• "新規就農者支援"(1/1)
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  1. 山形県議会 2021-09-01
    10月08日-05号


    取得元: 山形県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-17
    令和 3年  9月 定例会(第403号)  令和三年十月八日(金曜日)午前十一時十分 開議議事日程第五号  令和三年十月八日(金曜日)午前十時開議第一   議第百二十四号 令和三年度山形県一般会計補正予算(第五号)第二   議第百二十五号 令和三年度山形県港湾整備事業特別会計補正予算(第一号)第三   議第百二十六号 令和三年度山形県流域下水道事業会計補正予算(第一号)第四   議第百二十七号 令和三年度山形県病院事業会計補正予算(第二号)第五   議第百二十八号 山形県手数料条例の一部を改正する条例の制定について第六   議第百二十九号 山形県流域下水道条例の一部を改正する条例の制定について第七   議第百三十号 山形県県道の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について第八   議第百三十一号 漁港事業に要する費用の一部負担について第九   議第百三十二号 防災減災事業等に要する費用の一部負担について第十   議第百三十三号 河川内水利施設適正化事業等に要する費用の一部負担について第十一  議第百三十四号 都市計画街路事業に要する費用の一部負担について第十二  議第百三十五号 流域下水道の建設事業に要する費用の一部負担について第十三  議第百三十六号 港湾事業に要する費用の一部負担について第十四  議第百三十七号 急傾斜地崩壊対策事業に要する費用の一部負担について第十五  議第百三十八号 小型船舶用自走式ホイストの取得について第十六  議第百三十九号 山形県郷土館等の指定管理者の指定について第十七  議第百四十号 健康の森公園の指定管理者の指定について第十八  議第百四十一号 山形県金峰少年自然の家の指定管理者の指定について第十九  議第百四十二号 権利の放棄について第二十  議第百四十三号 東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所及び同社福島第二原子力発電所の事故に基づき生じた損害賠償の和解のあっせんの申立てについて第二十一 議第百四十五号 令和三年度山形県一般会計補正予算(第六号)第二十二 議第百四十六号 山形県副知事の選任について第二十三 請願第二十四 議第百四十七号 令和二年度山形県電気事業会計未処分利益剰余金の処分について第二十五 議第百四十八号 令和二年度山形県工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分について第二十六 議第百四十九号 令和二年度山形県公営企業資産運用事業会計処分利益剰余金の処分について第二十七 議第百五十号 令和二年度山形県水道用水供給事業会計処分利益剰余金の処分について第二十八 令和二年度山形県一般会計歳入歳出決算第二十九 令和二年度山形県公債管理特別会計歳入歳出決算第三十  令和二年度山形県市町村振興資金特別会計歳入歳出決算第三十一 令和二年度山形県母子父子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算第三十二 令和二年度山形県国民健康保険特別会計歳入歳出決算第三十三 令和二年度山形県小規模企業者等設備導入資金特別会計歳入歳出決算第三十四 令和二年度山形県土地取得事業特別会計歳入歳出決算第三十五 令和二年度山形県農業改良資金特別会計歳入歳出決算第三十六 令和二年度山形県沿岸漁業改善資金特別会計歳入歳出決算第三十七 令和二年度山形県林業改善資金特別会計歳入歳出決算第三十八 令和二年度山形県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算第三十九 令和二年度山形県流域下水道事業会計決算第四十  令和二年度山形県電気事業会計決算第四十一 令和二年度山形県工業用水道事業会計決算第四十二 令和二年度山形県公営企業資産運用事業会計決算第四十三 令和二年度山形県水道用水供給事業会計決算第四十四 令和二年度山形県病院事業会計決算第四十五 発議第十五号 私学助成の充実強化を求める意見書第四十六 発議第十六号 少人数学級編制に向けた計画的な教職員定数改善と必要な財政措置を求める意見書第四十七 発議第十七号 米の需給調整を求める意見書第四十八 発議第十八号 社会資本整備の推進及び財源確保を求める意見書第四十九 発議第十九号 コロナ克服・経済再生特命補佐の職務内容の公表等を求める決議第五十  議員の派遣について本日の会議に付した事件 議事日程第五号の外追加日程 (追加日程)第一   議員の辞職について出席議員(四十一名)  二番 梅津庸成議員  三番 今野美奈子議員  四番 菊池大二郎議員  五番 原田和広議員  六番 高橋 淳議員  七番 遠藤寛明議員  八番 相田光照議員  九番 遠藤和典議員  十番 梶原宗明議員 十一番 関  徹議員 十二番 山科朝則議員 十三番 菊池文昭議員 十四番 松田敏男議員 十五番 青木彰榮議員 十六番 青柳安展議員 十七番 五十嵐智洋議員 十八番 柴田正人議員 十九番 渋間佳寿美議員二十一番 矢吹栄修議員二十二番 小松伸也議員二十三番 渡辺ゆり子議員二十四番 石黒 覚議員二十五番 吉村和武議員二十六番 高橋啓介議員二十七番 島津良平議員二十八番 加賀正和議員二十九番 森谷仙一郎議員 三十番 鈴木 孝議員三十一番 楳津博士議員三十二番 奥山誠治議員三十三番 小野幸作議員三十四番 木村忠三議員三十五番 金澤忠一議員三十六番 伊藤重成議員三十七番 舩山現人議員三十八番 田澤伸一議員三十九番 森田 廣議員 四十番 坂本貴美雄議員四十一番 星川純一議員四十二番 志田英紀議員四十三番 野川政文議員欠員(二名)  説明のため出席した者知事          吉村美栄子君企業管理者       高橋広樹君病院事業管理者     大澤賢史君総務部長        大瀧 洋君みらい企画創造部長   小林剛也君防災くらし安心部長   奥山 賢君環境エネルギー部長   杉澤栄一君しあわせ子育て応援部長 松田明子君健康福祉部長      渡邊丈洋君産業労働部長      渡辺将和君観光文化スポーツ部長  斎藤直樹君農林水産部長      高橋雅史君県土整備部長      前内永敏君会計管理者       泉 洋之君財政課長        後藤崇文君教育長         菅間裕晃君公安委員会委員長    北村正敏君警察本部長       佐藤正顕君代表監査委員      松田義彦君人事委員会委員長    安孫子俊彦君人事委員会事務局長   佐藤紀子君労働委員会事務局長   富樫健治君     午前十一時十分 開議 ○議長(坂本貴美雄議員) これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(坂本貴美雄議員) 日程に先立ち報告があります。 知事より、今期定例会に追加提案する議案及び令和二年度山形県一般会計歳入歳出決算外十六決算並びに「健全化判断比率及び資金不足比率の報告書」並びに「内部統制評価報告書」が、また、教育長より「『教育に関する事務の管理及び執行状況』の点検及び評価報告書」が、それぞれ十月七日付をもってお手元に配付のとおり送付になりましたので、報告いたします。〔参照〕 △(イメージ)令和3年9月県議会定例会追加議案等の送付について △(イメージ)令和2年度山形県歳入歳出決算書の送付について △(イメージ)令和2年度公営企業会計決算書の送付について △(イメージ)地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告書の送付について △(イメージ)令和2年度山形県内部統制評価報告書の送付について △(イメージ)令和2年度「教育に関する事務の管理及び執行状況」の点検及び評価報告書の提出について △日程第一議第百二十四号議案から日程第二十三請願まで(各常任委員長報告) ○議長(坂本貴美雄議員) これより日程に入ります。 日程第一議第百二十四号令和三年度山形県一般会計補正予算第五号から、日程第二十三請願までの二十三案件を一括議題に供します。 これら案件に対する審査の経過と結果について、各常任委員長より報告を求めます。 報告の順は私から指名いたします。 文教公安常任委員長高橋淳議員。 ◆文教公安常任委員長(高橋淳議員) 文教公安常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第百二十四号中本委員会所管分及び議第百四十一号の二議案並びに請願一件であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「警察音楽隊による広報は非常に効果的と考えるが警察音楽隊の活動状況について」「今年六月に公布された教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律について学校現場へ浸透させることが必要と考えるが、その対応状況について」「学校が配付したタブレット端末によるいじめの報道を受け配付端末に係るセキュリティー対策などの徹底が必要と考えるがどうか」「警察の非違事案が多数発生しているが再発防止に向けた対応について」「児童に対する挨拶の励行の指導状況について。また、小学校における防犯教室の開催状況について」「山形県体育館及び山形県武道館の指定管理による運営を令和四年度まで一年間延長するに至った経緯及び今後の在り方について」「秋の交通安全県民運動の成果及び今後の交通事故防止対策について」「県立米沢養護学校に開設予定の就労コースの校舎建築に係る債務負担行為の設定の経緯及びⅠCTを活用して就労を目指すカリキュラムが必要と考えるがどうか」「少人数学級編制に向けた計画的な教職員定数改善と必要な財政措置を求める意見書を提出すべきと考えるがどうか」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました二議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願の審査結果について申し上げます。 本委員会に付託になりました請願一件を審査した結果、請願三二号については、なお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上をもって文教公安常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(坂本貴美雄議員) 厚生環境常任委員長五十嵐智洋議員。 ◆厚生環境常任委員長五十嵐智洋議員) 厚生環境常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第百二十四号中本委員会所管分及び議第百二十七号の二議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「新型コロナの影響による生活保護世帯の現状及び独り親等に対する支援状況について」「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた酸素ステーションの準備状況について。また、酸素ステーションの設置に当たっては既存の医療機関を活用すべきと考えるがどうか」「新型コロナウイルス感染症の第六波に備え、病床が逼迫した場合を想定しさらに宿泊療養施設を確保していくべきと考えるがどうか」「県立病院におけるオンライン面会の実施状況について」「新型コロナウイルス感染症の対応に伴い保健所が担う業務が増加していることから、保健師などの資格がなくとも対応可能な業務については事務職員による対応や外部委託を検討すべきと考えるがどうか」「再生可能エネルギーと地域の自然及び歴史・文化的環境等との調和に関する条例・仮称骨子案に定める再エネ発電事業の廃止方法について。また、不適切な事業者に対する対応策について」「認定こども園等整備推進費の補正に関して幼稚園から認定こども園への移行状況と国庫支出金等の負担割合について」「就労継続支援B型事業所を利用する障がいのある方に対する支援金の概要について」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました二議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願五件の審査結果について申し上げます。 請願九号、請願一〇号、請願一九号、請願二三号及び請願二五号については、いずれもなお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上をもって厚生環境常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(坂本貴美雄議員) 農林水産常任委員長遠藤寛明議員。 ◆農林水産常任委員長(遠藤寛明議員) 農林水産常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第百二十四号中本委員会所管分、議第百二十八号、議第百三十一号から議第百三十三号まで及び議第百四十五号中本委員会所管分の六議案並びに請願二件であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「新規就農者及び離農者の現状について。また、見直しが検討されている政府の新規就農者支援策に対する県の対応について」「サクランボ大玉新品種『やまがた紅王』の苗木の供給状況について」「小規模・家族農業の現状及び今後の展望について」「ウッドショックの現状及び県産木材を有効活用するための取組について」「本県におけるスマート農業の取組状況について」「今期定例会に追加提案された山形米ハート『新米贈ろう』キャンペーンの詳細について」「サケの不漁に対する他県との情報共有について。また、アユの不漁をどのように分析しているのか」「水産業成長産業化支援事業の進捗状況について」「米の需給調整に係る県の認識について。また、今後の米のブランド戦略について」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました六議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願の審査結果について申し上げます。 本委員会に付託になりました請願二件を審査した結果、請願二七号については願意妥当と認め採択すべきものと、請願三一号についてはなお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと、それぞれ決定いたしました。 以上をもって農林水産常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(坂本貴美雄議員) 商工労働観光常任委員長遠藤和典議員。 ◆商工労働観光常任委員長(遠藤和典議員) 商工労働観光常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第百二十四号中本委員会所管分、議第百三十九号、議第百四十二号及び議第百四十五号中本委員会所管分の四議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「東北デスティネーションキャンペーンにおける本県の取組の特色について。また、同キャンペーン後の誘客に向けた取組について」「県産品の輸出に対する新型コロナウイルス感染症の影響について」「山形県文化財保存活用大綱策定後の県民への周知方法について。また、保存と活用に向けた今後の取組について」「飲食業関連家賃等緊急支援事業の対象となる業種及び経費について」「テークアウトなどに既に取り組む事業者に対するテイクアウト・デリバリー等支援事業による支援について」「山形応援寄付金いわゆるふるさと納税の受入れ増額に向けた取組について」「観光立寄施設緊急支援事業の対象となる経費及び今後の進め方について」「感染防止対策を講じながら県職員が率先して飲食店等を利用することが本県経済の回復につながると考えるがどうか」「新型コロナウイルス感染症に係る経済対策を実施するに当たってのコロナ克服・経済再生特命補佐からのアドバイスの有無及びその効果について」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました四議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願一件の審査結果について申し上げます。 請願二四号については、紹介議員を通して取下げの申出がありましたのでこれを承認すべきものと決定いたしました。 以上をもって商工労働観光常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(坂本貴美雄議員) 建設常任委員長梶原宗明議員
    建設常任委員長(梶原宗明議員) 建設常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第百二十四号中本委員会所管分から議第百二十六号まで、議第百二十九号、議第百三十号、議第百三十四号から議第百三十八号まで及び議第百四十号の十一議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「『ゼロカーボンやまがた二〇五〇』を推進していくためバイオマスを活用した住宅づくりを検討してはどうか」「国土強靱化のための予算の執行状況について。また、事業効果を早期に発現させるための建設技術者確保の取組状況について」「流域治水における河川整備等のハード対策及びソフト対策である避難確保計画の作成状況について」「令和二年七月豪雨により発生した災害箇所の復旧状況について」「通学路の安全対策に関する整備手法の工夫について」「和歌山県において水管橋が崩落する事故が発生したが、本県が管理する水管橋の設置状況及び点検・更新の考え方について」「酒田港の基地港湾指定までのプロセス及び国、県の役割について」「ウイズコロナ、アフターコロナを見据えた本県の魅力あるサイクルロードの在り方について」「自然災害が頻発・激甚化する中、県民の安全安心の早期確保のため社会資本整備のさらなる推進並びに国土交通省の来年度予算編成に当たり本県への適切な予算配分を求める意見書を提出すべきと考えるがどうか」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました十一議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって建設常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(坂本貴美雄議員) 総務常任委員長渋間佳寿美議員。 ◆総務常任委員長渋間佳寿美議員) 総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第百二十四号中本委員会所管分、議第百四十三号、議第百四十五号中本委員会所管分及び議第百四十六号の四議案並びに請願四件であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「山形県新型コロナ対策認証制度において施設認証の進捗状況に地域差があることや現在の認証基準の検証について。また、利用者の視点に立った同認証施設の情報発信について」「若年層に県政への関心を持ってもらうための広報について。また、スマートフォンなどのデジタル機器に不慣れな方々への県政情報の発信について」「県内高等教育機関への留学生受入れ拡大に向けて留学希望者向けホームページの作成や留学オンラインフェアを開催する背景とその事業概要について」「緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除に伴い見直した県民等への協力依頼の内容について。また、その見直した内容を県民等に周知するための取組について」「九月補正予算において債務負担行為補正として提案されている福島・米沢間トンネル整備事業調査の概要について」「新たな副知事が選任されればコロナ克服・経済再生特命補佐はその役割を終えると考えるがどうか」「コロナ克服・経済再生特命補佐の設置期間の考え方やこれまでに行った職務の内容について」「新たな副知事の候補者は産業分野に精通し適任と考えるがどうか」「前副知事が就任していた公社等の役員の取扱いについて」「県内私立学校における新型コロナ対策の状況について」「秋の交通安全県民運動の成果について。また、第十一次山形県交通安全計画の目標設定の考え方とその達成に向けた取組方向について」「コロナ禍で企業業績が二極化していることを踏まえ関係部局が連携して対応する必要があると考えるがどうか」「山形県創業支援センター・仮称の設置に向けたみらい企画創造部と産業労働部の連携について」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました議第百二十四号中本委員会所管分、議第百四十三号及び議第百四十五号中本委員会所管分の三議案については全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと、議第百四十六号については全員異議なくこれに同意すべきものと、それぞれ決定いたしました。 なお、本委員会は、本会議において「コロナ克服・経済再生特命補佐の職務内容の公表等を求める決議案」を発議することを全員一致をもって決定いたしましたので、その要旨を申し上げます。 「今般、副知事の選任についての議案が提出され、この同意に伴い副知事とコロナ克服・経済再生特命補佐の二人体制となることから、県政の透明化を図るため、次の事項について県民に明らかにするよう求める。一、副知事とコロナ克服・経済再生特命補佐との役割分担を明確にすること。二、コロナ克服・経済再生特命補佐が行った助言・調査等の職務の内容を速やかに県民に分かりやすく公表すること。」以上であります。 次に、請願の審査結果について申し上げます。 本委員会に付託になりました請願四件を審査した結果、請願二八号についてはなお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと、請願二九号、請願三〇号及び請願三三号については願意妥当と認め採択すべきものと、それぞれ決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願二件の審査結果について申し上げます。 請願二一号及び請願二六号については、なお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上をもって総務常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(坂本貴美雄議員) 以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。 この場合、お諮りいたします。ただいま議題となっております議第百二十四号から議第百四十三号まで、議第百四十五号及び議第百四十六号の二十二議案並びに請願については、討論を省略、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、討論を省略、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決に入ります。 まず、議案について採決いたします。 初めに、議第百二十四号から議第百四十三号まで及び議第百四十五号の二十一議案について採決いたします。 お諮りいたします。議第百二十四号から議第百四十三号まで及び議第百四十五号の二十一議案については、いずれも原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第百二十四号から議第百四十三号まで及び議第百四十五号の二十一議案はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、議第百四十六号山形県副知事の選任についてを採決いたします。 お諮りいたします。議第百四十六号については、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議第百四十六号はこれに同意することに決定いたしました。 次に、請願について採決いたします。 お諮りいたします。これら請願については、関係常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、これら請願は関係常任委員長報告のとおり決定いたしました。〔参照〕 △(イメージ)請願審査結果一覧表 △(イメージ)継続審査請願審査結果一覧表 △日程第二十四議第百四十七号議案から日程第四十四令和二年度山形県病院事業会計決算までの二十一案件(決算特別委員会設置・付託) ○議長(坂本貴美雄議員) 次に、日程第二十四議第百四十七号令和二年度山形県電気事業会計未処分利益剰余金の処分についてから、日程第四十四令和二年度山形県病院事業会計決算までの二十一案件を一括議題に供します。〔参照〕 △(イメージ)議第147号~議第150号 ○議長(坂本貴美雄議員) これら二十一案件についての説明を求めます。 吉村知事。 ◎知事(吉村美栄子君) 本日追加提案いたしました議案の概要について御説明申し上げます。 山形県電気事業会計など四公営企業会計の未処分利益剰余金の処分につきましては、令和二年度決算に伴い生じる利益を処分するためのものであります。 令和二年度一般会計及び公債管理特別会計など十特別会計並びに流域下水道事業会計など六公営企業会計の決算並びに議案の内容の詳細につきましては、議事の進行に従いまして御説明申し上げますので、よろしく御審議の上御認定・御可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(坂本貴美雄議員) 泉会計管理者。 ◎会計管理者(泉洋之君) 令和二年度山形県一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の概要について御説明申し上げます。 初めに、一般会計について申し上げます。 歳入歳出予算現額八千二十八億六千三百三十八万三千円に対し、歳入決算額は七千百七十三億六百八万千八百二十一円、歳出決算額は六千九百七十一億二千七百八十五万七千二百八十一円であります。以下、百万円単位で申し上げます。 歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支は二百一億七千八百万円となり、この額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は百六十一億五千万円の黒字となりました。 前年度と比較いたしますと、歳入では一千百二十六億七千百万円、一八・六%増加し、歳出では一千二億七千六百万円、一六・八%増加しております。 次に、歳入の主なものについて申し上げます。 県税は一千百三億三千九百万円で、地方消費税が税率引上げにより増加した一方、法人事業税が減少したことなどにより、前年度に比べ九千五百万円、〇・一%の減少となりました。 地方譲与税は百八十八億四千二百万円で、地方法人特別譲与税の廃止などにより、前年度に比べ十九億二百万円、九・二%の減少となりました。 地方交付税は一千八百億三千百万円で、普通交付税が増加したことなどにより、前年度に比べ五十五億五千五百万円、三・二%の増加となりました。 国庫支出金は一千三百二十七億四千八百万円で、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増などにより、前年度に比べ五百五十六億七千万円、七二・二%の増加となりました。 県債は八百八十五億五千三百万円で、総合文化芸術館整備事業費債が減少した一方、減収補填債や防災・減災・国土強靱化緊急対策事業費債等が増加したことなどにより、前年度に比べ十一億二千百万円、一・三%の増加となりました。 収入未済額は二十三億三千三百万円で、県税の収入未済額が四億一千万円増加したことなどにより、一般会計全体では前年度に比べ四億一千八百万円、二一・八%の増加となりました。 次に、歳出の主なものについて申し上げます。 民生費は八百九億八千七百万円で、新型コロナウイルス感染症対策介護事業所支援事業費の増などにより、前年度に比べ五十四億四千四百万円、七・二%の増加となりました。 衛生費は四百二億六千九百万円で、新型コロナウイルス感染症緊急対策費の増などにより、前年度に比べ百八十九億百万円、八八・五%の増加となりました。 労働費は二十二億九千百万円で、雇用調整助成金活用支援事業費の増などにより、前年度に比べ二億五千百万円、一二・三%の増加となりました。 商工費は一千三十七億四千七百万円で、商工業振興資金融資事業費が増加したことなどにより、前年度に比べ五百六十四億七千七百万円、一一九・五%の増加となりました。 土木費は八百三十四億五千百万円で、道路除雪費や政府の国土強靱化計画に対応する河川整備補助事業費が増加したことなどにより、前年度に比べ九十三億八千万円、一二・七%の増加となりました。 災害復旧費は九十七億八百万円で、令和二年七月豪雨関連の国直轄建設災害復旧事業費が増加したことなどにより、前年度に比べ十七億八千七百万円、二二・六%の増加となりました。 県債の令和二年度末残高につきましては一兆一千八百十三億百万円で、前年度に比べ八十一億四千四百万円、〇・七%増加しました。 なお、後年度に地方交付税制度により全額手当てされる臨時財政対策債と補正予算債等を除いた県債の残高は六千七百一億三千九百万円で、前年度に比べ五十一億三千万円、〇・八%の増加、さらに、災害復旧事業債を除いた県債残高は前年度に比べ十五億八千万円、〇・二%の増加となっております。 次に、特別会計について申し上げます。 公債管理特別会計など十特別会計の合計の歳入歳出予算現額二千三百四億七千七百九十六万六千円に対し、歳入決算額は二千三百四十八億九千二百八万八千六百三十七円、歳出決算額は二千二百九十九億四千三十二万九千八百六十三円であります。以下、百万円単位で申し上げます。 歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支は四十九億五千二百万円となり、この額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は四十九億三千六百万円の黒字となりました。 前年度と比較いたしますと、歳入では二百三十四億六千七百万円、九・一%、歳出では二百四十六億九千四百万円、九・七%、それぞれ減少しております。 収入未済額は十九億八千九百万円で、母子父子寡婦福祉資金特別会計で九百万円、小規模企業者等設備導入資金特別会計で五百万円減少したことなどから、十特別会計の合計では、前年度に比べ一千五百万円、〇・七%の減少となりました。 以上、令和二年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の概要について申し上げました。よろしく御審議の上御認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(坂本貴美雄議員) 高橋企業管理者。 ◎企業管理者(高橋広樹君) 令和二年度山形県公営企業四事業会計の決算及び未処分利益剰余金の処分について御説明申し上げます。 初めに、決算の概要について申し上げます。 企業局を取り巻く情勢につきましては、施設等の老朽化に伴う更新投資の増大や人口減少等に伴う水需要の減少など、経営環境は厳しさを増しております。 また、近年、大雨等の自然災害が頻発・激甚化する中で、電気や水道など、県民の安全安心な暮らしを支えるライフラインを安定して稼働させるための対策が重要となっております。 こうした状況の下、令和二年度は、山形県企業局経営戦略のさらなる推進に向けて、「施設設備の更新による安全で安定したサービスの提供」「災害及び事故対応力の強化」「再生可能エネルギーの導入・拡大」「市町村との連携推進・県民等の理解促進」及び「地域貢献の推進」の五つを施策の柱に据え、事業運営に取り組んでまいりました。 具体的な取組として、電気事業では、老朽化対策や耐震強度の向上を図るため、既存発電所のリニューアルや送電線鉄塔の建て替えを進めたほか、建設から四十年以上を経過し老朽化が進んだ発電施設について健全度調査を実施いたしました。 また、再生可能エネルギーの導入・拡大を図るため、新規電源開発に向けた各種調査等に取り組むとともに、酒田市浜中地内に県営酒田風力発電所を建設し、令和三年四月から営業運転を開始いたしました。 水道用水供給事業では、村山地区において送水管路の耐震化を進めたほか、村山及び最上地区において水質異常等に備えた緊急排水設備の整備を進めました。 次に、各会計の業務量及び収益的収支の主な内容について申し上げます。 電気事業会計の販売電力量は、発電機の内部点検のため横川発電所を停止したことなどの影響により、前年度を三・三%下回る四億六十二万八千キロワットアワーとなりました。当年度純利益は、販売電力量の減少により料金収入が減少したことなどから、前年度を四・八%下回る三十億一千六百十二万百七十円となりました。 工業用水道事業会計の給水量は、契約水量が増加したことなどにより、前年度を〇・三%上回る一千五百八十七万八千立方メートルとなりました。当年度純利益は、前年度に計上した浄水用薬品に係る独占禁止法違反事業者との損害賠償請求事案の和解金収入が皆減したことや、酒田地区における旧送水管撤去に係る費用が増加したことなどから、前年度を八・一%下回る一億二千五百三十三万五千四百七十九円となりました。 公営企業資産運用事業会計では、県営駐車場の駐車台数は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛の影響などにより、前年度を三六・一%下回る五万三千三百九十八台となりました。県民ゴルフ場の利用者数は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う営業自粛の影響などにより、前年度を一〇・二%下回る二万七千七百七十七人となりました。当年度純利益は、県営駐車場及び県民ゴルフ場の利用者の減少に伴う納付金収入の減少などから、前年度を四三・三%下回る一千七百八十四万二千八百七円となりました。 水道用水供給事業会計の給水量は、前年度がうるう年であったことに伴う給水日数の減少のため給水量が減少した一方で、冬期間の消雪や凍結防止等のため給水量が増加したことなどから、前年度とほぼ同量の七千四百十一万三千立方メートルとなりました。当年度純利益は、前年度に計上した浄水用薬品に係る独占禁止法違反業者との損害賠償請求事案の和解金収入が皆減した一方で、修繕費や固定資産除却費などの費用が減少したことなどから、前年度を一七・七%上回る八億五千三万六千八百二十八円となりました。 これらの結果、令和二年度の四事業会計の収益的収支の合計は、総収益百二十九億七百七十六万九千百三十四円に対し総費用八十八億九千八百四十三万三千八百五十円となり、純利益は四十億九百三十三万五千二百八十四円となりました。 次に、資本的支出について申し上げます。 建設改良費につきましては、朝日川第一発電所などのリニューアル、県営酒田風力発電所の建設及び広域水道の送水管耐震化などに取り組み、これらの結果、四事業会計合計で五十四億一千八百七十二万一千百五十八円となりました。 続きまして、議第百四十七号令和二年度山形県電気事業会計未処分利益剰余金の処分についてから、議第百五十号令和二年度山形県水道用水供給事業会計処分利益剰余金の処分についてまでの四議案について御説明申し上げます。 電気事業会計におきましては、各種積立金を取り崩した額を資本金に組み入れるほか、減債積立金及び建設改良積立金に積み立てるとともに、一般会計に繰り出しを行っております。 工業用水道事業会計におきましては、建設改良積立金を取り崩した額を資本金に組み入れるほか、建設改良積立金に積み立てます。 公営企業資産運用事業会計におきましては、資産運用積立金に積み立てます。 水道用水供給事業会計におきましては、各種積立金を取り崩した額を資本金に組み入れるほか、減債積立金及び建設改良積立金に積み立てます。 以上が令和二年度の公営企業四事業会計の決算及び未処分利益剰余金の処分についてであります。よろしく御審議の上御認定・御可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(坂本貴美雄議員) 大澤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(大澤賢史君) 令和二年度山形県病院事業会計決算の概要について御説明申し上げます。 県立病院は、県民に安心・信頼・高度の医療を提供し、県民医療を守り支えることを使命とし、本県における高度医療、専門医療及び三次救急医療などを担うとともに、各地域の基幹病院としての医療を担っております。 しかしながら、人口減少の加速や少子高齢化の進行に伴う疾病構造の変化、さらには地域間や診療科間における医師の偏在など、近年の病院事業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。 こうした中、病院事業会計は、平成二十九年度末に資金不足比率が一〇%を超えたことに伴い、平成三十年度に企業債発行の許可に必要な資金不足等解消計画を策定し、経営改善に取り組んできたところであります。 令和二年度の病院事業については、令和元年七月に改定した山形県病院事業中期経営計画等に基づき、県立病院の役割を踏まえた医療の提供を行うとともに、医療ニーズに見合うよう病床の再編を行うなど、運営基盤の強化に向けた取組を進めてまいりました。 また、新型コロナウイルス感染症の流行に対しては、専用病床を設けて感染患者を受け入れたほか、山形県PCR自主検査センターの設置など感染拡大への的確な対応に努めてまいりました。 具体的な取組の主なものを申し上げます。 「県立病院の役割を踏まえた医療の提供」については、中央病院でエックス線撮影システム及び生体情報モニター等を更新し、新庄病院で人工呼吸器を増設、全身用血管造影装置等を更新するなど、高度な医療機器の計画的な整備を行ったほか、中央病院の患者サポートセンター等を整備しました。また、新庄病院の改築整備については、病院本体の建設工事に着手しました。 「安定的な運営基盤を実現する経営の改善」については、医師確保対策として、就職情報サイトやオンライン就職説明会等を活用した募集活動を展開したことにより、令和二年度は中央病院で十四名の臨床研修医を受け入れたところです。また、認定看護師の育成にも取り組んだ結果、新たに一名ががん化学療法看護の分野で資格を取得し、県立病院全体の認定看護師は四十八名になりました。 さらに、経営コンサルタントからのアドバイスを受けて、施設設備の管理業務や医療機器の保守業務等の仕様の見直しを行い、委託料や手数料を削減するなど、経費の削減を図りました。加えて、高度化、複雑化が進む医療情報システムの整備や更新に対応するため、新たに情報システム業務関連の経験を有する医療情報職を病院に配置しました。 次に、収支の概要を御説明申し上げます。 初めに、収益的収支について申し上げます。 入院患者延べ数は、新型コロナ感染患者の専用病床を確保したことなどにより、こころの医療センターを除く三病院で前年度を下回り、全体で五万四千四百二十一人減の三十四万四千六百二十一人となりました。 外来患者延べ数は、新型コロナの感染拡大に伴う受診控えの影響などにより、四病院全てにおいて前年度を下回り、全体で七万五千三百九十人減の四十九万四千九百七十五人となりました。 医業収益は、患者数減少に伴い入院収益及び外来収益が減少したことなどにより、前年度に比較して三十億五千九百三十二万三千三十七円減の二百八十四億二千九百八十九万四千七百三十五円となりました。 医業外収益は、病床確保料等、新型コロナに係る補助金の受入れなどにより、前年度に比較して三十三億二千五百二十六万八千八百九十三円増の百十五億四千八百五万三百四十一円となりました。 特別利益は、新型コロナ対応従事者慰労金給付の財源として受け入れた補助金が増加したことなどにより、前年度に比較して八億八千四百七十八万三千三百十二円増の十二億六千二百五十一万九千百六十三円となりました。 医業費用は、患者数減少に伴い薬品費が減少したことなどにより、前年度に比較して十一億三千二百九十三万七千六百八十六円減の三百七十二億五千五百六十九万五千四百八円となりました。 全体の損益については、総収益四百十二億四千四十六万四千二百三十九円に対し総費用が三百九十六億六千八百二十五万五千三百三十九円で、総収支は十五億七千二百二十万八千九百円の純利益となりました。 特別損益を除いた経常損益は、経常収益三百九十九億七千七百九十四万五千七十六円に対し経常費用は三百九十億一千八百二十四万八千九百九十四円で、差引き九億五千九百六十九万六千八十二円の経常利益となりました。 前年度繰越欠損金に当年度純利益を補填した令和二年度末の未処理欠損金は三百九十七億七千八百三十八万一千四百三十九円となり、この処理については、全額翌年度に繰り越す予定であります。 次に、資本的収支について申し上げます。 収入額については、企業債、一般会計からの負担金及び出資金などで三十四億六千百四十四万八千五百四十二円となりました。支出額については、中央病院における患者サポートセンター整備等の各種改良工事及び各病院における医療機器等の整備のほか、移転改築する新庄病院の基本及び実施設計に係る費用並びに企業債償還金等で五十億二百六十五万二千六百三十九円となり、収入額が支出額に不足する額は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額等で補填しました。 以上、令和二年度山形県病院事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上御認定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(坂本貴美雄議員) 以上をもって説明は終わりました。 この場合、お諮りいたします。ただいま議題となっております四議案及び十七決算については、議長及び副議長並びに監査委員を除く三十七人をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査に付することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、これら四議案及び十七決算については、議長及び副議長並びに監査委員を除く三十七人をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 決算特別委員会は、本会議終了後予算特別委員会室に招集いたします。 △日程第四十五発議第十五号から日程第四十八発議第十八号までの意見書案四件 ○議長(坂本貴美雄議員) 次に、日程第四十五発議第十五号私学助成の充実強化を求める意見書から、日程第四十八発議第十八号社会資本整備の推進及び財源確保を求める意見書までの意見書案四件を一括議題に供します。〔参照〕 △(イメージ)発議第15号 △(イメージ)発議第16号 △(イメージ)発議第17号 △(イメージ)発議第18号 ○議長(坂本貴美雄議員) この場合、お諮りいたします。これら意見書案は、関係常任委員会において十分検討の上提出された案件でありますので、所定の手続を省略、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、所定の手続を省略、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決に入ります。 お諮りいたします。発議第十五号から発議第十八号までの意見書案四件については、いずれも原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、発議第十五号から発議第十八号までの意見書案四件はいずれも原案のとおり可決されました。 △日程第四十九発議第十九号の決議案一件 ○議長(坂本貴美雄議員) 次に、日程第四十九発議第十九号コロナ克服・経済再生特命補佐の職務内容の公表等を求める決議案を議題に供します。〔参照〕 △(イメージ)発議第19号 ○議長(坂本貴美雄議員) この場合、お諮りいたします。発議第十九号については、総務常任委員会において十分検討の上提出された案件でありますので、所定の手続を省略、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、所定の手続を省略、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決に入ります。 お諮りいたします。発議第十九号については、原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、発議第十九号は原案のとおり可決されました。 なお、可決されました意見書及び決議の字句の整理は私に御一任願います。 △日程第五十議員の派遣について ○議長(坂本貴美雄議員) 次に、日程第五十議員の派遣についてを議題に供します。 この場合、お諮りいたします。議員の派遣については、事件の性質上所定の手続を省略、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、所定の手続を省略、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決に入ります。 お諮りいたします。本件については、お手元に配付の議員派遣一覧表のとおり議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣についてはお手元に配付のとおり派遣することに決定いたしました。〔参照〕 △(イメージ)議員派遣一覧表 △追加日程第一議員の辞職について ○議長(坂本貴美雄議員) この場合、お諮りいたします。 ただいま原田和広議員より議員の辞職願が提出されました。 この際、議員の辞職についてを日程に追加し、議題に供したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し議題に供することに決定いたしました。 議員の辞職についてを議題に供します。 この場合、地方自治法第百十七条の規定により      原田和広議員 の退場を求めます。     〔議員退場〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 辞職願を事務局長をして朗読いたさせます。 ◎事務局長(大内裕之君)           辞職願 今般一身上の都合により山形県議会議員を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます 令和三年十月八日                       山形県議会議員 原田和広   山形県議会議長 坂本貴美雄殿 ○議長(坂本貴美雄議員) お諮りいたします。原田和広議員の議員の辞職を許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 御異議なしと認めます。よって、原田和広議員の議員の辞職を許可することに決定いたしました。     〔議員入場〕 △原田和広議員の発言 ○議長(坂本貴美雄議員) この場合、原田和広議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。原田和広議員。 ◆原田和広議員 発言の機会を与えていただきまして誠にありがとうございます。 本日、私は県議会議員を辞職いたします。これまで温かい御指導をいただきました吉村知事をはじめとする執行部の皆様、議会事務局の皆様、同僚議員の皆様、そして県民の皆様に、まずもって心からの感謝と御礼を申し上げます。伝統と格式ある山形県議会の一員として、二年六か月という短い間ではありましたが、皆様とともに活動できたことを心から誇りに思っております。 この壇上からは、二度の一般質問、そしてこの定例会における代表質問と、三度県政を問う質問をさせていただきました。県勢発展のために幾ばくかの貢献ができたと思っておりますが、一方で、県民から負託を得た任期を全うせずこの場を去ることを考えると、いまだに逡巡を覚えております。しかし、後悔はありません。これからも政治家として一層の自己研さんに努め、県民の皆様の安寧のために日々精進してまいります。 結びになりますが、吉村県政と山形県議会のますますの御発展と県民の皆様の御多幸を心から祈念申し上げましてお別れの挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。     〔議員退場〕 ○議長(坂本貴美雄議員) 発言は終わりました。 ○議長(坂本貴美雄議員) 以上をもって今期定例会の議事は全部終わりました。 これをもって令和三年山形県議会九月定例会を閉会いたします。     午後零時二十三分 閉会議長      坂本貴美雄副議長     奥山誠治会議録署名議員 吉村和武同       島津良平同       小野幸作...