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  1. 群馬県議会 2018-12-07
    平成30年第3回定例会環境農林常任委員会(環境森林部関係)-12月07日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成30年第3回定例会環境農林常任委員会環境森林部関係)-12月07日-01号平成30年第3回定例会環境農林常任委員会環境森林部関係委員会の名称 環境農林常任委員会 開催場所   403委員会室 開議年月日時 平成30年12月7日 午前10時00分 散会年月日時 平成30年12月7日 午前11時25分 会議の目的  平成30年第3回後期定例県議会における付託議案等審査        (環境森林部関係)        副委員長 山﨑俊之   委員 関根圀男    委員 久保田順一郎 出席委員   委員   織田沢俊幸  委員 後藤克己    委員 酒井宏明        委員   大和 勲   委員 加賀谷富士子 欠席委員   委員長  髙橋 正 執行部出席者       【環境森林部】        環境森林部長   須藤雅紀  副部長         山崎信明        環境政策課長   松下 克  環境エネルギー課長   品川知一        環境保全課長   根岸達也  廃棄物リサイクル課長 木島敏博        不法投棄主監   水澤俊也  自然環境課長      井坂雅彦        尾瀬保全推進室長 坂田達也  林政課長        田中貴弘        森づくり主監   武田將幸  林業試験場長      石田博文
           上席研究員    國友幸夫  林業振興課長      桑原雅美        きのこ普及室長  石田敏之  森林保全課長      小山兼広        森林管理主監   天田雅之  緑化推進課長      多胡正洋開議山﨑俊之 副委員長   ただいまから環境農林常任委員会を開きます。  本日の委員会は、お手元に配付の次第により、環境森林部関係審査を行います。  なお、髙橋委員長は、本日、所用のために欠席になりますので、私の方で進めてまいります。 △副委員長あいさつ山﨑俊之 副委員長   (副委員長あいさつ) △付託議案概要説明内容説明山﨑俊之 副委員長   それでは、本委員会に付託された議案概要及び内容について、説明をお願いいたします。 ◎須藤 環境森林部長   (付託議案について概要説明) ○山﨑俊之 副委員長   それでは、続いて、付託議案内容につきまして、関係課長から説明をお願いします。 ◎松下 環境政策課長  ◎田中 林政課長  ◎小山 森林保全課長   (以上、第178号「平成30年度群馬県一般会計補正予算(第4号)」について、予算説明書により説明) ◎松下 環境政策課長   (第190号「指定管理者指定について」について、議案書及び資料1「環境森林部所管施設における指定管理者候補者選定結果について」により説明) ○山﨑俊之 副委員長   以上で付託議案説明は終わりました。 △付託議案質疑山﨑俊之 副委員長   これより、付託議案質疑を行います。  委員質疑及び執行部答弁におかれましては、簡潔明瞭にお願いいたします。  なお、所管事項に関わる質疑につきましては、付託議案質疑終了した後に行いますので、ご了承願います。 ◆酒井宏明 委員   指定管理者選定について伺いたい。現指定管理者に比べ、来年度以降指定管理料が下がる施設及び理由を伺いたい。 ◎多胡 緑化推進課長   環境森林部所管の8施設のうち、次期指定管理料が下がる施設は「みかぼ森林公園」のみである。 当公園は、自然観察型の森林公園であり、他の森林公園と比べて管理する施設が少ないことや、年間利用実績(H29:6,308人)を踏まえ、現管理者意見も参考に、定期的な巡視による適正なサービスの維持が可能であると判断したことから、現在に比べ指定管理料を5年間で8,601千円、単年度平均で1,720千円削減している。 ◆酒井宏明 委員   みかぼ森林公園における次期指定管理体制はどのようになるのか。 ◎多胡 緑化推進課長   現在のみかぼ森林公園管理運営体制は4名で、うち1名が常駐している。次期指定管理においては、1日おきに園内の巡視をすることを見込んでいる。 ◆酒井宏明 委員   1日おきで4人体制ということか。 ◎多胡 緑化推進課長   3人体制とし、事務職員が1名、現場対応が2名と考えている。 ◆酒井宏明 委員   職員体制が変更されても、利用者の緊急時の対応は大丈夫か。 ◎多胡 緑化推進課長   みかぼ森林公園は、次期指定管理者本社又は藤岡森林事務所から自動車で約60分の距離にあるが、緊急時にも対応できるものと考えている。 ◆酒井宏明 委員   指定管理者制度導入官製ワーキングプアの要因とならないよう、責任をもって対応してほしい。 ○山﨑俊之 副委員長   以上で付託議案質疑終了いたします。 △所管事項説明山﨑俊之 副委員長   続いて、所管事項配付資料について説明をお願いいたします。 ◎田中 林政課長   (資料2「林業県ぐんま推進会議設置等について」について説明) △所管事項質疑山﨑俊之 副委員長   それでは、これより所管事項質疑に入ります。  委員質疑及び執行部答弁におかれましては、簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆久保田順一郎 委員   苗木生産等について伺いたい。スギ赤枯病対策として、県は苗木生産者にどのように指導していくのか。 ◎武田 森づくり主監   スギ赤枯病を防ぐためには、苗畑での生産管理苗木の出荷・購入時、及び造林後の各段階対策を行う必要がある。その対策を適切かつ効率的に実施するため、林業試験場と連携し、赤枯病対策に必要なガイドラインを作成し、生産者等へ普及したい。 ◆久保田順一郎 委員   できるだけ早く、スギ赤枯病対策の指針やガイドラインの作成をお願いしたい。  次に、採種の関係で伺いたい。カラマツ種子が不足しているが、県は、どのように確保を図っていくのか。 ◎武田 森づくり主監   現在、県内カラマツ林種子を採取している。加えて、今後、他県からの種子の移入や、さし穂による育苗技術の確立などを進め、カラマツ苗木確保したい。 ◆久保田順一郎 委員   カラマツ苗木の安定的な生産・供給に向け、しっかりとした支援をお願いしたい。  太田市で、鍍金工場から六価クロムを含む排水農業用水路に流出したと報道されているが、現在の状況及び農業への影響はどうか。 ◎根岸 環境保全課長   水質汚濁防止法に基づき太田市が対応している事案で、12月3日に鍍金工場排水基準超過が判明したことから、県は関係機関への連絡を行った。すでに事業者排水は通常に戻っており、現在、事業者が自主的に水路の清掃を行っているところであるが、あと数日くらいかかると思われる。 ◆久保田順一郎 委員   農業への影響はどうか。 ◎根岸 環境保全課長   農業用水使用している時期ではないことや水路が閉鎖されている状況等から、農業への影響はないと考えている。 ◆後藤克己 委員   ぐんま緑県民基金事業見直しについて伺いたい。今年度実施した県民アンケートでは、制度を理解している県民が1割に満たないなど、県民認知率が低い結果となったが、今後認知率向上について、どのような検討をしているのか。 ◎田中 林政課長   第Ⅱ期に向けた事業見直しを行っていく中で、認知率向上にも力を入れたい。現場のことをよく知ってもらうことも重要と考えており、施行地をアピールする看板や、ぐんま緑県民基金事業実施中を表示・PRする「のぼり旗」の設置検討している。  また、「ぐんま緑県民税」の導入趣旨を踏まえ、森林の役割を理解してもらうための森林に親しむ体験活動や、森林林業関係団体と協力したPR活動実施検討している。事業活用がさらに広がり「ぐんま緑県民税」の認知が高まるよう、取り組んでいきたい。 ◆後藤克己 委員   県職員関係者等のコアとなる人々から理解を広げていくことも重要であると思う。  また、都市部平野部で緑に触れられる事業などが実施できるよう見直しができないか。 ◎田中 林政課長 
     様々な意見をいただいており、今後、どのようなことができるのか検討していく。 ◆酒井宏明 委員   高崎渋川線バイパスに端を発した有害スラグの問題について伺いたい。高崎渋川線バイパス有害スラグからは、基準を超える鉛や砒素が検出され、撤去されているが、この問題に関するその後の調査状況はどうか。 ◎木島 廃棄物リサイクル課長   高崎渋川線バイパス保護路肩部分基準値を超過した建設資材使用されていたという問題について、県は、現在、廃棄物処理法に基づき、関係者に対する立入検査や報告徴収により、事実関係についての調査を行っており、製造元を含む全容解明に努めているところである。 ◆酒井宏明 委員   この問題では、排出事業者までしっかり追求し、速やかに調査を行うことが必要である。廃棄物の疑惑が濃厚となった段階で、速やかに措置命令を出して全量撤去すべきであるが、調査終了の目処はいつか。 ◎木島 廃棄物リサイクル課長   現在、廃棄物処理法に基づき、事実関係調査中であり、できるだけ早期に事実関係全容を明らかにしたいと考えている。 ◆酒井宏明 委員   速やかにお願いしたい。さらに、箕郷のソーラー発電所にも基準値を超過した建設資材使用されていると思われるが、高崎市任せではなく、県も市と連携して調査をしていくべきだと思うがどうか。 ◎根岸 環境保全課長   事実関係が明らかになれば、高崎市と連携して対応していきたい。 ◆酒井宏明 委員   このソーラー発電所での基準値を超過した建設資材使用について、廃棄物リサイクル課長は把握しているか。 ◎木島 廃棄物リサイクル課長   ソーラー発電所の所在は承知しているが、建設資材使用など地下部分についての詳細な情報までは、把握していない。 ◆酒井宏明 委員   掘削等を行って、地下状況を詳しく調査してほしい。  鉛・砒素有害性とその対応について、県の認識はどうか。 ◎根岸 環境保全課長   一般的に、鉛については、急性毒性として嘔吐など、慢性毒性として貧血や神経障害など、また、砒素については、急性毒性としてめまいや下痢など、慢性毒性として末梢神経障害などが起こると言われている。  有害物質の人への影響を考える場合、どれだけ摂取するかが問題となる。人への健康被害防止の観点から、土壌汚染対策法廃棄物処理法などの法令が定められており、個々の事案について、これらの法令に基づき対応していくことが重要である。 ◆酒井宏明 委員   有害スラグ不法投棄事件が後を絶たない中で、県の姿勢が問われている。法に則って取り組むと言っているが、その心構えを聞きたい。 ◎須藤 環境森林部長   高崎渋川線バイパスに端を発したこの問題については、これまでの答弁のとおり、廃棄物処理法に基づき立入調査報告徴収実施している。廃棄物該当性が認められれば、県民の安全・安心の確保を第一に考え、法に基づき適切に対応していく。 ◆酒井宏明 委員   これまでの努力は評価しているが、全庁をあげて取り組んで欲しい。  次に、ぐんま県境稜線トレイルについて伺いたい。避難小屋やトイレ、木道等整備状況はどうか。 ◎井坂 自然環境課長   「ぐんま県境稜線トレイル活用促進協議会」のもと、自然環境課は、未開通区間白砂山~三坂峠間)の整備案内標識設置、既設の登山道の再整備に取り組んでいる。今回開通した区間白砂山~三坂峠間)は、距離が長く移動時間もかかるため、避難小屋設置が課題になっている。このため、関係課からなる部会において設置場所選定規模検討などを行っている。 ◆酒井宏明 委員   まだまだ整備が不十分である等の関係者からの厳しい声も聞かれる。自然環境に配慮しつつも、登山者利便性安全性確保するための整備が必要と考えるが、具体的にはどのように取り組んでいるか。 ◎井坂 自然環境課長   避難小屋整備について関係課検討を進めているほか、その他の取組として、利用者利便性安全性確保のため、関係課が協力して安全登山のための注意喚起などの情報発信を、県ポータルサイトルートマップ、現地の注意看板などで行っている。 ◆酒井宏明 委員   登山者の安全が第一であることから、関係者意見を聞きながらしっかり取り組んで欲しい。 ◆大和勲 委員   館林美術館ESCO事業について伺いたい。参加表明事業者数最優秀提案者及び事業導入効果はどうか。 ◎品川 環境エネルギー課長   2者から参加表明があり、アズビル(株)(本社:東京)と県内事業者からなるグループが最優秀提案者となった。ESCO事業導入により、省エネルギー率は約41%、二酸化炭素排出量は約44%削減できるものと考えている。なお、年間経費削減予定額は32,016千円、ESCO事業実施による管理会社への年間サービス料は25,909千円である。 ◆大和勲 委員   ESCO事業実施にあたり、県内企業の育成をどのように進めるのか。 ◎品川 環境エネルギー課長   ESCO事業の公募にあたり、応募条件として、県内企業を優先して下請業者選定することを求めており、参加した下請業者が元請業者の経験やノウハウを習得できるよう努めている。 ◆大和勲 委員   今後の導入予定施設はどうか。 ◎品川 環境エネルギー課長   現在、導入可能性調査平成21年及び28年実施)に基づき、ESCO事業導入による効果が認められる施設を中心に検討しており、条件が整った施設から導入を進めたい。 ◆大和勲 委員   最後に、ごみ減量化について伺いたい。ごみ減量化については、こども達への教育・啓発も重要であると思う。環境省が作成した「7日でチャレンジ!食品ロスダイアリー」について、県ではどのような活用を考えているか。 ◎木島 廃棄物リサイクル課長   当該冊子は、7日間で発生した食品ロスの量を集計・把握することにより、各家庭における食品ロス削減を促進する内容となっており、家族一人ひとり生活スタイルを見つめ直し、食品ロス削減に主体的に取り組むきっかけになると考えている。  県では、県内各市町村に対して情報提供を行ったほか、県環境情報サイトECOぐんま」も活用し、 幅広く情報共有を図っている。なお、出前講座等においても、食品ロスの現状や削減必要性等について十分な説明を行いながら、活用を促したい。 ◆大和勲 委員   様々な手法を用いて、ごみ減量化に取り組んでほしい。 ○山﨑俊之 副委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。 △付託議案討論採決山﨑俊之 副委員長   これより、付託議案採決に入ります。  採決に先立ち、討論される委員挙手願います。  (挙手なし)  討論がありませんので、本委員会に付託された議案のうち、環境森林部関係議案について、採決いたします。  はじめに、第178号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成委員挙手願います。  (挙手多数)  挙手多数であります。  よって、第178号議案は、原案のとおり可決することに決定しました。  次に、第190号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成委員挙手願います。  (挙手多数)  挙手多数であります。  よって、第190号議案は、原案のとおり可決することに決定しました。  以上で、付託議案採決終了しました。 △請願審査山﨑俊之 副委員長   次に、請願審査に入ります。  本委員会に付託された請願のうち、環境森林部関係請願は、継続1件であります。  それでは、第24号について執行部から説明願います。 ◎木島 廃棄物リサイクル課長   (第24号「大規模産業団地の造成と産業廃棄物処理推進等についての請願<1項②、2項>」について説明) ○山﨑俊之 副委員長   説明は終わりました。  第24号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。  (「継続」の声あり。)  それでは、挙手により賛否を問います。  継続賛成委員挙手願います。  (挙手全員)  挙手全員であります。  よって継続と決定いたします。
    意見書発議協議山﨑俊之 副委員長   ここで、意見書発議について協議を行います。  関根委員から発言を求められておりますので、お願いします。 ◆関根圀男 委員   意見書発議について、提案させていただきます。  案文配付をお願いします。  (提案説明) ○山﨑俊之 副委員長   説明は終わりました。  本意見書(案)について、ご協議願います。 ◆後藤克己 委員   「予算の大幅な拡充」という表現のトーンを弱めた方がよいのではないか、という若干の懸念はあるが、必要な予算確保することについて全体としては賛成である。 ◆織田沢俊幸 委員   近年、全国的に大きな災害が頻発しており、予算の全体額が増えないことには、災害地域での復旧対策にしか予算を回せなくなる状況にある。 ◆酒井宏明 委員   他の事業とのバランスを考えると、「大幅な拡充」の表記を「予算確保」等とトーンを弱める方がよいのではないかとも思うが、意見書趣旨としては賛成である。 ○山﨑俊之 副委員長   それではお諮りいたします。  「林野公共事業推進に関する意見書」について、本案のとおり委員会から発議することに、賛成委員挙手願います。  (挙手全員)  挙手全員であります。  よって本意見書案文のとおり、環境農林常任委員会から発議することといたします。 △休憩(11:25~) ○山﨑俊之 副委員長   以上で、環境森林部関係審査終了いたします。  それでは、暫時、休憩いたします。  13時から再開し、農政部関係審査を行います。  お疲れさまでした。  (午前11時25分終了)  委員会記録署名委員   環境農林常任委員会    副委員長 山﨑 俊之...