上野原市議会 > 2016-12-08 >
12月08日-04号

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  1. 上野原市議会 2016-12-08
    12月08日-04号


    取得元: 上野原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-09
    平成28年 12月 定例会(第4回)          平成28年12月上野原市議会第4回定例会               議事日程(第4号)         平成28年12月8日(木)午前9時40分開議第1 常任委員会報告第2 議案審議    議案第98号 上野原市役所秋山支所会議室使用料条例制定について    議案第99号 上野原市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例制定について    議案第101号 上野原市税条例の一部を改正する条例制定について    議案第102号 上野原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について    議案第103号 上野原市出産奨励祝金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定について    議案第104号 上野原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について    議案第105号 上野原市立幼稚園設置条例及び上野原市立幼稚園授業料条例を廃止する条例制定について    議案第114号 上野原駅南口昇降施設棟外建設工事(継続費)請負変更契約締結について    議案第115号 上野原市檜尾根外十二恩賜林保護財産管理会委員の選任の同意にについて第3 発議上程    発議第5号 地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書(案)の提出について第4 閉会中の継続調査について---------------------------------------● 出席議員(15名)     1番  遠藤美智子君     2番  川田好博君     3番  久嶋成美君      4番  東山洋昭君     6番  小俣 修君      7番  川島秀夫君     8番  杉本公文君      9番  田中英明君    10番  山口好昭君     11番  長田喜巳夫君    12番  杉本友栄君     13番  尾形幸召君    14番  鷹取偉一君     15番  岡部幸喜君    16番  尾形重寅君---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名 市長         江口英雄君    副市長        小早川 浩君 教育長        和田正樹君    消防長        磯部 忠君 総務部長       石井明文君    市民部長       志村輝雄君 福祉保健部長     野崎広仁君    建設経済部長     天野幾雄君 消防署長       清水正司君    消防総務課長     小林 輝君 企画課長       小澤勇人君    危機管理担当課長   佐藤和弘君 税務課長       上條昭仁君    生活環境課長     藤本保彦君 秋山支所長      磯部八重子君   長寿健康課長     久島和夫君 経済課長       富田昌昭君    都市計画課長     伊藤 弘君 会計管理者      石井源仁君    学校教育課長     上原千歳君 社会教育課長     尾形 篤君---------------------------------------● 事務局出席職員氏名 議会事務局長     佐藤通朗君    書記         横瀬仁彦君 △開議 午前9時40分 ○議長(鷹取偉一君) ただいまの出席議員は15名です。 これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりです。--------------------------------------- ○議長(鷹取偉一君) 日程第1、常任委員会報告を行います。 各常任委員会についての報告を求めます。 総務産業常任委員会委員長、小俣修君。 ◆総務産業常任委員長(小俣修君) 総務産業常任委員会の報告を行います。 去る11月24日の本会議において付託されました案件について、11月28日、委員全員出席のもと委員会を開催しました。当局に関係職員の出席を求め、慎重に審査した経過と結果をご報告いたします。 付託されました案件は、条例制定について4件、契約締結について1件の合わせて5件です。 審査は、関係課に説明を求め、その後質疑・採決を行いました。 議案第98号、上野原市役所秋山支所会議室使用料条例制定については、秋山支所の会議室を利用する場合の使用料に係る規定を制定するもので、現在行っているセキュリティの工事が完了した後、2月から貸し出しを行うため、使用料等を定めるものです。 次に、議案第99号、上野原市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例制定については、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定めるものと、上野原市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の廃止、上野原市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正及び上野原市証人等の実費弁償に関する条例の一部改正を行うものです。 委員から、農業委員推進委員とになぜ分離する必要があったのかという質問がありましたが、農業委員会の機能を委員会としての決定行為と各委員さんの地域での活動の2つに分ける分担制により、それぞれが的確に機能するとともに、耕作放棄地や農地の活用をよりスムーズに行えるよう2つに分けていくとのことでした。 また、農業委員が20人から14人に減ることで、弱体する地区は出てこないのか、また担当地区をどのように分けるのかなどの規則・規定はいつつくるのかという質問がありましたが、今年度中を目標に規則・規定をつくっていき、来年度の任期以降、速やかに移行できるように考えているとのことでした。 次に、議案第101号、上野原市税条例の一部を改正する条例制定については、所得税法等の一部改正に伴い、特例適用利子等、または特例適用配当等を有する者に対し、当該特例適用利子等、または特例適用配当等の額に係る所得を分離課税するために改正を行うものです。 次に、議案第102号、上野原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定については、所得税法等の一部改正に伴い、市民税で分離課税される特例適用利子等の額及び特例配当等の額を国民健康保険税の所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得金額に含めるための改正をするものです。 次に、議案第114号、上野原駅南口昇降施設棟外建設工事(継続費)請負変更契約締結については、JRとの協議結果による工法の変更や、警察との協議結果による交通誘導員の増員、水道埋設物の試掘調査結果に伴う水道管切り回しの増工や、昇降施設棟や橋りょうの設計変更に伴う部材の設計数量の変更など、1,814万1,840円を増額変更するもので、議会の議決を経て本契約を締結するものであります。 委員から、変更契約に至った経過については、契約の主管課においても、しっかりと担当課と同じ認識を持ってほしいという意見がありました。 以上、当局提出5案件については、採決の結果、いずれも全会一致で原案どおり可決すべきものと決定しました。 審査終了後、所管事務調査として、上野原駅周辺整備の進捗状況及び(仮称)談合坂スマートインターチェンジ事業進捗状況について、現地調査を行いました。 視察の結果、両事業とも進捗状況を確認することができましたが、今までと同様に、問題や課題解決に努め、着実に事業を推進していただくよう要望いたします。 以上、総務産業常任委員会の報告といたします。 ○議長(鷹取偉一君) 文教厚生常任委員会委員長東山洋昭君。 ◆文教厚生常任委員長東山洋昭君) 文教厚生常任委員会の報告を行います。 去る11月24日の本会議において付託されました案件について、11月30日、委員全員出席のもと委員会を開催いたしました。 所管する担当職員の出席を求め、慎重かつ活発な審議、審査した経過と結果についてご報告いたします。 当委員会に付託された案件は、条例制定3件でした。 議案第103号、上野原市出産奨励祝金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定については、第3子以降の出生児に対する出産奨励祝金50万円を、出生時に30万円、小学校等入学時に20万円の2回に分割して、よりタイムリーに支給することにするため、条例改正を行うものです。 この条例の目的は、子育て支援はもとより、市の将来にわたって子供の人口増加の一環とするとともに、地域の活性化に資するものです。この条例の昨年度(平成27年度)の実績額は123件の1,810万円で、第1子には5万円が、第2子には10万円が、第3子以降には50万円が祝い金として支給されるものです。 委員からは、小学校入学時の支給条件で、両親が万が一の場合に救済措置が受けられるよう条例を再度検討すべきという意見や、関係部署が協力・連携して転出の理由を把握し、人口流出の歯どめにつなげること、また上野原市の出産奨励祝金支給制度は、県内27市町村で最も充実しているものであることをいろいろなツールを利用し、もっとアピールするべきだという意見も多くの委員からありました。 次に、議案第104号、上野原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定については、定員18名以下の小規模な通所介護事業所の指定権限が市町村に移行したことにより、当該通所事業所に係る基準を定める改正を行うものです。これは、国の介護保険法の一部改正をすることに伴うものです。 3番目は、議案第105号、上野原市立幼稚園設置条例及び上野原市立幼稚園授業料条例を廃止する条例制定についてです。上野原市立沢松幼稚園が平成29年3月31日に廃園することに伴い、設置条例授業料条例を廃止するものです。現在、沢松幼稚園に在園する園児は13名で、年長10名、年中はいなく年少が3名です。平成29年3月廃園後の4月以降は、市内の私立幼稚園に移る予定とのことです。 以上、当局提出3案件については、採決の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査終了後、今定例会初日に議決された補正予算の中での所管事務調査として、市内小中学校トイレ改修について、現地調査を行いました。 調査は、今年度(平成28年度)にトイレ改修が行われた上野原西小学校と、来年度(平成29年度)に改修予定の島田小学校上野原西中学校へ出向き、改修前と改修後の状況を比較しました。 当局の説明によると、生活スタイルの変化から、教職員はもとより、児童・生徒のほとんどが洋式便器の使用頻度が高いことから、順次和式便所を洋式便所への改修等を進めてきましたが、来年度は特に有利な国の交付金事業の決定を受け、島田小学校上野原西中学校の2校で改修を行います。また、両校とも体育館施設避難所指定を受けており、これらのトイレについても今回対応することとなっており、災害時等に少しでも使い勝手がよくなりますとの説明も受けました。 視察最後に、委員会総意として、今後計画されている未整備の学校も、学校間格差を是正するために、早期に改修等を行っていただくよう要望いたしました。 なお、委員からは、閉会中の継続調査として、県の富士・東部地域における小児初期救急の現状及び産科設置の進捗状況について、現在の厳しい医療環境の中での医師の確保を始め、経営努力をされている現場を視察し、今後の当市のさらなる医療充実を考え、忌憚のないご意見を伺う必要があるとの意見があり、調査を行うことに決しました。 以上、文教厚生常任委員会報告といたします。--------------------------------------- ○議長(鷹取偉一君) 日程第2、議案審査を行います。 これから、議案番号順に審議を行います。 議案第98号、上野原市役所秋山支所会議室使用料条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第99号、上野原市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。 川田好博君から発言通告書の提出がありましたので、発言を許可します。 2番、川田好博君。 ◆2番(川田好博君) 委員長報告は、原案どおり可決すべきものとなっておりますけれども、私は否決すべきものと、反対の討論を行います。 この条例案は、農業委員会の委員、農地利用最適化推進委員の定数を定めるだけのものですが、提案理由にもあるとおり、農業委員会法の改正に伴うものです。農業委員の公選制を廃止し、市長の任命制と大きく変更するものです。農業委員の定数を減らし、新たに農地利用最適化推進委員を設けるものとなっております。 条例案の提案の前に、どのように任命するのか、当然その基準を明らかにすることが必要だと思っております。そして任命制になると、事務手続が大変になります。任命前に市長は農業者や農業団体等から委員候補者の推薦や募集を行い、候補者名簿を整理講評し、市議会の同意を得ることが必要になってきます。その際、原則として農業委員の過半数が認定農業者でなければならず、委員の年齢や性別等に著しい偏りが生じないよう配慮することも必要になってきています。 先日の本会議の答弁で明らかのように、認定農業者の数は市内ではほんの少数です。さらに中立委員という形で市長の意向による委員が入り、行政委員会としての独立性が損なわれることも憂慮されます。 現在の公選制の農業委員の業務に、特段の不都合はありません。地方分権が叫ばれている中、国からの強制で、独立した行政委員会である農業委員公選制廃止につながる条例案に反対いたします。 以上です。 ○議長(鷹取偉一君) 賛成討論はありますか。 異議がありますので、本案は起立によって採決します。 ○議長(鷹取偉一君) 本案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鷹取偉一君) 着席ください。 起立多数です。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第101号、上野原市税条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第102号、上野原市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し)
    ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第103号、上野原市出産奨励祝金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第104号、上野原市特定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第105号、上野原市立幼稚園設置条例及び上野原市立幼稚園授業料条例を廃止する条例制定についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第114号、上野原駅南口昇降施設棟外建設工事(継続費)請負変更契約締結についてを議題とします。 本案に対する委員長報告は、可決すべきものです。 委員長報告に対し、質疑を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 質疑を終わり、討論を行います。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 お諮りします。 本案は、委員長報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第115号、平成28年度上野原市檜尾根外十二恩賜林保護財産管理会委員の選任の同意を議題とします。 本案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決いたします。 お諮りします。 本案は、これに同意することに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、本案は同意することに決定いたしました。     (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(鷹取偉一君) 川田好博君。 ◆2番(川田好博君) 今の議長の発言だと、平成28年度と最初についているんですが、議案にはついていないと思いますが、確認をお願いします。 ○議長(鷹取偉一君) すみません。ここの訂正をいたします。 もう一度繰り返します。 議案第115号、上野原市檜尾根外十二恩賜林保護財産管理会委員の選任の同意を議題とします。 本案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決を行います。 お諮りします。 ということでございますので、よろしくお願いいたします。--------------------------------------- ○議長(鷹取偉一君) 日程第3、発議上程を行います。 発議第5号を上程し、提出者に提案理由の説明を求めます。 発議第5号、地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書(案)の提出について。 15番、岡部幸喜君。 ◆15番(岡部幸喜君) 発議第5号、地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書(案)の提出について。 上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。 平成28年12月8日 上野原市議会議長 鷹取偉一様                     提出者 上野原市議会議員 岡部幸喜                     賛成者 上野原市議会議員 小俣 修                     賛成者 上野原市議会議員 東山浩昭 提案理由 国民の幅広い層からの政治参加地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう、国に働きかける必要がある。 これがこの案件を提出する理由である。 地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書(案) 地方創生が、我が国の将来にとって重要な政治課題となっており、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割は、ますます重要となっている。 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について、住民の意向をくみ取り、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。 また、地方議会議員は、議会活動のほか、地域における住民ニーズの把握等、さまざまな議員活動を行っており、近年においては、都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。 一方で、統一地方選挙の結果を見ると、投票率が低下傾向にあるとともに、無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや、地方議会議員なり手不足が深刻な問題になっている。 よって、国民の幅広い層からの政治参加地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう、強く要望する。 以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出する。 平成28年12月8日                              山梨県上野原市議会 提出先  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  内閣官房長官  総務大臣  財務大臣  厚生労働大臣 以上、よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(鷹取偉一君) 発議第5号、地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書(案)の提出についてを議題として、質疑を行います。 杉本公文君。 ◆8番(杉本公文君) 8番、杉本公文です。 この地方議員厚生年金への加入を求める意見書につきましては、ただいま提案理由を説明いただきましたけれども、これからすると、国民の幅広い層から政治参加地方議会における人材確保の観点から、厚生年金を新たにつくる必要があるということになっております。今、地方議会については、政治活動費の使い方が非常に国民の間で問題になって、不祥事も続いております。こんな状況の中で新たな年金加入を求める意見書を提出するのは、いろんな問題があるかと思いますけれども。 まず、議会が本当に政治参加を求めるならば、議会が市民から、国民から信頼されるような活動をすることが一番だと考えるべきだと思います。この点について、まず提出者にお伺いをいたします。どのように考えているのかをお伺いいたします。 ○議長(鷹取偉一君) 岡部幸喜君。 ◆15番(岡部幸喜君) お答えいたします。 今、厚生年金ですか、議員のそれがなくなったということで、私たちは、ここで一部役場の行政からの負担金、個人の負担金、安い給料から2分の1の負担金を出すことは大変でございますが、全国、山梨県でも初めての議案だと思います。 そういう中で、将来の、これから10年、15年の後の議員が出たときに、年金もあると。それも年金も何もなくて国民年金だけだということでは、いい人材が出ないということで、私は今の議員は給料から取られたり、役場の2分の1を取られたり、苦しいと思いますが、将来見た、ここでいい人材を、今杉本議員が信頼されていないというのは、給料を安くして、そういう年金もなくて、その議員になれば優秀な議員が出るかというと、私は今の議員の低下は、年金とか給料が安いからであって、そういうことも関係しております。 私たちも市民に対して、安い報酬で最高のサービスをしたいと思っておりますが、現実の中では、私はそう思っているけれども、みんなはそう思っていないと思います。 以上です。 ○議長(鷹取偉一君) 杉本公文君。 ◆8番(杉本公文君) 私は、まず信頼を得るような活動をすべきことについての意見を伺ったわけでありますけれども、それでは別の形で質問をいたします。 平成23年に議員年金は廃止されました。この廃止された理由については、年金財政の悪化ということが表向きになっておりますけれども、他方では、何で議員だけ二重年金をもらうんだと、議員が優遇されているんではないかという意見があって、私もそういう考えでありましたけれども、そういうことがありました。それで年金制度は廃止されたわけでありますけれども、それで議員だけ二重に年金が受給できるという制度、このことについての考えはどのように提出者は考えておるのかという点。 それからもう一つ、ちょっと先ほどの答弁でも触れておられましたけれども、財源はもちろん議員の掛け金と、従来の年金については、それから地方自治体、上野原市の場合は上野原市が負担金として負担をしておりました。やはりこれも二重年金の弊害かと思っていますけれども、まず二重の年金制度についてどう考えるのか。 それからもう一つは、負担はどのように考えているのか。当然地方自治体も負担するようになるのかと思いますけれども、このことについてお伺いをいたします。 ◆15番(岡部幸喜君) 本来ならば、先ほどの中に、市町村議員は合併によって少なくなったと、人数が。それで掛けている人よりもらう人が多いということで、本来ならば、私は最高の制度だったけれども、そういう点で廃止になったということで、県や国では余り定数が少なくないからやっていけるからしていると、こういうふうに考えて、いい制度だったと。それをこれからまた復活させていくと。 以上です。 ○議長(鷹取偉一君) 杉本公文君。 ◆8番(杉本公文君) 大切なことだと思いますので、重ねて聞きますけれども、二重年金は、私はいろんな問題があるのかと思いますので、やはりその二重年金についての考えを改めて聞きます。 それと、確かに上野原市は山梨県内でも報酬は最も少ないほうだと思っております。それから先ほど申し上げました政治活動費も支給しておりません。ですけれども、そういう状況の中でも、やはり二重年金は提出者の方にどのようにお考えになっているのかを伺いたいと思います。再度お伺いいたします。     (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(鷹取偉一君) 杉本友栄君。 ◆12番(杉本友栄君) ただいま公文議員から質疑等々の話があるんですけれども、この件につきましては、議員全員協議会で全て協議をやっていることでございますので、この場において提出者に質問をすること事態がおかしいと思いますので、却下してもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。     (「その異議こそおかしいじゃない」「質疑じゃなくて意見だもん」と呼ぶ者あり) ○議長(鷹取偉一君) 岡部議員。 全員協議会であったことだけ答えてください。 ◆15番(岡部幸喜君) 先ほどのこの提案については、議会運営委員会、そして全協の中でも採決して決まりましたので、そのとおりでございます。     (「議長、質問に答えてないよ」と呼ぶ者あり) ○議長(鷹取偉一君) そんな答えることないよ。 ◆15番(岡部幸喜君) 全員協議会で決まっているので、あとは採決でお願いしたいと思います。 ○議長(鷹取偉一君) 質疑はありませんか。 質疑を終わり、討論を行います。 川田好博君から発言の届けが出ていますので、川田好博君。 ◆2番(川田好博君) 2番、川田好博です。 この意見書の提出に反対の立場から討論をしたいと思います。 この意見書提出については、全国市議会議長会からの要請に基づくものです。今、地方議会議員厚生年金加入については、市が保険料を半額拠出することになると思います。つまり税金を投入することになり、このことについては、広範な市民への周知と同意を前提としなければならないと思っております。私は必ずしも議員の待遇をよくすることに反対することではないんですが、あくまでも市民が同意した、いいよということが必要ではないかというふうに思っております。 また、年金については、現在の日本の制度では、全員が年金に加入する制度になっています。厚生年金か共済年金か、あるいは国民年金か、皆保険制度になっているはずです。一部無年金者があると思いますけれども、そうなれば、地方議員といえども年金に加入していない地方議員はいないということが前提になると思います。 ところが、実際は国民年金だけではとても生活できない、これが実情ではないでしょうか。それならば、そうした給付が低く抑えられている国民年金をどう改善していくのか、そこが一番の地方議会の議員として追及すべきことだというふうに思っております。それを抜きにして、国民年金では大変だから厚生年金に加入して二重年金にするというのは、私は議論として成り立たないというふうに思っております。 ですから、先ほど杉本公文議員も言われましたけれども、議員として信頼されるような議会活動が必要だと思うとともに、やっぱり国民年金の人たちをどう救済していくのか、そのことに意を用いて議会活動を進めるべきものだと思っております。 以上のことから、税金を担保に優遇策を探るというような姑息な手段ではなく、きちんとした年金制度の改革を求めてまいりたいと思っております。 以上のことから、意見書の提出については反対いたします。 以上です。 ○議長(鷹取偉一君) 賛成討論ありますか。 杉本友栄君。 ◆12番(杉本友栄君) 意見書提出に賛成をする立場から討論をいたしたいと思います。 先ほど、川田議員からも意見があったように、この経緯については、昭和36年の地方議会議員互助年金法という状況の中で、昭和37年からずっと平成23年まで約60年間、地方議員の本人が掛ける掛け金と公共団体が負担する割合の中で、ずっと60年間保ってきたこの議員年金制度でございます。 その中で、今まで目立ってきたことは、12年間やると年金が出るというよな、そういった状況があったところでございますが、ところが平成の市町村大合併によって、3,000市町村あったところが、今は2,000弱になったと。今の構図と同じように逆ピラミッドになったような状況で、平成23年6月に廃止をする経緯になったということでございます。 そのときに、衆参両院の総務委員会の附帯決議において、この制度をした後、おおむねもう一度地方議員の新たな年金について、どういう方法でやったらいいのか検討するというようなことが附帯決議で決まっておる、そういった状況の中で、今回全国市議会議長会、また全国町村議町会、また都道府県議会議員、そういった全国の中から、新年金制度の要望というような状況の中で、全国の中で今はこういったものをやってほしいというものが、地方議会のほうへ回ってきた。そのような状況の中で、今の年金制度に、今回は厚生年金加入について要望ということでございますので、なかなか今は国の中を見ても、年金制度はなかなか難しい経緯があるとは思うんですけれども、そういったところにまずは要望をする。なぜ要望するかというと、やはりこの目的にもあるように、国民の幅広い層から、今地方議会に興味がなくなっている人たちを少しでも吸い上げていく。特に私個人が思うのは、若い世代の中から議員に出てもらい、いろいろな角度から地方議会を組み立てていってもらいたいと。そして、また本当にいろんな角度から今を見ることが地方議会に必要とされているんじゃないかと、私個人的には思っております。 そういった状況の中で、少しでも議員として多くの議員が集められるような、そういったものを今回要望して、先ほど議運の委員長も申し上げたとおり、あした、あさってにこれが決定することでもありませんし、またどういう仕組みになっていくのかもわかりません。確かに、昔の議員年金制度、そんなものには戻るわけがございませんけれども、そういったものの要望を上げていくことこそが、今我々の持っている議員としての使命ではないかと、私はそのように強く考えますので、この意見書を提出することに対して賛成するものでございます。ひとつよろしくお願いします。 以上です。 ○議長(鷹取偉一君) 反対討論、杉本公文君。 ◆8番(杉本公文君) 8番、杉本公文です。 この地方議員厚生年金への加入を求める意見書につきましては、先ほど質疑でも申し上げましたとおり、提案者からその理由として、国民の幅広い層からの政治参加や、地方議会における人材確保を図れる、またそのためだというような話を伺いました。 しかし、やはり今地方議会というのは、新聞等でもご承知のとおり、政治活動費を巡る数々の問題や、そのほかにも議員の不祥事等がありまして、国民、あるいは市民の見る目は大変厳しいものがございます。 このような状況の中で、かつて平成23年に議員年金が廃止されたわけでありますけれども、これについては、議員だけが二重に年金を受け取るような形になっておりました。またこれも大きな問題となり、指摘となり、私は年金が廃止されたと思っております。 今、上野原市議会におきましても、あるいは全国におきましても、住民の議会を見る目は大変厳しいものでございます。そのような状況の中で、本来すべきは市民の皆様に理解を求められる活動を通して、信頼と理解を求められるということが、私は先に来るべきだと思っております。 このような観点から、また先ほど申し上げました二重年金にするということは、やはりいかがかと考えておりますので、私はこの年金を求める意見書につきましては反対と思っておりますので、反対させていただきます。 以上でございます。 ○議長(鷹取偉一君) 賛成討論はありますか。     (なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 討論を終わり、採決を行います。 異議がありますので、本案は起立によって採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鷹取偉一君) 起立多数です。 着席ください。 したがって、本案は原案どおり可決されました。--------------------------------------- ○議長(鷹取偉一君) 日程第4、閉会中の継続調査について、議会運営委員会委員長、文教厚生常任委員会委員長及び議会だより編集常任委員会委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元にお配りした申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りします。 各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに異議ありませんか。     (異議なしの声多し) ○議長(鷹取偉一君) 異議なしと認めます。 したがって、申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(鷹取偉一君) 以上で本日の日程は全部終了しましたので、本日の会議を閉じます。 これで平成28年上野原市議会第4回定例会を閉会します。 ご苦労さまでした。 △閉会 午前10時30分地方自治法第123条の規定により署名する。 平成  年  月  日        議長      鷹取偉一        副議長     長田喜巳夫        署名議員    尾形重寅        署名議員    遠藤美智子        署名議員    川田好博...