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  1. 宮城県議会 2001-11-01
    12月18日-07号


    取得元: 宮城県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-18
    平成13年 11月 定例会(第289回)     第二百八十九回宮城県議会(定例会)会議録                            (第七号)平成十三年十二月十八日(火曜日)  午前十時 一 分開議  午前十時三十一分閉会      議長                佐藤 勇君      副議長               長島秀道君出席議員(六十一名)      第一番               坂下 賢君      第二番               青野登喜子君      第三番               虎川太郎君      第五番               伊勢 敏君      第六番               佐々木敏克君      第七番               川嶋保美君      第八番               佐々木喜藏君      第九番               須田善明君      第十番               佐藤詔雄君     第十一番               加賀 剛君     第十二番               横田有史君     第十三番               菅間 進君     第十四番               袋  正君     第十五番               寺島英毅君     第十六番               小野 隆君     第十七番               菊地文博君     第十八番               安部 孝君     第十九番               小林正一君     第二十番               池田憲彦君    第二十一番               秋葉賢也君    第二十二番               村井嘉浩君    第二十三番               岸田清実君    第二十四番               岩渕義教君    第二十五番               遊佐美由紀君    第二十六番               藤原範典君    第二十七番               仁田和廣君    第二十八番               萱場正美君    第二十九番               大学幹男君     第三十番               小野寺初正君    第三十一番               渥美 巖君    第三十二番               長谷川 章君    第三十三番               安藤俊威君    第三十四番               中村 功君    第三十五番               柏 佑整君    第三十六番               菊地健次郎君    第三十七番               畠山和純君    第三十八番               渡辺栄一君    第三十九番               土井 亨君     第四十番               藤倉知格君    第四十一番               遊佐雅宣君    第四十二番               本多祐一朗君    第四十三番               佐々木ひろし君    第四十四番               坂下康子君    第四十五番               内海 太君    第四十六番               文屋 公君    第四十八番               石橋信勝君    第四十九番               長島秀道君     第五十番               錦戸弦一君    第五十一番               今野隆吉君    第五十二番               中沢幸男君    第五十三番               佐々木久壽君    第五十四番               佐藤勝彦君    第五十五番               菊地 浩君    第五十六番               高橋長偉君    第五十七番               相沢光哉君    第五十八番               大沼迪義君    第五十九番               斎藤正美君     第六十番               伊藤康志君    第六十一番               渡辺和喜君    第六十二番               千葉正美君    第六十三番               佐藤 勇君欠席議員(一名)      第四番               皆川章太郎君欠員(一名)    第四十七番----------------------------------説明のため出席した者      知事                浅野史郎君      副知事               松木伸一郎君      副知事               柿崎征英君      出納長               加藤正人君      病院事業管理者           吉田協一君      総務部長              白石 晃君      企画部長              遠藤正明君      環境生活部長            赤間信彦君      保健福祉部長            山田洋治郎君      産業経済部長            菅原清毅君      土木部長              伊藤整史君      国体・障害者スポーツ大会局長    瀬川 眞君      出納局長              徳江武志君      企業局長(公営企業管理者職務代理者)齋藤 進君      総務部次長兼秘書課長        三浦秀一君      総務部財政課長           今野純一君    教育委員会      委員長               森 昌造君      教育長               千葉眞弘君      理事兼教育次長           庄子正昭君    選挙管理委員会      委員長               槻田久純君      事務局長              今長岳志君    人事委員会      委員長               武田武男君      事務局長              山口 優君    公安委員会      委員長               勝股康行君      警察本部長             佐藤正夫君      総務室長              須藤弘明君    地方労働委員会      事務局長              菅原敏光君    監査委員      委員                渡邊達夫君      事務局長              鈴木 務君----------------------------------   議会事務局      局長                高橋俊一君      次長兼総務課長           高橋宣明君      議事課長              遠藤新也君      政務調査課長            千葉 信君      総務課副参事兼課長補佐       石垣修二君      議事課副参事兼課長補佐       芳賀憲司君      政務調査課長補佐          大内昭司君      議事課長補佐(班長)        佐藤 昭君      議事課長補佐(班長)        工藤一雄君      議事課長補佐(班長)        若生和之君      議事課主査             布田惠子君----------------------------------議事日程 第七号          平成十三年十二月十八日(火)午前十時開議第一 会議録署名議員の指名第二 意見書第十二号議案 骨髄移植に関する医療保険の適用拡大を求める意見書第三 発議第八号議案第四 議第百四十号議案ないし議第百六十三号議案及び議第百六十五号議案ないし議第百七十号議案並びに請願第五 委員会の継続審査・調査事件について----------------------------------会議に付した事件一 日程第一 会議録署名議員の指名二 日程第二 意見書第十二号議案三 日程第三 発議第八号議案四 日程第四 議第百四十号議案ないし議第百六十三号議案及び議第百六十五号議案ないし議第百七十号議案並びに請願五 日程第五 委員会の継続審査・調査事件について---------------------------------- △開議(午前十時一分) ○議長(佐藤勇君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤勇君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、十七番菊地文博君、十八番安部孝君を指名いたします。---------------------------------- △諸報告 ○議長(佐藤勇君) 御報告いたします。 お手元に配布の文書表のとおり、陳情四十三カ件が提出されておりますので、議長から所管の委員会に送付いたしました。----------------------------------    陳情文書表          第二八九回宮城県議会(十一月定例会)平成十三年十二月十八日陳情番号要旨陳情者名受理年月日所管委員会送付年月日二八九の一主要地方道女川牡鹿線の整備促進に関することについて                女川町長        外二名一三・一〇・四建設企業一三・一〇・一九二八九の二平成十四年度森林整備予算に関することについて                  宮城県林業公社造林推進協議会    会長         外二名一三・一〇・九産業経済一三・一〇・一九二八九の三宮城県に対する要望について           宮城県大崎地方町村議会議長会    会長     一三・一〇・九産業経済 建設企業一三・一〇・一九二八九の四蔵王国定公園内刈田岳山頂付近におけるバリアフリーの歩道及び、展望地の整備促進に関することについて                 蔵王町長         外四名一三・一〇・九産業経済一三・一〇・一九二八九の五平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について              築館町商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の六平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について               若柳町商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の七平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について                栗駒町商工会
       会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の八平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について               高清水町商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の九平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について             一迫町商工会    会長      一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の一〇平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について             瀬峰町商工会    会長      一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の一一平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について              鶯沢町商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の一二平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について              金成町商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の一三平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について              志波姫町商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の一四平成十四年度小規模事業経営支援事業費補助金等について               花山村商工会    会長     一三・一〇・一一産業経済一三・一〇・一九二八九の一五宮城県柴田高等学校普通科の学級数維持について                 柴田町長     一三・一〇・一二文教警察一三・一〇・一九二八九の一六東西大路の延長に関することについて               多賀城史跡名所をいかす会会員    世話人     一三・一〇・一二文教警察一三・一〇・一九二八九の一七地球市民憲章の誕生を願う決議について                   個人一三・一〇・一二総務企画一三・一〇・一九二八九の一八ブラジル宮城県人会館の建設にかかる助成金について                   ブラジル宮城県人会    会長     一三・一〇・一八環境生活一三・一〇・二九二八九の一九牛海綿状脳症(BSE)対策に関することについて                 宮城県農業協同組合中央会    会長     一三・一〇・二二環境生活産業経済一三・一〇・二九一三・一二・一四二八九の二〇商工会に対する平成十四年度小規模事業経営支援事業費等について             七ヶ宿町長     一三・一〇・二四産業経済一三・一二・一四二八九の二一東北新幹線(仮称)村田新駅に関することについて             東北新幹線(仮称)村田新駅設置促進期成同盟会    会長 村田町長     一三・一〇・二四総務企画一三・一二・一四二八九の二二東北労災病院の機能と役割の維持・存続に関することについて                 全国労災病院労働組合   東北労災病院支部    支部長         外一名一三・一〇・二五保健福祉一三・一二・一四二八九の二三狂牛病(牛海綿状脳症)対策に関することについて                登米地方町村会    会長         外二名一三・一〇・二六環境生活産業経済一三・一二・一四二八九の二四萱刈川上流部の事業促進について                 萱刈川改修促進期成同盟会    会長 瀬峰町長     一三・一〇・二六建設企業一三・一二・一四二八九の二五平成十四年度私立高等学校運営費補助金の増額に関することについて                 宮城県私立中学高等学校連合会    会長         外一名一三・一〇・二九総務企画一三・一二・一四二八九の二六平成十四年度私立幼稚園の振興助成に関することについて                  社団法人宮城私立幼稚園連合会    理事長     一三・一〇・二九総務企画一三・一二・一四二八九の二七私立専修学校各種学校に対する助成費強化について                  社団法人宮城県専修学校   各種学校連合会    会長     一三・一〇・二九総務企画一三・一二・一四二八九の二八牛海綿状脳症(BSE)対策に関することについて              南方町議会議長     一三・一〇・二九環境生活産業経済一三・一二・一四二八九の二九地球市民憲章の誕生を希望する決議について                   個人一三・一〇・二九総務企画一三・一二・一四二八九の三〇公共下水道事業促進に係る県費助成対象自治体の拡大及び助成金の増額並びに国庫補助制度の拡充に関することについて                 宮城県単独公共下水道市町村連絡協議会    会長 気仙沼市長     一三・一〇・三〇建設企業一三・一二・一四二八九の三一離島振興に関することについて               宮城県離島振興協議会産業経済    会長 気仙沼市長     一三・一〇・三一総務企画 環境生活 保健福祉 建設企業一三・一二・一四二八九の三二宮城県に対する要望について                三陸地域地方都市建設協議会    会長 大船渡市長     一三・一一・ 六総務企画 環境生活 産業経済 建設企業一三・一二・一四二八九の三三宮城県に対する要望について           塩釜地区広域行政連絡協議会    会長 塩竈市長     一三・一一・ 七総務企画 環境生活 保健福祉 産業経済 建設企業 文教警察一三・一二・一四二八九の三四塩釜地区の都市基盤整備促進に関することについて              塩釜地区都市基盤整備促進期成同盟会    会長 多賀城市長     一三・一一・ 七建設企業一三・一二・一四二八九の三五県下全派出所に警察官の常時配備を求めることについて                     個人一三・一一・二〇文教警察一三・一二・一四二八九の三六宮城県大崎地域の国営かんがい排水事業について                宮城県大崎地域国営土地改良事業促進協議会    会長 古川市長     一三・一一・二二産業経済一三・一二・一四二八九の三七平成十四年度県予算編成並びに施策に関することについて                宮城県町村会    会長     一三・一一・二二総務企画 環境生活 保健福祉 産業経済 建設企業 文教警察一三・一二・一四二八九の三八二級河川高城川の整備促進に関することについて             松島町長         外一名一三・一一・二六建設企業一三・一二・一四二八九の三九主要地方道仙台松島線初原バイパスの整備促進に関することについて             松島町長         外一名一三・一一・二六建設企業一三・一二・一四二八九の四〇JAみやぎ登米肉用牛経営安定・消費回復対策に関することについて               みやぎ登米農業協同組合産業経済    代表理事組合長     一三・一一・二九環境生活一三・一二・一四二八九の四一国道三百九十八号改良整備に関することについて              花山村長         外一名一三・一一・三〇建設企業一三・一二・一四二八九の四二平成十四年度税制改正及び行財政改革に関することについて                 社団法人 宮城県法人会連合会    会長         外三名一三・一二・三一総務企画文教警察三・一二・一四二八九の四三クレジット被害の防止と今野農機事件の厳正な捜査の実施について             登米郡光ヶ丘文殊の会   (今野農機商会被害者の会)    代表     一三・一二・ 五環境生活文教警察一三・一二・一四---------------------------------- △意見書第十二号議案 ○議長(佐藤勇君) 日程第二、意見書第十二号議案、骨髄移植に関する医療保険の適用拡大を求める意見書を議題といたします。----------------------------------    意見書第十二号議案  骨髄移植に関する医療保険の適用拡大を求める意見書 右事件について会議規則第十五条の規定により別紙意見書案を提出します。  平成十三年十二月十四日    提出者 議員  長谷川 章    賛成者 議員  小林正一  佐々木ひろし 内海 太            菅間 進  虎川太郎  千葉正美            石橋信勝  渡辺和喜  斎藤正美  宮城県議会議長 佐藤 勇殿----------------------------------    意見書 骨髄移植は、白血病などの難治性疾患に対する根治的治療法として国民医療に不可欠なものとなっている。骨髄バンク事業の進展にともない、骨髄バンクを介した骨髄移植は着実に症例が増え、昨年度は年間七百十五例の非血縁者間骨髄移植が実施されている。 しかしながら、こうした実績を重ねる一方で、骨髄移植にとって不可欠なドナー候補者の血液検査料や、ドナー傷害保険料、移植後のドナーの健康管理等調査料は約四十万円の患者負担金として発生し、患者とその家族は過重な経済的負担を強いられており、国民皆保険制度のもとで著しく公平さを欠くものとなっている。 一方、骨髄移植推進財団は、登録者を増やすためのドナー登録会の開催増加に伴う費用や症例数増加に対応するためのコーディネート業務にかかる調整活動費の増大、また患者負担金減免免除規定による減免数の拡大等により、患者の救命をすればするほど赤字が増大するという財政構造にあり、財政破たんの危機に直面している。 よって、このような状況を改善し、患者及び家族が経済的負担から免れて闘病に専念でき、骨髄バンクが国民の期待に応え得る健全な運営を確保するため、国は、次の事項を実現するよう強く要望する。一 骨髄移植に使用する骨髄液に医療保険を適用し、患者負担金を解消すること。二 海外の骨髄バンクから提供される骨髄液に対しても国内と同様の扱いとし、患者負 担のないようにすること。三 骨髄バンクの運営経費については、その健全な運営が確保できるよう措置すること。 右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。  平成  年  月  日                     宮城県議会議長 佐藤 勇衆議院議長参議院議長内閣総理大臣    あて厚生労働大臣---------------------------------- ○議長(佐藤勇君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております意見書案については、提出者の説明を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤勇君) 御異議なしと認めます。 よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。 これより質疑に入ります。 ただいまの意見書案に対し、質疑はありませんか。--質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいまの意見書案については、委員会の審査を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤勇君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会の審査を省略することに決定いたしました。 これより採決いたします。 意見書第十二号議案、骨髄移植に関する医療保険の適用拡大を求める意見書を原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤勇君) 御異議なしと認めます。 よって、意見書第十二号議案は、原案のとおり可決されました。---------------------------------- △発議第八号議案 △議第百四十号議案ないし議第百六十三号議案 △議第百六十五号議案ないし議第百七十号議案 △請願
    ○議長(佐藤勇君) 日程第三、発議第八号議案、日程第四、議第百四十号議案ないし議第百六十三号議案及び議第百六十五号議案ないし議第百七十号議案並びに請願を一括して議題といたします。 本件について委員長の報告を求めます。環境生活委員長、二十七番仁田和廣君。    〔二十七番 仁田和廣君登壇〕 ◆二十七番(仁田和廣君) 環境生活委員会の審査の結果を御報告申し上げます。 一議第百五十一号議案。一議第百五十四号議案。 本委員会は、以上の付託議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決しました。 以上のとおり御報告申し上げます。 ○議長(佐藤勇君) 保健福祉委員長、三十二番長谷川章君。    〔三十二番 長谷川 章君登壇〕 ◆三十二番(長谷川章君) 保健福祉委員会の審査の結果を御報告申し上げます。 本委員会は、請願二八九の一、骨髄バンクの利用にかかわる医療保険の適用に関することについて及び請願二八九の三、低肺者(呼吸器機能障害者)に対する救済、助成施策を求めることについてを審査した結果、採択すべきものと決しました。 以上のとおり御報告申し上げます。 ○議長(佐藤勇君) 産業経済委員長、三十四番中村功君。    〔三十四番 中村 功君登壇〕 ◆三十四番(中村功君) 産業経済委員会の審査の結果を御報告いたします。 一議第百五十五号議案。一議第百五十八号議案。一議第百六十八号議案。 本委員会は、以上の付託議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決しました。 以上のとおり報告いたします。 ○議長(佐藤勇君) 建設企業委員長、三十五番柏佑整君。    〔三十五番 柏 佑整君登壇〕 ◆三十五番(柏佑整君) 建設企業委員会の審査の結果を御報告申し上げます。 一議第百六十一号議案。一議第百六十二号議案。 本委員会は、以上の付託議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決しました。 以上のとおり御報告申し上げます。 ○議長(佐藤勇君) 文教警察委員長、二十九番大学幹男君。    〔二十九番 大学幹男君登壇〕 ◆二十九番(大学幹男君) 文教警察委員会の審査の結果を御報告申し上げます。 一議第百四十七号議案。一議第百四十九号議案関係分。一議第百五十六号議案。一議第百五十七号議案。一議第百七十号議案関係分。 本委員会は、以上の付託議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決しました。 以上のとおり御報告申し上げます。 ○議長(佐藤勇君) 総務企画委員長、五十七番相沢光哉君。    〔五十七番 相沢光哉君登壇〕 ◆五十七番(相沢光哉君) 総務企画委員会の審査の結果を御報告申し上げます。 一発議第八号議案。一議第百四十五号議案。一議第百四十六号議案。一議第百四十八号議案。一議第百四十九号議案関係分。一議第百五十号議案。一議第百五十二号議案。一議第百五十三号議案。一議第百五十九号議案。一議第百六十号議案。一議第百六十九号議案。一議第百七十号議案関係分。 本委員会は、以上の付託議案を審査した結果、原案を可決すべきものと決しました。 一議第百六十三号議案。 本委員会は、この付託議案を審査した結果、承認すべきものと決しました。 以上のとおり御報告申し上げます。 ○議長(佐藤勇君) 予算特別委員長、五十八番大沼迪義君。    〔五十八番 大沼迪義君登壇〕 ◆五十八番(大沼迪義君) 予算特別委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。 本委員会は、議第百四十号議案ないし議第百四十四号議案及び議第百六十五号議案ないし議第百六十七号議案の付託を受け、十二月十二日に開催した委員会では、総括質疑を行い、八名の委員から活発な議論が展開されました。 続いて、十三日に各分科会を開催し、慎重な審査を行いました。 以上のような審査経過を経て、本委員会で採決した結果、議第百四十号議案ないし議第百四十四号議案並びに議第百六十五号議案ないし議第百六十七号議案については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上のとおり御報告を申し上げます。 ○議長(佐藤勇君) 以上で、委員長報告を終わります。 これより質疑に入ります。 委員長報告に対し質疑はありませんか。--質疑なしと認めます。 討論の通告がありますので、発言をお許しいたします。三番虎川太郎君。    〔三番 虎川太郎君登壇〕 ◆三番(虎川太郎君) 日本共産党の虎川太郎です。日本共産党県会議員団を代表して、今議会に提案された三十一カ件の議案のうち、議第百四十五号、百五十二号、百五十八号、百六十九号の四議案について反対し、討論を行います。 日本経済は、景気の悪化が急速に進み、失業率、中小企業の倒産、経済成長率、どの指標もマイナス、史上最悪という数字が並び、県民の暮らしも雇用も、かつてなく深刻です。特に、就職を希望する県内の高卒予定者のうち、二人に一人が就職先もないまま越年する事態となっています。年の瀬が迫り、寒風に震える県民の姿は、北風の影響だけではなく、政治の責任が問われていることを自覚しなければなりません。 さて、今議会では、財政再建、官製談合問題を初め情勢や切実な県民要求を反映した諸課題が重要な焦点となりました。知事選直前に発表された財政再建推進プログラム(案)ですが、財政危機の要因となった大型開発を聖域化し、引き続き強行する一方、県民向け事業や施策には、これまで以上に大なたを振るい、千二百七十件もの事業を廃止・縮小する大削減計画です。知事は、将来における公債費負担のレールを敷いたみずからの責任を一応認めましたが、借金体質からいかに脱出するかという展望と見通しは全く示されませんでした。ダムや港湾、そしてアクセス鉄道などの大型事業を何が何でも推進しようとする知事の姿は、本間県政のプロジェクトを忠実に継承し、財政破綻を招いたみずからの責任を覆い隠すとともに、財政危機をつくり出したみずからの失政への自覚と反省がないことを示すものです。結局、再建団体に陥ったときの手法を先取りして県民と県職員に痛みを押しつけ、それによって再建団体への転落のみを回避しようというものです。このような反県民的な計画案は全面的に撤回し、県民とともに再検討すべきであることを改めて指摘するものです。 当面する情勢と県民の切実な要求、課題についてですが、第一に、中小企業振興と雇用の問題が焦点となりました。 中小零細企業を守るために、融資制度の貸付条件の緩和や既存貸付の返済期間の延長など、一層実効ある改善を図るとともに、我が党県議団が取り上げた工事の分離・分割発注の工夫と、それを可能とする土木事務所の体制強化などにも真剣に取り組むことが必要です。雇用対策では、県自身が職員を雇用することや、少人数学級に伴う教員の大量採用など雇用拡大目標を持つとともに、緊急地域雇用創出特別基金事業については、失業救済で真に効果のあるものに工夫されることが大切です。 第二は、BSE(牛海綿状脳症)対策と第一次産業の振興です。 BSE対策では、被害救済へ畜産・酪農関係者の深刻な声と要望をしっかり受けとめることが何よりも大切です。県独自の施策として、つなぎ資金の条件緩和や町段階の上乗せ支援への援助などが緊急に必要となっています。知事は車座集会などを通じ、疲弊する農村、漁村の切実な叫びを聞いたと言われますが、問題は受けとめることだけではなく、県政の課題として何を行うかであります。後継者対策や価格・所得補償など、この分野の新たな展開を見守りたいと思います。今回の補正で予算化されませんでしたが、新たに発見された迫町のカドミ汚染米問題は深刻です。因果関係の緊急調査と企業責任の明確化を、あいまいにせず行うことが必要です。 第三は、福祉、医療、教育の問題です。 政府が医療保険制度の全面的な改悪を強行しようとしている中で、県が乳幼児、心身障害者、母子・父子家庭の医療費助成から食事療養費分を自己負担にしようとしていることは許されません。乳幼児医療費への助成について、入院のみではあっても就学前までの拡大を検討されることは評価しますが、通院についても就学前まで拡大するとともに、所得制限の撤廃と現物給付への移行が県民の願いであることを申し添えておきます。 十月から介護保険料が全額徴収されましたが、特養ホーム待機者はウナギ登りにふえており、特養ホーム建設は待ったなしとなっています。待機者数の急増を、措置制度と契約制度の違いからくる把握の困難さなどと弁解する前に、現状は契約違反の実態にあることを真剣に受けとめて、改善に全力を挙げるべきです。 三十人学級について、知事は、小学校低学年における少人数学級の必要性までは言及するようになりましたが、教員増にこたえる財源がないことを理由に、これも先送りする姿勢であります。県教委の試算によれば、小学校低学年からの三十五人学級への移行で、百六十人の教員増、約七億円と言われます。今議会で他会派も取り上げた、北部中核工業団地建設のために毎年住宅供給公社に利子補給として、意味もなく一般財源から貸し付けている二十億円を回せば、すぐにでも可能であります。 こうした状況のもとで提案されている各号議案について、同意できない理由をそれぞれ述べます。 議第百四十五号議案、公益法人等への職員の派遣等に関する条例は、いわゆる第三セクターへの職員派遣を公然としたルールとして確立しようとするものであります。第三セクターへの職員派遣に関しては、全国で十四件もの裁判が行われ、幾つかの判決も出ています。これらの判決の特徴は、商法上の株式会社の形態をとっている団体などを、果たして、住民の安全、健康及び福祉を保持することを目的とする地方公共団体の事務と同じものとみなすことはできない。したがって、それらの団体への職員派遣は違法であるとの判断を下していることであります。今回の法制化は、こうした違法と判断される事例を含む第三セクターへの職員派遣を合法化しようとするものであります。この法案についての国会審議において、我が党議員の質問に対して、国務大臣は少なくとも、地方で条例をつくる際に無制限な職員派遣にならないように検討していただきたいと答弁しているように、この法律そのものには、何の歯どめもかかっていないことが明らかになっています。そして、この答弁の趣旨からすれば、宮城県が提出する条例案において、何らかの歯どめをかけることが求められています。更に、国会答弁では、派遣団体については地方議会で決めると明確にされており、人事委員会規則で決めるとしている条例案は、国会答弁にも反するものです。しかも、条例案そのものは、さきに審議決定された大阪府の条例と一字一句同じ内容であり、宮城県が独自に検討したものとは言いがたいものであります。第三セクターのあり方そのものについての批判も広がっているときだけに、無制限に職員派遣を可能とするのではなく、真に地方公共団体と密接不可分のものに限定した団体を明記した条例に改めるよう求め、本条例案に反対するものであります。 議第百五十二号議案、県税条例の一部を改正する条例は、商法の改正に伴うものであります。この商法改正は、従来は制限が加えられていた、いわゆる金庫株を解禁しようとするものであります。金庫株解禁は、債権者や株主の保護に逆行し、相場の操縦やインサイダー取引を引き起こすものとして厳しく禁じていたものであり、過剰株式の解消や株価対策を理由に、財界、大企業の要求に応じて商法の基本原則や経済運営のルールを踏みにじるやり方は、絶対に容認することができないものであります。本条例案はこうした商法の改悪を前提にしたものであり、賛成することはできません。 次に、議第百五十八号議案は、婦人就業援助センターを平成十四年三月末で廃止するのに伴い、同施設の設置条例を廃止しようというものであります。県は、同センターの廃止を、国の同事業に対する国庫補助が今年度末をもって終了するのを受けて決定しましたが、依然として本事業に対するニーズが高いことから、組織及び事業内容を見直した上で事業を継続するとしています。しかし、これまで同センターにおいて三名の職員と、センターの一名を含む公共職業安定所及び市町村駐在の九名の非常勤職員によって行ってきた体制は、大半の非常勤職員の解雇とともに、大幅な縮小が図られることになります。県とすれば、一般就業相談などは公共職業安定所にゆだね、内職相談、紹介業務は各産業振興事務所が所管するとしていますが、これまで同センターが果たしてきた役割の低下は否めません。また、従来の技術講習の中で希望の多いパソコン講習を、高等技術専門校での短期訓練として実施させることは結構ですが、ここ数年技術講習の応募者数が千人を超えているのに対し、定員を平成十一年度までの四百人から、平成十二年度三百人、平成十三年度百八十人と大幅に削減した上に、来年度は更に短期訓練と技術講習合わせて百六十名とすることは、雇用拡大策を後退させるものと言わなければなりません。 今日、かつてない深刻な雇用情勢のもとで、女性の就業機会は一層厳しさを増しており、むしろ実態に即して独自の施策充実を図ることこそ求められており、本議案に反対するものであります。 議第百六十九号議案、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、人事委勧告に基づいて期末手当をカットしようとするものであります。当局と職員組合との間の協議を一方的に打ち切ってこうした条例案を提出することは、労使のこの間の慣行からいっても認められません。宮城県では職員給与の本体そのもののカットまで行っており、たとえ人事委勧告であろうとも、手当のカットという追い打ち的なやり方については、十分な話し合いが行われ、納得の上で実施されるべきものであります。 なお、議第百四十六号議案、行政活動の評価に関する条例の運営に当たっては、県民の声を十分に反映することに留意することを強調しておきたいと思います。この点で、これまで三年ごとに実施してきた県民意識調査は、今後も継続すべきであります。一方、本条例案では県民の満足度を評価の尺度の一つにするとしておりますが、新しい大型の事業を計画するに当たっては、多くの県民から意見を聴取することなど、事後評価だけでなく、事前の評価も受けられるようにすることが必要だということを申し上げておきます。 また、議第百四十八号議案、行政機関設置条例の一部を改正する条例は、今回は迫川総合開発事務所を廃止して、古川、築館、迫の各土木事務所に業務を移すというもので、そのことには反対するものではありませんが、今後、土木事務所など県内の出先機関の廃止・統合に連動させることがないよう申し添えておきます。 改めて申し上げるまでもなく、不況で生活と営業に苦悩している県民を守ることが県政最大の課題であることは、今議会での各種の議論を通じても明らかになっております。財政再建もまた重要課題でありますが、そのことが県民生活を守るための足かせになるような手法はとるべきではありません。 小泉首相は、米百俵の例えを単に我慢することだけに解釈して、国民に痛みを押しつけるやり方を強行し続けています。しかし、米百俵とは、将来のために教育を大切にすることを後の世に伝えたものであります。少人数学級につきましては、仙台市においても来年度からの実施に向けて準備を始めたと聞きますが、もしそうであれば、なおのこと、その準備は待ったなしで、急がれていることを指摘いたします。 知事は、知事選における県民の声にしっかりと耳を傾け、県民生活最優先の県政に取り組まれるよう申し上げて討論といたします。 御清聴ありがとうございました。 ○議長(佐藤勇君) 以上をもって、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 初めに、ただいま議題となっております各号議案中、議第百四十五号議案、議第百五十二号議案、議第百五十八号議案及び議第百六十九号議案を一括して採決いたします。 委員長報告は、全部原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤勇君) 起立多数であります。 よって、各号議案は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。 残余の各号議案につきましては、一括して採決いたします。 委員長報告は、議第百六十三号議案は承認、他は全部原案可決であります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤勇君) 御異議なしと認めます。 よって、残余の各号議案は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。 次に、請願二八九の一、骨髄バンクの利用にかかわる医療保険の適用に関することについて、請願二八九の三、低肺者(呼吸器機能障害者)に対する救済、助成施策を求めることについてを一括して採決いたします。 委員長報告は、いずれも採択であります。委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤勇君) 御異議なしと認めます。 よって、請願二カ件は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。---------------------------------- △委員会の継続審査・調査事件について ○議長(佐藤勇君) 日程第五、委員会の継続審査・調査事件についてを議題といたします。 各常任委員長及び議会運営委員長から、宮城県議会会議規則第七十四条の規定により、お手元に配布の印刷物のとおり、閉会中の継続審査・調査事件の申し出がありました。 お諮りいたします。 各委員長から申し出のとおり、閉会中も継続審査・調査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤勇君) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中も継続審査・調査とすることに決定いたしました。----------------------------------    請願継続審査一覧表         第二八九回宮城県議会(十一月定例会)平成十三年十二月十八日 総務企画委員会請願番号要旨二八〇の五「核・生物・化学兵器」使用の想定訓練の実態を公表し、核兵器使用を想定した演習・訓練の中止を求めることについて二八九の二私学助成増額について 環境生活委員会請願番号要旨二八四の五資源循環型社会の構築のため、ごみの減量・分別・再使用・再生利用の強力な推進に関することについて 保健福祉委員会請願番号要旨二八九の四宮城の子どもの福祉と保育を発展させることについて 産業経済委員会請願番号要旨二八三の二「雇用・失業情勢の深刻化に対応するための労働行政の充実・強化をはかる」旨の意見採択を求めることについて二八五の二野菜の緊急輸入制限措置(一般セーフガード)の発動に関することについて二八五の三米価の下落を押さえ、米づくりを守るために、自主流通米の値幅制限の復活と外米輸入の大幅削減を求めることについて 文教警察委員会請願番号要旨二七九の四宮城県宮城野原公園総合運動場の存続を求めることについて二八六の四公立義務教育諸学校並びに公立高等学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正を求める意見書の採択に関することについて二八七の一障害児の在籍する普通学級に加配措置をすることについて----------------------------------    常任委員会及び議会運営委員会継続審査・調査事件一覧表         第二八九回宮城県議会(十一月定例会)平成十三年十二月十八日 総務企画委員会番号件名一行財政の運営について二県政の総合企画調整について三地域振興対策について四総合交通対策について五私立学校の振興及び県立大学の運営について 環境生活委員会番号件名一環境の保全及び公害の防止について二県民生活の安定及び向上について三青少年の健全育成について 保健福祉委員会番号件名一保健衛生及び医療対策について二社会福祉対策について三社会保障対策について四病院事業について 産業経済委員会番号件名一商業、工業、農業、林業及び水産業の振興について二観光の振興について三雇用及び労働対策について四農地関係の調整について五土地改良事業について 建設企業委員会番号件名一道路及び河川事業について二都市計画及び住宅事業について三建築行政について四港湾及びその他の土木事業について五公営企業(病院事業を除く。)の運営について 文教警察委員会番号件名一学校教育(私立学校及び県立大学関係を除く。)及び社会教育の振興について二スポーツの振興及び文化財保護対策について三交通安全対策について四防犯対策について 議会運営委員会番号件名一定例会等の日程について二議員発議の議案、委員会条例及び会議規則について三議会運営に関する事項について四議長から諮問された事項について---------------------------------- △閉会 ○議長(佐藤勇君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって、第二百八十九回宮城県議会を閉会いたします。    午前十時三十一分閉会...