群馬県議会 2018-12-07
平成30年第3回定例会産経土木常任委員会(産業経済部・労働委員会関係)-12月07日-01号
◆小川晶 委員
多言語インフォメーションセンターの通訳はボランティアが多く、依頼することが難しいと聞いている。通訳の確保や労働者の権利を守る専門家と連携した相談対応について、生活文化スポーツ部と連携して検討してほしい。
◆井田泰彦 委員
Gメッセ群馬の
利用料金について伺いたい。設置管理条例11条で知事は全部又は一部を免除できるとされており、指定管理導入後も14条にて予め基準を示して承認すれば減免になるとされている。そこで、減免についての考え方を聞きたい。先日、桐生市長と意見交換した際、市が主催する場合の扱いについて話題になったことが質問の理由である。
◎下山
コンベンション推進課長
Gメッセ群馬では
指定管理者制を導入して
利用料金制を採用している。
利用料金の減免は
指定管理者の経営にも影響することから、災害など極めて限定的な運用を考えているところである。
県内事業者や県内市町村を対象とした一律の減免は、今のところ予定していない。
◆井田泰彦 委員
考え方は分かったが、市町村が利用する場合等の料金面での配慮を検討いただけると有り難い。
続いてロゴマークの決定について伺いたい。ロゴマークについては様々な問題が起こっているが大丈夫か。また、どこの企業が制作し、費用はどのぐらいかかったのか。
◎下山
コンベンション推進課長
ロゴマークは商標調査をしっかりと行った上で出願したものであり、問題ないものと考えている。デザインしたのは県内の(株)総合PRで、経費は約100万円である。
◆井田泰彦 委員
次に経営環境の変化による影響調査について伺いたい。今回の調査における消費税率の引上げ及び軽減税率に対する準備状況では、「まだ準備に取り掛かっていない」が45.6%、「準備が必要かどうかわからない」が34.3%で約80%が準備できていない。こうした事業者へのフォローが必要だと思うが、どう考えているのか伺いたい。
◎吉田
産業政策課長
委員ご指摘のとおり、各企業の認識が不十分な状況にあると考えている。国の機関では新たに
相談窓口を設置するなど、様々な手段で周知を図っている。県内においても、商工団体それぞれで窓口を設置して相談対応している。
産業支援機構でも
相談窓口を設置して対応している。本調査は色々な団体の協力を得て例年実施していることから、商工団体等に対して企業の準備が進んでいないことを今回の調査結果を送付してお知らせしたい。県としても、様々な機会を捉えて積極的に周知に努めてまいりたい。
◆井田泰彦 委員
ぜひ対応をお願いしたい。本会議ではキャッシュレス化について質問したが、消費税の引き上げに関連してキャッシュレス化の内容も変わる可能性があることから、合わせて周知や補助等について検討いただきたい。
◆狩野浩志 委員
企業誘致の件で伺いたい。平成30年上期の工場立地動向調査で件数・面積とも全国1位とのことであるが、本社機能を有する企業の立地件数や研究所の立地件数など詳細について答えられる範囲で教えてほしい。
◎小沼
企業誘致推進室長
平成30年の上期調査では立地件数34件で全国1位、立地面積45.9haで全国1位といずれも1位となるのは今回が初めてである。内訳で県外企業は7件となっている。本社機能等の誘致件数は別に調査しており、平成29年は5件把握している。
◆狩野浩志 委員
この成果は、高速交通網や7つの交通軸整備などの道路整備が進んでいることが要因であり、災害が少ない点などが評価されてのことだと思うが、データセンターやバックアップ拠点を有する企業は今回の調査対象としてデータはあるのか。
◎小沼
企業誘致推進室長
細かいデータは明かせないが、ないものと承知している。
◆狩野浩志 委員
企業誘致推進補助金が当初予算でも措置されているが、この利用状況はどうか。
◎小沼
企業誘致推進室長
平成29年度の交付実績は23件、5億7,000万円余となっている。
◆狩野浩志 委員
今年度の状況はどうか。
◎小沼
企業誘致推進室長
平成30年10月末現在、4件、9,800万円余となっている。
◆狩野浩志 委員
今年度の予算額7億円と比較して、執行状況が少ないと思う。実施方法について検討した方がよいのではないか。
◎小沼
企業誘致推進室長
企業の状況によって執行時期は異なってくる。年度後半に予定しているものもあるが、補助金交付の対象となる不動産取得税の課税時期が当初予定していた時期よりも遅れて次年度交付になるなど、各年度の状況によって当初とは執行状況は異なってくる。予算については十分に確保できている。
◆狩野浩志 委員
企業誘致には都道府県で競う要素もあるため、群馬県独自の補助制度を考えるよう要望する。
群馬県商工会連合会の関連で、平成29年度から旧記帳専任職員と旧補助員を経営支援員に一本化し、同一業務をやっているにもかかわらず県の補助単価が異なることから、平成31年度以降は旧記帳専任職員の補助単価を旧補助員と同一にしてほしいとの要望を受けている。これについて、県の考え方を伺いたい。
◎吉田
産業政策課長
県商工会連合会からは、経営支援員の補助単価統一の他に4つの要望が出されている。経営支援員の補助単価統一については、現状、高い単価と低い単価が併存しており、団体の要望は高い単価に統一することである。県予算の状況が大変厳しい中で、他の要望と合わせて検討していきたい。
◆狩野浩志 委員
経営支援員の産休育休問題や記帳機械化推進オペレーター経費なども含めて検討しているとのことなので、しっかりとした対応をお願いしたい。また、経営技術基盤強化事業では本県が全国1位の採択件数となっていることもあり、その予算確保の要望について県はどう考えているのか伺いたい。
◎吉田
産業政策課長
商工会の経営指導員では対応できない高度な専門家を派遣する経営技術基盤強化事業の必要性は十分認識しているが、他にも要望があることから先程と同様、他の要望と合わせて検討していきたい。
◆狩野浩志 委員
総合的に検討するとのことなので、しっかりと進めていただきたい。
○
清水真人 委員長
以上で、質疑を終結いたします。
△
付託議案の討論・採決
○
清水真人 委員長
これより
付託議案の採決に入ります。
議案の採決に先立ち、討論される委員は挙手願います。
(「なし」との声あり。)
討論がありませんので、本委員会に付託された
産業経済部関係の議案について、一括して採決いたしたいと存じますが、ご異議ございませんか。
(「なし」との声あり。)
第178号、第192号及び第193号の各議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。
(挙手全員)
挙手全員であります。よって、各議案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
△請願の審査
○
清水真人 委員長
次に、請願の審査に入ります。
本委員会に付託された請願のうち、
産業経済部及び
労働委員会関係の請願は、新規5件であります。
はじめに、第51号について、執行部から説明願います。
◎吉田
産業政策課長
(第51号「グローバル競争を踏まえた生産性向上への支援についての請願」について説明)
○
清水真人 委員長
説明は終わりました。
第51号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「趣旨採択」の声あり。)
「趣旨採択」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。
「趣旨採択」に賛成の委員の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって「趣旨採択」と決定いたします。
次に、第52号について、執行部から説明願います。
◎砂盃
海外ビジネス支援室長
(第52号「ジェトロ(日本貿易振興機構)と連携した県産品の海外展開支援拡大についての請願」について説明)
○
清水真人 委員長
説明は終わりました。
第52号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「海外展示商談会参加機会の拡大等について、『ジェトロ群馬貿易情報センター』と連携し、中小・小規模事業者の海外展開支援の拡充に配慮すること」の部分について「一部採択」の声あり。)
「海外展示商談会参加機会の拡大等について、『ジェトロ群馬貿易情報センター』と連携し、中小・小規模事業者の海外展開支援の拡充に配慮すること」の部分について「一部採択」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。
「一部採択」に賛成の委員の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって、「一部採択」と決定いたします。
次に、第53号について、執行部から説明願います。
◎山田
工業振興課長
(第53号「地元酒などによる乾杯の推進についての請願」について説明)
○
清水真人 委員長
説明は終わりました。
第53号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「採択」の声あり。)
「採択」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。
「採択」に賛成の委員の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって「採択」と決定いたします。
次に、第54号について、執行部から説明願います。
◎佐藤
観光物産課長
(第54号「群馬ブランド再構築のための戦略的広報の推進についての請願」について説明)
○
清水真人 委員長
説明は終わりました。
第54号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「採択」の声あり。)
「採択」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。
「採択」に賛成の委員の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって「採択」と決定いたします。
次に、第59号について、執行部から説明願います。
◎角田
商政課長
(第59号「中小企業の事業承継支援についての請願」について説明)
○
清水真人 委員長
説明は終わりました。
第59号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「採択」の声あり。)
「採択」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。
「採択」に賛成の委員の挙手を求めます。
(挙手全員)
挙手全員であります。
よって「採択」と決定いたします。
以上で、請願の審査は終了いたしました。
△その他
○
清水真人 委員長
その他、皆様から何かございますか。
(「なし」との声あり。)
△休憩
○
清水真人 委員長
以上で、
産業経済部及び
労働委員会関係の審査を終了いたします。
午後1時から再開して、
企業局関係の審査を行います。
暫時休憩いたします。
(午前11時43分休憩)
委員会記録署名委員
産経土木常任委員会
委員長 清水 真人...