甲府市議会 1994-12-01 平成6年12月定例会(第2号) 本文
明るいまちづくりのために一生懸命頑張っている老人クラブ、子供クラブなど市民団体及びその事業への補助金は10%カット、子供の教育になくてはならない小中学校の備品、消耗品費などを削減し、学童保育のおやつ代を300円から240円に減らしたことから、老人からは、「老人クラブから市会議員を1人出さなきゃだめだ」、小学生からも「学校にはお金がないんだって」などの声が聞かれるほどになっています。
明るいまちづくりのために一生懸命頑張っている老人クラブ、子供クラブなど市民団体及びその事業への補助金は10%カット、子供の教育になくてはならない小中学校の備品、消耗品費などを削減し、学童保育のおやつ代を300円から240円に減らしたことから、老人からは、「老人クラブから市会議員を1人出さなきゃだめだ」、小学生からも「学校にはお金がないんだって」などの声が聞かれるほどになっています。
これにつきましては、高校総体の準決勝、決勝とか、あるいは中学総体の順決勝、決勝とか、あるいは子供たちの、学童のスポ少の準決勝、決勝とか、そういうふうな決勝、準決勝クラスの試合で残り25日が使われてしまう。そうなりますと、一般市民はそのスタジアムは利用できないというのが現状だという話も聞いております。
そのために乳児保育、一時保育、夜間保育などの特別保育対策の助成措置を大幅に拡充し、これらの機能を有する保育所を市内にバランスよく整備するとともに、保母の増員を図る必要があるかと思います。また、乳幼児を持つ家庭は、特別の育児経費がかかっているため、児童手当の拡充、育児控除制度などの検討、事業所内保育施設の設置に対する助成措置の拡充を図る等の必要があろうかと思います。
今回の保育料の値上げや、今年度予定される国保の料率の改定などさらに新年度に検討が予定されているという母子寮の民間委託化などは、市長の言う経営的発想に基づくものではないでしょうか。とすれば、この理念は、「政治とは、思いやりがあり、人のいたみがわかるものでなくてはなりません」とする市長の所信とは相入れないものではないでしょうか。