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  1. 市川三郷町議会 2022-12-02
    12月02日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 4年 12月 定例会(第4回)令和4年第4回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             令和4年12月2日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第63号 市川三郷町個人情報保護法施行条例制定について      議案第64号 市川三郷町職員給与条例中改正について      議案第65号 市川三郷町長、副町長及び教育長の給与及び旅費条例中改正について      議案第66号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)      議案第67号 令和4年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)      議案第68号 令和4年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第69号 令和4年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第2号)      議案第70号 令和4年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第3号)      議案第71号 令和4年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第72号 令和4年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      議案第73号 令和4年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 日程第4 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(14名)       1番 諏訪桂一   2番 一之瀬滋輝       3番 東 研一   4番 依田十造       5番 新津千吉   6番 秋山豊彦       7番 齋藤美佐   8番 丹澤 孝       9番 小川好一  10番 高尾 貫      11番 笠井雄一  12番 有泉 希      13番 松野清貴  14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員       7番 齋藤美佐   9番 小川好一      10番 高尾 貫 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名)  町長        遠藤 浩   副町長       依田誠二  政策秘書課長    井上靖彦   防災課長      林 茂一  総務課長      一瀬 浩   財政課長      海沼良明  町民課長      立川祐司   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  望月和仁   福祉支援課長    櫻井 茂  保育課長      渡辺浩志   農林課長      望月順二  商工観光課長    塩沢正也   生活環境課長    丹沢宏友  土木整備課長    立川 潔   まちづくり推進課長 渡辺 潤  会計管理者     立川陽子   三珠支所長     丸山章仁  六郷支所長     木村竹実   教育長       渡井 渡  教育総務課長    相川由美   生涯学習課長    森川規彦 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    保坂秀樹  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      相川伸也  議会書記      佐々木未緒  議会書記      依田慎也     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(保坂秀樹君)  おはようございます。 それでは、開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 着席ください。 ○議長(丹澤孝君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、公私極めてご多忙のところ、ご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。 本日は12月2日です。令和4年も残り1カ月弱となりました。先週は八ヶ岳の山頂も冠雪が見られるようになりました。 新型コロナウイルスが流行して3度目の冬を迎えています。今シーズンの冬は、全国的に気温が平年より低く、厳しい寒さとなると予想をされていますが、その中でもさらに節電対策を求められる年末となっています。 コロナも直近では第8波による再流行や、インフルエンザとの同時流行などの懸念があり、まだまだ警戒を緩めることなく日常生活を送ることが求められています。 今朝は、サッカーワールドカップの日本代表の勝利といううれしいニュースで日本中が盛り上がっています。スポーツ関連では、今年の県内のスポーツ界では日本航空高校、バレーボール部の全国大会優勝、サッカーヴァンフォーレの天皇杯優勝など山梨県民を勇気づける出来事がありました。 国際社会では、ロシアによるウクライナへの軍事侵略により、ウクライナの人々が平穏に暮らしていた日常生活が突然理不尽に奪われるという出来事がありました。 また県内では、安倍晋三元首相の暗殺という、安全と言われてきた日本で大変ショッキングな事件が発生しました。災害対策だけではなく、当たり前の日常を維持するためにも、安全を確保するための備えの必要性、重要性を改めて強く考えさせられる年ともなりました。 令和5年は、干支としてはうさぎ年で、癸卯の年となります。何かを開始するのに縁起がよく、希望があふれ、景気回復、好転する良い年になる。またこれまでの努力が実を結び、勢いよく成長し、飛躍するような年となると考えられるという年であると言われます。 新しい年が少しでも明るい話題の多い年となるよう願うものです。 さて、本定例会に提出される諸議案につきましては、後刻町長から説明がありますが、議員各位には慎重な審議の上、適切妥当な結論が得られますよう切望し、あいさつといたします。 ただいまから、令和4年第4回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 9月の定例会以降の諸般の報告は、お手元に配付したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 はじめに、三郡衛生組合議会の報告をお願いします。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  議長の命により、三郡衛生組合議会の報告をいたします。 令和4年三郡衛生組合議会第2回定例会は、11月1日に開会され、本町からは、一瀬正議員、依田十造議員、東研一議員と、私、齋藤美佐が出席をいたしました。 本定例会に提出された議案は、決算認定3件でありました。 審議に入る前に任期満了による本町の組合議員構成の改選に伴い、一瀬正議員、依田十造議員、東研一議員と、私、齋藤美佐が当組合議員に選出されたことが報告されました。 それでは、議案内容について報告いたします。 はじめに、令和3年度一般会計歳入歳出決算認定について報告いたします。 歳入総額2,647万2,391円、歳出総額2,437万3,082円で、歳入歳出差引額は、209万9,309円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2,472万7千円で歳入総額の93.41%、主な支出は、総務費2,356万3,108円で歳出総額の96.68%でありました。 なお、本町の分担金は、408万6,313円であり、全体の16.53%でありました。 次に、し尿処理事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額3億233万2,150円、歳出総額2億9,288万545円で、歳入歳出差引額は945万1,605円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2億8,015万9千円で歳入総額の92.67%、本町の分担金は4,433万3,160円であり、全体の15.82%でありました。 主な支出は、衛生費2億6,987万1,408円、歳出総額の92.14%であり、衛生費の主なものについては、施設の電気料及び維持保守点検管理委託料、貯留槽等の防食補修工事等でありました。 なお、年間の投入量は1万2,274キロリットルで昨年度に比べ2.36%の減となりました。 本町の投入量は1,049キロリットルで昨年度に比べ10.03%減少し、全体に占める割合は8.55%でありました。 次に、火葬事業特別会計歳入歳出決算認定は、歳入総額3億8,083万4,199円、歳出総額3億6,748万7,359円で、歳入歳出差引額は1,334万6,840円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金1億6,086万8千円で歳入総額の42.24%、および基金繰入金1億8,267万7,787円で歳入総額の47.97%、なお、本町の分担金は、1,944万8,941円であり、全体の12.09%でありました。 主な支出は、衛生費2億9,248万1,579円、歳出総額の79.59%、および諸支出金7,500万5,780円、歳出総額の20.41%であり、衛生費の主なものについては、維持補修費及び業務委託料、大規模改修工事などでありました。 なお、令和3年度の稼動日数は358日、1,656件の火葬が行われ、本町においては209件で昨年に比べて14.21%増加し、全体に占める割合は12.62%でありました。 提出された3案件は、いずれも原案のとおり認定されました。 以上、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いします。 第12番、有泉希君。 ◆12番議員(有泉希君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和4年第2回峡南広域行政組合議会定例会は10月19日に開会され、本町からは松野議員と秋山議員と私、有泉が出席しました。 今回の定例会では、常任委員会委員の選任、議会運営委員会委員の選任、専決処分の承認1件、条例改正1件、補正予算3件、決算認定4件、議会議員研修の実施についてで、すべて原案のとおり承認、可決、認定され、議会議員研修の実施については、新型コロナウイルスの感染拡大が不透明な感があるため、県外への研修は中止し、県内先進地の視察研修を実施することとなりました。 審議等の内容は次のとおりでありました。 まず、常任委員会委員の選任については、市川三郷町の任期満了に伴う議会議員選挙に伴う空席となっているもので、総務消防常任委員会委員に秋山豊彦議員と私、有泉が選任され、情報センター慈生園常任委員会委員松野清貴議員が選任されました。また、同じく空席となっておりました、情報センター慈生園常任委員長には、松野清貴議員が互選により選任され、議会運営委員会委員にも松野清貴議員が選任されました。 次に、専決処分の承認を求める件は、介護保険特別会計の補正予算で、介護保険特別会計の歳入歳出それぞれに356万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億2,458万6千円とするもので、内容は、高齢者施設である慈生園に対し、新型コロナウイルス感染症防止対策に必要な機器の導入に、県より助成金が交付されることから感染症防止対策に必要な換気機器の導入を行ったものと、慈生園の施設内の生活雑排水の配管の破損による修理や漏水の疑いがあるための調査を行うためのものでありました。 次に、議案第16号 峡南広域行政組合職員の育児休業等に関する条例中改正の件は、地方公務員の育児休業等に関する法律等の一部改正に伴い、育児休業の取得回数等の制限の緩和に関する規定を定める必要があるため改正を行ったものでありました。 次に、議案第17号 令和4年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第2号)の件では、歳入歳出それぞれに699万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額を16億7,319万9千円とするものでありました。歳入は、分担金及び負担金、財産収入、繰入金で、歳出は構成町からの派遣職員異動に伴う人件費の追加・更正と、公有財産オークション実施に伴う追加等でありました。 続いて、議案第18号 令和4年度峡南広域行政組合情報センター特別会計補正予算(第1号)の件については、歳入歳出それぞれに329万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額を4,301万1千円とするものでありました。こちらは、繰越金の確定に伴い、一般会計への繰り出しを行うものでありました。 次に、議案第19号 令和4年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第2号)の件は、歳入歳出それぞれに516万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億2,975万3千円とするものでありました。歳入はすべて繰入金で、歳出は、燃料費、光熱水費の再計算と漏水による追加が主なものでありました。 次に、令和3年度峡南広域行政組合一般会計決算情報センター特別会計決算介護保険特別会計決算峡南ふるさと市町村圏特別会計決算について、代表監査委員より適正に処理されている旨、報告がありました。 以上で峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(丹澤孝君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いします。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和4年9月中巨摩地区広域事務組合議会定例会は、9月21日に開会され、本町からは一ノ瀬幸人前議員が出席しました。 本定例会に提出された議案は、補正予算2件、決算認定6件、人事案件2件でありました。 開会にあたり、任期満了に伴う富士川町議会議員選挙および甲斐市議会議員選挙に伴い組合議員の改選が行われ、新たに富士川町議会より齊藤欽也議員、宇田川朱恵議員が、甲斐市議会より加藤敬徳議員、谷口和男議員、清水和弘議員、山本英俊議員がそれぞれ組合議員に選出されました。 また、3月に行われた中央市長選挙において、望月智市長が当選され、当組合管理者に就任されました。 それでは、議案について報告いたします。 令和4年度一般会計補正予算(第1号)については830万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ5,461万5千円とするもので、歳入は繰越金及び繰入金、歳出は人事異動に伴う人件費の補正でありました。 次に、勤労青年センター事業特別会計補正予算(第1号)は、75万円を追加し、歳入歳出の総額を、それぞれ3,980万3千円とするもので、歳入は繰越金、歳出は、職員の退職に伴う負担金の補正でありました。 次に、決算認定について報告いたします。 令和3年度一般会計歳入歳出決算の認定は、歳入総額5,240万8,218円、歳出総額4,909万1,255円で、歳入歳出差引額は331万6,963円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金4,289万6千円で、主な支出は総務費の4,808万6,423円でありました。 なお、本町の負担金は337万8千円であり、全体の7.87%でありました。 次に、令和3年度ごみ処理事業特別会計歳入歳出の決算認定は、歳入総額13億4,046万5,156円、歳出総額12億9,311万607円で、歳入歳出差引額は4,735万4,549円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金、10億3,924万9千円で、主な支出は、ごみ処理事業費の10億8,491万9,109円でありました。 なお、本町の負担金は8,592万9千円であり、全体の8.27%でありました。 次に、地区公園事業特別会計歳入歳出決算の認定は、歳入総額1,274万7,170円、歳出総額1,216万3,329円で、歳入歳出差引額は、58万3,841円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金、900万9千円で、主な支出は、地区公園事業費の1,216万3,329円でありました。 なお、本町の負担金は70万9千円であり、全体の7.87%でありました。 次に、老人福祉事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額3,522万8,612円、歳出総額3,290万7,566円で、歳入歳出差引額は232万1,046円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2,894万1千円で、主な支出は老人福祉事業費の3,290万7,566円でありました。 なお、本町の負担金は227万9千円であり、全体の7.87%でありました。 次に、勤労青年センター事業特別会計歳入歳出決算の認定は、歳入総額5千万7,850円、歳出総額4,849万7,170円で、歳入歳出差引額は151万680円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金3,934万円で、主な支出は、勤労青年センター事業費の4,219万7,871円でありました。なお、本町の負担金は445万9千円であり、全体の11.33%でありました。 次に、し尿処理事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額2億7,075万2,326円、歳出総額2億5,463万7,857円で、歳入歳出差引額は1,611万4,469円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金2億4,449万2千円で、主な支出は、し尿処理事業費の2億5,463万7,857円でありました。 次に、人事案件については、議員選出監査委員の辞職に伴い、富士川町の斉藤欽也議員が、公平委員会委員の辞職に伴い、中央市の渡辺加代子氏がそれぞれ選出されました。 提案された8件は、いずれも原案どおり可決・認定・同意されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いします。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  議長の命により峡南衛生組合議会の報告をいたします。 令和4年第2回峡南衛生組合議会定例会は、10月27日に開会され、本町からは笠井雄一議員と私、新津が出席いたしました。 本定例会に提出された議案は、決算認定1件、条例の改定1件、条例の廃止1件、人事案件3件でありました。 審議に入る前に、本町における任期満了に伴う議員改選により、笠井雄一議員と、私、新津千吉が当組合議員に選出されたことが報告されました。 また、身延町の柿島良行議員の辞職に伴い、佐野知世議員が当組合議員に選出されたことが報告されました。 それでは、内容について報告いたします。 はじめに、認定第1号 令和3年度一般会計歳入歳出決算認定について報告いたします。 歳入総額4億8,794万8,189円、歳出総額4億6,044万6,193円で、歳入歳出差引額は2,750万1,996円でありました。 主な収入は、分担金及び負担金で3億8,491方5,790円、および火葬・清掃・ごみ処理の手数料6,539万2,839円でありました。 なお、本町の負担金は4,247万6千円であり、全体の11.04%でございました。 主な支出は、衛生費2億7,930万9,059円、火葬費2,206万2,238円で、主なものについては、1号炉内吸塵およびストーカ補修工事、2号燃焼用空気予熱器修繕工事焼却灰運搬処理委託料火葬業務委託料等でありました。 また、代表監査委員より8月18日に行われた決算審査ついて、「適正に会計処理が行われた」との結果報告がありました。 次に、議案第3号 組合一般職の任期付職員の採用等に関する条例等の整備に関する条例の改正については、組合例規集の精査により訂正箇所が生じ、改正するものでありました。 議案第4号 昭和48年度における期末手当の割合等の特例に関する条例を廃止する条例については、制定年度限りで実効性を喪失し、その後廃止手続きがとられていなかった条例を廃止するものでありました。 次に、人事案件、公平委員の選任については、委員の任期満了に伴い、早川町の深沢一比児氏が、南部町の望月三千子氏が、本町より志村一成氏がそれぞれ選任されました。 提出された6案件は、いずれも原案どおり承認・可決・同意されました。 以上、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  次に、山梨県後期高齢者医療広域連合組合議会の報告をお願いします。 第10番、高尾貫君。 ◆10番議員(高尾貫君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 令和4年第2回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は10月27日、山梨県自治会館において開会されました。 今定例会に提出された案件は、決算認定2件、発議案2件、補正予算案2件、いずれも原案のとおり認定、および可決いたしました。 また、議会運営委員会委員も選任されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 令和3年度一般会計および後期高齢者医療特別会計の決算認定に先立ち、監査委員より決算審査の結果報告がありました。 令和3年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を5億5,116万7,866円、歳出総額5億1,390万9,816円、歳入歳出差引額3,725万8,050円を次年度に繰り越すものでありました。 また、令和3年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を1,088億4,986万6,887円、歳出総額を1,063億4,147万5,681円、歳入歳出差引額25億839万1,206円を次年度に繰り越すものでありました。 次に、山梨県後期高齢者医療広域連合議会会議規則の一部を改正する規則については、多様な人材の議会への参画を促進するための環境整備を図る観点から、本会議や委員会への欠席事由として出産、・育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産における産前・産後期間にも配慮した規定の整備、および、会議録の配布を紙ではなくデータでの配布を可能とすることといたしました。 次に、山梨県後期高齢者医療広域連合長専決処分事項の指定の一部改正については、広域連合長の専決処分することができる事項を、目的物の価格が100万円以下の訴えの提起、和解および調定に関すること、および、1件の金額が100万円以下の法律上広域連合の義務に属する損害賠償の額を決定することへ改正を行うものでありました。 次に、令和4年度一般会計補正予算第2号では、歳入歳出それぞれ3,744万4千円を増額し、総額を5億6,441万9千円とするもので、歳入では前年度繰越金の計上など、歳出では基金への積立て等でありました。 令和4年度後期高齢者医療特別会計補正予算第1号では、歳入歳出それぞれ20億744万5千円を増額し、総額を1,092億8,683万6千円とするもので、歳入では、前年度繰越金の計上など、歳出では国庫支出金や県支出金の前年度支出金の超過額等に対する償還金15億9,124万円の追加などでありました。 次に、広域連合議会運営委員会委員の選任が行われ、南部町の遠藤高芳氏が選任されました。 以上が、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(丹澤孝君)  次に、峡南医療センター企業団議会の報告をお願いします。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  議長の命により、峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 令和4年峡南医療センター企業団議会第3回臨時会は、10月28日に開会され、本町からは丹澤議員、小川議員、高尾議員、松野議員と私、一之瀬の5議員が出席しました。 まず、議長の選挙が行われ、指名推選により、本町の松野清貴議員が議長に当選されました。 続いて、議会運営委員会委員の選任が行われ本町からは、丹澤孝議員と高尾貫議員が選任され、副委員長に本町の丹澤孝議員が互選されました。 議案につきましては、令和4年度峡南医療センター企業団会計補正予算(第2号)の1件で、新型コロナウイルス感染症の影響により業務の予定量を減らすもの等でありました。 業務の予定量につきましては、病院事業で、2病院の合計として年間入院患者数を8,395人減、年間外来患者数は9,477人減とするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の合計として、年間入所者数を2,190人減、年間通所者数を1,261人減とするものでありました。 これらに加え、光熱費等の高騰により、支出の増額が見込まれましたが、新型コロナウイルス関連の収入の増額が見込まれることから、結果として、収益的収入及び支出では、病院事業収益においては3億106万9千円増、病院事業費用においては8,381万7千円増、介護老人保健施設事業収益においては4,32万9千円減、介護老人保健施設事業費用においては3,009万5千円増とするものでありました。 資本的収入及び支出では、病院事業資本的収入及び支出とも1億4,010万円増、介護老人保健施設事業資本的収入及び支出とも63万円増とするものでありました。 以上、峡南医療センター企業団議会第3回臨時会の報告といたします。 ○議長(丹澤孝君)  続いて、山梨県西部広域環境組合議会の報告をお願いします。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  議長の命により、山梨西部広域環境組合議会の報告をいたします。 令和4年第2回山梨西部広域環境組合議会定例会は、10月17日に開会され、本町からは、私、小川が出席をいたしました。 本定例会に提出された議案は、補正予算1件、決算認定1件の計2件でありました。 審議に入る前に、本町における任期満了に伴う議員改選により、私小川が当組合議員に選出されたことが報告されました。 また、副議長の選挙が行われ、甲斐市の藤原正夫議員が副議長に当選されました。 それでは、本定例会に提案されました案件につきまして、説明を申し上げます。 議案第8号 令和4年度一般会計補正予算(第1号)は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1,252万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億9,847万6千円とするもので、歳入の主なものは、国庫補助金260万円、基金繰入金992万1千円ありました。 歳出の主なものは、建設事業費1,252万4千円で、内容は、地下水調査業務委託として930万円を追加、影響評価等調査委託に583万円を追加、法定外公共物用途廃止に伴う詳細設計業務委託料として630万円を追加、施設基本設計業務委託の契約差金分として890万6千円を減額するものでありました。 次に、認定第1号 令和3年度一般会計歳入歳出決算認定は、歳入総額2億2,520万4,716円、歳出総額1億9,556万219円で、歳入歳出差引額は2,964万4,497円でありました。 歳入の主なものは、分担金及び負担金1億2,886万7千円で、歳入総額の57.2%を占めており、本町の負担金は677万5千円で、全体の5.26%でありました。また、国庫支出金については、循環型社会形成推進交付金として2,690万2千円、前年度繰越金として6,942万8,468円となりました。 歳出の主なものは、総務費が6,307万2,446円で歳出全体の32.2%、建設事業費が9,254万5,823円で47.3%、財政調整基金への積立金が3,943万円でありました。 また、代表監査委員より8月18日に行われた決算審査ついて、「適正に会計処理が行われた」との結果報告がありました。 提出された2案件は、いずれも原案どおり可決・認定をされました。 以上が、山梨西部広域環境組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(丹澤孝君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第7番 齋藤美佐さん 第9番 小川好一君 第10番 高尾貫君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(丹澤孝君)
    △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第11番 笠井雄一君。 ◆議会運営委員長(笠井雄一君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 令和4年第4回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る11月25日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日12月2日から14日までの13日間といたします。この間、3日、4日、10日、11日を休会日とし、7日、9日、12日、13日を予備日といたします。 本日は、この後、議案第63号から議案第73号を一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会へ付託いたします。 次に、一般質問を行います。 一般質問は7人が発言しますが、本日12月2日の1日だけでは時間超過が想定されることから、2日間に分けて行うことになりました。 よって、12月2日を一般質問1日目とし3名、12月5日を一般質問2日目とし4名の一般質問を行います。これにより、2日と5日が、それぞれ、本会議1日目、本会議2日目となります。 以後の日程ですが、6日、8日の2日間を各常任委員会の審査日にあて、6日を総務厚生常任委員会、8日を教育土木常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することといたします。 14日が最終日の本会議とし、付託案件についての各委員長報告を行うこととなります。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布いたしました日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(丹澤孝君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日、12月2日から12月14日までの13日間とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(丹澤孝君) △日程第3 議案第63号から議案第73号までの11議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  令和4年12月、市川三郷町議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご参集賜り御礼申し上げます。議会の開会にあたり、閉会中の町政の進捗と私の所信の一端を申し述べ、議員各位ならびに町民の皆さまのご理解とご協力をお願いしたいと存じます。 今年9月に公表された民間の調査「いい部屋ネット・住み続けたい街ランキング2022山梨」において、市川三郷町が第2位に躍進いたしました。その中の項目で「誇りがある自治体ランキング」では第1位、「愛着がある自治体ランキング」では第2位という結果でありました。私が目指す「住んでいる人が地域を愛し、地域を誇り、地域に暮らす意義を実感できる住民本位の地域づくり」がこうした形で評価をいただいたものと実感すると同時に、「住み心地の良い町」日本一への一歩であると認識し、行政サービスの更なる充実に向け、さらに取り組みを進めていく決意を新たにしたところです。 現在、新型コロナウイルス感染症は、第8波と言われる状況下ではありますが、ふるさと夏まつり第34回神明の花火大会以降、withコロナとして感染対策を十分に行った上で、さまざまなイベントが催されております。その中で、若い学生の皆さんの活躍を目の当たりにする機会が増えたと実感しております。 大学生とワーケーションの可能性を議論していたところ、リモートワークの可能性を限定的に捉えた意見に対して「やろうとしていないだけだ、ロボットを使えば均一なものが作れ、異物混入もなくなり生産性も向上する」との持論を展開する姿に頼もしさを感じました。 また、企画および実行委員長を青洲高校生が務め、10月2日に甲府駅北口広場において行われた「やまなしグローバルフェスタ2022」、11月3日に増穂商業高校からの伝統を引き継ぎ青洲高校で開催された「瑠璃店」、さらに大学生が中心となり11月8日皆既月食の夜に生涯学習センターで開催された「空飛ぶランタン祭りin市川三郷町」など、若者の発想、自発性、実行力を大いに体感したところでございます。 次に、町政の進捗についてご報告申し上げます。はじめに、六郷インターチェンジ周辺活性化についてです。 去る11月10日、六郷町民会館において、「六郷インターチェンジ周辺開発構想説明会」を開催いたしました。地権者・耕作者16名、宮原区長、六郷会会長、六郷地区の3名の議員の方々にもご出席をいただきました。 町から民間活力と協調しながら事業を進める旨の説明をし、地権者を中心とした仮称「六郷インターチェンジ周辺企業誘致を進める会」の組織づくりを進めることの同意を出席した地権者、耕作者より得ることができました。 今後は組織構成に着手し、提案企業と連携を図り進めてまいります。 次に、機構改革に向けた取り組みの進捗についてです。 本町の機構改革につきましては、「組織及び職員意識改善検討委員会」総務部会において取り組み、本年8月9日から10月18日にかけ、現状把握を行うため、全課を対象とし、計20回のヒアリングを実施してまいりました。現在、課および係の再編に向け再編案の作成を行っているところであり、第1弾を明年3月の議会上程を目指して進めております。 一方、第三者委員会からのご指摘もありました内部通報および外部通報制度の確立については、山梨県町村会として協議することが決定し、現在各自治体の法令担当職員が参集・検討を重ねております。本町においては口利き簿の整備も併せて検討しており、来年度からの運用に向けて鋭意作業中であります。 また、入札制度改革におきましては、来年度の実施を目指し、財政部会において検討を進めているところでございます。 次に、子育て支援事業についてです。 先般の臨時議会で可決いただきました町独自の子育て世帯への応援金の給付を前倒し、12月8日にプッシュ型で703世帯1,347人分の給付を行うことといたしました。また、その他、申請が必要な方に対しても申請書を11月28日に発送し、12月1日、昨日より受付を開始しました。 新型コロナウイルスの感染拡大は、第7波から第8波へと収束が見通せない状況ではありますが、迅速な臨時給付金事業の推進と並行しwithコロナを見据えた子育て支援への取り組みが重要となっております。 その一環として、10月30日に3年ぶりとなる「子育てフェスティバル」を、会場を児童館に移し開催をいたしました。 当日は17団体にご協力をいただき45組90人の親子に限定しての開催ではありましたが、新型コロナの影響により親子で楽しめるイベントが中止となる中、参加された親子には楽しい時間を過ごしていただけたものと思います。 また、子育て支援センターなどにおいても町外の方が利用できるようご利用者の声により規制を緩和し、指導員も工夫を凝らしたイベントを企画・開催するなど、活動内容の充実を図っております。 このように、私も子育て支援センターや各種イベントに伺い、直接、利用者の皆さんからお聴きした貴重な声を今後の施策の展開に生かしていきたいと考えております。 次に、民生委員児童委員の委嘱についてです。 民生委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣から委嘱された非常勤の公務員で、社会福祉の増進のために、地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助-活動を行っております。 本年度は3年に1度の改選の年であり、昨日、12月1日、新任の委員30名を含む75名の委員の皆さまに、厚生労働大臣からの委嘱状の伝達式を行いました。 今後も支援を必要とする住民と、町や専門機関をつなぐパイプ役としてご協力をいただくとともに、本町の福祉事業や福祉活動の一翼を担っていただきたいと考えております。 次に、生活支援体制整備事業についてです。 本年度は高田地区をモデル地区として、これまで3回の説明会等を行い協議体の設置に向けた検討を進めております。 これまで高田地区公民館の役員の皆さまを中心に事業に関する説明と勉強会を開催し、協議体設置の進め方の検討、直近では、地区の課題について意見交換を進め、12月中には高田地区の「支え合いを考える会」を開催する予定です。 今後は、本事業にご協力をいただける地区の皆さまを募り、これまで検討してきた地区の困りごとなどの課題を基に、地区でできることの検討を進め、地域での活動を実際に進めていただく第3層の協議体立ち上げと具体的な活動内容などを検討していく計画でおります。 次に、商工振興についてです。 町の伝統産業である印章と和紙につきましては、日本・オマーン外交関係樹立50周年を記念して10月4日に東京都のオマーン大使館で開催された「山梨宝飾ジュエリー展」へ招かれた際、六郷印章業組合の全面協力のもと大使ご夫妻に水晶印を贈呈し、将来受注につながるようPR活動を行いました。 これがきっかけとなり、山梨中東戦略大使、山梨県知事政策局/地域ブランド推進グループであります米長晴信氏のご尽力により、今月15日にはモハメッドアルブサイディオマーン大使閣下ご夫妻が来町され、和紙、はんこ、花火産業をご視察いただく予定となっております。本町の誇る伝統産業の新たな販路開拓と新製品開発につながることを願っております。 また、10月22日に河口湖ステラシアターで開催された「東京ガールズコレクション」では、本町からの提案により県内の地場産業紹介コーナーが設置され、ステージ上では、市川和紙を用いた扇子を知事からご紹介していただきました。 同じ10月22日に富士川道の駅において「甲州和紙PRイベント」が開催され、市川と西嶋の製紙業者が合同で、昨年立ち上げた新ブランド「甲州和紙」のPRと和紙販売を行い、町施設であります夢工房も参加し、特に県外の方を中心に周知を行いました。 また、先ほどもご紹介をさせていただいた11月8日の「空飛ぶランタン祭りin市川三郷町」へ、町として協力を行いました。当日は約400名の参加があり、市川和紙の新たな可能性を見いだすことができました。 10月28日、第49回信玄公祭りのオープニングイベントにおいて「神明の花火」として本町の花火を打ち上げてくださいました。「神明の花火大会」と「信玄公祭り」のコラボ企画により、ファン層の拡大を図ることができました。 11月16日には、JR東海の本社広報室を訪問し、神明の花火大会における今後の集客について、さらなるご協力をいただけるよう要望し、今後の連携を確認いたしました。 これらは本年度、新たに町が参加、協力したイベントであり、町の伝統産業の周知を県内外に行う機会の創出に努めました。 今後の予定といたしまして、来年3月より約2カ月間、山梨県立博物館において「印章展」が開催されることが決まっております。広く印章の歴史・文化・芸術的価値を高め、印章の必要性を再認識していただく良い機会として、町も六郷印章業組合と協力をし、積極的に参画してまいります。 次に、観光振興についてです。 11月2日から13代目市川圏十郎白猿襲名に合わせて、お祝いの懸垂幕を掲げるとともに11月7日の襲名披露公演初日に、歌舞伎文化公園に隣接する農村広場グランドにおいて、お祝いの花火を打ち上げました。併せて、11月11日には歌舞伎座での鑑賞会を実施し、68名が参加していただきました。 当日は、長崎知事にも駆けつけていただき、県、町、松竹株式会社、市川圏十郎事務所との関係構築に寄与したものと考えております。 11月6日には、六郷庁舎と六郷町民会館でふるさと秋まつり「はんこ日本一六郷の里秋まつり」を新型コロナウイルス感染拡大に配慮した形で開催し、約800名の来場者がありました。中でも、恒例の篆刻表彰においては、これまで町長賞が最高賞でありましたが、今年度は最高賞として新たに知事賞をいただけることとなりました。 また、市川三郷町商工会青年部の企画で職業体験コーナーは、創意工夫が施され、多くの方の目を引いておりました。 峡南地域ネクスト共創会議においては、先の臨時議会で補正予算をご議決いただき、早速、県、峡南5町とで構成する協議会にて、観光戦略策定業務委託と周遊観光用シェアサイクル整備事業に着手しております。 来たる12月10日と11日には、新型コロナウイルスの感染拡大に配慮した形で、みたまの湯において大塚にんじんの直売会を開催をいたします。 次に、日本体育大学との連携協定についてです。 11月18日、連携自治体の一つとして、東京都内で行われた「NJTTAIDAi×自治体フォーラム2022」に招かれ、体育、スポーツ、健康づくりの交流により地域を活性化することについて、多くの情報を得てまいりました。当日は市川三郷町を拠点に活動するアマチュアビッグバンド「ジャストサウンドオーケストラ」が演奏を披露し、出席していた全国の自治体関係者に町を知っていただく機会にもなりました。さらに、この連携協定により、明日、明後日の2日間、生涯学習センター体育館において日本体育大学の代名詞でもある「集団行動」の公開練習を行っていただく貴重な機会をいただいております。 大塚にんじん直売会と併せてご来場くださいますようお願い申し上げます。 前定例会以降の主な動きについてと、私の所信の一端をご報告させていただきました。議員各位には格別なご理解、ご協力をお願い申し上げます。 最後に、提出案件についてです。 市川三郷町個人情報保護法施行条例の制定など、今議会に提出いたします議案は、条例制定1件、条例中改正2件、予算案8件です。 議員各位におかれましては、よろしくご審議を賜わり、ご議決あらんことをお願い申し上げます。 それでは、議案の提案をさせていただきます。 議案第63号 市川三郷町個人情報保護法施行条例制定について 個人情報の保護に関する条例の改正が行われ、標準的な規律が定められたことから、現行の市川三郷町個人情報保護条例を廃止し、新たに個人情報保護法施行条例を制定するものであります。 議案第64号 市川三郷町職員給与条例中改正についておよび議案第65号 市川三郷町長、副町長および教育長の給与及び旅費条例中改正について、関連がありますので、続けて説明をいたします。 いずれも令和4年人事院および山梨県人事委員会より給与改定が勧告されたことに伴い、関連する2条例の一部を改正するものであります。 議案第66号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第8号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1億135万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ99億6,291万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」、第2表「債務負担行為補正」によります。 議案第67号 令和4年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は事業勘定では、規定の予算の総額に歳入歳出それぞれ30万2千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億2,360万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 直営診療施設勘定では、規定の予算の総額に歳入歳出それぞれ37万2千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,891万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第68号 令和4年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ48万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ23億3,030万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第69号 令和4年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ10万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,812万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第70号 令和4年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,316万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,094万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第71号 令和4年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ633万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億8,266万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」および第2表「債務負担行為」によります。 議案第72号 令和4年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、債務負担行為を追加するもので、その内容は第1表「債務負担行為」によります。 議案第73号 令和4年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ10万4千円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,953万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上、提案理由の説明といたします。 よろしくお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の委員会に審査を付託します。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いします。 これより質疑に入ります。 第10番、高尾議員。 ◆10番議員(高尾貫君)  職員給与の関係、いわゆる人勧報告の関係ですから、多くは語りませんけれども、ここでちょっと確認をしておきたい部分が何点かありますから、お願いしたいと思います。 まず、職員でも一般職員と、それからさらには再任用職員がございます。再任用職員のありようは、私も一定程度そういうところにおりましたから、理解はしているつもりですけれども、今現在、何人採用しているのか教えていただけますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  現在、再任用させていただいている職員は2名でございます。 ○議長(丹澤孝君)  高尾委員。 ◆10番議員(高尾貫君)  それで、週の勤務時間、一定程度法律では決められておりますけども、市川三郷としてはどんな勤務形態になっているか教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  2名ともフルタイムの職員でございます。 ○議長(丹澤孝君)  高尾議員。 ◆10番議員(高尾貫君)  任期は年度末ということですから、3月31日ということで、そういう理解でよろしいですね。 それから、この書面でいきますと、1級から6級までになっているんですけれども、現在、再任用されている方は、何級を採用されているのか、それを教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  すみません。ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、あとで報告させていただきますが、係長以下の給与になっています。 ○議長(丹澤孝君)  ほかはよろしいですか。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託します。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで、暫時休憩します。 再開は、午後1時とします。     休憩 午前11時20分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 農林課、望月順二課長につきましては、都合により欠席する旨の報告がありました。 代わりに、地籍調査係丹沢貴広係長が出席しておりますので、ご了承願います。----------------------------------- ○議長(丹澤孝君) △日程第8 一般質問を行います。 第14番、一瀬正君ほか6名の計7名から通告がありました。 今回、議会運営委員長の通告のとおり、本日と5日の2日間に分けて行います。 本日は7名のうち3名の発言を許します。 順次発言をお願いします。 はじめに、第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に16メートルに拡幅する北線通りの拡幅工事は、道路に隣接する住宅店舗等に莫大な被害が懸念されることから中止すべきと考え、町長の見解と方針を伺いたく質問します。 去る9月13日に、58組中、58組南、65組西、65組東、そして翌14日には48組、51組、53組、54組西、54組東、57組南の北線通りに関係する地域住民に対し、都市計画道路「大門桃林線」の事業計画説明会が役場本庁舎1階の大会議室で開かれました。出席要請があったのは対象地域の区長、組長でした。9月定例議会は9月1日から9日まで開かれていましたが、議会にはこの説明会が開かれることについての報告はないまま開かれたのです。私がこのことを知ったのは説明会があった後日、3軒の方からの相談でした。3軒の方は皆さんが高齢の方でした。 真っ先に言われたことは「議員さん、こんな乱暴な計画を承知されたのですか」という抗議の言葉でした。「私は知りません。ほかの議員も知らないと思います。議会への説明もまだありません」とお答えしたら、そのご夫妻が町から示されたという説明会の資料を私に見せてくださいました。そのご夫婦は80歳を超えられた方です。「計画によれば私の家は半分以上を道路に取られることになり、今の家に住めなくなります。仮に他の場所へ家を造ってくれたとしても、この年齢で知らないところに移り住むのは精神的に無理です」と話してくれました。他の2世帯の方からも同様のお話をお聞きしました。このことは町議選の最中のことでした。 私は北線通りでの街頭演説で住民の利益に反する北線通り拡幅工事は中止するべきだと訴えていましたら、近くに住んでおられる方が寄ってこられて「隣接している住民はみんな困惑している。拡幅工事は中止してほしい」と話してくださいました。北線通り拡幅工事計画は県が主導の事業です。遠藤町長は1年前までは県議会議員でした。そのことにも関連してお尋ねします。 第1に、この北線通り拡幅工事は県が主体の事業ですが、この計画に町長はどのように関係されたのかお尋ねします。 第2に、この計画が実行されることを町長が知られたのはいつですか。 第3に、北線通りが16メートルに拡幅されることにより市川三郷町にとっては、どのような利点が生まれるとお考えですか。 第4に、私は北線通りの拡幅工事は中止すべきと考えますが、町長はどのように考えておられますか。 以上4点についてお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  一瀬正議員の一般質問にお答えをいたします。 北線通りの拡幅工事に対する町長の見解と方針についての1点目、町長がこの計画にどのように関係しているかについてでありますが、北線通り拡幅工事の計画は道路幅員16メートルの都市計画道路「大門桃林線」として、平成6年4月に計画決定されたものでありますので、この計画には関与しておりません。なお、町が県立青洲高校開校決定により、この区間を含めた市川地区の県道拡幅の要望を行っておりますので、地元選出の県議会議員の立場として整備推進に取り組んだ経緯はございます。 2点目、計画実行を知ったのはいつかについてでありますが、昨年12月に峡南建設事務所との意見交換会において事業化の計画を伺ったのが初めてです。なお、山梨県公共事業評価委員会新規事業の公表が本年11月30日、一昨日にあり、事業化が正式に決定をされたのが一昨日ということになろうかと思います。 3点目、道路拡幅による町の利点につきましては、今年3月に篭鼻川浦線の整備が完了し、芦川駅周辺から国道140号まで、また新田橋・役場前線を経由し農協前交差点までを連結する道路網が完成いたしました。さらに芦川橋の架け替えや、グンゼタウンから三郡橋へ向かう県道拡幅工事も着工され、本町の道路整備は着実に進捗している状況であります。北線通り拡幅工事区間は、本町の中心市街地を横断する主要な幹線道路に位置づけられ、車両交通量や歩行者が多い区間となっておりますが、都市計画道路としての整備が計画のみの未改良区間となっております。少子高齢化が急速に進む中で、高齢者や児童生徒、子育て世代など道路を利用するすべての方が安全に、そして安心して利用できる見通しの良い車道幅員の確保や、歩行者、自転車が安全に通行できる歩道設置。また電線類地中化による防災面の強化が、この事業により整備されますので、市川三郷町の持続可能なまちづくりを実現する上での大きなメリットと考えます。 4点目、道路拡幅工事は中止すべきと考えるが町長の考えはについてでありますが、これまで答弁したとおり、この整備区間は道路拡幅による交通・防災機能の強化以外にも街並みの景観などの都市環境保全機能や日常生活のコミュニティー空間機能の役割を備えた都市計画道路として平成6年4月に決定がされており、計画道路区域内は都市計画法で新たな建築物には建物の構造や階数などの制限が設けられております。 既に自主的にセットバックを行い、計画道路区域外に住宅建て替えを行った方もおられますが、計画を先延ばしすることによって道路沿線にお住いの方や土地を所有されている方は道路整備が完了するまで個人の財産が制限を受け続けることになります。 質問の中で、何人かの高齢者の相談が寄せられているとのことでしたが、事業対象となる沿線住民をはじめ、整備区間に関わる地域においては、議員ご指摘の不安や不明な点など、さまざまな課題が想定されます。地域の声をしっかりと受け止めながら県と地域の連携や調整を図り、事業の推進に努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長、答弁なされましたが、それだけよくご存じなのに、関係住民にこれまで説明がないわけですよ。平成6年4月に決定されて、この事業が進められたということ、そういう中では、第1の町長とこの事業に関わりについてなんですが、地域住民には突然の説明会でしたが、この計画は県当局も長期間かけて検討し、事業計画を立案し、今日の住民説明会に至ったと考えます。 住宅や店舗が並んでいる道路の拡幅工事ですから、住民の理解と協力をいただくこととともに、莫大な補償費も必要となります。住民説明会に至るまでを考えたとき、市川三郷町と深い関係がある長崎知事と、町長になることを志していた遠藤浩県議会議員が、深く関わった事業である、今の答弁を聞いてもよく分かりますが、もう一度このへんについて、町長は具体的にはこの道路拡幅にどのように関係なさったのか、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁させていただいたとおりでございまして、当初の平成6年4月の都市計画道路の決定に関しては、私は存じ上げません。 平成28年だったか、29年だったか、正確な年限は担当課からお答えいたしますが、町から県に対して、県立高校が市川三郷町内に決定をしたので、県立高校に通じる道路の安全確保のために拡幅を行ってくださいという趣旨の要望を提出をしております。それ以降、そういったことに力を尽くしました。 正確な回答は、担当課からお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 まちづくり推進課長、渡辺潤君 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  正式に町から県のほうに要望を出したのは、平成29年3月21日付でございます。すでに事業化を始めております三郡橋東詰めからグンゼタウン交差点までの間、それから今回のデイサービス市川前の交差点からJA山梨未来交差点の間、それからグンゼタウン前の交差点から市川大門駅の入り口の交差点の区間、それから市川大門駅入り口交差点から大門駅までの間の4路線となっております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  道路に面しているところには、商店もあるし、ほとんどが高齢者が住んでいる住宅が多いわけなんですよ。 私は、そういう人たちに、丁寧に説明していく、私も議員をずっとしていたけど、こんな計画があるのは、私が知っているのはグンゼが2番目の質問で私しますが、グンゼから三郡橋までの拡幅については、私は説明も受け、取り組みについては、よく知っておりますが、今言うような北線通り、それもJA山梨みらい市川支店の交差点の問題、2番目の質問でも、私このへんは提起していきますが、文教通りに続いている道なんですが、しかし、今回出されてきているこの拡幅計画については、町民には具体的には、今回ではなくて、それ以前にどういう相談をし、どういう要求ができて、住民からの要求があって、それにどういうように答えてきているのか、県会議員をなさっていた町長は、そのへんではどういう行動を取って、住民に説明をされてきたのかお聞かせください。 町長は賛成、賛成で進めているようですが、住民からこの町の説明会を受けて、これはどうなってしまうんだろう、困った、困ったという相談が寄せられ、町会議員として、あんた、知っていたのかこれをという抗議も受けている。ほかの議員さんたちも、きっとこういう抗議も受けている方がおられると思うんです。この点について、町長は議会に対しても何の説明もないように思いますので、もうちょっと詳しく、あなたの関わりを教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私は、先ほどまちづくり推進課長がご答弁をさせていただきましたけれども、平成29年に町から県に対して要望が出されましたので、当然、地元選出議員としましては、最善の努力をした次第でございます。 当時は、後藤知事でございましたので、私は後藤知事に対して、強く要請をさせていただきました。 町議であって、なぜ知らなかったというふうな趣旨のご質問でありますけれども、すでに議員ご存じのように、セットバックをして建て替えをしているお宅が何軒かあるわけです。そういった事実を見ていて、私は知らないというのはいかがなものかと私は思いますが、その点について、議員の取り組みとしていかがなものかというふうに、私は思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  セットバックをして、建てている家が何軒もあるというけど、具体的にはどことどこですか。遠藤前町長の息子さんのところは新しく家を建てましたが、ほかはどことどこがあるんですが、具体的にお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  課長から答弁。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町として把握しているのは、担当課でございますので、課長から答弁をさせます。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  逃げては駄目だよ。課長の負担にしては駄目だよ。 あなたが今答えたんだから、私が3軒のところから言われて、街頭で演説をしていたら、わざわざ寄ってきて、そうなんですよ、困っているんですよというような状況が、何軒もない北線通りの今度の拡幅工事での関係者からの声なんですよ。 私は、中止すべきように、長崎知事にお願いをしたい、そういう方向で提言をするものです。 先ほど町長の答弁にもあったんですが、私が考えたこの拡幅で、理由の2つ、私は考えました。 その1つは、青洲高校設置にあたり、自転車で通学する生徒の安全策かどうかということです。自転車通学の生徒には、これまである細い町道の整備活用や、夜間散歩をしておられる方々が、活用している光るたすきを付ける、付けさせるとか工夫も必要です。 2つ目は、役場前通りから文教通りへ向かう北線通りと交差点の拡幅、先ほどこの計画の中にそこも入っているようですが、JAみらいの協力と、その向かい側のベンチが置いてある場所を活用して、通行の便を図ることで改善できます。 北線通りの拡幅工事は、道路に隣接する住宅、店舗等の莫大な被害が懸念されていることから、私は中止するよう町長に求めているものです。 町長、関係住民は、説明会以降、悩み苦しんでいます。ぜひ私は中止させることも考え、町長の行動を求めるものです。 答えは分かっておりますが、強く要求し、2番目の質問に移ります。 2番目の質問、それは文教通りから南線通りへつなげる道路計画およびグンゼタウンの南から三郡橋までの道路拡幅計画の進捗状況はどのようになっているか、知りたくて質問します。 この2本の道路計画は長い間の町民要求による町の計画であり、遠藤町長が県議会議員であったときも重要な課題だったと考えますが、いまだに実現の目途がたたないまま今日に至っています。 文教通りから南線通りへ抜ける道が実現できれば中央通りが一方通行で不自由している周辺住民はもちろん多くの町民の利便性を高めることは間違いありません。 また、グンゼタウン南から三郡橋までの道路の拡幅は峡南3高校統合後の今、これまで以上に重要な課題です。高校生の通学の危険さを心配しているこの道路周辺の住民の方からは、この道路の北側の奥にある水路に溝蓋をかけて、自転車で通学する生徒の安全性を図ってほしいという要望も寄せられています。 最初の質問で指摘しました北線通りの拡幅工事よりも、町の課題であった文教通りから南線通りへ抜ける道路の新設、そしてグンゼタウン南から三郡橋までの道路の拡幅の2つの工事こそ町にとって緊急な課題だと考えます。困難な財政の下で多額な事業費を必要とする事業ですが、これこそ国会議員、県議会議員のお力をお借りして、町長が国、県に働きかけて有利な補助金を引き出して、早急に実現していただきたいと思います。 文教通りから南線通りへつなげる道路計画とグンゼタウンの南から三郡橋までの道路の拡幅計画の進捗状況は、それぞれどのようになっているのかお尋ねします。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  文教通りから南線通りを繋げる道路計画およびグンゼタウンの南から三郡橋までの道路拡幅計画の進捗状況についてでありますが、まず文教通りから南線通りへ繋げる道路計画につきましては、合併以前より市川地区中央部のまちづくりを進めるうえでも、最も重要な基盤となる整備路線と認識しております まず、今年度より見直しに着手した市川三郷町都市計画マスタープランの中で、これまで取り組んできた交通施策の検証作業を進めておりますが、課題を整理した上で、新たな町の将来像や分野別まちづくり、道路・交通部門で整備方針を示してまいります。これを踏まえ、来年度実施予定の都市計画道路の見直し業務で、整備区間に関わる地域住民の考え、町民・議会の意見、また有識者の提言を集約した上で、事業実現に向け取り組んでまいります。 続いて、グンゼタウンの南から三郡橋までの道路拡幅計画の進捗状況についてでありますが、事業主体となる県に確認したところ道路詳細設計と道路用地の対象となる測量・建物調査が完了し、資料が整った方から用地交渉を進めているところでありますとの答えがきております。 なお、先ほどの議論の中で、このグンゼタウンから三郡橋までの道路拡幅計画につきましては、先ほどご答弁をさせていただきました平成29年の町からの要望に対して、私が県議会議員として推進に努めた成果だというふうに、私は認識をしております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  中央通り一方通行の解除の問題も、私は何回も一般質問で追及してきましたがそのままです。 過日、富士川町の法務局へ用事に行ってきましたが、旧増穂商店街、旧鰍沢商店街は、閉店した店も少なく、活気あるまち並みを見てきました。道路整備は通行の利便性だけではなく、町の活性化という点からも重要です。先ほども北線通りの拡幅のように、店舗、住宅の被害が多く、利益点が見えないものに莫大な投資をするのではなく、住民の利便性を第一に考えることが必要ではありませんか。 例えば文教通りの郵便局へ行くには、中央通りが一方通行のために、下へ下って、大門駅のほうへ向かい、南線通りを上るという不自由さがあります。中央通りから南線通りへ向かう狭い町道は2本ありますが、狭くて高齢運転手には困難です。改めてお伺いします。 文教通りから南線通りへつなげる道路計画と、グンゼの南から三郡橋までの道路拡幅計画、町長が考えているその必要性について、北線通り16メートルの対比との中でお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私は、平成15年から市川地区中央部のまちづくりに関しまして、当時、まちづくり懇談会と言っておりましたけれども、参加をさせていただき、どんなことをしたらいいのかということについて、議論をさせていただいております。 そういう中で、市川地区が人口減少に陥る一つの要因として、狭あい道路が数多くあって、建て替えが困難であるという点、それから北西道路ですね、南線、中央通り、北線はあるんだかが、これを横断する道路がないということで、町の中の行き来が困難な部分があるという、その2点が大きな議論でございました。 そういう中で、私は北線から南線につながる道路、この重要性は認識をしております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  北線通りを16メートルに拡幅する説明会のことを聞いて、私は、ほかにいっぱい町道を拡幅整備が必要なのに、何を考えているのかと思いました。 この2番目の質問をすることにしたのは、財政が困難を理由に、町民の狭あい道路を拡幅工事を進行していません。しかし、国会議員、県会議員の力を借りて、補助財源を確保することにより、町民要求に応えることが、遠藤町長、あなたの仕事です。 日本共産党のアンケートでも、道路改善要求は何軒も寄せられております。 例えば、七軒町から市川三郷病院へ行く道、ある工場の駐車場もある中で、夕方とか、朝は相当混むわけです。 この道路をはじめ、町長のところへも区長さんからもいろいろな要求があるんではないんでしょうか。 そして、こうしたところこそ、あなたが国、県へ要請する中で、補助金を捻出し、困難な財政を豊かにしながら、こうした住民要求に応えていくことが、私はあなたの仕事だと思います。 町民の声を聴き、町民の願いに応える町政運営を求めることが、本当に必要だと思うんですが、その点については、町長、いかがお考えですか、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ちょっと話が広がり過ぎて、どこを答えていいのか分かりませんけれども、まず文教通りからの南線へつながる道路拡幅という点についてでありますが、今回、一番最初の質問にありました、都市計画道路の影響範囲ということで、文教通りの拡幅も、これも含まれる事業となります。 範囲につきましては、まだ何とも申し上げられない部分がありますが、一部はその都市計画道路の事業でやっていただける部分になります。 また、先ほどの狭あい道路の部分、私が申し上げたので答えなければいけないと思うんですが、狭あい道路拡幅についても、県の補助が付くようになってございます。いずれにしましても、何等かそういう制度を見つけては、事業が進行できるように努力はしております。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町財政を大きく困難にしたのは、私の後、笠井議員も質問の中で指摘されるんだろうと思います。当時の町行政の問題点が、財政を困難にした要因でもあります。そういう中で、町長の仕事というのは、副町長を置いて、あなたがやられる仕事は、あなたが国や県へ働きかけていくことです。そういう中で、いろいろな財源を生み出していく、それがあなたの仕事だと思います。そして町民の声を聴く、町民の声に応える姿勢が必要だと思います。 それは、1番目の北線通りを16メートルに広げる問題でもそうなんです。もっともっと町民の声を聴くことを、あなたに求めるものです。 それでは、3番目の質問に移ります。 町長は最重要課題として、給付型事業から公共型事業へ転換することを言明され、弱者支援の先進的な諸施策をズタズタに切り裂かれましたが、公共型事業への転換するとは、具体的にはどのような政策なのか知りたくて質問します。 私の本年9月議会での一般質問の3番目の「昨年10月、町長選当選早々の記者会見で町長は外部の目線が必須と外部から副町長を置くことの必要性を強調されました。町長が強調された副町長による改革方策」「遠藤町長が進めようとする町政の改革方策を具体的に教えてください」との私の質問に対し、町長は次のように答弁されました。「私が進める改革の最重要課題は、財政再建、機構改革であり、住民サービスを低下せず、これを短期間で実現させていくことです。財政再建の基本方針は個人を対象にした町単独の給付型事業から公共支援型事業への移行です。これを踏まえた令和4年度当初予算では、類似重複する事業、対象者が極めて限定される事業、目的を果たしている事業の改編を盛り込んだ予算となっています。施設の整備、環境を整えるなどの公共性の高い支援を限りある予算で多くの受益者に提供できるように予算化していきます」と答えられました。 私は、町行政は住民に一番近い政治であり、その住民に生きる力を与える援助をいかにするかが大事な業務だと考えます。そのために歴代の町長さんは全国の先進的な市町村の福祉、育児、教育支援制度を導入し、県内でも優れた弱者救済制度を築かれてきました。町長あなたが否定されている「個人を対象にした給付型事業」が住民の一番身近で、苦しい生活をしている状況が分かる末端行政の弱者救済事業ではありませんか。その弱者救済の諸制度をズタズタに切り裂いたのです。私は納得できません。そこでお伺いしますが、町長が目指す公共支援型事業により、町民サービスはどのように前進できるのか、そして高齢者支援、子育て支援、教育支援、弱者救済はどのように前進できるのか、具体的にお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町長が目指す公共支援型事業により町民サービスは具体的にどのように前進できるのかについての1点目、高齢者支援についてでありますが、福祉施策に関しましては、生活支援体制整備事業を平成28年度から実施しております。本事業は、住民が主体となった支え合い活動を推進し、地域全体で高齢者等の生活を支えるための体制づくりを進める事業であります。生活様式の多様化や核家族化の影響から、地域住民同士の繋がりが希薄となり、孤独・孤立への対策が重要となっております。本事業を強力に推進し、地域における生活援助や見守り・声掛け、サロン活動等の地域支え合い活動を広げ、地域コミュニティーの維持・再生を目指してまいります。 2点目、子育て支援についてでありますが、現在、新型コロナウイルスによる影響の長期化と今般の物価高騰により大きな影響を受けている子育て世帯に対し、国で行う臨時給付のほか、町独自の臨時給付事業も進めております。この臨時的な支援事業とは別に、withコロナを見据え、子育て支援センターや放課後児童クラブなどの充実を図るべく、私が直接出向き利用者の声を伺う機会を設けて、課題の共有に務めております。今後の施策の展開に生かしていきたいと考えております。 また、先月28日には、要保護児童対策地域協議会代表者会議を開催をし、町および県の相談・通告状況を確認するなど児童虐待やヤングケアラーに対する支援体制の構築も進め、安心して子育てしやすい環境づくりを推進してまいります。 3点目、教育支援についてでありますが、学習支援や人的支援として、少人数学級の推進や異学年の複式授業の解消による町単講師の配置、学校司書および施設環境整備における用務員の配置。また、学校での生活支援が必要な児童に寄り添う特別支援教育支援員の配置、そのほか外国籍の児童生徒、保護者に対しては、学校と意思疎通ができるよう通訳支援員を配置しております。 さらに、悩みや困りごとを抱えている児童・生徒.保護者の相談のために、スクールカウンセラーや心の相談員を配置しおります。また生活困難な家庭へは就学援助制度を設け支援を行っております。このように、誰ひとりとして取り残さず、等しく教育が受けられる権利が守られるよう支援、環境整備に取り組んでおります。 町では持続可能な自治体運営を目指して公共性の高い事業への移行を定め、高齢者支援、子育て支援、教育支援等、弱者救済のための環境および施設の整備を行うとともに、限りある予算で、多くの受益者にサービスを提供できるよう推進してまいります。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  そういった事業も町長大事です。しかし、私が指摘している、それは令和4年度当初予算の反対討論で具体的に指摘しましたが、遠藤町長が3月議会の冒頭、長い長いあいさつをされ、その中で個人給付型を公共支援型に改革するのだと述べられました。個人給付型事業は、少数の人、限られた人々に関わる事業だから廃止、または縮小するんだといわれました。歴代の町長が、他の県内の市町村より優れた多くの弱者支援策を廃止、縮小されたんです。 遠藤町長が廃止、縮小した事業こそ、町民の弱者の生活実態を一番よく知っている町当局が、それぞれの弱者をきめ細かくどうしたら救うことができるのかを考え、考え作り出した支援策ではありませんか。その仕事をするのが住民の一番身近な町行政ではありませんか。 町行政がやらなくてはならないことは、社会的に弱い立場の人々をどう助け、励ますかという個人給付型事業だと、私は思います。 確かに全体の人たちを支えていく町長の答弁のような、諸施策の施行も重要ですが、弱っている、困っている一人ひとりの人にどういうふうにやってきているのか。年寄りにとって、毎月3千円ずつもらった、年間3万6千円を1回に2万円払ってというような、年寄りにとって1カ月3千円を、2月に6千円もらうお金が、一度にもらう2万円よりもどう大切なのか。 それは、もらっている人たちの状況を聞かなくては分からないでしょう。 私は、貧しい家に生まれ育ってきましのでよく分かります。 こうしたものは、町民によく聞き、きめ細かい中での支援が必要だと思います。そういう点でのご検討はいただけるのかどうか、お尋ねいたします。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  給付型支援から、公共型支援への転換ということに関しましては、今のご質問の中ではご理解いただいたのかなというふうに解釈をさせていただきました。 もちろんそれはすべてを廃止したわけではなくて、必要があって、大切だという観点には継続をさせていただいているところではございますし、また前提条件が、私が受け持った時点で、4年連続の単年度収支が赤字、そして今後、今までは生産年齢人口が30年前ですけれども、平成7年は62%あったものが、令和7年、直近2年後、3年後ですかになりますが、50%を切ってくる事態ということで、今後、この町の財政がかなり厳しい状況になっていくという、そういう転換点であるということは、何度も申し上げておりますけれども、ご理解いただきたいと思います。 そういう中で、先ほど申し上げた観点でいくつかの事業は断腸な思いで、ご協力いただくように、令和4年度当初予算は計上させていただいたということでございます。 決して全体を、福祉全体を、あるいは子育て全体を、教育全体を後退させるということではございません。むしろそれを守るために事業を精査をしたというふうにご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  必要があっての縮小、廃止、財政が困難な中で、断腸の思いだということですが、弱い人たちというのは、なかなか自分の弱さを突き付けて、行政に求める、そういうことが少ないんです。できないんですよ。そういう人をどうやって助けるかが、一番身近な行政の仕事だと、私は思います。そういう中で、今まで市川三郷町が先進的な事業を続けてきたわけです。 ところが、よその市町村と同様に変えていくと、財政が困難だからということで、同様に変えていくということでの、今回の、本年度の当初予算での町長の予算計上であったわけです。 いろいろな事業廃止、そういうことにつながったんです。 私はそういう点で、もっと弱い立場の人たち、少数の弱い立場の人たちをどう助けていくかを、ぜひ町長のほうでは、検討していただいて、前進をしていただきたいことを、お願いしたいと思います。 4番目の質問に移ります。 市川上地区、下地区公民館のお風呂はいつ再開するのか、町長の方針を伺いたく質問します。 下地区公民館のお風呂のボイラーが故障し、下地区公民館のお風呂が使えなくなり、下地区公民館のお風呂を利用していた人たちも上地区公民館のお風呂を利用していましたが、突然、上地区公民館のお風呂が4月から廃止されました。上・下地区公民館のお風呂を利用されていた方々は困りに困って、再開を求める請願署名を始められ、6月議会に請願書が提出され、担当の教育土木常任委員会、そして本会議で全議員の賛成で採択されました。 しかし、上・下地区公民館のお風呂は再開しないまま9月議会が終了し、今日を迎えています。 去る10月19日、私は秋山豊彦議員と請願された方々とともに、上・下地区公民館のお風呂施設の状況を調べに行ってきました。結論は町当局が考えているような修理業者の意見のみ聞いて、多額な修繕費がかかることが理由で放置したままなのかと思いました。 財政が困難を理由に利用者の困っていることを無視し、議会で請願を全議員が採択に賛成しているのも無視しているのは為政者として許せないことです。財政が困難なら困難らしく、燃料を納入している業者にボイラー修繕への協力を求めるとか、町内の関係業者の協力を求めるとか、協力募金を募るとか、上・下地区公民館のお風呂再開への努力が見られません。 しかし、お風呂が利用できないで困っている方々のことが私は心配でなりません。市川上・下地区公民館のお風呂はいつ再開するのですか、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  市川上地区、下地区公民館のお風呂についてでありますが、市川上地区および下地区公民館のお風呂につきましては、昨年度末で廃止をさせていただきました。請願に対する回答といたしましては、熟慮を重ねた結果、9月議会の所信表明の中でもご説明をさせていただいておりますが、ご利用状況が極めて限定的な事業について廃止をさせていただいたものであります。現在、再開の予定はございません。 なお、お風呂が設置されていたのは、8地区公民館のうち2地区公民館だけであり、全ての地区公民館に設置されていたものではなく、また、地区公民館の事業としての位置づけが不明確でもありました。 なお、お風呂を利用できずに困っている方、例えば、ご高齢で身体的にお1人で入浴されることに不安があるという方につきましては、ミニデイサービスにおける入浴サービスをご利用いただいております。また、交流の場の創出としては、地区公民館では地域の方々の「健康づくり」や「生きがいづくり」に繋がる講座事業などを推進しており、また、各地域の活動としても、ふれあいいきいきサロンの運営などが行われております。さらに、ご高齢者の方などの交通の便の向上につきましては、コミュニテイバスやAIオンデマンドバスの事業にも積極的に取り組んでおります。これらのサービスは一部の地域の方だけでなく、町内の広域な地域の方々が享受できる事業となります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ただいまの答弁は、私は驚きました。 町長、上地区・下地区公民館のお風呂が果たしてきた役割、そしてこれからの必要性があなたには何もご理解いただいていないということです。 市川地区には、銭湯が6カ所あったんです。ご存じですか。そして高齢者の方々の家にはお風呂がない家もあるんです。 あなたは私の一般質問に、それから議会が請願を採択したこれに全然答えておりません。 上地区・下地区公民館のお風呂が果たしてきた役割、そしてこれからの必要性、それは上地区・下地区公民館のお風呂を利用している方たちは、みたまの湯やつむぎの湯の利用が不可能な方たちなんです。ご存じですか。 ごみの焼却場のお風呂は、100円で入れるんです。しかし、このお風呂へ行く人たち、車が運転しなくてはできないんです。みたまの湯はいくらだかご存じですか。780円です。私も温泉に入るのが必要な体になっております。私は、つむぎの湯へ行こうと努力するんですが、なかなか私にとっては遠いんです。 今、シルクのお風呂へ行っています。1回が420円です。しかし、回数券を買うと11回入れて4,200円、9回行けば無料になります。トータルすると300いくらで入れる。健康づくりには高齢者にとってはうんと必要なことなんです。そして上地区・下地区公民館のお風呂を利用している方たち、その人たちにとっては、本当にお風呂が、あのお風呂が重要な役割をしていたんです。請願された署名を集めた人、1人の方は精神障害の方でした。高齢者ではありません。この方も一生懸命訴えて歩いて、たくさんの署名を集めて、私のところへ持ってきてくださいました。もちろん、多くの署名を集められた方は、高齢の方々なんです。 そういう方たちが、一生懸命署名を集めて、そして議会へ提出し、全議員の賛成で採択されたんです。 あなたにはそういう困っている人たちの気持ちが何も分かっていない。それが先ほどの質問でもあったことです。 町の財政が困難を理由に閉鎖することは許されないことなんです。利用している人たちは、困難な状況下で、懸命に署名運動を行い、議会へ請願書を提出、全議員の賛成で請願は採択されたんです。議員の皆さんは風呂利用者の皆さんの風呂必要事情を理解されて賛成してくださいました。 議会が請願を採択していることも無視してのただいまの答弁、許すことは私にはできません。請願、採択、無視した議会軽視についても、町長はどのようにお考えか、まずその点からお尋ねいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  本来、一問一答だというふうに理解しておりますが、4点ほど今質問が含まれておりましたので、それぞれ答えさせていただきたいと思います。 まず最後に言われました、議会軽視ではないかという点でございます。これは、請願で前任期の議会で皆さんがご議決いただいたことは真摯に受け止めてございます。 そういうことから、9月の最終議会において、町の方針を示させていただきました。この本来、請願に対しましては、法定的な回答をするという規定はございませんが、それをあえて最後の議会だからということで、敬意を表して請願に対応したということでございます。 また、冒頭の話の中で、風呂のない家庭もあるということでございます。町内すべての風呂のない家庭の方が、この無料サービスをすべてがご利用しているということではなくて、その中にはデイサービスをご利用されている方、有料施設をご利用されている方もございます。そういう方との公平性を考慮した上での考え方でございます。 また、切実な方もいるということでございますが、これに関しましても、それぞれ個別に連絡を取って対応をしているというところでございます。 そして最大は、法定的にしっかりと位置づけをしていないという背景があって、これはちょっとやそっと直せばいいということではなくて、しっかりとした位置づけ、公民館の中でどういうふうにということも必要かというふうに思います。そういった何点かを含めて、今回と言いますか、令和4年4月から方針を示させていただいた次第でございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  何にも分かっちゃいませんね、あなた、困っている人たちのことが、お坊ちゃまだ。 秋山豊彦議員から11月29日にお聞きしましたが、秋山議員が、ご本人が取引のあるボイラー関係業者を、28日に下地区公民館のお風呂のボイラーを一緒に点検してもらおうと、教育委員会にお願いをしましたが、点検の許可をいただいたが、立ち会ってもらえなかった、点検の結果は、詳細チェックは必要かもしれないが、大々的な故障は見当たらなかったとの、ボイラー業者のチェック結果を教えていただきました。 その前に私も、秋山議員と一緒に、先ほども述べましたが、上・下地区公民館のお風呂のチェックに同行させていただきました。 私たち2人の意見は、特定業者の意見だけ聞くのではなく、お風呂の再開のための改修、運営改善策が必要であるとの考えが一致したところです。 上・下地区公民館のお風呂再開のために、私は努力すべきだと思うんです。公民館ね、全地区公民館のうち、2つしかと町長はおっしゃいましたけど、ご存じですか、市川大門公民館には男女の風呂があったんです。ご存じですか。3つあったんです。ほかにも、ほかの地区公民館にもお風呂があったんです。しかし、それが縮小される中で、だけど特に市川地区には、今まで銭湯があったために、ない風呂もあるし、特に市川地区では一人暮らしの人が、家の風呂で次々に亡くなっていたというこういう事実の中で、上・下地区公民館のお風呂がいかに重要かということの中で、署名運動が行われたんです。 そういう人たちを助け、援助する制度が、町には必要なんです。諸制度がいろいろと、地区公民館の規定から云々と言って、そんなのが行政がなんぼでもやれる、事務作業ではありませんか。 私は、再開のために、町長は可能性を見つけ出し、1日も早く、私もミツウロコに入っておりました。上地区公民館を見に行ったら、ミツウロコのガスが供給されていました。私は、町が動かないなら、私がミツウロコへ行って、お話をして、ボイラーを、施設を直すための援助をもらうとか、それから町民の方々に訴えて、町が財政困難ということでやらないなら、そういう行動を起こそうという決意です。 秋山豊彦議員も同じような思いです。なぜかというと、私たち二人は、市川地区の議員なんです。議長も市川地区の議員として、きっとそういう声をお聞きになっておられると思います。 困っている人たちを助ける、そして元気に長生きをしてもらう、それが行政の仕事なんです。町長、その点について、お考えをお聞かせください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  市川地区だけの高齢者のそういう風呂のない家庭の方だけを対象にしたことは、私は考えておりません。 それからもう1点、先ほども何度も申し上げているとおり、法定的に公民館として風呂がどういう位置づけがあるのかというところ、そのへんもしっかりとした位置づけが必要になってくるというふうに思います。 議員が力説されている部分というのは何点かありますけれども、大きくはその2点かなというふうに思います。 すべての対象者が対象であるという点、それが無料である理由づけ、それについても疑問がございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  残念でなりませんね。あなたを町長に置いておくことが、残念でなりません。 9月定例議会での、町長のあいさつで、町長は6月議会で採択された上・下地区公民館のお風呂の再開を求める請願について、次のように述べられました。先ほどの答弁もありましたが、市川上地区・下地区公民館のお風呂につきましては、昨年度3月末をもって終了いたしました。 お風呂が設置されていたのは8地区公民館のうち2地区公民館で、すべての公民館に設置されていたものではなく、また地区公民館の事業としての位置づけが不明確でもありましたが、なお利用していただいている方々には、状況に応じた支援を行っており、ミニデイサービス、ご利用をご案内しております。さらに入浴事業の取り組みとして、みたまの湯、つむぎの湯の活用が考えられます。公共交通の活用による利便性の向上に向けての研究としてAIデマンドバスの実証実験を行います。その他、さまざまな施策により、町内入浴施設への足確保に努めます。 以上が、先ほども繰り返し同じようなことを遠藤町長が延べられたわけです。9月議会の冒頭あいさつで述べられた上地区・下地区公民館に関わる6月議会の全議員が請願に賛成し、採択した請願を無視してきたことの理由でした。 私は、会議録を改めて読み、遠藤町長、あなたは上地区・下地区公民館のお風呂の必要性が何も理解をされていないと、改めて思いました。 先ほどの答弁でもよく分かりました。議員全員が請願に賛成、採択したのは市川地区高齢者にとって、上・下地区公民館のお風呂の必要性をご理解いただけたからではないのですか。議会軽視という点からも許せません。 私は令和4年度当初予算の反対討論でも述べましたが、上・下地区公民館のお風呂を利用されている方々は、町長が述べられているようなみたまの湯やつむぎの湯を利用できない、市川地区の高齢の方々や、障害がある方々なのです。 高齢の一人暮らしの方にとって、家での入浴は死に至る危険なものです。私の家の周辺でも4件もの風呂での死亡事故がありました。だから上・下地区公民館のお風呂は大きな役割をはたしているのです。 最初の質問でも述べましたが、議会で議員が請願に賛成し、採択したのも無視しているのは為政者として許せないことです。財政が困難ということなら、再開に必要な経費捻出のために、燃料を納入している業者に協力をお願いするとか、ボイラーの活用方法の改善策とか、町民への募金のお願いとか、いろいろな行政努力を行うことです。 秋山豊彦議員の懸命な努力を見習ったらいかがですか、あなたも。 上・下地区公民館のお風呂を利用してきた方々はもちろん、これからも利用したいと思っているのも、私もその一人です。再開を強く求めるものです。 町長、もう一度そのへんでお答えをいただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほど来、議会軽視、無視というふうなご発言でございますけれども、決してそのようなことはなく、誠意を持って私は9月議会で町の方針をお伝えさせていただきました。 基本的には法的な整備がなされていないこと、それから対象者すべてにサービスが提供ができないということ、この2点に限ると思います。 先ほど来、1人で入浴をされている方が、先ほどもご議論の中で、1人で入浴されている方が危険だというふうな指摘がございましたが、答弁でも申し上げたとおり、そういう方に対しましては、デイサービスで十分な法定的なサービスがございますので、そちらをご利用いただきたいというふうに思います。 また、12月の町の広報では、ヒートショックについての注意喚起もさせていただいておりますので、このへんも併せてご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  事情がちっとも分かっていなくて残念でなりません。 時間が制約がある中で、あと3つの質問がありますので、次の質問に移らせていただきます。 5番目の質問に移ります。 地区公民館の有料化が高齢者のサークル活動を大きく後退させています。無料化に戻すべきだと考え、町長の見解を伺いたく質問します。 高齢の方々が地区公民館に集って、コーラスの練習をしたり、持ち寄った煮物や菓子を食べ、お茶を飲みながら談笑したり、書道を楽しんだり、川柳、短歌、俳句など、地区公民館は高齢者にとって生きがいづくりや生きる力を得てきた尊い機会だったのです。ところが地区公民館が有料化されたことにより、活動が中断された話を何人もの高齢の方々からお聞きしました。昨日も書道教室に参加されていた方から地区公民館に集って書道を楽しんでいたが、有料になって集るのをやめたという話をお聞きし、私が一般質問する話をしてきました。町財政収入からすれば、わずかなお金ではありませんか。その収入を得るために、町民の楽しみを奪ってしまっているのです。その損失のほうが大きいとは思いませんか。地区公民館の利用者の多くの人たちは高齢者であり、認知症防止、生きがいづくりに役立っているサークル活動なのではありませんか。そこで3点についてお伺いします。 第1に、地区公民館を有料化したことによる町の収入は何円ですか。 第2に、これまで利用していた団体で、有料化になってから使わなくなった団体はどのくらいありますか。 地区公民館の有料化はやめて、無料化に戻すべきだと考えますが、いかがですか。 以上、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  地区公民館の使用料の無料化についてでありますが、令和4年3月議会で可決していただきました公民館使用条例の改正は、利便性と公平性向上を目指したものであります。公平性のある算出方法に基づき、安価な利用しやすい使用料設定を行い、さらに地域によって異なることのない統一した減免規定を設けることにより、町民の方の利便性を保ちつつ公平性向上の実現を目指したものであります。 したがいまして、無料化であったものを有料化したわけではなく、使用料と減免規定の改正を行ったものであり、再改正の必要はないと存じます。 また、使用料につきましては、改正前に比べて同程度から半額程度に減額となり、また近隣の市町に比べ2割程度安価な設定となっております。なお、減免規定により公民館が行う事業は使用料が免除となりますので、公民館事業の一環として地域の方々が行う高齢者の方の交流活動も使用料減免の対象となります。 なお、質問の1点目の地区公民館の使用料収入につきましては、令和3年度の10月末現在の収入が約4万円だったものが、令和4年度の10月末現在の収入は約17万円と、約13万円増加しております。 2点目、利用団体数の変化につきましては、趣味の活動などで定期的にご利用いただいている団体については、令和3年度が63団体だったものが、令和4年度には50団体となり、13団体減少しています。減少団体の内訳としては、高齢化やコロナの影響による廃部や活動休止団体が8団体、他の地区公民館等への活動拠点の変更団体が5団体であります。 なお、ご指摘のとおり、地区公民館は地域コミュニティーの基盤として地域の方々の健康づくりや生きがいづくりの役割も担っております。地区公民館の事業としても、健康体操や輪投げ大会、グラウンドゴルフ大会、そして納涼会や料理教室など、さまざまなソフト事業を実施しております。今後とも、地区公民館事業の充実を図り、地域の方々の健康づくりや生きがいづくりにも注力してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町財政を困難にした要因、それは今問題になっている生涯学習センターをはじめとする公共施設建設のための国や県からの助成金捻出の努力が足りなかったことにもあります。 町長の重要な仕事は、先ほども触れましたが、国会議員や県会議員の力も借りて、国や県へ働きかけて、諸事業の補助金を引っ張り出し、住民の暮らしを豊かにすることです。 財政が困難を理由に、町民の身近な支援策をずたずたに切り裂くことではありません。財源確保のための、町長は国県へどのように働きかける努力をなさっているか、まずその点からお尋ねいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまのご質問は、将来負担比率に関することで、これは税制計画で将来的な問題でありますので、現段階の、現在の単年度の収支とは全くということはありませんが、大きな影響はございません。 将来負担に関しましては、今、低金利でございますので、将来、借換債等の活用は、今のところ見込めないものだというふうに、今一番金利が安いというふうに、私は認識をしておりますので、これが将来にわたりどういうふうになっていくかということが、懸念材料としてはありますが、将来負担で単年度の収支とは大きな影響はないというふうに理解します。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私がこの質問をするのは、令和4年度当初予算の反対討論でも指摘しましたが、高齢者にとって無料が有料になること、これによって支払うお金が少額であっても、精神的負担が大きいということです。 先ほど、町長の答弁にもありましたが、増額されたお金は17万円、たとえ少額でもそのお金を集めることが、リーダーにとっては大変なことなんです。だから私への相談があったんです。高齢者がつどい、会話をしたりすることが、高齢者にとって必要なことです。 先ほど冒頭で述べましたが、高齢者の方が趣味を通したり、近所づきあいの中でリーダーの方々がいろいろな工夫をして、地区公民館を活用して、生きがいづくりや生きる力を得てきた尊い機会だったわけです。この機会づくりを振興させるために支援してこそ、行政の仕事なんです。 町財政が困難を理由に有料化したことにより、高齢者のつどいを後退させていくのです。これこそ、遠藤町長が言われている、公共型支援事業の後退ではありませんか。 地区公民館が有料化されたことにより、利用状況が後退している。町民がつどい、楽しみ、健康づくり、生きがいづくりに役立たせる方策こそ行政の仕事ではありませんか、その点、町長はどのようにお考えになっているかお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  冒頭、答弁をさせていただきました。もう一度繰り返して申し上げます。 令和4年3月議会で可決された公民館使用条例の改正は、利便性と公平性向上を目指したものです。公平性のある算出方法に基づき、安価な利用しやすい利用料設定を行い、さらに地域によって異なることのない統一した減免規定を設けることにより、町民の方の利便性を保ちつつ公平性向上の実現を目指したものです。 したがいまして、無料であったものを有料化したわけでなく、利用料と減免規定の改正を行ったものであり、再改正の必要はございません。 また、利用料については、改正前に比べて同程度から半額程度に減額となり、また近隣の市町に比べ2割程度安価な設定となっております。なお、減免規定により公民館が行う事業は使用料が免除となりますので、公民館事業の一環として地域の方々が行う高齢者の方の交流活動も利用料減免の対象となります。 そして、利用団体の数の減少につきましては、高齢化やコロナの影響による廃部や活動休止団体が8団体、他の地区公民館等への活動拠点の変更団体が5団体ということで、ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  そういうことならば、利用者から私のところへ、困ってしまうという相談がないではありませんか。誰が書かれた原稿を呼んでいるのか知りませんけれど、もっともっとどうしたら町民のために、町行政がお手伝いができるかどうか、そのへんのご検討をいただきたいと思います。 時間の制約上、6番目の質問に移ります。 中学生の給食費無料の継続および体育着の購入補助など中学生支援策について町長の見解を伺いたく質問します。 コロナ感染が収束しない中で景気が低迷を続け非常勤職の勤務条件は悪くなり、その上、物価高騰です。子育て世代にとって家計の状況は大変だと思います。そんなときに来年度から中学生の給食費が無料だったのが有料化されることが議員にも報告されました。子どもたちに元気に育ってもらうために支援は行政にとって大切な仕事です。国、県へ働きかけ、諸事業の有利な補助金を引っ張り出し、住民の暮らし支援が町長の仕事です。財政が困難を理由に無料だった中学生の給食費を有料にすること、私は許せません。町会議員の選挙中、私がこの訴えをしていましたら、中学1年生になられたお子さまのお母さんが、学校指定の体育着購入が大変だったお話をしてくれました。私は貧困家庭で育ちましたので親の苦しみがよく分かります。幸いに親の金銭支援を受けずに大学まで、私は行くことができました。だから一層、経済状況で子育てに苦しんでおられるお父さん、お母さんの心の痛みがよく分かります。 子育て世代にとって大変な状況の下で中学生の給食費は有料化しないことや中学生の体育着購入支援など町による子育て応援を求めるものですが、町長の見解を伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  中学生の給食費無料化の継続、体育着の購入補助など、中学生支援策についてでありますが、中学生の給食費につきましては、平成29年度から、1食あたり30円の補助を実施しております。令和2年度から令和4年度までは新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用し無償化としてまいりましたが、令和5年度は臨時交付金が見込めない状況であります。一方で、コロナ禍に加え、国際情勢により世界的に食材価格が高騰しており、このような状況はさらに長期化が想定されます。このため給食費の負担軽減として令和5年度以降当面の間、中学生はこれまでの30円補助から半額補助に拡大を図ります。今後新たに国や県の支援策として新型コロナウイルス感染症対策への臨時交付金等があれば、中学生の給食費無償化へ活用していきたいと考えております。 体育着の購入補助につきましては、就学援助制度がございます。支給対象費目の新入学児童生徒入学準備費にて支給が可能であります。対象者に条件がありますが、申請することにより援助が受けられます。新入学生には12月に各家庭へ郵送、在校生には、1月に学校を通して各家庭へ配布し、お知らせをしております。今後も制度の周知に努めてまいります。また、学校やPTAの母親部等が中心となり、卒業生から提供していただいた制服や体育着をリユースする活動をしている学校もございます。今後、町でも、このような学校等での活動に支援をしていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長の答弁にありましたように、物価高騰で大変なんです。それで正規雇用の人たちは別ですが、非正規のお母さんが子育てをしている世帯、非常に大変なことであります。だからこそ援助制度が必要であるわけです。安心して子育てができるまちづくりは、行政にとって大切な事業です。そして、子育て世帯が移り住みたくなる町にすることです。 これまでの市川三郷町は、若者定住促進事業、小中学生の給食費無料化、少人数学級支援、18歳まで医療費無料など、近隣の市や町より先進的に子育て支援事業を展開してきました。 これまでの行政努力によって、若い人たちがこの町へ移り住んでくれました。若い人たちが住むことにより、町の財政を豊かにすることにつながるのです。そのためには、魅力あるきめ細かい子育て支援策が必要なんです。 給食費を中学生まで無料化を続けるとともに、中学生の体育着購入への支援など、工夫を凝らした教育支援策が必要と考えます。町長は、子育て支援策について、公共型支援を含め、どのように考えておられるのか、もう一度詳しく教えてください。 お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の質問の論点は分かりませんけれども、今回の中学生の給食費の無償化につきましては、コロナ禍に加えた国政情勢の中で、大変困られているというふうに理解をいたしまして、中学生は半額を補助させていただきたいということで、今、検討をしているところでございます。 これはコロナの臨時交付金があろうとなかろうと、そこまでは頑張って支援をさせていただきたいということでございます。 私どもの調査で、今、各自治体で、そういう給食費に関しての支援事業をしておりますが、少し前の調査でございますけれども、コロナ給付金がなくなったらどうするのかという問い合わせに対して、多くの自治体では元に戻すという回答が来ております。そういう中でも私どもといたしましては、地域の子育て世帯への支援はさせていただきたいということで、半額補助をお願いしたいというふうに、今、明年度から検討をしているところでございます。 また、体育着も含めて、制服もそうなんですけれども、もちろんその小学生に上がるとき、中学校に上がるとき、非常にお金がかかるということは、私も身をもって実感をしております。そういう中で、PTA活動や母親部などが、そういう活動をしておりますので、議員にはご苦労をおかけしましたが、学校や保護者などの中で、問い合わせをしてもらったほうが、スムーズにいったのかなと思います。 ただ、これは私どものほうの周知がなかったということでございまして、今後、こういった活動に対しての支援や、それを周知する活動については、積極的にやっていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  行政としての支援、指導、それが重要だと思います。そして本当に子育てしやすいまちづくり、若い人たちが移り住んでくれるような市川三郷町にするために、ぜひご尽力をいただきたいと、お願いを申し上げます。 それでは、7番目の質問に移ります。 粗大ごみの収集場所が三珠分庁舎のところに限られていますが、本庁舎をはじめ、他の何カ所かに収集場所を増やすことを求め、質問します。 日本共産党のアンケート調査に寄せられた町民の方からの要求ですが、粗大ごみはその名称のとおりに大きないらなくなった廃棄物です。粗大ごみを町が収集してくれることは助かりますが、市川地区をはじめ三珠地区から離れているところの住民は現在の三珠分庁舎のところまで粗大ごみを持って行くのが困難です。そこで、粗大ごみの収集場所を何カ所か、交互に設けて粗大ごみを運びやすくしてほしいという要望でした。私も何回か粗大ごみを三珠分庁舎まで持って行ったことがありますが同感です。粗大ごみは何回も収集するものではありませんが、収集場所を役場本庁舎をはじめ何カ所かを交互に収集場所に設定することを提言するものですが、町長の見解と方針をお伺いします。
    ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  粗大ごみの収集場所についてでありますが、本町における粗大ごみの収集は、市川地区および三珠地区につきましては、三珠庁舎東側の駐車場を収集場所として年間4回、六郷地区については、六郷庁舎の駐車場を収集場所として年間2回、日曜日の午前9時から正午までの時間帯にて、町民の皆さまに直接粗大ごみをお持ち込みいただき、町の契約業者に処分をお願いしてございます。 平成17年の旧三町合併以降、市川地区および三珠地区における粗大ごみの収集場所については、地域の多くの皆さまの持ち込みが予想されることや、それによる順番待ち車両の待機場所付近の交通量の状況などを考慮する中で、三珠庁舎および町総合福祉センターと一体化している三珠庁舎東側の約4千平方メートルの広い駐車スペースを収集場所に選定をさせていただいております。 粗大ごみの収集については、令和2年度実績にて年間1,236件、令和3年度実績にて年間985件の持ち込みがあることから、町といたしましても町民からの要望が非常に高い行政サービスであると捉えております。 今後も、町民の皆さまのご意見等をいただきながら、県内外の先進事例を研究する中で、ご質問の収集場所の選定はもとより、収集の形態、収集の頻度などについても再検討をし、町民の皆さまに満足していただける行政サービスとなるよう努めてまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  高齢者世帯ほど粗大ごみ処理量が多くなるのが現実です。アンケートの回答を寄せてくださった方は、富士見地区にお住いの高齢の方でしたが、回答を見て、私も同感しました。 各地域、例えば本庁舎、富士見団地、三珠庁舎、大同地区公民館など、年1回くらいでも収集場所を設けてもらいたいと考えました。 収集業者の営業上の課題もあると考えますが、高齢者世帯ほど粗大ごみ処理量が多いと思います。それだけに改善が必要と考えて質問するものなんです。 例えば本庁舎にとっては、例えば土日、役場職員が休みの日に、役場職員が使っている駐車場等の活用も考えられると思います。こうした工夫によって、ぜひ改善をしていただきたいと思いますが、その点について、町長、いかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁させていただいたように、住民の要望が多いサービスでございますので、その点については、同感をさせていただきます。 ただ駐車場につきましては、あとで例えばガラスの破片とか、いろいろな鉄くずとかが散乱している可能性もあるので、そのへんは考慮が必要かというふうに思います。 いろいろな状況があると思いますが、1つには広い場所、交通の利便性があること、それからそういった後でトラブルにならないような場所ということが前提の条件になりますので、その点を考慮しながら検討は進めさせていただきたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  改善する方向で進めるという解釈でよろしいかご回答ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  場所が決まり次第、それは改善をさせていただきたいと思いますが、中心部ということは、今の条件から外れるというふうに思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私が言っているように、土日等を利用し、公共的な施設を活用しての収集を進めるようなご検討を進めていただきたいと思いますが、その点についていかがでございますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  職員の出労も関係する場合もございます。働き方改革の中も、今のご質問の中ではあろうかと思います。先ほどの場所の選定以外にも、そういった問題点があるということで、議論をしてまいります。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  進めるために努力をするという解釈でよろしいですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  やたら走り出して、問題が起こっても困るではないですか。先に議論をしてから、やるかやらないかを決めていく、そういう答弁でございます。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私が指摘するようなことを思ってはいらっしゃらないんですか。高齢者の人たちほど、粗大ごみが大量に出てしまって、それを処理することが困難だから、収集場所を三珠の場合は、市川地区と三珠の場合は三珠ということではなくて、今後、新たな収集場所の検討をするという前向きなことをお聞きしているんですが、そういうような意向の下に検討するということなのか、駄目だよ、駄目だよを求めるための検討をするのか、あなたの政治姿勢をお尋ねしているんです。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほどから、ずっと最初のお話から申し上げれば、生活体制整備の支援事業も関わってくると思います。いろいろな形があるので、そのへんはごみを片付けることだけに終始しないで、考え方を柔軟に務めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  今は粗大ごみの収集についてお尋ねしているんです。7つの質問、関連性がありますが、7つに分けていろいろとお尋ねしてきたわけです。ごみ収集の方向性についてお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  粗大ごみにつきましては、先ほど来答弁をさせていただいていますように、収集場所にごみを処分したい方がお持ちよりいただくこととなっております。 これに関しまして、先ほど来申し上げているように、1千件以上の利用者があるということで、それに対応するだけの地理的条件がございますので、そこに見合った条件があれば、場所の変更等は可能になろうかと思います。 そういった条件をクリアした後に、検討をしていくということでございます。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私の今まで7つの質問で、お答えを聞いていて、満足するお答えは1つもありませんでした。もっともっと町民の声を聴き、困っている人たちがどうして困るのかをもっと、そういう人たちの立場を理解する中で、これからの行政を進めていっていただきたいと思います。 なぜならば、遠藤町政になって、1年経ったばかりなんです。あと3年残されているんです。今までのあなたのようなやり方だと、困っている、苦しんでいる、弱い立場の町民を救える施策が施されていないように、私は感じ、今回の質問を用意させていただいたわけです。 ぜひご検討をいただき、弱い立場の町民、それを助けるための施策、住民の声を聴き、改善策を求めて、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  ここで暫時休憩します。 再開は午後3時ちょうどといたします。     休憩 午後2時49分-----------------------------------     再開 午後3時00分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 続いて、第11番、笠井雄一君の一般質問を許します。 11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  久々の一般質問をさせていただくわけですけれども、だいぶ動揺しております。 よろしくお願いいたします。 私は、本町の財政状況と健全化対策について質問をさせていただきます。 少子高齢化により全国の総人口の減少が加速化しているという、これまでにない、私たちが経験したことのない時代を迎えています。 また、過去、夕張市の財政破綻という現実は、私たちに身の丈に合った財政規模の中で、町民の意思を的確に反映し、自らの責任において自律的な行政運営を行うことの重要性を突きつけられました。 本町においても、少子高齢化に伴う人口減少は、税収の増額が見込めない状況にあり、財政は極めて厳しい局面に立たされていることは、否定できない事実であります。 この苦境を乗り越え、将来に希望の持てる地域社会を実現するため、行政の徹底した簡素化、効率化を推進し、町民とも協働した自治体運営という、新しい仕組みを作り上げることが必要不可欠です。 また、それを実行することは、私たちに課せられた使命ではないかと思っております。 さて、本町の近年の財政状況を見ると、令和元年度決算では、将来負担比率が140.7%で県下市町村ワースト2位、令和2年度決算では、将来負担比率が133.8%、全国市町村の平均は24.9%であります。これで県内ではワースト1という、不名誉な結果となってしまいました。 そして、令和3年度決算においては、将来負担比率が124.2%と前年度比こそ下がりましたが、依然として県下市町村ワースト1です。さらに、経常収支比率も98.1%と、極めて高い率となり、後の山梨日日新聞の記事では、県下市町村ワースト1という危機的な状況であることが明らかになりました。 このような状況下、まず1点目に、わが町の財政状況をどのように町長は捉えておられるのかと、2点目としまして、今後、財政健全化をどのように進めていくのかを、町長の方針をお伺いしたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  笠井議員の一般質問にお答えをいたします。 本町の財政状況と、健全化対策についてのご質問でございます。 笠井議員におかれましては、本町の財政状況について、真正面に向かい合っていただいていることに敬意と感謝を申し上げたいと思います。 1点目、わが町の財政状況をどのように捉えているかについてでありますが、令和3年度決算を総務省が示す早期健全化基準に照らしますと、実質赤字比率および連結実質赤字比率は共に黒字のため未計上となりました。実質公債費比率は11.1%、将来負担比率は124.2%と両比率ともに早期健全化基準を下回っており、現状では全ての値が健全化判断基準内となっております。 しかしながら、平成7年度は61.95%であった生産年齢人口が、令和7年度には49.21%に減少すると推計されており、自主財源である町税収入等が年々減少する中、平成27年度をもって合併特例法の特例措置が終了し、普通交付税および臨時財政対策債が平成28年度より段階的に削減をされました。 令和3年度の一般会計決算の実質単年度収支は5年ぶりに黒字となりましたが、義務的経費である人件費、扶助費、公債費等の増大により、歳出を歳入で賄えない歳出超過が恒常化しており、依然として厳しい財政状況にあると認識しております。 既存事業の見直しや経常経費の削減を進めるなど財政の抜本的な見直しは喫緊の課題であると考えております。 2点目の、今後、財政健全化をどのように進めていくのかについてでありますが、財政の健全化を図るためには、安定的な財源の確保や歳出の抑制などが不可欠となります。 このため歳入面では、中部横断自動車道の開通による交通アクセスや、立地条件をアピールすることにより企業誘致を進め、企業による固定資産税、法人税および新たな雇用による住民税等の自主財源の確保と、地域経済の活性化につなげてまいりたいと考えております。 また、町の魅力を発信するとともに、住みやすいまちづくりとして各種社会基盤整備を進め、子育て支援施策や若者定住促進住宅補助金、空き家バンク登録利用促進事業補助金等の本町への定住を促す取り組みを積極的に行い、しっかりとアピールすることで人口増につなげ税収増を図ってまいります。 さらに、町内事業所の業績向上と税収増を目的に、今年度からラウンドテーブル市川三郷を開催しております。これまでの会議では、社会の大きな流れであるSociety5.0やデジタルトランスフォーメーションをテーマに意見交換を行い、将来にわたって強い地域経済を築くための取り組みを進めております。 併せて、本町の更なる魅力発信等によるふるさと納税の増収、企業版ふるさと納税の推進、クラウドファンディングの活用等、これまで以上に自主財源の確保に努めてまいります。 歳出面では、まず機構改革を推進し、経営的視点を取り入れ、効果的で効率的な行財政運営に努めてまいります。 個別支援型事業から公共支援型事業への転換、投資効果が薄い事業の見直し、公共施設の統廃合を検討・推進いたします。 新規事業の展開に際しては、スクラップアンドビルドを徹底し、国・県の補助事業や有利な起債を活用してまいります。 また、歳出全般においてこれまで以上に経費削減の努力、普通建設事業の抑制等により財政健全化を図ってまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  いつ聞いても同じような答弁でありまして、私は、非常にがっかりしております。 今、町長が申し上げましたように、税収を増やさなければこの町は裕福な町にならないわけなんですよね。そういう中で、所信の中でも町長が言いましたように、六郷のインター周りへの企業誘致という話が出ましたけれども、町長、今朝言いましたように、先般、地権者を集めて行政がやっと動き出しました。 町長、ご存じだと思いますけれども、1年半くらい前からその話が浮上してきまして、私たち六郷の議員2人に相談があったわけなんです。役場のほうへその話を持ってきました。それから1年半なんですよ。なかなか行政が動かない。この事業は行政が動かなければ、まず進まない話なんです。そういった中で、行政の動きの悪さ、それと先日、非常に残念だったですけれども、六郷での用地所有者との説明会、町長は何の用事があったか分からないですけれども、やはり町のトップが出てきて、地域で切実に町の財政状況を話をする中において、ぜひとも企業を誘致し、雇用が生まれて、税収も増える、やがては雇用が生まれることによって、そこへ勤める若い子たちは、町外の人も会社へ勤めるのであれば、会社の近くへ家を建てよう、六郷の地へ若い子たちが住みつく、そして子どもも当然増えてきます。いろいろな面で町が活性化できる、一番早い手法ではないかと、私は思っています。 町長、これは何の用事があって出て来れなかったんですか、副町長は来ましたけれども、教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、大変重要なお話をいただきました。地域を背負ってこの事業に取り込んでおられる熱意を感じました。次回より、私も積極的に参加をさせていただきたいと思います。 今まで、行政としましては、基盤の部分、土地のあり方ですとか、その転換の仕方ですとか、そういった部分に時間をかけていたり、あるいは地権者の洗い出しとか、そういった部分で事務的なことが時間がかかったということでございます。 先ほど、所信の中での申し上げたように、ある基点を作りましたので、今後はスピード感を持って進めていきたいと思います。 ぜひお力添え、ご尽力をいただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  物事を進めるには、スピード感を持って前へ進めなければ、いつになっても進みません。先般、六郷出身の東議員、新津議員、3人で会議へ出席をさせていただきました。これは町からのお話がありまして、オブザーバー的な立場で、私たちは参加させていただいたわけですけれども、そこで今、町長が言いましたように、所有者の持ち主をいろいろと調査していたといううんですけれども、これは本当に町がやりましたか。課長。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  11月10日に説明会を行ったんですけれども、所有者と、あと耕作者の方々に来ていただいて、こちらのほうは町のほうで調べて、送らせていただきました。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  最終的な調べ方はどうしたか分かりませんけれども、実は早くに私が会ったときにです、私たちも六郷の地域ですので、当時は川崎議員がいまして、2人で話をする中、地権者を洗い出しを俺たちがやろうよということで、名寄帳から始まって、開発業者さんのほうへ資料を提供いたしました。 それから町は動き出したんですよね。だから地権者の名前も、実は私たちが選び出したものなんです。 課長、ご存じですよねそれは。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  その当時、私のほうも政策の課長ではありませんでしたが、改めてアンケート調査を行いました。昨年です。そのときに改めて洗い出しをして、地権者と耕作者のほうにアンケート調査を出したので、調べ直しをしまして出させていただきました。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  洗い出しをするときにはすでに地権者は分かっていたはずなんですよね。 課長はそのときの担当ではなかったかもしれませんけれども、実は私どものほうから地権者を調べたものは、役場のほうへは届いているはずなんです。 そんなことからはじまりまして、われわれがなんぼ下で、地域の議員だからって頑張っても、行政が動かないことには、前へは進まないわけですよね。町長、ぜひとも早い時期に前へ進めてもらいたいと思うんですけれども、お答えをお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども所信の中で申し上げましたように、六郷インター周辺企業誘致を進める会の設立に向け、今、努力をしているところでございます。それが設立でき次第、地域の方々にはご協力をいただきながら、また地域選出の笠井議員、新津議員、東議員にもご理解をいただき、ご協力をいただきながら、推進体制は進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  今は税収を上げるということから、前もってそんな話をさせていただいたわけなんですけれども、財政健全化の問題については、昨年町長就任間もなく、11月19日に関西学院大学の経済学部の研究科の人間福祉学科部教授の小西砂千夫氏による、本町の財政状況について、専門家から現状分析と今後の対策を聞くことにより、職員一人ひとりが正しく理解することとともに、コスト意識をより強く認識することを目的とする財政研修会が、生涯学習センターで開かれ、若手職員からの誘いで、われわれ議員のほとんどが参加いたしました。 また、先月11月15日には行政アドバイザー、大崎映二氏による本町の財政状況について、現状を担当ではなく、専門家から解説をいただくことで、職員一人ひとりが危機感を持ち、コスト意識の醸成を図る目的とすることでございました。 私はこの研修を受け、これからの財政健全化を図るために、分かりやすい、素晴らしい研修であったと感じました。 しかし、私はこのような財政状況になってしまった問題点にも触れていただけたらよかったなと、こんなふうに思って拝聴させていただきました。 私は、だいぶ以前から、近い将来このような財政状況悪化に陥る、このようなことを予測し、財政問題に関わる一般質問を数多く行い、警鐘を鳴らしてきました。しかし、答弁はその場しのぎで、隠ぺいすら疑えるようなものでした。 そこで町長に伺います。町長はうちの財政状況の現状が、このような状況であるということを、いつごろご存じになったんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  大枠は存じ上げておりましたけれども、就任をしてから財政状況の中身については、全体的な把握をしたところでございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私は、町長に立候補を表明したときに、当然町長になろうとする者は、わが町の財政状況はしっかりと分かっていなければならないものだと、私はそう思っておりました。 しかしながら、選挙公約の中に一言も財政健全化という言葉が入ってないことに、非常に私は心配いたしました。 そこで、今までこういう財政状況になった大きな要因として、町長は何があったかと感じられますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  財政状況について、公約になかったということなんですが、私はちょっと今手元に資料がございませんけれども、考え方の原点として、町の財政と地域の経済は一体型であるという考え方の中で、一番冒頭のところで方針を示させていただいておりますので、当然財政も健全化をするという観点から、いろいろな方策を考えてございます。 また、なぜこういう事態に陥ったかということに関しましては、先ほども一瀬議員に答弁をさせていただいていますように、将来の負担比率という部分と、単年度の収支という部分は分けて考えるべきだということでございます。 その対策として、給付型支援から公共型支援へ転換をしたということでございまして、ばらまくことはやめて、みんなで使えるものに方向変換をしていくということで、令和4年度予算を組み立てたところでございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◎町長(遠藤浩君)  そうしますと町長は、今の財政状況は非常に悪いということはご理解をしていただいているんですね。 なぜこういうふうな財政悪化状況になったか、その要因として、町長は何を原因だとお考えでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げていますように、平成7年ころの町の栄えていた時代の事業をそのまま継続をし、合併をしてもその旧町のものをそのまま引きずっているということで、徹底した事業精査、そして施設の統廃合等ができなかったということで理解をしております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  合併当時は、私も職員でしたから、そのへんの財政状況がこんなに悪くなるとは、私は想定しておりませんでした。 町長、地方財政法の27条をご存じでしょうか。 私は、この地方財政法の27条について、これは県立高校の再編について、わが町が県が負担しなければならないお金を、町が全部背負ってしまったと、ここに一番の大きな問題があるのではなかろうかと、私は思うわけです。 この地方財政法の27条には、県立高校再編による、町負担が大きいゆえんと、私が考えているのは、地方財政法27条の3、都道府県が住民にその負担を転嫁してはならない経費を、町長はどのように理解して居るでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  そのとおりだと思いますが、特に考えはございません。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  これを細かく、よく読んでみますと、地方財政法の27条の3、ここには都道府県は、当該都道府県立高校の建設事業につき、住民に対して直接であろうと、間接であろうと問わず、その負担を転嫁してはならないということがあるんです。これは遠藤町長が県議会議員をやっている当時のことなんです。 ご承知のとおり、わが町の大切な、大切な用地を県に町民体育館、旧町民体育館です。町民会館、この用地を無償で県にやってしまっているんですよ。これは県も求めてはいけないと言っているんですよ。にもかかわらず、私はこの問題を徹底して議会で追及したわけなんですけれども、なかなかみんなに理解をしていただけない。ああだこうだ言いながら。 その裏には、町長、何があったかって教えてあげましょうか。町長も知っていると思いますよ。その裏にはですね、私たち議会が知らないところで、県と合意書が結んであったんですよ、ただでやるという合意書が、これはおかしいではないかと、これは地方地自法の中には、そういった大きな事業については、議会へ報告をし、議決を得なければならないという法律があるんですよ。にもかかわらず、議員が知らないところで合意書を結んであったんですよ、 私は、その合意書を閲覧をしに行ったんです。財産に関することですから、当然財政課が承知していなければ、財産を管理しているのは財政課ですよね、財政課長さん。 公有財産、そうですよね。 にもかかわらず財政課は全く知らなくて、その契約書が担当課にあったんですよ、私が財政課に行ったら、財政課では知りません。ではどこにあるのだと言ったら、担当課に若い職員の机の中にありました。課長が、出してやれ。私閲覧させていただきました。 そうしましたら、残念かな、担当である財産を管理する財政課の職員の合議のはんこもなかったんですよ。どういうことなんですかそれは。公の役場の立場の中にいて、そんなことがあっていいんですか。 それと同時に、先日も財政課長さんご存じのように、生涯学習センターに書類があるというようなことを聞きまして、当時のことを私、思い出しまして、いろいろな関係で、契約書の関係やらを見させてもらおうかと思ったんですけれども、担当課に契約書がないんですよ、最近のものについても、どこにあるんですかと言ったら、担当課で持っていますと。3日ほど経ってから、財政課長さんが、笠井議員さん、揃いましたので見に来てくださいということで、閲覧をさせていただきました。 そんなことがありまして、まずはそのへんも財産管理をどこでやっているのか、こういい加減な町役場では、これは町民にも信頼されないのではないかと、このように私は非常に残念に思いました。 その地方財政法の27条の3について、町長がもし分からないのであれば、課長さん方で誰か分かる人がいましたら、そのへんの解釈を、私のほうへ説明をしていただきたいです。 誰か分かる課長さん、いらっしゃいますか、財政課長さん、分かりますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  当時の、平成29年5月でございますが、当時の契約に関する法的な見地から検討されたものが、今、手元にございましたのでご報告申し上げますと、市川三郷町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分の範囲を定める条例における対象の範囲は、地方自治法第96条第1項第8号であり、今回の無償譲渡については、地方自治法第96条第1項第6号が該当となるということでございます。 この地方自治法第96条第1項第6号では、譲渡条例を設けて無償譲渡する場合は議会の議決を要しないとなっており、本町では市川三郷町財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例がこれに当たるため、議会の議決は法的に必要としないという判断でございました。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  今は96条の話なんですよね、96条で、ただし議会基本条例の中に、うちでは定めているんですよ。それで追求したんですよ。これが駄目であればということで調べていったら、今度は27条の中に、地方財政を、地財法の27条の3に県は一切負担をかけてはならないと、市町村にということがありまして、実はこの96条にしても、27条にしても、私は県のほうに聞きに行ったんですよ。県の教育委員会も乗り込みました。教育長と話をしてきました。どういうことなんですかと、お宅の町では、全部土地はやるから、どうしてもあの場所へ新しい学校を建ててくれと言われて、県教委が言いましたよ。そういうことだったのかと、ただし、この負担がなぜその莫大な負担を県に何ももらわなくて、町長あなた、県議をやっていたころで、そんな話を知りませんか。 この町の出身の県議であれば、当然分かっていなければなりませんよね。その後、何かのチラシで、折り込みか何かで見ましたね、当時の県議が建物をつぶす費用と、土地の費用では建物のつぶす費用では大きいから、土地をやったというような折り込みが入っていたことを、私、見たことがあります。 町長も言ったではないですか、町長、こんなことはいいですかって、当時。 私知りません。写真が載って、もしかすると選挙か何かのビラだったかもしれませんけどね持っていますよ、私。私はがっかりしたんですけど。 また先日、生涯学習センターに伴うサンペーパーの用地を、町が買収しましたよね。保育所の用地についても、町が買収をかけているわけですけれども、この契約書も財政課にない。生涯学習課で持っていたんですか。どこから財政課長さん、いただいてきたんですか、私がさせてもらったのは。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  生涯学習センターの体育館に保管してありました。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  財政課長さん、財産を管理できるんですか。あなたの職務の中にそういう権限があるんですか。 公有財産は、やはり財政課で持っていなければおかしいではないですかね。 土地の問題って、個人の家においてもそうなんですけれども、登記簿とか、そういったものは大切にしまっておくものではないんですか。 財政課が当然管理をして、でなければ、財政課が管財の仕事をやる必要はないではないですか。そのための管財係があるんでしょう。海沼課長に言っても、これは申し訳ないですけど、海沼課長の時代ではなかったから、失礼なんですけれども、旧六郷町の場合にはどうしていたかって教えてあげましょうか。出納室の金庫の中へしっかりそういったものは保管をしておきました。そういうような重要なものは、みんなそういうふうな形で保管しておきました。 そのくらい重要なものではないかと思うんですけれども、まずもって役場の体系の中で、そういうことがしっかりできていない。そういうことを気を付けてくださいよ、以後気を付けます。私、会議録をいっぱい持っていましてね、この中で指摘されれば、以後気を付けます。以後気を付けます。何回言っているか分からないんですよ。これを読んで腹が立ちましたよ。議会を軽視している。以後気を付けます。以後そういうことのないようにします。 すごいんですよ、会議録を読んで、私は腹が立って、腹が立ってたまりませんでしたよ。 これだけ議会をバカにしているのかと、真剣にわれわれもやっているんですよ。この財政健全化の問題も、私があえてやろうとしたのは、これは時の町長、職員の皆さんばっかりが悪いのではないんです。われわれにも責任があるんです。われわれ議会にも責任があるんですよ。 そういう中において、町長よく使う言葉に、両輪のごとく、両輪のごとくって、切磋琢磨、議会は議会、行政は行政の中において、切磋琢磨やり合う中において、いいものをともに選び出しましょうというのが、これが議会と当局の関係だと、私は思っております。 そこでまた何点か質問をさせてもらいますけれども、町長、所信でもちょっと申し上げましたようにいろいろとこの財政健全化については、語っていただきましたけれども、この財政研修会を得て、職員はおそらく3年連続でやったと思います。 私どもが知っているのは2回なんですけれども、職員の財政問題についても意識変革はあったのかどうなのか、そのへんをお聞きしたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほどのまず地方財政に関して、27条3項に関しての見解ですけれども、これは法的見解はさておいて、根本的に建設費に関して負担を求めないというふうに理解をするんですが、今回の事例は、新設高校の事例は、法的は後にします。町の財産と県の財産、譲渡をするということでありまして、その場合、町も行政、県も行政、要するに税金で成り立っている、執行を税金で成り立っている企業体ということなので、双方、最小限のやり取りの中で事業を進める必要があるという中で検討をされて、基本合意書に至ったというふうに思います。 基本的に、道路を造るときの土地取得は違う、道路をするときは永久に道路になってしまうので、用地を買い上げて、そして補償をする。これが原則になります。ですから基本的な考え方が違う。 先ほど、チラシに書いてあったということなんですが、これはそのときのやり取りで、現況有姿、そのまま建物を建てた状態で譲渡をしてくださいという計画、そのことを説明したというふうに、私は記憶をしております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長それは誰の見解ですか。町長の見解ですか、大丈夫ですか。 本当に大丈夫ですか。 そうですか。 実はこの問題、私は県へも聞きに行ったんですよ。地方自治法の中の、先ほどの問題は、これはもしかしたら逃げれるかもしれないと、地財法の27条については、これは弱ったものだなと、27条に一部道路建設とか、そういうものについては、求めることができるんですね。町へ負担を求めることができるんですよ。ところが、県立高校の建設に際しては、一切負担を求めてはならないと書いてあるんですよ。 今一度、町長それだけ自信があるのであれば、県へ聞いてみてください。私がもしあれだったら、私も、県が嘘を言ったなということで、県が困っていましたよ、当時。 27条が来たら困るよと、優秀な副町長さんがいますから、ちょっと聞いてみてください。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほど申し上げたとおり、法的見解については後にいたしますけれども、考え方の原点というのを、先ほどお示しをさせていただきました。 また、元の質問でございますが、勉強会によって、職員の意識は上がったかという点については、それは職員の意識は改革ができているというふうに思っております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私も研修に参加をさせていただいたわけですけれども、講師から何の改善もなければ、3年程度で町が破たんすると言われました。これは事実ですか。 お答え願います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  申し訳ありません。その研修の中で、そのような先生の見解があったのかどうか、私ちょっと定かではないんですが、私どもの範囲では3年で破たんするようなことはございません。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  確かにそういう話はしておりました。講師の先生が嘘を言ったのか、果たして町が自信があるのか。とは申しましても、非常にうちの財政状況が悪いことは承知をしていますよね。危機感を感じていますね。 行政改革は、行財政改革は、私は待ったなしではないかと思うんですよ、今。長期的なことばかり言っている余裕はないはずなんですよ。 どういうつもりでいるんですか。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  厳しいご指摘をいただいております。議員のご指摘をいただいた上で、さらに加速を持って、財政健全化に取り組んでいきたいと思います。 スクラップアンドビルド、事業の精査、施設の統廃合、これに努めてまいります。 また、機構改革の中で、職員の業務の適正化、そして事業の精査もしてまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私は、非常に心配をしているんですよ。極論から、民間資本で言うと、すでに職員の人件費にも手を付けなければならない段階と思いますが、町長の見解をお答え願いたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げたとおり、今、機構改革に取り組んでおります。職員の業務の平準化、そして業務改善、そして機構改革をして、施設の統廃合、また業務の見直しをしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私は何回も言わせてもらっているんですけれども、民間企業だったら、人件費に手を付けなければならないよと、私はここの職員とともども、一緒に仕事をやってきた人間なんです。お互いに生活を持っていて、給料へ手を付けられること、人件費へ手を付けられるようなことがあっては困ります。そのためにどうしていくか、どうすることによって、財政の健全化が図れるかって、みんなで、真剣になって考えましょうよ。そうではないですか。自分たちが卒業してしまえばいいというものではないんですよ。 若い職員もいます。そういった若い職員はこれから子育てもしてかなければなりません。そういうことを考えたときに、私は元同僚たちのことも思い、この財政を必ずや立ち直さなければならないと、こういう強い意志を持っているんですけれども、実際実務を補っている職員の皆さまが、そのへんの認識をしっかり持つことによって、これは可能になるのではないかなと思っております。 そこで、私は業務量の調査とか、いろいろあるかと思いますけれども、私が感じるこの町の一番の悪さ、計画性がない。新しいものに飛びつく。 1つ例を挙げますと、横文字がならんだDXやら、AIやら、こういうものに期待をしようとする。広報に載っているAIオンデマンドバス、これについても、今、実証実験をやっておりますけれども、六郷地域で、私のところへも苦情がいっぱい来ています。「時間にいっさら来ちゃくれん」「予約時間に来てくれん」「いくら待っても来てくれない」「断ってしまったと」これはどういう事業ですかと。これはおそらく県で2市長かな、甲斐市とうちの町だと思いますね、やっているのが。なぜほかの町は飛びつかないんですか。同じようなことをやっているのにもかかわらず。そんないい事業だったら、半分補助金を県が出してくれる、私聞きましたよその町へも。実証実験はいいけれども、実際に走らせたときに、その金がいくらかかるか、これを試算してみなければ、とても怖くてできない。もしできなかったら、県からいただいた補助金、それは返さなくてもいいかもしれませんけれども、うちで出した半分ですね。今、うちの財政状況の中において、そういったものこそ負担することは大変なんですよ。まずそういうことを気を付けていかなければならない。 AI、AIと言いますけれども、横文字を並べた言葉がいっぱい出てきますよね。私はあえてここで言わせていただきますけれども、議場での発言は、会議録として残ります。町民皆さんに理解できるような言葉で伝えてもらいたい。AIとはこういうことなんですよということを伝えていただきたい。 AIにしても、人間が造ったロボットさんなんですよ。 実は、これは余談かもしれませんけれど、うちの親せきで、掃除機でぐるぐる歩いて、当たれば違うほうを掃除してくれる、ジャパネットたかたで宣伝をやっていました。買ったそうです。家でも女房が、いいものだね、楽ができるよねって、間もなく親戚の家から電話がありました。駄目だぞあれば、行方不明になってしまったと。どこか潜り込んでしまって出てこないと。新しいものってそうなんですよね。早ければ品がよくなくて、まだ資料がないうちに売り出され、高い値段で買わなければならないんですよ。ある程度精密なものになってきて買えば、価格も下がってきますし、いいものが手に入るんですよ。 ところが、私の言いたいのは、わが町の一番悪いのは、すぐに飛びつく。 今までの例を見てください。いろいろ事業をやってきましたよね、土地も買いましたよ。総務課長もご存じでしょう。三珠の牛小屋の跡を買いましたよね。何になりましたか。当時はオリンピック、パラリンピックのためになんて言っていましたよね。 そのあと、eスポーツなんて言っていましたよね。今度はマンションの話がありましたよね。 できないではないですか、金がないですよね。それが現実なんですよ、なんでそういう土地を求めて、金を出して求めなければならないのかと。 これは私たち議会も責任があるんですよ、予算を可決したんですからね。 そういうことともどもに反省をしながら、今後、進めていかなければ、もうわが町の1丁目1番地は、財政健全化を図る、これに尽きると、私は思っております。 町長どうですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  改めて、議員のご理解に感謝を申し上げたいというふうに思います。 先ほども答弁をさせていただきましたけれども、まずは機構改革を推進をし、経営的視点を取り入れ、効果的で効率的な行政運営に努めてまいります。個別支援型から、公共支援型への転換、投資効果が薄い事業の見直し、公共施設の統廃合を推進を強く推進をさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長がどの程度に、財政の状況が分かっているかということは、私にも理解ができないような部分があるんですけれども、今、どちらへ方向性を定めるのかもしれませんけれども、実は、非常に言いにくいことなんですけれども、副町長を採用するときに、依田副町長の過去の経緯というのを、僕はよく知っているんですよ。素晴らしい能力のある、県の職員だったんです。 しかし私は、委員会の席で副町長を置く問題については、反対をさせていただきました。なぜかというと、能力を持った依田副町長を、呼びたいんだけれども、そんな状況下ではないと、財政状況がそんな状況ではないと、それであれば優秀な職員もいっぱいいるではないですかと。そういう職員に副町長替わりをさせればいいんではないかと、そういうことを私は言ったことがあるんです。依田副町長、すみませんね、そんな話で。 私は、そこまで考えて、真剣に今まで財政問題に、何回も何回も、言い続けてきたんですよ。この財政健全化を図るために、まず第一に公共施設管理計画ってありますよね。あれも出来上がっていますよね、当然。 実施計画も出来上がっていますよね。出ていないんですか。 もうとっくにこんなことは、私は何回も質問しているはずなんですよね。まずはそのへんをしっかりやらなければ、財政健全化は進められないんですよ。 何のための計画ですか。なんで国がやれと言っているんですか。目的は何ですか、担当課長答えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。
    ◎財政課長(海沼良明君)  これは全国的に高度経済成長期に整備した公共施設の多くで老朽化が進行し、近い将来一斉に更新時期を迎えようとするということで、国のインフラ長寿命化基本計画に基づいて、町が今後の町の施設のあり方についての計画を定めるものです。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、町の財政の観点でご質問をいただいておりますので、それに関しましては、今のは財政等はなくて、長寿命化だけの観点で整備をした計画というふうに考えております。 財政健全化のためには、今進めております機構改革ですね、これをまずフォームを決めて、先にフォームを決めないと、個々の計画を先行してしまっては、あとで取り返しがつかなくなりますので、先に形を決めてから、取りかかりたいと。先ほど来、横文字がよく理解できないということでございますけれども、AIやDX推進もそのフォームが決まってからやっていく、実施をしていく計画になってございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私、今町長が答弁の中で言っていた管理計画の関係、財政と関係ないというような言い方をしたんですけど、それでいいですか。職員の皆さん、それで正しいと思いますか。財政課長どうなんですか、担当として。 ○議長(丹澤孝君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  この公共施設等総合管理計画については、将来的な長寿命化でありますとか、統廃合とか、そのへんも絡めて、財政的にも少々計画は入っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  財政問題が関係なければ、私、こんなところで発言をしませんよ、町長。 よく覚えておいてくださいよ。 DXの話やら、いろいろAIやら出てきているわけですけれども、11月30日ですか、NHKニュースで民間企業のアンケート結果の報道がありました。この報道によると、山梨県内の企業にDXについてのアンケートを行ったところ、1割程度しかない。1割程度しか導入を検討していないとのこと。さらにDXという用語すら知らない企業が多いという、衝撃的な報道がありました。国は強く推進しているようですが、今のところ民間企業ですら効果に着目していない。これを財政困難な本町がいち早く行おうとはとても私には危険でなかろうかと考えております。 DXやら、AIに期待しすぎるのではないか、成果が出る公算があるのか、そのへんについて担当課長さん、町長が答えられれば町長が答えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  Society5.0、DXは、必ずやらなければならないことでございます。これは将来、今、雇用状況が非常に悪いわけでありまして、人材難ということであります。将来も人材難は続くでありますから、人でできることは人、コンピュータでできることはコンピュータに振り分けて行かなければ、将来企業が存続できない事態に陥るわけでございまして、喫緊の課題ということでございます。 今、そういう統計がございますが、これは私どもとしても、町内企業にはその理解を促すために、ラウンドテーブル市川三郷でSociety5.0、DXの推進を呼びかけているところでございます。企業側の理解が進むように、進めていって、そういう将来に向けて取り組んでいっていただく、これが今、私どものできる支援策というふうに理解をしております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  それは慎重に時期を考えて、焦らず、慌てず、時期を考え考え、うちの財政に果たしてどれだけの影響があるか、そんなことも考えながら進めていくであれば、進めて行ったほうがいいのではないかと、これは私からの提案をさせていただきます。 そしてブレーンストーミングですね、そもそも30年くらい前ですかね、企業の商品開発の分野で流行した手法、古くからある取り組みを否定するわけではないが、果たして行政改革に生かせるのか、このへんについて担当課長さんでも、町長でも結構ですので、お答えください。 私は、一般質問を町長に対してですので、町長、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  今のご質問の答弁になっておりますか分かりませんが、財政問題につきましては、財政課が主導いたしまして、ブレーンストーミングという形で、全課の職員に参加をいただいて、10数回ほど財政問題についてのブレーンストーミングを最近行っております。 また、最後、意見がまとまりましたので、もう一度来週一度開催をして、意見を取りまとめたいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  これは他の町村でもこういうことをやっているんでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ブレーンストーミングは議論の形ということでございます。いろいろな方式があって、みんなで議論をしあいながら考えようということで、ほかの会議のやり方、同じような会議のやり方、ワークショップとか、ワールドカフェとかいう使い方がございますけれども、他町村だけではなくて、小中高、大学などでも活用されております。大学ではゼミがそれに該当すると思っております。 また、学指導要領が2010年ごろから小中高、変わっておりまして、簡単に言えば、アクティブラーニング形式の授業に変わっております。以前の講義型授業から、こういうグループワークで議論する授業に変わっております。そういったことで、議論を高めていくという手法でございます。 そういう中で、投げかけとして、話題として、財政を取り上げたということで、他町でもどこでもやっていることだと理解をします。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  これは提案したのは、こういうことをしようと提案したのは、町長が提案したんですか、どなたが提案したんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  これは、財政で現在政策秘書課に勤務をしております丹新さんに相談をいたしまして、こういう手法を用いたらどうかということをお話いただきまして、始めさせていただきました。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  またソフトバンクさんですか。 私には、理解ができないですがね。やはり自分たちでどうしてそういうことが考えられないんですか。企業さんから来ている人に、わが町の状況がどれだけ分かっているんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  私どもの町の財政状況がどうかというご相談ではなくて、どういう手法を用いれば、みんなで財政危機について情報が共有できるかということで相談をいたしまして、このような手法を用いればいいんではないかということで始めました。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  それはどういったメンバーでやっているんですか。 ○議長(丹澤孝君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  今ここに名簿はございませんが、各課に振り分けをしていただいて、各課の中で推薦をいただいた課長から、一般の職員まで、特にどの職員をということは、こちらからは指定しておりません。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  一番分かっているのは、課長さん方が一番分かっているんではないですか、そのへんの状況については、職員の管理をする側の課長さんたちが、一番詳しく分かっているのではないんですか。 そういった人たちが、ある程度の今まで自分たちが経験してきたこと、何が危なかったかということは、一番分かっていると思うんですよ。 そういうことであれば、そういうものは課長さん方が若い子たちから聞いたものをまとめようとするのではなくて、課長たちは課長たちで、しっかりとやらなければならないのではないですか。 そのへんはどのように思っていますか。総務課長。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  議員さんのおっしゃることもごもっともだと思っております。また課長、職員は、それぞれに今までの経験があると思いますので、その意見は参考に聞いていきたいと思っています。 また、今回、財政のほうでたまたまブレストという手法を使いましたが、いろいろなやり方があると思いますけれども、大勢の職員でこの危機感を共有しながら乗り越えていくということが必要だと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  いろいろ私が今まで質問した中にも、私、会議録を見てみたら、定員管理の問題やら、だいぶ昔から話をしていますよね。職員の定員管理、任用職員の人数、いまだ改善できない。そういうことは課長さん方、みんな分かっているではないですか。町長はまだ1年ちょっとくらいですけど、なぜここまでそういうことを放っておいたか。私は本当に不満でかなわないです。会議録を全部、私プリントアウトして読んでみたら、もう本当にいろいろなことから、今言う定員管理の問題やら、任用職員の問題やら、公共施設の管理計画やら、みんなやっていますよ。 一向に前へ進んでいないではないですか。だからこういう財政状況が悪くなるんですよ。 ともかく、われわれは職員も、町長も、私たち議員も、誰のために仕事をやっているかと言ったら、町民のためにやっているんですよ。またわれわれの世代の子どもたち、次世代を背負う子どもたち、孫たちがこの地域の中で、しっかりと地域を守ってもらうためには、負の遺産は残すわけにはいかないんですよ。 これは、行政と議会が一体となって、町民のことを思い、しっかりとやっていかなければ、本当にうちの町は近々破たんしますよ。そのくらいの危機感を持ってください職員も。町長も持ってくださいよ。 われわれ議会は、これからいろいろ議員さん方で、いろいろ相談をする中において、私たちも危機感を持っています。持ちます。そういう中で、いろいろな方法ってあるではないですか、近隣町村でもやっているではないですか。 近隣町村の町長に笑われましたよ。うちの財政状況はいい例、お宅は悪い例、ばかにされましたよ。悔しくありませんか。 そういう中において、町民にもしっかり納得していただき、やることはいっぱいあるはずなんですよ。みんなで知恵を絞り、そして町民のためにわが身を切ってでも、頑張ろうではないですか。 真剣に考えましょうよ、真剣に。 自分たちだけがよければいいんではないんです。どうかそんな中で、皆さまとともども、町民のためにこの町を、財政難から明るい日差しの出てくるような方向に導くために、みんなで頑張りましょうよ、ぜひとも協力し合いながら、切れるところはしっかり切る。 切れるなりの利用をしっかり持って切る。ここはやらなければならないところはしっかりやる。それなりの理由を持ってしっかりやる。今はバランスも悪いんですようちの町は。 どこの家もそうなんですけれども、計画性がなければ借金が増えるばっか、家を建てる、ついでだから車も新しいのにするか。ローンが重なる、家財も一緒に新しくするか、みんなやる。ローンを組む、ローンが重なれば、返すに返せない、車も取られてしまう、家も取られてしまう、計画性がなければ、そういうことになってしまうんですよ。 まずはしっかりと計画を立て、その計画に向けてどれだけのお金がかかって、そのためにはどうしていくかということを真剣に考えなければ、これは本当に大変なことになると思いますよ。 いろいろ言わせていただきましたけれども、そういう方向へ向けて、真剣にともども前へ進みましょうよ。 以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第11番、笠井雄一君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は午後4時25分とします。     休憩 午後4時12分-----------------------------------     再開 午後4時25分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 続いて、第1番、諏訪桂一君の一般質問を許します。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  諏訪桂一です。 議員生活が始まって、まだ2カ月余りではありますが、このような質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 では、さっそく質問をさせていただきます。 私は、ふるさとキャリア教育について質問をさせていただきます。 まず、ふるさとキャリア教育ですが、平成29年に出され令和9年度末までの10年間のまちづくりの指針となる「市川三郷町第2次総合計画」で掲げられている施策の1つです。 市川三郷町第2次総合計画では、誇れるまち、にぎわうまち、安心安全なまち、つながる町という4つの基本的な考え方を、上げていますが、筆頭に掲げられている誇れるまちにするためには、ふるさとを愛するまちづくりが必要であり、その具体的な方策として、ふるさとキャリア教育の推進を掲げています。 このような政策が示された当時の現状と課題では、まず人口減少、少子高齢化が進む中で、人口減少の進行を抑え、将来の本町を担う次代の人材育成が急務となっていること。 次に、いつまでも本町で暮らしたい、いつか本町に戻りたいという若年層を増やすためには、この町を誇りに思う児童・生徒を育成することが大切であり、そのために、本町の恵まれた自然に触れ、優れた歴史や文化を知り、地域の伝統行事や伝統産業を体験することが求められること。そのためには、幼年期から本町の自然・歴史・文化を実感できる教育環境の充実が必要であると記されています。 また、今年4月に出された、第3期市川三郷町教育大綱でも、基本目標の第1にふるさとを愛するまちづくりが示され、その具体策の第一に、ふるさとキャリア教育の推進が掲げられています。 教育大綱では、ふるさとキャリア教育をふるさとに誇りを持ち、将来の生き方の基盤とするため、地域の自然や歴史、人物、文化、伝統産業、特色ある農業などの学習を「みさと学」と位置づけ、積極的に進めることとして、本町のことを学ぶ教育であることが、よりはっきり分かるように、ふるさとキャリア教育をみさと学と名付けています。 このみさと学では、地域に対する理解を深めるために、手すき和紙や手彫り印章づくりなどさまざまな体験プログラム、農業体験プログラムなどのさらなる充実を進めること。伝統産業について町民の理解を深めるため人材活用を図り、地域に残る伝統的な技術を体験できる機会と場を提供することなどを具体的な取り組みとして挙げています。 このふるさとキャリア教育、みさと学の推進は、5年後、10年後の市川三郷町のあるべき姿を見つめ、未来への先行投資をする施策として、非常に意義のあるものであると思っています。 このふるさとキャリア教育が、第2次総合計画で示されてから、既に5年が経過しようとしていますので進捗状況等について伺いたいと思います。 質問を4つ用意いたしましたが、まとめて述べさせていただきます。 1つ目ですが、ふるさとキャリア教育、みさと学について、学校での代表的な取り組み事例を、これは全部挙げてしまうときりがないと思いますので、数例、代表的な事例を教えてください。 2つ目です。ふるさとキャリア教育、みさと学を推進するために、町としてどのような体制を組み、どのような取り組みをしてきたのか教えてください。 3つ目です。ふるさとキャリア教育、みさと学を推進するためには、地域の自然や歴史、人物、文化、伝統産業、特色ある農業など、広くさまざまな視点が必要です。そのためには、教育委員会や学校だけでなく、さまざまな産業に携わる方々に関わっていただき、町でもさまざまな課が連携して町全体で将来の本町を担う次代の人材育成に当たっていくべきであると考えます。町ではどのような方針で、ふるさとキャリア教育、みさと学を進めていこうと考えているのか教えてください。 4つ目です。ふるさとキャリア教育、みさと学を町全体で強力に推進するために、コーディネーターを配置することや、相応の予算措置が必要だと思いますが、町としての考え方を教えてください。 以上、4点について、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  諏訪桂一議員の一般質問にお答えします。 ふるさとキャリア教育、みさと学についての1点目、学校での具体的な取り組み事例でありますが、本町の第2次総合計画や教育大綱では、ふるさとキャリア教育につきましては、みさと学と称して取り組みを行っております。 令和3年度に、各学校の年間計画の中で、みさと学に関わりのあるものをピックアップし、小学1年生から中学3年生までの義務教育の9年間を見通した系統的な学習にしていくための指導計画を作成しております。その中で地域の教育資源である、ひと・もの・ことを活用した教育を進めています。 学校での具体的な取り組みとしまして、例えば上野小学校では、地域の自然や産業を知ることを目的に、「花火」「手漉き和紙」「はんこ」「大塚にんじん」「甘々娘」などについて調べ学習をし、ミニ新聞にまとめ発表しています。大塚小学校では、地域の人たちとともに、大塚にんじんの種まきや収穫を体験し、栽培する活動を行っています。そのほか、各小学校では町内の施設を見学する地域めぐり、町探検等、町のことを知ることから学び、ふるさとに関わる体験活動などを通して、ふるさとに愛着と誇りをもつ児童の育成に取り組んでいます。 中学校では、将来の職業の選択の一つとして職場体験を実施しています。町内の施設や地元の会社、職業を知ること、仕事を体験することで、地域の方々と交流し、学校以外の場で、社会人として身につけるべきスキルやマナーを体験し、健全な態度や言動を身につけるなど、ふるさとの未来を担っていく生徒を育てる人材育成に取り組んでいます。また、地元の高校である青洲高校を訪問し、高校生の学校生活を知ること、そして、普通科、商業科、工業科の授業の様子を参観し進路について考える機会を設けています。その他、音楽部の部員を学校に招き、合唱の指導をしていただく中でさらに交流を深め、中・高との連携に取り組んでおります。 2点目からは、町長に代わります。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  2点目の町としてどのような体制で、どのような取り組みをしてきたかについてでありますが、平成30年8月にふるさとキャリア教育について6名のパネラーを招き、パネルディスカッションでの研修会を開催し、意見交換や方針等について検討を行いました。その後、市川三郷町ふるさとキャリア教育推進協議会設置要綱を策定し、令和3年度に推進協議会および研究委員会を設置いたしました。協議会では、学校関係者、PTA関係者、産業関係者、教育委員、学諏経験者等を委員に委嘱し、みさと学の方針や推進等について協議しております。 また、研究委員会では、みさと学を具体的に推進していくために、校長・教頭・教諭を委員とし研究を進めています。 取り組みといたしましては、まずは町民の皆さまにみさと学を知っていただくために、町広報8月号および町ホームページにて紹介をいたしました。また商工会のご協力をいただく中で、会員の皆さまにみさと学への協力、職場体験等の受け入れをお願いするチラシを作成し、配布いたしました。 3点目の、町ではどのような方針でみさと学を進めていこうと考えているのかについてでありますが、第2次総合計画や教育大綱に示されているとおり、ふるさとに誇りを持ち、ふるさとを愛する気持ちを育てること、さまざまな体験活動を通じて、自分らしい生き方を見つけ、そしてその過程で得られた、自分が生きていく基盤を胸に本町をよりどころとして、日本、世界で活躍できる人へと育つことを期待しています。学校だけでなく、町、地域社会、事業者等が連携協働し取り組み、みさと学を進めていきたいと考えております。 4点目の人的配置や予算措置についてでありますが、市川中学校区と市川南中学校区には、地域学校協働本部を設置しています。これは地域と学校が連携・協働して、地域全体で未来を担う子どもたちを支えるとともに、学校を核とした地域の活性化を図ることを目的とした組織であります。それぞれに地域コーディネーターを配置し、学校と地域を結び、連絡調整や活動の推進役を担っています。令和5年度には、三珠中学校区、六郷中学校区にも配置する予定です。 予算措置につきましては、地域学校協働本部の活動費および地域コーディネーターの報償費が考えられますが、令和5年度の当初予算編成において検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございました。 先ほども述べましたが、ふるさとキャリア教育みさと学は、市川三郷町の5年後、10年後を見つめたとても素晴らしい施策であると思います。とても重要な施策でありますので、これからもぜひ力を入れてやっていっていただきたいと思っています。 しかし、新しいことをする必要はないと思います。例えば私、議員に就任してからいくつかの催し物に参加をさせていただきました。 例えば、六郷のふるさと秋祭りで行われていた職業体験、あるいは是空美術展では、町の偉人を深く掘り下げた展示がされていました。このように、町のいたるところでふるさとキャリア教育につながる素晴らしい取り組みがあります。 今は点でしかない、それぞれの学校の取り組みや、各地域、各団体の活動をつないで線、あるいは面にしていくことができれば、市川三郷町が誇るみさと学が出来上がっていくと思います。 最後に、この施策の推進に先ほども予算措置をということをおっしゃっていただきましたが、教育予算の一部を充てるのではなく、町全体として推進していくという本気度が伝わってくる予算措置をお願いいたします。 当然、どこかを増やせばどこかを削らなければなりません。しかし、この施策の重要性を踏まえた上での、前向きな措置をお願いいたします。 町長、いかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  改めてご提言をいただきまして感謝申し上げたいというふうに思います。 今、財政措置ということでございました。人材育成の観点から考えますと、事業とはまた別の、将来を担う人材を育てるという観点から、大変重要な施策になろうかというふうに思っております。今、議員のご指摘をいただきまして、今後、予算編成等を明年度、令和5年度予算編成等に検討していく段階でございますので、またその点を考慮しながら、検討をしたいと思っております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。 今朝、森保ジャパンのニュースで日本中が盛り上がっていました。戦前の予想では、圧倒的な不利、勝てるわけがないだろうという中での、本当にスペイン戦、奇跡的な勝利を収めたと、誰もが口を、本当に大喜びをしていましたが、私は奇跡ではない、これは周到な準備、それから戦略があったからこその勝利だと思っています。 本町でも、いろいろなことに戦う前から不利な情報がたくさんあふれております。けれども、その戦いに挑むための準備、それから戦略を練ることで、本町でも奇跡に近い勝利を収めることがたくさんできるのではないかと信じております。 簡単ではありますが、以上で、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第1番、諏訪桂一君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後4時44分...