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  1. 市川三郷町議会 2020-03-03
    03月03日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 2年  3月 定例(第1回)令和2年第1回市川三郷町議会定例(第1日目) 1.議事日程                             令和2年3月3日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 請願の付託 日程第4 承認第1号 令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第5 議案第1号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について      議案第2号 市川三郷町地域経済牽引事業の促進区域における固定資産税の課税免除に関する条例制定について      議案第3号 市川三郷町過疎地域自立促進基金条例制定について      議案第4号 市川三郷町いじめ問題対策連絡協議等設置条例制定について      議案第5号 市川三郷町市川手漉き和紙夢工房の設置及び管理に関する条例制定について      議案第6号 市川三郷町行政組織条例中改正について      議案第7号 市川三郷町印鑑条例中改正について      議案第8号 市川三郷町特別会計条例中改正について      議案第9号 市川三郷町六郷の里・つむぎの湯の設置及び管理に関する条例中改正について      議案第10号 市川三郷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例中改正について      議案第11号 市川三郷町下水道条例中改正について      議案第12号 市川三郷町有住宅管理条例中改正について      議案第13号 市川三郷町営住宅設置及び管理条例中改正について      議案第14号 峡南広域行政組合規約の変更について      議案第15号 市川三郷町過疎地域自立促進計画の変更について      議案第16号 令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)      議案第17号 令和元年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)      議案第18号 令和元年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第4号)      議案第19号 令和元年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)      議案第20号 令和元年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第4号)      議案第21号 令和元年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)      議案第22号 令和元年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)      議案第23号 令和元年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)      議案第24号 令和元年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)      議案第25号 令和元年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第2号)      議案第26号 令和元年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)      議案第27号 令和2年度市川三郷町一般会計予算      議案第28号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算      議案第29号 令和2年度市川三郷町介護保険特別会計予算      議案第30号 令和2年度市川三郷町介護サービス事業特別会計予算      議案第31号 令和2年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計予算      議案第32号 令和2年度市川三郷町簡易水道特別会計予算      議案第33号 令和2年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算      議案第34号 令和2年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計予算      議案第35号 令和2年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算      議案第36号 令和2年度市川三郷町温泉事業特別会計予算      議案第37号 令和2年度市川三郷町恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算      議案第38号 令和2年度市川三郷町市川財産区特別会計予算      議案第39号 令和2年度市川三郷町高田財産区特別会計予算      議案第40号 令和2年度市川三郷町大同財産区特別会計予算      議案第41号 令和2年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計予算      議案第42号 令和2年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算      議案第43号 令和2年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計予算      議案第44号 令和2年度市川三郷町上水道事業会計予算      議案第45号 市川三郷町道路線の変更について      議案第46号 市川三郷町道路線の廃止について 日程第6 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(14名)       1番 秋山豊彦   2番 笠井辰生       3番 齋藤美佐   4番 丹澤 孝       5番 小川好一   6番 高尾 貫       7番 笠井雄一   8番 川崎充朗       9番 有泉 希  10番 松野清貴      11番 三神貞雄  12番 村松武人      13番 秋山詔樹  14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員       7番 笠井雄一   8番 川崎充朗       9番 有泉 希 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(23名)  町長        久保眞一   統括        武田智宏  政策秘書課長    一瀬 浩   防災課長      塩沢正也  施設建設課長    丹沢和人   総務課長      石原千秀  財政課長(兼)会計管理者     町民課長      武田真一            薬袋和幸  税務課長      芦沢 正   いきいき健康課長  保坂秀樹  つむぎの湯所長   望月利偉   福祉支援課長    渡邉まゆみ  保育課長      望月順二   農林課長      丹沢宏  商工観光課長    林 茂一   生活環境課長    望月和仁  土木整備課長    渡辺浩志   まちづくり推進課長 渡辺 潤  三珠支所長     窪田正彦   六郷支所長     内藤 勝  教育長       佐藤紀征   教育総務課長    井上靖彦  生涯学習課長    森川規彦 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    海沼良明  議会事務係長    深澤美佳  議会書記      芦沢順司  議会書記      櫻井 茂  議会書記      望月恵美     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(海沼良明君)  おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(高尾貫君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 議員各位には年度末何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 新型コロナウィルスによる国内の感染状況は940件、今朝の段階でなりました。山梨県内においては、いまだ感染による陽性反応の方はおりませんが、小中学校児童生徒は本日、午後2時より3月25日、ないしは25日の春休みまで臨時休校となります。拡散については、予断を許さない状況にあります。 本日もマスクを着用している職員もおりますが、ご理解をいただきたいと思います。 なお、議員傍聴者の皆さまにも、手洗い、そして消毒など、励行していただきたくお願いをいたします。 本定例は、令和2年度の当初予算、令和元年度補正予算、条例制定ほか47議案であり、極めて重要な議会であります。 いずれも町民生活に直結した案件であります。非常に厳しい財政状況ではありますが、町民の福祉増進のため、十分なご審議をお願いいたしまして、あいさつといたします。 ただいまから、令和2年第1回市川三郷町議会定例を開会いたします。 12月定例以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりでございます。 続いて、一部事務組合の報告を組合議員に求めます。 はじめに、峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第12番、村松武人君。 ◆12番議員(村松武人君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和元年第2回峡南広域行政組合議会臨時は、12月25日に開会され、本町からは秋山議員と松野議員と私、村松が出席しました。 今回の臨時では、条例制定1件、条例改正1件、補正予算3件で、いずれも原案のとおり可決されました。議案審議の結果は次のとおりでありました。 まず議案第16号 峡南広域行政組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定の件は、臨時職員などの適正な任用の確保を目的とし、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律(平成29年法律第29号)の施行に伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例を制定したものでありました。 次に、議案第17号 峡南広域行政組合職員給与条例中改正の件は、令和元年人事院および山梨県人事委員より給与改定が勧告されたことに伴い、各給料表の改正と勤勉手当、住居手当の額についての改正を行ったものでありました。 続いて、議案第18号 令和元年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第2号)の件では、歳入歳出それぞれ128万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額を17億2,052万1千円とするものでありました。 歳入は、分担金及び負担金の減額と、前年度繰越金及び諸収入の追加を行い、歳出は人勧による増額と人事異動に伴う減額等による人件費の見直しが主なもので、その他介護保険の予定認定件数の増に伴う増額や介護報酬の改定に伴うシステム改修、県道補強工事に伴う光ケーブルの移設工事の増額、各施設整備基金への積立てを行ったものであります。 次に、議案第19号 令和元年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第2号)の件では、歳入歳出の総額は2億1,575万4千円から減額はありませんが、支出科目の財源更正を行いました。人勧による増額と人事異動に伴う減額、その他各減額分を介護保険安定化基金へ積立てを行ったものでありました。 次に、議案第20号 令和元年度峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計補正予算(第1号)の件では、歳入歳出それぞれに432万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,242万7千円としました。 歳入は、債券の売却益を財源とし、歳出はイベントの企画運営委託料とふるさと市町村圏基金への積立てを行ったものでありました。 以上で、峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(高尾貫君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いいたします。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和元年12月中巨摩地区広域事務組合議会定例は、12月23日に開会され、本町からは高尾議員と私、小川が出席いたしました。 本定例に提出された議案は、条例制定2件、条例改定1件、補正予算1件の計4件でありました。 議案審議の前に、監査委員から10月・11月に実施された出納検査および定例監査の結果報告がなされました。 それでは、議案について報告いたします。 はじめに、会計年度任用職員の報酬等に関する条例および会計年度任用職員制度導入に伴う関係条例の制定では、地方公務員法および地方自治法の一部改正に基づき、会計年度任用職員制度の導入に必要となる報酬等や関係条例を整備するものでありました。 次に、職員給与条例の一部改正については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、当該条例の改正を行うものでありました。 次に、令和元年度し尿処理事業特別会計補正予算(第2号)は、265万3千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ2億9,282万1千円とするもので、歳入は繰越金、歳出は主に脱窒素槽攪拌ポンプの修繕費の追加でありました。 提案された議案は4件で、いずれも原案どおり可決されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(高尾貫君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いします。 第8番、川崎充朗君。 ◆8番議員(川崎充朗君)  議長の命により、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 令和元年第1回峡南衛生組合議会臨時は、12月26日に開会され、本町からは秋山豊彦議員と私が出席いたしました。 本臨時に提出された議案は、条例廃止1件、条例改正1件、補正予算1件の計3件でありました。 では、議案について、報告いたします。 はじめに、峡南衛生組合生ごみ処理場の設置及び管理に関する条例の廃止については、近年の生ごみ回収および肥料需要の減少に伴い、本組合で行っている生ごみ処理業務ついて令和元年度をもって終了するため、当該条例を廃止するものであります。 次に、峡南衛生組合職員給与条例の一部改正については、人事院および山梨県人事委員の勧告を鑑み、本組合職員の給与を改定するものでありました。 次に、令和元年度一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ151万8千円を追加し、総額を5億3,718万6千円するものであります。歳入では、繰越金を151万8千円、歳出では、総務費を14万7千円、衛生費を120万1千円、南部総務費を17万円それぞれ追加するものでありました。 主な支出は、職員給与費の改定に伴う人件費の追加とごみ焼却施設のクレーンバケットの修繕費等の追加でありました。 提出された3件は、いずれも原案どおり可決されました。 以上、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(高尾貫君)  次に、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いいたします。 第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 令和2年第1回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例は、2月25日、山梨県自治会館において開会されました。今定例に提出された案件は、条例の制定案3件、条例および規約の一部改正案2件と、補正予算案2件、令和2年度当初予算案2件であり、いずれも原案のとおり可決されました。議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 条例の制定案3件と規約の一部改正案1件につきましては、地方公務員法および地方自治法の改正により、令和2年4月から施行される会計年度任用職員制度によるものでありました。 次に、後期高齢者医療に関する条例の一部改正では、令和2年度および令和3年度の保険料を現状と同様、所得割率を7.86%、均等割額を4万490円に据え置きし、賦課限度額を64万円に引き上げることと、低所得者に対する軽減措置の拡充が行われたことにより、条例を改正するものでありました。 続いて、令和元年度一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ増額、減額せず、歳出予算の組み替えを行うもので、一般管理費の増額と、特別会計繰出金および基金積立金の減額でありました。 次に、令和元年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ9億9,966万円を増額し、それぞれ1,058億6,056万6千円とするもので、補正の主なものは、歳入では国庫負担金、支払基金交付金、基金繰入金を増額し、歳出では療養諸費を増額するものでありました。 続いて、令和2年度一般会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億3,425万4千円とするもので、広域連合議会や広域連合の事務に要する費用および特別会計の事務費用に繰り出すための負担金を市町村から受け入れるなどの内容でありました。負担金総額5億円のうち、本町の負担金額は1,181万8千円とするものでありました。 次に、令和2年度後期高齢者医療特別会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,046億556万8千円とするもので、前年度に比べ6億2,358万6千円の増額でありました。 歳入の主なものでは、市町村支出金182億2,498万1千円で、前年度より4億8,871万7千円の増額で約2.7%の伸びとなるものでありました。国庫補助金は2億7,804万7千円の減額で、円滑運営臨時特例交付金の減少によるものでありました。 歳出では、保険給付費は1,040億3,690万円で前年度より6億3,230万円の増額となりました。増額した主な要因は、被保険者の増加と、それに伴い1人当たりの医療費の増加によるものでありました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(高尾貫君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第7番 笠井雄一君 第8番 川崎充朗君 第9番 有泉 希君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第9番 有泉希君。 ◆議会運営委員長(有泉希君)  議長の命により、議会運営委員の報告をいたします。 令和2年第1回市川三郷町議会定例の会期等につきましては、去る2月25日に議会運営委員を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日3月3日から13日までの11日間とします。この間、7日、8日を休会日とし、5日、6日、10日、11日、12日を予備日とします。 本日は、この後、提出された請願の委員付託を行い、次に、提出された承認第1号の説明・質疑・採決を行います。続いて議案第1号から議案第46号までを一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員へ付託いたします。 続いて、一般質問を行います。一般質問は5人から通告がありました。 次に、4日、9日の2日間を各常任委員の審査日にあて、4日を総務厚生常任委員、9日を教育土木常任委員とし、いずれも午前9時から開議することとします。 続いて、13日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には、日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員の報告といたします。 ○議長(高尾貫君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から3月13日まで11日間に決定しました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第3 請願の付託を行います。 本日までに受理した請願は2件であり、お手元に配布した請願文書表のとおりです。 所管の委員に付託します。----------------------------------- ○議長(高尾貫君)
    △日程第4 承認第1号 令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日は令和2年市川三郷町議会第1回定例を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご多用の中ご出席を賜り、ここに定例が開会できますことに厚くお礼を申し上げます。 また平素、町行政の推進に深いご理解と、ご協力をいただいておりますことに、併せて感謝を申し上げます。 はじめに、中国湖北省武漢市を中心に広がる新型コロナウィルス、世界保健機関は肺炎名COVID-19による肺炎が、南極を除く五大陸すべての、世界中の多くの国で広がっており、日本でも同型のウィルスの感染拡大と、3月2日現在亡くなられた方12人と発表されております。 国では、これを省令で指定感染症として定め、医療や検疫体制を強化しております。県や市町村においても、住民はもとより、集客施設や交通事業者などに対する注意喚起をしております。 国内の現在までの発生状況は、感染経路が特定できない可能性のある症例が複数認められる状況があり、感染者がさらに増加する局面を想定しております。 本年7月27日から開催されます東京オリンピックに続く、パラリンピックを前に、新型コロナウィルス肺炎や、風疹などの感染が拡大しないよう、国をはじめ県、各自治体においても一層の対策強化に取り組むとともに、1日も早い終息を願っております。 新型コロナウィルス感染症対策に係る政府の基本方針の発表を受け、2月28日新型コロナウィルス感染症対策本部を設置し、第1回対策本部会議により、町立小中学校全校を春休み前まで臨時休校とすることを決定、なお、小学校1年、2年、3年生は、家族が日中の対応が困難な場合、学校で受け入れる予定であります。時間は、午前8時30分から午後4時まで、弁当は持参していただくこととします。 社会教育施設につきましても、生涯学習センター全館など、すべての施設を休館といたします。保育所は通常どおり開園、放課後児童クラブは、明日3月4日午前9時から午後6時まで開設、ただし、施設に集まるリスクを避けるため、祖父母宅など、受け入れ先がある場合は控えていただくようお願いをしております。 本日、ご提案申し上げます案件は、専決処分の承認1件、条例制定5件、条例改正8件、規約の変更1件、計画の変更1件、令和元年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算11件、令和2年度市川三郷町一般会計・特別会計等予算17件、令和2年度市川三郷町上水道事業会計予算1件、その他2件の47案件であります。 それでは、承認第1号について提案理由の説明を申し上げます。 承認第1号 令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)で、歳入歳出それぞれ6,435万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ96億2,790万3千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(高尾貫君)  財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  承認第1号 令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の説明をいたします。 歳入から説明いたします。 事項別明細書の4ページをお開きください。 18款1項1目財政調整基金繰入金に6,435万9千円を追加し、3億8,889万1千円としたものであります。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、政策秘書課長より説明をいたします。 ○議長(高尾貫君)  政策秘書課長、一瀬浩君。 ◎政策秘書課長(一瀬浩君)  引き続きまして、歳出について、ご説明申し上げます。 2款1項17目ふるさと納税費、こちらに6,435万9千円を追加するものでございます。 内容は、順調でありますふるさと納税事業の推進に伴うものでございまして、8節報償費に4,500万円、ふるさと納税報償費、これは返礼品の追加でございます。 12節役務費577万5千円は、クレジット決済等の手数料の追加。13節委託料の1,358万4千円は、運営をしておりますサイトの委託料の追加ということで、それぞれ不足分を計上させていただくものです。 当初予算では、1億5千万円を計上させていただきましたふるさと納税寄付金額ですが、9月に補正を取らせていただいて2億6,500万円、また12月に3億円ということで補正予算を追加させていただきましたが、昨年度の年度末12月下旬ですでに3億9千万円以上のご寄付をいただいておりまして、それに伴う返礼品の発送等が既存の予算では対応できないということで、専決処分をさせていただきました。 今回、それまでの推進の状況、それからこれから3月までの状況を勘案しまして、予定をさせていただきますふるさと納税寄付額は4億5千万円を予定させていただいて、それに伴う不足分に対応できる予算を専決処分とさせていただいたものでございます。 4億5千万円という数字は、簡単な数字ではございませんが、現在が3月1日までのご寄付をいただいている金額をご報告申し上げますと、1万5,790件のご寄付をいただき、金額としましては4億1,745万9,180円ということで、3千万円余り足りないわけでございますが、3月1日、1日で100万円以上のご寄付をいただきました。現在の状況を勘案しながら、新しいふるさと納税の返礼品等を提案させていただいております。コロナウィルス等の関係等ありまして状況は読めませんが、できるだけ目標を達成できるように真摯に努力してまいりたいと思っております。 また、その成果が表れて、4億5千万円を超えるようなことがあった場合には、例年同様、また3月、年度末をもって専決処分を新たにさせていただきたいと、また、達成できなかった場合も同じように対応したいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 それでは、2款の説明とさせていただきます。 ご審査のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  これより質疑に入ります。 13番、秋山詔樹君。 ◆13番議員(秋山詔樹君)  ふるさと納税が増えていて、一番喜ばしいことでございますけれども、その裏腹でいつも懸念になるのは、どのくらい逆に出て行っているか、そのへんの差し引きが分かりましたら教えてもらいたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  政策秘書課長、一瀬浩君。 ◎政策秘書課長(一瀬浩君)  現在の数字は、昨年のものの申告が上がってきておりませんので、把握ができていないのですが、昨年の9月にも、決算のときにご報告をさせていただいたとおり、本町の寄付をいただいているものの10分の1以下のご寄付、本町でない市とか、他町へ寄付しているというように理解をしています。 ○議長(高尾貫君)  ほかにございませんか。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することに異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第1号は、原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第5 議案第1号から議案第46号までの46議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  議案第1号から議案第46号までにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。 議案第1号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、町関係条例の一部改正を行うため、本条例を制定するものであります。 議案第2号 市川三郷町地域経済牽引事業の促進区域における固定資産税の課税免除に関する条例制定について 地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の施行に伴い、新たに固定資産税の課税免除に関する条例を定める必要があるため、本条例を制定するものであります。 議案第3号 市川三郷町過疎地域自立促進基金条例制定について 市川三郷町過疎地域自立促進計画に基づき実施される過疎地域自立促進事業の円滑な運営を図るため、本条例を制定するものであります。 議案第4号 市川三郷町いじめ問題対策連絡協議等設置条例制定について いじめ防止対策推進法第14条第1項および第3項ならびに第30条第2項に規定する組織の設置に関し、必要な事項を定めるため、本条例を制定するものであります。 議案第5号 市川三郷町市川手漉き和紙夢工房の設置及び管理に関する条例制定について 市川三郷町市川手漉き和紙夢工房の整備に伴い、設置および管理に関し必要な事項を定める必要があるため、本条例を制定するものであります。 議案第6号 市川三郷町行政組織条例中改正について 市川三郷町役場組織の機構改革に伴い、所要の改正の必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第7号 市川三郷町印鑑条例中改正について 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律整備に関する法律の施行等に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第8号 市川三郷町特別会計条例中改正について 峡南地域教育支援センターの共同設置に伴い、予算を特別会計に計上するため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第9号 市川三郷町六郷の里・つむぎの湯の設置及び管理に関する条例中改正について 市川三郷町六郷の里・つむぎの湯および市川三郷町六郷の里・いきいきセンターに指定管理者制度の導入を可能にするため、条例の一部を改正するものであります。 議案第10号 市川三郷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例中改正について 子ども子育て支援法の一部を改正する法律等の施行に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第11号 市川三郷町下水道条例中改正について 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律整備に関する法律の施行等に伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第12号 市川三郷町有住宅管理条例中改正について 民法の一部改正に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第13号 市川三郷町営住宅設置及び管理条例中改正について 福島復興再生特別措置法および民法の一部改正に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第14号 峡南広域行政組合規約の変更について 地方自治法第286条第1項の規定により、峡南広域行政組合の共同処理する事務および同組合の規約を変更する場合の関係地方公共団体の協議は、同法第290条の規定により議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第15号 市川三郷町過疎地域自立促進計画の変更について 市川三郷町過疎地域自立促進基金の新設項目を追加するにあたり、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第16号 令和元年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ15万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ96億2,805万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「繰越明許費設定」は、11件であります。 第3表「地方債補正」は、追加1件、変更5件であります。 議案第17号 令和元年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、事業勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ7,175万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ18億206万円とするものであります。 直営診療施設勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,300万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,045万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第18号 令和元年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ7,384万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ23億1,844万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第19号 令和元年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ88万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,351万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第20号 令和元年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ19万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億3,680万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 議案第21号 令和元年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ3,336万6千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億8,032万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「繰越明許費補正」は、追加1件、変更2件であります。 第3表「地方債補正」は、変更1件であります。 議案第22号 令和元年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ80万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,830万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第23号 令和元年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ30万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ684万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第24号 令和元年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ637万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,452万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第25号 令和元年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ25万9千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,676万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第26号 令和元年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ63万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,787万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第27号 令和2年度市川三郷町一般会計予算について 令和2年度の当初予算につきましては、国の掲げている経済財政運営と改革の基本方針2019に基づき、財政健全化に資する歳出改革等を目標とし、予算編成を行いました。 新年度では、防災力、減災力、大規模気象災害への対応力を強化することを重点とし、高齢者福祉、子育て支援の充実、人口減少対策など、現在の町の主要施策を着実に遂行し、将来の地域の活性化へと繋がる基盤強化を目指した諸施策を進めてまいります。 令和2年度の本町の財政状況ですが、歳入の約6割を占める町税と地方交付税は、前年度同額程度を見込むことができました。 また、ふるさと納税等を活用した積極的な財源確保を図るとともに、経常経費の一層の縮減に努めましたが、近年同様当初予算編成時に財源の一部を財政調整基金とする厳しいものとなっております。 こうした中で5年後、10年後の財政状況予測を念頭に、限られた財源の中で編成いたしました。 その結果、予算総額は92億2,207万7千円、前年度当初予算対比0.41%、金額では3,762万5千円の増額となりました。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 第2表「地方債」は、合併特例事業債等6件であります。 議案第28号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算について 事業勘定につきましては、歳入歳出の予算総額をそれぞれ18億4,782万2千円と定めるものであります。 また、直営診療施設勘定につきましては、歳入歳出予算総額を7,489万8千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第29号 令和2年度市川三郷町介護保険特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億7,880万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第30号 令和2年度市川三郷町介護サービス事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ388万7千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第31号 令和2年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,424万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第32号 令和2年度市川三郷町簡易水道特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,191万4千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第33号 令和2年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億1,611万8千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第34号 令和2年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,335万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第35号 令和2年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,058万7千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 議案第36号 令和2年度市川三郷町温泉事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を5,008万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第37号 令和2年度市川三郷町恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ253万4千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第38号 令和2年度市川三郷町市川財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ255万1千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第39号 令和2年度市川三郷町高田財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を66万1千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第40号 令和2年度市川三郷町大同財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額を315万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第41号 令和2年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,213万6千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第42号 令和2年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,784万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第43号 令和2年度峡南地域教育支援センター共同設置特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ339万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 議案第44号 令和2年度市川三郷町上水道事業会計予算について 本年度の業務予定量は給水戸数3,786戸、総配水量151万7千立方メートル、1日平均配水量4,156立方メートルです。 収益的収入及び支出の予定額は、収入において水道事業収益1億8,989万9千円、支出においては水道事業費用1億8,190万8千円とするものであります。 次に、資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入においては1,369万7千円、資本的支出については9,132万9千円とするものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額7,763万2千円は過年度損益勘定留保資金2,473万円、および当年度損益勘定留保資金5,290万2千円で補てんするものであります。 議案第45号 市川三郷町道路線の変更について 町営桃林橋団地跡地の分譲造成および県道市川三郷身延線道路改良に関連し、起点および終点を変更するため、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第46号 市川三郷町道路線の廃止について 町営桃林橋団地跡地の分譲造成に伴い、不用となるため廃止するもので、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上、提案理由といたします。 ○議長(高尾貫君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより質疑に入ります。 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員に審査を付託いたします。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員に審査を付託することに決定しました。 ここで、暫時休憩します。 再開は11時15分といたします。     休憩 午前11時06分-----------------------------------     再開 午前11時17分 ○議長(高尾貫君)  再開します。----------------------------------- ○議長(高尾貫君) △日程第6 一般質問を行います。 第14番、一瀬正君ほか4名から通告がありましたので、順次発言を許します。 なお、諸般の事情に鑑み、議事の進行をスムーズに行うため、議員の皆さま方の特段のご配慮をお願いいたします。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に生涯学習センターが完成し、多くの町民に利用していただきたいが、新施設が居住地から遠く、行くのが困難という高齢者に対する援助策について質問します。 生涯学習センターの開所式に出席し、新施設を見せてもらいました。図書館、多目的ホール、会議室、音楽室、調理室、そして広い体育館です。多くの皆さんに利用していただき、元気づくりの拠点になることを願っています。 私は、昨年12月議会で生涯学習センターに関係する一般質問の再質問で、生涯学習センターや図書館は高齢者も使うわけですが、今まで市川大門町民会館を利用していた人たちは、三珠地区の人たちを含め、市川地区の人たちです。高齢者にとっては図書館へ通うこと、コーラスや朗読など文化活動を通じて、健康づくりの拠点として市川大門町民会館を利用していました。 新生涯学習センターへ、年寄りが歩いていくのは非常に困難と思います。何カ所か停留所をつくるとか、バスの運行方法も考え、高齢者が図書館へ日常的に通えるような便宜を図っていただきたいと質問しました。 これに対し、久保町長は次のように答えておられます。 新しい生涯学習センターは、市川三郷町の設備ですから、市川地区だけではなく、全町的にそういうご高齢者のことを考えなければならないと思っています。そのことをどうするのか考えてくださいなら分かるんですが、市川地区の皆さんが遠くなるからどうにかしてくれますかだけですか。旧三珠、旧六郷の対象になる方々のことも考えた施策として、町では何か手を打ってほしいというような意味でとらえさせていただいて、担当課を含めて検討させていただきます。これが、再質問への答弁でした。そこで私は、再々質問を次のようにしました。 私が言いたいのは、今まで市川大門町民会館を利用していた人たち、高齢者は行くことが難しくなるということです。せっかく造る施設ですから、大勢の人たちに活用してもらえるために、きめ細かい施策を図っていただきたいと求めました。 1月24日の竣工式、25日のセレモニー、そして26日の内覧と生涯学習センターはスタートしました。 生涯学習センターを多くの町民に活用してもらい、元気づくり、健康づくりの拠点になってほしいと願っています。そして町民に利用していただくためには、遠距離にお住いの高齢者への送迎サービスが必要です。福祉タクシー券の発行拡大や、町内を走るバスの走行回数を増やしたり、停留所を増やすことなどが必要と考えます。町当局としては、この点どのような検討がされていますか、お答えください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えします。 生涯学習センターへの町のバス等の運行サービスの拡大についてでありますが、1月末にオープンした生涯学習センターの2月中旬での利用者数は、図書館6,871人、体育館1,692人、生涯学習館1,728人と、非常に多くの皆さまにご利用いただいております。体育館や生涯学習館の利用団体のうち、約85%の方々が町内の皆さまにご利用いただいております。まだオープンして間もないせいか、これまで町に対して、福祉タクシー券やコミュニティバス等による利用向上を願う声は届いておりませんが、町内全域の皆さまに有効にご利用いただけるため、今後に向けてはどういったサービスが有効か、早急に検討を進めたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  ほかに質問がありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長のただいまの答弁でも、図書館を6,871人、体育館を1,692人、それから生涯学習館を1,728人と多くの人たちが使っているということです。高校生たち、中学生たちが使っている、利用している人たちも多かったです。私もこれまで使わせていただいてきましたが、目に当たります。 私、今度のこの生涯学習センターを生かすには、今までの市川地区においては市川大門町民会館が、ダンスやコーラスや朗読などといって、年寄りの本当に生きがいの場だったんですね。そういう点について、やはり私は、あそこが生きがいをつくる場にしていくことが、非常に重要だろうと思うんです。 それともう1つは、市川地区の問題としては、私、この間、車で用事に出かけたんですが、上のほうから下っていきますと、手押し車にトイレットペーパーと買い物袋を積んで、山のように積んで帰って来られた1丁目にお住いのご高齢のご婦人も見ました。大変だなと思ったんです。歩くのが大変の人が、一生懸命手押し車で買い物に来て、その帰りに出会いました。 また、ある方からは、けがをしてタクシーで病院へ、10日間通院したけれど、タクシー代を工面するのが大変でしたということです。 福祉タクシー券を、その方は知りませんでして、高齢の方で、80歳を超えている方だったんですが、そしたら福祉タクシー券があるんだよということを聞いたということで、けがはよくなったんだけど、これからもしあったら、そのときは福祉タクシー券を使えるようにということで、その福祉タクシー券の制度があることを後で知ったという、こんな例もありました。 それから、移動販売車に頼っていた方からは、星野商店の移動販売中止のことで困るんですよという話も聞きました。 町内の魚屋さんとか、食料品店、八百屋さんも懸命に営業努力をされています。高齢者の方からは電話でご注文をいただいて配達をするということでやっておられます。 こういうような地元の商店の活性化のためにも、私は足づくりというのが、足の援助ということが大事だろうと思うんです。六郷地区からのバスも鰍沢口止まりであります。もう少し伸ばして、富士川病院、または市川三郷病院まで走ってほしいと思っている方は少なくありません。 私は、これまでも今回も生涯学習センターへの高齢者が行きやすい公共交通網の整備と福祉タクシー券の発行拡充を求めてきたんですが、高齢者が多くなる町として、高齢者が住みやすいまちづくりという点からも、高齢者の元気づくりのために、生涯学習センターへ行きやすくするだけでなくて、多方面から考えて、公共交通の利便性を図る施策の展開が必要だと思うのです。 交渉するには、JR東海との交渉というのが非常に大変だろうと思います。私も、直接JR東海との交渉をしました。本町駅の宝寿院さんから下りてきたところの入り口、あそこをふさぐという計画だったんですね。そして、JR東海へ行ったり、運輸省へ行って交渉しました。そういう中で、あそこはしなくなりましたし、久那土の駅ではトイレをつぶしてしまったということで、年寄りたちが困るということで、これも運輸省へ行きまして、町が当時の下部町で、トイレを造ったら垣根をしてしまったんですね。そのためにお年寄りはわざわざトイレへ入ったら遠くを回って駅のホームへ行かなくてはならないというようなことをやりました。 JR東海と交渉したらば、JR東海は、駅のJR東海の所有地との区別をするための垣根だと言いましたが、冗談ではないでしょうと交渉をしたんですが、どうも言うことを聞いてくれないから、運輸省へ話をしたら、人間が通れるところを残すことができたわけなんですが。 こうしたいくつかのことで、JR東海との交渉ということも、非常に私は大変だろうと思いますが、やはり国会議員のお力を借りるとか、そういう行政の中で、町長やっぱり積極的に働きかけて、町民が本当に暮らしやすい町にしていくことが大事だろうし、せっかく多額の金を使って造った生涯学習センターだけに、私はそのへんの努力が必要だろうと考えているんですが、いかがでございましょうか。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ご高齢者を含め、お体のご不自由な方もそうですけれども、足の確保はまったく同感です。何とかしたいという思いはあります。具体的にどうするかということを、できるだけ早く方向を出さないと、なかなか時間だけ過ぎて、なかなか思うような対策が町民の皆さまにお示しできない状況では困るというように思っています。 いずれにしましても、早急に全体を見て、どうしていくかということをやります。 ○議長(高尾貫君)  ほかにありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私は、生涯学習センターを建設したというのは、いい機会だと思うんです。働きかけていく、JR東海へ働きかけていくにもいい機会だと思いますし、そのことがまた町長も同じ思いだと思います。町民にとっても、せっかく造った施設、それから町の中を活性化させていくという上でも大事だろうと思いますので、ぜひご尽力をいただきたいと思います。 それでは、2番目の質問に移らせていただきます。 浅利地区ごみ処理場建設に向けて、大塚地区住民の要求を実現するために山梨西部広域環境組合への強力な働きかけが必要と考え、町長の方針を伺いたく質問します。 昨年、12月議会に山梨西部広域環境組合の設立にかかわる議案が可決され、協議が具体的に進められます。私は、反対討論で、浅利地区へのごみ処理施設の建設は、大塚地区農産物への影響問題のきめ細かい対応策を検討しないと、農業振興に取り返しのつかないことになりますと指摘しました。それから1年ほど前の平成31年1月28日付で、大塚地区区長会長、大塚水利組合長、山梨みらい農業協同組合西八代地区野沢菜部会長、野菜部会長、果樹部会長、それに株式会社アグリ甲斐代表取締役、地元町会議員が連名で峡北、中巨摩、峡南地域ごみ処理広域化推進協議の田中久男会長宛てに提出した、新ごみ処理施設の中央市浅利地区への誘致についての反対声明には、反対する理由が詳細に書いてあります。その前書きは次のとおりです。 当該建設計画地は、大塚地区住民および耕作者にとっては命の綱ともいえる優良農地に隣接しており、米はもちろんのこと、特産のスイートコーン、甘々娘や野沢菜、ナスの主要栽培地域である大塚田んぼに、以下のような影響が懸念されるため、その建設誘致は容認できないと述べ、5つの問題点を示しています。12月議会の反対討論で取り上げた2項目目には、次のように書いてありました。 実際に環境対策が万全であっても、現在の下水道処理施設に加えて、ごみ処理施設の下流域ということで、風評被害の恐れが危惧される。大気汚染、水質汚染、悪臭、煙害などによるイメージ低下によって、農産物価格の低下や、地価の低下なども想定される。せっかく育った多くの若き新規就農者や、農業後継者の耕作意欲が減退され、耕作放棄地、荒廃地化が懸念されると、私はここに述べられていることが、ごみ処理場建設が始まると並行して現実化する問題点だと考えます。 ごみ処理場を浅利地区に決めた現時点で、市川三郷町としてはこの反対声明を提出した各種団体はもとより、大塚地区住民との対話が必要です。 悪影響を最小限に収める方策を真剣に議論するとともに、久保町長が先頭に立って要求を集約し、山梨西部広域環境組合へ働きかけなくてはならないのではないでしょうか。大塚地区住民要求実現のために、久保町長の強力な働きかけを求めるものですが、町長の決意を伺います。 いかがでしょうか、お答えください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ごみ処理場建設に向けて、山梨西部広域環境組合への強力な働きかけが必要と考えるが、町長の方針はについてでありますが、12月定例でもご説明いましたが、協議の席で大塚地区の皆さまからのご意見はその都度説明させていただいております。令和2年4月から、山梨西部広域環境組合も体制が整い、建設に向けて本格的に事業が進められますが、今後も地域の皆さまのご意見が反映されるように、引き続き働きかけてまいります。 また、議会からも議員が1人選ばれるということになっておりますから、議員と協力して地域の要望、要求が実現できるように、取り組んでいきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  たくさんの町が一緒になって造る施設で、あそこの場所を果たしてどれだけの人たちが知っているのかという点なんですね。もともと3つあるごみ処理場を大きな1つにまとめるということ自体が影響が大きいだけに、どういうことなのかという疑問があります。町長ご自身は協議の中では反対をしてくださったんですが、山梨西部広域環境組合のごみ処理場は中央市浅利地区へ建設される。これを撤回することは難しくなっているというわけですが、これからの久保町長の仕事というのは、町長は協議もされているようですが、大塚地区が受ける損害を最小限に抑える、このことが町長に課せられている大きな仕事だと、私は思います。 議会の代表の方も、おそらく議長は関係するような方々を、議員から送り出すと思います。その議員さんにも頑張ってもらうわけなんですが、大塚地区住民および耕作者にとっては命の綱ともいえる優良農地に隣接しているといっている、本当にこのとおりだと思います。誘致反対声明に述べる、その場所へのごみ処理場の建設であるわけなんですね。 山梨西部広域環境衛生組合の加盟の市長や町長をはじめ、市川三郷町以外の市と町の住民は大塚地区にとって重要な、大切なこの場所、最初に述べましたが、本当に理解は、理解をすることというか、知らないと思います。久保町長には、命の綱ともいえるこの優良農地を守る働きかけを、関係各方面にしていく重要な責任があると思います。 私は、いまだに3つを1つにして大きくすること、他の場所はないのかと思いますが、久保町長にも頑張ってもらいましたが、浅利地区にできるということなんです。 浅利地区といっても、あれは市川に一番隣接しているところで、私は反対討論の中でも、12月議会でやったわけなんですが、その点について、再度決意をいただきたいと思います。重要な問題だけに、お願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  12回くらい、11市町の長と、3施設の管理者による協議を続けてきた中で、一貫してあの場所については、好ましくないということで反対をしてきました。最終的には、採決のようなことで決めないと決まらないという状況の中で、採決があって、1回目は報告しましたように同数だったんです。もう少しいろいろな手が打てれば、何とかできたかなという思いがあるんですが、そこまでこぎつけたんですが、次の段階ではそこに決定という過程がありますけれども、決まってしまったということですが、大塚地区の皆さまが思うのには、浅利地区とは隣接しているんですね。だから浅利地区でそういうお話が出たときに、とても困るんだと、何とかそこを撤回してくれという、そういうことが段階でできなかったのかなと、ずっとこっちへ来てからそういう話ですから、だから事前に打てる手はいくつかあったかなという感じはするんですが、ただ、議員も今申されましたように、決まった以上は、そこをできるだけ大塚の耕作されている方々の心配事を払拭するということで、全力を尽くすということは、議員の指摘のとおり、それは当然やることだと思っています。 浅利地区とは、条件交渉なんかももうすでに入っておりまして、いろいろやり取りをしているようですが、大塚地区からは書面で提出された事項について、書面で回答をしております。 その結果について、地区の方々からは、その後の要望はまだ集約されていないというか、出ていないです。しかし、いっぱいお考えがあるし、要望することはたくさんあるだろうと思うんですが、そのことをしっかり町として受け止めて、建設過程でそのこともしっかり発言し、実現できるようにしていくということは、当然すべきことだと思っております。 ○議長(高尾貫君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  知るのが遅かったということなんですが、せっかくアグリ甲斐を起こして、よその町から来てくれて、特に大塚地区の農業を守るために他の若い人たちがこの町に移り住んでくれて、農業を後継してくださるというような、アグリ甲斐の活動なども見たりして、それから有名な、煙によっては大塚にんじんへのそういうような情報が行くことによって被害を受けるとかいうような点も、実際の被害がなくてもそのような宣伝がされる可能性すらあると思うんですが、本当にこれからの大塚地区の、今まで頑張ってこられた農業をどう守っていくかというのは、行政にとっても大切なことだと思います。 町長の書面での回答があって、それから具体的な働きかけが、地域でもないようだということですが、行政がそれを逆に地域の人たちに、市川三郷町として、大塚地区の農業を守るための話し合いをし、一緒に行動を起こしていくことが、私は大事だろうと、起こす力を大きくしていくことが、市川三郷町の行政としても、必要だろうと思います。 諦めてしまったり、困ったりしているような人たちも多いと思いますので、そのへんでやはり先頭に立って、町長先頭に立って、こういう意思、どうしたら守れるかという形で、最小限の被害に食い止めるだけの方策を考え、そしてそれを働きかけていくことが、これから重要だろうと思うんですが、その点についての決意をお聞かせいただけませんか。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ことを、問題点を解決しようというときには、できるだけ力を合わせて、その力を大きくして、相手にそのことをお願いしていくというのがあるんですね。だから当然、三珠地区の3人の議員がおられますから、町ももちろんですが、3人の議員と力を合わせて、地域の要望をしっかり汲み取って、今のようなことをしっかり行動に起こしていくということが必要だと思いますので、言ってみれば3人の地元議員でありますけれども、議会と町とが1つの力になって、そのことを進めていくということが大事だろうと思うので、ぜひ力を合わせて、そのことを実現できるようにしていきたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  おっしゃるとおりだと思います。3人の議員と、地域の3人の議員ということでなくて、私、この質問も、反対討論も12月でして、この質問をやらなくてはならないと思って、今回の一般質問とさせてもらったわけなんですが、本当に、町と、議会が一緒になって発信していかないと、相手の人たちに分からない問題だけに、理解してもらって、浅利地区、浅利地区と考えていると思うんですね。中央市の浅利地区と、しかし一番影響が大きいのは大塚地区、特にあの地域であるわけで、甘々娘にしろ、野沢菜にしろ、ナスにしろ、そういうものが本当に地域では全国を相手にしてやっている。北海道へ行って、おいしいトウモロコシだねって、北海道のトウモロコシだと思って箱を見たら、市川の人が、北海道へ旅行をして、甘々娘の箱が置いてあったということなんですね。本当に全国を相手に頑張っている農業だけに、やはり町長と、それから議会と一緒になって、大塚農業を守ることが必要だろうと思います。そういう形の中で、町長、議会のほうへも、また議員さん、お聞きになっていらっしゃるから、そういう意味では力を合わせてやっていくべきだろうとなと思いますが、町としても、町長、今の答弁のような働きかけをぜひしていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最善を尽くしていきたいと思っております。 ○議長(高尾貫君)  ほかにありませんね。 一般質問の途中でございますが、ここで暫時休憩いたします。 再開は、この時計で13時ちょうどです。     休憩 午前11時49分-----------------------------------     再開 午後1時01分 ○議長(高尾貫君)  再開します。 引き続き、14番、一瀬正君、よろしくお願いします。 ◆14番議員(一瀬正君)  3番目の質問に移ります。 少ない年金で暮らしている高齢者は介護サービスを受けにくくなっています。収入が少なく介護施設利用が困難な人には、社会福祉法人等による利用者負担の軽減制度もありますが、市川三郷町における介護施設および介護サービス利用の実態はどのようになっているのかについて、質問します。 町にとって介護問題は、ますます重要な課題となっています。私も東京にいる妻の姉が、老人福祉施設への転居のことで、今取り組んでいますが、入所できる施設探し、これから必要となる経費の工面など、難問題が多くあります。過日、高齢の母親の介護を働きながらやられている方のお話を聞く機会がありました。今は入院中だが、退院して家に戻った場合、働きながらの介護はできないので、社会福祉協議に相談したところ、退院後の介護施設へ入所先が見つかったとの話でした。この方の場合、たまたま難問題の解決策が生まれてよかったと思いました。 妻の姉の問題に出会い、少ない年金で暮らしている高齢者への行政としてのきめ細かい相談や、支援体制が必要なことを実感しました。どうしたらよいのか、相談もできずに苦しんでいる病める高齢者の方や、ご家族はこの町にも多いと思います。 ある町民の方から、社会福祉法人等利用者負担軽減確認証を見せてもらいました。私は不勉強で知らなかったのですが、この確認書を交付してもらえば社会福祉施設を利用した場合、対象サービス利用者負担と食費、居住費等が4分の1の支払いになる制度です。町民の方は、どれだけの方が知っていて、サービスを受けているのかと思いました。 少ない年金で暮らしている高齢者は、介護サービスを受けにくくなっています。収入が少なく、介護サービスを受けにくい人への社会福祉法人等による利用者負担の軽減制度の活用状況および介護福祉施設入所者数、そして介護福祉施設へ申し込んでいる人が入所できずに待機している人の数を教えてください。 お答えください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  介護施設および介護サービス利用の実態についてでありますが、社会福祉法人等による利用者負担の軽減制度は、低所得で、特に生計が困難である方について、介護保険サービスの提供を行う社会福祉法人等が、その社会的な役割の一環として、利用者負担額を軽減することにより、介護保険サービスの利用促進を図ることを目的とした制度であります。 当該申請者が減免対象者であると認めた方には、町より確認証を発行しております。 令和元年度の利用者数の確定がされていないため、平成30年度の数となりますが、この制度を受けた方は31名であります。また、平成31年4月の数字となりますが、介護老人福祉施設や介護老人保健施設等の介護施設入所者数は274名、介護老人福祉施設入所の待機者数は、令和元年12月現在で200名、そのうち入所の対象となる要介護3から5の方は、135名であります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  ほかに質問はありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  先ほどの確認証ですが、私知らなくて、これを、古いのなんですが、これをいただいてきたんですが、31名の方が利用しているということなんですが、私も知らなかったんですが、本当に困っている人が多いと思うんですね、やはりそういう意味で、困っている人ほど役場へ相談へ来ればいいわけなんですが、どこへどう相談に行っていいか分からないと。たまたま私に紹介してくださった方は、そういう知識がある方で、そして自分が悩み悩んでいて、そしてこの確認証をもらってお母さんを介護しているわけなんですが、本当に31名、もっと大勢いると思います。役場の担当課はもとより、病院関係者とか、民生委員さんなどが連携、援助していく必要が本当に必要だろうと思うんです。 町長の答弁にもありましたが、現在、274名の方が老人福祉施設、介護施設等に入っておられるけど、200名の方たちが申請をしているというようなことであります。 本当にそういう方たちをどう助けていくかも行政の仕事だとは思うんですが、今、質問の中で申し上げましたが、役場へ相談に来られればいいけど、何をどこへどう相談をしたらいいか分からなくて困っている方たちが、特に高齢者だけの世帯というのも、市川で、私のうちの周りにも何軒かありますが、そういうようなところが増えていく、そういうところへ援助策が、民生委員さんたちのお力を借りながらやられるということが大事だろうと思うんですが、こういう申請をすればこういう制度があるから、こういうように活用したらいいですよというような援助をしていく必要があるんだろうと思います。200名からが入所できず申請しているという実態ですので、これからどんどん増えるかというと、なかなか難しくなってくると思います。 介護施設自体も、今までは公営の施設が多かったんですが、民間施設になりますし、制度も変わってきましたので、そう言う意味では、なかなか困っている人を、生活が困難で困っている人、老老介護している収入がないという人が、これから非常に苦労していくんだろうなと思うわけです。そういう意味での援助策、一生懸命市川はやっていると、私は承知していますが、これから重要になってくると思うんですが、その点についての方針等を聞かせていただけたらと思います。 ご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  福祉支援課長、渡邉まゆみさん。 ◎福祉支援課長(渡邉まゆみ君)  ただいまのご質問ですけれども、社会福祉法人の減免のほかにも、そのほか低所得者の方々に対するさまざまな負担限度額の軽減や、また生活保護等々の制度等もございます。 もちろんこれらのことは、制度としてございますので、支援するケアマネージャーさんはよくご存じではあります。 ですが、先ほど議員さんのほうからお話がありましたように、大勢の方に知っていただくということが必要になると思います。 特にご支援をする、支援をしていただける方、民生児童委員の皆さんも、昨年12月に一斉改選となりましたので、今、さまざまな制度について、私たちもお知らせをしているところです。 そこでも学習の機会を設けながら、ケアマネージャーさんも知っているとは言えど、もう一度確認をしていただけるように、ケアマネ連絡等でまたお話をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(高尾貫君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひいろいろな方面から働きかけていただきたいと思います。 民生委員さんが、一番その地域の状況というのは分かっていると思いますので、ぜひそのへんのご指導をお願いしたいと思います。 4番目の質問に移ります。 公営住宅へ入居する際の連帯保証人不要の条例改正が東京都で行われましたが、連帯保証人不要については問題があるのかどうかを教えてもらいたく思い質問します。 東京都議では昨年の9月議会で、都営住宅に入居する際の連帯保証人を不要とする条例改正を全会一致で決めました。 都営住宅供給公社の広報誌「すまいのひろば」には、次のように書いてあります。 都営住宅条例等の改正に伴い、都営住宅に入居する際に必要としていた連帯保証人が不要になり、今度は連帯保証人に代わり、連絡先を届け出ていただくことになりました。すでにお届けいただいている連帯保証人については、名義人の方からの届け出により、連絡先に変更することができます。条例改正により、今後は連帯保証人に代えて、緊急時の連絡先を届け出ればよくなり、家賃滞納があった場合も、連絡先となった方に支払いを請求されなくなりました。 さらに2020年度から施行される改正民法では、賃貸住宅契約者の保証人が責任を負う上限額の明示が義務付けられることになりました。 この改正を受け、国土交通省は2018年3月、国土交通省住宅局から各都道府県知事、政令市の住宅主務部長宛てに、公営住宅への入居に際しての取り扱いについてという、次の通知が送信されました。 住宅に困窮する低所得者への住宅供給という公営住宅の目的を踏まえると、保証人を確保できないために入居ができないといった事態が生じないようにしていくことが必要であり、保証人の確保を公営住宅への入居に際しての前提とすることから、転換すべきと考えます。 このための標準条例(案)を改正し、保証人に関する規定を削除することにしましたので、各事業主体においては、住宅困窮者への公営住宅入居に支障が生じることのないよう、地域の実情等を総合的に勘案して、適切な対応をお願いしますと書かれております。 昨年11月、千葉県弁護士が公営住宅に入居する際には連帯保証人、保証人を不要とすべきであると意見書を発表しました。 意見書は、公営住宅の入居に際して連帯保証人等を求めることは、公営住宅が入居者として想定している低所得者の入居を妨げ、かえって公営住宅法の趣旨に反する結果を招いてしまっている。すでに複数の地方公共団体においては、総務省勧告、国土交通省通知による条例案を踏まえ、公営住宅の入居に際して連帯保証人等を不要としたり、不要とすることを検討しているところである。 保証人の義務を制限する民法改正の動きも合わせて鑑みれば、公営住宅の入居者に連帯保証人等を求める必要性は、もはや存在しないというべきである。 地方公共団体は、公営住宅が住宅セーフティーネットの中核として、その役割が期待されていることに鑑み、公営住宅の入居に際しては、連帯保証人等を不要とする条例改正を行うべきであるとしています。 条例改正に合わせて保証人の規定を残すかどうかの判断は、自治体に委ねられていますが、そう遠くないときに山梨県下でも条例改正が行われると思います。 保証人が必要ない条例を制定するには、低所得者や身寄りのない高齢者、そして町有住宅に住んでいる外国人などへの町としての支援策が必要と考えます。連帯保証人不要についての問題点の有無を含め、公営住宅へ入居する際の連帯保証人不要の条例改正について、町長の見解をお伺いいたします。 お答えください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  公営住宅へ入居する際の連帯保証人不要についての問題点の有無についてでありますが、本町では、被災者を除き町営・町有住宅の入居手続き時に連帯保証人が連署した賃貸借契約書を提出することを条例で定めています。また県内市町村においても被災者や特別な事情以外は、原則連帯保証人の連署を義務付けている状況です。 連帯保証人が不要となった場合の問題点については、入居者の安否確認などの緊急時対応に遅滞が生じること、入居者が亡くなられた際の親族への連絡や退去手続きに不測の日数を要することなどが想定されます。また、それ以外にも入居者が抱える悩みや不安などを身近で受け止め相談できる精神的なサポートを失うことにもなります。 これらの観点から現時点では連帯保証人は必要と考え、不要とする条例改正を行う予定はありません。 これまで本町では入居予定者が連帯保証人を見つけられず入居を断念したケースはありませんが、今後の社会情勢を踏まえ、連帯保証人の住所要件の緩和や、家賃債務保証業者制度の導入により高齢者、生活保護受給者等の要配慮者への緩和措置を県内市町村の動向を踏まえながら検討し、住宅に困窮する方が町営・町有住宅へ入居できない事態が生じないよう十分配慮を行ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  そのほか質問がありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  市川三郷町では連帯保証人をそのまま置くような形で残したいということですが、質問の中でも述べましたが、千葉県の弁護士の意見書の中に、総務省勧告、国土交通省通知による条例案を踏まえ、公営住宅の入居に際して、連帯保証人等を不要としたり、不要とすることを検討しているとあるわけですが、県内ではそんな動きがあるのでしょうか。もし分かったら、そのへんを教えていただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  2月に県内の市町村で調査がございまして、その中では保証人に代わり、答弁の中でも申しました家賃債務保証業者制度を導入して、連帯保証人に代わることとできる条例改正を行うというような趣旨の市町村が4市町村ございました。 しかし、連帯保証人を連署することを原則にしておりまして、どうしても連帯保証人がいない場合の特例措置と、救済措置として考えているというようなことでございます。 ○議長(高尾貫君)  そのほか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  市川三郷町としては、町長から方針を聞きまして、連帯保証人をそのまま残すということで、県内にも、しかし県内にも、課長が答弁されたような動きが出ているということなんですが、行政として連帯保証人の不要についての問題点という点なんかはあるのかどうか、私もいくつかの人から相談を受けて、連帯保証人にこれまでもなってきているわけなんですが、その点がちょっと心配なんです。というのは、国のほうで押してこられたとき、いやうちは、連帯保証人はこういう利点があるために残しますと。家賃の連帯保証人に補償をさせることではなくて、何かあったときの連絡先というか、そういうためにも必要なんだよというようなことが主張できればなという思いがするんですが、そのへんについてはいかがか、町長が無理でしたら、町長で方針があれでしたらお答えをいただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最初の答弁で申し上げましたけれども、入居者の安否確認、結構これがあるんですが、そういう場合、それから緊急時対応等に遅延が生じること、入居者が不幸にも亡くなられたときのということもあります。親族への連絡そのほか、それから退去手続き等に連帯保証人がいない場合には、結構時間というか、日数がかかってしまうという等の問題が、具体的にございましたので、やはり連帯保証人制度というのは、今の段階では必要だというふうに思っております。 ○議長(高尾貫君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  分かりました。私もそのへんで、重要だろうなと考えていて、心配になって、東京都がはじめ、それから千葉県の弁護士がそういう発表をしたから心配だなという思いの中で、国のほうから何らかの動きがあるのかということと、それへどう対応をしていくかということが心配で質問をしたところです。理解しました。 5番目の質問に移ります。 市川地区をはじめ、下水道本管敷設工事計画はどのように進行し、今後の工事予定について質問します。 第1に、市川地区では大同地区の田用水の安全を図るために、芦川のきれいな水を利用する水路が40年ほど前に造られました。この水路は、市川の上地区から宝寿院の下を通って、下大鳥居へつながっています。その後の対応として井戸が掘られ、田用水確保が行われましたが、市川上地区から下大鳥居への水路のこともあって、下水道工事は着手できないまま今日に至っています。 そこで伺いますが、第1点として、この水路に関係する下水道本管敷設工事は、どのように進行しているのか伺います。 2点目として、市川上地区の本管敷設工事計画はどのように予定されていますか。 3点目として、今後の全町的下水道本管敷設建設計画はどのようになっていますか、お伺いいたします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  下水道本管敷設工事計画についての1点目、田用水の水路に関わる下水道本管工事はどのように進行しているかについてでありますが、ご質問の水質障害管は、芦川取水口付近から市川三郷病院までの身延線沿い約1.4キロメートルの区間が影響を受ける管路となっています。 下大鳥居地区の圃場整備もほぼ終了し、正確な耕作面積が把握できるようになりましたので、水質障害管による補水量や工法検討等を行っております。 この結果を踏まえ、下水道管の敷設また並行して行う上水道管敷設の実施計画を令和3年度から一部実施の予定となっております。 2点目、市川上地区の本管敷設工事計画はどのように進行しているかについてでありますが、市川上地区においては、身延線により分断されていますので、幹線管渠に近い身延線の北側で下流側となる3区から施工しております。 身延線の南側においては、七軒町踏切で身延線を横断しますので、同様に下流となる3区側から整備を進める計画となっています。 現在の整備状況は、1区計画面積15ヘクタールのうち整備済面積6.7ヘクタール、整備率44.7%、2区計画面積27.9ヘクタールのうち整備済面積17.2ヘクタール、整備率61.7%、3区計画面積7.9ヘクタールのうち整備済面積6.3ヘクタール、整備率79.8%となっております。 先ほどのご質問にもありました水質障害管の影響を受ける46ヘクタールのうち、路線計画等を変更し、22.9ヘクタールの整備が終了しております。 上地区内における残り20.6ヘクタールにつきましても、実施設計終了後随時整備を進めてまいります。 3点目、今後の全町的下水道本管敷設計画はどのようになっているかについてでありますが、令和2年2月末の整備率は、市川地区が72.2%、三珠地区が96.0%、六郷地区が99.1%となっております。 平成30年度末の釜無川流域下水道構成市町の普及率は本町の86.2%から南アルプス市の48.7%まで大きな開きが生じているとともに施設整備の遅れから、釜無川流域下水道の整備計画は、計画期間を平成31年度から令和17年度まで延伸しております。 本町におきましても、県内の市町村同様に厳しい財政状況と耐震化・長寿命化等の事業を並行して行っていることなどもあり、管渠の整備計画は延伸しております。 現在、黒沢地区21.6ヘクタールの整備を進めており、15.7ヘクタールの整備が終了し、来年度も引き続き黒沢地区の整備を行う予定となっています。 平成29年度時点で10市町村、20の下水道で1,982ヘクタールの処理区域を縮小しておりますが、本町では、未整備となっている1丁目から市川三郷病院までの身延線沿線地域、市川バイパス沿いの向新田、高田大正地区など残り87ヘクタールを順次整備してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  そのほかに質問。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  市川の下水道整備が非常に進んでいるということをよく分かりました。平成30年度の対比で市川が86.2%、それに対して南アルプス市が48.7%という状況、ただ私、この質問をするにあたって心配だったことについて、再質問の中で提示をさせていただきたいんですが、下水道計画が提示されて、本管敷設工事が行われてから、長い年月が経過したわけです。下水道本管が敷設されて、これまだ使っていた浄化槽を解除する費用だとか、そして本管への接続する費用など、本管への接続には大きなお金が必要となるわけなんです。 本管接続が困難に、そういう中では、高齢者世帯も多い中で、本管接続が困難になると思うんですが、初めて下水道計画が提示されたときには、町と金融機関の協力で、下水道積立貯金が行われました。私の経験からしても、この貯金は下水道工事の行われる以前に、他に使ってしまった、私も使ってしまったわけなんですが、しかし行政として、町民の立場から考えたとき、本管工事がされる中で、それに接続してもらうための施策がこれから必要だろうとなと思うわけです。 これから本管敷設され、本管へ接続する住民の中には、高齢者だけの家庭も多いと思いますし、行政としての特別な支援策を考えなければならない。そうしないとせっかく本管を敷設しても接続できない人たちが多い場合については、何のための本管接続かということになります。下水道が整備されることによって、本当に清潔な形ができるわけなんです。 私も、担当課へお願いしたのが、水路に下水を放流していて、それが下流のほうで臭くて困るけど何とかしてほしいというようなことも、担当課のほうへお願いして、水を流せるようにしてほしいと。時々工事があって中断することがありますが、そんなお願いもしているところです。今後の課題として、そういう援助策が、私たちのときは貯金制度ということで、宣伝されて貯金していたんですが、それはなかなか下水が接続する前にお金が必要となって使ってしまったという経過も、私自身もありますので、しかし何らかのそういう援助策が必要だと考えますが、その点について、ご検討いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬議員のご指摘のとおり、社会資本を投入して、整備をする。しかし接続していただかなければ、その社会資本が生きないということもありますから、どういう援助をできる方策があるかというのを、担当を含めて至急検討に入りたいと思っています。 当時の話は、今議員がおっしゃられる、私も覚えておりますけれども、ずいぶん経っておりますから、新しいそういう支援ができる制度をどんなことができるかを検討していきたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  援助策と同時に、金融機関と町が協力して、その積立金制度をやったというようなことも、市川大門町のころだったと思うんですが、努力がされたわけです。 いつごろここを本管が通りますから、それについては接続をするにはどのくらいのお金が必要ですというようなことなどを含めて、前もってそのために行政も協力をしますが、どうにか接続できるような手法を考えていっていただきたいと思います。 それでは、6番目の質問に移ります。 かつて近隣の市と町で、新興住宅地の下水道本管敷設が遅れ問題になりましたが、市川三郷町においては、新興住宅地域の下水道整備はどのように実施されているのかについて質問します。 私は、三郡衛生組合の議員を長い間務めさせていただいておりますが、近隣の市と町の汚水処理量を見て、下水道整備が行われないまま住宅振興が進められた地域が多かったことに驚きました。 住宅を建設する時点で下水道本管へ接続すれば、費用負担が軽減できるだけなく、環境上も得策です。 下水道本管が敷設していなければ接続できないだけでなく、浄化槽を整備しなくてはなりません。市川三郷町では芦川駅周辺をはじめ、新興住宅が増えてきていてうれしいです。 議会としては宅地分譲地に新設される町道認定のために現地調査が行われ、私も欠かさず出席してきましたが、現地の下水道整備について尋ねることが欠如していました。 そこで改めてお尋ねしますが、市川三郷町での住宅新興地域の下水道本管の敷設状況はどのようになっているのかお伺いします。お答えください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  新興住宅地域の下水道整備はどのように実施されているかについてでありますが、市川・三珠地区の下水道整備では、本町が属する流域下水道の整備計画と整合を図る必要があります。 元々住宅地であれば排出される汚水量を見込んで下水道施設が計画されていますが、新たに大規模な開発が行われる場合や処理区域の端部での開発により大量に汚水が排出される場合など、すでに整備された施設では処理できない場合が想定されます。 このため、本町では釜無川流域下水道の整備計画や市川三郷都市計画など関連計画と調整を図り事業を進めています。 芦川駅周辺や三珠支所周辺などにおいて、民間による小規模な宅地造成が行われておりますが、現在の下水道計画の見直しが必要な事案はなく、すでに整備された管渠により処理を行っております。 また、現在進められている旧町営桃林橋住宅の分譲についても、すでに下水道施設の整備は終了しており、入居時から下水道の使用が可能となっております。 直近の大規模宅地造成事業では山王地区の区画整理があります。この区画整理事業は本町と富士川町が共同で事業を進め、関係機関と開発計画の段階から調整を図っていたため、区画整理事業実施の段階では、釜無川流域下水道の整備計画等とも整合が図られており、住宅地の造成・分譲も順調に進み、令和元年9月に組合は解散し、事業終了となっております。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私、町道認定の申請がある中で、近くに本管の敷設があるかどうかという、そこまで見なかったんですが、今の町長の答弁にありますように、新興住宅地については、その心配はいらないよということで、よかったなと思いました。自分が触れられなかっただけに、そのへんが心配だったんです。やっぱり住宅が建ってから、南アルプス市の例が出ましたが、三郡衛生組合に行きますと、接続の状況がよく分かるわけなので、新興住宅地はどうなっていくかなと考える中での質問だったわけですが、よかったなと思います。 ありがとうございました。 7番目の質問に移ります。 認知症予防のための行政各課の連携対応、認知症の患者家族の支援、サポーター養成などの取り組みについて質問します。 昨年10月8日に、町屋区集会場で、認知症高齢者声かけ訓練が開かれました。2月26日には、社会福祉協議が開く「介護入門講座」での認知症を理解するための講義と、体験講座、また3月10日には「こまりごと手伝い」のボランティア養成講座が開かれます。そして、議会広報にも高齢者が地域で交流し、互いに元気をもらい合うふれあいサロンや、いきいきサロンが紹介されています。 社会福祉協議の介護入門講座のお知らせの冒頭には、高齢社会を迎え、介護の基礎知識や認知症予防など、高齢者を取り巻く現状の理解の促進を図るため、本講座を開催しますと講座開催の趣旨が書いてありました。 高齢者の健康づくりや、交流することでのボケ防止、さらに認知症防止と介護者への援助活動など、行政としてのきめ細かい取り組みが行われていると思います。 私が今回この質問をすることにしたのは、いきいき健康課、福祉支援課、生涯学習課、そして社会福祉協議などの連携による認知症予防対策、認知症の患者家族の支援策などが必要と考えたからです。 認知症予防のための行政各課の連携対応、認知症の患者家族への支援、サポーター養成の取り組みの状況などの現状と、これからの取り組みの方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  認知症予防のための各課の連携対応、家族の支援やサポーター養成などの取り組みの現状と今後の方針についてでありますが、各課のよりよい連携を行うためには、認知症や認知症予防について理解する必要があるため、住民だけでなく、町職員対象に認知症サポーター養成講座を開催しております。 また、サポーター養成講座の講師となる、キャラバンメイトは現在58名おりますが、住民や担当課の福祉支援課職員だけでなく、いきいき健康課、社会福祉協議職員もキャラバンメイト養成講座を受講しております。さらに、いきいき健康課や生涯学習課等と連携し、住民向けの介護予防や認知症予防の研修を開催しております。 ご家族に対しては、訪問や相談などによる個別の支援に加え、お互いの介護の悩みを話し合う場や情報共有の場として家族介護者のつどいや男性介護者のつどいを開催しております。 平成22年度から始めました、サポーター養成講座ですが、令和2年2月現在、153回の実施により、サポーター数は2,838人となりました。 現在町では、運動や口腔ケアなどの介護予防事業を実施しております。例えば、百歳体操は、身体面の維持向上だけでなく、気の合う仲間と集い、話をすることで認知症予防に効果があるといわれております。このように、介護予防が認知症予防につながることを踏まえ、より多くの方が、人生百年時代を、できるだけ長い期間、元気で生活できるよう、認知症予防を含めた介護予防事業に、力をいれてまいります。 今後も、関係各課や社会福祉協議などの関係機関との連携を図りながら、認知症支援事業を実施し、また、生活支援体制整備事業の「あったらいいなをつくる会議」から生まれた、困りごと手伝いなどの住民同士での支え合いや、サロンなどの地域で集える場づくりを通して、生きがいをもって生活していただくための事業を展開してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  ほかに質問ありますか。 14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  素晴らしいなと思ったのは、サポーターが2,838人もおられるということと、それから百歳体操の中で、集い、話をする、そのことによって認知症予防をしていくという、本当にそうしたいろいろなことをされているということが、私は高く評価ができると思います。これからますます認知症患者が増えると言われています。町民の状況を把握し、支援する体制づくりが必要であるということだと思いますが、認知症患者の家族への支援、また支援講座への参加の働きかけが重要になってくると思います。努力していることは今の町長の答弁でも分かりました。 私も認知症の父と5年間でありましたが、一緒に暮らしまして、出れないように夜中、私も仕事を遅くまでやっていましたので、3回夜中に出て行かれたのが分からなかったんですね。そしたら、家の前を歩いていたというのを受験生が、おじさんがうちの前を通っているよと電話をくれたり、お寺さんのお上人さんが亡くなった日に、そのお寺へ行ったということで、夜中に行ったので、お寺の人がまだ檀家の人に何も知らせていないのに、誰が来てくれたんだろうと言って、たまたま私のところに連絡をしてくれて、迎えに行くというような、近所の人たちやら、そうしたいろいろな助けを借りて、5年間の認知症の介護をすることができたわけですが、明るく、楽しく暮らせる認知症家族づくり、家庭づくりということが必要、そのための行政のきめ細かい支援が必要だと思います。 ぜひ、そのへんではご尽力をますますしていただきたいことをお願いして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(高尾貫君)  これをもって、第14番、一瀬正君の一般質問を終わります。 続いて、第7番、笠井雄一君の発言を許します。 ◆7番議員(笠井雄一君)  7番、笠井雄一です。 地方債の負担増、基金の残高の減少など、懸念される中、かねてから私が何度か質問させていただいている将来の財政負担について質問させていただきます。 先般、テレビにおいて甲州市長選のニュースが報道されました。その中で目にしたのは、県内各市町村の将来負担比率のワースト3の発表でした。 1位は甲州市、2位は大月市、なんと3位にわが市川三郷町が連ねられていたことに大変危機感を受けました。 当選された甲州市長は、公約として、第一に財政健全化について市民に訴えたところです。 わが町も、当然ながら、財政健全化が重要施策となっているはずです。 そこで次のことにつき伺います。 まず1つ目として、前年度末の地方債現在高。2番目に債務負担行為に基づく支出予定額。3番目に、一般会計から他会計への地方債の元金償還に充てる繰り出し金。4番目に、自治体が加入する一部事務組合等の地方債の元金償還に充てる負担見込み額。5番目に、退職支給予定額のうち一般会計等の負担見込額。6番目として、自治体が出資した法人の負債額、このうち一般会計等の負担見込み額。7番目として、連結実質赤字額。この7点についてお尋ねいたします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  笠井雄一議員の一般質問にお答えします。 将来負担比率と今後の財政シミュレーションについてでありますが、1点目、前年度末の地方債現在高は132億3,441万6千円であります。 2点目の債務負担行為に基づく支出予定額は1億735万1千円であります。 3点目、一般会計から他会計の地方債の元金償還に充てる繰り出し金は、県に提出する将来負担比率の計算シートの公営企業債等繰入見込額に当たり、本町においては上水道事業1,851万6千円、簡易水道9億9,388万円、公共下水道事業65億2,313万1千円、農業集落排水事業2億5,243万2千円、戸別浄化槽整備推進事業1,763万1千円、温泉事業1億1,859万7千円、国民健康保険直診107万9千円の各特別会計への繰出金であり、合計が79億2,526万6千円であります。 4点目、自治体が加入する一部事務組合等の地方債の元金償還に充てる負担見込み額は、同じく県に提出する計算シートの組合負担等見込額に当たり、10億6,529万8千円であります。 5点目、退職手当支給予定額のうち一般会計等の負担見込み額は16億8,411万6千円であります。 6点目、自治体が出資した法人の負債額のうち一般会計等の負担見込み額は1万9千円であります。 7点目、組合連結実質赤字額は3,881万3千円であります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  そのほかの質問を。 第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  言うまでもなく、将来負担比率とは、将来支払っていく可能性のある負担等の現時点での残高を指標化し、将来財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標と理解をしています。 30年度決算において、報道のとおり県内でワースト1の甲州市が151.5、次に大月市が146.5、続いて本町の将来負担比率が128.2と3番目に高い数値となっています。 町長に伺います。この数値をどのようにとらえているのかお尋ねいたします。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  時々、4月1日から3月31日までが年度なんですけれども、3月31日現在で数字を見るということがあるんですが、実は、私はその9月の決算議会で、初めて1年間の年度の収支が分かって、要するに繰越額が決まる。これで見ますと、平成30年度の当初予算編成時には財政調整基金5億2,064万9千円を財政調整基金から取り崩しております。これを令和元年9月の補正、これは30年度決算では、財政調整基金へ、要するに繰越額として積み立てた額が4億8,256万5千円、そうすると5億2,064万9千円財調から取り崩しましただけだったんですが、9月の決算で4億8,256万5千円を財調へ戻していますから、実際に使った額は3,808万円ということなんです。 だから、3月31日時点で、このものをすべて見るというのはという思いでおりまして、いつも9月の決算議会でしっかり認定してもらったその金額で、やはり判断すべきと思っております。 もう1つは、笠井議員も職員でおられたから十分分かっておられると思うんだけど、分母と分子、分母比率を改善するということです。これでいきますと100分の128.2ということですから、標準財政規模、あるいは算入公債費等の額、これら関係するところを改善していくということが必要ではないかというように思っております。 もう1つは、社会インフラの老朽化があって、どうしても先行投資をしなければならない。この中にもありましたが、簡易水道の事業では、それは住民にそれだけの水道料の負担をお願いできるかというと、やはり一気にそういうことは考えにくいので、ある程度、社会インフラの老朽化しているのも公費を投入して整備をしなければならない。そして、水道料とか、下水道料を一気に、将来負担比率がこうだから引き上げるということはなかなかできない。ただ、将来負担比率、財政健全化4指標の1つで、合併時にはなかったんです。将来負担比率は、ご存じのように、にわかにこの健全化比率に実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率が主なもので、大月市とか、甲州市の話がありましたけれども、大月市の場合には18.3、本町が合併した当時、笠井議員が職員でいた当時は18.3でした。これは18を超えると問題があるというのは、山梨県知事の許可をもらわないと起債できないということで18.3、大月市長選とか、甲州市市長選の場合、実質公債費率が大きく問題になって、改善をしたということです。 将来負担比率がこれでいいのかというと、そうではありませんけれども、ある程度先行投資の面もあるし、それから大きく言えば防災、減災の関係、例えば建物の耐震化で問題があれば、町民の命を守るために耐震化をしなければならない。将来負担比率だけ目に行って、そういうことをおろそかにするということができないという事情もあります。 ですから、バランスよくその数字を見ながら進めることが必要だと思いますし、それから9月決算議会では監査委員の講評や指針を得た意見を指針として財政運営に当たっているというところでございます。 ○議長(高尾貫君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  町長は非常に数字に強いことは、よく私も分かっております。いつも町長は、私も元職員だったからという話をするわけなんですけれども、元職員だったからこそ、いろいろな心配もしているわけでございます。 くどいようですけれども、そんな思いで質問をさせていただいております。 将来負担比率の早期健全化の基準はよく町長がおっしゃいます。MAXが350という数字を前回も述べているわけなんですけれども、私たちの暮らしを例えば例にとってみたときに、住宅ローンを組むにしても、年収の3倍程度が限界だと言われているわけです。 それと同じように、標準財政規模の3.5倍程度を上限に、財政運営を行っていくことが非常に重要だと言われています。この比率はかなり高い水準なんですよね。各自治体が属する都道府県の平均的な数値を把握し、その数値を目標にすることが進められているわけです。 そこでお尋ねしますけれども、山梨県の町村の平均標準財政規模などはどのくらいになっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  平成30年度の山梨県内の市町村の財政規模の平均ですが、34億1,317万2千円であります。 ○議長(高尾貫君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  市川三郷町の同じく標準財政規模はいくらくらいになっているでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  本町の平成30年度決算の標準財政規模は58億236万9千円であります。 ○議長(高尾貫君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  それでは、あと2点続けてお伺いしたいですけれども、同じく先ほどちらっと言いました将来負担比率の県の平均はどのくらいになっているかお尋ねしたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  山梨県の市町村の将来負担比率の平均ですが31.4%であります。
    ○議長(高尾貫君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  冒頭申し上げました、うちの町の将来負担比率が128.2ということで、県の平均が31.4ということでございますが、本町では目標を、先ほど来、私が何点か、こういうものを基準に進められているんですよという話をしたのですが、本町では何を目標に、どれを目標に定めて財政運営を行っているのか、このへんをお聞きしたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  目標というか、町民の命を守る施策を最優先にするということです今は。ですから、防災減災の関係で、耐震公共施設の耐震化は、今、一気にやらせていただきました。それから国土強靭化のこともやらなければならないと思っています。 30数%の県平均があるというのは、ご存じのように、例えば町、村によっては将来負担比率ゼロというところも、町、村であります。それは基金残高と債務との関係で、債務より基金が大きい場合には、将来負担比率はゼロであります。ただ、そのことに目が行き過ぎて、町民の命を守る施策がおろそかになるということは、結局行政責任、いつも申し上げておりますけれども、行政責任という責任は、私自身が町民にそういうことがあった場合には、長として責任を負わなければならない責任を与えられていますから、私としては町民の命を守る施策を最優先し、将来負担比率は若干変動しても、町民の命を守る施策を優先しているという考えで進めております。 ○議長(高尾貫君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  町長は合併当時から、何とか公債費比率も下げようと懸命に努力をしてきたことは、私も承知しております。ただし、今の現時点で、あまりにも将来負担比率、例えば現時点での将来負担比率ですと、これから先にどうなっていくかということを、私は心配しているわけなんです。 それで今申し上げましたように、いろいろな例えば国土強靭化だとか、いろいろ心配はありますよ、確かに。そのものへどういう投資の仕方をしていくかによって、これはまた将来負担比率がぐんと上がる可能性もあるわけなんですよね。そのへんを含めた中で、私は質問をさせていただいています。 そこで、先ほど町長の答弁の中で、将来負担比率のゼロの市町村もあるということなんですけど、これはこの指標からいくと、図が引いてあるわけなんですけれど、この町村については、充当可能財源等が将来負担額を上回っている。それだけ財源があるということだと思います。そのへんをご承知おき願いたいと思います。 また、この比率が高い場合に、先ほど町長が言っていました将来の実質公債費比率が増大するなど、財政運営上の問題が生じる可能性が高いので、早い段階から、冒頭質問をいたしました、さっきの7項目ですね。このへんをしっかりとチェックをしておく必要があるのではなかろうかと、これをこまめにチェックして、今後の財政シミュレーションをわが町でもしっかりと組んであるのではなかろうかと思うわけなんですけども、これから将来負担比率、実質公債費比率はどのように変化をしていくのか、これからどのように変化をしていくのか、財政シミュレーションがあるのであれば、これは今後の財政運営をしっかりとチェック、研究していくためにも、議員の皆さま方にも配付をしていただければと思いますけども、財政課長、そのへんは用意できますか。もし、今手元になければ、今議会中に、財政シミュレーションを議員の皆さま方にも見ていただいて、今後私たちも町と一緒に、そのへんを真剣に研究していかなければならないのではないかということで、またぜひ今議会中に、会期中に、議員の皆さま方にも配付していただきたいと思います。 私がなぜ、こんな心配をしているかと言いますと、ご承知のとおり、財政が豊かでない自治体にとって、交付税は本当に頼みの綱だと思っております。それが減額される影響は非常に大きくて、加えてこれからは働いて、住民税を納めてくれる現役世代が減少し、そのほかの税収もこのままでは落ち込むことが予想されます。 一方で、高齢化による社会負担の増加や、町財政を圧迫することは間違いないものと思っております。 またときには、これまで予測もしていなかった、今回のように会計年度任用職員の手当など、今後においても予期することのできないことが起こらないとも分かりません。 このような状況の中、私は、以前から何度も警鐘を鳴らしてきましたが、各家庭、各企業を例にとっても、どこの家庭、どの企業も、こういったときこそ、家族全員、また社員全員で状況をしっかりと把握し、共通認識を持ち、創意工夫し、家長さん、社長さんの権限により、これを解決していかなければならないと思います。 そこで、先ほどの2点だけお聞きしたいですけれども、将来負担比率のMAXの状態、何年ころMAXになるのかということと、もう1点は、公債費比率が何年ころ一番MAXになるかを教えていただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  まず、将来負担比率のMAXですが、令和元年度の決算が一番高いと見込んでいます。その数字ですが188.2%を見込んでいます。また、実質公債費比率については、MAXですが、5年間の財政シミュレーションを立てた段階では、令和5年が一番高くて11.3%を見込んでいます。 ○議長(高尾貫君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  本町においても、幹部職員は当然のこと、町の財政については、いろいろと心配をしたり、研究もしていると思うんですけれど、私も口うるさく何度も言うんですけれども、町長や幹部職員だけでは、これは非常に難しい問題でありまして、こういった状況とか、その都度、その都度の状況をしっかりと職員全員が共有する中で、早め早めの解決策を考えていかなければならないと思うんですが、そのへんを町総ぐるみ、また議会でもいろいろな研究等も進める中で、ともども町の財政がいつまでも安定した財政でいられるように、今後、進めていくことを願いまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(高尾貫君)  これをもって、第7番、笠井雄一君の一般質問を終わります。 ここで、暫時休憩といたします。 14時30分の再開といたします。     休憩 午後2時17分-----------------------------------     再開 午後2時31分 ○議長(高尾貫君)  再開します。 続いて、第1番、秋山豊彦君の発言を許します。 1番、秋山君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議長のお許しを得ましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。 今議会は、私が町議会議員に当選をさせていただいて、6回目の定例になります。議会は、改めて言うまでもなく町政を滞りなく執行するために必要な予算や施策を決定する機関であります。また、町政が正しく執行されているか否かを監視する機関でもあります。 私は、本町発展のための施策を推進し、また、時には、久保眞一町長の正しからざる姿勢をただしながら、町民から与えられた議員の使命を懸命に果たしてまいる所存であります。 それでは、以下質問に入ります。 久保町長の4期目がスタートして早くも2年と数カ月が経過いたしました。私は、久保町長在任中に市川三郷町が、どのように変化したか、検証してみたいと思います。 まず、人口についてであります。この町の人口は、合併時には1万8,828人でありましたが、現在は1万5,628人になってしまいました。この間におよそ3,200人が減少したことになります。これは、ほぼ旧六郷町の80%が消滅したと同じことになります。 また、山間集落の中には、高齢化が進み限界集落と言われるようなところも多くなっています。この現象は、山間地の集落だけではなく、町内のいたるところで起きています。 また、立地企業については、六郷の花伊電線や市川大門のサンペーパーなど多くの企業がこの町から撤退してしまいました。 つい先日は、市川大門地域にあったホームセンターが閉店して、町民の間では、さらに閉鎖する大型店舗があるのではないかと噂されています。 また、生活環境においては、旧三珠町からセブンイレブンがなくなり、旧六郷からは、スーパーやまとやガソリンスタンドがなくなってしまいました。 商店が軒を並べ、人々の往来が盛んであった市川大門の中央通りも、今では、日中でさえ人の姿もまばらになっています。 かつては、峡南北部地域の経済や文化の中心で会ったこの町も、今は昔日の面影さえありません。なぜ、衰退の一途を辿ってしまったか、この町の勢いが衰えただけではなく、町の財政状況も大変なことになっております。 先般、県の発表によりますと、この町の借金総額が大幅に増え、将来負担比率が県下で3番目に高い町になっています。 これまで、町長はインフラ整備は、すべて後回しにして、財政再建だけを目途に掲げてきました。久保町長の町政の12年間は一体どうだったんでしょうか。 このような財政状況になった大きな要因は、1つは、県立青洲高校に降って湧いたように生涯学習センターや、体育館の移転新築を決定したため、多額な負担が生じたからであります。 町長は、この財政状況についてどのように考えているかお答えをいただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山豊彦議員の一般質問にお答えします。 本町の現状と今後のまちづくりについての考え方についてでありますが、まず、人口減少率の推移からお答えします。 まず、人口減少問題は、本町のみならず、山梨県内はじめ国全体の大きな課題であります。 国においても人口減少対策は喫緊の課題とされ、第二次総合戦略や人口ビジョンなどの策定と推進により、何とか減少率の緩和を図ろうと懸命になっているところであります。 本町における今年の1月1日現在の最新データでは、5年前からの減少率が峡南5町においては一番改善が見られ2.37%の改善という成果であります。これは近隣町が0.02%と低調な改善率であることを踏まえてみても、本町の不断の努力の結果が顕著に見られますが、その大きな要因は、若者定住促進住宅補助金制度の推進が生んだ効果であると推測できます。さらにその裏付けとも言えるデータがございますが、平成30年度の実績での社会増減率、人口減少には自然増減、これは誕生する子どもと亡くなるお年寄りのプラスマイナスと社会増減、転入転出でございますがあります。この社会増減率は本町においては53人の転入超過という県内ではまれな実績を残すことができました。 現在わが国においては、人口が増えることは現実的ではないですが、人口の減少率を緩和する中で、地域に新しい芽出しができるよう、今後も人口減少対策には、引き続き鋭意努力を続けてまいりたいと考えております。 インフラ整備につきましては、町道矢作上野線新設改良事業をはじめとする道路整備事業や、鳴沢川高田地区内水対策事業、小中学校の大規模改造事業、市川東小学校改築事業、六郷中学校特別教室棟改築事業、富士見団地の町営住宅建替え事業や、公営住宅建設事業、市川富士見保育所の新園舎整備事業など、事業を行ってまいりました。 また、町の財政状況を判断する指標の1つ、将来負担比率については、平成30年度決算で、本町の場合128.2%の数値となっています。これは、国で示す将来負担比率の早期健全化基準の350%の基準内ということで、健全化であるとの理解しております。 それから、町債残高を秋山議員が申されましたが、合併当時264億円あった町債残高が、今現在は219億円、45億円マイナスしています。それから、将来負担比率につきましても、秋山議員が触れておりますけれども、これは基金残高と町債残高の関係です。ですから、本町が3町合併したのが平成17年10月1日です。このときの基金残高はわずか9億円だったんです。普通の市町の合併したときには30億、40億ある市町が多かったんですが、うちはわずか三珠、市川大門、六郷の貧しい町が合併したために、基金残高は9億円だったんです。そのことが将来負担比率に大きく影響していることも一因でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  ほかに質問ありますか。 1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  ただいま、町長から答弁を頂戴したわけでありますが、それなりに他町村に負けないように人口対策も、財政的にも努力をしているということでありますが、その点でなお一層他町村に負けないように、先取りのような形の中で、市川大門は人口が増えたと、活気のある町だと言われるように努力をしていただきたいと思うわけであります。 財政も決して裕福ではないと思います。先ほど笠井議員も質問をしておりますし、私の考えたところによると、当然あれだけの負担を背負っているわけでありますので、決して財政的に豊かであるということは、私は思っておりません。 ですので、なお一層、努力を賜りたいと思います。 次の質問に入ります。 次に、町長の選挙公約の実現性について伺います。 本庁の財政状況が極めて悪化している中で、町長が選挙時に掲げたみたまの湯の宿泊棟の建設や、六郷インター周りの整備、市川三郷病院の建て替えなどの公約の実現性の見通しは、どのようになっているか伺いたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最大の公約は新設高校を今の市川高校の場所に新設高校を残していただくというのが、最大の公約でございました。 今ご指摘の、町立病院の建設につきましては、市川三郷病院の建設につきましては、公営企業団医療センターの持ち物というか、建物でございまして、今、公営企業団の委員の皆さまとともども建設に向けて努力をさせていただいているところでございます。 それから、みたまの湯の宿泊棟、これは議員のご指摘のように、本当に必要であったらいいなというように思っております。ただ、今の状況では民間資金の投入をどうしても考える必要があると思っています。PPPやPFIの民間資金を使って、建設が可能かどうかを考えているところでございます。 いくつかご指摘の点でございますけれども、今は防災力や減災力というか、町民の命にかかわることを第一に、今、そのことに施策の中心をおいて推進をさせていただいているということで、公共施設の耐震化、まだまだできていないところがいくつかございまして、震度7以上の地震があった場合に、当然そこにいる職員の命も守れないようなところもございますし、全町で何カ所か建物の耐震化の問題がある建物もございますし、そういうところをできれば一時も早く耐震化をしたいということで取り組んでいるところでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長は選挙公約でみたまの湯とか、それから六郷インター周りの整備とか、そういうことを公約で言っているので、市川高校がああいう形になったということは見てのとおりでありますので、それは分かりますが、公約したことの見通しはどうなんですかと、こっちへふった、こっちへふったではなくて、耐震がどうのこうのではなくて、あなたが要するに選挙時に公約した実現性はどうなるんだということを、私は伺っているわけであます。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山議員、よろしいですか。任期あと2年弱ございます。正確には1年8カ月でございますが、その間、何とか方向性が出せるように努力をしてまいります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  ぜひ口に出したことは、実行しなければいけないと思います。確かに、私も振り返って見ると、町長の任期も1年と数カ月であろうとは思います。その間、鋭意努力をして、何事につけても頑張っていただきたい。私はもう辞めてしまうからいいやという考えではなくて、前進前進でひとつ頑張ってもらいたい。次のときにも、あと1回出るぞというような心構えで、町のために努力をしていただきたいと、かように思って、次の質問に入ります。 次に、生涯学習センター等がすでに完成をしています。なぜ私が、今回の議会で質問をしますと、その理由が2つあります。 1つは、財政悪化の大きな要因になっているこの問題を議員として看過することはできないからでああります。 2つ目は、私が、9月の議会で議長を通して、設計書の提出を求めましたが、これを拒否したために9月議会で質問が続けられなくなったのであります。 しかし、先般、情報公開条例に基づいて、請求した結果、ようやく入手することができました。開示された資料は、500ページ以上ありますが、議長のお許しをいただき議員諸兄にその一部を配布させていただきます。 まず、町長の二元代表制の認識についてお尋ねいたします。 町長は、地方自治体が二元代表制であることは、十分承知していると思いますが、議決機関の長である議長が本会議場で生涯学習センター等の設計書の提出を求めましたが、久保町長はこれを拒否し続けました。このことは、二元代表制の根幹を揺るがす、極めて重大な問題であると思います。 町長は、二元代表制をどのように考えているのか伺います。 次に、情報公開により開示されました設計書についてお尋ねいたします。 町長は、9カ月近くも開示を拒んできましたが、その理由は、設計書を改ざんする必要があったからではないでしょうか。そうでないなら、なぜ、開示を拒んだのかお答えいただきたいと思います。 次に、設計書の内容についてお尋ねいたします。 財務規則では、設計書や物品を受領する時には、その内容を精査して検収することになっていますので、町長も職員も設計書の内容は十分に理解しているものと思いますので、私の質問にお答えいただけるものと期待しています。 なお、入札不調になった場合には、まず、当初の予算である16億5千万円以内で建設するために施設の規模や資材のグレードの見直しを行うとともに、入札業者の参加範囲の拡大などを行うことが一般的であります。なぜ、町長は、当初の予算内で建設する努力をしなかったのか伺います。 また、綜合設計の設計書には、メーカーの見積書の金額に0.5や0.7を掛けているが、この掛け率はメーカーと協議して決めたものか。それとも、綜合設計の独自の判断で決めたものか。独自の判断で掛け率を決めたとしたら、その根拠は何か伺います。 次に、入札の時に綜合設計から提出された設計書は、初回に提出された設計書の見積額の減額率を単に0.1ないし0.2上げています。掛け率を0.2上げるということは、33%上昇したことになります。なぜ、わずか2カ月で資材単価がこのように上昇したのか伺います。 次に、変更後の設計書は、メーカーから提出された見積書の掛け率を変更しただけで、このような単純に掛け率を0.1ないし0.2上げただけの方法で2億5千万円も増額していますが、この設計書は適正だと思っているか伺います。 綜合設計は、設計変更をするに当たって、メーカーにヒアリングしたと言っているが、1日、2日の短期間に59社と数千に及ぶ資材の単価調査ができるのかどうか。 この入札は、一般競争入札であるにもかかわらず、たった1業者しか参加していなかった。このため、落札率は、驚くことなかれ99.8%という一般競争入札では、他に例を見ない高い率の落札であった。なぜ、1業者しか参加しなかったのですか。 また、一般競争入札はより良いものをより安く建設するために行うものと承知をしているが、最初の入札のときに参加者が少ないために不調になったのですか。なぜ参加範囲を拡大するような工夫をしなかったのか。 最後に、町長は、町立保育園や生涯学習センター等の建設業者と仕事に関わった業者と過去に癒着はなかったのか、この点についてお尋ねをいたしたいと思います。 それから議長、資料を提出をお願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  ただいま、秋山豊彦議員より資料配布の申し出がありましたので、これを許可します。 暫時休憩します。     休憩 午後2時54分-----------------------------------     再開 午後3時02分 ○議長(高尾貫君)  少し暫時休憩が長くなりましたけれども、大変申し訳ないです。 先ほど、一般質問を1番、秋山豊彦議員からいただきました。 その中身の一般質問で、一部は、いわゆる質問の内容が、若干異なることもあると同時に、言葉足らずといいますか、もう少し詳細に言ってもらいたいなという部分がございましたので、今、1番、秋山議員と私で突合せをしたところでございます。これは9月議会の、戻りますけれども、30年12月に秋山議員が一般質問を行いまして、その後、年明けて9月の議会で9月2日の一般質問の中で、秋山議員から縷々あったんですが、その中で比較表を提出、つまりは設計書に伴う比較表を出していただきたいという旨の申し出が議場でありました。それが先ほどの設計書という部分でのくいちがいだということで、これはいわゆる執行部側も、それは比較表ではなかったのかなというふうに理解をたぶんしているところでございます。 そのときに、議長、私が帰りまででよろしいんでしょうかと尋ねたところ、秋山議員が今ここで答弁しなくても、比較表が出てこなくても、明日出してもらえれば構いませんという、こういうお席で確認をさせていただきました。 その比較表を後日お渡しいたしましたけれども、その比較表は、ご本人がお受け取りにならなくて、改めて戻されてしまったわけでございますけれども、その後、10月、11月にかけて、ご本人、あるいは議運の委員長も含めたりして、さまざまなことで議論してまいりましたけれども、基本的には情報公開制度がありますから、そちらをご利用くださいと、ぜひそちらを活用して、詳細についてはお調べいただきたいと、こういうことでいったんは終わったわけでございます。 それはなぜかと言いますと、12月議会にまたその書類、あるいはその比較表がそのものが独り歩きをしてはいけないということで、議長、あるいは議運の委員長、執行部との打ち合わせの中で確認をしてきたところでございます。 本日の前回の12月議会では質問がなく、この3月議会に秋山議員のほうから質問があって、その質問の中身が先ほど言ったようなことでございますので、若干そこのところが、いわゆる設計書に伴う比較表というこういう経過ですので、そこが落ちておりましたので、そこをきちんと言っていただかないと、局側も、いわゆる当局も答弁に窮屈になるだろうということの確認でございましたので、以降、そういう状況の中でのご質問ということに、お願いをしたいと思います。 私のほうからは以上です。 長くなりまして大変申し訳ないですけど、経過でございますので、少し長くなりまして、大変申し訳なく思っているところでございます。 それでは、答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  情報開示された生涯学習センター等の設計書についての1点目、二元代表制をどのように考えるかについてでありますが、二元代表制は、住民を代表する首長と議会が対等な関係で、自治体の運営の基本的な方針等を議決を経て執行する制度で、立法権と行政権の分離ができる制度であると考えています。 執行側は私のほうからは提案権と執行権が与えられております。しかし、提案権の後、議会で議決権、議決をいただいてはじめて執行するということです。これまでもすべての予算を議決していただき、例えば業者選定にあたっても、請負業者に関する契約につきましても、議会の議決をいただいて執行しているということでございます。 2点目、情報公開により開示された設計書についてでありますが、工事設計書は議員へ資料として提示することができませんので、情報公開条例に基づき開示請求をお願いしたところであります。 3点目、設計書の内容についての1.入札不調になった場合の対応についてでありますが、再入札に際しまして、工事内容では生涯学習館・図書館で複合サッシを通常のサッシヘ、これがいいかどうかという点もあるんですが、将来、50年以上使う建物をこうしていいかという点もあります。ロビーの天井ルーパーの削減および歩廊の天井の材質変更、図書館の開架書架を免震構造から耐震へ変更し、工事費の減額に努めました。また、再入札の入札選考会議で入札参加資格条件は、前回と同一資格条件とする。ただし、生涯学習館・図書館および体育館を複合施設として一体発注することとしました。このことにより、共通費率、これは共通仮設費と諸経費を削減しています。 2の設計書の補正率についてでありますが、設計事務所の建築士が経験に基づき判断したもので、町と協議の上決定しました。 3再入札の減額率についてでありますが、当初の設計で入札に至らなかったため、設計事務所で市場調査を実施し、見積りの率を補正したものであります。 4の増額積算した設計書はについてでありますが、市場調査を実施し見積り補正率等を変更したことによる増額であります。しかしながら一部のグレードを変更したことにより工事費の減額を図りました。 5の短期間での調査についてでありますが、設計事務所で数人による電話での聞き取り調査と、単価調査については、建設物価や建設コスト情報等の発刊物を確認しました。 4点目、入札時の落札率についてでありますが、ここ1年~2年の山梨建設新聞を見ますと、全体的に落札率は高く、特に建築関係工事の落札率は高くなっています。一般競争入札の場合では、1社の参加で,あっても公平性と競争性が確保できることから入札を執行しています。 5点目については、一切ございません。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  再質問をさせていただきます。 ただいまの町長の答弁に、私が重複するところも多々あろうと思いますが、その点、よろしくお願いいたします。 それから私は、もっと細かく質問をいたしてまいりますので、それにもしっかりとしたご答弁をお願いいたします。 まず、再質問、本町にはこのような大規模な施設の設計ができる専門業者がいないので、予算計上した生涯学習センター等の建設費の16億5千万円は、町長が指示した金額ではなく、綜合設計から自らの判断で積算をしたものですか。 お答えをお願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  建築士が当然設計をするわけなんですけど、町と協議をした上で、最終的に決定を見たということであります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  それは綜合設計がやったということの理解でよろしいですか。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  それでよろしいですか。 ○議長(高尾貫君)  確認ですか。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  確認です。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  設計会社で作ってきたものを町で認めたということであります。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  綜合設計が16億5千万円の概算額を決めたのですから、極端な値引きをする必要はなかったのではないかと私は思うんですが、どうなんですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  予算額を決めたのは、綜合設計ではなしに、今までの鉄筋コンクリート施設の一般的な平方メートル単価を基にして、予算を計上させていただいたということでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  立ったまま質問させていただきますが、その点お許しいただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  秋山議員から一言ありました。 私は腰が痛いので、大変申し訳ないけれども、立ったままでさせてくださいということですので、皆さん、ぜひそのことはご理解いただきたいと思います。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  お手元に配布した資料1の設計書をご覧ください。 1の設計書には、この設計書は体育館のアルミ建具の変更前と、変更後の設計書の一部です。変更前の設計書の一番右の摘要欄には、見積額に0.7が掛けてあります。次のページの変更額には0.8が掛けてあります。これが設計単価です。この設計書は、見積額に0.6とか、0.7を掛けて設計単価を決めています。 では、質問に入ります。 綜合設計は、メーカーから聞き取り調査をしたのではなく、独自のルートで把握した業界情勢により設計単価を見積額の5割とか6割にしたと言っています。町長、この掛け率が、適正であると判断をした根拠は何か伺いたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山議員、こういう数字については、資格のある1級建築士でない私には数字は正しいか、正しくないかは分かりません。ただ、契約している設計会社が信頼をもって出してきた数字につきましては、それを認めざるを得ないという状況もあります。 それらから、もう1つ大事なことは、例えば町の予算でございますが、1億円の定価のものを0.5というのは5千万円で、0.7ということは7千万円で買うということです。町の町民の尊い税金を1億円の定価のものを5千万円とか7千万円で買うという職員の努力があるわけです。だけども、今回は0.7でお願いをしますという平均値を取ればですね、お願いしたけれども、こういういろいろな東京オリンピック等々のこともあって、8千万円とか、8,500万円にしていただかなければとても受けられませんということでこうなったんです。 1億円のものを1億2千万とか、1億2,500万円で買ったものではないんです。聞いている皆さんがみんなあれと思うかもしれないけど、職員はそうして9月の決算時に4億とか、5億の繰越額が出るのは、予算よりみんな抑えて購入して、町の支出を少なくしようとしているんです。数字でいろいろなことをおっしゃいますけども、町職員が徹底してそういう努力をした結果、とてもこれでは受けられないという状況になって、今申し上げたように1億円の者を8千万くらいはぜひ出してもらいたい。そういうことでこの経過になっているんです。分かりやすく申し上げれば。だからそこを、細かいことを秋山議員は、プロ中のプロだから、いろいろ気が付いておっしゃられることはよく分かりますけれども、むしろ確証があるような対比表があれば、秋山議員がしっかり、これはこうなのではないかとお示ししてくださるほうが、むしろ分かりやすいと思うんです。 あれを出せ、これを出せ、そしてこれはおかしい、これはおかしいというのではなくて、しっかりご自身で資料を持ってこうなんだと。1級建築士であるこういうことでしっかりと検証してもらったらこれはこうだと、それなら分かるんですが、あれを出しなさい、これを出しなさい、そして一つひとつここがおかしい、ここがおかしいだけでは進まないんです。 分かりやすく申し上げているんです。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  だというと、町長は適正であるということですね。適正であるならば、なぜ不調になったんですか入札が、お答えください。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  当時も山梨日日新聞社をはじめ、各社の大きな記事にほとんど県内大きな事業が落札に至らなかった、不調になっているという記事を見ておられると思うんですが、うちのこの施設だけではないんです。それはご理解をいただけると思うんですけど。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  これから順々に私が聞いていきますので、そのことに答えていただきたいと思います。 綜合設計が設計書を町に提出したのが3月末だと伺っています。設計書の提出から入札まで、わずか2カ月しか経っていないのに、図書館、家具やサッシ建具などが見積額の掛け率を0.6とか0.8に引き上げています。0.2上がったということは、町長さん、33%上昇したことになります。2カ月で33%上がった根拠を示していただきたい。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  申し訳ないですが、根拠をどうだと言われても、私は専門家ではないので、ただ、委託契約をしている設計会社が誠意をもって正確な数字を出していただいたということで、実はこれにつきましても、議会で御説明申し上げ、議決をいただいて執行しておりますし、業者、主体工事を含めてすべての建設会社に対しましても、請負契約をこの議場で議決をいただき、執行させていただいております。 その当時は、秋山議員はまだ議員でなかったからだと思いますけど、そういう手続きはしっかり踏ませていただき、その都度説明を申し上げて、現在に至っているということはご理解をいただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議会の議決をもらったから云々ということなんですが、私は2カ月で33%上がった根拠を示していただきたいと。町長さんが、私は専門家ではないし、設計のことはよく分からないということですが、これからどんどん私が進んでいくことで、その点についてもお聞かせ願いたいと思いますので、まずは図書館の家具やサッシ、建具などが見積額の掛け率を0.6とか0.8に引き上げているが、0.2上がったということは、33%上がったことだと、2カ月で33%上がった根拠を示してくださいと。そういうことなんです。私の言っていることが分かりますか。よく分かりませんか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  先ほど3点目の一番最後で、町長がご答弁させていただきましたが、市場調査を行って、先ほど町長が仮に1億円だとするという話をされましたが、やはり市場調査の結果、オリンピック等々の影響を受けて7掛けとか6掛けでは非常に難しいという結論の中から、8掛けにしたということであります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  市場調査って、どういうことを市場でどういうように調査したの。私は調査したから、ようするにこの2カ月上がった根拠を示せと言っているんだ。市場調査というのはどういう調査をして33%になるの。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  先ほど町長の答弁にもありましたとおり、電話で設計会社がメーカー、あるいは代理店等に電話連絡をして調査をしたということでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  何か課長の言うことはよく分からないけども、私は、綜合設計の見込み違いであるというふうに思うけれども、丹沢課長は市場調査したらこうだというんだったら、その点はどう思いますか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  0.7だったり、0.6だったり掛けたものが、通常だと私ども今でも入札に至ったというふうに思っております。ただし、オリンピック等々の関係で、物価が上がったり、技術員、あるいは作業員の不足に伴って、やはり単価が上がってきているという状況の中で、当時はまだまだ上がる状況にある中で、市場の見込みがかなり難しいというようなことから、0.7とか0.6では難しいという判断を、設計会社がしたというふうに理解をしております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  納得できませんが、次の体育館にトラスを使用しているが、これはどういうものなんですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  ご承知のとおり、体育館というのは、柱がない広い空間を維持しなければならないということで、鉄骨等々のもので、屋根の天井に三角形のトラスというものを組み立てていくような仕組みのもので、荷重をそのまま壁に添架させるというような仕組みの合材であります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  トラスのような特許製品は販売会社が限定されているために国はメーカーと事前に協議するよう指導している。このため、トラスの小売価格は設計段階でほぼ確定しているはずだ。それなのになぜ、そのトラスに33%も値上げしているのか、トラスが上がった根拠を示していただきたい。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  同じく市場調査をさせていただいた結果、聞き取り調査の結果、0.6が0.8になったということであります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  何か、訳の分からないような答弁をしていますが、前に進みますが、私は設計中にあるトラスメーカーの、これは太陽工業に問い合わせをしたところ、値上げをした事実はないと言っているけれども、これはどうなんですか。業者が、値上げ、この間に値上げしたことはないと、私は事実を確認しているけれども、どういうことなんですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  見積額は確かに動いていないと思いますけど、実勢価格とこの掛け率との差がありまして、一般的には0.7とか0.8、それに諸経費を掛けるとおおむね100という数字が出てくるということだと思いますが、もともとの見積書につきましては、ご提示させていただいたとおり、当初と変更はございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  綜合設計、でたらめの金額を書いているということですね。 町長は、物価上昇が原因で不調になったと答弁しているが、私が調査したところによると、この時期に物価上昇が原因で不調になった公共事業はありませんでした。他の市町村の物価は上がっていないのに、この町の物価だけが上昇したことになる。それはおかしいと思いませんか。 ○議長(高尾貫君)  議場内で、ぜひ静粛にお願いしたいと思います。 なお、傍聴者の皆さまにもぜひお静かに、静粛にお願いをしたいと思います。 私のところにも、あまりよくうまく聞こえないものですから、ぜひよろしくお願いします。 財政課長、薬袋和幸君。 ◎財政課長(薬袋和幸君)  近隣の不調の工事ですが、青洲高校の建築も不調となっております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  その不調になっているのはどういうものなんですか。どういうものがどういう形の中で2カ月間に不調になったとおっしゃるんですか。細かく説明してください。資料があったら出してください。 おかしいじゃないですか、県立高校が。県立高校の2カ月間、こういう品物がこういうわけで不調になったと。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  県の執行なので、細かい数字は持ち合わせていないんですけど、建築主体工事で1回目に工区分け、2本の工区で建築主体工事が出されましたが、入札不調に終わり、その後、一体化、うちの生涯学習センターと同じように1本の工事として再度発注になって、一般競争入札で落札になったというように聞いております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そんなことは課長、どういうものがどういうふうな中で不調になって、再入札になったと、そういうはっきりしたものが資料がないから資料を出しなさい。そうしなければ分からないではないですか。 2カ月間でこういうものがこういう状況の中で、要するに原因で不調になりましたよというものを資料を出してください。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  申し訳ありませんが、県発注工事でありますので、細かい資料、あるいは内容はどうなったかまでは、私どもは把握をしておりません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  それを把握して、質問、この本会議場の中で質問している。県工事であろうと、市立であろうと、資料を出しなさい。 なかなか難しいようですから、丹沢課長も明日明日退職するので、あまりするとかわいそうだから、情をかけて、次に質問します。 不調の原因は、綜合設計がメーカーから聞き取り調査もしないで、自分勝手に設計単価を決めたのではないか。なぜ、事実を認めないの。私はそういうふうに思う。どうなんですか。それとも、綜合設計がミスだと認めると、何か課長、困るようなことでもあるの。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  困ることはございません。 町長も答弁で答えさせていただいたとおりでありますけれども、いいものをより安く仕上げたいということから、なるべく値引きをするようにということを、うちの担当課と綜合設計と話をした上で、最終的に率、あるいは予定価格が決まってきたというふうに考えておりますので、当初の補正率がかなり厳しい数字であったというふうに考えております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  見積額が上昇していないのに掛け率だけを引き上げた。ということは、綜合設計が掛け率を間違えたからではないかと、私は思うけれども、課長はどう思う。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。
    ◎施設建設課長(丹沢和人君)  間違いではないというように考えておりますし、安く、少しでも安く仕上げるために補正率を厳しくしたというように考えております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  再度お尋ねしますが、物価上昇した根拠は、課長、どういうところに根拠があるんですか、物価上昇した。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  前もお話したと思いますが、オリンピック等々の関係で、建設資材が当時、どんどん跳ね上がっている時代でありました。なおかつ、作業員もやはりオリンピック関係で東京近辺へとられるということで、作業員賃金もどんどん上がっていくという時代だったと思っております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は9月の議会か、物価本を見て、2カ月間の間に何がずっと値上がりしてこうだというものはない。あなたそのときに、何%上がったと言ったら200%と、覚えていると思うけれども、2カ月間で物価本を私が見ても、とても15%も上がっていない。今の課長の言うことは、私は理解できないけれども、いいです。次にまいります。 分かった、課長。 次に、3億5千万円の増額設計書について伺います。この設計書は誰が作ったのですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  2億5千万円だと思いますが、それは設計会社でございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  これから、私が詳しく説明をしますので、よく聞いて答えてください。 入札が入札不調から議員協議まで、町長と綜合設計の行動について、私が検証します。よく聞いてください。 6月6日に入札が不調になった。そして6月11日に議員協議を開催した。そして、6月15日に補正予算の議決をした。町長は、6月11日の議員総会で、およそ3億5千万円の増額が必要だと説明している。 いかがですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  増額の金額は、約2億5千万円、2億4,678万円だと思います。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  ここにいらっしゃる当時の議員さんに聞いても分かるように、議員協議で、まず3億5千万円くらい必要だということは、町長が議員総会で話をしています。 それからすると、11日の議員総会で必要だと言っているから、額を検討したのは、ではあくまでも3億5千万という数字は、何も言っていないということですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  補正額は約2億5千万円ですが、入札不調というか、入札取りやめになったときの金額を入手したときの予定価格との差が約3億5千万円あったという話は、全員協議でさせていただきました。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  11日の議員総会で増額が必要だと言っているんですね。増額を検討したのは、よく聞いてください。6月6日から10日までの間になります。しかし、この間には、土日があるんです。そうすると、7日、8日の2日間で検討したことになるんです。3億5千万円の増額の設計書が、町長の手元に届いたのはいつなんですか。要するに議員総会で金額が出てきたということは、設計書がなければ金額は出ないでしょう。3億5千万円、天から降った金額ですか。 お答えください。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  3億5千万円増額の設計書はございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  なくてどうして2億5千万円が出てくるんですか。 3億5千万円があって、先ほど町長が言った検討して、1億円減額したと。その3億5千万円の金額が出ていなくて、どこをどう検討するんですか。 2億5千万円はどこから出てくるんですか。おかしいではないですかそれは。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  2億5千万円は、さきほど来言っていますとおり、市場調査をした結果の設計書でありまして、3億5千万という差額につきましては、当初入札した時の業者が出した金額であって、それは設計書は入手してございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  設計書が入手していなくて、2億5千万円だ、1億円減額するだということが、そんなことがありうるんですか。6月6日に入札が不調になったんですよ。それから幾日ですか。不調になったとき、私が9月の議会で、課長に聞いた、不調になった、不調になるまで設計書が金額が足りないということが分かっていたかって、不調になって初めて分かったと、こうあなたは答えている。 それから、本当に数日で、あなたは設計が出せるの。見積が出せるの、どうやっていわば、ヒアリングをして出すの。こんなことは奇跡だよやるとしたら、ミラクルだよこれは、おかしい。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  先ほど町長の答弁のとおりでありますが、数人で聞き取り調査をしたという点と、物価本等については発行物でありますので、電子データもございますし、特にメーカー等につきましては、ほとんどが代理店を経由しておりますので、代理店は1社に電話をすると、3つとか4つの見積書の話ができるというような状況で、聞き取り調査を聞いたというように報告を受けております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  単価調査が適正に行われないで、設計書の金額が正しいか、どうやって判断をするのか、私は理解に苦しむ。なお、綜合設計は3億5千万円の増額設計書を1日、2日で作らなければならないことになっている。これだけの、いいですか、これだけの膨大な設計書を1日、2日で見直すことはできない。何千という書類を、2日~3日で見直して増額をする金額が出るわけがない。 これは私が専門家に聞いたところ、絶対に不可能だと専門家は断言している。課長は、可能というのであれば答えてください。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  先ほど議員の質問の中にもありましたが、見積書は59社ということでありますので、例えば5人でやると1人が10社とか、そういうことになろうかと思いますし、単価については、建築に対しての単価については本が出ておりますけれども、電子データも出ているということで、そういうふうな形を取ってすり合わせというか、突き合わせをしたというふうに報告を受けております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  あなたはそういうふうに聞いているかもしれないけれども、私はその道のプロに、専門家に聞いたんですよ。うちに5人、6人、10人いても、2日間で59社の数千の資料をやることはできませんと。こんなことは不可能ですということを、私はちゃんと確認を取っているんですよ。 だからどうやってこんなことが出てきたのか。不思議でたまらない。どう答えますか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  先ほど来言っていますとおり、できたというふうに報告を受けているところであります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長、どういうふうに、この設計書が1日、2日で出来上がるということを、課長は盛んに言っているけれども、町長はどのように考えますか。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  差支えなかったら、お聞きになったその会社名を教えていただけますか。 お調べになったでしょう。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  あなたが私に何で質問する。 ◎町長(久保眞一君)  分からないではないですか。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は議員で、ちゃんと通告して私が質問している。あなたが私に質問する権利は何もない。 よく調べてください法的に。 町長が私に聞くなんてことは、私があなたに聞いたから、あなたが答えなければ、あなたは1日~2日でできると思いますかって聞いているんだよ。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  私には、秋山議員、聞いていてください。 私には分かりませんそれは、できる、できないは。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私の考えでは、この3億5千万円でも、この2億5千万円でも、この設計書は私は綜合設計が積算して出した見積書では、私はないと思う。これは、要するに建設会社が町長に提出した見積書である。これに3億5千万円が増額だと、必要だと書いてある。これでも町長は設計書はあれですか、綜合設計がやったと思いますか。これだけ、私が先ほどから私が何回も、何回も質問をしているんですが、いかがに思いますか。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山議員に適切に答弁ができるかどうか分からないですが、今からどうでしょう、秋山議員もご存じのとおり、50年くらい前でしょうかね、市川小学校の校舎の建設がありました。そして、やはり非常に低額の金額で落札をし、建築をしたけれども、3年ちょっとでその校舎、柱の中が空洞になっているとか等々のことがあって、すぐに新しい校舎に建て替えました。その当時のことを見て、安ければいいというふうな考え方だけでは、ことは進まないんです。やはり50年くらい使う建物であれば、ある程度、業者が専門的な考えの中で試算して入れた金額を認めて、やはりいい建物をつくっていただくということも、1つの選ぶ道、選択肢ではないかというふうに思っているところでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  あくまでも、課長も、町長も、要するに綜合設計が設計したというなら、3億5千万円の内訳書を提出していただきたい。ここに出してください。 綜合設計があくまでも積算して出したというならば、その内訳書を私の手元へ、ここに出してください。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  3億5千万円の増額の設計書はございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  なくて何で2億5千万円は出てくるんですか。 どうやって2億5千万円をはじき出したんですか。教えてくださいそれを、どうやって2億5千万円の、要するに金額が出てくるか。そして間違いなくあれですよ。議員総会で、要するに3億5千万円必要だと言っているんですよ。 それで内訳書が出ないということは、あるわけがないではないですか。 あるなら資料を出してください。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  3億5千万円必要だと言った覚えはございません。 3億5千万円ほどの入札に際しまして、下りた業者との差があったという報告はしましたが、ということでありますので、3億5千万円追加になった設計書はございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  この1日~2日でこれだけが、私は設計が、積算ができるとは私は思いません。町長ができるというのであれば、私は町長の言葉を信じられません。 次に入ります。 16億5千万円では、町長、建設できないと判断した根拠をお伺いしたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  町長、答えられますか。 施設建設課長でもよろしいですね。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は町長に聞いているんです。 ○議長(高尾貫君)  町長、お答えができますか。 とりあえず、施設建設課長、丹沢和人君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私は町長に聞いているのに、とりあえず建設課長ということは。 ○議長(高尾貫君)  その後でもいいではないですか。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長は最高責任者ですよ。金額を決めるのにも、何でも、町長がハンコを押さなければどうにもならないんですよ。その町長が金額を決めるは町長なんですよ。だから町長が16億5千万円では建設できないと判断した根拠を示していただきたいと。 ○議長(高尾貫君)  ということですので、町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  建設主体工事は、県下でもトップの企業であります。そこがこの金額では仕事ができないというように示した差が、今申し上げたように、3億5千万円が必要だということは申し上げておりません。その差額が3億5千万円あったということを申し上げたかもしれません。 しかしその県下で、トップクラスの会社がこの金額ではとても会社として受けるわけにはいきませんということを信用するしかないというように判断をいたしました。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  このあとでも出てきますが、県下でもトップクラスの業者が16億5千万円では建設できないと判断をしたから、町長はその判断をした会社を信用して、要するに増額することに決めたということですか。お伺いします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  どうすればよかったんでしょうかね。分からないですよそれは。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  では、町長、16億5千万円では建設ができないと言われたから、できないかできたか、検討しましたか、庁舎内でどうしたら、こうしたらこうなるということはやったんですか。 ○議長(高尾貫君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  秋山議員、少し冷静にやり取りしましょう。 ちょっと、秋山議員に話すことを忘れてしまいました。 ○議長(高尾貫君)  再度お願いします。秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長、冷静にというけれど、分からないし、私はもともと大きいし、冷静にものを町長に質問をしているつもりです。 私がなぜそういうことを聞くかということは、この16億5千万円で、うちではやるよという会社があるんです。 それはどこですかといったって、町長が範囲を狭めているから、いいですか。要するに不調になったのは、あまりにも狭くして、峡南および中北建設事務所管内で、峡北支所を除くという極めて狭い範囲で業者参加をしたから、それが原因なんですよ。もっと広げれば、県下に広げれば、やる業者もあるんですよ。何で狭めてやらなければならないかと。もっと広げれば、この職員の中で町長、部下が誰一人と、幅を広げたほうがいいと言った人はいないんですか。誰もいないんですか。だったらみんな無能の職員ですよ。それはそのくらいの助言をする人があっても、私はしかるべきだと思うんです。町民の大切な税金ですよ。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  だから、大事な税金ですから、安くして、それで受ける会社はあります。会社の事情で無理して、入札して、落札をして、仕上がった建物が、そういうことは秋山議員は、百も、二百もご存じ、ご承知の上でおっしゃっておられるから、そういう会社はいくらでもありますよ、その後の保証がどう、確認できないところで、そういう発注の仕方はできないではないですか。 大事に使いたい。税金は使いたいという思いからしっかりした建物で、後へ残したいということです。それは広げれば確かにそうですよ。受ける会社はあります。会社の事情で、だけども決していいものは造れません。だからそこなんですね。 ○議長(高尾貫君)  秋山議員に申し上げます。 秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  ここで先ほどの町長の悪い業者が、粗雑な業者が前にも市川の数十年前ですか、何かそういう業者がいたと、ともあれ、立派な業者は点数、それだけの業者は粗雑とか、要するに中身がおかしいというところはありませんよ。受けて途中で止めるなんて、これは全部国、県の資格審査を受けているんですよ、点数をもらうには。 ですから、そんなことをやる業者はいませんよ、山梨県には。それだけの業者、いわば今回取った早野組と肩を並べるような業者ばかりですよ、この点数であれば。だから何で、私は範囲を広げなかったかと。 私は、町長、何もかも分かっているんですよ。分かっていて質問をしているからたちが悪いんですよ。全部分かっているんです。どういうわけでどういうことをやって、どうなっているということは、私はよく分かっているんです。だから粗雑業者とか、そういう業者は1千点以上の業者はそんな人はおりません。国の、ちゃんと県や国の資格審査を受けた業者ですから。 それとも町長、参加範囲を拡大すると、困るなんてことはないですよね。だけども、あまりにも範囲を狭めて、そしてほかの業者がいたにしても、ちゃんと仕上がるかどうか分からないということを言えば、なんかそんなことがあるのかなと、私は聞かざるを得ません。後で私が言います。 議長、次に入ります。 次に、2億5千万円の増額について伺います。 町長は3億5千万円から1億円を減額して2億5千万円にしたが、具体的にどこを減額したのか教えていただきたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  単価の見直しと、補正率の見直しをして2億4,678万の金額を出しました。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  1億円減額したというのは、どこがどうなって減額したんですか教えてください。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  1億円、3億5千万円を2億5千万円、1億円減額したという事実はございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そうすると、2億5千万円は、あくまでも最初からの増額の金額ということですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  先ほど来説明していますとおり、入札に至らなかったことにより、単価と補正率を見直したことによって2億5千万円が増えてきたということでありまして、2億4,678万円が最初からあったということはございません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  見直しをした資料を出してくれと言っているの。設計事務所がそれだけ必要だというんだったら、それを出してくださいと言っているんだ。 先ほどは、別々、体育館と、要するに学習センターを合体して経費を削減したと、こういうふうに聞いているけれども、だったらその説明書を出してくださいここへ。 どうやってそういう金額が出たかということを。でなければおかしいではないですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  再入札の設計書がそのものでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  再入札の金額がそのものというけれども、再入札するにあたって、16億5千万円不調になったんでしょう。それから2日間で積算し直して、再入札したんでしょう。そうすると再入札して落札すれば、その金額が出てくるでしょう。その金額はどうやって出したかって、私は聞いているんですよ。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  入札に至らなかった生涯学習館、図書館の設計が税抜きで9億7,290万円、体育館の設計が6億7,860万円ということで、これを足しますと16億5,100万であります。合算をして、一部見直しをして、設計をしたものが税抜きで18億8千万円ということで、同じく税抜きで話しますと、この差額が2億2,850万円ということで、これに税金、当時の8%を掛けますと2億4,678万円という差額が出てきたということでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。
    ◆1番議員(秋山豊彦君)  変更設計と、体育館と、生涯学習センターを別々に発注したら、諸経費はいくらになるんですか。そして、2施設を合体した時の諸経費はいくらになるんですか、その差額はいくらになるんですか。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  それぞれの設計書、あるいは差額については出してございません。 ○議長(高尾貫君)  秋山議員、いいですか。 議長から、だいぶ暑いようですね。 本件に関する質疑が、すでに議長の許すところ、あるいは会議規則の第55条に基づきまして、大幅に回数を超えております。それは議長の判断で許しておるところでございますけれども、大変熱心に質問をされているところを、大変恐縮ですけれども、そろそろ整理をしていただきながら、簡略にやれとは言いません。整理をしていただいて、規則どおりの、ただし書きのとおりにお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いします。 1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  議長、それは横暴ですよ。議員の発言を封じるんですか。 ○議長(高尾貫君)  封じません。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  今、そうではないですか。かつて今まで、何回も議会があって、何回も何回も質問をして、それを許してきたのに、私が今日ここに立って質問するのを、あなたは制限をして断つんですか。そんなばかな、議長、横暴ですよ。 ○議長(高尾貫君)  断ちません。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  私が質問をしているではないですか。 ○議長(高尾貫君)  断ちません。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  前回もしたではないですか。 それをあなた今。 ○議長(高尾貫君)  秋山議員の発言については、それを断つことはしません。ただ、55条によって制限が決められているので、ぜひお願いをしたいということですから。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  なるべくということですか。理解しました。 ○議長(高尾貫君)  ぜひそういうことはご理解をいただきたいと思います。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  その金額が出せないということですね、丹沢課長、差額が。 ○議長(高尾貫君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  新たな設計書をそれぞれに作っておりませんので、その差額については出せません。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  納得はしませんが、町長、綜合設計の設計書と、早野組の見積書を比較をしたことがありますか。 議員の皆さん、職員の皆さん、お手元にある資料の2をご覧ください。 綜合設計と早野組の建設費の比較です。 生涯学習センターの鋼製建具工事は、綜合設計が1億1,593万円余、早野組が5,166万円余、早野組の建設費は綜合設計の44%です。それから、資料3をご覧ください。エレベーター工事については、綜合設計が1,195万円、早野組が486万円余、綜合設計の40%で完成できると言っている。同じメーカーの資材がなぜこんなに違うのですか。このように、綜合設計の設計書と、早野組の見積額がすべての項目において大きく食い違っています。 しかし、不思議なことに、増加額だけは、2億5千万円でぴったりと一致しているんです。 こんなことがあっていいんでしょうか。おかしいではないですか。 専門家は、綜合設計は設計書を見直す時間がなかったために、掛け率を調整して建設会社と町長が合意した2億5千万円に合わせただけだと言っていました。 町長、不調になったのは、綜合設計が設計を間違えたからではないですか。それとも入札参加範囲を拡大しなかったからではないですか。お伺いします。 ○議長(高尾貫君)  今の答弁を求めますけど。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  これは町長に聞いているから、町長答えてください。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  不調に終わったんですけれども、基本的には設計額にかなり無理があるという、入札不調の原因がそこにあるということで、そこを無理があるところを修正し、同じ内容で入札執行を、一般競争入札の執行をさせていただいたということであります。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  そんなことは、ここにいらっしゃる議員さんは納得しません。そんな説明の仕方では納得しません。 ここで、次に入ります。 この前のときに、早く言えば町長は、私は専門家ではないから、要するに設計のことは分からないと、9月の議会で答弁をしています。綜合設計と建設会社が、町長、もし癒着していたら、要するにどうなりますか。町長がチェックしなかったから、このようなやり放題の、いわば金額の中身が合わない。尻だけ合うようなことになると、私は思うわけであります。 町長、町民の皆さんは、すべての税金の使い方を町長に委ねているんですよ。町長が、分からないなどと言うであれば、町長は何のために町長の職にいるのですか。あまりにも町長、それは無責任だと、私は言わざるを得ないと思います。 これまで、町長の答弁を聞いていると、増額する必要もないのに、私は増額をしたり、特定業者に入札させるために入札参加範囲を拡大しなかったりしたのではないかと、私は思います。 これでは、綜合設計と建設会社とが、あなたと綜合設計と建設会社が癒着をしているとしか思いません。いかがですか、どう思いますか。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めますか。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最初にご答弁申し上げたとおりでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  今日、私の質問をお聞きになっているこの会場の職員の皆さん、議員の皆さん、また傍聴している皆さん、なお三珠支所で聞いている職員の皆さん、なおかつ町民の皆さん、六郷町もしかり、支所で聞いている職員の皆さん、また町民の皆さん、私はこれは町長の大事な責任問題だと思います。言うことなすことが、まったくよく分からないとか、そんなことをいうこと自体が、私は、町長に大きな責任があると思います。これまでのさまざまな観点から質問を私はしました。その結果、以下のことが私自身に明らかになりました。 不調になった原因は、綜合設計が減額率を誤ったことである。綜合建築事務所は、生涯学習センターと体育館16億5千万円で建設できるにも関わらず2億5千万円も増額した。町長は、この増額を十分に調査検討することなく認め、綜合設計は3億5千万円の増額設計書を作っていない。この設計書は、建設会社が作った見積書である。2カ月の間に33%も物価が上昇した根拠は見当たらない。町長は建設会社の要求どおり2億5千万円増額し、町長は建設会社の利益率を高め、別々に発注していた体育館と生涯学習センターを合体した。 町長は1の会社に落札させるために、入札参加範囲を狭くして、1企業体しか参加できないようにした。そのため、落札率は驚くか、かつてない、どこを聞いてもこのような数字は出ない。99.8%という、およそ一般競争入札では例を見ない高い率の落札であった。町長はこのような事実が明らかになっても綜合設計を擁護し続けているが、綜合設計が設計を間違えたことや、町長が特定会社に便宜を図ったことは、私は明々白々であると思います。 あなたが業者に便宜など図っていないというなら、あなたの胸に手を当てて、過去のことを思い浮かべてください。もし、思い浮かべなければ、私が過去のこと、あなたの。私がこの場で明らかにしてもよろしいですよ。あなたは、自分の胸に手を当てればよく分かることです。そういうような癒着がないということであるならば、私は業者との癒着があったからこそ、私がここに立って質問をしても、ちょうきゅうな答弁が返ってこないんですよ。 あなたが特定業者に便宜を図ったことによって、町民に多大な損害を与えたことは事実である。この責任は極めて重い。あなたはこの責任をどう取るべきであるか、この場で答えてください。ちゃんとした答弁、答えがあれば、私はこれ以上追及しません。ないならば、私はこの場ではっきりと話をします。 ○議長(高尾貫君)  秋山議員に申し上げます。 ただいまの発言が、私からも、あるいは各議員からも、不穏当な発言ではないかと思うんですけど、議員の職権で取り消すこともできるんですけれども、やはり個人名を出して、あまり一般質問の中に癒着とか、そういうのはありますけど、言葉としてはあったんですけれども、さらにさらにそれを付け加えるような形で、追求ということが、私は不穏当ではないかと思いますので、取り消しをしてくださいというふうには申し上げませんけれども、ぜひそこは私の言っていることをご理解いただけないでしょうか。 1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  あなたは議長の資格はないですね。議員が質問しているのに、あなたは町長とべったりではないですか。そんなことをいうこと自体が。あなたは元組合の幹部だったでしょう。そんな人が、何でべったりになるんですか。おかしいではないですか。もし私の言っていることが云々であれば、町長が名誉棄損で私を訴えてください。私は法的な場所で戦います。しっかりと私は、法的の場所で話をします。法的の、こんなことがまかり通れば、法の番人も黙っていませんよ、議長。とんでもないことですよ。 だから、どういうふうに町長は考えているかと、私が言ったら、それは答えるべきではないですか。議長が何でそんなことを言うんですか。 ○議長(高尾貫君)  ということが議事規則の中にはありますので、ひとまずそういうことをご理解いただきたいと思いますということだけ申し上げまして、町長、答弁をお願いします。 ◎町長(久保眞一君)  最初に答弁いたしましたとおりでございます。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  これで締めくくって、以上で、私の質問を終わりますと言おうと思ったけれども、最初の答弁と同じですなんてことを言われたでは、私はここで下がるわけにはいかないではないですか。 はっきりした答弁をくださいよ。そうしないと、法廷の場所で、あなたが名誉棄損で訴えてくれれば、とことん私はやりますよ。そんなでたらめなことを、法の番人も黙っていませんよ。私はそう思いますよ。悪いことをすれば、反社も怖い。また、法の番人も怖い。悪いことをしていなければ怖いものはないと、私は思いますよ。 ○議長(高尾貫君)  ということで、答弁はいいですか。 答弁を求めます。 整理してください。 ◎町長(久保眞一君)  いろいろな町民の皆さまに、理解をいただけない点があったのかという点があれば、これはやはり、これからの事業執行については、十分それは精査して正しくやらなければならないというように思っておりますが、この件に関しましては、繰り返すようでございますが。 よろしいですか。 そのように考えております。 ○議長(高尾貫君)  1番、秋山議員。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  町長、この件についてなんてことは言わないでください。これからはこのようなことがあったな。首をかしげているなら、まだ私は言いますよ。そんなことで首をかしげるんだったら、私は、こうしてこの本会議場で質問をする以上は、十分に何事に対しても精査しながら、町長に聞いているんですよ。これだけ言ったら、今後このような、要するに事業があったときには、しっかりとチェックしながら、精査しながら、業者も、設計事務所もよく調べながらやっていきたいと、私はあなたの言う言葉まで、私が言ってしまってはおかしいけれども、そう言わなければおかしいですよ。 答弁を求めます。 町長、言わないの。あと一度、はっきりそれを言ってください。この件なんてことを言わないで。 ○議長(高尾貫君)  町長、答弁を求めます。 ◎町長(久保眞一君)  今、秋山議員が言われたとおりにいたします。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  大変長時間にわたって質問をさせていただきまして、ありがとうございます。 納得はしていませんが、またときがあって機会があったら、またいろいろな角度の中から、やはり質問をしていきたいと。これが、私に、議員に与えられた使命でありますので、私は町民の皆さま方の期待に添うように、頑張ってこれからもやっていかなければならない。町長もあと1年と半年余り、しっかり町民の皆さまのために頑張ってやってください。 以上で、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(高尾貫君)  これをもちまして、第1番、秋山豊彦君の一般質問を終わります。 傍聴席での拍手は、これからは慎んでいただきたいと思います。 県議会でも、国会でも、傍聴者が手を叩くことは絶対にありませんので、そこだけは肝に銘じていただきたいと思います。 会議の途中でございますけれども、本日の会議時間は、議事の都合によりまして、あらかじめ延長をいたします。 ここで、暫時休憩といたします。 16時40分から再開をいたします。 お願いします。     休憩 午後4時28分-----------------------------------     再開 午後4時42分 ○議長(高尾貫君)  再開します。 続いて、第8番、川崎充朗君の発言を許します。 ◆8番議員(川崎充朗君)  しばらく一般質問をしていなかったので、あがってしまって、申し訳ありませんでした。 ただいまより一般質問を行います。 8番、川崎充朗です。 3項目に分かれて質問いたします。 まず第1に、昨年の台風18・19号による、地域の抱える不安についてですが、ようやく宮原川と葛篭沢川の浚渫工事が始まりました。 昨年の9月までに冨士川から宮原の一本松までの河川の浚渫が完了していたため、その後の台風・集中豪雨による2つの河川の堤防はなんとか持ちこたえたが、宮原川は雨'がやみ水が引くと同時に川に溜まった土砂が道路まであとわずか40センチぐらいまで迫っていて、沿川の町民の多くの心配する声と不安する声が上がりました。 宮原川の土砂の異常な堆積原因は、川の上流北側、宮原上貯水池、これはすでに土砂により埋没しております。宮原上貯水池の上流、岩下地区、神社、神明社下の黒久保沢崩落により県工事・砂防提2本も現在は機能していません。 さらに、平成3年ごろの長雨で東側の大日向沢の崩落も始まり、宮原川への流入が増えている、土砂の流入が増えているのが現状であります。 いくら浚渫工事をしても川への土砂流入を止めないと、原因解消にはなりません。 県への調査・対策をお願いいたします。 町長の考えをお願いします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  川崎充朗議員の一般質問にお答えします。 昨年の台風18号・19号による、地域の抱える不安についてでありますが、昨年10月の台風第18号、第19号、特に第19号による宮原川への土砂堆積については、担当課より報告を受けており、管理する山梨県も承知しているとのことであります。 宮原川の堆積土砂の浚渫につきましては、県にて順次、実施予定と伺っておりますが、土砂の流入防止の観点から上流域の砂防堰堤の対策を含め緊急性の高い箇所から対応していただけるとのことであります。 町としましても、今後、関係機関と協議し、早期実施に向けて引き続き要望してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  ほかに質問ありますか。 川崎充朗議員。 ◆8番議員(川崎充朗君)  ありがとうございます。 宮原川は、ご存じのとおり川幅が非常に狭くて、3メートルくらいの川でありまして、崩れている2つの沢の樹木が流れ出して、川の中にもし流入すれば、橋にすぐ突っかかってしまって、水があふれるような危険性も十分考えられます。 その下には人家もあり、御領戸という田園地帯、また六郷インターの東側の町道もあります。こういったものが例えば台風等で水没したとなると、今からいろいろなことを町のほうでも考えていただいておろうかと思いますけど、あの付近の開発問題ですね、こういったものについて、大変イメージが悪くなるような、私も予想をするわけですけれども、ぜひ町のほうも力を入れていただいて、対応してもらいたいと思います。 2月17日の山日新聞に、これは私、一般質問を終えて、パッと新聞を見たら、総務省が今度、2020年から2024年の5年間で、河原とか、ダム等の積もった土砂を除去したくて、今までは自治体、町とか県のほうで費用を出していたわけですけれど、今度は総務省のほうで、国がある程度まとまった金を拠出して、交付税ですか、こういったようなもので対応するというような新聞の記事も出ておりました。 そういったようなことも踏まえて、早めに町の状態を調査なり、調べまして、早めの対応をして、町民の安全にしてもらいたいと思います。 次に、同じような質問になりますけど、これは一般質問でやるべきかどうか、私も考えたわけですけれども、実はこれは、住んでいるところは違うところで、耕作しているところが岩間の原というところで、私のところへいろいろ要望に来たわけですけれども、住んでいるところにいると、私たちは関係ない。耕作している原地区の人たちは、居住していないからということを言われて、どうしたらいいかなというから、私もそれでは場が違うかもしれないけれども、一般質問をしてみますということで、今回、お願いいたします。 甲斐岩間駅東側の町道甲斐岩間駅・原前線には横断する排水路が一本しかなく中部横断道、原トンネル開通後は周りの斜面の雨水で、田んぼは満水となって、水に浸かったトラクターを1台駄目になってしまった耕作者もありました。 私も、それは大変だったねというしかなくて、今回の質問に至ったわけです。 台風や集中豪雨時には、道路まで冠水し、車両通行とか、歩'行が危険の状態になります。この地帯には、町所有の土地もあり、排水路の増設か拡大を講じてほしいと考えるが、町の考え方をお聞かせください。 お願いします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  排水路の増設か拡幅工事についてでありますが、甲斐岩間駅東側は降雨時に発生する恐れのある下流域住宅への冠水被害防止の遊水機能を保持するエリアとなっております。ご指摘の岩間かんがい排水路の増設、拡大につきましては、下流域にお住まいの人命に関わる問題となりますので、降雨時における排水路周辺の解析を行いながら慎重に検討していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  そのほかありますか。 8番、川崎充朗君。 ◆8番議員(川崎充朗君)  今言った、横断する排水路ですけど、これはのぞいてみると入口はこういうボックスになっていて、出口もボックスですよ、かなり広い、上にはグレーチングがかかっているわけですけど、真ん中の部分がパイプになっていて、大変詰まりやすくなっているわけです。どんどん水かさが増えてくると、ごみとか、そういうものがどんどん中に詰まってしまって、そこから水があふれ出してしまって、去年ですか、水がたまってしまって、トラクターを1台駄目にするような被害がありました。 早急に対策をお願いしたいと思います。 次に、町道岩間久那土線宮原地内の未開通部分の道路があるわけですけど、その進捗状況を教えてもらいたいと思います。 町村合併以前の問題で、開かずの道として地元町民もうんざりしていて、最近ではあまり関心を持つ人も少なくなってきました。 地域の活性化、隣の町との交流町道として、大いに期待している住民にとっては、中部横断道全面開通に併せての、町道開通は可能かどうか.公表できる範囲で説明を求めます。隣町でも、旧西八代郡縦貫道路期成同盟が結成され、私たち六郷地区の議員も賛同しているわけであります。 今の、交渉の現状をお願いしたいと思います。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町道岩間久那土線の宮原地内未開通部分の交渉の進捗状況についてでありますが、議員を含め地域住民の皆さまがご心配されているのは十分承知しております。町といたしましても、中部横断自動車道山梨県側の全線開通に併せ引き続き地権者と粘り強く交渉してまいります。 なお、個人情報保護法での取り扱いもございますので、詳細につきまして控えさせていただきたいと思います。ご了承願いたいと思います。 ただ、地権者の方の相続の関係とか複雑にあって、なかなか時間がかかっているのが現状でございまして、担当課を挙げて取り組んでいるところでございまして、かなり前進できるというような、交渉がですね、状況になってきております。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  8番、川崎充朗君。 ◆8番議員(川崎充朗君)  この問題につきましては、町村合併する前、平成18年に宮原の区民総会が開かれまして、賛成か反対か、宇野尾トンネルからこちらのお宮のほうに来るまでの道の行程をどうするかということで、造ってもらいたい人が8割以上いまして、大半があったわけですけれども、いろいろな時間が経つにつれて、当時、当事者だった議員さんもだんだん少なくなったり、土地の所有者も亡くなってしまって、大変難しい状態になっているわけですけれども、確かに宮原の区民の人たちもそうですけれども、その隣の町の下部の住民たちも、知っている人も、私も時々寄って、どうなっているんだとおっしゃるわけですけれども、もう少し待ってくださいということになっております。できたら中部横断道が開通する、双葉から静岡まで開通するまでには、何とか結論を付けてもらえればと思っております。 ぜひよろしくお願いいたします。 以上をもって、私の質問を終わります。 ○議長(高尾貫君)  これをもって、第8番、川崎充朗君の一般質問を終わります。 続いて、第3番、齋藤美佐さんの発言を許します。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  手話言語条例の市川三郷町ですので、手話で自己紹介をさせていただきます。私の名前は齋藤美佐です。 よろしくお願いたします。 新型コロナウィルスにより、さまざまな対応が打ち出されております。 私たちが目に見えない脅威にさらされているのだと思います。早期終息をして、平穏な日々が戻ることを祈るところでございます。 それでは、一般質問をさせていただきます。 まず第一に、SDGsの取り組み、マイクロプラスチック汚染について。 SDGs、持続可能な開発目標とは、国際社会が2030年を目指して解決すべき課題を国連の場で明らかにした、世界を変えるための17の目標と169のターゲットのことであります。 国際目標というと、どこか遠くのことと思いがちですが、私たちの生活に直結しており、この社会は果たして持続可能だろうかと常に問題意識を持って生活することがSDGs推進に繋がるのだと痛感いたします。 自治体の施策では、事業は多岐にわたっているのでSDGsの17目標のほとんどが関係しているのではないでしょうか。 少子高齢化、貧困問題をはじめ、気候変動やエネルギーなど考えるべき課題が多々ありますが、今回、私ども公明党女性局は、それぞれの地域でさまざまな分野のトークをする「ウイメンズトーク」を全国的に開催。2月3日には国会議員2人が参加して、帝京科学大学の仲山教授から県内河川を調査した結果について、マイクロプラスチック汚染が河川でも進んでいる深刻な現状を伺うとともに、専門的な立場での提言をいただきました。 さらに、食器のリユース事業を日本で初めて立ち上げた、認定NPO法人スペースふう理事長の永井寛子さんから、プラごみゼロヘ長年にわたり取り組んでこられたご苦労を伺いました。 こちらで勉強してきたことを踏まえ、環境汚染の観点から3点、本町としてのお考えをお伺いいたします。 1.保育園児と小中学生対象にマイクロプラごみ問題を学ぶ機会を設ける。 2.マイクロプラスチック汚染の水質検査の実施。 3.レジ袋などの削減のためマイバックの利用を促進。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えします。 マイクロプラスチック汚染についての1点目、保育園児と小中学生を対象にマイクロプラスチックごみ問題を学ぶ機会を設けるについてでありますが、小さいころから環境教育を行っていくことは、大切であると認識しております。この環境教育の一環として身近にある自然環境の保全を目的とした美化活動に積極的に参加するなど、体験学習への取り組みを行っていますが、近年問題となっているマイクロプラスチックの問題についても、認識を深めることは重要と考えます。 現在、小学校では社会科の「地球の環境問題」の授業の中でこの問題を取り上げ、中学校では理科の「地球の明るい未来のために」の授業の中で取り上げ、学ぶ機会を設けております。 さらに環境保全に対する意識の高揚が図られるよう、「やまなしエコティーチャー派遣事業」の出張講演などの活用も含め、新たな学習の機会を検討してまいります。 2点目、マイクロプラスチック汚染の水質検査の実施についてでありますが、国ではマイクロプラスチック対策とし、平成30年6月に海洋漂着物処理推進法を改定し、内陸域から沿岸域までの流域圏の都道府県が国と一体となって対策を実施することなどを新たに定めました。 これを受け、山梨県ではプラスチックごみ等発生抑制計画を策定しており、県内の主要河川である釜無川、笛吹川、富士川、桂川、丹波川の5河川、8カ所において河川敷のごみの散乱状況および水中のマイクロプラスチック調査を行っておりますので、町独自での水質検査を行う予定はございません。 3点目、レジ袋などの削減のためマイバックの利用を促進についてでありますが、本町におきましては、平成20年度から平成23年度の3カ年、マイバック購入に対する補助金を交付し普及活動を実施しました。山梨県が実施しているマイバック等の持参率調査においても、平成30年度における本町の持参率は県平均と同じ86.6%となっており、一定の成果を得ていると考えております。 町では、リデュース・リユース・リサイクルヘの取り組みが重要と考え、本年度より、リユース食器の利用料に対し80%を補助するリユース食器利用促進事業を開始しております。 今後も、これら循環型社会への取り組みを一層進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  そのほかありますか。 齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  今も、美化運動のこととか、ご答弁をいただきました。 また、再質問で私も言おうと思っていた、山梨エコティーチャーを講師として派遣する取り組みということも示してくださり、ありがとうございます。 水質検査の町独自の方向はないということでありましたけど、このマイクロプラスチックについて、共有したいと思う内容がございますので、申し上げます。 まずはじめに、皆さまもご承知のとおり、マイクロプラスチックはペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品がごみとして流れ、太陽の紫外線や波によって大きさ5ミリ以下に砕かれた破片です。 冒頭申し上げた、その仲山教授の調査では、マイクロプラスチックは環境中に放出されると回収が不可能で、いつまでも残り、有害分子を吸着して、消化器系に入り込む可能性があること。調査した河川ごみは、食品の包装や袋、硬質プラスチック、発泡スチロールなどが60%以上を占め、河川ではマイクロプラスチックは繊維物質が多いということが分かったそうです。 課題は、大気汚染の問題はクローズアップされ研究されているが、河川のマイクロプラスチック汚染の調査が全国的に行われていないということでした。 マイクロプラスチックの数について、東京湾の河口付近で1立方メートル当たり8から47個だった一方、山梨県の河川では最大で1立方メートル当たり216個にも上ったとして、河川でここまで汚染が進んでいる現状に驚きました。 SDGsの14番目、海の豊かさを守ろうですが、きれいな海を守るために、川をきれいにする環境保全が必要だと考えます。 先ほどの調査結果も踏まえて、マイクロプラスチック汚染も水質検査の項目に入れてはいただけないでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  生活環境課長、望月和仁君。 ◎生活環境課長(望月和仁君)  先ほど、町長から答弁がありましたが、今、県のほうで計画を策定しております。その計画の中で、先ほど答弁にもありましたが、5河川、8カ所におきまして、マイクロプラスチックのごみもどのくらい検出されているかという実績も出しております。この計画に基づきまして、町のほうでも計画を策定していくことになると思いますので、またその段階で水質検査についても、検討していきたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ぜひ、お願いしたいと思います。 今年の7月からコンビニエンスストアや、スーパーなどですべての小売店で使われるプラスチック製レジ袋の有料化に伴い、マイバックの利用が加速すると思われます。 先ほど、ご答弁の中にも平成何年かにマイバックの普及ということをご答弁いただきましたが、不用意に捨てられたプラスチックごみが海を汚し、海洋生物を傷つけていることが問題視されているので、法制化はプラスチックごみの削減を見込めるよい対策だと思います。 私も、長年マイバックは常に利用して、プラスチック袋はもらわないように心がけております。 町として広報などを通して、必要のない袋はもらわないなどの周知徹底を考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  生活環境課長、望月和仁君。 ◎生活環境課長(望月和仁君)  先ほどの町長の答弁にもありましたが、本町でもマイバックにつきましては3カ年で補助金を出しまして、合計304件、25万8,700円の補助金を交付して、趣旨の普及を図りました。 今の段階で、86.6%まで普及しておりますので、今後はリユース食器等のPR活動の推進に力を入れて活動を進めたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  まさにこのリユースのことですけど、意識が変われば企業も、行政も変わると、富士川町では長年スペースふうの永井理事長が3R、ごみの量を減らすリデュース、繰り返し使うリユース、再び利用するリサイクルの3R、ごみの量を減らす活用推進の条例化を訴え、きれいなふるさとづくり条例が施行されております。 本町でもこの条例については、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  生活環境課長、望月和仁君。 ◎生活環境課長(望月和仁君)  今、リユース食器の説明もありましたが、まず、要綱等を策定しまして、リユース食器の利用促進等、事業のほうから先に進めていきたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  条例制定というまでにはまだいかないということですか。 ○議長(高尾貫君)  生活環境課長、望月和仁君。 ◎生活環境課長(望月和仁君)  周りの状況も検討しながら、町での策定も検討していきたいと思います。 まずはできるところから、利用促進から進めていきたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 身近なことから、みんなで着実に削減ができるように、町としての条例もまた進めていただきたいと思います。 SDGsのスローガンは、誰一人取り残さないですが、一人ひとりができることから、身近なことから、小さな一歩から行動につながることを願いつつ、次の質問に移ります。 2点目といたしまして、生涯学習センターについてでございます。 待望の市川三郷町生涯学習センターが誕生し、町内外から注目されており大変うれしく思っております。町長のごあいさつにもございますが、町のランドマークに相応しい文化と交流の発信拠点として期待の施設となっております。私もありがたく使わせていただいておりますが、町民の皆さまからご要望を何点かいただき、予算もかかることですので質問させていただきます。 1.駐車場から正面玄関に入る際の段差の解消。 駐車場から正面玄関に入る際に段差があり、躓く危険性があります。また、車椅子の方も正面玄関に近いところから入りたいので、バリアフリーにしていただきたい。 2.道路から確認できる案内看板の設置。 「少し奥まっているので見過ごして通り過ぎてしまった」「分かりにくい」とのお声をよく耳にします。道路拡幅が整いましたら案内看板の設置を外部目線で、ぜひお願いしたいと思います。 3.コーヒーの香り漂うくつろげる空間の提供を望みます。 以上です。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  生涯学習センターについての1点目、正面玄関前の段差の解消についてでありますが、正面玄関前のタイルポーチと駐車場に続くアスファルト舗装との間の段差につきましては、3月中には、傾斜をつけた舗装を行うことによって解消を図る予定となっております。 2点目、道路から確認できる案内看板の設置についてでありますが、ご指摘のとおり生涯学習センター前の県道につきましては、道路拡幅の予定がありますので、その拡幅の影響範囲が決定した段階で、案内看板の設置場所の検討を行いたいと考えております。 3点目、コーヒーの香り漂うくつろげる空間の提供についてでありますが、生涯学習センターの1階エントランスおよび2階のラウンジにつきましては、くつろぎや多用途にご利用いただくことを目的に、テーブルやイス、そしてソファー等を配置しております。 またそれぞれ2台ずつ自動販売機を設置し、缶コーヒー等の飲料を提供しております。設置済みの自動販売機につきましては、プロポーザル方式にて選定し、期間を定めて契約を行っているものです。 次回の選定時には、カップ式のレギュラーコーヒーの提供ができる機種の提案募集についても検討したいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 段差の解消と、案内看板、2年後にカップのということでありがとうございます。 ご要望いただいたことですが、くつろげる空間の提供ということで、1日中図書館に何も持たずに行って、図書館をゆっくり利用したいというお声をいただいております。飲食できるカフェの設置をとのお声を、何人もの方からご要望いただきました。少し高級感のある感じが、おしゃれな感覚で、行きたくなる場所になります。女性はそういうところが大好きなので、話題にもなると思います。 また、このことを言われたのは、男性なんですが、そんな場所の提供を望みますが、外部委託でクラウドファンディングという案もあると思いますが、この件に関してはいかがでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 ご指摘の方式につきましては、そういった施設整備を実行するとなった場合に、そのための1つの方法として検討したいと考えております。 現状といたしましては、先ほどの答弁にございましたとおり、エントランス等につきましては、現在もイスやソファーでくつろいでいただき、飲食物も召し上がっていただける空間となっております。 また、今後はカップ式のレギュラーコーヒーの自動販売機の設置の検討も行いたいと考えているところでございます。 ご質問のありました、さらなる施設整備等につきましては、今後、生涯学習センターの運営を行う中で、広くニーズをつかむとともに、コストや採算性、スペースの可能性につきまして、並行して検討を行いまして、その実現性について検討を行いたいと考えております。 その状況によりまして、それを実現できるとなった場合には、その方法の1つといたしまして、ガバメントクラウドファンディング等についても検討を行いたいと考えております。 以上です。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 ぜひよろしくお願いしたいと思います。 さまざまな方に愛される施設として、今後も生涯学習センターが発展していくことを祈りつつ、3点目の質問に移ります。 空き家、空き地の管理についてです。 少子高齢化を背景に、就職等で実家を離れたまま親が亡くなった後に、住む人がいなくなる空き家の増加が社会問題化しております。 特に、老朽化した空き家が周囲に与える危険性を除くための法整備が求められた結果、特定空き家について2015年5月、空き家等対策の推進に関する特別措置法が施行され、最終的に行政代執行による除去処分が可能となりました。 これを受けて各自治体においても条例整備を行い、空き家等の適切管理、活用が所有者に義務付けられました。これによって空き家問題への対策は一定の道筋ができ、倒壊による不安が解消されるとともに、さらに一歩進んで、空き家の利活用への機運が進展することも期待されるところです。 こうした空き家の対策が進む一方で、地域においては、なお、空き地に関する苦情を耳にする状況が多々ございます。 空き地の雑草樹木の繁茂により、防犯、防災上はもちろん、衛生面での周囲への悪影響を消去するための対応を求められることも、多くなってきている現状があります。雑草が繁茂する空き地近隣住民からは、季節に応じた害に悩まされ、かといって勝手に土地に立ち入って雑草を刈るわけにもいかず、何とかしてほしいとの切実な訴えが寄せられております。 管理不全の状況に陥る前に何かできないか考える必要があると思います。 管理不全の土地の発生を未然に防止するための一つの手段として、例えば、固定資産税の納税通知書発送を活用して、環境整備の文言を入れて、土地の適正管理を依頼する注意喚起文章を同封するなど、現状の制度内で可能な限りの対応をとるべきと考えますが、ご見解をお願いいたします。 ○議長(高尾貫君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  空き家、空き地の管理についてでありますが、本町では、令和元年9月議会において、町内にある空き家等の倒壊等未然防止、町民の安全で安心な暮らしの実現および良好な生活環境の保全を図るため、市川三郷町空き家等対策の推進に関する条例を制定し、空き家等の適正管理の推進に取り組んでおります。 また、空き地の苦情や相談に関しましても、内容に応じて関係部署にて対応している状況であります。 ご提言いただきました固定資産税納税通知書を活用した文書同封ですが、昨年4月より空き家バンクの登録制度についての文書を同封したところ、登録件数が増加するなど、すでに成果を上げております。 空き家、空き地の所有者に対し、適正な管理を啓発する文書同封は管理意識向上を促進する効果的な手法となりますので、新年度4月の発送から文書の同封を行い、空き家、空き地の管理不全の防止に努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 4月の発送からということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 先日の山日新聞ですけど、県議会での空き家対策の取り組みについての記事がございました。 その答弁で、民間事業者が空き家を活用したビジネスに参入しやすい環境を整えるため、4月に相談窓口を設置し、市町村と連携し、空き家情報を提供するなどの支援を行うとともに、対象空き家の所有者に対して、改修費用の補助制度を新たに創設するというふうにご答弁がございました。 本町のこの件に対しての対応をお尋ねいたします。 ○議長(高尾貫君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  現在、空き家バンクのほうで本町では改修の補助金、撤去補助金は出しておりますので、また県とも連携を取りながら、空き家対策を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 また山日なんですけど、空き家対策で国土交通省が調査をしたということで、所有者不明のまま放置されている空き家の問題に関し、専門職員を置いていない市区町村が31.8%に上るとの調査結果を公表した。 行政による所有者調査や、撤去などには専門的な法令知識が必要で、体制の弱さが対応力の低下にもつながる恐れもあると指摘しております。 この町の専門職員という現状ですけけど、いかがになっていますでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  現在、本町におきましては、そういった専門員はおりませんが、空き家対策を円滑に進めるため、空き家対策協議を設置してございます。 その中には、弁護士や司法書士、土地家屋調査士等が学識経験者としておりますので、さまざまな課題につきましては、協議の中で取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  では、専門職を置くという考えは、今のところないということでしょうか。 ○議長(高尾貫君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。
    まちづくり推進課長(渡辺潤君)  はい。そのとおりでございます。 将来的に空き家の増加等が見込まれた場合は、検討してまいります。 ○議長(高尾貫君)  3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 先日の全員協議の際にも、本町の空き家が429件と伺いましたけど、空き家率が本当に減少することを祈りつつ、一般質問を終了いたします。 ありがとうございました。 ○議長(高尾貫君)  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会します。 大変ご苦労さまでございました。 お疲れさまでした。     散会 午後5時30分...