◎事務局(
田中竜馬君) それでは、意見書の朗読をさせていただきます。
女性特有の
がん検診と
妊婦検診の
国庫負担の継続と
子宮頸がん予防ワクチン接種の
国庫補助制度の実施を求める意見書(案) 女性の命を守り、新しい命の誕生を守り、育てる制度の充実が今の日本には必要であり、喫緊の課題です。その認識は、世界の中でも低い状況であったことが、ここ1、2年の間に、多くの国民の知るところとなりました。 そして、女性の
健康管理が社会的に重要視されてきました。特に出産年齢の上昇などで、
健康管理が重要となる妊婦が増加傾向にあるとともに、経済的な理由などで健康診査を受診しない妊婦も見られ、母体や胎児の健康確保のために、妊婦健診の重要性、必要性が高まっています。 こうした中、国においては安心して妊娠、出産ができる体制を確保することを目的に、平成20年度からそれまでの
妊婦健康診査を拡充しました。 また、平成21年度からは、
女性特有の
がん検診の
国庫負担をはじめ、この健診事業の早期発見の実績は、早期治療に繋がり、多くの女性の健康と命を守っています。 しかしながら、この
妊婦健康診査と
女性特有の
がん検診に対する
国庫補助制度は、平成22年度までの時限措置であり、女性の
健康管理と
少子化対策推進のためには十分とは言いがたく、子どもを産み育てることができる
社会的支援と、
環境整備が整っているとはいえません。 したがって、国においては
妊婦健康診査と
女性特有の
がん検診に対する
国庫補助制度を導入時の
負担割合に引き上げ、平成23年度以降も継続実施し、
財政支援を講ずるよう要望いたします。 また、日本はワクチン後進国といわれています。世界から取り残されていた「子宮頸がん予防ワクチン」は、昨年10月、驚きのスピードで認証され、12月には希望する方への接種も可能となりました。 地域格差を超えるために、1日も早い
国庫補助制度の実現が望まれます。抑制効果が70%以上といわれる予防ワクチンとして、財政厳しい中、地方自治体も積極的に取り組みを開始しています。 マスコミにも大きく取り上げられ、多くの国民が注目しております。 ワクチン接種と健診の受診率を上げることで、一家の太陽であるお母さんの命を100%に近い確率で、頸がんから守れることも分かってきました。 将来に希望をもって、妊娠、出産ができる若い世代の安心確保にも繋がります。早い年代からの予防、妊婦健診、健康維持の健診、治療へとトータルな取り組みで、効果を生み出し、医療費の抑制、少子化対策など、全てに通じる対策として実施されることを強く望みます。 1.平成23年度以降も
妊婦健康診査の
国庫補助制度を継続実施すること。 2.平成23年度以降も
女性特有の
がん検診国庫補助制度を継続実施すること。 3.「子宮頸がん予防ワクチン」の理解を進めながら、
国庫補助制度を実現すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年6月25日 山梨県
中央市議会議長
山本国臣 提出先
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣、
財務大臣、
厚生労働大臣、内閣府
特命担当大臣(
少子化対策担当) 以上です。
○議長(
山本国臣君) お諮りします。 意見書第5号は委員会付託、質疑・討論を省略したいと思います。 これにご異議ございませんか。 (異議なしの声) 異議なしと認めます。 よって、意見書第5号は委員会付託、質疑・討論を省略することに決定しました。 意見書第5号について採決します。 お諮りします。 本案は原案のとおり決定することに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) 異議なしと認めます。 よって、本意見書は原案のとおり関係機関に提出することに決定しました。
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○議長(
山本国臣君) 日程第16 委員会の閉会中の継続審査申し出を議題とします。 各
常任委員長および議会運営委員長から、
会議規則第104条の規定により、お手元に配布しました申出書のとおり、所管事項の審査につき、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りします。 各
常任委員長および議会運営委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに、ご異議ありませんか。 (異議なしの声) 異議なしと認めます。 よって、各
常任委員長および議会運営委員長の申し出のとおり、継続審査とすることに決定しました。 以上をもちまして、本定例会の会議に付された事件はすべて終了いたしました。 以上をもちまして、平成22年第2回
中央市議会定例会を閉会とします。 ありがとうございました。
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△閉会 午後3時53分 この会議の経過を記載して、その内容が相違ないことを証するためにここに署名する。 平成 年 月 日
中央市議会議長
山本国臣 会議録署名議員 河西 茂
会議録署名議員 名執義高 本会議録の作成にあたった者の氏名は次のとおりである。
議会事務局長 河野孝洋
議会書記 田中竜馬 議会書記 小澤 実
議会書記 小野里津子...