• 伊丹市(/)
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  1. 富士河口湖町議会 2011-12-13
    12月13日-01号


    取得元: 富士河口湖町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-11
    平成23年 12月 定例会(第4回)          平成23年第4回富士河口湖町議会定例会 第1日議事日程(第1号)                  平成23年12月13日(火曜日)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 会期の決定について日程第3 議員派遣の報告について日程第4 議案等の委員会付託及び付託省略について日程第5 議案第112号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定について日程第6 議案第113号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定について日程第7 議案第114号 富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例の制定について日程第8 議案第115号 富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第9 議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定について日程第10 代表質問及び一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1から日程第10まで議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(18名)     1番  渡辺元春君      2番  堀内昭登君     3番  渡辺喜久男君     4番  井出總一君     5番  渡辺 洋君      6番  佐藤安子君     7番  小佐野 快君     8番  梶原 武君     9番  山下利夫君     10番  外川正純君    11番  梶原義美君     12番  三浦康夫君    13番  古屋一哉君     14番  渡辺余緒治君    15番  小川清治君     16番  駒谷隆利君    17番  高山泰治君     18番  倉沢鶴義君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名 町長         渡辺凱保君   副町長        弦間正仁君 まちづくり管理監   伊丹 久君   政策局長       坂本龍次君 総務課長       大石秀隆君   管理課長       中村 守君 企画課長       外川亮介君   税務課長       五味菊広君 住民課長       渡辺喜正君   健康増進課長     日原和美君 福祉推進課長     渡辺 学君   環境課長       古屋立夫君 農林課長       佐野牧生君   観光課長       渡辺辰美君 水道課長       流石速人君   都市整備課長     本庄 久君 教育長        古屋征人君   学校教育課長     古屋和雄君 生涯学習課長     倉沢和彦君   文化振興局長     小林俊人君 出納室長(会計管理者)外川信夫君   勝山出張所長     小佐野洋五君 足和田出張所長    三浦邦武君   上九一色出張所長   河野恵市君---------------------------------------職務のため出席した者 事務局長       小林直彦    書記         小林賢治 △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(古屋一哉君) 互礼をしたいと思います。 おはようございます。 きのう、1年を総括する言葉は「絆」という言葉であります。我々議会もきずなを持ってしっかりと取り組まなければいけないと思いますし、執行部もまたしっかりときずなを持って取り組んでいただきたいと思います。また、町民ともしっかりきずなを持って、議会ともに、町ともに一生懸命まちづくりのためにできたらいいと思います。 また、ときの流れも早いもので、我々も議員改選してもう2年が過ぎ、残り2年を切ったところであります。またそういう意味では、なれたところでまたしっかりと残りの任期を頑張っていただきたいと思います。 では、会議のほうに入りたいと思います。 執行部関係の報告をいたします。 教育長、古屋征人君が公務出張のため、遅刻届が出ております。 ただいまの出席議員は18名、定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 ただいまから平成23年第4回富士河口湖町議会定例会1日目を開会いたします。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(古屋一哉君) これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名について ○議長(古屋一哉君) これより日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第121条の規定によって、議長において、16番、駒谷隆利君及び17番、高山泰治君を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(古屋一哉君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、12月13日から12月21日までの9日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 異議なしと認めます。 したがって、会期は12月21日までの9日間と決定いたしました。---------------------------------------議員派遣報告 ○議長(古屋一哉君) 日程第3、議員派遣の報告についてを議題といたします。 地方自治法第100条第12項の規定により、議長において議員の派遣を決定いたしましたので、報告いたします。 議員派遣の報告については、お手元に配付した議員派遣報告書のとおりであります。---------------------------------------町長あいさつ及び提案理由の説明 ○議長(古屋一哉君) 日程第4に先立ち、議案の提案理由等について、町長から説明を求めます。 町長、渡辺凱保君。     〔町長 渡辺凱保君 登壇〕 ◎町長(渡辺凱保君) 世界に誇る富士山を仰ぎながら、本日ここに平成23年第4回富士河口湖町議会定例会が開催されるに当たりまして、所信の一端を申し上げさせていただき、あわせて本定例会に提出いたしました議案の説明をさせていただきます。 去る11月20日に行われました町長選挙におきましては、多くの町民の皆様方から温かいご支援とご厚情をいただきまして、当選の栄誉を賜りましたこと、ここに深く感謝申し上げる次第であります。町民の皆様からの負託を受け、継続して町政を執行させていただくこととなりましたが、改めて町政を預かる者の責任の重大さを痛感しているところであります。議員各位におかれましては、富士河口湖町発展のために引き続き前向きなご指導、ご助言、ご協力をお願い申し上げる次第であります。 富士山と4つの湖、そして広大な樹海を有した風光明媚な恵まれた環境の中で、私は1期4年間、ひたすら活気と魅力のある豊かなまちづくりを目指して、主役である町民の皆様の声に耳を傾け、町民の側に立って公平、公正な町政運営を心がけてまいりました。顧みますと、就任早々にガラス張りの町政を推進することを念頭に、情報公開条例の制定に取り組み、あわせて議会の審議の様子が茶の間で見られるようCATV放映を実施するなど、町政の情報を積極的に公開し、町民と町の情報共有化を進めてまいりました。 1期4年の中で残された課題も多く、特に富士山世界文化遺産登録の実現や河口湖南中学校の校舎の新築については重要課題であると考えております。また、富士河口湖自治基本条例については、制定に向けて検討委員会を10月19日に立ち上げたところであります。私は、富士河口湖町が快適で住みよい町となるよう生活基盤の整備、都市計画の推進、安心安全なまちづくり、情報通信網の整備などを目指していきたいと考えており、この自治基本条例は、このようなまちづくりを進める上で町民共通のルールとなるものであります。住民と行政の協働によるまちづくりを目指し、平成25年4月1日施行を目途に取り組んでいるところであります。 このたびの選挙を通じて、私は、人にやさしく環境にやさしい世界遺産にふさわしい心のまちづくりを訴えてまいりました。世界遺産にふさわしい、町民一人一人が心豊かに輝ける町にしていきたいと考えております。このようなまちづくりへの思いを実現するため、さまざまな施策を改めて検証し、町政に反映すべきものについては積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 私は、地域の最大の地域活性化策は、住んでよし、訪れてよしの町を目指した質の向上を図ることであると考えており、教育、文化、歴史、福祉の充実した将来を見据えた健全な財政の町を構築していくことが肝要であると考えております。今、先行きの見えない世界情勢、世界的な円高等、厳しい日本の経済状況を考えるとき、行政が果たすべき役割としては、国による行財政改革も重要ですが、地方分権型社会の構築が特に重要であり、自治体がみずからの責任と判断で行財政運営の効率化、合理化を図っていくことが急務であると考えます。現在、町も厳しい財政状況下にあり、複雑多様化する行政需要に対応するためには、効率的な施策を推進するとともに民間でできることは民間に委託し、また住民参加の行政を進めることにより、さらなる地方分権の推進に取り組まなければならないのが現状であります。私は、今後の行政運営の基本は、慎重、着実、堅実型のまちづくりが今の時代背景に適していると考えております。今、私たちが富士山の世界文化遺産登録を目指していることはすばらしいチャンスをいただいていると思っております。 富士山世界文化遺産登録に向けた取り組みは、観光、教育、福祉、環境のすべてに通じ、まじめに取り組むことによってまちづくりに対して大きな夢が広がってまいります。次世代を担う子供たちのために、今のままの自然と環境を最低限引き継いでいくことが最も大切なことであると考えております。すべての町民が真に豊かさを実感できるよう、住民目線、住民起点に立ち、住民と行政の協働による住民主体のまちづくりの実現を目指してまいります。職員は常にコスト意識を持ち、住民サービスの向上を目指し、町役場全体が町民から信頼される組織となるよう、また連携ときずなの心を持って努力していけるよう、私も含め精いっぱい頑張りたいと思っております。町民の皆様から町政運営の負託を受けたことを厳粛に受けとめ、夢のある豊かなまちづくりに着実に、そして全力で取り組んでまいります。 それでは、今回提出させていただきました補正予算のうち、一般会計補正予算の概要についてご説明いたします。 今回の補正額は、9,593万3,000円を増額して、総額112億6,061万6,000円とするものであります。 歳入の主なものですが、普通交付税を5,584万5,000円を増額しました。 国庫支出金では、民生費国庫負担金として、身体障害者保護費負担金435万8,000円を増額し、土木費国庫補助金では、町道登山道線整備に伴う社会資本整備総合交付金を550万円、新築住宅建設等奨励金に伴う地域住宅交付金を180万円、精進・本栖地区のまちづくり交付金を24万円、それぞれ増額しました。 県支出金では、民生費県負担金として身体障害者保護費負担金を177万5,000円増額しました。民生費県補助金では、臨時特例交付金特別対策事業補助金を589万円、重度心身障害者医療費助成事業補助金を500万円、安心子ども基金地域子育て創生事業費補助金を409万5,000円、それぞれ増額しました。農林水産業費県補助金では、農産物直売所整備に伴う水田農業改革支援事業補助金を70万9,000円増額し、特定鳥獣保護管理事業補助金を72万5,000円増額いたしました。 繰入金のうち財産区繰入金では、こもも保育所駐車場用地購入財源として船津財産区繰入金を1,000万円増額し、農産物直売所整備事業の一部財源として大石財産区繰入金を35万4,000円増額いたしました。 町債では、合併特例事業債として河口湖北岸地区と精進・本栖地区のまちづくり交付金事業分を860万円増額し、また道路整備事業分として420万円、畑地帯総合整備事業分として620万円をそれぞれ増額し、総額1,900万円を増額いたしました。 次に、歳出の主なものですが、財産管理費では町役場北側駐車場境界整備事業費として332万2,000円を増額したほか、クニマス推進事業基金に20万円の積み立てを行いました。企画費では、クニマスシンポジウム関連経費として64万5,000円を増額し、また新築住宅建設等奨励金を200万円増額しました。情報推進費では、災害に備えての被災者支援システム共同構築経費を157万5,000円増額しました。賦課徴収費では、税等の金融機関口座振替の促進経費として30万3,000円を増額しました。 民生費の社会福祉総務費では、重度心身障害者医療費助成金を1,000万円増額し、自立支援医療費を500万円増額しました。また、障害者(児)補装具給付貸与支援金を210万円増額し、日用生活用具等地域生活支援事業費を333万円増額しました。また、通所サービス等利用促進事業などの臨時特例交付金事業費を762万8,000円増額しました。老人福祉費では、後期高齢者医療広域連合負担金を1,220万円増額しました。福祉センター費では、各地区の福祉センター施設の修繕工事費として351万円を増額いたしました。温泉休養施設費では、施設修繕費を40万円増額し、また高齢者体力づくりセンター費では施設修繕費を30万円増額しました。 保育所費では、こもも保育所の駐車場用地取得費を1,000万円増額したほか、管外保育委託費を125万円、私立保育所入所児童運営費を217万円、それぞれ増額いたしました。 衛生費の環境衛生費では、生ごみ減量のための経費として107万7,000円を増額いたしました。 農林水産業費の農地費では、畑地帯総合整備事業負担金を650万円増額しました。水田営農活性化対策費では、農産物直売所整備事業費として141万8,000円を増額しました。林業振興費では、有害鳥獣駆除費用など111万8,000円を増額しました。 商工費の観光費では、ウインターフェスティバル実行委員会補助金を100万円増額いたしました。 土木費の道路維持費では、維持補修費として1,870万円を増額いたしました。また、道路新設改良費では、登山道線道路整備事業費として1,000万円を増額し、一般道路新設改良事業費を450万円増額しました。河川改良費では、河川の浚渫・改良費用として300万円を増額しました。 まちづくり交付金事業のうち河口湖北岸地区整備事業費では529万4,000円を増額し、また精進・本栖地区整備事業費を130万円増額いたしました。 消防費の常備消防費では、富士五湖広域行政事務組合消防特別負担金として499万6,000円を増額いたしました。 教育費の小学校管理では、学校施設修繕費用を50万円増額いたしました。 そのほか、特別会計において船津財産区特別会計を初め10の会計で補正予算が提案されております。 以上、雑駁な説明で恐縮ではありますが、提出案件のうち補正予算に係る説明とさせていただきます。説明し切れなかった項目や特別会計を含む細かな内容につきましては、本会議、あるいは各常任委員会におきまして担当課長から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、ご議決を賜りますようお願いを申し上げます。--------------------------------------- △議案等の委員会付託及び付託省略について ○議長(古屋一哉君) 日程第4、議案等の委員会付託及び付託省略についてを議題といたします。 お諮りいたします。 お手元に配付してあります議案付託表(案)のとおり、それぞれ各常任委員会への付託及び付託の省略を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 異議なしと認めます。 したがって、委員会への付託及び付託省略については、議案付託表(案)のとおり可決されました。 引き続いて、委員会への負託を省略された議案について、会議で審議を行います。--------------------------------------- △議案第112号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定について
    ○議長(古屋一哉君) 日程第5、議案第112号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) 議案第112号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定にきまして、提案理由の説明をいたします。 河口湖美術館河口湖ミューズ館及び船津胎内フィールドセンター大石紬伝統工芸館河口湖ハーブ館河口湖自然生活館指定管理者の指定期間が平成24年3月31日をもって満了することから、以降の管理運営につきまして指定管理者の指定をするため、地方自治法の規定により、ここに提案するものでございます。 今回の指定管理者の提案に至る経緯でございますが、町が所有します74の施設を対象にしたヒアリングを4月、5月に行い、その管理のあり方につきまして検討すべく、委託業務等検討委員会を6月に設置したところでございます。委託業務等検討委員会におきましては、平成24年度から指定管理者において指定管理する施設といたしまして、今回提案しております河口湖美術館河口湖ミューズ館のほか4施設とすることとなったものでございます。 なお、今回提案の施設のほか、道の駅かつやまにつきましては平成25年度において指定管理者に、また西湖いやしの里根場につきましても、観光課及び西湖いやしの里地域検討委員会におきまして、指定管理者へ移行すべく準備を行っているところでございます。 委託業務等検討委員会で検討した結果を踏まえまして、税理士、経営指導員等11名から成る指定管理者審査委員会を開催し、財団法人富士河口湖ふるさと振興財団からの申請内容について審査していただいたところでございます。 審査方法は、申請団体からの申請書類の審査、さらにはこれまでの実績や事業計画、予算計画等につきましてヒアリングを行い、審査マニュアルに基づき評価を集計いたしました。結果、申請団体であります財団法人富士河口湖ふるさと振興財団の総合評価は70.05点でございました。 河口湖美術館河口湖ミューズ館ほか4施設を財団法人富士河口湖ふるさと振興財団に管理委託したい理由でございますが、1つとしまして、審査委員会におきまして総合評価点が指定管理者の候補者に選定する基準の60点以上であったこと、ふるさと振興財団は20年にわたる施設の管理運営を行ってきた中で、地域の文化、教育、観光、農業の振興に大いに貢献してきた実績があったこと、地元の方々と連携した事業が行われていること、町の観光に貢献する商品開発が行われていること、活動を通し伝統工芸の後継者育成に努めていること、貴重な文化財を保護するとともに、町のイメージアップを図るべく自然体験学習を通して環境教育を行っていることが上げられます。 以上でございますが、ご議決をたまわりますようよろしくお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時28分 △再開 午前10時29分 ○議長(古屋一哉君) 休憩を閉じ、再開いたします。 ◎政策局長(坂本龍次君) ただいま説明した中で、河口湖美術館河口湖ミューズ館のほか4施設ということで、具体性に欠けましたので、再度その4施設につきまして、皆様方にご報告をいたします。 河口湖美術館河口湖ミューズ館のほかの4施設につきましては、河口湖ハーブ館大石紬伝統工芸館船津胎内フィールドセンター河口湖自然生活館でございます。 大変失礼をいたしました。 ○議長(古屋一哉君) これから質疑を行います。 質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 討論なしと認めます。 これから日程第5、議案第112号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定についてを採決いたします。 この採決は起立により行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋一哉君) 起立全員です。 したがって、日程第5、議案第112号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定については原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第113号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定について ○議長(古屋一哉君) 日程第6、議案第113号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。 朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) 議案第113号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定につきまして、その提案理由の説明をいたします。 河口湖ハーバル工房及び富士河口湖町小立ふれあいこども館の指定管理者の指定期間が平成24年3月31日をもって満了になることから、以降の管理運営につきまして指定管理者の指定をするため、地方自治法の規定により、ここに提案するものでございます。 今回の指定管理者の提案に至る経緯につきましては、議案第112号で説明したとおりでございますが、町有施設の管理のあり方につきまして、委託業務等検討委員会で検討した結果を踏まえまして、指定管理者審査委員会おきまして、富士河口湖社会福祉協議会からの申請内容について審査をしていただいたところでございます。審査の結果は、総合評価68.01点でございました。 河口湖ハーバル工房及び富士河口湖町小立ふれあいこども館を社会福祉協議会へ管理委託したい理由でございますが、1つとしまして、審査委員会におきまして総合評価点が指定管理者の候補者に選定する基準の60点以上であったこと、公益性が極めて高い施設である中で、地域と連携し、サービスの向上など施設運営が具体的で実現の可能性が高いこと、河口湖ハーバル工房において通所者の社会参加の場の拡大や安定的な福祉サービスの提供、地域福祉の向上が認められること、ふれあいこども館においては、行政や学校、地域と連携し、これまでの運営のノウハウを生かし、事業効果を上げていることが挙げられます。 以上でございますが、ご議決を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 討論なしと認めます。 これから日程第6、議案第113号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定についてを採決いたします。 この採決は起立により行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋一哉君) 起立全員です。 したがって、日程第6、議案第113号 富士河口湖町の町有施設の指定管理者の指定については原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第114号 富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例の制定について ○議長(古屋一哉君) 日程第7、議案第114号 富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 朗読を省略して、提案理由の説明を求めます。 税務課長、五味菊広君。 ◎税務課長(五味菊広君) 議案第114号 富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例の制定についてご説明いたします。 今回の改正は、次の3点の改正になります。 まず、国では厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図る観点から、寄附金税額控除の対象の見直し及び適用下限額の引き下げ並びに個人住民税等の脱税犯に係る懲役刑の上限の引き上げ等の罰則の見直しを行うための地方税法等の一部を改正したことにより、町税条例の改正が必要になったための改正。また、この地方税法の改正にかんがみ、山梨県は9月議会で新たな団体への寄附金を税額控除の対象に加えた条例改正を行いました。県下の市町村は足並みをそろえて寄附金制度を拡充を図るため、県が指定した法人、団体への寄附金を税額控除の対象に加える条例を制定することとしたための改正。さらに、個人住民住民税の普通徴収に係る納期前納付報奨金交付制度は、その目的が達成されたこと、また特別徴収による納付者はこの対象になっていないため、不公平感があるため、廃止とするための改正。この3点の改正になります。 1枚おめくりください。 まず第1条では、町税条例第26条の改正は、地方税法の秩序犯に係る法定刑の引き上げを行ったことにより、町税条例の各過料を3万円から10万円に改める改正です。 第34条の7の改正は、町税条例を他の法律を引用すること等により条文を簡素化することを目的に改正するものです。 第36条の3第2項の改正は、文言の修正で改正するものです。 第36条の4及び第53条の10、また第65条、第75条及び第88条の改正は、先ほど言いました地方税法で秩序犯に係る法定刑が多くなったことにより、町税条例の各過料を3万円を10万円に改め、また、たばこ税に係る不申告に関する過料第110条の2、鉱産税に係る不申告に係る過料第105条の2、特別土地保有税に係る不申告に関する過料第139条の2は、過料の規定を追加するものであります。 第61条第9項及び第10項の改正は、地方税法第349条の3に第6項の次に1項が加わったため、第11項を第12項に改正するものです。 附則第7条4の改正は、町税条例を他の法律を引用すること等により条文を簡素化することを目的に改正するものです。 附則8条第1項は、肉用牛の売却による事業所得に係る所得割の課税の特例規定で、その適用期限を平成27年度まで延長することの改正です。 附則第10条の改正は、高齢者の居住の安定確保に関する法律で、固定資産税の減額の規定を適用を受けようとする者の申告に必要な提出書類で、その認定を受けた旨を称する書類から登録を受けた旨を称する書類に変更されたための改正です。 附則第16条の3、附則第16条の4、附則第17条、附則第18条、附則第19条、附則第20条の2、附則第20条の4の改正は、第34条の7の改正及び附則第7条の4の改正に伴う改正であります。 大きな第2条です。 第34条7の改正は、寄附金控除の適用対象を地方税法第37条の2第1項第3号の規定により、県内全市町村が県に足並みをそろえて同法人、団体を指定する町税条例の改正であります。 第3条、第42条第2項を削る改正は、個人町民税の普通徴収に係る納期前納付報奨金交付の制度はその目的が達成されたこと、また、特別徴収による納付者はこの対象にならないための不公平感がある。また、全国的に廃止傾向にあり、県内でも半数以上の自治体が廃止しています。また、町税滞納整理のためのアクションプランで、滞納削減の対策として廃止することとしているため、廃止するための改正でもあります。 第4条、町税条例の一部を改正する条例、平成20年条例第17号の附則2条の規定で、上場株式等の配当所得及び譲渡所得に対する軽減の特例措置を2年延長することの改正です。 5条です。 町税条例の一部を改正する条例、平成22年条例第10号、附則第19条の3、非課税口座内上場株式等の譲渡に係る町民税の所得計算の特例の施行日を2年延長することの改正で、附則第1条第2項を改正するものであります。 施行期日につきましては、経過措置もありますが、この条例は、公布の日から施行します。ただし、次の各号に掲げる規定は同項各号に定める日から施行します。 第1条中罰則規定は公布の日から起算して2カ月を経過した日からであります。また、第2条及び第3条の規定は平成24年4月1日からです。 第1条中富士河口湖町税条例附則第8条の改正の規定及び2条第2項の規定については、平成25年1月1日となります。 以上、富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例についてご説明しました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 討論なしと認めます。 これから日程第7、議案第114号 富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 この採決は起立により行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋一哉君) 起立全員です。 したがって、日程第7、議案第114号 富士河口湖町税条例等の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第115号 富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(古屋一哉君) 日程第8、議案第115号 富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 生涯学習課長、倉沢和彦君。 ◎生涯学習課長(倉沢和彦君) 議案第115号 富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。 例規集第1巻5,224ページをお願いいたします。 スポーツを取り巻く環境や国民のスポーツに対する認識が大きく変化する中で、昭和36年に制定されたスポーツ振興法が全部改正され、平成23年、ことしの8月24日に新たにスポーツ基本法が施行されました。法改正においては、市町村のスポーツの推進に係る体制の整備を図ることやスポーツに関する深い関心と理解を有する者、事業に実施に係る連絡調整など、熱意と能力を有する者を推進委員に委嘱することなどの法整備がなされ、条例の整備において体育振興、スポーツの推進を担う体育指導委員をスポーツ推進委員に改めることになり、富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する必要となったことから提案するものです。 次のページをお願いいたします。 条例の一部改正の内容は、第2条に報酬規定があり、第2条関係別表において、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償の区分が定められております。改正は、区分の項「14体育指導委員」を「14スポーツ推進委員」に改めるものです。 附則は、施行期日は公布の日から施行し、経過措置として、スポーツ基本法の施行の際現に体育指導委員であった者がスポーツ推進委員とみなされ、報酬においては改正により、体育指導委員に就任したときからスポーツ推進委員であったとみなし、改正前の富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の規定に基づき支給された報酬は改正後の条例の規定による報酬とみなすことが明記されております。 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 討論なしと認めます。 これから日程第8、議案第115号 富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 この採決は起立により行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋一哉君) 起立全員です。 したがって、日程第8、議案第115号 富士河口湖町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定について ○議長(古屋一哉君) 日程第9、議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 書記に朗読いたさせます。 書記、小林賢治君。 ◎書記(小林賢治君) 朗読します。 議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定について。 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例を別紙のように定める。 平成23年12月13日提出。 富士河口湖町長、渡邊凱保。 富士河口湖町スポーツ推進審議会条例。 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する。 (設置) 第1条 スポーツ基本法第31条の規定に基づき、富士河口湖町スポーツ推進審議会を置く。 (所掌事務) 第2条 審議会は、次に掲げるスポーツの推進に関する重要事項について教育委員会の諮問に応じ調査審議し、及びこれらの事項に関し教育委員会に建議する。 第1号 法第10条第1項に規定する地方スポーツ推進計画に関すること。 第2号 法第35条の規定により補助金の交付について意見を述べること。 第3号 スポーツの施設及び施設の整備に関すること。 第4号 スポーツの指導者の養成及びその資質の向上に関すること。 第5号 スポーツ事業の実施及び奨励に関すること。 第6号 スポーツ関係団体の育成に関すること。 第7号 スポーツによる事故の防止に関すること。 第8号 スポーツの技術水準の向上に関すること。 第9号 前各号に掲げるもののほか、スポーツの推進に関すること。 (組織) 第3号 審議会は、委員15人以内で組織する。 第2項 審議会の委員は、次に掲げる者のうちから教育委員会が任命する。 第1号 体育・スポーツ関係団体の代表者。 第2号 体育・スポーツ関係の有資格者。 第3号 学識経験者。 第4号 その他教育委員会が適当と認めた者。 (任期) 第4条 審議会の委員の任期は、2年とする。ただし、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。 第2号 審議会の委員は、再任されることができる。 (会長及び副会長) 第5条 審議会に会長及び副会長を置く。 第2項 会長及び副会長は、委員の互選によって定める。 第3項 会長は、審議会を代表し、議事その他の会務を総理する。 第4項 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。 (会議) 第6条 審議会の会議は、会長が招集し、会長がその議長となる。 第2項 審議会は、委員の過半数が出席しなければ会議を開くことができない。 第3項 審議会の議事は、出席委員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。 (庶務) 第7条 審議会の庶務は、教育委員会において処理する。 (委任) 第8条 この条例に定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、教育委員会が別に定める。 附則。 (施行期日) 1 この条例は、公布の日から施行する。 (経過措置) 2 この条例の施行の際現に改正前の富士河口湖スポーツ振興審議会条例第3条第2項の規定により任命された富士河口湖町スポーツ振興審議会の委員である者は、この条例の施行の日に、第3条第2項の規定により、審議会の委員として任命されたものとみなす。この場合において、その任命されたものとみなされる者の任期は、第4条第1項の規定にかかわらず、同日における旧審議会の委員としての任期の残任期間と同一の機関とする。 3 この条例の施行の際、現に改正前の条例第5条第2項の規定により選任された会長又は副会長である者は、それぞれ、この条例の施行の日に、第5条第2項の規定により審議会の会長又は副会長として選任されたものとみなす。 以上、朗読を終わります。 ○議長(古屋一哉君) 提案理由の説明を求めます。 生涯学習課長、倉沢和彦君。 ◎生涯学習課長(倉沢和彦君) 議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定について説明させていただきます。 例規集第1巻の9,201並びに9,202ページをお願いいたします。 議案第115号と同様に、昭和36年に制定されたスポーツ振興法が全部改正され、ことしの8月24日にスポーツ基本法が施行されました。そこで、スポーツ振興法を引用しています富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する必要があるため、提案するものです。 法改正においては、「スポーツ振興」を「スポーツ推進」に改めることや市町村においてスポーツの推進を図ること、スポーツの推進に関する計画を定めることなどの努力義務が明記されております。 次のページをお願いいたします。 条例の名称は富士河口湖町スポーツ推進審議会条例とするものです。 第1条、設置は、スポーツ基本法の規定に基づき、スポーツ推進審議会を置く規定です。 第2条、所掌事務は、審議会における所掌事務を規定しており、スポーツの推進に関する重要事項について調査、審議し、教育委員会に建議することとなりました。 第1項の法第10条第1項の規定するスポーツ推進計画に関すること、第2項の法第35条の規定により、補助金の交付について意見を述べることが新たに追加されたものです。 第3条、組織は、委員の定数と任命について規定するもので、法改正の目的の中、地方公共団体の責務、スポーツ団体の努力義務等が定められたことを受け、新たにその他教育委員会が適当と認めたものを追加いたしました。 第4条、任期は2年と定めております。 第5条、会長及び副会長は、審議会に会長、副会長を置くことを定めております。 次のページをお願いします。 第6条、会議は、審議会における会議の内容を定めております。 第7条、庶務は、教育委員会において処理する旨を定めております。 第8条、委任は、この条例のほかに定めるもののほか、審議会の運営に関し必要な事項は、教育委員会で定めることを規定しております。 附則ですが、施行期日は公布の日から、経過措置としまして改正前のスポーツ振興審議会条例の規定に基づき任命された委員は、条例の施行の日に審議会の委員に任命されたとみなすことや、また、みなされた委員の任期についての定めや改正前の条例で選任された会長、副会長も、条例の施行の日に審議会の会長、副会長に選任されたものとみなすことが明記されております。 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) これから質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 質疑なしと認めます。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 討論なしと認めます。 これから日程第9、議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定についてを採決いたします。 この採決は起立により行います。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(古屋一哉君) 起立全員です。 したがって、日程第9、議案第116号 富士河口湖スポーツ振興審議会条例の全部を改正する条例の制定については原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。 午後は1時30分から再開いたします。 △休憩 午前10時57分 △再開 午後1時30分 ○議長(古屋一哉君) 休憩を閉じ、再開いたします。--------------------------------------- △代表質問及び一般質問 ○議長(古屋一哉君) 日程第10、これより町政一般に対する代表質問及び一般質問を行います。 代表質問の通告者は、会派親樹会、代表質問者、1番、渡辺元春君。一般質問の通告者は、10番、外川正純君、6番、佐藤安子君、4番、井出總一君、9番、山下利夫君です。 順次、発言を許可いたします。 念のため申し添えますが、代表質問、一般質問ともに一問一答方式といたします。代表質問の時間は答弁を含めて90分以内とし、代表質問者は再々質問まで、会派所属議員の関連質問は再質問までといたします。一般質問は、時間を60分以内とし、再質問は2回までといたします。--------------------------------------- △渡辺元春君 ○議長(古屋一哉君) それでは、始めます。 会派親樹会、代表質問者、1番、渡辺元春君、質問を行ってください。     〔1番 渡辺元春君 登壇〕 ◆1番(渡辺元春君) 議長より質問の許可をいただきましたので、会派親樹会を代表し、通告に従い、町政一般に対する代表質問を順次行わせていただきます。 まず、平成24年度予算編成の基本方針について。 リーマンショック以降の世界同時不況、ギリシャを発端とするヨーロッパの財政危機、国内においては歴史的な円高や、ことし3月11日の東日本大震災等、国内外において厳しい財政状況に直面しています。そんな中、富士河口湖町は人口も年々増加し、2万6,000人を超える町となりました。渡辺凱保町長は、去る11月の町長選挙において、多くの町民の信任をいただき、再選し、引き続き2期目の河口湖町の町政の執行をすることとなりました。 凱保町長の基本理念である町の基幹産業の観光はもちろんのこと、教育、環境、福祉を基軸とした取り組みが信任されたわけであり、厳しい財政状況の中、町民目線の慎重着実で堅実な財政運営が望まれているあかしであります。 そこで、凱保町長の2期目にかける思いを平成24年度予算編成の基本方針とあわせて伺います。 ○議長(古屋一哉君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。     〔町長 渡辺凱保君 登壇〕 ◎町長(渡辺凱保君) ご質問の私の2期目にかける思いを述べさせていただきます。 さきの所信でも述べさせていただきましたが、将来を考えたまちづくりを念頭に、人と自然を守り、次世代を担う子供たちに健全な財政の町を引き継げるよう努力してまいりたいと考えております。 富士山世界文化遺産への登録実現は、観光、環境、教育、福祉のすべてに通ずるものであって、今後の町の発展に大きな夢や希望を与えてくれるものと確信しております。登録実現に向け全力で取り組むことは重要であると考えております。富士河口湖町を活性化するために、世界的な価値を高め、住んでいる私たち一人一人の質を高めるとともに、富士山と4つの湖を最大限生かした富士河口湖ブランドの創出を目指していきたいと考えております。 人にやさしく環境にやさしい世界遺産にふさわしい心のまちづくり、教育、福祉の充実した町民一人一人が心豊かに輝ける、住んでよし、訪ねてよしの観光立町、富士河口湖町に向け、誠心誠意取り組んでまいる所存であります。ご理解のほどお願いを申し上げます。 次に、平成24年度予算編成の基本方針について答弁させていただきます。 平成24年度の予算編成におきましては、東日本大震災の影響を受けた景気の悪化による個人所得の減少などにより、法人町民税だけでなく個人町民税や固定資産税についても減収、または低い水準が予想されます。また、国の税制改革の状況や地方交付税、補助事業等の動向が現時点においては不透明であるため、歳入見通しは厳しい状況を想定せざるを得ません。 このような厳しい状況の中、平成24年度の予算編成に当たりましては、改めてすべての事務事業を見直すとともに行政改革を一層推進し、歳出の削減に努めること、住民の負担をふやさず行政サービスの質を高めること、また自主財源の確保と受益者負担の適正化に取り組むことなど、さらなる対応が必要であると考えております。このため各担当課においては、国の動向を見きわめながら施策のさらなる優先順位づけを行い、財源の重点配分、効率的に配分を行うことなど、創意工夫を重ねた上で要求すること。また、新町建設計画の実現に向けた施策についても慎重に検討しながら要求するよう通達をしたところであります。 具体的には、国・県の施策の動向を見ながら、町への影響を的確に把握するとともに、今後の町の財政状況、経済情勢の推移等に留意して編成することとし、財源については国庫補助制度や有利な起債制度などを有効に、かつ適切に活用し、特定財源の確保に努めてまいりたいと考えております。 なお、町単独の補助金についても、補助目的、行政効果、財政負担のあり方等を十分検討し、廃止、統合、周期の設定など、規制、合理化をさらに積極的に進めることなどを予算要求の留意点として上げてきております。 また、町村合併したことによるメリットが明らかに予算上あらわれるよう、さまざまな経費の削減を工夫するとともに、住民が期待する必要なサービスは確保しなければならないこと、既存の事務事業についても原点に立ち返り、事業の必要性、緊急性、事業効果など、総合的見地から検討を加え、廃止、縮小、整理統合、効率化を図ることを指示したところでもあります。年明けには予算編成作業が本格化いたしますが、身の丈に合った財政運営を行うことを基本姿勢とし、限られた財源の中ではありますが、人に優しく環境に優しい、世界遺産にふさわしい富士河口湖町の実現に向け、重点施策、優先すべき事業をしっかり見きわめて予算編成に当たっていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) 世界文化遺産登録の推進に当たり、世界的な価値を持つ地域資源の質を高める、住んでいる私たち一人一人の質を高めることが大事だと言っていますけれども、具体的な方策があるかどうか改めて伺います。 ○議長(古屋一哉君) 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) この件に関しましては、私の選挙時のマニフェストに整理してございますけれども、行政面では行政改革を一層推進し、歳出の削減に努めること。また、住民負担をふやさず、行政サービスの質を高めること。自主財源の確保と受益者負担の適正化に努めること。あるいは、女性の意見を町政に反映するために特別職や委員会、審議会等、女性の参加を推進していくこと。このようなことを行政面では考えております。また、産学官の連携の強化を推進する。これらにつきましては、地元企業との交流、連携をさらに推進し、情報公開や分析を行い、地元企業の支援体制を強化していく。企業誘致の促進と雇用の促進を図る。このようなことを具体的に掲げている次第でございます。 なお、教育面では、中学校のきめ細やかな教育の促進を図る。そのためには町単教諭を町として独自採用し、補強をしていくということ。英語教育の充実、あるいは義務教育中に富士登山を経験すると。郷土愛をはぐくみ、河口湖町のすばらしい資源を実際子供たちに体感をしていただくと、こんな考え方をしているところでございます。 福祉面では、家族介護慰労金の増額、またお年寄りや子供たちの安全のために町内の幹線道路のへこみ等をすばやく補修していくということ。お年寄りが触れ合う居場所づくりを検討して推進していくこと。あるいは手話通訳を導入すると。こんなことも取り組んでまいりたいと思います。 観光と地域の活性化につきましては、先ほども述べましたように、世界的な価値を持つ富士山を最大限生かした富士河口湖ブランドの創出をしていきたいと。また、町内の自然環境や施設を活用したスポーツ合宿のタウンとして活性化を図っていく。富士登山道の復活で新たなハイキングルートを創設すると。こんなことも考えていきたいと思います。また、富士ヶ嶺に日用品雑貨も扱う農産品直売所も開設できたらということで考えております。 非常に、3月11日の震災等もありますもんで、当町、富士山の噴火、あるいは東海地震等が懸念されるわけでございますけれども、それらの東日本大震災の検証をして、防災計画の見直しを図っていきたい。また、地域防災リーダーの育成を推進していくと、こんなことも考えているところでございます。同時に、自主防災会の活動の支援体制の強化、これは全町的に自治会のあるところ、ないところがあるわけですけれども、特にないところに対しましてもこの自主防災という意味合いで自治会へ加入、あるいは新しい自治会を組織するということも必要ではないかな、こんなことを考えているところでございます。 もろもろ申し上げましたが、こういったことを総合いたしまして、いわゆる住んでよし、訪れてよしのまちづくりをしてまいりたいと、このように考えているところであります。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) マニフェストの項目について今説明がありましたけれども、ぜひ一つ一つ着実に実行をお願いしたいと思います。答弁は結構です。 以上です。 ○議長(古屋一哉君) 関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) 私は関連質問で、来年度、平成24年度の予算編成の基本方針についてを関連質問させていただきます。 先ほど町長の答弁の中にありましたように、平成24年度の当初予算に向けては事務事業の細部見直し、さらなる行政改革を推進、予算の重点配分、または効率的なことをやっていくと。また、来年は当町合併して9年目を迎えるに当たりメリットが明らかになるような事業を進めていくというようなことでございますけれども、町長が常日ごろ掲げる町民目線の政治を遂行するために、より具体的な政策として、地方版の事業仕分けですか、そういう方向へ、将来ですね、来年度向かう予定があるかどうか1点お伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 総務課長、大石秀隆君。 ◎総務課長(大石秀隆君) それでは、三浦議員の関連質問に対して答弁させていただきます。 平成24年度予算編成につきましては、各担当課長には、東日本大震災によります歳入の見通しが厳しい状況が想定される中で、既存の事務事業に対しましてもさらに見直しを行い、緊急性、必要性、事業効果など、再検討をしていただきまして、歳入の削減に努めるよう指示してきたところであります。今後、交付税の一本算定が行われるわけでございますが、大幅な減額が当町におきましては予想されます。平成26年から32年までの間に段階的に減額されることになっております。これらに対応するために、早い段階から職員の意識改革はもとより、さらなる事業の見直しを行っていかなければならないと思っております。 先般、今年度の主要事業のヒアリングを行いまして、緊急性、必要性、さらに優先順位をつけた中でヒアリングを実施してまいりました。いずれにいたしましても、事業仕分け等も今後の視野に入れた中で、徹底した歳出の削減に努めてまいりたいと考えております。 以上で答弁を終わります。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) 同じことの繰り返しになろうかと思いますけれども、町長12月の当選して最初の12月定例でございますけれども、町長が提出議案の概要の中で、地方分権型社会の構築が特に大事であり、自治体がみずからの責任と判断で行財政改革の効率化と合理化を図っていくということは、地方交付税はもちろんそうでございますけれども、一番この中で町長が言わんとすることは、私が思うには、やっぱり自主財源の確立もそうなんですけれども、この行政改革、特に町民目線の事業仕分けですか、それに類することをみずからが決断していかない限りは思うような町はできないと私は思うんですけれども、町長の一つの考え方として、そういう提出議案にあったように、町長今どう考えているか、一言だけで結構でございます、よろしくお願いします。 ○議長(古屋一哉君) 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) 事業仕分けについては全く考えていないということではありませんけれども、当面、現状で取り組みたいと思っております。将来についてはその必要性も生まれてくるんではなかろうかということは実感をしているという状況でございます。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 続いて、町の機構改革について質問をしてください。 ◆1番(渡辺元春君) 町の機構改革について。 合併した富士河口湖町の予算規模は、合併特例債やまちづくり交付金事業等の活用によりふえ、平成23年度当初予算は106億1,000万と毎年100億円を超えています。今後の交付金の目減りを考えると、より効率的、効果的な行政運営が望まれます。 そこで、合併時に組織された町組織を8年経過した今、見直すときであると考えます。以前から富士河口湖町の機構改革については同僚議員からも質問され、内部でも検討してきているようですが、機構改革について、今後4年間どのように取り組んでいくか考えを伺います。 ○議長(古屋一哉君) 答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) 機構改革についての質問に対してお答えさせていただきます。 組織機構改革につきましては、本町を取り巻く社会情勢が厳しさを増す中、限られた財源を効果的、効率的に活用しながら、新たな行政課題に的確に対応するとともに、多様化する住民ニーズに対応し住民の満足度を高めるため、普段にその見直しを行い、簡素合理化を図りつつ、機能的な再編整備に努めているところであります。 合併後、庁内の課長補佐、係長で組織する事務合理化委員会を立ち上げ、組織の見直しについて検証し、平成22年4月から保険課を廃止し、介護保険を健康増進課に、国民健康保険を住民課に、また建設課を都市整備課に統合するとともに新たな政策局を設置したところであります。 組織機構改革後1年9カ月が経過する中で、その後の状況の変化に対応するため、事務事業の見直しを行い、機能的かつ効果的でいきいきとした組織体制をつくり上げていくことが重要であります。そのためには、多様化、高度化する住民ニーズに対応し、より一層の経営感覚を持った行政運営が求められます。私は、役場内の機構改革につきましては、これまでも住民の要望に柔軟に対応できる組織改革に取り組んでまいりましたが、行政改革推進本部及び事務合理化委員会におきまして引き続き検討し、平成24年度に向けて取り組んでまいりたいと考えているところであります。 今後は、このような役場の機構改革とともに行政と町民の協働によるまちづくり、健全な財政運営の推進を重点目標とした一層の行政改革に取り組むことにより、効率的で効果的な町政運営を行ってまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) はい、どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) 重点目標で上げています行政と町民協働によるまちづくりに取り組むといっていますけれども、住民と行政の役割分担はどのような形で取り組んでいくか伺います。 ○議長(古屋一哉君) 総務課長、大石秀隆君。 ◎総務課長(大石秀隆君) それでは、再質問についてお答えさせていただきます。 近年、厳しい経済情勢が続く中、情報社会の進展や住民ニーズの多様化が背景にありまして、これまでのような行政運営では、地域の特性を生かしたまちづくりを進めていくことは極めて難しくなってきております。町民の皆さんの参加による協働のまちづくりが必要になってきております。その背景として、平成12年に国は地方分権一括法を制定しまして、地域主権型社会の実現に向けて地方分権進む中で、国と地方は対等の関係とされ、自分たちの町のことは自分たちで責任を持ち、自分たちで決めていくことが求められるようになってきたところであります。 これまでも町では、行政と町民による協働のまちづくりを進めてまいりましたが、今後さらに住んでよし、訪れてよしの町、人に優しい環境に優しい、世界遺産にふさわしい町を官民挙げて目指してまいりたいと考え、現在自治基本条例の制定に向けて取り組みを進めているところであります。 このような理想とする富士河口湖町を実現するために、行政だけがいろいろな取り組みを行うことではなくて、町民や議会など、それぞれの自分の役割を認識していただきまして、ともに考え、行動しつくり上げていく協働のまちづくりが必要であると考えます。このようなことから、今後住民の役割はますます必要になってくるものと考えており、自分たちの住む町を住民みずからの手で住みよくし、さらに行政と話し合いながらルールづくりを行っていく上で、みずから行動して実践していくことが重要であると考えております。 町民の皆さんの意向を反映した開かれた町政運営が実現できますよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。 ◆1番(渡辺元春君) ありません。 ○議長(古屋一哉君) 関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 14番、渡辺余緒治君。 ◆14番(渡辺余緒治君) ただいまの町長の答弁の中で、今まで過去の経過の中で庁舎の中の組織改革ということで取り組んできた経過はわかりましたけれども、今の答弁の中で、役場内の機構改革について、平成24年度に向けて取り組んでいくというような答弁がありましたけれども、まさに積極的に取り組むべきだと思うんですけれども、具体的な考えがありましたらお示しください。 ○議長(古屋一哉君) 総務課長、大石秀隆君。 ◎総務課長(大石秀隆君) 現在、平成24年に向けまして組織改革を進めているわけでございますが、現在の考え方としましては、総務課、管理課、企画課、政策局の再編について検討しているところでございます。 以上で答弁とします。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか、どうぞ。 ◆14番(渡辺余緒治君) 就任2期目を迎えたところで、ぜひとも積極的に前向きに取り組んでいただきたいということをお願いしておきます。 それから、あわせてですけれども、機構改革と同時に職員の削減にも取り組んでいるという形で伺っていますけれども、平成18年には249名いた職員が今現在227名という形になっていますけれども、今後の職員適正規模、当町としての適正規模をどの辺に目標設定されて取り組んでいるものなのか答弁を願います。 ○議長(古屋一哉君) 総務課長、大石秀隆君。 ◎総務課長(大石秀隆君) 今議員から指摘がありましたように、現在は平成23年4月1日現在227名の職員構成になっております。平成17年以降22年まで、集中改革プランによりまして262名から232名、30名減っております。さらに職員の削減に向けた計画を遂行する上で、平成23年から27年まで17名削減しまして、217名の計画で今進めているところであります。 以上でございます。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) それでは、機構改革の関連質問をさせていただきます。 先ほど答弁の中に事務合理化委員会を立ち上げて平成20年4月に一部組織を見直し、実行されたことは非常に一定の評価があるんじゃないかと思います。現状は、先ほどの町長の報告もありましたように、非常に日進月歩で急速に変化し、それに増して町民の要望は増加する傾向にあると思います。当町で立派な、既に組織されている行革推進本部及びこの事務合理化委員会等に、役場の職員はもちろん優秀な方もいらっしゃいますけれども、客観的に見まして、一段と今の時代に即応していくには専門家のメンバーなどを入れてこの事務合理化委員会をもっと膨らませてとり行うことが今の現段階では必要かと思いますけれども、そういう点に関しまして、町のほうの考えと、もしこういう形が合理化委員会を立ち上げて進める場合、大体いつごろから検討されるか。その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(古屋一哉君) 総務課長、大石秀隆君。 ◎総務課長(大石秀隆君) ただいまの質問に対して答弁させていただきます。 行政改革の推進本部につきましては、設置要綱に基づき、副町長を本部長とし、教育長を副本部長としまして、また委員につきましてはすべての課長をもって組織しているものでございます。 なお、具体的な事務処理につきましては、各課の課長補佐及び係長から成る事務合理化委員会を随時組織しまして、これまで検討してきたところでありますが、事務合理化検討委員会の検討結果を受けまして、行政改革推進本部で最終判断をし、組織改革を行ってきたところであります。 既存の組織に専門家を入れるというお考えを今伺ったわけでございますが、行政改革推進本部につきましては、要綱に定めて組織化がもう既にされております。そのようなことから、専門家のメンバーを入れるということはできません。 一方、課長補佐、係長から成る事務合理化委員会の中におきまして、専門家を交ええて議論するということは可能でございます。今後検討してまいりたいと考えております。 もう一つの質問でございますが、いつごろから検討に入るのかという質問でございます。 平成24年以降の組織改革につきましては、来年の年初めに合理化検討委員会を早速立ち上げまして、検討を始めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) どうもありがとうございます。 役場の機構改革は非常に難しいと、一つの規定もありますけれども、今の状況を考えてみて、先ほども答弁の中に交付税の激変、さらに税収の減少等を見たときには、ふだんの状況では私はないかと思いますけれども、ぜひひとついろいろと諸条件もございますけれども、状況を見ながらその時代に合った判断をお願いして、終わります。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋一哉君) 次に、介護慰労金についてを質問をしてください。
    ◆1番(渡辺元春君) 介護慰労金について。 町長の主要政策の一つである福祉の介護慰労金について伺います。 日本人の平均寿命も女性86.4歳、男性79.6歳と、世界でもトップの高齢者社会となり、高齢者への福祉政策はますます重要となってきています。現状、介護保険事業として、町は健康増進課、地域包括支援センター、社会福祉協議会等が当たり、地域では民生委員等の方々が高齢者支援事業のメニューを用意し、事業展開を図っていると理解しております。既に小規模特別養護老人ホームは来年4月オープン予定と聞き、期待もしております。 高齢者になると、家庭にひきこもりがちになり、外出頻度も少なくなり、ひいては寝たきりとなり、在宅での介護が必要となるわけです。介護する家庭では四六時中介護しているため、経済的にも、また介護する人は家族、自分のこともやれなく、言葉では言い尽くしがたい苦労があると聞いています。ひいてはデイサービス、ショートステイの活用となっていきます。寝たきり高齢者、認知症高齢者の介護している家庭に心身の労をねぎらうために介護慰労金が現状では3万円が支給されていますが、町長選の公約の中で、介護慰労金3万円を12万に増額すると掲げられており、うれしく思いました。 在宅介護への現状認識と慰労金増額に至る思いを伺います。あわせて、町長の福祉に寄せる思いも伺います。 ○議長(古屋一哉君) 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) 介護慰労金について、在宅介護への現状認識と慰労金増額に至る思いを伺うということで、あわせて私の福祉に対する思いということでございます。 まず初めに、在宅介護についてお答えさせていただきます。 高齢者を介護するのは健常者であっても大変な重労働でありますが、さらに高齢者が高齢者を介護するということは本当に大変なことだと思っております。ニュースでも時折、介護を1人で抱えてしまったことによる介護疲れから、その介護者を殺してしまうという痛ましい悲しい事件も報道されております。在宅介護についての全国的な調査によれば、介護に要する時間は平均で6時間もあり、これは肉体的にも精神的にも、さらに経済的にも大きな問題であると思っております。 このような状況の中で、町では寝たきり高齢者及び認知症高齢者を介護している家族に対して慰労金を支給しており、これを役立てていただくことでねぎらっているところであります。介護慰労金の該当基準につきましては、65歳以上の方を対象としています。寝たきり高齢者は、介護度が4から5の方、認知症高齢者は認知症の状況や問題行動の状況により該当する方を決めております。 なお、私は4年前の公約により、この介護慰労金を2万円から3万円に引き上げ、毎日自宅で介護している方々の肉体的、精神的な負担を考えると、これではまだまだ足りない、少ないと考え、今回の公約で12万円に引き上げる必要があると考えたところであります。 また、私の福祉に寄せる思いですが、これからますますふえていく高齢者、障害を持つ方々、また未来を担う子供たちへの対策については、特に配慮したいと、また配慮すべきと考えているところであります。今回の公約の中でも、高齢者が触れ合う居場所づくりを積極的に支援するなど、きめ細やかな福祉政策を掲げました。これまで社会に貢献してくださった高齢者、または障害を抱えている方々、これから将来を担う子供たちなど、社会的弱者と言われる方々を特に大事にしていくというのが私の福祉に対する気持ちであります。何とぞご理解を賜りたくお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) はい、どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) 介護慰労金の支給ですけれども、現状は対象人数というか、対象家族というか、どのくらいおられるか伺います。 ○議長(古屋一哉君) 福祉推進課長、渡辺学君。 ◎福祉推進課長(渡辺学君) 介護慰労金につきましては、福祉推進課のほうで担当しますので、私のほうから答弁させていただきます。 対象者数ですけれども、11月末現在で介護度が4と5の方は合計で240人ほどいます。また、施設入所者を差し引いた在宅者は107人と聞いています。これにさらに重度の認知症の方を加えますと合計で120人程度となります。この中で、制限とかありますので、実際に該当する方は50人または60人程度の規模を予想しております。 以上です。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) 介護慰労金3万円から12万に増額するということですけれども、このスケジュールはどんなふうに考えているか伺います。 ○議長(古屋一哉君) 福祉推進課長、渡辺学君。 ◎福祉推進課長(渡辺学君) 今の段階で、私のほうからいつから12万円に引き上げますということは言えません。しかし、なるべく早い時期にこれが実施できますよう、内部で検討調整して取り組んでいきたいと思いますので、どうぞご了承願いたいと思います。 ○議長(古屋一哉君) 関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 8番、梶原武君。 ◆8番(梶原武君) 介護慰労金の支給基準を町民にわかりやすく町のホームページなどに登載、掲載してほしいと思いますが、そのような考えがあるかどうかお聞きいたします。 ○議長(古屋一哉君) 福祉推進課長、渡辺学君。 ◎福祉推進課長(渡辺学君) ご助言をありがとうございます。 町の広報とかホームページで載せることはぜひとも必要なこと、また大切なことだと思っております。また、こちらにつきましても、ご指摘に沿いますように、また内部で検討して取り組みたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) はい、どうぞ。 ◆8番(梶原武君) それから、増額に伴い支給方法はどうなるのか、また何回に分けるつもりがあるのか。3万円のときはたしか民生委員さんにお願いしたというような経過があると伺っておりましたが、今回もまたやっぱり民生委員さんにお願いするのか、もしわかる範囲でよろしいですけれども、お伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 福祉推進課長、渡辺学君。 ◎福祉推進課長(渡辺学君) 今の介護金の支給方法なんですけれども、今おっしゃられましたように9月の敬老週間に民生委員さんのほうにお願いしまして、敬老祝い金とかそういったものと一緒に在宅介護慰労金のほうをお渡ししているという状況です。 12万円に変更する場合には、支払い回数につきましても、現在の1回から2回か3回、そういった複数回にすべきではないかと今考えております。また、お金の渡す方法なんですけれども、現在は現金渡しなんですけれども、金額も大きくなるということで、口座振り込みがよいかなと考えておりますけれども、これはまだこちらの事務的なもので、実際にはどのようになるかあれですけれども、事務的にはそのように考えております。 以上です。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) 関連質問をさせていただきます。 先ほどの答弁、町長非常に介護慰労金の思い、まことにありがとうございます。それに関しまして、関連質問をさせていただきます。 答弁書にありましたように、この在宅介護の問題は大きな社会問題ととらえております。当町は早くから介護慰労金制度を充実して、4年前に2万から3万と引き上げられたことは先進的な福祉政策の前進だと私は考えております。 現状、先ほど説明を受けましたけれども、この介護慰労金要綱の対象基準が今現在、私が見たところによりますと、ちょっと不明瞭に厳しくて、そういう意味で介護対象者は約17名と、非常に少ない。これは周知ももちろんされていない状況もありますけれども、そういう状況でございます。当町、福祉推進の町として、また町長の公約として、今回介護慰労金の引き上げに踏み切ったことは非常にすばらしいことだと思います。既に当町を占めている特別老人福祉施設、またその他に関しましては、介護保険料から莫大な1人当たりの費用が出ております。これは1例でございますけれども、1人30万から38万という状況でございます。それに関しましても、町長の特段のこの介護慰労金制度を導入した際にはお願いする事項でございますけれども、介護慰労金要綱の支給対象者、先ほども答弁書にありましたように、この基準の再度見直しと介護4、5、65歳以上と。そういう中の方が申請されるときには手厚く、状況を教えながらぜひひとつこの際特段の見直しをお願いしたいと思いますが、その点をお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 福祉推進課長、渡辺学君。 ◎福祉推進課長(渡辺学君) 金額等の変更がございますので、要綱の見直しは必ずしなければならないと考えておりますが、支給要件の内容につきまして、どの程度緩和するかということはこれからの検討課題だと思っております。 以上です。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) どうもありがとうございます。 これは町長の先ほどのさらなる思い、今後のこの福祉政策の当町の、私はこの福祉施設の政策と在宅介護、在宅介護は非常に苦しいところでございますので、町長にその介護慰労金に関しまして、特段の思いを再度お願いしたい。よろしくお願いします。 ○議長(古屋一哉君) 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) 再度の思いと申しますけれども、先ほど申させていただいたとおりであります。特に当事者と、またそういった在宅介護等抱えていない方の意識と申しますか、その大変の度合いというのははかり知れないものがあろうかと思います。そういったことをよく理解する中で、ともにお互いに助け合いながらということが非常に大事じゃないかと思いますし、本当に住みよいまちづくり、世界遺産にふさわしいまちづくりからすると、多くの方々にそういったこともお互いに理解し合える、そういったきずながはぐくまれるような取り組み、意識的な啓蒙も図っていきたいな、こんなことを思っているところであります。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。 14番、渡辺余緒治君。 ◆14番(渡辺余緒治君) 今、福祉推進課長のほうから、今町長の公約について質問させていただきまして、答弁いただいたわけですけれども、あくまでも条例改正が必要になってきますので、3月の定例議会の中でぜひとも条例改正を提案していただいて、4月1日からの施行実施をお願いしたいと思いますけれども、それについていかがでしょうか。 ○議長(古屋一哉君) 福祉推進課長、渡辺学君。 ◎福祉推進課長(渡辺学君) 先ほど申し上げましたけれども、これにつきましては要綱の改正ということですので、議会のあれではなくて、町長の専決といいますか、町長の決済でできますので、それを作成しまして実施していきたいと思っております。 ○議長(古屋一哉君) 14番、渡辺余緒治君。 ◆14番(渡辺余緒治君) 当然特別予算にも入りますので、それも含めて当然議会に提案しなくてはいけないという意味合いで言ったわけでありまして、ぜひとも新年度から実施できるように取り組んでいただきたいという思いであります。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋一哉君) 続いて、子供たちに富士山頂からの感動をについて質問をしてください。 ◆1番(渡辺元春君) 子供たちに富士山頂からの感動を。 江戸時代、富士講と言われる富士山信仰によって、たくさんの人々が日本橋から富士山を目指して歩いてきました。富士山が世界文化遺産として登録されようとしている今、日本はもとより世界各国から多くの登山者でにぎわうようになり、確かに富士登山者の数はここ数年で激増し、吉田口、河口湖口ルートの登山者数は2005年の14万1,472人から上昇に転じ、2011年8月、3年連続22万人を突破となっているのであります。 富士山は、日本でも古くからあこがれの地であり、聖地でもあります。外国人にとっては日本の象徴であり、人気の観光スポットでもあります。しかしながら、地元に住んでいながら富士山の頂上に立ったことのない人も多くいることに驚いてもいます。富士のふもとに住むありがたさや自然のすばらしさを再認識することは富士河口湖町の今後のまちづくりにとって大切なことであると常日ごろ感じています。 渡辺凱保町長は、今選挙戦を通じ、富士河口湖町の子供たちに富士山のすばらしさを伝えるため、郷土愛をはぐくむ学習の一環として中学3年生までに山頂を目指した富士登山を公約の一つに掲げています。子供たちの将来にとって意味深い、本当にすばらしい政策だと思いますし、ぜひとも子供たちに富士山頂からの感動を経験してもらいたいと思いますので、早期の実現を望むところであります。中学3年生まで頂上を目指した富士登山の実現に向けた今後の取り組みについて伺います。 地域を学び、地域を好きになることが町発展には欠かせない条件の一つでありますので、あわせて郷土愛をはぐくむ学習の取り組みについて、ほかに何かあればお聞きします。 ○議長(古屋一哉君) 答弁を求めます。 教育長、古屋征人君。 ◎教育長(古屋征人君) 親樹会の渡辺元春議員の4つ目の子供たちに富士山からの感動をの質問にお答えします。 まず、郷土愛をはぐくむ学習の取り組みについて、現在、管内小・中学校で行われている現状について述べさせていただきます。 町教育センターでは、管内の理科と社会科の教員等の協力を得て、理科・環境教育副読本「私たちの自然」と社会科の副読本「私たちの郷土」を作成し、児童・生徒に支給して、理科や社会科、総合学習等で郷土の学習を行っております。また、春夏の遠足において、小学校低学年では天上山、三湖台、羽根子山、足和田山に登山したり、蝙蝠穴、野鳥の森公園、いやしの里、船津胎内フィールドセンターなどに行って地域学習を行っております。高学年では富士山5合目、青木ヶ原樹海、環境科学研究所生物多様性センター、ビジターセンターなどで、富士山に関する副読本を活用した学習を行っております。 富士豊茂小学校では、春の全校キャンプで富士山麓の散策や精進湖でのカヌー体験も行っております。中学校1、2年生は県内の他市町村での自然体験教室やふじてんへのスキー教室、また3年生は、県外ではありますが、関西以西の修学旅行を実施しております。 なお、中学校3年生までに山頂を目指した富士登山を実施するために、参加する生徒の安全確保が特に重要であることから、学校に協力を求めたり、また保護者の理解も必要となります。 今後富士登山に向けて、平成24年に(仮称)富士登山検討委員会等を立ち上げ、登山に対する、登山に精通した人たちの指導を仰ぎながら、調査研究を行い、富士山登山計画表を作成し、平成25年度に予算計上し、地域の方々や保護者等の理解と協力を得て、中学生を対象にした富士登山を教育委員会として実施していきたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) 町長にお伺いします。 先ほど富士登山については検討会を持って、25年度には予算化、実施する方向で進めるといっておりますけれども、ここまで来る町長の思いをお聞きしたいと思います。 ○議長(古屋一哉君) 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) これから先4年間に関しましては、富士山世界文化遺産の取り組みと同時に町の本当に心豊かなまちづくりをしていきたいと、このように、基本はそう考えておるわけでございます。そんな中で、中学生、我々の年代でも地元にいながら富士山頂を目指した経験のある方が非常に少ないというふうに伺っておりますし、現実にそうだと思います。そういった中で、子供が本当に中学生ぐらいの時期に富士山頂へ目指して登頂し、その自然のすばらしさを話で聞いたり、本で聞いたりするんでなく、体で感じ取ってそのすばらしさを体感していただけることが非常に人生の中でも大変な思い出となると思いますし、子供さんたちに郷土愛というものがはぐくまれるんではなかろうかという、こんな思いをしているところであります。同時に、当町の歴史、文化、そういったものにも子供さんたちがいろいろ勉強していただくことによって、郷土に対する愛着を持っていただき、将来願わくばこの土地に定着していただけることを願っているところであります。 そのためには、同時に企業誘致とか地元産業の発達をしていかなければいけないわけですけれども、総合的な観点からして、特にこれは何とか実現していきたいという思いでいるところであります。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。 ◆1番(渡辺元春君) ありません。 ○議長(古屋一哉君) 関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 8番、梶原武君。 ◆8番(梶原武君) ただいま教育長のほうから答弁がありましたが、平成24年度に富士山検討委員会を立ち上げるというお話がありました。そのメンバー構成はどのようになっているのか、わかる範囲で結構ですから、お伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 教育長、古屋征人君。 ◎教育長(古屋征人君) 富士登山、先ほどお答えした検討委員会につきましては、これからメンバーについてもおおよそ構成議員は10名前後になろうかと思いますが、これから委員会のメンバーの皆様方を選考して随時進めていく考えでおります。 今のところ、じゃどのメンバーかということは決まっておりません。今後検討していきたいと思います。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。 8番、梶原武君。 ◆8番(梶原武君) 霊峰富士は想像を超えた感動と、また、この本日の定例会が始まる前に古屋議長からお話がありましたけれども、2011年のことしの漢字にも選ばれました絆というものが、友達とのきずなができると思いますので、早期の実現に向けて頑張ってください。お願いします。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋一哉君) 会派親樹会、最後の質問となりますが、富士山世界文化遺産登録に向けた取り組みについてを質問してください。 ◆1番(渡辺元春君) 富士山世界文化遺産登録については、推薦書原案が既にユネスコに提出されており、今後は来年夏の視察、再来年度の世界遺産委員会での審査と進んでいくことはご承知のとおりであります。町長も公約に掲げているように、富士山世界文化遺産登録を起爆剤として、今後地域の活性化につなげることは町民の願いであり、世界遺産を有する町としてあるべき姿だと思います。世界遺産登録活動がここまで進んできたことは何よりも関係者を初めとする町民のご理解のたまものであり、深く感謝申し上げます。 しかしながら、世界遺産を有効に活用するためには、まだまだ超えなければならない課題が残っています。これまで世界遺産に対し慎重に進めてきたのは、河川敷等の湖を活用してなりわいをなさっている方が多くおり、なりわいに影響がない方法を模索してきたためだと思います。また、世界遺産により、保護する部分だけではなく、世界遺産登録後に増加すると見込まれる観光客の受け入れ態勢も今後整備していかなければなりません。 先日行われました明日の富士五湖創造会議では、河川法を取り巻く新たな取り組みについて説明がありました。この取り扱いは、河川法としては画期的なものであり、期待されている方も多くいるかと思います。河川法の新たな取り組みについてどのような対応を考えているか、町長にお伺いします。 ○議長(古屋一哉君) 答弁を求めます。 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) 親樹会、渡辺元春議員の富士山世界文化遺産登録に向けた取り組みについてのご質問に対し答弁をいたします。 富士山世界文化遺産登録推進の作業につきましては、去る9月28日に日本国政府より推薦書暫定版がユネスコに提出されたところでございます。来年の1月末日までには正式な推薦書の提出がなされることとなっております。 富士山は、私たち町民はもとより日本国民の心のふるさととも言うべき山でございまして、日本の象徴でございます。私たちは、この富士山と富士五湖を含む山梨、静岡両県の貴重な文化財や富士山にまつわる諸資産の価値を再認識していかなければならないと思います。そのことが富士山世界文化遺産登録を起爆剤とした地域の活性化につながっていくものと思っております。 さて、ご質問の河川法の新たな取り組みについてでございますが、河川の良好な環境の保全と適正な利用が図れるよう河川敷地の占用の許可にかかわる基準等を定め、地域の意向を踏まえつつ、適正な河川管理をすることを目的といたしまして、本年4月に河川敷地占用許可準則の一部改正が行われ施行されたものでございます。 この改正は、都市及び地域再生等のために利用する施設にかかわる占用特例が追加されたものでございまして、この内容につきましては、現在進めております、住んでよし、訪れてよしの富士五湖を目指しております明日の富士五湖創造会議の中で、この特例について説明をしているところでございます。 これまでの河川の利用につきましては、公益性のあるもの以外は原則として利用はできなかったわけです。しかし、富士五湖におきましては、河川法が制定される昭和39年以前から民間の方々がボート業等で河川を利用していたこともあり、河川法が制定された際、特例として民間にも許可されていたものでございます。今回の改正の特例措置は、河川の利用につきましての許可の範囲について、地域の意向を踏まえつつ地域再生、地域の活性化のために利用する施設について許可できるものとなったものでございまして、富士五湖創造会議の中では、景観に配慮しながら関係する皆様方、地域の皆様方がどのような湖にしたいか、そのためにはどのようにいたらよいか等について作業を進めていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆1番(渡辺元春君) ただいまの説明の中に、良好で環境保全をしながら地域の活性化、再生のための河川が利用できるということになったことについては非常にありがたいと思っております。今後、地域の意向、合意を得るために運用をどのように考えているか伺います。 ○議長(古屋一哉君) 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) お答えいたします。 既に富士五湖のうち当町で抱えております4湖の中で、本栖湖、精進湖、西湖につきましてはこの説明、全体会議と、それから個別の湖の説明をし、皆様方のご意見を伺ってきたところでございます。その結果、本栖湖につきましてはこの特例措置を十分に活用する中で、湖を利用した地域の再生をしていきたいということで作業を進めることになっております。 その作業チームでございますが、河川の占用をしている方、それから漁業協同組合の方、観光関係者、さらには地元の地域の方、いわゆる区の代表の方等、10名ほどで作業をすることとなっております。これにつきましては精進湖、それから西湖も同じでございます。ただし、精進湖、西湖につきましては特例措置を使うかどうかを含めましての作業となっております。この作業を、その作業チームでこれからやっていくわけでございますが、その作業チームでプランができた段階で、また全体の会議をいたしまして、そこで合意が得られるならばこれを実行していくという段取りでございます。14日には河口湖の集まりがございまして、これらの説明をし、どんなふうになっていくかということにつきましては地域の方々のお考えを十分尊重した中で実施していくということになると思います。 以上でございます。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。 ◆1番(渡辺元春君) ないです。 ○議長(古屋一哉君) 関連質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) 関連質問でございますけれども、先ほどの質問者と重なる部分があると思いますけれども、今回の河川法の新たな準則ですか、まさに地域活性につながると可能性が非常に私は高いものと感じております。これまでにも世界遺産の取り組みを慎重に進めてきたのは、環境とともに産業を守り、地域活性化につなげることも大きなテーマと私は感じております。今回の河川法の特例につきまして、地域の方々の意向が非常に私は大事じゃないかと思います。そういう意味でも、当町4湖、河口湖、西湖、精進、本栖湖、それぞれの湖ごとに河川の使い方も変わっていますし、また河口湖でも地域ごとによってまた変わるという状況でございます。そういう中で、統一的なルールでなくて、こういった地域の事情に合ったきめ細かい対応が地域の発展に私はつながるんじゃないかと思います。 そういう意味で、二重化になろうかと思いますけれども、その辺を町としてどう考えているかお伺いします。 ○議長(古屋一哉君) 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) 今回の改正におきまして、これは河川法の一部の準則の改正でございまして、自然公園法につきましては歴然として現状のとおりでございます。この自然公園法、あるいは今回指定となりました湖の文化財、この法につきましては、これを守りつつ河川法の改正について、これを活用しながら地域再生を図っていくというものでございます。その観点からおきまして、議員さんご指摘のとおり、各湖でそれぞれ環境が違います。よって、湖ごとにどんなふうにしていくかということは当然やっていくべきものでございまして、現在その方向で進めております。 なお、河口湖につきましては範囲も広く、またそれぞれ環境が異なっているということもございますので、一つの考え方におきましては、河口湖においては、1つというよりも地区ごとにという考えもございます。これらにつきましても地域の人たちのお声を聞きながら、皆さんに、この行政が決めるということではなくて、皆さんのご意見を聞きつつ、皆さんのそれも合意の中でその作業も進めていくべきだというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 12番、三浦康夫君。 ◆12番(三浦康夫君) 最後になりますけれども、これは要望という形でございますので。 先ほどもくどいように申し上げましたけれども、富士山世界文化遺産登録ですか、それに向けて河川法に対する画期的な取り組みができたことは、非常に私はすばらしいことだと思います。富士山世界文化遺産登録は観光でよそから来るお客様もよし、また次世代の子供たちに我々が誇りを持って紹介できるものだけにはなりませんと。地域の方々の声を聞いてまとめていくことは大変苦労な仕事になりますが、ぜひとも山梨県とも連携しながら職員の皆様たちも頑張っていただきたいと思います。 今後も行政主導ではなく地域の方々の声をきめ細かく聞いていただき、この富士山世界文化遺産登録の推進にぜひともお願いして、終わります。要望でございます。どうもありがとうございました。 ○議長(古屋一哉君) ほかに関連質問ありますか。     〔発言する者なし〕 ○議長(古屋一哉君) これをもって会派親樹会の代表質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 3時より一般質問を再開したいと思います。 △休憩 午後2時44分 △再開 午後3時00分 ○議長(古屋一哉君) 休憩を閉じ、再開いたします。--------------------------------------- △外川正純君 ○議長(古屋一哉君) これから一般質問を行います。 最初に10番、外川正純君の発言を許可いたします。 どうぞ。     〔10番 外川正純君 登壇〕 ◆10番(外川正純君) 議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従い、町政一般に対する一般質問を順次行いたいと思います。 町長当選後の町政の将来像。 渡辺凱保町長は、12月20日の富士河口湖町の町長選挙で8,436票を獲得し、2期目に当選されました。まことにおめでとうございます。 渡辺凱保町長のこれまでの4年間、富士河口湖町のことを考え、次の世代に負担がないように慎重に検討して町政を運営してきたこと、町の人口や震災前までの観光客の増加など、約束した公約も着実に実行してきました。また、町の財政状況も改善され、堅実な財政運営を行ってきております。将来を考えたまちづくりに敬意を表しますし、富士河口湖町の町民も、このことを支持したのではないかと感じております。今後の4年間は、町民もさらに町政発展を期待するところであります。 地元企業との積極的交流で連携の強化を図ることや健康科学大学との連携を同じく強化するなど、産学官の連携強化を図ってくださることをお願いいたします。観光の活性化のために日本一高く世界一有名な富士山の持つ価値を最大限に生かす富士河口湖町ブランドの創出をぜひ実現してください。そして、渡辺凱保町長が重点施策に上げる福祉、教育、環境にさらに力を入れてください。 3月11日のあの大震災後のダメージの払拭を図り、さらに発展させる富士河口湖町町政のかじ取りを今後どのようにしていくのか、先ほどの代表質問とダブるかと思いますが、お聞かせ願いたく伺います。 ○議長(古屋一哉君) 答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。     〔町長 渡辺凱保君 登壇〕 ◎町長(渡辺凱保君) 当選後の町政の将来像はということでご質問をちょうだいいたしました。 所信表明、あるいは代表質問等で重なる部分が多分にあろうかと思います。何とぞご理解を賜りたいと思います。 一番の基本は、堅実な財政運営であると肝に銘じております。私は、この先4年間、富士山世界文化遺産登録を最大限に意識した町政運営を行ってまいりたいと考えております。富士山と4つの湖、そして広大な樹海を有した風光明媚な恵まれた環境という言葉をよく言ったり言われたりしておりますけれども、そこに住む人々の、人間の住んでいる私たち住民に対する資質についてはなかなか話題が出ておりません。私は、富士山世界文化遺産の登録と同時に、私たち町民一人一人の生活の豊かさと質の向上を図ることが重要な課題であると考えております。観光、福祉、環境、教育面を重視した施策により、住んでよし、訪れてよしの質の高い世界遺産のまちづくりができることを夢見ている次第であります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆10番(外川正純君) 顕著な普遍的価値、アウトスタンディングユニバーサルバリューの世界遺産は、私が3年前この場で質問させていただきましたが、推薦や登録は目的ではなく、また登録はゴールでもなく、関係行政機関や地域住民が一体となり、登録後も長期的にわたる保存管理や監視活動に尽力していくことが重要になると問いかけました。その際、今の政策局長が登録はスタートですと答弁をしていただきました。強い決意を感じ取りました。こういうサポーターがいれば、必ずや富士山世界文化遺産は、幾多の困難があろうとも必ず成功するだろうと確信しております。渡辺町長の任期4年間、町長が述べるとおり世界文化遺産に邁進してくださることをお願いしまして、要望といたします。 ○議長(古屋一哉君) 次に、観光の町、富士河口湖町の推進と外国人誘客についての中のクニマスの宣伝についてを質問してください。 ◆10番(外川正純君) 観光の町、富士河口湖町の推進と外国人誘客について。 観光について幾つか質問します。それぞれ項目別に答弁をお願いします。 1つ目、全国的に有名になった西湖の幻の魚クニマスが縁で、秋田県の田沢湖のある仙北との間で西湖・田沢湖姉妹湖提携がなされました。その提携書の内容が門脇仙北市長のブログに掲載されていました。それによりますと、湖は自然の大切さを教えてくれた、湖は恵みをくれた、湖は生活を豊かにしてくれました。絶滅したと言われたクニマスが西湖で確認されたので、絶滅させないため、西湖、田沢湖の環境保全について協力し、観光、漁業、文化、人的往来など親善関係を深め、お互いの発展のため末長くおつき合いをすることを約束しましょうとありました。 西湖はもちろん富士河口湖町を挙げてクニマスの観光宣伝と西湖、田沢湖両湖の宣伝をしてもらい、両地域が大いに活性化するようにしていただきたく、いかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 答弁を求めます。 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) 外川正純議員のご質問の観光の町、富士河口湖町の推進と外国人観光客誘客のうち、クニマスの宣伝について答弁をいたします。 昨年末、クニマス発見の報道があってから1年がたちました。この間、町におきましては、クニマスプロジェクトを組織し、情報の収集や国・県への要望の取りまとめ、地域活性化策の検討、仙北との交流、クニマス調査への協力等を行ってまいりました。 クニマスにつきましては、調査研究が進む中ではありますが、いまだ全貌が明らかになっておりませんので、クニマスを活用しての地域の活性化策につきましては慎重に行う必要があると考えております。 観光面におきましては、本年2月に開催されました西湖樹氷まつりにおきまして、京都大学の協力を得てクニマスの標本展示も同時に行ったところ、5万人を超える人々が会場を訪れました。この数字は昨年の2倍強の数字でございます。また、6月にはクニマスが取り持つ縁によりまして、仙北市長が西湖ロードレースでスターターを務めたことが山梨県内及び秋田県に大きく報道されたことは、西湖の宣伝には大きな役割を演じてくれたものと思っております。そして、これが直接的な引き金となりまして、西湖・田沢湖姉妹湖提携の締結となったものでございます。 8月20日から11日間開催しました夏休み企画、西湖のクニマス展には、西湖に宿泊した方々を中心に6,000人が訪れましたが、クニマスも選んだ日本のふるさとを副題として、西湖の自然のすばらしさを表現することができたものと思っております。このほか観光面でのクニマスの活用策につきましては、今後クニマスのロゴマーク等による地域ブランドの創出も考えているところでございます。また、町が募集をしました観光まちづくり企画提案事業におきましては、西湖観光協会を含む団体から西湖クニマス焼きの企画が持ち込まれ、現在販売に向けて準備中でございまして、このクニマス焼きの販売が話題を呼び、観光宣伝につながることを願うところでございますが、まずはクニマスの生態を明らかにすることが先決であると思っているところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) はい、どうぞ。 ◆10番(外川正純君) 説明ありがとうございました。 今の説明の中で西湖クニマス焼きの販売が準備中とのことでした。私もここで、たい焼きならぬニジマス焼きとかクニマス焼き、ヒメマス焼きを提案しようと思っていました。地元の小豆を使ったあんを使ったり、トウモロコシのモロコシあんを使ったり、またブルーベリージャムを使ったあんですね、そういうものを使ったものを観光施設で実演販売したらというようなことを思っておりまして、今局長のお話は同様のものであるか、その辺を伺いたいと思います。 ○議長(古屋一哉君) 政策局長、坂本龍次君。 ◎政策局長(坂本龍次君) この件については観光課で募集をしたというところで、今現在どのような状況になっているかにつきましては観光課長から答弁をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(古屋一哉君) 観光課長、渡辺辰美君。
    ◎観光課長(渡辺辰美君) 今の政策局長の答弁の中にもありましたが、観光課のほうで観光まちづくり企画提案事業の一つで、NPO団体、また地元の観光協会の共同というふうな形の中でクニマス焼きを提案していただきまして、それの支援策として採択をしたところでありますが、現在の状況では、今型をつくっているという状況でお聞きしております。これが年内ということで、1月にはいろんな試作をして、さらには西湖樹氷まつり、やはり大勢のお客さんが来るときですので、このときが初のお披露目になろうかなというふうな予定であるということを聞いております。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。 ◆10番(外川正純君) 今質問しましたように、たい焼きと同じような感じのものなんですか。その辺ちょっと教えていただければ。 ○議長(古屋一哉君) 観光課長、渡辺辰美君。 ◎観光課長(渡辺辰美君) そのような形で、型をつくるということで、それを発注しているということで聞いておりますので、恐らくそのような形、形が少し細いのかなということで思っております。 ○議長(古屋一哉君) 次に、中国人客とトップセールスについてを質問してください。 ◆10番(外川正純君) 外国人のお客様、特にこれまで一番多かった中国人のお客様が減少し、想像を絶するものがあります。外国人への宣伝は国が主であることは承知していますが、渡辺町長もトップセールスで海外に出かけておられます。さらに、外国人誘客のための方策など、今後の方針がありましたらお伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 観光課長、渡辺辰美君。 ◎観光課長(渡辺辰美君) 中国人客とトップセールスにつきましてお答えいたします。 当町への外国人の観光客の中心は、何といっても中国であります。おおむね約40%から50%になっておりましたが、昨年の9月の尖閣諸島の問題、また3月の東日本大震災によりまして激減しており、現在も4割程度の入り込みかと思われます。特に原発の問題は大きく、あえて今は行かないというのが現状のようであります。 しかしながら、何といっても将来性が一番あるのが中国であり、トップセールスや職員の営業活動は重要であると考えます。今まで観光友好交流協定を締結しております都市や訪問している都市、当町を表敬訪問していただいている都市を中心にトップセールスを今後も継続的に実施していきたいと考えております。 なお、中国以外の他の国からの観光客もここ数年増加してきております。ことし夏にトップセールスで訪問いたしましたタイ、シンガポールについてですが、タイは5月に旅行業協会、また報道関係者が当町を訪れた際には歓迎レセプションを行いました。また、タイの旅行業協会会長にはトップセールスの際にも、またさらに12月6日、ちょっと前になりますが、当町を訪れていただきました際にもお会いいたしました。これからさらに交流が深められるという状況でございます。シンガポールにおきましても、トップセールスの際、旅行業協会会長にお会いし、さらに11月23日に当町を訪れていただいた際には会食もしておりますし、交流が深められました。これからもこの関係を継続してまいりたいと考えております。 なお、海外へ直接訪問するトップセールスや職員の営業には限界もあることから、現在中国に対してはネット人口が5億人とも言われております。その中で中国政府公認サイトへの掲載というものも検討している状況でございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆10番(外川正純君) 今の答弁ですと、現在は中国からのお客様はまだ期待できないので、タイ、シンガポールに期待するという答弁でございました。ぜひ誘客のご努力、よろしくお願いいたします。 しかし、12月11日のこの新聞報道です。これを見ると、河口湖周辺の宿泊施設が東京電力に対しまして、外国人観光客のキャンセル補償請求を行い、その額は3億5,500万円以上であると記載されていました。これは東電が風評被害の補償として、3月11日までに予約を受け5月末までにキャンセルになった分であります。新聞には、河口湖温泉旅館協同組合23施設に確認し記載されていましたが、当町としてはすべての宿泊施設を初め観光施設に対し、その対応に配慮はされたのかお伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 観光課長、渡辺辰美君。 ◎観光課長(渡辺辰美君) 東京電力のほうでは、山梨県の旅館生活衛生同業組合という、これは旅館さんの組織になりますが、そこに対しまして10月に説明会を行ったということ。またさらに11月には、山梨観光推進機構の会員、さらには各観光事業者に対して説明会を開催したということでお聞きしております。そんな中では、観光事業者諸団体に対しましては周知が行われたということでは理解しております。ですけれども、町独自といたしましては、独自の説明会ということ、またさらには広報活動はしていないというのが現状でございます。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) はい、どうぞ。 ◆10番(外川正純君) できる範囲で河口湖の観光を支えている観光施設でございますので、ぜひ確認等できるものでしたらまたやっていただければと思います。 以上です。 ○議長(古屋一哉君) 続いて、観光客の動向と方針について質問をしてください。 ◆10番(外川正純君) 震災以来の観光客の動向が非常に気になるところです。町の根幹をなす観光産業への利用が、ことしこれまで、どのようにどうであったのか心配になるところです。ことしの利用実績、または推移数をどうであったか調査してあったらお伺いいたします。また、それを踏まえて、今後の方針はどうなのか、あわせてお伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 観光課長、渡辺辰美君。 ◎観光課長(渡辺辰美君) 観光客の動向と方針についてお答えさせていただきます。 おおむね、調査というのはなかなか完璧ではありませんが、おおむねピックアップの調査というものもしてございますが、その状況からいたしまして、東日本大震災後の影響で減少していた観光客も、夏からはかなり回復してきております。国内の個人客につきましてはほぼ例年並みか若干ふえているような状況もございます。団体につきましては若干少ない状況でありますが、インバウンドにつきましては、中国のほうでは60%減少ということで、約40%入り込みである。さらにその中ではありますが、台湾、香港はかなり回復してきております。先ほども述べましたシンガポール、タイにつきましては徐々に回復しているということで、特にタイにつきましては増水の問題もありましてちょっと減少しておりますが、もう現地のほうはかなり回復しているということで、こちらのほうへ来ている状況もございます。 今後の方針についてですが、各種イベントを仕掛け、情報発信をし、そして誘客を図るということが重要であると考えております。まず冬の誘客では、新たなイベント企画を追加いたしまして、既存イベントも含めて総称として、富士河口湖・冬物語のイベントを実施してまいります。トップセールスといたしましては、例年新年に都内で実施しております大手のエージェントキャラバンをしておりますが、さらに関西、中京方面へも行きたいということで考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆10番(外川正純君) 富士山を五感で体感、寒いけど暖かいのキャッチフレーズの富士河口湖・冬物語の町のホームページでこれ、閲覧しました。「A.K.B.ほうとう8」などと若者受けするだろうと思われるイベントが目白押しです。12月から来年3月までと長期間のイベントですが、私もすべて参加する意気込みであります。ぜひ多くのお客様が来場されることを祈念しますが、これの重点施策、思いがありましたらぜひご説明いただければと思います。 ○議長(古屋一哉君) 観光課長、渡辺辰美君。 ◎観光課長(渡辺辰美君) 冬は観光客が最も少ない時期であるということでありまして、そして十数回にわたりまして冬花火も実施している状況ではあります。しかし、最も富士山が美しく見えるのも冬であります。 そんなことで、富士山だけではなくて、もっと観光資源を知っていただきたいというふうな思いで、富士河口湖へ行けばいつでも何か楽しいことがある。何かしているというふうなことから、今回冬の富士河口湖の演出をするということの中で、富士河口湖・冬物語というものを企画したところであります。その中におきまして、今までワーキンググループ、また部会をつくりましていろいろ検討をしている中でも、一つの課題の中では住民が非常に参加が少ないというふうなこともございます。この辺が課題でしたが、今回の企画につきましては多くの観光事業者もありますが、住民の方、さらには女性の方も入っていただいた中でいろいろと計画を実施したところであります。 まだ初回でもありますので、かなり不安な部分もあります。冬の寒い富士河口湖で住民と観光客が温かい交流をしていただければということの願いでこの冬の企画をしたところでございます。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。 ◆10番(外川正純君) ありません。 ○議長(古屋一哉君) 最後の質問になりますが、河口湖南中学校の新築校舎建設についてを質問をしてください。 ◆10番(外川正純君) 河口湖南中学校は、組合立中学校であることは承知しておりますが、この場での質問に疑問があることは、また思っています。しかし、住民が非常に関心があり、また渡辺町長が組合長でもありますので、質問させていただきます。 今年度に設計が完了し、24年度から建設に入ります。そこでぜひこの建築を富士河口湖町の建設業者に受注させてもらうことができないかお伺いいたします。同時に、町の発注する工事全般の分離発注方式はできないものか、あわせてお伺いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 町長、渡辺凱保君。 ◎町長(渡辺凱保君) 河口湖南中学校の校舎建築に際して、富士河口湖町の建設業者に発注できないかとのご質問でありますけれども、この件につきましては、河口湖南中学校のことでもあり、また鳴沢村との関係もあるので、慎重に対応してまいりたいと、このように考えております。現状では、基本設計から実施設計に移行しているという状況でありますので、河口湖南中学校執行部の皆様と相談して決定していきたいと思います。何とぞご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(古屋一哉君) 管理課長、中村守君。 ◎管理課長(中村守君) ご質問の町建設工事の分離発注方式についての質問に対しましてご答弁をさせていただきます。 建設工事の分離発注は、専門職種または専門工種に分けて発注する方法でございます。1つの工事を各種構成部分に分離し、技術的専門分野に分業的に発注するものでございます。分離発注の代表的なものは、建築工事における建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事の3分離発注が挙げられます。当町でこれまでに分離発注方式で行った建築工事は、役場庁舎建築工事のみでございます。 建築物の規模が大きかったことから、分離発注により経費の縮減が図られたものと考えております。しかしながら、庁舎建設以降大規模な建築工事はなく、分離発注を行っても事業費を縮減することが確実でないこと、完成後の修繕及びメンテナンス等を考えると、責任の所在が不明確となることから、建築一式での発注を行っております。 今後の主要な事業計画にも大規模な建築工事は今のところありませんが、大規模な事業計画が出た場合については、分離発注の効果やメンテナンス方法等を考慮しながら分離発注方式を検討してまいります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆10番(外川正純君) 河口湖南中学校新築工事は、最近の山梨県内の建築工事でも1、2の金額の大きな工事でございます。その半分でも10億円以上ということです。ぜひ冷え切った町内の建築業者、大工さんや電気屋さん、水道屋さんや、そして土建業者さんなど多くの仕事をする人たちに仕事を与えてやってください。ぜひよろしくお願いいたします。これは要望です。 建設工事の分離発注についてですが、公共事業を受注する業者が大、中、小とあれば、最近は不況のため大が中の仕事に入り、そのため中の業者が小の仕事を繰り出す、そして弱小の小の業者は仕事がなくなり、仕方なく中や大の業者の仕事の下請をしなくてはならなくなるのが現状ではないでしょうか。ぜひぜひ町内の中小の業者に何らかの方法で仕事が受注できるようにお願いしたいのです。 県内の各市では、市内の業者しか使用しないのが常識であります。中津川では、中津川分離分割発注及び指名回避に関する基準を平成21年10月に決裁しているとネットに出ておりました。それによりますと、地域業者の受注機会の増大を図る目的で分離分割発注を積極的に図り、一度受注した業者は次回に受注できない方式などの基準を作成しております。ぜひ当町でもこういう方法を採用できないか、その辺を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(古屋一哉君) 管理課長、中村守君。 ◎管理課長(中村守君) 分離発注につきましては、先ほど答弁をさせていただきましたけれども、分割発注方式について若干説明をさせていただきます。 分割発注は、1つの工事において工期の短縮、施工管理の適正化及び受注機会の確保等の観点から、施行箇所を時期、規模等により2件以上に分割して発注するものを言います。 以上の観点から、本年度においても道路改良工事の土木工事、水道施設工事の配水管布設工事を項区分けして分割発注をしているところでございます。 先ほどは大規模な建築工事を前提に分離発注を検討するとお答えをさせていただきましたが、技術的専門分野が混在する工事については、例えば土木工事と電気工事を分離し発注するなど、工事内容を精査し、事業費の縮減、品質確保、あるいはメンテナンス、受注機会の確保等を勘案し対応してまいります。 また、本町では小規模工事等契約希望者登録制度を設け、町が発注する小規模な工事及び修繕において、これは町内の事業者が受注機会拡大につながるよう積極的に取り組んでいるところでございます。引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(古屋一哉君) 再々質問ありますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) どうぞ。 ◆10番(外川正純君) 町内の各企業も絶好調とはまだまだ言えないのではないでしょうか。個人事業者も含め、富士河口湖町に住む人が渡辺町長が目指す、住んでよかった、富士河口湖町に住んで本当によかったと実感できるように今後の町政に大いに期待申し上げ、質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(古屋一哉君) これをもって10番、外川正純君の質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(古屋一哉君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古屋一哉君) 異議なしと認めます。 したがって、本日はこれで散会することに決定いたしました。 本日はこれで散会いたします。 明日は午前10時から開会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後3時31分...