ツイート シェア
  1. 北海道議会 2014-09-02
    平成26年第11回環境生活委員会会議録-09月02日-01号


    取得元: 北海道議会公式サイト
    最終取得日: 2019-10-11
    平成26年第11回環境生活委員会会議録-09月02日-01号平成26年第11回環境生活委員会会議録 平成26年9月2日(火曜日) 於 第3委員会室 出席委員  委員長   森 成之  副委員長   八田盛茂  委員   笠井龍司   松山丈史   山崎 泉   吉川隆雅   小林郁子   内海英德   須田靖子   加藤礼一   林 大記
    出席説明員   環境生活部    環境生活部長    川城邦彦    環境生活部次長   宮田康宏    アイヌ政策推進室長 大川徳幸    環境局長      築地原康志    環境生物多様性・ 川勝富士男    エゾシカ対策    担当局長    環境地球温暖化  白野 暢    対策室長    くらし安全局長   佐藤 敏    くらし安全局    佐藤哲夫    文化スポーツ    担当局長    総務課長      森 隆司    アイヌ政策推進室  井之口淳治    参事    文化施設担当課長  酒元辰也 議会事務局職員出席者    議事課主査     杉山誠一 △会議事件 1.北海道立総合博物館条例(仮称)素案に対する道民意見の概要に  関する報告聴取の件   午後1時9分開議 △開議 ○(森委員長) 開議を宣し、会議録署名委員に小林郁子委員、山崎泉委員を指名し、本日の議事は、  1.北海道立総合博物館条例(仮称)素案に対する道民意見の概要に    関する報告聴取の件 である旨を述べ、本件に関し、理事者より報告を求めることとし、佐藤文化スポーツ担当局長を指名。 ◎(佐藤文化スポーツ担当局長) 北海道立総合博物館条例(仮称)素案につきましては、7月3日開催の当委員会で御報告申し上げましたが、その後実施いたしましたパブリックコメントにおいて寄せられました道民意見の概要について、お手元の資料1に基づき御報告いたします。  まず、1の「パブリックコメントの実施結果」でございますが、本年7月4日から8月4日までの間、意見を募集し、1個人から3件の意見をいただきました。  2の「意見の概要」でございますが、表に記載のとおり、いずれも北海道博物館の機能についての意見となっております。  3の「意見の反映状況」でございますが、表にございますとおり、いずれの意見も今後の施策の進め方の参考とするものでございました。  なお、条例素案の概要を「資料1(参考)」としてお配りしておりますので、後ほど御参照願います。  今後、いただきました御意見やこれまでの道議会での御議論を踏まえ、条例案を取りまとめ、第3回定例会に提案をしてまいりたいと考えておりますので、引き続き、森委員長、八田副委員長を初め、委員の皆様の御指導、御助言を賜りますようお願い申し上げます。 ○(森委員長) 本件に関し質疑等を求めたが特になく、本件はこの程度にとどめることを諮り、異議なく決定。  次に、質問の申し出があった吉川隆雅委員を指名。 ◆(吉川委員) ただいま博物館についての話がありましたが、私からは、北海道開拓の村について少し伺いたいと思います。  北海道開拓の村は、道民に歴史文化・風土といったものを伝える大変重要な施設であると思っておりますが、先日、その中の建造物等を初めとした施設の老朽化が進んでいる一方、修繕については、なかなか進んでいないといった報道もあったところであります。  そこで、現在の施設の状況がどのようになっているのか、最初に伺いたいと思います。 ○(森委員長) 文化施設担当課長酒元辰也君。 ◎(酒元文化施設担当課長) 開拓の村の施設についてでございますが、開拓の村は、開村から30年余りが経過し、施設の老朽化が進み、基礎石の破損や外壁のひび割れ、屋根の劣化など、展示している52棟ある建物のうち約半数の建物が、修繕が必要な状況となっているところでございます。 ◆(吉川委員) 52棟のうち約半数修繕が必要ということで、非常に多くの建物等に修繕の必要があるということでありますけれども、予算もだんだん減ってきているということですが、修繕については、これまでどのように対応されてきたのか伺いたいと思います。 ◎(酒元文化施設担当課長) 施設の修繕についてでありますが、建物の老朽化を踏まえ、平成15年度と16年度の2カ年にわたり専門家による劣化状況の調査を実施し、緊急度を勘案して、順次、補修工事を実施しております。  これまで、平成17年度から平成25年度の9年間におきまして、16棟の建物の補修工事を行ったところでございます。 ◆(吉川委員) 修繕等の状況について伺いましたけれども、9年間で16棟の補修工事を行っているということですが、この間にも新たに修繕が必要となっているものも出てきていると思いますし、一度修繕を行ったところでも、再度、必要になっているところもあるのではないかと思っております。  多くの施設が老朽化して修繕が必要な状況となっているわけでありますが、予算については近年は減少しているというお話も伺っておりまして、この先まだ修繕が必要な状況でありますけれども、なかなか進んでいかないのではないかという危惧もしているところであります。  老朽化がさらに進行しますと修繕費自体もさらにふえていくと思いますし、建造物が倒壊などして、来村された方が危険な目にさらされないようにということもありますし、また、この村自体が道民にとって大変貴重な歴史的な意味を持っていると思いますので、この施設については、将来的にも適切に管理をしていく必要があると考えるわけであります。  質問は最後になりますが、その点について見解を伺いたいと思います。 ○(森委員長) 環境生活部長川城邦彦君。 ◎(川城環境生活部長) 今後の取り組みについてでございますが、開拓の村に復元・再現されております建物につきましては、開拓期の歴史、生活文化産業を後世に伝える道民の貴重な財産であると考えているところでございます。  開村から30年余りが経過をいたしまして、多くの施設の老朽化が進んでおりまして、年数を重ねることによりまして、今後、さらに修繕を必要とする建物がふえることも考えられますことから、引き続き、緊急度を勘案し、順次、取り組んでまいりたいと考えております。 ◆(吉川委員) 今、部長からも開拓期の歴史、生活文化産業を後世に伝える大変貴重な財産であるという御答弁がありました。  私は、それと同時に、こうした北海道独自の歴史文化、伝統といったものを、これからは観光資源としてもしっかり活用していかなくてはならないのではないかと思っています。  京都や奈良のように、歴史そのものが観光資源となっている古都とは、まだまだ比べられない部分はあるとは思いますが、北海道にも縄文文化から始まり、アイヌ文化、あるいは明治期にヨーロッパ文化と融合した独特の建築などがあるわけでありまして、そうした歴史文化といったものを観光資源として、これから活用していかなくてはならないと思っております。  これについては、また別な機会を捉えて追っていきたいとも思いますが、冒頭ありましたように、博物館のリニューアルも進んでおり、あるいはアイヌ象徴空間の整備、そして今、取り組んでおられます縄文遺跡の世界遺産登録等への動きとあわせて、この開拓の村についても、今後、大変大きな役割を果たしていただきたいと考えているところでございます。  まずは、施設の適切な維持管理に努めて、さらに多くの皆様に来ていただけるような、魅力的な開拓の村をつくっていっていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。 ○(森委員長) 吉川委員の質問は終了した旨を告げ、次に、松山丈史委員を指名。 ◆(松山委員) 私から、アイヌ民族についての質問を何点かさせていただきます。  札幌市議会議員が、ツイッターに「アイヌ民族なんて、今はもういない」と書き込んだことに対して、連日、新聞等で報道されまして、多くの道民が感心を寄せているというところでございます。  この問題についてですが、まずは、この議員がツイッターに「アイヌ民族なんて、今はもういない」と書き込みをしたことに対して、アイヌ民族存在に関する道の認識についてお伺いいたします。 ○(森委員長) アイヌ政策推進室参事井之口淳治君。 ◎(井之口アイヌ政策推進室参事) アイヌ民族についてでありますが、一般に民族とは、言語宗教文化等の客観的基準民族意識、帰属意識といった主観的基準の両面から定義されておりますが、近年におきましては、特に帰属意識が強調されてきているところです。  アイヌの人たちにつきましては、現在、一般社会の中で、言語面でも、文化面でも、ほとんど変わらない生活を営んではいるものの、民族としての帰属意識は脈々と受け継がれており、民族的な誇りや尊厳のもとに、アイヌ語や伝統文化の保持、継承、研究に努力されている方もおられることなどから、民族としての独自性を保っているものとされているところです。  こうしたアイヌの人たちの民族性は、平成8年に出されました国の「ウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会」の報告や平成20年に衆参両院で可決されました「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」などで示されたものであり、道としては、こうした考え方のもと、アイヌの人たちに対する各種の施策を推進しているところでございます。 ◆(松山委員) また、ツイッターでは、アイヌ協会がアイヌであると認めることで、奨学金や運転免許取得のための補助金などがもらえ、アイヌを名乗ることで「利権を行使しまくっている」というふうにも書かれておりましたが、道はこの点につきまして、どのように考えているのかお伺いをいたします。 ◎(井之口アイヌ政策推進室参事) アイヌの人たちについてですが、現在、北海道アイヌ協会では、新規入会者にあっては、先祖にアイヌの方が存在することを確認できる戸籍等の提出を求め、会員資格の適正な把握に努めてきているところです。  また、道においても、今年度からのアイヌ子弟に対する国による修学資金制度の全国展開にあわせ、アイヌの方、個人を対象とした修学資金事業につきましては、市町村長及び各地域アイヌ協会の代表者に対しまして、その推薦に当たって、戸籍等により先祖にアイヌの方が存在することの確認を求めるなど、対象者の適正な把握に努めてきているところであり、こうした確認のもと、アイヌの方の要望に応じ、必要な生活向上に係る各種の助成等を行っているところでございます。 ◆(松山委員) 道は、昨年度、北海道アイヌ生活実態調査を7年ぶりに実施いたしました。  その結果ですが、アイヌの人たちの生活は改善傾向にあるものの、高校や大学への進学率格差存在ですとか、生活保護率が高いなどの状況が把握されたということでございますが、道として、今後、どのようにアイヌ政策を進めていくのかお伺いいたします。 ○(森委員長) アイヌ政策推進室長大川徳幸君。 ◎(大川アイヌ政策推進室長) アイヌの人たちの生活向上に関する施策についてでございますが、道では、アイヌの人たちの生活向上に向け、平成20年に第2次の推進方策を策定し、各種の施策を進めてきたところでございますが、この推進方策が平成27年度で終了いたしますことから、昨年10月に、現在における生活実態を把握し、今後の施策のあり方を検討するために必要な基礎資料を得ることを目的に、北海道アイヌ生活実態調査を実施したところでございます。  この調査の結果では、委員御指摘のとおり、アイヌの人たちについて、その居住市町村の住民全体に比べて、高校、大学への進学率格差生活保護率が高い状況などが確認されたところでございます。  そのため道におきましては、ことし6月に、アイヌ関係者や有識者の方々などで構成いたします「アイヌ生活向上推進方策検討会議」を設置いたしまして、7月16日に第1回目の検討会議を開催したところでございます。  道といたしましては、今後、生活実態調査の結果や当該検討会議での御議論を踏まえまして、平成27年7月までに次期の方策を策定し、アイヌの人たちのさらなる生活向上に向け、平成28年度以降も、生活の安定、教育の充実、産業の振興などの各種施策を積極的、総合的に推進してまいる考えでございます。 ◆(松山委員) 知事は、先日の記者会見で、アイヌ政策を重要政策の一つとして推進してきた者としては、このような発言は非常に残念だというようなコメントを出しました。  私も、知事のコメントと同様に、アイヌ政策というのは非常に重要な政策の一つだというふうに考えております。  そこで、環境生活部としても、アイヌ政策は重要政策であるというの認識のもとに施策を進めるというふうに考えますが、今後、どのように取り組まれるのか部長に伺います。 ○(森委員長) 環境生活部長川城邦彦君。 ◎(川城環境生活部長) アイヌ政策の位置づけについてでございますが、道では、これまでも、「アイヌ文化の振興等を図るための施策に関する基本計画」や第2次の「アイヌの人たちの生活向上に関する推進方策」に基づきまして、さまざまな施策を総合的に展開いたしますとともに、本年度は、アイヌ文化の発信を道の重点施策の一つとして位置づけまして、アイヌ文化財団の取り組みへの支援ですとか、イランカラプテキャンペーンなどに取り組んできているところでございます。  道といたしましては、今後とも、アイヌ文化の振興やアイヌの人たちの生活向上に関する施策はもとより、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせまして一般公開されます、民族共生の象徴となる空間の着実な整備や東京オリンピック・パラリンピックでのアイヌ文化の発信などにつきまして、国に働きかけるなどいたしまして、アイヌの人たちの我が国の先住民族としての誇りが尊重される社会が実現できますよう、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○(森委員長) 松山委員の質問は終了した旨を告げ、本日の予定議事は以上であるが、その他発言等を求めたが特になく、本日の議事はこの程度にとどめることを諮り、異議なく決定。  次回委員会の開催については、理事会の協議により決定したいので、委員長に一任願う旨を述べ、なお、今のところ第3回定例会招集日前日の午前10時を予定している旨を告げ、散会を宣した。   午後1時27分散会...