また、
幼稚園は発生した都度と考えており、第6波のときに、
子供たちの施設の中で一番多いときに1週間で98施設ぐらいが発生していますので、それを基に1クラス大体30人くらいのところが1週間に100施設出るということが2か月続くというような
想定等をいたしまして、大体5万人ということを見込んで算定したものです。
○
加藤雄次 委員長 加藤委員。
◆
加藤正一 委員 続けてお伺いをします。
例えば
高齢者施設で、週1
回検査を実施するということですけれども、その検査の
実施方法について、お聞かせいただきたい。
週1回、例えば、あるAという施設で
職員等がこれだけいるというと、週1回の中で何曜日かに分けてやっていくのか、1回
当たりの人数を、ある程度目安をつけてやっていくのか。ついては、検査をどのように行っていくのか、続けてお聞かせをいただきたいと思います。
○
加藤雄次 委員長 林感染症対策課長。
◎林
感染症対策課長 実施方法についてですが、検査のための
採取容器に唾液を取りますので、
採取容器を施設にお送りしておいて、1週間に1度、
職員全員分の検査を毎週やっていく想定です。
○
加藤雄次 委員長 加藤委員。
◆
加藤正一 委員 これだけの規模の検査を実施していく上で、また、全国的に検査を拡大していく中で、必要な
資機材の確保、試薬を含めて、しっかり確保するめどがあるのかどうか。
それと、仮に週1
回検査をした結果、職員に
複数陽性者が出た場合に、施設間で
スタッフの
サポート、応援みたいな何か仕組みを整えたと思うのですが、仮に施設で
感染者が複数出た場合に、
スタッフの
サポートというのはどうやってしていくのか、その辺りについてもお聞かせください。
○
加藤雄次 委員長 林感染症対策課長。
◎林
感染症対策課長 まず1点目のご質問の試薬についてです。こちらは今、
PCR検査の試薬が少ないというお話もありますし、
抗原定性検査キットも少し品薄だという情報はありますが、それは国がメーカーと調整し確保していると聞いております。
この検査に関しては、その2つではなくて
抗原定量検査で、
抗原定性検査よりは精度が高く、ほぼ
PCR検査に近い精度のものにさせていただいております。この
試薬等の不足は確認されておりませんので、確保できるものと思っております。
それから2点目の、週1回の検査で陽性になった場合は、まずは嘱託医、
協力医と連携しまして、施設での
感染拡大を抑え込むとか、また
発生施設支援チームを送りましてゾーニングであるとか、感染の対策については今もやっているところです。
また、1人発生したときには、相談にもすぐ乗れるように、24時間の間にきちんとその施設と連絡を取りながら、情報をしっかりと把握した上で、どうやっていくかなどの相談もしているところです。
○
加藤雄次 委員長 加藤委員。
◆
加藤正一 委員 ぜひ、今の
説明内容で
感染拡大の抑止、特に
高齢者等で感染が多数見られるということもありますので、その対策の効果が見られるように期待をしておりますので、お願いいたします。
○
加藤雄次 委員長 ほかにありますか。
青木委員。
◆
青木克明 委員 今、
感染症対策課長から
定量検査の概略の説明がありましたが、今のBA.5は感染の速度が速い、
潜伏期間も短い、ということもあって、このBA.5向きの検査の方法、これが
定量検査ではないかなと思っております。今回は
高齢者、
障害者施設、
幼稚園等に限って、予算を計上していますが、学校でも、
医療機関でも、早く一定の量が出れば、基準が20だとすれば、その基準を超えない5とか10とかという数字から、25とか30とかという微妙なときに、もう一度、2日後に検査することが、さらに検査の効果、要するに
PCR検査や
定性検査よりは使いやすのではないかと思うのです。今後の
定量検査の使い方について、
感染症対策課長からも
資機材の量的な問題はあまりない、心配しなくてもいいようなお話も含めて、今後どのように考えていくのか、BA.5に対応するためのことも含めて、お聞きをしたいと思います。
○
加藤雄次 委員長 林感染症対策課長。
◎林
感染症対策課長 PCR検査は精度が高く、また
抗原検査キットも、今のような
感染状況の中で発熱がある場合には、非常に精度は高くなっていくものだと思っております。
定量検査はその中間で、それぞれの、例えば
抗原検査キットであれば、まず簡単に、15分なり30分待てば結果が出るということもありますし、
PCR検査や
抗原定量検査だと半日ぐらいかかるので、検体を送ったりすれば1日とか、2日後に検査結果が出る場合もありますので、それぞれの検査をうまく組み合わせた上で、今の、またこれから起こる株の特性に合わせながら、それぞれの検査をうまく使っていくことかと理解しております。
○
加藤雄次 委員長 青木委員。
◆
青木克明 委員 これからどのように株が変異をしていくか分かりませんので、
感染症対策課長が説明をされたように、状況を見極めながらというのは非常に重要だと思います。ただ
定量検査は、状況を見て何回も続けて検査することによって、数値が増えていくことによって陽性に変わっていくので、学校とか
医療機関とか、場所によっては
定量検査を有効に使える可能性があると思います。
定量検査を扱っている機械を通して検査をしなくてはいけないので、
定性検査とは違い時間はかかるようですが、
感染症対策課長は
半日程度と言いましたけれども、30分ぐらいで対応できると言っている
医療機関もあるようなので、私は戦略的に
定量検査を多用して、そういったものをそろえることによって感染の拡大を防ぐという大きなテーマに向け、
定量検査を最大に活用すべきところはたくさん出てくるのではないかなと感じたのでお聞きしたのです。ぜひ、
感染拡大を止めるための1つの手段として、この
定量検査をうまく活用していただきたいと思います。
以上です。
○
加藤雄次 委員長 ほかにありますか。
(「ありません」と呼ぶ声あり)
それでは、ないようですので、以上で質疑を終了いたします。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ声あり)
○
加藤雄次 委員長 それでは、
付託議案の採決を行います。
本案は原案のとおり決定することにご賛成の委員の挙手を求めます。
(
賛成者挙手)
○
加藤雄次 委員長 挙手全員であります。したがって、本案は原案どおり可決されました。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
これをもちまして
生活保健福祉委員会を
閉会といたします。
午前10時35分
閉会...