中央市議会 > 2019-06-19 >
06月19日-02号

  • 隊友会(/)
ツイート シェア
  1. 中央市議会 2019-06-19
    06月19日-02号


    取得元: 中央市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-14
    令和 1年  6月 定例第2回)令和元年第2回中央市議会定例1.議事日程(第2号)                             令和元年6月19日                             午前10時00分開議                             於議場  日程第1 一般質問2.本日の会議に付した事件  議事日程に同じ3.出席議員は次のとおりである。(18名)       1番  中沢美恵     2番  新海一芳       3番  薬袋 正     4番  笹本 昇       5番  山本六男     6番  江間政雄       7番  田中 清     8番  斉藤雅浩       9番  金丸俊明    10番  木下貴      11番  田中輝美    12番  小池章治      13番  小池満男    14番  名執義高      15番  伊藤公夫    16番  井口 貢      17番  福田清美    18番  田中一臣4.欠席議員(なし)5.会議録署名議員       5番  山本六男     6番  江間政雄6.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(29名)   市長        田中久雄    副市長       望月 智   教育長       田中正清    会計管理者     相澤宏一   政策秘書課長    石田秀博    総務課長      桜木達也   危機管理課長    功刀裕章    管財課長      田中 実   財政課長      橘田 修    リニア交通政策課長 五味将元   庁舎整備室長    田中竜馬    政策推進監     蓮沼 隆   市民課長      北村公利    保険課長      内田孝則   環境課長      小沢 誠    税務課長      土橋利一郎   収納対策監     降矢嘉也    福祉課長      田中浩夫   高齢介護課長    泉 玄洋    子育て支援課長   中込 誉   健康推進課長    野沢文香    建設課長      薬袋正仁   都市計画課長    田島幸一    水道課長      河西利広   下水道課長     相川浩記    農政課長      有泉浩貴   商工観光課長    飯室隆人    教育総務課長    中楯孝博   生涯教育課長    田中俊浩7.職務のため議場に出席した者の職氏名(3名)   議会事務局長    今井 賢   議会書記      功刀亜紀子   議会書記      小沢和仁 △開会 午前9時59分----------------------------------- ○議長(福田清美)  本日は、お忙しいところご参集いただきまして、まことにご苦労さまです。 ただいまの出席議員は18名で、定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 報道機関等から写真撮影等の申し出が出ております。 これを許可することにご異議ありませんか。 (異議なしの声) 異議なしと認めます。 よって、議場内での撮影を許可することに決しました。 本日の会議は、お手元に配布してあります議事日程表により行います。----------------------------------- ○議長(福田清美)  日程第1 一般質問を行います。 さきに議長に対して通告のありました一般質問は、お手元に配布したとおりです。 質問においては、議長に通告した内容のみとし、質問の要旨の範囲を超えないようにしてください。 質問時間は再質問を含めて20分以内とします。 また、関連質問は1質問者に対し、1人1質問5分以内とし、2人まで認めますので、あらかじめご了承ください。 それでは、通告順に発言を許します。 金丸俊明議員の発言を許します。 金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  それでは、通告に基づきまして、質問をさせていただきます。 通学路(市道)の拡幅について、安全な通学路の確保について。 下成島東交差点から神明川にかかる成島橋までの約250メートル、通学路の拡幅の質問は今回で3回目となります。過去の答弁においては、「交通量の調査を行い、検討する。」「整備対象道路としての位置づけは現時点では難しいが、計画路線の整備状況等を勘案する中で検討したい。」との答弁をいただいております。本市での長期総合計画でも通学路や歩道といった安全性を重視すべき道路の改修は市民アンケートでも要望が多いことから、引き続き進めていく必要があるとしています。 また、平成26年度には総合的な道路整備の指針となる中央市幹線道路網整備計画の基本指針を策定し、平成27年度には基本計画が策定され、今後は社会情勢の変化などに対応するため、随時計画の見直しをしていく必要があるとしています。 人口減少が問題となっている現在、散歩中の保育園児の列に車が突っ込む、また、通学中の小学生の列に車が突っ込むなど、痛ましい交通事故のニュースをたびたび耳にします。これからの日本を背負っていくであろう尊い命が奪われております。 通学路は、各学校が児童・生徒の通学の安全の確保と教育的環境維持のために指定している道路であり、各自治体でもさまざまな努力をしております。この問題は非常に緊急性が高いと捉えています。本市においても多くの危険な通学路は存在をしています。見通しを立てて実行されるまでの対応策を考えていかなければならないと思います。 以下について伺います。 1、質問の通学路は、いつの時点で整備対象道路として位置づけるか伺います。 2、本市の通学路の改修は、これまでにどこの路線をどの程度改修されてきたか詳細な説明を求めます。 3、安全な通学路の確保についてどのように考えているか。また、今後の対応策について伺います。よろしくお願いします。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員の質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  それでは、答弁をさせていただきます。 安全な通学路の確保についてお答えします。 初めに、質問の通学路は、いつの時点で整備対象道路として位置づけるかについてお答えします。 この質問の道路につきましては、県道甲府中央右左口線、下成島東交差点から神明川にかかる成島橋までの幅員4.5メートルから4.9メートルの道路で、従来から道路改良工事は実施されていないため、議員ご指摘のとおり、道路拡幅整備を行うことにより、市道及び通学路の安全対策につながると思いますが、整備には多額な予算が必要になり、市単独工事としては財政面でも難しく、補助対象計画路線にすることが必要となります。 現在、この道路は中央市道路網整備計画等に位置づけされておりませんので、補助対象道路から除外されており、平成29年度に建設課が行った交通量の調査結果では、朝7時30分から夕方5時30分までの1日平均で、歩行者(小学生を含む)8人、二輪車(自転車・バイク)16台、乗用車(軽自動車含む)103台、大型車2台の交通量がありました。この結果からも現段階では整備対象道路としての位置づけは難しいと考えられますが、現在進めています幹線道路網整備計画に位置づけられた路線の整備状況等を勘案する中で、市全体の優先順位を決め、検討してまいりたいと考えております。 次に、本市の通学路の改修についてでありますが、通学路の合同点検において、危険箇所を調査し、安全対策の必要性を判断した上で実施しています。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  中楯教育総務課長。 ◎教育総務課長(中楯孝博)  私からは、安全な通学路の確保についてどのように考えているか、また、今後の対応策についてお答えいたします。 通学路の指定につきましては、小学校ごとに自宅から集合場所、集合場所から学校まで、児童の安全や体力等の負担を考え、学校とPTAの話し合いにより決められています。市内の小学校6校のそれぞれ通学路には狭い道、高いブロック塀がある道、交通量の多い道など、何らかの危険を含んだ道が存在しています。これらを全て避けて登下校することは困難なため、危険箇所や児童への負担の少ない道が通学路に指定されています。 また、危険箇所も含まれた通学路の危険を全て排除することはできないため、児童に対し、危険箇所の地図による注意喚起や、下校時に教師が同行し、危険箇所の指導を行うなどの取り組みや、教師、市交通安全指導員地域ボランティアの子ども見守り等による街頭指導も行っております。 また、毎年PTAから通学路についての要望により、道路標識の設置や道路白線のリペイント、樹木の枝払い等につきましては担当課に依頼して、対応できるものについては対応しております。 今後につきましても、こういった取り組みを引き続き行うことで児童の安全確保を図っていきたいと考えています。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  当局の答弁が終わりました。 金丸俊明議員の再質問を受けます。 金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  子どもの安全対策については、市のほうも本当に努力をしていただいていることは承知をしております。がしかし、今テレビの報道等を見ると、非常に子どもの交通事故あるいは高齢者の交通事故が本当に毎日のように報道されております。そんなことで引き続いてぜひ子どもの通学路の再確認という意味の中でも、もう一度深い調査をしていただいて対応していただきたい、こんなふうに思っております。 今回でこの通学路の質問が3回目となります。先ほど答弁でもありましたとおり、市のほうでもこの道路についていろいろ調査をしていただいていることに感謝をしております。朝7時半から5時半の車両台数も大まか百二、三十台は通るということで、私も朝の通勤の時間、7時37分から45分の8分間かかりましたが、神明川にかかる成島橋から下成島の交差点、この間を児童と一緒に朝通学、通勤じゃないけれども、歩きました。そのとき、この時間が8分間でしたが、この8分間に16台の車が通過をしていきました。そこで、私も歩いて感じたことですが、集団登校の手前で減速をしてくれる車両も約半数、そのままスピード出したまま通過する車が半分と、こんな印象を受けました。そして、車両が通る、それから集団登校で歩いている。この車両と集団登校する児童の間が大体1メートルくらいしかないんです。例えば通行する車両の方がちょっとしたハンドルのミスで登校する児童の中にこれはぶつかるなということも感じました。 非常に危険であるということの印象を持ったわけですが、この道路、非常に私の地区でも本当にもう30年も40年も前から要望をしてきている道路ではございます。道路を拡幅して歩道を設置をしていただくことによって、通学路としての安全確保、また水害対策、防犯対策にもつながると強く思っている道路でございます。この通学路を安全にするために、私も何回も要望、質問をしてきておりましたが、今回5年目になります。最初の質問から5年が経過をしましたが、非常に質問に沿った拡幅の回答はいまだに得られておりません。このことをぜひひとつ酌んでもらいたいなと思っております。 ただ子どもが通っているから道路を広げるということではなくて、道路の拡幅には幾つかの方法、手法があると私は思っております。先ほど答弁でもありましたが、幹線道路網整備計画あるいはリニアを見据えてのまちづくりの計画に取り込んでもらう。あるいは都市計画のマスタープラン、今年度また見直しをしていきます。この中でも社会経済環境や広域的な都市計画の変更、リニア中央新幹線整備新山梨環状線道路の延伸整備、非常に中央市を取り巻く環境というものは大きな変化が生じてきているときであろうかと、こんなふうに私は思っております。ぜひこれらと関連した中で結構でございますので、幹線道路網整備計画の中でこの路線をぜひ拡幅していただきたい、こんなふうに強く願っております。 そこで質問します。道路整備計画では、社会情勢の変化などに対応するため、随時計画の見直しをするとされております。暮らしやすい交通環境の整備などを含めた交通形態の変化などについて市ではどのように捉えているか伺います。 ○議長(福田清美)  田島都市計画課長。 ◎都市計画課長(田島幸一)  再質問にお答えをいたします。 ご質問の道路整備計画の中においてということで、特に現在ある中央市の幹線道路網整備計画、質問にもありましたけれども、そちらにつきましては市の骨格となる地域間を結ぶ重要な道路整備を計画するものでございます。幅員については現状以上、また、例えば16メートル幅員というような幹線の道路を計画する、そういったものでございます。これには一般の生活道路というものに関しては触れてはおりません。 そして、交通形態の変化をどのように捉えているかというご質問になりますが、これについてはこの地域ですとか、その道路が慢性的な交通渋滞が発生して、日常生活においても支障が出てしまっているですとか、自動車交通量が非常に多く、歩行者にとっても非常に危険であるというような状況、また、バスなどの公共交通の路線にしていくというような交通状況に変わってくるような場合に、この幹線道路網整備計画のほうへ計画し、また整備をしていくものであるというふうに捉えております。 以上です。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  ありがとうございます。 私は、生活道路とか云々とかということでなくて、この道路が児童が通学するのに非常に危険だと。もう30年も40年も前から危険だということの単純な考えの中で質問をさせていただいております。 次の質問をさせていただきます。 歩行者の安全対策について山梨県のマニュアルがあります。この中では危険箇所の歩道にはガードレールなどの防護柵を設置する規定があります。それ以外の歩道にはその規定はなく、対策が進んでいないのが実情であるとされております。今、歩行者の安全対策が大きな課題となっております。県でも進まぬ歩行者の安全対策としておりますが、土木工事設計マニュアルというものがあるんですが、この中でも歩行者が巻き込まれる事故の危険性が高い場所には防護柵等の設置を明記をされております。 そこでお聞きします。県の進まぬ歩行者の安全対策に対して、本市では歩行者の安全対策をどのようにこれから進めていくのか伺います。 ○議長(福田清美)  薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  ただいまの再質問にお答えします。 地域住民の日常生活に利用される生活道路におきましては、交通の安全を確保することは重要な課題であります。安全で安心な社会の実現を図るためには、自動車と比較して弱い立場にある歩行者の安全を確保することが必要不可欠であります。特に高齢者や子どもにとっては身近な道路の安全性を高めることが一層求められています。 このような情勢等を踏まえまして、人優先の考えから、通学路、生活道路、市街地の幹線道路において、歩道の整備等による歩行者空間の確保を一層積極的に進めるなど、歩行者の安全確保、グリーンベルト及び歩行者と車道を遮る防護柵等の設置の推進のほうをしていきたいと考えてます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  今の答弁がありました防護柵等、ぜひそういうものをどんどん設置をして、安全対策を進めてもらいたいなと、こんなふうに思います。 そこで、今私、ちょっと通学路の安全対策について要望というか提案をさせていただきます。各報道などを見ますと、悲惨な事故が全国本当に発生をしております。通学の安全対策、これはどこの自治体でも必要だという議論はされております。国から県へおりて、自治体へおりてくるという仕組みではありますが、各自治体でもその対応をしていると思っております。悲惨な事故が発生する前に、中央市としても打つ手はあるんではないかなと思っております。 この道路の拡幅については、本市においても交通量、利用者数などを踏まえて検討するなどの答弁もいただいておりますが、昨今園児の列に車、通学中の列に車、高齢者の交通事故、これは本当に毎日のように耳にしております。 また、道路の拡幅には費用も多額にかかります。時間も必要となります。これはあくまでも私の要望でございます。道路の拡幅はもちろんでありますが、見通しがつくまでは次のことを検討していただくことはできないか伺います。車は朝の通勤時遠回りができます。しかし、通学する児童は遠回りはできません。そこで、これは大変厳しい質問かもしれませんが、この通学の時間帯のみ通行止めにできないか関係機関と協議していただけるでしょうか、伺います。 ○議長(福田清美)  功刀危機管理課長
    危機管理課長(功刀裕章)  それでは、金丸議員の再質問にお答えしたいと思います。 通勤する車両は遠回りができるということで、また通学する児童は遠回りができないということで、通学時間帯のみを車両の通行止めにできないかというご質問だと思いますけれども、これにつきましては、この交通規制はスクールゾーンに該当すると思われますので、また南甲府警察署と関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  ありがとうございます。ぜひ協議をしてみてください。可能性は出てくるかもしれません。よろしくお願いします。 次の質問をさせていただきます。 先ほどもグリーンベルトとか防護柵、答弁いただきました。児童が歩くグリーン帯の横に境界壁、境界のブロック、ちょっと想像してみてください。わずか250メートルの間ですが、ポールあるいはガードレール、防護柵、こういった安全対策はできないか、できるか答弁お願いいたします。 ○議長(福田清美)  薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  ただいまの再質問にお答えします。 ご質問の道路につきましては、通学路でもあり、車道と歩道を防護柵等を設置して分離することで歩行者の安全確保できるとは思いますけれども、全幅員が4.5メートルから4.9メートルしかなく、車両の通行も考慮する中で、今後関係課と協議のほうをしまして、協議する中で検討のほうをしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(福田清美)  よろしいですか。 金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  ぜひひとつ検討して…… ○議長(福田清美)  ちょっとお待ちください。市長のほうでちょっと答弁していただきますので。 ◎市長(田中久雄)  少し私のほうで補足の説明をさせていただきたいと思います。 まず、ご質問のありましたスクールゾーン、それと道路への分離帯ですよね。要はフェンスとかガードレールとかでということになりますと、これはスクールゾーンということになりますと、そこに住んでいる住民の皆さんにも影響が出てきます。今実際に田富小学校の東側で一部スクールゾーンが設定をされているところがございますけれども、そこについてはもう地域の住民の皆さんの許可をとって通行している。だから、朝の通学時間帯とか、その時間帯については用事のある車も入れない。そういう大変地域住民の皆さんにもいろいろ支障が出てまいりますので、あるいは通行止めということになりますと、なおのことそういうことも出てまいりますので、これは大きい範囲でやるというのは非常に難しいことだというふうに思います。 それと、もう一つは、分離をするということになってくると、例えば今4メートル級、最大幅員で4メートル90という道路ですので、そこに1メートルの例えば分離帯をつけると、あと4メートル未満だと、これはすり合うことができない、車が。今度はそういうやっぱり障害というものも出てきますし、それで果たして、確かに子どもの通学路ということですので、最優先ということを考えますと、そういう方法もいいのかなと思いますけれども、生活道路という面から考えてくると、そういう面での支障というのは出てくるのかなと。これは本当に慎重に協議を重ねていくというか、検討していかないと、一概に出ます、出ませんという話ではないというふうに思ってます。 また、今も担当課長それぞれ答弁をしておりますので、そこら辺も踏まえた中で、またしっかり市としてどういうふうにしていくか検討してまいりたいと思います。 ○議長(福田清美)  よろしいですか。 金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  ありがとうございます。ぜひそこをわずか10分、15分の間に通行止めにするのか云々、拡幅するのか云々という問題が出てきます。ぜひひとつもう一度本市のほうでも検討していただいて、回答をいただきたいなと、こんなふうに思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。 次の質問をさせていただきます。 何度も話をしますが、交通事故、子どもの交通事故、高齢者の交通事故、毎日報道されております。本当に痛ましい交通事故が発生をしております。歩行者は普通に歩く、信号待ちをする、横断歩道を渡ると。これは日常の普通の行為でありますが、いずれも歩行者にしてみると本当に防ぎようのない事故が発生をされております。通学路は各学校が児童生徒の通学の安全の確保と教育的環境維持のために指定している道路とされています。また、学校においては、児童生徒等の保健、安全等に関する事項について計画を立てて、これを実施しなければならないと規定をされておりますが、質問します。学校の通学の安全等に関する事項についての計画と実施内容について伺います。 ○議長(福田清美)  中楯教育総務課長。 ◎教育総務課長(中楯孝博)  ただいまの再質問にお答えさせていただきたいと思います。 小学校6校それぞれ通学路についての計画は作成してございます。それと、安全対策につきましては、さまざまな危険箇所等があるわけですが、先ほど答弁させていただいたとおり、人的配置や先生たち、地域の方々にご協力いただいて、安全な子どもの通行に協力をいただいているというふうなことであります。 以上です。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  ありがとうございます。ぜひ引き続きよろしくお願いをしたいなと、こんなふうに強く思います。 最後の質問をいたします。 今回この通学路、安全な道路にするために私は何度も要望、質問をさせてきていただいておりますが、いまだにその質問に沿った回答はまだ得られておりませんと今も思っております。最後、この道路の拡幅の見通しについて、市長からもう一度答弁をいただきたいなと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(福田清美)  田中市長。 ◎市長(田中久雄)  それでは、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 先ほども建設課長からも答弁がございましたように、今の時点ですと補助対象にもならないというような格好になりますので、拡幅は少し困難かなというふうに思っておりますけれども、ただ、今後先ほどもご質問の中にも出てまいりましたように、リニア関連あるいはこれからの都市計画づくりまちづくりというような観点の中で、その道路がどういうふうに位置づけられていくか。これはただ単に1カ所、その道路だけという見方ではございませんけれども、市全体としてどこをどういうふうに最優先で整備をしていくかということをまた今後検討しながら、対象になるようであればしてまいりたい、そんなふうに思っております。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員。 ◆9番(金丸俊明)  ありがとうございます。 最後になります。ぜひ道路網整備計画あるいは都市計画のマスタープラン、それからリニアに絡んだアクセス道路と、それから、中央市の中心部を通るあの成島線から河東へ抜ける道、これらの計画もひとつ踏まえた中で道路の拡幅の位置づけをお願いをしたいなと、こんなふうに思います。 道路整備あるいは交通安全教育の浸透が指摘をされております。近年本当に理不尽に命を奪われる交通事故が毎日のように発生をしております。安全な通学路の確保に向けた対策の整備は急務だと私は思っております。交通弱者を守るためにあらゆる手だてが必要になってきております。安全な通学路の確保に向けたさらなる対策をお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(福田清美)  金丸俊明議員の質問が終わりました。 関連質問を受けます。 関連質問はありますか。 名執義高議員。 ◆14番(名執義高)  金丸議員の関連質問をさせていただきます。 昨年の大阪で地震があって、ブロック塀が倒れて通学中の女児が亡くなったということで、大変大きな問題になって、いろいろ通学路の安全対策あるいはブロック塀の問題なんかも動き出しましたけれども、ああいった大きなことが起こらないと世の中は動かない。通行量の問題、人の多い、少ない関係なく、やはり一人ひとりの命を守るということがこの中央市にとって大切な政策、それが田中市長が挙げているそういう政策だというふうに私も認識しています。 そういった中で、きょうも私も地元のことは地元でよくわかる人たちにいろんなお話を聞きます。地元で起こった1つの例を引いて、中央市全体の政策にぜひつなげていただきたいという観点から関連質問させていただきますが、私たちの地域もリバーサイド地域で、商業施設があると。その真ん中を通学路として通う子どもたちが多くいました。アピタ、オギノと商業施設があって、そこを東西に横切る道路、そこを通学路として渡るときに、昔から田富町時代から信号機が欲しいと言ったけれども、なかなか信号機がつかなかった。アピタが出たおかげでずっとガードマンさんがついてくれた。子どもの通学の時間帯にガードマンさんがそこに優先的に誘導してくれた。アピタさんが撤退したら大変なことになった。いろんな学校関係者が動いてあそこに信号がつきました。これは非常にありがいたいことであり、すばらしいことだと思ってますし、そして、その地域の子ども見守りの方たちが常時そこの信号機について誘導しています。大変すばらしい活動だと思います。 しかし、ついた信号をやはり飛ばしてくる車が多いです。きょうもその話をしましたら、地元の自治会長さんが、いや、スマホをしながら飛んでくる車がいて危なくてしようがないよと、そういう話もしていました。地域の声をやはり生かして、きちっと安全対策につなげていくということが肝要だというふうには思っています。 そういった中で、環状道路付近にカーブがちょうど道路が流通センターなんかに抜けるところがあるわけですね。そこは正規の横断歩道ではない。そういった横断歩道でないところを渡るところがあります。比較的そこは時間帯を車が抜けるところなんですね。そこをやっぱり地元の人たちが今まで色を塗って横断歩道にしていた地域がありますけれども、そういったことは法律的にやってはいけないという問題が出たという経緯があります。各地域にも同じようなところがあると思うんです。子どもの通学路のためにわざわざ地元の人たちが横断歩道として描いて、わざわざ「トマレ」という字を片仮名で書くとか、そういった問題があります。そういった整備全体を考えて、地元の人が取り組もうとしている安全対策と、実際に法律規制の中でそれをこういうことでないと認められないという道路、公安、そういう安全対策の問題があると思うんですが、そういった点をチェックをして、きちっと危機管理をしているのか。そこが正規の横断歩道としてきちっと描けるのか、そういった問題について教育関係者や危機管理担当はどのようにお考えをして、中央市全体の安全対策をしているのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(福田清美)  功刀危機管理課長。 ◎危機管理課長(功刀裕章)  名執議員の関連質問にお答えしたいと思います。 横断歩道等設置ということでありますが、要望書をいただいて、要望のとおりなるか、ならないかわからないんですけれども、道路交通法上の規制による一時停止とか横断歩道につきましては、南甲府警察署のほうに上申をして、県の規制課のほうに対応してもらっているような形になりますので、今後そういったところも警察署のほうと協議をしながら、横断歩道を設置していただけるかということを協議してまいりたいと思います。 ○議長(福田清美)  ほかに関連質問ありませんか。 (なし) ないようですので、以上で金丸俊明議員の質問と関連質問を終わります。 新海一芳議員の発言を許します。 新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  質問を始める前に、昨日の新潟北部の地震で被害に見舞われた方、また、ここのところ高齢者による交通事故で被害に見舞われた方、また、川崎の殺傷事件等で被害に見舞われた方に心よりお見舞い申し上げます。 それでは、2番議員、新海一芳、質問させていただきます。 質問1、リバーサイド地区の遊歩道(通学路)の整備について。 遊歩道の老朽化に伴う整備。 リバーサイド第3自治の遊歩道は桜の根による路面の起伏が激しく、大人でも通行が危険な状態が続いております。夜間など起伏もわかりづらく、つまずき、けがをされた方もいると聞いております。また、小学校の通学路になっており、事故や防犯の観点からもいち早い改修が住民より求められております。市の対応をお聞かせください。 また、ここ2年間、中央市と協議させていただいておりますリバーサイド第1、第2の自治のペティの遊歩道から南側の水辺の楽校までの区間も一貫した遊歩道として整備していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 質問2、放課後児童クラブの実態と今後の運営のあり方について。 現在の放課後児童クラブの実態と今後の取り組みについて。 リバーサイドにある放課後児童クラブ「またあした」では、市の発達障害支援コーディネーターを招き、利用児童のさまざまな課題について、当該保育者と学校と児童クラブ担当者が課題解決に向けた実践的な取り組みを行っており、地域一体となって三者の連携を図っています。この先駆的な取り組みについての評価と、他の児童クラブの実態を踏まえた上での今後の市としての取り組み方針をお聞かせください。 2、学校の支援学級に通う子どもの放課後支援について。 昨今、発達障がい児の教育が取り沙汰されておりますが、リバーサイドの放課後児童クラブでは積極的に進められており、利用実績も高いと聞いております。 そこで、各児童クラブの支援学級に通っている児童の利用実態はどのようになっているか。また、こうした児童の利用に際して、対応する市の職員の負担は通常より大きいと考えられますが、このような状況に市は特別な措置を講じているか、もしくは今後対策を考えているかをお聞かせください。 3、利用人数の増減の把握と今後の対策。 世間では働き方改革、男女共同参画などから共働き家庭が多く、それにつれ、放課後児童クラブの利用者も増加傾向にあると思われますが、中央市の実態をお聞かせください。 また、長期休みの利用希望も多いと聞きますが、こうしたときに特別な措置を講じているか、もしくは今後対策を考えているかお聞かせください。 質問3、給食センターの新築に伴う稼働について。 1、地産地消の食材を考えた献立について。 中央市全域の小中学校を対象とする給食センターが8月29日より稼働しますが、この給食を地産地消をベースとする顔の見える生産者による安心・安全な食材を使用することにより、子どもの食育への関心を深め、健全なからだづくりを推進することを望みますが、いかがでしょうか。 2、配送経路について。 各学校への配送は多くの台数のトラックが行き交うことになるかと思いますが、センター周辺のエリアは住宅街で、子どもや高齢者が多く、その配送経路の安全確保が重要視されます。その点はいかがでしょうか。 以上、3つの質問です。よろしくお願いいたします。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員の質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  リバーサイド地区の遊歩道(通学路)の整備についてお答えします。 ペティ遊歩道沿いには桜の木が短い間隔で植栽されており、年々大きくなる桜の根の影響により、遊歩道に段差が生じ、通行、通学及び下水道管等にも支障があることから、平成29年度に市では桜の木の間伐を行いましたが、根本的な解決には至ってない状況です。 こうした中、昨年度公共下水道事業区域に編入されましたので、今後は下水道管移設事業の進捗状況を見ながら、自治とも十分に協議を行い、その中で支障となる桜の木の伐採を行い、遊歩道の整備を図っていくことを目標に検討してまいりたいと考えています。 また、緊急な遊歩道の修繕につきましては、市が対応してまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  それでは、私からは、放課後児童クラブの実態と今後の運営のあり方についてお答えをいたします。 初めに、現在の放課後児童クラブの実態と今後の取り組みについてお答えいたします。 放課後児童クラブは女性の社会進出や核家族化の進行など、留守家庭児童を取り巻く生活環境の変化に対処するため、児童に健全な遊び場を与えるとともに、適切な指導を行い、あわせて体力の増進等健康育成を図ることを目的に実施されているところであります。 中央市立の放課後児童クラブ数は7つで、7館中6館が児童館で実施され、残りの1館は保健センターで実施をされております。また、民間で実施をされております放課後児童クラブが1館あります。中央市立の放課後児童クラブの利用者数は年々増加しており、平成30年度は平成25年度の約1.85倍の延べ8万815人の利用者がありました。 今後の市としての取り組みについてでありますが、放課後児童クラブを運営するためには、放課後児童支援員や学校、保護者との情報共有、連携などは重要であり、中央市立の放課後児童クラブにおいても実践をしているところでございます。今後もこれらのことについて充実を図るとともに、放課後児童健全育成事業運営委員で検討をしてまいりたいと考えております。 次に、各学校の支援学級に通う子どもの放課後支援についてでありますが、令和元年5月1日現在で14人の支援学級に通う児童が放課後児童クラブを利用しております。内訳につきましては、中央市立の放課後児童クラブの利用が9人、民間の放課後児童クラブの利用が5人となっております。こうした児童を預かるクラブに対する財政的な支援等はしておりませんが、中央市立の放課後児童クラブにおきましては、なるべく複数人の支援員でこうした児童を見守っている状況にあります。今後も複数人で見守っていく措置を講じることや、放課後等デイサービスの利用などについても、児童や保護者などと相談をする中で対応をしてまいりたいと考えております。 次に、利用人数の増減の把握と今後の対策についてでありますが、先ほど述べたとおり、利用者数は年々増加しているところでございます。中央市立の放課後児童クラブの平成30年度の延べ利用者数は8万815人、平成29年度の延べ利用者数は7万4,590人、平成28年度の延べ利用者数は6万7,451人となっております。夏休みなどの長期休暇の利用者につきましては、中央市立の放課後児童クラブでは長期休暇以外の利用と比べて少ない状況にはなりますが、利用時間が午前8時から午後6時30分までと長丁場となるため、支援員を2交代制で実施をしておるところでございます。 今後の対策につきましてですが、放課後児童健全育成事業の運営や諸問題は放課後児童健全育成事業運営委員で協議することとなっておりますので、その中で検討し、児童に健全な遊び場を与えるとともに、適切な指導を行い、あわせて体力の増進と健全育成を図ってまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  それでは、私からは、給食センターの新築に伴う稼働についてお答えをさせていただきます。 初めに、地産地消の食材を考えた献立についてでありますが、給食食材の地産地消については現在も取り組みは行われております。国及び県の目標において地産地消といいますのは、同一県内産の食材を利用することと定義をされております。国のその目標値は利用率30%とされております。昨年度の市内の給食施設における地産地消率は約20%であります。また、中央市産の食材につきましては、現在は主食の米は中央市産の「ヒノヒカリ」、また、道の駅とよとみ、た・からなどから旬の野菜や豚肉などをそれぞれの調理場で食材として利用しております。 ご質問の給食センターでの顔の見える生産者による安全・安心な食材の使用については、約2,700食の量的な問題があり、道の駅とよとみ、た・からなどからは食材調達は可能と考えております。生産者からの直接の調達につきましては、供給量の問題で同じ食材を複数の生産者から調達すると、問題が生じた場合の原因の追及が特定できなくなるおそれがあるため、現段階においては考えておりません。 次に、配送経路についてでありますが、給食センターについては、朝7時半ごろから食材の搬入が行われ、9時30分ごろから各学校へ食器の配送を行い、でき上がった給食の配送は11時ごろから12時くらいまでに配送を終了し、13時以降に食器の回収を行う計画となっております。 給食センターからの配送経路は、給食センターから専用道路で西側の外周道路へ出て、南へ進み、昭和バイパスの市民体育館入り口交差点を経由して、各学校に配送する計画となっており、リバーサイド地区の住宅区域への通行は計画しておりません。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  当局の答弁が終わりました。 新海一芳議員の再質問を受けます。 新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  1番目のリバーサイド地区の遊歩道(通学路)の整備についてのことなんですけれども、こちらが私どもが平成26年、リバーサイド第3自治として整備をしてくれということを26年からずっと5年間出してきました。その中で、先ほどもお答えいただいたように、桜の木は切っていただきまして、それは本当に市のほうに感謝しております。 ただし、リバーサイド第3の地区につきましては、うっそうとした低木等がたくさんありまして、けがをするとか、そういった観点だけではなくて、こちらはPTAのほうからやっぱり要望書ということで、自治とPTAから2つで出しているのが5年間出しているかと思います。そちらのほうはどちらかといいますと、北小の遊歩道のところにつきましては、毎年毎年変質者が出たとか、私、自治会長5年やっておる中で、毎年のようにそういった話を聞いております。メールが来たりとか、教育委員の教育長のほうに連絡したりとか、危機管理課のほうに連絡したり、南小のほうに連絡したということがあります。そこら辺も含めまして、下の整備だけではなくて、やっぱり低木等を整理してもらえるとかという要望があったら、そこは切っていただけるという解釈でよろしいんでしょうか。まずそこ第1です。よろしくお願いします。 ○議長(福田清美)  薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  ただいまの再質問にお答えします。 市では毎年リバーサイド地内の通学路の除草、街路樹、ペティ内の植樹の維持管理業務のほうを行っています。その中で通学路沿いにある大きくなったために見通しがきかなくなったとか、そういうふうな樹木の伐採、間伐等につきましては、これまた自治の要望によりまして、業務委託の中で対応のほうをしていくように考えてます。 以上です。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 もう1点、やっぱり先ほど建設課長の薬袋さんのほうから言われたように、緊急を要するものについてはすぐに対応してくれると。実は先日もちょっと雨が多く降ったときに、1年生のお母さんが付き添いで歩いてきまして、私、あそこの通学路で25年見守りやってますんで、そのときに言われた言葉が、ちょっとした雨ですよ。遊歩道の路面が湖のようだと。そういうような形で、この辺は私も写真等を撮って、課長やいろいろな方にお見せしたりしているのが現状です。そういった現状もありまして、ぜひでこぼこを、先ほどの答弁の中で、下水道を移設したときに、そちらをやっていただけるというようなお答えいただきましたんで、そちらでまたお金がかかると思いますんで、お金はかけなくてもいいですけれども、せめて水たまりが湖のようになってしまったら、ちょっと困るんで、なぜ困るかというと、そこから車道に出てしまうんですよ、子どもたちが。濡れるのが嫌だから。そういった状況を私、何度も何度も危ないのを見ているんで、流通センターとリバーサイドのあそこは通勤の時間には相当の速度で車飛ばしています。低木から子どもが出たら、それはもう即死状態になるというようなことを言ってますんで、家側を歩け、家側を歩けと常に言っているんですけれども、そこら辺のところはそういった現状もつい最近ありましたんで、早急に対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(福田清美)  薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  また現場のほうを確認のほうをさせていただきまして、対応のほうをしていくようにしたいと思います。 ○議長(福田清美)  よろしいですか。 新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  次に、ここ2年間なんですけれども、リバーサイド第1、第2、第3の自治会長と、今副市長もいらっしゃるんで、副市長も一緒になって協議していただいた件でございますが、1、2のペティのところから、先ほど名執議員も言いましたけれども、アピタ、オギノはちょっと通るんですけれども、またリバー第3から水辺の楽校まで、こちらまでを遊歩道として整備していただけないかと。協議をしていただけないかと。そこら辺のところ2年間やってきたと思うんですけれども、これは早急にはいかないとは思うんですけれども、リバー第1、第2のほうは桜並木のほうをどのように対応したらいいか今苦慮している状態です。そこら辺のところも含めて、住民のほうの意向がまとまったら、それはそういう構想を持っていただけるのかどうかお答えいただければありがたいと思います。 ○議長(福田清美)  望月副市長。 ◎副市長(望月智)  すみません、じゃ、ご指名をいただきましたので、私のほうから。 今の件につきましては、私が政策秘書課長時代から市の関係課と調整をしながら、また今、第1、第2、第3自治会長さんと協議をしながら進めてきております。最終結果といたしましては、まだ方向性が見えておりません。以前にもちょっとお話ししましたように、本市に景観計画、こちらのほうがございます。その中に当然リバーサイドのペティの桜、そちらのほうも景観計画の中の1つとして位置づけられております。こちらのほうの景観計画につきましては、行政、市民、そちらが協働の中でそういったふうな計画を進めていくというふうな形になっておりますんで、今後そういったふうな桜にかわるべきどういったふうなものが植栽できて、市民の方に維持管理のほうが市と行政と一緒になってできていけるのか、その辺も含めまして継続的な審議として、また検討はしていきたいというふうに考えております。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員に、質問する前に申し上げておきます。 答弁のご指名は、他の議員もそうですけれども、できませんので。 ◆2番(新海一芳)  指名してないです。 ○議長(福田清美)  はい、わかりました。 じゃ、質問を続けてください。 新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございました、副市長。 今言ったいろいろな遊歩道の改善ということで言ってまいりましたけれども、リバーサイドだけで4,000人近く住んでおります。私のほうの考えでありますが、住民サービスというのは住民の人数に応じて、ある程度そこを対応していただけるというのが本来の平等性だと思っております。いろいろなインフラ等の問題等は別件としても、困っていることが多いということがやっぱりそれだけ多くの方が困っているということが実際のところだと私は思っておりますんで、そこら辺も含めてぜひ今後ともよろしくそちらのほうはお願いします。 それでは、よろしいですか、このまま。質問2のほうの放課後児童クラブのほうにいきたいと思います。 1番の放課後児童クラブの実態と今後の運営のあり方ということで質問させていただきました。「またあした」のようにやっているようなところとか、そういったところというのは具体的にはどのぐらい市であるのか教えていただけますでしょうか。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  それでは、再質問のほうにお答えさせていただきたいと思います。 支援学級に通う子どもの話でよろしいんでしょうか。支援学級に通う子ども等におきましては、14名おるわけでございますが、9名の方が市のほう、それから、民間の施設には5名ということで、そういった児童につきましては複数人で対応しているという部分にありまして、玉穂の北児童館とか、玉穂の西部児童館、若干ばらけていますが、そういったところでも一、二名の児童を預かっているような状況でございますので、そういった中で対応を複数人で見守っている状況でございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  その場合には、資格を持った指導員の方が必ずいるということで解釈してよろしいんでしょうか。1人は何かいないとだめですよね。あと1人は助手的な存在でもいいらしいですけれども、というふうに解釈してよろしいでしょうか。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えいたします。 放課後児童クラブの運営につきましては、指導員、支援員と言いますけれども、2名以上でつくということになっております。支援員の方は幾つかの研修等を踏まえて支援員になっていますけれども、2人中1人につきましては補助員という形の中でできるということにもされておりますので、2名以上ということの中で運営をしているところでございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございます。 それでは、2番目のほうの学校の支援学級に通う子どもたちの放課後の支援についてということで、発達障がい児等の、先ほども言われましたけれども、そういった取り沙汰されている中で、そういった支援員の方の給与とか、先日もちょっとNHKでやっていたんですけれども、40幾歳の男性の方で年収200万円ぐらいしかないというような状況だということで、時間も朝から本当に夕方7時ぐらいまでやっていてその金額だということなんですが、中央市のほうではそういった給与体系というのはどのようになっているかわかる範囲で結構ですから、教えてください。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  それでは、再質問にお答えさせていただきたいと思います。 本市の放課後児童クラブの支援員の給与になりますけれども、時給ということで、平日は4時間程度になりますので、時給という形になりますが、ちょっと調べたところ、本市は他の近隣の市町と比べると若干安いようなところでございます。低いといっても大きく差が開いているものではございませんで、若干下回っているようなところがございます。この給与の面につきましては、全国的に今低いという部分もあることでございますので、また近隣の市町の状況、また時給を変更になるということになれば、これは財政的な部分もかかわってくることになりますので、また財政課と相談する中でという対応になろうかと思いますが、本市によりましては、他の市町より若干低い程度でございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございます。 低いというのが金額的に私はどのレベルなのか今ちょっとわからないんですけれども、そうはいっても、今働き方改革とか、そういったことで言って、先ほども中込課長のほうから需要はふえているという答弁をいただきました。そんな中で、やっぱりこういった部分のなり手がないと、結局人がいなくてできないと。預けられないとか、場所がないとかという形になってくるような気がします。そんなときにやっぱりある程度市の財政、ちょっとはたいてもこういった部分には今後子育ての部分にある程度お金をかけていかないと、働き方改革にリンクしていかないんじゃないかなんていうふうに思いますんで、そこら辺のところはひとつよろしくお願いしたいと思います。 それでは、3番目にいきたいと思います。 利用人数の増減の把握と、今後の対策というところなんですけれども、まず、先ほども言われたように、長期的な休み、夏休みとか、そういったときとか、また、一番問題になっているのが、今現在ある施設で人員をキャパオーバーしてしまうということを私も相談を受けまして、やっぱりそうしますと、そこに預けたくても預けられなくなると。やっぱり1年生とか、そういった低学年の子が多いわけですよ。そうしますと、やっぱりが学校から何キロも離れたところの、そっちは行けるよという話で例えばあったとしても、そこは現実的には、例えば昭和バイパスを渡るとか、さっき言ったオギノ、アピタを渡るとか、そういったことになると、やっぱりそういったことが不都合が出てくるかと思います。 そこで、例えば子どもたちが歩いて行ける範囲内の市の施設で、例えばそういったせめて長期的な夏休みとか、本来もっと需要が多くなれば通年を通してということになるんですけれども、そういったものは市のほうで対応してくれるというお考えはありますでしょうか。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えをさせていただきます。 年々利用者が増加しているという中で、市のほうの放課後児童クラブにおきましては、プレハブを建てたりして、その対応をしてきたクラブも幾つかございます。先ほど新海議員のほうからおっしゃられたのは、田富の北小学校のエリアのことかなということがあるんですが、田富北小のエリアはちょっと難しい部分がございまして、市のほうではすみれ児童館のほうでしているところでございます。 もう一つ、民間でやっていただいている児童クラブがあるということでございますが、市でしているすみれ児童館は、先ほどもお話がありましたけれども、約2キロくらいありまして、低学年によるとかなり徒歩で時間がかかって行く場所になっています。民間でやっていただいている児童クラブにおきましては、小学校の前にございますので、本当に近くにあって利用がしやすいということの中で、その北小全体の利用者の75%くらいをその民間で担っていただいている部分もございます。 今、このすみれ児童館ばかりでなくて、全体の放課後児童クラブを含めた児童館の統廃合というものも検討しているところでございますのでそういった中で放課後児童クラブのあり方、こういうことも含めて、その検討していく必要があるのかなという部分があります。 また、公共施設で余裕があるところとか、あいているところがあれば、そういうのも含めたり、また、利用者のニーズなんかも把握する中で、先ほど答弁でもお話しさせていただきましたけれども、運営協議というのがございますので、そちらのほうで議論して検討していきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。残り5分を切りましたので、再質問まとめてください。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございました。ぜひ足切りで、ここはもう入れないよとか、そういうことはないようにしていただきたいと思います。 それでは、3番目のほうの質問に移らせていただきます。 先ほども言ったように、地産地消と。これがベストであるんですけれども、2,700食ということで、ちょっとそれぞれの名前のわかる方のあれは無理だということはよくわかりました。ぜひた・からとかとよとみとか、そちらのほうもあくまでも中央市のものでやるということで解釈してよろしいんでしょうか。そこだけ確認させてください。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  再質問にお答えさせていただきます。 先ほどもご質問にお答えさせていただいたんですけれども、個々の生産者から給食のほうに食材を搬入していただくというのはちょっと無理があるというようなことで、そこで先ほども答弁させていただきましたように、道の駅とよとみ、それからた・からについては当然市内の農業生産者がそこに搬入しておりますので、そこらを通して給食に搬入していただくというふうなことは考えております。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございます。ぜひ中央市でできたものを中央市の人間が食べるという形でやっていただけるのが一番いいのかなと思っております。よろしくお願いします。 2番目の配送経路については、先ほど答弁ありましたように、住宅街は通らないという形なんですけれども、搬入についても住宅街は通らないという解釈でよろしいんでしょうか。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  先ほどの配送のことで詳細にお答えさせていただきましたが、搬入については、今実は従来の搬入業者と、今度はセンターになって、どういう業者が搬入、実際にその2,700という量になるとできるのかということで、今その希望等をとりまして、来月に入りまして、実際の搬入業者との2学期からの契約を進めていくというふうな段階ですので、まだどこの業者が搬入するのか最終決定はしておりませんが、原則的にはやはり大きい昭和バイパスから、先ほどの逆になりますけれども、市民体育館の入り口の交差点から、逆に今度は北側に入っていって、そこから専用道路で給食センターに入っていくというのがルートになろうかというふうに思います。 時間につきましても、先ほども答弁の中でお答えさせていただきましたが、調理等の時間がありますので、朝については7時半ごろには全て搬入業者については、その食材の搬入を給食センターのほうにするというふうなことで現在計画のほうを進めている状況であります。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員。 ◆2番(新海一芳)  ありがとうございます。7時半ですと、そんなにまだ通勤通学にちょっとかぶらないと思いますんで、よろしくお願いします。 3つの質問をさせていただきましたが、こういった質問の中で建設課の課長、また子育ての課長、教育長、市民の声もこういった声があるんで、ぜひまた聞きとどめていただきまして、お願いとさせていただきます。 以上をもちまして、一般質問を終わりとさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(福田清美)  新海一芳議員の質問が終わりました。 関連質問を受けます。 関連質問はありませんか。 中沢美恵議員。 ◆1番(中沢美恵)  各学校の支援学級に通う子どもの放課後支援について関連質問させていただきます。 今、14名の支援学級に通う子どもたちが放課後クラブを利用しているということで、民間に行っている5名の方は市の発達支援コーディネーターを招いて行っているということで、あと市のほうに9名通って、市の児童館のほうに9名の子どもたちが通っているということだったんですけれども、学校のほうの支援学級の先生と、その指導員の先生たちとの連携を行い、関係をとって情報の共有などはしているでしょうか。 また、児童クラブの先生方、指導員とおっしゃっていましたが、免許は持っていると思うんですけれども、やっぱり一人一人発達障がいというのはいろいろな特徴、特色、また接し方などの勉強も一人一人によって違うと思うので、それの研修を年に1回とか何カ月に一遍など、そういう研修をしていくことも重要だと思うんですけれども、そういうことはしているでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  それでは、関連質問のほうにお答えをさせていただきたいと思います。 先ほど答弁をさせていただきましたとおり、5名の方は民間の発達コーディネーターのいらっしゃる放課後児童クラブで行っていると。そのほかについては市のほうの放課後児童クラブで預かっているわけでございますが、児童によりけり、おのおの個々それぞれのタイプの人がおりまして、そんなに手のかからない子もいらっしゃるようです。学校との連携は当然その支援員と行っているわけでございますし、また、研修についても年に1回、また数年に1回というような形の中で研修のほうも実施をしているというふうに聞いております。 いずれにいたしましても、1人とかでなくて、複数人で対応していかなければならないところもございますので、今後もそういった中で対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(福田清美)  ほかに関連質問ありますか。 名執義高議員。 ◆14番(名執義高)  すみません、下水道課にお聞きするんですけれども、先ほど建設課長の答弁の中で、リバーサイドの遊歩道のでこぼこ問題、合併以来ずっとこの問題もしています。ボランティアでいろいろ整備してもらったり、いろんなことをやった経緯もありますけれども、その都度きちっとした問題を解決するためには、リバーサイドの下水道問題も公共に移管したと。なおかついろいろ計画区域に入ったということで、下水道の本管が通っている遊歩道の工事と関連をして、その整備ができますよねと、同じ話をずっとしていますけれども、いつ本管の工事を計画しているのか。いわゆるお金がないとできないわけですよね。お金ないとできないとずっと言っているわけですから、お金がないから10年先です、20年先ですと、こういう話になるわけですから、本管整備というのがどういう計画に基づいてやるのか。その辺を含めて、それがないとこの問題は変わらないということになりますよね。ぜひその辺の答弁をお願いします。 ○議長(福田清美)  相川下水道課長。 ◎下水道課長(相川浩記)  それでは、名執議員の関連質問にお答えいたします。 先ほど建設課長のほうが申されましたように、下水の事業区域のほうに昨年度なりました。その中で、今流通及びトラックターミナルのほうの工事も進めております。その工事を進めながら、リバーサイドの第3のほうから工事のほうを着手していくつもりでおるんですけれども、おおむね3年後、令和4年度にそちらのほうの歩道の下にある下水の本管のほうの施設工事をしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(福田清美)  よろしいですね。 以上で新海一芳議員の質問と関連質問を終わります。 ここで一般質問の途中ですが、暫時休憩といたします。 午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時25分----------------------------------- △再開 午後0時59分 ○議長(福田清美)  休憩前に引き続き会議を開きます。 小池満男議員の発言を許します。 小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  13番、小池満男です。通告により一般質問を行います。 最初に、防災対策について伺います。 主要河川の水災対策について。 3月議会での建設課長の答弁の中で、主要河川の浚渫、危険箇所、未改修箇所工事等は、毎年要望箇所をまとめて年度初めに県事業実施について要望をしているとのことでしたが、最近、2年ぐらい前ですかね、常永川の新山之神橋、渡河橋の上流まで浚渫工事が行われたようですが、今後の常永川の浚渫、河川整備に対する県への要望と話し合いの経緯を伺います。 次に、東花輪は駅前の大規模な浸水被害の解消を目的として、清川の浚渫と迂回路工事が行われたことにより、浸水被害は解消されました。清川の浚渫工事は環状線まで進んでいますが、そこから上流には昭和町との境までの工事の予定が立っていませんが、見通しを伺います。 次に、布施3区の県道甲府市川三郷線浸水被害は、昭和町河西の大林地区の大規模開発による保水力の減少と流通団地への県道から取りつけ道路が大きな要因と考えられます。現在は県道の側溝改修により解決しております。その反省として、昭和町の常永地区の開発に伴う雨水等の保水力の減少を考えて、常永地区に4カ所の調整池を設けていますが、大雨のときの水災のおそれのある場合、緊急対策として河川に放流することがありますが、その対象として中央市の常永川、清川、東花輪川の上流があるが、完成後、約15年間には中央市に緊急放水の連絡はあったのか。あったら、その回数と年度を伺います。 次に、宇坪川排水路の取り組みです。 宇坪川排水路は本来は県工事として行うべきであるが、県の負担が余りにも低いように思われるが、再交渉の余地はないのか伺います。計画されている防災公園の工事が始まると、農地が減少することにより保水力の低下が起こるものと考えられ、排水量は大幅に増すものと考えられます。対策を伺います。 次に、質問の2です。 小学生の通学路がLED化100%という答弁を3月議会で伺いました。小学生の通学路についてPTA、育成、子どもクラブとの話し合い、あわせて自治ですね。話し合いと周知はどうなっているのか伺います。年度ごとに検討し、通学路の拡大も必要と思われます。 また、小学校に限らず、現状では小学校のみ通学路が設けてあるわけですが、中学生の通学路LED化も検討する必要を感じます。中学生は10月から3月ごろまでは部活動が終わると薄暗くなり、防災・防犯上の危険が増します。まずは主要通学路を定め、逐次LEDを取りつけることにより明るいまちづくりにつながり、将来のまちづくりには欠かせないものと考えます。 以上、一般質問を行います。答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(福田清美)  小池満男議員の質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  防災対策についてお答えします。 私からは、県への要望と話し合いの経緯についてお答えします。 今年度も7月に予定しています県事業実施に係る県と中央市の意見交換を通じ、市内の1級河川の除草、浚渫を要望する中で、議員指摘の1級河川常永川の浚渫、河川環境の整備につきましても地元からの要望も強く、継続して計画的に対応していただくよう強く県へお願いしていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  ちょっとお待ちください。小池議員に申し上げます。着座にて答弁をお聞きしてくださるようお願いいたします。立っていると大変ですよね。 有泉農政課長。 ◎農政課長(有泉浩貴)  主要河川の水災対応についてお答えします。 初めに、環状線から清川の上流、昭和町までの浚渫予定の見通しについてお答えします。 清川につきましては、環状線から布施226番地、グランデール樋口までを流量確保を目的に、毎年7月から10月までの期間内に状況を見ながら浚渫を行っています。あわせて平成29年度には布施地区自動転倒ゲートを設置し、流量の調整を可能としたところでございます。 また、昭和町常永地区に設置されている4カ所の調整池について、昭和町に確認したところ、50年確率の流量計算のもとにつくられ、自動制御システムで管理され、河川水位が一定程度下がらないと放流されない仕組みになっているとのことです。そのため下流の本市を流れる流量も管理調整されていますので、水路の越水等は起こらないような仕組みになっております。 なお、議員のご質問の緊急放水については、昭和町に確認をしたところ、過去に緊急放水を行ったことはないとのことでした。 次に、宇坪川排水路は本来県工事で行うべきなのに、県負担が余りにも低いが、再交渉の余地はないのかについてお答えします。 この事業は平成28年度から国の農業基盤整備促進事業の市町村営を導入し、県道29号線から布施2651番地1、遠藤様宅付近までの220メートルの改修工事を平成29年度から3カ年計画で実施しているところであります。平成29年度は57メートル、平成30年度は80メートルの改修工事が完成しており、最終年度の本年度は83メートルを10月ごろから着手する計画となっています。この事業の補助率は事業採択を受けた事業要領で決まっており、その枠組みの中で進めさせていただいているため、補助率の再交渉については難しい状況であります。 次に、防災公園の工事が始まると農地が減少することにより、保水力低下が起き、排水量が増加することへの対策についてお答えします。 公園内の雨水排水量については、園内では舗装路面は少なく、大部分が芝地、土なので、大方は地面に浸透、吸収する計画になっており、整備後においても極端な増加は見込んでおりません。現状よりも微増が見込まれる流出については、現況の流域の中で放流可能な範囲とした排水計画がされております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  中楯教育総務課長。 ◎教育総務課長(中楯孝博)  私からは、市内街灯のLED化についてお答えいたします。 小学校の通学路については、各小学校がPTAとともに指定をしております。また、毎年新学期を迎え、児童の住んでいるところが変わるため、若干の変更はありますが、児童数が減少傾向にあるため、通学路の拡大は余りありません。また、中学校の通学路は交通量が少なく、街灯が設置されているなど、安全性を考慮し、学校が通学路として指定しております。 通学路のLED化については、3月議会の一般質問でお答えしましたが、通学路の街灯は市が設置することになっております。指定通学路は事情等により変更となることがありますが、現在、通学路へ設置されている街灯は1,024灯で、市で管理する全ての街灯のおよそ半数であり、その全てがLED化されております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  当局の答弁が終わりました。 小池満男議員の再質問を受けます。 小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  3月議会で常永川の件を聞いたわけなんですが、当初と言うから私も勘違いしまして、もう4月、5月あたりにも県との話し合いができているのかなというふうに思いましたが、今何か7月に打ち合わせをするんだということですから、私の自分で勝手に勘違いをしていたのかな、そんなふうに思っております。ぜひ7月までに県との話し合い、そういうものをしっかりやっていただきたい、そんなふうに思います。よろしくお願いいたします。 また、多くの長い区間、浚渫が行われていないということは、今特に給食センター、あの周りが一番汚いじゃないか、そんなふうに考えております。そこら辺のところもなるべく早く中央市で給食センターができ上がると、県内外から見学者も訪れるのではないか、そんなふうに考えております。その場合、中央市は、ああ、すばらしいな、県内外の市町村等、それに認めてもらえるように早急にお願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(福田清美)  薬袋建設課長。 ◎建設課長(薬袋正仁)  ただいまの再質問にお答えします。 繰り返しになるようですけれども、今年度も7月に県事業実施にかかわる県との意見交換を予定しております。その中で今議員が言いました常永川についても浚渫、草刈り等、環境整備をぜひ早急に進めていただくよう話のほうをしていくようにいたします。 以上です。 ○議長(福田清美)  よろしいですか。 小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  次に、清川の浚渫と迂回工事について伺います。 昭和町の排水、十二、三年前ですか、大雨が降りました。このところ大雨が降っていないから余り見に行くことがないんですが、清川の特に布施第3地区のクランクが2つあります。20メートルの間にクランクが2つあるということで大変危険ではないか。18年ぐらい前ですか、大雨が降ったときに、地域の住民から電話がかかってきまして、ちょっと見に来てくれということで見に行きました。もうほとんど近隣の家へ水が入りそうだったという関係があります。そして、昭和町のほうで放水をしていないという話でしたが、そうはいっても本当に放水を一度もしていないのかどうか。自動制御じゃなくて、本来は大雨のおそれのあることが事前にわかった場合は、昭和町の役場のほうで放水をする。自動的にではなくて、放水をするようにしてあると思うんです。ぜひそこら辺も確認をしていただきたい、そんなふうに思います。いかがでしょうか。 ○議長(福田清美)  有泉農政課長。 ◎農政課長(有泉浩貴)  小池議員の再質問にお答えさせていただきます。 昭和町に確認しに行った際に、昭和町のほうで4つの調整池がございます。そこで流量が満タンになってオーバーフローをする時点になりますと、河川に自動的に放流がされるというふうな形になるわけなんですけれども、下流のほうにはできるだけ流量のオーバーがないように調整が自動でされているものですから、流量の心配はないというふうなことでございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  確かに流量がオーバーしたときに初めて放水できるというふうに自動になっているという話ですが、本来は違うと思うんです。大雨とかそういうものの警報が出たときに、そういうものが事前に放流しておくのが筋ではないか。大雨が降って流量がオーバーしたからすぐ放水するということじゃなくて、そういうことができるはずなんです。そういう仕組みになっているはずだと思います。そこら辺のところも確認をしていただけるでしょうか、お願いします。
    ○議長(福田清美)  田中市長。 ◎市長(田中久雄)  私のほうからお答えをさせていただきます。 調整池という性格上、降る前に放流でなくて、降る前は空なんです。調整池は降る前は空。降って初めてそこに一時に河川に流れないように、そこにためておく、プールしておくのが調整池なんです。だから先ほどから課長が話をしてますように、オーバーフローすることはあるかもしれませんけれども、強制的にそこを排水をするということはないというふうに思っております。 ○議長(福田清美)  小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  しっかり上流の昭和町に確認をしていただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。 次に、布施第3地区、県道甲府市川三郷線ですか、確かに工事が終わってから水災が起こることはないわけです。しかし、今から15年ぐらい前は相当毎年のように、あそこに水災が発生したという経験があります。ここ7年ぐらいですか、工事が終わりまして、それからは大雨が余りないんですよね。そういうことで今のところうまくいっているようなんですが、1時間に80ミリとか、そういうものが起きた場合は大変なオーバーする可能性はあると思います。そこら辺のところも考えて、もう一度対応をお願いをしたい、そんなふうに思います。これは昭和町の議員が言っているんですよ。私たちの大林と流通団地の取りつけ道路ができたからなったんだよ。うちのほうではきちんと調整池もつくって、大林のときには調整池をつくってなかったわけです。これの反省を踏まえて昭和では常永地区の開発のところで調整池をつくったわけです。そこら辺のところも考えると、いろいろ危険性が高いではないかというふうに思います。 次に、宇坪川への取り組みですが、国の予算、県の予算、市の予算、わかりましたら正確にお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(福田清美)  有泉農政課長。 ◎農政課長(有泉浩貴)  国の補助率という形の回答でよろしいでしょうか。 ◆13番(小池満男)  はい。 ◎農政課長(有泉浩貴)  補助率につきましては、国が50%、それから県が0.5%、市が49.5%の内容になります。 以上であります。 ○議長(福田清美)  小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  国の分はいいわけなんですが、県の場合は0.5%、これはちょっと何を0.5%ばかり使えるのかなと、こんなふうに、場合によっては市の49.5%で、市で直接やったほうが早い。県でもらっている補助金はこんなに安いというのはどうも情けない気がいたします。これはほかの町村でも同じようなことでしょうか、伺います。 ○議長(福田清美)  有泉農政課長。 ◎農政課長(有泉浩貴)  これにつきましては、市町村営の団体営という事業を取り込んでおりますので、これにつきましてはどこの市町村につきましても事業要領で決まっておりまして、先ほどの補助率の形になります。 以上であります。 ○議長(福田清美)  小池満男議員。 ◆13番(小池満男)  最初、私、今話を聞いたときに0.5%、普通5%ぐらいは補助率があるんではないか、県でも持ってくれるんじゃないかなと思っていたわけです。ですから、0.5%を聞いてびっくりしました。ほかの市町村の工事も全部そういうことだということだとしたら、これはしようがないというふうに思います。山梨県も貧乏県ですから、どうしようもないなというふうに思っております。ぜひ一生懸命努力してもらえばありがたいな、そんなふうに思います。 以上で私の一般質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(福田清美)  小池満男議員の質問が終わりました。 関連質問を受けます。 関連質問はありますか。 江間政雄議員。 ◆6番(江間政雄)  小池議員の質問に対しまして関連質問をさせていただきます。 質問の2の市内街灯のLED化について伺います。 これまでLED化には関係者の努力によって普及促進が図られてきたということは評価されるものと思います。私も地元の通学路の街灯設置に立ち会ったときに、今までここにどうしてついていなかったのかなというふうにも気づく点もありました。新年度それぞれの組織、PTA、育成、子どもクラブ、それから自治などの役員さんも変わられることと思いますけれども、再度点検、チェックを入れまして、子どもたちが使う通学路の安全確保に努めていただきたいというふうに期待をいたしますけれども、見解を伺います。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  関連質問にお答えさせていただきます。 今申し上げましたように、通学路の街灯については、市の設置というふうなことで、市のほうでやっておりますので、地元から要望があったものにつきましては、総務課のほうで対応していただきまして、LED化というようなことで、新たな設置等も行っておりますので、また地元からの要望ということで上げていただければというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(福田清美)  ほかに関連質問ありますか。 木下貴議員。 ◆10番(木下貴)  質問1の防災対策にかかわってお聞きします。 小池議員の質問を聞いていて1点ちょっと疑問に思ったので、確認の意味で質問させてください。 緊急放水の話なんですけれども、課長の最初のご答弁だと、昭和町に確認をして、この間、緊急放水はなかったというご答弁だったんですが、緊急放水をする際に、昭和町からは事前に放水しますよという連絡が来る体制になっているのかどうかというのをちょっと確認させていただければというふうに思います。 ○議長(福田清美)  有泉農政課長。 ◎農政課長(有泉浩貴)  木下議員の関連質問にお答えさせていただきます。 昭和町からの連絡ですけれども、そういったケースがあった場合については間違いなく連絡をいただけるような運びとなっております。 以上であります。 ○議長(福田清美)  以上で小池満男議員の質問と関連質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。 1時45分まで休憩といたします。 △休憩 午後1時35分----------------------------------- △再開 午後1時44分 ○議長(福田清美)  それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 田中清議員の発言を許します。 田中清議員。 ◆7番(田中清)  7番、田中清です。通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。 児童虐待について考える。 概要1、子どもの生きる権利とは。 子どもは無限の可能性に満ちています。私たちの世代を超え、未来を生きていきます。この子どもたちが幸福に生きていますか。親や家族、周囲の人々から大切にされていますか。暴力のない安心できる環境で育っていますか。自分をかけがえのない存在だと感じていますか。周りの人も自分と同じように大切だと知っていますか。こうしたことが私たちの生きる社会が平和であるか否かのバロメーターだと、子どもの人権問題に取り組む弁護士の大谷美紀子先生は言っています。 今大きな問題で、今後の課題も大きい児童虐待により幼い命が犠牲になっていることに心を痛めます。1人の人間として子どもの権利条約が国連で採択され、30年になります。大人と同様人権があり、尊重されるべき1人の人間と捉えた条約です。子どもの味方を一変させた画期的なものでした。私の尊敬する人はこう言っております。ありのままの自分をそのまま受け入れてくれる人が1人でもいれば、自分の幸せを自分以上に喜んでくれる人が1人でもいれば、その人がいると自覚していれば、人間はそんなに大きく道を誤らないものです。お子さんを1個の人間として尊敬し、信じてあげてほしいと思うのですと。子どもの人権を守るには、さまざまなセーフティネットがあるにもかかわらず、それを最も必要とする子どもたちがそこから漏れてしまっているのが現状です。何とかしなければいけない社会の課題と言えます。子どもの生きる権利を守る観点から、市としての意見をお聞かせください。 概要2、虐待とDVとの関連性について。 子育て中のお母さんは数えきれない不安を抱えています。その背景として、シングルマザーで経済的困難の問題、夫またはパートナーからDVの問題、無園児の問題とさまざまです。無園児については、10月より実施される幼児教育無償化により、経済的理由を含め、通わせないという選択肢がなくなります。通園することで給食で栄養をカバーすることができますし、虐待やネグレクト(育児放棄)の兆候にいち早く気づくことができます。 そこで、私が問題視するのは、夫やパートナーによるDVと虐待との関連です。過去の虐待による幼い命が亡くなった例からもDVとの関連性があることが事実となりました。子どもの人権を守り、子どもの笑顔が広がる社会のために、私たち大人ができることをもう一度考える必要があります。 東京都のある産婦人科病院と産後ケアを行う施設で実施していることがあります。表に出にくい夫やパートナーからのDVに対して当事者からの発信の糸口になるものです。利用者の部屋の引き出しにDVの相談窓口を記載したメッセージカードを入れておき、退所の際にカードがなくなっていたケースや、ちょっと気になるケースには継続して支援していくというものです。その後、アンケート調査を慎重に行い、問題の把握に努めることで効果があると聞いています。市においてもこのことについては新生児訪問や児童相談所との連携により、具体的な対策をされていると思いますが、もう一度DVとの関連も含め、子どもの命を守る観点から市としてのお考えをお聞かせください。 質問2、小児アレルギー疾患について。 概要、保健指導充実のための手引きについて。 保護者からよくある乳幼児アレルギー疾患に関する質問に対し、保健師や看護師が適切に応えられるよう、厚生労働省から2019年3月31日、指導手引きが発刊されました。手引きは保健所で配布されるほか、厚労省専用サイトで閲覧とダウンロードできます。保護者から質問や相談を受け、独自で調べたり、ネットで検索しますが、正確さに不安があるのが現場の現状です。 手引きは発症、重症化予防など、保護者に適切な情報提供をするために作成されたものです。今後この手引きが確実に保健の現場で活用されることを期待いたします。内容は、1、アレルギー発症予防、2、アトピー性皮膚炎、3、気管支喘息、4、食物アレルギーなどの6項目に分かれ、Q&Aの形となっています。 そこで、4の食物アレルギーについては、保健師や看護師のみならず、保育所で働く栄養士、調理師、学校の栄養士、養護教諭、さらには新給食センターなどでも手引きの活用が必要と考えます。また、保護者からのアレルギーに対しての質問に対して、現場では答えづらいといった意見があり、この手引きの活用が重要と考えます。今後の手引きの活用方法、現場で働く方々への伝達のあり方について具体的な市としてのお考えをお聞かせください。 以上、2点についてご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田清美)  田中清議員の質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  それでは、私からは、児童虐待について考えるについてお答えします。 初めに、子どもの生きる権利についてお答えします。 平成31年1月に千葉県野田市で父親から虐待を受けていた小学校4年生の女子児童が亡くなりました。こういうことは絶対に許されないことであり、報道があるたびに心が痛みました。テレビや新聞などでは連日報道がされ、娘を虐待により死亡させた父親以上に、必死にSOSを送っていたにもかかわらず、そのことに対応した機関などへの憤りが大きかったように感じられました。この女子児童は学校で行われたアンケートに「お父さんに暴力を受けています。先生、どうにかできませんか」と必死で助けを求めていたにもかかわらず、そのアンケートを父親に渡すなど、対応した機関は女子児童の思いを見捨てたものだと非難されても仕方ない状況でありました。 国ではこの事案を受け、平成31年2月8日に児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策のさらなる徹底強化について閣僚会議決定をし、2月28日に地方自治体や学校等に徹底するように通知があったところであります。この通知によりますと、強化すべき事項として、①要保護児童等の通告元に関する情報の取り扱いについて、②要保護児童等情報元に関する情報の取り扱いについて、③保護者からの要求への対応について、④定期的な情報共有に係る運用のさらなる徹底について、⑤児童虐待に関する研修のさらなる充実についての5項目とされております。 また、ケース対応における留意すべき事項としては、①学校等からの通告、相談における連携、②保護者等への通告の方法、③一時保護解除後の対応など、各機関の連携の強化や徹底について指導がされています。 本市といたしましても、これらの通知による技術的助言に基づき、職員が日々の業務において再確認するとともに、必要な制度と必要な対応を行うよう関係機関等と連携をとりながら徹底してまいりたいと考えております。 次に、虐待とDVとの関連性についてでありますが、いろいろな事案を検証してみますと、児童虐待とDVは相互に重複して発生していることがわかります。配偶者暴力相談支援センターと児童相談所等はDV対策協議、要保護児童対策地域協議等を活用するなどして、子どもの安全確保に資する対策を優先しつつ、児童虐待とDVの特性や各関係機関を含む相互の連携協力をさらに強化し、個々の事案について、それぞれの立場で考え得る対応を積極的に共有し、適切に対処することを徹底するようにとしております。 また、配偶者暴力相談支援センターの機能を有する女性相談所においては、一時保護を勧奨し、被害者と子どもを同時に保護することが望ましいとし、その際は子どもへの心理的ケアや母親の養育が困難な状況にあるなどで母子を一緒に一時保護することができない場合は、児童相談所と密接に連携を図りながら、適切な支援を確保することとしております。 本市といたしましても、一時保護する権限は自治体にないことから、配偶者暴力相談支援センターや女性センター、児童相談所等の各機関と連携を強化するとともに、健康推進課、福祉課、教育委員などとも連携をとる中で、要保護児童対策地域協議における情報交換や情報共有も図りつつ、必要な場合の対応を行うようにしてまいりたいと考えております。 なお、メッセージカードについてのお話がありましたが、本市におきましては、山梨県で作成いたしました相談機関の連絡先の記載された「パートナーからの暴力に悩んでいませんか」というメッセージカードを市役所の女性トイレに設置し、相談することで解決方法を見つけるように努めているところでもあります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  野沢健康推進課長。 ◎健康推進課長(野沢文香)  私からは、小児アレルギー疾患保健指導充実のための手引きの活用方法等についてお答えいたします。 今回作成されました「小児アレルギー疾患保健指導の手引き」は、実際に保護者から保健師へ寄せられた質問をもとに、現場において適切な情報提供や保健指導ができるように発刊されたものです。アレルギー発症予防からアトピー性皮膚炎、食物アレルギーと具体的な悩みや質問に対して解説をしており、大変参考になるものですので、保護者へ適切な情報が提供できますように、すこやか相談や離乳食教室、また、乳幼児健診のときには傍らに置き、十分に活用するように努めていきたいと考えております。また、保育所、学校給食等の施設に対しても情報提供を行っていきたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  当局の答弁が終わりました。 田中清議員の再質問を受けます。 田中清議員。 ◆7番(田中清)  ご答弁大変にありがとうございました。 それでは、再質問に移りたいと思います。 まず初めに、虐待についてですけれども、6月15日付の山日新聞に、本年9月まで虐待事案について、子どもの安全確認を報告するよう厚生労働省から児童相談所に通達がありました。また、緊急会議では、虐待通告から48時間ルールの確認徹底とありました。 そこで、市内において現在の虐待の事案とか実態を教えていただければと思うんですけれどもよろしくお願いいたします。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えをさせていただきます。 平成30年度の動向ということになりますが、平成30年度の相談件数は全部で220件ございました。そのうち虐待と思われる件数は58件ございました。それと、平成29年度からの継続案件は111件ありまして、そのうち虐待を含むものが75件ということになっております。合計といたしましては311件ありまして、そのうち虐待に関するものと思われるものが133件ということございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  ありがとうございました。 この30年度の結果ですけれども、年々ふえつつあるということでしょうか。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えします。 年々この数字は伸びているところでございまして、平成29年度は、今311件とお話をさせていただいた数字より若干少ない件数となっておりまして、平成29年度には294件という数字でありました。この数字については年々伸びているような状況でございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  テレビ等で親から虐待を受けた方がテレビの中に出てきて、その状態を話す機会が特にこのごろふえていると思うんですけれども、虐待の連鎖というのは本市においてはあるんでしょうか。親から受けた方がまた子どもにというのが、そういうのがあるのかどうかちょっと教えてください。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えします。 本市におきまして、そういった事例が出たときには、個別ケース検討会議等を踏まえる中、検証をしていくこととしておりますが、そういった中で調べてみますと、その虐待をした親も、その親から暴力を受けていたという事案も若干はあるというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  厚生常任委員の中で虐待について、要保護児童対策地域協議を設置して、教育分野、警察等々と連携をしながら対策を練って、これから連携をしていくというご答弁がございましたけれども、具体的にこれからどのような取り組みをしていくのかあれば教えていただきたいんですけれども。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えします。 要保護児童対策地域協議がもう既に設置をされておるところでございますが、大まかに3つの会議から成り立っています。1つが代表者会議と言いまして、構成の代表者からなっている会議になります。もう一つが、実務者会議という会議があるわけでございますが、これは1年間に4回程度開催されるものでございます。一番最後になるもの、一番実践で行われる会議でございますが、こちらが個別ケース検討会議と言いまして、その事案が発生したごとに緊急会議を招集しまして、まず子どもの命の確認ですね、それが48時間ルールというものがございますので、その安否を確認したり、その後の対応を図ったりというのがそのケース会議と呼ばれるものでございます。その前に言った実務者会議というのは、これは1年間に4回ありますが、そういったケース会議の経過を踏まえる中で、また全体的に今後どのようにしていったらいいのかという部分を実務者で協議していくという会議でございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  ありがとうございます。 野田市の、親に児相が教えてしまったという中で、虐待のグレーの部分を親がなかなか承知しないという言い方はおかしいかもしれませんけれども、認めないという部分もあると思います。そうしたときに、例えば隣近所からのそういう通報とか連絡とか、そういうのは市にはあるのか、また、児相のほうに届け出があるのか、そういう事例はあるんでしょうか。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えします。 市への通報ということでございますけれども、先ほどお話をしました個別ケース検討会議、これは通告とか連絡があったたびに行っているものでございまして、昨年は58回開催をしております。その中で緊急性等を判断する中で対応しているところでございます。虐待と思われる件数が58件ありましたので、58回その緊急会議を、緊急受理会議と申しますが、そちらのほうを開催し、フローがありますから、そのフローによった手続というか、この取り組みを行っているところでございます。 以上です。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  ありがとうございます。 5月28日の衆議院の会議の中で、児童福祉法が今回、与党も野党も全会一致で採決されて、参議院に送られました。また、この法案が改正されて、それは大きく虐待とかそういうものが進むと思うんですけれども、もう一度市としての連携、対策を再度お伺いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  再質問についてお答えをさせていただきます。 法案の改正の件でございますが、これはちょっと午前中デスクに戻ったときに、参議院を通過して、改正法案が可決されたという情報が入ってきました。しつけとして体罰を親に禁じるほか、児童相談所などに対して、虐待をした親の回復支援を求めることなどが盛り込まれている内容ということのようでございます。 本市としましては、今後の対応というか、虐待に対する対応ということになりますけれども、いろいろな母子健康手帳の交付やら妊婦相談、また新生児訪問、こういったときにお子さんや母親等と接する機会がございます。そういったときに、例えば服が汚れているとか、何か虫歯が目立つとか、そういった身体的な気づきがわかるのかなという部分がありますので、妊娠期から子育て期までさまざまな子育て事業がありますけれども、そういう中で連携をとって、うちの課、子育て支援課ばかりでなく、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、健康推進課、また福祉課、教育委員等と連携をとる中で、早期発見をしたり、未然防止、こういったものに努めていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  ご答弁ありがとうございます。 ここに至って言うことは簡単なんですけれども、現場の人たちは非常に苦労されていると思います。しっかりと各福祉課、教育委員、健康推進課、子育て支援課等と連携をとって、子どもの命をしっかり守っていっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、2番目の質問ですが、アレルギーの件ですが、指導手引き書を使っていただけるというご答弁でございましたけれども、給食センターとか開所に向けて多くの方が給食に携わるということだと思います。それで、保健師さんとか栄養士さんとか、そういう人たちの研修等とか、そういうのは市のほうでお考えがあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(福田清美)  野沢健康推進課長。 ◎健康推進課長(野沢文香)  再質問にお答えいたします。 特に研修等はありませんけれども、健康推進課といたしましては、誕生した乳児に行う赤ちゃん訪問とか、育児相談、親子交流の場であるすこやか相談あるいは離乳食等教室の育児学級、それから、4カ月、7カ月、12カ月、1歳6カ月、3歳児健診の乳児健診での活用をしていきたいと思っております。親御さんへの情報提供に努めていかなければならないわけですので、やはり妊娠中の母親からの相談であっても、早い段階で適切な指導を行えば、発症や重症化への予防に取り組むことができると考えております。 以上になります。 ○議長(福田清美)  田中清議員。 ◆7番(田中清)  ご答弁ありがとうございました。 8月の末に給食センターが開所ということで、児童生徒は本当に給食を楽しみにしていると思います。自分は小学校、中学校のときは脱脂粉乳でしたけれども、非常に給食は楽しみで、自分の家が貧しかったものですから、しっかりと手引き書をしながら、携わる人たちにはしっかりやっていっていただきたいなと思います。ご答弁本当にありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(福田清美)  田中清議員の質問が終わりました。 関連質問を受けます。 関連質問ありますか。 名執義高議員。 ◆14番(名執義高)  関連質問をさせていただきます。 1番目の児童虐待関係であります。虐待も貧困も連鎖すると。これはやはり当事者、現場を見てきた人たちに統一した見解であるし、そう思っています。ちょっと見方を変えてお話ししますが、この中央市でも薬物依存のダルクの研修を開いた経緯があります。そのダルクの人たちは何で薬物に溺れてしまったか。いろんな理由があります。総じて子どものころに虐待をされている。暴力に遭っている。母親のDVを見ている。そういうケースが非常に多いです。そういったことで精神的に弱い人が結果、薬に逃れたり、暴力組織に入ったり、いろんな理由でそういうところへ逃げ込んだという、そういったことである意味解消する。そのトラウマを解消することで自立に向けてるというケースがあります。 やはり虐待もDVも当事者間のサポートをしていくことで解決していくということが非常に大事だと言われています。法が改正されて、いろんな取り組みがなされることで、市もこれから大変な状況になるということはわかります。しかし、民間でいろんなサポートをしています。山梨県にはこのトラウマや虐待の問題で研究をしている山梨県立大学の西澤先生という方もいらっしゃいます。この方は本当にいろんな事例を持っていますから、ぜひ参考にしてほしいと思います。 私の質問は、この法案の改正の中で民間のシェルター、いわゆるDVあるいは子どもを抱えて虐待に遭っている、そういう母子を一時避難させる場所(シェルター)を民間で運営しているところがあります。これは公に公表しているわけではありませんけれども、知る人ぞ知るところであります。女性のDVをサポートしているクローバー、ここがこの運営をしていますし、こどもサポートやまなし、私もかかわっていますが、そこも運営しています。土日、夜間、関係なく何かあったら避難できる場所がある。これは警察関係者や市の関係者もそういうところにとにかく一時保護してくださいと。危険から回避してください。というのは、県や公設のものがほとんど利用できないということなんですね。ですから、緊急的にそういった施設があるということがその苦しんでいる人たちにとってはすごく大事な問題になります。 民間シェルターの問題について、これを法案の中でどういうふうにサポートしていくのかはわかりませんけれども、上手にサポートしてほしいんです。法律では何かあったら通告しなければなりません。やたらと保護できないんです。わかりますよね。虐待された母子をやたら勝手に私が個人的に保護はできないんです。これは暗黙の了解で一時保護していくんですね。そういうことで平日落ちついた段階でいろんな機関に対応させていく。これができないから大きな問題が起こっていると私は思っています。民間シェルターの運用あるいは民間のそういった施設を運営する人たちとの上手な連携サポートがないと、この問題は解決していかないと思います。虐待、DV、同じだと思うんですね。総じてそういった問題についてどのように今後考えていくか、一番のテーマだと思いますが、勉強をなさっている課長さん、どうぞご答弁をお願い申し上げます。 ○議長(福田清美)  答弁の指名はできませんので、発言には注意してください。 中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  関連質問にお答えをさせていただきたいと思います。 平成29年度国が実施しました調査によりますと、DV被害者の約2割の方が子どもも虐待を受けていたというデータがあるそうでございます。シェルターのお話がございましたけれども、公的な部分におきましては、DV防止法に基づいて山梨県の中心となる配偶者暴力相談支援センターである山梨県女性相談所、ここが一時保護の受け付けをしております。昨今、被害者が高齢者になったり、また、障がい者になったりといった部分や、また、どうしても一時保護ができないようなケースも発生してきているということも言われているところでございます。そのときに先ほどお話をいただきました民間シェルターという部分が重要になってくるのかなというふうにも思っております。 私もちょっと民間シェルターについて調べた経緯がございますが、なかなかこれどこにあるのかなという部分でわかりづらい、知らせてないのかということなんですけれども、どこにあるのかという部分がよくわからないような状態でございます。何かあれば山梨県の場合は、その山梨県の女性相談所に連絡が行くわけでございますが、そこから民間シェルターのほうに連絡が行くのかなというふうに思ってますので、そういった部分についても当然連携というお話になるかと思います。市としましても、そういった部分で連携を強化し、何かあればそういったところも活用するようにしていければというふうに思っています。 以上です。 ○議長(福田清美)  ほかに関連質問ありますか。 (なし) 以上で田中清議員の質問と関連質問を終わります。 次に、笹本昇議員の発言を許します。 笹本昇議員。 ◆4番(笹本昇)  4番、笹本昇です。 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず最初に、スマホの小中学校への持ち込み禁止見直しについてであります。 小中学校への児童生徒のスマートフォンなどの持ち込みについて、文科省が平成21年1月の原則禁止とする通知を見直す方向で検討しているとのマスコミ報道がありました。これは児童生徒の所持率が高まっていることと、災害時の連絡手段として使われているためとのことであります。内閣府の調査によると、児童生徒の携帯電話やスマホの所持率は年々上昇しており、平成29年度には小学生で55.5%、中学生では66.7%となっています。近年、各地で大地震や災害が多発しており、災害時の安否確認の手段として持ち込みを求める声が出ております。 一方、反対する声としては、ネット依存や登下校時に歩きスマホ等で事故に遭うことへの危惧や、SNSを通じたいじめなどが懸念されるとしております。このような賛否がある中で、市内小中学校における対応はどのようにお考えかお聞かせください。 次に、中1ギャップへの対応です。 中1ギャップ、または中1の壁とは、小学校から中学校に進学したとき、学習環境や生活環境、人間関係などの大きな変化になじむことができず、勉強について行けなくなったりいじめや不登校などの問題が発生したりする現象を言いますが、市内中学校及び小学校では、中1ギャップを克服するための対策、対応はどのようになされているかお聞かせください。また、いじめや不登校などが発生する可能性がありますが、本市の現状はいかがでしょうか。 次に、夏休み期間中の欠食への対応についてお伺いします。 山梨日日新聞に、「夏休み1日2食以下16%」という見出しで記事が掲載され、内容はNPO法人フードバンク山梨、食料支援をしている山梨県内の生活困窮世帯で、学校の夏休み期間に子どもの1日の食事が2食以下になったのは16.5%だったことが同法人の調査でわかったとのことでありました。この調査は、8月8日から31日に649世帯を対象に行い、200世帯から回答を得た結果、夏休み中、子どもの1日当たりの食事の回数は2食が32世帯、16%で、1食以下とした世帯も1世帯、0.5%あったとしております。教師の目が届きにくい夏休みとともに、学校給食がないことにより欠食がふえ、その結果として成長期の子どもへの悪影響が危惧されることから、その実態把握は必要と考えますが、把握はされていますか。また、支援の必要な家庭へはどのような対応を行うのかお尋ねいたします。 次に、改元に伴う長期休暇による市立保育園の休園についてです。 長期休暇に伴う市立保育園の休園により、子どもを預けることができず、大変困ったとの声を聞きましたが、市にはこのような保護者の声は寄せられていたのでしょうか。また、今後長期休暇があった場合、勤めのある家庭に対応した保育園開園措置の検討をされるのかお聞かせください。 以上、ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(福田清美)  笹本昇議員の質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  それでは、笹本議員の一般質問にお答えをさせていただきます。 まず初めに、スマホの小中学校への持ち込み禁止の見直しについてお答えをさせていただきます。 現在、中央市の小中学校におきましては、平成21年度に文部科学省から出されました学校における携帯電話の取り扱いを受け、学校への携帯等の持ち込みを原則禁止をしております。ただし、携帯電話等を緊急の連絡手段とせざるを得ない場合や、やむを得ない事情のある場合につきましては、保護者から許可申請書等の提出を受け、学校長の判断により例外的に持ち込みを認める等、柔軟な対応をとっております。 ご質問にありました文部科学省での今後携帯等の持ち込みを原則禁止とした現在の通知を見直す方向で検討を進めるとのことでありますが、教育委員としてその動向を注視しているところであります。 次に、中1ギャップへの対応についてお答えをさせていただきます。 初めに、中1ギャップを克服するための対策、対応についてお答えをいたします。 市内の小中学校の連携につきましては、毎月定例で開催しております各校長、教頭が出席している8校を通してお願いをしてあります。具体的には学区内の小学校と中学校で、それぞれに学校行事や授業参観等に参加し、学校の様子、授業の進め方等や児童生徒の様子を観察し、連携を図りながら対応する。 2つ目といたしまして、小学校の外国語教科導入にあわせて、小学校から中学校へのスムーズな移行のため、中学校の英語科担当の先生が小学校に行って授業を行う。また、小学校の先生が中学校の英語の授業を見学に行く。 3つ目といたしまして、中学校入学にあたり、小学校の先生が中学校に出向き、児童一人ひとりの学力や特性、その他必要な情報について丁寧に引き継ぎを行う。 なお、この情報の引き継ぎには本市の教育委員が独自に導入しております校務支援システムを活用して、小学校から中学校へ進学する子どもたちの情報連携を行っております。 4つ目といたしまして、中学校では以前のように中学に来たら、中学のしきたりに従え的な指導から、小学校生活からスムーズに中学校生活に移行できるように丁寧な指導や学習カリキュラムを実施する。 5つ目といたしまして、毎月第1、第3月曜日をきずなの日に指定し、部活や会議等を行わないようにして、子どもたちと向き合う時間を確保して、子どもたちからの相談にのるなどの対応をとっております。 次に、市内の学校におけるいじめの状況についてお答えします。 平成30年度1年間のいじめの発生件数は、小中学校8校合わせて625件が認められており、年度末においてそのうち584件、率にして93.5%のいじめの解消がされております。年度末に解消しなかった事案についても引き続き解消に向け対応しており、3カ月ごとに再チェックを行い、いじめが解消したか確認をとっております。 次に、市内の学校における不登校児童生徒の状況についてお答えいたします。 市内の小中学校において年間30日以上欠席している児童生徒数は、平成28年度においては小学生3人、中学生27人、平成29年度におきまして小学生6人、中学生33人、平成30年度、小学生11人、中学生31人となっております。 次に、夏休み期間中の欠食への対応についてお答えをいたします。 フードバンク山梨から今回発表されたデータにつきましては、昨年度の夏休みにフードバンク山梨が食糧支援を行った世帯を対象に調査を行ったものであります。本市におきましても、昨年夏休みに食糧支援を受けた世帯が88世帯、子どもの数で172人ありました。市内で食糧支援を受けた世帯にも今回の調査が行われたと聞いておりますが、回答が無記名であったため、市内での状況は把握はできておりません。 また、支援の必要な家庭への対応でありますが、平成28年の夏休みに行われました子ども支援プロジェクトの実施の際、中央市、教育委員、フードバンク山梨の3者で子どもの貧困対策連携協定を締結いたしました。その協定をもとに本市の小中学校において就学援助の認定を受けている世帯を対象に、子ども支援プロジェクトによる食糧支援の申請書の配布を行いました。申請書を受け取った家庭で支援を希望する場合には、食糧支援の申請書を直接フードバンクへ郵送することにより、夏休み期間中に食糧の支援を受けることができます。また、申請のあった世帯には、夏休みだけでなく、冬休みにもあわせて食糧支援が行われております。この取り組みにつきましては、平成28年度以降毎年実施しており、本年度も過日、学校を通して就学援助世帯等へ申請書の配布を行いました。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  中込子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(中込誉)  私からは、改元に伴う長期休日による市立保育園の休園についてお答えをします。 本市では、4月上旬に発行しました広報ちゅうおうで、ゴールデンウイーク期間の市内施設の休館についてお知らせをさせていただきましたが、発行後のお問い合わせやゴールデンウイーク期間中における大変困ったなどのお問い合わせはありませんでした。 また、今後長期休暇があった場合の保育園の開園措置の検討についてですが、こうしたケースが今後生じた場合には、市民ニーズ等を把握する中で検討をしてまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  当局の答弁が終わりました。 笹本昇議員の再質問を受けます。 笹本昇議員。 ◆4番(笹本昇)  それでは、スマホの持ち込みについてで再質問をさせていただきます。。 先ほど教育長のほうから取り組み等についてご説明をいただきました。その中で、来年度から新学習指導要領でプログラミング教育が小学校で必修化されることを考えますと、スマホやタブレット端末などの情報通信機器を適切に活用させることも教育として必要であると考えると、スマホの読解力の教育やルールづくりが必要不可欠であると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  再質問にお答えさせていただきます。 確かに議員おっしゃるとおり、プログラミング教育が必須化されるというふうなことで、スマホの扱いについても十分子どもたちに理解させなければというふうなことで言われることについては理解できますが、まず現状におきまして、スマホの使い方について学校のほうでこうしろ、ああしろというのは個人的には僕はまだ時期尚早だというふうに考えております。 ○議長(福田清美)  よろしいですか。 笹本昇議員。 ◆4番(笹本昇)  それでは、中1ギャップにつきまして再度質問させていただきます。 ギャップをなくすため、小中連携教育、特に小学校から中学校への進学を円滑に行うことを目指す教育上の取り組みとして、小中連携教育が重要であると考えます。先ほどの答弁もいただきましたが、小中の中で各学校、小中学校で交流をしながらその取り組みを行っているんだというご説明を受けました。さらに突っ込んで具体的にはどのような取り組みをされているのか。また、小中一貫教育への考えはあるのかあわせてお伺いいたします。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  それでは、中1ギャップの対応についてということでお答えさせていただきたいと思います。 確かに現状といたしまして、小学校から中学校へ行ったときの、小学生が中学生に変わるということで非常に戸惑いを受けているということは現実的にあると思います。それらをなくすために、先ほどもお話ししたような幾つかの取り組みを行って、子どもたちのとにかく様子をそれぞれ小学校から中学校へ適切に、子ども一人ひとりの状況を中学校に伝えるということが非常に大事だと思います。特に課題のある子ですとか、先ほど来から質問が出ている発達障がい等々を今持っている子も非常に多いですので、そういう子どもたちの情報をしっかり中学校のほうに伝えていかなければ、中学校のほうでも戸惑いがあるかと思います。 それにつきましては、先ほども申し上げました本市の市内の小中学校で使っております校務支援システムにつきましては、小学校でその子どもの状況を記入したものがそのままデータとして中学校に上がりますので、適切、また正確な情報が中学校のほうにはしっかり伝わっているというふうに考えております。ただ、機械に頼るだけでなく、当然小中学校の先生方同士の情報の提供、また話し合い等もしっかり行ってもらわなければ、やはり機械だけに頼っているのでは正確な情報が伝わらない部分もありますので、あわせて先生方の連携も図っていっていただいているというのが現状です。 それから、もう一つの質問であります小中の一貫校の考え方ということですけれども、今、小規模校においては、小中一貫というふうなことでしているところが県内でも幾つか見受けられておりますが、本市の場合については1つの中学校へ複数の小学校から進学するというふうなことで、その辺の取り扱いが複数の小学校から上がる中学校というようなことであると、小中一貫校の取り扱いがちょっと難しいのかなというふうに個人的に考えております。 以上でお答えとさせていただきます。 ○議長(福田清美)  笹本昇議員に一言だけ注意しておきますけれども、先ほど再質問のほうは一問一答で、1質問で1答弁でございます。2問続けて質問されましたので、気をつけてください。 それでは、笹本昇議員。 ◆4番(笹本昇)  大変失礼いたしました。欠食の関係ですが、先ほどご説明があったとおり、フードバンク山梨との連携の中でそういう子どもたちがないような取り組みをなさっているということをお伺いして、安心する部分もございます。その辺につきましては、さらに一層やはり子どもの食に関することでありますので、しっかりと目配りをしていただきたいなと節にお願い申し上げます。 次に、改元に伴う長期休暇の対応についてであります。 子育て支援につきましては、中沢議員が一般質問を予定されておりますので、具体的な質問は控えさせていただきますが、第2次中央市長期総合計画の中の基本施策に、魅力ある子育て環境の整備として施設の老朽化や適正数等の市の実情を勘案した保育園・児童館の整備を行うとともに、より一層子育てニーズに沿ったサービスを提供するために管理運営方法を見直します。と、このように明記されています。 そこで、市立保育園の中で子育てニーズに即応した対応に特化した保育園の管理運営を検討されてはいかがかと考えてます。ご答弁お願いいたします。 ○議長(福田清美)  田中市長。 ◎市長(田中久雄)  それでは、その件につきまして私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 今、保育園が本市でも6園、それから児童館については11の児童館ということで、非常に数の多い中で、だんだん子どもの数が減ってきているというのも事実でございます。そんなことから、施設の老朽化とともにある程度の一定規模の園児数あるいは子どもの数というのが必要であろうと。それのほうが逆に言うと、保育園の運営にしても何にしてもうまくいくんだろうというふうな思いで、今そのための検討委員を子育て支援課のほうで立ち上げて、今後の保育園と児童館のあり方について今検討をしていただいているところでございます。恐らく今年度いっぱいくらいではその結論が出てくるんだろうというふうに思っておりますけれども、またその答申をいただく中で、改めて市として検討してまいりたい、そんなふうに思っております。 ○議長(福田清美)  笹本昇議員。 ◆4番(笹本昇)  今、市長のほうからご答弁がありました。やはり中央市にとって子どもは宝でありますので、しっかりとした子育て環境を整えて、安心して中央市に住んでいける。また、その子どもたちもまた中央市に住みたいと思うような施策を積極的に取り入れていただきたいと思います。 以上で私の質問は終わります。 ○議長(福田清美)  笹本昇議員の質問が終わりました。 関連質問を受けます。 関連質問ありますか。 名執義高議員。 ◆14番(名執義高)  たびたびすみません、関連質問をさせていただきます。 中1ギャップへの対応という中の部分についてのいじめや不登校の問題についてであります。 先ほど教育長のご答弁の中にも平成30年のいじめ件数が625件、そのうち93%ぐらい解消に向けていろいろ取り組んでいるという中で、引き続いてのいろんな問題を抱えている方たちもいるということであります。こういった調査をする上においては非常に大事でありますし、教育委員がやはり貧困対策でフードバンクと連携したことで非常に注目されている教育行政ということで、先進を行っているなと思っています。そういった意味ではこのいじめ、不登校、ひきこもりにつながる問題として今後中央市の教育行政の中で取り組む大きな課題だと思います。 ここで非常に大事なところであると私は思うんですけれども、いじめの問題を上手に相談する最初のスタートで、先生とのやっぱり信頼関係がうまくいかなかったと。そういったことがだんだん回り継ぎが悪くなって長期化してしまうと。こういうケースが非常に多いということも耳にします。そういった中で、当然これ対応が中学に上がるから違う環境になれば何とかなるよねとか、いろんな事例があると思うんですけれども、そうはいっても中央市、小学校が6校、中学校2校ですから、そうそう環境ががらっと変わるというのはなかなか難しいと思うんですね。そういった中ではやはり民間のいろんな方法、サポートする人たちの対応というのも大事だと思うんです。長期化するひきこもりにならないためにもこのいじめ、不登校の問題を早い段階で対処するということが望まれていると思いますが、先進的な行政に進む教育委員として何か新しくいいアイデアあるいは先進的な取り組みがなされるように期待をしているところでありますが、その辺の問題についていかがお考えになっているか。 やはり県でもいろんなサポート体制を教育にしていこうという時代でありますけれども、このいじめ、不登校に対する支援、カウンセラーを含めて教員、カウンセラーの増員をするということもなかなかなされませんよね。そういった点で市の教育行政でも厳しい面があると思うんですが、先例としてそういうテーマを投げかける中で、県の応援もいただく、こういうことも大事だと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(福田清美)  田中教育長。 ◎教育長(田中正清)  関連質問にお答えをさせていただきます。 今おっしゃられるように、また先ほどの笹本議員の質問にありましたように、いじめがやはり一番ふえるのが中学校1年であるというのは、これはもう統計ではっきり出ている数字です。その辺を少しでも少なくしなければ、今言うようないじめだとか、それに関連する不登校がなかなか防げないというふうに思います。 いじめにつきましては600件を超す数が中央市全体としても認められております。ただ、この数につきましては、多いからどうなのかという問題ではなく、しっかりいじめをいじめとして捉えているということで、この数の多い、少ないについては私は学校とも詰めている中で、別にこれが認知件数が多いからどうこうということではないんだと。これをあといかに解消していくかが必要だというふうなことで、今名執議員からもおっしゃったように、一番やはり大事なのは、その担任の教員と子ども、それから保護者とがいかに信頼関係がしっかり築けるか。この信頼関係が崩れてしまいますと、だんだん事態は深刻なもの、また俗に言う重大事態へと、どことも申しませんが、県内でもあった他市での状況も聞きますと、やはり担任の先生が何言っても聞いてくれない。担任の先生がなかなかいじめをいじめとして認めてくれないというようなことが、だんだんそちらの方向に行ってしまうということが現実的にはありますので、8校等の折にも、また先生方と話をする折にも、とにかくいじめについて相談あったときについては、しっかりその対応をしてくれ、保護者、また子どもたちのとの信頼関係をしっかりと結んでくれと。それから、もし不登校になった場合は、必ずその家族と連絡を密にとるようにということで、1日来なかったら1日しっかり連絡をとる。2日来なくても2日間しっかり連絡をとるというふうなことについては、学校でもしっかり対応しておりますので、今申し上げましたように、30日以上の子が中学校ですと30人超すというようなことで、学校としても非常に大変な状況、これにはさまざまな正直申し上げて原因があります。その辺も十分承知はしているところですけれども、その原因を一遍になかなかなくすというのは非常に難しい事案ですので、その辺の連携をしっかりとっていく中で、できるだけ子どもたちを少しでも学校に来るような体制をとるようにということで、現在取り組んでいるところです。 また、不登校の子どもたちへの対応なんですけれども、ご承知のように、県のほうでこすもす教室というのを実は昨年度韮崎にあるものが閉鎖いたしまして、今年度末に都留が閉鎖、また、石和については残るんですけれども、今後はもう子どもたちは預からないで、センター的な機能で進めていくとういうふうなことが方向が示されましたもので、中央市におきましても、その不登校の子ども、学校へ行きづらい子どもの居場所といたしまして、来年度の4月を目途に、今その子どもたちの居場所をつくっていこうというふうなことで今検討しておりますので、来年度以降、県がその辺の施策を全て打ち切ってしまいますので、当然ですけれども、中央市の子どもがどこも行くところがないということでは困りますので、来年度の4月を目途にぜひ開設をしていきたいというふうに現在考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(福田清美)  ほかに関連質問ありませんか。 (なし) 以上で笹本昇議員の質問と関連質問を終わります。 以上をもちまして、本日の日程を全て終了いたしました。 あしたも午前10時より一般質問を行います。 よろしくお願いいたします。 本日はこれで散会いたします。 ありがとうございました。----------------------------------- △散会 午後2時53分...