群馬県議会 > 2019-03-12 >
平成31年 第1回 定例会-03月12日-付録
平成31年 第1回 定例会-03月12日-06号

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  1. 群馬県議会 2019-03-12
    平成31年 第1回 定例会-03月12日-06号


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    最終取得日: 2023-05-03
    平成31年 第1回 定例会-03月12日-06号平成31年 第1回 定例会 群馬県議会会議録  第6号 平成31年3月12日        出席議員 47人 欠席議員 0人 欠員 3人    関根圀男  (出 席)       中沢丈一  (出 席)    腰塚 誠  (出 席)       南波和憲  (出 席)    黒沢孝行  (出 席)       久保田順一郎(出 席)    星野 寛  (出 席)       岩井 均  (出 席)    織田沢俊幸 (出 席)       狩野浩志  (出 席)    福重隆浩  (出 席)       橋爪洋介  (出 席)    岩上憲司  (出 席)       萩原 渉  (出 席)    星名建市  (出 席)       伊藤祐司  (出 席)    角倉邦良  (出 席)       井田 泉  (出 席)    水野俊雄  (出 席)       後藤克己  (出 席)    中島 篤  (出 席)       岸 善一郎 (出 席)    大手治之  (出 席)       臂 泰雄  (出 席)    井下泰伸  (出 席)       酒井宏明  (出 席)    金井康夫  (出 席)       原 和隆  (出 席)    金子 渡  (出 席)       安孫子哲  (出 席)    清水真人  (出 席)       藥丸 潔  (出 席)
       小川 晶  (出 席)       髙橋 正  (出 席)    金井秀樹  (出 席)       本間惠治  (出 席)    伊藤 清  (出 席)       山﨑俊之  (出 席)    大和 勲  (出 席)       川野辺達也 (出 席)    本郷高明  (出 席)       穂積昌信  (出 席)    井田泰彦  (出 席)       加賀谷富士子(出 席)    泉沢信哉  (出 席)       多田善洋  (出 席)    今泉健司  (出 席) 説明のため出席した者の職氏名    知事         大澤正明    副知事        反町 敦    副知事        荻澤 滋    教育長        笠原 寛    選挙管理委員長    松本修平    人事委員長      森田 均    代表監査委員     丸山幸男    公安委員長      宇敷 正    警察本部長      松坂規生    企業管理者      関  勤    総務部長       津久井治男    企画部長       入内島敏彦    生活文化スポーツ部長 五十嵐優子    こども未来部長    中村弘子    健康福祉部長     川原武男    環境森林部長     須藤雅紀    農政部長       塚越昭一    産業経済部長     向田忠正    県土整備部長     中島 聡    危機管理監      横室光良    会計管理者      樋口 努    病院局長       志村重男    財政課長       友松 寛 職務のため出席した者の職氏名    局長         吉澤幸夫    総務課長       山岸敏明    議事課長       得地雅彦    議事課次長      今泉一幸    議事課係長      川村正洋    議事課主幹      高橋良彦    議事課主幹      桑山純一     平成31年3月12日(火)                   議  事  日  程 第 6 号 1 委員長報告    第1号議案 平成31年度群馬県一般会計予算    第2号議案 平成31年度群馬県母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算    第3号議案 平成31年度群馬県農業改良資金特別会計予算    第4号議案 平成31年度群馬県県有模範林施設費特別会計予算    第5号議案 平成31年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計予算    第6号議案 平成31年度群馬県用地先行取得特別会計予算    第7号議案 平成31年度群馬県収入証紙特別会計予算    第8号議案 平成31年度群馬県林業改善資金特別会計予算    第9号議案 平成31年度群馬県流域下水道事業費特別会計予算    第10号議案 平成31年度群馬県公債管理特別会計予算    第11号議案 平成31年度群馬県中小企業振興資金特別会計予算    第12号議案 平成31年度群馬県新エネルギー特別会計予算    第13号議案 平成31年度群馬県国民健康保険特別会計予算    第14号議案 群馬県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例    第15号議案 群馬県森林環境譲与税基金条例    第16号議案 群馬県所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法関係手数料条例    第17号議案 群馬県部設置条例及び群馬県地域機関設置条例の一部を改正する条例    第18号議案 群馬県いじめ問題等対策委員会及びいじめ再調査委員会の設置等に関する条例の一部を改正する条例    第19号議案 群馬県職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例    第20号議案 職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例    第21号議案 消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例    第22号議案 群馬会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第23号議案 工業標準化法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例    第24号議案 群馬県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第25号議案 群馬県民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例    第26号議案 群馬県医師確保修学研修資金貸与条例等の一部を改正する条例    第27号議案 群馬県介護保険法関係手数料条例の一部を改正する条例    第28号議案 群馬県林業試験場手数料条例の一部を改正する条例    第29号議案 群馬県家畜伝染病予防法関係手数料条例及び群馬県家畜保健衛生所手数料条例の一部を改正する条例    第30号議案 群馬県立産業技術センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第31号議案 群馬県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例    第32号議案 群馬県立公園条例の一部を改正する条例    第33号議案 群馬県県営住宅管理条例の一部を改正する条例    第34号議案 群馬県立学校職員定数条例及び群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例    第35号議案 群馬県文化財保護条例の一部を改正する条例    第36号議案 第3期群馬県教育振興基本計画の策定について    第37号議案 独立行政法人水資源機構法第26条の規定による市町村の負担について    第38号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担について    第39号議案 包括外部監査契約の締結について    第40号議案 平成31年度群馬県電気事業会計予算    第41号議案 平成31年度群馬県工業用水道事業会計予算    第42号議案 平成31年度群馬県水道事業会計予算    第43号議案 平成31年度群馬県団地造成事業会計予算    第44号議案 平成31年度群馬県施設管理事業会計予算    第45号議案 群馬県公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例    第46号議案 群馬県水道用水供給事業に係る布設工事監督者を配置すべき水道の布設工事等を定める条例の一部を改正する条例    第47号議案 平成31年度群馬県水道事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について    第48号議案 平成31年度群馬県病院事業会計予算    第49号議案 群馬県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例    第50号議案 平成30年度群馬県一般会計補正予算(第6号)    第51号議案 平成30年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計補正予算(第1号)    第52号議案 平成30年度群馬県用地先行取得特別会計補正予算(第1号)    第53号議案 平成30年度群馬県流域下水道事業費特別会計補正予算(第2号)    第54号議案 平成30年度群馬県公債管理特別会計補正予算(第1号)    第55号議案 平成30年度群馬県中小企業振興資金特別会計補正予算(第2号)    第56号議案 平成30年度群馬県国民健康保険特別会計補正予算(第2号)    第57号議案 平成30年度群馬県電気事業会計補正予算(第2号)
       第58号議案 平成30年度群馬県工業用水道事業会計補正予算(第2号)    第59号議案 平成30年度群馬県水道事業会計補正予算(第2号)    第60号議案 平成30年度群馬県団地造成事業会計補正予算(第3号)    第61号議案 平成30年度群馬県駐車場事業会計補正予算(第2号)    第62号議案 平成30年度群馬県施設管理事業会計補正予算(第2号)    第63号議案 平成30年度群馬県病院事業会計補正予算(第2号)    第64号議案 群馬県行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律施行条例の一部を改正する条例    第65号議案 群馬県介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    第66号議案 群馬県地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例    第67号議案 群馬県道路占用料徴収条例の一部を改正する条例    第68号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について    第69号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について    第70号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について    第71号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について    第72号議案 地方財政法第27条の規定による市の負担について    第73号議案 土地改良法第91条の規定による市町村の負担について    第74号議案 土地改良法第91条の規定による市の負担について    第75号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担の変更について    第76号議案 請負契約の締結について    第77号議案 請負契約の締結について    第78号議案 権利の放棄について    承第1号 専決処分の承認について                           以 上 知 事 提 出    議第1号議案 群馬県民の読書活動の推進に関する条例                               議 員 提 出    ・請願 第2 発議案の付議    ・議第3号議案について                             委 員 会 提 出                             (提 案 説 明)    ・議第4号議案について                             委 員 会 提 出 第3 特別委員会の廃止 第4 追加議案の上程    ・第79号議案について                               知 事 提 出                             (提 案 説 明) 第5 特定事件の継続審査     午前10時開議   ● 開     議 ○橋爪洋介 議長 これより本日の会議を開きます。   ● 委員長報告 ○橋爪洋介 議長  △日程第1、第1号から第78号までの各議案、承第1号、議第1号の発議案及び各請願を議題とし、委員長の報告を求めます。  厚生文化常任委員会井下泰伸委員長御登壇願います。           (厚生文化常任委員会 井下泰伸委員長 登壇 拍手) ◎厚生文化常任委員会(井下泰伸 委員長) 厚生文化常任委員会委員長の井下でございます。厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第1号議案「平成31年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、生活文化スポーツ部関係では、多文化共生施策が新組織へと移管されるため、新組織の所管事務や人員体制が質されるとともに、多文化共生総合相談窓口に係る交付金の申請状況等が質疑されました。  また、外国人の受け入れ実績が豊富な市町との協議の場の必要性が質されるとともに、外国人児童生徒等教育・心理サポート事業が教育委員会へ移管されることについて、当局の見解が質されました。  次に、スポーツ局新設に伴う学校スポーツや障害者スポーツの取り扱いや、総合型地域スポーツクラブに係る市町村との連携について質疑されました。  また、生涯スポーツの推進に関し、高齢者スポーツについての県の取組状況等が質されました。  続いて、ぐんま県境稜線トレイルについて、野反湖を安全登山を推進するための拠点とすることについて質疑されました。  次に、群馬県民会館の改修について、実施設計額や工事予定額が質されるとともに、バリアフリー化や駐車場対策への対応が質疑されました。  続いて、文化団体育成について、みやま文庫への補助金額が質され、みやま文庫自体のPRを積極的に行うよう要望されました。  次に、戦略的文化芸術創造について、事業の具体的な内容や、今後どのようなイベントを予定しているか質されました。  続いて、こども未来部・健康福祉部・病院局関係では、児童虐待の相談件数が増加している中、対応する児童相談所の職員数や、教育委員会、警察、弁護士との連携が質されました。  また、国からの虐待事案に関する緊急安全確認への対応状況が質されるとともに、東部児童相談所の体制や中央児童相談所との役割分担について質疑されました。  続いて、第13号議案「平成31年度群馬県国民健康保険特別会計予算」について、平成31年度国保事業費納付金の算定結果や国保税の滞納状況及び資格証明書の交付状況が質され、国保税の値上げを抑制するため、県が法定外繰り入れを行うことや、国保税算定における子どもの均等割負担を市町村と協力して軽減することについて、当局の見解が求められました。  次に、第21号議案「消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例」について、消費税増税による使用料等の改定に当たり、適正転嫁が図られているかが質されました。  続いて、第26号議案「群馬県医師確保修学研修資金貸与条例等の一部を改正する条例」に関し、医学生修学資金貸与制度の対象者を本県出身の県外医学生に限定した理由が質されました。  以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託された議案のうち、第1号、第13号及び第21号の各議案は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、生活文化スポーツ部関係については、会計年度任用職員制度について、DV対策の推進について、女性保護施設における支援について。  次に、こども未来部・健康福祉部・病院局関係については、がんセンターの歯科口腔外科の診療体制について、児童虐待について、妊娠SOSについて、群馬県障害を理由とする差別の解消に関する条例について、県内における盲聾者の実態把握と支援について、児童相談所の対応について、吾妻地域の分娩体制に関する県の対応について、障害者スポーツ推進のためのスポーツ局との連携について、温泉資源保護のための取組について、地熱発電による付近の温泉への影響について、スマートフォンの長時間使用について、会計年度任用職員制度について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上申し上げて、委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               厚生文化常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第1号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 3 款 企  画  費          第 2 項 外国人活躍推進費         第 4 款 生活文化スポーツ費         第 5 款 こども未来費         第 6 款 健康福祉費         第 13 款 教育費中の          第 1 項 教育総務費 第1号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・消費生活協同組合の火災共済事業に対する貸付契約         ・館林美術館ESCO事業に係る委託契約         ・群馬県総合スポーツセンター予約管理システムリース契約         ・重粒子線治療費の融資に対する利子補給契約                                 【多数をもって可決】 第2号議案 平成31年度群馬県母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算                                   【全会一致可決】 第13号議案 平成31年度群馬県国民健康保険特別会計予算                                 【多数をもって可決】 第48号議案 平成31年度群馬県病院事業会計予算 第50号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 4 款 生活文化スポーツ費         第 5 款 こども未来費         第 6 款 健康福祉費 第50号議案 第2表 繰越明許費補正のうち
     1 追  加  中         第 4 款 生活文化スポーツ費         第 5 款 こども未来費         第 6 款 健康福祉費 第56号議案 平成30年度群馬県国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 第63号議案 平成30年度群馬県病院事業会計補正予算(第2号)       (事 件 議 案) 第14号議案 群馬県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例                                【以上、全会一致可決】 第21号議案 消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例                                 【多数をもって可決】 第24号議案 群馬県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第25号議案 群馬県民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例 第26号議案 群馬県医師確保修学研修資金貸与条例等の一部を改正する条例 第27号議案 群馬県介護保険法関係手数料条例の一部を改正する条例 第49号議案 群馬県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 第65号議案 群馬県介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 第66号議案 群馬県地域自殺対策緊急強化基金条例の一部を改正する条例 第78号議案 権利の放棄について                                【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────                厚生文化常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬──────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見  │ │  │                         ├──┬───┬──┤          │ │  │                         │採択│採択│継続│          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 21│「介護労働者の労働環境改善及び処遇改善の実現」を求│  │   │○ │(多数をもって決定)│ │  │める意見書提出を求める請願            │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 22│安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改 │  │   │○ │    〃     │ │  │善を求める意見書提出を求める請願書        │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 29│平成31年度県当初予算編成における予算措置等につい │  │   │○ │          │ │  │ての請願〈1項〉                 │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 31│私立幼稚園の振興対策についての請願〈2項〉(趣旨)│○ │   │  │願意妥当      │ │  │                         │  │   │  │結果の報告を求める │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 32│国民健康保険の加入者負担軽減に係る請願      │  │   │○ │(多数をもって決定)│ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○橋爪洋介 議長 環境農林常任委員会髙橋正委員長御登壇願います。           (環境農林常任委員会 髙橋 正委員長 登壇 拍手) ◎環境農林常任委員会(髙橋正 委員長) 環境農林常任委員会委員長の髙橋正です。環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてでありますが、第50号議案「平成30年度群馬県一般会計補正予算」に関して、環境森林部関係では、環境生活保全創造資金融資制度について、制度の目的や減額補正の理由が質され、融資枠の設定等について当局の見解が求められるとともに、制度の周知について要望がありました。  以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました議案は、第1号、第12号、第15号、第21号、第28号及び第29号の各議案は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって、原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  次に、「群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例」について、3月5日開催の委員会におきまして協議した結果、本委員会から発議することを全会一致をもって決定いたしました。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  まず、環境森林部関係でありますが、産業廃棄物処理施設に対する公共関与の検証結果について、レジ袋の削減について、苗木生産等について、ライフル射撃施設の整備について、森林経営管理制度の円滑運用に向けた市町村支援事業について、床ワックスの離廃液の処理について、有害物質を含む建設資材の問題について、前橋市柏倉町での太陽光発電施設設置計画について、PCB廃棄物対策について、治山事業予算に係る国の内示状況について、鳥獣被害対策における隣接県との連携状況について。  次に、農政部関係では、移住者への農業支援の状況について、農福連携の取組状況について、農地中間管理事業の実績、制度改正の状況、企業の参入状況等について、水産試験場のアユ養殖施設について、女性農業者への支援状況について、環境保全型農業の取組について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上申し上げて、委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               環境農林常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第1号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 7 款 森林環境費         第 9 款 農  政  費         第 14 款 災害復旧費中の          第 1 項 農林水産施設災害復旧費          第 2 項 公共土木施設災害復旧費 第1号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・樹種判読調査及び資源量解析調査委託契約         ・農地中間管理事業の特例事業の融資に対する損失補償契約         ・農業近代化資金融資に対する利子補給契約         ・中山間地域活性化資金融資に対する利子補給契約         ・農業経営負担軽減支援資金融資に対する利子補給契約         ・総合農政推進資金融資に対する利子補給(助成)契約         ・畜産特別支援資金融資に関する利子補給契約         ・災害経営資金等の融通についての市町村利子補給に対する助成                                    【多数をもって可決】 第3号議案 平成31年度群馬県農業改良資金特別会計予算 第4号議案 平成31年度群馬県県有模範林施設費特別会計予算 第8号議案 平成31年度群馬県林業改善資金特別会計予算                                   【以上、全会一致可決】 第12号議案 平成31年度群馬県新エネルギー特別会計予算                                    【多数をもって可決】 第50号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費         第 14 款 災害復旧費中の          第 1 項 農林水産施設災害復旧費 第50号議案 第2表 繰越明許費補正のうち  1 追  加  中         第 7 款 環境森林費         第 9 款 農  政  費  2 変  更  中         第 7 款 環境森林費 第50号議案 第3表 債務負担行為補正のうち  2 変  更  中         ・クレー射撃場・ライフル射撃施設整備工事請負契約                                      【全会一致可決】
          (事 件 議 案) 第15号議案 群馬県森林環境譲与税基金条例 第21号議案 消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例                                 【以上、多数をもって可決】 第23号議案 工業標準化法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例                                      【全会一致可決】 第28号議案 群馬県林業試験場手数料条例の一部を改正する条例 第29号議案 群馬県家畜伝染病予防法関係手数料条例及び群馬県家畜保健衛生所手数料条例の一部を改正する条例                                 【以上、多数をもって可決】 第37号議案 独立行政法人水資源機構法第26条の規定による市町村の負担について 第68号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について 第69号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について 第70号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について 第73号議案 土地改良法第91条の規定による市町村の負担について 承第1号 専決処分の承認についてのうち 1 平成30年度群馬県一般会計補正予算(第5号)中  第1表 債務負担行為補正中の  1 追  加  中         ・補助公共治山委託契約         ・補助公共治山工事請負契約  2 変  更  中         ・単独公共治山工事請負契約                                【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               環境農林常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬──────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見  │ │  │                         ├──┬───┬──┤          │ │  │                         │採択│採択│継続│          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 24│大規模産業団地の造成と産業廃棄物処理の推進等につ │  │   │○ │          │ │  │いての請願〈1項②、2項〉            │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 31│平成31年度群馬県林業施策に関する請願       │○ │   │  │願意妥当      │ │  │                         │  │   │  │結果の報告を求める │ │  │                         │  │   │  │(多数をもって決定)│ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 32│ぐんまフラワーパークのリニューアル等の検討につい │○ │   │  │ 〃        │ │  │ての請願                     │  │   │  │   〃      │ │  │                         │  │   │  │    〃     │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 33│有害スラグの撤去を求める請願           │  │   │○ │(多数をもって決定)│ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○橋爪洋介 議長 産経土木常任委員会清水真人委員長御登壇願います。           (産経土木常任委員会 清水真人委員長 登壇 拍手) ◎産経土木常任委員会(清水真人 委員長) おはようございます。産経土木常任委員会委員長の清水真人です。産経土木常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告を申し上げます。  初めに、付託議案のうち、第1号議案「平成31年度群馬県一般会計予算」に関して、産業経済部関係では、わくわくぐんま生活実現支援事業及びロボット導入促進事業について質疑されました。  また、Gメッセ群馬に関連して、指定管理者への委託内容及び予算額並びに群馬のプラスワン応援事業について質疑されました。  県土整備部関係では、路線バスへの交通系ICカード導入について質疑されました。  次に、第1号議案「平成31年度群馬県一般会計予算」及び第50号議案「平成30年度群馬県一般会計補正予算」に関して、産業経済部関係では、離職者等再就職訓練の減額理由及び平成31年度の事業内容について質疑されました。  また、合同企業説明会やGターンシップ、Gターンバンクに参加・登録している企業数について質疑されました。  県土整備部関係では、防災・減災対策予算の持続的な確保や、リアルタイム水害リスク情報システム、広瀬第二県営住宅の事業内容について質疑されました。  また、所有者不明特定空き家解体支援事業の補助実績や、市町村における空家等対策計画策定の状況及び課題について質疑されました。  次に、第33号議案「群馬県県営住宅管理条例の一部を改正する条例」に関して、入居申し込みの開始時期や、単身者が入居可能な戸数について質疑されました。  企業局関係では、第44号議案「平成31年度群馬県施設管理事業会計予算」及び第62号議案「平成30年度群馬県施設管理事業会計補正予算」に関して、県営ゴルフ場クラブハウス整備の進捗状況及び今後の見通しについて質疑されました。  次に、第57号議案「平成30年度群馬県電気事業会計補正予算」に関して、八ッ場発電所建設事業計画の変更について質疑されました。  以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、産業経済部及び労働委員会関係については、いきいきGカンパニー認証制度における認証事業所数について、Gメッセ群馬の仮予約について、事業承継支援について、ジェトロ群馬への相談件数及び出張相談の状況について、県民労働相談センターにおける相談状況について。  次に、企業局関係については、工業団地造成に関する前橋市との情報交換について、企業局のPRについて。  次に、県土整備部関係については、群馬の森追悼碑訴訟について、富岡製糸場周辺の無電柱化事業について、東武桐生線利用促進に係る社会実験について、水害対応タイムラインの検討状況について、建設業における熱中症対策について、新たな移動手段の導入支援事業について、群馬県自転車活用推進計画について、渡良瀬幹線道路について。  これらの事項についても活発な議論が行われました。  以上申し上げまして、委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               産経土木常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第1号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 8 款 労  働  費         第 10 款 産業経済費         第 11 款 県土整備費         第 14 款 災害復旧費中の          第 2 項 公共土木施設災害復旧費 第1号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・再就職者訓練委託契約         ・単独交通安全対策業務委託契約         ・道路改築工事請負契約         ・社会資本総合整備(道路整備)工事請負契約         ・リアルタイム水害リスク情報システム構築業務委託契約         ・八ッ場ダム生活再建対策資金融資に対する利子補給契約         ・社会資本総合整備(住宅)工事請負契約 第5号議案 平成31年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計予算 第6号議案 平成31年度群馬県用地先行取得特別会計予算 第9号議案 平成31年度群馬県流域下水道事業費特別会計予算 第11号議案 平成31年度群馬県中小企業振興資金特別会計予算 第40号議案 平成31年度群馬県電気事業会計予算 第41号議案 平成31年度群馬県工業用水道事業会計予算 第42号議案 平成31年度群馬県水道事業会計予算 第43号議案 平成31年度群馬県団地造成事業会計予算 第44号議案 平成31年度群馬県施設管理事業会計予算 第50号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 8 款 労  働  費
            第 10 款 産業経済費         第 11 款 県土整備費         第 14 款 災害復旧費中の          第 2 項 公共土木施設災害復旧費 第50号議案 第2表 繰越明許費補正のうち  1 追  加  中         第 10 款 産業経済費         第 11 款 県土整備費  2 変  更  中         第 11 款 県土整備費 第51号議案 平成30年度群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計補正予算(第1号) 第52号議案 平成30年度群馬県用地先行取得特別会計補正予算(第1号) 第53号議案 平成30年度群馬県流域下水道事業費特別会計補正予算(第2号) 第55号議案 平成30年度群馬県中小企業振興資金特別会計補正予算(第2号) 第57号議案 平成30年度群馬県電気事業会計補正予算(第2号) 第58号議案 平成30年度群馬県工業用水道事業会計補正予算(第2号) 第59号議案 平成30年度群馬県水道事業会計補正予算(第2号) 第60号議案 平成30年度群馬県団地造成事業会計補正予算(第3号) 第61号議案 平成30年度群馬県駐車場事業会計補正予算(第2号) 第62号議案 平成30年度群馬県施設管理事業会計補正予算(第2号)       (事 件 議 案) 第16号議案 群馬県所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法関係手数料条例 第21号議案 消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例 第30号議案 群馬県立産業技術センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 第31号議案 群馬県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例 第32号議案 群馬県立公園条例の一部を改正する条例 第33号議案 群馬県県営住宅管理条例の一部を改正する条例 第38号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担について 第45号議案 群馬県公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 第46号議案 群馬県水道用水供給事業に係る布設工事監督者を配置すべき水道の布設工事等を定める条例の一部を改正する条例 第47号議案 平成31年度群馬県水道事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少について 第67号議案 群馬県道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 第71号議案 地方財政法第27条の規定による市町村の負担について 第72号議案 地方財政法第27条の規定による市の負担について 第74号議案 土地改良法第91条の規定による市の負担について 第75号議案 下水道法第31条の2の規定による市町村の負担の変更について 第76号議案 請負契約の締結について 第77号議案 請負契約の締結について 承第1号 専決処分の承認についてのうち 1 平成30年度群馬県一般会計補正予算(第5号)中  第1表 債務負担行為補正中の  1 追  加  中         ・単独地域道路管理委託契約         ・単独橋りょう予防保全工事請負契約         ・単独河川改修委託契約         ・単独砂防維持管理工事請負契約         ・単独砂防施設工事請負契約         ・特定ダム環境対策工事請負契約  2 変  更  中         ・単独道路維持修繕委託契約         ・道路改築工事請負契約                               【以上、全会一致可決・承認】          ──────────────────────────               産経土木常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬──────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見  │ │  │                         ├──┬───┬──┤          │ │  │                         │採択│採択│継続│          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 49│西毛地区開発に関する請願〈1項1号・2号・3号・ │  │   │○ │          │ │  │4号・5号・6号〉                │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 57│主要道路(国道17号)に対する迂回路確保のための整 │  │   │○ │          │ │  │備促進についての請願               │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 58│藤岡市と神川町(埼玉県)を結ぶ新橋設置についての │  │   │○ │          │ │  │請願                       │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 60│国道292号バイパス建設促進についての請願      │○ │   │  │願意妥当      │ │  │                         │  │   │  │結果の報告を求める │ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○橋爪洋介 議長 文教警察常任委員会安孫子哲委員長御登壇願います。           (文教警察常任委員会 安孫子 哲委員長 登壇 拍手) ◎文教警察常任委員会(安孫子哲 委員長) おはようございます。文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてであります。  第1号議案「平成31年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、教育委員会関係では、いじめ問題対策連絡協議会といじめ問題等対策委員会との役割分担について質されました。  また、ぐんまの寺社魅力発掘・発信事業に関し、調査対象の基準等について質疑されました。  続いて、警察本部関係では、渋川警察署吹屋交番の体制や整備について質されるとともに、前橋駅前交番の進捗について質疑されました。  また、検視支援システムに関して、利用状況等について質されました。  以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました議員発議による議第1号議案「群馬県民の読書活動の推進に関する条例」をはじめ、各議案は全て全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、教育委員会関係については、中学校の運動部活動における少子化への対応等について、高校野球の球数制限について、公立高校入学者選抜制度について、審判員の確保や育成について、大会の平日開催について、文化部活動の外部指導者に対する謝金制度について、専門・実業高校における専門分野への進路指導等について、群馬テレビの教育番組の在り方について、部活動の外部指導者登録制度について、教職員の長時間労働の改善について、児童虐待の対応について、部活動指導における指導者の暴力やパワハラの根絶について、長期療養している子どもたちへの教育について。  次に、警察本部関係については、あおり運転対策について、非行未成年者について、「おぜのかみさま」の啓発について、児童虐待の対応について、運転免許証の写真の特例について、ラウンドアバウトについて、運転免許証の即日交付について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上申し上げて、委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────               文教警察常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第1号議案 第1表 歳入歳出予算のうち    歳  出  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費 第1号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・GP-WAN機器(本部・署・交番・駐在所・インターネット)リース契約
            ・総合交通センター講習室プロジェクターリース契約         ・高齢者講習等管理システムリース契約         ・高齢者講習等管理システム通信回線利用契約         ・高崎北警察署(仮称)用地造成工事請負契約         ・情報管理システム通信回線利用契約         ・鉄砲技能講習委託契約         ・駐車違反車両確認事務委託契約         ・ぐんまスクールネットセキュリティ対策システム賃貸借契約         ・生徒情報管理システム(県立高校統一版)リース契約         ・県立高等学校基本ソフトライセンス契約         ・県立高等学校用パソコン等リース契約         ・県立高等学校用パソコン等リース(延長分)契約         ・桐生・みどり地区新高校整備(桐高・桐女)校舎棟増築工事請負契約及び工事監理業務委託契約         ・桐生・みどり地区新高校整備(桐南・桐西)不足教室棟新築工事請負契約及び工事監理業務委託契約         ・桐生・みどり地区新高校整備(桐南・桐西)管理・特別教室棟改修工事請負契約         ・勢多農林高等学校正門前橋梁改修工事請負契約         ・二葉・二葉高等特別支援学校スクールバス運行委託契約         ・県立特別支援学校基本ソフトライセンス契約         ・県立特別支援学校用パソコン等リース契約         ・県立特別支援学校用パソコン等リース(延長分)契約         ・藤岡特別支援学校体育館整備に係る基本設計・実施設計委託契約 第50号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費 第50号議案 第2表 繰越明許費補正のうち  1 追  加  中         第 12 款 警  察  費         第 13 款 教  育  費 第50号議案 第3表 債務負担行為補正のうち  2 変  更  中         ・GP-WAN機器(照会用サーバ)リース契約         ・住宅地図電子データ利用契約         ・更新免許証即日交付用通信回線利用契約       (事 件 議 案) 第21号議案 消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例 第34号議案 群馬県立学校職員定数条例及び群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例 第35号議案 群馬県文化財保護条例の一部を改正する条例 第36号議案 第3期群馬県教育振興基本計画の策定について 議第1号議案 群馬県民の読書活動の推進に関する条例                               【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               文教警察常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬──────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見  │ │  │                         ├──┬───┬──┤          │ │  │                         │採択│採択│継続│          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │  2│学校給食費の無料化についての請願         │  │   │○ │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │  7│教育格差をなくし、ぐんまの子どもたちにゆきとどい │  │   │○ │          │ │  │た教育をすすめるための請願〈1項、2項1号・2  │  │   │  │          │ │  │号・4号、3項〉                 │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 16│平成31年度県当初予算編成における予算措置等につい │○ │   │  │願意妥当      │ │  │ての請願〈2項、3項〉              │  │   │  │結果の報告を求める │ │  │(2項「指導・支援にあたる職員の配置について特段 │  │   │  │          │ │  │の配慮を行うこと」)               │  │   │  │          │ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○橋爪洋介 議長 総務企画常任委員会岸善一郎委員長御登壇願います。           (総務企画常任委員会 岸 善一郎委員長 登壇 拍手) ◎総務企画常任委員会(岸善一郎 委員長) どうも皆さん、おはようございます。総務企画常任委員会委員長の岸善一郎です。総務企画常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について御報告申し上げます。  初めに、付託議案についてであります。  第1号議案「平成31年度群馬県一般会計予算」に関し、企画部関係では、標的型攻撃メール訓練システム運用管理委託契約に関し、訓練の内容及びその対象等について質疑されました。  次に、「わくわくぐんま生活実現支援」に関して、その支援内容について質疑されました。  次に、統計調査に関して、統計調査員が行っている調査の内容の正確性及び国の統計不正問題が本県の統計調査に与える影響について質疑されました。  次に、世界遺産に関して、世界遺産センターの活用方法及び絹文化・絹遺産を周知するための取組について質疑されました。  次に、「群馬に外国人材を呼び込む」プロジェクトに関して、外国人留学生や技能実習生の実態調査及び都内で開催する外国人留学生向け合同企業説明会の内容等について質疑されました。  次に、利根川水系上下流交流事業に関して、八ッ場ダム完成後の取組について質疑されました。  次に、次期総合計画に関して、その策定スケジュールについて質疑されました。  続いて、総務部関係では、自動車関係税に関して、税制改正と税収等の見込みについて質疑されました。  次に、防災ヘリコプターに関して、購入に係る国庫補助及び事故原因の究明状況について質疑されました。  次に、消防団員確保対策に関して、募集活動及び消防団応援の店の取組成果について質疑されました。  次に、ぐんま総合情報センターに関して、運営状況及び運営経費等について質疑されました。  次に、県議会議員選挙に係る法定ビラに関し、作成単価について質疑されました。  次に、ぐんまのイメージアップに関して、群馬の魅力発信事業における県民参加型コンテストについて質疑されました。  以上の点を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。  このほか、委員会の所管事項について各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。  初めに、企画部関係では、世界遺産に関連して、本県の世界遺産センターと長野県の岡谷蚕糸博物館との相違点や、集客のための取組について質疑されたほか、地域おこし協力隊の定着に向けた取組について質疑されました。  次に、総務部関係では、防災ヘリコプター新機体の導入について、防災ヘリの受援業務委託について、県職員における女性職員の活躍促進について、障害者雇用について、中期財政見通しについて、会計年度任用職員制度導入について。  これらの事項につきましても活発な議論が行われました。  以上申し上げまして、委員長報告といたします。(拍手)          ──────────────────────────              総務企画常任委員会議案審査報告書       (予 算 議 案) 第1号議案 本文 第1号議案 第1表 歳入歳出予算のうち     歳     入         第 1 款 県     税         第 2 款 地方消費税清算金         第 3 款 地方譲与税         第 4 款 地方特例交付金         第 5 款 地方交付税         第 6 款 交通安全対策特別交付金
            第 7 款 分担金及び負担金         第 8 款 使用料及び手数料         第 9 款 国庫支出金         第 10 款 財産収入         第 11 款 寄  附  金         第 12 款 繰  入  金         第 13 款 繰  越  金         第 14 款 諸  収  入         第 15 款 県     債 第1号議案 第1表 歳入歳出予算のうち     歳  出  中         第 1 款 議  会  費         第 2 款 総  務  費         第 3 款 企  画  費         第 13 款 教育費中の          第 8 項 大  学  費         第 15 款 公  債  費         第 16 款 諸支出金         第 17 款 予  備  費 第1号議案 第2表 債務負担行為のうち         ・職員研修業務委託契約         ・県庁舎等維持管理委託契約         ・職員定期健康診断等業務(平成32~34年度分)委託契約         ・職員ストレスチェック事業委託契約         ・総務事務センター人材派遣委託契約         ・グラフぐんま製作・発行業務委託契約         ・標的型攻撃メール訓練システム運用管理委託契約         ・庁内ネットワーク用パソコン等リース契約         ・庁内ネットワーク用プリンタ等リース契約 第1号議案 第3表 県債 第7号議案 平成31年度群馬県収入証紙特別会計予算 第10号議案 平成31年度群馬県公債管理特別会計予算 第50号議案 本文 第50号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  1 歳     入         第 1 款 県     税         第 2 款 地方消費税清算金         第 3 款 地方譲与税         第 4 款 地方特例交付金         第 5 款 地方交付税         第 7 款 分担金及び負担金         第 8 款 使用料及び手数料         第 9 款 国庫支出金         第 10 款 財産収入         第 11 款 寄  附  金         第 12 款 繰  入  金         第 13 款 繰  越  金         第 14 款 諸  収  入         第 15 款 県     債 第50号議案 第1表 歳入歳出予算補正のうち  2 歳  出  中         第 1 款 議  会  費         第 2 款 総  務  費         第 3 款 企  画  費         第 13 款 教育費中の          第 8 項 大  学  費         第 15 款 公  債  費         第 16 款 諸支出金 第50号議案 第2表 繰越明許費補正のうち  1 追  加  中         第 2 款 総  務  費 第50号議案 第3表 債務負担行為補正のうち  1 追     加  2 変  更  中         ・県民駐車場等整理誘導業務委託契約         ・総合防災情報システム保守業務委託契約         ・女子大学ESCO事業に係る委託契約 第50号議案 第4表 県債補正 第54号議案 平成30年度群馬県公債管理特別会計補正予算(第1号)       (事 件 議 案) 第17号議案 群馬県部設置条例及び群馬県地域機関設置条例の一部を改正する条例 第18号議案 群馬県いじめ問題等対策委員会及びいじめ再調査委員会の設置等に関する条例の一部を改正する条例 第19号議案 群馬県職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 第20号議案 職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例 第21号議案 消費税法及び地方税法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例 第22号議案 群馬会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 第23号議案 工業標準化法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例 第39号議案 包括外部監査契約の締結について 第64号議案 群馬県行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等       に関する法律施行条例の一部を改正する条例                               【以上、全会一致可決】          ──────────────────────────               総務企画常任委員会請願審査報告書 ┌──┬─────────────────────────┬─────────┬──────────┐ │番号│件               名        │区   分    │意      見  │ │  │                         ├──┬───┬──┤          │ │  │                         │採択│採択│継続│          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 49│オスプレイの群馬県上空での訓練の中止と米軍横田基 │  │   │○ │          │ │  │地への配備中止を求める請願            │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 51│地方財政の充実・強化を求める請願         │  │   │○ │(多数をもって決定)│ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 52│「会計年度任用職員制度施行に伴う臨時・非常勤職員 │  │   │○ │          │ │  │の地位・待遇改善を求める」意見書提出を要請する請 │  │   │  │          │ │  │願                        │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤
    │ 53│日米両政府に対し全国知事会「日米地位協定見直しを │  │   │○ │          │ │  │求める提言」を促す意見書提出を求める請願     │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 54│国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を │  │   │○ │          │ │  │求める請願                    │  │   │  │          │ ├──┼─────────────────────────┼──┼───┼──┼──────────┤ │ 59│国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を │  │   │○ │          │ │  │求める請願                    │  │   │  │          │ └──┴─────────────────────────┴──┴───┴──┴──────────┘          ────────────────────────── ○橋爪洋介 議長 以上で委員長報告は終了いたしました。   ● 討     論 ○橋爪洋介 議長 これより討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。          ──────────────────────────                 本 日 の 発 言 通 告 ┌────────┬────────────────────────────────────────┐ │氏名      │発言通告内容                                  │ │(所属会派)  │                                        │ ├────────┼────────────────────────────────────────┤ │伊 藤 祐 司 │第1号議案、第6号議案、第9号議案、第12号議案、第13号議案、第15号議案、第16号議│ │(日本共産党) │案、第21号議案、第22号議案、第28号議案~第32号議案、第34号議案、第36号議案、第38│ │        │号議案、第40号議案~第43号議案、第64号議案、第67号議案、第76号議案       │ │        │厚生文化 第21号、第22号、第32号                        │ │        │環境農林 第31号、第33号                            │ │        │産経土木 第60号                                │ │        │文教警察 第2号、第7号                            │ │        │総務企画 第49号、第51号~第54号、第59号 の各請願の委員長報告に対する反対討論 │ ├────────┼────────────────────────────────────────┤ │大 手 治 之 │各議案及び各請願の委員長報告に対する賛成討論                  │ │(自由民主党) │                                        │ ├────────┼────────────────────────────────────────┤ │黒 沢 孝 行 │各議案                                     │ │(リベラル群馬)│環境農林 第32号                                │ │        │総務企画 第51号 を除く各請願の委員長報告に対する賛成討論           │ └────────┴────────────────────────────────────────┘          ────────────────────────── ○橋爪洋介 議長 委員長報告に対する反対討論者伊藤祐司議員御登壇願います。           (伊藤祐司議員 登壇 拍手) ◆伊藤祐司 議員 日本共産党の伊藤祐司です。通告しました議案、請願について、委員長報告に反対の立場から討論いたします。  内閣府が7日に発表した1月の景気動向指数は、前月比2.7ポイント低下の97.9となり、3カ月連続で悪化しました。内閣府の調査判断でも、前月までの「足踏みを示している」から「下方への局面変化を示している」に引き下げられました。この表現を使うのは4年2カ月ぶりです。景気回復どころか、後退局面に入っているということです。この間も、安倍総理のいう最高水準の賃上げや雇用の回復が、実際は、実質賃金の低下、年金だけでは食べていけない高齢者が仕事につかざるを得ない現実があることが明らかになりましたが、景気の後退まではっきりしたのです。日本全体が、とりわけ地方が不況にあえいでいるということは明らかです。  こんなとき、県政は何をすべきなのか。不況の中で生活苦にあえぐ県民に寄り添い、その暮らしをどう支えるか、福祉の増進という地方自治体の原点に立った施策の充実のはずであります。  提出された予算案、議案を見ると、県立特別支援学校のスクールバス増便など、前進面はありますが、全体として、国の悪政を無批判に受け入れた開発優先、福祉・教育後回しと言うべき内容であり、地方自治体として県民を守るという強い意思は感じられませんでした。  まず、来年度予算案ですが、土木予算、投資的経費が大幅に増加しています。西日本豪雨の教訓から、国の政策的誘導に沿って、土砂災害対策・河川整備関係予算を増やすのは当然のことですが、7つの交通軸やコンベンション施設など、不要不急の開発予算まで大幅に増やしました。財源のかなりの部分を県債に求めたため、来年度末の県債残高は1兆2,700億円近くになります。プライマリーバランスもマイナスに転落です。そうまでして、なぜ大型開発に固執するのでしょうか。何度も指摘しますが、上信自動車道など、並行する国道、県道があり、国道には一部バイパスも整備されている、渋滞もほとんどなく、交通量は顕著に減少している、そんなところになぜ1,000億円近くかけて自動車専用道路をつくるのでしょうか。  今議会では、西吾妻福祉病院に産科がなくなってしまったことが議論となりました。県費を投入して、過疎地域の医師確保を進めることこそ、税金の使い方として優先されるべきであります。  投資的経費の大幅な増加の裏で、福祉や教育の予算の削減、後回しが目立ちます。重度心身障害者の入院時食事代補助への所得制限導入など、その典型です。当局は、制度を持続可能にするためと言いわけしますが、無駄な開発をちょっと削るだけで持続できるではありませんか。  予算案には、朝鮮学校への補助金が本年度予算にも計上されていません。差別主義者の主張に屈して、いじめのような振る舞いを続ける恥ずべき姿勢です。補正予算での計上を求めます。  国が森林環境税を導入した中で、緑の県民税が予算化されています。森林整備のためとはいえ、二重課税に等しいものであり、賛成できません。  また、債務負担行為には、長期にわたって施設設備の設置運営を民間に丸投げするESCO事業契約も含まれており、認められません。  第6号、用地先行取得会計は、そのほとんどが大型開発につながっており、また、第9号、流域下水道特会は、社会情勢が変化する中、ますますスケールデメリットがあらわれており、反対です。  第12号、新エネルギー特別会計は、県有施設に新エネルギー発電施設の導入を進め、市町村や民間の範となるはずのものですが、400万円程度の維持費だけです。特別会計の意味がありません。  第13号、国民健康保険特別会計は、市町村に納めさせる納付金の額を今年度より25億円も増やしました。年金者など弱者中心の保険となっているにもかかわらず、高騰する国保税で、14%を超す世帯が税金を滞納し、5,000世帯近くが保険証を渡してもらえないという、健康保険として崩壊の危機にある中で、国に言いなりの計算で大幅値上げです。国に公的資金の投入を求めるだけでなく、勇気を持って法定外繰り入れを行うべきであります。弱者の痛みに寄り添っていない予算であり、賛成できません。  第16号、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法関係手数料条例は、同法が開発側に偏った内容となっており、賛成できません。  第21号ほか6本の議案は、消費税10%に対応して、使用料や手数料などを改定するものですが、群馬県には消費税の申告義務はありません。したがって、一円も納税をしていません。にもかかわらず、本予算では増税分の2%をそのまま公共料金に上乗せして値上げしています。増税による経費分だけを料金に上乗せするのは理解できるとしても、一律2%値上げは便乗値上げであります。県政は国の悪政から県民の暮らしを守るべきとの観点から、賛成できません。  第36号は、次期教育振興基本計画です。計画案の特徴は、教育委員会の最大の責務である教職員増を中心とした教育条件の改善、整備について、ほとんど語られていないことです。来年度もまた教職員定数が減ります。さくら・わかばプランも、現在の枠組みになってから10年変化なしです。少人数学級は全国に追い抜かれて、今や後進県です。そのさくら・わかばプランをぐんま方式による少人数学級編制などと描くようでは、後進県の自覚もなく、恥ずかしくなります。現場の創意工夫や教職員の努力が殊さら強調されていますが、基本的な教育条件の改善の見えない計画では、教職員の多忙をさらに深刻にするばかりで、群馬の教育が良くなるとは思えません。  40号から43号は企業局関連の予算ですが、八ッ場ダム関連や大型開発につながる側面があり、反対です。  次に、主な請願について述べます。  厚生文化32号は、国民健康保険加入者負担軽減を求める請願です。先ほど触れたとおり、国保は深刻な危機にあります。全国知事会も1兆円の公費投入を政府に求めています。継続で廃案など、もってのほかであり、採択を求めます。  環境農林33号は、有害スラグの撤去を求める請願です。酒井議員が本会議で暴露したとおり、鉛やヒ素、カドミウムなどを高濃度に含んだスラグがき出しのまま放置されているのです。放置すれば、深刻な公害を引き起こします。環境汚染の危機に立ち向かうのか、傍観するのかが問われています。採択を求めます。  産経土木60号は、草津から渋峠までの国道のバイパス建設ですが、現地は急峻な火山地形であり、国立公園内です。まずは今ある道路の利活用などを先に検討するべきです。継続を主張します。  文教警察2号は、学校給食の無料化を求める請願です。群馬県は現在、完全無料化自治体が10市町村、全国トップです。4月からは中之条町も実施すると聞いています。群馬県が半分程度予算を出す制度に必要なお金は40億円。無駄な大型開発をわずか削るだけで実行できます。採択を求めます。  総務企画49号は、オスプレイ群馬上空での訓練の中止などを求める請願、53号は、日米地位協定見直しの意見提出を求めています。航空法では許されない傍若無人な米軍機の飛行を止めるのは、県民の安全の基本です。米軍の振る舞いの大もとにある地位協定の見直しは、全国知事会も提言をしているのです。継続ではなく、採択を求めます。  同54号、59号は、消費税増税中止を求める請願です。国会審議で増税を正当化する根拠は崩れ去りました。消費税を肯定的に捉えている評論家や学者も、今この時期の増税に次々と反対の声を上げています。採択するべきです。  残余の議案、請願については、かねてからの理由で反対いたします。  以上で討論を終わります。(拍手) ○橋爪洋介 議長 委員長報告に対する賛成討論者大手治之議員御登壇願います。           (大手治之議員 登壇 拍手) ◆大手治之 議員 おはようございます。自由民主党の大手治之でございます。会派を代表し、第1号議案をはじめ、各議案及び各請願について、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。  私たち自由民主党は、県政の最大会派として、そのネットワークを活かし、県内広く県民の御意見、御要望をお聞きし、予算案などの審議や条例制定などを通じて大澤県政を支え、時には耳の痛い意見も言わせていただきました。  大澤知事におかれましては、3期12年にわたり、私たちが県政に届けた県民の思いに最大限応えていただき、本当にありがとうございました。この場をお借りし、感謝申し上げます。  それではまず、知事の3期12年の総仕上げとなる「ぐんまの未来実現予算」について申し上げます。  当初予算については、その中身も大切でありますが、県の意気込みを県民に端的に伝えるのなら、その規模も大切であると考えております。平成31年度当初予算は、一般会計の総額で、平成30年度よりも181億円増加となる7,511億2,000万円を確保していただきました。厳しい財政状況の中でも、本県が未来への投資を着実に進め、さらに飛躍していこうという意気込みが伝わる積極型の予算であります。  そして、この予算の5つの重点施策は、「Gメッセ群馬」の完成と新たな産業・雇用の創出、八ッ場ダム完成を見据えた生活再建の推進、それから、県総合計画の3つの基本目標である「人づくり、暮らしづくり、社会基盤づくり」であります。  まず、Gメッセ群馬については、完成により、県内産業のさらなる発展や新たな産業の創出、若者や女性の雇用創出や、コンベンションの開催を通じた地域経済の活性化などが期待されます。2020年春のオープンに向けて、着実に整備を進めていっていただきたいと思います。  次に、八ッ場ダムについては、地元の皆さんの生活再建に向けた事業を進めるものであり、政権交代による方向転換などもあり、永年にわたり御苦労された地元の皆さんが今後の生活を安心して送れるようお願いいたします。  次に、人づくりは、桐生・みどり地区の新高校整備、介護人材や医療確保対策、子ども医療費の無料化、特別支援学校高等部の新校舎の整備などを進めようとするものであります。知事は、特別支援学校高等部の未設置地域の解消に向け、着実に取り組まれ、平成30年4月に未設置地域はなくなりました。しかし、藤岡特別支援学校高等部は仮校舎での運営となっていることから、2020年4月から新校舎が使用できるよう整備をしていくためのものであり、賛成いたします。  次に、暮らしづくりは、緊急的な防災・減災対策、防災航空体制の再整備、有害鳥獣対策などに取り組むものであります。平成30年7月豪雨による被害の甚大さは強く記憶に残っているところであり、県民の安全・安心のため、自然災害の未然防止や被害軽減のための取組は極めて重要となっております。また、鳥獣被害対策については、県民が被害の減ったことを実感できるよう、引き続き関係者が連携しながら、しっかりと取り組んでいただきたいと考えております。  次に、社会基盤づくりは、多文化共生総合相談窓口の開設、蚕糸業の活性化、群馬DC、世界遺産登録5周年記念、オリンピック・パラリンピック等推進などを進めようとするものであります。外国人材の活躍推進のため、総合相談窓口を設置し、外国人の生活や仕事等に関する情報提供や相談を外国語で行い、外国人材が本県で生活していくことを支援するものであり、時を見据えた施策であると考えております。また、世界遺産登録5周年記念は、富岡製糸場と絹産業遺産群について、地元の市や町、関係団体と連携して、記念式典等を実施するものであります。この事業や群馬DCなど、あらゆる機会を通じて、本県の誇る世界遺産について、しっかりと発信、PRするようお願いいたします。オリンピック・パラリンピックについては、県内で聖火リレーを実施するとともに、事前キャンプ地となる県内市町村と相手国との交流事業を支援するものであります。2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、県内の機運を醸成し、スポーツを通じて県民を元気にしていってほしいと願っております。  次に、第21号議案、消費税増税関連の議案について申し上げます。これは10月1日から消費税及び地方消費税を合わせた税率が10%になることに伴い、県有施設の入館料などの金額を改めるものであります。利用者に対し、新しい価格を受け入れてもらうため、十分な説明をするとともに、県民が価格に見合っていると納得するサービスを目指すことをお願いし、賛成いたします。  次に、第50号議案、平成30年度一般会計補正予算について申し上げます。公共事業の予算の増額は、国の補正予算を活かし、道路や河川の防災・減災対策などを実施するものであり、県民の安全・安心のため必要な事業と考えております。また、債務負担行為の補正については、新しい機体の導入に向けた準備を進めるもので、防災ヘリコプターの早期運航に必要な補正であり、賛成いたします。  その他の各議案、各請願については、全て委員長報告に賛成いたします。  大澤知事におかれましては、ぐんまの未来実現予算の編成に御尽力をいただき、大変ありがとうございました。私は、大澤県政最後となるこの当初予算案は、本県がさらに飛躍し、県民の豊かな暮らしを実現できる、良い予算であると考えております。  予算成立後には、執行部が一丸となり、スピード感を持って執行していただくようお願い申し上げますとともに、平成31年度の群馬県がさらに羽ばたけるよう御期待申し上げ、私の賛成討論とさせていただきます。(拍手) ○橋爪洋介 議長 各議案及び環境農林第32号、総務企画第51号を除く各請願の委員長報告に対する賛成討論者黒沢孝行議員御登壇願います。           (黒沢孝行議員 登壇 拍手) ◆黒沢孝行 議員 リベラル群馬の黒沢孝行です。会派を代表して、総務企画第51号、環境農林第32号を除く各議案及び各請願について、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。  第1号議案の当初予算につきましては、大澤県政3期12年の総仕上げとなるもので、7,511億2,000万円、対前年度プラス2.5%、181億円の増であります。厳しい財政状況下にあっても、未来への投資を着実に進め、群馬らしさを活かした豊かな社会の実現に向けた「ぐんまの未来実現予算」を編成したと説明しております。  私たちリベラル群馬は昨年末、大澤知事に対し、2019年度予算編成に当たって、4項目37要望を提出し、障害者雇用の拡大、各分野における人材育成、県の指導力の発揮、強いリーダーシップなどを要望してまいりました。  まず、歳入面では、県税収入が一部法人の事業悪化により前年を大幅に下回る見込みであり、プライマリーバランスが赤字に転落してしまいました。財政調整基金の残高も減少しており、財政の健全度からすると厳しい状況であると言わざるを得ません。そのような中でも、人への投資に関する予算がしっかりと盛り込まれていることは評価するものです。  それでは、いくつかの点について触れていきます。  まず、子どもの貧困や障害者など、弱い立場の人の視点に立った諸政策の展開など、大澤知事の思いが見てとれます。東部児童相談所の移転整備、相談体制の強化、一時保護所の併設などは、今、全国各地で多発している児童虐待に対応し、児童相談所の機能強化を図ることは大変重要であり、児童虐待を見逃さないシステム、体制をつくることが求められています。県、市町村、民間の関係団体等と力を合わせ、幼い命をしっかり守り、育てていかなければならないのです。一層の取り組み強化を要請するものです。  次に、外国人材の活躍推進では、企画部に新たに外国人活躍推進課を設置し、これまで窓口がばらばらに分かれていた外国人諸施策を一本化し、総合的な見地から、就労、生活、教育などを関係自治体と連携をとる体制としたことは大いに評価するものです。今後は、伊勢崎市、太田市、大泉町としっかり連携し、そこに住む外国人を生活者として支援することで、群馬県が外国人から選ばれるような施策を進めていくことを要望するものです。  次に、障害者雇用の促進であります。県での採用枠の拡大や農福連携に積極的に取り組むなど、知事の障害者への施策の具体的な前進が見られます。また、「群馬県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」では、当初、原案にはなかった事案の解決のための体制の設置を条例に明記したことは大きな前進であり、障害者団体の皆さんも大いに評価しております。  専門職の配置による認知症疾患医療センターの相談機能の強化や、若年性認知症支援コーディネーターの設置箇所の拡充など、認知症施策の推進に期待しております。  鳥獣害対策では、これまで農林業被害でおさまっていましたが、近年は、市街地への出没により人的被害も頻発しております。県と関係自治体との協力のもと、被害の減少に向けた取組を要請します。
     交通まちづくり戦略では、自動車以外の移動手段も選択できる社会への転換へ一歩踏み出したことは大いに評価するものです。公共交通の脆弱な群馬にあって、住民の移動の足をどのように確保するのかは重要な課題であり、まちづくりと公共交通施策を一体的に取り組むことは、市町村を巻き込んだオール群馬の取組としていかねばならないのです。私たちも積極的にこの議論に参加していきたいと思っております。  次に、養蚕であります。私は一貫して、養蚕はもはや業としては成り立たない、文化として支援すべきであると言ってきました。群馬の養蚕を守るためには発想の転換が必要であります。群馬の礎を築いた養蚕を後世に伝えることは私たちの責務であります。富岡製糸場の世界遺産登録をより輝かせるためにも、養蚕をしっかり継承させていかなければなりません。しかし、現場を見ると、今後10年もつのだろうかと不安になります。県内2カ所の稚蚕飼育センターへの支援、蚕業技術員の養成は待ったなしです。早急に取り組むべきであります。  大澤知事におかれては、任期残り4カ月、本予算がしっかりと具体化され、県民生活の向上のために全力を挙げて取り組んでいただきますことを強く要望いたします。  最後に、群馬県が発展していくために、執行部と県議会が車の両輪として機能するとともに、県議会が機能を十分に果たされ、行政監視の役割を果たされることをお願いし、私の討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○橋爪洋介 議長 以上で討論を終結いたします。   採     決 ○橋爪洋介 議長 これより採決いたします。  まず、第1号、第6号、第9号、第12号、第13号、第15号、第16号、第21号、第22号、第28号から第32号、第34号、第36号、第38号、第40号から第43号、第64号、第67号、第76号の各議案及び厚生文化第21号、第22号、第32号、環境農林第31号、第33号、産経土木第60号、文教警察第2号、第7号、総務企画第49号、第52号から第54号、第59号の各請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立多数であります。よって、各議案及び各請願は委員長報告のとおり可決及び決定いたしました。  次に、環境農林第32号の請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、総務企画第51号の請願について採決いたします。  これを委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、ただいま採決いたしました各案件を除く上程中の議第1号「群馬県民の読書活動の推進に関する条例」を含む各議案及び各請願につきましては、いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、各議案及び各請願は委員長報告のとおり可決及び承認並びに決定いたしました。   ● 発議案の付議 ○橋爪洋介 議長  △日程第2、議第3号及び議第4号の各発議案を議題といたします。  各発議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。          ────────────────────────── 議第3号議案 群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。  平成31年3月5日  群馬県議会議長 橋 爪 洋 介 様                    提出者 環境農林常任委員長 髙 橋   正 議第三号議案              群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例 目次  前文  第一章 総則(第一条―第三条)  第二章 責務及び役割(第四条―第六条)  第三章 施策の推進(第七条―第十条)  第四章 雑則(第十一条―第十三条)  附則  群馬県は、利根川の源流域に位置し、尾瀬をはじめとする自然環境に恵まれ、多様な生態系を形成している。この豊かな自然環境と調和を保ちながら、県内では、多種多様な農産物が生産され、県土の三分の二を占める森林においても、木材資源の活用が進められてきた。  しかしながら、特定野生鳥獣の生息数の増加や生息域の拡大は、過疎化・高齢化による中山間地域の活力の低下と相まって、農林水産業に対する被害を助長させ、生産者の意欲の低下による耕作放棄地等の拡大につながり、そのことが、生息数の増加と生息域の拡大につながる連鎖を引き起こしている。  また、尾瀬におけるニホンジカによるミズバショウの食害や湿原の踏み荒らしなど、本県の生態系にも深刻な影響を与えている。更に、これまで生息が確認されなかった地域や市街地にも特定野生鳥獣が出没し、人身被害の発生や感染症拡大の原因ともなり得ることなどから、鳥獣被害対策は特定の地域に留まらず県全体の課題となっている。  ここに、県、市町村、県民及び関係団体が協働して鳥獣被害対策に取り組み、野生鳥獣と共存する地域づくりを進め、安全で安心な生活を確保できる良好な生活環境と活力ある地域社会を実現させることを決意し、この条例を制定する。    第一章 総則 (目的) 第一条 この条例は、鳥獣被害対策の推進に関し、基本理念を定め、県の責務及び県民等の役割を明らかにするとともに、鳥獣被害対策に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本的な事項を定めることにより、野生鳥獣と共存する地域づくりを進め、県民の良好な生活環境の確保及び活力ある地域社会の実現に資することを目的とする。 (定義) 第二条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。  一 特定野生鳥獣 ニホンジカ、イノシシ、ニホンザル、カワウ等の県民の人身、農林水産業、生活環境又は生態系に被害を発生させている野生鳥獣をいう。  二 鳥獣被害対策 特定野生鳥獣の適正管理及び農林水産業に係る被害等の防止のための施策並びにこれらに係る調査研究をいう。  三 適正管理 県民の生命及び身体の安全、農林水産業に係る被害の防止、良好な生活環境の確保又は自然環境の保全を図る観点から、特定野生鳥獣の生息数を適正な水準に減少させ、又はその生息地を適正な範囲に縮小させることをいう。  四 有効活用 捕獲等(捕獲又は殺傷をいう。以下同じ。)をした特定野生鳥獣を自然の恵みとしてできる限り有効に活用することをいう。  五 関係団体 鳥獣被害対策に資する取組を行う団体をいう。 (基本理念) 第三条 鳥獣被害対策は、本県の多様な自然及び生態系、農林水産業並びに地域の暮らしを特定野生鳥獣の被害から守ることにより、県民の良好な生活環境を将来にわたって確保することが地域社会の活力の向上に重要であることに鑑み、県、市町村、県民及び関係団体の協働により、総合的かつ計画的に行うものとする。 2 鳥獣被害対策は、特定野生鳥獣の生息状況、農林水産業に係る被害の発生状況その他の状況を把握し、基本方針を定めるとともに、地域の特性に応じた持続的かつ実効性のある方法により推進するものとする。 3 鳥獣被害対策は、生物の多様性に及ぼす影響に十分配慮して行うものとする。 4 鳥獣被害対策は、有効活用による新たな付加価値を生み出す取組が地域社会の活力向上に重要であることに配慮して行うものとする。 5 鳥獣被害対策の推進に当たっては、鳥獣被害対策の重要性に対する県民の理解を促進するとともに、県民の理解を得ながら行うものとする。    第二章 責務及び役割 (県の責務) 第四条 県は、前条の基本理念にのっとり、鳥獣被害対策を総合的かつ計画的に実施するとともに、広域的かつ専門的な取組に円滑に対応するため、必要な体制を整備するものとする。 2 県は、鳥獣被害対策を推進するに当たり、必要に応じて専門的知識を有する者からの助言を得るとともに、大学及び研究機関と連携協力して、調査研究を行うものとする。 3 県は、鳥獣被害対策を推進する上で市町村が果たす役割の重要性に鑑み、市町村との緊密な連携を図るとともに、市町村に対し、情報の提供、技術的な助言その他必要な支援を行うものとする。 4 県は、鳥獣被害対策には特定野生鳥獣の生息状況及び農林水産業に係る被害の発生状況等に応じた広域的な対応が必要であることに鑑み、国、隣接県、市町村、県民、関係団体等と連携協力するものとする。 (県民の役割) 第五条 県民は、鳥獣被害対策に関する理解を深めるよう努めるとともに、県、市町村及び関係団体による鳥獣被害対策の推進に協力するよう努めるものとする。 (関係団体の役割) 第六条 関係団体は、鳥獣被害対策に寄与する人材の育成、事故防止対策、情報の発信等に資する取組を行うよう努めるとともに、県及び市町村が実施する鳥獣被害対策の推進に関する施策に協力するよう努めるものとする。    第三章 施策の推進 (捕獲等従事者の確保及び適正管理の推進) 第七条 県は、特定野生鳥獣の適正管理を推進するため、次に掲げる施策を実施するものとする。  一 特定野生鳥獣の捕獲等に従事する者の確保及び育成  二 特定野生鳥獣の捕獲等に係る専門的な知識及び技術の向上並びに事故防止のための対策の推進  三 特定野生鳥獣の生息状況等の科学的知見に基づいた適正管理の推進 (被害防止対策の推進) 第八条 県は、特定野生鳥獣による被害の防止を推進するため、次に掲げる施策を実施するものとする。  一 特定野生鳥獣の生息状況、農林水産業に係る被害の発生状況等の地域の特性に応じて地域住民が一体となって取り組むことができる被害防止対策  二 前号の対策を推進するための人材の育成 (有効活用の推進) 第九条 県は、有効活用を推進するとともに、食関連分野その他の分野における付加価値の向上に係る調査研究及び情報発信を行うものとする。 (調査研究及び普及啓発) 第十条 県は、鳥獣被害対策を効果的に推進するため、次に掲げる施策を実施するものとする。  一 鳥獣被害対策に必要となる特定野生鳥獣の生息状況、農林水産業に係る被害の状況、生態系への影響等の必要な情報の把握  二 大学及び研究機関と連携協力した特定野生鳥獣の生息状況等の科学的知見の蓄積  三 特定野生鳥獣の捕獲後の適切な処理に係る調査研究  四 先端技術を活用した適正管理に係る調査研究  五 鳥獣被害対策の重要性についての県民への普及啓発    第四章 雑則 (顕彰) 第十一条 県は、鳥獣被害対策の推進に関して顕著な功績があった者に対し、顕彰するものとする。 (財政上の措置) 第十二条 県は、鳥獣被害対策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずるものとする。 (公表) 第十三条 知事は、毎年度、鳥獣被害対策の推進に関し講じた県の施策及びその実施の状況を公表するものとする。    附 則  この条例は、平成三十一年四月一日から施行する。 提案理由
     群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例を制定しようとするものである。          ────────────────────────── 議第4号議案 群馬県議会委員会条例の一部を改正する条例  上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第109条第6項及び会議規則第14条第2項の規定により、提出します。  平成31年3月11日  群馬県議会議長 橋 爪 洋 介 様                   提出者 議会運営委員会委員長 久保田 順一郎 議第四号議案            群馬県議会委員会条例の一部を改正する条例  群馬県議会委員会条例(昭和三十一年群馬県条例第三十号)の一部を次のように改正する。  別表環境農林常任委員会の項中「環境農林常任委員会」を「農林環境常任委員会」に、「環境森林部」を「森林環境部」に改める。    附 則  この条例は、平成三十一年四月一日から施行する。 提案理由  環境森林部の名称変更に伴い、環境農林常任委員会の名称等の改正を行おうとするものである。          ──────────────────────────   ● 提案説明の省略 ○橋爪洋介 議長 お諮りいたします。  ただいま議題といたしました議第4号の発議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、提出者の説明を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 提 案 説 明 ○橋爪洋介 議長 次に、ただいま議題となっております議第3号の発議案について、提出者の説明を求めます。  環境農林常任委員会山﨑俊之副委員長御登壇願います。           (環境農林常任委員会 山﨑俊之副委員長 登壇 拍手) ◎環境農林常任委員会(山﨑俊之 副委員長) 環境農林常任委員会副委員長の山﨑俊之でございます。議第3号議案「群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例」について、議案提出者を代表して御説明申し上げます。  環境農林常任委員会では、鳥獣被害対策に取り組むため、昨年7月に北海道において、「北海道エゾシカ対策推進条例」の取組について調査を行い、翌8月には新潟県において、「新潟県特定野生鳥獣の管理及び有効活用の推進に関する条例」の取組について調査を行いました。こうした中で、条例制定の必要性を感じ、11月には関係団体との意見交換会を実施し、見識を深めてまいりました。その後、12月から2月にかけて、県当局との意見交換会や委員間討論などの勉強会、閉会中委員会の開催など、条例の原案づくりを進めてまいりました。また同時に、市町村長及び市町村議会、関係団体への条例原案の意見照会を行い、意見を取り入れるなど、これまで集中的に取り組んでまいりました。  以上のような経過を踏まえ、慎重に検討してきた結果、3月5日開催の委員会におきまして、「群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例」案について、委員会から発議することを全会一致をもって決定いたしました。  以下、その概要について申し上げます。  まず、前文に関してですが、農林水産業における鳥獣被害の増加は、中山間地域に深刻な影響を与えています。また、尾瀬におけるシカの食害など、本県の豊かな自然環境にも影響が出ています。県内では人身被害も発生し、野生鳥獣がこれまで生息していなかった地域や市街地まで出没するなど、もはや鳥獣被害対策は特定の地域にとどまらず、県全体の課題となっています。こういった状況を踏まえ、県、市町村、県民及び関係団体が共同して鳥獣被害対策に取り組むことで、野生鳥獣と共存する地域づくりを進め、安全で安心な生活を確保できる良好な生活環境と活力ある地域社会を実現させることを決意いたしました。  次に、各条文について申し上げます。  第1条では目的、第2条から第4条にわたって、用語の定義、基本理念、県の責務を規定いたしました。県の責務では、鳥獣被害対策を推進するために必要な体制整備、大学等との連携による調査研究、市町村との緊密な連携、広域的な対応について規定いたしました。  第5条及び第6条では、県民と関係団体の役割を規定し、県全体で取り組んでいくことを明確にいたしました。  第7条から第10条にかけては、県の施策の推進として、「捕る」、「守る」、「知る」の3つの対策を規定しました。具体的には、第7条では、捕る対策として、県として最も重要である狩猟等に関わる人材の確保・育成について規定しました。また、第8条では、守る対策として、地域住民が一体となって取り組む被害防止対策の推進について規定いたしました。また、第9条では、捕獲後の鳥獣をより有効活用していくための規定を設けました。第10条では、知る対策として、大学等と連携した調査研究や、鳥獣被害対策の重要性の普及啓発といった施策を推進していきます。  第11条では顕彰について、第12条では県の財政上の措置について、第13条では県の施策及び実施状況を公表することを規定しています。  本条例の制定が鳥獣被害対策の推進につながり、県民の良好な生活環境の確保及び活力ある地域社会の実現に少しでも役立つことを願っています。  議員各位におかれましては、提案の趣旨を御理解いただき、御賛同くださいますようお願い申し上げまして、提案説明といたします。よろしくお願いします。(拍手) ○橋爪洋介 議長 提出者の説明は終わりました。   ● 採     決 ○橋爪洋介 議長 これより採決いたします。  まず、議第3号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議第4号の発議案を採決いたします。  これを原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、本発議案は原案のとおり可決いたしました。   ● 特別委員会の廃止 ○橋爪洋介 議長  △日程第3、特別委員会の廃止の件を議題とし、委員長から報告を求めます。  各委員会の報告書は、あらかじめお手元に配付しておきました。   ● 委員長報告 ○橋爪洋介 議長 県産品需要拡大特別委員会岩井均委員長御登壇願います。           (県産品需要拡大特別委員会 岩井 均委員長 登壇 拍手) ◎県産品需要拡大特別委員会(岩井均 委員長) 県産品需要拡大特別委員会における審査経過と結果について御報告申し上げます。  本委員会は、県産材の需要拡大に関すること、県産材の需要拡大についての条例の制定に関すること、農畜産物等の需要拡大に関すること、県産品の需要・輸出拡大に関することを付議事件として、昨年5月に設置されました。以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、活発な質疑、議論が行われてきました。  県外調査では、秋田県と青森県において、県産木材の需要拡大の取組について調査を行うとともに、秋田県の県産酒の製造並びに比内地鶏の生産及び消費拡大の取組について調査を行い、今後の本県における県産品の需要拡大に関する取組への参考にすべく認識を深めてまいりました。  また、平成30年第3回定例会において、本委員会から「林業県ぐんま県産木材利用促進条例」案の発議を行い、全会一致をもって可決いただいたところであります。  なお、今定例会をもって本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、知事あてに提言書を提出することを確認いたしました。  提言書については、これまでの審議や調査などにおける議論を踏まえ、「県産木材の利用促進に関する提言」及び「県産品の需要拡大に関する提言」を取りまとめ、これを全会一致をもって決定したところであります。  その主な項目は、次のとおりであります。  初めに、「県産木材の利用促進に関する提言」は、林業県ぐんま県産木材利用促進条例の趣旨の実現に向けて、平成31年度においては、県産木材の利用促進に関する指針の策定を速やかに行うこと。公共建築物等への県産木材の利用拡大に向けて、利用方法や木材加工技術も含めた研究開発を進めることほか全部で5項目を提言いたしました。  次に、「県産品の需要拡大に関する提言」は、国内外において、本県を取り巻く状況が変化する中でも、県産品の需要を拡大することは本県経済の成長に不可欠であり、生産者や事業者はもとより、多くの県民も望んでいることを踏まえ、県産品の需要拡大にさらに取り組まれるよう、野菜、果物、日本酒、ワイン及び畜産物など、多種多様な本県産品の知名度向上により一層力を入れること。上海事務所、新たに開設されたジェトロ群馬貿易情報センター、経済団体及び各国の海外ぐんまサポーターズ等と連携し、県産品の海外への販路拡大を積極的に推進することほか全部で9項目を提言いたしました。  なお、審査終了に伴う委員会報告書についても内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出したところであります。  以上申し上げて、委員長報告といたします。(拍手) ○橋爪洋介 議長 弱者・高齢者対策特別委員会岩上憲司委員長御登壇願います。           (弱者・高齢者対策特別委員会 岩上憲司委員長 登壇 拍手) ◎弱者・高齢者対策特別委員会(岩上憲司 委員長) 弱者・高齢者対策特別委員会委員長の岩上憲司でございます。弱者・高齢者対策特別委員会における審査経過と結果について御報告申し上げます。  本委員会は、障害者、闘病、子育て、介護等のハンデを持つ方への支援、子どもの貧困対策、少子・高齢化対策及び高齢者の犯罪被害防止・交通安全対策について、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的として、昨年5月に設置されました。以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、多くの活発な議論を行ってきました。  県外調査では、宮崎県における高齢者雇用や子どもの貧困対策に関する取組及び鹿児島県における介護支援や交通バリアフリーに関する取組について調査を行い、今後の本県における取組への参考にすべく認識を深めてまいりました。  これまでの調査や審査を踏まえ、今定例会をもって本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、知事あてに提言を提出することを確認いたしました。  提言は、全15項目から成る「弱者・高齢者対策の推進に関する提言」として、これを全会一致をもって決定したところであります。  その項目として、初めに、障害者、闘病、子育て、介護等のハンデを持つ方への支援に関することでは、「群馬県障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」が制定・施行されることを踏まえ、県民への周知に努めるとともに、様々な場面における障害者に対する差別解消に向けた、ハード・ソフト両面にわたる取組を進めること。介護現場における人手不足が深刻な状況にあることを踏まえ、介護人材の確保のみならず、介護ロボットの普及に向けた取組などにより、介護現場の負担軽減を図り、介護サービスの質の向上に努めること。公共交通機関のバリアフリー化について、事業者や市町村と連携して、取組を着実に進めること。外出に支援を必要とする高齢者等に対する交通手段の確保対策に引き続き取り組むこと。障害者に対する農福連携をはじめとした就労支援を強力に行うこと。買い物弱者への対策について、事業者等への支援など、必要な取組を引き続き進めること。親亡き後も障害者が地域で安心して生活できるよう、地域生活支援拠点等の整備に対する支援を引き続き進めること。  次に、子どもの貧困対策に関することでは、子どもの貧困対策について、「群馬県子どもの貧困対策推進計画」に基づき、取組を進めているが、現場の声に耳を傾けるなど、現状をしっかり把握した上で、更なる取組を進めること。子どもの居場所づくり支援として、子ども食堂や無料学習塾等への支援に取り組んでいるが、実施主体である民間団体やNPO法人等としっかり連携を取りながら、きめ細かな支援に努めること。また、フードバンクへの支援についても検討すること。ひとり親家庭等の自立を支援するための各種施策について、ひとり親家庭等にその情報が行きわたり、ひとり親家庭等が必要な支援を受けられるよう、関係部局や市町村、学校、関係団体などと連携して取り組むこと。  次に、少子・高齢化対策に関することでは、少子化対策について、海外の成功事例を参考にしながら、施策立案に努めること。高齢者の生きがいや健康づくりを目指す老人クラブは、生活スタイルの多様化等により会員の減少や役員のなり手不足が顕著になっていることから、市町村等と連携して、魅力ある活動メニューの検討を行い、会員増強に取り組むこと。また、役員の負担軽減に向けた方策をあわせて検討し、老人クラブの活性化に努めること。  次に、高齢者の犯罪被害防止対策に関することでは、高齢者に対する特殊詐欺被害が後を絶たない現状にあることから、「特殊詐欺電話対策装置貸出し事業」の拡充など、高齢者の犯罪被害防止対策に引き続き取り組むこと。  最後に、高齢者の交通安全対策に関することでは、本県においては、自動車への依存度が高く、高齢者による交通事故が増加傾向にあることを踏まえ、サポートカーの購入補助制度の導入に向けた検討を行うなど、高齢者による交通事故防止に向けた取組を進めること。また、高齢者講習について、自動車教習所への支援のあり方を見直すなど、受講待ち期間の短縮に努めること。運転免許返納者が年々増加していく現状を踏まえ、デマンドバスの利便性の向上や、シニアカートの購入補助制度の導入に向けた検討を行うなど、運転免許返納後の交通手段確保の取組を進めること。また、運転免許の返納に際し、各地域での申請受理を可能とするなど、更なる利便性の向上に取り組むこと。あわせて、シニアカート利用時に自宅から円滑に外出できるよう、住宅のバリアフリー工事に関する支援制度の周知に努めること。  以上のとおりであります。  なお、同日、審査終了に伴う委員会報告書につきましても内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。  以上申し上げまして、委員長報告といたします。ありがとうございました。(拍手) ○橋爪洋介 議長 公共交通・観光振興特別委員会南波和憲委員長御登壇願います。           (公共交通・観光振興特別委員会 南波和憲委員長 登壇 拍手) ◎公共交通・観光振興特別委員会(南波和憲 委員長) 公共交通・観光振興特別委員会委員長の南波でございます。公共交通・観光振興特別委員会における審査経過と結果について御報告申し上げます。  本委員会は、公共交通及び観光振興について、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的として、昨年5月に設置されました。以来、委員会においては、これらの付議事件に関し、活発な議論を行ってまいりました。  また、長野県において、美術、芸術の取組、産業観光の取組、官民協働のまちづくりの取組、スキー場のインバウンドの取組、公共交通を維持する鉄道会社の取組について調査を行い、今後の本県における取組への参考にすべく認識を深めてまいりました。  これまでの調査や審査の結果、今定例会をもって本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、知事宛てに提言を提出することを確認いたしました。  提言書は、全13項目から成る「公共交通・観光振興に資する諸施策の推進に関する提言」とし、これを全会一致をもって決定したところであります。  なお、新町駅付近連続立体交差事業による駅利便性向上や、地下鉄半蔵門線の館林駅までの延伸促進の提案もありましたが、個別駅の提案となるため、提言には入れてありません。しかしながら委員会での議論を踏まえて着実に推進していただくことを希望するものであります。  それでは、提言項目を以下申し述べます。  まず、公共交通に関することでは、公共交通に対して、高齢者等の移動手段や将来を担う子どもたちの移動手段の確保など、世代間をつなぐ認識を持つことが大切であり、公共交通を守り育てていく意識への転換を促す取組を行うこと。車以外の移動手段の確保の観点から、県において都市間を広域的につなぐ新たな交通システム(BRTなど)の東毛広域幹線道路への導入の検討を進め、さらに沿線自治体と連携し、域内交通の利便性向上を目指すこと。公共交通の利便性向上のため、交通系ICカードの導入や、より利用しやすい公共交通の環境の充実に向けて、バス会社や地域住民をはじめ関係者が一堂に会し、意見交換できる場の創設に努め、その場において意見等をまとめることのできるよう、イニシアティブをとって進めること。高齢化の進展や免許返納の社会的な流れの中で、ドアtoドアのデマンド交通が必要な地域が急増すると思われる。県内外の先進例を参考にしつつ、地域の特性を活かして、関係業者や自治体、住民との話し合いや組織の立ち上げをコーディネートできる人材育成を図るとともに、県としての財政支援を検討すること。JRに比べて運賃が割高となっている私鉄3社について、県民は居住地を走る鉄道事業者の選択しかない状態である。通学定期代については、一番高い事業者とJRでは倍以上の開きがあることから、この改善を行うよう事業者と協議を進めること。また、バスの通学定期券についても運賃の改善を行うよう、事業者と協議を進めること。自転車の活用については、走行空間の整備とともに、安全運転やマナー向上、自転車保険加入促進やヘルメットの着用などの普及啓発も行うこと。東武桐生線において実施された利用促進に係る社会実験について、検証を進めるとともに、通年運行に向けた取組を進めること。  次に、観光振興に関することでは、観光地づくりは、草津の湯畑や伊香保の石段街のように、地域をイメージできる場所を中心に据え、長期の視点を持って計画的にまちづくりを進めていく必要がある。世界遺産の富岡製糸場においても、長期的な視点に立って、富岡製糸場を中心に据えた、地域をイメージできるようなまちづくりを支援すること。本県の重要な観光資源である温泉について、更に一歩進んで、温泉文化という概念を構築し、発信することにより、さらに温泉の価値を高めること。また、温泉文化がユネスコ無形文化遺産登録となるような研究を行うとともに、その研究成果を観光振興に活かすこと。群馬DC、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、多くの外国人や国内の観光客の増加が見込まれるが、この好機に向け、群馬県のイメージやコンセプト、テーマを明確に磨き上げ、誘客を推進すること。群馬県を訪れた人が、交流人口から関係人口、ひいては移住に結び付けられるようなイメージづくりも同時に進めること。ぐんま県境稜線トレイルについては、引き続き安全対策などの整備を行うとともに、女性やビギナー向けの取組を推し進めること。観光地への2次交通の整備については、インバウンド等にも大変有効であることから、市町村と協力しながら、持続性のある実現可能な方策を検討し、推進すること。  以上のとおりであります。  なお、同日、審査終了に伴う委員会報告書につきましても内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。  以上申し上げまして、委員長報告といたします。ありがとうございました。(拍手) ○橋爪洋介 議長 ぐんまの雇用戦略特別委員会中沢丈一委員長御登壇願います。
              (ぐんまの雇用戦略特別委員会 中沢丈一委員長 登壇 拍手) ◎ぐんまの雇用戦略特別委員会(中沢丈一 委員長) ぐんまの雇用戦略特別委員会における審査経過と結果について御報告申し上げます。  本委員会は、県内の労働力確保対策、様々な環境にある労働者に対する支援、働く場所の確保及び働き方改革について、一体的、横断的、集中的に審査を行うことを目的に、昨年5月に設置されました。以来、委員会においては、付議事件に関し、多くの活発な議論が行われました。  また、北海道において、障害者雇用や働き方改革、農福連携等の先進事例について調査を実施し、今後の本県における取組への参考にすべく認識を深めてまいりました。  こうした取組の結果、今定例会をもって本委員会における付議事件の審査を終了するとともに、知事あてに提言書を提出することを確認しました。  提言書は、全14項目から成る「ぐんまの雇用戦略の推進に関する提言」とし、これを全会一致をもって決定したところであり、以下、その内容を申し上げます。  1、県の障害者雇用について、本県における障害者雇用の旗振り役としての責務を負っていることを再認識するとともに、障害者とともに働く意義を見詰め直し、適正な障害者雇用に取り組むこと。また、適正な雇用を推進するため、ガイドライン等の策定に取り組むこと。  2、県内企業における障害者就労支援について、平成30年4月から法定雇用率の引き上げや対象企業の範囲拡大が行われたため、関係機関と連携を強化し、更なる制度の周知等に努め、障害者雇用の推進を図ること。  3、農福連携の推進について、農協等の関係機関と連携を図り、農業者への普及啓発に努めるとともに、障害の特性等に合った作業内容について検証を行い、マッチングの推進を図ること。  4、大学生等の県内就職支援について、県内・県外大学等で開催される就職セミナー等、あらゆる機会を通じて、県内企業の魅力とあわせて、本県で暮らすことの魅力を積極的にPRすること。また、県内高校卒業時に登録した進学者に対して県内就職情報等を発信している「Gターン通信」の更なる登録者数の増加に努めること。  5、女性が活躍する職場づくりについて、女性の県内定着率の向上を図るため、引き続き、育児や介護と仕事の両立支援を行っている、「いきいきGカンパニー認証制度」や、「イクボス養成塾」について、制度の普及促進に取り組むとともに、女性にとって登録企業の魅力がより感じられるよう、効果的なPR戦略を検討すること。  6、高齢者雇用について、高齢者の就業機会を拡大するため、引き続き、シルバー人材センターの周知啓発に努め、会員増加のための各種支援に取り組むこと。また、就業時の事故防止のため、シルバー人材センターへの安全確保に係る注意喚起や指導に取り組むこと。  7、ひきこもりに対する就労支援について、必要に応じてスムーズに他制度、他機関への誘導を行う等、関係機関と連携し、職業的自立支援を推進すること。また、国で実施予定の40歳以上のひきこもりに関する実態調査の結果を注視しつつ、更なる支援施策を検討すること。  8、外国人材の活用について、県内の技能実習生が増加していることを踏まえ、引き続き、県としても、技能実習法に規定された制度について、監理団体や企業に積極的に周知・広報すること。また、入国管理法の改正により新たな在留資格が創設されるなど、大きな転換が図られたため、関係機関と連携し、制度の周知、広報に努めること。  9、介護人材確保について、「参入促進」、「定着支援」、「資質の向上」を柱とした介護人材確保に向けた各種支援施策を着実に推進すること。  10、建設業の担い手を確保するため、「週休2日制現場」の試行結果の検証を踏まえ、本県の実態に即した「週休2日制現場」の定着に向けた環境整備を行うとともに、熱中症など健康対策について検討を行うこと。  11、労働契約法改正による無期雇用ルールについて、雇い止め防止のため、労働局と連携し、制度のさらなる周知啓発に努めること。  12、がん患者の治療と仕事の両立支援について、がん患者の就労に向けた環境整備が困難な中小企業者に対し、両立支援の取組方法等の周知啓発を行い、更なる理解促進に努めること。  13、起業に対する支援について、民間・金融機関・市町村等と連携を図りながら取り組むこと。また、新たな産業の創出を図るため、官民をあげた本県の起業への支援体制について積極的にPRを行うこと。  14、産業団地の造成と企業誘致は働く場の確保に寄与するため、団地候補地の選定に当たって、立地環境や地域バランス等を考慮し、選定に努めること。また、本県へ進出意欲のある企業の要望等を取り入れ、企業誘致に努めること。  以上のとおりであります。  なお、同日、審査終了に伴う委員会報告書につきましても内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。  以上申し上げて、委員長報告といたします。(拍手) ○橋爪洋介 議長 以上で委員長報告は終了いたしました。   特別委員会の廃止の決定 ○橋爪洋介 議長 次に、県産品需要拡大特別委員会、弱者・高齢者対策特別委員会、公共交通・観光振興特別委員会及びぐんまの雇用戦略特別委員会の廃止についてお諮りいたします。  本日をもって各特別委員会を廃止することに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 追加議案の上程 ○橋爪洋介 議長  △日程第4、第79号議案を議題といたします。  議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。   ● 提 案 説 明 ○橋爪洋介 議長 知事から提案理由の説明を求めます。           (大澤正明知事 登壇) ◎大澤正明 知事 本日、追加提出いたしました議案について御説明申し上げます。  追加提出議案は、教育長の選任についてであります。これは、現在の教育長であります笠原寛氏の任期が3月31日をもって満了となりますので、再任しようとするものであります。  なお、本件は、事案の性質上、早急に御議決くださいますようお願い申し上げます。 ○橋爪洋介 議長 知事の提案説明は終わりました。   ● 委員会付託の省略 ○橋爪洋介 議長 お諮りいたします。  ただいま上程された第79号議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。   ● 採     決 ○橋爪洋介 議長 直ちに採決いたします。  第79号議案について、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。           (賛成者起立) ○橋爪洋介 議長 起立全員であります。よって、第79号議案は原案に同意することに決定いたしました。   ● 特定事件の継続審査 ○橋爪洋介 議長  △日程第5、特定事件の継続審査の件を議題といたします。  会議規則第74条の規定により、各委員会の閉会中の継続審査特定事件について、あらかじめお手元に配付の一覧表のとおり申し出がありました。  お諮りいたします。  本件は、申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○橋爪洋介 議長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。          ──────────────────────────              閉会中継続審査(調査)特定事件申出書 総務企画常任委員会  第49号 オスプレイの群馬県上空での訓練の中止と米軍横田基地への配備中止を求める請願  第51号 地方財政の充実・強化を求める請願  第52号 「会計年度任用職員制度施行に伴う臨時・非常勤職員の地位・待遇改善を求める」意見書提出を要請する請願  第53号 日米両政府に対し全国知事会「日米地位協定見直しを求める提言」を促す意見書提出を求める請願  第54号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願  第59号 国に対し「消費税増税中止を求める意見書」の提出を求める請願  1 自主財源の伸長について  2 公有財産の維持管理について  3 私学の振興並びに充実について  4 危機管理・防災対策について  5 ぐんまのイメージアップ推進について  6 総合行政の推進について  7 市町村の振興について  8 国際戦略について  9 地域づくりの推進について  10 世界遺産・ぐんま絹遺産の保存活用について  11 新たな重要施策の企画・立案について 厚生文化常任委員会  第21号 「介護労働者の労働環境改善及び処遇改善の実現」を求める意見書提出を求める請願  第22号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める意見書提出を求める請願書  第29号 平成31年度県当初予算編成における予算措置等についての請願〈1項〉  第32号 国民健康保険の加入者負担軽減に係る請願  1 県民生活・消費者行政・県民防犯の推進について  2 県民の自発的な活動との連携・多文化共生の推進について  3 人権・男女共同参画政策の推進について  4 芸術文化の振興と文化づくりの推進について  5 スポーツ振興について  6 少子化対策・青少年健全育成の推進について  7 保健・医療・福祉の総合調整について  8 社会福祉・社会保障の充実について  9 保健医療対策の充実について  10 食品の安全確保・安心の提供について  11 生活衛生対策の充実について  12 県立病院の充実について 環境農林常任委員会  第24号 大規模産業団地の造成と産業廃棄物処理の推進等についての請願〈1項②、2項〉  第33号 有害スラグの撤去を求める請願
     1 環境対策について  2 林業振興対策について  3 食料・農業・農村振興対策について  4 農林漁業災害対策について 産経土木常任委員会  第49号 西毛地区開発に関する請願〈1項1号・2号・3号・4号・5号・6号〉  第57号 主要道路(国道17号)に対する迂回路確保のための整備促進についての請願  第58号 藤岡市と神川町(埼玉県)を結ぶ新橋設置についての請願  1 中小企業の振興について  2 企業誘致の推進について  3 観光物産の振興について  4 労働者支援と労働環境整備について  5 雇用対策の推進について  6 コンベンション施設整備・コンベンション誘致について  7 道路・橋梁の整備促進について  8 交通対策について  9 河川・砂防対策の促進について  10 八ッ場ダムの建設と生活再建について  11 都市計画・建築・住宅・下水対策について  12 災害復旧対策について  13 公営企業の推進について 文教警察常任委員会  第2号 学校給食費の無料化についての請願  第7号 教育格差をなくし、ぐんまの子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための請願      〈1項、2項1号・2号・4号、3項〉  1 教育施設の整備促進について  2 教育体制の確立について  3 社会教育の推進について  4 文化財の保護管理について  5 学校体育・保健について  6 警察体制の確立について  7 警察署等の整備促進について  8 交通事故防止対策について  9 災害救助対策について  10 高齢者犯罪対策について 議会運営委員会  1 定例会・臨時会の開催に関すること  2 会期に関すること  3 会議における質問者の数、時間及び順序並びに緊急質問に関すること  4 委員その他役員の各党派又は会派の割り振りに関すること  5 常任委員会の調査に関すること  6 特別委員会の設置及び廃止に関すること  7 議長の諮問に関すること  8 その他議会運営上必要とする事項に関すること          ──────────────────────────   ● 閉     会 ○橋爪洋介 議長 以上をもって今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  よって、ただいまをもって平成31年第1回定例会を閉会いたします。   ● 閉会のあいさつ           (橋爪洋介議長 登壇) ○橋爪洋介 議長 閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。  今回の定例会は、ただいまをもちまして、上程された全ての案件を滞りなく議了し、無事閉会の運びとなりました。議員各位をはじめ執行部並びに報道機関の皆様の御協力に対し、厚く御礼を申し上げます。  時の流れは誠に早く、平成27年春、県民の負託を受け、県議会議員として、希望と使命感に燃えて初登庁してから、早くも4年の歳月が過ぎ去ろうとしております。この間、議員各位には、県政の重要課題に積極的に取り組まれ、県政発展に大いに貢献されたところであり、その多大なる御尽力に対し、心から感謝を申し上げます。  4年間を顧みますと、内外ともに多くの出来事がありました。特に昨年8月の県防災ヘリ「はるな」が墜落し、9名の尊い命が失われた大変痛ましい事故は、記憶から消えることはありません。この事故によりお亡くなりになられた方々に対し、改めて心から御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表します。  また、国内では、熊本や北海道などにおける大地震や、猛烈に発達した台風による水害、草津の本白根山をはじめとする火山の噴火などの自然災害が頻発し、全国各地に甚大な被害をもたらしました。  一方、国外では、北朝鮮による核開発やミサイル発射実験が繰り返され、日本のみならず、世界各国において緊張が高まったほか、自国第一主義の台頭により、国際的な協調体制の枠組みが変化し、世界経済や安全保障上の問題が懸念される状況も生まれています。  こうした中、県内では、高崎市内にある上野三碑がユネスコ世界の記憶に登録されたほか、絹産業が栄えた本県の女性の活躍を象徴する「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」が日本遺産に認定されるなど、本県にとって喜ばしい出来事もありました。また、NHK大河ドラマ「真田丸」が人気を集め、舞台となった県内各地には大勢の方々が御来県され、本県の魅力を全国に発信する絶好の機会となりました。ほかにも、スポーツでは、全国高等学校サッカー選手権大会での前橋育英高校の県勢初優勝や、野球の独立リーグでの群馬ダイヤモンドペガサスの日本一など、県勢の活躍が県民に勇気と大きな喜びを与えてくれました。さらに、リオデジャネイロや平昌で開催されたオリンピック・パラリンピックでは、本県代表選手を含む日本選手団が大活躍し、日本中に大きな感動を与えました。来年開催されます東京オリンピック・パラリンピックにおいても、本県代表選手の活躍を期待しております。  次に、県政を顧みますと、平成28年には新たな県総合計画「はばたけ群馬プランⅡ」が策定され、特別支援学校の高等部の設置や、大型国際コンベンションセンター「Gメッセ群馬」の建設スタートなど、計画に沿った様々な施策が着実に推進されました。  県議会におきましても、議員提案による、ぐんまの家庭教育応援条例、林業県ぐんま県産木材利用促進条例、今定例会での群馬県民の読書活動の推進に関する条例及び群馬県鳥獣被害対策の推進に関する条例の制定のほか、委員会等における議論や調査を踏まえた提言を行うなど、群馬県議会基本条例の基本理念に基づき、行政に対する監視と評価に加え、政策立案機能の強化に取り組むとともに、議会広報の充実を図り、積極的な議会改革、議会の活性化に努めてまいりました。  さらに、投票率の低下が憂慮すべき状況にあることや、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことから、若者の政治や議会活動への関心を高める取組として、県内の大学と連携し、大学生が本会議の傍聴や議員との意見交換を行う「ぐんまシチズンシップ・アカデミー」を開催したほか、平成29年度からは、新たに議員が高校に出向き、政治や議会についての説明や意見交換などを行う「GACHi(ガチ)高校生×(かける)県議会議員」を実施しました。  こうした取組を通して、群馬県議会議員として、県政の運営に参画し、県民の多くの声を県政に反映させることができたことは大変意義深く、大きな喜びを感じております。引き続き、更なる群馬の発展、地域の躍進のために一層努力を重ねてまいります。  人口減少・超高齢社会を迎え、国では全世代型の社会保障制度への転換に向けた取組が始まり、地方自治体においても、更なる人口減少対策が求められる中、我々議員一同、県民の安全・安心な暮らしを守り、活力ある群馬県を築くために一層の努力を重ねてまいる所存であります。  さて、それぞれの議員が御活躍されたこの任期でありましたが、今任期をもって御勇退される議員や、新しい道を目指し進まれる議員がいるとお伺いしております。皆様方には、県議会議員として多大なる御尽力をいただき、心から御礼を申し上げますとともに、今後とも、健康に十分御留意をされ、引き続き県政発展のためにお力添えを賜れば幸いでございます。また、引き続き県政に参画するため、この度の県議会議員選挙に立候補される議員各位には、再びこの場においてお会いできますことを心から御祈念申し上げます。  さらに、この4年間、議会運営全般にわたり温かい御協力をいただきました大澤知事をはじめ執行部の皆様、報道関係の皆様方に対し、感謝を申し上げます。  最後に、今定例会が平成最後の定例会となりました。まもなく迎える新元号のもと、新しい時代の扉が開こうとしています。県議会におきましても、県民から負託された責任の重さを自覚し、議会機能の一層の強化を図り、県民の希望と本県のさらなる発展の実現に向けて取り組む決意を新たにし、閉会の挨拶といたします。誠にありがとうございました。(拍手)     午前11時39分閉会...