◎
市長(
保坂武君) ご苦労さまです。 本日ここに6月
定例市議会を開会するに当たり、
議員各位におかれましては、ご多忙のところご応招いただき、誠にありがとうございます。
議案の
説明に先立ちまして、このたび
全国市議会議長会より
表彰状を授与されました
斉藤芳夫議員、
清水正二議長、
松井豊議員、
小澤重則議員、また、山梨県
市議会議長会より
表彰状を授与されました
小浦宗光議員、
藤原正夫議員、
内藤久歳議員、
山本英俊議員、
斉藤芳夫議員並びに
清水正二議長、
松井豊議員、
小澤重則議員、同じく
感謝状を授与されました
長谷部集議員、
小澤重則議員に心よりお祝いを申し上げたいと存じます。
皆様の長年のご尽力に対しまして敬意を表するとともに、今後におかれましても、さらなるご活躍をご期待を申し上げる次第であります。 さて、
令和2年度が始まり2か月余りが経過いたしました。
議員各位をはじめ、多くの
皆様のご理解、ご協力の下、策定をいたしました本市の
市政運営の総合的な指針である第2次
甲斐市
総合計画後期基本計画及び
甲斐市
教育振興の
基本計画であり、本市にとって
総合計画と同じく非常に重要な
計画であります第2次
創甲斐教育推進大綱がスタートいたしております。
甲斐市発足以来、将来像として掲げてまいりました「緑と活力あふれる
生活快適都市」の実現に向けまして、大きな柱となる重要な
計画でありますので、
社会情勢等をしっかりと踏まえながら
長期的視野に立ち、着実に推進してまいりたいと考えております。
まちづくりを推進し、併せて未来を担う
子供たちを育成していくことが、本市の一層の発展のため必要であると認識するところでありますが、そのような中、大変うれしい
ニュースも目にいたしました。 ちょうど1週間前になりますが、6月8日、高校生の
将棋棋士、
藤井聡太七段が第91回
棋聖戦5番勝負の第1局で先勝をいたしました。本年6月4日、第91回
棋聖戦挑戦者決定戦に勝利し、
タイトル挑戦の
最年少記録を31年ぶりに更新したとの
ニュースは記憶に新しいところでありますが、このたびの第1局における勝利は、
将棋ファンのみならず、多くの方々に驚きと感動を与え、特に夢に向かって努力を重ねる同世代の若者には大きな励みになったものと思います。 この藤井七段のような次世代を担う若者を育て、また活躍できる場をつくり出していくことは、まさに
創甲斐教育の目指すところでもありますので、藤井七段の今後の活躍に大きく期待をいたすとともに、青少年の
健全育成のため、さらに
創甲斐教育を力強く推進してまいりたいと考えるところであります。 一方で、
令和2年度につきましては、
新型コロナウイルス感染症の
拡大防止及び、それを踏まえた
市民等への
支援策が最
重要課題であることも認識をいたしております。 本年1月初旬、中国・武漢市において
新型コロナウイルス感染者が初めて
報告され、以来、瞬く間に全世界に
感染が広がり、多くの人々の生命が脅かされ、
世界経済も深刻な打撃を受けております。 我が国におきましても
感染拡大が深刻化し、各地で
医療体制が逼迫する中、国民の
社会生活の
経済活動は大きく乱されましたが、国はもとより全都道府県、全市町村が総力を挙げ、多くの施策を展開し、また、全国民が一丸となって
感染拡大防止に取り組んだことで
爆発的感染拡大は未然に防がれ、危機的な状況を回避するに至ったところでもあります。 しかしながら、世界においては、いまだ
感染者は増加し続け、
日本国内におきましても一部地域では再度
増加傾向に転じるなど、第2波の襲来が大きく懸念され、決して油断はできない状況にあると受け止めております。 本市におきましても、
新型コロナウイルスの
感染拡大が市民の
皆様の
社会生活、
経済活動に与えた打撃は非常に大きく、以前の状況に回復するまでには、かなりの年数を要するものと認識をいたしております。 そのような状況に鑑み、改めて
新型コロナウイルス感染症に対する取組の
重要性・
必要性を強く感じるところでもありますので、既に公表をいたしております
市民生活を支えるための
各種事業を着実に推進するため、今
定例会におきまして
補正予算を計上させていただいております。 まさに国難であり、大災害といっても過言ではないこの状況に確実に対応し、乗り越えていくためには、私をはじめ、
職員が一丸となって努力することはもちろんですが、
議員各位のご理解、ご協力が必要でありますので、今後につきましても、引き続きお力添えいただきますよう改めてお願い申し上げます。 現在も治療を受けておられる方々には心からお見舞い申し上げ、一日も早い回復をお祈り申し上げるとともに、
感染症が原因で亡くなられた方々に対しまして、心からご冥福をお祈り申し上げます。 また、この困難な状況の中、
最前線でご尽力をいただいております
医療従事者の
皆様に対しまして、心から敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げる次第であります。
新型コロナウイルスの
感染拡大は、本市の様々な
計画・
事業にも多大な影響を与えております。中でも、山梨県
緑化センター跡地の
活用策といたしまして
事務を進めてまいりました(仮称)
甲斐市
フラワーパーク&
ミュージアム整備運営事業につきましては、市民の安心・安全な暮らしを守るため、
新型コロナウイルス感染症対策を優先する必要があることから、当面の間、凍結するとの方針を
市議会に対しましてお伝えいたしました。 過日5月29日に開催されました
甲斐市議会全員協議会におきまして、多くの
議員の
皆様から
白紙撤回に賛成であるとのご意見をいただき、また、
関係各位とも協議を行った結果、(仮称)
甲斐市
フラワーパーク&
ミュージアム整備運営事業を
白紙撤回することを決断し、6月4日、正式に表明したところであります。 これまで
計画の実現に向け、ご理解、ご協力を賜りました
議員各位をはじめ市民の
皆様、
関係各位に対しまして、ご心配、ご迷惑をおかけいたしますことを心からお詫び申し上げたいと存じます。 このたびの
白紙撤回につきましては、あくまでも現在
事業を凍結しております(仮称)
甲斐市
フラワーパーク&
ミュージアム整備運営事業に関してであり、山梨県
緑化センター跡地の活用については、多くの
皆様のご期待に応え、今後も
既存緑地として存続するために
都市公園の
地区公園とする
整備計画は継続し、内容につきましては新たに検討を行ってまいります。 今後につきましては、改めて
甲斐市議会のご意見をお聞きしながら、
事業を進めてまいりたいと考えております。 それでは、今
定例市議会に提案いたしました
議案、
報告議案及び
一般議案につきまして、概要をご
説明申し上げます。 初めに、
報告議案についてであります。
報告第3号
令和元
年度甲斐市
一般会計継続費繰越計算書の
報告の件につきましては、
保育園建設事業に係る
継続費の
報告であります。
報告第4号
令和元
年度甲斐市
一般会計繰越明許費繰越計算書の
報告の件につきましては、
市有財産維持管理事業など15件の
繰越明許の
報告であります。
報告第5号
令和元
年度甲斐市一般会計事故繰越し
繰越計算書の
報告の件につきましては、
ごみ収集運搬事業に係る事故繰越しの
報告であります。 続きまして、
一般議案についてであります。
議案第40号
甲斐市
職員の服務の宣誓に関する
条例の一部
改正の件につきましては、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を
改正する法律の施行に伴い、
所要の
改正を行うものであります。
議案第41号
甲斐市の
市長等の
給与等に関する
条例の一部
改正の件につきましては、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえ、
市長、副
市長及び
教育長の給与について
所要の
改正を行うものであります。
議案第42号
甲斐市
税条例の一部
改正の件につきましては、
地方税法等の一部を
改正する法律及び
関係法令が公布されたことに伴い、
所要の
改正を行うものであります。
議案第43号
甲斐市
国民健康保険条例の一部
改正の件につきましては、
国民健康保険加入者のうち被用者について、
新型コロナウイルス感染症に
感染し、または疑われたことにより休業した場合において、
傷病手当金を支給し、休みやすい環境を整備することで、さらなる
感染拡大を防止するため、
所要の
改正を行うものであります。
議案第44号
甲斐市
後期高齢者医療に関する
条例の一部
改正の件につきましては、山梨県
後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する
条例の一部を
改正する
条例が公布されたことに伴い、
所要の
改正を行うものであります。
議案第45号
甲斐市
介護保険条例の一部
改正の件につきましては、
介護保険法施行令及び
介護保険の
国庫負担金の
算定等に関する政令の一部を
改正する政令の施行、また、閣議決定された
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を踏まえ、
所要の
改正を行うものであります。
議案第46号
甲斐市
小規模企業者小口資金融資促進条例の一部
改正の件につきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けた
市内小規模企業者の
事業継続を支援するため、
所要の
改正を行うものであります。
議案第47号
令和2
年度甲斐市
一般会計補正予算(第2号)につきましては、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ12億4,880万1,000円の
追加補正をお願いするものであります。 歳入につきましては、
国庫支出金、
県支出金、繰入金、市債の増額と
分担金及び
負担金、諸収入の減額であります。 歳出につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策に伴う経費としまして、
議員報酬及び
総務管理関係職員費の減額、
安心甲斐・
市民支援事業、
元気甲斐商品券の
商工振興事業、また、
ひとり親福祉事業などの増額、そのほかの経費といたしまして、
竜王庁舎駐車場管理事業、
橋梁長寿命化推進事業の増額などであります。
地方債につきましては、
辺地対策事業の追加、
合併特例事業の
限度額の変更を行うものであります。
議案第48号
令和2
年度甲斐市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ381万4,000円の
追加補正をお願いするものであります。
議案第49号
令和2
年度甲斐市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ59万4,000円の
追加補正をお願いするものであります。
議案第50号
令和2
年度甲斐市
介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ70万円の
追加補正をお願いするものであります。
議案第51号
市道路線認定の件につきましては、新たに4本の
市道路線を認定するため、
道路法第8条第2項の規定により
議会の議決をお願いするものであります。
議案第52号
甲斐市
国民健康保険税条例の一部
改正の件につきましては、
国民健康保険税の
減免等に係る
厚生労働省からの通知に基づき、
所要の
改正を行うものであります。 以上、
提出議案等につきましてご
説明申し上げましたが、何とぞ
慎重審議の上、原案のとおり議決くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。 以上、よろしくお願いいたします。
○
議長(
清水正二君)
市長の
説明が終わりました。
---------------------------------------
△
報告第3
号~報告第5号の
詳細説明、
質疑
○
議長(
清水正二君) 続きまして、
報告第3号から
報告第5号の
詳細説明を求めます。
横森企画政策部長。
◎
企画政策部長(
横森貴志君) お疲れさまでございます。 それでは、
定例市議会議案の1ページをお願いいたします。
報告第3号
令和元
年度甲斐市
一般会計継続費繰越計算書の
報告の件につきましてご
説明を申し上げます。
令和元
年度甲斐市
一般会計継続費繰越計算書を別紙のとおり調製しましたので、
地方自治法施行令第145条第1項の規定により、これを
報告するものであります。
議案の2ページをお願いいたします。
令和元
年度甲斐市
継続費繰越計算書でございます。 3項民生費、2項児童福祉費、
事業名、保育園建て替え
事業につきましては、双葉西保育園の建て替え
事業でございますが、
令和元年度から
令和2年度までの
継続費で、議決をいただいた2か年の総額の予算額は4億6,948万円であります。
令和元年度には、年割り額の1億8,671万4,000円を予算計上いたしましたが、年度内における
事業の進捗状況について精算を行ったところ、支出済額が5,952万円となり、残額を繰越しするもので、翌年度への提示繰越額は1億2,719万4,000円でございます。 財源内訳でありますが、繰越金、これは一般財源となりますが、639万4,000円、市債につきましては、合併特例債1億2,080万円でございます。 次に、
議案の3ページをお願いいたします。
報告第4号
令和元
年度甲斐市
一般会計繰越明許費繰越計算書の
報告の件につきましてご
説明を申し上げます。
令和元
年度甲斐市
一般会計繰越明許費繰越計算書を別紙のとおり調製しましたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、これを
報告するものであります。
議案の4ページをお願いいたします。
令和元
年度甲斐市
繰越明許費
繰越計算書でございます。表の一番上の行に記載してございます款、項、
事業名、繰越
限度額となる金額までにつきましては、昨年度の
定例市議会及び臨時
市議会におきまして、
補正予算としてそれぞれ議決をいただいたものでございます。 これによりまして、
令和2年度に必要経費を繰り越しましたので、翌年度繰越額をこの計算書でご
報告するものでございます。 2款総務費、1項総務管理費、
事業名、
市有財産維持管理事業から
議案の5ページになりますが、11款災害復旧費、2項公共土木施設災害復旧費、
事業名、現年度公共土木施設災害復旧費までの15
事業の繰越しを行いまして、5ページの一番下の合計欄に記載のとおり、予算として議決をいただきました繰越
限度額につきましては、金額欄に記載されております7億1,169万9,000円でございますが、確定いたしました翌年度繰越額は6億6,102万6,716円であります。 財源内訳でありますが、既収入特定財源といたしまして、500万円で寄附金でございます。未収入特定財源といたしましては、国・
県支出金が1億3,651万9,978円、市債につきましては、合併特例債を含み1億9,120万円でございます。その他の財源につきましては、1,823万9,000円で、受益者
負担金などでございます。一般財源につきましては、3億1,006万7,738円でございます。 続きまして、
議案の7ページをお願いいたします。
報告第5号
令和元
年度甲斐市一般会計事故繰越し
繰越計算書の
報告の件につきましてご
説明を申し上げます。
令和元
年度甲斐市一般会計事故繰越し
繰越計算書を別紙のとおり調製しましたので、
地方自治法施行令第150条第3項の規定により、これを
報告するものであります。
議案の8ページをお願いいたします。
令和元
年度甲斐市事故繰越し
繰越計算書でございます。年度内に支出負担行為をし、避けがたい事故のため、年度内に一部の支出が終わらず、
令和2年度に繰り越しました1
事業につきましてご
報告するものであります。 4款衛生費、3項清掃費、
事業名、
ごみ収集運搬事業につきましては、指定ごみ収集袋の支出を年度内に終える予定でありましたが、
説明欄に記載のとおり、
新型コロナウイルス感染症の影響により納品に遅れが生じたため、1,106万1,600円を翌年度に繰り越すものでございます。 財源内訳でありますが、全額一般財源でございます。 なお、既に納品は済んでおり、全ての支出が完了していることも併せてご
報告申し上げます。 以上、一般会計に関わる
継続費繰越計算書、
繰越明許費
繰越計算書及び事故繰越し
繰越計算書のご
報告を申し上げました。よろしくお願いいたします。
○
議長(
清水正二君)
説明が終わりました。 これより
報告第3号から
報告第5号の
質疑を行います。
質疑はございますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
清水正二君) ないようですので、
質疑を終了いたします。 以上で
報告第3号から
報告第5号を終わります。
---------------------------------------
△
議案第40
号~議案第52号の総括
質疑、委員会付託
○
議長(
清水正二君) 続きまして、
議案第40号
甲斐市
職員の服務の宣誓に関する
条例の一部
改正の件から
議案第52号
甲斐市
国民健康保険税条例の一部
改正の件につきましては、
会議規則第37条第1項の規定により、委員会へ付託いたしますので、
市長の
説明に対する総括的な
質疑を行います。
質疑はございますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
清水正二君) ないようですので、総括的な
質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております
議案第40号から
議案第52号は、
会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付した付託総括表のとおり、各所管の委員会へ付託いたします。 なお、
議案第47号
令和2
年度甲斐市
一般会計補正予算(第2号)の歳入は総務教育常任委員会へ、歳出はそれぞれ所管の委員会へ分割して付託いたします。
---------------------------------------
△散会の宣告
○
議長(
清水正二君) 以上で、本日予定されておりました
日程は全て終了いたしました。 本日午後から各常任委員会が開催され、
条例及び
補正予算等の審議が行われますので、よろしくお願いいたします。 なお、次の本
会議は6月18日木曜日午前10時に開会いたしますので、ご参集お願いいたします。 各常任委員会での
慎重審議をお願い申し上げ、本日はこれにて散会といたします。 ご苦労さまでした。
△散会 午前10時53分...