甲斐市議会 > 2020-12-18 >
12月18日-05号

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  1. 甲斐市議会 2020-12-18
    12月18日-05号


    取得元: 甲斐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-20
    令和 2年 12月 定例会(第4回)          令和2年甲斐市議会第4回定例会議事日程(第5号)                 令和2年12月18日(金曜日)午前10時開議     諸報告日程第1 一般質問日程第2 議案第100号 令和2年度甲斐市一般会計補正予算(第8号)日程第3 委員会の開催中の継続審査申し出件---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(21名)     1番  伊藤 毅君      2番  加藤敬徳君     3番  谷口和男君      4番  秋山照雄君     5番  清水和弘君      7番  金丸幸司君     8番  滝川美幸君      9番  五味武彦君    10番  金丸 寛君     11番  赤澤 厚君    12番  小澤重則君     13番  松井 豊君    14番  清水正二君     15番  斉藤芳夫君    16番  有泉庸一郎君    17番  長谷部 集君    18番  山本英俊君     19番  内藤久歳君    20番  藤原正夫君     21番  小浦宗光君    22番  保坂芳子君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      保坂 武君      副市長     関口龍海君 教育長     宮坂雄次郎君     企画政策部長  横森貴志君 総務部長    石合雅史君      市民部長    加藤文雄君 生活環境部長  剣持豊彦君      福祉部長    齊藤一己君 建設産業部長  長田裕二君      子育て健康部長 長坂千恵子君 会計管理者   高鳥 悟君      教育部長    山田 洋君 上下水道部長  小林信生君---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長  土屋達巳       書記      森田 公 書記      長田大地       書記      中込美智子 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(清水正二君) 改めまして、おはようございます。 12月9日から開会されました第4回定例会も本日最終日となりました。本日も円滑に議事が進行できますよう、議員各位並びに市当局のご協力をお願い申し上げます。 ただいまの出席議員は21人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(清水正二君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(清水正二君) 初めに、諸報告をいたします。 報道関係者より議場内での写真の撮影の申出がありましたので、議会傍聴規則第9条の規定により、議長においてこれを許可いたしましたので、ご報告いたします。 以上で諸報告を終わります。---------------------------------------一般質問 ○議長(清水正二君) 日程1、一般質問を行います。 一般質問については、一問一答方式により行います。お手元に配付した議事日程のとおり、本日は2人の議員の市政に対する一般質問を行います。 質問時間は、答弁を除き30分以内で行います。 なお、議員各位、市当局には、発言される際、マイクを向けていただき、発言されますようお願い申し上げます。 それでは、一般質問に入ります。---------------------------------------山本英俊君 ○議長(清水正二君) 通告5番、山本英俊君の発言を許します。 18番、山本英俊君。     〔18番 山本英俊君登壇〕 ◆18番(山本英俊君) おはようございます。一生懸命頑張ります。 18番、創政甲斐クラブ山本英俊。 ただいま議長から許可をいただきましたので、2表題にわたり一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 表題の1、小・中学生の自転車の適正利用について。 本県においては、自転車の安全で適正な利用に関する施策を総合的に推進することを目的とした山梨県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例が令和2年10月1日に施行されました。 (1)、条例では、学校の設置者及び学校においては、通学に自転車を利用する児童・生徒に対し、自転車損害賠償保険の加入確認及び未加入者への保険加入に関する情報提供が努力義務となった。 そこで、改めて市内中学校自転車通学者数保険加入数はどうなっているのかをお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 宮坂教育長。     〔教育長 宮坂雄次郎君登壇〕 ◎教育長(宮坂雄次郎君) よろしくお願いいたします。 山本英俊議員から、小・中学生の自転車の適正利用についてご質問をいただいております。市内中学校自転車通学者数と、保険加入数についてお答えします。 本市教育委員会では、県の条例化を受け、定例の校長会を通じ、各学校に対し、保険への加入確認について指導するとともに、保護者に対し、条例について周知するチラシを配布し、条例の趣旨及び自転車の適正利用に関する理解、保険加入に関する情報提供に努めているところです。 市内の中学校における令和2年度の状況についてですが、自転車通学者は5校で合わせて571人となっております。保険加入につきましては、昨年度まで任意加入としていた学校においても加入を義務づけたことで571人全員が保険に加入しており、加入率は100%となっております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) 教育長、ありがとうございました。 ただいま571人という形で自転車通学している生徒がいる中で、保険加入が100%、これはすばらしいことではないかと思います。今のこの情報化社会の個人情報が厳しい中で、ここまで引き上げていただきまして、本当に、教育委員会また各学校の校長先生、また先生たちには本当に頭が下がる思いです。ぜひまたいろんなこういう形のものがあったら、なるべく100%に近く、近づけていただければと思います。ありがとうございました。 それでは、2つ目に。 議長、よろしいですか。 ○議長(清水正二君) 続けてください。 ◆18番(山本英俊君) (2)として、自転車事故の加害者となったときには、ケースにより賠償額が多額なものとなる。保険加入と同時に、事故を起こさないことが大切だが、条例だけでは強制力がなく徹底できない。各中学校では正しい利用ができない自転車通学者に対する取組を強化していく必要があると考えるがいかがでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 宮坂教育長
    ◎教育長(宮坂雄次郎君) 正しい利用ができない自転車通学者に対する取組についてお答えします。 本市の中学校では、学校安全計画に従い、交通ルールや自転車の乗り方等安全利用に関する指導を行うとともに、自転車通学生徒に対しては通学時のヘルメット着用や、下校時における早めのライト点灯、危険箇所の確認等を実施し、事故の防止や正しい利用ができるように努めております。 その一方で、毎年、自転車通学生徒による登下校時の事故が発生している状況があります。本市教育委員会では、こうした状況を踏まえ、自転車通学生徒が安全かつ適切に自転車を利用することで事故の加害者にも被害者にもならないよう、各中学校に対し指導を徹底してまいります。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 再質問です。 自転車通学生徒による登下校の事故の発生状況と学校の対応はいかがか、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 本市中学校における自転車通学生徒による登下校時の事故は、平成30年4月から令和2年11月までの2年8か月間に合計10件発生しております。時間帯では、登校中と下校中それぞれ5件、相手につきましては自動車が9件、自転車同士が1件。また状況別に見ますと、交差点での出会い頭、道路脇の施設から出入りの際の事故など側方から進行してくる自動車との接触が6割を占めております。けがの程度につきましては、骨のひびの1件以外はいずれも打撲等の軽傷で済んでおり、生命に関わるような重大な事故は発生しておりません。 発生時の学校の対応ですが、近隣住民等から第一報を受け、複数の教職員が現場に急行し、本人の状況を確認の上、警察へ通報するとともに、必要に応じて救急車を要請し、その後、保護者への連絡を行っております。 事故後におきましては、全教職員間で事故の情報を共有し、再発防止に向け、他の生徒への注意喚起と再度の安全指導を行っております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 再質問で、私の家の周りがちょうど中学生の通学路なのかどうかその辺はちょっと分かりませんけれども、結構自転車が横行していまして、1年に1回ぐらいはやっぱり接触事故があるんですね。そんなときは、私がいるときは、飛び出していって仲裁したりとか、いろいろするんですけれども、そういう形で事故がやっぱり起こるところは大体同じようなところではないかと思うんですよね。そういうときには、特に新入学生、1年生ですよね、互いにその子供たちというのは自転車で初めてで通学するわけですから分からない。そういう形で事故が多いところは、先生たちが見回りをしていただくということはできるのでしょうか、その辺をお伺いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 市内の各中学校におきましては、年度初めや春及び秋の交通安全週間等適切な時期を選びまして、教職員が通学路の要所に立ち、生徒の登校状況の見守り及び交通指導を実施し、安全な通学についても注意喚起を行っております。 今後も生徒の実態を踏まえながら、必要な取組について検討してまいります。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ご答弁ありがとうございました。 先生たちも忙しい中ではありますが、今言った春先と、この時期というか11月頃、暗くなるのが早くなる時期、ぜひそういう形で先生たちにご面倒かけますけれども、事故の多い場所とか、またクランクのある、また丁字路があるようなところでちょっと立って、生徒たちの見守りをしていただければと思います。よろしくまたお願いいたします。 それでは、次に移ってよろしいですか。 ○議長(清水正二君) どうぞ、続けてください。 ◆18番(山本英俊君) (3)、自転車を安全に利用していくためには、小学校段階から教育が必要であると考える。例えば道徳の時間や学級の時間を使って計画的に自転車の安全利用に関する授業を行うことは有効であると思うが、学校現場の状況についてお伺いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 宮坂教育長。 ◎教育長(宮坂雄次郎君) 小学校段階からの自転車の安全利用に関する教育についてお答えします。 小学校段階においては、自転車通学をしている児童はおりませんが、多くの児童が放課後や休日において自転車を利用している状況があり、自転車の安全な利用について適切に指導していく必要があると認識しております。 現在、本市の小学校では、学習指導要領に基づいて立てた学校安全計画により、学級の時間等を利用し、交通ルール、自転車の乗り方を含めた安全に関する教育を年間を通じて実施しております。 また、体育の授業では、交通事故の原因やその要因となる自動車や自転車の特性について学習するほか、事故防止には、交通ルールの遵守や危険予測、自転車の点検整備などが重要であることなどを指導しております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 再質問で、交通ルール、自転車の乗り方を含めた安全教育の具体的な内容はどのようなものか、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 本市の小学校では、市の専門交通指導員等を講師とした交通安全教室自転車安全教室を実施しております。具体的には、小学校3年生では、自転車での行動範囲が広がる時期であることを受け、正しい自転車の乗り方や、交差点での2段階右折、自転車点検の仕方等について、実際に自分の自転車を使って実技訓練をしております。 他の学年におきましても、学級の時間等で副読本を利用して、自転車の安全な乗り方や交通標識や標示等について繰り返し継続的に学習しております。 また、学校によっては、山梨県総合交通センターに出向き、センターの指導員による場内コースを使ったより専門的な実技講習を実施している学校もございます。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 今の中で、小学校3年生という言葉が出てきますが、ことわざの中に「三つ子の魂百までも」という言葉があるように、3年生まで徹底して、校庭でもいいですし、体育館でやったほうがいいのかな、雨降ってもいつでもできるから、仮の四つ角をつくって、完全に、信号機のあるところは信号機に任せて止まるんですけれども、結構、今のこの山日新聞、何を見ても、信号機のない出会い頭の事故というのが、これ、一番多いんですよね。だから、そのことを子供たちに、信号のない交差点では完全に自転車、歩行者もそうですけれども、止まるということを3年生までにしっかり植え付ければ、最上級の6年生、中学、高校になってもこれが守れると思います。 ぜひ、そういう形で、これは要望ですけれども、徹底してしっかりした、3年生までに指導教育をお願いしたいと思います。これは要望で結構ですので、よろしくお願いいたします。 議長、4つ目。 ○議長(清水正二君) 続けてください。 ◆18番(山本英俊君) (4)として、夕暮れ時は自転車が見えにくく事故の危険性が高い。通学かばんや自転車等に蛍光シールが貼ってあるが、安全性を高めるためには発光装置が必要である。購入に当たっては、保護者負担となる。保険加入についても同様である。そこで、発光装置の購入や保険加入に対しての市の補助が必要だと考えるがどうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 宮坂教育長。 ◎教育長(宮坂雄次郎君) 発光装置の購入及び保険加入に対する市の補助についてお答えします。 本市では、自転車通学の安全を図ることを目的に、自転車用ヘルメット購入費補助金交付要綱により、自転車通学生徒に対しヘルメット購入に係る代金の一部を補助しております。 本市教育委員会では、現在のところ、発光装置の購入や保険加入に係る費用について、市で補助する制度はありませんが、県の条例化に伴い、今後、県や他市等において新しい動きが生じる可能性もあることから、その動向に注視してまいります。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) 答弁ありがとうございました。 ここからは、ほとんど要望になってしまうんですけれども、先ほどトップバッターで立ったら、市長のお祝いを言うことも忘れてしまいまして、申し訳ございませんでした。 保坂市長の4期目の就任、誠におめでとうございます。保坂市政を邁進し、市民のために頑張っていただき、また、健康にはご留意していただきたいと思います。よろしくまた頑張ってください。 また、ここからはちょっと市長にも聞いてもらいたい言葉もあるんで。先ほどの発光装置のことなんですけれども、発光装置もいろんな機種がありまして、1個につき1,500円から4,500円ぐらいまでありまして、高いものは自動で充電も可能、安いものはスイッチを手動、乾電池という形です。 例えばこれが1,500円のものを一括購入すれば、多分1,000円ぐらいになるのか、もっと安くなるかと思うんですよね。1,000円としても571人ですから57万1,000円かな、そのぐらいの金額で補正予算なんか組まなくても軽くぽんと市長の一言で決まるじゃないかと思います。ぜひ、またそういう形で。 最後に、先ほど県や他市町村においての、他市においての動向がという形で教育長述べていただきましたけれども、うちで特に、子育てでネウボラという言葉は山梨にはない、最初にやった事例ですね。全国的にも多分片手ぐらいじゃないですかね。そういう形で、何でも取り組む甲斐市ですから、こういう形のもので、これが5億円にもなるとか、そういう形じゃちょいと予算化してくれと言っても無理だと思うんですけれども、57万1,000円じゃ何とかなるんじゃないかと思いますので、ぜひ。どっちにぶつけていいのかな、教育長、何とか頑張ってください。ありがとうございました。 続いて、よろしいですか。 ○議長(清水正二君) 続けてください。 ◆18番(山本英俊君) 2問目で、文化芸術、文化財の活用について。 今年度スタートした第2次創甲斐教育推進大綱には、「甲斐市で育ち、甲斐市を育てる人づくり」が基本理念に揚げられ、甲斐市を「ふるさと」として育てていく「人づくり」を目指すとしている。この基本理念を進めた一つに、文化芸術に親しむ機会の充実、歴史遺産の保存と活用という施策項目がある。自分が育った地域の文化芸術や歴史を小さいときから学ぶことが地元への愛着を育てることにつながると考える。そこで、市の文化芸術、文化財に関する活用についてお伺いします。 (1)として、小・中学生や市民が文化芸術に親しむ機会や、市に関係する芸術家の作品を身近に見て学習することができる事業と実績と今後の計画について、お伺いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 宮坂教育長。 ◎教育長(宮坂雄次郎君) 文化芸術、文化財の活用についてご質問をいただいております。 小・中学生や市民が文化芸術に親しむ機会や市に関係する芸術家の作品を身近に見て学習することができる事業の実績と今後の計画についてお答えします。 本市教育委員会では、小・中学生や市民の皆様が文化芸術に親しみ、学習する事業について双葉ふれあい文化館を中心に実施しております。 令和元年度は、小・中学生を対象にしました甲斐市小・中学生音楽祭をはじめ、楽器製作ワークショップなど16事業を実施し、参加者は延べ5,095人が参加しております。また、各小・中学校独自の芸術等鑑賞事業も実施しており、市内小・中学校16校で古典芸能などの事業を行っております。 本市に関係する芸術家の作品に関する学習については、各公民館で開催されている講座において、講師としてご指導をいただいております。 今後も子供たちや市民の方々の豊かな想像力や思考力、コミュニケーション能力を養うため、文化芸術事業の充実に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 再質問で、甲斐市に住んでいたり、関係したりする芸術家の作品などの学習会について、各公民館で開催しているという答弁がありましたが、どのような内容の事業を行っているのか、お伺いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 昨年度、各公民館におきまして、市に関係する方を講師とした芸術分野の講座は、書道、油絵やミュージカルなど6講座で44回開催いたしまして、延べ587人の方が受講されております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) 答弁ありがとうございました。 これはちょっと要望となりますが、公民館で行う講座は、講師料の単価も少額で、なかなか幅広く活躍されている方を講師として招くということは難しいと思います。双葉ふれあい文化館も含め、内容は音楽関係のものが多いと感じます。音楽系のものは、双葉ふれあい文化館、絵画などの作品のものは博物館や資料館のような展示ができる施設をつくり、市民が学習できるような環境整備を要望いたします。 次にいってよろしいですか。 ○議長(清水正二君) 続けてください。 ◆18番(山本英俊君) (2)、市内には、信玄堤や昇仙峡といった知名度の高い文化財や、県内で最大の赤く塗られた土器、古い文書、多くの農具もあります。なお、去年ですか取り壊した睦沢の旧校舎の中にもたくさんの農具、またいろんな文書等があったような気がします。これらの文化財の保管状況や活用状況、今後の活用計画についてお伺いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 宮坂教育長。 ◎教育長(宮坂雄次郎君) 市内の文化財の保管状況や活用状況、今後の活用計画についてお答えします。 市内には、国や県、市の指定等の文化財が107件あり、各所有者によって適切に保存管理されております。また、本市所有の資料は、古文書資料2,652点、民具などの歴史資料1,488点、遺跡から出土した土器などの考古資料1,203箱あり、現在竜王図書館や旧敷島給食センターなど市内8施設で保存管理をしております。 これらの資料の活用につきましては、双葉歴史民俗資料館等での展示のほか、山梨県立博物館など市外施設への貸出し展示や、市内小学校社会科教材としても活用しております。 今後は来年度策定を予定しております文化財保存活用地域計画を基に、有効な活用施策について取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 再質問で、市では古文書2,000点以上、土器も1,100点以上あり、甲斐市の歴史に関係するものを多数所有していることが分かりました。これだけの資料を保存し活用する事業、博物館、美術館などの専門職員がいる社会教育施設が行うものだと思うが、職員が常駐している公立の博物館や資料館、美術館などを持っている県内での市は現在何市あるか、また、甲斐市において文化財の活用はどのように行っているのか、お伺いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 現在、学芸員などの職員が常駐し、資料を保存または活用する資料館や美術館などの公立施設を持つ市は、本市を除く県内12市中11市に施設がございます。本市の文化財の活用につきましては、資料館への展示のほか、小学校への出前授業や県内外から信玄堤等の見学に訪れる方への現地解説、また、自治会で行われるいきいきサロンへの出前講座など、昨年度は46件の事業を行っております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) ありがとうございました。 13市あって11の市で持っているということですね、これは。ちょっと何か甲斐市、山梨県でナンバーツーの7万6,000人の人口持っていて、ないというのは寂しいじゃないですかね、市長、これ。ちょっとまた考えていただければなと思います。美術館も頓挫したことだから、今度は資料館か博物館へということでしてほしいなと思います。 再質問に入らせていただきます。 今年の6月には、昇仙峡地域や関連する文化財が日本遺産に認定され注目も集まっている。市で刊行している「ふるさと観察路ガイドブック」には、昇仙峡などのすばらしさをいち早く全国に紹介した甲斐市の大下条出身で小説家太宰治の義父、四女と太宰治が一緒になったということですね、石原初太郎さんについて紹介している。石原初太郎さんや山縣大弐など甲斐市にゆかりのある有名人、人物、日本遺産など関係する資料を集め、市内外にPRするためにも資料館の建設を考えてはどうか。よろしくお願いします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 本年6月の昇仙峡関連の日本遺産認定や国の登録文化財となっている山縣神社、また、これらの文化財に関係する歴史上の人物など、本市には有形無形の歴史遺産が数多く残されております。 教育長も答弁しておりますが、これらの歴史遺産を活用し、広く情報を発信していくため、来年度、本市の歴史遺産保存活用のためのマスタープランである文化財保存活用地域計画の策定を予定しております。この計画の中で保存活用方針、情報発信施設の整備などを明示する内容にしていきたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 18番、山本英俊君。 ◆18番(山本英俊君) 答弁ありがとうございました。 では、ここからはちょっと要望になります。 資料館や博物館、学芸員などの職員が常駐していることが大事で、いつ行っても説明をしてくれる職員がいるというやっぱりこういうしっかりしたものが欲しいわけですね。旧敷島の給食センターの周辺から出土した水晶製の切子など、水晶を糸で、今でいう手にやる輪っかみたいなものですけれども、これも20点以上出たというのは関東でも屈指だそうです。こういうすばらしいものがあるわけです。 それと、山日の紙面、12月4日に山梨県立博物館開館15周年記念に甲斐市旧敷島、清川神戸といって敷島カントリーの入り口にある辺のあれですけれども、笹本正治さん、元信州大学の副学長を務め、現在は長野県立歴史館の館長を務めております。この笹本さんが講演で、「甲斐の国の宝物、ふるさとの未来をつくるため」というテーマで講演をしていただきまして、そして、その文は長いんですけれども、その中に、豊かな自然はときに災害をもたらしてきた。水害と先人の戦いのシンボルとして、笹本さんは釜無川の氾濫を防ぐために築かれた堤防、信玄堤、県内のいろいろなものを紹介してくださいました。また、その中で、笹本さんの地元の神社、そこにある絵馬、この絵馬がもう1599年の作ということで、普通に見たんじゃちょっと分からない、それを赤外線で撮影した写真がこの12月4日、議員の皆さんもまた新聞を開き直して見ていただければと思います。400年以上たったものがこうやって残っている。こういうものをまたしっかり残せるような、ぜひ、資料館、博物館をお願いして私の一般質問を終わらせていただきます。 ご清聴、ありがとうございました。 ○議長(清水正二君) 以上で、18番、山本英俊君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時34分 △再開 午前10時45分 ○議長(清水正二君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 ここで傍聴される皆さんにお願い申し上げます。 本議会では、市民の皆様に議会議員活動を一層ご理解していただきますよう開かれた議会を目指す取組の一環として、一般質問における一問一答方式を導入いたしております。 傍聴者の皆様には質問用紙を配付させていただいておりますので、議員の質問の際、参考にしていただきたいと思います。 また、議場内での携帯電話のご使用はご遠慮いただきまして、傍聴席入り口にあります注意事項を厳守の上、ご清聴なされますようお願い申し上げます。 なお、写真、動画等の撮影及び録音等は禁止されておりますので、重ねてお願い申し上げます。 念のため、再度携帯電話の電源の確認をお願いいたします。 それでは、一般質問を受けます。--------------------------------------- △五味武彦君 ○議長(清水正二君) 続きまして通告6番、五味武彦君の発言を許します。 9番、五味武彦君。     〔9番 五味武彦君登壇〕 ◆9番(五味武彦君) 9番、甲斐市民クラブ、五味武彦でございます。 議長から許可をいただきましたので、今議会最後になります一般質問を行いたいと思います。 初めに、先月末に甲斐市民クラブと同室の颯新クラブの方々、それから、お忙しい中、職員5名と御岳古道を下ってまいりました。当日は、金櫻神社での研修後、昇仙峡ロープウエーでパノラマ台に到着いたしました。そこから、甲斐市分の御岳古道を約3時間かけて歩いてきました。最終地点は石鳥居が出土した田んぼまでという形で歩きました。 紅葉の時期から若干ずれていましたけれども、古道の歴史、それから絶景、この中には、東には荒川ダム、北に甲武信、金峰山、それから北のほうに行きますと茅ヶ岳、近くには太刀岡山、西のほうには南アルプス、南には富士山、360度の景色が途中、途中で開けておりました。大いに森林浴を満喫できたと思います。 この経験を基に、今回の御岳古道及び周辺の開発、整備について質問をいたします。 先日も、昨日ですか、山日に御岳古道のことが触れられておりました。この質問が一つのPRにでもなればと思います。 それでは、本文に入りたいと思います。 昨年、昇仙峡や北部森林が甲武信ユネスコパークに選定され、本年6月には本市と甲府市の甲州の匠の源流・御岳昇仙峡が日本遺産に認定されました。トイレ、ベンチなどの改修整備や学術調査研究などに国、文化庁になると思いますが、から助成金が交付されます。今後の観光資源整備、開発や文化、環境保護活動、地域活性化の原動力になり、特に本市の古道整備は西の熊野古道、東の御岳古道の名所の復活、誕生につながると思います。以前から何回か質問してきましたが、市の北部開発にもリンクするものと思われます。 質問です。まず、この日本遺産の意義になります。全国で認定された100件ほどの日本遺産とはどんな内容なのか。意義、目的をお伺いさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。     〔市長 保坂 武君登壇〕 ◎市長(保坂武君) 本日の最終日、よろしくお願いいたします。 五味武彦議員から御岳古道及び周辺の開発整備について幾つかご質問をいただいております。 まず、全国で認定された100件の日本遺産の意義、目的についてお答えします。 日本遺産については、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化、伝統を語るストーリーを日本遺産に認定するとともに、このストーリーを語る上で、不可欠な魅力ある有形無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備、活用し、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図るものであると承知をいたしているところであります。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問が1問ございます。 日本遺産は全国で100件を目標に認定されましたが、10年をめどに活動実績が評価されます。場合によっては認定取消しのおそれがあると聞いております。評価の基準、それから取消し事例があるのかお伺いをさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 日本遺産の認定制度は平成27年度から始まり、今年新たに認定された21件を含めまして、現在104件が日本遺産に認定されております。 昨年度までに認定された遺産につきまして、日本遺産認定審査委員会の非公式な調査では、活発に取組を行っているところと、そうではないところの差が顕著であることから、文化庁では、今後の取組状況によっては日本遺産認定の取消しもあり得るとの考え方を示しておりますが、具体的な取消しの基準について現時点では明示されておりません。また、取消しの事例についてはございません。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 積極的な甲斐市での取組をお願いしたいと思います。 2問目にいきます。 では、今回、昇仙峡が認定されました。全体の意義、目的を改めてお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 認定されました全体の意義、目的についてお答えします。 本年6月に、「甲州の匠の源流・御岳昇仙峡~水晶の鼓動が導いた信仰と技、そして先進技術へ~」のストーリーが日本遺産に認定されたことに伴い、昇仙峡とその周辺地域の観光振興に大きな追い風になることが期待されております。 日本遺産という資源を活用し、地域の魅力向上に取り組み、郷土への愛着と誇りの醸成、また、観光関連産業と地域の活性化につなげることが目的であります。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) ありがとうございました。 再質問が2問ございます。 その1になりますが、認定に伴い、昇仙峡と周辺地域の観光行政振興が期待されると思います。母体となる昇仙峡地域活性化協議会と連携し、地域活性化につながることになると思います。甲府市を含めた地域全体として将来像を具体的にお伺いをさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 昇仙峡地域活性化協議会では、観光客が訪れたくなる昇仙峡を基本理念とし、昇仙峡の様々な魅力発信、観光事業者を中心にさらなる観光資源の磨き上げや、新たな仕掛けを行うことで観光客の満足度の向上及び域内消費の活性化につなげる施策を実施していくこととしております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問2問目にいきたいと思います。 自然保護の面ですが、地域はやはりこの間も回ってきましたけれども、松くい虫の被害がだんだん広がっております。上へ上へと行っております。年々増加しておりますけれども、今回の認定により、松くい虫の防除を加速すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 本市では、毎年、県からの補助金を活用して伐採処理と薫蒸処理の2種類の手法により、松くい虫防除対策事業を実施しており、年間の事業費は750万円ほどとなっております。今後は、昨年度から交付されている森林環境譲与税を活用し、森林経営管理制度に基づく森林の管理を検討していることから、従来の防除対策と合わせ対応手法を検討してまいります。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) ぜひ加速の度合いを深めていただきたいなというふうに思います。 3問目の質問になります。 では、本市の御岳古道、御岳道とも言われますけれども、歴史を紹介していただきたい。さらに、古道の対象物、構成文化財を言われておりますが、この対象物もお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 宮坂教育長。 ◎教育長(宮坂雄次郎君) 本市の御岳古道、御岳道の歴史と対象物についてお答えします。 御岳古道は平安時代に信仰の山として開山した金峰山への参拝の道で、その後、金櫻神社への参拝道としても利用されました。江戸時代には、この参拝道が9ルートあり、特に本市を通る吉沢口の上道と下道や亀沢口のルートは多くの参拝者が利用したと言われております。 今回認定された日本遺産の構成文化財は23件あり、このうち御岳古道や旧金櫻神社石鳥居、常説寺の白輿、旧羅漢寺の遺構など8件が本市に所在しております。なお、御岳古道の吉沢口ルートは江戸時代の浮世絵師、歌川広重が金櫻神社へ参拝した際に使用したルートであることが近年の調査で確認されております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 金峰山信仰ということで、今日もこちらの駅から金峰山の山頂、五丈岩が見えると思いますけれども、そういう歴史があるということが分かりました。 再質問にまいりたいと思います。 再質問はあります。金櫻神社や常説寺等々は1,000年以上、平安時代以降だと思いますが、1,000年以上の歴史がございます。金峰山信仰参拝、それから金櫻神社参拝として御岳古道が利用されております。 まず、その中で甲斐市分の御岳古道の主要なルートと場所をお伺いさせていただきたいと思います。御岳古道については、金櫻神社から途中までが甲府市分、それからパノラマ台と言われますけれども、パノラマ台付近から甲斐市分というふうになっております。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 本市内を通る御岳古道は5つありまして、このうち主要なものは亀沢口と吉沢口と呼ばれる古道であります。 このうち、吉沢口は一部上道と下道と呼ばれるルートに分かれるところがございます。吉沢口ルートは、本市島上条の通称山の手通りから始まる市道仲町・上町線を起点といたしまして、市立敷島保育園東側を北上いたしまして、本市牛句付近から県道甲斐中央線とルートがほぼ重なり、本市下福沢の宮沢橋付近から金櫻神社方向へ進むルートで、市内を通る距離は起点から約10キロメートルでございます。 また、御岳古道吉沢口は、荒川と亀沢川に挟まれた通称西峰の東側の麓が本市の起点となり、現在の市道鳥居坂・桜橋線、下道線が吉沢口下道ルートであります。 吉沢口上道ルートは起点は下道と同じで、西峰の尾根を進み、途中で下道と合流し、昇仙峡ロープウエーのパノラマ台付近までのルートで、市内を通る距離は約6キロメートルでございます。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 今ご紹介いただきました中で、吉沢口がございますけれども、吉沢口から南山、当然甲府になります。甲府の起点は、甲府の千塚交差点からと聞いております。 再質問2つ目をお願いいたします。 構成文化財の中には、常説寺の白輿が国の重要文化財、県の指定文化財の羅漢寺の羅漢像、それから阿弥陀如来像、それから金櫻神社の石鳥居がそれぞれ指定をされております。未指定の亀沢の石造物群や旧羅漢寺跡など保護のために文化財として指定すべきだと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 最初に、先ほどの再質問の中で亀沢口ルートと答弁するところを吉沢口ルートと答弁してしまったことをおわびして訂正させていただきます。 それでは、答弁させていただきます。お答えいたします。 日本遺産に関連する構成文化財のうち、旧羅漢寺跡などの未指定文化財の指定につきましては、今後、様々な基礎調査を実施し、管理者や市文化財保護審議会委員の先生方の意見を聞く中で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 4問目になります。 助成金の話になります。助成金は、8月に設立されました昇仙峡地域活性化推進協議会に交付されると聞いております。この協議会の組織、それから既に数回開催されました協議会の内容をご紹介いただきたいと思います。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 協議会の内容についてお答えします。 本年8月7日に設立した昇仙峡地域活性化推進協議会の組織については、行政機関であります甲府市、甲斐市及び山梨県と観光事業者であります昇仙峡観光協会をはじめ、一般社団法人甲府市観光協会、公益社団法人山梨観光推進機構、湯村温泉旅館協同組合及び甲府ホテル旅館協同組合の計8団体で組織し、同日に本協議会の設立総会及び第1回の総会を開催し、協議会の規約や役員選出、令和2年度の事業計画及び収支予算について審議を行っております。 また、本協議会では、協議会の円滑な運営を図るため、協議会の下に幹事会を設置し、本年8月27日と10月27日に幹事会を開催し、令和2年度事業計画の進捗状況や、また令和3年度事業計画について協議を行っております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) もう既に8月から動き出しているというふうに伺いました。 再質問にいきたいというふうに思います。 保坂市長はこの協議会の副会長に就任しております。甲府市長が会長を務めるということになります。別途活動費として両市及び県の負担金、さらに下部組織であります幹事会の構成組織をお伺いしたいと思います。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 令和2年度の負担金につきましては、本市22万1,000円、甲府市244万1,000円、山梨県44万1,000円であります。 本市の負担金の内容は、構成文化財を取り込んだ御岳昇仙峡のマップ、A4サイズ、両面4ページ、カラー印刷で5万部を作成するものであります。 また、幹事会は、甲斐市、甲府市、山梨県の観光及び文化財の担当課長と昇仙峡観光協会、甲府市観光協会、山梨観光推進機構、湯村温泉旅館協同組合、甲府ホテル旅館協同組合の11名で構成され、上部組織である協議会の円滑な運営を図るもので、事業計画や事業の進捗状況などの協議を行っております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問の2問目に入っていきたいと思います。 お金の話になります。国から協議会への助成金制度があると聞いておりますが、これは何年間なのか、それ以後はどういうふうにするのか、以後は自治体が負担するのか、お伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 国からの補助金につきましては、令和2年度から令和4年度までの3年間交付されます。協議会では、現在、補助金の交付に合わせ、令和4年度までの事業計画について協議を行っております。これ以降の協議は行われておりませんが、地元自治体の負担になるものと思われます。
    ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 単に補助金が3年間では十分な成果が得られないというふうに思っております。以後も継続的な予算措置、自治体の予算措置、支援が必要です。よろしくお願いいたします。 5問目の質問になります。 現時点で決まっている今年度と来年度以降の全体計画をお願いしたいと思います。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 次に、現時点での今年度と来年度以降の全体計画についてお答えします。 今年度につきましては、人材育成事業として、昇仙峡ガイドの養成を行い、調査研究事業として昇仙峡の学術調査や観光客の動向調査を行うこととしております。また、情報コンテンツ作成事業として、多言語パンフレットの作成や、活用整備事業として、トイレのリニューアルや散策道等におけるベンチ等の設置を計画しております。 また、来年度以降については、普及啓発事業として来訪者を増やすためのモニターツアーの実施や、調査研究事業として、昇仙峡地帯のブランディング化に向けた調査研究等を計画しております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) この項目では、2問の再質問をお願いしたいと思います。 先ほど市長の答弁にありましたトイレのリニューアル、ベンチ等の設置について、これは甲斐市分が含まれるのか。含まれていないとすれば、今後の予定をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 既存のトイレをウォシュレット完備の洋式トイレにリニューアルいたしますが、全て甲府市にあり、協議会では新たにトイレを設置する計画はありません。 また、ベンチ等の設置については主要な散策路が甲府市であることから、本市は含まれておりません。 今後については、土地所有者、必要性、費用対効果などを調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 分かりました。 再質問は2問目にいきたいと思います。 最近の旅行、旅行は単に観光が目的の旅行から、体験型に移行しておると思います。県内外の旅行者も御岳古道に目を向け始めております。モニターツアーの内容やブランディング化の内容をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 モニターツアーについては昇仙峡の構成文化財などを年齢や目的、国籍などの属性ごとに周遊するコースなど造成し、国内外の旅行業者を対象としたモニターツアーを実施し、ツアー商品を造成することや、学校向け社会見学コースを設定し、小・中学校の教諭等を対象としたモデルツアーを実施し、普及啓発を行います。 また、ブランディング化については、構成資産の景観と親和性のあるデザイン性、視認性に優れたサイン設置に向けた調査研究や、昇仙峡のブランド力を確立するための手法を研究し、広報、誘客事業に反映する計画となっております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 今、部長答弁で、小・中学校の教諭等というふうな対象が出てきておりますが、できれば市長をはじめ、職員の方にはぜひ一度現地に足を運んでいただきたいというふうに思います。 さらに、来年24名の新人の職員が入ると思いますが、その際の研修にぜひ取り入れていただきたいというふうに要望をいたします。文化財を含めた甲斐市の新しい魅力である古道のPRを積極的にお願いしたいと思います。 また、副市長においても、これから全国を回る形になろうかと思いますけれども、ぜひ参加していただいて、甲斐市の自然と歴史の魅力を感じ取ってほしいと思いますが、急ではありますが、副市長、いかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 関口副市長。 ◎副市長(関口龍海君) お答えいたします。 個人的なことになりますが、私も古道につきましては、学生時代に奈良の上代の古道であります山辺の道ですとか、もしくはスペインのカトリックの巡礼道でありますサンティアゴ・デ・コンポステーラでございますでしょうか、といったところを回って、最近では自宅の周辺の鎌倉往還の石像群を調査したりなど、数少ない私の趣味と言えるものでもございます。 季節が暖かくなりましたら、ぜひ新人の皆様と一緒に古道を歩かせていただきまして、また、この道が多くの人に慕われるように、どのような工夫ができるかということをよくよく考えてまいりたいと思います。 ○議長(清水正二君) 五味議員、再質問は2問までとなっていますので、ご協力をお願いします。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 6問目の質問に入りたいと思いますが、御岳古道などの学術調査には10分の10が助成されると聞いております。全体の助成金額と本市の事業計画をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 宮坂教育長。 ◎教育長(宮坂雄次郎君) 御岳古道などの学術調査には10分の10が助成されるが、全体の助成金額と本市の事業計画についてお答えします。 日本遺産に関連する調査研究普及啓発人材育成の事業については、本市や甲府市などで構成する昇仙峡地域活性化推進協議会が主体となり実施されます。 文化庁の地域文化財総合活用推進事業を活用し、補助額は本年度から令和4年度までの3年間で約3,000万円、このうち文化財等の学術調査費としては約1,465万円を予定しております。 本市に係る調査としましては、今年度は昇仙峡地域の鉱物や地質、植物などの自然科学調査、来年度には旧羅漢寺などの文化財調査、動物生態調査、民族調査を計画しております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) この項目では1つの再質問がございます。 本市に係る本年度及び来年度実施の調査の具体的な内容、説明、それから再来年以降の調査の方向性をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 認定されました日本遺産の学術調査につきましては、本年度は昇仙峡とその周辺の鉱物や地質、植物などの自然科学分野について実施いたします。来年度以降につきましては、専門家による動物生態調査、民族調査並びにドローンなどを活用いたしました旧羅漢寺跡の文化財調査を計画しております。再来年度以降の調査につきましては、学術調査の成果を基にシンポジウムを計画し、各方面からご意見を聴取し、昇仙峡の地域活性化推進協議会と協議を進める中で、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 7問目になります。 御岳古道などの整備等には3分の2が助成されます。残り3分の1は地元自治体が負担することになると思います。全体の助成金額と本市の整備計画をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 次に、御岳古道などの整備等には3分の2の助成があり、残りは地元自治体が負担するが、全体の助成金額と本市の整備計画についてお答えします。 文化庁の文化資源活用事業費補助金は、本年度から3年間で約4,000万円を予定しております。補助金の対象となる観光拠点整備事業の全体事業費は約6,200万円、本市に係る整備といたしまして、多言語パンフレットの作成、構成資産の解説、案内表示版の整備や、散策路等におけるベンチ等の設置を計画しております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問が1問ございます。 下道を下りましたけれども、案内表示板に老化が目立っております。また、「あと何キロ」などの距離表示はありませんでした。遺跡や各名所の解説表示版、案内表示板、さらに休憩箇所へのベンチの設置、それから狭い山道、それから城山山頂をちょっと滑るんですけれども、滑りやすいんですけれども、城山山頂などの危険箇所もございます。ロープや柵など滑落防止の対策についても必要性を感じております。さらに、上下道には現在倒木で道を塞ぎ、大木を潜ったり、またいだりの箇所が数か所見られました。私有林の問題もありますけれども、除去方法があるのか。 情報では、日本山岳会が創立120周年事業で2023年発行予定の「全国の古道」の出版計画もあると聞いております。御岳古道も取り上げるというふうな情報も聞いております。早めの対応が必要だと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 登山道の倒木については、職員や業者に依頼をして、直径30センチメートル未満の処理は行っておりましたが、それ以上の倒木については除去せず、「通行注意」の表示を行っておりました。 今後は、森林組合など協議を行い、安全に登山が楽しめるよう除去方法について検討してまいります。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 倒木やそれから松くい虫の被害木など、搬出路の問題がありますけれども、これ、バイオマス燃料としての活用も考えられると思います。 8問目、日本遺産認定やGoToトラベルの影響で、11月の3連休は観光バスは少なかったんですけれども、自家用車で昇仙峡が大混雑いたしました。駐車場に車があふれました。今後のPR活動をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 次に、今後のPR活動についてお答えいたします。 昇仙峡の駐車場については、長潭橋入り口及び昇仙峡ロープウエー付近に甲府市営駐車場があり、昇仙峡の中間地点には県営駐車場が設置されております。また、周辺観光業者の駐車場もありますが、紅葉の時期には駐車可能台数を超え、駐車場へ入れない車により混雑する状況であります。 本市といたしましては、混雑の緩和に向け、昇仙峡地域活性化推進協議会とも連携しながら、公共交通機関の利用を呼びかけてまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) これについては再質問はございません。 9問目にまいりたいと思います。 認定を機に、市民の古道への関心が高まっております。本市で実施された講座や今回新設された観光巡回バス2020甲斐のおもてなしでの内容、それから評価、今後をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) お答えします。 御岳古道に関する講座は、敷島公民館において年3回シリーズで開催され、延べ72人の方が受講されました。受講後に行ったアンケートでは、日本遺産の古道を歩けた満足感など全ての方から「よかった」との評価をいただいております。また、ユーチューブの本市公式チャンネルに公開されている御岳古道の講座も再生回数が500回を超え、関心の高さが伺えることから、引き続き古道も含めた日本遺産に関する講座の実施について検討してまいります。 秋の観光巡回バスにつきましては、昇仙峡コースとワイナリーコースを企画して運行をいたしました。昇仙峡コースにつきましては、日本遺産の構成文化財である常説寺の白輿と昇仙峡の入り口である長潭橋にバス停を設置いたしました。参加者にアンケート調査を行ったところ、9割の方から「よかった」との評価を受けたところであります。 今後につきましては、御岳古道を含めたルートについても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) この項目では2問の再質問ございます。 御岳古道への関心が穏やかに高まっている状況でございます。敷島公民館主催の御岳古道のふれあい講座の内容、それから評価、今後の課題をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 山田教育部長。 ◎教育部長(山田洋君) お答えいたします。 敷島公民館で開催されましたふれあい講座の内容につきましては、常説寺住職や市職員が講師を務め、全3回開催しております。内容は御岳信仰や御岳道を中心とした座学講座、旧金櫻神社石鳥居等の見学会や金櫻神社から御岳古道を実際に歩く体験講座で、アンケート結果では受講者全員から「よかった」との評価をいただいております。 今後の課題といたしましては、受講者の幅広い年齢層の掘り起こしや、継続的な講座の開催が挙げられ、古道も含めた日本遺産の魅力を感じていただけるように、新たな内容の取組を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問続けます。 市民ほか県内外でも注目が集まっております。今後は8月の「山の日」のイベント開催、それから、ほか観光巡回バスを古道探索バスツアーとして桜の春、新緑の5月のゴールデンウイーク、それから冷風の夏、秋の紅葉の時期のいずれかに特別に開催し、高揚を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 本年8月、甲斐市で過ごす「山の日」イベントでは、初級者向けにふるさと自然観察路、獅子平入り口から昇仙峡ロープウエー・パノラマ台駅までの登山を実施いたしました。御岳古道はふるさと自然観察路に接しておりますので、今後、古道を含めた登山ルートについても検討してまいります。 また、春と秋に実施しております無料観光巡回バスにおいても、古道の探索ができるコースの調査研究をしてまいります。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 10問目になります。 この事業には民間の協力も今後必要と思われます。観光ガイドの育成や地元自治体への協力体制はどうか、お伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 次に、観光ガイドの育成や地元団体への協力要請についてお答えします。 昇仙峡地域活性化推進協議会では、本年12月から計5回にわたり昇仙峡ガイド養成講座を計画しており、昇仙峡マイスター7人や甲府観光ボランティアガイド21人に呼びかけるとともに、本市においては地元自治会長や御岳古道を復元する会に協力の要請を行い、11人が参加を予定しております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 観光ガイドについてはぜひ有償ガイドとしてご協力いただくことが長続きして、また内容も充実すると思います。有償制度の検討もお願いしたいと思います。 それから、古道ルートでは、探索ルートになりますけれども、危険箇所も多少あるかと思います。ある程度山岳経験のある方の協力も必要ではないかと思います。要望として置いておきます。 再質問1問目です。 協力要請をしている地元団体に、「御岳古道を復元する会」というのがございます。市長もご紹介いただきました。現在、市内外で29名の組織で平成29年からボランティアで上道などを整備の活動をしております。既に本市を通じて今年度、「日本さくらの会」から桜の苗木50本の寄贈予定で、近々、広域農道から古道にかけて植樹の予定、さらに植樹祭も計画すると言われております。 金櫻神社の名のとおり、付近は山桜の名所になっております。江戸時代から「上り桜に下り紅葉」と言われております。吉野では参拝者が苗木を寄贈したり、小学生も植樹をして吉野の桜の保存に努めております。協力もしております。紅葉も候補の一つだと思いますが、桜が観光資源として復活するため、観光資源として復活させるため、植樹が単年度で終わらないよう引き続き寄贈要請、または市から支給の援助、さらに棚田保存会と同様に、活動資金として助成できないか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 古道への桜等の植樹は、土地所有者等を調査する必要がございますが、植樹が可能な場所であれば、寄贈要請の協力をしてまいります。 また、市からの活動資金の援助や棚田保存会同様の助成につきましては、今後、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 11問目になります。 上下古道の整備のほか、新規の観光コースの開拓も必要だと思われます。甲斐市ふるさと自然観察路とのドッキング、それから棚田やクラインガルテンなど取り入れた活性化事業が期待されると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) お答えいたします。 御岳古道の上道、下道については甲斐市ふるさと自然観察路に接続されていることから、登山ルートとしての活用、整備などを調査研究してまいりたいと考えております。 また、御領棚田では、毎年6月に約800本のろうそくが並べられるろうそく祭りが開催されており、訪れた人々の目を楽しませております。 敷島梅の里クラインガルテンでは、四季を通じて様々な催しが開催され、季節の野菜販売やバーベキューも好評をいただいております。 本市の中北部の振興につきましては、以前から同様のご質問をいただいておりますので、これらの催しや施設を活用し、誰でもが気軽に楽しめる新たな観光コースの開拓や地域振興策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問ございます。 現在の上下道では年配の方には距離的に、体力的にもですが、若干無理がございます。私どもが歩いた行程3分の2を過ぎたところに下道ケ原というのがあります。この南にほくせん集落というのがございます。ここからは車道が始まっております。ここを利用したり、他の脇道を利用して、幾つかの年齢や体力に応じた短時間コースも考えるべきだと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 ご指摘のとおり、年配者の方には距離も長く、厳しい面もございますが、新たなコースを検討することも大事ではありますが、上下道の整備はこれからですので、まずは今の古道整備が最優先と考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問2問目になりますけれども、クラインガルテン、志麻の湯などの市内の施設、それから、ワイン工場や農場などの民間利用のコースの設定し、策定し、また棚田の活性化をさらに推進し、地元農産品や新規に特産品の開発など経済効果が期待できると思います。改めて今後の具体的な政策をお伺いさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 今後の具体的な政策については、クラインガルテン事業の充実に努めるとともに、棚田など既存の甲斐市ブランドを強化し、都市部と地域住民の交流事業をより活発に行えるよう推進します。 また、特産品や観光スポットなどを体系的に整理し、効果的、効率的に地域ブランドの認知度と評価を高め、市内外に甲斐市の地域ブランドの浸透を図ってまいります。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 先日の12月のヴァンフォーレ甲府戦で、甲斐市のPRブースで、やはたいものかりんとうまんじゅう、それからドラゴン焼き、それから安納芋のスイートポテトが販売されました。甲斐市にも銘菓が生まれつつございます。新規に、例えば古道まんじゅうでああり、棚田米の大福、ある方からのアイデアですが、白いこしあんを使ったしらこしもなか、ほか、やはたいぬの金剛づえなど、今後の古道ブームに合わせ新しい商品が開発の可能性を秘めております。よろしくお願いしたいと思います。 続いて、12問目お願いします。 ○議長(清水正二君) 続けてください。 ◆9番(五味武彦君) 12問目いきたいと思います。 周辺の道路整備についてお伺いいたします。茅ヶ岳東部広域農道が古道の上下道と交差します。今後の完成の見通し及び昇仙峡長潭橋の付け替え工事の完成はいつなのか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 次に、周辺の道路整備について、茅ヶ岳東部広域農道が古道の下道と交差するが、今後の完成見通しと昇仙峡長潭橋の付け替え工事の完成についてお答えします。 現在事業が進められている茅ヶ岳東部広域農道につきましては、総延長は約9キロのうち、約6.7キロメートルの区間が供用開始されております。残りの区間につきましては、一部の地権者との用地交渉が難航しているため、未供用となっておりますが、県及び市において地権者との交渉を継続している状況であります。 具体的な完成時期は未定でありますが、引き続き早期の完成に向け、県と連携を図りながら取り組んでまいります。 また、県道甲府昇仙峡長潭橋の工事につきましては、山梨県中北建設事務所が整備を進めております。長潭橋は大正14年の建設から95年が経過をしており、老朽化の進行が見られたために平成27年度に新たな橋の建設事業に既に着手しており、早期完成を目指し、鋭意整備を進めているとのことであります。     〔「4年度」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(保坂武君) もとい長潭橋は大正14年の建設から95年が経過しており、老朽化の進行が進められたために、平成24年度に新たな橋の建設事業に着手しており、早期完成を目指して鋭意整備を年々進めているところであります。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 再質問が1問だけございます。 長潭橋は両岸の土台が完成し、橋をかけるのを待っている状況だと思われます。完成時期を改めてお伺いします。 また、現在の橋は保存されると聞いております。今後の管理方法についてお伺いをさせていただきます。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 山梨県中北建設事務所によりますと、現在、左岸側の橋台は完成しておりますが、右岸側は施工中であり、今後、工程の見直しを行い改めて完成時期の精査を行うとのことであります。 また、現在の長潭橋は今後、歩道橋として保全していくとのことでありますが、管理の手法については現段階確定しておらず、これからの協議課題であると伺っております。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 最後の質問、13問目にまいりたいと思います。 古道の起点の常説寺付近やふるさと自然観察路出入口の獅子平、大川橋に駐車場が不足しております。新設や拡張、トイレの新設等々が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 次に、古道の起点の常説寺付近やふるさと自然観察路出入口の獅子平、大川橋に駐車場が不足している、新設や拡張、またトイレの新設が必要と思うがどうかについてお答えします。 御岳古道の下道ルートの駐車場につきましては、起点となる常説寺のご協力を得て、駐車場を案内しております。 また、トイレにつきましては、最寄りの吉沢地域ふれあい館を案内をしているところでありますが、次に、ふるさと自然観察路の駐車場が不足していることや、トイレについては獅子平口と大川橋口の両方にないことから、今後、これらの課題を整理しながら費用対効果、またニーズなどを調査研究してまいりたいと考えております。 先ほどの質問にもありましたが、広域農道について担当の課でも鋭意地権者にお願いをしていて、まだ2か所がちょっと大変になっているんですけれども、1か所部分については要するに、先ほど言っている長潭橋に行くほう側の東側になりますけれども、そちらについては地権者との話が順次進んでおりまして、早急に工事着手で、東側から入る道が工事着手が早めになるかなとは思います。まだまだ時間はかかります。 それから、先ほどから上道古道について桜を植えるというふうなことで、地元の会の皆さんも今日傍聴にも来てくださっておりますけれども、率先して地元からそういう声も上がったりして、日本さくらの会で毎年甲斐市には特別もう既に600本近く広域農道には植えられております。そういった努力をこれからのこの遺産を観光地にしていくというには、私どもの地元の方たちの協力をいただいて、整備していくことも大変必要ではないかなと思っております。 ただ、今までの経験で桜をどんどん無料で毎年いただいておりまして、今回も無料ということなんですが、あれ、安いと安いよね。根回しの土がついていなくて、一度そういうことがありまして、やっぱり植えてもなかなか活着してもらえないというところがありますので、やっぱりある程度土をつけるにはそれなりのお願いをしたりして、費用もかかるのではないかなとは思いますが、どうせ植えるならちゃんと土もつけてきてするというふうなことにしないと、ボランティアで植えて整備しても活着しないということが非常に残念でありますので、将来を見据えて、なお地元の皆さんに協力をしていただきたいと。年を明けたら何か60本ぐらいですか、しかも山桜をご注文されるというふうなこと聞いております。ぜひみんなでよりよい昇仙峡の資源をつくっていっていただきたいと、こんなふうに思います。 ○議長(清水正二君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 大変丁寧な説明ありがとうございました。 再質問は1問だけございます。 山中にトイレの新設、これは現時点では水質保全等々によって管理が難しいと思われます。管理面を考えると出発、帰着点での新設が望ましいと思われます。凍結防止や排水問題を考えるとバイオトイレなどの活用も考慮すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(清水正二君) 質問が終わりました。 答弁を求めます。 長田建設産業部長。 ◎建設産業部長(長田裕二君) お答えいたします。 本市では、赤坂台総合公園にバイオマストイレがあり、平成28年に設置しました。このトイレにつきましては、東日本の被災地で使用されたものを再利用することで費用を抑え、工事費は約430万円、年3回の保守点検が必要で、費用は約30万円であります。男女別に2室ありまして、いずれも洋式で保守点検以外はメンテナンスフリーであります。古道の出発、帰着地点のバイオマストイレの設置については費用対効果、ニーズなどを調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(清水正二君) 答弁が終わりました。 9番、五味武彦君。 ◆9番(五味武彦君) 以上で一般質問を終わりますが、結果的に再質問は3問になりました。申し訳ございませんでした。終わりにいたします。 以上で一般質問終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(清水正二君) 以上で、9番、五味武彦君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △議案第100号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(清水正二君) 日程2、議案第100号 令和2年度甲斐市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。 初めに、市長より提出議案の概要説明を求めます。 保坂市長。     〔市長 保坂 武君登壇〕 ◎市長(保坂武君) 追加提案いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。 議案第100号 令和2年度甲斐市一般会計補正予算(第8号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,985万円の追加補正をお願いするものであります。 内容につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている低所得のひとり親世帯の支援を目的に、ひとり親世帯臨時特別給付金を再度支給するものであり、歳入につきましては国庫支出金の増額、歳出につきましては民生費のひとり親福祉事業を4,985万円増額するものであります。 なお、詳細につきましては、担当部長から説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 市長の説明が終わりました。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第100号は会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水正二君) ご異議なしと認めます。 したがって、議案第100号は委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより議案第100号の詳細説明を求め、説明の後、質疑、討論、採決をいたします。 それでは、議案第100号の詳細説明を求めます。 横森企画政策部長。 ◎企画政策部長(横森貴志君) それでは、議案第100号 令和2年度甲斐市一般会計補正予算(第8号)についてご説明申し上げます。 甲斐市定例市議会議案追加の1ページをお願いいたします。 第1条といたしまして、今回の補正額は歳入歳出それぞれ4,985万円を追加し、補正後の総額を386億3,102万3,000円とするものであります。 それでは、補正予算の内容についてご説明いたしますので、補正予算説明書の8ページ、9ページをお開き願います。 歳出として3款民生費であります。ひとり親福祉事業において4,985万円の増額補正をお願いするものであります。内容につきましては、国では新型コロナウイルス感染拡大の影響により、子育てに対する負担の増加や、収入の減少など特に大きな困難が心身等に生じている低所得のひとり親世帯を支援するため、ひとり親世帯臨時特別給付金を再支給することといたしましたので、支給するための経費を計上するものであります。 説明書の6ページ、7ページをお願いいたします。 続きまして、歳入でございます。 15款国庫支出金につきましては、ひとり親世帯臨時特別給付金を支給するための経費全額が国庫負担となりますので、民生費国庫補助金として歳出同額の4,985万円の増額補正をお願いするものであります。 以上が追加提案いたしました一般会計補正予算(第8号)の内容であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(清水正二君) 説明が終わりました。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時55分 △再開 午後零時09分 ○議長(清水正二君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 これより議案第100号の説明に対する質疑、討論、採決を行います。 初めに、質疑はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(清水正二君) ないようですので、説明に対する質疑を終了いたします。 これより討論を行います。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水正二君) 討論なしと認めます。 これで討論を終了いたします。 これより議案第100号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水正二君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △委員会の閉会中の継続審査申し出の件 ○議長(清水正二君) 日程3、委員会の閉会中の継続審査の申し出の件を議題といたします。 総務教育常任委員長、厚生環境常任委員長、建設経済常任委員長、議会広報常任委員長、議会運営委員長、議会改革特別委員長、バイオマス産業都市構想特別委員長、山梨県緑化センター跡地活用特別委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出のとおり、所管事務事項及び調査中の事件等について閉会中の継続審査の申出がありました。 お諮りいたします。各委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水正二君) ご異議なしと認めます。 よって、各委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(清水正二君) 以上で、本定例会に付議されました議案の審査は全て終了いたしました。 これをもちまして、令和2年甲斐市議会第4回定例会を閉会いたします。 今年1年を振り返りますと、東京オリンピック・パラリンピック2020が開催される年としてスタートを切りました。暖冬で穏やかな正月でしたが、既にその頃、新型コロナウイルスの猛威は忍び寄っておりました。 2月以降は国内も世界も新型コロナウイルス感染症によりパニックとなり、初の緊急事態宣言も発令され、不要不急の外出自粛や学校の休業要請などが行われたほか、様々な事業が中止となり、経済への打撃も著しいものになりました。 前例もなく正解も分からない中で判断や決断は相当に厳しく、誰もが環境を一変してしまったことに不安も増したことと思います。 今まさに明日への希望、そして新年への期待が必要なときではないでしょうか。令和2年も残りわずかとなり、師走と言われるように何かと気ぜわしい時期であることに加え、新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況も大変心配されるところです。感染症対策には慣れや緩みは許されず、徹底することが重要です。 議員並びに執行部各位におかれましても健康に十分ご留意され、みんなで支え合いながら、この危機を乗り越え、希望に満ちた年を迎えたいと思います。 長時間にわたり、ご苦労さまでした。 △閉会 午後零時13分地方自治法第123条の規定により署名する。  令和  年  月  日        議長       清水正二        副議長      金丸幸司        署名議員     内藤久歳        署名議員     藤原正夫        署名議員     小浦宗光...