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  1. 市川三郷町議会 2018-03-05
    03月05日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    平成30年  3月 定例会(第1回)平成30年第1回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             平成30年3月5日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 承認第1号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第4 議案第1号 市川三郷町指定居宅介護支援等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例制定について      議案第2号 市川三郷町職員の育児休業等に関する条例等中改正について      議案第3号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について      議案第4号 市川三郷町行政財産使用料条例中改正について      議案第5号 市川三郷町手数料条例中改正について      議案第6号 市川三郷町後期高齢者医療に関する条例中改正について      議案第7号 市川三郷町介護保険条例中改正について      議案第8号 市川三郷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例中改正について      議案第9号 市川三郷町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例中改正について      議案第10号 市川三郷町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例中改正について      議案第11号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について      議案第12号 市川三郷町都市公園条例中改正について      議案第13号 市川三郷町道路占用料徴収条例中改正について      議案第14号 市川三郷町公共物管理条例中改正について      議案第15号 第2次国土利用計画(市川三郷町計画)について      議案第16号 峡南広域行政組合規約の変更について      議案第17号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)      議案第18号 平成29年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)      議案第19号 平成29年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第5号)      議案第20号 平成29年度市川三郷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)      議案第21号 平成29年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)      議案第22号 平成29年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第4号)      議案第23号 平成29年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)      議案第24号 平成29年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)      議案第25号 平成29年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第2号)      議案第26号 平成29年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第3号)      議案第27号 平成29年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)      議案第28号 平成30年度市川三郷町一般会計予算      議案第29号 平成30年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算      議案第30号 平成30年度市川三郷町介護保険特別会計予算      議案第31号 平成30年度市川三郷町介護サービス事業特別会計予算      議案第32号 平成30年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計予算      議案第33号 平成30年度市川三郷町簡易水道特別会計予算      議案第34号 平成30年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算      議案第35号 平成30年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計予算      議案第36号 平成30年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算      議案第37号 平成30年度市川三郷町温泉事業特別会計予算      議案第38号 平成30年度市川三郷町恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算      議案第39号 平成30年度市川三郷町市川財産区特別会計予算      議案第40号 平成30年度市川三郷町高田財産区特別会計予算      議案第41号 平成30年度市川三郷町大同財産区特別会計予算      議案第42号 平成30年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計予算      議案第43号 平成30年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算      議案第44号 平成30年度市川三郷町上水道事業会計予算      議案第45号 市川三郷町道路線の認定について 日程第5 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(16名)       1番 小川好一   2番 丹澤 孝       3番 高尾 貫   4番 佐野勝也       5番 川崎充朗   6番 市川朝嗣       7番 笠井雄一   8番 宮崎博已       9番 有泉 希  10番 内田利明      11番 松野清貴  12番 内藤 優      13番 三神貞雄  14番 村松武人      15番 秋山詔樹  16番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員      11番 松野清貴  12番 内藤 優      13番 三神貞雄 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(25名)  町長        久保眞一   統括        武田智宏  企画課長      一瀬 浩   防災課長      立川祐司  施設建設課長    丹沢和人   総務課長      石原千秀  財政課長      保坂秀樹   政策推進課長    小林武仁  町民課長      武田真一   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  渡邉まゆみ  福祉支援課長    内藤 勝  保育課長      窪田正彦   農林課長      丹沢宏友  商工観光課長    林 茂一   生活環境課長    海沼良明  土木整備課長    塩沢正也   まちづくり推進課長 渡辺 浩  三珠支所長     望月順二   六郷支所長     望月和仁  会計管理者     薬袋和幸   教育長       佐藤紀征  教育総務課長    井上靖彦   生涯学習課長    森川規彦  つむぎの湯所長   丸山章仁 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    河西 勝  議会事務係長    深澤美佳  議会書記      櫻井 茂  議会書記      望月直人  議会書記      一瀬えみ     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(河西勝君)  おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わします。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(有泉希君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 議員各位には年度末何かとご多忙のところ、ご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。 第2次総合計画のもと、将来に向けた地域づくりが求められています。 本定例会は、平成30年度当初予算、平成29年度補正予算、他条例改正等46議案であり、極めて重要な議会であります。 いずれも町民生活に直結した案件であります。非常に厳しい財政状況ではありますが、町民の福祉更新のため、十分なご審議をお願いいたしまして、あいさつといたします。 ただいまから、平成30年第1回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 12月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりでございます。 続いて、一部事務組合の報告を組合議員に求めます。 はじめに、峡南広域行政組合議会の報告をお願いします。 第11番、松野清貴君。 ◆11番議員(松野清貴君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 平成29峡南広域行政組合議会第2回臨時会は、12月22日に開会され、本町からは村松議員、秋山議員と私、松野が出席しました。 今回の臨時会では、常任委員会委員の選任、議会運営委員会の選任のほか、条例改正1件および補正予算2件で、いずれも原案のとおり可決されました。 審議の内容は次のとおりでありました。 まず、常任委員会委員の選任については、身延町議会の任期満了による選挙によるもので、総務消防常任委員会委員に芦澤健拓議員、計算センター慈生園常任委員会委員に、広島法明議員が選任されました。 また、議会運営委員会委員についても広島法明議員が選任されました。 続いて、議案第11号 峡南広域行政組合職員給与条例中改正の件は、山梨県の人事委員会の勧告を受け、給料表の改定、期末勤勉手当の率を国、県に準じて引き上げる改定のほか、平成30年4月からの扶養手当の額を改定するものでありました。 次に、議案第12号は平成29年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第2号)で、歳入歳出に205万円を追加し、総額を16億7,320万9千円とするものでありました。 歳入は、分担金及び負担金と前年度繰越金の追加と基金繰入金の減額であり、歳出は、総務費、民生費および消防費に、人勧に伴う人件費の増額や人事異動等による人件費の見直しのほか、総務費においては、コンビニ納付書の税目追加のほか、社会保障・税番号制度への対応のためのシステム改修費を追加したものでありました。 次に、議案第13号 平成29年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第1号)は、歳入歳出の総額に172万円を追加し、総額を2億2,114万6千円とするものでありました。 歳入は、繰越金の追加を行い、歳出は人勧に伴う人件費の増と人事異動等による人件費の見直しを行ったものでありました。 以上で、峡南広域行政組合議会の報告を終わります。 ○議長(有泉希君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いします。 第6番、市川朝嗣君。 ◆6番議員(市川朝嗣君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 平成29年中巨摩地区広域事務組合議会12月定例会は、12月25日に開会され、本町からは内田議員と私が出席いたしました。 提出された案件は、平成29年度中巨摩地区広域事務組合ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)、老人福祉事業特別会計補正予算(第2号)についての2議案でありました。いずれも原案のとおり可決されました。 審議に入る前に、市川三郷町において、任期満了に伴う町長選挙の結果、久保眞一町長が再選され、副管理者として紹介されました。 それでは、内容について報告いたします。 最初に、平成29年度中巨摩地区広域事務組合ごみ処理事業特別会計補正予算(第2号)では、歳人歳出それぞれに3,993万6千円を追加し、総額を12億3,065万7千円とするもので、歳入は繰越金、歳出はごみ処理管理費への追加で、主な内容は工事請負費で、粗大施設の爆発復旧工事費、爆発対策工事費の追加でありました。 次に、老人福祉事業特別会計補正予算(第2号)は、歳出の組み替えを行うもので、需用費を21万4千円更正し、備品購入費に21万4千円を追加するもので、血圧計を購入するものでありました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いします。 第5番、川崎充朗君。 ◆5番議員(川崎充朗君)  議長の命により、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 平成30年峡南衛生組合議会第1回臨時会は、1月23日に開会され、本町からは宮崎議員と私が出席いたしました。 提出された案件は、規約の変更1件、峡南衛生組合と南部町の合併に伴う条例制定1件、条例改正4件と、峡南衛生組合職員給与条例の一部を改正する条例について、平成29年度一般会計補正予算(第2号)についての8議案でありまして、いずれも原案のとおり可決されました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、峡南衛生組合規約の一部変更については、霊柩運送事業を廃止すること、ならびに南部町が同組合に加入し、これに伴い組合議員定数および副管理者の選任方法を変更するものでありました。 次に、峡南衛生組合支所設置条例の制定につきましてですが、南部町が同組合に加入することに伴い、新たに支所を設置するため、条例を制定するものでありました。 また、し尿処理場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についても、南部町が同組合に加入することに伴う改正で、ほかに火葬処理場、ごみ処理場及び生ごみ処理場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についての3議案も、同様の理由により改正するものでありました。 次に、峡南衛生組合職員給与条例の一部を改正する条例についてですが、国および山梨県人事委員会の給与勧告に伴い所要の改正を行う必要が生じたためでありました。 平成29年度峡南衛生組合一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに351万5千円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ3億9,287万8千円とするもので、歳入は、繰越金で、歳出では、衛生費のし尿処理費について、凝集汚泥引抜ポンプの修繕に伴う需用費118万8千円の追加であり、ごみ処理費においては、大きいサイズの可燃ごみ袋の追加作製に伴う需用費181万2千円の追加が主なものでありました。 以上で、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  次に、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 第12番、内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 平成30年第1回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は、2月21日、山梨県自治会館において開会されました。 今、定例会に提出されました案件は、条例の一部改正案3件と、補正予算案2件、平成30年度当初予算案2件であり、いずれも原案のとおり可決されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 職員の育児休業等に関する条例の一部改正では、人事院規則の一部が改正されたことに伴い、再度の育児休業をすることができる特別の事情等に要件を追加するため、条例を改正するものでありました。 次に、個人情報保護条例及び情報公開条例の一部改正により、個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律等が施行されたことに伴い、個人情報に関する定義の明確化を図る等により、条例を改正するものでありました。 次に、後期高齢者医療に関する条例の一部改正では、平成30年度および平成31年度の保険料を現状と同様、所得割率を7.86%、均等割額を4万490円に据え置き、賦課限度額を62万円に改正するものでありました。また、低所得者に対する軽減措置の拡充と、後期高齢者医療制度加入時における住所地特例の見直しにより、条例を改正するものでありました。 続いて、平成29年度一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ増額、減額せず、歳出予算の組み替えを行うもので、基金積立金の増額と特別会計繰出金の減額でありました。 次に、平成29年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)では、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ8,316万7千円を増額し、それぞれ1,015億3,698万2千円とするもので、補正の主なものは、歳入では基金繰入金、第三者納付金を増額し、歳出では高額療養費を増額するものでありました。 続いて、平成30年度一般会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億8,056万5千円とするもので、広域連合議会や広域連合の事務に要する費用および特別会計の事務費用に繰り出すための負担金を市町村から受け入れるなどの内容でありました。 次に、平成30年度後期高齢者医療特別会計予算では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,010億5,205万8千円とするもので、前年度に比べ16億8,335万6千円の増額でありました。 歳入の主なものでは、市町村支出金、170億1,895万円で、前年度より3億2,586万2千円の増額で約2%の伸びとなるものでありました。 歳出では、保険給付費は1,004億5,160万円で前年度より15億6,233万7千円の増額となりました。増額した主な要因は、被保険者数が2.71ポイント増加の見込みであること、また、1人当たりの医療費の増加によるものでありました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(有泉希君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第11番 松野清貴君 第12番 内藤 優君 第13番 三神貞雄君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第13番 三神貞雄君。 ◆議会運営委員長(三神貞雄君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 平成30年第1回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る2月26日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日3月5日から16日までの12日間といたします。その間、10日、11日、休会日とし、7日、9日、13日、14日、15日を予備日とします。 本日は、この後、提出されました承認第1号の説明・質疑・採決を行います。続いて議案第1号から議案第45号までを一括上程、説明・質疑を行った後、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。一般質問は6人から通告がありました。 次に、6日、8日および12日の3日間を各常任委員会の審査日にあて、6日を総務教育常任委員会、8日を厚生常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することとします。また、12日を土木環境常任委員会とし、町道路線認定の現地視察後、午前10時から開議することといたします 続いて、16日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には、日程に追加し、本会議の中で審査することといたします。 詳細は、お手元に配布いたしました日程のとおりでございます。 以上が、議会運営委員会の報告といたします。 よろしくお願いします。 ○議長(有泉希君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から3月16日まで12日間に決定しました。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第3 承認第1号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 東日本大震災から間もなく7年になります。あらためまして、災害から町民の皆さまの生命・身体・財産を守る災害に強いまちにという思いを新たにしたところでございます。 本日は、平成30年市川三郷町議会第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、年度末のご多用の中ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに、厚くお礼を申し上げます。 また平素、町行政の推進に深いご理解と、ご協力をいただいておりますことに、併せて感謝を申し上げます。 はじめに、平成30年度市川三郷町当初予算でございますが、一般会計および15特別会計歳入歳出予算の総額は178億1,880万円、対前年当初予算比で24億8,700万円増、率で16.22%増であります。 一般会計は、121億3,884万円、対前年当初予算比29億5,438万円増、率で32.17%増であります。 主な内容につきましては、新施設整備事業、六郷庁舎空調設備事業八乙女公民館建設事業町道矢作上野線新設改良事業の最終年事業費および子育て支援医療費助成など、子育て支援対策の継続事業と、新たに幼児児童給食無償化などであります。 次に、保育所新園舎につきましては、7月中旬の完成を予定しております。 本日、ご提案申し上げます案件は、専決処分の承認1件、条例制定1件、条例改正13件、規約の変更1件、平成29年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算11件、平成30年度市川三郷町一般会計・特別会計等予算16件、平成30年度市川三郷町上水道事業会計予算1件、道路線の認定1件、その他1件の46案件であります。 それでは、承認第1号の提案理由の説明を申し上げます。 承認第1号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)で、歳入歳出それぞれ246万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ102億2,020万3千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 今回の補正は、歳入につきましては、9款地方交付税に246万円を追加、歳出につきましては、本年2月1日から2日の降雪への対応といたしまして、7款土木費に町道の除雪に要した委託料145万円の追加、8款消防費に降雪警戒対応に要した職員人件費3万8千円の追加、9款教育費に市川南中学校校舎外壁タイル修繕費として97万2千円を計上執行したものであります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 補正の詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(有泉希君)  財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  承認第1号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第9号)の内容説明をいたします。 歳入から説明いたします。 4ページをお開きください。 9款1項1目地方交付税に246万円を追加し、37億705万4千円とするものであります。この追加による地方交付税の経常率は95.91%となります。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、土木整備課長より説明いたします。 ○議長(有泉希君)  土木整備課長、塩沢正也君。 ◎土木整備課長(塩沢正也君)  続きまして、歳出7款2項1目道路橋梁維持管理費についてご説明申し上げます。 補正前の額9,882万円に145万円を追加し、1,027万円とするものであります。 内容につきましては、平成30年2月1日、降雪による13節除雪委託料の追加であります。 以上、説明といたします。 ご承認のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、8款1項3目水防費のご説明を申し上げます。 補正前の額55万3千円に3万8千円を追加し、59万1千円とするものであります。内容につきましては、前項でご説明いたしました、降雪に伴う警戒等に要した超過勤務手当の追加であります。 続きまして、教育総務課長と代わります。 ○議長(有泉希君)  教育総務課長、井上靖彦君。 ◎教育総務課長(井上靖彦君)  9款の説明をいたします。 9款3項5目市川南中学校管理費は、97万2千円を追加するものです。内容は、11節需用費のうち修繕費への追加で、校舎2階コンピュータ室外壁タイルが経年劣化により一部破損し落下したため、早急に修繕をする必要がありました。 以上で、歳出の説明とさせていただきます。 よろしく承認のほどお願いいたします。 ○議長(有泉希君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第1号は、原案のとおり承認することに決定いたしました。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第4 議案第1号から議案第45号までの45議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  議案第1号から議案第45号までの提案理由の説明を申し上げます。 議案第1号 市川三郷町指定居宅介護支援等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例制定について 地域における医療および介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の規定による介護保険法の改正に伴い、居宅介護支援事業者の指定権限等が都道府県から市町村に移譲されるため、町として指定基準を定める必要が生じたため、本条例を制定するものであります。 議案第2号 市川三郷町職員の育児休業等に関する条例中改正について 雇用保険法等の一部改正および人事院規則19-0の改正に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第3号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 地方税法および航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が平成29年3月27日に成立し、国民健康保険における財政責任主体が都道府県になることに伴う、国民健康保険税の改正部分について、平成30年4月1日から施行されることに伴い、市川三郷町国民健康保険税条例について所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第4号 市川三郷町行政財産使用料条例中改正について 近隣自治体をはじめ、県内自治体との料金の均衡を図る目的により、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第5号 市川三郷町手数料条例中改正について 地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、砂利採取法に基づく許可の申請に対する審査手数料が改正となることから、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第6号 市川三郷町後期高齢者医療に関する条例中改正について 平成30年4月1日より持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律および持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令が施行されることに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第7号 市川三郷町介護保険条例中改正について 第7期介護保険事業計画、高齢者福祉計画、これは平成30年度から平成32年度の策定に伴い、介護保険料を改正する必要が生じたため、また地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第8号 市川三郷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例中改正について 指定居宅サービス等の人員、設備および運営に関する基準等の一部を改正する省令および介護医療院の人員、設備ならびに運営に関する基準が公布されたことに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第9号 市川三郷町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例中改正について 指定居宅サービス等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令および介護医療院の人員、設備ならびに運営に関する基準が公布されたことに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第10号 市川三郷町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例中改正について 指定居宅サービス等の人員、設備および運営に関する基準等の一部を改正する省令および介護医療院の人員、設備および運営に関する基準が公布されたことに伴い、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第11号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について 持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行により、平成30年度以降、都道府県が国民健康保険の財政運営の責任主体となり、市町村とともに、国民健康保険の運営を行うことに伴い、市川三郷町国民健康保険条例について、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第12号 市川三郷町都市公園条例中改正について 都市緑地法等の一部を改正する法律および都市緑地法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令の施行に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第13号 市川三郷町道路占用料徴収条例中改正について 道路法施行令の改正に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第14号 市川三郷町公共物管理条例中改正について 道路法施行令の改正に伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、条例中の一部を改正するものであります。 議案第15号 第2次国土利用計画(市川三郷町計画)について 町土の総合的かつ計画的な利用を確保するため、山梨県計画および市川三郷町第2次総合計画に則し、計画を策定するものであり、市川三郷町議会基本条例第21条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第16号 峡南広域行政組合規約の変更について 地方自治法第286条第1項の規定により、峡南広域行政組合規約を変更する場合の関係地方公共団体の協議は、同法第290条の規定により議会の議決を求める必要があることから提案するものであります。 議案第17号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第10号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ2億2,888万2千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ99億9,132万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「継続費補正」は、変更1件であります。 第3表「繰越明許費補正」は、追加5件、変更1件であります。 第4表「地方債補正」は、変更2件であります。 今回の補正の概要について、ご説明申し上げます。 今回の補正は、全般的に事業完了に伴う減額更正が主な内容となっております。 歳入につきましては、町税は町たばこ税、入湯税の減収により合わせて1,070万の更正、地方交付税は1億5,791万1千円の追加、国庫支出金は民生費国庫負担金、農林水産業費国庫補助金、土木費国庫補助金の更正など、合わせて3,049万9千円の更正。寄付金は、ふるさと納税寄付金の追加など、合わせて1,158万3千円の追加、繰入金は財政調整基金繰入金で3億5千万円の更正、繰越金は前年度繰越金7,952万4千円の追加、諸収入は、雑入で785万6千円の更正、町債は、民生債、土木債、教育債など8,560万円の更正であります。 歳出につきましては、教育費の一部管理費に退職手当を追加、企画費はふるさと納税支援サービス委託料、若者定住促進住宅補助金の追加、その他一部事務組合負担金の更正、町長選挙、衆議院議員選挙に係る事務費確定による更正など、合わせて103万3千円の追加。 民生費は、社会福祉費の扶助費他会計繰出金、および一部事務組合負担金の更正、児童福祉費の保育所費では、新園舎整備工事費の事業費確定による更正など、合わせて1億2,347万1千円の更正。 衛生費は、保健衛生費で峡南医療センター企業団負担金の追加、予防接種事業委託料更正など、合わせて529万7千円の更正。 商工費は他会計繰出金など、818万4千円の追加。 土木費は土木管理費、道路橋梁費、都市計画費、住宅費など、合わせて6,956万6千円の更正、教育費は教育総務費、小中学校費、社会教育費、および保健体育費で扶助費、事務費、経費などの確定に伴う更正、新施設整備費につきましては、設計委託料等の事業費確定に伴う更正など、合わせて3,859万6千円の更正であります。 議案第18号 平成29年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、事業勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1億2,189万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億8,270万3千円とするものであります。 次に、直営診療施設勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1,612万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,443万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 事業勘定の補正は、歳入では1款国民健康保険税を716万5千円を追加、2款使用料及び手数料を9万9千円の追加、3款国庫支出金を23万6千円を更正、4款療養給付費等交付金を594万7千円更正、6款県支出金を629万9千円更正、8款共同事業交付金を9,630万6千円を更正、10款繰入金を1,972万2千円更正、12款諸収入を64万7千円更正するものであります。 歳出では、1款総務費を66万6千円を更正、2款保険給付費を4,095万1千円を更正、3款後期高齢者支援金等68万円を更正、4款前期高齢者納付金等を1万3千円を更正、6款介護納付金を93万5千円を更正、7款共同事業拠出金6,983万2千円を更正、8款保健事業費761万6千円を更正、10款諸支出金120万円を更正するものであります。 次に、直営診療施設勘定の補正は、歳入では、1款診療収入を2,075万6千円を更正、2款使用料及び手数料3万2千円の更正、3款繰入金207万3千円追加、4款繰越金264万5千円を追加、5款諸収入5万3千円更正するものであります。 歳出では1款総務費1,011万5千円を更正、2款医業費を600万8千円更正するものであります。 議案第19号 平成29年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ807万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億9,737万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では1款保険料245万3千円、3款国庫支出金103万8千円、4款支払基金交付金98万2千円、5款県支出金43万9千円、7款繰入金316万5千円を更正し、歳出では1款総務費31万7千円、2款保険給付費168万9千円、3款地域支援事業費607万1千円を更正するものであります。 議案第20号 平成29年度市川三郷町介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ250万1千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ458万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では1款サービス収入250万2千円を更正、財産収入1千円を追加するもので、歳出では1款事業費250万2千円を更正し、基金積立金1千円を追加するものであります。 議案第21号 平成29年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ65万5千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,217万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では1款サービス収入を474万9千円を更正し、2款財産収入2千円、3款繰入金308万5千円、4款繰越金86万5千円、5款諸収入14万2千円を追加するもので、歳出では、1款総務費58万3千円、2款サービス事業費7万5千円を更正し、3款諸支出金に3千円を追加するものであります。 議案第22号 平成29年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ157万7千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,114万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 補正の概要につきましては、歳入は使用料及び手数料422万5千円更正、国庫支出金に4万5千円を追加、繰入金を43万7千円更正、繰越金に433万3千円、諸収入に140万7千円をそれぞれ追加し、町債を270万円更正するものであります。 歳出では、総務管理費を2千円更正、管理費を157万5千円更正するものであります。 議案第23号 平成29年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ6,414万2千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億5,411万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「繰越明許費」は、流域関連公共下水道費1件、特定環境保全公共下水道費1件であります。 第3表「地方債補正」は、変更1件であります。 補正の概要につきましては歳入では、分担金及び負担金に300万円を追加、使用料及び手数料を300万円、国庫支出金を700万1千円、繰入金を4,364万円、繰越金を2千円、町債を1,350万円、それぞれ更正するものであります。 歳出では、流域関連公共下水道費を4,158万4千円、特定環境保全公共下水道費を2,255万8千円更正するものであります。 議案第24号 平成29年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に増減はありません。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で繰入金を151万4千円を更正し、繰越金を151万4千円追加するものであります。 歳出では事業費において財源更正するものであります。 議案第25号 平成29年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ1万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,907万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では、繰入金を1,032万5千円追加し、諸収入を112万4千円更正するものであります。 歳出では、温泉整備費に1千万円を追加するものであります。 議案第26号 平成29年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ35万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,487万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では、繰入金を224万9千円更正し、繰越金を229万円追加するものであります。 歳出では、公園費に35万3千円を追加するものであります。 議案第27号 平成29年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ865万6千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億1,690万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では、1款後期高齢者医療保険料550万円を更正、3款広域連合支出金を35万2千円を更正、4款繰入金328万2千円を更正、5款繰越金を47万8千円追加するものであります。 歳出では、1款総務費18万円を更正、2款後期高齢者医療広域連合納付金を847万6千円を更正するものであります。 議案第28号 平成30年度市川三郷町一般会計予算について 平成30年度の当初予算につきましては、国の掲げる経済再生と、財政健全化に資する歳出改革等を目標とし、予算編成を行いました。 新年度では、高校再編関連事業を最重点事項と位置づけ、新たな施設、交通による町の発展と、ご高齢者を敬い、尊び、子どもたちの未来に責任を持つための諸施策の充実を進めてまいります。 平成30年度の本町の財政状況は、地方交付税交付金の合併算定替え適用期間の10年が経過し、5年の激変緩和期間の3年目となり、その影響額は約2億2千万円と見込んでおります。 町税につきましては、町民税のみ若干の増を見込んでおりますが、他の税につきましては減額となっております。 歳出では、高校再編にかかる新施設整備に伴う普通建設事業費の増、保育所、認定こども園への施設型給付費などの扶助費の増、峡南医療センター企業団負担金の増に伴う補助費の増、公共下水道事業特別会計はじめ、他会計繰出金の増加など、義務的経費の負担も大きくなっております。 こうした中で、歳入の確保や、経常経費の一層の縮減に努め、5年後、10年後の財政状況予測を念頭に、限られた財源の中で編成いたしました。 この結果、予算総額は121億3,884万5千円、前年度当初予算対比32.2ポイント、金額にして29億5,438万8千円の増額となりました。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 第2表「繰越明許費」は、新施設整備事業費の1件。 第3表「地方債」は、合併特例事業債等6件であります。 それでは、予算の概要につきまして、歳入からご説明いたします。 1款町税では、町民税のうち、個人、法人ともに増加を見込んでおりますが、町たばこ税をはじめ、他の税目の伸びが見込めず、対前年比較で3,257万円の減額となる16億4,557万6千円を計上いたしました。 2款地方譲与税から8款地方特例交付金につきましては、地方財政計画および県の試算に基づいた見込みにより、前年度対比合計で3,525万6千円の増となる、3億5,025万9千円を計上いたしました。 9款地方交付税は、地方財政計画による県の試算等から36億2,624万1千円を計上いたしました。前年度対比では、1億9,296万4千円の増額となっています。主な要因といたしましては、平成30年度の予算編成方針として、歳出のみならず、歳入についても総計予算計上を実施したことにより、例年財政補正財源として年間を通して留保してきた地方交付税の見込み額を、当初予算へ一括計上したことによります。 10款交通安全対策特別交付金から、12款使用料及び手数料につきましては、それぞれの根拠法令に基づき2億1,744万1千円を計上いたしました。 13款国庫支出金は、前年度対比4,933万7千円の増となる6億3,383万5千円とするもので、この主な内容は、土木費の普通建設事業費の増額に伴う社会資本整備総合交付金の増額によるものであります。 14款県支出金は、県知事選挙、県議会議員選挙の委託金等により2,435万円の増額となる4億4,690万6千円の計上となりました。 15款財産収入は、基金等利子など243万円。 16款寄付金は、ふるさと納税寄付金等2,500万円増額を見込み、4,500万2千円。 17款繰入金は、財政調整基金繰入金4億5千万円、地域振興基金繰入金1億2.450万4千円を見込み、1億1,668万4千円の増となる5億7,450万9千円を計上いたしました。 18款繰越金は、地方交付税同様、総計予算計上ということで、現時点で見込み得る繰越額を計上したことによる3億5千万円の計上となりました。 19款諸収入は、峡南医療センター企業団派遣職員解除による負担金の減額などもあり、4,188万5千円の減額となることから、7億777万3千円を見込み計上。 20款町債は、新施設整備事業にかかる合併特例債の借り入れなどにより25億5,238万2千円の増額となる35億3,887万3千円を計上いたしました。 次に、歳出につきまして、ご説明申し上げます。 1款議会費は前年度同額となる7,734万8千円を計上。 2款総務費は、例年一般管理費など、経常的経費がほとんどでありますが、30年度につきましては、六郷庁舎エアコン改修事業、情報系システム更新事業などにより1億6,991万円の増額となる13億8,642万2千円を計上しました。 3款民生費は、29年度実施の新園舎整備用地造成工事が完了したことなどにより451万4千円減額となり、25億3,175万5千円を計上。 4款衛生費では、峡南衛生組合負担金の増額、峡南医療センター企業団貸付金の減額など、合わせて478万8千円の増となる15億6,736万3千円を計上いたしました。 5款農林水産業費は、椚田大正2号線拡幅事業など、普通建設事業費の増により、前年対比7,573万7千円の増額となる4億610万4千円。 6款商工費は歌舞伎文化公園管理特別会計繰出金、観光施設内トイレ洋式化改修費など1,713万8千円の増となる1億5,606万6千円の計上。 7款土木費につきましては、11億2,433万8千円の計上。前年対比で1億4,594万1千円の増額となります。これは、矢作上野線新設改良事業など、普通建設事業費、公共下水道事業特別会計への繰出金の増加が主な要因となります。 8款消防費は、耐震性貯水槽設置事業など、普通建設事業費の増額により前年対比で6,898万8千円の増となる1億5,383万9千円の計上。 9款教育費では、34億5,710万3千円の計上となりました。この費目は、新施設の整備事業費により、前年対比で24億2,715万2千円と大きく増額となります。 10款災害復旧費は存置科目として4千円の計上。 11款公債費は長期借入金元利償還金など11億2,436万7千円。 12款諸支出金は、低金利による基金利子204万4千円の減少により、1億5,213万6千円。 13款予備費は、前年度予算と同額の200万円を計上いたしました。 議案第29号 平成30年度市川三郷町国民健康保険特別会計予算について 事業勘定につきましては、歳入歳出の予算総額をそれぞれ18億3,958万5千円と定めるものであります。 また、直営診療施設勘定につきましては、歳入歳出予算の総額を7,567万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、事業勘定の歳入では、1款国民健康保険税3億6,345万7千円、4款県支出金13億2,694万6千円、8款繰入金1億4,666万1千円、10款諸収入251万2千円であります。 歳出では1款総務費3,208万3千円、2款保険給付費13億1,266万5千円、3款国民健康保険事業費納付金4億6,331万1千円、4款共同事業拠出金10万円、6款保健事業費2,748万9千円、9款諸出金263万4千円、10款予備費130万円を計上いたしました。 次に、直営診療施設勘定の歳入では、1款診療収入5,042万8千円、2款使用料及び手数料15万6千円、3款繰入金2,498万8千円、5款諸収入10万円であります。 歳出では、1款総務費4,537万4千円、2款医業費2,726万8千円、3款公債費203万1千円、4款予備費100万円を計上いたしました。 議案第30号 平成30年度市川三郷町介護保険特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億3,012万7千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、1款保険料4億3,044万3千円、3款国庫支出金5億6,022万4千円、4款支払基金交付金5億4,409万4千円、5款県支出金2億6,037万8千円、7款繰入金3億3,498万2千円であります。 歳出では、1款総務費4,834万円、2款保険給付費19億7,320万2千円、3款地域支援事業費は1億747万2千円、5款諸支出金111万2千円を計上するものであります。 議案第31号 平成30年度市川三郷町介護サービス事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ499万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 予算の主な内容につきましては、歳入では1款サービス収入496万円、2款財産収入1千円、3款繰入金3万2千円、4款繰越金1千円、5款諸収入1千円であります。 歳出では1款事業費499万4千円、2款基金積立金1千円を計上するものであります。 議案第32号 平成30年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,338万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では1款サービス収入3,315万円、3款繰入金19万3千円、5款諸収入3万2千円であります。 歳出では、1款総務費3,131万8千円、2款サービス事業費195万8千円、4款予備費10万円を計上するものであります。 議案第33号 平成30年度市川三郷町簡易水道特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ2億4,475万8千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では使用料及び手数料を8,952万6千円、繰入金を1億1,788万8千円、町債を2,840万円とするものであります。 歳出では、総務費を1,345万4千円、管理費を6,638万1千円、事業費3,735万円、公債費を1億2,757万2千円とするものであります。 議案第34号 平成30年度市川三郷町公共下水道事業特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ10億430万9千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では使用料及び手数料1億4,628万6千円、国庫支出金3,700万1千円、繰入金を5億5,428万7千円、町債を2億6,220万円とするものであります。 歳出では、流域関連公共下水道費を2億5,756万円、特定環境保全公共下水道費5,015万円、公債費6億9,659万9千円とするものであります。 議案第35号 平成30年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計予算について 歳入歳出の総額をそれぞれ3,508万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」および第2表「地方債」によります。 主な予算内容につきましては、歳入では使用料及び手数料126万6千円、繰入金を2,831万4千円、町債を550万円とするものであります。 歳出では総務費を604万3千円、事業費699万円、公債費を2,204万9千円とするものであります。 議案第36号 平成30年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ743万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、使用料及び手数料を351万7千円、繰入金391万5千円するものであります。 歳出では、総務費451万8千円、公債費を291万5千円とするものであります。 議案第37号 平成30年度市川三郷町温泉事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,073万3千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、繰入金を3,146万5千円、諸収入を910万1千円とするものであります。 歳出では、温泉整備費を508万8千円、公債費を3,564万5千円とするものであります。 議案第38号 平成30年度市川三郷町恩賜県有財産保護管理事業特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ247万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、1款繰越金を234万6千円、諸収入12万9千円、歳出では、管理費の委員報酬、県有地土地借上料等であります。 議案第39号 平成30年度市川三郷町市川財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ224万2千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では財産収入12万2千円、繰越金を211万9千円、歳出では管理費の委員報酬等であります。 議案第40号 平成30年度市川三郷町高田財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ71万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、繰越金71万2千円、歳出では管理費の委員報酬等であります。 議案第41号 平成30年度市川三郷町大同財産区特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ321万5千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、繰越金を321万2千円、歳出では管理費の委員報酬等であります。 議案第42号 平成30年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,791万8千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では、使用料を232万7千円、繰入金を2,347万4千円とするものであります。 歳出では、公園費を2,791万8千円とするものであります。 議案第43号 平成30年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計予算について 歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,731万9千円に定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算」によります。 主な予算の内容につきましては、歳入では1款後期高齢者医療保険料1億4,787万7千円、3款広域連合支出金355万円、4款繰入金7,538万5千円、6款諸収入50万5千円であります。 歳出につきましては、1款総務費1,471万5千円、2款後期高齢者医療広域連合納付金2億1,210万2千円、3款諸支出金50万1千円を計上いたしました。 議案第44号 平成30年度市川三郷町上水道事業会計予算について 本年度の業務予定量は給水戸数3,744戸、総配水量149万9千立方メートル、1日平均配水量4,107立方メートルであります。 収益的収入及び支出の予定額は、収入においては水道事業収益1億9,180万6千円とするものであります。内訳では営業収益1億5,942万円、営業外収益3,238万6千円であります。 支出においては、水道事業費用1億8,442万2千円とし、内訳では営業費用1億6,465万円、営業外費用1,947万2千円、予備費30万円であります。 次に、資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入において1,307万3千円とするものであります。内訳は、工事負担金1,307万2千円、固定資産売却代金1千円であります。 資本的支出において8,718万円とするものであります。内訳は、建設改良費3,615万円、企業債償還金5,103万円であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額7,410万7千円は当年度消費税調整額201万4千円、引継現金941万1千円、過年度分損益勘定留保資金2,123万4千円および当年度損益勘定留保資金4,144万8千円で補填するものであります。 議案第45号 市川三郷町道路線の認定について 宅地分譲に伴い公衆用道路として町に寄附採納の申し出があったもの、および道路施設事業により町道として整備する2路線について、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上、提案理由といたします。 ○議長(有泉希君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより質疑に入ります。 第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  1点お尋ねいたします。 役場職員駐車場に関わって質問いたします。 これまで、職員駐車場として使われてきた旧市川大門庁舎跡地は、新高校建設に用地提供されるとともに、新八乙女公民館建設予定地にもなります。となりますと、役場職員の駐車場がなくなってしまいますが、補正予算および当初予算を見る限り、関係予算が計上されていないと思いますが、職員駐車場はどのようにするのか、今後の取り組み、進捗状況等についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  ただいまご質問の職員駐車場の代替でありますが、現在の旧役場跡地につきましては、平成31年5月末まで使える予定でおります。31年6月1日からの駐車場につきましては、近隣の既存の駐車場を現在100台前後ということで交渉中であります。 それから、旧市川中学校体育館跡、八乙女公民館の敷地になるところにつきましては、この4月から工事が始まりますので、その現在置いている車両については、一時役場跡地へ移動をいたします。 そんな状況になっておりますので、30年度には予算は発生しておりません。 以上です。 ○議長(有泉希君)  質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託いたします。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件については、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 暫時休憩といたします。 再開は午後1時といたします。     休憩 午前11時37分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 海沼生活環境課長につきましては、都合により欠席する旨の報告がありました。 代わりに、望月係長が出席していますので、ご了承願います。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第5 一般質問を行います。 第3番、高尾貫君ほか5名から通告がありましたので順次、発言を許します。 第3番、高尾貫君の一般質問を許します。 第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  はじめに、第2次総合計画の実践と評価は、についてお尋ねをします。 本町の20年後を見据えて策定した基本構想都市計画マスタープランによって、第1次総合計画が策定されました。 基木構想に基づき行政運営は着実に実行されてきたものと、町民の皆さんは理解されていることと思います。 第2次総合計画が昨年、平成29年3月に町民の皆さんからのアンケ-卜やさまざまなご意見、総合計画審議会での協議・検討を重ねて策定され、議会としても本町のさらなる発展と、町民の皆さんの幸せを目指して議決してまいりました。 豊かなまちづくりを推進していくにあたり、この間の実践・評価について行政運行管理を数値で示し、町民の皆さんと協働すべきと思いますがいかがでしょうか、町長の見解と今後の方針についてお尋ねいたします。 次に、第2次総合計画を基に新年度はどのような点について重点的に実践していくのか具体的にお伺いします。 リニア中央新幹線の先行開業や、圏央道、中部横断自動車道の整備が進むなど、広域交通基盤の整備が向上してまいります。 物流、観光、災害時の広域ルート確保など、地域の活性化に大きく利活用でき、交流による移住や定住促進につながり、本町に住みたいと思える人が増えるものと考えられます。 とりわけ、快適に暮らしやすいまちづくりとして、本町の発展と地域活動を保つために都市計画法に定められた都市計画道路の整備が必要です。 一部緊急車両の入れない道路や狭隘道路の多い本町としては、今後の整備は必要不可欠ですが、どのような方法で対応していくのかお尋ねいたします。 2つ目は、通学路の安全確保や、都市計画マスタープランで定めている地域・地区拠点間の連携、災害時における町内避難所・輸送路の確保・強化など、都市計画道路の整備をしていくにあたり、整備優先順位を今後見直す考えはあるのかお尋ねいたします。 3点目は、峡南北部高校再編に伴い、平成32年4月には新校舎の開校予定となり、新設高校が完成するまで2年余となりましたが、生徒の通学安全確保は最重要課題と考えます。通学路用歩道確保のため、県道四尾連湖線はじめ町道文教通りの整備や電線の地中化、いわゆる無電柱化など、整備方針についてどのような考えをお持ちなのか改めてお尋ねいたします。 4点目は、(仮称)生涯学習センター、図書館、体育館を利用するにあたり、町民全体の利便性と交通安全を考慮し、市川大門駅側新公共施設南側からも利用しやすい町道の確保はどのように進められているのか、その進捗状況についてお尋ねいたします。 5点目は、生活環境の整備について伺います。 ①公共下水道区域の水洗化率は2016年度、県平均より低いと分析されていますが、その後、水質保全に対する町民意識はどのように高まったのか分かる範囲で教えてください。また、平成29年度末見込みで、下水道整備区域の接続率はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ②公園の整備に関する満足度は低い。特に公園の施設が充実していると感じている住民の割合が低くなっていると分析されておりましたが、市川公園をはじめ町内の公園維持管理はどのようにされているのかお尋ねいたします。 ③水道事業の運営の健全化を図るため、水道ビジョンを策定し、事業経営の効率化と健全化を推進していくこととなっておりますが、来年度の審議会の開催はどのような計画で推進していくのか、スケジュールも併せてお尋ねいたします。 6点目、公共施設の有効活用の推進について伺います。 PPP/PFIの活用など民間活力の導入を行い、財政面に考慮した整備計画は新年度に向けては、どのような点に重点おいて臨むのか、具体的に教えてください。また、交流拠点整備の推進にあたり、宿泊施設などの整備検討にあたっては、町財政負担のことを考え、町民の負担は最小限にし、整備方法は全て民間活力に委ねる方策を考えるべきと思いますが、町長の所見をお尋ねしておきます。 以上、1点目です。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高尾貫議員の一般質問にお答えいたします。 第2次総合計画の実践と評価は、についてでありますが、町づくりの最上位計画として今年度から推進しております第2次総合計画は、各目標数値を明確に記し、10年後の望むべき姿を想定して策定をしております。各担当部署においては、明記されている目標数値の実現を念頭にそれぞれに事業実施計画を策定し、企画課を中心に毎年ローリング作業を実施していきます。 また、総合計画は10年という長い期間となっておりますので、中間年である5年を目途に進捗状況等を検証し、必要であれば、町民の皆さまの意見を取り入れ、計画の変更等も視野に柔軟に進めてまいりたいと考えております。 続いて、具体的内容についての1点目、緊急車両の通れないような狭隘道路の多い本町として、今後の整備方法の対応は、についてでありますが、本町では、1,195路線、延長364キロメートルを管理しております。 近年では三珠地区におきまして、町道矢作上野線・三珠陸橋架け替え事業、市川地区では市川小学校と市川中学校を結ぶ平塩5号線、六郷地区では中部横断自動車道と並行する町道宮原一本松線等を、主要道路事業として計画的に鋭意進めております。 ご指摘の緊急車両等の入れない狭隘道路につきましては、本町都市計画区域内において、市川三郷町狭隘道路拡幅整備事業としてさまざまな助成制度のもと、災害に強い、ゆとりある暮らしに向け事業を進めております。 また、その他の狭隘道路につきましても、計画的に整備を行い、歴史ある町並み、ゆとりある道路、魅力的な歩道等の空間づくりに取り組み、第2次総合計画における快適な暮らしやすいまちづくりの実現に向けて整備を進めてまいります。 2点目の、通学路の安全確保や都市計画マスタープランで定めている都市計画道路の整備をしていく上での優先順位を見直す予定があるのかについてでありますが、本町では、11の路線が都市計画道路に指定されております。 都市計画道路は計画決定から長い期間が経過し、この間、土地利用や交通環境も大きく変化してまいりました。このような住環境の変化に対応すべく、山梨県では平成30年度の改訂に向けた、県都市計画マスタープランの見直しの準備を本年度に行っております。 本町といたしましても、今後、県のプランとの整合性を図るとともに、本町の実情に合った見直しを行い、必要性、緊急性の高い路線から順次整備を推進し、第2次総合計画に沿った住みやすい町づくりを目指し、町都市計画マスタープランの整備に取り組んでまいります。 3点目の、通学路用歩道確保のための県道、町道の整備方針についてでありますが、去る平成24年4月、京都府亀岡で発生した登校中の児童等が犠牲となった交通死亡事故をはじめ、登下校中の児童等が巻き込まれる痛ましい事故が相次いで発生したことを踏まえ、平成24年5月28日に関係省庁の副大臣会議が開催され、関係機関を通じて、通学路における交通安全確保についての取り組み要請がなされました。これを受け、本町では教育委員会・各学校・保護者・警察・各道路管理者等において、通学路の緊急合同点検を実施し、危険箇所の抽出を経て対策を実施しているところであります。 ご質問の高校再編に伴う県道、町道の整備方針につきましても、定期的に行う通学路交通安全プログラムの合同点検実施の際に併せて協議を行い、さらなる通学児童・生徒の交通安全確保に取り組んでまいります。 4点目の、新施設への市川大門駅側からの町道確保の進捗状況についてでありますが、(仮称)生涯学習センター、これは生涯学習館機能、図書館機能、体育館機能の敷地南側の町道は、南側隣接地のやや西側に新設町道の計画を進めております。すでに用地測量を終え、4月より税務署の協議を行い、その後、地権者と交渉を行う予定であります。 また、施設南側の東端には、赤線、これは1メートル前後でございますが、徒歩の利用が可能となるよう整備してまいります。 5点目の、生活環境の整備についての、1.公共下水道区域の水質保全に対する町民意識と下水道整備区域の接続率についてでありますが、下水道工事を行う際に、パンフレット等を用いて各受益者への訪問説明や、広報等での周知を行い、電話や役場窓口での相談も実施しております。平成27年度と、平成28年度を比較しますと、水洗化率、これは接続率は、約1%上昇し、平成29年度末においても1%の上昇を見込んでおり、一定の効果が得られているものと考えます。 また、平成29年度末の水洗化率は、82%程度と見込んでおりますが、県平均より低い数値となっており、引き続き普及活動に力を入れてまいります。 続いて2の、町内の公園維持管理についてでありますが、町内には、市川公園、歌舞伎文化公園、富士見ふれあいの森公園などの大規模な公園と、神社境内などに遊具が設備されている小規模な公園が、合計で28カ所ございます。大規模な公園と神社境内の遊具の維持管理につきましては、町による定期的な除草や遊具の点検等を行い、安全・安心の確保に努めております。 また、地域住民の皆さまとの協働により整備を行いました、市川地区中央部のまちかどスポットにつきましては、植栽類の手入れ、清掃作業等について、地元の方々に協力をお願いし、管理を行っていただいております。 3の、水道事業運営審議会の開催とそのスケジュールについてでありますが、水道事業運営審議会は、町長の諮問に応じ、水道事業に関する事項について調査、審議いただく機関とされております。委員の任期は2年となっており、平成30年度には、新たに委員を委嘱する必要があるため、審議会を開催することとなります。 この際に、現在進めております市川三郷町水道ビジョンについて、その進捗状況に応じご報告させていただきたいと考えております。 6点目の、公共施設の有効活用の推進についてでありますが、昨年11月21日に実施しました平成30年度予算編成会議の中で、今後の予算編成や事業展開は、可能な限り民間活力を利用することについて、職員に対し、強く言及させていただきました。 ご指摘のとおり、今後の政策的事業を展開していく上で、民間活力に委ねる方法は必要不可欠なものと考えております。公設民営方式のみならず、民設民営への転換とその誘導は、限られた地方財源の中、国でも積極的に取り組むべき推奨事項としております。平成29年6月6日閣議決定された、経済財政運営と改革の基本方針2017の中でも、公的サービスの産業化、インセンティブ、これは動機改革、公共サービスのイノベーション、これは改革・革新化ですが、これを軸とした民間活力の有効活用について、大きく取り上げられております。 本町といたしましても、交流拠点整備など政策的な大事業を実現させる上で、最も有効な手段として捉え、引き続き職員一丸となって取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  細かく答弁をいただきまして、ありがとうございます。 いずれにしても、第2次総合計画、ぜひこれは進めていただくわけですけども、近年、社会経済情勢というのは、目まぐるしく変化していますから、その意味での対応という意味で、5年という中間年で見るという話しでしたけど、それをできるだけ縮めて検討を加えていただきたいということを、あえてお願いをしておきたいと思いますけども、そこはお答えは結構でございます。 それと、2点目ですけども、先ほど無電柱化の話をさせていただきました。文教通り、これは確か私も、平成27年の9月議会か、12月議会で、あえて文教通りのあそこに無電柱化をしたらどうだろうと、あそこは非常に交通の交互通行がやりにくい、できにくいという、そういう場所でありますから、何とかしてほしいということをお願いしてきたけど、これは町だけでというのは大変だと思いますから、ただ国のほうでは2016年度に、いわゆる無電柱化にするという方向で、全国の5割くらいは少なくても、東京は先行していますけども、全国の5割くらいを先行して進めたいというような話があって、その時に議員立法で計画作成の努力義務というのを、地方自治体に、それは課したんですよね。その計画がどうなっているかというのが全く見えないんです。 そのことによって、あらためてお尋ねしますというのは、そういう意味でお尋ねしたんですけども、そこが分かれば教えていただきたいと思います。どんな方向で来ているのかこれまで。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  私が認識している範囲ですけれども、電柱の無柱化ですが、まず国道、県道が優先される状況です。特にこの近隣では、国道52号線沿いが旧鰍沢町を含めた、南アルプスもそうですけど、52号線国道が最初に手を付けられました。次の優先順位としては県道が該当になるのかなと、町道に及ぶというのは、順位的にもかなり優先順位としてはそういう順番になるのかなと、その時に町がどのくらいの負担をして、どういう計画で進められるのかという詰めはまだ行われていないところでございます。 いずれにしても、その必要性というか、まちづくり、あるいは生活の上での無電柱化というのは、とても重要な案件であることは、議員のご指摘のとおりで、私も同じような認識は持っております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  内容は分かりました。 いずれにしても、議員立法で計画を作成をしろという努力義務というのは、課せられていることは間違いないんですよ。その意味で、国から県、それから町、町道ということになるわけですけど、その部分で計画をすることによって補助金が出ますから、出るわけです。出るようになっているんですね、議員立法の中では。ぜひそこのところを研究していただきたいというふうに思います。 それから、3点目、例の新公共施設の関係で、大変一番心配していたところの、三郡橋東詰からずっと信号まで、非常に狭いということで、何とか混雑緩和をしてほしいということを、実は新設高校のときの一般質問でさせていただきまして、その後、気になりましたが、今回示させていただいたんですけども、幸いにして新しい道路をつくっていただけるということで、今回818万9千円でしたか、計上していただいていますから、これはそういうことでいくんだなと。 ただ、施設南側の東端という話しがありましたから、そこは1メートル前後ということで、ちょうど1メートルだというと、私どもの体で、すれ違いがやっとできるかなというような道路だと思うんですけど、それは赤線ということで、国有地ということで、それは町有地に切り替わるということになるんでしょうか。 ○議長(有泉希君)  施設建設課長、丹沢和人君。 ◎施設建設課長(丹沢和人君)  一番東側のところには、先ほどの町長が答弁させていただきました赤線、昔でいう里道というのがあるんですが、すでに国から町のほうに移譲を受けておりまして、所有権は町にございます。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  公園整備について、少しこれはいちゃもんでも、文句でも全くございません。というのは、市川地区の中には市川公園、それから新町公園、それともう1つ富士見の公園、3つ市川地区にはあります。そのうちの、新町公園がいつか知らぬ間に神明公園になっているというので、神明公園のあそこに碑が、石碑もあるわけですね。竣工は平成11年3月の竣工になっていて、私、写真を取ってあるんですけど、別にそれは、この前と同じように条例を改正して、ああしろ、こうしろという話をしているわけではなくて、いつどうして神明公園、最近はほとんどの人が神明公園と言っている。都市計画法の掲載だと新町公園になっているんですよ。このへん一帯は新町と昔から言っていましたから、新町公園でいいんですけど、つまりなんで神明公園になったのか、あるいは呼び名として、もし名称で変わるとすれば、都市公園法の182号の2条で変えなくてはいけないのかなという気もしますので、そこのところをちょっときちんとしておく必要があるのかなと。経過も全く私どもは分からないんですよ。 そこをちょっと分かれば、教えていただきたいと考えます。 ○議長(有泉希君)  まちづくり推進課長、渡辺浩君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺浩君)  高尾議員の質問ですけど、都市公園の新町公園の名前の違いについてということで、都市公園の名前の違いについては、都市計画決定されております。新町公園ですが、国の補助事業整備を行うときに、住民の方々に親しみやすい愛称をつけ、神明公園となっております。都市公園法律上と条例等には問題がないということになっております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  問題はないということで受け止めますから、引き続き神明公園ということで、これからは名称として呼んでいいということでよろしいですね、特に問題がないということですから。ということで、私は理解をしてまいりたいと思っております。 それから、この部分の宿泊施設の整備検討の関係です。町民の負担をぜひ考えてほしいという、そういう質問でありますけども、つまり今回の平成30年度予算、それから平成29年度の見込みのところで見ますと、いわゆる町の財政の部分で、貯金という言われるところの基金ですね、基金残高が約47億1千万、そして借金というと嫌な言い方になりますけど、町債が188億、約800万ですよね、ちょっと数字が大きいんですけど、町民1人あたり、129万8千円という債務を抱えているわけですね。 今回、県内の甲府を中心として各市町村の、町はまだ出ていませんけど、の大体1人平均は、大体50ないし、60万くらいですけど、うちは倍になってしまっていますよね。もちろんこれはいろいろな作業、これからの施設の関係がありますから、致し方なくても、そういう部分からして、188億というと、毎年元金1億、15億くらい返しても、12~13年かかるわけですよね。そういう計算でいけばそうなるんですけど、非常に町民への負担をこれから、さらに何かをということになると、非常に厳しいのかなというところがありましたから、あえてこの質問はさせていただいたんですけど、やはり町民の皆さんの税金からこれを賄う、あれを賄うということは、非常に難しい時代になってきているのかなということですので、これだけきちんと押さえておきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今、みたまの湯、周辺の宿泊施設、それから六郷インター周辺整備、この2つについては、特にほかもあるんですが、大きな事業については、この民間活力のことで、かなり有効な提案や、動きをいただいております。まだここでご報告、具体的にできる状況ではありませんけども、かなり取り組む状況ができつつあります。 それから、合併特例債からの話もありますので、お話を申し上げますと、平成17年10月に3つの町が1つになって、市川三郷町になりました。国は、合併した町やに対して、特例債という特別な有利な起債を認めてくださいました。 本町には82億8,200万円の枠がありました。現在の施設整備の合併特例債を含めて、現在75億くらいを使うことになります。これを使わない手はないんです。今、延長5年の中の3年目に入っています。 充当率が95%のうち70%が交付税として町に入る有利な起債を使わない方法はないんです。合併特例という特別な特例債でありますから、このことをやはり有効に使わせていただき、75億くらいで、あと正確には7億8,200万ほどあるんですが、まだ事業もありますので、こうした期間の中で有効に使えることが望ましいというように思っております。 それから、町債残高にしても、かなり減らしてきました。合併当時の金額と、今の金額を比較していただければお分かりになると思います。 それから、財政調整基金ですが、合併当時は6億円でした。今は22億です。そのうちの一部を充てて、今度の高校再編で高校を本町に残していただけるということに関する事業を、その中で執行させていただこうという予算編成になっております。ぜひこうした大きな節目というか、転換期はそうそうあるものではありませんので、ぜひご理解を賜りたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  大変大きな事業を抱えるわけですから、これは頭から駄目だということではありませんけど、ただ、毎年度1.5ないし1.9%くらい町税は実際に減になっているんですよね。だからそういうことをにらみながら行くと、やはり莫大な借金、いわゆる町債を背負うというのは、非常に将来につけが回らないようにできるだけしていかなければならないということを、また思いとしては、町民の思いとして伝えておきたいということでございますので、言っている、町長の答弁の意味合いも分かります。 ぜひ、町民の皆さんの声もそういうことがあるということだけ、ぜひ受け止めていただきたいと思います。 次の質問に入ります。 高度な行政サービスを提供するための人材育成は、についてお尋ねします。 少子高齢社会の進行による社会保障制度の課題や赤字財政の累積による厳しい財政状況の中、地方分権や町村合併の進展が進み、地方に権限が移譲され、町の行政事務は増加するばかりではないかと思われます。 このような状況下でも、町民が満足する行政運営、公正・公平なサ-ビスは日増しに求められております。 そのために、組織としての機能、職員の能カアップ、適材適所の配置、職員一人ひとりのチャレンジ意識など、人材育成を積極的に実施されていることと思いますが、町民により良い行政サービスを提供するにあたり、どのような人材育成を考えているのか具体的にお尋ねします。 まず1つは、目指すべき職員像と求められる能力については、どのような方法で対応していくのかお尋ねします。 2つ目は、人材育成を積極的に推進するための方針については制定されているのでしょうか、具体的取り組みについてお尋ねいたします。 3点目は、職場や組織の体質、雰囲気は職員の意欲に影響を及ぼします。自己研鑚に意欲をもつ職員を支援する雰囲気・環境が重要と考えられます。そのためには、組織全体の力をどのように高めていくのかお尋ねいたします。 4点目は、人材確保について伺います。職員の採用(専門職・技術職)から退職までの人事管理はどのように進めていられるのかお尋ねいたします。また、現在推進されております退職してからも金銭面を気にして働くのでなく、働く意欲のある職員はじめ、専門的な知識や技術を生かしたいという職員には、これまで以上に機会を与えていただきたいと考えますがいかがでしょうかお尋ねいたします。 5点目は、人事異動は人材育成と組織の目標を達成するための手段でございます。人事異動を通して、どのようなことが向上されたのかお尋ねいたします。 6点目は、人材育成において管理・監督者の役割は大変重要となります。組織全般について、どのような思いで対応されるのかお尋ねします。 7点目は、人材育成に伴う人事考課は、現在どのような進捗状況になっているのかお尋ねいたします。 以上です。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高度な行政サービスを提供するための人材育成の1点目、目指すべき職員像と求められる能力について、どのような方法で対応していくのかについてでありますが、職員資質の一層の向上や、個々の能力を最大限に発揮させるためには職員研修は大変重要であります。職員には、一般職員研修、監督者研修、管理職研修などの階層別研修のほかに、専門能力や実務能力を高める専門的研修、自己啓発研修などを計画的・積極的に受講させております。 2点目、人材育成を積極的に推進するための方針は制定されているのかについてでありますが、平成18年4月に、市川三郷町人材育成基本方針を制定し、第1章として人材育成を必要とする背景、第2章として人材育成の方策、第3章として人材育成方策の推進についてを定めており、効果的な人材育成を図ることに取り組んでおります。 3点目、自己研鑚に意欲を持つ職員を支援する雰囲気・環境づくりのために組織全体をどのように高揚していくかについてでありますが、職場の目標や課題などヘの認識を相互に深めることにより、学習的職場風土づくりを進めるとともに、目標の達成度を人事評価に反映させることで、個々の職員の自己研鑽意欲も向上するものと考えております。 4点目、採用から退職までの人事管理はどのように進められているのかについてでありますが、合併前には、手書きで、合併後はエクセルにより管理してきましたが、平成25年度からは、峡南広域計算センターを通して導入した人事・給与管理システムにより管理をしております。 また、働く意欲のある職員につきましては、再任用制度や、臨時職員としての採用により働く機会を提供しております。 5点目の、人事異動を通して、どのようなことが向上されたのかについてでありますが、人事異動は、さまざまな職場・職務を経験することにより、適材適所の発見や職員のモチベーションの向上につながるほか、幅広い知識や視野、人脈を得られることで、複雑、多岐にわたる課題への対応や、関係機関との協議、調整能力の向上につながっているものと考えております。 6点目、管理・監督者の役割についてでありますが、社会環境の急激な変化や、地方分権の進展などにより、管理・監督者の役割、求められる能力は、大変重要になっております。部下育成・目標管理・リスクマネジメントに加え、管理・監督者自身も含めた職員のワークライフバランスを確保できる体制づくりについても組織全体で取り組んでおり、階層別研修の受講等により必要な知識を習得する機会を積極的に設けております。 7点目、人事考査は、どのような進捗状況になっているのかについてでありますが、平成20年度より人事評価制度を導入し、8年の試行期間を経て、平成28年度から本格実施、29年度の勤勉手当へ反映させております。30年度からは、任用への反映を開始し、31年度からは、昇給・分限への反映に向けて取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  人材育成全般で再度お伺いいたします。 来年度、平成30年度の採用は何名なんでしょうか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  30年度につきましては、一般事務職員1名の採用です。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  1名ですね。 ついでに申し訳ないですけど、昨年度と、今年度、平成28年と、29年度、それも一緒にいいですか。 ○議長(有泉希君)  総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  まず、29年度、退職につきまして、事務職員が1名退職、保育職1名退職という中で、事務職員1名の採用を予定しております。 29年度の採用につきましては、事務職員を7名の採用、それにつきましては、退職職員、それから機構改革を含めての採用になっております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  今年は退職者が1名だということで、採用1名と、そういう理解をいたします。ただ、1人採用で、将来の行政サービスに、将来的に行政サービスに影響が出ないのかなという、ちょっとそこが心配だったものですから、1名というのをあえて聞かせていただいたということでございます。 それと、先ほど4点目のところで質問させていただいたんですけども、退職後に働く意欲のある職員について、なぜあえてこの場をお借りして質問したかというのは、町長もご承知だと思いますけど、公務員の定年制の問題やら、あるいは高齢者の就業促進、さらには厚生年金ですね、一番大きなものは年金の受給開始年齢の70歳を超えても受け取れるという仕組みを、今、国は考えているわけですよね、厚労省が。 そういう意味でいくと、そこの部分の、われわれは65歳からもらっていますけども、年金をいただいていますけども、その間の5年間というのは、大変な状況になってくるだろうということが1つありまして、そこはやはり社会的な問題として、これは手当をしていかなければいけないと思っていますけども、ただ少子高齢化でありますから、働き手が当然少なくなるので、立派な技術を持ったり、知識のあるそういう人たちをやはりお給料は別ですけども、一緒に5等級を全部使うわけにはまいりませんから、少なくとも先ほど答弁いただいたような、再任用制度とか、そういったものの拡充を、これからしていくのは、考えていかなくてはならないのかなと、いわゆる1つのパイの中で、パイを分け合うではないですけども、そういう方法というのも、これから考えていかなければいけないのかなということも、ちょっと感じたものですから、できるだけ今の経済成長を持続していくというのは、これは社会問題でありますけども、公務員の皆さん、地方公務員の皆さん方も、やはりそういうところにきちんと当てはめていくことによって、経済は持って行くだろうと、こういう理論の立て方になるだろうと思いますけれども、多くの高齢者の方々が多様な働き方の中で、働ける場面をぜひ作っていただきたいということは、あえてこの時期に、これは県レベル、国政レベルの話になるかもしれませんけれども、小さな町からもそういった声があるということをぜひ伝えたいと思いますので、そこは町長、たぶん一致すると思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  再任用に関して、今の視点からの評価というか、お考えというのは、間違っているとは思っていません。ただ、その反面、大学を出て、働きたくても定員管理があるから働けない、そういう方が採用できないという一面もあるんですよ。 だから、再任用の方も定数1、だけどもやはり大学を出て働くという若い力が働けないという状況が生まれてくることも1つ。ですから、よほどその辺は慎重に考えながら、両方バランスのいい形が取れればいいと思って、そういうことをトータルで考えた上で、決定していく必要があるというように考えております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  これだけでやっているとちょっと長くなってしまいますから、ここでいったん止めます。 そういうことで、ぜひ私自身も、そういうつもりで、できるだけ県や国にも働きかけをしていきたいということだけ申し上げておきたいと思います。 もう1点だけ、人事交流の関係で、採用とこれはつながると思うんですけども、役場の中でも行政サービスをするに当たりまして、どうしても資格がないと、そのセクションにはお勤めすることができない。そういう方が、もし仮に場合によっては複数でなくて、単独1名しかいなかったというようなときには、どうしてもその方がそこに行かなくてはならない。あるいは、全くゼロになってしまう可能性もあるだろうということを考えたときに、やはりそういった専門職と言いますか、国家資格が必要なところは、できるだけ人事管理の中で、ある意味5年とか10年のスパンの中で考えながら採用していくとか、複数配置をしていかないと無理ではないのかなという気がいたしますので、いきなり、例えば申し訳ないけど、税務課にいて、いきなりどこどこのセクションだという話しになってくると、税務のことは分かるけど、ほかのことはなかなかできないという、そういう方が出てはいけないので、人事交流を頻繁にもちろんやるわけですけども、特に資格の必要なところは、複数採用をしていくようなことが、あるいは人事交流もできるだけ複数人事交流をしていく必要があるのかなということを感じていますので、そこをぜひ聞かせてください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  言っていることは分かるんですが、ただその1面だけではないという点がたくさんあると思うんですね。だから、職員は、特に若い有能な職員の皆さまには、できるだけ多くの課や係を経験をしていただき、そのことが町の力になって、町民の皆さまのためにしっかり働ける、尽くすことができるという、そういう人間像というか、職員像を考えておりまして、仕事のための仕事ではないんです。町民の皆さまに対して、どう働けるかということを主眼とおいて、職員像を形成し、そういう職員に育っていただくような、そういう仕組みづくりをしながら、職員を育てております。 いくつかやはりそうは言っても、今いろいろな面で改善点がないということはありませんので、ご指摘の様なことも含めて、改善点は速やかに改善し、ともかく職員としてくどいようですけど、町民の皆さまのために、しっかり働ける、そういう職員に育っていただくことを目標に、そうしたことも含めて、実行していくところであります。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。 それだけ聞けば、たぶんそのことは、全管理者の皆さま方は、その思いで動いてくれるだろうということを信じていきたいと思います。 3点目の質問に入ります。 町民の健康づくりの推進に一層の力をということで質問させていただきます。 町民の健康づくりの推進に一層の力を注いでいただきたく質問いたしますが、さて、総合計画では町民の健康診断特定健診受診率が、平成26年度ベースで55.2%、県平均に比べ高い受診率であると報告されています。しかし、40代から50代の世代の受診率が高齢世代に比べ低い現状にあるということが報告されておりました。 担当者においては、日々、町民の健康増進と心身の健全を保つためにさまざまな支援を行っていただき、予防に努めてきているとことと受け止めておるところでございます。 がん健診をはじめ、生活習慣病予防など、主たる事業に間断なく取り組まれていることについても町民は理解しているところです。 このような状況下でありますが、人生100年時代に向け、青壮年はじめ高齢者の健康な人生設計を補えるように、口腔ケアについても特定健診の対象に加え、8020運動の拡大や、相談コーナーを開設するなど、口腔ケアについての啓蒙活動ができるよう検討してはいかがでしょうか、町長の所見をお尋ねいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町民の健康づくりの推進に一層の力をについてでありますが、本町では、妊産婦からご高齢者まで、各々のライフステージに適した、歯科保健対策を行っております。具体的には、乳児検診、幼児健診、小中学校健診での歯科診察、妊産婦や成人の方を対象とした、健康相談や健康教室、高齢者の方を対象とした口腔ケア教室など、さまざまな機会をとらえて、歯科保健の重要性の周知の徹底や、歯科保健指導、歯科受診勧奨などを実施しております。 また、歯科保健意識の啓発のため、毎年11月に開催しております、健康と福祉のつどいでは、虫歯のない5歳児や、高齢者の8020表彰を行っております。特に、歯周病は、糖尿病や心臓病、脳卒中、高齢者に多い誤嚥性肺炎、認知症などの病気とのかかわりがあり、全身にさまざまな影響を及ぼすことから、平成30年度より、40歳・50歳・60歳・70歳の方を対象に無料受診券をお配りし、歯科医院を受診していただく形での歯周病検診を実施する予定であります。今後も健康寿命の伸延のため、町内歯科の先生方の協力を得ながら、歯科保健事業を推進してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ちょっと落としてしまって申し訳ないですけど、40歳、50歳。 申し訳ない。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  40歳、50歳、60歳、70歳でございます。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  失礼いたしました。 そこを落としてしまいましたので。 40歳の方もということで、節々でやっていただけるということで理解をしてよろしいんでしょうか。大変ありがたいことだと思います。私どもの歯というのは、全部で何本でしたか、28本ですよね。 いずれにしましても、私が歯がしっかりしているからという意味ではなくて、定期的に歯の検診を受けるということは、先ほど申し上げた、答弁いただいたような健康増進につながるということで、非常にこれは重要はことだと思っています。 私も施設に勤めたこともありますし、今も勤めておりますけども、そういうお年寄りの方々は、やはり若い時に歯をどうもきちんと、いわゆる歯科医にかかったりして、診療を受けていない方々が多くて、かわいそうなような状況になっておりますから、そういう意味では、若いうちから歯の検診をしっかりして、そして私はもっと一歩進めれば、条例にでも定めて、しっかりとしていく必要があるのかなと、要するに歯の検診を条例ということよりかも、歯の健康に関する、いわゆる基本理念を定めて、そしてその上で、この際、町での健康増進をということで、条例を定める必要があるのかなというように思います。 全国でも新潟をはじめとして11が現在そういった条例を起こしていくようでございますけど、これはすぐにやれということではございませんけど、大変考えていただいて、お金もかかる、予算もかかることでございますけど、いずれにしても検診を新たにしていただけるということについては、感謝を申し上げて、私の質問としては終わりたいと思います。 よろしくお願いいたします。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第3番、高尾貫君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 再開は2時10分といたします。     休憩 午後2時00分-----------------------------------     再開 午後2時10分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 第16番、一瀬正君の一般質問を許します。 第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に、(仮称)生涯学習センターおよび町民体育館、市川大門中地区公民館、八乙女公民館の建設に関係する問題について質問します。 新保育所建設をはじめ、これからの4大事業を表明した久保町長が、10月に当選され、重要な4年間が始まっています。4施設建設に関係する4項目についてお尋ねします。 第1に、財政問題について伺います。 (仮称)生涯学習センターおよび町民体育館の建設費については、主たる財源として合併特例債の活用が報告されてきましたが、ほかに国および県の補助金がないのか探求が必要だと私は考えます。 当初、併設を考えていた児童館は、独立建設したことで国の補助金が受けられたのではないでしょうか。新体育館建設では、わが国でのオリンピックが実施される直前での工事です。オリンピック練習場の活用も提言する中での国、県の補助金支給の働きかけも必要と考えます。 起債による大事業の実施は、将来への重い負担となります。県会議員、国会議員の知恵と力もお借りして、より有利な国、県の補助金獲得が必要と考えます。 そこで伺いますが、これから建設する4施設の建設費は、それぞれ何円を予定し、財源捻出はどのようにする方針かお答えください。 第2に、4施設の建設計画について質問します。 (仮称)生涯学習センターと体育館の建設用地の整備は終えたようですが、建設工事はいつから始めて、完成はいつになるのでしょうか。 また、市川大門中地区公民館および八乙女公民館の建設計画についてもお尋ねします。 第3に、旧市川大門町民会館および町民体育館を利用してきた方々に対するその後の施設提供は、どのように実施されているかについて質問します。 町民体育館は、少年バスケットクラブ、高校生、体育協会の人たちなど、多くの団体、個人が利用していましたが、その後は他の施設の紹介や、利用はどのように行われていますか。また、市川大門町民会館は、閉館式典の折にも町民会館を利用していたコーラスグループの発表会もあり、数が多くてびっくりしました。 町民会館は、そのほかに料理教室、書道、短歌などなど、高齢者の生きがいづくりの場でもありました。新しい施設が完成するまでは、他の施設を紹介し、利用していると考えますが、現在はどのように行われていますか、伺います。 第4に、新高校建設に関わる町民の相談に乗ってくれる案内窓口を役場内に設置することが必要と考え質問します。 去る12月21日に、地域住民を対象に、県主催の新設高校説明会が市川高校のりんどう館で開かれ、私も参加しました。県の説明の中で、困ったことがあったら県職員が対応しますので、遠慮なく工事事務所に来てくださいという話がありました。 参加された住民の方から、町の役場の中へ相談に行ける窓口を作ってほしいという意見がありました。住民が県の出先機関に直接行くのではなく、役場の案内窓口で相談をし、町から県へ伝え、相談者に町が回答してやるサービスが必要と、私も思いました。 新高校建設に関わる町民の相談に乗る案内窓口の設置を提言するものですがいかがでしょうか、お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えします。 (仮称)生涯学習センターおよび町民体育館、市川大門中地区公民館、八乙女自治公民館の建設に関係する問題についての1点目、4施設の財政問題についてでありますが、議員ご提言にもありました、東京オリンピックの練習場の活用につきましては、昨年県より打診があり建設予定の町民体育館をフランスフェンシングチームの事前合宿会場にどうかという話がありました。11月にフランスフェンシング代表チーム監督ヘのプレゼンテーションを行いましたが、残念ながら、これは富士山の見えるというか、富士北麓のほうに決定されたそうでございます。 (仮称)生涯学習センターおよび町民体育館につきましては、総事業費を約32億円と考えています。財源といたしましては、合併特例債28億4,900万円、国庫補助、これは二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金・井戸水を利用したヒートポンプエ事への補助金1,290万円、一般財源3億3,810万円を予定しております。 次に、市川大門中地区公民館につきましては、現在、事業費・財源等について検討しているところであります。ご指摘のとおり、国庫補助金の活用も検討しましたが、現状、活用可能な国庫補助金メニューは、存在していない状況にあります。 町の財源確保の方向性としましては、やはり、有利な起債を活用しての建設を主に考えております。 しかしながら、有利な起債といっても、起債可能限度額や適債性等の問題もあり、他の事業との財源配分も併せ、総合的に考えていかなければならないことから、現時点での財源内訳についてはお示しすることができません。 他の事業同様、町財政への負担を軽減できる方向性にて、事業内容や財源確保に努めるよう、引き続き取り組んでまいります。 次に、八乙女白治公民館につきましては、総事業費5,500万円で、財源としまして、過疎対策事業債、これは充当率100%の交付税70%であります。過疎対策事業債5,470万円、一般財源30万円を予定しております。 2点目の、4施設の建設計画についてでありますが、(仮称)生涯学習センターおよび町民体育館につきましては、平成30年4月に敷地造成工事の発注、6月には建築主体工事等の発注を計画しております。全ての工事の完成は、平成31年10月頃を予定しております。完成後の開館準備や引越し作業を経て、翌32年1月には開館したいと考えております。 次に、市川大門中地区公民館につきましては、時間をかけて計画を検討する必要があると考えております。新たな中地区公民館は、現在地周辺の歴史的背景を踏まえる中で市川代官所跡地整備を含めた建て替えを予定しております。 施設の規模・機能につきましても、利用される方々が使いやすい施設となるよう検討します。 なお、施設建設の検討は、既に準備会を開催しており、今後、本格的な検討を進めるための検討委員会設置を考えております。したがいまして、現段階での完成時期につきましては、お示しすることができません。 次に、八乙女自治公民館につきましては、平成30年4月に工事発注し、8月の完成を目指します。 3点目の、旧市川大門町民会館および町民体育館利用者への施設提供状況についてでありますが、まず、旧市川大門町民会館利用者につきましては、昨年11月末の閉館前に代替施設希望調査等により各利用団体個々の連絡調整を行い、地区公民館等の施設を利用していただくよう調整を行い、現在、支障なく活動が続けられていると聞いております。また、閉館後の問い合わせにつきましても、地区公民館等をご案内しております。 次に、旧町民体育館利用者につきましても、昨年11月末の閉館前に利用者会議により各利用団体と調整を行い、管内小中学校等の体育館を利用していただいております。またその後も、3カ月に一度の利用者会議を行い、利用者の希望に沿えるように調整を行い、支障なく活動が続けられていると伺っております。 4点目の、新高校建設に関わる町民相談案内窓口の設置についてでありますが、ご指摘の先般開催されました県主催の町民会館・町民体育館の解体工事についての説明会での意見等を踏まえ、すでに役場の相談窓口を政策推進課として、近隣の皆さまには、回覧で周知しております。 町民の皆さまにとって、役場は最も身近な行政機関であります。今後の新高校建設に関わる相談窓口についても政策推進課に設置し、親切・丁寧な対応をしてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  財政問題についてなんですが、先ほど町長、総工費32億円で算出、(仮称)生涯学習センターを造るというようなお話があったんですが、私がこの質問を提出したのは2月8日で、予算書を受け取ったのが2月26日なので、(仮称)生涯学習センターと町立図書館、町民体育館の建設関係予算について知ることができませんでした。 当初予算概要によれば、これら施設は平成31年12月竣工の予定とのことであります。 29年度当初予算に計上されている新施設建設予算は、2億9,497万1千円で、財源は合併特例事業債で2億2,610万円、一般会計から6,887万1千円です。 30年度の当初予算に計上されている3施設の予算額は26億8,806万4千円で、このうちの25億3,110万円は合併特例事業債、国庫補助が1,290万円、一般会計からの負担は1億4,406万4千円であります。 29年度、30年度の当初予算計上額を整理すると、計上された3施設の建設合計額というのが、最終的には32億というお話ではありますが、これまでに計上されている予算額というのが29億8,303万5千円、そのうちの27億5,720万円と92%を合併特例債になっているわけなんですが、高尾議員の質問への答弁で、町長が述べられてはおられますが、合併特例債は有利な債権かもしれませんが、将来への不安があって、これまで使えなかったのではないかと、私は考えます。おっしゃるように、確かに合併特例債の場合、ご答弁にあったように、総事業費の95%が充当され、そのうちの70%が交付税で戻るということなんですが、合併特例債で国の政府の方針自体も、私は信頼できていないのが実態なんですね。そういう中で、非常に心配しているという点、それから八乙女公民館の建設財源も同様で、建設関係予算の5,079万円のうち、5,060万円が過疎対策事業債であるわけです。 私は、これまでも機会あるごとに指摘してきたのですが、町長ご自身が、県会議員、国会議員にお願いして、国、県の有利な補助金をいただくことを考えることが必要だろうということで考えています。優利とはいえ、合併特例債や過疎債は借金で、後世に債務負担が少ないとはいえ、有利な起債であるとはいえ残る、高尾議員の質問の中でもそのへん、具体的な数値が上げられて質問されましたから、ダブりますからその辺については触れませんが、過日、私は、かつての町立病院の関係者の方から、元病院長の白勢院長先生が、著書を出されまして、町長もご覧になられたと思いますが、いただきました。 市川大門町立病院の再建期と副題のついたこの著書の中に、国会議員の金丸先生のお力を借りて、遠藤町長とともに人工透析、CT導入など、高価な、高額な医療機器の導入や、医師確保など、ご苦労された様子が詳細につづられておりました。後世に重い荷物を残さないためには、あらゆる手立てを尽くして、有利な補助金をすることが、私は獲得することが大事だろうと考えて、この質問をするわけですが、今回大事業の実施にあたり、どのような対応をされてきたのか、こうした県会議員、国会議員のお力をお借りしての、こうした交渉はなされてきたのか、まだまだ機会があるわけでありますから、児童館ではありませんが、児童館を目的地から違う場所、本町駅の近くへ移しても、子どもたちが12月から使用しているわけなんですが、こうしたこれにも一緒に造るんだったら合併特例債を活用したか、いずれにしろそう頼るのが、ここで独立する中でご苦労なさって、国庫補助金を獲得しての建設となったわけですが、合併特例債に依拠することなく、今後、私は、こうして予算を計上したけれど、その辺での町長のお力を発揮される機会を作っていくべきだと考えているんですが、その点についてお答えください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  こうした席で、これこれこうでこうしましたということは申し上げられません。 そういう努力は常に続けております。また、可能な限りそういう努力は続けていくつもりでおります。 ただ、状況の中で、今置かれている状況の中では、やはり有利な起債、合併特例債を中心に組まざるを得ない。また、合併特例債を認められている額の範囲内で、まだ十分可能であるということも加えまして、そこを中心に予算編成をさせていただいております。 しかし、今ご指摘のような点について、努力を怠ることはないように取り組んでまいります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町長職になられて5期目ということで、経験豊かでありますし、そういうような県・国会議員、特にこの時は金丸副総理だった時の活用の中で、CTの導入、人工透析を開始するということで、県はノーと言っていたのを、再建のために白勢先生が頑張られてやられた様子が本の中に詳しく書いてあります。政治には可能性があるわけで、あくまでも町長、今、ご努力をされているということですから、ぜひとも借金で残すのではなくて、地方交付税でも戻ってくるとはいえ、ぜひ最後まで奮闘されていくことをお願いいたします。 2番目の質問に移ります。 災害時の避難場所の設定変更が急務と考え質問します。 過日、(仮称)生涯学習センターおよび町民体育館建設予定地近隣の住民から、災害時の緊急避難所に新施設がなると期待していたが、豪雨のときの避難所には適さないと思うがいかがかと問い合わせの電話がありました。施設周辺住民は、多くの方が同様に考えていたと思います。 私は、この話を聞きながら、市川地区の避難所はどうなるのかと考えました。役場庁舎の前にあった市川大門町民会館と、体育館がなくなってしまいます。避難こそしなかったけれども、役場庁舎前の町民会館、体育館は、もしもの時の安心の館でありました。異常気候が続く中で、いつ天災に遭遇しても不思議ではありません。そういう中で、最適な避難所であった町民会館、体育館がなくなってしまいます。下地区、市川地区、だけでなく、他の地域でも災害時の避難所の再チェックと、新しい避難場所の設定変更が急務と考えますが、現状の問題点と新施設の設定について、町の方針をお尋ねします。 お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  災害時の避難場所の設定変更が急務についてでありますが、避難所については、指定避難所と指定緊急避難所があります。本町の地域防災計画では、指定避難所とは、被災者が一定期間滞在する場、一定の生活環境を確保するための場としております。また、指定緊急避難所とは、災害の危険が切迫した場合における安全な避難先を確保するため、災害の危険が及ばない場所または施設を地震、洪水等の災害の種類ごとに緊急時の避難場所としております。 平成21年3月策定の、市川三郷町洪水ハザードマップは、堤防が破壊された場合を想定したものです。町が指定する避難所のうち、浸水想定区域内に位置し、かつ、想定される浸水の水位より高い階層がない施設や土砂災害警戒区域内に位置する施設は、水害時に利用できないため、旧市川大門体育館は掲載しておりませんでした。また、旧市川大門町民会館は2階以上が使用可能となっておりました。 新施設についてでありますが、指定避難所に指定の予定で検討を進めておりますが、指定緊急避難所につきましては、地震や土砂災害、大規模火災時の指定は可能と考えておりますが、水害時は、洪水ハザードマップの浸水想定区域内に位置しておりますことから、指定を見送る必要があると考えております。 また、現状の問題点についてでありますが、市川三郷町の立地や地形をご理解いただくことや、指定避難所と指定緊急避難所の違い、地震や水害時等における使用可能な避難所の違いがあること、避難行動は命を守る行動等、さらなる周知・啓発に努めることが必要と考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  災害の状況によって避難する場所が違うことは承知しているんですが、私が言いたいのは、生涯学習センター周辺住民の問い合わせを聞く中で、私が思ったんですが、町民会館もなくなったり、いろいろと今まで指定の避難をする場所と設定していたところの老朽化問題とか、いろいろ時間が経つ中と、状況が変わる中で、変化をしてきているから、ここで私は、こんな不順天候が続いているだけに、天災がいつ起こるか分からない。そういう中で、これまでの避難場所を再チェックして、新しい安全な避難場所を設定する必要があるのではないか、それは町民会館の場合もそうでしたし、今度は新しい(仮称)生涯学習センター、それを期待していたけど、果たして大雨が降った時はどうなんだろうかという心配も出てきたようです地域の人たちは。そういう中で、いい機会だろうと、町民会館がなくなっていく中で、市川地区の人たちにとってもそうですが、私は三珠、六郷地域はどういう状況なのか、どこが避難場所かというのは、そこまでは分かりませんが、本当にここで私は行政として、もう一度避難場所を、こういうときは、ハザードマップを作ったのは平成21年3月ということでありまして、もう時間がずいぶん経っていますし、状況も変化しているだけに質問をしようと思って、今回提起したわけですが、その点について、いかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  一瀬正議員の再質問でございますが、再チェックというお話でございます。 さきほど、町長の答弁にもありましたとおり、21年3月に洪水ハザードマップも策定しております。この場で申し上げてよいか分かりませんが、この後の予算審議の中で、来年度、洪水ハザードマップの更新なんかもご審議いただく予定となっておりますが、お認めいただいた場合には、こういったことも考えていきたいとは思っております。ただ、前回の21年3月のハザードマップをご覧いただいたとおりでございますけれども、市川地区につきまして、浸水想定区域、ほぼ全域となってございます。これがどうなるかということも1つあるかと思うんですが、こういった中でも検討していきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひ検討してもらいたいと思います。状況が変わってきていると思います。一番怖いのは天災ですから。特に今も国の補助金をもらう中で、いくつかの川とか、鳴沢川のところの高田排水機場の改善をしたり、芦川の改善を進めているようですが、しかしその避難場所、何がどういう規模で来るかというのは、特に市川の場合は天災が、今まで天災で大きな被害ということは少ない町で、地震があったりいろいろして、みんな大変な時、市川はそういうような被害が少なかった町だけに、だからと言って、それだけに今度は安全策を図ることが必要だと思いますので、ぜひ行政としてもそういう形で、課長の答弁にあったような形で、新しい避難場所の設定をお願いしたいと思います。 3番目の質問に移ります。 国民健康保険の全県一本化による市川三郷町の国保税は、これまでと比較してどのように変わっていくのかについて質問します。 国保全県一本化に向けて県の方針が示され、町としての対応が検討されていると思います。 国保加入者は、自営業者や、高齢者など、経済的に困難な人が多く加入しています。市川三郷町では、健康診断の特診の無料化で、早期発見、早期治療、医療費支出を抑制する取り組みや、国保税負担軽減のための一般会計からの法定外繰り入れなどを努力して来られました。 何の制度も同じですが、国は制度を変えるときは補助金を厚くして、ちょっと過ぎると市町村負担が重くなる。このことを繰り返してきました。今回の国保全県一本化も同じで、将来どうなるのか、私は不安です。そこでお尋ねしますが、国県の説明がすでに済んでいると思いますが、市川三郷町の国保税への実質的な影響について、次の点をお尋ねします。 第1に同一条件の加入者の国保税は値上がりするのでしょうか。 第2に、加入者負担軽減のための一般会計からの法定外繰り入れは続けることができるでしょうか。 第3に、収入が少ない人が多く加入しているのが国民健康保険ですが、加入者にとって国保税だけでなく、負担が重くなることはないのでしょうか。 以上、3点についてお答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  国民健康保険の全県一本化による本町の国保税は、これまでと比較してどのように変っていくのかの1点目、同一条件の加入者の国保税の値上りでありますが、平成30年度の広域化に伴い、本町においては、国保税の課税率や課税額の変更はありません。 2点目の、一般会計法定外繰入でありますが、医療費の動向や被保険者の所得の状況等を見ながら、判断してまいります。 3点目の、国保税以外の負担でありますが、被保険者の特定健診、各種がん検診などの保健事業については、引き続き町が主体となって進めてまいりますので、負担が増えることはありません。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  これまでと変わらないということで安心はいたしました。 法定外繰り入れについても、これも続けていかれるということで、対応して、また検診もこれまでと変わらないということです。 1月27日付の山日新聞を見ましたら、本町の場合は1人あたりの納付金相当額が2018年と2016年度の1人あたりの納付相当額が11万9,686円が、2018年度は13万7,325円に、1万7,639円の増額となるけれども、2018年度は2016年度と納付金額が変わらないとの記事であったわけです。 しかしちょっと不安だったものですから質問したわけなんですが、ぜひ国保税加入者は自営業者、それから高齢者の人たちだけに、ご配慮をこれからも続けていっていただきたいと思います。 県下の他町村に比べて、市川三郷町はその努力が私は進められていることを、本当に評価しているものですが、ぜひ続けていただきたいと思います。 次に、4番目の質問に移ります。 新保育所開園に向けて、園児の送迎問題について質問します。 新保育所開園は、今年8月と聞いていますし、3月議会で私が質問している、現時点では、誰が市川保育所に入園するとか、富士見保育所とか、現在入園している子どもを含めて把握することは困難と思います。 しかし、私がなぜこの質問をするのかと言いますと、それは新保育所は、1.今、通っている保育所より遠くなる。2.新園舎に隣接する道路は、園児の送迎時刻には交通量が多く危険という2点が考えられます。2点目の交通量については、高尾貫議員が建設予定地の隣接道路の交通量の実態調査をもとに危険度が高いことを指摘されましたが同感です。 新園舎の左側道路の拡幅工事も行われましたが、私は、新園舎への園児送迎の心配な点として2点を挙げました。その点では、送迎バスの導入も必要とも考えます。町当局としては、園児送迎問題について検討されたのでしょうか、また送迎についてはどのように考えているのかお尋ねします。お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  新保育所開園に向けて、園児の送迎問題についてでありますが、新保育所開園に向けた市川保育所・富士見保育所保護者説明会の中で、園児の送迎につきましても協議を重ねてまいりました。新保育園での原則、保護者による送迎となりますが、マイカーでの送迎ができない保護者から通園バスを利用したい要望がありましたので、アンケート調査にて利用希望の把握をしました。今後は調査結果を基に保護者会と協議し、通園バスの運行に向け準備を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  通園バスの運行をご検討されているということで、ぜひ実現していただきたいと思います。自動車で送迎する保護者は別なんですが、現在の市川保育所へはおばあちゃんが歩いて通園する人もいると思います。私の前もおばあちゃんがお孫さんを連れて保育園へ通っている姿を見ております。 また、富士見保育所についても、現在富士見地区の人は歩いての送迎となっているわけですが、新保育所になれば自動車による送迎という人も増えると思います。 いずれにしても、先ほど質問の中でも指摘しましたように、1.遠距離になること、2.交通量が激しい場所にあるということ、この2点からしても通園する園児の送迎自体をも調査し、通園バスも必要となると思います。そういう意味では、ぜひ前向きに、そして実現していただきたいとことを強くお願い申し上げたいと思います。 5点目の質問に移ります。 ふるさと納税の増収に向けて、返礼品が注目されていますが、市川三郷町の具体的な取り組みについて質問します。 ふるさと納税返礼品は、全国の市町村が知恵を絞って納税者に魅力ある品々を提供し、増収を図っています。市川三郷町も他町村に負けない実績を誇っていますが、今後はなお一層知恵を集めて、増収を図っていくことが望まれます。 ところで、今回質問しようと考えたのは、1月19日付の山日新聞の市川三郷町、富士川町のふるさと納税返戻は空き家見守りという記事でした。この記事によれば、ふるさと返礼品に峡南広域シルバー人材センターに墓石の清掃や、空き家の管理のお願いサービスを加えたという内容でした。 担当者のコメントとして、町を離れた人は、お墓や家の管理に悩む人が多い、ふるさと納税を通じて管理を依頼することで故郷を思い出すきっかけにしてほしいと書いてありました。 ふるさとの墓や空き家管理に悩んでいる人にどう伝え、協力してもらえるかは、PR活動にかかっていると思います。 ふるさと納税推進には、全国を市場とする印鑑、紙、花火の3大地場産業の活用や、四尾連湖、みたまの湯、神明の花火大会などを活用した返礼品もあると思います。 今回の空き家と、墓の管理という返礼品はぜひ成功させてほしいと思います。これからのふるさと納税の増額対策として、どのように取り組んでいかれるのか、方針、方策についてお尋ねします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ふるさと納税の増収に向けて返礼品が注目されているが、町の具体的な取組みについてでありますが、本町のふるさと納税寄附額は、平成29年度分として約4,800万円を見越しております。首都圈を中心に広告を打ったところ、掛かった費用の10倍ほどの寄附額が実績としてあったことなど、先進事例の研究と併せて実践をしてきている結果でありますが、今後は2つの視点でふるさと納税制度を推進していこうと検討しております。 1として、特色ある返礼品の提供に伴う増収です。ご指摘にもありました空き家とお墓の管理などもそうですが、商工会と協働して神明の花火大会の有料観覧席を返礼品に加えるなど、地域性を生かした返礼品の提供に重点を置いて推進していく予定です。 2としては、コストパフォーマンスを意識した運営方法の導入です。これまでサイトを使った納税には寄附額の1割が手数料として差し引かれてきましたが、来年度からは職員がそのノウハウを構築し、町でその業務を実施することによりその手数料分を支払わずに運営してまいりたいと考えており、新たな提案による返礼品の充実とさらなるPR、それにコストを意識した運営に重点を置き進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  29年度4,800万円が見込めるということなんでしょうか。私のほうは、本年度当初予算のふるさと納税寄付金が4,500万計上されていて、3月補正を加えた平成29年度の予算合計は3,194万2千円ということになっているので、そこで当初予算との対比が1,305万8千円の増額という計上になっているけどどうなのかというようなことでの質問を考えたわけなんですが、そうするとすでに4,800万を超えると、そうすると4,500万円の30年度当初予算ははるかに超える実績ができると、新たに2つの大きな企画をなさっているということで、期待をしております。神明の花火大会も注目をされてきていますので、いいアイデアだろうなと思います。 ぜひ実現に向けて、ご尽力をいただきたいと思います。 6番目の質問に移ります。 買い物難民対策が先進的に進められてきていますが、一層の進展が求められていると考え、今後、町当局はどのように進めていかれる方針なのか質問します。 スーパーやまと六郷店が閉店になり、六郷地区の高齢者の方から困ったの相談がありました。そんな時、つむぎの湯へ行きましたら、移動販売車の紹介チラシが置いてあったので、商工観光課が対策に乗り出していることを知るとともに、チラシをその方のところへお届けしました。その後、1月15日付の山日新聞とテレビ放送で、閉店したやまと六郷店駐車場で住民企画の朝市が始まるという大きな報道でした。 山日の記事によれば、朝市を主催した1人である依田正則さんの、お年寄りの喜ぶ顔が見られてよかった。出店者を増やし、人が集まり、地域を元気づけられる場所にしたいとの談話を載せていました。 また、翌日の山日新聞には、町商工観光課がアンケート調査を実施し、買い物弱者の実態調査を行うとともに、六郷地区の支援も検討する旨の記事が掲載されていました。買い物弱者対策は、六郷地区だけでなく、市川三郷町全体の大きな課題です。六郷地区に学ぶことは、地元業者と行政が協力して買い物弱者の救済に対応したことです。 2月には、三珠市川六郷全地区の買い物支援、御用聞き、宅配、送迎、出張を行う買援隊のチラシが全戸配布されました。これからの課題は、地元業者と住民との協力、共同の密度をどう深め、実のあるものにするのかということです。 そのことが、買い物弱者救済にとどまらず、町の活性化に結び付けていってほしいと思います。まさに、行政の出番です。 買い物難民対策の一層の進展のために、町当局はどのように進めていかれるのか、あらためて方針をお尋ねいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  買物弱者対策についてでありますが、昨年12月6日、甲斐岩間駅前にあったスーパーが閉店したことを受け、町では迅速な対応が必要と考え、県、町、町内関係者を招集し、閉店に伴う検討会を開催いたしました。まずは、直ちに実施可能である買い物支援のチラシを六郷地区へ配布するとともに、町内施設にも設置いたしました。その後も打合せを重ね、年明けの1月14日から、住民有志による甲斐岩間朝市が、毎月第2、第4日曜日開催でスタートしております。町も全面的に協力し、バックアップしております。 また、買援隊のチラシにつきましては、全戸配布をいたしました。今後は、先に六郷地区で実施いたしました、アンケート調査の結果に基づき、検討を進め、買い物支援の取り組みは引き続き全町問題として捉え、取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。
    ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  六郷地区の外れにセブンイレブンが開店しましたが、六郷、三珠だけでなく、市川地区の人たちも買い物に苦しんでいる高齢者は増えています。落居にお住いの方からコミュニティバスで買い物に行けるようにはできないかとの質問が私に寄せられました。例えば、六郷地区の人たちで、第2、第4の日曜日だけの開店だけでなくて、オギノがすぐ近くにあるけど、お年寄りはこれまでは行けないんだということです。六郷地区の地元も商店が閉店して、昔は八百屋さんもあったり、魚屋さんもあったんですが、本当に豆腐屋さんが1件頑張っているのが実態であるわけなんです。 そういう中で、落居の方からは町を越えての、中富地区のオギノへ行くのにコミュニティバスが活用できないのかというような質問があったわけです。 市川地区内も山保からのコミュニティバスが運行していますし、三珠地区もそうだと思います。買い物に苦しんでいる高齢者の買い物援助対策も町の施策として必要と思います。 知恵を絞って、商店街の、今頑張っている、市川の中央通りでもお魚屋さん、八百屋さん、頑張っているわけなんですが、こうした商店街の活性化とも、そして町の元気づくり、それから高齢者買い物援助、多方面から考えてする必要があると思うんですが、町民と知恵を出し合って、行政が進める、今必要な町民支援事業だと、これを考えているんですが、コミュニティバスの活用等についてはいかがでしょうか。お尋ねします。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  きっと、一瀬議員に悩みを訴えられた方だと思うんですが、2月の六郷庁舎のふれあい室にもお見えになられて、同じ話をされました。しっかり聞いていましたけれども、私がその方に申し上げたのは、近くにオギノがあるからオギノにという、その商店を指定してそこまでコミュニティバスを運行するということは難しいですよと、それはその会社の、あるいは商店の利益供与に直接行政が、公平であるべき行政が関わることになるから、それは公平に見てできないんですよという話はさせていただきました。そしたら、よく分かりましたというお話でした。 ただ、全体で買い物難民と言われる買い物弱者の方をお救いすることができる方策というのは、こういう時代に特に考えなくてはならないと思っています。 もう1つ大事だと思うのは、この地域がそのお店を育てるという、郷土愛というか、それがないと、なくなったら困るという話をするんだけども、普段は若い人たちは車社会の中で、都合の一番いい買い物ができるところへ移動して買って、そこではやはり採算が合うかどうかというのが、商売というのは成り立つかどうかですから、地域が育てる意識がそこでしっかり醸成されないと、なかなか難しいという思いもしました。 ですからそれらも含めて、本当に全町として、このご提言のこの問題については、そう時間をかけるわけにはいきませんので、できるだけ最善手が見つからなければ、次善手でもいい、ともかく実行してみるということに踏み切っていきたいと思っております。今早急にいろいろな手段を検討しているところでございます。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町が全戸配布した買援隊のチラシなんですが、私もお話したのは、町内業者の買援隊への注文、1軒のうちで頼むというのではなくて、隣近所でお年寄りたちが相談して注文すると、そうすると買援隊がそこへ持ってきて、何軒分か消費できるというような、商売としても成り立つというようなお話もさせていただいたところです。 ぜひ、地域がお店を育てる意識が必要という意味では、そんなことも行政としてやっていただけたらなと思います。 歳入4款の県支出金の5目の商工業県補助金の1節消費者行政活性化交付金事業費補助金73万2千円と、県買援隊活動促進事業補助金39万、計112万2千円が買い物難民対策の県補助金として、今当初予算に計上されているわけですが、昨年度からのこれは新規事業として、県が支援しているわけなんですが、この補助金をどのように活用しているのか、また30年度は買い物難民を救うために、これをどのように活用した施策をやろうと考えているか、お答えください。 ○議長(有泉希君)  商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  買援隊事業についてですが、一番始まりは、その補助金をいただきまして、木製のベンチを20個造りまして、各地におきました。来年度予定しているものは、今朝ということで行っておりますが、やはり月2回ということで、第2、第4ということで何とか回数を増やせないかということで、検討を進めております。その中で、その補助金を生かしていきたいと考えております。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  分かりました。 ぜひ、そういう活用の仕方と同時に、商店にとってプラスになるような活用を考えていっていただきたいと思います。 私がかつて一般質問で、山梨の例を出してお尋ねしたことがあるんですが、移動販売車の山梨ではいろいろな援助を、移動販売車業者に援助をしているんですね、山梨も小さな部落がいっぱいあるでありまして、買い物難民が多くて、その対策として移動販売車への援助をしているということなんですが、家に居ながら買い物ができる。さっきの買援隊と同じですが、そうやって地域のつながりにもつながってくるだろうし、その辺での移動販売車への援助も必要と考えますが、その点についてはどうでしょうか。 いかがかお答えください。 ○議長(有泉希君)  商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  移動販売車への援助ですが、町内いくつかの移動販売の車が回っていると思いますが、大塚地区で頑張っている方が、軽トラックを改造した形ので走っておりますが、以前、2台走らせたこともあるんですが、2台走らせることが難しいということで1台になっておりますが、その眠っているというか、休んでいるもう1台を何とかしたいという話が出ていますので、そちらのほうで検討しております。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひ業者ともそうやって、移動販売をやっている業者が何社かというか、何店かあります。ぜひその辺での声を聴きながら、行政として援助していくことが、これから必要だと思います。 ぜひとも、買い物難民を助けるだけでなくて、業者へも援助して、どうしても業者が止めてしまうというのは、食品の賞味期限が書かれて、それで賞味期限の何日か前になるともう買わないんですね。すると業者は捨てざるを得ない、破棄しなくてならない。大型店ではそれを、例えば夜7時過ぎだったら半額で売るとか言って、処理をしているんですが、なかなかお客さんが少ない自営業者にとっては大変なので、その辺でもぜひご配慮をいただきたいと思います。 次に、7番目の質問に移ります。 国の生活扶助基準低下が心配されていますが、生活保護受給者と、生活困窮者への影響と町独自の対策について質問します。 今年は、5年に一度の生活扶助基準の見直しの年となっています。政府は最大5%という生活扶助基準の引き下げの方針を決めました。 今日の日本では、貧困は特別の事情ではなく、倒産、失業、リストラ、病気、親や家族の介護などで職を失えば、誰もが貧困に陥っておかしくない状態に置かれています。 また、生活扶助基準の引き下げは、住民税、保育料、介護保険料、就学援助、最低賃金などに連動し、広範な国民生活に重大な影響を与えることになります。 憲法25条に明記された国民の生存権を保証する最後のセーフティーネットである生活保護のあり方は、すべての国民の権利に関わる重大な問題です。 厚労省が示した資料によると、生活保護を利用している世帯で、生活扶助費が上がる世帯は26%、下がる世帯は67%です。生活扶助費は最大5%、平均で1.8%削減されます。 次に、いわゆる一般低所得世帯についてです。所得が最も少ない10%の層の、生活水準が困窮した状態に置かれている原因の1つとしては、生活保護を利用する資格がある人たちのうち、実際に生活保護を利用している割合は2割程度にとどまっているのが、全国の実態です。2割程度にとどまっていることは大問題です。厚労省の資料をもとに、日本共産党の志位和夫委員長の国会での質問によると、現在の生活保護の利用者数は約213万人ですが、その背後には数百万人の単位で利用できていない生活困窮者が存在しているとのことです。 民主党政権時代の2010年4月に厚労省が集計した生活保護基準未満の低所得世帯数の推計についてという報告によると、生活保護基準未満の低所得世帯数に対する被保護世帯数の割合、つまり生活保護利用率は所得のみで推計した場合にも15.3%、資産を考慮して推計した場合でも32.1%という大変低い利用率ですと指摘しました。 これは、日本共産党の志位和夫委員長が2月5日、衆議院の予算委員会で行った質問のうちのほんの一部です。今でも苦しい家計の中で、懸命に生きている生活困窮者です。国の生活扶助基準の低下によって、生活保護受給者だけでなく、生活困窮者そして町民全体へも大きな影響が出てくると、私は心配しています。住民のもっとも身近にある町行政が、困難な町民を救うために、生活扶助基準低下による住民への影響を考え、町独自の援助策が必要と考えますがいかがでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  生活保護受給者と生活困窮者への影響と町独白の対策についてでありますが、現在1月現在の数値でございますが、本町における生活保護世帯数は、46世帯57人であります。これは施設入居者は除いております。となっております。生活困窮者としての、生活困窮者白立支援制度を活用されている方はおりません。 ご指摘の生活保護基準の見直しにつきましては、平成29年12月22日に厚生労働省が発表した資料に基づき本町に当てはめますと、峡南地区の生活保護基準区分では、3級地の2、これは14町村のうち昭和町を除く13町村と、北杜、南アルプスが該当するんですが、ほとんどの対象者の方は、減額にはならず同額もしくは増額となります。 生活保護受給者と生活困窮者に対する、本町における体制でありますが、本庁舎、各支所、どこの窓口を訪れたとしても、生活に困っている様子がうかがえる方に対しましては、福祉支援課の福祉係、または包括支援センターにつながるよう連携を図っております。また。地域において、民生委員・児童委員の方をはじめ、近所の方からのご連絡を受けた場合には、まず、ご本人やご家族の方から生活の様子をうかがうことから始めております。その中で、必要に応じ、町、社会福祉協議会が行っている、経済支援・食糧支援等をはじめ、県福祉事務所などの各関係機関及び関係者との連携を図り、ご本人の望まれる生活を一緒に考えていくこととなります。 現行の制度を活用する中で支援と自立に向けた包括的な支援体制を構築しているところであります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  本町における生活困難な人たちへの支援だとか、いろいろな福祉援助策というのを、私は高く評価しております。今年の4月から給食費が小学校6年生まで本町では無料になります。本当に良かったなと思います。28年度決算書によれば、給食費の収入未済額は455万6,578円です。また、保育所運営費負担金の収入未済額は1,131万6,578円です。これらについては不納欠損処理できないため、累積されたものも多いと思いますが、昨年9月議会で私の質問に対する答弁では、給食費の未納の一番古い方にとっては平成5年とのことでした。給食費が払えない中で、給食を食べている子どものことを考えると、子どもも親も大変な思いだったと考えます。 給食費の小学6年生までの無料化は、町独自の施策として高く評価しています。高校3年生、18歳までの医療費無料化も同様に考えております。 今、高齢者の状況を考えますと、無職の高齢者世帯で、平成14年から平成28年までの14年間での統計を取りますと、年金等の低額の中で、実収入は年間22万5千円も低下しているという統計が取られております。 生活保護の受給を決めるには、の場合は、市役所の担当課で決定できるわけですが、町村の場合は県の出先機関へ申請し、決定は県がするわけです。 過日は、生活保護を受けている他町の方から相談を受け、町の福祉係へ事情を説明し、理解をしてもらうことと、そして支援してもらうことをお話させてもらいました。 複雑な時代であります。民生員の皆さま方のお力をお借りして、行政として町民の生活を把握し、具体的に支援できるようにしてはと考えます。 久保町政になって、生活困窮者はじめ、町民の暮らし、援助政策を推進していることを高く評価している1人ですが、町民の生活実態を把握するとともに、具体的な援助政策の展開が重要と考え、今回質問したわけなんですが、その点については、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  あらゆる角度から、いろいろな状態の実態把握がしっかりできているということが大前提だと思います。そういう中で、適切な施策がその中で、いろいろなことが施策としてできればというように考えております。 十分気配りをしながら、きめ細やかないろいろな施策についても考えていきたいと考えております。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  買い物難民のお話もしましたが、若い人たちでも生活が困難な人たちがいるし、また高齢者で介護保険を支払っては来たけれど、さあ介護施設へ入ろうとしてもなかなか入れないのが実態でもあります。 ぜひきめ細かな福祉支援の策を講じていただきたいことをお願いして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第16番、一瀬正議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は、3時35分とします。     休憩 午後3時21分-----------------------------------     再開 午後3時35分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 続いて、第2番、丹澤孝君の一般質問を許します。 第2番、丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  2番、丹澤です。 本日、2点の項目につきまして、一般質問をさせていただきます。 まず、町内移住者交流会の開催についてというテーマで質問いたします。 私の家の近所に花火師を目指して県外から移住してきた家族がいます。 また、やはり県外からの移住者で、町内で農業研修し専業農家として独立した若い夫婦と知り合いました。身近に町内に移住してきた若者の存在があることは心強いものがあります。 山梨県は毎年移住希望者数を長野県とトップを競っていますが、直近では長野が1位、山梨が2位ということで、逆転をされていますが、県内でも移住先としては八ケ岳周辺の北杜、それから富士山麓が主な希望先となっています。 また、昨年も山梨県全体として流出人口が増加し、人口減少対策が県政の大きな課題としても取り上げられている現状です。 このような状況下で、市川三郷町への移住希望者を飛躍的に増加させることは現実的にはなかなか難しいと理解しておりますが、先ほど述べましたように、町内の産業に魅力を感じ移住してきた若者がいます。 意欲を持って市川三郷町への移住を決断した人たちの交流会を設けることにより、意見やアイデアを取り入れる場とし、市川三郷町の生活環境や子育て環境の良さを理解し発信してもらう機会とするなど、既設移住者を通じての新たな移住促進につなげることも1つの方策であると思います。 移住に関して、以下の項目について質問いたします。 まず、移住促進に向け、町として現在のどのような取り組みを行っているか伺います。 2としまして、新規移住者の受入れに向けた取り組みとともに、既存の移住者の満足度を高め、定住化を図ることも重要です。 その方策の1つとして、市川三郷町に移住してきた方々を対象とした交流会を設けることにより、以下のような効果が考えられます。 1点目としては、町への要望やアイデアを取り入れる機会を設けることにより、満足度を高める。 2番として、町の諸制度を説明することにより、子育て環境や生活環境の良さを理解してもらう。 3として、新たな移住者だけでなく、以前からの町民も含めた交流会とし、町内での人的ネットワークを広める。 4、町の魅力を理解し、対外的な発信してもらうことにより、新たな移住希望者に情報を届ける。 このような狙いをもつ移住者交流会を開催することについて、見解を伺います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  丹澤孝議員の一般質問にお答えをします。 町内移住者交流会の開催についてでありますが、1点目の移住促進に向け、町として現在どのような取り組みを行っているかにつきましては、東京などで開催する移住セミナーに今年度は4回参加しました。本町に興味を持った延べ30組弱の相談者の移住相談を受けましたが、残念ながら移住に至った実績はございません。平成30年度も同様のセミナーに積極的に参加し、本町への移住者獲得に努めてまいります。 2点目の移住者交流会の開催につきましては、本町に移住されてきている方々は、地場産業を仕事としたいなど、本町の地域性を根拠に移住されてきた方々が多く、政策推進課において移住相談窓口を設置しておりますが、これまでご要望やご相談をいただいたケースはございません。窓口を常時設置し、ご要望があったときには町としても対応できる体制を整備しておりますので、さらにPRし具体的事案が発生した時には対応してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  移住というキーワードで質問しておりますけども、移住というのは社会増、流入する人口を増やすという目的の1つの方策だと思います。 そこで、数字として担当課のほうに伺いたいと思うんですけど、山梨県の昨年の社会減が2,684人、甲府が816人という報道が新聞に載っていました。なかなか数字として、県全体としては難しい状況の中で、市川三郷町がどうだということになるんですが、移住というとよその県から来るというようなイメージですが、大きく考えて社会増減ということで、町として社会増の流入の人数とか、また移住というようなキーワードで、数字をとらえられている部分があると思いますので、そこのところの数字を伺いたいと思います。 お願いします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  ただいまの質問にお答えをさせていただきます。 平成26年からの4年間の直近の数字をご報告申し上げます。平成26年、町内に転入をされた方が360名いらっしゃいますが、県内の中で移住をされた方が224名、県外、国外からの方が136名です。 それから、平成27年、県内から移住をされた転入された方は238名、県外から、国外から合わせて123名の合計361名、平成28年ですが、県内からの転入者が247名、県外から、国外から合わせて121名の合計368名。平成29年度、299名が県内からの転入、それから県外・国外合わせて123名の合計422名。この4年間で1,511名の方が転入をされてきておりますが、ほぼ3分の2、1,008名が県内からの転入者、県外および国外からが503名と、3分の1という数字だと把握しております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  結構数字が大きいなという印象なんですけど、内訳として、どういう質という言い方はあれですけど、先ほどのような産業に魅力を感じてきた人とか、お嫁に来たとか、定年退職で戻ってきたとか、そういう方もいらっしゃると思うので、何かそういうような分析というのはされたことがありますか。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  政策推進課のほうで、期間を区切ってアンケートを取った経過がございますが、やはり議員さんがおっしゃられたように、必要に迫られて町内に転入をされてきたという方がほぼだという結論で、アンケート結果は分析をしております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  次に、人口ビジョンと総合戦略、総合計画、その関係で移住とか、転入というようなことで、いくつか目標としての設定、それから達成目標としての数値の設定ということが記述されていますので、担当課のほうに伺いたいんですけど、総合戦略、27年12月につくられました総合戦略では、目標として町外からの移住世帯は20世帯、それから県外からの移住者は8名、県外からの移住世帯を31年度で20世帯という記述がされています。 第2次総合計画ですね、その後つくられました総合計画では、新規就農者の受け入れ者数を17名という設定、それから主な事業として移住、定住化の促進強化、定住対策の促進という記述がありますけども、達成目標としては、移住としての数字設定はなくて、若者定住促進住宅補助金交付件数、これは例えば平成28年40件、33年度190件、38年度340件というような設定になっています。 何を質問したいかというと、総合戦略までは具体的な移住としての数字目標が設定をされていますけど、総合計画ではそこの移住に関しての数値の目標というのはないので、評価をするときに、達成度の評価という部分で、この数字を使うと思うんですけど、総合戦略から総合計画に移る段階で、こういうような目標達成の数値の設定が落ちてくるというか、抜けてきているという部分の中で、全体的な事業推進として、移住ということに関しての取り組みが抜け落ちないかということがあります。 ちょっとそこの関連性を教えてください。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  私ども企画のほうが主に定住推進をすると、移住から定住につなげていくという感覚でお捉えをいただければいいのかなと思っておりますが、この総合計画を作成する際には、概念的な部分がありまして、一番最上位計画ということですので、細かい数字を具体的に羅列をするよりも、より大きな目標としての存在というようにご理解をいただいて、よろしいかなと思いますが、ここで新規就農の数だけが出てきておりますが、これはやはり農を中心とする地域おこし協力隊の推進事業というものが、国を挙げてきております。本町においても、これまでも取り組んできておりますが、なかなか実を結んで来てはおりませんが、先ほどから議員のほうでご指摘もいただいております移住という定義の中で考えてみますと、こちらへ定住をされている地域で、非常に頑張って産業を起こされている方々がいらっしゃいます。その方々が、今度は農業にも、林業にも進出しようと、新たな心意気をもって取り組みをしていただいています。 本日の山日の新聞にも、隣り町でしたが復興を目指して、民間レベルでいろいろな活動をして、町内の方もそれに協力をしながらやっているというような情報が発信をされておりました。 やはり、行政だけではなくて、市川三郷町内にも非常にパワーを持った、熱意のある移住者の方が、パイオニアとして本当に成功していただいている方がいらっしゃいます。その方々と、共同をしながらとか、皆さんと一緒にやりながら進めていけたらなと思っています。 決して移住のほうを力を抜いてということではなく、移住して、最終的に定住につなげていくというということを見越して考えてきた目標数値だというようにご理解いただければと思います。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  理解をしましたので、ぜひお願いをしたいと思います。 さきほどの最初の答弁で、移住セミナーで4回あったけど、実際に実を結ばなかったというのがありました。 移住セミナーというと、東京のほうに行って、来る人を待つというような部分が多いと思うんですけれども、いつもこちらから仕掛けて何か発信をして、集めるというような取り組みも必要ではないかと思うんですが、そういう点は何か今アイデアをもっておりますか。 ○議長(有泉希君)  政策推進課長、小林武仁君。 ◎政策推進課長(小林武仁君)  まず、今までは4回、東京のほうへ行ってセミナー、相談会をしてまいりましたけども、来年度につきましては、4回、さらに相談会のほうの参加を、数を増やしたいと思います。 あと今まで町ブースで相談を受けてそのままになっていますけども、その後、その相談者に対しましては、追跡ではないですけども、町の魅力PRであったり、継続した相談なんかは、情報発信をしていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  相談に来る方、ある本に書いてありますけど、移住の相談をするんだけどすぐに移住をするつもりはなくて、20年後に移住をするとか、そういうふうなことで結構早いうちから動いているという人もありましたので、ぜひ長い面も含めて、そういう活動をお願いしたいと思います。 それから、最後、町長の見解を伺いたいんですけど、先ほど具体的な役場に対しての移住者からのあまり質問がないんだということがありますけど、この交流会というのは、移住をどう考えるかというのがあって、例えば10年前に移り住んできた人がどうかとかあると思いますけど、あまり固くならずに、ざっくばらんな形態で、いろいろな従来からの町民も含めて、交流会として開くことができたらいいなと、そこでお互いに情報交換をして、ネットワークを広げて、それから先ほど言いましたように満足度を高める。併せて外からの目で、町の魅力を、昔から住んでいるとなかなか気が付かない魅力を、町に対しての、むしろ気が付いたことをこちら側に伝えてもらうとか、そういう場として使うということも、有効なのではないかというようなことで思っているところです。 そのような観点も含めて、もう一度ぜひ積極的な開催ということでの検討をお願いをしたいと思います。 ホームページも異業種の交流会を開くというような、項目が載っていたと思いますけども、ぜひ先ほど言いました住民だけではなくて、いろいろな人の交流の場を使って、市川三郷町の魅力を高める、または認知度を高める。特に発信という部分は移住する人たちというのは、すごくいろいろな部分で、各地で得意な人たちが多いというのも聞きますので、ぜひそういう意味で認知度を高めるということも含めて、こういう会を開いていただけたらと思いまして、もう一度町長に見解を伺いたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  移住、あるいは定住につきましても、本町に住んでよかったと思っていただけるような、あるいは住み続けていただきたいというような評価をいただけるような町でありたいという思いはずっとしておりますけども、やはり1つの課でこのこと、あるいはもう1つの課でとかという領域を超えて、課横断的な1つのチームづくりをして、その中で知恵を出し合って、いろいろな施策を考えていくという段階ではないかなと考えているところです。 新年度に向けて、そうした取り組みを少し考えていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  ぜひ前向きな対応でよろしくお願いしたいと思います。 2番目の項目につきまして、質問させていただきます。 学校法人日本体育大学との協定内容についてという項目で質問いたします。 昨年12月、市川三郷町と学校法人日本体育大学との間で、体育・スポーツ振興に関する協定書が締結されました。 これは、連携型県人会市川三郷町ゆかりの会りんどうの会長を務め、町ふるさと大使でもある、学校法人日本体育大学今村裕常務理事のふるさとに対する思いによるところが強いものと感謝するところです。 本町での協定の締結は、全国では49番目、山梨では小菅村に次ぎ2番目となります。さらに今年1月には北杜でも同様協定が締結され、協定締結は全国で50自治体となりました。 協定の目的については、2月発行の町報に、「体育・ズポーツ、健康づくりの分野で、それぞれが持つ教育資源を活用し、相互の発展と社会貢献を図ることなどを目的」と掲載されています。 今後この協定締結を最大限活用するための活動項目についてさまざまな検討がなされていくと思いますが、この協定によりどのような活動が行われるのかなど、本協定に関する理解を深めるため、協定書の具体的内容と本町としての取組方針について伺います。 1としまして、協定書の主な内容について伺います。 2としまして、全国の協定締結の先行自治体ではどのような活動を行っているのか伺います。 3としまして、協定に基づき、本町としてどのような取り組みが想定されるのか。また、具体的予定があるのかについて伺います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  学校法人日本体育大学との協定内容についてでありますが、1点目の協定書の主な内容につきましては、協定書の趣旨がスポーツなどを通じて健康づくり全般の相互協力ということですので、相互の体育施設等を利用しながら幅広い世代での交流が可能となり、ひいては健康年齢の改善も期待できるものと考えております。 2点目の、全国の先行自治体ではどんな活動を行っているのかにつきましては、本町は49番目の協定自治体でありまして、現在は北杜が協定を結び50自治体となりましたが、県内では小菅村が本町よりも先に協定を締結しております。 今年度の協定自治体フォーラムには本町から職員を派遣し事例を研究しておりますが、先進例といたしましては、日本体育大学内の施設に9自治体から小中学生を中心に受け入れ、最先端のトレーニング機器の使用、基礎から高度なスポーツに触れ合いながら学生との交流や、19自治体へ学生や教授を派遣し、オリンピック選手であるトップアスリートとの交流、ヒップホップ演技披露、さらには小中学校の先生方向けの組体操指導や、グラウンドゴルフを通じての交流や体力測定などであります。 3点目の本町ではどんな取り組みが予想できるのか、また具体的予定があるのかにつきましては、管内小中学校や団体に要望を募れるよう、現在様式を整備中でありまして、さまざまな要望を挙げていただけるものと期待をしております。また、取りまとめをした要望を大学に向け提案をさせていただき、日程や費用的な面も含めて調整をして実現可能なものから大学側と優先順位を付していただき実施していきたいと考えております。 ただし、これまでの例を見ますと、人気スポーツや有名アスリートとの交流は希望団体が非常に多いため、数年越しでないと希望がかなわないと言う現実もあるようでございます。そのあたりのことも十分ご承知願えればと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  具体的な項目の設定については、推進協議会等で協議というようなこともあるようですけども、その推進協議会というような運営イメージを具体的に教えていただければと思うんですが、お願いします。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  推進協議会等なるものを、組織をするかどうかということも現在検討しておりますが、過去の先進例を見てみますと、市川でいいますとNPOのスポーツ団体等が間に入っていただいて調整をしていただくと。調整というのは大学とではなくて、町内のほうの調整をということですね。希望が同じような学校がとか、同じスポーツがいくつも重なった時に、今年は重要性順位を付けて、こちらからやっていきましょうとか、そういうことを進めていって、協議をしていただいているような団体があるように聞いております。 私どもとしましても、実は過日の教育委員会の校長先生たちの集まられる校長会において、こういうようなことを来年度以降考えていますということで、事前報告をさせていただいて、ぜひ健康づくりについて、また先生方もいろいろな知識を学んでいただけるように、ぜひお願い、たくさんのご希望をお願いしたいというように、ちょうどお願いをさせていただいたところですので、いろいろなものはこれからだというように思っております。 また、日本体育大学さまのほうとは、月に一度ないし二度、すでにお邪魔をさせていただいて、渡辺理事長のほうからも日参していいよという、どんどんうるさいよと言われるくらい来ていいよというように言われていますので、私どものほうではどんどん行かせていただきながら、いろいろな協力をお願いしていこうと思っておりますし、現在はスポーツだけではなくて、今村常務理事さんのご配慮もありまして、地場産業に対する本町への支援ということもお約束をいただいて、実現に向けて今、確実に進めておりますので、スポーツのみならず、いろいろなところで協力体制を強いものにしていきたいというように思っております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  今、地場産業の関連でというお話でありますけど、別の役場の会議でも説明は受けたことがありますけど、もう少し具体的な設定が今、話してもよければお願いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  具体的にご説明させていただきますと、協定書を見ていただいても分かりますとおり、本町の手すき和紙で協定書を作成をし、印刷をして、交換をして松浪理事長と町長がともにサインをいただきましたが、その紙を見て、松浪理事長さんが非常にこういう紙で検討いただけると、よりありがたいと、松浪理事長がおっしゃっていただいたんですが、これまでの協定書の中で、協定を交わした中で、一番いい自治体と交換ができたというお話をいただきました。 それから、本町であります特産品である印鑑をお土産のものとして、私どもでおつかいをさせていただきましたところ、それも非常に気に入っていただきまして、すでに今村常務理事さんと松浪理事長さまのお名前で、日本体育大学系列の9校学校がありますが、そちらのほうにすべてこういう卒業証書や、激励文、それから学位書、すべてそういうような類の表彰に関係するようなものは、この紙で、今村常務理事の出身地である市川三郷町の紙でやるようにというお達しを出していただきまして、実は先週、すでにA4で500枚、用紙の発注をいただきましたし、名刺につきましても500枚の発注をいただきました。 それから、六郷のほうでスタンプをつくっていただいて、私どもが松浪理事長たちにその名刺にはんこをして、スタンプを押してお渡ししたら、これいいよねというようなことを言っていただきまして、合わせてそちらのほうの注文もいただいています。 ですから、和紙と印鑑やスタンプの関係のご協力を今後いただけるのかなというように思っております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  今の話は非常にうれしい話ですが、余計なお世話というか、心配になるんですけど、継続的に町として、それだけのある程度のまとまった量を、対応できる、町としてというか、業界としてというのか、しないといけないと思うんですけど、そこも含めて十分町として対応ができるような体制がつくれていくというか、大丈夫だということでよろしいですか。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  やはり先ほどの移住、定住のお話もありましたが、和紙にとっては新しい販売の1つ経路というか、できたのかなというように思っておりまして、和紙の協同組合の皆さま方に、このお話は受けていただいて、手すきのほうは手すきで専門にやっていただいて。また、お弟子さんが来ていただいているので、その方々がこのことによって、新しくそういうものができて、いわゆる生活していけると、ボランティアではなく、たまに週2~3回やるのではなくて、これで生業としてやっていけるということにつなげていけるように、この日本体育大学さまのほうがきちんとできましたところで、例えば山梨県内であれば、ほかの山梨学院大学さんとか、いろいろなところにも営業をかけて、やっていこうと、それは町だけでなくてです。組合も協力をしながら一緒にやっていきましょうというようにお話はさせていただいております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  ぜひよろしくをお願いします。 どうしてもスポーツ系というと、学校との連携ということが中心になって、一般町民がどうかかわってくるかというところが、あまり距離があるかなというように感じるところがあります。 例えば新体育館のこけら落とし、日体大と市川高校の試合とか、スポ少への指導とか、そういうようなことも考えられるかとも思っているんですが、先ほどスポーツクラブの話もありましたけれども、学校だけでなくて、そういう町内全体の町民が必要があれば関わっていけるというようなことでよろしいですねということと、併せて、例えば何かこういうことをやりたいよと言ったときに、個人が何かアイデアを町のほうに投げられるとか、そういうようなルートをつくってもらえたらと思うんですけど、そのことについて、見解を伺います。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  ありがとうございます。 私どものほうとしましても、生涯学習課を通じて、各スポーツ少年団からご高齢者のスポーツの団体の皆さままで、多く声をかけさせていただいて、幅広い希望を募っていこうというように思っておりますが、それだけでなくて今のように、スポーツクラブも入っていただきながら、スポーツを通じてということであれば、健康づくりに対するお話の講演も可能だというように伺っていますので、いきいき健康課とか、福祉支援課の方々とも協力をしながら、私どもとしても今後、体制を整えながら、考えてやっていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  丹澤孝君。 ◆2番議員(丹澤孝君)  ぜひよろしくお願いします。 最後になりますけど、特に今村常務の出身地ということで、先ほどもありましたけど、特に市川三郷町に対しての、大学側の思いも違うところがあるんだろうと思います。そういう意味で、この貴重な機会を生かして、ぜひ健康寿命を延ばすというようなキーワードでも、最大限の活用をしていただいて、日体大との協定自治体ということだけではなくて、健康寿命という部分でほかの町から視察が来たりとか、そういうふうなところにぜひ活用をしていくような事業を組み立てていただければと思います。 以上で質問を終わります。 よろしくお願いします。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第2番、丹澤孝君の一般質問を終わります。 続いて、第7番、笠井雄一君の一般質問を許します。 第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  消防施設整備について、お伺いいたします。 昨年12月第4回定例会において、消防団第11分団詰所建設用地取得費が計上され、予算化されました。地域にとって長年の懸案事項であった詰所建設に向け前進し、喜んでいるところです。 そこで、次の3点について伺います。 用地取得については、さまざまな難題があり、この間担当課長3名、支所長2名にも関わっていただきご苦労をおかけしました。 この間、どのような経過を経て用地取得に至ったか伺います。 2番目に、建設場所また建設位置はどこなのか伺います。 3点目として、明許繰越、事故繰り越しとなっていた設計委託業務はどのように進めているか伺います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  笠井雄一議員の一般質問にお答えします。 消防施設整備についての1点目、用地取得の経緯についてでありますが、平成29年8月下旬に、楠甫の区長さまから建設用地について要望書をいただきましたので、地区の総意との認識から予算化に至ったところであります。 2点目の建設場所、建設位置につきましては、場所は楠甫字小山345番地3にありましたJA西八代楠甫支店跡地になります。建設位置は、舗装された敷地内の一番奥の位置で検討したいと考えております。 3点目の、明許繰越、事故繰越となっていた設計委託業務についてでありますが、明許繰越につきましては3分団1部、大塚南区の詰所の設計委託料でありますが、現在、地元の区長さまや、消防団分団長とともに、用地の確保に向けて努めているところであります。用地の確保が出来次第、予算を執行していきたいと考えております。 事故繰越につきましては、11分団、楠甫の詰所の設計委託料となっていますが、12月補正で予算化され、現在、用地取得の手続きを行っております。用地取得後、ただちに設計業務を執行する予定となっております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  ただいま1点目の答弁をいただいたわけですけども、用地取得の経緯については、区長から要望書を得て、区の総意と認識したと説明がありましたが、そもそもこの問題は平成27年度、町より用地については、区に対し、無償貸与で建設地の確保に努めてほしいという要請がありました。 本団副団長に、全権を一任し、時の区長、分団、地元議員の全面協力の下進めてほしいとも要請がありました。 ときの副団長を中心に、早々分団員が安全に活動しやすく、分団の将来の実態等を考慮し、またできるだけ工事費がかからない場所を確保のため、用地の選定作業に入りました。 この間、7件の候補地を選定し、交渉を進めてきました。用地交渉状況等については、町長、前任の課長さんたちもご承知のとおり、逐一担当課および町長には報告し、その結果、細田地内の町有地が適地と選定し、区の総会において決議したところです。 その後、細田区と関連がありますので、何回かにわたり担当課、楠甫区、細田区、当時の副団長等で協議を進めてきたと聞いています。 最初の協議は昨年4月だったかと思いますが、後日、再度協議をするという報告を受けました。しかしながら、現在まで協議は一度もなされておりません。 答弁で、8月末区長から要望書が提出されたとありましたが、昨年9月24日、別件で区の臨時総会が開催され、その中でその他の項で区民の1人から事後報告がありました。以前からJA用地を町長が買ってくれることになっているという話はうわさで聞いていましたが、その経緯について、詳細に説明をお願いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今の楠甫の場所では困るということですか。 何かちょっと経緯につきまして、それは笠井議員もその当事者の1人で、だから非常にややこしくなっていたというように聞いております。 そのすごく混乱してしまっている中でまとまらなくなってしまったので、どういう質問をして、その場所では困るとおっしゃるのか、もっとさかのぼって申し上げれば、平成28年2月18日、覚えておりますけども、楠甫の住民の方4名が六郷支所のふれあい室にお見えになって、細田のほうではなくて、最終的に決定したあの場所にお願いしますという、ふれあい室での要望等がありました。 ともかく、いろいろな経過の中で、地域の住民の皆さまがお望みになるところを決めさせてもらいたいということで、現在まで来たんですが、その両方の意見の片方が笠井議員でもいらっしゃるから、ややこしくなってしまうんですね。どうしてほしいのか、そういう決定したことが困るのか、最終的にはどういうことなんでしょうか、何か質問している意味がよくこちらに伝わってこないから。 ○議長(有泉希君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  この問題につきましては、区の中で一部の方から農協の土地を手配してくれるという町のほうから話があるということで、ただし、区の中では、実は区で決めたことについては、私も例え議員という立場でありましても、区の決定事項には、私はそれには従わなければならないというスタンスでいたわけなんです。区会の中で、決定をしたところ、町長には一部始終その前の消防団員との話し合いの問題も逐一報告をしております。区で決めたことに対して、この中でも武田統括が総務課長当時の話だったんですよね、細田の場所が適地ではないかということで、それは町有地でいい場所ではないかというようなことの中で、この話を進めてきたところ、区の総会でもそういうことで一度決議したわけなんです。にもかかわらず、どこからか違う場所という一部の人たちからこういう話が出たと、それについて、先日私も驚いたんですけど、今の答弁にもあったんですけど、8月に町のほうにそういった要請が区長名で上がってきたという話しで、私は初めてその時、その話は知らなかったわけですけど、臨時総会を、次の区長さんをどうするかという臨時総会を招集したわけなんですよね、現区長が。その席で、その他のほうで区民の1人からこういうわけで、町で農協の土地を買ってくれることになったという話を聞きまして、私も驚いたわけです。 ただし、区でそれでいいというのであれば、私がとやかく言える問題ではないわけなんですけど、この問題について、今までその苦労をして来た副団長さん、また前任の課長さんたちも散々いろいろないやしいことも言われ、地域からも、苦労してきたわけなんですけども、私どもが町から、私どもと言いますか、副団長が全権を一任されて、今まで活動してきた用地交渉については、7カ所くらいわたってきて、1つは町長が先ほど言いました、現在の位置ですね、今回の予定位置、あそこは最初から当局から、ハザードマップからいって水没区域だと、そうなんですよ。それは統括も知っていると思いますけど、そういうような指示を受けたんですよ。知っていますよね、統括。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 統括、武田智宏君。 ◎統括(武田智宏君)  当時の総務課長、消防担当でありますから、笠井議員さんから私の名前が出されていると思いますけれども、27年度、確かに設計の予算がつきましたので、消防団、それから複数の皆さんに適地をお願いしたいということで、実際にお願いしたころであります。 最初は、今の場所、堤防内に、あそこに建て替えが可能ならば、ぜひそこにお願いをしたいという回答を消防団から受けました。それが6月でした。8月になりまして、今度は国交省にそういうことで改修していいのかというように協議を行ったところ、9月になりまして、その場所では新しく造りなおすことは駄目だという回答を得ました。 それを受けまして、10月に今度は分団の皆さんに適地をぜひ探していただきたいということでお願いをしたと記憶をしております。分団としては、担当の地域の議員さんであります笠井議員さんにもお願いしたし、私も議員さんと一緒に、議員さんのうちの裏山のほうを登ったりして、候補地を当たった経緯も覚えておりますが、ただその時には、適地があったかもしれませんが、相続等の問題があったように聞いております。笠井議員さんも、消防の皆さんも、ここがいいと思っていた場所があったわけですが、相続問題が関わって、借りることができなかったということで、別の候補地を選定したいという結果になったのが、28年1月ころだったと思います。 その前後に、笠井議員さんがおっしゃっている細田の土地を寄付してくれる方がいらして、その場所に町の防災備蓄倉庫を造ることになりました。そこにちょうど適地ではないかということでお話をさせていただいたところなんですけども、残念ながらそこが楠甫のところのエリアと若干ずれておりまして、細田という地域になっていることが、大変残念であったんですけども、そこの場所がどこに出ていくにも出動するにもいい場所ではないかということで、消防団の皆さんにお話したことが覚えております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  今統括のおっしゃるとおり、そういうことで実はその細田の土地も、楠甫の私のすぐ近くの方が夫婦ともども亡くなりまして、その親戚の相続関係にある方が、町のほうへその土地を寄付するという形で寄付していただいた土地なんです。 楠甫にゆかりのある方でありまして、細田区の防災倉庫をまず上の段へ建てていただきまして、楠甫の方もだいぶ喜んでいると思いますけども、それであればそこの横がすっぽり詰所も置けるくらいの用地があるということで、実はこれは消防団とも、副団長とも、当時の総務課とも話をしたようなんですけど、将来的な分団の団員数が少なくなるというようなことの、将来的展望に立って、岩間と合併しなければならないのではないかというようなことも想定されるというようなことで、場所的にも、あそこの場所で、ちょうど両方へ飛び出していけるというような場所ではないかということで、当時の担当課とも話をし、その件については町長からもうまい場所だ、適地ではないかという返事もいただいております。 そんなことで交渉を始めていたわけなんですけど、細田区の問題がありましたので、これには私も後で話を聞いたわけですけども、楠甫区の区長さんも、細田区の区長さんも、また担当の職員もだいぶ苦労なさって、いろいろな誤報が流れる中において、非常に担当の職員も苦労したようでございます。 それを打開する中において、そこへ実際に詰所を建設しようということで、何回かにわたって細田区と、行政が中へ入ってくれまして、詰めて来ていたわけなんですよね。 最終的に、昨年担当課長さんが代わった時点で、前任の担当から一度細田区へ行って、その辺の話を、課長さんも代わったことだし、やろうということでやった経緯があります。これは私は一切そこへは立ち入らせてもらえなかったわけなんですけど、区同士の話ということで、行政が入ってやったわけなんですけど、その時の話で、また後日、そういった話し合いをしようということで、私どもは当然その場所で進んでいるものだと思っていたわけなんですよね。ところが9月の臨時総会のときに、急きょそんな話が出たわけですけども、その前から町では農協の土地を買ってくれるという噂が地域に流れまして、ではあのとき区の総会で決めたことはどうだったんだという、非常に反発も受けたわけなんです。 先日、区長さんが臨時総会の席で、区長さんにたまたまそういう書類を持って来て、これで町のほうへ出さなければならないからということで、それへはんこを押したんですけど、ただその場所が水没区域ということで、最初話があったのは、水没区域ではないですか、町長。 担当課長どうですか、あそこは水没区域ではないですか、ハザードマップで。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  ご要望のあった地点、ハザードマップの浸水想定区域でございますけども、浸水が0.5メートルから1メートルという未満の地域に含まれているということでございます。 それから細田のほうにつきましては、候補地が非常に入り組んでいますけども、浸水想定区域が1.0から2.0、もしくは2.0から5メートルの区域の堺くらいというくらいの位置になってございます。 ○議長(有泉希君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  行政がそんなことでは困りますよね。私ども最初、そこをということで話があった時には、水没区域だから駄目だということで、きつく断られたわけなんですよね。にもかかわらず、今度はそうではないということであれば、行政が全く信用ならないではないですか。 どうなんですか。 ○議長(有泉希君)  統括、武田智宏君。 ◎統括(武田智宏君)  消防団の詰所を建設する場合については、今もそうなんですけど、まずは地域内の公共用地を探して、それがない場合には、地元から用地を提供していただくということを基本に選定させてもらってあります。私がその当時につきましては、なるべく今言うように公共用地にしたり、よくあるのがお寺の土地とか、神社の土地とかということになったりもしまして、現実お寺の土地も探したわけですけども、ずいぶん楠甫については山付になり、奥になったりすることで、出にくいということもあったりしたこともありまして、地域から選定をしていただくしかないということの中から、まずは用地取得が伴わない場所ということで、お願いをした経緯は記憶してございます。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  そうなんです。行政から言われたことの中で、この用地については、進めてきたわけなんですけど、今、そういうことで行政側から指示されたことについて、私どものほうへ行政が異なったことを伝えていたということで、ちょっと憤慨をしているところでございます。 そこで、2点目の答弁でJA西八代の楠甫支店跡地の舗装された一番奥を計画しているという答弁があったわけですけども、今私が申し上げましたように、そこについては、当局からは水没区域だから駄目だというようなことで、その時に、その上の段にも1枚、JAさんの土地があるわけなんですけど、今回、買うのは下の段と上の段を買う予定になっているんですか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  用地の件でございますが、すべての土地を取得するということでございます。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  そういうことで、当局からは当時、下の段であれば、今言うような水没区域だから駄目だと、上の段だと4メートルくらい高い位置にあるわけなんですけど、そこへ建設するのであれば、逆に工事費がかかると、取りつけ道路から、取りつけ道路をするためには個人の用地も買わなければならないかもしれないというようなことで、そこであれば工事費がかかるというような説明でございました。 最終的に、その町有地である細田の土地をという話しになってきたわけですけども、ただ私も残念かな、地域の皆さま方がそこでいいというのであれば、私も何一ついろいろ言う筋はないわけなんですけども、ただ最初の行政との話の食い違いがあるということを、ここまで用地交渉に関わってきていた副団長さん、消防団の分団長さんたちはこの話は知っているんですか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  消防団につきましては、正確にまだご報告はしてはおりませんので、この後、ご報告をしていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  当初、今の団長さんですね、当時副団長をやっていたわけなんですけど、六郷出身の副団長ということで、町が全権を一任するというようなことで、だいぶ苦労をしてまいりました。 実は、私が12月の補正予算で予算化されたということで、新年の互礼会のときに用地のほうが予算化されたよという話は団長さんにはやりました。俺は全く聞いていないという話しだったんですけど、その後、当局から団長には少なくともそういう話がしてくれてあるのかなということがありましたので、私は今、そういった質問をさせていただいたわけなんですけど、まだやっていないということですね。これは失礼にも当たりますので、当然団長にはその辺の報告をしっかりとやっておくべきではないかと思いますよ。後から聞いたということであれば、非常にまずいのではないかと思いますよ。全権を一任していたんですから。それは当局も知っていると思いますけども、それはそのようにしていただきたいと思います。 おそらく分団員は、区の臨時総会へ出た方は知っているのではないかと思いますけども、団長は知らないというように言っていましたので、早急にそのへんはしっかりと報告をしていただきたいと思います。 次に、事故繰越をしていた設計委託業務料については、用地取得後、ただちに執行する予定になっていると答弁がありましたが、執行予定はいつごろなのか教えていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  防災課長、立川祐司君。
    ◎防災課長(立川祐司君)  まず、執行額でございますが、契約書のほうをすでに結んでございます。 これは140万4千円でございます。それから、工期執行予定日でございますが、この3月23日までを予定しているというところでございます。 以上であります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  そうすると、すでに執行しているわけですよね。当然ですよね、事故繰をやっているんですから、支出負担行為が起きた時点で、執行するということですよね、でなければ事故繰はできませんからね。事業のほうを、工事のほうを執行が用地が終了した後という、予算化をしてということの解釈でよろしいですか。 ○議長(有泉希君)  防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  ただいま設計の工期のほうもお答えさせていただきましたけども、工事につきましては、今、そういったことで積算をしているという状況になります。こんなことから、来年度のほうでまた補正でお願いをできればと考えているところでございます。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  町長の答弁書の中で、設計業務委託については、用地取得後ただちに執行する予定になっているという答弁があったわけですよね。これはそうすると、そうでなくして、すでに設計委託料については執行しているということですよね。そういうことでよろしいですね。 ○議長(有泉希君)  防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  ただいまのご質問の内容は、契約をしているということで、執行済みではないかということでよろしいでしょうか。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  それだと事故繰越ということがおかしいではないですか。というのは、契約しているということは執行しているということなんですよね、委託業務については、そういうことでいいですよねということなんですよ、それでいいですねという話しなんですけどね、言っている意味が分かりますか。執行済みということですね。 ○議長(有泉希君)  暫時休憩いたします。     休憩 午後4時40分-----------------------------------     再開 午後4時40分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 答弁を求めます。 財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  笠井議員の質問にお答えします。 確かにおっしゃるとおり、事故繰越というのは原則支出負担行為、いわゆる契約してから途中、災害とか、いろいろな事故があって工期が延びるというのが大原則です。ただ、私のほうもいろいろな例を見ていまして、何か工事を執行してから、そこで用地の問題が解決しなかったとか、そういう場合でも事故繰越として認められる例はあります。財務省の繰り越しガイドブックの中にもそういった判例はありますので、それは間違いないと思います。 だからこれは、ちょっとこの答弁書だと執行をしてから、用地を策定してからというように書いてあるんですけど、実際は執行してありましたというのが正しいと思います。 以上です。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  分かりました。 それであれば理解できます。 そうしなければ、すでに契約も進んでいるわけですから、当然支出負担行為が起きた時点で執行しているということではないかと思ったんですけど、答弁のほうが理解しにくかったもので、質問をさせていただいたわけです。 それと、実は先ほども統括も話があったわけですけども、用地取得については、原則として無償貸与ということで今までやってきたということで、そういう指示をいただきまして、無償貸与でという場所を選定してきたわけなんですよね。今回はちょっと金額はよくはっきりした数字は掴んでいないんですけど、この前、12月の補正で用地買収費を計上してくれたんですが、あれは大同地区の防災倉庫と合わせていくらというような予算の計上ではなかったかと思うんですけども、おそらくおおむね200万近い金額ではなかったかと思うんですけど、それで今回、200万近くの金額で用地を買収する農協さんのJAさんの用地を買収するということは、今後町では消防詰所等の用地については有償保証するという解釈でよろしいですか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  ただいまのご質問でございますが、消防用地につきましては、やはり地元でご提供していただくことが大変望ましいということも考えられますけども、さまざまな情勢等を考慮しつつ、関係者と協議をしながら進めていきたいと考えております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  さまざまな状況を考慮してということなんですけど、今回の場合には町有地がある中で、あらためてJAさんの用地を買うということ。もう1つは、例えば今言う、水没区域ではないということで、そこへ建設するのであれば、その上の段の用地についても併せて買う必要があったのかどうなのか、私たちは、行政は今、財政健全化を図るために、コピー用紙1枚でも節約せよという、そういったような状況の話も聞いております。 そういった中で、今回のこの用地の問題についても、できるだけお金がかからなくて、うまい土地があればということで、用地交渉を進めてまいりました。 そういった中で、突如と200万近くの金を行政でかけるということは、非常に心苦しい面があります。 冒頭、私の質問の、町長が先ほど言いましたように、地域はどうなんですかという話しをしましたけど、用地が確保できたということについては、実は喜んですますよ皆さん。ところが、下の段か上の段かということが分からなくて、最初の話が出たのが上の段だという話が出ていたもので、分団員もそこだと安全だと、水にも大丈夫だよという、そういうことで話を聞いていたもので、私があえて今回、下の段ですか、上の段ですかということで、建設場所はどこなんですかという確認を取ったわけです。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今度の楠甫11分団の詰所については、意見が全く半分に割れていました。そしてその片方に笠井議員が中心でおられて、楠甫の中では,細田のほうでは困るという方が、やはり相当いらっしゃって、かなり混乱してしまったんですよ。だから言ってみれば、そのことでみんなが混乱してしまったということです。だから、むしろもう少し整理をして、地域のためによくなる場所であれば、それは進めさせていただきたいという思いです。 本当に混乱していました。だから両方聞いてみないと分からないんですよそれは。 ○議長(有泉希君)  第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  私は町長に真実を逐一報告していたはずなんですよね、区の総会の中でどういう状況であったかということで、会議録も持ってきますよと、どのくらいの人が賛同したんですかという話しも出ました。90%近い人が決議に賛同しましたよと。今、町長が言うと、私が何か誘導していたような話なんですけど、冒頭私が言いましように、区のことは区長さんがいて、区で決めることです。私の立場は、協力はしても、区で決めたことに協力するであって、私が区の中身についてはとやかく言える問題ではないですよね。 区の総意に従うのが、地域の議員の立場ではないかなと、このように思っております。 そういう話しもされまして、いつも私はそういうスタンスでいますよと、区の移行に従って、行政のほうへも働きをさせていただきますという話を区へもよく言ってありますので、これは水掛け論であれですので、行政として再度区でそういうごたごたしている問題でありますので、ぜひとも両地域へ、細田の区へもそういう話しかけをして、後日また会合を持つという約束をしてきているはずですので、その辺をしっかりと説明をして、こういうことになりましたということを、楠甫区のほうへも、そういう機会を設けて、実用の説明をやっていただきたいと思いますけどどうでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  だから今回の話に関しては、笠井議員は一歩離れたほうがいいと思う。 一切区の区長さまとか、区の組織の皆さまにお任せしたほうがいいと思いますよ。 かえって混乱する、見ていて。だから。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  私は区へは、全く関与しないと言っています。区の人たちも、それは承知しております。ですから、私は行きませんので、今までも区のそういった交渉過程の中においては、行政も知っていると思いますけど、細田区にも行っていません。行っていませんので、そういう中で皆さま方が行って、再度やるという約束をしてきていますので、その辺を行政側としてしっかりと地域へ報告をするべきではないかと思いますけど、どうかよろしくお願いいたします。 課長どうですか。 ○議長(有泉希君)  防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  ただいまの区のお話でございますけれども、実は予算化をさせていただいたときに、ご議決をいただいた後には、楠甫の区長さん、それから細田の区長さんのほうにはご報告をまずさせていただいておりますことを、この場でご報告させていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  両区長さんがその総会で、その辺を区長さんにだけ話をしたということですので、そういう報告をしてくれるのではないかと思いますので、この質問については終わりたいと思いますけど、最後に町長、私は本当に町長の考えのもと、一生懸命副団長さんも、全権一任をされた副団長さんのもとに、最善の交渉をやってきたわけです。町長にも言いましたよね、最後に実は、私は2点ほど隠密で交渉してあるところがありますというお話もしましたよね。それは統括も知っていますよ。ただそれだけは、私が、自分が区の中をもませるだとか、何だとか、そんな気持ちは毛頭ありません。その辺だけはぜひ理解していただきたいと思います。 2番目の質問に入ります。 選挙公約実現に向けた具体的計画はということでございますけども、町長は昨年町長選で、ハッピーライフタウン構想を選挙公約に、子育て支援・教育環境の整備・健康長寿・町の活性化・財政健全化などさまざまな分野で数々の事業を掲げました。 今後、これらの事業を着実に実行するため、事業の優先順位・投資効果等、どのような考えのもと具体的に推進していくのか伺います。 また、これにつきましては、先ほど来、高尾議員、また一瀬議員に対して、私の聞こうとした同等な質問が出ていましたので、あえて私のほうでは、高尾議員の質問の中で、中部横断のインター周りの整備ということの中において、みたまの湯の周辺とインター周りについては特に町長が力を入れて、今後検討していくというようなことで、答弁をいただきましたので、その件についてはその答弁でぜひ期待をしているところでございます。 ただ、構想を立てる中で、やはり先ほど町長も何回か言いましたように、職員が一丸となって、昔から町長がよく横串を入れてということの中で、ぜひその辺をしっかりと職員間でやっていただきたいと、このように思っております。 もう1点、やはり一瀬議員から話がありました、買い物支援ですね、町長の計画に買い物支援の問題が出ていたわけなんですけども、実は六郷地域でご承知のとおり、各議員さんのところでそういう話が行っていると思うんですけども、若い子たちが、ああやって地域の若い子たちが土曜朝市をやっていて、非常に立派だなということと喜んでいる高齢者もいるわけなんですけども、そういった中で、先ほども一瀬さんからも出たんですけど、足として町内の巡回の福祉タクシー、巡回タクシーですね、ああいったものを利用できないかというような話も出ていまして、できるものであれば各分野で、今言う商工関係も関係するわけなんですけど、福祉、またいろいろな分野からみんなで検討を進めていただきたいと、このように思っているところでございます。 ともかく地域の中でもう1つあるグループが、ボランティアで、マイカーでお年寄りをある時間に、ある場所へ集めて、買い物支援をやってやろうというような話も出ていたわけなんですけども、その後どうなったか、ちょっと様子を聞いてみたら、乗せていってあげるのはいいけど、事故でも起こしたら困るよなという話しもありまして、何かその辺も前へ進んでいないようなんですけど、再度町長にお聞きしますけれども、買い物支援等について、ぜひとも町の中で慎重に協議する中で、実現に向けて努力願いたいと思いますけど、町長、その辺をお答え願いたいと思います。 ○議長(有泉希君)  一般質問の途中ですが、本日の開議時間は、議事の都合によって、あらかじめ延長します。 答弁を求めます。 通告に従って、答弁をお願いいたします。 ◎町長(久保眞一君)  選挙公約実現に向けた具体的計画はについてでありますが、1点目、事業を着実に実行するため、どのような考えのもと具体的に推進していくのかについてでありますが、任期4年、ですから平成33年11月12日まででございますが、任期4年の中で、実行および実現の道筋、目途がつけられるように推進していきます。 これは1つには、合併した時に、旧町のときに、矢作上野線、新しい三珠陸橋のことがありました。前任者から引き継ぎを受けまして、10年の歳月を要して実現をしました。そういうふうに4年の任期で完成まで至らない場合もありますので、道筋、目途がつけられるような事業もあるということをご理解をいただきたいという意味でございます。 2点目の、平成30年度予算に反映させる考えはについてでありますが、子育て支援の充実として、幼児・児童給食無償化事業、教育関係の整備として児童・生徒の学力県内トップレベル継続のための少人数学級推進事業・民間外国語指導者設置事業、健康長寿で日本体育大学とのスポーツ体育振興と健康づくりに関する協定での大学からの支援、新施設整備事業、町の活性化を目指すものとして八乙女自治公民館建設事業、インフラ事業の整備として岩間地内歩道設置概略設計事業、これは点滅のある一方通行のところですけども、この事業であります。矢作上野線新設改良事業などを平成30年度当初予算に計上したところであります。 買い物支援について、質問の途中でご指摘がありましたけれども、地元のそういう方のご厚意で、車を出していただいてという、そのお気持ちや、発想は確かにいいんですが、議員がご指摘のように事故があった時の補償が全く手当がされていないということですので、万が一事故があるという想定でいろいろな事業は想定しなければならないというように思っておりますので、それらも含めて、これは時間をあまり要すわけにはいかない問題ですので、トータルで今検討しているところでございます。 役場の組織の中で、組織横断的な検討会であったらいいなの検討を今進めております。 地域にあったらいいなということを、いろいろな角度で拾い上げて、その対策を今、考えているところでございます。 ある程度経ったら議会にもご報告できるのではないかと思っておりますけれども、ことの重要性は、十分認識しているつもりでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  今、せっかく町長から答弁をいただきましたので、この計画を進めるに当たって、ぜひとも状況を踏まえる中で、優先順位等をしっかりととらえ、早速にインター周りの整備は間もなく全線開通の時期がまいります。そういった中で、その時によその地域に立ち遅れなくて、町長がいつも実態を見ていて分かるとおり、今現在は当時の通常の想定してた通行量よりも非常に六郷インターで降りる方が多いということになっていますけども、今はたまたま六郷から以南が開通していないということもあろうかと思うんですね。そんな中で、ただ単に通過点ではないように、そのようなものをぜひとも考えていただきたいと、また、そこに雇用が生まれるようなものができれば、これまた大いに結構ではないかと思うわけですけども、ただし、町長が掲げている財政健全化の面からいけば、先ほど来、高尾議員もおっしゃったとおり、民活をすることが一番町のためにはいいのではないかと、なかなか難しいことなんでしょうけれども、そのへんについて、最善の努力をやる必要があるのではなかろうかと、このように思っております。 花井電線の跡地も、今いろいろ噂が飛んでいるんですけど、ああいったところもいろいろな角度から状況等も把握して、有効活用できるような形が取れれば、これまた大いに結構ではないかと思うわけですけど、ぜひともそんなことで、計画的にしっかりと進めていただきたいとお願いいたしまして、私の一般質問は終わらせていただきます。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第7番、笠井雄一君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 再開は5時15分といたします。     休憩 午後5時01分-----------------------------------     再開 午後5時15分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 続いて、第18番、宮崎博已さんの一般質問を許します。 第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  これより一般質問をさせていただきます。 最初に、観光客誘致を目的とした、市川三郷の新たなまちづくりについて、質問をさせていただきます。 ①宿泊施設の新規建設についてお伺いいたします。 本町の観光客数は、平成28年度みたまの湯約26万5千人、神明の花火大会約20万人をはじめ年間約50万人に上ります。これだけの方に来町していただいているにも関わらず、残念なことに多くの方々は日帰りで帰ります。以前にも宿泊施設の建設に対する質問をさせていただき、財政的な問題もありなかなか難しいと思いましたが、再度質問させていただきます。 特に、毎年楽しみにしている花火大会では、大会当日のお昼頃になると県外ナンバーの車が駐車場を探し町内を走り回っています。 暑さとの戦いで打ち上げ開始までの時間を過ごすのは大変だろうと思い、広い休憩場所や宿泊施設があれば、ゆっくりと観覧し楽しんでいただけるだろうと毎年思っています。わが家でも毎年の恒例のように、東京の友人夫妻と静岡の兄夫婦を招待して、花火大会の会場近くまで行って花火大会を観覧しています。しかし、帰りの渋滞は大変だと言っていました。 少し歳を重ねてくると日帰りでは厳しいのです。 市川三郷町の誇りでもあるこの大会を、県内外から足を運んで見に来てくれる方がゆっくり観覧し、翌日には町の名勝を巡り、地場産業や特産物にも興味を持ってもらえるようなPRも必要と考えますがいかがでしょうか。 また、宿泊施設の建設に対して町はどのような見解でいるのかお伺いいたします。 次に、既存施設の有効活用についてお伺いいたします。 2月12日から14日の3日間、大門碑林公園で行われたバレンタインデー企画の光とイルミネーション。ライトアップし浮かび上がった碑林公園は誇らしく見えました。最終日の14日はバレンタインデー当日ということもあり、いくつかの駐車場は満車となるなど大勢の方が楽しんでいました。 寒い中、駐車場を担当した男性職員、甘酒をふるまっていた女性職員、なんとか人を呼び込み町を盛り上げたいとの熱い思いが十分伝わってきました。いつも淋しい碑林公園に人が集まり賑わい、手づくり感満載の会場に温かさを感じました。 さて、碑林公園も一度見れば、なかなかリピーターとしてつなげていくのは難しい施設です。平成28年度の来館者数を見ても、碑林公園2,503人、歌舞伎文化公園2,855人、源氏の館5,950人です。しかし、今回のようなイベントを開催すれば人は集まります。 今後、これらの施設が有効に活用していく取り組みが、さらに必要と考えますが、町長のお考えお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  宮崎博巳議員の一般質問にお答えします。 観光客誘致を目的とした市川三郷町の新たなまちづくりについてありますが、1点目の宿泊施設の新規建設についてにつきましては、第2次総合計画作成時に、町内全ての地域からみたまの湯にぜひ宿泊施設を建設してほしいという大きな要望を受け、重点プロジェクトに掲げさせていただいております。また、この実現に向けて、町民の皆さまの声も考慮しながら町のグランドデザインともなる全体計画を予定しており、民間資金・民間活力の積極的な導入を獲得する中で、宿泊施設の建設も検討してまいります。さらには、宿泊の前日や翌日の過ごし方も提案し、1日でも多く滞在していただけるようにPRしてまいります。 2点目の、既存施設の有効活用につきましては、2月に大門碑林公園で開催いたしましたイベントに対し、評価をいただきありがとうございます。寒い冬場は、特に集客の難しい公園ですが、何か方法はないかと知恵を絞り、ライトアップ・イルミネーションを開催したところ、3日間で推計でございますが、600名ほどの方々に来園いただきました。大変ありがたいことであります。 今後も各施設ともさまざまな角度から可能性を探り、いろいろな仕掛けと手づくり感も大切に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ありがとうございます。 第2次総合計画の中で、重点課題として宿泊施設の建設を掲げていただいたということでありました。 平成27年12月に、私も宿泊施設の建設、また碑林公園とか、そういった既存施設の質問をさせていただいております。その時に町長が答弁として、宿泊施設がないということは町にとってとても残念、損失というか、残念に思っており、現在も具体化するところまでは話が進んでいないが、前進するように検討しているという話がありました。 さきほども、高尾議員の質問の中にも、民間企業の話がありましたが、その辺は具体的に話が進んでいるのかどうなのか、また27年12月定例会で言ったことの話の延長線なのかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  みたまの湯の宿泊と、それから六郷インターチェンジ周辺、この2つについては、かなり可能性があるというように判断できます。 あまり詳しくこの場面で話すことはできませんけど、かなりそういう取り組みをして、感触もかなり感じ取れるような報告を受けておりますし、かなりそういう意味では、新しいまちづくりの中で、民間活力ということを採用した、新たな取り組みが具体化できるのではないかというふうに考えております。 これからは、財政再建の中で限られた財源の中で、今は高校再編の関連することを最優先で待ったなしでやらなければならないということで進んでおりますが、ただ、ハード面とソフト面でも、福祉関係、教育関係も力をしっかり入れていきたいし、貧困の関係も、生活保護のことも議員からもご指摘をされたり、そのことも取り組まなければならない。そうしますと、民間活力という大きな力をいただいて、事業を推進するということは、本当に大命題であるというように思っています。 そのことで今、本当に取り組ませていただいているところでございます。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  何かとても期待ができるお話でありましたが、私も今回、町の財政的なことも考えると、とても大変かなと思いながら、民間の活力ということも提案させていただいたり、あとふるさと納税、今本当に自治体が抱える問題解決のために、ふるさと納税を活用し、ガバメントクラウドファンディングを実施している自治体が増えているということもあります。 例えば、広島県神石高原町、そこではこれ以上ワンコを殺処分させないというタイトルで、ふるさと納税で支援を呼びかけ、2億円の目標金額を設定し、現在までは1千万円以上の寄付金が集まっています。その終了日までは、あと150日を残しているという状況のようです。 また、静岡県掛川では、掛川の偉人、日本経済の礎を築いた山崎博士の生家を修復ということだったり、世田谷では90年以上を経て、みんなの玉電をよみがえらせたいということで実施している自治体が本当に多くあります。 本当に目標金額を設定するのもとても大変なことだと思いますが、そういったことも宿泊施設建設に共感した人から、寄付を募るというやり方もあるので、その辺も方法かなと思いながら、そのことも質問させていただこうと思いましたが、今、企業のほうで大きな局面を迎えているような状況だったので、いろいろなことが話せられない状況だという話しでしたが、宿泊施設建設だけではないですけど、そういった前も質問させていただきました。ガバメントクラウドファンディングなんかも考えていただければいいかなと思いますが、そのへんをお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町外の方々、県内ですけども、市川三郷町の印象としては、本当に人にやさしい町というイメージを持っていただいているようで、去年の広報いちかわみさとの7月号が、広報の町村の部で最優秀をいただきましたが、「ひいくんの歩く町」を中心に、記事に担当がしました。表紙もそうですけども、全体流れる、要するに者に対する思いというか、町民のみんなの温かさみたいのが伝わってくるという、町のイメージが、そういう人に対して優しい町というか、心づかいの細やかなところがあるやさしい町というイメージがあるんですね。 やはり、郷土愛というか、町民の皆さまが本当に市川三郷町はいい町だと、みんなで作り上げるという、そういうことも片方でしっかりないと、いろいろな事業を行政が中心になって推進しますというだけではうまくいかないんですね。 だから、町も、議会も、これは両輪です。もちろん職員もそうですし、町民の皆さま一体となって、本町の良さを、町民のお一人おひとりが郷土愛を持っていただいて、買い物関係もそうですよね、地域で育ててもらうような、そういう仕組みをうまく造り上げていけばいいなという思いがあるんです。 そういう中で、民間活力という話しも、実は根底にそういうものがしっかりないと、なかなか投資はしないものなんですね。投資をしていただける魅力づくりというのは、そういうところをしっかりやらないと、民間活力で何とかこうだというだけではいかないんですね。 だからそういうことをしながら、投資をしていただけるような町の姿にするというのが大事だと思っておりまして、それは議会と、議員の皆さまとの力を合せて、取り組んでいきたいと思っています。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  本当にそのとおりだと思います。町が魅力がなければ、企業はお金を出して資金は出さないと思いますので、本当に宿泊施設の建設も、町民も望んでいること、また行政も望んでいること、もう力強く一歩前進をするように進めていただきたいと思います。 次の、既存施設の有効活用についてですが、先ほども言いましたが、27年12月に観光振興について、質問もさせていただいて、その時に町長が中国の書道史で、拓本の取集の第一人者、伊藤滋先生を顧問として活性化に取り組んでいて、28年度から展覧会や拓本体験ツアーなどを計画しているというお話でしたが、その後どのような計画が実施されているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  伊藤滋先生に顧問になっていただきまして、昨年度というか、今年度は忍野村の絵手紙美術館と、タッグを組みまして、向こうの絵手紙を書かれるような方々が、非常に碑林公園の石碑と、それから伊藤先生の見識とお持ちになっている瓦当とか、いろいろな勉強する材料のものに非常に興味を持たれていまして、すでに数年前までは忍野の絵手紙美術館のほうで、伊藤先生の講座もあったようなんですけども、いろいろあった関係があってお休みをさせていただいていて、かなり伊藤先生のコアなファンもいらっしゃって、昨年こちらの碑林公園のほうで絵手紙の午前中勉強をしていただいて、午後からこちらへ来ていただくというツアーを実際にやらせていただきました。 非常に寒い時期だったのでどうかなと思ったんですが、バス1台分、25名くらいご参加いただきまして、遠くは高知からもご参加をいただきました。 非常に寒い時だったんですが、こちらでできる限りのおもてなしをお金をかけずにやらせていただきました。カイロを用意したり、毛布を用意させていただいたりということが、非常に感激していただきまして、その後、絵手紙をうちの町で作った手すきの和紙で絵手紙の年賀状を書いていただいて、こちらにお送りいただいたり、そういうような交流ができていまして、その後、実際にまた来ましたという方もいらっしゃいますので、その方は遠くの方ではないですけど、そういうことが昨年実現できまして、忍野の美術館も非常に手ごたえを感じてくれまして、平成30年度もぜひということを向こうのほうからもお声掛けいただいています。 伊藤滋先生のほうにもお願いをさせていただいて、あとはタイミングの合う時期をまたやらせていただければなと思っています。 伊藤先生のご都合が非常にお忙しいので、できれば2~3回お願いしたいというお話をしたところ、ちょっと笑ってごまかされてしまっていますので、何回とはお約束はできていないですが、できるだけそういうことが回数を増やしていけたらと思っています。 以上です。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  やはり素晴らしいですね、高知からいらっしゃったなんてね。本当にうれしく思います。 ただ、来るだけではなくて、やはりお金を落としてもらう仕組みづくりというのとも大事かと思いますけど、その辺はいかがお考えでしょうか。 ○議長(有泉希君)  企画課長、一瀬浩君。 ◎企画課長(一瀬浩君)  おっしゃるとおりでございまして、やはりその時も手すきの和紙の体験を、豊川さんだけではなく、和紙の組合の若い方々が、物を運んで、碑林公園で実際に体験をしてやっていただきました。そこで、町内の産物も展示をさせていただいて、実際に購入をされて帰りました。 これだけでなくて、最近は紙業界の方々も、ビックサイトで展示会をして、非常に中小企業の皆さんと、タッグを組んで、専門の方々が付いて、デザイナーと一緒にこの間もビックサイトで3日間やって、非常に大好評だったり、そういうことができてきていますので、また新しく、若い方々の協力を得ながら、新しい販売ができればなと思っていますし、先ほどふるさと納税の話も出まして、そちらのほうへもどんどん和紙関係のものを、今追加をしております。 当初70品目くらいでスタートしましたが、現在は125品目まで伸びてきております。もっともっと増やしていけるようにやっていきたいと思いますので、ぜひまたご理解をお願いしたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ありがとうございます。 イベントの開催について、前も質問させていただいて、野外コンサートとか、朗読会、この前寒い時期で600人ほどの参加者が見えたということだったので、ちょっと季節のいいころ、野外コンサート、ちょっと朗読会なども雰囲気があっていいんではないかなということで質問させていただきましたが、そういうイベント、さくらが咲くころはお花見であったりとか、そういうのもすごく人が集まるのではないかなというように思っています。フリーマーケットもそうですし、あと季節の草花、木とか、花とか植栽して、1年間通じて皆さんに来ていただけるようなことも考えていただければと思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。 ○議長(有泉希君)  商工観光課長、林茂一君。 ◎商工観光課長(林茂一君)  碑林公園でのライトアップなんですけど、私もバレンタイン企画ということで、来てくれる方は若い方がほとんどなのかなということで思っていました。 しかし、3日間行ってみますと、年配の方も非常に多くてびっくりしました。年配の方はどういう方かというと、カメラを持ったカメラマンでした。 やはり年間を通していろいろな写真を撮りたいということで、普段夜は碑林公園には入れないし、ライトアップというのもしていない、ましてや今回そういう企画で、たいまつも付けたということで、いい写真が撮れるのではないかということで、近くの方は3日間通っている方もいました。 ですので、こんなイベントをしたから、こんな年齢層だけかなということにはつながらないと思うので、いろいろな年間通してのお祭りがあるので、その中でできることを、いろいろと考えて、やっていきたいと思っています。 各四季の祭りなどにおいても、実行委員会を開きながらやっているんですけど、実行委員会のメンバーも役職の関係で代わってきたりとかして、また新しい意見も聞かれることもあるので、小さな意見も聞き落さずに、可能性を探りながら、いろいろと知恵を絞って取り組んでいきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ぜひお願いします。 私も13、14って、2日間通いました。ライトアップされている碑林公園を見ると心が躍るんですよね。何かとてもうれしく思いましたし、こうやってイベントを打てば人が集まるんだなということを思いながら、私も近所のご家族でみえられた人がいたので、あいさつしながら、本当にみんないきいきと嬉しそうな、プロジェクターで中学校に映し出された画像もとても素敵だったし、最後の花火もとてもよかったです。 またぜひ、いろいろなイベントを考えていただいて、年間を通してみんなが、碑林公園ばかりではないですけど、六郷の印章の資料館だったり、花火の資料館だったり、和紙の資料館も、先ほど言ったスタンプで連携を取って、全部のところを町内のいいところを回れるような、そういったことも考えていただければと思います。 次の質問に入らせていただきます。 ヘルプカードの配布について、お伺いいたします。 障がいがある人や義足・人工関節を使用している人、内部障害や難病を抱えた人など外部からは識別できない方が、日常生活の中で困ったことに直面した時や、災害時などに、周囲に支援を求めるためのヘルプカードを作成し、配布する動きが広がっています。 障がいがある人の中には、自分から困っていますとなかなか伝えられない人もいます。さらに、人とのコミュニケーションが苦手な人もいます。 ヘルプカードは、こうした方々が周囲の人に配慮や手助けをお願いしやすくするためのものです。 このヘルプカードの普及は東京都が最初で、その発端は白閉症の子を持つ母親からの相談だったそうです。 「私には自閉症の障がいがある子どもがいます。この子どもがやがて1人で社会参加できるようになった時に、災害や事故に遭遇したとき、周囲の人が支援の手を差し延べてくれるような東京都をつくってほしい」と、訴えました。 その母親の手には手づくりで作成したヘルプカードが、しっかりと握られ、そこには家族の連絡先や自閉症への支援方法などが詳細に書かれていたそうです。東京都はこの母親の訴えを受けて、平成24年10月にガイドラインを策定し普及促進に取り組んでいます。 市川三郷町においても、困っていることなど正確に伝えられない方のためにも、ヘルプカードの作成と配布が必要と考えますが町の見解をお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ヘルプカードの配布をについてでありますが、ヘルプカードとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方等で援助や配盧を必要としていることが外見上分かりにくい方に携帯していただき、周囲の人からの配盧、援助を得やすくするためのマークです。 現在、山梨県では、各福祉事務所の窓口で配布しております。また、県のホームページにおいてもダウンロードし、使用できるようになっております。 本町におきましても、窓口での配布と周知をさせていただくとともに、定期的に広報等により、お知らせしていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  今の答弁は、作成し、窓口で配布していただけるということでよろしいでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  窓口での配布と周知をさせていただくとともに、よろしいですね。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ありがとうございます。 本当にこのヘルプカードは、防災カードとも呼ばれていて、災害時には大きな役目を果たすと言われております。手助けが必要な人、手助けをする人を結びつけるカードでもあります。 ヘルプカードを周知して、また町民の皆さんに啓発されていかなければ、知らない、そのカードを提示されても手助けをすることを知らないままで過ぎてしまいます。 本当に配布と同時に、周知していくということがとても大事だと思いますが、その辺の今後の予定などあるようでしたら、今後の予定というか、周知を徹底していくということで、広報とかばかりではなくて、いろいろな場面で周知していただきたいと思いますが、その辺について、お伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、内藤勝君。 ◎福祉支援課長(内藤勝君)  議員さんがおっしゃるとおりです。 携帯していても、それが何であるかということが分からないといけません。ですから、必要な方に対しましても、また支援をいただく方に対しましても、周知していくということが大切だと思います。 広報等ということですが、それ以外に検診のときとか、人が集まるときとか、そういうときにチラシとかを配布していければ、周知にもなるかと思っています。 以上でございます。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ぜひよろしくお願いいたします。いろいろな場面で、ぜひ周知のほうを徹底していただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 最後の質問に入らせていただきます。 平塩5号線の活用方法に対する進捗状況についてお伺いいたします。 この平塩5号線は、私のウォーキングコースとしていつも利用しています。 人と行き会うこともないので閑散としていますが、静かで日当たりも良くとてもよい環境だと感じています。 平成27年6月定例会において、一瀬議員の平塩5号線を活用した住宅開発の質問に対して、町長は、「住宅地としての土地利用が望ましいと考えている。今後、地権者の意向調査や環境整備、財政的な負担など、あらゆる観点から有効な住宅施策を検討していく」と答弁しています。 その後、検討がなされ住宅施策としての活用方法がどこまで進んでいるのか現状をお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  平塩5号線の活用方法に対する進捗状況についてでありますが、先ほども答弁させていただきましたが、町全体を面的に計画するグランドデザインの作成を念頭に置いており、平塩五号線を活用した住宅施策の推進も含めて検討できればと考えております。でき得る限り民間資金・民間活力の積極的な導入を獲得する中で、該当地域の住宅開発も支援いたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ただいま、町長から町のグランドデザインを考慮しながら、住宅施策を民間の企業の力を借りながら進めていくという答弁でしたが、あそこの25年度でしたか、舗装がされたような、28年度だか、29年度に舗装されていると思うんですけど、大体そのグランドデザイン、住宅開発を進めていくというのは、大体どのくらいの構想を、今後計画を、目標というのはどこにもあると思うんですけど、大体このへんの年度を目標にして、進めていくとかにしないと、やはり薄れていくと思うんです。考え方とか、そういったこともそういった面で、目安として大体このくらいの年度をという実施計画があったら教えていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町の事業を一つひとつ事業実施5カ年計画という計画書に上げます。新規と継続があって、こういう厚い冊子数冊です。その中に、全部入れ込んで、5カ年計画に上げて、議論をし、採用、不採用を決めながらやっているんです。膨大な資料の中で、ですから町全体ですから、旧三珠から旧六郷まで、全域バランスよく、ある程度まちづくりができるようなそういうことを考えてやるんですね。 その事業実施5カ年計画の新規と継続だけでは、やはり足りないという思いがあるんです。これをしっかり町の姿をグランドデザインで描いて、どうするのかということがないと、やはりそれに基づいて事業実施、5カ年計画がその後出てくるものだと、最初のグランドデザイン、町の姿が、5年後、10年後、20年後、こうなるというものがないということで、やはりグランドデザインをしっかり作り上げるということが、遅きにした感がありますけれども、やはりこの時に必要ではないかと、そのことをしっかり入れて、その中へ今のような項目のこともきちんと入れ込んでいくという考え方であります。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  バランスよくまちづくりをしていくというお話だったと思います。 大切な財源を使っての道路、開発だったと思いますので、本当に民間企業も考えているというお話でしたので、積極的にまたそこも進めていただきたいと思います。 以上で、質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第8番、宮崎博已さんの一般質問を終わります。 続いて、第4番、佐野勝也君の一般質問を許します。 第4番、佐野勝也君。 ◆4番議員(佐野勝也君)  質問をする前に、私の質問する町ホームページ等の有料広告掲載について、資料を用いたほうが分かりやすいと考え、先月、議会事務局へ承諾を得て、事務局よりお手元に資料を配布していただきました。 よろしくお願いいたします。 第4番、佐野勝也。 町ホームページのポータル化が進んできており、インターネット利用者のシステム整備が飛躍的に充実し、常時接続が増加してきています。 最近、自主財源の確保のためホームページヘの有料バナー広告を導入する市町村があります。 行政広報の広告媒体としての価値は、非常に大きいと考えられます。有料広告には、コミュニティバス等への交通広告、ネーミングライツ、命名権などもあり、すでに導入している自治体もあります。 私は、スケールが大きい自治体(人口規模)が最大限の効果をあげることができるのかなと思いますが、本町ホームページヘの有料バナー広告掲載の導入を考えてはどうかと考え、以下の3点をお聞きします。 1.町ホームページヘのひと月あたりの訪問者数は。 2.有料広告についての現状は。 3.有料広告についての今後の取り組みは。 お願いします ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  佐野勝也議員の一般質問にお答えします。 町ホームページ等への有料広告掲載についての1点目、町ホームページヘの一月あたりの訪問者数についてでありますが、近年ホームページの閲覧数は増加傾向にあり、今年度は、1月末時点で91万6,209件となっており、年度末には100万件に達すると予測しております。 2点目、有料広告についての現状についてでありますが、本町での有料広告の実績は、平成26年8月、平成30年2月に民間企業と協働で発行した暮らしの便利帳があります。その他に、関係業者がスポンサーを募集して作製、配布した物としては、平成28年6月に配布した回覧板や、古くは暮らしに便利なみんなの電話帳、ゼンリン住宅地図などがあります。 3点目、有料広告についての今後の取り組みについてでありますが、町ホームページ、広報紙、コミュニティバス等への広告掲載について検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  佐野勝也君。 ◆4番議員(佐野勝也君)  ありがとうございます。 本当にホームページはすごい力だと思います。また、暮らしの便利帳、私もこれはホームページで、昨年の10月、公告を募集しているということで見まして、1月下旬に出るかなというところだったのですが、ちょうど今度は今月全戸配布ということで、私もホームページ、パソコン、スマホとかをSNSができる方は、そちらのほうをすごく見ると思うんです。今、90万件以上の閲覧者がいたということは、私もここのところ、職員さんも頑張って山日新聞などでも先月、いろいろなところで市川三郷町のホームページ、神明の花火から、アニメが、今ちょっとホームページを見ますと、それで観光の推進に役立つ雰囲気があるのかなと、そのようなことは考えているわけであります。 ですから、私もホームページの有料バナー広告に絞ってお伺いしたいと思うんですが、まずホームページですが、ホームページの管理とか、監修とか、指導とかは、どこの課が行っているのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  ホームページにつきましては、それぞれの担当の課で、更新する部分と、全体的な監修につきましては、総務課広聴広報係で行っております。 ○議長(有泉希君)  佐野勝也君。 ◆4番議員(佐野勝也君)  ありがとうございます。 やはり総務課で、私も総務課の広聴広報係ということでよろしいのでしょうか、新聞で見ましたら、今年は神明の花火も30回ということで歴史展とか、またFacebookで裏話などを発信するとかというような旨の記事と、あとはやはり宮崎議員が先ほども言いましたけど、私もすごく楽しみで見に行ったんですが、イルミネーションのライトアップ2月12日から14日というところとか、本当にホームページはみんなに伝える中で、大きい役割をしているんだなと思っております。 確かに、町長さんが言ったように、大勢の方が閲覧している。これはもっともっとアイデア、もっともっと気づきを考えれば、この町はもっともっとにぎやかになる。そして私も暮らしの便利帳なども見まして、町長のあいさつですね、今回の、今まではやすらぎづくり日本一で、第1次総合計画をやってきたんです。昨年から、今度は自然と歴史を生かした賑わいづくりなんですね。やすらぎづくりから今度は賑わいづくりになっただろうということで、私もホームページを見ていたのですが、こだわりなのか分かりませんが、総務課の監修が、そこには資料で言ったんですが、その画面、いつもやすらぎづくりから全然変わっていなくて、やすらぎづくりなんです。 市川のホームページを見ますと、そこらへんが各課長さん、大勢ここに課長がいるんですが、もうちょっと頑張ってくれたら、もっともっと良くなるんではないかなと思うんですね。 ということは、町のホームページを開いて見ますと、資料の一番上なんですが、例えば町長のあいさつをクリックしますと、平成22年から今年まで、ずっと出ているんですよ。町長のあいさつを見ますと、22年から28年まではやすらぎづくり日本一を必ず入れてある。今年度、29年度第2次総合計画が始まった時には、やはり変わっていました。さすがですね、賑わいづくりだよ、産業と歴史を、だけど今度は市川三郷はやすらぎからステップアップして、賑わいづくりなんだよ、それは職員さんもしっかり履行していると思うんです。 私も昨年の3月、ここの場所で産業の振興と、環境の推進について言いました。すぐにやってくれました。これはやはり歌舞伎文化公園でも、6月24日に成田屋ではありませんでしたが、中村屋だったんですが、県下初のシネマ歌舞伎、今回の2月12日から2月14日までの大門碑林公園のライトアップ。碑林公園は何回行っても、もうちょっと良くなればいいなと思っていたけども、あれを見たら、これは商工観光課長があいさつをして、手づくり感があって、やった時には、あのバレンタインデーの2月14日、あんなに階段が急なところを、あんな時間に駐車場がいっぱいになって、かなり盛り上がりましたね。 そしてまた、私は商工観光課長、うまく賑わいづくりをいっているのかなというようなところで、アンケートなんですよね。アンケートがまたフォローしている。ライトアップやファイヤーショーが9時前に終わったんですけど、アンケートを出して、そのアンケートの中にもみたまの湯に、10時半までやっていますよ、お立ち寄りください。その裏には、神明の花火の30歳の記念大会がありますよというようなところでみんな頑張っていると。だけども、ホームページがもっともっとうまくいけば、結局各他の行政情報というものがありまして、資料の2、同じところをクリックしますと、防災課だよ、企画課だよというようなところをクリックしていきましても、もうちょっとやれば、もっともっといいんではないかなというところが見えるんですよね。 1つのところをクリックしますと、1つのところに行けば、2009年8月から載せてある。ということは、もうちょっと8年も、9年も前のところは、ちょっと削除していってもいいのかなと、そういうところを考えながら、よりいいホームページにすれば、例えば市川三郷と同じ規模の自治体でも動画を取り入れたりとか、いろいろな例えば花火の動画を入れたら素晴らしいなというようなところを考えるんですが、そこのところのアイデアを生かしたらどうかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 総務課長、石原千秀君。 ◎総務課長(石原千秀君)  このホームページにつきましては、総務課広聴広報係が監修しているわけですが、実は担当もそれぞれのITリーダーというものがいたりして、担当の中でもそれぞれの課によって温度差があることも承知しております。なかなかその辺を古い情報をチェックしてもらうような仕組みも考えているところでありますが、なかなか見慣れたものについては、残念ながら気がづかないというところがありまして、最初のページでも、今ご指摘のとおり、やすらぎづくり日本一という表現がまだあるというところも含めて、さらに全課を挙げて取り組み、点検の仕方なども研究していきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  佐野勝也君。 ◆4番議員(佐野勝也君)  ありがとうございます。 全庁的に課長会議とかで、あなたのところの課ということはないけども、連絡を密にして、全庁的にこうすればもっとよくなる、こうすればもっと良くなると、みんながそうして、意識が高まってくると、本当に強いものになるんです。 ですからやはり、1人が100歩よりも、100人の1歩、100人の知恵をやれば、みんなが、この町が活性化して、住民サービスにつながると思うんです。 ですから、ぜひそこのところをもう一度ホームページを見て、より良い、誇れる、市川三郷町のホームページであるよう願いまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第4番、佐野勝也君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会します。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後6時11分...