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秋田県議会
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2011-09-09
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09月09日-01号
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秋田県議会 2011-09-09
09月09日-01号
取得元:
秋田県議会公式サイト
最終取得日: 2024-09-29
平成23年 9月
定例会
本会議●平成23年
秋田県議会
9月
定例会会議録
第1
号---------------------------------------議事日程
第1号 平成23年9月9日(金曜日) 午前11時開会第1、
会議録署名員決定
の件第2、
会期決定
の件第3、知事の説明第4、
予算特別委員会
への
議案付託
の件第5、休会の
件---------------------------------------
本日の会議に付した案件
議事日程
に同じ
---------------------------------------
△午前11時開会 本日の
出席議員
45名 1番 沼谷 純 2番
小原正晃
3番
丸の内くるみ
4番 田口 聡 5番
山内梅良
6番
瀬田川栄一
7番
菅原博文
8番 菅原広二 9番
加藤麻里
10番
虻川信一
11番
三浦茂人
12番 東海林 洋 13番
佐藤雄孝
14番
北林丈正
15番
竹下博英
16番
中泉松司
17番 原 幸子 18番
工藤嘉範
19番
石川ひとみ
20番
渡部英治
21番
三浦英一
22番
こだま祥子
23番
近藤健一郎
24番 加藤鉱一 25番
佐藤賢一郎
26番
小松隆明
27番
平山晴彦
28番
柴田正敏
29番 宮腰 誠 30番 中田 潤 31番 安藤 豊 32番
土谷勝悦
33番
渋谷正敏
34番 大関 衛 35番 川口 一 36番
小田美恵子
37番
武田英文
38番
鶴田有司
39番
冨樫博之
40番
大野忠右エ門
41番
能登祐一
42番
大里祐一
43番
佐藤健一郎
44番
鈴木洋一
45番
北林康司--------------------------------------- 地方自治法
第121条による
出席者
知事
佐竹敬久
副知事 中野 節
総務部長
佐々木昌良
総務部危機管理監
佐藤浩二
企画振興部長
大石 勤
健康福祉部長
市川講二
生活環境部長
青木 満
農林水産部長
三浦庄助
産業労働部長
柴田 誠
建設交通部長
冨田耕司
会計管理者
(兼)
出納局長
斉藤俊高
総務部次長
木村宗敬
参事兼
財政課長
粟津尚悦
教育長
米田 進
警察本部長
石田高久---------------------------------------
○議長(
大里祐一議員
) これより平成23年9月
定例会
を開会いたします。本日の会議を開きます。 諸般の報告は、お手元に配付してあります
議長報告
のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
---------------------------------------
△
議長報告
(
朗読省略
) 1、9月9日、知事から次の
議案等
が提出された。また、下段のとおりそれぞれ
関係委員会
に付託した。(
付託委員会
) (1)議案第164号 平成23年度秋田県
一般会計補正予算
(第4号) (2)議案第165号 平成23年度秋田県
港湾整備事業特別会計補正予算
(第3号) (3)議案第166号 職員の
特殊勤務手当
に関する条例の一部を改正する
条例案
総務企画委員会
(4)議案第167号 秋田県
県税条例
の一部を改正する
条例案
同 (5)議案第168号 秋田県
県税条例等
の一部を改正する条例の一部を改正する
条例案
同 (6)議案第169号
市町村
への
権限移譲
の推進に関する条例の一部を改正する
条例案
同 (7)議案第170号 秋田県
スポーツ推進審議会条例案
同 (8)議案第171号 秋田県
障害者施策推進協議会条例
及び秋田県分譲地内の土地の
減額譲渡等
に関する条例の一部を改正する
条例案
福祉環境委員会
(9)議案第172号 秋田県
卸売市場条例
の一部を改正する
条例案
農林水産委員会
(10)議案第173号 秋田県
租税特別措置法関係手数料徴収条例
の一部を改正する
条例案
建設交通委員会
(11)議案第174号
交通事故
に係る和解について
総務企画委員会
(12)議案第175号
交通事故
に係る和解について
福祉環境委員会
(13)議案第176号
交通事故
に係る和解について 同(14)議案第177号 訴訟に係る和解について 同(15)議案第178号 財産の取得について 同(16)議案第179号 平成23年度
水産基盤整備事業
に要する経費の一部負担の変更について
農林水産委員会
(17)議案第180号 財産の取得について
産業労働委員会
(18)議案第181号 平成23年度急
傾斜地崩壊対策事業
に要する経費の一部負担の変更について
建設交通委員会
(19)議案第182号
工事請負契約
の締結について
教育公安委員会
(20)議案第183号
交通事故
に係る和解について 同(21)議案第184号
交通事故
に係る和解について 同(22)議案第185号
交通事故
に係る和解について 同(23)議案第186号
交通事故
に係る和解について 同(24)議案第187号
交通事故
に係る和解について 同(25)議案第188号
交通事故
に係る和解について 同(26)議案第189号
交通事故
に係る和解について 同(27)議案第190号
交通事故
に係る和解について 同(28)議案第191号
交通事故
に係る和解について 同(29)議案第192号
交通事故
に係る和解について 同(30)議案第193号
交通事故
に係る和解について 同(31)認定第1号 平成22年度秋田県
公営企業会計決算
の認定について
産業労働委員会
(32)報告第46号
公社等
の
経営状況
を説明する書類の提出について(33)報告第47号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(34)報告第48号
公立大学法人国際教養大学
の業務の実績に関する評価結果の報告(35)報告第49号
公立大学法人秋田県立大学
の業務の実績に関する評価結果の報告(36)報告第50号
地方独立行政法人秋田県立療育機構
の業務の実績に関する評価結果の報告(37)報告第51号
地方独立行政法人秋田県立病院機構
の業務の実績に関する評価結果の報告(38)報告第52号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(39)報告第53号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(40)報告第54号 平成二十二年度秋田県
電気事業会計
の継続費の
精算報告
(41)報告第55号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(42)報告第56号
道路事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(43)報告第57号
道路事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(44)報告第58号
道路事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(45)報告第59号
道路事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(46)報告第60号 訴えの提起の
専決処分報告
建設交通委員会
(47)報告第61号
物損事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(48)報告第62号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(49)報告第63号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(50)報告第64号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
(51)報告第65号
交通事故
に係る和解及び
損害賠償
の
専決処分報告
総務企画委員会
6件
福祉環境委員会
5件
農林水産委員会
2件
産業労働委員会
2件
建設交通委員会
2件
教育公安委員会
12件1、議長が議員の派遣を決定したものは、別紙「
議員派遣一覧
(
議長決定
)」のとおりである。1、
教育委員会
に送付した請願の処理の経過及び結果の報告のあったものは、別紙のとおりである。1、
委員会
に付託した請願は、
別紙請願文書表
(第1号)のとおりである。1、
委員会
に送付した
陳情等
は、
別紙陳情文書表
(第1号)のとおりである。1、8月29日、
監査委員
から平成22年度の
公営企業会計
に関する監査結果の報告があり、9月1日、議員に配付した。1、8月2日、
監査委員
から
例月出納検査
の結果に関する報告があり、同日、議員に配付した。1、9月1日、
監査委員
から
例月出納検査
の結果に関する報告があり、9月5日、議員に配付した。
---------------------------------------
△
議員派遣一覧
(
議長決定
) 1 秋田県
優良工事表彰式
(1)派遣の目的 第32回秋田県
優良工事表彰式
に出席のため (2)
派遣期間
平成23年8月29日(月) (3)
派遣地
秋田市 (4)
派遣議員
近藤健一郎議員
(
建設交通委員長
)2
秋田県立秋田北鷹高等学校開校式
(1)派遣の目的
秋田県立秋田北鷹高等学校開校式
に出席のため (2)
派遣期間
平成23年9月2日(金) (3)
派遣地
北秋田市 (4)
派遣議員
中泉松司議員
(
教育公安委員長
)3
秋田県立湯沢翔北高等学校開校式
(1)派遣の目的
秋田県立湯沢翔北高等学校開校式
に出席のため (2)
派遣期間
平成23年10月1日(土) (3)
派遣地
湯沢市 (4)
派遣議員
中泉松司議員
(
教育公安委員長
)
--------------------------------------- [教育委員会
に送付した請願の処理の経過及び結果の報告については巻末に
登載]--------------------------------------- [平成
23年9月
定例会請願文書表
・
陳情文書表
(各第1号)は巻末に
登載]---------------------------------------
△
監査報告書
登載省略---------------------------------------
△
例月出納検査報告書
登載省略---------------------------------------
○議長(
大里祐一議員
) 日程第1、
会議録署名員決定
の件を議題といたします。 お諮りします。
会議録署名員
には、13番
佐藤雄孝議員
、21番
三浦英一議員
、29番
宮腰誠議員
、以上の3名にお願いしたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(
大里祐一議員
) 御異議ないものと認め、そのように決定いたします。 次に、日程第2、
会期決定
の件を議題といたします。 お諮りします。本
定例会
の会期は、本日から12月20日までの103日間としたいと思いますが、御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(
大里祐一議員
) 御異議ないものと認めます。会期は、103日間と決定されました。 次に、日程第3、知事の説明を行います。知事の発言を許します。 [知事(
佐竹敬久
君)登壇] ◎知事(
佐竹敬久
君) おはようございます。 今
定例会
におきましては、
補正予算案
及びその他の案件について御審議をお願いするものでありますが、
提出議案
の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。 初めに、
豪雨災害
について申し上げます。
東北地方
が梅雨入りして間もなくの6月23日から24日にかけて、
由利本荘
市や県南部を中心に記録的な豪雨に見舞われました。
人的被害
はなかったものの、住家の全部損壊や520棟余りに及ぶ
床上床下浸水被害
が発生したほか、
公共土木施設
及び
農林水産関係
の被害額は、あわせて47億円を超えるものとなっております。 県では、今
定例会
に
災害関係予算案
を提案しておりますが、引き続き、国や
市町村
と連携しながら、道路や河川、
農地等
の
早期復旧
に取り組んでまいります。 次に、
能代商業高等学校野球部
の活躍について申し上げます。
能代商業高校野球部
は、このたびの
全国高等学校野球選手権大会
において、出場3回目にして念願の初勝利をおさめ、さらに、ベスト16入りを果たしました。
チーム全員
が昨年の
初戦敗退
の悔しさを糧に練習に打ち込み、大舞台でも動じることのない冷静な判断力と積極的なプレーで強豪校を破り、延長戦の末敗退した3回戦も、最後まであきらめない熱戦を展開し、多くの県民に元気と感動を与えてくれました。 本県の
高校野球
のレベルが全国的に見て何ら遜色ないことを実感したところであり、今年度から本格的にスタートした
高校野球強化
の
取り組み
にも大きな弾みがついたものと考えております。 選手並びに
関係者
の皆様の御努力に敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。 次に、平成25年の第68回
国民体育大会冬季大会スキー競技会
について申し上げます。 今月2日、
公益財団法人日本体育協会
及び
文部科学省
から、鹿角市での実施を前提とした同大会の
開催要請
を受けたところであります。 鹿角市については、「あきた
鹿角国体
2011」の円滑な運営や隣接した
競技会場
での一体的でコンパクトな
大会開催
が評価されたものと受けとめておりますが、同市から内諾を得たほか、
財団法人秋田
県
体育協会
や秋田県
スキー連盟
からも
受け入れ
の意向が示されたことから、このたび開催を受諾することといたしました。
大会開催
は、「スポーツ立県あきた」の
取り組み
や本県の魅力を全国に広く発信できる絶好の機会であり、震災後の東北の
元気回復
に貢献するという観点からも極めて有益であると考えており、県議会や県民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 県では、このような
全国規模
の
スキー大会
を今後も積極的に誘致し、秋田の
冬季スポーツ
の振興を図ることとしており、その受け皿となる
スキー場
の魅力を向上させるため、
花輪スキー場
については
ジャンプ台
を
国際規格
のノーマルヒルに改修するほか、
田沢湖スキー場
についても観光・
レジャー用
の
スキー場
としての機能の充実に加え、
オリンピック種目
にもなっているモーグルの
国際公認コース
の
整備等
を検討してまいります。 次に、
東日本大震災
について申し上げます。 未曾有の被害をもたらした
東日本大震災
の発生から半年が経過しようとしております。
被災地
においては
仮設住宅
の建設がかなり進んでいるものの、福島第一
原子力発電所事故
の影響などから福島県等の多くの方々がいまだ県内外での
避難生活
を余儀なくされており、本県への
避難者
は、今月2日現在、約2,000人となっております。 また、
夏休み期間
には、福島県の児童・生徒に本県のゆとりある環境の中で過ごしてもらうため、旅館・ホテルを活用して約5,600人を受入れたところであります。不自由な生活を強いられている
子供たち
や
保護者
の方々には、滞在中、地域との交流やさまざまな
体験活動
を通じて秋田の自然や文化に触れていただきました。 県としては、こうした
被災者
の
受け入れ支援
に加え、岩手県や宮城県に道路・河川の
災害復旧事業等
に従事する職員を派遣しているほか、新たに福島県に
事務支援
のための職員を派遣することとしており、引き続き、
被災地
の復旧・復興に向けてできる限りの支援をしてまいります。 次に、福島第一
原子力発電所
の事故に伴う放射能問題への対応について申し上げます。 県では、同
発電所
の
事故発生
以降、
空間放射線量
や水道水、雨などの「降下物」に関する
モニタリング体制
を強化しており、これまでの測定結果では、いずれも問題のないレベルとなっておりますが、汚染された県外産稲わらを介して県産牛肉からも
暫定規制値
を超える
放射性物質
が確認され、
消費者
の食に対する不安が広がったことから、7月26日から
農産物等
の検査をスタートさせ、先月2日からは県内でと畜されるすべての牛についての検査を開始しております。 その後、県として改めて県産
農産物等
の
検査計画
を策定し、米については先月末から昨日まで県内3カ所で収穫前調査を実施したほか、収穫後は旧
市町村単位
の69カ所で調査することとしており、あわせて野菜や果樹、水産物などについても収穫時期等に応じて検査しております。なお、米の収穫前調査では
放射性物質
は検出されておりません。 また、
放射性物質
に汚染された牛肉の流通により、
国産牛肉
に対する
消費者
の信頼が揺らぎ、県内の
肉用牛農家
も大きな影響を受けていることから、県産牛肉の
信頼回復
を図るとともに、
肉用牛農家
の経営を支援するための
緊急対策
を実施してまいります。 県としては、今後も放射能の監視・
検査体制
を強化し、
関係団体
とも連携しながら、県産
農畜産物等
の
安全性
や信頼の確保に万全を期してまいります。 次に、この夏の
節電対策
について申し上げます。 県では、去る7月1日から本日まで対前年比15%減の目標を掲げ、「夏期の
節電対策
」を実施いたしましたが、県民や
事業者
の皆様から、照明や
電気器具
の
使用抑制
、エアコンや冷蔵庫の
温度調節等
に御協力をいただき、
計画停電
や大
規模停電
といった事態を回避することができました。改めて感謝申し上げます。 しかしながら、東北電力では、十分な供給力を確保するにはまだまだ時間を要するとしております。今後は
暖房等
による
電力需要
の高まりが予想されますので、県民や
事業者
の皆様には引き続き節電への御協力をお願いいたします。 次に、
経済雇用情勢
について申し上げます。 先月10日の内閣府の
月例経済報告
によると、「景気は、
東日本大震災
の影響により依然として厳しい状況にあるものの、持ち直している」という見方を示し、7月の報告から上方修正しております。
県内経済
は依然として厳しい状況にあるものの、
東日本大震災
の影響が緩和しつつあり、生産面を中心に持ち直しの動きがみられるほか、雇用面では、7月の
有効求人倍率
が0.55倍と前月より0.04ポイント上昇するなど、改善の傾向を示しております。 しかしながら、福島第一
原子力発電所
の事故に伴う放射能問題や
電力不足
に加え、歴史的な円高は我が国の
国民生活
や経済に大きな影響を及ぼしており、
本県経済
の先行きについても楽観視はできないものと考えております。 このたび
野田民主党代表
が首相に就任されましたが、新内閣には地方の声を十分に聞きながら、震災からの復旧・復興、
円高対策等
のための第三次
補正予算
を早期に成立させるとともに、
社会保障
と税の
一体改革
や
分権改革等
の課題に
スピード感
を持って取り組んでいただきたいと考えております。 次に、韓国及び台湾への訪問について申し上げます。 7月26日から28日にかけてソウル市を訪問し、大韓
航空等
と会談を行ってまいりました。
大韓航空
とは秋田・
ソウル国際定期便
の秋以降の
継続運航
について協議したほか、2018年の
平昌冬季オリンピック
の
開催決定
を受けて本県への
韓国スキー選手
の
強化合宿誘致
など、
スキー
を核とした
交流事業
を提案したところであります。
大韓航空側
からは、これらについて前向きな意向が示されたところであり、今後、
関係機関
と具体的な
取り組み
について協議を行ってまいります。 また、先月17日から20日にかけて台北市の
航空会社
や
旅行会社等
を訪問してまいりました。 今回は、東北の復興や
日本海側
の
機能強化
に向けて連携を進めている山形県の
吉村知事
とともに、台湾から
東北地方
への
チャーター便
の運航を要請したほか、
旅行会社
に対しては秋田・山形両県にまたがる
旅行メニュー
を提案したところであります。その結果、今月下旬には、台湾の
航空会社
と
旅行会社等
による視察団が東北の
観光ルート設定
のため本県入りすることになっており、この機会に秋田の魅力を積極的にアピールしてまいります。 また、昨日、震災後としては
東北地方初
となる台湾からの
チャーター便
が秋田空港に到着し、12日までの日程で一行が本県を中心に旅行されることになっており、今後の台湾からの誘客に弾みがつくものと考えております。 次に、「
ふるさと秋田元気創造プラン
」の推進について申し上げます。 まず、新たな
戦略産業
の創出についてであります。 先月26日、
再生可能エネルギー固定価格買取制度
に関する法律が成立いたしました。県では、
メガソーラー
(大
規模太陽光発電
)導入の
可能性
についての
調査事業
をスタートさせたところでありますが、
固定価格買取制度
は本県が進めようとしている
再生可能エネルギー
の大
規模導入
に不可欠なものであり、県としては今後決定される
買取価格
の単価や期間など制度の詳細を注視しながら、着実に
取り組み
を進めてまいります。 また、
東アジア
の成長を秋田の発展に取り込んでいくことを目指し、県では平成22年3月に「
東アジア交流推進構想
」を策定しておりますが、
国際教養大学
では、本県と
東アジア地域
との多面的な交流を促進するための
調査研究拠点
として、来年1月をめどに「
東アジア調査研究センター
」を設置し、県の
関連政策
に関する現地の
情勢分析
や
コンサルティング等
を行うとともに、社会が求める即戦力の人材の育成を強化することとしております。 県では、こうした
センター
の実践的な
活動等
により、
東アジア地域
の経済に関する有益な情報や実効ある
政策提言等
を受けることができるものと大いに期待しており、
センター
の
立ち上げ
に係る一定の経費について
財政支援
をしてまいりたいと考えております。 次に、食・農・観の丸ごと売り出しについてであります。 県では、10月から12月にかけて、JR東日本と連携して秋田の魅力を丸ごと売り出す
大型観光キャンペーン
を展開するとともに、その
誘客効果
を冬季にも確実につなげていくため、来年1月には首都圏において秋田の冬祭りなどの
PRイベント等
を展開するほか、県外の方も対象とした
宿泊助成等
を行ってまいります。 平成25年にはJRのデスティネーションキャンペーン、平成26年には
国民文化祭
の開催が予定されておりますが、これらを契機に本県の観光を
総合戦略産業
として発展させるため、
市町村
や
関連団体
、
民間事業者
の皆様とともに一層の
取り組み
を進めてまいります。 次に、「脱
少子化秋田
」についてであります。 この4月から、
市町村
や
民間団体
と協働で県内3カ所に「あきた
結婚支援センター
」を設置し、会員制による個別の
マッチング事業
をスタートさせております。
入会者
は当初目標を大きく上回り、8月末現在で600名を超えており、交際を始めたカップルも多数誕生しているところであります。 今後は、
独身従業員
のいる企業などとの連携を強化し、より多くの方が希望するパートナーと出会えるよう、事業の充実及びPRを行ってまいります。 次に、「
高齢社会
に対応した
安心医療秋田
」についてであります。 近年ニーズが高まっている複数の疾患を診察することができる
病院勤務
の「
総合医
」を養成するため、秋田県
厚生農業協同組合連合会
と連携し、
秋田組合総合病院
と
湖東総合病院
を
研修機関
とする「
総合診療
・
家庭医養成プログラム
」の策定に取り組んでおり、来年4月から研修を開始することとしておりますが、その拠点となる
センター
が
秋田組合総合病院
に設置されることになりました。これに伴い、厚生連では、
湖東総合病院
の建てかえに向けて
実施設計
の
準備作業
に着手することとしております。 また、
ドクターヘリ
の導入については、
基地病院
となる
秋田赤十字病院
に
格納庫等
の
関係施設
が11月に完成する見込みであり、その後、
医療機関
、
消防機関
、
運航会社等
による訓練を実施し、来年1月には運航を開始したいと考えております。 次に、
文化振興
に向けた
取り組み
について申し上げます。 地域の文化力を高め、文化力で地域を元気にしていくため、先月27日、「あきた文化ルネサンス宣言」を行うとともに、秋田駅前に「
国民文化祭
サテライト
センター
」を開設したところであります。今後、
センター
において
国民文化祭
に関する情報発信やさまざまな文化活動の場を提供するなど、
国民文化祭
に向けた機運の醸成を図ってまいります。 次に、日本海沿岸東北自動車道について申し上げます。 このたび、国土交通省から日本海沿岸東北自動車道「遊佐・象潟間」の計画段階評価に着手するとの発表があり、また、「二ツ井白神・あきた北空港間」の整備について、社会資本整備審議会
東北地方
小
委員会
で、県がかねてから提案してきた「現道活用案」が妥当との判断が示されました。こうした動きは日沿道全線開通に向けた大きな一歩であり、さまざまな機能が太平洋側に偏在している「国のかたち」を見直し、多軸型の国土づくりを進めていくことにつながるものと期待しております。 今後は、これら2区間の事業進捗を図るため国への要望を重ねるとともに、東北中央自動車道「新庄北・雄勝こまち間」についても計画段階評価に向け強く働きかけてまいります。 次に、秋田空港の路線拡充について申し上げます。 このたび、全日本空輸、日本航空の両社から10月20日以降の運航計画が公表され、秋田空港発着便が大幅に拡充されることとなりました。秋田・羽田線は両社が各一往復ずつ増便し9往復に、秋田・伊丹線には全日本空輸が新たに就航し、日本航空の3往復とあわせ5往復となり、羽田・伊丹の両路線とも過去最高の運航便数となります。 公表された運航計画は来年3月までのものでありますが、それ以降も継続的に運航され、より多くの交流人口を取り込み、県内への経済波及効果を高めることができるよう、県としても引き続き空港の利便性向上と利用促進に努めてまいります。 いずれにしても、東北の復興・再生に秋田の果たすべき役割は極めて重要となっております。今後は、新エネルギーの導入や安全・安心な食料の供給、さらには東北全体の観光振興につながる
取り組み
など、「
ふるさと秋田元気創造プラン
」に位置づけられているさまざまな施策を加速化させるとともに、港湾や空港、高速道路などインフラの
機能強化
についても全力で取り組んでまいります。 次に、
提出議案
の主なものについて説明申し上げます。 今回の
補正予算案
は、
東日本大震災
への対応や防災体制の充実を図るための事業のほか、豪雨による災害関連事業、「
ふるさと秋田元気創造プラン
」を推進する事業、経済・雇用対策としての公共事業及び雇用創出事業などについて計上しております。 まず、
東日本大震災
への対応については、震災に伴い都道府県が共同で造成している
被災者
生活再建支援基金に出捐するほか、被災児童・生徒等の修学一時金の交付枠の拡大や被災世帯の保育料の減免等を行う
市町村
への助成を行うとともに、
被災地
のスポーツ団体等が本県で実施する合宿等への助成枠を拡大してまいります。 県内産業への支援については、県産牛肉の
安全性
を確保し
信頼回復
を図るとともに、
肉用牛農家
の経営を支援するため、無利子で肥育牛預託事業を行う農協等に対し助成するほか、素牛導入等の運転資金に係る利子補給や貸付保証料補助を行ってまいります。 また、県産牛肉の全頭検査を実施するほか、県産稲わらを緊急的に確保するため、新たに稲わら供給に取り組む営農集団等を支援してまいります。 防災体制の充実については、災害時の停電等に備え、幼稚園や保育所、畜産経営体等の自家用発電機の導入について助成するとともに、県有施設にも整備してまいります。
豪雨災害
への対応については、豪雨被害のあった河川砂防施設の補修等を実施するとともに、農地の小規模災害復旧に係る農家負担の軽減を図ろうとする
市町村
の
取り組み
を支援してまいります。 「
ふるさと秋田元気創造プラン
」については、「新たな
戦略産業
の創出」として、本県と
東アジア
との交流の推進に関する現地の
情勢分析
や
コンサルティング等
を行うため、
国際教養大学
が設置する「
東アジア調査研究センター
」の運営に要する資金を交付してまいります。 また、
東アジア
からの誘客促進を図るため、2018年の
平昌冬季オリンピック
開催決定
を契機に県内
スキー場
を韓国へ売り込むとともに、台湾からの
チャーター便
等を活用した旅行商品の造成等に助成してまいります。 食・農・観の丸ごと売り出しについては、冬季の誘客を促進するため首都圏において秋田の冬祭り等のPRイベントを展開するとともに、宿泊創出キャンペーンを実施してまいります。 また、米のカドミウム規格基準の改正を踏まえ、新たに県独自の買入基準を設定するため、23年産米の分析調査を実施してまいります。 「脱
少子化秋田
」については、
結婚支援センター
のマッチング支援システム等について、利便性の向上を図るため、その機能を強化してまいります。
高齢社会
に対応した
安心医療秋田
等については、北秋田市立米内沢診療所の医療環境の向上を図るため、改修工事等に助成するほか、秋田県三次医療圏の医療再生計画に基づく事業を実施するための基金を積み増しするとともに、その基金を活用し、地域医療を担う
総合診療
・家庭医の養成拠点となる
センター
施設等の整備に助成してまいります。 また、新たに、買い物支援や除雪など、地域支え合い活動に必要な備品の貸付等を行う
市町村
に対し助成してまいります。 「経済・雇用対策」については、国の割当内示に伴い、漁港
整備等
を実施するほか、引き続き、雇用基金を活用し、新たに168名の雇用創出を図ってまいります。 このほか、農業用水路等の補修・更新を行う活動組織に対する支援や老朽化の著しい角館南高等学校第一体育館の改築等を進めるとともに、秋田のイメージアップに向けて、本県の本質的な魅力をアピールするための新たなコンセプトや基本的なデザイン等を設定し、県内外へ発信してまいります。 さらに、除雪業務の効率化等に向けた2カ年の業務委託契約の導入や
全国規模
のスポーツ大会で活躍する高校生を支援するための奨学金給付について、債務負担行為を設定しております。 一般会計補正額は46億8,009万円であり、これを既定予算に加えますと6,293億5,510万円となります。 次に、単行議案の主なものについて申し上げます。 「職員の
特殊勤務手当
に関する条例の一部を改正する
条例案
」は、
東日本大震災
に対処するため、福島第一
原子力発電所
の事故に係る計画的避難区域等で作業した職員に対し、災害応急作業等手当を支給する措置等を講じようとするものであります。 「秋田県
スポーツ推進審議会条例案
」は、スポーツ基本法の施行により、地方スポーツ推進計画その他のスポーツの推進に関する重要事項を調査審議させる等のため、秋田県スポーツ推進審議会を設置しようとするものであります。 以上、
提出議案
の概要について申し上げました。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(
大里祐一議員
) 次に、日程第4、
予算特別委員会
への
議案付託
の件を議題といたします。 お諮りします。議案第164号及び議案第165号は、
予算特別委員会
に付託することに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(
大里祐一議員
) 御異議ないものと認めます。議案第164号及び議案第165号は、
予算特別委員会
に付託されました。 次に、日程第5、休会の件を議題といたします。 お諮りします。9月12日及び9月27日の2日間は、議案調査及び議事整理のため休会とすることに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(
大里祐一議員
) 御異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本日は、これをもって散会いたします。 △午前11時29分散会
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