◎産経土木常任委員会(星名建市 委員長) おはようございます。産経土木常任委員会委員長の星名建市です。本委員会に付託の案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案のうち、第2号議案「令和3年度群馬県一般会計予算」に関して、産業経済部関係では、スタートアップ支援について、創業支援との違いや開業率の状況等について質疑されました。  また、eスポーツに関して、ゲーム依存症対策について質疑されました。  また、感染症対策に係る物資供給管理システム運営について質疑されました。  また、次世代モビリティ産業参入支援事業に関して、事業化の背景や今後の取組について質疑されました。  また、ツーリズムイノベーション事業に関して、事業内容や補助対象について質疑されました。  県土整備部関係では、公共事業予算の確保状況や国の3次補正予算の内示状況について質疑されました。  また、建設業活性化支援事業について、女性の活躍や外国人労働者数などについて質疑されました。  また、敷島公園水泳場のPFI委託契約の内容やメリット等について質疑されました。  次に、第45号議案「群馬県立産業技術センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関して、繊維工業試験場が産業技術センターと一体になることについて、予算確保の見通しや今後の意思決定について質疑されました。  次に、第46号議案「群馬県勤労福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関して、勤労福祉センターのテニスコート廃止の理由や経緯について質疑されました。  企業局関係では、第65号議案「群馬県電気事業会計予算」に関して、関根発電所のリニューアルの内容について質疑されました。  また、水力発電所開発の取組状況や発電所の出力について質疑されました。  次に、第68号議案「群馬県団地造成事業会計予算」に関して、板倉ニュータウンの分譲単価や産業団地の開発方針について質疑されました。  以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、第7号、第14号、第46号、第63号、第65号から第68号は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、産業経済部及び労働委員会関係については、企業誘致推進補助金見直し後のオーダーメイド型支援について、新年度に向けたイベントの見直しの考え方について、感染症対策営業時間短縮要請協力金について、飲食関連事業者等事業継続支援金について、テレワークの導入支援について、ニューノーマル創出支援事業について、コロナ禍におけるU・Iターン就職支援について、インバウンド誘客対策について、愛郷ぐんまプロジェクトについて、Gメッセ群馬の運営について、コロナ禍での労働委員会の課題について、繊維工業試験場の成果について、次に、企業局関係については、発電所のリニューアルについて、県内の水力発電所の規模や供給量について、今後の企業局の政策について、次に、県土整備部関係については、広告付きバス停上屋の整備について、県営住宅管理人の高齢化について、流域治水プロジェクトについて、八瀬川の堤防かさ上げについて、県営住宅のエアコン設置について、県土整備プラン2020の着実な推進について、コロナ禍での用地事業推進について、今後の砂防施設整備について、これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げて委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               産経土木常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第2号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 8 款 労  働  費         第 10 款 産業経済費         第 11 款 県土整備費         第 14 款 災害復旧費中の          第 2 項 公共土木施設災害復旧費                 歳入歳出予算事項別明細書中                  第2目土木施設災害復旧費 第2号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・失業者緊急教育資金融資の保証に対する損失補償契約         ・再就職者訓練委託契約         ・土木総合システム改修及び運用保守業務委託契約         ・社会資本総合整備(道路整備)工事請負契約         ・道路改築工事請負契約         ・道路メンテナンス(橋梁)工事請負契約         ・社会資本総合整備(河川)工事費用の負担に関する協定         ・敷島公園新水泳場整備事業(PPP/PFI事業アドバイザリー業務)委託契約         ・社会資本総合整備(住宅)工事請負契約 第6号議案 令和3年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計予算                                【以上、全会一致可決】 第7号議案 令和3年度群馬県用地先行取得特別会計予算                                 【多数をもって可決】 第11号議案 令和3年度群馬県中小企業振興資金特別会計予算                                   【全会一致可決】 第14号議案 令和3年度群馬県流域下水道事業会計予算                                 【多数をもって可決】 第65号議案 令和3年度群馬県電気事業会計予算 第66号議案 令和3年度群馬県工業用水道事業会計予算 第67号議案 令和3年度群馬県水道事業会計予算 第68号議案 令和3年度群馬県団地造成事業会計予算                             【 以上、多数をもって可決】 第69号議案 令和3年度群馬県施設管理事業会計予算       (事 件 議 案) 第45号議案 群馬県立産業技術センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例                                【以上、全会一致可決】 第46号議案 群馬県勤労福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例                                 【多数をもって可決】 第47号議案 群馬県河川総合レクリェーション施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 第48号議案 群馬県道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 第49号議案 群馬県建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部を改正する条例 第60号議案 群馬県産業振興基本計画の策定について                                【以上、全会一致可決】 第63号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担について                                 【多数をもって可決】 第70号議案 第2次群馬県企業局経営基本計画の策定について                                   【全会一致可決】          ──────────────────────────               産経土木常任委員会請願審査報告書 ┌──┬────────────────────────┬─────┬──────────┐ │   │                        │区   分│          │ │  │                        ├─┬─┬─┤          │ │番号│件          名            │採│不│継│意  見      │ │  │                        │択│択│続│          │ │  │                        │ │採│ │          │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤ │  1│「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見│ │ │○│(多数をもって決定)│ │  │書」の採択を求める請願             │ │ │ │          │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤ │  8│吉岡町と渋川市を結ぶ道路整備についての請願   │ │ │○│          │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤
    │  9│県道前橋長瀞線柳瀬橋における渋滞緩和についての請│ │ │○│          │ │  │願                       │ │ │ │          │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤ │ 17│小規模企業の資金繰りを支援する請願       │ │ │○│(多数をもって決定)│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤ │ 22│中心市街地活性化対策等の拡充と街なか居住の推進に│ │ │○│          │ │  │ついての請願                  │ │ │ │          │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤ │ 24│市街地再開発事業の更なる推進についての請願   │ │ │○│          │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼──────────┤ │ 28│「全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡充│ │ │○│(多数をもって決定)│ │  │を求める意見書」の採択を求める請願       │ │ │ │          │ └──┴────────────────────────┴─┴─┴─┴──────────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 文教警察常任委員会大和勲委員長御登壇願います。           (文教警察常任委員会 大和 勲委員長 登壇 拍手) ◎文教警察常任委員会(大和勲 委員長) 皆さん、おはようございます。文教警察常任委員会委員長の大和勲でございます。文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてであります。第2号議案「令和3年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、教育委員会関係では、県立図書館について、新年度の運営方針や今後のあり方等が質されました。  次に、スクールロイヤーに関して、配置や活動内容、保護者との関係について質疑されました。  次に、少人数学級編制、ニューノーマルGUNMACLASSプロジェクトに関して、加配教員の扱いや子どもへの影響等について質されました。  また、障害者雇用に関して、来年度の雇用形態や業務内容について質疑されるとともに、法定雇用率達成の見通しについて当局の見解が求められました。  次に、教員免許状管理に関して、教員免許状の授与件数等について質疑されました。  また、感染症対策に伴う特別支援学校のスクールバス運行に関して、その内容等が質されました。  さらに、特別支援学校のトイレの洋式化に関して、進捗状況やバリアフリー化の対応状況等が質されるとともに、特別支援学校の作業学習における作業製品のブランド化の取組について質疑されました。  次に、県立学校におけるPCB廃棄物処理に関して、現状と今後の見通しが質されました。  続いて、警察本部関係では、交通安全施設整備予算における信号柱の更新について質疑されるとともに、新型コロナ感染症拡大防止に係る予算について質されました。  次に、県警ヘリコプターの性能に関して、安全性等について質されるとともに、最新性能を備えることについて当局の見解が求められました。  次に、本県における特殊詐欺の発生状況について質疑されるとともに、特殊詐欺等総合対策の取組が質されました。  また、警察施設改修整備費に関して、県内警察署の現状と長寿命化計画について質疑されたほか、職員宿舎のあり方について当局の見解が求められました。  さらに、女性職員の勤務環境整備に関して、女性用施設整備の進捗が質されました。  次に、ゾーン30に関して、整備予算とその効果、選定基準等が質されました。  また、少年非行防止に関して、現状と対策等が質疑されました。  次に、第52号議案「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例」に関し、名称が群馬県迷惑行為防止条例に変更される本条例の議論の経緯や特色について質されました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、教育委員会関係については、群馬県部活動運営のあり方検討委員会からの提言と生徒の希望にかなう活動機会の付与について、尾瀬高校をはじめとする小規模校におけるさらなる特色ある教育活動の推進について、特別支援学校における障害の種類等に応じた教員の加配について、県内唯一の人工芝グラウンドである前橋商業高校におけるグラウンド劣化と環境整備について、高等学校におけるいじめ問題への取組状況について、新型コロナウイルスが子どもたちに与える影響について、第5次男女共同参画基本計画に基づく取組について、桐生女子高校及び桐生南高校の閉校後の施設管理について。  続いて、警察本部関係でありますが、信号機のない横断歩道への対応と整備について、新群馬県警察男女共同参画推進計画を策定する上での留意点について、児童虐待、配偶者暴力、自殺等に係る状況について、コロナ禍における警察職員採用活動について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               文教警察常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第2号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費                ただし、次の事項を除く                 第8項大学費 第2号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・可搬式映像射撃訓練装置リース契約         ・定期健康診断等委託契約         ・全自動印刷機利用契約         ・電子計算機等(高崎北警察署(仮称)サーバ及び通信機器)リース契約         ・電子計算機等(研修用電子機器・GP-WAN開発用サーバ等)リース契約         ・インターネット接続環境機器等リース契約         ・インターネット接続環境整備プロバイダ利用契約         ・高齢者講習等管理システム改修委託契約         ・運転免許証更新連絡書作成機(メールシーラー)リース契約         ・四輪運転シミュレーターリース契約         ・反則通告管理開発委託契約         ・運転者管理システム機器リース契約         ・運転者管理システム改修委託契約         ・通信指令システム機器リース契約         ・通信指令システム通信回線利用契約         ・通信指令システムカーロケータ車載装置通信回線利用契約         ・情報管理システム(高崎北警察署(仮称))通信回線利用契約         ・現場画像伝送システム通信回線利用契約         ・銃砲技能講習委託契約         ・指掌紋情報管理システムリース契約         ・現場画像伝送システム機器リース契約         ・車載式故障診断装置用スキャンツールリース契約         ・交通管制システム上位装置リース契約         ・教職員ストレスチェック事業委託契約         ・県立高等学校基本ソフトウェアライセンス契約         ・県立高等学校用パソコン等リース契約         ・県立高等学校用パソコン等リース契約(延長分)         ・県立特別支援学校基本ソフトウェアライセンス契約         ・県立特別支援学校用パソコン等リース契約         ・県立特別支援学校用パソコン等リース契約(延長分)         ・第五次図書館情報提供システム機器リース及び保守委託契約(延長分)         ・県立ぐんま天文台コンピューター・ネットワークシステム賃貸借及び保守業務委託契約(延長分)       (事 件 議 案) 第50号議案 群馬県立学校職員定数条例及び群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例 第51号議案 群馬県立青少年自然の家の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 第52号議案 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例 第61号議案 第2期群馬県教育大綱の策定について                                【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               文教警察常任委員会請願審査報告書 ┌──┬────────────────────────┬─────┬─────────┐ │   │                        │区   分│         │ │  │                        ├─┬─┬─┤         │ │番号│件          名            │採│不│継│意  見     │ │  │                        │択│択││         │ │  │                        │ │採│ │         │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  1│学校給食費の無料化を求める請願         │ │ │○│         │
    ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  3│教育格差をなくし、ぐんまのこどもたちにゆきとどい│○│ │ │願意妥当     │ │  │た教育をすすめるための請願〈1項、2項1号・2 │ │ │ │結果の報告を求める│ │  │号・4号、3項〉   (1項1号、3項2号趣旨)│ │ │ │         │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  4│公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入する│ │ │○│         │ │  │ための条例制定に反対する請願          │ │ │ │         │ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  5│国の責任による「20人学級」を展望した少人数学級│ │○│ │実施困難     │ │  │の前進を求める請願               │ │ │ │(多数をもって決定│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  7│群馬県のサッカー振興及び競技力向上のための環境整│○│ │ │願意妥当     │ │  │備についての請願            (趣旨)│ │ │ │結果の報告を求める│ ├──┼────────────────────────┼─┼─┼─┼─────────┤ │  8│新しい時代の学びを支える教育環境整備に関する請願│○│ │ │ 〃       │ │  │                        │ │ │ │   〃     │ └──┴────────────────────────┴─┴─┴─┴─────────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 総務企画常任委員会川野辺達也委員長御登壇願います。           (総務企画常任委員会 川野辺達也委員長 登壇 拍手) ◎総務企画常任委員会(川野辺達也 委員長) おはようございます。総務企画常任委員会委員長の川野辺達也でございます。総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第2号議案「令和3年度群馬県一般会計予算」に関しまして、知事戦略部関係では、まず、メディアプロモーション費について、ぐんまちゃんのアニメ制作の進捗状況が質されるとともに、アニメ放送のスポンサー確保やぐんまちゃんの声優の選定について当局の見解が質されました。また、視聴率の目標や経済効果などについても質疑されました。  次に、東京事務所費について、ぐんま総合情報センターの廃止に伴う東京事務所の業務への影響が質されました。  次に、戦略企画推進費については、新・総合計画普及啓発の具体的な取組内容が質されました。  また、官民共創コミュニティ育成事業についても、具体的な取組内容及び実施見込みが質されました。  次に、業務プロセス改革費については、新・総合計画において行政手続きのオンライン化100%が目標とされていることから、今後の取組内容が質されました。  また、県庁の障害者雇用を推進するためにデジタル技術を活用することについて、当局の見解が質されました。  このほか、知事戦略費全体の予算について、予算に占める委託料の割合が50%を超えていることから、その理由などが質疑されました。  続いて、総務部関係でございますが、まず、賦課徴収費について、県税還付金が増額された理由などが質疑されました。  次に、衆議院議員総選挙費については、衆議院議員総選挙において、どのような人物が選挙長に選任されるのか質されるとともに、選挙長報酬の取扱いが質疑されました。  次に、危機管理費については、整備が進められている危機管理センター・オペレーションルームの概要及び運用開始の時期が質されました。  歳入に関しましては、地方財政計画における一般財源総額の今後の見通しが質されるとともに、一般財源総額や地方交付税の確保に係る国への要望の状況が質されました。  また、新型コロナウイルス感染症対策として導入された徴収猶予の特例について、これまでの適用実績及び令和3年度予算への影響が質されました。  さらに、減収補てん債や猶予特例債の発行について、当局の見解が質されました。  このほか、県防災ヘリコプター墜落事故の慰霊碑について、事故が起こった8月10日までに消防学校と渋峠に建立することが要望されました。  以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりでございます。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、知事戦略部関係でございますけれども、自我作古チームの実績及び今後の取組について、ぐーちょきパスポートのデジタル化に係るアイデアソンの実施結果について、県庁舎32階NETSUGENを活用した今後の官民共創の取組について、次に、総務部関係では、外国籍職員の採用に係る現状及び今後の考え方について、コロナ禍における職員配置の状況及び令和3年度の人員配置について、職員の時間外勤務の状況及び上限規制について、職員のマイナンバーカード取得状況について、市町村等との人事交流について、新規採用職員の離職状況について、林野火災発生時の受援体制について、新規導入された県防災ヘリコプターの性能について、県庁の障害者雇用の状況及び今後の取組について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               総務企画常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第2号議案 本文 第2号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳     入         第 1 款 県     税         第 2 款 地方消費税清算金         第 3 款 地方譲与税         第 4 款 地方特例交付金         第 5 款 地方交付税         第 6 款 交通安全対策特別交付金         第 7 款 分担金及び負担金         第 8 款 使用料及び手数料         第 9 款 国庫支出金         第 10 款 財 産 収 入         第 11 款 寄  附  金         第 12 款 繰  入  金         第 13 款 繰  越  金         第 14 款 諸  収  入         第 15 款 県     債 第2号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 1 款 議  会  費         第 2 款 知事戦略費         第 3 款 総  務  費         第 13 款 教育費中の          第 8 項 大  学  費         第 15 款 公  債  費         第 16 款 諸支出金         第 17 款 予  備  費 第2号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・第5次群馬県ホームページCMS構築運用委託契約         ・自治体情報セキュリティクラウド運用委託契約         ・県庁情報通信ネットワーク構築運用委託契約         ・県庁情報通信ネットワーク通信回線整備契約         ・デジタル人材育成業務用PCリース契約         ・第2期社会保障・税番号制度システム整備(団体内統合利用番号連携サーバー整備)運用保守委託契約         ・施設予約システム構築運用保守委託契約         ・県民駐車場等整理誘導業務委託契約         ・総務事務集中化業務用端末リース契約         ・総務事務人材派遣委託契約         ・地方公会計システム運用保守委託契約 第2号議案 第3表 県債 第8号議案 令和3年度群馬県収入証紙特別会計予算 第10号議案 令和3年度群馬県公債管理特別会計予算       (事 件 議 案) 第19号議案 群馬県地域機関設置条例の一部を改正する条例 第64号議案 包括外部監査契約の締結について                                【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               総務企画常任委員会請願審査報告書 ┌─────┬────────────────────────┬─────┬────┐ │      │                        │区   分│    │ │     │                        ├─┬─┬─┤    │ │ 番号  │件          名            │採│不│継│意  見│ │     │                        │択│択│続│    │
    │     │                        │ │採│ │    │ ├─────┼────────────────────────┼─┼─┼─┼────┤ │厚文第11号│分煙環境整備の財源は地方たばこ税によるものとする│ │ │○│    │ │     │ことを求める請願                │ │ │ │    │ └─────┴────────────────────────┴─┴─┴─┴────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 総合計画に関する特別委員会中沢丈一委員長御登壇願います。           (総合計画に関する特別委員会 中沢丈一委員長 登壇 拍手) ◎総合計画に関する特別委員会(中沢丈一 委員長) 総合計画に関する特別委員会委員長の中沢です。総合計画に関する特別委員会に付託されました第53号議案「新・群馬県総合計画(基本計画)の策定について」の審査経過と結果等について御報告申し上げます。  本委員会は、令和元年第3回前期定例会において設置され、次期総合計画の策定に関することを付議事件として、慎重に審査を重ねてまいりました。令和2年第1回定例会までの審査経過及び新・群馬県総合計画ビジョンの審査経過と結果につきましては、昨年3月18日の中間報告及び12月15日の委員長報告のとおりであります。新・群馬県総合計画(基本計画)につきましては、検討の段階から、本委員会において活発な議論が行われてまいりました。  令和2年第3回前期定例会においては、基本計画の素案が示されたことを受けまして、地域版県民アンケートの結果について、県民意見の反映について、KPI設定の考え方についてなどの質疑が行われました。  続いて、11月6日、10日、11日の3日間にわたり、各部局の部課長等の出席を求めたうえで、基本計画に関する集中審査を行い、計画の全体概要のほか、第3章ビジョン実現に向けた7つの政策の柱及び第4章分野別・SDGs別重点施策の記載内容に関して、各部局の考え方について質疑されるとともに、多くの意見や要望が述べられました。  令和2年第3回後期定例会の委員会では、まず、各地域の振興局長及び行政県税事務所長に出席をいただき、基本計画第5章地域の土壌と施策展望に関する審査を行い、地域の課題や要望の反映について、地域の主要な施策や将来展望について、各地域の官民共創コミュニティのイメージや方向性についてなどの質疑が行われました。さらに、これまでの委員会での質疑等を踏まえ、提示されました基本計画案に関しまして、表現方法の見直しについて、KPI以外の評価方法について、第3章及び第4章の記載内容について、記載内容の整合性について、パブリックコメントのスケジュールについてなどの質疑が行われました。  今定例会では、3月8日開催の委員会において、基本計画の最終案に対し、KPIの目標年度について、KPIと県民幸福度の関連性について、パブリックコメントの意見に係る対応についてなど、最終的な質疑が行われるとともに、新・総合計画の普及啓発について、官民共創コミュニティ育成事業について、教育イノベーション・プロジェクトについて、新・総合計画と予算との整合性について、県民幸福度に係る指標の公表についてなど、今後の計画推進に向けた質疑も行われました。  なお、同日の委員会におきまして、今定例会をもって付議事件に関する審査を終了することを決定いたしました。  また、審査と並行し、3月10日にデジタルトランスフォーメーションやSDGs、グリーン・リカバリーなどに係る太陽誘電株式会社の取組を実地調査いたしました。  そして、3月17日に開催された委員会において、これまでの審査、調査を踏まえ第53号議案を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、同日の委員会において審査終了に伴う委員会報告書の内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長宛てに提出いたしました。  以上、申し上げて委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────             総合計画に関する特別委員会議案審査報告書       (事 件 議 案) 第53号議案 新・群馬県総合計画(基本計画)の策定について                                   【全会一致可決】          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 外国人との共生・共創に関する特別委員会久保田順一郎委員長御登壇願います。           (外国人との共生・共創に関する特別委員会 久保田順一郎委員長 登壇 拍手) ◎外国人との共生・共創に関する特別委員会(久保田順一郎 委員長) 外国人との共生・共創に関する特別委員会委員長の久保田順一郎でございます。外国人との共生・共創に関する特別委員会における審査経過及び付託されました第15号議案「群馬県多文化共生・共創推進条例」の審査結果について御報告申し上げます。  本委員会は、外国人労働者への対応、外国人住民の生活支援、外国人材の活躍推進、外国人児童生徒の教育、外国人との共生・共創についての条例の審査に関することについて、一体的、横断的、かつ集中的に審査を行うことを目的に昨年5月に設置されました。以来、委員会において、付議事件に関し、活発に議論してまいりました。また、付託議案についても、第2回定例会以降、素案の段階から活発な質疑が交わされてまいりました。  以下、その主な項目について申し上げます。  条例制定に関する懇談会や有識者ヒアリングの内容について、県、市町村、県民、事業者の責務について、多文化共生・共創推進基本計画の策定について、多文化共生・共創推進月間について、市町村との連携について、多文化共生・共創を進めていく推進体制について、災害時やコロナ禍における外国人への情報伝達の条例上の位置づけについて、条例に規定する財政措置について。  以上の質疑を踏まえ、採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、3月5日の委員会におきまして、今定例会をもって、本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、3月16日の委員会において、知事宛てに提言書を提出することを確認いたしました。  提言書は、全14項目から成る「外国人との共生・共創に関する提言」とし、これを全会一致をもって決定したところであり、以下、項目を申し上げます。  初めに、生活に関することでは、日本社会のルールを守る意識づけを行う機会を設けること。就学前の子どもに日本の習慣を知る機会や集団生活に慣れることができる機会を設けること。通訳ボランティアについて、利用できる医療機関の拡大と通訳ボランティアの十分な確保を行うこと。コロナ禍での情報発信について、外国人向けの活動をしている民間企業や医療機関などと連携し、取組を強化していくこと。  教育に関することでは、外国人との共生・共創の実現には、日本の文化・習慣の理解と相互のコミュニケーション向上が必要であり、国が進める夜間中学校各県設置は、そのために必要な手段の一つである。本県での設置に向け、取組強化を検討すること。国籍や民族等にかかわらず、お互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、安心かつ快適に暮らしていくため、多文化共生教育を推進すること。日本語指導が必要な児童生徒への日本語教育、一般の日本語教育や就職について、NPOや民間団体などとも連携し、必要な支援を行うこと。日本語指導が必要な外国人児童生徒の支援を行うため、外国語による母語支援員等を派遣する制度を検討すること。また、外国人未就学児童に対しても必要な支援を検討すること。日本語指導が必要な外国人児童生徒の学習機会を保障し、一人ひとりの進路実現に向けて、安心して学べる環境を整えること。日本語指導を行う人材について、情報を集約化し、人材バンクのような仕組みを運営できないか検討すること。次に、労働に関することでは、技能実習生受入れの監理団体については、団体との意見交換等により経営状況や技能実習生の状況等の把握に努めること。留学生の就職先に群馬を選んでもらえるよう就職支援を拡充すること。次に、条例に関することでは、多文化共生・共創推進基本計画について、評価や見直しなど多文化共生・共創推進会議が評価していく中で、県民に対して情報を公表し、周知した上で、意見等が寄せられれば柔軟に見直しを行うこと。多文化共生・共創推進月間については、市町村や関係機関等と取り組んでいくため十分な意見交換を行うこと。  以上のとおりであります。  なお、審査終了に伴う委員会報告書につきましても、内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長宛てに提出したところであります。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。ありがとうございました。(拍手)          ──────────────────────────          外国人との共生・共創に関する特別委員会議案審査報告書       (事 件 議 案) 第15号議案 群馬県多文化共生・共創推進条例                                   【全会一致可決】          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 以上で委員長報告は終了いたしました。   ● 討     論 ○萩原渉 議長 これより討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。          ──────────────────────────                 本 日 の 発 言 通 告    ┌────────┬────────────────────────────┐    │氏名      │発言通告内容                      │    │(所属会派)  │                            │    ├────────┼────────────────────────────┤    │伊 藤 祐 司 │第2号議案、第7号議案、第14号議案、第24号議案~第27号 │    │(日本共産党) │議案、第29号議案、第46号議案、第50号議案、第53号議案、 │    │        │第61号議案、第63号議案、第65号議案~第68号議案     │    │        │厚生文化 第5号、第12号                │    │        │産経土木 第1号、第17号、第28号            │    │        │文教警察 第1号、第4号、第5号            │    │        │の各請願の委員長報告に対する反対討論          │    ├────────┼────────────────────────────┤    │伊 藤   清 │各議案及び各請願の委員長報告に対する賛成討論      │    │(自由民主党) │                            │    ├────────┼────────────────────────────┤    │加賀谷 富士子 │各議案                         │    │(リベラル群馬)│文教警察 第5号を除く各請願の委員長報告に対する賛成討論│    └────────┴────────────────────────────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 委員長報告に対する反対討論者伊藤祐司議員御登壇願います。           (伊藤祐司議員 登壇 拍手) ◆伊藤祐司 議員 日本共産党の伊藤祐司です。会派を代表して、通告した議案及び請願について、委員長報告に反対の立場から討論いたします。  まず、第2号議案、2021年度一般会計予算です。コロナ禍という特殊な事態の下での予算編成であり、御苦労されたことは分かります。投資的経費を極力抑えて、コロナ対策に予算を振り分けました。その一環として、小中学校全学年での少人数学級という長年の教育関係者の悲願も一歩前進しました。加配教員の配置替えという裏はありますが、率直に評価をしたいと思います。  しかし、今やるべきかと疑問符のつく、あるいは納得できないものもあります。例えば、アニメ作成を中心としたぐんまちゃんブランド化約3億3,000万円です。知事は、新たな富の創出と言いました。困難なときでも前向きにやるのが私の哲学とも言いました。そういう気持ちは分からないではありません。しかし、アニメは圏外の理解の外だと思います。目の前の最大の課題である、難題であるコロナとの闘いは道なかばです。一昨日、昨日の陽性者を見れば、感染リバウンドとも取れる状況です。変異株の蔓延も考えれば、PCR検査の思い切った拡充、疲弊した医療機関への損失補、生活困窮者支援など、やるべきことは山積をしています。今は億単位の支出は控えてコロナに集中すべきときだ、そういう県民の多くの声は道理あるものだと思います。この声を代弁する立場から、反対いたします。  また、今回の予算には小さな福祉の切り捨てがこっそりと含まれています。例えば、保育振興費の中にある産休等代替職員設置費補助、予算附属説明書には、事業計画の中に項目があり、予算もついています。しかし、4月から廃止だと言います。保育所等へのアンケートを実施し、利用が少ないことが廃止の理由と言いますが、それは保育士の人手不足が原因です。コロナ禍で頑張っている保育所への人件費補助の廃止などやるべきではないと思います。高齢福祉費の中の在宅要援護者総合支援は、介護制度への移行が可能な事業を廃止とされ、事前の説明でも市町村との役割分担が強調されました。委員会審議では容認しましたが、その後、県が廃止するのでと市町村も相次いで廃止、縮小となっていることが分かりました。例えば、住宅の要支援者の住居のスロープや手すりの設置に出るはずの助成が出なくなるのです。一人も取り残さないと喧伝する予算の下でこういう事態を招いていることを指摘しておきます。  第24から27号、第29号は、高齢者の介護施設について、1ユニットの入居定員を上限12人から15人に緩める規制緩和です。介護の質や職員の勤務にしわ寄せが心配されますが、それに関わる運営基準は未だ国から示されていません。そんな中で、条例だけ先に決めるというのは地方自治としていかがなものか、認められません。  第46号は、勤労福祉センターのテニスコートを廃止するものです。テニス協会の関係者に話を聞きましたが、このコートでは、パラテニスジュニア日本代表の選手も練習していたのが廃止で困っているそうです。例えば、閉鎖の張り紙がされたので改修ですかと聞いたら、その予定はないと、それだけだそうです。委員会審議でも、利用者の意向調査が不十分だったことが浮き彫りになりました。この議会には、スポーツ推進計画、スポーツ施設の設置管理計画も提案され、そこでは、障害者スポーツの参加、啓発、施設のバリアフリーの促進がうたわれています。当該条例とは部が違いますが、県スポーツ総合センターの駐車場は砂利敷き、テニスコートの入り口が狭過ぎで競技用車椅子が入れなったり、拠点施設の一つに指定されている前橋総合運動公園のテニスコートは階段の上など、そういう現状を急いで改善していただきたい、そういう思いを込めて指摘しておきます。  第50号は、学校職員定数条例です。小中高合わせて219人、大幅な削減です。一般質問で我が党の酒井県議が指摘しましたが、今回の少人数学級は、これまでティームティーチングなど、学力向上に振り向けられてきた加配教員を学級定数改善に振り向けたものです。全学年での少人数学級実施と言いながらも、教員数そのものは減少しているのです。県費の持ち出しは前年度から1億円以上減っています。以前から繰り返し指摘しているとおり、少子化の下で教職員定数を維持するだけで、順次、少人数学級は実現できるのです。次に、述べますが、ICT教育を進める上でも教職員増は絶対に必要です。認められません。  第61号、教育大綱について述べます。大綱の性格は、10の施策の方向性の第1項によく表れています。新しい価値を創造する力の育成、感性を磨き、時代を牽引する人材を育成する。つまり人材の育成です。これは産業界から教育を見る視点です。教育基本法が教育の目的として掲げるのは、人格の完成です。平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成です。ここから離れると、教育は危うい方向に行きかねません。そして、施策2、3は、ICT教育の推進です。1人1台端末を最大限活用、小学校から中学校までの学びのデータ蓄積、活用がうたわれています。ICT教育の旗振り役である竹中平蔵氏は、デジタルトランスフォーメーションが進めば、教師は1人でいいと言っています。見えてくるのは、豊かな人間性、多様性とは対極にある画一的な教育です。一人ひとりの先生が個性を発揮して授業に取り組み、一人ひとりの子どもの発達に寄り添い、人格の完成を目指すことこそ、教育の本質ではないでしょうか。ICTはその一ツールと位置づけるべきです。  自民党の星野寛議員は、一般質問で、書くことや簡単な計算など学習の基礎的な部分は低学年のうちに定着させる必要性、また、紙の本に触れる大切さを訴えておられました。同感です。アップル社創業の故スティーブ・ジョブズ氏は、自分の子どもにはタブレット端末の使用時間を厳しく制限していました。マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏も、自分の子どもには14歳までスマートフォンを持たせませんでした。それぞれ子どもの発達段階や依存症などの影響を配慮したためと言われています。この教育大綱には、そうした考察も、配慮もありません。この前のめりぶりは大変に心配です。  第53号は、新・総合計画です。これは前の議会で批判したビジョンの工程表のような性格です。これも前議会で討論したとおり、デジタル前のめり、時間がないので端折りますが、個人や産業のデータの一元管理による情報漏えいなどの懸念も、国が進める自治体クラウドがサービスの統一、標準化によって地方自治の多様性を失わせ、自治体の自主性を損ねる可能性も触れられていません。大企業へのビッグデータ集中やIT関連3企業と行政の癒着などの弊害にも考察がありません。政府、財界は、マイナンバーと併せた個人情報の一元管理も狙っています。エスカレートすれば、監視社会を招きかねない危険まであると考えます。是正が必要です。  残余の議案については、かねてからの理由により、反対いたします。  続いて、請願についてです。  厚生文化5号は、保育士の配置基準の改善など、保育の充実を求める請願です。コロナ禍で頑張る保育園の要求は当然であり、継続ではなく採択を求めます。  産経土木1号、28号は、全国一律の最低賃金制度や中小企業支援を、同17号は、中小企業の資金繰り支援を求める請願です。いずれも、コロナ禍で苦しむ労働者、業者の当然の要求であり、継続ではなく、採択を求めます。  文教警察5号は、国の責任による20人学級を展望した少人数学級の前進を求めている請願です。いきなり20人は無理とはいえ、少人数学級に国も、地方も動き出しているときに、不採択とはあまりに夢がない、採択を求めます。  以上で私の討論を終わります。(拍手) ○萩原渉 議長 委員長報告に対する賛成討論者伊藤清議員御登壇願います。           (伊藤 清議員 登壇 拍手) ◆伊藤清 議員 皆さん、おはようございます。自由民主党の伊藤清です。会派を代表して、本定例会に上程中の各議案及び請願について、各委員長報告に賛成の立場から討論を行います。  まず初めに、新型コロナウイルス感染者数も、群馬県民お一人おひとりの御協力の下、また、山本知事をはじめとする県執行部、市町村長、医療、介護従事者等々、多くの方々のたゆみない献身的な御努力によって減少傾向に推移しています。予断を許さない状態は堅持しつつも、経済の明るい兆しも、今年度予算に反映された令和3年度当初予算、山本知事自ら命名されたという新型コロナ封じ込め加速予算と新たな未来構築予算とうたった二本立ての一般会計予算案、議案第2号についてであります。予算額は7,650億7,700万円で、前年度当初予算に比べプラス2.7%となり、税収が減少する一方、新型コロナウイルス感染症対策経費の大幅な増加により前年度に比べプラス200億円の増となり、制度融資を特別会計に移管した平成20年以降では最大の予算規模です。県税収入が120億円減少すると見込まれる中、我が自由民主党がそれぞれの地域の県民の声をお聞きし、多岐にわたる各種団体の声を真摯に直接聞いてまとめた政策要望156項目、事業要望112項目の要望にも真摯に向き合い、それらを踏まえた予算であると受け止めており、感謝を申し上げる次第です。  それでは、令和3年度当初予算案について示された5つの重点施策に沿って意見を申し述べさせていただきます。重点施策1「コロナとの長期戦を戦い抜く」、医療提供体制やワクチン接種などに最優先で取り組むほか、資金繰り支援やストップコロナ!対策認定制度などにより事業者の経済活動を支援するものであります。令和3年度も最重要課題はコロナとの闘いであります。県民の命と健康、そして暮らしを守ることを最優先に掲げたものであり、評価をいたします。
     重点施策2「ニューノーマルの早期実現」、DXの集中的な推進と、防災、医療体制の強化についてですが、今回のコロナ禍で我が国のデジタル化の遅れが明らかになっております。行政と教育のデジタルトランスフォーメーションは喫緊の課題であり、評価をいたします。また、気象災害が頻発化、激甚化する中で、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策を踏まえ、災害レジリエンス№1を目指すためにも、さらなる対応をお願いするものであります。  重点政策3として、「『100年続く自立した群馬』の実現」、始動人の育成とSDGsの推進についてですが、県庁32階に整備した官民共創スペースNETSUGENや動画放送スタジオtsulunosを最大限に活用して、地域課題解決のためのアイデアやイノベーションの創出を図るほか、始動人の育成や5つのゼロ宣言の実現などを推進するもので、いずれもこれからの時代に重要な取組であり、期待をして、評価をいたします。  重点政策4「新たな富や価値の創出」、ぐんまちゃんのアニメ化を通じて世界中で認知される人気キャラクターに成長させることを目指すほか、林業の産業としての自立、新たな観光スタイルの創出に向け、林業予算や観光予算を大きく構造転換させるもので、厳しい財政状況の中でも本県に新たな富を生み出すため、攻めの取組もしっかりと盛り込んでいるものと評価をいたします。  重点政策5「財政の健全性の確保」、今回の予算は、事業の見直しや投資的経費の抑制などにより財政調整基金の残高を24億円確保するとともに、県債を抑制しております。コロナの影響で厳しい財政状況の中で、財政の健全性にも最大限配慮したものと評価をいたします。  以上のように、コロナとの長期戦を闘い抜くとともに、本県に新たな富や価値を生み出していくための予算と評価をいたします。  以上により、第2号議案について賛成であります。  次に、第15号議案「群馬県多文化共生・共創推進条例」については、外国人県民はともに群馬県をつくる仲間であるとの理念の下、国籍や民族等の異なる人々が多様性を活かしながら新たな価値を作り出し、地域に活力をもたらす多文化共創を自治体として初めて条例に規定、多文化共生、共創社会の実現に向け、県民と理念を共有したうえで、継続的な取組が必要なことから、賛成をいたします。  第16号議案「群馬県犯罪被害者等支援条例」については、犯罪により被害を受けた方及びその家族または遺族の方々への支援について、県や県民、事業者等の責務を明確化し、犯罪被害者等の支援を総合的かつ計画的に推進していこうとするものであり、賛成をいたします。  第17号議案「群馬県虐待から子どもの生命と権利を県民全体で守る条例」については、虐待から子どもの生命を守り、子どもの権利を擁護するために、必要に応じて親権制限に踏み切ることを明記するとともに、虐待通告を受けた場合に24時間以内に子どもの安全確認措置を講ずるなど、本県独自の規定を設け、児童虐待防止への取組と総合的に推進するものであり、賛成をいたします。  第22号議案「群馬県軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」から第30号議案までの議案については、国の各省令改正に伴うものであり、賛成をいたします。  第53号議案「新・群馬県総合計画(基本計画)の策定について」、第3回後期定例会で議決した新・群馬県総合計画(ビジョン)で描く20年後の姿を実現するための施策の方向性をロードマップの形で体系化するとともに、SDGsの視点から各分野の重点施策を整理したものであり、賛成をいたします。  残余の議案につきましても、委員長報告のとおり賛成するものであります。  続いて、請願ですが、文教警察第5号「国の責任による20人学級を展望した少人数学級の前進を求める請願について」、少人数学級編制の実現に向けては、昨年、国に対して要望が行われています。国は、来年度から小学校2年から6年まで段階的に35人学級に引下げることを決定した。さらに本県は、来年度から中学校も含め前倒しで35人学級を実現するニューノーマルGUNMACLASSプロジェクトを導入することとしています。  以上により、不採択の方針に賛成をいたします。  その他の請願につきましても、各会派内で慎重に審議した結果、委員長報告のとおり賛成をいたします。  以上申し上げ、議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げ、私の会派を代表しての賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○萩原渉 議長 各議案及び文教警察第5号を除く各請願の委員長報告に対する賛成討論者加賀谷富士子議員御登壇願います。           (加賀谷富士子議員 登壇 拍手) ◆加賀谷富士子 議員 リベラル群馬の加賀谷富士子です。会派を代表して、文教警察第5号を除く各議案及び各請願について、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。  初めに、第1号議案の当初予算案についてですが、5つの重点政策の一つに「財政の健全性の確保」を掲げ、知事の指導力の下、事業の見直しを積極的に進め、特に財政調整基金においては、コロナ対策で大きく取り崩しながらも24億円を残したことは評価をさせていただきます。コロナ禍における厳しい財政状況にありますが、引き続き、財政健全化に向け取り組まれることを期待しております。  また、多文化共生、共創社会の実現に向け、外国籍住民を外国人県民と捉え、群馬県多文化共生・共創推進条例の制定や、健康保険の適用のない外国籍患者の医療費の未払いを補する事業の実質的な継続、群馬県虐待から子どもの生命と権利を県民全体で守る条例の制定など、全ての県民が誰一人取り残されることのない群馬県の実現に向け、取り組んでいる姿勢も評価をさせていただきます。  今議会では、群馬県犯罪者等支援条例も含め、3つの条例が制定されることになりますが、これらの条例が実効性のあるものになるよう、我々も積極的に関わっていきたいと思っております。  一方で、私どもの視点から、何点か注文もさせていただきます。まずは、ぐんまちゃんのブランド力強化についてです。この新しい事業には、新たな価値の創出に向け期待をしておりますが、ニューノーマルの視点を踏まえ、様々なイベント等の手法が見直される中、ぐんまちゃんの全国プロモーションを展開させていくことは、知事の肝煎りは例外であると県民に誤解される可能性もありますので、慎重に行っていただきたいと思います。  次に、公共交通についてです。バス、タクシーをはじめとした公共交通機関は、新型コロナウイルスにより、経営面において大きな打撃を受けております。コロナ禍における安全な公共交通を確保するため、車内等への感染症対策の支援をすることは評価をし、効果を期待するところであります。また、地域公共交通計画を策定されるということで、我々もこの議論に積極的に参加をしていきたいと思います。  次に、ニューノーマルGUNMACLASSプロジェクトです。群馬県が独自に小学校1年生から中学校3年生の全学年で少人数学級編制を導入することは評価しますが、さらには教員の多忙化解消に向け、これまで以上の業務や行事の見直し、人員の配置を求めます。また、1人1台端末整備に当たり、教育DX推進スタッフの確実な配置も求めます。  次に、新型コロナウイルス対策についてです。群馬県内でも高齢者施設をはじめとした福祉施設でのクラスターが数多く発生をしております。新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすい高齢者や基礎疾患を持った方、そこで働く職員を守るためにも、高齢者施設をはじめとした福祉施設での県主導によるPCR検査の実施を要望いたします。加えて、県民の命を守る救急医療機関にも同様の対応をお願いいたします。また、県立がんセンターでは、コロナ病床を40床稼働させ、県立病院としての大きな役割を果たしておりますが、そこで働く職員のストレスはぎりぎりの状態にあります。職員の精神的なケアや必要に応じた職員の増員を要望いたします。  県は、これまで飲食店等への時間短縮営業を要請し、協力金を支給してきましたが、対象地域外からは不公平であるとの声が多く寄せられました。今後、県が支援金等を支給する際は、県民が不公平感を抱くことがないよう取り組まれることを要望いたします。  また、長引くコロナ禍により県内経済の疲弊が続き、県民の生活が逼迫状況にあります。雇用対策では、正規、非正規間の労働条件の格差が生じることがないよう、事業者に対する啓発をはじめとした必要な対策を求めます。  加えて、生活困窮者支援です。全国的に生活保護の申請者が増える中、群馬県では、現在のところ申請者が増えていないということですが、今後、申請者が増える可能性がありますので、弾力的な運用がされるよう、相談窓口への働きかけや、必要に応じて窓口対応の職員の増員を要望いたします。  以上をもちまして、リベラル群馬を代表しての賛成討論とさせていただきます。(拍手) ○萩原渉 議長 以上で討論を終結いたします。   ● 採     決 ○萩原渉 議長 これより採決いたします。  まず、第2号、第7号、第14号、第24号から第27号、第29号、第46号、第50号、第53号、第61号、第63号、第65号から第68号の各議案及び厚生文化第5号、第12号、産経土木第1号、第17号、第28号、文教警察第1号、第4号の各請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立多数であります。よって、各議案及び各請願は委員長報告のとおり可決及び決定いたしました。  次に、文教警察第5号の請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、ただいま採決いたしました各案件を除く上程中の各議案及び各請願につきましては、いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、各議案及び各請願は委員長報告のとおり可決及び決定いたしました。   ● 発議案の付議 ○萩原渉 議長  △日程第2、議第2号から議第6号の各発議案を議題といたします。  各発議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。          ────────────────────────── 議第2号議案 「悪質商法による消費者被害をなくすために、預託法の改正及び執行強化、並びに特定商取引法の改正、同法指針の改正及び執行強化を求める意見書」について  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により提出します。  令和3年3月11日  群馬県議会議長 萩 原   渉 様                          厚生文化常任委員長 穂 積 昌 信 議第2号議案      「悪質商法による消費者被害をなくすために、預託法の改正及び執行強化、      並びに特定商取引法の改正、同法指針の改正及び執行強化を求める意見書」  消費者庁「特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」(以下、検討委員会)において、2020年8月19日に報告書がまとめられ、公表された。  特に、大きな社会問題となった豊田商事や安愚楽牧場、ジャパンライフ、ケフィア事業振興会、WILL(株)など、高齢者をはじめ、多くの消費者に財産被害を及ぼす悪質な販売預託商法については、本質的に反社会的な性質を有し、行為自体が無価値と捉え、「販売を伴う預託等取引契約の原則禁止等」と明記された。  消費生活相談ではこの間、通信販売において、お試しのつもりで購入した商品が定期購入であったとの相談や、解約はいつでもできるとしながらも連絡が付かないなどの相談が激増しており、解決を図ることが容易ではなく深刻な事態である。また、新型コロナウイルス感染症拡大の消費者の不安につけ込む、マスクなどの送り付け商法(ネガティブオプション)についても社会問題となった。  検討委員会の報告書では、消費者の脆弱性につけ込む悪質商法の手口の巧妙化・複雑化には、断固とした対応が必要として、法執行の強化や実効性ある制度改革が答申された。社会問題となっているこれらの課題解決に向けては、実効的な法制度の整備が必要である。よって、国会及び政府において、以下のことを実現されるよう要望する。                       記 1.検討委員会報告書の内容に沿い、販売預託商法を原則禁止とした預託法の改正の検討を早急に進め、2021年の通常国会での改正を実現すること。 2.詐欺的な定期購入商法をなくすために、特定商取引法に関わる指針の改正及び法執行強化を盛り込んだ特定商取引法の改正を2021年の通常国会で行うこと。 3.送り付け商法については、政府に対し、現在の法規制の内容の周知を図ることに加え、諸外国の法制も参考に制度的措置を講じること。 4.国及び地方自治体が厳正かつ適切な法執行を行えるよう、体制確保に向けた措置や両者の連携強化を図ること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年3月19日                            群馬県議会議長 萩 原   渉  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣       あて  内閣府特命担当大臣  (消費者及び食品安全)          ────────────────────────── 議第3号議案 「犯罪被害者支援の充実を求める意見書」について  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により提出します。  令和3年3月11日  群馬県議会議長 萩 原   渉 様                          厚生文化常任委員長 穂 積 昌 信 議第3号議案               犯罪被害者支援の充実を求める意見書  2004年に犯罪被害者等基本法が成立し、犯罪被害者は「個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい処遇を保障される権利」の主体であることが宣言され、犯罪被害者支援施策は一定の前進を果たした。しかしながら、犯罪被害者の多種多様なニーズに応えられるだけの整備は、未だ十分になされているとは言い難い。  例えば、被害直後から公費によって弁護士の支援を受ける制度や、国による損害の補償制度といった、財政支援を必要とする施策は未だに実現されていない。  また、犯罪被害者支援条例の制定や、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの設立といった施策も、地域によって大きな格差を残している。  犯罪被害者の権利に対応して、国は、たゆまず支援施策の充実を進めていく責務を負っており、国においては、犯罪被害者支援の充実を図るため下記の事項を実施するよう強く要望する。                       記 1 犯罪被害者が民事訴訟等を通じて迅速かつ確実に損害の賠償を受けられるよう、損害回復の実効性を確保するための必要な措置を講じること。 2 犯罪被害者等補償法を制定して犯罪被害者に対する経済的支援を充実させるとともに、手続的な負担を軽減する施策を講じること。 3 犯罪被害者の誰もが、事件発生直後から弁護士による法的支援を受けられるよう、公費による被害者支援弁護士制度を創設すること。 4 性犯罪・性暴力被害者のための病院拠点型ワンストップ支援センターを、都道府県に最低1か所は設立し、人的・財政的支援を行うこと。 5 地域の状況に応じた犯罪被害者支援施策を実施するため、全ての地方公共団体において、犯罪被害者支援条例が制定できるよう支援すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和3年3月19日                            群馬県議会議長 萩 原   渉
     衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  総務大臣  法務大臣      あて  厚生労働大臣  国土交通大臣  内閣官房長官  国家公安委員会委員長          ────────────────────────── 議第4号議案 群馬県議会会議規則の一部を改正する規則  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。  令和3年3月18日  群馬県議会議長 萩 原   渉 様                            議会運営委員長 狩 野 浩 志 議第四号議案              群馬県議会会議規則の一部を改正する規則  群馬県議会会議規則(昭和三十一年群馬県議会規則第一号)の一部を次のように改正する。  第二条中「、出産」の下に「、育児」を加え、「事故」を「やむを得ない事由」に改め、同条に次の一項を加える。 2 前項の規定にかかわらず、議員が出産のため出席できないときは、当該出産の予定日の六週間(多胎妊娠の場合にあつては、十四週間)前の日から当該出産の予定日(議員が出産したときは、当該出産の日)後八週間を経過する日までの範囲内で、出席できない期間を明らかにして、あらかじめ議長に届け出ることができる。  第十四条第一項中「連署し、」を「記名し、」に、「連署して」を「記名して」に改める。    附 則  この規則は、令和三年四月一日から施行する。 提案理由  欠席事由に育児や産前産後期間を追加するとともに、議員の議案提出に係る連署の見直しを行おうとするものである。          ────────────────────────── 議第5号議案 群馬県議会委員会条例の一部を改正する条例  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。  令和3年3月18日  群馬県議会議長 萩 原   渉 様                            議会運営委員長 狩 野 浩 志 議第五号議案             群馬県議会委員会条例の一部を改正する条例  群馬県議会委員会条例(昭和三十一年群馬県条例第三十号)の一部を次のように改正する。  第二十七条第一項中「職員をして」を削り、「作成させ、これに署名又は押印しなければ」を「作成しなければ」に改める。    附 則  この条例は、令和三年四月一日から施行する。 提案理由  委員会記録の署名及び押印を廃止しようとするものである。          ────────────────────────── 議第6号議案 群馬県政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。  令和3年3月18日  群馬県議会議長 萩 原   渉 様                            議会運営委員長 狩 野 浩 志 議第六号議案          群馬県政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例  群馬県政務活動費の交付に関する条例(平成十三年群馬県条例第三十一号)の一部を次のように改正する。  別記様式中「印」を削る。    附 則  この条例は、令和三年四月一日から施行する。 提案理由  代表者の押印を廃止しようとするものである。          ──────────────────────────   ● 提案説明の省略 ○萩原渉 議長 お諮りいたします。  ただいま議題といたしました議第2号から議第6号の各発議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○萩原渉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 採     決 ○萩原渉 議長 これより採決いたします。  まず、議第2号及び議第3号の各発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議第4号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議第5号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議第6号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。   ● 条項、字句、数字、その他の整理 ○萩原渉 議長 お諮りいたします。  ただいま可決されました議第2号及び議第3号の各発議案につきましてはて、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○萩原渉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 特別委員長報告 ○萩原渉 議長  △日程第3、特別委員長報告の件を議題とし、委員長から報告を求めます。  各委員会の報告書は、あらかじめお手元に配付しておきました。   ● 報     告 ○萩原渉 議長 行財政改革特別委員会岩井均委員長御登壇願います。           (行財政改革特別委員会 岩井 均委員長 登壇 拍手) ◎行財政改革特別委員会(岩井均 委員長) 行財政改革特別委員会委員長の岩井均でございます。行財政改革特別委員会における審査経過と結果について、御報告申し上げます。  本委員会は、行財政改革に関すること、県有施設のあり方の見直し及び管理運営の効率化に関すること、組織のあり方に関すること、事業の見直しや歳入の確保に関すること、ICTを活用した事業の進め方に関することについて、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的として、昨年5月に設置されました。以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、活発な議論を行ってまいりました。また、県有施設のあり方見直し中間報告に関する調査として、群馬県民会館やぐんま総合情報センターなど、見直し対象10施設に対して、現況の確認や意見交換等を行ってまいりました。  こうした調査や審査の結果、今定例会をもって本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、知事宛てに提言書を提出することを確認いたしました。  提言書は、全12項目からなる「群馬県の行財政改革に関する提言」とし、これを全会一致をもって決定したところであり、以下、その項目を申し上げます。  初めに、県有施設のあり方見直し最終報告案について、議会の議決に沿った内容である点は評価するが、引き続き指定管理者や委託先への影響を十分考慮し、慎重に検討を進めること。県有施設のあり方見直しについて、今回見直し対象となった10施設以外でも、行財政改革と必要性の観点を考慮しつつ、継続的に取り組むこと。行政のデジタル化について、県業務の効率化も重要な課題であるが、根本的な目的である県民の利便性の向上を念頭に置き、情報漏えい等が生じないようセキュリティ対策を行うとともに、デジタルデバイド対策も積極的に実施すること。新型コロナウイルス感染症の影響による深刻な財源不足に備え、徹底した事務事業の見直しを進めるとともに、テレワークやフレックスタイムの推進に取り組むこと。特にイベント系事業についてはニューノーマルを踏まえた見直しを行うこと。官民共創コミュニティーについて、行政課題の解決は、地域全体で取り組んでいく必要があり、その際には住民意識の変革も必要であるので、その点も考慮して推進すること。群馬県行政改革大綱に基づき、時代や環境の変化に合わせた適正な事務の推進の取組として、条例の一斉点検・見直しを実施したところではあるが、質の高い行政サービスを持続的に提供するためにも、事務手続きの観点だけでなく、政策的観点から行政の行動根拠となる条例等の規程の抜本的見直しに取り組むこと。行財政改革大綱の実施計画について、第三者委員会である行財政改革評価・推進委員会の意見等も踏まえて要因・課題等を分析し、次年度以降の取組に反映させること。行財政改革大綱の県職員の取組姿勢について、デジタルファーストを挙げているが、前提となる県民ファーストについても職員に意識させること。また、前大綱のスピード感とコスト意識についても、引き続き職員の取組姿勢として保持し続けるよう留意すること。長期保全計画を実現するために必要な改修等や県民の安全・安心に関係する公共事業等については、必要な予算を確保すること。地方分権改革・提案募集方式について、市町村からの提案が少ない状況であるが、全国的に広がりのある有意義な制度であるので、市町村から提案が行われるよう支援すること。県庁の空調の設定温度について、質の高い県民サービスを継続的に提供するためにも職場環境は重要であるので、適切な温度設定に努めること。業務の効率化について、限られた職員で効率的に業務を行うために、AIなどのICTによる自動化・省力化を積極的に進めていくこと。同時に、個人のプライバシーは、一度侵害されると回復が困難となるので、その保護には万全の対策を講じること。  以上のとおりであります。  なお、審査終了に伴う委員会報告書につきましても、内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長宛てに提出したところであります。
     以上、申し上げまして、委員長報告といたします。(拍手) ○萩原渉 議長 危機管理対策特別委員会星野寛委員長御登壇願います。           (危機管理対策特別委員会 星野 寛委員長 登壇 拍手) ◎危機管理対策特別委員会(星野寛 委員長) 危機管理対策特別委員会委員長の星野寛でございます。危機管理対策特別委員会における審査経過と結果について、御報告申し上げます。  本委員会は、危機管理体制に関すること、地域防災対策に関すること、災害時における関係機関との連携・協力体制に関すること、災害に強い県土を築く防災・減災対策に関すること、2050年に向けたぐんま5つのゼロ宣言のうち、自然災害による死者ゼロ及び災害時の停電ゼロに関すること、新型コロナウイルス感染症対策に関すること、以上を付議事件として、昨年5月に設置されました。以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、活発な議論を行ってまいりました。また、昨年の台風第19号の被災地において復旧状況を調査し、今後の取組への参考にすべく認識を深めてまいりました。  なお、3月5日の委員会におきまして、今定例会をもって本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、3月16日の委員会において、知事宛てに提言書を提出することを確認いたしました。  提言書については、これまでの審議や調査などにおける議論を踏まえ、全10項目からなる「危機管理対策に資する諸施策の推進に関する提言」を取りまとめ、これを全会一致をもって決定したところであります。  以下、その項目について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の昨今の感染状況を踏まえ、PCR検査の抜本的な拡充など、時宜に応じた感染症対策を推進すること。また、必要な財政措置を政府に要望すること。新型コロナウイルス感染症から子どもたちを守るため、学校における感染予防のためのマニュアルの遵守を徹底するとともに、集団発生時には感染拡大防止のための速やかな対応を実施し、感染リスクの抑制に努めること。新型コロナウイルス感染症対策として実施する医療従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカーへの支援においては、現場の士気低下や不公平感を抱く現場担当者が極力少なくなるよう十分な配慮を行うこと。デジタル技術の活用により新型コロナウイルス感染症対策業務を担う保健所職員等の負担軽減を図るなど、業務の継続性にも配慮すること。また、集団発生事案が発生しやすい介護サービス施設を安全に運営できるよう、個別具体的な感染症対策支援を行うこと。新型コロナウイルス感染症対策を含め、住民が安心して避難行動が取れるよう、緊急避難場所、避難所におけるパーティションや弾性ストッキングなど必要な備品の確保、トイレの洋式化やエアコンの整備、温かい食事を提供できる仕組みづくりなど必要な取組を進めること。また、浸水想定区域内の避難所のあり方検討を行うこと。住民が適時・適切に避難行動を取れるよう市町村と連携してハザードマップの住民への周知を図るとともに、同マップの更新などについて関係者へ技術的な助言を行うなど、関係機関との連携をさらに深めること。災害時の停電ゼロの実現に向け、避難所におけるLPガスバルクシステムの導入検討など、LPガスを発電用の燃料として活用する方策の調査・研究を進めること。共助の取組を促すため、ぐんま地域防災アドバイザーの登録者数の増加や防災経験のある人材(消防士・自衛隊員・警察関係のOB等)の活用など自主防災組織の活動充実を支援する取組を強化すること。防災活動のリーダーとなる外国人の育成など、多文化共生社会を踏まえた地域防災の取組を進めること。令和元年台風第19号災害などの教訓を基に、河川の堆積土除去や堤防のかさ上げといった対策に加え、田んぼダムの研究や森林の多面的機能を重視した整備促進などに努めること。  以上のとおりであります。  なお、審査終了に伴う委員会報告書につきましても、内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長宛てに提出したところであります。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手) ○萩原渉 議長 以上で特別委員長報告は終了いたしました。   ● 廃止の決定 ○萩原渉 議長 次に、総合計画に関する特別委員会、行財政改革特別委員会、危機管理対策特別委員会及び外国人との共生・共創に関する特別委員会の廃止についてお諮りいたします。  付議事件の審査の終了に伴い、本日をもって各特別委員会を廃止することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○萩原渉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 追加議案の上程 ○萩原渉 議長  △日程第4、第106号から第109号までの各議案を一括して議題といたします。  議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。   ● 提 案 説 明 ○萩原渉 議長 知事から提案理由の説明を求めます。           (山本一太知事 登壇) ◎山本一太 知事 まず初めに、今回の議案の追加提出に当たり、日程に御配慮いただいたことに対しまして県議会の皆様に感謝を申し上げたいと思います。  本日、追加提出いたしました議案について御説明を申し上げます。  追加提出議案は、一般会計補正予算2件、事件議案2件の合計4件です。  まず、補正予算について申し上げます。新型コロナウイルスの感染状況はまだまだ予断を許さないものの、総じて落ち着いてきており、昨日の対策本部において、3月23日以降の警戒度について、伊勢崎市、大泉町は3に引き下げ、太田市は3のままとし、その他の32市町村は2に引き下げることを決定いたしました。他方で、長期にわたる時短要請、外出自粛要請などにより地域経済は相当疲弊していることから、この傷んだ経済を立て直すため、早期に経済支援策を実施する必要があると考えています。  こうした状況を踏まえて、早急に観光振興施策、愛郷ぐんまプロジェクトの第2弾を実施するため、補正予算案を追加提出させていただくことにいたしました。前回同様、県民の方の県内宿泊に対して補助を行うこととし、あわせて、地域経済への波及効果を高めるため、県内市町村に対し、本事業の利用者に対するクーポン券の発行等を呼びかけます。事業の開始は来週26日からとし、事業の終了は、国のGoToトラベルキャンペーンの状況に応じて変更の可能性がありますが、原則5月31日までといたします。延べ30万人泊の利用を想定しています。補正予算としては、令和3年度予算について12億4,855万円の増額補正を行うとともに、令和2年度予算について、次年度にわたる契約を締結するために必要な債務負担行為を設定します。  次に、事件議案について申し上げます。事件議案は、教育長の選任ですが、現在の教育長である笠原寛氏が3月31日をもって辞職されますので、その後任者として、現在の教育委員会委員である渡辺郁美氏を選任するとともに、新しい教育委員会委員として、沼田翔二朗氏を選任しようとするものです。  以上、追加提出議案の概要について御説明を申し上げました。  なお、本件につきましては早急に御議決くださいますようお願いを申し上げます。 ○萩原渉 議長 知事の提案説明は終わりました。   ● 委員会付託の省略 ○萩原渉 議長 お諮りいたします。  ただいま議題となっております第108号及び第109号の各議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○萩原渉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 採     決 ○萩原渉 議長 直ちに採決いたします。  まず、第108号議案について、採決いたします。  第108号議案について、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、第108号議案は原案に同意することに決定いたしました。  次に、第109号議案について、採決いたします。  第109号議案について、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立全員であります。よって、第109号議案は原案に同意することに決定いたしました。   ● 質     疑 ○萩原渉 議長 次に、第106号及び第107号の各議案に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。          ──────────────────────────                 本 日 の 発 言 通 告 ┌────────┬───────────────────────────┬──────────┐ │氏名      │発言通告内容                     │答弁を求める者の職名│ │(所属会派)  │                           │          │ ├────────┼───────────────────────────┼──────────┤ │金 井 康 夫 │1.愛郷ぐんまプロジェクト第1弾の実績と効果及び第2 │          │ │(自由民主党) │  弾のねらいと特色について             │          │ │ 発言割当時間 │ (1) 昨年6月・7月に実施した愛郷ぐんまプロジェクト │戦略セールス局長  │ │28分      │   の第1弾について、その実績と効果についてはどう │          │ │        │   か。                      │          │ │        │ (2) 宿泊利用者の分散化についてどのように検討したか。│戦略セールス局長  │ │        │ (3) 今回実施する愛郷ぐんまプロジェクトの第2弾のね │知 事       │ │        │   らいと特色についてはどうか。          │          │ │        │2.感染防止対策について               │知 事       │ │        │   愛郷ぐんまプロジェクト第1弾では、県内宿泊施設 │          │ │        │  での大きな感染拡大は見られなかったが、第2弾の実 │          │ │        │  施にあたり、宿泊施設や県民に呼びかけたい点につい │          │ │        │  て伺いたい。                   │          │ │        │3.GO TOトラベル事業の再開や新型コロナ感染症が │知 事       │ │        │  再拡大した場合の対応について           │          │ │        │   今後、愛郷ぐんまプロジェクト第2弾の実施期間  │          │ │        │  中、 GOTOトラベル事業が再開した場合や、県内 │          │ │        │  で再び新型コロナウイルス感染症が再拡大した場合、 │          │ │        │  その対応をどのように考えているのか。       │          │ ├────────┼───────────────────────────┼──────────┤ │本 郷 高 明 │1.愛郷ぐんまプロジェクト第2弾に伴う、感染リスクに │戦略セールス局長  │ │(リベラル群馬)│  ついてどう考えるか。               │          │ │ 発言割当時間 │2.宿泊業における「ストップコロナ!対策認定制度」の │産業経済部長    │ │8分      │  現状及び宿泊客(県民トラベラー)に対する危機管理 │          │ │        │  意識の醸成について伺いたい。           │          │ ├────────┼───────────────────────────┼──────────┤ │金 子   渡 │愛郷ぐんまプロジェクト第2弾「泊まって!応援キャンペー │          │ │(令   明) │ン」について                     │          │ │発言割当時間  │1.相乗効果を狙うための市町村との連携について    │戦略セールス局長  │ │6分      │2.安心して利用できるPRについて          │戦略セールス局長  │ ├────────┼───────────────────────────┼──────────┤ │水 野 俊 雄 │1.県内経済の活性化について             │戦略セールス局長  │ │(公 明 党) │   「愛郷ぐんまプロジェクト」の事業効果を高めるため│          │ │ 発言割当時間 │   に、どのような取り組みをするか。        │          │ │6分      │                           │          │ ├────────┼───────────────────────────┼──────────┤ │酒 井 宏 明 │1.愛郷ぐんまプロジェクト第2弾の実施時期について  │知 事       │ │(日本共産党) │   新型コロナウイルスの感染状況をどう見ているのか。│          │ │ 発言割当時間 │   現時点で、1週間後に実施するのは、県民に誤ったメ│          │ │5分      │   ッセージを発することになりかねない。感染が収まっ│          │
    │        │   てから、実施すべきではないか。         │          │ └────────┴───────────────────────────┴──────────┘          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 金井康夫議員御登壇願います。           (金井康夫議員 登壇 拍手) ◆金井康夫 議員 皆さん、こんにちは。自由民主党の金井康夫でございます。会派を代表いたしまして、質疑を行いたいと思います。  その前に、先ほど提案でもあったわけでございますけれども、笠原教育長におかれましては、長きにわたり大変御尽力いただいたわけでございます。自由民主党を代表いたしまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。また、今後におかれましても、大所高所から御指導、御鞭撻いただければと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。(拍手)  それでは、質疑に入らせていただきたいと思います。まず最初に、戦略セールス局長、よろしくお願い申し上げます。 ○萩原渉 議長 戦略セールス局長、答弁席へ。           (佐藤武夫戦略セールス局長 登壇) ◆金井康夫 議員 先ほど知事の提案でも御説明があったわけでございますけれども、やっと群馬県の警戒度が、伊勢崎、太田、大泉で4から3へ引下げとなる見込みとなりました。また、残りの32市町村におかれましても2へと引下げとなる予定となっております。ちょうど昨年を振り返りますと、3月に初めてのコロナ患者が出て、非常に観光業が疲弊したわけでございます。本日パネルを用意させていただきました。  〔資料①提示〕こちらの内容なんですけれども、一番左が6月、7月ですね。こちらにつきましては、昨年、議案提案がありまして、当初はGoToトラベルをいつやるのか分からないというような中で、6月、7月のまさに生きるか死ぬかというような端境期に知事が大型予算を組んでいただいたわけでございます。こちらを見て分かりますとおり、6月の段階から本当に右肩上がりで、最終的には32万人に達したわけでございます。これらのことを見て、今回、昨年の6月、7月に実施した愛郷ぐんまプロジェクト第1弾について、その実績と効果についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 お答えいたします。  昨年、実施いたしました愛郷ぐんまプロジェクトの第1弾では、想定しておりました30万人を超える延べ32万7,000人あまりの利用実績を上げることができました。事業効果につきましては、これまでも御報告申し上げておりますけれども、観光庁が発表しております統計調査によれば、観光目的の宿泊者50%以上の施設における宿泊者数の対前年比で、令和2年7月に本県が全国第1位となりました。また、経済波及効果は、試算によりますと約84億円に達するなど、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく落ち込んだ観光需要と地域経済の回復の起爆剤となり、極めて大きな成果を上げることができたというふうに考えております。また、キャンペーンによりまして多くの県民が地元の魅力を再発見し、県内の旅を楽しむマイクロツーリズムを広げるきっかけとなったのではないかというふうに考えているところでございます。 ◆金井康夫 議員 局長の御答弁ですと、非常に効果があったということです。全国でも宿泊者数第1位と、また、84億円の効果があったということでございます。そのような中で、今回、第2弾ということでありますけれども、第1弾のときにも分散化したらどうかというような議論が非常にされました。それぞれの議員のほうからも一般質問でされたわけですけれども、この図を見ますと分かりますのは、このちょっと頭が出ているところがみんな土曜日なんですね。土曜日の部分がやはり利用者が非常に高いというようなところで、コロナ関係でよく言われるのは、3密を避けようというようなことも言われております。これを分散化することによって実効再生産数も減るんじゃないかというようなことも言われるわけですけれども、今回のこの分散化についてどのような検討をされたのか、そちらについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 お答えいたします。  議員の御指摘のとおり、宿泊利用者の分散化を含む観光需要の平準化というのは非常に重要な視点であるというふうに考えてございます。前回、実施いたしました第1弾の結果でも、多くの利用者が土日を含む週末に集中したということもございまして、今回、愛郷ぐんまプロジェクト第2弾の実施に当たりましては、観光需要の平準化をするために、例えば平日のみの割引とすること、あるいは大型連休中を除外するといった宿泊利用者の分散化についても議論、検討を行ったところでございます。しかしながら、今回、愛郷ぐんまプロジェクト第2弾を実施するに当たりましては、前回、県民の皆様からも大変高い評価をいただきました事業内容の分かりやすさを重視いたしまして、前回と同様のスキーム、つまり1日1人1泊6,000円以上の場合5,000円引きというスキームで利用除外日をなしにして、この事業を実施するということにいたしました。ただ、今回の実施期間には、春休みですとか大型連休を含みますので、ぜひとも県民の皆様には、密を避けるためにもなるべく平日を御利用いただきたいということで、混雑を避けた分散利用を積極的に呼びかけていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆金井康夫 議員 局長の御答弁のとおり、非常にシンプルでスピーディーなところがいいのかなというような気がしております。また、何といっても、群馬県は今回の予算額は他県に比べて非常に大型というところも非常に効果があるのかなというような気がしております。ぜひとも今後ともよろしくお願い申し上げまして、局長への質疑は終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。  次に、知事、よろしくお願い申し上げます。 ○萩原渉 議長 知事、答弁席へ。           (山本一太知事 登壇) ◆金井康夫 議員 改めまして、知事におかれましては、自由民主党県議団を代表いたしまして、今回の議案提案に心から感謝を申し上げる次第でございます。いろいろな団体から私も聞くんですけれども、今、政治不信が言われている中で、コロナ対策は何をやっても批判されがちでございますけれども、この愛郷ぐんまキャンペーンについては感謝の言葉が非常に多く寄せられているわけでございます。まさに政治家冥利に尽きるのかなというような気がするわけでございますけれども、重ねて感謝を申し上げる次第でございます。  また、今回、愛郷キャンペーンの関係で、よくGoToと比較されがちなところがあるんですけれども、非常に特色的なところがあります。〔資料②提示〕上の部分が観光庁から発表になったもので、利用価格帯を示しております。意外と5,000円から1万円の部分、ここの利用価格帯が多いんですけれども、愛郷ぐんまも1万円から1万5,000円が多いんですけれども、特に違うのが3万円以上から3万5,000円の部分、これが足しますとGoToは大体5%ですね。愛郷については1.2%、0.3%ということで、1.5%ほどなんです。これが11月現在で、観光庁の発表ですと6,850万人利用されているそうです。大体1兆円コミットしたんですね。このうち、この4%というのは大体274万人が利用したということです。愛郷のところの1.5%、先ほど32万人というお話ですので、32万人を割り戻すと大体4,800名の方がこの高額なところを使ったというところで、私は何を言いたいのかというと、群馬県の愛郷キャンペーンについては高額のホテルを使うというよりも、リーズナブルな本当にじわりじわりと県民に好景気になったのかなというような気がしております。また、特に1万円から1万5,000円というところは、観光地の宿泊地だけではなくて、多分ビジネスホテルとかシティーホテル、こちらのリピーターにも非常に役立っているのかなというような気がしております。愛郷キャンペーンの非常にいいところは、観光地だけの施策じゃないんだということで、その支援をすることによって、例えばクリーニング業者、シーツを変える業者、またタクシー業者、いろいろな業界にとって非常に効果があったものだと思っておるわけでございます。  ここで、今回、実施する愛郷ぐんまプロジェクト第2弾の狙いについて、また、特色についても知事のほうから御答弁いただければと思います。よろしくお願いします。 ◎山本一太 知事 まず、金井政調会長のほうから笠原教育長に対する温かい言葉をいただきました。知事として感謝を申し上げたいと思います。笠原教育長は、今回、勇退をされることになりましたが、いろんな形でまた群馬県の教育政策についてアドバイスをいただこうというふうに思っています。  そこで、今回、追加議案として提案をさせていただいた愛郷ぐんまプロジェクト第2弾の狙いですが、これはたった一つでございまして、新型コロナウイルス感染症の影響で疲弊した地域経済を早急に立て直す、そのためのきっかけにしたいということです。今回、第2弾を実施するうえで特に留意した点が2つあります。1つは、適切なタイミングで実施するということ、もう一つは、分かりやすい内容にする、この2点です。時短要請を解除してリバウンドの懸念等々もありますし、新しい株といいますか、変異種の広がりというのももちろん心配ではあるんですけれども、しかしながら、群馬県の状況を見てみますと、やはり総じて安定してきたということが言えるというふうに思っておりまして、太田、それから大泉、それから伊勢崎を除く地域は、ここは3ですけれども、このままいけば来週、多くの市町村で2になるというところですので、ここがやはり最善のタイミングだろうと。政調会長は御存じのとおり、経済政策を打つタイミングというのはなかなか難しいんですけれども、総じてこれならいけるのではないかというふうに考えて、今回、この時期に実施をする提案をさせていただいたということです。  それから、分かりやすさということが大事だということは、実はこの第1弾を展開した後も、政調会長のほうから何度も個別にお話をいただいて、GoToトラベルに比べてやはり中身が分かりやすかったということが第1弾の成功につながったということは間違いないと思うんです。さっきお話があったいかに分散化するかとか、ゴールデンウイークを避けるとか、いろんな議論はあったんですけれども、あまり変えてしまうとやっぱりよくないんじゃないかということで、基本的には第1弾と同じような中身にしたいというふうに考えていまして、先ほど佐藤局長の方から話があったように、税抜きで6,000円以上、5,000円の補助をするという形にしたいと思いますし、これも政調会長のほうから評価していただきましたが、規模も第1弾と同じぐらいにしたいと。昨日、他県で同じようなキャンペーンをやっているところを調べてみたんですけれども、やはり数万人、数万泊みたいな感じで、予算も我々が今回予定しているものよりもかなり少ないです。ですから、ある意味、本格的に経済対策を打ち出すという点でいうと群馬県が先駆けになるのかなというふうに感じております。  それから、第2弾の狙い、特色ですけれども、これは一言で言うと、市町村と協力をしながらやるということだと思うんですね。今回、我々が県の事業として愛郷キャンペーン第2弾をやると、そこに合わせて、市町村にも独自の経済対策キャンペーンをやってもらう、それによって経済波及効果を増やしていく、さらに裨益する業界を増やしていく。さっき金井政調会長の大変鋭い分析で、群馬県の愛郷プロジェクトというのは観光地以外にも効果があったということなんですけれども、そういう市町村も含めて、市町村と連動しながら、もう1回言いますが、波及効果を広げる、裨益する業界を広げるということをやっていきたいと思います。私と2人の副知事が手分けをして、実は群馬県の市町村に足を運んで、市町村長といろいろとお話をさせていただいて、お願いをしてまいりました。その結果、現時点で草津町を含む10の市町村でこの事業と連動した形の政策、クーポン券を含めた、クーポン券だけじゃないですけれども、こういう政策を前向きに検討するというお答えをいただいております。  いずれにせよ、分析をしていただいた第1弾の成果を踏まえながら、市町村としっかり協力をして、今まで以上の経済波及効果があるような事業を展開し、もう一度申し上げますが、早期の地域経済回復のきっかけになるような中身にしたいというふうに考えております。 ◆金井康夫 議員 大変心強い御答弁をいただきまして、ありがとうございます。地域の関係で、市町村とクーポンを組むんだということなんですけれども、GoToキャンペーンを昨年行って、このクーポンは15%の部分があったんですけれども、これも非常に効果があったということを地方から聞いております。実はクーポン券というのはその日に使わなければならないものですから、観光地に行って使うだけではなくて、バスで行って、商店街に行って、そこで買物もするということで非常に効果があったということも聞いております。現在、10市町村といろいろなところで協議しているということでございますけれども、先ほど知事の御答弁のとおり、今回の愛郷ぐんまキャンペーンについては、観光地だけではなくて、都会、あるいは平地の部分でも、ビジネスマンにとっても非常に効果があるんだということも踏まえて、各市町村の首長に御協力をいただけるようにお話をいただければと思っております。  また、もう一点ですけれども、観光地でよく言われるのが、私も沼田市出身で言われるのが、働いている従業員を首にしなくて済んだということもよく聞かれます。今、雇用調整助成金というのがあるんですけれども、これも非常に評判がよくて、本来であれば人件費が大体固定費であるんですけれども、これを変動費に乗せられるということで、損益の分岐点がかなり下に下げられて、稼働率を50%ぐらいでも何とか赤字を出さずにやっていられるというところも聞いております。今後、群馬県の産業を支える際に、観光地の人材というのは1回辞めてしまうと育つにもやっぱり10年以上かかりますので、こちらの人材育成についてもぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。  続きまして、感染防止対策についてなんですけれども、愛郷ぐんまプロジェクト第1弾で、県内各宿泊施設での大きな感染拡大は見られませんでした。特に6月の段階ではゼロというような状況であったわけでございますけれども、第2弾の実施に当たりまして、宿泊施設や県民に呼びかけたい、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎山本一太 知事 大変いい質問ありがとうございます。第1弾では、宿泊施設と新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインというものをしっかりと遵守していただく、実はこれをこの事業に対する登録の条件にいたしました。その結果、事業者の方々には、これを踏まえてしっかり感染対策をやっていただきましたし、利用者の皆さんにも協力をいただいたということで、今、政調会長がおっしゃったように、第1弾においては、愛郷ぐんまプロジェクトによるクラスターの発生とか、感染の広がりという事例はほとんどありませんでした。第2弾でも同じようにしたいと、やはりガイドラインをしっかりと遵守していただくということを条件に登録していただくことにしたいというふうに思っています。もちろんガイドラインに基づいてしっかり感染対策をお願いしていくということです。  特に大事なのは、利用していただく県民の皆さんに、マスクをつけるとか、あるいはこまめに手指消毒をしていただくとか、体調が悪くなったらやはり行くことを控えていただくとか、こういう基礎的な感染症対策はもちろんのことなんですけれども、例えばいつも一緒にいる家族とか、いつも一緒にいる仲間とか、少人数で旅行していただくように少し工夫していただくとか、あるいは混雑する時期というか、ちょっと日程を避けていただくとか、金井政調会長が分散化の話をしていましたけれども、平日に行っていただくとか、こういうことについても配慮していただくようによくお願いをしたいというふうに思います。  この呼びかけをどうしていくかということなんですけれども、例えば県内主要紙に広告を掲載するとか、最近、注目しているFMぐんまのスポットCMというのもありますし、あるいはSNS、ツイッターとかフェイスブックによる発信というのもありますし、これについて呼びかけるビラも作ると聞いていますから、このビラは大量に作って、事業者の皆さんはもちろんのこと、各地域の観光協会とか、そういうところでしっかり掲示してもらうということが大事だと思っています。  それから、これも政調会長には釈迦に説法というか、あれなんですが、やはりニューノーマルの世界においては観光事業のスタイル自体を見直さなきゃいけないと、観光客の方々のニーズも変わっていますので、そういうニューノーマルの観光産業を考えたときには、知事として、県内企業にもちゃんとお願いをしようと思っているんです。それは働き方改革、休み方改革。これまでは、やっぱり平日に休暇を取るというのは難しかったわけなんですけれども、そこをちょっと変えてもらわなきゃいけない。それから今までの観光のパターンというのは、夏とか、あとはゴールデンウイークみたいな長期に休暇を取れるときに、うわっと人が出て集中的に観光が行われるみたいなことになっていたんですけれども、やはり県内企業の皆さんには、こういうとき以外も長期休暇を取りやすい環境をつくっていただくとか、こういうことについてもしっかりお願いをしていきたいなというふうに考えています。 ◆金井康夫 議員 先ほど知事の御答弁ですと、働き方改革も考えるんだというようなお話です。先日、幹事長と、自由民主党、下村政調会長とリモート会議を行いまして、GoToキャンペーンを再開する際に、土日祝日は除外してくれというようなことも申し入れさせていただきました。平日対象にしてくださいというようなこともお話をさせていただきまして、本部にもつなげるというようなお答えもいただいております。ぜひとも群馬県も連携してそれぞれ執行していただければと思っております。よろしくお願い申し上げたいと思います。  それから、先ほどコロナの関係で、今回、第1弾については陽性者は出なかったんだと、6月の段階ですとゼロ人ということでありますので、今回、第2弾をやる際に、せっかくですから、よくエビデンスがないというようなことも言われるんですけれども、愛郷キャンペーン第2弾を行った結果、例えばコロナ患者が出た場合に、愛郷キャンペーンを利用しましたか、しませんでしたかというところを1問だけ加えて、群馬県はこれだけのキャンペーンをやったけれどもこれだけの人数だったということを全国で初めてエビデンスを取るということも、今後のことの非常に重要な資料になると思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは最後に、GoToトラベル事業の再開や新型コロナ感染症が拡大した場合について、この対応について、知事、お聞かせいただければと思います。 ◎山本一太 知事 今、政調会長がおっしゃった第2弾を展開するときに、しっかりエビデンスを集めるという御提案は大変いい御提案なので、よく検討させていただきたいというふうに思っています。  そこで、国のGoToトラベル事業の話が出ましたけれども。これは新型コロナウイルス感染拡大の影響で去年の12月28日に全国一斉に中止になった、その後いろいろ情報収集をしているんですけれども、一部のマスコミの報道を見ていると、感染が収まった地域から、例えば県内とか近隣県、段階的に再開を検討しているというような報道はあるんですけれども、まだ国のほうからははっきりした指針は出てきてないというのが現状です。  そこで今、金井県議も、星名幹事長等々と一緒に政調会長に御提案をされたということなんですけれども、私どもも全国知事会等で、もしGoToトラベルをやるということであれば、感染の収まった地域からしっかり段階的に進めてほしいとか、あるいは、しばらく実施できないのであれば、各県がやる独自の取組を支援すると。例えば今の地方創生臨時交付金を割り増しで出してもらうとか、こういうふうに柔軟な工夫をしてほしいということは、知事会等々を通じて私どもも発言をしているということです。  これからGoToトラベルについて国から具体的な方針が出てくれば、先ほども金井政調会長は言及されていましたけれども、GoToトラベルの時期とか中身によっては、今回お願いしている事業の中身について最大の効果を上げるという意味で言うと、GoToトラベルがいつになるかということによっては、少し柔軟に見直しを検討させていただくということもあるのかなという感じがしています。  それから、感染拡大の懸念というのは常にあります。先ほど言ったように、リバウンドの懸念もありますし、昨今、東京で少し下げ止まっていたりとか、北関東で増えているというのもずっとウオッチしているんですが、愛郷キャンペーンプロジェクトをやるというのは、やはり感染状況が落ち着いているというのが前提条件だというふうに思っています。だから、万が一、今後、感染が急拡大するようなことがあれば、これも日々の数字にあまり一喜一憂しない、全体の流れを見ながら判断しなければいけないと思うんですけれども、急拡大するということになれば、この事業の一時中断とか延期も含めて見直しを検討せざるを得ないというふうに思っていますので、いずれにせよ、群馬県民の皆さんを守らなきゃいけませんから、総合的によく見ながら慎重に判断をしていきたいなというふうに考えています。 ◆金井康夫 議員 ありがとうございます。この愛郷キャンペーンについては、何といっても、地元も安心して、また、来る方も安心して来られて、また、群馬県民全てが安心してできるという三方よしだと思っております。今回、第2弾ということで決意していただいたわけでございますけれども、改めて感謝を申し上げる次第でございます。  また、令和3年となったわけですけれども、令和3年は、今までどおりの観光はまだまだ戻らないと思っております。今回の2021年を契機にして、この愛郷キャンペーンをステップとして、2022年、23年と群馬県がさらに発展しますこと、また、自由民主党県議団といたしましても、執行部と協力し合って頑張りますことをお誓い申し上げまして、私からの質疑を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ○萩原渉 議長 本郷高明議員御登壇願います。           (本郷高明議員 登壇 拍手) ◆本郷高明 議員 リベラル群馬の本郷高明です。通告に従いまして、質問いたします。  戦略セールス局長、お願いいたします。 ○萩原渉 議長 戦略セールス局長、答弁席へ。           (佐藤武夫戦略セールス局長 登壇) ◆本郷高明 議員 質問します。今回の追加議案、愛郷ぐんまプロジェクト第2弾、観光業界は裾野が広いため、不振に陥ると農林業や他のサービスにも影響が及びます。また、消費者の過度な自粛は県内経済全体を落ち込ませてしまう可能性があります。とはいえ、人の行き来を増やすため、当然感染を広げるリスクがあります。短期的に観光業界を助けてもコロナを蔓延させてしまえばさらなる苦境に立たせるおそれもあります。  そこで質問です。愛郷ぐんまプロジェクト第2弾に伴う感染リスクについてどう考えるか、お伺いします。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 お答えいたします。  愛郷ぐんまプロジェクト第2弾におけます感染防止対策につきましては、先ほどの金井議員の質問に知事がお答えしたとおりでございます。愛郷ぐんまプロジェクト第1弾も実施いたしましたけれども、そのことによる感染リスクの拡大ということはエビデンスとして出ていないというふうに考えておりますけれども、県民の皆様には、マスクの着用ですとか、手指消毒の徹底といった基本的な感染防止対策に努めて取り組んでいただいたうえで御利用願うとともに、宿泊施設にもガイドラインの遵守を徹底していただくということで、本事業の実施により感染リスクが増大することのないよう周知に万全を尽くしたいということに尽きるかというふうに考えております。 ◆本郷高明 議員 局長より、第1弾では感染拡大がなかったと、あとガイドラインを遵守するということで答弁をいただきました。  本プロジェクトの取組として、宿泊業への資金繰り支援対策、レジャーの再開の旅行需要の掘り起こし、もちろん経済強度を高めるためのレバレッジ効果等が考えられるわけなんですけれども、ただ、政策実施に当たり、一時的な観光支援ではなく、補助金に頼らなくても安心して宿泊できる環境、持続可能な社会というのがやっぱり理想だと思います。旅行に行きたいという需要のマグマ、これは自粛期間中に県民は相当蓄積しているかと思います。リベンジトラベルなる言葉も生まれています。つまり、きっかけをちょっと与えてしまいますと感染対策を無視してレジャーを大解禁するおそれも生じてくるかと思いますので、安心して宿泊できる環境をしっかり考えていかなければならないと思います。キャンペーンに関係なく、その点はよろしくお願いしたいと思います。  また、今この瞬間も決死の御尽力をいただいている医療従事者、介護従事者の皆さんは外出することもままならないわけで、キャンペーンの恩恵を受けづらいと思います。コロナが落ち着いた暁には、その業種を対象にしたありがとうキャンペーンみたいなものも考えていただけたらと会派を代表して要望させていただきます。  戦略セールス局長への質問は以上です。  続いて、産業経済部長、お願いいたします。 ○萩原渉 議長 産業経済部長、答弁席へ。           (鬼形尚道産業経済部長 登壇) ◆本郷高明 議員 質問します。これは自身の経験によるものなんですけれども、自分自身も反省しなくてはならないんですが、前回の愛郷ぐんまプロジェクトで県内某ホテルに宿泊させてもらいました。週末の時期もあってか、客室稼働率がほぼ100%。14時から受付が始まって、長蛇の列でごった返しておりまして、県内利用者の確認作業で負担が生じているんだと思うんですけれども、受付終了が何と17時半、3時間以上フロントで並んでいたことになります。食事は受付終了時間を目安に制限を設けたバイキング形式となっていたんですけれども、これが密な会話をプラスした4密状況、これではコロナを蔓延するきっかけにつながってしまいます。私は、今回の経験を踏まえて、宿泊業でのストップコロナ認定店の普及、そして優良トラベラー制度の必要性も考えます。県内宿泊施設は約1,200弱、少なくともプロジェクトに参加する店舗は認定店として申請していただきたいと思います。また、宿泊業だけに責任を負わせるのではなく、利用者にも危機管理の醸成が大切だと思います。  そこで質問です。宿泊業におけるストップコロナ!対策認定制度の現状及び宿泊客に対する危機管理の意識の醸成についてお伺いいたします。 ○萩原渉 議長 産業経済部長、残り2分46秒です。 ◎鬼形尚道 産業経済部長 お答えいたします。  まず、昨年8月から開始いたしましたストップコロナ!対策認定制度でございますが、これまでに県内で5,241店舗を認定しております。うち宿泊業の登録は273店舗となってございます。この数字は、キャンペーン第1弾の参加施設が623店ございました。これを分母といたしますと、その約44%に当たるということで、既に半数近くの宿泊業の皆様がこの制度を利用いただいているということでございます。当然4月以降もこの認定店の募集は継続いたしますので、まだお取りになっていないところはぜひ活用していただきたいと考えております。  一方、県民の方には、まずは予約時にホームページなどでそれぞれの施設における感染防止対策が十分取られているかどうか、また、認定店かどうかについてあらかじめ確認いただきたいということを考えております。そのうえで、先ほど知事からもお話がありましたけれども、旅行時の注意事項といたしましては、マスクの着用や手指消毒の徹底、また、体調が優れない場合は旅行を控えること、さらに家族や仲間など可能な限り少人数での御利用、また、混雑を避けた日程の検討、いわゆる平日旅行といったものについてぜひ御留意いただきたいと考えております。こうしたことは、新聞広告やSNSなどを通じてこれからも積極的に呼びかけを行っていきたいと考えております。こうしたことを通じて、県民の皆さんの危機管理意識を高めていきたいというふうに考えております。 ○萩原渉 議長 本郷議員、残りわずかです。 ◆本郷高明 議員 今、273店舗がストップコロナに登録しているということで、県内全体1,200から追っていくと、1,200ないんですけれども、25%ぐらいだと思うので、これはまだかなり認知されていないのではないか、伸び悩んでいるのではないかと思っております。もちろんステッカーを貼ったから、上り旗を立てたからといって多くのメリットはないんですけれども、群馬県は、ガイドラインに基づいて現地調査、審査を実施しておりますので、安心しております。県民の安全がやっぱり最大のメリットだと思いますので、ぜひ認定店を最大限アピールできるような施策で一生懸命頑張っていただけたらと思います。  私の質問は以上です。ありがとうございました。(拍手) ○萩原渉 議長 金子渡議員御登壇願います。           (金子 渡議員 登壇 拍手) ◆金子渡 議員 令明の金子渡でございます。会派を代表して、質問いたします。  戦略セールス局長、お願いいたします。 ○萩原渉 議長 戦略セールス局長、答弁席へ。           (佐藤武夫戦略セールス局長 登壇) ◆金子渡 議員 愛郷ぐんまプロジェクト「泊まって!応援キャンペーン」第2弾の実施、議会の多くの会派の要望を受けて決断をしていただき、知事はじめ、関係当局の皆さん、本当にありがとうございます。旅館、ホテルや観光業はもちろん、コロナ感染で疲弊していた地域経済を少しでも立ち直すきっかけになることを期待しています。特に草津温泉をはじめ、みなかみ、老神、四万、磯部、伊香保などの温泉地を抱える県北部、西部地域は、飲食店の営業時間短縮要請は出ませんでしたが、外食自粛要請などの結果として、お客さんが来ない、そして町から人が消えた状態でした。  このような状況の中で、広く地域経済の効果を出すために、旅館、ホテルに来る県民にその近くでお昼を食べてもらうなど、GoToトラベルキャンペーンの地域振興クーポン券のような仕組みをつくることなども一つの地域経済活性化の施策だと思いますが、この点についてどのような検討をされてきたのか。また、相乗効果を狙うために市町村にも対策事業を要請していくということですけれども、県としてはどのような連携をしていくのか、質問をいたします。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 お答えいたします。  第2弾の実施の議論に際しましては、第1弾の実施期間中の利用数ですとか経済効果等も踏まえながら、どうあるべきかということを検討してまいりました。そうした中で、やはり地域経済への波及効果をさらに高める必要があるだろうということは議員の皆様からも御指摘いただいたところで、そこにつきましては、先ほど知事の答弁にもございましたとおり、市町村独自の取組ということでお願いすることによって効果を上げていきたいというふうに考えているところでございます。具体的には、県内一律の宿泊助成に加えまして、地域ごとの状況を踏まえた経済支援策が講じられることが重要であるということから、市町村独自の経済支援策、例えばその市町村内で使えるクーポン券の発行ですとか、様々な利用者へのメリット付与といったことだと思います。知事、副知事からお願いいただきまして、既に草津町をはじめとする10市町村におきまして、地域で利用できるクーポン券の発行などについて前向きに検討いただいているところでございます。  事業の実施に当たりましては、市町村との連携をさらに強化いたしまして、幅広い分野に効果が及ぶようしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆金子渡 議員 ありがとうございます。先ほどの答弁でも、10市町村がクーポン券などを検討していただいているということでありますので、知事、副知事の要請があったうえということでもあると思いますけれども、県内35市町村あるわけですから、ほかのところにもしっかりと対応をお願いし、連携し、前回の経済効果84億円を上回るような県内経済効果を狙っていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いをいたします。  次に、安心して利用できる体制づくりについてであります。3月26日からの実施ということであります。これはスピード感を持って対応するということで、来週から実施ということになるわけであります。この日程については、旅館、ホテルからは大変高い評価、声を聞いております。春休み前にやっていただくということで、今現在では、3月、4月の頭はまだまだいっぱい空いているよという状況でありますので、これは本当にありがたいという話もあります。反面、まだちょっと早いんじゃないかという声もあるようであります。その不安の声を払拭するためには、第1弾では宿泊施設への大きな感染拡大が見られなかったことをしっかりと伝えていく、また、飲食店と同様に家族での利用は比較的安全なんですよといったことなどをPRしていくことが安心して利用できるための、そして、旅館、ホテルも安心して受け入れができるための体制をつくっていくのではないかなと思います。この点を発信していっていただくということにつきまして大変大事なことだと思いますけれども、県の方針について質問いたします。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 お答えいたします。  この点につきましても、先ほど金井議員の質問に知事がお答えしたとおりでございますけれども、利用者には、今回の愛郷ぐんまプロジェクト第2弾を使っていただくためのPRとともに、使っていただく際に、宿泊施設での安全対策といったことについても周知しなければならないというふうに考えてございまして、来週から早々に、県内主要新聞への広告掲載ですとか、スポットCM、SNSを活用した情報発信、それからPRチラシも作りまして、参加事業者、市町村、観光協会等に掲示をしていきたい、そのことによって利用される県民の皆様が安心して利用していただけるように、そしてまた、気をつけて利用していただけるように呼びかけたいというふうに考えてございます。  本事業への参画条件につきましても、先ほどお話が出ましたけれども、宿泊施設には宿泊施設等における新型コロナウイルス対応ガイドラインの遵守を条件としております。こうした宿泊施設の感染防止対策のための取組につきましても、キャンペーンの公式サイトですとか、業界団体を通じましてしっかりPRしてまいりたいというふうに考えてございます。 ○萩原渉 議長 金子議員、時間となりました。 ◆金子渡 議員 対策をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手) ○萩原渉 議長 水野俊雄議員御登壇願います。
              (水野俊雄議員 登壇 拍手) ◆水野俊雄 議員 それでは、戦略セールス局長、よろしくお願いいたします。 ○萩原渉 議長 戦略セールス局長、答弁席へ。           (佐藤武夫戦略セールス局長 登壇) ◆水野俊雄 議員 局長には、県内経済の活性化について伺いたいと思います。  私たち公明党は、かねてより5月に愛郷ぐんまプロジェクトを提唱しましたり、また、今年の1月にはGoToイートの前倒し実施を提案したりと、コロナ禍で大変な状況に陥っている多くの県民の皆様に寄り添った事業をお願いしてまいりました。今回の第2弾の開始に当たりまして、議会の多くの会派からも要望があり、また、多くの県民の皆様が本当に待望し、待ちに待っていたものだというふうに思いまして、知事はじめ、執行部の皆さんの御決断に感謝をしたいと思います。今回の愛郷ぐんま第2弾の実施に当たっても、旅館、ホテル業のみならず、地域の関連産業の皆さんにも広く恩恵を与えられるものにする必要があると考え、公明党はいち早く地域クーポン事業の実施も要望し、経済波及効果を持たせることをお願いしてまいりました。今回のプロジェクトでは、市町村独自のクーポン事業を呼びかけ、そして、現状で10の地域で実施されるというふうに先ほど来答弁がありましたが、具体的にはどのような形態で行われるのか。先ほどクーポン券を発行する以外にも、利用者へのメリットを付与するようなことを考えていらっしゃるということでもありました。その具体的な方法、また、今後さらに10以外の地域にも広がる可能性があるのか、こういった点についても伺いたいと思います。局長、よろしくお願いします。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 お答えいたします。  先ほどから答弁させていただいていますとおりでございますけれども、昨年6月から実施した第1弾は非常に大きな経済効果があったんだけれども、次回実施するときにはさらなる経済波及効果ですね、観光業以外の部分にも波及するようにという御指摘は縷々いただいておりました。今回もそういった事業効果をさらに高めるための取組が求められているであろうということで議論をしてまいりました。先ほど知事からも説明があったとおり、前回よりも波及効果がいくようにということで、愛郷プロジェクトに合わせて、市町村独自に取組をしていただけないかというお願いをしてきました。一律の取組というのもあるんですけれども、結局、市町村によって状況が違うということ、それから、波及させるべき事業者も、層も違うというようなこともございますので、各市町村独自の取組というところをお願いいたしました。  具体的には、やはり地域、その市町村内で使える商品券ですとかクーポン券、そういったものの発行というのが基本的には多うございます。ただ、まだ未定のところもございますけれども、中には、さらなるキャッシュバック等でそれを地域に還元してもらおうというような取組もあろうというふうに聞いております。いずれにしても、飲食店、お土産物店だけじゃなくて、例えばタクシーですとかバスといった交通事業にも波及するような形ということで、今いろいろ工夫を凝らしていただいているところだというふうに聞いてございます。  現時点で、先ほどから申し上げましたとおり、草津町をはじめ10市町村で実施の方向ということですけれども、まだ検討いただいているところがございます。最終的には、第1弾で実施したときの利用者の大半のお客様をカバーできる程度の市町村で実施していただけるようになるんじゃないかなというふうに期待はしております。スタートする時期というのも必ずしも一律ではないかもしれませんが、最終的には多くの市町村でそういった取組がされるようなことを期待しているところでございます。 ◆水野俊雄 議員 ありがとうございます。地域クーポンの話を公明党が提案させていただく背景には、みなかみ町で、旅館業者、様々な方々との意見交換の中での御意見がございました。みなかみはいち早く電子クーポンというか、そういったものを町独自で取り組んでいらっしゃったようであります。考えてみますと、今回のように短期で政策をつくろうとすると弾力的な運用が必要になってくるわけですが、紙のクーポン券というのは、偽造の防止のために特殊な印刷などが求められて、コストにしても、また手間にしても非常に時間がかかるというふうなイメージを聞きました。そういう意味では、弾力的に対応することがなかなか難しい、時間がかかると。一方で、電子化をしたものによるとそういったところが非常にフレキシブルにできる、また、電子的なものであると期限を区切るということも、自動的に、電子的にできるということもありまして、非常に便利だということを伺ったところであります。  こういうことを考えると、知事がかねてから訴えていらっしゃるDXの推進ということが県内隅々にまで行き渡ることによってやはり様々な政策が実現しやすくなってくる、効果を上げやすくなってくるということを感じた次第です。どうでしょうか、戦略セールス局長の立場から、今回の政策の実施に当たって考える今後の課題みたいなものも何かありましたら、ぜひお示しいただきたいと思います。 ○萩原渉 議長 戦略セールス局長、時間30秒です。 ◎佐藤武夫 戦略セールス局長 ありがとうございます。議員御指摘のとおり、みなかみ町でそういった電子クーポンの発行を検討しているということについては承知しているところでございます。観光におけるDXの推進という意味では、まさにぴったりくる政策なのかなというふうに考えております。紙と比べまして準備期間の大幅な短縮ですとかコスト削減が図れますので、こうした取組を参考に、ぜひ将来的には県内に広げていきたいというふうに考えてございます。  また、愛郷ぐんまプロジェクト1弾、2弾を通じて、経験、実績がいろいろ蓄積されましたので、市町村や観光団体と連携いたしまして、いわゆるニューノーマルに対応した観光地づくりというものに今回の取組がつながるように心がけていきたいというふうに考えてございます。 ○萩原渉 議長 時間です。 ◆水野俊雄 議員 ありがとうございました。新しい群馬の未来をつくるための事業にしてください。どうもお世話になりました。(拍手) ○萩原渉 議長 酒井宏明議員御登壇願います。           (酒井宏明議員 登壇 拍手) ◆酒井宏明 議員 日本共産党の酒井宏明です。通告に従い、質問をいたします。知事、お願いします。 ○萩原渉 議長 知事、答弁席へ。           (山本一太知事 登壇) ◆酒井宏明 議員 愛郷ぐんまキャンペーン第2弾の実施時期について伺います。  県内の新型コロナウイルスの新規感染者は、下げ止まりというよりも、リバウンドの様相を見せております。また、感染力がより強いとされる変異株の感染患者も増えております。全国的な状況、特に東京など関東近県の感染状況を見ても全く予断を許さない、そういう状況ではないでしょうか。第2弾の実施時期を1週間後の26日としております。第1弾のときと比べて明らかに感染が収まっていない時期での実施となります。愛郷キャンペーンは、県内での感染が広がっていないのが大前提であったはずではないでしょうか。この時期の実施は、誤ったメッセージを県民に発することになりかねないというふうに思います。現に県民の中で第4波への懸念の声が上がっております。感染が収まってから実施すべきではないでしょうか。 ◎山本一太 知事 酒井県議の御懸念はよく分かります。リバウンドの可能性には常に警戒をしなければいけないと思いますし、変異株が広がっていることにも注意しなければいけないと思います。他方、これだけ長い間、県内で時短要請をやり、飲食店の方々に自粛をお願いし、しかも、県民の皆さんに不要不急の自粛、外出自粛要請ということをずっとやってきて、県民の方々も、物理的なものだけじゃなくて、精神的にもかなり厳しい状況に置かれているというところがあって、やはりどこかでベクトルを変えたいという思いもあります。地域経済対策が必要だという点についてはきっと酒井県議も同じお気持ちだと思うんですね。では、タイミングがいつかというとこれがなかなか難しい、どこをもって下げ止まりにするのかというのはとても難しいと思うんですが、全体の状況を見たところ、総じて落ち着いてきていることは確かだし、来週から警戒度2のところがかなり多くなってくるということを考えると、やはりここで実施するべきではないかと。さっき効果の話も金子県議の御質問の中にありましたが、宿泊事業者の方々もこの時期が一番いいというふうに思っていらっしゃるということもあって決断をさせていただきました。  ただ、先ほども申し上げましたが、例えばクラスターなんかが発生すると一番影響の多い高齢者施設とか、あるいは外国籍のコミュニティーの方々に対する対応みたいなものは、より今強化をしておりますので、ここら辺はしっかりと強化をしながらもちろん進めていきたいと思いますけれども、今後、よほど感染者が急増するとか、これはなかなか難しいという状況になったときには、全体をよく見て、これは事業をいったん見合わせるとか延期するとか、そういう可能性はもちろんあるというふうに思っています。私としては、できればここでいろんな対策を講じながらベクトルを変えていきたいなという思いを持っています。 ◆酒井宏明 議員 今、延期の可能性にも触れられましたけれども、万一、感染が広がるようなことになれば本当に知事の責任が問われるというふうに思います。この政策自体には賛成ですけれども、やはり問題は、開始時期だというふうに思います。予算だけ組んでおけば、開始時期をずらしても観光業を応援するという県のメッセージは十分伝わるのではないかというふうに思います。現在、一昨日は27人、昨日は25人ということで、これが本当に収まるかどうかということが大事で、専門家の意見も聞きながら、県民の不安に感じる、そういう県民感情も踏まえながら実施しても遅くはないかというふうに思います。実施時期にこだわるのなら、残念ではありますが、この一点で反対を表明せざるを得ないということを申し添えて、質問を終わりたいというふうに思います。  ありがとうございました。 ○萩原渉 議長 以上で質疑を終結いたします。   ● 議案の常任委員会付託 ○萩原渉 議長 ただいま議題となっております第106号及び第107号の各議案につきましては、あらかじめお手元に配付の常任委員会所属議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。   ● 休     憩 ○萩原渉 議長 暫時休憩いたします。     午後0時29分休憩     午後1時23分再開   ● 再     開 ○萩原渉 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。   ● 常任委員長報告 ○萩原渉 議長  △日程第5、第106号及び第107号の各議案を議題とし、常任委員長の報告を求めます。  産経土木常任委員会星名建市委員長御登壇願います。           (産経土木常任委員会 星名建市委員長 登壇 拍手) ◎産経土木常任委員会(星名建市 委員長) 産経土木常任委員会委員長の星名建市です。本委員会に付託されました第106号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」及び第107号議案「令和2年度一般会計補正予算」の審査経過と結果について、御報告を申し上げます。  本案件は、新型コロナウイルス感染症の影響により傷んだ地域経済を早急に立て直す必要があることから、予算に追加して、観光振興施策、愛郷ぐんまプロジェクトの第2弾「泊まって!応援キャンペーン」を実施しようとするものです。  まず、宿泊施設に対する「ストップコロナ!対策認定制度」の普及について質疑がありました。  次に、感染が拡大した場合の事業の一時中断や延期の判断について質疑されました。  次に、本キャンペーンと連動した市町村独自の取組や現金での宿泊代金の支払い方法について質疑されました。  次に、キャンペーンに参加する宿泊施設の公表時期や宿泊施設から宿泊者へキャンペーンの活用を案内するよう要望されました。  なお、第106号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」及び第107号議案「令和2年度一般会計補正予算」に関しては、県内の現在の感染状況を踏まえると、施策としては賛同するが、1週間後の開始時期にこだわるのであれば、反対する旨の討論がございました。  以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました議案は、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               産経土木常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第106号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳     出         第 10 款 産業経済費 第107号議案 第1表 債務負担行為補正                              【以上、多数をもって可決】          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 総務企画常任委員会川野辺達也委員長御登壇願います。           (総務企画常任委員会 川野辺達也委員長 登壇 拍手) ◎総務企画常任委員会(川野辺達也 委員長) 総務企画常任委員会、川野辺でございます。総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、御報告を申し上げます。  第106号議案「令和3年度群馬県一般会計補正予算」の歳入に関しまして、まず、地方創生臨時交付金の活用状況が質されました。  次に、愛郷ぐんまプロジェクト利用期間終了前に30万人泊に達した場合の財源について、質疑されました。  さらに、当該事業を当初予算に計上しなかった理由や財政調整基金を財源としなかった理由について、当局の見解が求められました。  以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、申し上げまして委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               総務企画常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第106号議案 本文 第106号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  1 歳     入         第 9 款 国庫支出金 第107号議案 本文                                【以上、全会一致可決】          ────────────────────────── ○萩原渉 議長 以上で常任委員長報告は終了いたしました。   ● 討     論 ○萩原渉 議長 これより討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。   ● 採     決 ○萩原渉 議長 直ちに採決いたします。  まず、第106号議案について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立多数であります。よって、第106号議案は委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、第107号議案について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○萩原渉 議長 起立多数であります。よって、第107号議案は委員長報告のとおり可決いたしました。   ● 特定事件の継続審査
    ○萩原渉 議長  △日程第6、特定事件の継続審査の件を議題といたします。  会議規則第74条の規定により、各委員会の閉会中の継続審査特定事件について、あらかじめお手元に配付の一覧表のとおり申出がありました。  お諮りいたします。  本件は、申出のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○萩原渉 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。          ──────────────────────────              閉会中継続審査(調査)特定事件申出書 総務企画常任委員会  厚文第11号 分煙環境整備の財源は地方たばこ税によるものとすることを求める請願  1 新たな重要施策の企画・立案について  2 情報発信について  3 デジタル技術の利活用の推進について  4 地域外交について  5 総合行政の推進について  6 自主財源の伸長について  7 公有財産の維持管理について  8 危機管理・防災対策について  9 市町村の振興について 厚生文化常任委員会  第5号 保育の充実を求める請願  第12号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の充実を求める意見書の提出についての請願  1 地域振興について  2 移住、定住及び外国人活躍推進について  3 芸術文化の振興と文化づくりの推進について  4 スポーツ振興について  5 県民生活・消費者行政・県民防犯の推進について  6 県民の自発的な活動との連携について  7 人権・男女共同参画政策の推進について  8 私学振興・児童福祉について  9 少子化対策・青少年健全育成の推進について  10 保健・医療・福祉の総合調整について  11 社会福祉・社会保障の充実について  12 保健医療対策の充実について  13 食品の安全確保・安心の提供について  14 生活衛生対策の充実について  15 県立病院の充実について 環境農林常任委員会  1 環境対策について  2 林業振興対策について  3 食料・農業・農村振興対策について  4 農林漁業災害対策について 産経土木常任委員会  第1号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願  第8号 吉岡町と渋川市を結ぶ道路整備についての請願  第9号 県道前橋長瀞線柳瀬橋における渋滞緩和についての請願  第17号 小規模企業の資金繰りを支援する請願  第22号 中心市街地活性化対策等の拡充と街なか居住の推進についての請願  第24号 市街地再開発事業の更なる推進についての請願  第28号 「全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願  1 中小企業の振興について  2 企業誘致の推進について  3 観光物産の振興について  4 労働者支援と労働環境整備について  5 雇用対策の推進について  6 MICE推進・コンベンション施設整備について  7 コンテンツ産業の振興について  8 道路・橋梁の整備促進について  9 交通対策について  10 河川・砂防対策の促進について  11 八ッ場ダムの建設と生活再建について  12 都市計画・建築・住宅・下水対策について  13 災害復旧対策について  14 公営企業の推進について 文教警察常任委員会  第1号 学校給食費の無料化を求める請願  第4号 公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入するための条例制定に反対する請願  1 教育施設の整備促進について  2 教育体制の確立について  3 社会教育の推進について  4 学校体育・保健について  5 警察体制の確立について  6 警察署等の整備促進について  7 交通事故防止対策について  8 災害救助対策について  9 高齢者犯罪対策について 議会運営委員会  1 定例会・臨時会の開催に関すること  2 会期に関すること  3 会議における質問者の数、時間及び順序並びに緊急質問に関すること  4 委員その他役員の各党派又は会派の割り振りに関すること  5 常任委員会の調査に関すること  6 特別委員会の設置及び廃止に関すること  7 議長の諮問に関すること  8 その他議会運営上必要とする事項に関すること          ──────────────────────────   ● 教育長退任あいさつ ○萩原渉 議長 ここで、笠原寛教育長から退任の挨拶を願います。           (笠原 寛教育長 登壇 拍手) ◎笠原寛 教育長 教育長の笠原でございます。私の教育長退任に当たりまして、まずもって萩原議長様、そして、議員の皆様方に、こうした御挨拶をさせていただく機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。  平成28年に法改正を受けました新たな教育委員会制度の下、議会の皆様方の御同意をいただきまして、教育長を2期にわたって務めさせていただきましたこと、改めて御礼を申し上げます。この間、特別支援学校の整備、また県立高校の再編整備、そしてまた小中学校の少人数学級の推進、そしてまた学校におけますICT活用の促進など、子どもたちの教育環境の整備に関わります大変大きな課題に携わさせていただきましたこと、本当にやりがいを持って職務に当たることができました。ただ、そうした中で、未来に無限の可能性を持った本県の児童生徒の命が失われるという大変痛ましい大きな事件、事故もございました。我々教育関係者は、子どもたちの命を守り、安全を確保することは最大の責務でありますが、今なお、胸が締めつけられる思いであります。二度とこうしたことが繰り返されないことを本当に心の底から願っております。  そして、本日、来年度予算、そしてまた第2期群馬県教育大綱など、様々な議案の議決をいただきました。この4月からは、いよいよ山本知事の下で策定されました新しい群馬県の総合計画がスタートをいたします。そして、教育イノベーションも本格的に動いていくこととなりました。そしてまた本日、平田新教育長が選任をされました。平田新教育長の下で、本県の教育が一層充実したものになるものと確信をいたしております。  任期途中の辞職ではありますが、群馬県政の今後のますますの発展と、議員の皆様方の御健勝とますますの御活躍を祈念申し上げまして、辞職に当たりまして、私からの御礼の御挨拶とさせていただきたいと思います。本当にこの間、お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
    ○萩原渉 議長 以上で笠原教育長の退任挨拶は終わりました。大変御苦労さまでございました。   ● 閉     会 ○萩原渉 議長 以上をもって、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  よって、ただいまをもって令和3年第1回定例会を閉会いたします。   ● 閉会のあいさつ           (萩原 渉議長 登壇) ○萩原渉 議長 閉会に当たり御挨拶を申し上げます。  2月17日に開会した今期定例会は、ただいまをもちまして、上程された全ての案件を滞りなく議了し、閉会の運びとなりました。  議員各位をはじめ、執行部並びに報道機関の皆様の御協力に対し厚く御礼を申し上げます。  さて、未曽有の自然災害となりました東日本大震災の発生から、今月11日で10年を迎えました。当時、草津温泉をタンクローリーに入れ、被災地の避難施設に温泉を届け、大いに喜んでいただいたり、津波による被災現場のあまりにもすさまじい光景に衝撃を受け、言葉も出なかったことを思い出します。今日に至り、未だにふるさとに戻ることのできない人々の心中をお察ししますとともに、改めて危機管理体制の構築に決意を新たにしたところでございます。  また、この1月には国の再度の緊急事態宣言が発出され、本県におきましても感染拡大防止への取組に全力を挙げてまいりました。そのような中、県民の皆様の御協力により新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が減少し、病床稼働率も大幅に改善したことから、県独自の指針に基づく警戒度が多くの市町村において引き下げられました。さらに、先月からは医療従事者へのワクチンの接種が開始されました。この感染症の終息のためには、ワクチンの接種により多くの県民の皆様の免疫力を高めることが必要であります。全ての県民の皆様への安全・安心なワクチンの接種、感染防止対策を図り、県民の皆様の生活、文化、経済を取り戻すために、私たちも全力を尽くしてまいります。  今期定例会では、令和3年度当初予算や新型コロナウイルス感染症対策などをはじめとして、県政全般にわたり活発な議論が交わされました。  さらに、各常任委員会の積極的な取組により犯罪被害者支援の充実を求める意見書などの意見書を提出する運びとなるとともに、特別委員会からは、これまでの議論、調査を踏まえ、知事に対し群馬県の行財政改革に関する提言ほか2件の提言がなされるなどの成果が示されました。  県議会といたしましては、今後も県の施策に対する提言を積極的に行うとともに、執行部と連携、協力を図りながら、様々な課題にしっかり取り組んでまいります。  さて、執行部におかれましては、今年度末をもって退職される職員の皆様の長きにわたり県政を支えていただきました御労苦に対し、心から感謝と敬意を表します。今後も県政発展のためにお力添えいただくとともに、健康に御留意され、それぞれの立場でますます御活躍されることを期待しております。  寒い冬がようやく過ぎ去り、日に日に日差しが暖かさを増し、木々や花々の芽吹きとともに、希望に満ちあふれた季節が訪れようとしています。  議員各位におかれましては、健康には十分に御留意いただき、引き続き本県の発展のため御活躍されますことを御祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。お疲れさまでした。(拍手)     午後1時37分閉会...