中央市議会 > 2018-09-04 >
09月04日-01号

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  1. 中央市議会 2018-09-04
    09月04日-01号


    取得元: 中央市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-14
    平成30年  9月 定例会(第3回)平成30年第3回中央市議会定例会1.議事日程(第1号)                             平成30年9月4日                             午前10時00分開議                             於議場  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期決定の件  日程第3 諸報告  日程第4 議案第73号 中央市職員給与条例中改正の件  日程第5 議案第74号 中央市農村公園条例中改正の件  日程第6 議案第75号 平成30年度中央市一般会計補正予算(第3号)  日程第7 議案第76号 平成30年度中央市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  日程第8 議案第77号 平成30年度中央市介護保険特別会計補正予算(第1号)  日程第9 議案第78号 平成30年度中央市地域包括支援センター特別会計補正予算(第1号)  日程第10 議案第79号 平成30年度中央市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)  日程第11 議案第80号 平成30年度中央市上水道事業会計補正予算(第2号)  日程第12 議案第81号 平成29年度中央市一般会計歳入歳出決算認定の件  日程第13 議案第82号 平成29年度中央市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第14 議案第83号 平成29年度中央市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第15 議案第84号 平成29年度中央市介護保険特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第16 議案第85号 平成29年度中央市地域包括支援センター特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第17 議案第86号 平成29年度中央市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第18 議案第87号 平成29年度中央市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第19 議案第88号 平成29年度中央市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第20 議案第89号 平成29年度中央市田富よし原処理センター事業特別会計歳入歳出決算認定の件  日程第21 議案第90号 平成29年度中央市上水道事業会計決算認定の件  日程第22 議案第91号 訴えの提起の件  日程第23 議案第92号 中央市道路線廃止の件  日程第24 議案第93号 中央市道路線変更の件  日程第25 議案第94号 動産取得の件  日程第26 議案第95号 動産取得の件  日程第27 議案第96号 動産取得の件  日程第28 報告第7号 平成29年度中央市一般会計予算継続費の精算の件  日程第29 報告第8号 平成29年度中央市健全化判断比率の報告の件  日程第30 報告第9号 平成29年度中央市資金不足比率の報告の件  日程第31 請願第1号 教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書2.本日の会議に付した事件  議事日程に同じ3.出席議員は次のとおりである。(16名)       1番  渡辺 亨      2番  田中 清       3番  斉藤雅浩      4番  金丸俊明       5番  木下友貴      6番  田中輝美       7番  小池章治      8番  河西 茂       9番  関 敦隆     10番  名執義高      11番  伊藤公夫     13番  宮川弘也      14番  井口 貢     15番  福田清美      17番  田中一臣     18番  山本国臣4.欠席議員(1名)      12番  田中健夫5.会議録署名議員      13番  宮川弘也     14番  井口 貢6.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(30名)   市長        田中久雄    副市長       萩原一春   教育長       田中正清    会計管理者     相澤宏一   政策秘書課長    望月 智    総務課長      桜木達也   危機管理課長    今井 賢    管財課長      功刀裕章   財政課長      橘田 修    リニア交通政策課長 五味将元   庁舎整備室長    田中竜馬    政策推進監     蓮沼 隆   人材育成推進監   田中 実    市民課長      北村公利   保険課長      内田孝則    環境課長      小沢 誠   税務課長      土橋利一郎   収納対策監     降矢嘉也   福祉課長      田中浩夫    高齢介護課長    長田輝子   子育て支援課長   中込 誉    健康推進課長    相田幸子   建設課長      薬袋正仁    都市計画課長    田島幸一   水道課長      河西利広    下水道課長     相川浩記   農政課長      石田秀博    商工観光課長    飯室隆人   教育総務課長    中楯孝博    生涯教育課長    田中俊浩7.職務のため議場に出席した者の職氏名(3名)   議会事務局長    薬袋幸雄   議会書記      功刀亜紀子   議会書記      佐野裕一郎 △開会 午前10時00分----------------------------------- ○議長(河西茂)  本日は、お忙しいところご参集いただきまして、誠にご苦労さまです。 ただいまの出席議員は16名で、定足数に達しております。 ただいまから平成30年第3回中央市議会定例会を開会します。 はじめに、欠席の旨の連絡をいたします。 田中健夫議員につきましては、本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、ご了承願います。 報道機関等から写真撮影等の申し出が出ております。 これを許可することにご異議ありませんか。 (異議なしの声) 異議なしと認めます。 よって、議場内での撮影を許可することに決しました。 本日の会議は、あらかじめお手元に配布してあります、議事日程表により行います。----------------------------------- ○議長(河西茂)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第88条の規定により、 13番 宮川弘也議員 14番 井口 貢議員を指名します。----------------------------------- ○議長(河西茂)  日程第2 会期決定の件を議題にします。 本定例会の会期について、議会運営委員会が開かれております。 その協議結果について、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長伊藤公夫議員。 ◆議会運営委員長(伊藤公夫)  議会運営委員長報告を行います。 本日、9月4日に招集されました平成30年第3回定例会の運営について、去る8月28日午後1時30分より、議会運営委員会を開催し協議いたしましたので、その結果について、ご報告いたします。 今定例会に市長提案されます議案は、条例案件2件、補正予算6件、決算認定10件、その他の案件6件、報告3件であります。 また、請願が1件、一般質問については6名の議員から通告されております。 市長提案されます議案について、市長および関係職員より概略説明を受け協議いたしました結果、今定例会の会期は、本日9月4日から9月21日までの18日間とすることに決しました。 以上、今定例会の運営について、議会運営委員会において、協議いたしましたので、議員各位のご賛同とご協力を賜りますようお願い申し上げ報告といたします。 ○議長(河西茂)  議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りします。 本定例会の会期は、ただいまの、議会運営委員長報告のとおり、本日から9月21日までの18日間としたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (異議なしの声) 異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は本日から21日までの18日間と決定しました。----------------------------------- ○議長(河西茂)  日程第3 諸報告を行います。 第2回定例会以降の報告事項については、配布しました諸報告のとおりであります。 監査委員から平成30年6月から8月分にかかる現金出納検査の結果について、配布しました資料のとおり報告されております。 各組合議会の結果について、配布しました資料のとおり報告されております。 以上で、諸報告を終わります。----------------------------------- ○議長(河西茂)  日程第4 議案第73号 中央市職員給与条例中改正の件から、日程第30 報告第9号 平成29年度中央市資金不足比率の報告の件までを一括議題とします。 市長より行政報告ならびに提出議案等に対する説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中久雄)  本日ここに、平成30年第3回市議会定例会をお願いいたしましたところ、議員各位には公私とも大変お忙しい中、ご出席を賜り、心から御礼申し上げます。 この夏は、気象庁が発表した速報値によると、関東甲信地方では、観測史上初めてという6月中に梅雨が明け、7月初旬から晴れの日が続きました。太平洋高気圧とチベット高気圧の二つの高気圧に覆われたことが要因で、連日猛暑日となり、7月の観測記録では甲府をはじめ県内各地において、猛暑日や熱帯夜の日数が最高を記録しました。8月に入りましても依然として高い気温を維持し、結果として7月、8月の2カ月間においてほぼ半分の日数が猛暑日となるなど例年にない暑い夏となっています。9月に入り過ごしやすい気候になることを期待したいところですが、日中はまだまだ暑い日が続くことと思われます。朝晩との気温の差もだんだん大きくなることも予想されますので、体調を崩したりしないよう、議員各位をはじめ市民の皆さまには、体調管理には十分ご留意され、お過ごしいただきたいと思います。 さて、本市では、去る8月26日に、「中央市総合防災訓練」を多くの市民の皆さまのご参加をいただき実施いたしました。 今年度の防災訓練は、これまで行ってきました、「自助・共助」を意識したシェイクアウト訓練や、自主防災会による伝達訓練、避難所設置運営訓練、市主体による非常参集訓練医療救護所設置訓練のほか、SNSを利用した情報収集および発信の訓練。また、昨年度策定した「中央市業務継続計画(BCP)」に則した訓練を行いました。 「中央市業務継続計画」は災害発生等、非常事態発生時において優先的に遂行する必要のある業務をあらかじめ選定した上で、人員・物資・ライフライン等利用可能な資源が大幅に制約された状況下においても、効率的に当該業務が遂行できるよう行動計画を定めたものです。この計画の中では、この計画自体の継続的改善について謳っており、「業務継続計画」に則した訓練を繰り返し行いながら課題や改善点等について検証し、見直していくことでより実効性のある計画へとレベルを上げていくことができるため、大変重要な訓練であると考えております。今回の訓練では、各担当において該当する「応急業務」と「被害想定」を選択し、訓練を行っており、それぞれ反省点等を挙げていく中で計画を見直していく「P・D・C・A」を繰り返し、より完成度の高いものとしていきたいと思います。 SNSを利用した訓練では、事前に市ホームページなどで訓練実施について周知した結果、訓練当日には多くの市民からの訓練を想定した情報がSNSを通じて寄せられ、市ホームページでも確認することができました。 また、避難所設置運営訓練では、炊き出し訓練のほか、給水車を使用した給水訓練、簡易トイレの設置講習、災害ボランティアセンターを啓発・周知する訓練など、避難所での実用的な訓練に取り組みました。これらの訓練はこれまでも行ってきたもので繰り返しになりますが、繰り返し行っていただくことで災害に対する意識を高め、冷静な判断・行動ができるものと思います。 6月に発生した「大阪北部地震は記憶に新しいところですが、山梨県においては、南海トラフや首都直下型地震の発生する確率は相変わらず高く、また、7月に起きた「西日本豪雨」において、甚大な被害を受けた地域と中央市は地形が似ているところがあり、同様の水害が発生する可能性もあります。今後これらの災害対策が重要になっていくと考えられ、いつ起こるとも知れない大規模災害や緊急事態に備え、訓練や経験で得られた課題を検証し、活かしながら、市民の生命財産を守るための危機管理体制の充実に努めてまいりたいと考えております。 議員各位をはじめ、市民の皆さまのご協力をお願いいたします。 今定例会におきましては、条例や予算など合計27の案件の提出をしておりますが、これらの案件の説明に先立ちまして、6月定例会以降におけるいくつかの行政報告を申し上げます。 まず、「第1回スイートコーンマラソン&ウォーク」についてであります。 去る6月24日に、豊富地区内をコースとして「第1回スイートコーンマラソン&ウォーク」が行われました。全国各地から467名の参加があり、3種類のコースをそれぞれのランナーが思い思いのペースで楽しんでいました。大会当日は晴天に恵まれたこともあり、参加者からも大変好評で、大盛況のうちに開催することができた大会ではなかったかと思います。改めて参加いただいた方々をはじめ、沿道で声援を贈っていただいた皆さま方に心より感謝申し上げます。 4月に行われた「桃と桜のサイクリング~リニアライドやまなし中央~」と、今回の「スイートコーンマラソン&ウォーク」、そして、11月3日に開催します「中央市ふるさとまつり」、これらのイベントをとおして中央市のPRを行い、移住定住を促進してまいりたいと思います。 11月3日に行われる「第3回ふるさとまつり」では、市民のさらなる融和を図ることを目的として、「笑顔満祭子どもが集えば、未来が変わる」を祭りのコンセプトとして開催いたします。 当日は、自治会の子ども神輿をメインに、今年から神輿に参加しない自治会の子どもたちも仮装してパレードに参加することができるようになります。また、新たに「歴史三歩ゾーン」「安心安全ゾーン」「思いやりゾーン」を設け、祭りを盛り上げます。 また、当日はJR東海で「JRさわやかウォーキング号」の臨時急行列車「やまなし中央号」を運行していただけることとなりました。 多くの皆さまにご来場いただき、市内外に中央市の良さをPRできる機会としたいと思います。 次に、「市庁舎整備事業の進捗状況」についてであります。 まず、増設庁舎建築工事の進捗状況でありますが、現在は、1階立上り壁ならびに2階床部分に取り掛かっており、コンクリートの打設を行っているところであります。9月中には、2階の柱・立上り壁に取り掛かりますので、10月以降、徐々にその姿が鮮明になってくるものと思います。工程的にも順調にきており、予定どおり進んでいるところであります。 また、庁舎の増築に伴い、これまで庁舎敷地南側に整備を進めておりました駐車場につきましては先月完成し、使用を開始したところであります。 次に、リニア建設に伴う田富北小学校移転整備事業の進捗状況についてであります。 現在の田富北小学校の敷地の一部につきましては、リニア中央新幹線の建設予定地となっており、平成31年11月末までに更地にして引き渡す必要があります。 田富北小学校の仮設校舎につきましては、平成31年6月に完了予定となっており、その後、引越しを行ったうえで、現在の校舎等を解体することとなります。 なお、今定例会に田富北小学校施設解体設計に係る補正予算を提出しておりますので、よろしくご審議をお願い申し上げます。 解体に係るスケジュールといたしましては、最初にリニア建設予定地に掛かる校舎本体とプールおよび給食棟について解体を行い、体育館につきましては、同じく移転の必要がある市民体育館の代替施設としてしばらく使用することとし、新しい小学校体育館建設後に解体することとなります。その間、体育館を使用される皆さまにはご不便をおかけすることもあろうかと思いますが、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 それでは、本定例会に提案いたしました案件について、ご説明申し上げます。 本定例会に提案いたしました案件は、条例案件2件、予算案件6件、決算認定の件10件、その他案件6件、報告案件3件であります。 まず、条例議案についてであります。 議案第73号 中央市職員給与条例中改正の件につきましては、職員の駐車場使用料を徴収することに伴い、使用料を職員の給与から控除することができるようにするため、改正を行うものであります。 議案第74号 中央市農村公園条例中改正の件につきましては、中央市農村公園の多目的グラウンドを人工芝に改修することに伴い、その使用料の額を見直すとともに、指定管理者制度を導入するため、所要の改正を行うものであります。 次に、予算議案についてであります。 議案第75号 平成30年度中央市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ10億7,335万4千円を追加し、歳入歳出それぞれ159億9,941万9千円とするものであります。 歳出の各款の主なものは、総務費では、庁舎整備事業として田富庁舎大規模改修工事や、増設庁舎建設に伴う外構工事など、監理業務および工事請負費などに8億4,552万3千円を主なものとして計上しております。 民生費では、障がい者相談支援センター事務所移転に伴う建築工事設計業務委託料として264万6千円を、私立保育所等施設整備補助金として75万4千円を主なものとして計上しております。 土木費では、総合防災公園建設に伴う建物等移転補償費として1,700万円を主なものとして計上しております。 教育費では、田富北小学校移転計画に伴う施設解体設計業務委託料に560万円を、給食センター施設整備事業に伴う外構工事請負費および配送トラックや厨房機器等備品購入費などに1億8,360万円を主なものとして計上しております。 これらの歳出にかかる補正財源としましては、普通交付税の確定に伴い、普通交付税を5億266万3千円追加し、また、各種事業に係る国および県補助金を追加補正するとともに、市庁舎整備事業給食センター(仮称)建設事業における合併特例事業債や、臨時財政対策債などの地方債を、8億7,450万円追加補正しております。 なお、繰入金については、財政調整基金繰入金を減額補正しております。 議案第76号 平成30年度中央市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ6,212万9千円を減額し、歳入歳出それぞれ31億49万9千円とするものであります。 議案第77号 平成30年度中央市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ240万円を追加し、歳入歳出それぞれ20億1,986万7千円とするものであります。 議案第78号 平成30年度中央市地域包括支援センター特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ5万6千円を追加し、歳入歳出それぞれ1,584万円とするものであります。 議案第79号 平成30年度中央市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ6万1千円を追加し、歳入歳出それぞれ3億1,458万7千円とするものであります。 議案第80号 平成30年度中央市上水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的支出に、82万3千円を補正し、2億7,319万8千円とするものであります。 次に、決算認定の件であります。 議案第81号 平成29年度中央市一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第90号 平成29年度中央市上水道事業会計決算認定の件まで、一般会計、特別会計、企業会計10件の決算認定につきましては、地方自治法第233条第3項および地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付して提案するものであります。 概要につきましては、後ほど、会計管理者から、ご説明申し上げます。 次に、その他の案件についてであります。 議案第91号 訴えの提起の件につきましては、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第92号 中央市道路線廃止の件につきましては、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第93号 中央市道路線変更の件につきましては、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第94号 動産取得の件につきましては、中央市防災対策室映像音響機器購入に伴う動産の取得について、中央市議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第95号 動産取得の件につきましては、増設庁舎ネットワーク機器購入に伴う動産の取得について、中央市議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 議案第96号 動産取得の件につきましては、中央市農村公園多目的グラウンド改築工事人工芝購入に伴う動産の取得について、中央市議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分の範囲を定める条例第3条の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案するものであります。 次に、報告議案についてであります。 報告第7号 平成29年度中央市一般会計予算継続費の精算の件につきましては、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、平成29年度中央市一般会計予算継続費について、精算をしたので報告するものであります。 報告第8号 平成29年度中央市健全化判断比率の報告の件につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、平成29年度中央市健全化判断比率を監査委員の意見を付して、報告するものであります。 報告第9号 平成29年度中央市資金不足比率の報告の件につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成29年度中央市資金不足比率を監査委員の意見を付して、報告するものであります。 以上、案件の内容について、概要をご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご議決・認定いただけますようお願い申し上げ、平成30年第3回市議会定例会における所信表明および提案理由の説明といたします。 なお、本日は台風21号が非常に強い勢力を保ったまま接近をしております。本日の昼前後に四国地方から紀伊半島付近に最接近し、上陸すると予報されております。山梨県には直撃はないものの、最も接近するのは午後6時前後と思われます。300ミリの雨と風速15メートル、瞬間最大風速30メートルが予想されております。厳重な警戒が必要であります。市民の皆さま方には、早めの安全確保と不要不急の外出等を控えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(河西茂)  市長の説明が終わりました。 引き続いて議案の審議を行います。 議案第73号 中央市職員給与条例中改正の件から、議案第80号 平成30年度中央市上水道事業会計補正予算(第2号)および議案第91号 訴えの提起の件から、議案第96号 動産取得の件につきましては、会議規則第37条第1項の規定により、委員会へ付託しますので、市長の説明に対する総括的な質疑を行います。 質疑ありませんか。 (なし) 質疑なしと認めます。 議案第73号から議案第80号まで、および議案第91号から議案第96号については、お手元の議案付託表のとおり、会議規則第37条第1項の規定により、それぞれ所管の常任委員会に付託します。 次に、会計管理者より、議案第81号 平成29年度中央市一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第90号 平成29年度中央市上水道事業会計決算認定の件までの概要説明を求めます。 相澤会計管理者。 ◎会計管理者(相澤宏一)  それでは、ただいま市長より提案のありました、議案第81号から議案第90号までの一般会計、特別会計および企業会計の決算認定10案件につきまして、一括して説明させていただきます。 なお、概要説明のため、金額につきましては万円単位とさせていただきます。 それでは「平成29年度中央市一般会計・特別会計歳入歳出決算書」のほうをご準備いただきたいと思います。 まず最初に、1ページ、2ページをご覧いただきたいと思います。 一般会計と8特別会計の総額ですが、収入済み額の合計220億6,821万円、支出済み額の合計205億7,435万円となっており、歳入歳出総額の差額は14億9,386万円でありました。 また、この差額のうち、翌年度へ繰り越すべき財源が2億2,969万円含まれているため、平成29年度の実質収支額は12億6,417万円の黒字となりました。 それでは、個々の会計についてご説明いたします。 まず「平成29年度中央市一般会計歳入歳出決算」について、説明をします。 3ページ、4ページをご覧いただきたいと思います。 第1款市税につきましては、46億2,238万円で、全収入額の32.5%を占めており、前年度比、8,471万円の増額となっています。主なものとしましては、市民税20億2,251万円、固定資産税22億7,117万円となっています。 次に、第2款地方譲与税は、1億1,775万円で、ほぼ例年どおりの金額となっています。 第3款から第8款までの各種交付金につきましては、総額約7億717万円で前年度比4,716万円の増額となっています。 第9款地方交付税は、26億3,534万円で、歳入全体の約18.53%を占めていますが、前年度比1億943万円の減額となっています。 以下の歳入につきましては、主なもののみを申し上げます。 5ページ、6ページをご覧いただきたいと思います。 第13款国庫支出金13億4,118万円、第14款県支出金8億5,603万円、第17款繰入金5億2,618万円、第18款繰越金7億1,306万円、第19款諸収入1億2,925万円、第20款市債20億9,877万円であります。 以上から、平成29年度の一般会計の歳入総額は、142億2,179万円となり、前年度比約9.97%、12億8,994万円の増額となっています。 次に、歳出に移ります。 7ページ、8ページをご覧いただきたいと思います。 まず、第1款議会費ですが、1億4,486万円で、前年度比53万円の増額となっております。 次に、第2款総務費ですが、24億6,041万円で、前年度比8億5,388万円の増額となっています。主なものとしては総務管理費11億5,292万円、庁舎整備事業等の企画費が9億4,108万円で、8億8,435万円増額、それから、徴税費1億9,495万円、戸籍住民基本台帳費1億1,059万円等となっています。 次に第3款民生費は、42億2,491万円で、前年度比7,107万円の増額となっています。 また、歳出予算総額に民生費の占める割合は、約32.42%と最も多くの割合となっています。 主な内訳としましては、国民健康保険や介護保険の繰出し金等を含めた社会福祉費が19億3,203万円、保育園、児童館、放課後児童クラブの運営費等を含めた児童福祉費が19億4,814万円、生活保護費が2億6,230万円となっています。生活保護費につきましては、医療扶助費の減額、制度改正による年金受給額の増により、前年度と比較して1億1,185万円の減額となっています。 次に、第4款衛生費ですが総額7億9,069万円で、前年度比1,176万円の減額となっています。減額の主な要因としましては、簡易水道事業特別会計への繰出し金の減額によるものでございます。 次に、第5款労働費ですが、346万円で、ほぼ例年どおりの金額となっています。 次に、第6款農林水産業費ですが、6億1,107万円で、前年度比7,223万円の増額となっています。増額の主なものは、サントリーワイン事業の農業振興費、農業用水路・農道・自動転倒ゲート・宇坪川改修事業の農地費の増額となっています。 次に、第7款商工費ですが、1億370万円で、前年度比1,390万円の増額となっています。これにつきましては、観光振興事業・ふれあい館等の管理運営事業(指定管理事業)の増額によるものであります。 次に第8款土木費ですが、14億4,179万円で、歳出予算の11.06%を占めており、前年度比1億6,925万円の増額となっています。これは主に田富玉穂大津線道路整備事業・市道3169号線歩道整備事業等の、道路橋梁新設改良費の増額によるものであります。 次に第9款消防費ですが、5億1,240万円で、前年度比2,674万円の増額となっています。これは主に消防施設整備事業費の水槽付きポンプ車購入による増額でございます。 次に、第10款教育費ですが、12億6,642万円で、前年度比1億8,182万円の増額となっています。主なものは学校施設整備費で、豊富小学校プール建設・リニア建設に伴う田富北小学校移転整備事業で仮設校舎設計業務委託料等の増額によるものであります。 次に第12款公債費ですが、14億3,243万円で、前年度比8,841万円の増額となっており、歳出総額の約11%を占めています。 以上から、平成29年度の一般会計の歳出総額は、130億2,961万円となり、前年度比8億1,082万円の増額となりました。 109ページの実質収支に関する調書をご覧いただきたいと思います。 平成29年度の一般会計の歳入総額は142億2,179万円、歳出総額は130億2,961万円で、差引額は11億9,218万円であります。 なお、翌年度に繰り越すべき財源が1億9,458万円あるため、実質収支は9億9,759万円の、黒字となりました。 以上が、一般会計の決算概要であります。 次に、特別会計に移ります。 110ページ、111ページをご覧いただきたいと思います。 「平成29年度中央市国民健康保険特別会計歳入歳出決算」につきまして、説明をさせていただきます。 まず、歳入の主なものですが、第1款国民健康保険税は6億9,591万円で、前年度比2,435万円の減額となっております。しかし、収納率は82.4%と、前年度の79.8%より改善されております。 次に、第3款国庫支出金ですが、7億4,085万円で前年度比2,045万円の減額となっています。 次に、第5款前期高齢者交付金ですが、8億8,050万円で、前年度比2,863万円の増額。 第7款共同事業交付金は7億5,806万円で、前年度比8,077万円の減額。 第8款繰入金は2億5,525万円で、前年度比1,138万円の減額となっています。 第9款繰越金は1億2,620万円で、前年度比1億2,395万円の増額となっています。 次に、112ページ、113ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものですが、第1款総務費は6,391万円で、前年度比339万円の減額、第2款保険給付費は21億2,231万円で、前年度比807万円の減額、第3款後期高齢者支援金等は4億422万円で、前年度比1,457万円の減額、第5款介護給付費は1億5,827万円で、前年度比629万円の減額、第6款共同事業拠出金は、7億4,948万円で、前年度比3,880万円の減額となっています。 この結果、「平成29年度中央市国民健康保険特別会計」の決算は、歳入総額が36億8,799万円で、歳出総額は36億5,789万円となり、歳入歳出の差引額は3,009万円でありました。 次に、「平成29年度中央市後期高齢者医療特別会計」の決算について説明します。 137ページ、138ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものですが、第1款後期高齢者医療保険料1億7,839万円で、前年度比1,970万円の増額、第3款繰入金が6,279万円で、前年度比53万円の増額となっています。 次に、139ページ、140ページをご覧ください。 歳出の主なものは、第1款総務費が1,182万円で、ほぼ例年どおりの金額となっており、第2款後期高齢者医療広域連合納付金が2億2,901万円で、前年度比2,031万円の増額となっています。 この結果、「平成29年度中央市後期高齢者医療特別会計」の決算は、歳入総額は2億4,280万円で、歳出総額は2億4,127万円で、歳入歳出の差引額は152万円となります。 次に、「平成29年度中央市介護保険特別会計歳入歳出決算」について説明いたします。 150ページ、151ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものは、第1款保険料が4億7,658万円で、前年度比2,026万円の増額、第3款国庫支出金が3億7,538万円で、前年度比912万円の減額、第4款支払基金交付金が4億7,104万円で、前年度比1,704万円の増額、第5款県支出金が2億4,865円で、前年度比149万円の減額、第7款繰入金が2億6,399万円で、前年度比1,030万円の増額、第8款繰越金が1億6,397万円で前年度比8,359万円の増額となっています。 次に、152ページ、153ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものは、第2款保険給付費が16億5,348万円で、前年度比7,096万円の増額、第3款地域支援事業費が6,422万円で、前年度比105万円の増額となっています。 以上から、「平成29年度中央市介護保険特別会計」の決算は、歳入総額20億173万円、歳出総額18億5,892万円で、歳入歳出差引額は1億4,281万円となります。 次に、「平成29年度中央市地域包括支援センター特別会計歳入歳出決算」について説明いたします。 171ページ、172ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものは、第1款サービス収入63万円で、前年度比5万円の減額、第2款繰入金は1,204万円で、前年度比104万円の減額となっています。 次に、173ページ、174ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものにつきまして、ご説明いたします。 第1款総務費が1,232万円で、前年度比122万円の減額、第2款事業費が35万円で、13万円の減額となっています。 以上から、「平成29年度地域包括支援センター特別会計」の決算は、歳入総額1,267万円、歳出総額1,267万円で、歳入歳出額は同額となりました。 次に、「平成29年度中央市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算」について説明いたします。 180ページ、181ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものは、第2款使用料及び手数料が1億1,659万円で、前年度比1,673万円の増額、第4款繰入金は5,198万円で、前年度比1,058万円の減額、第7款簡易水道事業債として市債が3,370万円で、前年度比6,410万円の減額となっています。 次に、182ページ、183ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものは、第2款衛生費が6,807万円で、前年度比5,712万円の減額、これは主に工事請負費の減額となります。第3款公債費が8,900万円で、前年度比203万円の増額となっています。 以上から、「平成29年度中央市簡易水道事業特別会計」の決算は、歳入総額2億1,620万円、歳出総額2億1,051万円で、歳入歳出差引額は、568万円となります。 次に、「平成29年度中央市下水道事業特別会計歳入歳出決算」について説明いたします。 193ページ、194ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものは、第2款使用料及び手数料が2億3,950万円で、前年度比26万円の減額となっています。第3款国庫支出金は9,660万円で、前年度比1,546万円の減額、第4款繰入金は6億6,800万円で、前年度比1,127万円の増額、第7款市債は2億3,140万円で、前年度比1,580万円の増額となっています。 次に、195ページ、196ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものは、第1款総務費が2億49万円で、人件費・流域下水道維持管理費等になります。前年度比605万円の減額となります。第2款事業費が3億7,635万円で339万円の減額、公共下水道費工事請負費が含まれます。第3款公債費が6億6,005万円で、前年度比227万円の増額となっています。 以上から、「平成29年度中央市下水道事業特別会計」の決算は、歳入総額13億222万円、歳出総額12億3,690万円で、歳入歳出差引額は6,531万円となりました。 ただし、翌年度に繰り越すべき財源(繰越明許費繰越額)が1,880万円あるため、実質収支額につきましては、4,651万円となります。 次に、「平成29年度中央市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算」について説明いたします。 206ページ、207ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものは、第2款使用料及び手数料が3,588万円で、前年度比41万円の減額、第5款繰入金が2億1,117万円で、前年度比648万円の増額となっています。 次に、208ページ、209ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものは、クリーンセンター維持管理費を含む第1款総務費が7,762万円で、前年度比1,250万円の減額、第3款公債費が1億6,060万円で、前年度比37万円の増額となっています。 以上から、「平成29年度中央市農業集落排水事業特別会計」の決算は、歳入総額2億7,673万円、歳出総額2億5,105万円で、歳入歳出差引額は2,567万円となりました。 ただし、翌年度に繰り越すべき財源(継続費逓次繰越額)が1,630万円あるため、実質収支額は937万円となりました。 次に、「平成29年度中央市田富よし原処理センター事業特別会計歳入歳出決算」について説明いたします。 219ページ、220ページをご覧いただきたいと思います。 まず、歳入の主なものは、第2款使用料及び手数料が3,938万円で、前年度比732万円の増額であります。これにつきましては、平成28年5月から、リバーサイド地区、流通センター、トラックターミナルの、それぞれの利用者から使用料を徴収することになりましたが、平成28年度につきましては10カ月分の徴収、平成29年度につきましては12カ月分、1年分の徴収のための増額となります。 次に、221ページ、222ページをご覧いただきたいと思います。 歳出の主なものは、第1款総務費が5,222万円で維持管理費が中心となっています。第2款諸支出金は2,326万円で、前年度とほぼ同額で、よし原処理センター施設事業基金として積み立てております。 以上から、「平成29年度田富よし原処理センター事業特別会計」の決算は、歳入総額1億605万円、歳出総額7,549万円、歳入歳出差引額は3,055万円となりました。 以上、一般会計と特別会計8件について、決算の概要を説明させていただきましたが、決算書と一緒にお配りさせていただきました付属資料にも、決算状況・財産に関する調書が掲載されていますので、併せてご覧いただければと存じます。 最後に、公営企業会計の「平成29年度中央市上水道事業会計」の決算についてご説明いたします。 平成29年度中央市上水道事業会計決算書の1ページをご覧いただきたいと思います。 まず、収益的収入及び支出のうち、収入についてですが、第1款水道事業収益の決算額は、2億8,371万円でありました。また支出の、第1款水道事業費用の決算額は、2億5,434万円でありました。この結果差引額は、2,937万円となりました。 次に、2ページの資本的収入及び支出をご覧いただきたいと思います。 まず、収入の第1款資本的収入は、1億7,585万円、支出の第1款資本的支出は3億1,727万円であり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額、1億4,141万円の差額につきましては、消費税資本的収支調整額及び過年度損益留保資金で補てんしました。 次に、13ページをご覧いただきたいと思います。 上水道事業の概況でございます。営業関係につきましては、平成29年度は年間総配水量201万1,348立方メートルに対し、年間総有収水量は177万6,991立方メートルで、有収率は88.3%と、昨年度より改善されています。年度末給水戸数は8,019戸、年度末給水人口は1万6,712人でありました。 建設改良につきましては、管渠の耐震化を計画的に進める一方、長寿命化によるコスト削減が期待できるダクタイルGX形管を引き続き採用し、老朽管の更新と耐震化を積極的に推進し、約1,740メートルの更新を実施しました。水道事業単独では、主に田富庁舎南側の臼井阿原地区や山王地区等を更新し、また、下水道工事に伴い西花輪地区を更新し、重要度の高い基幹管路や漏水の多い地域から耐震管への布設替えを行うことで、有収率の向上に努め、災害に強い水道施設を目指し事業を進めてまいりました。 以上が、上水道事業会計の決算概要であります。 以上、雑駁な説明でしたが、平成29年度の中央市のすべての会計の決算概要の説明とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(河西茂)  会計管理者の説明が終わりました。 続きまして、乙黒代表監査委員に、本議会に出席いただいておりますので、平成29年度一般会計、各特別会計および上水道事業会計の決算審査の報告を求めます。 乙黒代表監査委員、登壇の上、説明をお願いいたします。 ◎代表監査委員(乙黒環)  代表監査委員の乙黒環でございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 監査委員を代表いたしまして、私から決算および各基金の運用状況審査、ならびに健全化判断比率審査の結果をご報告させていただきます。 ただいま会計管理者から詳細な説明がございました。 また、監査委員による審査につきましては、意見書を提出させていただいておりますので、要点のみの報告とさせていただきたく、ご了承のほどよろしくお願いいたします。 審査は、平成30年7月3日から7月27日にかけて行いました。 審査の対象は、平成29年度中央市一般会計および8つの特別会計と、上水道事業公営企業会計であります。 審査の方法は、市長から提出された平成29年度の各会計歳入歳出決算書およびその付属資料が、関係法令に準拠して作成されているか、計数に誤りがないか、予算の執行が適正かつ効率的になされているか、ならびに基金の管理、運用が適切になされているか等に主眼をおき、定期監査や例月現金出納検査等も参考として実施いたしました。 まずは一般会計および8つの特別会計の決算審査結果と、各基金の運用状況審査の結果についてご報告いたします。 審査の結果でありますが、審査に付されました各会計の決算書およびその付属資料は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は関係諸帳簿や、その他証拠書類と符合し、正確であるものと認められました。また、予算執行状況は、その目的にそっておおむね適正に執行されていると認められました。 各会計における基金につきましても、運用、管理は適正に行われており、妥当であると認められました。 次に、監査委員の意見、および決算の要点についてご報告いたします。 ここで一部、先ほどの会計管理者との係数に重複するところもありますけれども、ご了承お願いいたします。 平成29年度の一般会計と、8つの特別会計を合わせた総計決算額は、歳入決算額220億6,821万円、歳出決算額205億7,435万円となり、歳入歳出差引残高の形式収支は14億9,386万円となっています。形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は12億6,417万円であります。 一般会計の決算は、歳入総額が142億2,179万円、歳出総額130億2,961万円となり、歳入歳出差引残高の形式収支は11億9,218万円となっています。形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は9億9,759万円となり、単年度収支は4億4,281万円の黒字となりました。 歳入面では、自主財源比率は45.4%で、依存財源は54.6%を占めており、前年度に比べて自主財源比率は4.7%悪化しており、財源の2分の1を超える依存財源で賄う状況であり、引き続き厳しい財政事情が伺われます。今後においても、市税等の各種債権管理や、収入未済対策などを着実に実施するとともに、各種使用料についても積極的に債務者と交渉を行い、歳入確保に努力をしていただきたい。 歳出面では、前年度に比べて総務費、民生費、土木費、教育費などが増加し、衛生費、諸支出金などが減少しました。本年度は市庁舎整備事業、教育施設の整備事業、学校給食センターの施設整備事業、都市公園整備事業などと投資的経費が多く支出されました。 特別会計は、8会計の合計で、歳入総額が78億4,641万円、歳出総額75億4,474万円で、歳入歳出差引残高の形式収支は3億167万円となっています。形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は2億6,657万円となり、単年度収支は1億615万円の赤字となりました。 各会計別の決算および審査の状況は、決算審査意見書に記載のとおりでございます。 本市においては、合併特例普通交付税の減少、少子高齢化の進行等による社会保障経費の増加など、行財政運営はますます厳しさを増すと推測されます。リニア中央新幹線建設に伴う関連事業の進捗などにより多額の支出が見込まれる中、持続可能な財政運営のため、市税等の徴収率向上などによる自主財源の確保に努め、類似施設の統廃合、事業の再検証や取捨選択を図るとともに、事業展開に際しては、費用対効果を明確にして、未来予測とリスク回避を行い、事業の規模・コストの圧縮、市債発行時期の平準化を図っていくことが必要となります。 また、合併特例債の発行期限は延長されましたが、起債については、財政健全化法における実質公債費比率や将来負担比率等の健全化判断比率に今後とも注意を払い、計画的な管理を実施されるよう求めます。 また、平成29年度決算から新たな地方公会計制度に基づく、統一的な基準による財務書類等が作成されますが、これらは、財政の透明性を高め、議会や市民に対する説明責任を果たすとともに、財政状態を適切に分析することにより財務マネジメントの強化に有効に活用していただきたい。 続きまして、平成29年度中央市上水道事業会計決算審査結果についてご報告いたします。 審査に付されました決算諸表は、記載のとおり正確で、内容も正当なものと認められました。内容については、決算審査意見書を参照していただきたいと思います。また、会計諸帳票、証拠書類等の処理管理についても、公正かつ適切に処理され、正確なものと認められました。 水需要の動向は、給水人口、給水戸数とも増減は横ばい状態であり、人口減少社会の到来や節水型機器の普及などにより、給水収益の伸びは期待できないものと考えられますが、本年度から約16%増となる水道料金改定が実施されたことから、新たな未収金の発生防止など、収入未済額の縮減により財源確保に努めていただきたい。 また、今後とも順次老朽化する施設の更新、耐震化への対応に多額の設備投資が見込まれることから、水道事業を取り巻く経営環境は厳しさを増していくものと懸念されるところであります。 公営企業会計制度は、決算状況が料金に反映されるべきものであるため、より一層の経営の効率化および財政基盤の強化を図り、公営企業の基本理念、原則に則って健全な経営を遂行されるよう望むものであります。 続きまして、平成29年度健全化判断比率審査の結果についてご報告いたします。 審査は、平成30年8月16日に行いました。 審査の結果ですが、審査に付されました平成29年度決算に基づく健全化判断比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも関係法令の規定に沿って適正に作成されているものと認められました。 健全化判断比率は表のとおりとなっています。すべての比率において早期健全化基準を下回っていることから、財政状況が著しく悪化している状況にはありません。今後も財政計画を着実に実践することにより、財政の健全性確保に努めていただきたい。個々の比率については、健全化判断比率意見書の2ページに記載したとおりとなっています。 是正改善を要する事項については、特に指摘することはありません。 最後になりますが、平成29年度資金不足比率審査の結果についてご報告いたします。 審査は、平成30年8月16日に行いました。 審査の結果ですが、審査に付されました平成29年度決算に基づく資金不足比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも関係法令の規定に沿って適正に作成されているものと認められました。 資金不足比率は表のとおりとなっています。いずれの会計においても資金の不足額は生じていないことから、経営資金の状況が著しく悪化している状況にはなく、各会計の経営計画を着実に実践することにより、今後とも経営の健全性確保に努めていただきたい。 なお、各会計の余剰額については、資金不足比率意見書の2ページに記載したとおりとなっています。 是正改善を要する事項については、特に指摘することはありません。 以上、審査報告とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(河西茂)  以上で、決算の概要と監査委員の決算審査の報告が終わりました。 議案第81号から議案第90号につきましては、会議規則第37条第1項の規定により、委員会へ付託しますので、説明に対する総括的な質疑を行います。 質疑ありませんか。 (なし) 質疑なしと認めます。 議案第81号から議案第90号までは、お手元の議案付託表のとおり、会議規則第37条第1項の規定により、それぞれ所管の常任委員会に付託します。----------------------------------- ○議長(河西茂)  日程第31 請願第1号 教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書を議題とします。 紹介議員の説明を求めます。 斉藤雅浩議員。 ◆3番(斉藤雅浩)  請願文書表の朗読をもって説明に代えさせていただきます。 配布資料の5ページをお開きください。 受理番号 平成30年請願第1号 件名   教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書 請願者  中央市PTA連絡協議会会長 古屋 亮      中央市公立小中学校長会会長 清水千春      中央市公立小中学校教頭会会長 深澤弘子      山梨県教職員組合中巨摩支部執行委員長 諸星嘉史 紹介議員 斉藤雅浩 請願要旨 1.計画的な教職員定数改善を推進するとともに、少人数学級の推進を図ること。      1.義務教育の根幹である、教育の機会均等・水準確保・無償制の維持に不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持すること。      1.教育条件の格差解消を図るため、地方交付税を含む国における教育予算を拡充すること。 以上の請願事項をご決議いただき、2019年度の政府予算編成において実現されるよう、地方自治法第99条の規定に基づき、国の関係機関へ意見書の提出を請願するもの。 以上です。 よろしくご審議願います。 ○議長(河西茂)  提出のありました請願は、会議規則第142条の規定により、総務教育常任委員会へ付託します。 以上をもちまして、本日の日程をすべて終了いたしました。 明日、9月5日より各常任委員会を順次開催しますので、よろしくお願いいたします。 本日はこれで散会といたします。 ありがとうございました。----------------------------------- △散会 午前11時18分...