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令和 2年第2回定例会総合計画に関する特別委員会−06月11日-01号

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  1. 群馬県議会 2020-06-11
    令和 2年第2回定例会総合計画に関する特別委員会−06月11日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 2年第2回定例会総合計画に関する特別委員会−06月11日-01号令和 2年第2回定例会総合計画に関する特別委員会 委員会の名称 総合計画に関する特別委員会 開催場所   401委員会室 開議年月日時 令和2年6月11日 午前10時 散会年月日時 令和2年6月11日 午後1時28分 会議の目的  令和2年第2回定例会        委員長 中沢丈一   副委員長 井下泰伸  委員 橋爪洋介 出席委員   委員  星名建市   委員   水野俊雄  委員 あべともよ        委員  小川 晶   委員   伊藤 清  委員 松本基志        委員  入内島道隆  委員   相沢崇文  委員 神田和生 欠席委員   なし 執行部等出席者       【知事戦略部】        知事戦略部長 田子昌之        戦略企画課長 新井 薫        未来創生室長 古仙孝一       【産業経済部】        産業政策課長 山田浩樹       【教育委員会
           総務課長   上原克之 △開議 ○中沢丈一 委員長   ただ今から、総合計画に関する特別委員会を開きます。本日の委員会は、お手元に配付の次第により、審査を行います。 △委員長あいさつ中沢丈一 委員長   (委員長あいさつ)  なお、本日の審査風景については、7月1日(水)に放送予定議会広報番組県議会リポート2020」で放送するため、群馬テレビからテレビカメラによる撮影の申し出があり、これを許可しました。また、議会広報のため、議会事務局職員カメラによる撮影を行いますので、御承知置き願います。 △座席の指定 ○中沢丈一 委員長   はじめに、座席の指定を行います。委員会室の座席は、ただいま御着席のとおり指定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)  さよう決定いたします。 △委員自己紹介中沢丈一 委員長   今回は、今年度はじめての委員会でありますので、委員の皆様の自己紹介をお願いします。  (副委員長から順次自己紹介) △執行部あいさつ中沢丈一 委員長   次に、執行部を代表して知事戦略部長からあいさつ願います。  (田子知事戦略部長あいさつ) △付議事件の説明  次に、付議事件に係る説明を執行部からお願いします。 ◎古仙 未来創生室長   (配付資料1、2により順次説明)  以上で説明は終わりました。 △付議事件の質疑 ○中沢丈一 委員長   これより質疑に入ります。申し合わせにより、質疑時間は1人20分以内で行います。質疑及び答弁におかれましては、簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆橋爪洋介 委員   ビジョンの案に「始動人輩出県」という項目があり、「始動人」については何ページかにわたって書いてあるので、知事相当力が入っていると理解しているが、これまでの「皆が走る競争で強い人」については、どのように評価・理解しているのか。 ◎田子 知事戦略部長   人口が増え、大量生産大量消費を行う高度成長期には、同じ目標に向かってできるだけ早く到達できる人が評価された。これは、その時代には最適のシステムであったと考えている。しかし、人口が減少し、右肩上がりの成長が望めない時代では、目標自体が多様化しているので、いろいろな方向に走る人がいてよいと考えている。そういう意味で、他人が目指さない領域で自ら考えて動き出す人を育てる時代になっていると考えている。 ◆橋爪洋介 委員   国がゼロの状態から成長を目指していく過程においては、こういった従来型の教育システムというのは非常に効率的で、あるべき姿だったと思うし、それを否定するわけではない。他人が目指さない領域で動き出す人、こういった人たちにもチャンスを与えようという趣旨だと理解しているが、どのように進めていくのか、具体策はあるのか。 ◎田子 知事戦略部長   具体的には検討を始めたところであり、実際に施策を担う教育委員会と調整しながら進めていくが、例えばデジタル化グローバル化を意識した取組が考えられる。デジタル化については、群馬県では1人1台パソコン環境整備が進められているが、それを活用することが大事である。単にデジタルツールを使いこなすだけでなく、自ら考え動き出す人をどのように育てていくか、群馬県独自の取組を行っていくことが重要だと考えている。また、今回のコロナでの休業を踏まえ、自ら学ぶという仕組みを導入する必要があると考えている。 ◆橋爪洋介 委員   物を揃えるだけでなく、どのように運用していくかが問われていく。教育デジタル化を含む教育イノベーションは、市町村教育委員会とどのように連携して進めていくのか。 ◎上原 教育委員会総務課長   小学校から高等学校まで一貫したICT教育のため、市町村教育委員会と連携して1人1台パソコン環境の整備を行い、活用していくことを考えている。 ◎田子 知事戦略部長   教育イノベーション自体は、小中高学校教育に限られた話ではなく、幼児や社会人も含む幅広い概念であると考えている。学校を変えていくだけでなく、デジタル化の中で県民全体に方向を示すということも含んでいる。 ◆橋爪洋介 委員   県内学校教育イノベーションは、生涯教育も含めた形になるのか。 ◎田子 知事戦略部長   広く言えばそういうことだが、よく検討していきたい。小中高に限定してのことではない。 ◆橋爪洋介 委員   私立学校にも協力を求めていくのか。 ◎田子 知事戦略部長   今後検討していくが、ビジョン自体が県全体の方向性を示すものなので、私立学校にも理解を求めていくことになると思う。 ◆橋爪洋介 委員   私立学校は既に独自の努力もしている。教育委員会市町村私立学校等教育全般に関わる様々な方たちの意見をよく聴いていただきたい。実際に何をしていかなければいけないのかを理解していただかないといけないので、その辺は丁寧にお願いしたい。資料1のシート41で島根県立隠岐島前高校が紹介されているが、視察に行ったのか。どのような経緯で掲載されているのか。 ◎田子 知事戦略部長   コロナ禍の影響もあるが、ビジョン策定のために視察に行ってはいない。 ◎古仙 未来創世室長   総合計画策定懇談会のメンバーに入っていただいている太田氏の意見を踏まえ、ビジョンに取り入れたところである。 ◆橋爪洋介 委員   太田氏とは、どのような人物か。 ◎古仙 未来創世室長   太田直樹氏は会社代表であるが、経験を買われて総務大臣補佐官をしていた方である。 ◎田子 知事戦略部長   現在は、高市総務大臣政策アドバイザーをしており、国のデジタル政策等に詳しい方である。 ◆橋爪洋介 委員   経歴の確かな方が例示として示されるので間違いないのだろうが、20年間残るビジョンに掲載するものなのだから、県として実際に確認したほうがいいのではないか。 ◎田子 知事戦略部長   意見を踏まえて検討したい。 ◆橋爪洋介 委員   総合計画基本計画について、地域版アンケートはどのぐらいの世代や回答数を想定しているのか。 ◎古仙 未来創生室長   世代は全世代を対象にすることを想定している。インターネットだけでなく紙によるアンケートも実施し、高齢者の方にも配慮した形で実施していきたいと考えている。 ◆橋爪洋介 委員   新しくなった県広報も貴重な紙媒体なので活用していただきたい。全世帯配布されるものなので、世代別情報提供に配慮いただきたい。教育イノベーションについては、古い教育を受けた今の学校現場の教師に、どのようにアドバイスをして、ビジョンを理解してもらい、実現していくか、教育委員会指導力が大きな力になる。  地域別意見交換会については、市町村合併後の新市建設計画市町村総合計画等により、各市町村が抱える課題や要望を事前によく把握し理解してから開催して、実りのあるものにしてほしい。 ◆星名建市 委員   意見交換会はどのような形でやっていく予定なのか。 ◎古仙 未来創生室長   意見交換会は、「地域別懇談会」と「地域別意見交換会」の2つを行う予定である。地域別懇談会は、知事自ら市町村長や県議に直接ビジョンを説明する。ただし、新型コロナの状況を踏まえ、オンラインでの開催を考えており、開催の単位や規模については現在検討中である。地域別意見交換会は、基本計画に関する内容について、より具体的な議論をしたいということで、県、市町村の幹部や県議や関係団体の方に出席いただき、できれば対面で開催するが、新型コロナの状況によってはオンライン開催になる。 ◆星名建市 委員   橋爪委員からも話があったが、事前にある程度書類で内容を伝えておいてもらい、オンラインの会議に出たときには、しっかり議論ができるような準備を今から進めておいてもらいたい。今は最上位計画がない状況であり、「全力疾走366プラン」が10月に総合計画ができるまでの繋ぎになっている。中沢委員長から大雑把なスケジュール案を示していただいたが、コロナウイルスの影響で基本計画策定時期が延びることに伴って、「全力疾走366プラン」を修正することになるのか。 ◎古仙 未来創生室長   必要に応じてそこの部分も検討していくということになる。 ◆星名建市 委員   20年後を目指した総合計画ビジョンがあって、10年間を見据えた基本計画で、5年ごとに見直すということになっているが、コロナのような大きな問題が生じれば、計画通りには進まなくなってしまう。毎年毎年検証すべきと思うがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   毎年度しっかり検証を行う予定である。コロナのような問題があれば見直しも必要となるが、原則は記載の通りである。 ◆星名建市 委員   みんなが本当に納得する方向を示すものが総合計画だと思うので、そのようなことも踏まえて、これから議論を重ねていただきたい。 ◆水野俊雄 委員   まず、いくつか申し上げたい。ビジョンはこのパワーポイントの体裁ではなく、文字に起こされていく過程で内容が深まっていくものと考えている。例えば、資料1のシート27や29に縦軸と横軸を使ったロードマップ概念図があるが、SDGsの横軸のレベル3や4に優先順があるものではないと理解している。必要な施策については、様々な分野で同時進行的に手を打っていかなくてはならないのであり、ロードマップに落とし込むときには、厳に注意をしていただきたい。また、「始動人」についてもこれから議論が深まっていくものと考えるが、ある特定のスタイルの人を伸ばしていくという記述の背後には、そのスタイルになれない人に対する眼差しがなくてはならない。SDGsの「誰一人取り残さない」社会を標榜するのであれば、「始動人」になれない人はどうするのかという視点を持たなくてはならない。そのような人に対しても、教育人材登用において平等に力強く支えていくというのが当然あった上で、群馬県では突出した能力のある人を引き上げていくということだと確信している。全ての人の教育環境を保障するということは必ずどこかに明記していただきたい。質問に移るが、withコロナアフターコロナを考慮した産業振興基本計画策定について、現時点の考え方方向性について伺いたい。 ◎山田 産業政策課長 
     産業振興基本計画については、新総合計画ビジョン内容を踏まえた上で、基本計画と同時期の策定を目指している。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、ライフスタイルや仕事の仕方の変化が加速していくことを踏まえた内容にしていく。また、新型コロナウイルス感染症による影響を受けている県内の中小・小規模事業者への手厚い支援や、基幹産業であるものづくり産業をはじめ、強い県経済を作っていくための施策にも取り組んでまいりたい。 ◆水野俊雄 委員   ライフスタイルの変化が様々ある中で、知事の言っている「県民幸福度を引き上げる」というところにぜひ注力していただきたい。その一つが、女性が輝く時代をさらに開いていくことであり、働き方や待遇などについて産業界に働きかけて理解をいただいて群馬県を変えていく余地もたくさんあるだろうと思うので、要望したい。次に教育デジタル化取組状況について伺いたい。 ◎上原 教育委員会総務課長   5月補正予算で、ICTを活用した家庭学習支援体制を早急に導入するため、今年度中に県立高校で1人1台パソコン環境を整備することとし、現在、調達の準備を進めている。小中学校においても、市町村と連携し、今年度中の1人1台パソコン環境の整備に取り組んでいる。また、教員向けの研修が始められるよう、総合教育センターで準備している。 ◆水野俊雄 委員   デジタル化に伴って、どういう人材を育成するかというところを問いたい。教育デジタル導入により、子供たちにはデジタルを使いこなしていってもらいたいが、デジタルに使われる子供が増えてしまうのではないかという心配もある。現在の子供たち基礎的読解力が落ちている。本当に足元の教育の基本的な部分をきちんと担保する、保障するということで、基礎的読解力の向上が必要と考えるがどうか。 ◎上原 教育委員会総務課長   小学校の1年生から、朝読書やボランティア等による読み聞かせを通して、本に親しむ習慣を身に付けさせている。授業では、文章から必要な情報を取り出したり、複数の文章を比較して読んだりすることを通して、語彙を増やし、文章を的確に読み取る方法を身に付けさせており、コミュニケーション力の向上につなげるとともに基礎的読解力の向上に取り組んでいる。 ◆水野俊雄 委員   AIは論理と統計と確率で動いており、考えているように見せているだけである。そういった仕組みを知らずに信じる子供を増やしていってはいけない。子供たち言語能力の多くは環境によって身に付けられると言われており、子供たちを取り巻く社会の変化が言語能力にダイレクトに響いている。教育が一手に引き受けていかなくてはならない大変さがあると思うが、AIに負けない子供たち教育に全力を挙げて取り組んでいただきたい。最後に部長に伺うが、やはり人材育成が重要だ。県庁内でデジタルトランスフォーメーションを進めているが、デジタルやその世界のことについて理解のある人間を地道に組織内に育てていかないと、その技術を使いこなせることにはならないのではないか。正しい論理や正しい言語能力ということをきちんと意識していかないと、実際には頓珍漢なデータベースを作っている可能性もある。デジタルトランスフォーメーションにおける人材育成はどうか。 ◎田子 知事戦略部長   今年の4月にデジタルトランスフォーメーション課業務プロセス改革課ができた。デジタルトランスフォーメーション課は、産業や県民生活等デジタルトランスフォーメーションにより良い方向へ変えることを所管し、業務プロセス改革課では県庁のデジタル化を所管している。まずは、県庁内からしっかりと人材育成に取り組む必要があると考えている。 ◆水野俊雄 委員   きちんとプログラミングのことが分かる人材を育てていくことが必要になると思うので、時間はかかるかしれないが、よろしくお願いしたい。最後になるが、ビジョン内容基本計画や各部の最上位計画に落とし込まれていく。ビジョン内容が予算の重点配分や政策の強弱に反映されていくと信じている。委員会で出た議論についても県民意見として受け止めていただき、書くべきことはしっかりビジョンの中に盛り込んでいただくようお願いしたい。 ◎田子 知事戦略部長   特別委員会での議論は、知事、副知事等にも伝え、検討をしていきたい。 ◆あべともよ 委員   今回から委員会に参加し、過去の資料も見たが、色々な考えがたくさん盛り込まれていて、焦点が分からなくなってしまっているところがあるのではないかと感じている。そういう意味から、基本的なところを確認しながら質問させていただきたい。総合計画県民のために作るものであり、群馬県が何を目指して、どうやって県政を動かしていくかを示すものだが、あくまで、このビジョン山本知事率いる群馬県がどういうことを目指すのかをまとめたもので、それを県民に理解していただいて、あるいは関係の方に理解していただいて、一緒になって進んでいくためのものだと思うが、そういう解釈でよいか。 ◎古仙 未来創生室長   総合計画は当選した知事の公約を、地方自治体である県の方針として再構築するものである。計画策定に当たっては、様々な方の意見を取り入れて、分かりやすい内容にしていきたいと考えている。 ◆あべともよ 委員   今までの総合計画とは違って今回の総合計画バックキャスティング方式策定するということだが、バックキャスティング手法とは、ある時点においてこういう姿を目指すということを決定した上で、それをその時点に達成するためには、今どういうことをしていけばよいかということを考えていくものと捉えている。総合計画バックキャスティング思考策定するに当たっては、まずは目標設定が最も重要であると考えるがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   目標設定は重要であると考えている。前回の総合計画計画期間が4年間と短期のため、現状から目標に向かって積み上げていくフォアキャスト思考策定したが、新・総合計画は20年という長期のため、20年後の姿を先に示し、そこに向かってどのように進んでいくかというバックキャスト思考策定している。 ◆あべともよ 委員   この目標設定のところで合意が取れないと、バックキャスティング手法は先に進まないと思う。私が第1回定例会知事に質問したところ、衣食住が満たされ、安心して生活できることに加えて、やりたいことができる充実した時間があることが幸福であるとの答弁があった。総合計画県民幸福度の向上を目標としているが、何をもって幸福とするかということだ。目標を「幸福度の向上」としていても、その幸福は何かということがはっきりしていなければ、どういう社会を目指しているのかということが、言葉として書いてあっても伝わってこない。幸福の定義を明確に示す必要があると考えるがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   幸福の定義はビジョンに記載しており、詳細については基本計画で示す予定である。 ◆あべともよ 委員   幸福の定義は、知事考え方が基本になっていると思うが、現在の幸福度がどのくらいで、例えば20年後なら20年後にそれをどこまで持っていくのかということがないとスタートできない。幸福度については、指標が検討中ということだが、状況はどうか。 ◎古仙 未来創生室長   県民幸福度指標化については、複数の指標を網羅的に掲載するダッシュボード型で指標化を進めていくという方向性は決まっているが、具体的な検討は、基本計画策定と並行して進めていきたい。 ◆あべともよ 委員   ここがバックキャスト的と言いつつ、フォアキャスト的になっている部分ではないかと思う。どこを目指しているかということがはっきりしていないのに、そこに向かったロードマップを作るということは難しいと思う。ビジョン検討案では、実質的に幸福度の指標がSociety5.0とSDGsの2つの軸によって示されていると思うがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   幸福度SDGs考え方に近いものがある。「全力疾走366プラン」では、県民幸福度の向上はSDGsの枠組みで考えている。SDGsを推進することで衣食住レベルが上がり、Society5.0のレベルが上がることで価値を生む力が上がっていくと考えている。 ◆あべともよ 委員   SDGsを指標とすることはよいことだと思う。しかし、SDGsの軸は時間軸ではない。幸福度の向上をSociety5.0とSDGsの2つの軸で表すということに無理があるように思う。例えば、ドーナツ経済について、輪になっていて色々な方向目標があって、この中に当てはまるような形で経済を進めていくという説明があったが、そういった表現を用いた方が正確に表せると考えるがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   ドーナツ経済学SDGs考え方は酷似している。ドーナツ経済学SDGs経済成長を前提としているものであるが、経済成長だけを追い求めるのでなく、世の中を良くするための必要な制約の中で、経済活動を行っていくものである。したがって、ドーナツ経済学考え方SDGsに当てはめて考えている。ビジョンではSociety5.0とSDGsの2つの軸の中で特に重点的に取り組むものを記載しているが、その他の重点施策についても基本計画の中でロードマップを示す予定である。 ◆あべともよ 委員   どうにかして示さなくてはいけない色々な方向性があって、これを一つの図に表すことが難しいということは分かるが、先ほど水野委員からも話があったように、時間軸でないものをこういう時間軸のように書くと誤解が生じやすいのではないか。また、Society5.0とSDGsは2030年までの取組であることから、2030年以降の群馬県の方向性は、この2つの軸では表せないと考えるがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   Society5.0の考え方が今後大きく変わるようなことがあれば、検討の必要があると考えるが、Society5.0はデジタルトランスフォーメーションを象徴的に示したものであり、デジタルトランスフォーメーションを社会全体として考えるという国の考えに基づき採用した。Society5.0のレベルは、デジタルトランスフォーメーションの進展により上がっていくものとしており、デジタル技術によって社会が少しでも良くなることを示している。 ◆あべともよ 委員   先ほど確認したように、この総合計画山本知事の県政の運営方針を示したものだと思う。計画期間を20年としたときに、20年後に目標を置くのであれば、そのときに山本知事知事としているか、あるいは山本知事県政運営の方針を引き継ぐ方がいないと到達させることができないのではないか。目標を掲げるとして、達成することについての責任はどうか。もちろんそういうことで進めていくわけだから、ある程度のところまではやっていくと思うが、目標を立てるということは、20年後までにそれを達成するということと捉えてよいか。 ◎古仙 未来創生室長   計画期間を20年としたことについて、事務的にお答えしたい。変化が激しく、人々が先行きに不安を感じている時代においては、行政が将来の方向性を示す必要があり、計画期間は長期にすることとした。また、2040年は高齢者人口さえも減少に転じる大きな人口構造の変化が始まる年であり、まずは2040年までの20年間の見通しを立てることとした。 ◆あべともよ 委員   ということは、ビジョン目標ではなく、方向性を示すものということでよいか。 ◎古仙 未来創生室長   ビジョンは理念、哲学を示すものである。達成度KPIで計るものであり、KPIについては基本計画で設定する。 ◆あべともよ 委員   そうであれば、ビジョンの一番大事な部分として、理念や哲学がしっかり伝わるようにして策定してほしい。今回、新型コロナウイルスを踏まえて内容を変更しているが、この考え方も10年後、20年後にはどうなっているか分からない。「3つの基本姿勢」の記載がなくなったことや目標設定も含めて、もう一度検討してほしい。 ◆小川晶 委員   ビジョンについてはたくさんの要素を盛り込んでいただいたが、あべ委員も指摘したように、逆に盛り込み過ぎていて、整理するのが大変だなと感じるところがある。今回の資料は、変化の見通しと目指す姿とロードマップということでまとめていただいており、一番大事なのは「目指す姿」だと思う。令和2年第1回定例会での資料は分かりやすく「目指す姿」が書かれていたが、今回の資料では、何を目指して、どういうことを果たしていくのかが分かりにくくなっている。もう一度説明してほしい。 ◎古仙 未来創生室長   まず、前回から大きく変わったところは、20年後の将来像として「官民共創コミュニティ」とロードマップを追加した。コロナの影響を踏まえ、3つの自立の概念を進化させ、進むべき方向性を、価値を生む力のSociety5.0軸と安全性・持続性のSDGs軸として整理してお示ししている。県民幸福度向上を目指すことについては、前回と変わっていない。 ◆小川晶 委員   何が一番大事なのか、この書き方では分かりにくく、順番が逆だと思う。「県民幸福度向上を目指す」というところが一番にあって、それに向かって「ニューノーマルを先導する群馬県を目指す」、そのための手段として「デジタルトランスフォーメーションSDGsという視点で進める」という順番であれば分かる。「デジタルトランスフォーメーション」と「SDGs」が目的になっているように感じる。手段と目的がはっきり分かるように、県民幸福度が一番上に来るような形で書き方を工夫してもらえるとよいのではないか。最初に出てくる「自立分散型社会の実現」はキーワードになると思う。仮称であるが副題にもあるキーワードは、目指す姿の中で書かれているか。 ◎古仙 未来創生室長   官民共創コミュニティの取組の中で自立分散型社会を実現していくという考え方を示している。 ◆小川晶 委員   「自立分散型社会の実現」や「始動人」といった大事なキーワードが目指す姿の中であまり出てこなくて、変化の見通しロードマップの後半部分に出てきており、目指す部分がどこなのか分かりにくい。最終的な目標になる部分は、目指す姿の中に整理して出してもらいたい。そうではない手段や仮定の部分とごっちゃになっている感じがあって、分かりにくいと感じた。「始動人」もいれば、そうでない人もいる。県民全員が活躍できる状況を作っていくこと、併せて自立分散型社会を作っていくことが大きな目標で、それ以外の細かい部分やデジタルトランスフォーメーション等は、一段下のそれを達成するための手段に当たる部分だと思うので、検討していただけるとよいのではないか。続いて「県民の自立」についてだが、こういった総合計画の中で行政側が県民に自立を求めていくことについて、かなり意見が出され、前回の委員会で「再考した方が良いのでは」という意見があったが、どのように検討され、どのような意図があって今回も残しているのか。 ◎古仙 未来創生室長   SDGsの「誰1人取り残さない」という中で、「自立」と「始動人」ということを出したものである。「県民の自立」というのは、1人だけで生きていく力をつけるべきということではない。むしろ、色々な人に頼れて、色々な人に助けられているから一人で生きていけると思えるところもある。頼れるチャネルが少ない方は、自立できない方、色々な人に自然と助けてもらえる方や頼れるチャネルが多い方は、自立できる方と捉えている。社会全体が自然に人を助け、本人が自覚しないで助けられ、本人が困らずに自然に生きていけることが「自立している」ことだと考えている。「始動人」の考え方については、大きなことだけでなく小さなことでも自ら動き始めよう、少しでも自分を良くしようという気持ちを持つことが重要だと考えている。 ◆小川晶 委員   「始動人」という言葉にしても、結局これだけ説明してもらわないと分からない。こういう言葉がパッと出てきたときに、色々な人が、どこまで理解できるかということを考えなくてはいけない。「始動人」というだけでよいのか、フォローするような書き方や言葉が必要なのかということは、もう一度考えていただきたい。ここまでの思いがあって考えているということが、伝わってこないのではもったいない。また、「県民の自立」についても、「自立」という本来の言葉の意味と違うので、他の適切な言葉を選ぶか、きちんと定義する必要がある。誰が読んでも分かる言葉と内容にしてほしい。 ◎古仙 未来創生室長   次の議会までに言葉の意味を分かりやすく解説したもの、また誰が読んでも同じく理解できるように文章形式のものも作成する。 ◆小川晶 委員   3月末まで募集した県民アンケートの結果はどうか。ビジョンには、どのように反映されているのか。 ◎古仙 未来創生室長   令和2年1月20日から3月31日の期間でインターネットを主体にしつつ、紙ベースを併用してアンケートを行った。テーマは「将来、群馬県がどのような地域になっていてほしいか」で、回答者数は147人であった。回答内容については、「産業・経済・仕事」「社会保障・子育て」「生活・文化」「教育」「自然環境・災害対策」「その他」の分野ごとに一旦まとめたが、現在、SDGsの17ゴールの視点から再分類した上で、整理・分析を行っている。整理ができたら、改めて御報告したい。資料1のシート23で主な意見を反映している。基本計画においては、SDGsで整理した上で、活用したいと考えている。 ◆小川晶 委員   県民アンケートの結果が取りまとめられたら、委員会にも提供してほしい。地域版県民アンケートについての目標件数はどうか。 ◎古仙 未来創生室長   地域版県民アンケートは各行政県税事務所単位で広報し、進める計画である。各行政県税事務所と連携して、周知に力を入れ、より多くの方に回答してもらえるよう努めていきたい。 ◆小川晶 委員   アンケートのとり方もあると思うが、今回のアンケートは回答が難しいという方もいたので、高齢者から若い人まで色々な形で募集していただき、県民意見ビジョンにも計画にも反映していただきたい。今回の資料には、デジタルトランスフォーメーションが、かなり中心的に記載されている。これからの社会にはデジタルは必要だと思うが、これを実現するには、県内のどこにいても通信に接続できることが大前提になってくる。通信環境の整備が必要になると思うが、県の取組についてはどうか。 ◎新井 戦略企画課長   2つの取組がある。1つは平成25年から進めているぐんまWi-Fiプロジェクトについてであるが、3月末時点で県有施設18カ所と道の駅・観光案内所で整備した。もう1つは、民間と連携して進めたプロジェクトで、3月末時点で1,476カ所、うち、ぐんまWi-Fiプロジェクトへの参画が840カ所であった。 ◆小川晶 委員   今回のコロナの中でも、通信環境が十分ではなくて家庭学習ができなかったという家庭も実際にあるわけなので、学習だけではなくて生活のあらゆる面で、デジタルトランスフォーメーションで行政サービスも実現していくには、県民の誰もがどこにいても通信が使えて、デジタルにアクセスできるように県全体の環境を整備していく必要があると考えるが、どうか。 ◎新井 戦略企画課長   デジタル化を進めるに当たっての環境と、誰でもどこでもアクセスできるという環境は違ってくる。オンライン授業については、フリーWi-Fiではなく、家庭内でのWi-Fiと家庭と学校を繋ぐ通信環境が必要である。今回は、業者が学生向けに無償プランを提供した。デジタル化を推進するには、ICT化以外にそもそも業務の手法を見直す必要がある。そういうことも含めて総合的に検討していきたい。 △休憩 ○中沢丈一 委員長   暫時休憩します。12時50分から再開します。  (休憩(12:07〜12:50)) △再開 ○中沢丈一 委員長   休憩前に引き続き、質疑を続行します。 ◆松本基志 委員 
     資料2の地域版県民アンケート調査について、どんなアンケートを行うのか具体的に決まっていればお伺いしたい。 ◎古仙 未来創生室長   地域の課題や将来の姿を聞くことを想定しているが、実施方法は地域の実情に沿った形があると思われるので、各行政県税事務所と相談しているところである。 ◆松本基志 委員   地域別意見交換会はどのような形で行うのか。 ◎古仙 未来創生室長   10月上旬から11月下旬に、対面で実施することを想定しているが、新型コロナの状況によってはオンラインによる開催になる可能性もある。 ◆松本基志 委員   アンケート意見交換会の具体的な内容は決まっているのか。 ◎古仙 未来創生室長   具体的なところについては、各行政県税事務所と調整しているところである。地域別意見交換会が実のあるものになるように、事前の調整等をしっかり行っていきたい。 ◆松本基志 委員   答弁にもあったがアンケートの回答件数147件は、そんなに多くはない。実施済のアンケートは全部記述式なので、回答しにくい人もいると考えられる。今回は、地域別の将来の方向性ということで、地域の課題などのより細かい内容アンケートすると思うが、記述式ではなく選択式で行うことは考えているか。 ◎古仙 未来創生室長   前回のアンケートは、20年後の将来について聞きたいというところがあり、選択肢では、こちらで20年後を誘導するような恐れもあり、自由記述とした。今後は、地域の実情に応じて選択式のアンケートも検討したい。 ◆松本基志 委員   是非そういう方向でお願いしたい。ビジョン検討のための県民アンケートについては、基本計画についてもこれを参考にしていくとの答弁があったが、ビジョンの案のどの部分に反映されているのか。 ◎古仙 未来創生室長   大多数の意見が重複している部分については採用させていただいた。それ以外の意見については、SDGsごとの分類・分析等を行っており、基本計画で個別の分野のロードマップ計画を示していく中でしっかりと反映させてまいりたい。 ◆松本基志 委員   ビジョンの案が出てくる段階で、まだアンケートの集計結果が出てないので、日程的な問題を心配して質問した。地域別意見交換会に参加する関係団体等はどのような団体を想定しているのか。 ◎古仙 未来創生室長   関係団体は地域の商工会議所や商工会、農協等を想定している。 ◆松本基志 委員   第1回定例会特別委員会で、ビジョンを作るに当たって各団体から意見聴取したものが資料として配付されたが、各団体からの意見聴取の取りまとめ表にある内容は、ビジョンのどこに落とし込まれているのか。 ◎古仙 未来創生室長   象徴的な内容ビジョンに取り込まれている、大量の意見を全てビジョンに取り込むことは現実的でないので、個別の意見については関係部局と連携しながら基本計画の中に反映させていく。 ◆松本基志 委員   基本計画のパブリックコメントは予定しているのか。 ◎古仙 未来創生室長   パブリックコメントは実施する。ビジョン基本計画を分けて作成することになったので、パブリックコメントもビジョン基本計画で分けて実施する。 ◆松本基志 委員   これからの20年後の群馬県を考えるに当たって、県民の皆さんもいろいろ考えることがあるだろうし、それを参考にさせていただくということは大変大事なことである。「パブコメをやりました」で終わってしまうと困るので、さきほどのアンケート意見交換会もそうだが、意見をしっかり吸い上げながら取り組んでいただきたい。 ◆相沢崇文 委員   今回のビジョン案を読んだが、個人的には、非常にわくわくするダイナミックな仕上がりになっていると感じている。市町村との連携は、「官民共創コミュニティ」を実現するために重要なポイントとなる。情報はもちろんのこと、向かう方向性、ディーテイル、価値観や手法を持続的に共有していくシステムを作り上げていくことが、とても重要になると考えている。SDGsの基本となっている連鎖と不可分性による課題解決、「開疎」による魅力の創造、こういった観点からも、ビジョンを実現するには市町村との連携が重要であるが、市町村とどう連携を図っていくのか。 ◎古仙 未来創生室長   市町村との連携がなければ、ビジョンは絵に描いた餅になってしまう。市町村をはじめ、産学官民と連携して「官民共創コミュニティ」を設置したいと考えている。「官民共創コミュニティ」では、市が先行し県がバックアップする形や、県が地域に入り込んで一緒になって作り上げていく形など、各市町村の特色や置かれた状況等に応じた様々な連携や県の支援の形が想定される。20年後に「始動人」が県内の行政、産業の中核を占めることになった場合には、「官民共創コミュニティ」のレベルが1つ上がると考えており、例として、「ローカルSDGsマーケティング」や「ローカルスマートシティ」が挙げられる。また、ビジョン策定後には、「官民共創コミュニティ」の設置に向けた活動を市町村と一緒に取り組むことで、本当の意味でビジョンの理念を共有していきたいと考えている。 ◆相沢崇文 委員   真にビジョンの理念を市町村に理解してもらい共有を図るためには、市町村と持続的に連携、共創できるシステムが必要であると思うが、基本計画にどのように反映させるのか。 ◎古仙 未来創生室長   今回の基本計画では、「地域別の将来の方向性」のみを掲載する予定であり、基本計画策定後、各地域の状況に応じてワークショップ等を開催し、地域課題の掘り起こし等を県も一緒に行いたいと考えている。この活動を通じて、時期は地域の状況によって異なると思うが、「地域別将来ビジョン」の策定につなげていきたいと考えている。 ◆相沢崇文 委員   ワクワクするこのビジョンが、一刻も早く計画になって進んでいくことを期待したい。 ◆神田和生 委員   私の住んでいる多野藤岡地域には、イノシシやシカやクマが頻繁に出没したり、地域住民が高齢でインターネット環境を必要としない地区もある。県内には実際にこういった地域もあるので、このビジョンを見ていると、「誰一人取り残さない社会」を目指すといっても、どんどん取り残される地域があるのではないかと心配になってくる。高齢者や中山間地域について、もう少し考慮したビジョンを作っていただけないか。 ◎古仙 未来創生室長   ビジョン検討案では、誰一人取り残さないSDGs方向軸を設定しているが、高齢者や中山間地域の県民の方々の幸福度向上についても、SDGsの軸には当然含んでいる。また、コロナ禍においては、「開疎」な空間化が求められると言われており、県内でも中山間地域は魅力ある地域と考えている。例えば、「官民共創コミュニティ」では、自立分散型のエネルギーや自動運転等を組み合わせた中山間地域にふさわしい取組も考えられる。そういう意味で、ビジョンの中に直接的な記載はないが、中山間地域のことも意識して作成している。なお、具体的な高齢者福祉や地域(中山間地)政策については、基本計画の中でしっかり記述していきたい。 ◆神田和生 委員   Society5.0やSDGsはどこの県でも当てはまる要素である。新型コロナウイルス感染症対策があって、今はニューノーマルという話が出ているが、20年後はどういう時代になっているか分からないのだから、もっと「群馬らしさ」や「群馬の個性」を盛り込んだビジョンの方が県民にとってもありがたいし、20年後でも普遍的で分かりやすいビジョンとなると思うがどうか。 ◎古仙 未来創生室長   今回のビジョン検討案自体が、他県の総合計画とは全くイメージが異なるものになっていると考えている。また、「群馬らしさ」もしっかり考えていかなくてはいけない。例えば、基本計画に掲載する「地域別の将来の方向性」において、各地域の意見を聞きながら地域にあった「官民共創コミュニティ」をある程度は提案することができると思う。その中で「群馬らしさ」を示すことができると考えている。 ◆神田和生 委員   知事の言葉を借りれば、「群馬県に生まれて育って住んでいる人たち幸福度を上げる」ことが、一番のビジョンだと思うが、この資料を見ても説明されないとよく分からない。もう少し分かりやすい方がよいのではないか。 ◎田子 知事戦略部長。   分かりやすいビジョンにという意見も含め、本日の委員会の議論の内容はしっかり頭に入れておく。ビジョン検討案では、県民幸福度を上げるための2つの大きな提案として、「始動人」と「官民共創コミュニティ」を掲げているが、基本は「教育」であると考えている。例えば、県内の中山間地域においても、住民自らが地元について考えて動き出す「始動人」が必要であり、そういった人を育て、増やしていくためにも、基本の教育とともに「始動人」を輩出する教育イノベーションが重要であると理解している。本日の御意見も踏まえ、さらに検討を深めていきたい。 ◆神田和生 委員   相沢委員からも指摘があったが、真面目の中で「遊び」というか、ドキドキ、ワクワクするような、高齢者から子供まで「群馬ビジョンは面白いな。ドキドキワクワクする」と思うようなビジョンができるようお願いしたい。 ○中沢丈一 委員長   以上で質疑を終了します。 △閉会中継続審査(調査)特定事件の決定 ○中沢丈一 委員長   次に、委員会が閉会中審査または調査する案件については、お手元に配付してある案のとおりでよろしいでしょうか。  (「異議なし」の声あり)  さよう決定いたします。 △その他  次に、その他ですが、今後、必要に応じて、委員会調査の実施や閉会中委員会を開催する場合がありますので、その場合の実施方法や内容、出席を要求する関係執行部職員については、正副委員長に一任願います。 △散会 ○中沢丈一 委員長   以上をもって、本委員会で審議すべき案件は全て終了しました。  本日はこれにて散会いたします。  (13:28終了)   委員会記録署名委員    総合計画に関する特別委員会           委員長 中沢 丈一...