群馬県議会 2019-03-04
平成31年第1回定例会総務企画常任委員会(企画部関係)−03月04日-01号
◎西
企画課未来創生室長
これまでの
総合計画策定時には、必ず設置されていた。
◆
井田泉 委員
特別
委員会は、
県議選後の第2回
定例会で設置したのか、それとも、
知事選後の第3回
前期定例会で設置したのか。
◎西
企画課未来創生室長
4年前の
前回策定時の場合、
県議選後の
平成27年第2回
定例会において設置されている。南波
委員の指摘のとおり、大澤
知事が基本目標の3つを継承されるとのことであったため、すぐに議論が始まったと記憶している。また、9年前の
前々回策定時の場合、
総合計画の策定自体をするかどうかという議論もあり、夏を過ぎてからの本格的な議論であったとの記録が残されている。
◆
井田泉 委員
我々、議員は、4月の
県議選で改選され、新しい顔ぶれになって、5月の第2回
定例会が最初の議会となる。その際、
次期総合計画に関する特別
委員会を設置して、様々に議論したとしても、7月の
知事選で
知事が替わってしまえば、その議論が無駄になってしまう
可能性も考えられるので、我々としても、どのように進めていくべきかについては、慎重に検討していきたい。
◆
南波和憲 委員
4年前の
前回策定時も、9年前の
前々回策定時も、私が特別
委員会の
委員長を務めた。4年前は、大澤
知事から、それまでの5年間の
総合計画を継続したいとの申入れが、かなり早い時期にあったと記憶している。また、9年前は、大澤
知事になって最初の
総合計画だったため、我々、議会側としては、是非とも審査させてもらいたいという議論からのスタートだったと記憶している。そのような経緯を踏まえた上で、今回の
スケジュールは本当に大丈夫なのかと思うがどうか。
◎
入内島 企画部長
これまでと同じような形で
次期総合計画に関する特別
委員会が設置された場合、第2回
定例会においては、
執行部側からお示しできる資料は、少なくなることが予想される。
◆
井田泉 委員
この件については、また、検討させていただきたい。
○
岸善一郎 委員長
以上で
付託議案の質疑は終わりました。
△配付資料の
説明
○
岸善一郎 委員長
次に、配付資料の
説明をお願いします。
◎上原
世界遺産課長
(資料2「「富岡製糸場と絹産業遺産群」
世界遺産登録5周年
記念事業」を
説明した。)
○
岸善一郎 委員長
以上で
説明は終わりました。
△
所管事項の質疑
○
岸善一郎 委員長
これより
所管事項の質疑を行います。
◆
南波和憲 委員
世界遺産について質問する。まず、来年度当初
予算についてである。「
世界遺産継承推進」(文化財保存
事業費補助除く)の
事業費は、今年度当初で2億3,000万円弱あったが、来年度当初
予算ではかなり減額になっている。その理由は何か。
◎上原
世界遺産課長
最も大きな要因は、
世界遺産センターの整備費を
平成30年度
予算で確保したことによるものである。この
予算は、
世界遺産センターの開所延期に伴い、3月専決の形で繰越しさせていただきたいと考えている。
◆
南波和憲 委員
世界遺産センターの規模は、長野県岡谷市にある岡谷蚕糸博物館と比べて、どの程度のものになるのか。
◎上原
世界遺産課長
岡谷蚕糸博物館と比べ、約半分程度になる見通しである。
◆
南波和憲 委員
私も、岡谷蚕糸博物館を見学したが、誘客するには、あのくらいの規模が最低限なのではないかと感じた。果たして、あの規模よりも小さい施設を作って、人を呼び込むことができるだけの魅力ある施設にすることができるのか。岡谷蚕糸博物館のように、繰糸機が実際に稼働しているところを見せたり、何か実体験をさせたりするものがなければ、人を呼び込むことはできないのではないかと考えるがどうか。
◎上原
世界遺産課長
世界遺産センターは、各構成4資産のガイダンス施設という位置づけである。したがって、実物等については、それぞれ、各構成資産に実際に行って見ていただきたいと考えている。
そのため、
世界遺産センターでは、様々な映像を活用して各構成資産を紹介することにより、「実物を見てみたい」という気持ちを持っていただけるようにすることが重要であると考えている。
碓氷製糸株式会社や日本絹の里等とも連携し、そのような気持ちを醸成できるよう、努めて参りたい。
◆
南波和憲 委員
完成した
世界遺産センターの状況を見て、修正が必要かどうかは検討したいと考える。よろしくお願いする。
もう1点、要望になるが、以前、天皇・皇后両陛下が富岡製糸場を行幸啓されたことがあり、その際、私は議長を仰せつかっていたため、両陛下に同行させていただいたのだが、行幸啓のきっかけとなった理由の1つが、富岡製糸場の初代場長の尾高惇忠氏の曾孫である音楽家の尾高惇忠氏(曾祖父と同名)の薦めであったと伺った。尾高氏は、有名な音楽家であり、作曲家であり、我が国の現代音楽を代表しておられる方でもあるので、
世界遺産登録5周年記念に、作曲を依頼して、
群馬交響楽団による演奏会をすることはできないか。是非、
予算化をお願いしたいと考えるがどうか。
◎上原
世界遺産課長
今年度、文化振興課が、
世界遺産劇場として、富岡製糸場で
群馬交響楽団の演奏会を開催した。来年度についても、開催を予定していると聞いているため、文化振興課と連携し、検討して参りたい。
◆
南波和憲 委員
尾高氏が存命のうちに実現してもらいたいと考えるが、部長の考えはどうか。
◎
入内島 企画部長
現在、富岡製糸場の
来場者数は減少しているところであり、様々な部局と連携し、ゆかりのある方々にも応援をいただきながら、様々な振興策を検討して参りたいと考える。
◆
伊藤清 委員
「地域おこし協力隊」の制度と「わくわく
ぐんま生活実現支援(
移住支援金)」の制度に、リンクする部分は、あるのか、ないのか、教えてほしい。
◎田中
地域政策課長
「地域おこし協力隊」の制度は、都市部の住民に、地方に来ていただいて、3年以内の期間、地域活性化活動に従事していただきながら、定着・定住を目指していただく制度で、移住者の採用は各自治体が行うものである。一方、
移住支援金の制度は、東京23区の在住・在勤者が、地方に移住して、
マッチングサイトに掲載された
中小企業の
求人枠に就業するか、起業する場合に、
支援金を支給させていただく制度である。したがって、国も、両方の制度の対象になることは基本的にないと示している。
ただ、外から人を呼び込んで地域を活性化させるという点は、共通であるので、
移住希望者のニーズに合わせる形でアピールしていくことはできると考える。
◆
伊藤清 委員
「地域おこし協力隊」の隊員として活動された方が、そのまま定住されて、就業や起業された場合には、様々な補助や
支援があると思うが、この
移住支援金の支給対象となることが可能かどうか、教えてほしい。
◎田中
地域政策課長
「地域おこし協力隊」の隊員として、3年間、活動され、そのまま定住された方は、仮に、
マッチングサイトの
求人枠に就業された場合であっても、既に、
住民票を移して、県内に住んでいるため、
移住支援金の対象にはならない。また、「
移住支援金」も、「地域おこし協力隊」も、どちらも国の財源を活用した制度であるため、両方の支給対象となることはできない制度となっている。
なお、「地域おこし協力隊」の隊員の起業については、起業に要する経費を
市町村が
支援した場合に、最大100万円を上限に特別交付税措置があるという
支援策もある。さらに足りない場合には、
中小企業庁などからも、様々な
支援措置が受けられることとされているため、活用いただけるよう、
市町村にアドバイスを行いながら、しっかりと
支援して参りたいと考えている。
◆
伊藤清 委員
「地域おこし協力隊」の隊員として安中市で活動されている方が、今年、結婚され、定住された。非常に良かったと考えている。このように定住していただいた方に対する次の
支援措置を、
市町村だけでなく、県にも、是非、お願いしたい。この先も、さらに定住していただけるような方策に取り組んでもらうよう、要望する。よろしくお願いする。
○
岸善一郎 委員長
以上で
所管事項の質疑を終了いたします。
△
付託議案の討論・採決
○
岸善一郎 委員長
これより
付託議案の採決を行います。
議案の採決に先立ち、討論される
委員は挙手願います。
(「なし」の声あり。)
討論がありませんので、本
委員会に付託された
企画部関係の
議案について、一括して採決いたします。
第1号、第50号及び第64号の各
議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の
委員は挙手願います。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって、各
議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
△請願の審査
○
岸善一郎 委員長
次に、請願の審査を行います。
本
委員会に付託された請願のうち、
企画部関係の請願は、継続分2件であります。
なお、今回、継続審査となった請願については、
群馬県議会請願書及び陳情書取扱規程第8条第2項の規定に基づき、議員任期満了に伴い審議未了となりますので、ご了承願います。
それでは、第49号について
執行部から
説明願います。
◎田中
地域政策課長
(第49号「オスプレイの
群馬県上空での訓練の中止と米軍横田基地への配備中止を求める請願」について
説明した。)
○
岸善一郎 委員長
説明は終わりました。
第49号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「継続」の声あり。)
それでは、挙手により賛否を問います。
継続に賛成の
委員は挙手願います。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって継続と決定いたします。
次に、第53号について
執行部から
説明願います。
◎
田谷 国際戦略課長
(第53号「日米両政府に対し全国
知事会「日米地位協定見直しを求める提言」を促す意見書提出を求める請願」について
説明した。)
○
岸善一郎 委員長
説明は終わりました。
第53号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「継続」の声あり。)
それでは、挙手により賛否を問います。
継続に賛成の
委員は挙手願います。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって継続と決定いたします。
△散会
○
岸善一郎 委員長
以上で、
企画部関係の審査を終了いたします。
次回は、明日、5日の午前10時から再開し、総務部関係の審査を行います。
本日はこれにて散会いたします。
(午前11時45分散会)
委員会記録署名
委員
総務企画常任委員会
委員長 岸
善一郎...