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令和6年新青森県総合運動公園新水泳場等整備運営に関する特別委員会 名簿 2024-06-27
令和6年新青森県総合運動公園新水泳場等整備運営に関する特別委員会 本文 2024-06-27

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  1. 青森県議会 2024-06-27
    令和6年新青森県総合運動公園新水泳場等整備運営に関する特別委員会 本文 2024-06-27


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    ○開 始  午前11時00分 ◯夏堀委員長  ただいまから新青森県総合運動公園水泳場等整備運営に関する特別委員会を開きます。  慣例により会議の記録署名委員を指名いたします。大澤委員斉藤委員にお願いいたします。  本会議から付託されました議案第15号「公共施設等の整備等に関する事業契約の一部変更の件」について審査いたします。  提出議案について執行部の説明を求めます。──風張教育長◯風張教育長  議案第15号「公共施設等の整備等に関する事業契約の一部変更の件」について、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  本議案は、新青森県総合運動公園水泳場等整備運営事業に係る契約を一部変更するための議案でございます。  本事業は、新青森県総合運動公園新水泳場であるマエダアリーナ50メートルプールの整備を行うとともに、青森県総合運動公園運動施設区域及び新青森県総合運動公園の運営及び維持管理を今年度から令和20年度までの15年間にわたり行うもので、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、いわゆるPFI法に基づき実施しております。  本事業の契約につきましては、令和2年6月の契約締結以降、これまで複数回にわたり契約の変更を重ねてきたところですが、この度、当該事業における運営及び維持管理の内容の変更、光熱費の物価変動に伴う改定並びに50メートルプールの整備に要する費用の金利変動に伴う改定により契約金額を変更するための仮契約を本年4月1日付けで締結しております。  なお、この一部変更契約の締結に当たっては、PFI法の規定により議会の議決を経ることとされております。  以上、概要を御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯夏堀委員長  ただいま説明のありました議案に対して質疑を行います。  質疑は、所定の発言席で行い、答弁は、所定の答弁席でお願いいたします。  なお、答弁者は、挙手の上、委員長と呼び、次に職名を言って発言を求めてください。  質疑はありませんか。──今委員。 ◯今委員
     それでは、私から質問を何点かしたいと思います。  問1として、議案第15号「公共施設等の整備等に関する事業契約の一部変更の件」新青森県総合運動公園水泳場等整備運営事業についてであります。  ただいま、教育長のほうから概要について御説明がございました。それに絡んで、私がこれまでいろいろな関係部局とですね、レクチャーを受けて疑問に思った点、それから、確認をしたい点、様々ございますので、お答えをいただきたいと思うわけであります。  そこで1問、事業契約の一部変更の内容について伺いたいと思います。 ◯坂本スポーツ健康課長  今回の一部変更の主な内容は、運営及び維持管理の対象となっているマエダアリーナ50メートルプールの水深を設計過程で2メートルから2.2メートルに変更したことに伴う薬剤の増加や、旧陸上競技場が運営及び維持管理の対象となったこと等により管理運営費用を増額するものでございます。  これに加えて、締結している事業契約書中光熱水費に係る改定条件では、物価指数入札提案時または前回契約時から3パーセント以上の変動が認められる場合には契約金額を変更することとなっていることから、電気やガスなど光熱費を増額するものでございます。  また、50メートルプールの設計及び建設に要した経費の内、PFI事業者が調達した費用の償還に係る基準金利が確定したことから、事業契約書の規定に基づき、金利上昇分を増額するものでございます。  失礼いたしました。物価指数の変動の部分でございますが、先ほど、入札提案時または前回契約時というふうに申し上げましたが、正しくは、入札提案時または前回改定時から3パーセント以上の変動ということで訂正させていただきます。 ◯今委員  今、契約のお話をされました。令和2年6月30日当初契約した中で、これまでの経緯についてお尋ねするわけでありますが、第1回変更、第2回変更、第3回変更、第4回変更、第5回変更、今回は第6回変更になっているわけでございます。その都度都度、契約額が増え続けているということを確認をさせていただきました。  そういう中で、整備費用、これは今年の4月に仮契約、5年11月に竣工したので、これ以上は増えないということで理解をさせていただいておりますが、今後増えていく可能性があるのがですね、変更をされるのが、管理運営費ということで理解をさせていただいております。  その上で、これまでの変更内容について、もう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ◯埀井都計画課長  本事業では、これまで整備費用に関する5回の契約変更を行い、総額約10億7千万円を増額しております。  第1回は、新たな国土交通省告示に合わせた設計経費の増額に伴う変更、第2回は、関係法令適合要件に合わせた構造変更及び競技用備品を追加したことに伴う変更となっております。  第3回以降の変更では、近年の物価高騰に伴う資材価格等物価変動対応として、事業契約書の規定に基づき、着工前に1回、建設期間中に2回、整備費用を増額する変更を行っております。 ◯今委員  ありがとうございます。  そこで、最後の質問にいく前にですね、一つ懸念している今後支払われるであろう管理運営費の数字の変更の可能性について、若干確認したいことがございますので、御答弁をお願いしたいと思います。  今、お話のあったように、整備費用については、この4年間で13億3千万円ほどプラスされております。毎年、毎年、光熱費、様々な形でかかったということで、4年間で13億3千万円増えた。その内、次は、管理運営費用については、まだ運営されていないものですから、動いていない。当初の予算から比較していても、12億6千万円増えているわけです。そういう意味では、年ごとにそれぞれ整備費用あるいは管理運営費用もどんどんどんどん増えている中で、私が懸念しているのは、整備費用については一応竣工したわけなので、管理運営費が今後どのように推移していくのかなということを大変懸念しております。4年間で12億6千万円ですので、単純に計算すると、年間3億円ほど、どんどんと増えていくんだということであれば、令和21年3月31日まで運営するとなると、さらに管理運営費が45億円ほどプラスアルファになって、結局は、総額が当初の予算よりも膨らんで、167億円が200億円以上になる可能性が増えていくのではないだろうかという懸念があるわけなんですが、それに合わせて、今後の変更見込みについて、ぜひその辺をお聞かせいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◯坂本スポーツ健康課長  本事業の管理運営費用について、先ほど答弁申し上げましたとおり、事業契約書中光熱水費に係る改定条件が、物価指数入札提案時または前回改定時、つまり、今回の改定から3パーセント以上の変動が認められる場合には契約金額を変更することとなっておりますので、さらに、このほか賃金指数が同様に3パーセント以上の変動が認められる場合や消費税率が変更になった場合などにも、契約金額を変更することとなっております。  このため、15年間の運営及び維持管理期間中に、今回のような物価変動の状況変化があった場合には、事業契約書に基づきまして、管理運営費用のみ契約金額の増額または減額ということもあるものと認識しております。 ◯今委員  ありがとうございます。  そうであれば、毎回、これまで6回の変更のための、こういう議会をとおすと、承認を受けなければならないわけですから、令和7年度、8年度、9年度、10年度、あるいは20年度まで、毎年毎年というわけではないでしょうけれども、その都度都度、物価高の変動とか円安とか、様々な形で、設備に関するお金が余計にかかるとか、材料が手に入らないという状況も生まれてきて、そういうことに対しての数字の変動は当然予想されるわけですが、そうであれば、議会に対して、こういうふうに皆さんにまた新たな提案をするというようなことはあるんですよね。いかがですか。 ◯坂本スポーツ健康課長  先ほど御説明しましたとおり、契約金額に変更がある場合には、また議会のほうに提案するという形になるものと考えております。 ◯今委員  そうすると、毎回、また来年も可能性があるということで、私もよくわかりませんが、PFIの受注者と県との契約の中に、そういう契約内容が記載されていると思うんですが、これだけの物価高をみて、今後、PFIの制度の中で、契約者と県と違った形での金のやりとりというんですか、それは変更可能なものなのかどうか、ちょっとお聞かせください。  要するに、契約した以上は何があっても契約は変更できないということなのか、あるいは状況に合わせて変更できるのか。例えば、地震等があった場合に運営が不可能になったと、水泳場が利用できないと、そういうふうになった場合には、当然PFIの受注者は営利を損失するというわけで、運営ができませんので、そういうふうな契約そのものの変更というのはあり得るんでしょうか。お聞かせください。 ◯坂本スポーツ健康課長  事業契約書につきましては、県と事業者が協議の上、書面による合意があった場合は変更することができることとなっております。 ◯今委員  先ほどの私の計算が暫定の感覚での計算で、大変正確な数字ではないんですけれども、当然これから20年度まで、相当の、1千万円、2千万円の話ではなくて、40億円とか50億円のスパンの中で増え続けるという可能性が非常にあるわけですから、県民にはやっぱりわかりやすく、なぜそんなに増えるのかということを、物価高だけの理由だけで県民が納得できるかどうか、不安なところもあるんですね。そうであれば、もう少しPFI制度の中で議論をしていただいて、青森県民の税金ですから、これは、当然、そういう意味では、少しでも減らすようなそういう対応の考え方はあるのかどうか、最後にお聞かせいただいて終わります。 ◯坂本スポーツ健康課長  経費の削減というふうなことかと受け止めました。  PFI事業者に関しましては、毎年度、私どものほうで、事業の内容もしくは会計処理の状況、そちらのほうを確認していくことになっておりますので、その中で適正に執行していただき、また、できるだけ経費節減に努めていただくよう指導してまいりたいというふうに考えております。 ◯今委員  指導されるそうですので、指導というよりも、よくよく相談をしていただいて、マエダアリーナさんも利益を求めて、水泳場の管理者として運営していくわけですので、県民に対しても説明をして、それは事業者にもしっかりと説明をして、その妥協の中で数字をはじき出していくということに対して努力をしていただきたいと思います。以上で終わります。 ◯夏堀委員長  ほかに質疑ありませんか。──安藤委員◯安藤委員  日本共産党安藤晴美です。  最初の質問、議案第15号「公共施設等の整備等に関する事業契約の一部変更の件」新青森県総合運動公園水泳場等整備運営事業について、今回の変更に伴う整備費用及び管理運営費用それぞれの増額した金額をお伺いします。 ◯坂本スポーツ健康課長  今回の一部変更により、契約金額は約15億2千万円の増額となります。その内訳は、マエダアリーナ50メートルプールの整備費用が約2億6千万円の増額、青森県総合運動公園運動施設区域及び新青森県総合運動公園の15年間の管理運営費用が約12億6千万円の増額となっております。 ◯安藤委員  先ほどの今委員からの質問の答弁の中で、プールの水深を2メートルから2.2メートルにしたということがありまして、それで、その薬剤の関係の変更という答弁があったんですけれども、水深を2メートルから2.2メートルにしたその理由について最初に伺いたいんですが。 ◯埀井都計画課長  当新水泳場の整備に際しまして、競技団体であります青森県水泳連盟より、水深2メートルの場合ですと、水球競技等、最近子供たちの体が大きくなっていることもあって、2メートルでは足が底についてしまうというようなこともあり、こういった形で競技を運営していくに当たり、より競技に適した環境を確保するということで、2.2メートルに変更していただきたいと要望を受け、変更したものでございます。 ◯安藤委員  そういうふうな要望が出ることについては、最初からそういうことを含めた設計をすべきであったのではないかというふうに思いますが、設計の変更をして、そのようにしたということでしょうか。 ◯埀井都計画課長  まず、基本的に、設計を行う際には、関連する競技団体等から御意見を伺って、規格・仕様等を決定して、設計を進めております。  今回、青森県水泳連盟のほうに協議に伺った際、どちらかというと競泳部門のほうに絡む意見のみの集約となってしまい、水球競技のほうからの意見集約がしっかりと反映されていなかったという事情もございまして、今回、変更対応とすることで、計画、設計を変更した上で、事業契約を変更しているものです。 ◯安藤委員  その辺の経過を聞きますと、ちょっとお粗末だなというふうな気がいたします。いろいろな競技団体の方が、せっかくできるすばらしいプールをより満足度の高い活用の仕方をされなければならないので、結果、そうしたということは必要であったと思いますが、最初からそういうふうなことを頭に置いた上でつくられなかったということは、非常に残念だなというふうに思います。  次の質問ですが、(「それだけか、もっと言いなさいよ」と呼ぶ者あり)もっと追及してほしいという声もありますが、すでにできていることなわけですので、経過のところで問題があるということは指摘しておきたいと思います。  今後、様々な修繕の必要性が出てくる可能性があると思いますが、修繕の必要に迫られた時は、今回増額された新たな契約金額192億9,088万616円内で処理されるのか伺います。 ◯坂本スポーツ健康課長  事業契約書に基づきまして、直ちに行う必要がある応急的な修繕につきましては、一件あたりの費用が50万円を上限としまして、今回の契約金額の中で負担することとなっております。  なお、50万円を超えるものにつきましては、緊急性や必要性を勘案し、別途私ども県と事業者の間で協議の上、必要な場合には、契約金額とは別に予算措置をして修繕していただくということになっております。 ◯安藤委員  今回は15年間の契約ということになっていますので、その15年の間にどういうふうな不具合が出てくるかということは予想できないんですけれども、先ほどの今委員からの質問の答弁では、すでに5回の変更があり、10億7千万円も増額されているということですので、さらにまた50万円以上の修繕が必要になれば、また増額がされていくんだということを改めて認識しておきたいと思います。  PFI事業として、令和2年2月に、県と大林組グループの間で締結された基本協定に基づき、事業実施のために設立された特別目的会社PFI青い森スポーツパーク株式会社と令和2年6月に契約し、令和5年11月末までに設計・建設がなされ、令和6年4月1日から令和21年3月31日までの15年間という長期間、新青森県総合運動公園新水泳場、青森県総合運動公園運動施設区域及び新青森県総合運動公園の運営及び維持管理が任されることになるわけであります。そこで、本年4月から施設の管理者が変更となりましたが、どのように引継ぎが行われたのかお伺いします。 ◯坂本スポーツ健康課長  青森県総合運動公園運動施設区域及び新青森県総合運動公園指定管理者は、本年3月まではスポルト青い森グループが担っておりましたが、4月からはPFI青い森スポーツパーク株式会社に変更となっております。  この2つの事業者間では、昨年12月から本年3月までの4か月間を開業準備期間としまして、運営及び維持管理マニュアルをはじめとする書類の引継ぎや各施設設備の現状確認のほか、施設運営に当たっての留意事項を聴取するなど、4月からの運営及び維持管理業務に支障がないよう引継ぎが行われております。  また、PFI青い森スポーツパーク株式会社の構成員として、スポルト青い森グループで運営及び維持管理を担っていた業者が入っていることから、利用者に対するサービスが低下することはないものと考えております。 ◯安藤委員  改めまして、4月からの指定管理者となったPFI青い森スポーツパーク株式会社代表企業、構成員、協力企業について、お伺いします。 ◯坂本スポーツ健康課長  PFI青い森スポーツパーク株式会社の構成員につきましては、代表企業株式会社大林組、構成員として株式会社梓設計株式会社鹿内組株式会社日本水泳振興会株式会社東奥日報社株式会社NTTファシリティーズ、そして、協力企業として株式会社熊澤建築設計事務所が入っております。 ◯安藤委員  令和2年度から令和5年度まで指定管理者となっていたスポルト青い森グループは、代表企業が鹿内組、構成員が大坂組でしたが、共に建設会社です。教育施設として青森県総合運動公園運動施設及び新青森県総合運動公園の運営及び維持管理を任されてきたわけですが、今度はそこからPFI青い森スポーツパーク株式会社に引き継がれたわけですけれども、その構成員を見てみますと、今、お話にありました企業が並んでいるわけですが、設計や建設、そして広報に関わる会社が多い中、唯一それらと異なるのが、日本水泳振興会というものが加わっておりますが、この日本水泳振興会とはどういう会社で、どんな役割を果たすのか伺います。 ◯坂本スポーツ健康課長  どのような企業でというお話でしたが、そちらに関しましては、手元に資料がございませんのでお答えできないのですが、役割としましては、運営のほうを任されているというふうに伺っております。 ◯安藤委員  日本水泳振興会というのは、私は水泳団体競技団体なのかなというふうに思っていたのですが、株式会社なんですよね。そこが運営を任されるということなわけですが、ほかのところは先ほど申し上げましたように、設計や建設、あるいは広報などに関わり、ここの日本水泳振興会が運営の中心を担うということになっていくんでしょうが、ここも株式会社なわけで、教育施設として、これから15年間担っていくPFI事業として本当にその役割を果たしていけるのかどうかという多少の危惧を持つということを述べておきたいと思います。  次の質問ですが、運営及び維持管理期間が15年とのことですが、その後の管理体制についてお伺いします。 ◯坂本スポーツ健康課長  青森県総合運動公園運動施設区域及び新青森県総合運動公園の運営及び維持管理につきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入しておりまして、今回、令和6年度から令和20年度まではPFI事業者指定管理者として指定しております。  令和21年度以降につきましては、現時点で明言できるものではございませんが、より効率的な施設の運営及び維持管理に係る新たな制度が創設されない場合は、現在と同様に指定管理者制度による運用を継続していくものと考えております。 ◯安藤委員  今回は費用の増額に伴う変更ということでの提案でありましたので、運営等についての是非を問われているわけではありませんけれども、こうした教育施設PFI事業を採用したということそのものに私たちとしてはこれまでも反対をしてきましたので、今回の案件についても反対の立場をとりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯埀井都計画課長  先ほどの安藤委員の御質問に対する答弁について、訂正させていただきたい点がありましたので、改めて答弁させていただきます。  水深の変更についてですけれども、まず2メートルという形で競技団体に意見を照会したのが事業者の公募前の段階でございます。そちらで規格を決めて、事業者を公募し、その公募内容に応じて事業者の入札を経て、現在のPFI事業者と契約しました。契約後に、水泳連盟のほうから、改めて2.2メートルへの変更要望があったことから、すでに途中まで進めていた設計を2.2メートルに見直すことで進めたということになります。  また、工事費用の増額については、事業者と協議の上で、増額は不要という形で協議が締結されましたので、今回の2.2メートルへの変更に伴います整備費用に関する変更はございませんでした。失礼いたしました。(「全然違う答弁じゃないか。」と呼ぶ者あり)申し訳ございません。 ◯夏堀委員長  ほかに質疑ありませんか。──木明委員◯木明委員  おはようございます。自由民主党の木明和人でございます。  議案第15号「公共施設等の整備等に関する事業契約の一部変更の件」についてお伺いいたします。  令和8年に本県で開催される第80回国民スポーツ大会の開催に向け、建設を進めてまいりました屋内50メートルプールが本年4月についに開館いたしました。水泳競技者並びに大会関係者にとって待望の施設であると思います。  しかし、体育施設を、特にこのような大規模な施設を管理していくには、相当のコストが生じるものと考えております。先ほどの教育長の説明でも、光熱費について触れていましたが、光熱費の価格変動に伴い改定される金額についてお伺いします。 ◯坂本スポーツ健康課長
     締結しています事業契約書中光熱水費に係る改定条件では、物価指数入札提案時または前回改定時から3パーセント以上の変動が認められる場合には、契約金額を変更することとなっております。  今回、電気料金ガス料金灯油料金物価指数入札提案時から3パーセント以上上昇したため、運営及び維持管理期間である15年間の総額で約10億1千万円の増額となったものです。 ◯木明委員  ちなみにではございますけれども、約10億1千万円の増額ということであります。いくらからいくらに、10億1千万円増えて、なったんでしょうか。 ◯坂本スポーツ健康課長  今回の変更の額でございますが、変更前が合計で34億9,100万円余、変更後の金額で45億5百万円余に変更になっております。 ◯木明委員  新型コロナウイルスが落ち着き、経済回復に伴う需要拡大ウクライナ情勢などの要因により、近年、光熱費は増加傾向にあるため、今回の増額の要因となった物価変動も県単独ではコントロールできるものではなく、増額はやむを得ないものと考えております。  一方で、施設を運営するためには、より多くの県民に利用していただき、歳入の確保に努めていくことが重要であると考えています。  そこで、50メートルプールの開館後の利用者数についてお伺いいたします。 ◯坂本スポーツ健康課長  マエダアリーナ50メートルプールの利用者数につきましては、4月が5,940人、5月が7,661人となっております。  なお、50メートルプールは、併設している25メートルプールと渡り廊下で接続され、自由に往来できるようになっておりますので、利用者数につきましては、25メートルプールの利用者も含まれている数字となっております。 ◯木明委員  利用者数につきましては、プール開館から2か月ではありますが、4月が5,940人、5月が7,600人余と、右肩上がりで非常にいい傾向ではないかなと思っております。そして、個人的には、これから暑い夏を迎えますので、もっと増えるんではないかなという感じもしております。  今後も、より多くの方々に利用してもらえるよう、取組を推進していく必要があるものと考えておりますが、そこで、50メートルプールの利用拡大に向けて、どのように県は取り組んでいくのかお伺いいたします。 ◯坂本スポーツ健康課長  令和20年度までの指定管理者であるPFI青い森スポーツパーク株式会社では、競泳、水球等の各種大会競技団体等の強化合宿を積極的に誘致するほか、様々な年代を対象とした水泳教室や、水泳記録会、ナイトプールなどのイベント開催を計画し、利用拡大を図っていくこととしております。  県教育委員会では、定期的に指定管理者の業務遂行状況を確認し、利用拡大に向けた必要な助言を行っていくこととしております。また、ホームページ、SNS、新聞、テレビ、ラジオなどのあらゆる広報媒体を活用しながら、効果的な広報活動に取り組んでまいります。 ◯木明委員  詳細な御答弁ありがとうございました。  今回の契約変更はやむを得ないものだと考えております。これからも多くの県民に利用され、喜ばれる施設となるよう、立派なハードができたと認識しておりますので、ソフト面も充実した施設にしていただきますようお願い申し上げまして、質問を終わります。 ◯夏堀委員長  ほかに質疑ありませんか。──阿部委員。 ◯阿部委員  先ほどの質問と答弁が食い違っているということの中で、食い違いがあって、あのような答弁で、先ほどの答弁を訂正させてもらいますというような答弁をいたしましたけれども、確かに、0.2メートル深くなったことによって、建設費が上がったとあなたが言ったんですよ。その後、そうではなかったと答弁訂正したが、虚偽答弁したことになるよ、最初の答弁そのものが。また言いますけど、水泳連盟と話し合いをしながら2メートルにした。その後、また水泳連盟からそういう話がきた。水泳連盟の中に水球委員会も入っているんだよ。なんで、そんなおかしな、きちんと詰めてないんじゃないの。そこらへんを、もう一回ちゃんと言って。だめだよ。 ◯夏堀委員長  質問ですね。 ◯阿部委員  はい。もう一回ちゃんと言ってと言った。 ◯埀井都計画課長  まず、先ほどの対象の答弁に対することにつきましては、私のほうで拙速な答弁をしてしまいまして、申し訳ございません。しっかりとした状況をこの場で答弁するべきところを、どうしても不足の部分が多々ございまして、また、変に御理解いただくような表現もございました。誠に申し訳ございませんでした。  改めて答弁させていただきます。  新水泳場のプールの水深2メートルにつきましては、事業を公募する前に、その規格・仕様を決定するため、競技団体から意見をお伺いしながら、当初2メートルという形で規格を決定し、事業者を募集しております。その後、その規格に基づきまして、事業者が決定したところですが、改めて水深につきまして、20センチ深い、2.2メートルにしていただきたいという御要望をいただきましたので、そちらにつきましては、しっかりと競技等で活用できる施設にするべきということから、設計の途中段階で、水深を2.2メートルにすることとして実際に事業を進めてまいりました。また、それに伴います事業費の増額につきましては、事業者と協議をした結果、2.2メートルへの水深変更に伴います整備費の増額は不要ということで回答をいただきましたので、規格を変更しただけで、今回の対応をさせていただいているところです。 ◯阿部委員  この設計変更の中で増額はなかったって、さっき切り返しの時にうんぬんしましたよね。ですから、それはなかったって、最初の答弁とあなたの答弁が全然違った。ましてや、競技団体に言われて、水深が深くなったからこの増額になったんだって、当初の答弁がそういうふうになった。それから、設計段階の前でも競技団体との話合いをしてきた、当然、当たり前ですよ。そこの中の2メートル、そしてそれがやっている途中で水深を深くしたと、これもまた協議ですから、一番最初の協議が何だったのさというクエスチョンマークは浮かびますけど、えてして、競技団体との協議というのはそういうところがあるというのは私も承知しているから、とやかくと言わないようなところの中でやってきましたけど、いったんここにいてあなたが答弁すれば、それは議事録として残っていく。そして、その後、訂正しましたけど、訂正したところの内容の中で、何となくもやもやとなった部分があったから、指摘させてもらいました。きちんと答弁に際しては責任ある、いつも言うんだけども、議会と執行部とのやり取りというのは、議事録そのものというのは、もう残っていくわけですよ、ずっと。注意して、本当に一番最初の入り口のところでああいう答弁しては、私はだめだと思います。きつく、今後ないように申し上げておきます。 ◯夏堀委員長  ほかに質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり)  ないようでありますから、これをもって質疑を終わります。  これより、議案の採決をいたします。  議案第15号の原案に賛成の方は御起立を願います。  (賛成者起立)  起立多数であります。  よって、原案は可決されました。  なお、委員長報告の作成については、本職に御一任願います。  以上をもって、新青森県総合運動公園水泳場等整備運営に関する特別委員会を終わります。 ○終 了  午前11時55分...