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  1. 群馬県議会 2018-12-07
    平成30年第3回定例会総務企画常任委員会(企画部関係)-12月07日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成30年第3回定例会総務企画常任委員会企画部関係)-12月07日-01号平成30年第3回定例会総務企画常任委員会企画部関係委員会の名称 総務企画常任委員会 開催場所   401委員会室 開議年月日時 平成30年12月7日 午前 9時59分 散会年月日時 平成30年12月7日 午前11時19分 会議の目的  平成30年第3回後期定例県議会における付託議案等の審査        (企画部関係)        委員長 岸善一郎  副委員長 穂積昌信  委員 南波和憲 出席委員   委員  井田 泉  委員   原 和隆  委員 本間惠治        委員  伊藤 清  委員   荒木恵司  委員 本郷高明 欠席委員   なし 執行部等出席者        企画部長          入内島敏彦        企画課長          中田富久        企画課未来創生室長     西 和一        総合政策室長        浦部賢徳        国際戦略課長        田谷昌也        地域政策課長        田中序生        地域政策課土地水対策室長 森田 徹
           情報政策課長        延命敏勝        統計課長          篠原信行        世界遺産課長        上原克之 △開議 ○岸善一郎 委員長   ただいまから、総務企画常任委員会を開きます。  本日の委員会は、お手元に配付の次第により、企画部関係の審査を行います。 △委員長あいさつ岸善一郎 委員長   (委員長あいさつ)  本日、1人の傍聴人が見えておりますので、ご報告いたします。 △付託議案概要説明及び内容説明岸善一郎 委員長   それでは、本委員会に付託された議案の説明をお願いします。 ◎入内島 企画部長   (第178号議案について、概要を説明した。) ◎中田 企画課長   (第178号議案について、「第3回後期定例県議会議案予算説明書)」により説明した。 ○岸善一郎 委員長   以上で付託議案の説明は終わりました。 △付託議案の質疑 ○岸善一郎 委員長   これより付託議案の質疑を行います。  委員の質疑及び執行部の答弁におかれましては、簡潔明瞭にお願いいたします。  なお、所管事項に関わる質疑は、議案の質疑が終了した後に行いますので、ご了承願います。  質疑のある方の挙手をお願いいたします。  (「なし」の声あり)  以上で付託議案の質疑は終わりました。 △配付資料の説明 ○岸善一郎 委員長   次に、配付資料の説明をお願いします。 ◎西 企画課未来創生室長   (「第15次群馬県総合計画及び群馬県版総合戦略の評価・検証(平成30年度)」(資料1-Ⅰ)から「群馬県版総合戦略の評価・検証(平成30年度)」(資料1-Ⅲ)までを説明した。) ◎上原 世界遺産課長   (「世界遺産センターの開館時期について」(資料2)を説明した。) ○岸善一郎 委員長   以上で説明は終わりました。 △所管事項の質疑 ○岸善一郎 委員長   これより、所管事項の質疑を行います。 ◆井田泉 委員   世界遺産センターについて質問する。開館時期が当初の予定より1年間遅れるとのことだが、富岡市と協議をする中で、いつ頃、今年度中の開館ができないことがわかったのか。 ◎上原 世界遺産課長   8月末に富岡市から「今年度中の工事の完成が難しい」という第一報が入ったものである。 ◆井田泉 委員   それから4ヶ月程度の時間が経過しているが、その間、富岡市とはどのような協議が行われたのか。 ◎上原 世界遺産課長   8月の第一報の時点では、まだ、工期がいつまでになるかわからないという状態だった。開館時期を延ばすにしても、工期がいつまでになるかわからないと、予算の面や関係機関との調整もできないため、富岡市と関係業者との協議に県も同席し、詰めて来たところである。最終的に工期が確定できたのは、11月に入ってからである。 ◆井田泉 委員   11月に入ってから、開館時期の1年間の先送りを決断をしたとのことだが、どうしても3月に開館させることに何かメリットがあるのか。工期が何とかなるのならば、1年間の先送りではなく、半年後くらいに前倒しして開館させることはできないのか。 ◎上原 世界遺産課長   県としても、再三、工期短縮の申入れを行って来たところであるが、結果的にそれは叶わず、最大限早くして、この1年後の開館となったものである。  世界遺産センターが入る富岡倉庫は、明治36年に完成し、既に110年を超えている建物である。重要文化財には指定されていないものの、富岡製糸場緩衝地帯内にある歴史的価値のある建造物であり、これを改修するには、その価値を損ねないように、工法等において慎重な取扱いが必要となることに加え、2020年の東京オリンピックパラリンピック等を控えて、現在、鉄骨の需要が非常に多くなっており、資材の調達がままならない状況にあることなどから、これ以上の工期の短縮は難しいと認識している。 ◆井田泉 委員   1年間の開館延期は残念であるが、引き続き、富岡市と連携して取り組んでもらいたい。  世界遺産センターに置く展示物については、平成31年3月の開館に向けて完成させるように準備して来ていると思うが、今回、開館時期が延期になったことで、それらの事業に関係する予算は繰越しとなるのか。 ◎上原 世界遺産課長   世界遺産センターに設置する展示物については、平成30年度予算をいただき、製作委託事業を執行して来たところであるが、今回の開館時期の延期により、繰越しをさせていただきたいと考えており、平成31年第1回定例会において、お諮りする予定である。  なお、展示物については、富岡倉庫に合うような形でしつらえたということもあり、既に作成したものの一部や映像については、来年度が世界遺産登録5周年に当たるため、その記念事業等で活用してまいりたいと考えている。 ◆井田泉 委員   今回の開館時期の延期により、それだけ時間的な余裕ができたことになるので、展示物についても、さらに新たなものを検討する必要があると思うがどうか。 ◎上原 世界遺産課長   現在、県や各市町村において、様々な調査研究等を実施しているので、今後、新しい知見が得られれば、当然、展示内容に反映していきたいと考えている。 ◆井田泉 委員   世界遺産センターの開館により、富岡製糸場来訪者数が増えて来ることを期待しているが、今年度の富岡製糸場来訪者数はどうなっているのか。対前年比など、最新の情報がわかれば教えてもらいたい。 ◎上原 世界遺産課長   「富岡製糸場絹産業遺産群」の来訪者数は、11月末現在、4構成資産の合計で、約45万9,000人程度となっている。対前年比では80.45%となる。  今年度は、高山社跡においては、10月に長屋門の改修が終わり、その後、順調に来訪者が伸びていることから、対前年比で100%を超えている。また、荒船風穴においても、シルク博を開催した要因もあり、対前年比で107%となっている。各構成資産とも、様々に頑張ってはいるのだが、数字的に最も大きな富岡製糸場減少傾向は続いている。今後は、世界遺産センターを核として、構成資産のある4市町と連携を密にして、誘客に努めてまいりたい。 ◆井田泉 委員   世界遺産登録後1年目の「富岡製糸場絹産業遺産群」の来訪者数は、どのくらいだったのか。 ◎上原 世界遺産課長   122万人程度である。 ◆井田泉 委員   約5年弱で来訪者数が半分になってしまった原因は、リピーターをつかめていないことだと考える。それは、どの世界遺産でも同じだが、今後、来訪者数をどこで下げ止めて、回復させていくかというのが非常に大切になって来る。企画部として、Gメッセ群馬とのコラボや、様々な団体との連携など、何か考えていることはあるのか。我々の間では、「企画部は何をする部署か」という意見も出ている。 ◎入内島 企画部長   世界遺産センターについては、「富岡製糸場絹産業遺産群」の来訪者数が減っている中で、その減少傾向に歯止めをかける方策の1つとして期待していたところである。今般、開館が1年延期されることとなったが、2020年春は、群馬デスティネーションキャンペーン西置繭所改修工事の完成、Gメッセ群馬のオープンとも重なるため、よく連携して来訪者数の増加に努めてまいりたい。 ◆井田泉 委員   「来訪者数を1割増やす」など、ある程度、目標数字を掲げて取り組んでいくことも大事だと考える。是非、頑張ってもらいたい。 ◆本郷高明 委員   国際戦略課に質問する。本日、改正入国管理法が参議院で採決される見通しとなっているが、県では技能実習生外国人留学生の関係は、様々な部局に所管が分かれると思うので、答えられる範囲でよいが、まず、県内の技能実習生外国人留学生国籍別の推移を教えてもらいたい。 ◎田谷 国際戦略課長   法務省入国管理局の調査結果によれば、平成29年12月末現在の群馬県内外国人留学生数は、2,643人となっている。国籍別では、ベトナムが834人、中国が447人、フィリピンが35人となっている。一方、群馬県内技能実習生数は、7,484人となっている。国籍別では、ベトナムが3,230人、中国が2,233人、フィリピンが624人となっている。  ここ数年の推移とすると、留学生については、ベトナム、中国、フィリピンの上位3か国は変わらないものの、今までは中国が多かったところ、一昨年からベトナムが最も多くなっている状況である。また、技能実習生については、年々、増えているのは言うまでもないが、本県の場合、特にベトナムの増加が顕著となっている。 ◆本郷高明 委員   本日、改正入国管理法が国会で成立すれば、多くの外国人留学生技能実習生が県内に入ってくるものと思われる。本来、留学生ビザは、日本に滞在する期間中に生活に要する費用を支弁する十分な資産がある外国人に支給されるビザだが、現状としては、日々の生活に困るほど貧困な外国人留学生も多いような状況であり、実際に、留学生ビザ出稼ぎに来て、本国に仕送りをしている人も多いと聞いている。  日本に留学する際には、日本語学校の学費や仲介者への仲介料など、150万円程度が必要で、彼らの多くは、田畑や家を担保に借金をして日本に来ていると聞いているが、県は、そうした支弁能力のない留学生に多額の借金をさせて日本に送りだす悪質なブローカーのような存在を把握しているのか。
    ◎田谷 国際戦略課長   県が把握できるような状況にはないが、技能実習生送出機関については、厚生労働省がリストアップして公表している。一方、留学生送出機関については、厚生労働省も把握していないと聞いている。 ◆本郷高明 委員   外国人留学生技能実習生生活環境については、1DKに3、4人でシェアをして住むなど、最低限の生活をしているとのことであり、日本語学校の授業料については納めるものの、家賃や光熱水費については未納となることも多いと聞いている。生活文化スポーツ部の所管になるのかもしれないが、国際戦略課では、彼らの生活環境をどの程度、把握しているのか。 ◎田谷 国際戦略課長   外国人留学生については、日本学生支援機構が細かな調査を実施しており、彼らの平均の収入・支出が14万1千円であるとか、74.8%の方がアルバイトをしているなどの情報が公表されているので、参考にしている。彼らには、届出を出して認められれば、資格外活動として、週28時間までアルバイトをすることが認められている。一方、技能実習生については、我々も新聞報道以外の情報は持ち合わせていない。  外国人留学生も、技能実習生も、来日するに当たり、それなりのお金を支払い、場合によっては借金をしてという形で来日されるので、その借金を返済したり、家族に送金したりするなど、生活も楽ではないといった実態もあると聞いている。 ◆本郷高明 委員   時給千円で週28時間働いたとして、月に11万2千円である。それで、衣・食・住して、母国への仕送りをするとなれば、生活レベルには、到底、追いつかないので、県としても、実態をよく把握してほしい。  次に、彼らの労働環境についてなのだが、外国人留学生技能実習生は、ホテルの清掃、新聞配達、宅配の仕分けなど、日本人が敬遠する仕事で働いていると聞いているが、実態はどうなのか。把握していれば、教えてほしい。 ◎田谷 国際戦略課長   外国人留学生技能実習生では、状況はかなり違って来る。外国人留学生については、アルバイトの関係も、日本学生支援機構が詳細な調査を実施しており、時給額の分布割合や平均的な労働時間についても調査結果が出ているので、参考にしている。一方、技能実習生については、国のデータを見ても、細かい部分は明らかになっていないため、把握できていない。 ◆本郷高明 委員   では、国も、まだ把握していないということか。 ◎田谷 国際戦略課長   ある程度、把握しているのかもしれないが、我々が把握できるような形で公表されていないということである。 ◆本郷高明 委員   かなり劣悪な生活の状況も見受けられるので、もしかすると、複数のアルバイトを掛け持ちして、週28時間の制限を超えて働いている人もいるかもしれない。県も、是非、実態を把握するよう、検討してもらいたい。  彼らは、日本で思うように稼げないことに気づいた時にはもう手遅れで、残った借金のために出稼ぎを続けなければならない状況も生まれて来ており、その場合、日本語学校に滞在できるのは2年間で、その後、就労ビザに移行できない人は、私立大学専門学校に入って、留学生ビザを更新して、出稼ぎを続けるしかなくなると聞いているが、実際に、日本語学校に通う外国人留学生の卒業後の進路は、どうなっているのか。就労ビザに切り替える人、留学生ビザを更新する人、母国に帰国する人等の割合は、把握しているのか。 ◎田谷 国際戦略課長   一口に外国人留学生と言っても、大学等高等教育機関を卒業すれば、そのまま就職も可能になるが、いわゆる日本語学校を卒業してすぐに就職というわけにはなかなかいかない。したがって、一般的には、日本語学校日本語をある程度学んで、その後、大学等に進学して、就職するという事例が、比較的多いと思われる。  日本学生支援機構の平成28年度調査結果によると、外国人留学生卒業者(大学、専門・各種学校日本語学校を含む。)4万3,103人のうち、大学等に進学した人が3万4,221人、日本国内に就職した人が2,345人、母国など、日本以外の国に進学や就職した人が5,344人となっている。  外国人留学生のうち、約6割程度の方は、そのまま日本で就職したい意向があると聞いているが、実際に就職できるのは、約3割という数字もある。国際戦略課では、せっかく、優秀な外国人留学生の方に群馬に来ていただいているのであれば、ご縁ができているので、できれば、そのまま就職してもらいたいと考えており、外国人留学生県内企業を仲介するなど、外国人留学生の就労と定着促進に取り組んでいる。 ◆本郷高明 委員   本来、外国人留学生技能実習生は、勉強するために来ているのだが、やはり彼らも日本で働きたいので、彼らが就職できるよう働きかけていかなければならないと思っている。  昨日、技能実習生が3年間で69人死亡していたとの報道があったが、県内の技能実習生が含まれているという情報はあるのか。もし、把握しているようなら、教えてもらいたい。 ◎田谷 国際戦略課長   把握していない。警察の関係であり、仮に、県が聞いたとしても、詳細については、教えていただけないと考えている。 ◆本郷高明 委員   留学と偽って出稼ぎに来る学生は減少してもらわなければ困るが、せっかく、来日した外国人留学生技能実習生に対しては、少しでも、生活環境を向上させ、生活苦を減らすことを県はサポートしていかなければならないと考える。  そこで、質問するが、そもそも、日本語学校では、日本語だけではなくて、マナー等も教えていると思うが、実際にどういうことを教えているのか。把握していれば、教えてもらいたい。また、彼らの部屋探しや仕事探しのほか、学校では教えてくれない日常生活サポートもしていなかければならないと思うが、県としてどのようなサポートを考えているのか。 ◎田谷 国際戦略課長   いわゆる日本語学校では、日本語だけを教えているのではなくて、それ以外の一般常識的なことや、生活するに当たって必要となる知識についても教えているものと思われるが、カリキュラムは各学校によってかなり違いもあることから、一般論としてはっきりとお答えすることはなかなか難しい。  また、外国人留学生技能実習生に対するサポートについては、彼らは、生活していて何か困りごとがあった際には、まず、それぞれの市町村外国人相談窓口に行く場合が多いと思われるが、県においても、観光物産国際協会が設置する多言語インフォメーションセンターを補助している。少数言語にも対応しており、直接、訪問していただくなり、電話をしていただければ、相談内容に応じたアドバイスをしたり、的確な相談先を案内したりすることができる。医療機関を受診する場合は、医療通訳ボランティアの制度も設けている。今後も、こうした県の生活支援の取組を周知してまいりたい。 ◆本郷高明 委員   外国人留学生技能実習生に対する県の生活支援策は、所管する部局がまたがっている部分があるので、企画部としても、彼らに対する「生活の手引」の作成、無料相談コミュニティの実施、派遣会社を介さない形でのアルバイトの斡旋、衛生的で安心な住居の提供、それらの広報等、これから色々考えていかなければならないと思うので、是非、検討してもらいたい。よろしくお願いする。 ◆原和隆 委員   井田(泉)委員からも質問があったが、世界遺産センターの開館時期の延期に関連して質問する。開館時期の1年間の延期は、大変、残念に思う。私の地元にも、構成資産田島弥平旧宅があるが、来訪者数がかなり減っている。先ほど、「世界遺産センターを核として、構成資産のある自治体と連携強化をして誘客に取り組む」との説明があったが、具体的にどのように強化していくのか教えてもらいたい。 ◎上原 世界遺産課長   富岡製糸場を訪れる方は、まだまだ、世界遺産富岡製糸場絹産業遺産群」が4つの構成資産から成っていることをご理解いただいていない現状がある。世界遺産センターは、世界遺産ガイダンス施設として、そうしたところを周知することとしているが、そうした現状について、各構成資産の方でも、もう一度、原点に立ち返り、見直すべき時期であると考えており、県と各構成市町村との人的交流などにより、どうしたら改善されるのか、同じ目線で、ともに検討してまりたいと考えている。 ◆原和隆 委員   具体的に何か実施することはあるのか。 ◎上原 世界遺産課長   各構成資産は、それぞれ、様々なイベントを実施している。来年度は、世界遺産登録5周年を迎えることから、それらのイベントに5周年の冠を題して、1つにまとめて、世界遺産課でPRさせていただいたり、5周年記念行事に出展いただいたりすることなどにより、関係を深めてまいりたい。 ◆原和隆 委員   世界遺産課の取組は、私もよく承知しているが、各構成資産のある市町は、取組に温度差があるのが現状である。今回、世界遺産センターの開館時期が1年延びたことにより、群馬デスティネーションキャンペーン東京オリンピックパラリンピックとも重なるので、連携強化をする中で、各構成資産を含めた世界遺産に関心を持ってもらうためには、県が主体的になってイベントを開催していくことが大事だと考えるがどうか。 ◎上原 世界遺産課長   来年は、世界遺産登録5周年に当たることから、県が主体的に音頭を取って取りまとめてていくことも大切だと考えている。各構成資産とも連携して、周知・啓発をしてまいりたい。 ◆原和隆 委員   各構成資産のある4市町を催促するくらいの勢いで、前向きに取り組んでもらいたい。  もう1点、「ぐんまのいいとこ伝え隊」について質問する。この事業は、平成24年度から実施しているとのことであり、今年度は全ての在住外国人対象者を広げたとのことだが、これまでの成果を教えてもらいたい。 ◎田谷 国際戦略課長   県内に在住している留学生等にお声かけをし、県内の観光地や海外の方に行っていただきたい場所に、実際に行っていただき、見ていただき、体験していただいて、それを母国語でSNSに発信していただく事業である。  隊員となった方々には、「群馬にはこんなに素晴らしいところがあった」、「こういう体験ができってよかった」など、彼らの視点でSNSに発信していただいて、群馬のPRをしてもらっている。 ◆原和隆 委員   12月9日に、草津町で、第5回の「いいとこ発見ワークショップ」を実施すると聞いている。様々な取組をしていることと思うが、隊員の出身国別の構成はどうなっているのか。どこの国に重点を置くとか、そういった考えはあるのか。 ◎田谷 国際戦略課長   特定の国を重点に情報発信することは、特に考えていない。隊員の選考に当たっては、実際に応募していただいた方の中から、ある程度、日本語での説明が理解できる方で、一生懸命、情報発信をしてくれそうな方という観点で面接を実施し、選考している。 ◆原和隆 委員   いわゆる「インフルエンサー」と言って、外国の方がSNS情報発信をすると、そのSNSを見て、多くの観光客がどっと押し寄せている状況がある。この「インフルエンサー」をうまく活用して、多くの観光客を呼び込むような様々な情報発信をして、群馬のイメージアップに役立てていく必要性があると考える。そういった観点からすれば、どこの国でもいいから、応募のあった方の中から選ぶのではなく、戦略的に、特定の国に重点を置いて情報発信するという姿勢が必要と考える。また、発信内容についても、コンテンツを指定することも必要と考えるがどうか。 ◎田谷 国際戦略課長   隊員に発信していただく内容については、現在のところ、特に指定はしていないが、例えば、草津温泉に行けば、やはり湯畑周辺の写真が必ず載せられるし、体験ツアーを実施すれば、その内容を写した写真が載せられているので、我々が発信していただきたいと考えている内容は、実際には、発信していただけていると考えている。 ◆原和隆 委員   イメージアップ情報発信という点においては、群馬県庁はなかなかうまくいっていないと感じている。この事業の事業費がどのくらいかかっているのかは承知していないが、私は、お金を払ってプロのインフルエンサーに頼んで情報発信してもらってもよいと思っている。このように、どう、効果的に、群馬県のイメージをアップしていけばよいかということについては、企画部全体で考え、他の部局と連携しながら取り組むことが大事だと考えるがどうか。 ◎田谷 国際戦略課長   海外から有名なブロガーの方を招致する事業は、従前から、観光物産課が実施しているほか、各部署において、それに近いことは実施している。航空機代の負担のほか、それなりの費用も発生することになる。国際戦略課では、日頃から留学生国際交流員の方とつながりがあるため、せっかくならば、県内にいるそういった方々に、費用をかけずに群馬のPRをお願いしようということで実施しているのが実態である。 ◆原和隆 委員   プロの方を招致する事業を観光局で実施していることは聞いているが、やはり「効果的に情報発信するにはどうしたらよいか」ということを、留学生の皆さんにも学んでいただきながら、県の方でも色々考えていく必要性があると考えている。開始してから既に6年が経過しているので、もう一度、事業を見直していくことも大事だと思う。よろしくお願いする。 ○岸善一郎 委員長   以上で所管事項の質疑を終了いたします。 △付託議案の討論・採決 ○岸善一郎 委員長   これより付託議案の採決を行います。  議案の採決に先立ち、討論される委員は挙手願います。  (「なし」の声あり)  討論がありませんので、本委員会に付託された企画部関係の議案について、採決いたします。  第178号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。  (挙手全員)  挙手全員であります。  よって、第178号議案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。 △請願の審査 ○岸善一郎 委員長   次に、請願の審査を行います。本委員会に付託された請願のうち、企画部関係の請願は、継続分2件、新規分1件の計3件であります。  それでは、第49号について執行部から説明願います。 ◎田中 地域政策課長   (第49号「オスプレイの群馬県上空での訓練の中止と米軍横田基地への配備中止を求める請願」について説明した。) ○岸善一郎 委員長   説明は終わりました。  第49号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。  (「継続」の声あり。)  それでは、挙手により賛否を問います。  継続に賛成の委員は挙手願います。  (挙手全員)  挙手全員であります。
     よって継続と決定いたします。  次に、第50号について執行部から説明願います。 ◎田谷 国際戦略課長   (第50号「日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書提出に関する請願」について説明した。) ○岸善一郎 委員長   説明は終わりました。  第50号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。  (「不採択」及び「継続」の声あり。)  それでは、挙手により賛否を問います。  不採択に賛成の委員は挙手願います。  (挙手多数)  挙手多数であります。  よって不採択と決定いたします。  次に、第53号について執行部から説明願います。 ◎田谷 国際戦略課長   (第53号「日米両政府に対し全国知事会「日米地位協定見直しを求める提言」を促す意見書提出を求める請願」について説明した。) ○岸善一郎 委員長   説明は終わりました。  第53号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。  (「継続」の声あり。)  それでは、挙手により賛否を問います。  継続に賛成の委員は挙手願います。  (挙手全員)  挙手全員であります。  よって継続と決定いたします。 △散会 ○岸善一郎 委員長   以上で、企画部関係の審査を終了いたします。  来週、10日の午前10時から再開し、総務部関係の審査を行います。  本日はこれにて散会いたします。  (午前11時19分散会)   委員会記録署名委員    総務企画常任委員会     委員長 岸 善一郎...