• 公文書管理法(/)
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  1. 山形県議会 2019-02-01
    03月13日-07号


    取得元: 山形県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-17
    平成31年  2月 定例会(第387号)  平成三十一年三月十三日(水曜日)午前十時五十七分 開議議事日程第七号  平成三十一年三月十三日(水曜日)午前十時開議第一   議第二十六号 平成三十一年度山形県一般会計予算第二   議第二十七号 平成三十一年度山形県公債管理特別会計予算第三   議第二十八号 平成三十一年度山形県市町村振興資金特別会計予算第四   議第二十九号 平成三十一年度山形県母子父子寡婦福祉資金特別会計予算第五   議第三十号 平成三十一年度山形県国民健康保険特別会計予算第六   議第三十一号 平成三十一年度山形県小規模企業者等設備導入資金特別会計予算第七   議第三十二号 平成三十一年度山形県土地取得事業特別会計予算第八   議第三十三号 平成三十一年度山形県農業改良資金特別会計予算第九   議第三十四号 平成三十一年度山形県沿岸漁業改善資金特別会計予算第十   議第三十五号 平成三十一年度山形県林業改善資金特別会計予算第十一  議第三十六号 平成三十一年度山形県流域下水道事業特別会計予算第十二  議第三十七号 平成三十一年度山形県港湾整備事業特別会計予算第十三  議第三十八号 平成三十一年度山形県電気事業会計予算第十四  議第三十九号 平成三十一年度山形県工業用水道事業会計予算第十五  議第四十号 平成三十一年度山形県公営企業資産運用事業会計予算第十六  議第四十一号 平成三十一年度山形県水道用水供給事業会計予算第十七  議第四十二号 平成三十一年度山形県病院事業会計予算第十八  議第四十三号 山形県会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の設定について第十九  議第四十四号 山形県職員定数条例の一部を改正する条例の制定について第二十  議第四十五号 職員の懲戒に関する条例等の一部を改正する条例の設定について第二十一 議第四十六号 山形県職員等に対する退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について第二十二 議第四十七号 山形県部設置条例の一部を改正する条例の制定について第二十三 議第四十八号 山形県職員等の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について第二十四 議第四十九号 山形県語学指導等に従事する外国人の給料及び旅費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について第二十五 議第五十号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員等の処遇等に関する条例等の一部を改正する条例の設定について第二十六 議第五十一号 山形県人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定について第二十七 議第五十二号 山形県職員等の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について第二十八 議第五十三号 山形県手数料条例の一部を改正する条例の制定について第二十九 議第五十四号 山形県公文書等の管理に関する条例の設定について第三十  議第五十五号 山形県情報公開条例等の一部を改正する条例の設定について第三十一 議第五十六号 行政不服審査施行条例の一部を改正する条例の制定について第三十二 議第五十七号 議会の議決に付すべき契約並びに財産の取得、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定について第三十三 議第五十八号 山形県事務処理の特例に関する条例等の一部を改正する条例の設定について第三十四 議第五十九号 山形県志津野営場条例の一部を改正する条例の制定について第三十五 議第六十号 山形県児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について第三十六 議第六十一号 山形県青少年健全育成条例の一部を改正する条例の制定について第三十七 議第六十二号 山形県男女共同参画センター条例の一部を改正する条例の制定について第三十八 議第六十三号 山形県保健所及び山形県衛生研究所使用料手数料条例の一部を改正する条例の制定について第三十九 議第六十四号 山形県立こども医療療育センター使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について第四十  議第六十五号 山形県精神保健福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について第四十一 議第六十六号 山形県身体障がい者保養所条例の一部を改正する条例の制定について第四十二 議第六十七号 山形県福祉休養ホーム条例の一部を改正する条例の制定について第四十三 議第六十八号 山形県工業技術センター手数料条例の一部を改正する条例の制定について第四十四 議第六十九号 山形県高度技術研究開発センター条例の一部を改正する条例の制定について第四十五 議第七十号 山形県公共職業能力開発施設の行う職業訓練の基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について第四十六 議第七十一号 山形県国民宿舎条例の一部を改正する条例の制定について第四十七 議第七十二号 山形県県民の海・プール条例の一部を改正する条例の制定について第四十八 議第七十三号 山形県県民会館条例の一部を改正する条例の制定について第四十九 議第七十四号 山形県郷土館条例の一部を改正する条例の制定について第五十  議第七十五号 置賜文化ホール条例の一部を改正する条例の制定について第五十一 議第七十六号 山形県家畜保健衛生所使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について第五十二 議第七十七号 山形県漁港管理条例の一部を改正する条例の制定について第五十三 議第七十八号 山形県営土地改良事業分担金等徴収条例の一部を改正する条例の制定について第五十四 議第七十九号 山形県森林環境譲与税基金条例の設定について第五十五 議第八十号 山形県都市公園条例の一部を改正する条例の制定について第五十六 議第八十一号 山形県道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について第五十七 議第八十二号 山形県河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について第五十八 議第八十三号 山形県空港管理条例の一部を改正する条例の制定について第五十九 議第八十四号 山形県港湾施設管理条例の一部を改正する条例の制定について第六十  議第八十五号 山形県ふるさと交流広場条例の一部を改正する条例の制定について第六十一 議第八十六号 米沢ヘリポート条例の一部を改正する条例の制定について第六十二 議第八十七号 山形県海浜公園条例の一部を改正する条例の制定について第六十三 議第八十八号 山形県立学校施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について第六十四 議第八十九号 山形県立学校職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について第六十五 議第九十号 市町村立学校職員給与負担に規定する学校職員の分限に関する条例等の一部を改正する条例の設定について第六十六 議第九十一号 山形県立学校職員及び市町村立学校職員給与負担に規定する学校職員の定数に関する条例の一部を改正する条例の制定について第六十七 議第九十二号 山形県青少年教育施設条例の一部を改正する条例の制定について第六十八 議第九十三号 山形県生涯学習センター条例の一部を改正する条例の制定について第六十九 議第九十四号 山形県体育施設条例の一部を改正する条例の制定について第七十  議第九十五号 山形県警察職員定数条例の一部を改正する条例の制定について第七十一 議第九十六号 山形県工業用水道料金徴収条例の一部を改正する条例の制定について第七十二 議第九十七号 山形県水道用水料金条例の一部を改正する条例の制定について第七十三 議第九十八号 山形県立病院料金条例の一部を改正する条例の制定について第七十四 議第九十九号 流域下水道の維持管理を行う事業に要する費用の負担について第七十五 議第百号 包括外部監査契約の締結について第七十六 議第百一号 一般国道十三号泉田道路工事用地の処分について第七十七 発議第一号 山形県スポーツ推進条例の設定について第七十八 請願第七十九 議第百二号 平成三十年度山形県一般会計補正予算(第六号)第八十  議第百三号 平成三十年度山形県土地取得事業特別会計補正予算(第四号)第八十一 議第百四号 平成三十年度山形県流域下水道事業特別会計補正予算(第四号)第八十二 議第百五号 平成三十年度山形県港湾整備事業特別会計補正予算(第四号)第八十三 議第百六号 山形県教育長の任命について第八十四 未来を担う人材育成対策特別委員会調査終了報告について第八十五 県土強靭化安全安心対策特別委員会調査終了報告について第八十六 産業振興対策・働き方改革特別委員会調査終了報告について第八十七 発議第二号 女性活躍の加速化に向けた施策の充実・強化を求める意見書第八十八 発議第三号 高速交通ネットワーク安全対策の強化を求める意見書第八十九 発議第四号 新たな外国人材の受入れの円滑な実施を求める意見書第九十  未来を担う人材育成対策特別委員会の廃止について第九十一 県土強靭化安全安心対策特別委員会の廃止について第九十二 産業振興対策・働き方改革特別委員会の廃止について本日の会議に付した事件 議事日程第七号に同じ。出席議員(四十三名)  一番 関  徹議員  二番 山科朝則議員  三番 松田敏男議員  四番 青木彰榮議員  五番 青柳安展議員  六番 柴田正人議員  七番 渋間佳寿美議員  八番 佐藤 聡議員  九番 能登淳一議員  十番 矢吹栄修議員 十一番 渡辺ゆり子議員 十二番 菊池文昭議員 十三番 佐藤 昇議員 十四番 石黒 覚議員 十六番 小松伸也議員 十七番 島津良平議員 十八番 加賀正和議員 十九番 森谷仙一郎議員 二十番 鈴木 孝議員二十一番 大内理加議員二十二番 楳津博士議員二十三番 吉村和武議員二十四番 高橋啓介議員二十五番 阿部昇司議員二十六番 木村忠三議員二十七番 奥山誠治議員二十八番 小野幸作議員二十九番 金澤忠一議員 三十番 伊藤重成議員三十一番 舩山現人議員三十二番 田澤伸一議員三十三番 森田 廣議員三十四番 阿部信矢議員三十五番 広谷五郎左エ門議員三十六番 坂本貴美雄議員三十七番 星川純一議員三十八番 佐藤藤彌議員三十九番 志田英紀議員 四十番 野川政文議員四十一番 鈴木正法議員四十二番 平 弘造議員四十三番 今井榮喜議員四十四番 後藤 源議員欠員(一名)  説明のため出席した者知事         吉村美栄子君副知事        若松正俊君企業管理者      高橋広樹君病院事業管理者    大澤賢史君総務部長       大森康宏君企画振興部長     中山正弘君環境エネルギー部長  太田宏明君危機管理監      佐藤仁喜弥子育て推進部長    石山健一君健康福祉部長     玉木康雄君商工労働部長     平山雅之君観光文化スポーツ部長 武田啓子君農林水産部長     駒林雅彦君県土整備部長     角湯克典君会計管理者      松田義彦君財政課長       地主 徹君教育長        廣瀬 渉君公安委員会委員長   小林由紀子警察本部長      一瀬圭一君代表監査委員     武田一夫君人事委員会委員長   安孫子俊彦人事委員会事務局長  永澤浩一君労働委員会事務局長  石川由美君     午前十時五十七分 開議 ○議長(志田英紀議員) これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(志田英紀議員) 日程に先立ち報告があります。 知事より、三月十二日付をもって今期定例会に追加提案する議案がお手元に配付のとおり送付になりましたので、報告いたします。〔参照〕 △(イメージ)平成31年2月県議会定例会追加議案等の送付について △日程第一議第二十六号議案から日程第七十八請願まで(各常任委員長報告) ○議長(志田英紀議員) これより日程に入ります。 日程第一議第二十六号平成三十一年度山形県一般会計予算から、日程第七十八請願までの七十八案件を一括議題に供します。 これら案件に対する審査の経過と結果について、各常任委員長より報告を求めます。 報告の順は私から指名いたします。 文教公安常任委員長能登淳一議員。 ◆文教公安常任委員長能登淳一議員) 文教公安常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第二十六号中本委員会所管分、議第五十三号中本委員会所管分、議第八十八号から議第九十五号まで及び発議第一号の十一議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 初めに、本委員会に付託になりました案件のうち、知事提出に係る議第二十六号中本委員会所管分、議第五十三号中本委員会所管分、議第八十八号から議第九十五号までの十議案について御報告申し上げます。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「庄内地域における中高一貫校の開校時期に係る県の考え方について。また、設置構想策定時よりも予想以上に少子化が進む中で中高一貫校の設置は近隣自治体の中学校に与える影響が大きいと考えるがどうか」「少子化が進む中でも教育県山形として子供に対しいかにしてさまざまな学びの機会を提供していくかは重要な課題と考えるがどうか」「県立高校における留学生の受け入れ状況と県の対応について」「来年度の新規事業である自動車の保管場所証明手続等をオンラインで行うワンストップサービスシステムの整備の概要について」「県立学校エアコン設置に係る全体計画について。また、生徒の学習環境に配慮し設置の前倒しが必要と考えるがどうか」「今般の高校入試において探究科及び普通科探究コースの志願倍率が高いことに対する県の認識について。また、探究型学習の推進には教員の資質向上が不可欠だがその取り組み状況について」「新規事業として学校と家庭がつながる食育指導の推進を挙げているが、各市町村が先行実施している現状を踏まえた事業展開の考え方について」「SNS等のフェイクニュースを起因とした事案に対する県警の対応について」「県立高校への観光を学ぶ学科等の設置要望に対する県の認識について」「地域コミュニティーの核となる学校の重要性を踏まえ複式学級を有する小規模校としての存続を選択した市町村もあるが、当該学校に対する支援の状況について」「駐在所が統廃合された後の地域の安全対策について。また、巡回指導のほか老人クラブ等へ出向き講話等を実施することも住民不安の払拭に効果的であると考えるがどうか」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 次に、議員提出議案であります発議第一号山形県スポーツ推進条例の設定についての一議案について御報告申し上げます。 本議案の審査に当たりましては、委員会二日目の午後に集中審査を行い、会議規則第六十七条の規定に基づき、議案の提出者及び賛成者である議員五名の出席を求め議案の説明及び意見を聴取し、幅広い観点から慎重に審査を行ったのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「高齢者が多く若者が少ない本県の現状を踏まえた場合、スポーツを通じた世代間交流による地域の一体感醸成が重要と考えるが、条例への反映状況について」「本条例の山形ならではの特徴として挙げられる地域間格差のないスポーツに親しむ環境整備の概要について」「条例に対する執行部の認識と制定後の対応について」「条例における心身の健康増進に係る考え方について」「必要な施策を講ずるものとされている指導者の育成施策として想定しているものは何か」「障がいの有無、性別、年齢等にかかわらず県民誰もがスポーツに親しむための環境整備がうたわれているが、条例策定過程における各団体との意見交換の状況について」など、本県の特性を生かし、スポーツを通じて健康で豊かな県民生活と活力ある地域社会を実現するため、終始活発な質疑及び意見の開陳がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました十一議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって文教公安常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 厚生環境常任委員長佐藤聡議員。 ◆厚生環境常任委員長佐藤聡議員) 厚生環境常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第二十六号中本委員会所管分、議第二十九号、議第三十号、議第四十二号、議第五十三号中本委員会所管分、議第五十九号から議第六十七号まで及び議第九十八号の十五議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「近年導入が進む太陽光パネルの耐用年数とその廃棄について」「県立病院経営の赤字要因について。また、消費増税が経営に与える影響について」「再犯防止対策推進事業の拡充の経緯とその目的について。また、再犯防止対策推進事業における関係機関との連携について」「来年度本県で開催を予定している骨髄バンクボランティア全国大会への支援状況について」「山形県青少年健全育成条例改正による携帯電話端末等有害情報閲覧防止措置の効果及び改正内容の周知啓発について」「医師修学資金貸与事業における県内四地域ごとの医師確保の状況について。また、今般厚生労働省から医師少数県についての考え方が示されたが、県としての今後の医師確保対策及び山形大学医学部地域枠の拡充について」「最上地域では民間企業と小規模作業所、市町村が連携しプラスチックトレー再生利用取り組みが成果を上げているが、県としてこの取り組みを全県に広げていくことを検討すべきと考えるがどうか」「県立病院における平成三十一年度当初予算で患者数の減少を見込んでいるが、今年度策定した資金不足等解消計画との関係及びその要因について」「医療的ケア児を支援するための協議の場の設置状況について。また、小児在宅医療に必要な訪問診療を行う医師の養成について」「十連休における在宅医療の提供体制及び保育園・放課後児童クラブ等の運営体制について」「県内待機児童の現状と幼児教育・保育の無償化による需要増加の影響について。また、無償化に係る財源見通しについて」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました十五議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願三件の審査結果について申し上げます。 請願一五号、請願四八号及び請願四九号については、いずれもなお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上をもって厚生環境常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 農林水産常任委員長青木彰榮議員。 ◆農林水産常任委員長青木彰榮議員) 農林水産常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第二十六号中本委員会所管分、議第三十三号から議第三十五号まで、議第五十三号中本委員会所管分及び議第七十六号から議第七十九号までの九議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「やまがた緑環境税及び森林環境譲与税の目的と使途について。また、それぞれの目的と使途について県民の理解促進を図るため、より一層の周知が必要と考えるがどうか」「歴史と伝統がつなぐ山形の『最上紅花』の日本農業遺産の認定を踏まえ、紅花の生産拡大に対する支援の強化と需要開拓の取り組みが必要と考えるがどうか」「稲作におけるリモートセンシング技術や直まき栽培技術など新技術の活用に関する県の考え方について」「農林分野における専門職大学の設置に関する現在の検討状況について。また、今後の検討に当たっては農業高校など関係機関と連携して一体的に検討すべきと考えるがどうか」「農林分野における専門職大学の設置の検討に当たっては農林水産常任委員会がしっかりとかかわる形で進めていくべきと考えるがどうか」「本県農業の土台を支える中山間地農業における基盤整備の状況と農業者の負担軽減について。また、中山間地農業の振興に対する県の考え方について」「平成三十年産米の食味ランキングの全国状況について。また、食味ランキングは指標の一つであり、販売戦略においては食味ランキング以外の要素も重視する必要があると考えるがどうか」「緑の青年就業準備給付金事業費事業内容について。また、林業人材の確保を図るため新規就業者への支援が必要と考えるがどうか」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました九議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願二件の審査結果について申し上げます。 請願二七号及び請願四一号については、いずれもなお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上をもって農林水産常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 商工労働観光常任委員長柴田正人議員。 ◆商工労働観光常任委員長柴田正人議員) 商工労働観光常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第二十六号中本委員会所管分、議第三十一号、議第三十二号、議第五十三号中本委員会所管分及び議第六十八号から議第七十五号までの十二議案と請願一件であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「障害者法定雇用率の引き上げによる雇用創出の効果について。また、障がい者の雇用促進に向けた来年度の取り組みについて」「届けよう山形魅力プロジェクト事業費の来年度の事業内容ブランド特命大使による山形県の魅力発信に向けた取り組みの今後の展開方向について」「第四回やまがた雪フェスティバルの実施結果について。また、やまがた雪フェスティバルを継続実施していくには多くの外国人観光客から来場してもらうための取り組みも重要と考えるがどうか」「市町村が設置したアンテナショップ情報発信力をさらに高めていくためには県のアンテナショップと連携していく必要があると考えるがどうか」「消費税率引き上げに対応した中小企業・小規模事業者への支援の概要について。また、個人消費喚起取り組みを行う商店街への市町村と連携した支援の内容について」「本県におけるインバウンドの目標である三十万人の達成に向けた具体的な施策展開について。また、目標の達成にはリピーターをふやすことが必要でありスポーツツーリズムなどを推進する必要があると考えるがどうか」「大阪の梅田地下街に出店した期間限定のアンテナショップの実績と評価について。また、関西へのアンテナショップの開設に向けた現在の状況について」「県内在住の外国人向けに生活・就労等に関する相談・情報提供を一元的に行う外国人総合相談ワンストップセンターにおける各市町村との連携について。また、外国人の方が交流できる場も必要と考えるがどうか」「やまがた社会貢献基金を活用した助成状況について。また、やまがた社会貢献基金の制度や民間企業による寄附の取り組みについてより広く県民に伝えるべきと考えるがどうか」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました十二議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願の審査結果について申し上げます。 本委員会に付託になりました請願一件を審査した結果、請願五一号については、願意妥当と認め採択すべきものと決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願二件の審査結果について申し上げます。 請願三九号及び請願四五号については、いずれもなお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上をもって商工労働観光常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 建設常任委員長渋間佳寿美議員。 ◆建設常任委員長渋間佳寿美議員) 建設常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第二十六号中本委員会所管分、議第三十六号から議第四十一号まで、議第五十三号中本委員会所管分、議第八十号から議第八十七号まで、議第九十六号、議第九十七号、議第九十九号及び議第百一号の二十議案であります。 これら案件の審査に当たりましては、執行部から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「建設業の人手不足を踏まえた若者の入職を進めるための対策について」「『道路中期計画二〇二八』の特徴及び計画を着実に推進するための予算確保について」「県営風力発電所の現状について。また、事業の実施に当たっては地域住民との密接な対話が特に重要であると考えるがどうか」「『やまがた水害・土砂災害対策中期計画』の作成に当たり実施したパブリックコメントの結果について。また、当該計画を進めるためには市町村との連携が重要であると考えるが、その具体的な内容について」「インバウンド機能強化推進事業における検討・調査のスケジュールについて」「新たに造成される工業団地における工業用水の供給について」「山形市内に設置予定の道の駅及びスマートインターチェンジの進捗状況について」「大工育成のための支援については他産業で行っている育成支援と同水準の規模で行うべきと考えるが、これまで実施してきた支援とその検証について」「無料通行可能なトンネルの中で日本一の長さを誇る栗子トンネルと二番目に長いあつみトンネルをあわせ周知することで県内の周遊が促されると考えるがどうか」「住宅リフォーム総合支援事業の効果的かつ効率的な執行については市町村に対し県が支援事業の運営指針を示すべきと考えるがどうか」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました二十議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもって建設常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 総務常任委員長小松伸也議員。 ◆総務常任委員長小松伸也議員) 総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託になりました案件は、議第二十六号中本委員会所管分、議第二十七号、議第二十八号、議第四十三号から議第五十八号まで及び議第百号の二十議案と請願二件であります。 これら案件の審査に当たりましては、当局から説明を聴取し、審査の徹底を期したのであります。 審査の過程におきましては、付託議案はもとより所管行政の各般にわたり終始活発な質疑・質問がなされたのであります。 以下、その主な事項について申し上げますと、「昨年の豪雨災害等を踏まえた今後の防災力向上に向けた取り組みについて」「留学生受入拡大推進事業費の概要と支援する留学生数に関する県の考え方について」「移住定住・人材確保戦略的展開事業の目的及び東京に配置している移住コンシェルジュの活動状況と今後の事業展開について」「来年度から二カ年かけて実施する県のホームページ再構築事業について再構築に至った経緯と時代に対応した新たなホームページ構築に向けた考え方について」「県有施設の老朽化の状況について。また、老朽化に対応した計画的な修繕が必要と考えるがどうか」「山形県公文書等の管理に関する条例の設定について施行期日を一年後としている理由について。また、公文書管理における一般職員の研修や専門職員の配置等今後の人材育成・確保について」「当初予算に計上された山形県基幹高速通信ネットワーク運営管理事業費と債務負担行為を設定している県基幹高速通信ネットワークサーバ再構築・運用管理業務委託契約の関連性について。また、総合評価落札方式によりシステム調達を行う場合の地域貢献の評価について」「国の地方財政計画を踏まえた県の平成三十一年度予算編成の基本的な考え方について。また、多額の調整基金を取り崩すこととなった要因と今後の財政運営の見通しについて」「JR東日本から防災対策として示された福島-米沢間のトンネル整備の進捗状況と今後の見通しについて」「奥羽・羽越新幹線の実現に向けては関係県との連携が不可欠と考えるが、現在の取り組み状況について」など、各般にわたり質疑・質問、意見の開陳及び課題解決に向けた提案等がなされたのであります。 また、議第五十四号山形県公文書等の管理に関する条例の設定については、施行後に運用面も含め不断の見直しを行うことを確認したところであります。 以上の経過をもって採決の結果、本委員会に付託になりました二十議案については、全員異議なくいずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願の審査結果について申し上げます。 本委員会に付託になりました請願二件を審査した結果、請願五〇号については願意妥当と認め採択すべきものと、請願五二号については不採択とすべきものと、それぞれ決定いたしました。 次に、さきの定例会より継続審査に付されておりました請願二件の審査結果について申し上げます。 初めに、請願三七号については、なお調査検討の要ありと認め継続審査に付すべきものと決定いたしました。 次に、請願四七号については、紹介議員を通して取り下げの申し出がありましたのでこれを承認すべきものと決定いたしました。 以上をもって総務常任委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。 この場合、討論の通告がありますので発言を許可いたします。一番関徹議員。 ◆1番(関徹議員) 日本共産党県議団を代表して、請願五二号「消費税増税中止を求める意見書の提出について」を不採択とするという総務常任委員長報告について反対の討論を行います。 政府は、アベノミクスで経済が好転したとして、本年十月に消費税を一〇%に引き上げようとしていますが、政権が発足してからの五年間にふえた雇用三百万人のうち二百二十万人は非正規雇用、働いてもまともな生活ができないワーキングプアは一千百万人、完全失業者は百七十二万人に達しています。平均実質賃金は十四万円も減少し、実質家計消費支出は二十五万円もの落ち込みです。さらに、先月発表された昨年十月から十二月期のGDP改定値では、名ばかりの景気拡大すらも既に終わり、経済は後退局面に入っていることが浮き彫りになりました。 前回増税を見送ったときよりも経済状況は明らかに悪化しており、増税を強行すれば暮らしと経済が耐えがたい打撃を受けることは必至であります。 また、政府は、景気対策などとして軽減税率、ポイント還元、ポイント加算、プレミアムつき商品券などを持ち出していますが、いずれも効果は望めない上に、中小業者を苦しめるものです。 大体、増税しながら税収を上回る予算を投じて対策をとるなどは筋が通りません。最善の対策は増税中止であります。 税金は、莫大な内部留保をため込んだ大企業、株でぬれ手でアワのもうけを拡大した一握りの富裕層に応分に負担させなければなりません。同時に、前回増税の税収もほとんど社会保障には回らず、大企業減税、軍事費、無駄な公共事業に費やされており、使い道も厳しく問われています。 こうした中で、日本チェーンストア協会が政府に見直しを求める要望書を提出するなど、消費税そのものは否定しない立場の企業関係者からも十月増税に強い反対の声が上がっています。さらに、政府の経済政策のブレーンであった元内閣官房参与の藤井聡京大教授が「日本経済は壊滅的な大打撃を受ける」として増税中止の世論喚起を図っていることも大きな話題となっています。一月に行われた朝日新聞の世論調査でも、増税賛成が三三%に対し反対が五九%です。 そもそも消費税については、応能負担原則から外れた庶民に苛酷な悪税と考えていますが、十月の増税中止は、消費税そのものについての立場を超えて、日本経済と国民生活を案ずる広範な人々の声、県民の声であると確信するものであり、本請願の願意は至当であることから、採択を強く主張して討論とします。
    ○議長(志田英紀議員) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議案について採決いたします。 お諮りいたします。議第二十六号から議第百一号まで及び発議第一号の七十七議案については、いずれも原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志田英紀議員) 御異議なしと認めます。よって、議第二十六号から議第百一号まで及び発議第一号の七十七議案はいずれも原案のとおり可決されました。 次に、請願について採決いたします。 初めに、請願五二号について採決いたします。 お諮りいたします。請願五二号については、総務常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(志田英紀議員) 起立多数であります。よって、請願五二号は総務常任委員長報告のとおり決定いたしました。 次に、ただいま採決いたしました請願五二号を除く請願十一件について採決いたします。 お諮りいたします。これら請願十一件については、いずれも関係常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志田英紀議員) 御異議なしと認めます。よって、請願一五号、請願二七号、請願三七号、請願三九号、請願四一号、請願四五号、請願四七号から請願五一号までの請願十一件はいずれも関係常任委員長報告のとおり決定いたしました。〔参照〕 △(イメージ)請願審査結果一覧表 △(イメージ)継続審査請願審査結果一覧表 △日程第七十九議第百二号議案から日程第八十三議第百六号議案まで ○議長(志田英紀議員) 次に、日程第七十九議第百二号平成三十年度山形県一般会計補正予算第六号から日程第八十三議第百六号山形県教育長の任命についてまでの五案件を一括議題に供します。〔参照〕 △(イメージ)議第102号議案~議第106号議案 ○議長(志田英紀議員) 知事より提出案件についての説明を求めます。吉村知事。 ◎知事(吉村美栄子君) 本日追加提案いたしました議案の概要について御説明申し上げます。 提案いたしました議案は、平成三十年度山形県一般会計補正予算第六号など五件であります。 一般会計並びに土地取得事業、流域下水道事業及び港湾整備事業の三特別会計の補正予算につきましては、公共事業等の年度内執行に向けて鋭意努力してきたところでありますが、諸般の事情から年度内に支出の終わらない見込みのある経費について、翌年度に繰り越して使用するための繰越明許費を提案するものであります。 この額は、一般会計百七十四億八千八百二十七万五千円、三特別会計合わせて一億九千七百十五万八千円となり、十二月議会及び今議会で先に御可決いただいた繰越明許費と合わせますと、一般会計の繰越明許費の累計額は五百五十八億三千五百一万五千円、一般会計と特別会計を合わせた繰越明許費の累計額は五百七十億二千七万八千円となります。 繰り越し事業につきましては、引き続き新年度予算とともに円滑な執行に努めてまいります。 山形県教育長の任命につきましては、廣瀬渉教育長の任期満了に伴い提案の者を適任と認め御同意をお願いするものであります。 以上が今回提案いたしました議案の概要でありますが、内容の詳細につきましては、議事の進行に従いまして関係部課長より御説明申し上げますので、よろしく御審議の上御可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(志田英紀議員) 知事の説明は終わりました。 △議第百二号議案から議第百五号議案まで(関係常任委員会付託) ○議長(志田英紀議員) この場合、お諮りいたします。ただいま議題となっております案件中、議第百二号から議第百五号までの四案件については、審査の都合上質疑を省略、直ちに所管の常任委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志田英紀議員) 御異議なしと認めます。よって、これら四案件については質疑を省略、直ちに所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。〔参照〕 △(イメージ)常任委員会付託表 △日程第八十四未来を担う人材育成対策特別委員会調査終了報告についてから日程第八十六産業振興対策・働き方改革特別委員会調査終了報告についてまで(各特別委員長報告) ○議長(志田英紀議員) 次に、日程第八十四未来を担う人材育成対策特別委員会調査終了報告についてから、日程第八十六産業振興対策・働き方改革特別委員会調査終了報告についてまでの三案件を一括議題に供します。 各特別委員長の報告を求めます。 報告の順は私から指名いたします。 未来を担う人材育成対策特別委員長青柳安展議員。 ◆未来を担う人材育成対策特別委員長(青柳安展議員) 未来を担う人材育成対策特別委員会の調査の全部を終了いたしましたので、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、審査の経過について申し上げます。 本委員会においては、少子化の進行や子供・若者を取り巻く環境が変化する中、結婚し、安心して出産・子育てができ、子供・若者が健やかに成長できる環境を整備することにより、本県の未来を担う多様な人材を育成することを目的として、委員間討議、研修会、現地調査を実施しながら、さまざまな角度から審査・調査を行ったのであります。 以下、調査事件の項目ごとに主な審査の概要について申し上げます。 項目の第一の「学校や地域における教育力の向上及び子ども・若者の育成に関すること」については、「小学校における外国語教育の早期化・教科化への対応や教員の指導力の向上など英語教育の充実強化が必要と考えるがどうか」「いじめや不登校対策についてスクールカウンセラーなど専門家による支援体制の充実やSNS等を活用した相談体制の整備が必要と考えるがどうか」などの質疑を通じ、学校や地域における教育力の向上に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 第二の「結婚・出産・子育て支援に関すること」については、「やまがた出会いサポートセンター事業を初めとする結婚支援の取り組みを一層推進すべきと考えるがどうか」「医療的ケア児に対するサポート体制の整備や支援の充実が必要と考えるがどうか」などの質疑を通じ、結婚・子育て支援の充実に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 第三の「若者の県内定着・回帰の促進及び若者が活躍できる環境の整備に関すること」については、「看護師不足に対応した看護師の確保・育成・県内定着につなげる取り組みのさらなる充実が必要と考えるがどうか」「障がいのある生徒に対応した就労支援の充実や障がい者雇用の促進に向けた取り組みが必要と考えるがどうか」などの質疑を通じ、若者の県内定着・回帰の促進に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 第四の「東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会等を見据えた人材育成に関すること」については、「国際大会等で活躍できる選手の育成とともに指導者の育成と県内定着に向けた取り組みが必要と考えるがどうか」などの質疑を通じ、スポーツを通した人材育成に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 このような経過を踏まえ、本委員会では、次の三項目について政策提言を取りまとめたのであります。 以下、提言の内容について申し上げます。 第一の提言は、「学校や地域における教育力の向上」についてであります。 この提言の一点目は「英語教育について教員の指導力や専門性の向上、外部人材及びICTの環境整備によるデジタル教材の活用促進など取り組みの充実・強化を図ること」、二点目は「いじめや不登校対策について支援体制の充実やSNS等を活用した相談体制を整備しいじめの未然防止の取り組みを一層推進すること」、三点目は「PTA活動の活性化に向けた取り組みを支援するとともに教育の質の向上・確保に向けて教員が能力を十分に発揮できるよう環境づくりに取り組むこと」を求めるものであります。 続きまして、第二の提言は、「結婚・子育て支援の充実」についてであります。 この提言の一点目は「婚姻件数の増加に向けてやまがた出会いサポートセンター事業を初めとする結婚支援の取り組みについて一層の推進を図ること」、二点目は「医療的ケア児に対する一貫した支援の提供体制の構築と支援の充実を図ること」、三点目は「待機児童の解消に向けた取り組みの一層の推進と保育士確保対策の充実強化を図ること」を求めるものであります。 続きまして、第三の提言は、「若者の県内定着・回帰の促進」についてであります。 この提言の一点目は「山形方式・看護師等生涯サポートプログラムや山形県看護職員修学資金貸与事業のさらなる充実とともに看護師等の確保・育成・県内定着を推進すること」、二点目は「若者の就業促進に向けたキャリア教育や障がいのある生徒に対応した就労支援の充実、県内定着に向けた取り組みを促進すること」、三点目は「東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会など国際大会で活躍できる選手の育成や競技力の向上とともに県内回帰・定着に向けた指導者の育成・確保に取り組むこと」を求めるものであります。 提言は以上ですが、提言に向けた審査・調査の過程において国に対する提案が必要とされたものについては、「女性活躍の加速化に向けた施策の充実・強化を求める意見書」として本委員会から発議したところであります。 以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、当局におかれましては、本県の未来を担う人材の育成と若者の県内定着・回帰に向けた対策の推進について積極的な施策展開が図られることを希望いたしまして、当委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 県土強靭化・安全安心対策特別委員長木村忠三議員。 ◆県土強靭化・安全安心対策特別委員長(木村忠三議員) 県土強靭化安全安心対策特別委員会の調査の全部を終了いたしましたので、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、審査の経過について申し上げます。 本委員会においては、頻発する自然災害や多様化する犯罪、北朝鮮からと見られる木造船等の相次ぐ漂流・漂着など、県民生活を脅かす事態が続発する中、危機管理及び防犯対策の強化を図るとともに、県土強靭化を推進することにより安全で安心な県民生活を実現することを目的として、委員間討議、専門的知見を活用した研修会、現地調査を実施するなど、さまざまな角度から審査・調査を行ったのであります。 以下、調査事件の項目ごとに主な審査の概要について申し上げます。 項目の第一の「北朝鮮情勢への対応をはじめとする危機管理対策に関すること」については、「北朝鮮からと見られる漂着船に対しては、人が乗船していることを前提として警戒に当たるべきと考えるがどうか」「高速道路等を通行する際における安全を確保するため橋梁及びトンネル区間を含めワイヤロープの設置を進めるべきと考えるがどうか」などの質疑を通じ、危機管理対策のさらなる強化を求めたのであります。 第二の「災害等に備えた県土強靭化対策に関すること」については、「土砂災害ハザードマップの作成及び周知徹底並びに要配慮者利用施設における避難訓練の実施への支援を通じ土砂災害に対する県民の危機意識を醸成すべきと考えるがどうか」「経営環境の厳しい水道事業について施設利用や事務の共同化など広域連携の取り組みに対する支援が必要と考えるがどうか」などの質疑を通じ、県土強靭化のさらなる推進を求めたのであります。 第三の「交通ネットワークの整備に関すること」については、「運休・遅延が多発する山形新幹線の福島-米沢間については抜本的な防災対策となるトンネルの早期事業化を図るべきと考えるがどうか」「インバウンド拡大の動向を踏まえ山形空港及び庄内空港の滑走路について二千五百メートル化の必要性等を調査・検討すべきと考えるがどうか」などの質疑を通じ、高速交通ネットワークの整備に向けたさらなる施策の展開を求めたのであります。 第四の「県民の生命を守る地域医療の在り方に関すること」については、「県立病院が地域医療の中で果たすべき役割を明確にすべきと考えるがどうか」「不採算であっても県立病院に期待される役割を担うために必要となる費用については県の一般会計から実態に見合った繰り入れを行うべきと考えるがどうか」などの質疑を通じ、持続可能な医療提供体制の構築を求めたのであります。 このような経過を踏まえ、本委員会では、次の三項目について政策提言を取りまとめたのであります。 以下、提言の内容について申し上げます。 第一の提言は、「頻発する災害に備えた県土強靭化の推進」についてであります。 この提言の一点目は「水害及び土砂災害を未然に防ぐため河川の流下能力向上や施設整備を進めるとともに局地的集中豪雨に対応するため排水ポンプ車等を機動的に運用すること」、二点目は「土砂災害警戒区域のハザードマップ作成・周知に係る市町村への支援を強化するとともに要配慮者利用施設における避難確保計画及び避難訓練が実効性のあるものとなるよう支援すること」、三点目は「道路除雪作業員を安定的に確保・育成するため除雪業務の複数年契約など業務委託のあり方を検討すること」、四点目は「市町村等水道事業の広域連携による経営基盤の強化に向けた取り組みを支援すること」を求めるものであります。 続きまして、第二の提言は、「高速交通ネットワークの整備実現」についてであります。 この提言の一点目は「奥羽・羽越新幹線の早期実現に向けて他の基本計画路線の地域とも連携し国民への機運醸成を図るとともに国へ強力に働きかけること」、二点目は「山形新幹線の抜本的な防災対策となる福島-米沢間のトンネルの早期事業化に向けて東日本旅客鉄道株式会社との具体的な協議を積極的に進めるとともに国へ財政支援を働きかけること」、三点目は「山形空港及び庄内空港の滑走路二千五百メートル化に係る課題の整理を進めるとともに関係市町村と連携し事業の必要性、実現性及び費用対効果について検討を進めること」を求めるものであります。 続きまして、第三の提言は、「持続可能な医療提供体制の構築」についてであります。 この提言の一点目は「地域医療構想調整会議において病床機能の分化・連携、地域医療のあり方について十分に議論し県立病院を含む地域の各医療機関が果たすべき役割を明確にすること」、二点目は「高度・特殊医療など、不採算でも県立病院に期待される役割を担うために必要な費用はその必要性を十分検証しながら一般会計からの実態に見合った繰り入れに努めること」を求めるものであります。 提言は以上ですが、提言に向けた審査・調査の過程において国に対する提案が必要とされたものについては、「高速交通ネットワーク安全対策の強化を求める意見書」として本委員会から発議したところであります。 以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、当局におかれましては、県民の生命を守り持続的な成長を実現する県土強靭化・安全安心対策の推進に向けて積極的な施策展開が図られることを希望いたしまして、当委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 産業振興対策・働き方改革特別委員長矢吹栄修議員。 ◆産業振興対策・働き方改革特別委員長(矢吹栄修議員) 産業振興対策・働き方改革特別委員会の調査の全部を終了いたしましたので、委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、審査の経過について申し上げます。 本委員会においては、少子高齢化を伴う人口減少や経済のグローバル化が進展する中、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会等の開催も契機とし、広報の積極的な活用にも配慮しながら本県産業の振興を図るとともに、魅力的な働きやすい職場づくりを推進することにより本県経済が持続的に発展することを目的として、委員間討議、研修会、現地調査を実施しながら、さまざまな角度から審査・調査を行ったのであります。 以下、調査事件の項目ごとに主な審査の概要について申し上げます。 項目の第一の「商工業及び農林水産業をはじめとする産業振興に関すること」については、「社会人のUIターン就職促進のためUIターン潜在層の掘り起こしを行う必要があると考えるがどうか」「ロボット導入を検討している企業に対し導入の効果を周知するとともに適切な助言・指導を行う必要があると考えるがどうか」などの質疑を通じ、商工業及び農林水産業を初めとする産業振興に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 第二の「交流人口拡大に向けた観光振興に関すること」については、「誘客の強化には山形でしかできない体験を生かした取り組みが必要と考えるがどうか」「東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会での選手村等で県産食材を提供するためGAP等の認証取得を推進する必要があると考えるがどうか」などの質疑を通じ、交流人口拡大に向けた観光振興に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 第三の「働き方改革に関すること」については、「労働者が安心して長く働けるよう長時間労働を是正する必要があると考えるがどうか」「企業に対し長時間労働の是正や生産性向上に取り組んでいる好事例を紹介する必要があると考えるがどうか」などの質疑を通じ、働き方改革に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 第四の「県民所得の向上に関すること」については、「企業により活用してもらうため業務改善奨励金等の制度周知が必要と考えるがどうか」などの質疑を通じ、県民所得の向上に関するさらなる施策の展開を求めたのであります。 このような経過を踏まえ、本委員会では、次の三項目について政策提言を取りまとめたのであります。 以下、提言の内容について申し上げます。 第一の提言は、「産業人材の確保及び先進技術の活用による産業振興の推進」についてであります。 この提言の一点目は「県内高等学校・大学等卒業者及び県外大学等卒業者の県内就職を促進するための取り組みを実施すること」、二点目は「社会人のUIターン就職の促進のためUIターン潜在層の掘り起こしのための取り組みを推進すること」、三点目は「労働生産性の向上に向けてIoT、AI、ロボット等の先進技術の導入促進のためメリットの周知及びロボットシステムインテグレータなどの人材育成を図ること」、四点目は「スマート農業の活用などにより若者の新規就農を促進し農村地域への定着を図ること」を求めるものであります。 続きまして、第二の提言は、「交流人口拡大に向けた取組みの推進」についてであります。 この提言の一点目は「山形ならではの祭り、食、文化遺産など、山形でしかできない体験を生かし誘客のさらなる強化を図ること」、二点目は「クルーズ船やチャーター便の誘致拡大とラグビーワールドカップ二〇一九日本大会、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会などの機会を捉えたインバウンドの拡大に向けた取り組みを実施すること」、三点目は「東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会において選手村等で山形の食材を提供するためGAP等の認証取得を推進するとともに山形の魅力PRのための支援や情報発信を行うこと」、四点目は「山形県総合文化芸術館のオープンに当たり山形の魅力発信や文化・観光施設等と連携した誘客の取り組みにより地域経済の活性化を図ること」を求めるものであります。 続きまして、第三の提言は、「働き方改革に関する取組みの推進」についてであります。 この提言の一点目は「長時間労働の是正や労働関係法令の遵守など労働者が安心して就労できるよう企業に対し新たな制度の周知を図ること」、二点目は「誰もが活躍できる職場づくりを目指した働き方改革の円滑な推進に向けた好事例の紹介や働き方改革推進支援センターの周知及び相談体制の充実を図ること」を求めるものであります。 提言は以上ですが、提言に向けた審査・調査の過程において国に対する提案が必要とされた中で、「新たな外国人材の受入れの円滑な実施を求める意見書」については、本委員会から発議したところであります。 以上、本委員会における審査の概要を申し上げましたが、当局におかれましては、経済のグローバル化や人口減少社会に対応した産業振興・雇用対策の推進に向けて積極的な施策展開が図られることを希望いたしまして、当委員会における審査の経過と結果についての報告を終わります。 ○議長(志田英紀議員) 以上をもって各特別委員長の報告は終わりました。 △日程第八十七発議第二号から日程第八十九発議第四号までの意見書案三件 ○議長(志田英紀議員) 次に、日程第八十七発議第二号女性活躍の加速化に向けた施策の充実・強化を求める意見書から、日程第八十九発議第四号新たな外国人材の受入れの円滑な実施を求める意見書までの意見書案三件を一括議題に供します。〔参照〕 △(イメージ)発議第2号~発議第4号 ○議長(志田英紀議員) この場合、お諮りいたします。これら意見書案は、各特別委員会において十分検討の上提出された案件でありますので、所定の手続を省略、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志田英紀議員) 御異議なしと認めます。よって、所定の手続を省略、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決に入ります。 お諮りいたします。発議第二号から発議第四号までの意見書案三件については、いずれも原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志田英紀議員) 御異議なしと認めます。よって、発議第二号から発議第四号までの意見書案三件はいずれも原案のとおり可決されました。 △日程第九十未来を担う人材育成対策特別委員会の廃止についてから日程第九十二産業振興対策・働き方改革特別委員会の廃止についてまで ○議長(志田英紀議員) 次に、日程第九十未来を担う人材育成対策特別委員会の廃止についてから、日程第九十二産業振興対策・働き方改革特別委員会の廃止についてまでの三案件を一括議題に供します。 お諮りいたします。これら案件は、いずれも委員長報告のとおり調査終了を承認し、各特別委員会を廃止することと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(志田英紀議員) 御異議なしと認めます。よって、未来を担う人材育成対策特別委員会県土強靭化安全安心対策特別委員会及び産業振興対策・働き方改革特別委員会の各特別委員会については調査終了を承認し廃止することに決定いたしました。 ○議長(志田英紀議員) 以上をもって本日の日程は終わりました。 明日定刻本会議を開き、関係常任委員長より審査の経過と結果について報告を求めます。 本日はこれをもって散会いたします。     午後零時二分 散会...