甲州市議会 > 2020-08-31 >
08月31日-01号

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  1. 甲州市議会 2020-08-31
    08月31日-01号


    取得元: 甲州市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-23
    令和 2年  9月 定例会甲州市告示第149号 令和2年甲州市議会9月定例会を令和2年8月31日午前10時甲州市議会議場に招集する。 令和2年8月24日                        甲州市長  鈴木幹夫          令和2年甲州市議会9月定例会会議録                 令和2年8月31日(月)午前10時00分開議---------------------------------------◯議事日程(第1号)   令和2年8月31日(月)午前10時開議  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 諸般の報告  第4 厚生経済常任委員会の報告  第5 総務文教常任委員会の報告  第6 議会広報編集委員会の報告  第7 市政の概要説明  第8 議案第66号 甲州市長等の給与及び旅費条例等の一部を改正する条例制定について     議案第67号 甲州市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について     議案第68号 甲州市指定居宅介護支援事業者の指定に関し必要な事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について  第9 議案第69号 令和2年度甲州市一般会計補正予算(第7号)     議案第70号 令和2年度甲州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)     議案第71号 令和2年度甲州市診療所事業特別会計補正予算(第1号)     議案第72号 令和2年度甲州市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第73号 令和2年度甲州市萩原山財産区特別会計補正予算(第1号)     議案第74号 令和2年度甲州市水道事業会計補正予算(第1号)     議案第75号 令和2年度甲州市下水道事業会計補正予算(第1号)     議案第76号 令和2年度甲州市勝沼ぶどう丘事業会計補正予算(第2号)  第10 議案第77号 甲州市立小学校GIGAスクール対応教育用端末物品購入契約締結について      議案第78号 甲州市立中学校GIGAスクール対応教育用端末物品購入契約締結について  第11 認定第1号 令和元年度甲州市一般会計歳入歳出決算      認定第2号 令和元年度甲州市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算      認定第3号 令和元年度甲州市診療所事業特別会計歳入歳出決算      認定第4号 令和元年度甲州市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算      認定第5号 令和元年度甲州市介護保険事業特別会計歳入歳出決算      認定第6号 令和元年度甲州市居宅介護予防支援事業特別会計歳入歳出決算      認定第7号 令和元年度甲州市下水道事業特別会計歳入歳出決算      認定第8号 令和元年度甲州市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算      認定第9号 令和元年度甲州市大藤財産区特別会計歳入歳出決算      認定第10号 令和元年度甲州市神金財産区特別会計歳入歳出決算      認定第11号 令和元年度甲州市萩原山財産区特別会計歳入歳出決算      認定第12号 令和元年度甲州市竹森入財産区特別会計歳入歳出決算      認定第13号 令和元年度甲州市岩崎山保護財産区管理会特別会計歳入歳出決算      認定第14号 令和元年度甲州市水道事業会計の利益の処分及び決算      認定第15号 令和元年度甲州市勝沼ぶどう丘事業会計の利益の処分及び決算      認定第16号 令和元年度甲州市勝沼病院事業会計決算  第12 報告第4号 健全化判断比率報告について      報告第5号 資金不足比率報告について  第13 報告第6号 甲州市水道事業会計継続費の精算報告について  第14 報告第7号 令和元年度甲州市教育委員会の事務に関する点検・評価報告について  第15 請願第3号 教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願  第16 請願第4号 選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書を国へ提出することについての請願  第17 請願第5号 日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書提出請願---------------------------------------◯本日の会議に付した案件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 諸般の報告  日程第4 厚生経済常任委員会の報告  日程第5 総務文教常任委員会の報告  日程第6 議会広報編集委員会の報告  日程第7 市政の概要説明  日程第8 議案第66号~議案第68号  日程第9 議案第69号~議案第76号  日程第10 議案第77号~議案第78号  日程第11 認定第1号~認定第16号  日程第12 報告第4号~報告第5号  日程第13 報告第6号  日程第14 報告第7号  日程第15 請願第3号  日程第16 請願第4号  日程第17 請願第5号---------------------------------------◯出席議員(18人)                             1番  矢崎友規君                             2番  平塚 悟君                             3番  小林真理子君                             4番  飯島孝也君                             5番  高野浩一君                             6番  廣瀬一郎君                             7番  青柳好文君                             8番  飯島武志君                             9番  高畑一幸君                            10番  廣瀬明弘君                            11番  岡部紀久雄君                            12番  日向 正君                            13番  廣瀬重治君                            14番  川口信子君                            15番  中村勝彦君                            16番  丸山国一君                            17番  夏八木盛男君                            18番  廣瀬宗勝君---------------------------------------◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名                市長               鈴木幹夫君                副市長              広瀬 猛君                市長補佐官            渡辺正尚君                教育長              保坂一仁君                代表監査委員           長瀬静男君                政策秘書課長           前田政彦君                総務課長             芦沢尊彦君                財政課長             清水 修君                管財課長             小澤和仁君                会計管理者            町田幸一君                福祉課長             武澤勝彦君                健康増進課長           内田眞由美君                勝沼支所長            中村賢一君                大和支所長            雨宮由智君---------------------------------------◯出席事務局職氏名                事務局長             佐々木智恵                書記               古屋 力                書記               日原裕子     〔開会 午前10時00分〕 ○議長(中村勝彦君) ただいまの出席議員18人、定足数に達しておりますので、これから令和2年甲州市議会9月定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしました印刷物のとおりといたしますので、ご協力をお願いいたします。 この際申し上げます。報道機関から取材のため、テレビカメラによる撮影の申出があり、これを許可しておりますので、ご承知願います。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中村勝彦君) 日程第1に入ります。 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員につきましては、議長において指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、議長において指名いたします。 13番、廣瀬重治君、17番、夏八木盛男君、以上お二人を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(中村勝彦君) 日程第2に入ります。 会期の決定を議題といたします。 本定例会の会期及び会議開催予定につきましては、去る8月26日に開かれた議会運営委員会において協議した結果に基づき、お手元に配付いたしました会期及び会議予定のとおりと決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。--------------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(中村勝彦君) 日程第3に入ります。 諸般の報告を申し上げます。 本定例会へ提案する議案等について、市長から送付がありました。案件は、議案13件、認定案16件、報告事項4件で、市長提出案件として上程いたしました。 次に、本定例会において受理した請願は3件で、お手元に配付いたしました請願文書表のとおりであります。 次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項並びに地方公営企業法第27条の2第2項の規定により、令和2年度5月から7月までの例月出納検査報告書が提出され、議員各位に配付済みであります。 その他、6月定例会の閉会から昨日までの議会活動状況については、お手元に配付いたしました庶務報告のとおりであります。--------------------------------------- △日程第4 厚生経済常任委員会の報告 ○議長(中村勝彦君) 日程第4に入ります。 厚生経済常任委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、廣瀬明弘君。 ◆厚生経済常任委員会委員長(廣瀬明弘君) 厚生経済常任委員会は、議会閉会中に「地域医療の運営状況及び今後の方向性について」の所管事務調査を7月7日、21日、8月6日及び20日に第1委員会室において実施いたしました。 まず、所管である健康増進課から、地域医療の定義、概念、第7次山梨県地域保健医療計画峡東医療圏域における保健と医療の現状について、地域医療全般の説明を受けました。委員から地域医療における甲州市の取り組みや課題について、質疑や意見が出されました。 次に、「勝沼病院と大藤診療所の現状と今後について」を議題とし、今年2月に作成した甲州市地域医療体制基本計画を基に、各委員から質疑や意見が出され、所管の健康増進課と意見交換を行い、勝沼病院、大藤診療所の経営と実態を把握し、今後の向かうべき役割について確認を行いました。また、地域医療体制基本計画はアウトラインの計画になっており、在宅医療等をどのように進めていくかは、介護保険事業計画との連携が重要で在宅での看取りを行う体制に関しては、何らかの考え方を持たなくてはいけない課題があることを確認しました。 次に、「地域医療と介護の連携」を議題とし、所管課である介護支援課から、在宅医療と介護の連携、介護予防事業について、説明を受けました。委員からは、在宅医療介護連携地域診療所との連携強化の必要性、市が委託している在宅医療介護サポートセンターの役割、市内の居宅介護支援事業所ケアマネジャーの施設との連携などについて、様々な質疑や意見が出され、これらについては、今以上に強化していくことが必要であることを認識しました。 また、3回の所管事務調査を終え、委員間討議を行い、委員からは専門家の話を聞きたい意向や、今後も自由討議の場を設け、委員の考え方や意見をまとめ、提案していきたいなど、多くの意見が出されました。 今後も甲州市の地域医療の重要性について、調査をしていく必要があることから、所管事務調査を継続していくことを委員会として確認いたしました。 以上で、厚生経済常任委員会の報告を終わります。 ○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第4の質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前10時08分           -----------           再開 午前10時09分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第5 総務文教常任委員会の報告 ○議長(中村勝彦君) 日程第5に入ります。 総務文教常任委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、丸山国一君。 ◆総務文教常任委員会委員長(丸山国一君) 総務文教常任委員会は、議会閉会中に「市内小中学校の課題等を検証するため」及び「新型コロナウイルス感染拡大に伴う市内小中学校における対策」の所管事務調査を7月9日に第2委員会室において実施いたしました。 まず、所管となる教育総務課から、市教育委員会において行われている小中学校の在り方の検討について状況説明を受け、その後、質疑応答を行いました。委員からは、今後の検討内容、スケジュールについてや、教育委員会としての方針を示す期限、改めてのこれまでの経緯などについて、質疑や意見が出され、それらの確認が行われました。また、他の自治体の視察研修等の実施についての提案しました。 続いて、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う市内小中学校における対策」について、学校再開に伴う教室での授業形態や学校行事等の対応予定、並びに休業中のカリキュラムの消化等の報告がありました。 なお、今後再び感染が拡大してしまった場合の対策などについて、山梨大学大学院の山縣教授に再度確認し、意見を求めることや、GIGAスクール構想への取り組みに伴い、オンライン環境が整っていないご家庭に対する早急な対応についての要望が委員から出されました。 次に、別の所管事務調査である「甲州市公共施設個別施設計画の進捗状況」について、公共施設のうち、指定管理者制度導入施設について現地視察を行うこととし、8月11日及び12日に実施いたしました。視察は地域を分け、11日には勝沼・塩山地域の8施設、12日には大和地域の7施設について、現地で管財課からの説明を受けるとともに視察を行い、両日とも終了後には、第2委員会室において意見交換を行いました。 委員からは、指定管理者制度導入施設の検証結果報告書などの精査、また今後の方針、来年開催の予定である住民説明会の在り方について、また、庁内のマネジメント会議の重要性などについての要望と意見が出されました。 なお、今後も個別施設計画についての課題や把握、検証等が必要であることから、所管事務調査を継続して実施していくことを委員会として確認をいたしました。 以上で、総務文教常任委員会の報告といたします。 ○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし)
    ○議長(中村勝彦君) 日程第5の質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前10時14分           -----------           再開 午前10時14分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第6 議会広報編集委員会の報告 ○議長(中村勝彦君) 日程第6に入ります。 議会広報編集委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、日向 正君。 ◆議会広報編集委員会委員長(日向正君) 議会広報編集委員会から報告を申し上げます。 去る7月31日に、甲州市議会広報第59号が発行されました。この第59号発行に向けての議会広報編集委員会を6月17日、7月10日、7月16日に第2委員会室で開催し、企画内容の検討、委員の執筆分担の決定、各委員が執筆した原稿の校正などを行いました。 次に、第60号の内容につきましては、「令和元年度各会計決算」、「9月定例会レポート」を特集し、「一般質問」、「委員会レポート」及び「4コマ漫画」等を掲載する予定であります。 議会広報編集委員会では、一人でも多くの市民に読んでいただくことを目標に、今後も読みやすく、分かりやすい広報紙づくりを進めていく考えでありますので、関係各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。 以上で、議会広報編集委員会の報告を終わります。 ○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第6の質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前10時17分           -----------           再開 午前10時17分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第7 市政の概要説明 ○議長(中村勝彦君) 日程第7に入ります。 市政の概要説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 令和2年9月定例会の開会にあたり、議員各位には、提案いたしました議案のご審議をいただくことに対しまして、心から敬意と感謝を表するものであります。 提出案件の説明に先立ち、私の所信の一端と市政の概要を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げたいと存じます。 まず、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。 新型コロナウイルス感染症拡大は、各地でクラスターが発生するなど、依然として終息が見通せない状況であります。また、県内でも、新たな感染者の数が引き続き高い水準で推移していることから、県は、感染拡大防止対策の協力要請を9月30日まで延長したところであります。 市では、これまで10回の対策本部会議を開催し、感染拡大防止策を講じながら公共施設を管理する中で、各種事業の開催などについて市民の皆様への注意喚起を図るとともに、職員の感染拡大防止に関する意識づけや非常時の対応方針を確認するなど、対策に取り組んでいるところであります。 次に、防災についてであります。 コロナ禍における自然災害等に対応するため、感染症対策を図った避難所開設のための備えとして、職員体制や運営マニュアルの見直しと必要物品の調達を行っているところであります。また、防災・減災に関しては、市民の皆様による自らの備えと地域力が重要であるため、明日からの防災週間中に、自助・共助の理解を深めていただくとともに、具体的な取り組みや取るべき行動計画を家庭単位で相談するなど、確認していただけるようお願いをいたします。 次に、一般会計の令和元年度決算についてであります。 厳しい財政状況ではありますが、塩山駅南口広場改修事業や狭あい道路整備など、社会生活基盤の整備を計画的に進めるとともに、消防自動車の計画的な更新を図るなど、災害対策にも備えてまいりました。また、地方債現在高は、前年度末から11億1,800万円余り減少し、約221億3,400万円とするなど、健全財政の維持にも意を注いでまいりました。 地方公共団体の財政状況を統一的な4つの財政指標で明らかにした財政健全化判断比率につきましては、下水道事業特別会計が本年度から公営企業会計に移行する手続上、資金不足を生じましたが、全ての会計を合算すると黒字となるため、実質赤字比率連結実質赤字比率は算出されませんでした。また、実質公債費比率は1.2ポイント上昇し、16.0%となった一方で、将来負担比率は4.4ポイント減少し、147.1%と改善されたところであります。 今後の財政運営につきましては、人口減少や少子高齢化公共施設等の老朽化、学校の統廃合など、直面する行政課題への対応や、合併支援の終了による財源不足など、一層厳しい状況が予想されますが、行財政改革に取り組む中で、引き続き、持続可能な健全財政を維持してまいります。 次に、地域創生への取り組みについてであります。 先月、閣議決定された「まち・ひと・しごと創生基本方針2020」において、新型コロナウイルス感染症拡大により、テレワーク等の新しい働き方による地方への移住・定着の推進が示されているところであります。本市では既に、シェアオフィス甲州があることから、利用者のさらなる利便性の向上と施設の充実を図ってまいります。 次に、甲州市地域応援商品券事業についてであります。 地域応援商品券の交付事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、市民の皆様が大きな影響を受けておりますので、家計への支援策として、全ての市民を対象に、市内小売店等で利用できる地域応援商品券1人5,000円分を交付させていただきます。市民の皆様に利用していただくことにより、本市経済の活性化、または小売店等の事業者支援につながりますので、ご活用をお願いいたします。なお、商品券の利用期間は10月1日から来年1月31日までとする予定であります。 続いて、買物代行サービス支援事業については、避難行動要支援者を対象に感染リスクの軽減を図るため、地域応援商品券を使用する買物代行のサービスを、タクシー業者を活用し、10月から実施してまいります。 次に、第67回甲州市かつぬま「ぶどうまつり」についてであります。 本年のぶどうまつりは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、イベントは実施せず、神事と鳥居焼きを10月3日に実施することとしております。特別な形での開催となりますが、市民の皆様には、本来の趣旨である先祖を供養する心と先人の英知と努力により続く果樹の収穫に感謝する思いを胸に、厳かな気持ちで鳥居焼きをご覧いただきたいと思うところでございます。 次に、天候不順の影響を受けた農業についてであります。 本年は、記録的な長雨と日照不足で、果樹農業は桃をはじめとして大きな痛手を被っております。中でもぶどうは、べと病や晩腐病が多発している状況に加え、今月1日の梅雨明け後は、14日間連続の猛暑日が続き、着色不良が見られるなど、収穫期を迎えた栽培農家には大変厳しい年であります。今後、JAや県等関係機関と協議しながら、本市の基幹産業である農業を守る支援策を講じてまいりたいと考えております。 次に、快適で安心して暮らせるまちづくりについてであります。 高度成長期以降に整備した道路などのインフラは、今後一斉に老朽化していくことから、本年度は、新たに農道に架かる橋梁及びトンネルの点検を行い、計画的に維持管理、修繕をすることにより、コストの削減、平準化を図り、インフラの長寿命化を図ってまいります。 また、近年の集中豪雨や大型台風に対応するため、河川等の整備、改修を進め、市民の皆様の安全・安心の確保に努めてまいります。 次に、小中学校の新型コロナウイルス感染症対策についてであります。 市内小中学校は今月20日に2学期が始まり、文部科学省からの学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」により、熱中症対策にも対応した学校運営を行っているところであります。なお、学校教育活動継続に係る感染症対策支援事業等、地方創生臨時交付金等を活用し、事業を進めてまいりたいと考えております。今後も、万全な感染症及び熱中症対策をとる中で、よりよい学校環境の構築と教育活動の継続に努めてまいります。 次に、平和教育についてであります。 戦後75年の節目の年を迎え、中央公民館において、「わだつみ平和文庫展」を通年で常設展示し、今月15日の終戦日には「わだつみ講演」を開催するなど、平和教育に一層力を入れているところであります。 次に、茨城県牛久市と共同して取り組んでまいりました日本遺産認定についてであります。 昨年度申請したストーリー「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」が6月19日に日本遺産の認定を受け、先月16日にワイン文化日本遺産協議会設立の調印を行ったところであります。今後、各種事業を展開しながら、両市が育んだ日本ワインの歴史文化を広く宣伝し、国内外からの誘客を進めてまいります。 次に、勝沼ぶどうの丘についてであります。 今月1日に開館45周年を迎え、当日は、ご来館の皆様とともに記念セレモニーを開催したところであります。現在、新型コロナウイルスの感染の状況を踏まえ、新しい生活様式を取り入れた経営を行っており、記念の今月を皮切りに、12月まで食や音楽の祭典など、多彩なイベントを計画しております。 なお、7月臨時会でご議決いただきましたワインサーバーの導入につきましては、国内最多となる15台を設置し、試飲場所の分散を開始したところであります。 大変厳しい経営状況ではありますが、業績回復に向け、職員一丸となり、奮闘しておりますので、市民の皆様にも積極的なご利用をお願いしたいと存じます。 以上、私の所信の一端と主要な施策の概要を申し述べさせていただきました。今後も、甲州市のさらなる発展のため、全力を傾注してまいりますので、ご理解とご協力をお願いするものであります。 以上であります。 ○議長(中村勝彦君) 市政の概要説明は終わりました。--------------------------------------- △日程第8 議案第66号~議案第68号 ○議長(中村勝彦君) 日程第8に入ります。 議案第66号 甲州市長等の給与及び旅費条例等の一部を改正する条例制定について、議案第67号 甲州市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議案第68号 甲州市指定居宅介護支援事業者の指定に関し必要な事項並びに指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について、以上3件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 今議会に提案いたしました3件の条例案についてご説明をいたします。 議案第66号については、厳しい市の財政状況に鑑み、本年10月から令和3年3月まで、市長、副市長、教育長等に支給する給料月額を減額する措置を講ずるため、3件の条例について、所要の改正を図るものであります。 次に、議案第67号についてご説明いたします。 子ども・子育て支援法の改正に伴い、条例において引用している同法の項にずれが生じたため、所要の改正をするものであります。 次に、議案第68号についてご説明いたします。 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定めた厚生労働省令の改正に伴い、居宅介護支援事業所の管理者の要件等を見直すため、所要の改正を行うものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第8の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の条例案3件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 議案第66号については、総務文教常任委員会へ、議案第67号及び議案第68号については、厚生経済常任委員会にそれぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。--------------------------------------- △日程第9 議案第69号~議案第76号 ○議長(中村勝彦君) 日程第9に入ります。 議案第69号 令和2年度甲州市一般会計補正予算(第7号)、議案第70号 令和2年度甲州市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第71号 令和2年度甲州市診療所事業特別会計補正予算(第1号)、議案第72号 令和2年度甲州市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第73号 令和2年度甲州市萩原山財産区特別会計補正予算(第1号)、議案第74号 令和2年度甲州市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第75号 令和2年度甲州市下水道事業会計補正予算(第1号)、議案第76号 令和2年度甲州市勝沼ぶどう丘事業会計補正予算(第2号)、以上8件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 今議会に提案いたしました8件の補正予算案についてご説明をさせていただきます。 まず、議案第69号についてご説明いたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億8,642万2,000円を追加するものであります。 主なものとしましては、歳出において、総務費へ会計年度任用職員経費等5,743万6,000円、農林水産業費へ農業振興一般経費等5,691万6,000円、教育費へ市教育委員会事務局運営費等9,725万9,000円を追加し、民生費を職員給与費等1,617万4,000円、商工費を職員給与費等985万1,000円、土木費を職員給与費等432万9,000円減額するものであります。 歳入においては、地方交付税へ1億3,836万円、国庫支出金へ7,535万円、県支出金へ8,024万1,000円、市債へ2,290万円を追加し、地方特例交付金を482万4,000円、繰入金を1億3,000、2,000円減額するものであります。 次に、議案第70号についてご説明いたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ5万5,000円を減額するものであります。 歳出においては、諸支出金へ71万円を追加し、総務費を76万5,000円減額するものであります。 歳入においては、繰越金へ71万円を追加し、繰入金を76万5,000円減額するものであります。 次に、議案第71号について、ご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ46万7,000円を減額するものであります。 歳出においては、総務費を46万7,000円減額し、歳入においては、繰入金を同額減額するものであります。 次に、議案第72号について、ご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,464万1,000円を追加するものであります。 歳出においては、総務費へ4,951万8,000円、保険給付費へ58万円、地域支援事業費ヘ454万3,000円を追加するものであります。 歳入の主な内容は、国庫支出金へ144万円、県支出金へ4,941万6,000円、繰入金へ205万2,000円、繰越金へ157万7,000円を追加するものであります。 次に、議案第73号について説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ37万1,000円を追加するものであります。 歳出においては、総務費へ37万1,000円を追加し、歳入においては、繰越金へ同額を追加するものであります。 次に、議案第74号についてご説明をいたします。 今回の補正は、収益的収入及び支出のうち、収入においては、営業外収益を551万1,000円減額し、支出においては、営業費用を295万9,000円減額するものであります。 次に、議案第75号についてご説明をいたします。 今回の補正は、収益的収入及び支出のうち、収入においては、営業外収益を464万1,000円増額し、支出においては、営業費用を同額増額するものであります。 次に、議案第76号についてご説明をいたします。 今回の補正は、収益的収入及び支出のうち、収入においては、営業外収益を36万円増額し、支出においては、営業費用を1,503万7,000円増額するものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) 日程第9の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の補正予算案8件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 議案第69号、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入全款、歳出第1款議会費、第2款総務費、第10款教育費、第2表地方債補正並びに議案第73号については、総務文教常任委員会へ、議案第69号、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費、第3表繰越明許費並びに議案第70号、議案第71号、議案第72号、議案第74号、議案第75号及び議案第76号については、厚生経済常任委員会へそれぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。--------------------------------------- △日程第10 議案第77号~議案第78号 ○議長(中村勝彦君) 日程第10に入ります。 議案第77号 甲州市立小学校GIGAスクール対応教育用端末物品購入契約締結について、議案第78号 甲州市立中学校GIGAスクール対応教育用端末物品購入契約締結について、以上2件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 今議会に提出いたしました2件のその他案件についてご説明をいたします。 まず、議案第77号について説明をいたします。 本物品の購入につきましては、現在、整備しております各小学校の校内通信ネットワーク環境に対応したパソコン端末等を購入するものであります。契約内容につきましては、8月7日に指名競争入札を行い、購入金額6,552万4,800円で、株式会社YSKe-comと仮契約を締結したものであります。 次に、議案第78号についてご説明をいたします。 本物品の購入につきましては、小学校と同様、現在、整備しております各中学校の校内通信ネットワーク環境に対応したパソコン端末等を購入するものであります。契約内容につきましては、8月7日に指名競争入札を行い、購入金額3,617万3,280円で、株式会社YSKe-comと仮契約を締結したものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) 日程第10の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の議案第77号及び議案第78号については、総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 ここで暫時休憩いたします。 再開は11時10分といたします。           休憩 午前10時55分           -----------           再開 午前11時10分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。---------------------------------------          発言訂正について ○議長(中村勝彦君) 休憩中に、市長、鈴木幹夫君から発言の申出がありましたので、これを許可いたします。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 議案第69号の補正予算の説明中、繰入金を1億3,000、抜かして2,000円と読みましたけれども、正しくは1億3,000万2,000円ですので、おわびして訂正をいたします。よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第11 認定第1号~認定第16号 ○議長(中村勝彦君) 日程第11に入ります。 認定第1号 令和元年度甲州市一般会計歳入歳出決算、認定第2号 令和元年度甲州市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、認定第3号 令和元年度甲州市診療所事業特別会計歳入歳出決算、認定第4号 令和元年度甲州市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、認定第5号 令和元年度甲州市介護保険事業特別会計歳入歳出決算、認定第6号 令和元年度甲州市居宅介護予防支援事業特別会計歳入歳出決算、認定第7号 令和元年度甲州市下水道事業特別会計歳入歳出決算、認定第8号 令和元年度甲州市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算、認定第9号 令和元年度甲州市大藤財産区特別会計歳入歳出決算、認定第10号 令和元年度甲州市神金財産区特別会計歳入歳出決算、認定第11号 令和元年度甲州市萩原山財産区特別会計歳入歳出決算、認定第12号 令和元年度甲州市竹森入財産区特別会計歳入歳出決算、認定第13号 令和元年度甲州市岩崎山保護財産区管理会特別会計歳入歳出決算、認定第14号 令和元年度甲州市水道事業会計の利益の処分及び決算、認定第15号 令和元年度甲州市勝沼ぶどう丘事業会計の利益の処分及び決算、認定第16号 令和元年度甲州市勝沼病院事業会計決算、以上16件を一括議題とし、当局の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 今議会に提案いたしました令和元年度甲州市決算についてご説明を申し上げます。 まず、認定第1号についてご説明いたします。 歳入総額は169億2,497万5,570円、歳出総額は163億9,981万8,203円となっております。 次に、認定第2号についてご説明をいたします。 歳入総額は41億5,395万2,148円、歳出総額は40億9,378万790円となっております。 次に、認定第3号についてご説明をいたします。 歳入総額は5,510万620円、歳出総額は5,478万5,723円となっております。 次に、認定第4号についてご説明いたします。 歳入総額は4億4,455万8,796円、歳出総額は4億4,231万4,486円となっております。 次に、認定第5号についてご説明いたします。 歳入総額38億5,666万5,421円、歳出総額37億35万208円となっております。 次に、認定第6号についてご説明いたします。 歳入総額は1,100万9,827円、歳出総額は602万4,794円となっております。 次に、認定第7号についてご説明いたします。 歳入総額は12億9,869万2,408円、歳出総額は13億1,781万6,771円となっております。 次に、認定第8号についてご説明いたします。 歳入総額は7億2,472万3,333円、歳出総額は7億2,108万2,110円となっております。 次に、認定第9号についてご説明いたします。 歳入総額は547万1,714円、歳出総額は290万3,498円となっております。 次に、認定第10号について説明いたします。 歳入総額は746万8,580円、歳出総額は534万2,775円となっております。 次に、認定第11号についてご説明いたします。 歳入総額は1,795万5,248円、歳出総額は1,652万2,827円となっております。 次に、認定第12号についてご説明いたします。 歳入総額は65万8,289円、歳出総額は36万1,680円となっております。 次に、認定第13号についてご説明いたします。 歳入総額は25万7,661円、歳出総額は19万3,598円となっております。 次に、認定第14号についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益4億5,747万7,599円、事業費用4億2,819万4,353円となっております。 資本的収入及び支出につきましては、資本的収入1,843万6,880円、資本的支出1億5,558万267円となっております。 当年度の純利益は2,363万8,092円で、当年度未処分利益剰余金は2,363万8,092円であります。 当年度未処分利益剰余金の2,363万8,092円は、建設改良積立金に積み立てるものであります。 次に、認定第15号についてご説明いたします。 収益的収入及び支出については、事業収益8億6,032万1,346円、事業費用8億4,560万9,770円となっております。 資本的収入及び支出については、資本的収入ゼロ円、資本的支出4,635万5,656円となっております。 当年度の純利益は1,001万4,492円で、前年度繰越利益剰余金を含め、当年度未処分利益剰余金は1億9,462万5,667円であります。 次に、認定第16号についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益1,989万3,150円、事業費用1,989万586円となっております。 資本的収入及び支出につきましては、資本的収入566万1,744円、資本的支出1,171万2,944円となっております。 当年度の純利益は11万4,964円で、前年度繰越利益剰余金を含め、当年度未処分利益剰余金は2,141万872円であります。 以上、ご審議の上、認定いただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時23分           -----------           再開 午前11時29分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。---------------------------------------          発言訂正について ○議長(中村勝彦君) 休憩中に、市長、鈴木幹夫君から発言の申出がありましたので、これを許可いたします。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 2件の訂正をちょっとお願いしたいと思います。 認定第2号につきまして、歳入総額が41億5,395万2,148円と言いましたけれども、実際的には41億5,395万2,418円にご訂正いただきたいと思います。 また、認定第15号におきまして、当年度の純利益は1,001万4,492円と申しましたけれども、実際には1,001万4,429円が正解でございまして、訂正をさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(中村勝彦君) ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時30分           -----------           再開 午前11時31分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- ○議長(中村勝彦君) 続いて、監査委員の審査意見を求めます。 代表監査委員、長瀬静男君。 ◎代表監査委員(長瀬静男君) 令和元年度甲州市一般会計及び特別会計並びに公営企業会計の決算審査の概要につきまして、報告を申し上げます。 審査は、令和2年6月1日から令和2年8月5日までの間、歳入歳出決算書、関係諸帳簿の照合、精査及び関係職員の説明聴取をもって行いました。審査の結果、歳入歳出決算書、附属書類等は法令に準拠し作成されており、また、財務に関する事務の執行につきましては、おおむね適正に処理されておりました。 一般会計におきましては、歳入決算額169億2,497万5,570円に対し、歳出決算額は163億9,981万8,203円で、翌年度に繰り越すべき財源を差し引き、4億1,122万7,778円の余剰金を生じております。 厳しい財政状況にある中、健全財政を維持しつつ、各般にわたり、各種事業を執行されておりました。 また、1月、新型コロナウイルスの感染が報じられ、その後の感染拡大により、事業実施が見送られるなど、行政活動に影響が生じる中、市民福祉の向上に努力されていることがうかがえました。 特別会計の国民健康保険事業におきましては、保険料の確保に努めるとともに、市民の健康増進のため、各種健診事業等の推進に努力されていました。 また、介護保険事業等におきましては、介護や支援を必要とする人への的確な対応や、高齢者等への生活支援に努力されておりました。 次に、公営企業会計についてであります。 水道事業におきましては、給水人口の減少等により料金収入が減少する中、有収率を向上させるなど、経営の効率化と経費の節減に努め、各種施設整備の取り組みに努力していることがうかがえました。一方、経営面では、営業収支比率が100%を下回っており、今後、経営の見直しが必要と考えます。 勝沼ぶどうの丘事業におきましては、甲州市の観光拠点として市内外への情報発信に努めるとともに、観光客各層のニーズに沿った運営を行うなど、経営努力をしていることがうかがえましたが、台風19号や新型コロナウイルスの影響による施設利用者の減少など、厳しい経営状況にありました。 次に、基金の運用状況についてであります。 基金の運用は、適正に行われているものと認められました。 本市におきましては、今後、人口の減少による市税収等の縮減が懸念されます。一方では、社会保障関連経費の増加や公共施設の老朽化に伴う施設の維持、改修、さらには自然災害や新型コロナウイルスなどへの対応など、複雑多岐にわたる行政課題が山積しております。このような中、自主財源の確保、事業の重点化や歳出の抑制、行財政運営の在り方など、財政の健全化を維持しつつ、さらなる住民福祉の増進に努められることを願うものであります。 審査の詳細につきましては、お手元の意見書のとおりであります。よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。 ○議長(中村勝彦君) 監査委員の審査意見は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第11の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の各決算等については、一般会計等決算審査特別委員会及び公営企業会計等決算審査特別委員会を設置し、審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 続いて、お諮りいたします。特別委員会の委員定数は、一般会計等決算審査特別委員会8人、公営企業会計等決算審査特別委員会8人としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 次に、委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長において指名いたします。 一般会計等決算審査特別委員会委員に、平塚 悟君、小林真理子君、高野浩一君、廣瀬一郎君、高畑一幸君、廣瀬明弘君、岡部紀久雄君、丸山国一君、以上8人、公営企業会計等決算審査特別委員会委員に、矢崎友規君、飯島孝也君、青柳好文君、飯島武志君、日向 正君、廣瀬重治君、川口信子君、夏八木盛男君、以上8人を指名いたします。 続いて、お諮りいたします。ただいま上程中の決算等16件については、次のように各決算審査特別委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 認定第1号、認定第9号、認定第10号、認定第11号、認定第12号及び認定第13号については、一般会計等決算審査特別委員会へ、認定第2号、認定第3号、認定第4号、認定第5号、認定第6号、認定第7号、認定第8号、認定第14号、認定第15号及び認定第16号については、公営企業会計等決算審査特別委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時40分           -----------           再開 午前11時41分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第12 報告第4号~報告第5号 ○議長(中村勝彦君) 日程第12に入ります。 報告第4号 健全化判断比率報告について、報告第5号 資金不足比率報告について、以上2件を一括議題とし、当局の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 報告第4号についてご説明いたします。 令和元年度甲州市決算に係る甲州市の健全化判断比率及び早期健全化基準について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により報告するものであります。 次に、報告第5号についてご説明いたします。 令和元年度甲州市決算に係る甲州市の資金不足比率及び経営健全化基準について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により報告するものであります。 以上、よろしくお願い申し上げまして、説明といたします。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時43分           -----------           再開 午前11時44分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。 続いて、監査委員の審査意見を求めます。 代表監査委員、長瀬静男君。 ◎代表監査委員(長瀬静男君) 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく各指標につきまして、審査結果の概要を報告いたします。 審査は、健全化判断比率及び資金不足比率の算定の基礎となる事項を記載した書類の精査並びに関係職員からの内容聴取をもって行いました。 審査の結果、健全化判断比率につきましては、4つの指標とも早期健全化基準の数値を下回り、健全な状態にあると認められました。資金不足比率につきましては、下水道事業特別会計において、公営企業会計に移行する手続上、赤字となり、資金不足比率10.4%と算定されました。その他の公営企業会計においては、資金不足額が生じなかったことから、資金不足比率は算定されていません。 今後におきましても、引き続き、的確な財政運営に心がけ、財政の健全化に努められるよう期待するものであります。 以上、審査結果の報告といたします。 ○議長(中村勝彦君) 監査委員の審査意見は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第12の質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時47分           -----------           再開 午前11時48分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第13 報告第6号 ○議長(中村勝彦君) 日程第13に入ります。 報告第6号 甲州市水道事業会計継続費の精算報告についてを議題とし、当局の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。 ◎市長(鈴木幹夫君) 報告第6号についてご説明をいたします。 平成30年度から令和元年度までの継続事業で実施した水道ビジョン・経営戦略策定事業について、令和元年度に事業が終了しましたので、地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定により報告するものであります。 以上、よろしくお願い申し上げまして、説明といたします。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第13の質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時50分           -----------           再開 午前11時51分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第14 報告第7号 ○議長(中村勝彦君) 日程第14に入ります。 報告第7号 令和元年度甲州市教育委員会の事務に関する点検・評価報告についてを議題とし、当局の説明を求めます。 教育長、保坂一仁君。 ◎教育長(保坂一仁君) 報告第7号についてご説明いたします。 令和元年度甲州市教育委員会の事務に関する点検・評価報告についてご説明いたします。 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により報告するものであります。 以上、よろしくお願い申し上げまして、説明といたします。 ○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。     (発言する者なし) ○議長(中村勝彦君) 日程第14の質疑を打ち切ります。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午前11時52分           -----------           再開 午前11時53分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第15 請願第3号 ○議長(中村勝彦君) 日程第15に入ります。 請願第3号 教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願を議題とし、紹介議員に趣旨説明を求めます。 7番、青柳好文君。 ◆7番(青柳好文君) 請願第3号について、紹介議員3名を代表して、請願文書表の要旨の朗読をもって、趣旨説明をさせていただきます。 件名、教職員定数改善、少人数学級推進、及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願。 請願者、甲州市勝沼町下岩崎1752、山梨県甲州市PTA連絡協議会会長、丹澤英樹外3名。 請願事項 ①計画的な教職員定数改善をすすめるとともに、少人数学級の推進を図ること。 ②教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに国負担割合を2分の1に復元すること。 ③教育条件の格差解消を図るため、地方交付税を含む国における教育予算を拡充すること。 請願の要旨 学校現場では、新型コロナウイルス感染症蔓延により、子どもたちへの学びの保障や心身のケア、感染症蔓延対策などが行われています。また、新学習指導要領への対応に加え、休業措置に対するカリキュラム再編成など、臨時的な職務が行われています。さらに、貧困・いじめ・不登校などの解決すべき課題が山積しており、子どもたちのゆたかな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間、子どもたちと向き合う時間を十分に確保することが困難な状況となっています。ゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配措置ではなく抜本的な定数改善計画に基づく教職員定数改善が不可欠です。 本市でも、子どもたちのゆたかな学びを保障するため、学級編制の弾力的運用に理解が示される中で、子ども支援スタッフや複式学級解消に関わる市単教諭の配置にご尽力をいただいております。また、「甲州市確かな学力育成プロジェクト」では市内全小中学校で学力の向上に先進的に取り組むなど、学校教育の充実を図る施策を積極的に展開していただいています。 義務教育費国庫負担制度については、小泉政権下の「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、本市のように独自財源により人的措置を行っている自治体も多く、地方自治体の財政を圧迫していることや自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請であり、国の施策として定数改善に向ける財源保障のためにも国庫負担率2分の1への復元が必要です。 こうした観点から、本請願に対しまして、当議会の皆様方にも深いご理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(中村勝彦君) 趣旨説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま上程中の請願第3号については、総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 ここで暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。           休憩 午前11時59分           -----------           再開 午後1時00分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第16 請願第4号 ○議長(中村勝彦君) 日程第16に入ります。 請願第4号 選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書を国へ提出することについての請願を議題とし、紹介議員に趣旨説明を求めます。 14番、川口信子君。 ◆14番(川口信子君) 請願第4号について、請願文書表の要旨の朗読をもって、趣旨説明をさせていただきます。 件名、選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書を国へ提出することについての請願。 請願者、甲州市塩山下小田原122、新日本婦人の会、甲州サルビア班代表、古屋千代乃。 請願事項 ①選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書を国へ提出すること。 請願の要旨 現行の民法では夫婦別姓での婚姻が認められないため、望まぬ改姓、通称使用などによる不利益・不都合を強いられています。婚姻の際、実際には96%が夫の姓になっているのは間接的な女性差別であり、夫婦同姓の強制は両性の平等と基本的人権を掲げた憲法に反します。 別姓を望む人に、その選択を認める選択的夫婦別姓制度の導入を求める声はますます切実で、提訴が相次ぎ、世論調査でも賛成が反対を上回っています。女性のみに適用される再婚禁止期間の廃止も、緊急の課題です。 2015年12月、最高裁判所は「夫婦同姓の強制は合憲」という不当な判断を示しましたが、制度のあり方については国民の判断、国会に委ねるべきだと強調しており、一日も早い国会の対応が求められます。国連女性差別撤廃委員会は、日本政府に対して民法の差別的規定の廃止を繰り返し勧告し、2016年3月には、最高裁の判断にかかわらず、現行民法の規定は差別的であるとして、改めて早急な是正を勧告しています。 2015年の国連総会において全会一致で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標のひとつに「ジェンダー平等」があります。SDGs実現のために世界中で様々な取り組みが始まっています。このジェンダー平等を実現するためにも、選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正が必要です。 こうした観点から、本請願に対しまして、当議会の皆様方にも深いご理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(中村勝彦君) 趣旨説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま上程中の請願第4号については、総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 ここで暫時休憩いたします。           休憩 午後1時06分           -----------           再開 午後1時07分 ○議長(中村勝彦君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第17 請願第5号 ○議長(中村勝彦君) 日程第17に入ります。 請願第5号 日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書提出の請願を議題とし、紹介議員に趣旨説明を求めます。 3番、小林真理子君。 ◆3番(小林真理子君) 請願第5号について、紹介議員2名を代表して、請願文書表の要旨の朗読をもって、趣旨説明をさせていただきます。 件名、日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書提出の請願。 請願者、甲州市塩山小屋敷1502、子どもたちに平和と未来を手渡す仲間の輪代表、向山節子。 請願事項 ①国に核兵器禁止条約に参加・調印・批准を求める意見書の提出。 請願の要旨 広島と長崎にアメリカの原子爆弾が投下されてから72年を経た2017年7月7日、歴史的な核兵器禁止条約が採択されました。条約は、核兵器について破滅的な結末をもたらす非人道的な兵器であり、国連憲章、国際法、国際人道法、国際人権法に反するものであると断罪して、これに「悪の烙印」を押しました。核兵器はいまや不道徳であるだけでなく、歴史上初めて明文上も違法なものとなりました。条約は、開発、生産、実験、製造、取得、保有、貯蔵、使用とその威嚇にいたるまで、核兵器に関わるあらゆる活動を禁止し、「抜け穴」を許さないものとなっています。また、条約は、核保有国の条約への参加の道を規定するなど核兵器完全廃絶への枠組みを示しています。同時に、被爆者や核実験被害者への援助を行う責任も明記され、被爆国、被害国の国民の切望に応えるものとなっています。このように、核兵器禁止条例は、被爆者とともに私たち日本国民が長年にわたり熱望してきた核兵器完全廃絶につながる画期的なものです。2017年9月20日、核兵器禁止条約への調印・批准・参加が開始されて以降、国際政治でも各国でも、前向きな変化が生まれています。条約調印国はアジア、ヨーロッパ、中南米、アフリカ、太平洋諸国の82か国。批准国は44か国となり、発効に必要な条件(50か国)まで残り6か国となっています。 こうした観点から、本請願に対しまして、当議会の皆様方にも深いご理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明とさせていただきます。 ○議長(中村勝彦君) 趣旨説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま上程中の請願第5号については、総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 以上をもって、本日の議事日程は、全て終了いたしました。 次回の本会議は、9月9日午前10時から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。     〔散会 午後1時12分〕...