甲府市議会 2021-06-21 令和3年経済建設委員会 本文 開催日: 2021-06-21
ちょうど昨年、甲府駅から太宰 治のゆかりの地を巡りながら、緑が丘スポーツ公園のほうから湯村山を登って、湯村温泉のほうへ下りて、そこからまた甲府駅へ戻ってくるというハイキングを行ったところでございます。湯村山につきましては、甲府名山25山に指定もされておりますことから、こういったイベントなども活用しながら湯村山の活用策なども考えてまいりたいと思います。
ちょうど昨年、甲府駅から太宰 治のゆかりの地を巡りながら、緑が丘スポーツ公園のほうから湯村山を登って、湯村温泉のほうへ下りて、そこからまた甲府駅へ戻ってくるというハイキングを行ったところでございます。湯村山につきましては、甲府名山25山に指定もされておりますことから、こういったイベントなども活用しながら湯村山の活用策なども考えてまいりたいと思います。
市で刊行している「ふるさと観察路ガイドブック」には、昇仙峡などのすばらしさをいち早く全国に紹介した甲斐市の大下条出身で小説家太宰治の義父、四女と太宰治が一緒になったということですね、石原初太郎さんについて紹介している。石原初太郎さんや山縣大弐など甲斐市にゆかりのある有名人、人物、日本遺産など関係する資料を集め、市内外にPRするためにも資料館の建設を考えてはどうか。よろしくお願いします。
さらに、竜王図書館については、太宰治の義理の父、義父に当たります甲斐市大下条出身の石原初太郎氏が著作しました「甲斐の名勝 御嶽昇仙峡と其奥」という書物がございます。これについては歴史、民俗、動植物など様々な視点から御嶽昇仙峡を紹介するなど、自然や歴史が残されております。 いろんなものを含めて、小・中学校での自然保護教育など、協議会として実績と今後の予定をお伺いさせていただきます。
この西側のほうは志麻の湯と言われるように、武田信玄にも重要な、ずっと入っていたと言われている志麻の湯という有名な湯村温泉もありますので、また、太宰 治の新樹の言葉にもあるように、こういうものを活用しながら、ぜひ盛り上がったら、そちらのほうも考えていっていただきたいと思うんですが、その辺については、まだやっていないことなんですが、夢としてもしあるのであればお聞かせいただきたいと思うんですけれども。
例えば今、あれはNPO法人甲府駅北口まちづくり委員会なんかがこれからやる事業で、文学の3差路看板設置事業なんていうことで、要は太宰治さんと、それから村岡花子さんの、何というんですか、姿像というんですか、マネキンのちゃんとしたもの、あんなのをJR甲府駅北口のほうへつくったり、いろいろな看板を立てると。
古事記による日本神話の世界では、浅間神社の祭神としてコノハナサクヤ姫が登場し、富士山は万葉集、竹取物語、古今和歌集、富嶽三十六景、東海道五十三次に描かれ、明治以降は夏目漱石、太宰治、横山大観、新田次郎等多くの文人が描いております。 昔から神が宿る山として噴火を静めるために麓に浅間神社を建立し、山岳信仰と密教が結びつき、多くの宗教家を引きつけました。
柳沢吉保など歴史上の人物の存在もあり、太宰治がこよなく愛した甲府市であります。本市として、歴史散策ガイドブックをつくり、観光客の誘致に取り組んでいます。さらに、出張先や旅行先で職員が知っ得カードを新たにつくり、一人一人がセールスマンにと、観光PRに積極的に乗り出したことはすばらしいことだと思います。
昨年は太宰治先生の著書を引用しながら、このすばらしい甲府のことをもっともっと誇っていいのではないかという思いから発言をしてきたわけでありますが、今回、今任期最後の質問として、我が市にとって何が一番誇り得るものかというならば、四方に見渡せる日本を代表する山並みに囲まれた美しい峰を見ることができる、日本でもたぐいまれな美しいまちなんだということを再認識したいと思います。
太宰治さんが、シルクハットの真ん中に小さい旗を立ててなったような盆地のまちで、甲府というところは文化のしみ通ったいい感じのまちであるということを書いておいてくれましたが、あのときの一節がすっと出てきましたけどね。全然文化のないまちに来たと言われると、こちら側としても答弁ができなくなるな、困ったなと、そんなふうに思っていましたが、そういう面もあることは確かです。
太宰治がしゃれたまちと称した甲府。最近では平山郁夫日本画家が住んでいた北杜市。父親が山梨県出身だった樋口一葉。本人が山梨生まれ、あるいは出身代表的作家では檀一雄、山本周五郎、飯田蛇笏。音楽関係ではピアニストの中村紘子、最近若者の間で人気のあるミュージシャン、レミオロメン等、代表する人たちが挙げられます。貢川の県立美術館のミレーの絵を見るのを楽しみに甲府を訪れる観光客は一定数あります。
本年、県立文学館におきまして、太宰 治生誕百年と題した記念展がございました。この有名な太宰 治の作品の中に我がまち甲府を題材にしたものがございます。皆さんも御存じのように、『新樹の言葉』という小さな作品です。その作品の一節を引用させていただきます。 「甲府は盆地である。四辺、皆、山である。」
文豪太宰 治は、その作品の中で、甲府について『シルクハットを逆さまにして底に小旗を立てたような、文化のしみとおったハイカラなまち』と紹介しています。
一方、秩父多摩国立公園にも指定されている北部地域の緑なす豊かな自然、そして、太宰 治が「文化のしみ通ったまち」とたたえた町並み等、本市は誇りと自信が持てる有形、無形の財産がありますことはお説のとおりでございます。