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  1. 市川三郷町議会 2020-03-13
    03月13日-02号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 2年  3月 定例会(第1回)令和2年第1回市川三郷町議会定例会(第11日目) 1.議事日程                             令和2年3月13日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 付託案件につき委員長報告、質疑、討論、採決 日程第2 同意第1号 市川三郷教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて 日程第3 同意第2号 市川三郷教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 日程第4 切坂山恩賜県有財産保護組合議会議員の選挙 日程第5 山梨西部広域環境組合議会議員の選挙 日程第6 発委第1号 市川三郷町議会委員会条例中改正について 日程第7 閉会中の所掌事務調査の件 2.出席議員は次のとおりである。(14名)       1番 秋山豊彦   2番 笠井辰生       3番 齋藤美佐   4番 丹澤 孝       5番 小川好一   6番 高尾 貫       7番 笠井雄一   8番 川崎充朗       9番 有泉 希  10番 松野清貴      11番 三神貞雄  12番 村松武人      13番 秋山詔樹  14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(23名)  町長        久保眞一   統括        武田智宏  政策秘書課長    一瀬 浩   防災課長      塩沢正也  施設建設課長    丹沢和人   総務課長      石原千秀  財政課長(兼)会計管理者     町民課長      武田真一            薬袋和幸  税務課長      芦沢 正   いきいき健康課長  保坂秀樹  つむぎの湯所長   望月利偉   福祉支援課長    渡邉まゆみ  保育課長      望月順二   農林課長      丹沢宏友  商工観光課長    林 茂一   生活環境課長    望月和仁  土木整備課長    渡辺浩志   まちづくり推進課長 渡辺 潤  三珠支所長     窪田正彦   六郷支所長     内藤 勝  教育長       佐藤紀征   教育総務課長    井上靖彦  生涯学習課長    森川規彦 5.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    海沼良明  議会事務係長    深澤美佳  議会書記      芦沢順司  議会書記      櫻井 茂  議会書記      望月恵美     開会 午前10時01分 ◎議会事務局長海沼良明君)  ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(高尾貫君)  改めて、おはようございます。 ただいまより、令和2年第1回市川三郷町議会、第11日目の本会議を開きます。 まず、日程の変更について申し上げます。 本日、議案の追加提案がなされました。 したがって、議会運営委員長の報告にもありましたように、本日の日程に追加し、審査してまいります。 詳細については、お手元に配布いたしました変更日程といたしますので、よろしくお願いいたします。 日程に入る前に、執行部より第1日目に行われました、秋山豊彦議員一般質問の答弁について、訂正の申し出がありましたので発言を許します。 施設建設課長丹沢和人君。 ◎施設建設課長丹沢和人君)  一般質問の答弁の中で、設計金額の発言を私がしましたが、答弁の後半部分で、この差が2億2,850万円ということで、これに税金、当時の8%を掛けますと2億4,678万円という差が出ましたという発言をしましたが、この差が2億2,850万円ということで、これに当時の消費税率8%を掛け、2億4,678万円、13.8%という差が出ましたという訂正をお願いしたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  ただいま訂正の発言がございました。 本件につきましては、了承を願います。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第1 各常任委員会に付託してありました議案第1号から議案第46号までの46議案および請願第1号、請願第2号について、各常任委員長より審査結果の報告を求めます。 総務厚生常任委員長笠井雄一君。 ◆総務厚生常任委員長笠井雄一君)  総務厚生常任委員会の審査結果について報告いたします。 本委員会は、3月4日、委員全員と議長、執行部から町長以下関係職員が出席し、開会いたしました。また、委員外議員多数が傍聴されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号ほか、20議案および請願2件でありました。付託案件の審査の結果は、全て原案のとおり可決とするものでありました。また、請願2件はいずれも不採択とすべきものでありました。 各議案に対しては、多くの質疑がありましたが、主な質疑は、次のとおりでありました。 まず、議案第2号 市川三郷地域経済牽引事業促進区域における固定資産税の課税免除に関する条例制定では、県には全域を想定した基本計画があるとのことだが、町の基本計画の現状はという質問に対し、町には計画はないが、県が計画区域に指定した地域の市町村がそのまま本条例の対象地域となるとの答弁がありました。 次に、議案第3号 市川三郷過疎地域自立促進基金条例制定では、他町では、平成25年ころから積み立てをしているようだが、条例制定がこの時期となった理由はという質問に対し、過疎対策事業債ソフト分については、これまではALTの事業等に活用してきたが、今回基金を設けることについては、施設の老朽化が目立ってきたことにより、基金を積み立てて対応していきたいという中で、今回の条例制定となったものであるとの答弁がありました。 次に、議案第9号 市川三郷町六郷の里・つむぎの湯の設置及び管理に関する条例中改正では、つむぎの湯が直営では運営が難しいということで指定管理者制度を導入するのだと思うが、他の施設については今後どのように考えていくのかという質問に対して、今回、つむぎの湯について指定管理者の導入を考えたのは、年間6千万円ほどを一般会計から繰り出しているような状況であるが、なかなか経営が改善されないこと、また、つむぎの湯の持つ湯質・泉質はとても良質であり、これを民間の力でもっと活性化できないかという思いからであるが、今の状況で手を挙げてくれるところがあるかというと難しいと思う。条件を提示しながら折り合いをつけていく必要があると思う。また、他の施設については、一般会計からの繰り出し額が会計に占める影響力がどのくらいであるか等を勘案しながら考えていく必要があると思うとの答弁がありました。 さらに、指定管理者制度導入によるメリットとデメリットをしっかり検討する中で、制度導入後も、その事業が町民のためになるのか否かをしっかりと検証し、進めて行く必要があると思うがという質問に対して、募集要項の中で、町民に対する健康イベント等の提案を受けたり、協議をする中でより良いものとするように考えているとの答弁がありました。 次に、議案第16号 令和元年度市川三郷一般会計補正予算では、新型コロナウイルスの影響を考慮する前に要求されたものであると思うが、今後の影響についての考えはという質問に対して、新型コロナウイルスに対しては、本町でも対策本部を立ち上げて対応している。それぞれの課に必要な予算を聞き取りし、年度末ということで財政課と協議し、予備費の中で支出するという対応をとっているとの答弁がありました。 また、歳出2款、地域おこし協力隊費では、協力隊員が昨年の2名に対して本年度は1名の計上となっているが、今年は募集をしないということかという質問に対して、現在は、希望されている1名分の計上となっており、追加で希望される方がいれば適宜、追加をしていきたいとの答弁がありました。 歳出3款では、つむぎの湯、ニードスポーツセンターでの新型コロナウイルスヘの対応はという質問に対して、つむぎの湯は、現在のところ通常どおり営業している。アルコール消毒液等を2カ所程度に備え付け、人が手に触れるようなところは清掃員による消毒をこまめに行っている。ニードスポーツセンターは、昨日から3月20日まで休館としているとの答弁がありました。 また、つむぎの湯・いきいきセンター費において、温泉水中ポンプの整備が隔年となった理由は何かという質問に対して、管理業者が管理を行っている中での意見や、近隣の温泉施設の状況を参考にしながら、隔年で大丈夫だという判断をした。 また、委員外議員からも多くの質間がありました。 以上が当委員会に付託されました案件の審査経過ならびに結果であります。 よろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  次に、教育土木常任委員長、第4番、丹澤孝君。 ◆教育土木常任委員長(丹澤孝君)  教育土木常任委員会の審査結果について報告をします。 本委員会は、3月9日、委員全員と副議長、執行部から町長以下関係職員が出席し、開会いたしました。 また、委員外議員多数が傍聴されました。 当委員会に付託されました案件は、議案第4号ほか26議案でありました。付託案件の審査の結果は、全て原案のとおり可決とするものでありました。 各議案に対しては、多くの質疑がありましたが、主な質疑は、次のとおりでありました。 まず、議案第4号 市川三郷いじめ問題対策連絡協議会等設置条例制定についてでは、3つの委員会等があるがメンバーは重複することができるのかという質問に対して、いじめ問題対策連絡協議会いじめ問題専門委員会は重複できるが、いじめ問題調査委員会は弁護士、大学教員、人権擁護委員なので重複しないとの答弁がありました。 次に、議案第5号 市川三郷市川手漉き和紙夢工房の設置及び管理に関する条例制定についてでは、第6条にある4つの業務を施行するためには、専門知識を持つ職員の配置や、紙漉き体験指導ができる指導員の配置が必要となるが、職員は何人配置し、どのように運営していくのかという質問に対し、職員は会計年度任用職員2名を配置する予定である。商工会と町が共同で行っている後継者育成事業で経験を積んでいる方で、1名は常勤、もう1名は半日の勤務を考えている。現在、豊川氏の指導で研修を行っているが、新しい施設は練習等充分に行える場所ということで考えており、後継者育成事業で研修を受けながら、1日でも早く指導ができるような形になってもらいたいと考えているとの答弁がありました。 次に、議案第16号 令和元年度市川三郷一般会計補正予算(第10号)では、歳出9款、教育総務費高速通信ネットワーク整備工事設計管理委託料について、どのような設計をしてもらうのかという質問に対し、普通教室、特別教室合わせて143教室を無線LAN環境にするため、Wi-Fiアクセスポイントの設置、ケーブルの延長等を行う工事のための設計であるとの答弁がありました。 次に、議案第27号 令和2年度市川三郷一般会計予算では、歳出2款、安全安心対策費において、昨年ハザードマップを作成し全戸に配布したが、電柱などに想定浸水深を表示する等の計画はあるかという質問に対し、電柱などにサインする公共表示というものがある。本町についても生涯学習センター等の主な場所に設置していきたいとの答弁がありました。 続いて、歳出5款では、農業振興費において、のっぷいブランド基礎調査の令和元年度と令和2年度の事業の内容と実績および何年間で調査を行うかという質問に対し、令和元年から3年間で調査を行う予定であり、令和元年度は、地域資源の発掘と生産量・生産個数の把握や、甘々娘や大塚にんじんなどのうま味、甘み等を中心とした成分分析を行った。令和2年度はそういった基礎資料を基に、どういった差別化ができるか活用プランを検討していく事業としていきたい。令和3年度については、2年間の成果を基に事業を展開していきたいと考えているとの答弁がありました。 また、歳出5款農業土木費では、農道台帳作成業務委託料について、何年ごとに行う業務で、その内容はという質問に対し、農道台帳は毎年更新を行っている。令和2年度は六郷インターチェンジ周辺と圃場整備を行った下大鳥居地区の更新を行うとの答弁がありました。 次に、歳出6款、商工費の中の観光費の繰出金で、温泉事業特別会計繰出金が昨年度と比較し650万円ほど減額となった理由はという質問に対し、令和元年度は温泉ポンプの購入があったためであるとの答弁がありました。 次に、歳出9款4項4目図書館費では、図書館の蔵書数が12万冊と聞いているが今後の購入計画はという質問に対し、12万冊というのは新図書館本館蔵書可能冊数で、旧図書館本館の蔵書数が7万冊であったので、約5万冊を増加することが可能だが、膨大な予算が必要となるため長期的に増加をしていきたいとの答弁がありました。 さらに、9款4項3目公民館管理費の中に中地区公民館解体工事費が計上されているが、市川代官所跡地等も含めた周辺の再開発をどのように考えているかという質問に対し、市川代官所は町民にとって、とても尊い歴史のある場所であり、代官所をいかにして町として大事にしておかなければならないかという思いである。現在は、唯一、代官所の門が残っているが、それを含め、周辺を用地買収し、建物を解体し、更地にしておくことが第一であると考えているとの答弁がありました。 次に、議案第40号 令和2年度市川三郷大同財産特別会計予算では、市川大門、高田、大同と財産区があるが、予備費の使いみちはという質問に対し、県内の他の財産区等に確認すると、管理用道路の草刈りや管理地のパトロール等に支出されている。今後、十分検討し計上していきたいとの答弁がありました。 続いて、議案第43号 令和2年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計予算では、富士川、市川三郷、早川、身延の4町での設置であるが、南部町が入っていない理由は、また、この支援センターの主たる事業はという質問に対し、南部町が参加していない理由は、南部町が独自に適応指導教室を持っているからである。また、主たる事業は、不登校生徒児童適応化指導教室であるという答弁がありました。 続いて、議案第44号 令和2年度市川三郷上水道事業会計予算では、前年度より水道収益が減少となった理由はという質問に対し、節水により、一戸当たりの使用量が減少したことが原因であると考えているとの答弁がありました。 以上が当委員会に付託されました案件の審査経過ならびに結果であります。 よろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  以上で、各常任委員長の報告を終わります。 これより、報告に対する質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 討論、採決は4回に分けて行います。 はじめに、議案第1号から議案第46号のうち、議案第28号、議案第29号、議案第42号を除く43議案を一括して採決いたします。 43議案についての委員長報告はいずれも原案のとおり可決とするものでありました。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、43議案は委員長報告のとおり可決することに決定しました。 次に、議案第28号 令和2年度市川三郷国民健康保険特別会計予算、議案第29号 令和2年度市川三郷介護保険特別会計予算および議案第42号 令和2年度市川三郷後期高齢者医療特別会計予算委員長報告は原案のとおり可決するものでありました。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議あり。の声) 異議がありますので討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  議案第28号および議案第29号、議案第42号に対し、反対討論を行います。 最初に、議案第28号 令和2年度市川三郷国民健康保険特別会計予算に対する反対の理由を述べます。 平成30年度から国民健康保険財政運営主体が市町村から都道府県に移管され、いわゆる全県一本化され3年目の当初予算となります。 国民健康保険の加入者は、4人に1人の割合で、貧困化、高齢化する一方で、国が国庫負担を抑制し続けてきたため、高騰が止まらなくなりました。 その上、国保税にだけ世帯人数が多いほど高くなる均等割りがあるため、中小企業の従業員らが加入している協会健保と比べ、家族が多いと2倍にも高くなっています。 それに対し厚労省は国保税制の安定化を口実に、都道府県化を平成30年度から実施しました。 昨年3月20日付の山日新聞によれば、市川三郷町の昨年1人当たり県への納付金額は13万1,099円で、平成30年よりも1万1,413円の値上げだったのです。 高い国保税の構造問題は、何にも解決することないばかりか、負担増とともに国保税滞納者に対しては短期保険証の発行や、医療機関で100%の医療費を支払わなくてはならない資格証明書の発行など、徴収強化が迫られています。 国保の構造的危機を招いている要因は、国保への国庫補助金の削減にあります。骨太方針2019は、自治体の法定外繰り入れ削減や、保険税徴収強化の努力が足りない場合に備えて、自治体への交付金の減算、つまり罰金措置が必要と明記しました。 特に自治体の法定外繰り入れ解消について、新たに市町村指標や、赤字解消目標と計画が未策定の市町村に対するマイナス点などを設定しました。 国、厚労省は強引に公費削減を進める構えです。市川三郷町の国保事業は、県下に誇れる援助事業が行われてきたことは評価しますが、国保財政運営主体が県に移管されたことと、国の国保運営の方針を指摘し、反対するものです。 次に、議案第29号 令和2年度市川三郷介護保険特別会計予算に対する反対の理由を述べます。 平成30年3月議会において、第7期介護保険料の改定が行われました。年金80万円以下の受給者の第一段階の人の場合、年間3,620円の値上げで、年間3万4,020円の介護保険料の支払いとなりました。 住民税非課税の第2、第3段階でも6,030円の値上げで、年間5万6,700円となります。 平成30年度の介護保険料収入未済額は1,743万1,770円で、そのうちの266万5,720円が現年度分、1,476万6,050円が過年度分でした。 令和元年度の決算はこれからですが、収入未済額はすべて普通徴収者といわれる方々で、普通徴収といわれる方は年金の額が少ないので、介護保険料が年金から天引きできない方で、役場の窓口へ出向いて介護保険料を支払っているのです。 この方々は30年度の改正で、令和元年度の保険料の収入未済額はもっと増えていくと思います。 介護保険制度は、施行20年を迎えました。政府は、制度改悪を繰り返し、国家的詐欺といわれるまでに介護の危機は深刻化しています。厚労省は令和3年度から第8期介護保険制度改定に向けて、さらなる負担増と給付抑制の議論を進め、昨年の12月には介護保険制度の見直しに関する意見を提示し、高額介護サービス費と、施設入所者の食費と居住費の負担増を打ち出しました。実施には法改定の必要はなく、国家審議にも付さず、令和3年からの施行を狙っています。介護施設入所者にとって、財政的困難は一層増え続けます。 一方、介護保険料が納入できない方々はペナルティーによって施設への入所は困難であるとともに、必要な介護も減らさざるを得ません。 滞納者の多くを占める低所得者にとって、一層深刻な事態となります。 国は低所得者に配慮といっていますが、低所得であっても保険料や自己負担の免除は認めていません。介護制度そのものが高齢者を悩み、苦しめる制度となっていることに、私は強い憤りを感じます。国政に携わる者の責任は、国民の命と暮らしを守ることです。ところが、安倍政権は、国民の願いに逆行しているのではありませんか。 3月4日付の山日新聞に、久保町長が代表理事を務める峡南広域行政組合が運営する南部町にある慈生園の養護老人ホームが2022年3月いっぱいで廃止する記事が掲載されました。閉鎖の要因は、入所者の減少によることと、構成5町の負担増をあげていました。 次々に改悪されてきた介護制度の下で、民間の介護サービス提供施設にとっても経営を守り、サービスを提供していくことが大変な状況であります。 私は、12月議会の一般質問で、義理の姉のことを例に質問させてもらいましたが、介護保険制度を次々と改悪を重ねる安倍政権介護政策に反対する立場から、議案第29号 市川三郷介護保険特別会計当初予算に反対するものです。 第3に、議案第42号 令和2年度市川三郷後期高齢者医療特別会計予算に反対する理由を述べます。後期高齢者医療制度は、高齢者に対する医療サービスを差別する制度です。年齢による医療の抑制、病院では高齢者を入院させておくと損をする仕組みを作りました。そのために、高齢者は他の病院へ転入を迫られたり、かかりつけの病院から、他の病院で診療してもらうにも、多額の初診料が要求される制度がつくられました。そういう中で、家計が困難な人ほど、自宅で療養せざるを得なくなり苦しめています。 そして国の制度改定の中で、後期高齢者医療窓口負担も1割から2割への引き上げが狙われています。 国保会計と同じように、収入が少なく保険料が払えない高齢者は、病院にも行けずに、どれだけ苦しんでいるのか心配です。 年齢によって医療サービスを差別する後期高齢者医療制度は廃止すべきです。 その立場から、私は議案第42号 後期高齢者予算に反対するものです。 以上で、議案第28号、議案第29号、議案第42号に対する反対討論を終わります。 ○議長(高尾貫君)  次に、賛成者の発言を許します。 第10番、松野清貴君。 ◆10番議員(松野清貴君)  議案第28号 令和2年度市川三郷国民健康保険特別会計予算、議案第29号 令和2年度市川三郷介護保険特別会計予算、議案第42号 令和2年度市川三郷後期高齢者医療特別会計予算について、原案に賛成の立場で討論を行います。 国民健康保険会計につきましては、持続可能な社会保険制度の確立のため、平成30年度から県と市町村がともに保険者となって、国保運営を担っております。国保運営に対する財政支援の拡充、低所得者に対する保険料軽減措置の拡充により、医療保険制度の安定化、世代間、世代内の負担の公平化、医療費の適正化がされ、国民皆保険に将来にわたって堅持するためにも必要な予算であります。 介護保険特別会計では、平成12年の保険制度創設以来、19年が経過し、3年に一度の見直しを行いながら運営されてきました。令和2年度は、第7期介護保険事業計画高齢者福祉計画最終年度として業務を推進すると同時に、第8期介護保険事業計画高齢者福祉計画策定年度でもあるため、第7期の十分な事業検証計画策定を行い、今後も、地域包括ケアシステムの推進のため、関係機関との連携や協働を図りながら自立支援と要介護状態重症化防止地域共生社会の実現に向けた、さらなる取り組みに期待します。 次に、後期高齢者医療特別会計につきましては、高齢者医療の安定的な確保のため、後期高齢者医療広域連合と市町村が協力連携することにより運営されております。高齢者の医療と支えとなる現役世代の暮らしを守るため、現行制度を堅持し国民皆保険を将来に引き継いでいくためにも、必要な予算であります。 以上の理由から、賛成討論といたします。 ○議長(高尾貫君)  ほかに反対討論はありますか。     (なし) ほかに賛成討論はありますか。     (なし) 討論を終わります。 これより起立による採決を行います。 はじめに、議案第28号 令和2年度市川三郷国民健康保険特別会計予算について、賛成の方の起立を求めます。     (起立多数) 起立多数であります。 したがって、議案第28号 令和2年度市川三郷国民健康保険特別会計予算については委員長報告のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第29号 令和2年度市川三郷介護保険特別会計予算について、賛成の方の起立を求めます。     (起立多数) 起立多数であります。 したがって、議案第29号 令和2年度市川三郷介護保険特別会計予算については委員長報告のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、議案第42号 令和2年度市川三郷後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の方の起立を求めます。     (起立多数) 起立多数であります。 したがって、議案第42号 令和2年度市川三郷後期高齢者医療特別会計予算については委員長報告のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、請願第1号 国に対し「消費税5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願書の委員長報告は不採択とすべきものでありました。 請願第1号の委員長報告について、討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議あり。の声) 異議がありますので討論を行います。 まず、委員長の報告に反対者の発言を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  国に対し「消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願の不採択に対する反対の意見を述べさせていただきます。 請願の趣旨説明でも書いてありますように、消費税が10%に増税され、暮らしや地域経済に大きな打撃となっています。 8%増税のとき、増税分は全額社会保障に使うと喧伝されましたが、医療・介護の自己負担増、年金カットなど、第2次安倍内閣発足後、4兆円以上も削減されています。 先ほど、国保・介護保険・後期高齢者医療保険の当初予算の反対討論で、内容を詳しく述べさせていただきましたが、一部の国民を除いて、多くの国民は苦しめられています。 今度の消費税増税は、消費税を8%から10%に引き上げただけでなく、複数税率の導入です。大型店の店頭には5%還元の広告が貼られていますが、家計が苦しい高齢者には利用が困難です。複数税率の導入目的は低所得者対策ではなく、インボイス制度を導入するためのものにほかなりません。 インボイス制度は免税業者の取引排除が危惧されます。今、中小零細業者は消費税増税による経営悪化の苦しみとともに、新型コロナウイルスによる打撃を強烈に受けています。特に料理、飲食業者は深刻で、景気低迷に大きな拍車をかけています。今こそ国民と最も近い政治の場にいる町の議会が、国民の声を国政に届けるために、消費税5%への引き下げの請願を採択し、国に対し消費税5%の引き下げを発信するときではないでしょうか。それが地方議会の役割だと考えます。 以上で、国に対し「消費税5%への引き下げを求める意見書」の請願、不採択に対する反対の討論といたします。 ○議長(高尾貫君)  次に、賛成者の発言を許します。     (なし) ほかに反対討論はありますか。     (なし) ほかに賛成討論はありますか。     (なし) 討論を終わります。 これから起立による採決を行います。 請願第1号は、委員長報告では不採択とすべきものでありました。 これに賛成の方の起立を求めます。     (起立多数) 起立多数であります。 したがって、請願第1号については、委員長報告のとおり不採択とするものと決定しました。 続いて、請願第2号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を国に求める意見書の提出を求める請願書の委員長報告は不採択とすべきものでありました。 請願第2号の委員長報告について、討論を省略し、採択することにご異議ありませんか。     (異議あり。の声) 異議がありますので討論を行います。 まず、委員長の報告に反対者の発言を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  請願、治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を国に求める請願の不採択に対する反対の意見を述べさせていただきます。 請願の趣旨説明にも書いてありましたが、戦前、治安維持法によって侵略戦争に反対した学者、宗教者、文化人などが逮捕された人10万人、検挙された人6万8,274人、うち起訴された6,550人、これは司法省の調べた数字です。 そして、警察署で虐殺された人93人、刑務所、拘置所での虐待、暴行、発病による獄死者400人余りに上っています。 治安維持法は、日本がポツダム宣言を受諾したことにより、政治的自由への弾圧と人道に反する悪法として廃止されましたが、その犠牲者に対して政府は謝罪も、賠償もしていません。 世界ではドイツ、イタリア、アメリカ、カナダ、韓国、スペイン、イギリスなど、主要な国々で、戦前、戦中、弾圧犠牲者の謝罪と賠償が進んでいます。 本請願は、衆参議員の議長および内閣総理大臣、総務大臣に、1.治安維持案が悪法であったことを認めること。2.治安維持法犠牲者に謝罪し、賠償を行うこと。3.治安維持法による犠牲の実態を調査し、その内容を公表する。この3つについて、国に求める請願です。 戦争への道を再び進まないためにも、この請願を採択し、国に対して意見書を提出することが、今、大事な時だと考えます。 本請願が不採択になることが残念でなりません。 以上で、治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める請願の不採択に対する反対討論を終わります。 ○議長(高尾貫君)  次に、賛成者の発言を許します。     (なし) ほかに反対討論はありますか。     (なし) ほかに賛成討論はありますか。     (なし) 討論を終わります。 これから起立による採決を行います。 請願第2号は、委員長報告では不採択とすべきものでありました。 これに賛成の方の起立を求めます。     (起立多数) 起立多数であります。 したがって、請願第2号については、委員長報告のとおり不採択とするものと決定しました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君)
    △日程第2 同意第1号 市川三郷教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とします。 提案者の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  同意第1号 市川三郷教育委員会教育長の任命に同意を求めることについて 教育委員会教育長佐藤紀征氏が、令和2年3月31日をもって辞任することに伴い、後任として渡井渡氏を任命したいので、地方教育行政の組織および運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 経歴につきましては、担当課長から申し上げます。 ご審議の上、ご同意いただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(高尾貫君)  総務課長石原千秀君。 ◎総務課長石原千秀君)  渡井渡氏の略歴を説明させていただきます。 渡井氏は、昭和31年10月27日生まれの63歳で、平成24年4月から27年3月まで3年間、山梨県教育委員会義務教育課長、27年4月から28年3月まで1年間、市川中学校校長、28年4月から30年3月まで2年間、山梨県教育委員会教育監、平成30年4月から山梨大学教育学部特任教授をされています。 なお、教育長の任期は前任者の残任期間となるため、令和2年11月29日までであります。 ○議長(高尾貫君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本案については、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、同意第1号は、原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第3 同意第2号 市川三郷教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  同意第2号 市川三郷教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 教育委員会委員笠井庸子氏が令和2年3月31日をもって辞任することに伴い、後任として遠藤あや美氏を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 経歴につきましては、担当課長から申し上げます。 ご審議の上、ご同意いただけますようお願い申し上げます。 ○議長(高尾貫君)  総務課長石原千秀君。 ◎総務課長石原千秀君)  それでは、遠藤あや美氏の略歴を説明させていただきます。 遠藤氏は、昭和46年2月14日生まれの49歳で、平成30年4月から平成31年3月まで1年間、六郷小学校PTA本会会計、31年4月から六郷中学校PTA本会事務局長をされています。 なお、教育委員の任期は前任者の残任期間となるため、令和4年12月19日までであります。 ○議長(高尾貫君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案どおり同意することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、同意第2号は、原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第4 切坂山恩賜県有財産保護組合議会議員の選挙を行います。 お諮りします。 選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思います。 ご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。 指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。 ご異議ございませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、議長が指名することに決定しました。 切坂山恩賜県有財産保護組合議会議員に、芦沢正和君、河野誠君、土橋雅延君、北村晴一君を指名します。 お諮りします。 ただいま、議長が指名いたしました4人を、切坂山恩賜県有財産保護組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名いたしました4人が、切坂山恩賜県有財産保護組合議会議員に当選されました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第5 山梨西部広域環境組合議会議員の選挙を行います。 お諮りします。 選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思います。 ご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。 指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。 ご異議ございませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、議長が指名することに決定しました。 山梨西部広域環境組合議会議員に、丹澤孝君を指名します。 お諮りします。 ただいま、議長が指名しました丹澤孝君を、山梨西部広域環境組合議会議員の当選者と定めることにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました丹澤孝君が、山梨西部広域環境組合議会議員に当選されました。 ただいま、当選されました丹澤孝君が議場におられますので、会議規則第33条第2項の規定によって、当選の報告を告知します。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第6 発委第1号 市川三郷町議会委員会条例中改正についてを議題とします。 提案者の説明を求めます。 第9番、有泉希君。 ◆9番議員(有泉希君)  発委第1号 市川三郷町議会委員会条例中改正について、提案理由を申し上げます。 市川三郷町行政組織条例の改正に伴い、市川三郷町議会委員会条例教育土木常任委員会の所管について、施設建設課を削除するものです。施行日は令和2年4月1日となります。 以上、説明といたします。 よろしくご審議くださいますよう、お願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、発委第1号は原案のとおり可決することに決定しました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第7 閉会中の所掌事務調査の件を議題とします。 議会運営委員会委員長から会議規則第75条の規定により、お手元にお配りしましたとおり、議会の会期、日程等の議会運営に関する事項および議長の諮問に関する事項について、継続審査の申し出がありました。 お諮りします。 委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、委員長の申し出のとおり決定しました。 なお、総務厚生常任委員会委員長、教育土木常任委員会委員長からも会議規則第75条の規定によって、お手元にお配りしたとおり、継続調査の申し出がありました。 お諮りします。 委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、委員長の申し出のとおり決定いたしました。 以上で、本定例会に付議されました案件の審査は全部終了しました。 これをもって、令和2年第1回市川三郷町議会定例会を閉会します。 大変ご苦労さまでございました。     閉会 午前11時02分 会議の経過を記載して、その内容が相違ないことを証するためにここに署名する。                        令和  年  月  日      市川三郷町議会議長      会議録署名議員      会議録署名議員      会議録署名議員  本会議録の作成にあたった者の氏名は次のとおりである。    議会事務局長    海沼良明    議会事務係長    深澤美佳    議会書記      芦沢順司    議会書記      櫻井 茂    議会書記      望月恵美...