甲斐市議会 2012-03-09
03月09日-04号
平成24年 3月 定例会(第1回) 平成24
年甲斐市議会第1回
定例会議事日程(第4号) 平成24年3月9日(金曜日)午前10時開議 諸報告日程第1
一般質問日程第2 議案第25号 平成24年度甲斐市
一般会計予算日程第3 議案第26号 平成24年度甲斐市
国民健康保険特別会計予算日程第4 議案第27号 平成24年度甲斐市
後期高齢者医療特別会計予算日程第5 議案第28号 平成24年度甲斐市
介護保険特別会計予算日程第6 議案第29号 平成24年度甲斐市
介護サービス特別会計予算日程第7 議案第30号 平成24年度甲斐市
住宅新築資金等貸付事業特別会計予算日程第8 議案第31号 平成24年度甲斐市
簡易水道事業特別会計予算日程第9 議案第32号 平成24年度甲斐市
地域し尿処理施設特別会計予算日程第10 議案第33号 平成24年度甲斐市
農業集落排水事業特別会計予算日程第11 議案第34号 平成24年度甲斐市
宅地開発事業特別会計予算日程第12 議案第35号 平成24年度甲斐市
下水道事業特別会計予算日程第13 議案第36号 平成24年度甲斐市
合併浄化槽事業特別会計予算日程第14 議案第37号 平成24年度甲斐市
水道事業会計予算---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(21名) 1番 小澤重則君 2番 藤田 悟君 3番 松井 豊君 4番 清水正二君 5番 斉藤芳夫君 6番 米山 昇君 7番 山本今朝雄君 9番 坂本一之君 10番 有泉庸一郎君 11番 長谷部 集君 12番 三浦進吾君 13番 猪股尚彦君 14番 山本英俊君 15番 内藤久歳君 16番 藤原正夫君 17番 名取國士君 18番 小浦宗光君 19番 河野勝彦君 20番 池神哲子君 21番 保坂芳子君 22番 樋泉明広君欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長 保坂 武君 副市長 小田切義夫君 教育長 河野文彦君
企画政策部長 小宮山 努君 総務部長
小宮山俊彦君 市民部長 鈴木澄雄君
生活環境部長 笹本嘉朝君
福祉健康部長 輿石辰也君
建設産業部長 花形保彦君 教育部長 市川孝嗣君
会計管理者 中込崇博君
上下水道部長 猪股兼幸君
---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 武井 泉 書記 小澤 明 書記 輿石文明 書記 小林久美
△開議 午前10時00分
○議長(内藤久歳君) おはようございます。 昨年3月11日に発生をいたしました
東日本大震災から1年が経過しようとしています。被災され、今もなお避難生活を余儀なくされている皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興に向け、私たちも忘れることなく支援してまいりたいと思います。 開会に先立ち、この大震災で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと思います。
○副議長(藤原正夫君) ご起立ください。 黙祷。 〔黙祷〕
○副議長(藤原正夫君) ご着席ください。
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△開議の宣告
○議長(内藤久歳君) 改めましておはようございます。 連日のご参集、大変ご苦労さまです。本定例会4日目の本会議です。 本日も円滑に議事が進行できますよう、議員各位並びに市当局のご協力をお願い申し上げます。 ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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△諸報告
○議長(内藤久歳君) 初めに、諸報告をいたします。 遅刻の連絡がありましたので報告をいたします。 3番、松井豊君につきましては、遅刻する旨の連絡がありましたので、ご了承願います。 以上で、諸報告を終わります。
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△議事日程の報告
○議長(内藤久歳君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。
---------------------------------------
△一般質問
○議長(内藤久歳君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、一問一答方式により行います。お手元に配付した議事日程のとおり、本日は6人の議員の市政に対する一般質問を行います。 質問時間は答弁を除き30分以内で行います。関連質問は1議員1定例会2回まで、質問は1人1問、質問時間は3分以内で行います。 なお、議員各位、市当局には、発言される際、マイクを向けていただき発言されますようお願い申し上げます。 ここで、傍聴される皆さんにお願い申し上げます。 本議会では、市民の皆さんに、議会・議員活動を一層理解していただき、開かれた議会を目指す取り組みの一環として、一般質問における一問一答方式を導入いたしました。傍聴者の皆さんは、質問事項をお手元に配付させていただいておりますので、議員の質問の際、参考にしていただきたいと思います。 また、議場内での携帯電話の使用はご遠慮いただきまして、
傍聴席入り口にあります注意事項を厳守の上、ご静聴なされますよう重ねてお願い申し上げます。
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△猪股尚彦君
○議長(内藤久歳君) それでは、一般質問に入ります。 通告4番、猪股尚彦君。 13番、猪股尚彦君。 〔13番 猪股尚彦君登壇〕
◆13番(猪股尚彦君) おはようございます。 13番、
創政甲斐クラブ、猪股尚彦でございます。 議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 初めに、昨年3月11日に発生した
東日本大震災から1年がたちます。この震災で被害に遭われた方々のお見舞いと、とうとい命をなくされた方々のご冥福を改めてお祈り申し上げるとともに、被災地の1日も早い復興を願うものであります。 それでは、最初の質問、甲斐市北部の地域の防災対策について。 昨年の震災からきょうまで、広い範囲で頻繁に地震が発生しているところであります。今後、どこの地域と限らず、
マグニチュード7以上の地震の発生が4年以内とも、30年以内とも予想がされています。特に、東海地震は
マグニチュード8クラスで、88%の高い確率だと言われています。また、昨年の台風12号と15号のような温暖化による自然災害の被害も想定されます。 甲斐
市北部地域には幾つかの集落があります。予想される災害の発生にどのような対策を考えているのかお伺いいたします。 まず、崩落のおそれのある急傾斜地に対する調査と結果についてお聞きいたします。 よろしくお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 〔市長 保坂 武君登壇〕
◎市長(保坂武君) おはようございます。ご苦労さまです。本日もよろしくお願いいたします。
猪股尚彦議員から、北部地域の防災対策についてご質問をいただいております。 まず、崩壊のおそれのある急傾斜地に対する調査と結果についてお答えをいたします。
土砂災害防止法により、傾斜度30度以上、がけの高さが5メートル以上の傾斜地で、大雨などで土砂災害が発生するおそれのある地域を県が現地調査を行い、その調査結果については、
地元自治会及び市に報告されるとともに、危険箇所については、
土砂災害警戒区域として指定されております。 現在の調査は、平成19年度から21年度にかけ実施され、
市内北部地区を中心に143か所が
土砂災害警戒区域と指定され、そのうち124か所については、建物が破壊されたり、住民に大きな被害が生ずるおそれがある危険箇所として
特別警戒区域に指定されております。
特別警戒区域の急
傾斜地崩壊防止対策については、市町村の負担軽減を図るため、法律に基づき県事業として実施されており、事業費の約10%を市が負担しております。 平成20年度からは、
藤の木地区、中村地区の整備を実施しておりますが、平成24年度は新たに前屋地区についても事業に着手する予定であります。今後も、危険箇所の
地すべり防止対策や
土砂崩落防止の工事について、引き続き早急な対応をしていただけるよう県及び関係機関に要望してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 答弁が終わりました。 再質問はございますか。 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。 ただいま市長の答弁の中にありました、
特別警戒区域のうち、急傾斜地2か所の整備はどこなのか。また、整備の内容はどのようなものなのかお聞かせください。お願いします。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) お答えさせていただきます。 整備箇所及び整備内容についてのご質問でありますが、急
傾斜地崩壊対策事業としましては、現在整備を行っているのは2か所ございますが、そのうちの亀沢地区の
藤の木区域、ここにつきましては、擁壁工事といたしまして149メートルを実施をしております。なお、この
藤の木区域におきましては、今年度事業を完了する予定でございます。 同じく亀沢地区の中村区域につきましては、
のり面保護工事といたしまして、1,150平方メートルを継続事業として実施をしているところでございます。 また、平成24年度から整備が計画をされております
下福沢地区の前屋区域、ここにつきましては、切り土工事、擁壁工事、その他の工事がありますが、それなどを予定をされているところでございます。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 調査や整備については、従来どおりの計画で進められているのか、おくれはないのか。昨年の震災を受けて、変わったことや前倒しになっているようなことはないのか、その辺をお伺いします。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) 質問にお答えさせていただきます。 急傾斜地の
崩壊危険箇所の指定に必要な調査を、先ほどもご答弁させていただいておりますが、5年ごとに法に基づいて行っているわけでございまして、現在実施されています整備工事は、平成19年度から21年度にかけて実施をいたしました調査結果に基づきまして、県において、従来どおりの整備が進められているところでございます。 また、山梨県では、
東日本大震災を初め、これまでの大規模災害を教訓としまして、
山梨防災アクションプラン、これを全面的に改正をしました第二次
山梨防災アクションプラン、これを現在作成中であります。 その施策の一つとして、
土砂災害対策関連事業、これを含む見直しが行われる予定でございます。市内の急傾斜地等で、特に
崩壊防止工事の必要な箇所を再度調査をいたしまして、県の事業に取り入れていただくよう、また要望してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 調査などは県事業になっていることから、事業費の負担割合を考えると、市が先行して調査を進めることも厳しいのではないかと思いますが、昨年の藤の木の事故も教訓にしていただいて、また調査、指導を進めるべきだと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、2番目といたしまして、土砂災害などにより道路が寸断され、孤立のおそれのある集落に対する対策についてお聞かせください。お願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 孤立のおそれのある集落に対する対策についてお答えいたします。
市北部地域は、
県道敷島竜王線を基幹道路として、各集落が点在をしております。平成23年の台風では、総雨量規制や各集落が点在している状況の中で、土砂崩落などで県道が通行どめとなっており、大規模な災害については、長期間での孤立も想定をされるところであります。 孤立集落の対策については、現在、地域ふれあい館を拠点として対応しておりますが、新年度予算においては、通信手段の確保対策として、
衛星携帯電話の増設、備蓄食料の確保対策として備蓄倉庫や保存食料の整備を計画しております。 また、孤立する可能性のある集落の予防対策として、世帯状況、災害時要援護者、
連絡責任者などの情報を市と集落が共有する体制づくりを進め、孤立集落の災害軽減に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 再質問させていただきます。 道路が寸断され、孤立のおそれのある集落は、今何箇所が考えられるのか、お聞きいたします。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) お答えをさせていただきます。 本市の北部地域において、災害時に県道や市道、林道が土砂崩落などで通行できず、孤立集落となるおそれのある地域は、通行どめの場所により迂回が可能な地域や完全に孤立するなどの違いがありますが、孤立の可能性のある地域は清川、睦沢、吉沢地区におおよそ20か所があります。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 主要道路が寸断された集落においては、迂回路のある集落と迂回路のない完全に孤立される集落があると思います。迂回路の確認はされているのか、また、迂回路のない集落では、一日でも早い道路の復旧が必要となると思いますが、対策についてお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) それでは、お答えさせていただきます。 ただいま総務部長のほうから、迂回ができなくなるおそれのある集落として20か所ということでございます。その20か所のうち、特に打返地区、そして漆戸地区、そして平見城地区、千田地区、そして本村区、小川地区、そして中島地区、外道地区、この8つの地区が完全に孤立するというおそれがあるわけでございます。 また、道路の復旧につきましても、1日も早い復旧が必要とされておりますが、復旧には職員を初め、消防団あるいは
建設安全協議会等の協力が必要であります。災害の状況によっては、復旧するまでに数日かかってしまう場合もございます。 今後、災害が発生すると思われる箇所の調査を行いまして、県が進めております第二次
防災アクションプランの中で、
緊急輸送路等の確保として、国道、県道に連絡する林道の整備を実施するという、この見直しが進められておるようでございますので、市のほうで調査を行います、その調査結果に基づきまして、林道の整備等をまた県のほうにも要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) たしか2月20日の県外であった事故がニュースになりました。それは、迂回路のない集落で、6トンもある岩が道路をふさぎ、完全に孤立された集落のことです。過疎化の進む地域のため、高齢者だけが住んでいるこの集落でありました。1日も早い対応が必要だと言われていました。 そこで、地元の人のインタビューがありました。これは、健常者たちだけが住んでいるわけではなく、高齢者が多い中で、限度は3日ぐらいだということが地元の方から言われておりましたので、たまたま甲斐市には双葉地区の一角と、また敷島地区の睦沢、吉沢、清川地区、この範囲、このほかの市から比べますと、ほかの山間地ですか、一部です。できれば、特に敷島地区の北部に対しましては、広い範囲ではございませんから、ぜひとも早い対応ができるよう、また計画を立てて、非常時には対応していただきたいと思います。 次に移ります。 災害の規模によっては、
救助用ヘリコプターの要請も必要になると思いますが、当局のお考えをお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君)
救助用ヘリコプターの要請についてお答えいたします。 災害時において、土砂崩落などで道路が寸断された場合、
災害救助対策の一つとして
ヘリコプターの活用は重要であります。防災ヘリは大型のため、周辺の状況など、一定の基準を満たしていないと離発着ができないことから、現在、甲斐市内で指定されている5か所のヘリポートのうち北部地域に最も近い場所は、
敷島総合公園となっております。 しかし、山岳救助などの例もあり、緊急時には対応が可能でありますので、必要に応じて要請してまいります。 また、山梨県は本年4月から
ドクターヘリの運用を開始しますが、市では救命救急の充実を図るため、北部地域には睦沢、清川、吉沢の各ふれあい館や
敷島カントリークラブ、
昇仙峡カントリークラブをヘリポートに選定をしております。 今後も事故、災害当時など、
ヘリコプターの救出・救助活動が必要な場合には、速やかに出動要請を行ってまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 再質問させていただきます。 市内の離着陸地点の説明をいただきましたが、現に選定された場所に
ドクターヘリの離着陸の試行、確認はされておるのかお聞きいたします。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) お答えをさせていただきます。
ドクターヘリの運用開始に当たりましては、市町村から離着陸の候補地を報告して、消防本部により航空法に基づき、
緊急離着陸場の基準を満たしているか調査が行われ決められております。 実際の離着陸の試行は4月以降となりますが、関係機関により現地確認が行われ、進入角度など支障がないため決定しているものであります。 なお、
ドクターヘリは、県の防災ヘリの「あかふじ」より小型な機種を使用しているため、清川、睦沢、吉沢の地域ふれあい館のグラウンドでも離着陸可能となっております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 北部地域の救助においては、災害の規模によって大きな違いがあると思います。各集落の人口を考えると、備蓄食料や施設を抱える地域ふれあい館の充実を図るべきと思いますが、いかがお考えかお聞かせください。お願いします。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 現在、3か所の地域ふれあい館は北部地域の基幹的な公共施設で、
指定避難場所にも指定されており、重要な施設であります。 先ほど市長からも答弁をさせていただきましたが、新年度予算においては、
孤立集落対策として備蓄倉庫と保存食料の準備のための予算計上をさせていただいております。それぞれのふれあい館に設置を予定しております。 今後も
指定避難場所としての機能充実と防災備蓄の整備継続をしてまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 先ほどの市長の答弁の中で、救助ヘリが離着陸できるのは
敷島総合公園と聞きましたが、できれば直接避難場所である、各機能を持つふれあい館のほうへ搬送できないか。そのためには、
ドクターヘリの大きさですね。
ドクターヘリが、要は救助までできるのかどうなのか。けがをされたとか、ぐあいが悪い方を搬送する機能は持っていると思うんです。要はそのふれあい館へ
ドクターヘリの規模だったらおりられるけど、それから搬送はできますよね。要は、避難を受けている場所で、上から、空から救助に伺えるということ。
ドクターヘリには救急隊員が乗るのかどうか、その辺はいかがですか。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 非常時のときは、先ほども市長が答弁しましたように、山岳ヘリの関係がありますので、防災ヘリで対応となると考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 防災ヘリということは、「あかふじ」ということですね。そうすると、「あかふじ」がふれあい館に着陸することはできないということですね。そうですね、そういう形で。救助ヘリは「あかふじ」が上からやるという形で、要は
ドクターヘリはあくまでも救助に携わるのではなくて、けがをされた方とか、病気になられている方を救助する場合の搬送だけということだと、これからの災害を考えると、各ふれあい館へおりられるような
ヘリコプターも必要になるではないかということは、これは市の問題ではないと思いますけれども、これは今後、県のほうにも要請をかけていくのも一つではないかなと、これは甲斐市だけの問題ではございませんから、前向きに考えていただければありがたいなと思いますが、いかがですか。
○議長(内藤久歳君) 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 猪股議員の要望・意見ですが、これは県のほうで防災ヘリ「あかふじ」を対応し、今度新年度からは
ドクターヘリが竣工するということで、これらの分野の中ですみ分けをしていただくということで、発展的なご意見だと思いますので、これらは中・長期的に、なお私どもも余り無理を、県行政には言う状況には今のところないと思いますが、そういったご意見をお持ちすることはいいんではないかなと思います。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) ありがとうございました。 次の質問に移ります。
茅ヶ岳東部広域農道の沿線の整備と活用について。 当初の計画より大分遅れている農道整備も、
双葉地区西部から韮崎の広域農道と韮崎の
インター北側2か所の交差点に信号機が設置され、開通しています。昨年の11月15日に(仮称)亀沢大橋の橋梁併合も済ませ、残す工事は甲斐市内の工区のみとなっております。 この農道の開通により、農業の活性化や観光事業は大いに期待できます。景観を生かし、集客できるエリアとして土地利用すべきと思いますが、当局のお考えをお伺いいたします。 初めに、広域農道の工事の進捗状況と、完了はいつになるのかお聞きいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君)
茅ヶ岳東部広域農道の沿線の整備と活用についてのご質問ですが、まず、広域農道の工事の
進捗状況等についてご質問をいただいております。 県において整備を行っております
茅ヶ岳東部広域農道の進捗状況につきましては、平成23年度末の見込みで、
事業費ベースで88%が終了し、計画距離約9キロメートルのうち、道路改良が完了する距離は約7.8キロメートルとなっている状況であります。 今後の整備につきましては、
敷島総合公園西側の
交差点改良工事や昨年11月に併合式が行われました亀沢大橋の道路工事などを行い、平成26年度末に事業を完了する計画となっております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 再質問させていただきます。 平成14年度着工から、完成が22年と予定を言われておりましたが、完成予定が24年になり、26年とおくれている要因はどこにあるのかお聞かせください。お願いいたします。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) お答えさせていただきます。 完成年度の原因というご質問でございますが、この広域農道の工期につきましては、当初の県の計画では平成22年度、この完成を予定をしておりました。 しかし、建設箇所の一部にオオタカの生息地がありましたので、その調査に時間を費やしたこと、そして、地元の意向によりまして一部区間が変更になったこと、そして用地交渉が、現在もちょっとおくれているようでございますが、おくれていることなどによりまして、完成予定年度が平成26年度ということになったところでございます。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 次に、すばらしい景観と農業事業を生かし、集客できるエリアとして土地の利用をすべきと思いますが、農道の沿線整備をどのように考えるのかお聞かせください。お願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 広域農道の沿線の整備についてでありますが、
茅ヶ岳東部広域農道につきましては、本市の丘陵地帯を横断する道路として整備され、地域農産物の流通や周辺耕作放棄地の再生につながり、さらに、昇仙峡へのアクセス道路として活用性の高い道路であると考えております。 道路完成後におきましては、周辺のうちの再生による農業振興だけでなく、現在、観光農業として行われている桑の実摘み、サクランボ狩り、梅の摘み取りなど、農産物の収穫体験エリアとして、また、甲府盆地が一望できる眺望のよさと、沿線にあるワイナリーとの連携、さらには、クラインガルデンの活用や矢木羽湖などの自然を楽しめるエリアとして生かしていくことができるものと考えております。 また、広域農道からワイナリーへのアクセス道路であります農道千鳥山線につきましては、小さな曲がり角が多く、通行に支障を来している状況でありますので、このほど国の第4次補正において創設される農業体質強化基盤整備促進事業の採択を受け、この改善を図ることといたしております。 なお、整備完了後は、農業振興とあわせた観光振興などの発展も考えられますので、このエリアの活用についても検討してまいりたいと考えているところであります。 しかし、事業を進めていく上には、農業振興地域であるための課題もありますので、これらを整理しながら、農業の活性化と本市への集客に向けて研究してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 再質問させていただきます。 ただいま市長の答弁にもありました農道千鳥山線、これはサントリーへのアクセス道路と聞いておりますが、これから広域農道までの間、特に商工会が実施している桑の実事業の一帯は、市内を通る農道で一番景色のよい場所だと思います。これは、常々、何回も言っていますから。この一帯は、農業振興地域である難しさはわかりますが、農道の完成まで3年あります。今回の権限移譲によって、市の権限で計画を起こし、3年以内に開発することができないのかお聞きいたします。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) それでは、お答えさせていただきます。 ただいまご質問にありました商工会が実施をしております桑の実摘み、この場所一帯につきましては、高台に位置しておりまして、すばらしい景観と
茅ヶ岳東部広域農道、そして先ほどありました農道千鳥山線、これが整備されることによりまして、農業振興だけではなく、観光振興も図れるエリアとして、今後もすばらしい場所になることは想定をされているところでございます。 しかしながら、このエリアにつきましては、農業振興地域でございます。観光施設等を整備することとなりますと、農業振興法等の規制もあります。今後、整備可能な施設につきましては、法規制の課題などを研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 部長の答弁にありました農業振興地域であるため、観光施設は無理だということだと思います。ならば、農業のためだったら整備もできるのではないかと思いますが、近い将来、観光農園事業につながるようなために、できることから手をつけていくということも大事ではないかと思いますが、このことに対して、部長、どのようにお考えか。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) ただいま申し上げましたとおり、農業振興地域ということで、やはり、建設につきましては、農業施設等であれば建設は可能になってくるわけでございまして、また、そこの観光資源を有効的に利用するという意味におきましては、例えば観光施設ではなくて、一時的な駐車場みたいな形とか、いろいろ考えられるわけでございますけれども、それにつきましても、どういう方策の中で、方法の中で事業を進めていくか。あるいは、そこに建築可能な、市街化調整区域に可能な建築物は何か、あるいはその土地利用を開発するにつけては、何がよいのかということを今後研究をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) わかりました。 この一帯は桑の実摘み事業とか、要は桑の実のジャムの加工、または桑の実のてんぷらとか、観光客相手に今やっているところでありますけれども、桑の木というか、木にも制限があると思うんです。今予算をやっているわけじゃないし、残りの桑を使って、残りの桑の木の葉っぱをてんぷらないし、また実をジャムにする。これは制限がありますから、要はこのまま商工会ないし甲斐市がそういうことを事業で継続していくのであれば、整備は絶対必要ではないかと私は思います。 その辺を考えていただいて、整備も農業、観光農園に対しましては、手をつけられることを進めていただきたいと思いますので、その辺をよろしくお願いいたします。 それでは、最後のほうの質問に入ります。 農道沿線に民間から2件の霊園計画があると聞きましたが、この計画に対して、霊園の必要性と許可について、当局のお考えをお聞きいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 農道沿線に計画されております2件の霊園計画の必要性、また許可についてのお尋ねでありますが、地方分権一括法の権限移譲により、墓地、埋葬等に関する法律に定める墓地等の経営の許可権限が、本年4月1日をもって県から市に移譲となります。このため、今議会で関係条例の議決をいただいたところであります。 墓地の経営の許可については、法の趣旨にかんがみ、安定的な経営管理、利用者の利益の確保、それから、需給のバランスの確保、周辺の生活環境との調和など、公共の福祉との調整が重要であります。 関係条例の運用に当たっては、このような点に留意し、周辺地権者及び自治会の意見や同意などを踏まえ、必要性並びに許可の可否を判断してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 再質問させていただきます。 この霊園の区画は1,300区画と800区画と聞いておりますが、近隣の甲府にある千代田霊苑は、4割が未使用になっているようです。この状況から、需要の確保ができるのか、また安定した経営ができるのか危惧されると思います。農道沿線に2か所も霊園が必要なのかお聞かせください。お考えをお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 今回の許可申請に当たりましては、墓地の需給バランスの把握が必要であり、2月から、市内寺院の墓地区画数の調査も行っております。その取りまとめ結果と死亡者数との関連を参考にいたしたいと考えております。 また、安定的な経営管理から用地購入と土地造成費などに伴う資金計画や分譲計画に係る収支予算見通し、地元意見などに十分留意したいと考えております。許可後に経営が良好に行われない場合、許可権者としての市の責任も問われることが予想されますので、慎重に対応していきたいと考えています。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 許可についてお聞きします。 予定地が民間の土地で、地目が山林または雑種地であれば問題はないのか、その辺をお聞きいたします。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 地目が山林、雑種地等であれば、農振等の規制はないものと考えられますが、許可につきましては、土地の問題だけではなく、周辺の生活環境との調和、資金計画、墓地需要等総体的な判断が求められるものと考えます。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 先ほどの答弁にありました広域農道からサントリーへのアクセス道路の改良工事には、国だけではなく、サントリーの協力もいただけるものと聞いております。この一帯は、観光振興と農業の活性化を図ることで集客につなげるべきだと思います。こういったことを十分考慮した上で、霊園の計画に対応していただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 茅ヶ岳広域農道の沿線の活性化につきましては、市議会においても何度も質問、またご提案をいただいていることは十分承知しておりますので、慎重に対応してまいります。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 13番、猪股尚彦君。
◆13番(猪股尚彦君) 農道の完成によって、昇仙峡やサントリーを訪れる観光客は、市内を通らなくなります。以前は甲府市の千塚の四つ角か敷島の西小の四つ角を通っていたものです。今後は、農道の完成によれば、韮崎のインターから直接農道を使っていく観光客がふえていくものだと思います。ということは、アクセスからして、双葉のインターは大型車が通れない。ということを考えると、韮崎のインターから直接昇仙峡ないしサントリーへ行かれる可能性があります。 そういったことを考えると、観光客を集客しなければならない、観光客の足どめをしなければならない、そのことを十分考えていただいて、先ほど部長の答弁にもありましたとおり、これは2年前、4年前と続けての質問になっておりますから、観光客用の駐車場、トイレ、観光農園の施設も設置していっていただきたい。これは、先ほどの答弁にありまして無理だということでございますけれども、できるだけ前向きに考えていただきたい。将来のあの一角は、甲斐市の中の観光の集客できる唯一の場所だと思っていますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。
○議長(内藤久歳君) 猪股尚彦君の質問が終わりました。 続きまして、関連質問を行います。 関連質問はございますか。 16番、藤原正夫君。
◆16番(藤原正夫君) 16番、藤原でございます。 猪股議員の甲斐市防災対策について、関連質問をさせていただきます。 その前に、きょうの定例会が一般質問最後ということで、当局側の方にも何人か今期で去る方がおると聞いておりますけれども、大変寂しい思いもするわけですけれども、長年私らとキャッチボールをしながらいい答弁、また正確な答弁もいただいたわけですけれども、きょうが最後ということになると思いますけれども、そんなことをかんがみながら、ちょっと関連質問をさせていただきます。 といいますのも、先ほど防災倉庫のことで、ヘリが行かなければ、ふれあい館、いろいろなところで備蓄倉庫というものが各自治会にあるわけですけれども、市全体としますと、竜王庁舎には、昨年備蓄倉庫がありまして、そこは駐車場ということで新たに道路東側に新築がされたということで、双葉支所に対しましては、今年度は耐震工事、そこにあるわけですけれども、敷島庁舎が今度東側から西のほうに新庁舎、また来年4月から供用開始をするわけですけれども、敷島庁舎の跡に防災倉庫があるわけですけれども、そこが全部取り崩すということになります。 そうしますと、敷島地区に対しまして、そこの支所の周りに備蓄倉庫があったわけですけれども、それはどうなるのか。仕事が後先ではないかと私は思うんですけれども、備蓄倉庫をしてから新庁舎をつくるほうが、この問題についてはよかったのではないかと思うわけですけれども、その点どうですかね、小田切さん、副市長、ちょっと聞きたいですけれども。 敷島の備蓄倉庫が今ないわけですからね。新庁舎はもうついてあるわけですけれども、それでつぶしたら、テントとかそういうのがどこへ持っていくのか、これをつくるのは急務だと思いますけれども、よろしくお願いします、答弁。最後の、お願いしますよ。
○議長(内藤久歳君) 小田切副市長。
◎副市長(小田切義夫君) それでは、ご指名ですので、私のほうから答弁をさせていただきますが、この地位につきまして、初めてこの席から答弁をさせていただくということで、大変光栄に思っております。 ただいまの敷島庁舎の移転とその備蓄倉庫の関連につきましてご質問をいただいておるわけですけれども、敷島庁舎は、この4月から総合文化会館の敷地内でスタートいたします。そんな中で、それとあわせて若干時期はずれますが、その南側に防災公園を現在建設中でございます。 防災公園の整備につきましては、議員さんもご承知のとおり、その敷地の一角に防災倉庫を設けます。管理棟も含めてですね。その中に、現在敷島庁舎にあります防災備蓄品を移設をするというふうなことでまず考えておりますけれども、それですべてその中に埋まるというふうな状況でありませんので、防災対応は備蓄品ばかりではなくて、台風等の非常時のときに土木資機材、そういうものも倉庫に入っているわけです。それにつきましても用意をしなければならないということですけれども、現状は、今現在の敷島庁舎を新年度に入りまして解体をいたします。それまでそこの庁舎に保管をしておきまして、いわゆる解体をすると同時に、新庁舎のほうの一角に土木倉庫も、資機材も含めた資材倉庫、それを計画しておりますので、いずれにしましても、新年度に入りましたら、早々設計をし、工事のほうに着手をして、完成後、今現在あります敷島庁舎の備蓄品、または土木資機材等をすべて移設をするというふうなことで、現在、担当のほうで計画をしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(内藤久歳君) ほかに関連質問ございますか。 21番、保坂芳子君。
◆21番(保坂芳子君) 21番、公明党、保坂芳子でございます。 関連質問させていただきます。 先ほど
ドクターヘリのヘリポートの話が出ました。これは、緊急の孤立集落に関してということで、何箇所かのヘリポートの話が出たと思うんですが、その他の甲斐市のヘリポートというのはどんなふうになっているのか。私の今までの意識だと、患者さんのいるところにできるだけ近いところで可能なところにおりてくれるのが
ドクターヘリかなという認識でいたんですが、決まっているんでしょうか。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 防災ヘリの関係、
ドクターヘリにつきましては、先ほど市長からも答弁させていただきましたけれども、5つ挙げられております。そのほかに、飛行場としましては、釜無川のスポーツ公園、それから赤坂台総合公園、
敷島総合公園、日本航空学園双葉滑走路、それから双葉スポーツ公園駐車場、この5つが飛行場外の離着陸場となっておりまして、そのほかに各小学校、中学校。小学校は玉幡小学校、それから竜王小学校、竜王中学校、農林高校、竜王南小学校、山梨県警察学校校庭、釜無川沿岸、それから竜王北小学校、竜王西小学校、玉幡中学校、竜王南部公園、それから釜無川スポーツ公園、敷島中学校、双葉スポーツ公園、これら14か所が主な
ヘリコプターの離着陸場となっております。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) ほかに関連質問はございますか。 18番、小浦宗光君。
◆18番(小浦宗光君) 茅ヶ岳広域農道につきまして関連質問をさせていただきたいと思います。 この道路は平成26年度末に完成するということでありますけれども、この起点といいますか、終点といいますか、吉沢のほうで県道に接続して終了することになっておりますけれども、この県道は千塚のほうから昇仙峡へ行くメイン通りで、観光シーズンになりますと、ものすごく渋滞が激しいわけであります。地元の方が出かけるときとか、また畑へ行きたくても、ほとんど利用できないくらい麻痺状態です。 ですから、これがこの道路に接続して終わるということですけれども、できましたら、道路を横断して橋をつくって、甲府の方面へ抜けるか、あるいは長瀞橋の拡幅工事を早く進めていただきたいと思いますけれども、その辺の取り組みといいますか、今後のお考えを伺いたいと思います。副市長でも結構ですけれども。
○議長(内藤久歳君) 小田切副市長。
◎副市長(小田切義夫君) それでは、せっかくのご指名ですので、私のほうからお答えをいたしますが、観光シーズンになりますと、現在の状況でも、吉沢地内の県道はかなり渋滞をすると。それは観光バスばかりじゃなくて、やはり、観光客が利用します乗用車、そういうふうな状況にあります。 そんな中で、その対応策として新しい道路をというふうなご提案でございますけれども、実際、広域農道が完成をした後に、その交通状況、いわゆるどのくらいの混雑をするのかというふうな状況も調査しないと、いわゆる現状を調査した後でないと、新しい道路というふうなことも計画もできませんし、いずれにしましても、現状は28年に開通をする広域農道の交通状況を見た中で、今後市のほうでは検討をしていかなければならないということでございますので、今、この時点で、こういうふうな状況でこうしていくというふうな計画は、現在のところ持ち合わせておりません。
○議長(内藤久歳君) ほかに関連質問はございますか。 〔発言する者なし〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、関連質問を終了します。 以上で、猪股尚彦君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をいたします。
△休憩 午前10時56分
△再開 午前11時10分
○議長(内藤久歳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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△有泉庸一郎君
○議長(内藤久歳君) 一般質問を続けます。 続きまして、通告5番、有泉庸一郎君。 10番、有泉庸一郎君。 〔10番 有泉庸一郎君登壇〕
◆10番(有泉庸一郎君) 10番、颯新クラブ、有泉庸一郎です。 許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 さきの2月24日の新聞によりますと、徳島県議会が、民主党が示した公職選挙法改正案などについて、小手先の改革と批判し、抜本的な選挙制度改革を議論すべきだと意見書を提出しました。 意見書では、徳島に加え、山梨など計5県の小選挙区の定数を減らす民主党の改正案について、地方の意見が国政に届きにくくなり、地域主権に逆行すると非難。中選挙区制の検討を含めた抜本的な議論を求めております。 国においては、議員定数の削減を含めた選挙制度改革についてもそうですが、沖縄の米軍基地を含めた国の安全保障論議等、事前に十分な議論をしなければならないことが山積しています。我が甲斐市、いわゆる基礎自治体においても同様なことが言えるのではないでしょうか。 以上を踏まえながら、事前に通告してあります一般質問に入らせていただきます。 まず1問目としまして、市内公立保育園及び幼稚園の整備方針についてお伺いいたします。 きのうの一般質問の中で、同僚議員も何人かこれについては質問されています。重なる部分があると思いますが、ご答弁のほどをよろしくお願いいたします。 平成24年2月16日の総務教育常任委員会において、市内公立保育園及び幼稚園の整備方針案が示されました。現在、甲斐市には公立保育園が8園、公立の幼稚園が1園あることはご承知のとおりです。 また、資料として9園の在園児数等々現状が示されており、平成22年度には、甲斐市保育園・幼稚園の将来計画協議会を立ち上げ、委員からのご意見も提示されているところでもあります。 以上を踏まえて、今回、整備方針案が示されたわけですが、再度下記の点について市長のご見解をお伺いいたします。 なお、通告した副題、順序を変えて質問させていただきますが、よろしくお願いいたします。 1番目としまして、公立保育園の整備、統合時期についてお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 休憩します。
△休憩 午前11時14分
△再開 午前11時14分
○議長(内藤久歳君) 会議を再開いたします。 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 〔市長 保坂 武君登壇〕
◎市長(保坂武君) 有泉庸一郎議員からご質問をいただきました、公立保育園の整備、統合時期についてお答えをいたします。 今年度、甲斐市保育園、幼稚園の将来計画を取りまとめ、市全体の基本計画について2月の厚生環境常任委員会にお示しをしたところであります。 時期につきましては、竜王中央保育園の建てかえを今年度実施しております。平成24年度につきましては、竜王東保育園を竜王東児童センター隣接地に用地取得後、移転、建てかえを計画し、平成25年度につきましては、敷島保育園を旧敷島庁舎跡地へ移転、建てかえを予定をしているところであります。 平成25年度以降となりますが、市営冷間住宅用地の一部に竜王南保育園にかわる民間保育園の誘致を検討したいと考えております。さらに、平成26年度以降になりますが、竜王北保育園、また竜王西保育園等につきまして検討してまいります。また、平成27年度以降になりますが、松島保育園につきましては、しきしま幼稚園閉園後、その跡地へ移転、建てかえを検討し、双葉西保育園につきましては、大規模修繕を予定しております。 今後とも、保護者、
地元自治会などの関係者の皆様に十分説明を行い、ご理解をいただきながら計画を進めてまいりたいと考えております。 また、幼保一元化等につきましても、今後、国の新しい子育て施策の動向を注視しながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 当局の答弁が終わりました。 再質問はございますか。 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 今、ご答弁いただきました。きのうから何回も同じようなご答弁をいただいておりますけれども、さきに言いましたように、常任委員会等でもこの問題についてはかなり議論されているところでありますが、市の方針として、いろいろな要件から、こういうような年次計画というか、案が示されたことだとは思いますけれども、一番、こういう年次計画、方針案を立てたもとのお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) これにつきましては、各園の老朽化や耐震化、また借地等、それぞれの課題を抱えておりますので、保育園、幼稚園の将来協議会の中で適正な規模や配置バランス等、それから各園のそれぞれの施設環境を考えて方向性を調べたものであります。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 老朽化とか、いろいろな要因を踏まえた中でこういう案が出てきたんだと思います。また、この後で質問します、幼稚園にも絡む問題でしょうが、市では将来計画の協議会を立ち上げて、いろいろ議論をされているとは思いますけれども、議事録などを見ますと、こういうことをするために、市として方針を示したわけですけれども、それで何がメリットがあるのか。デメリットがどこにあるのかというような議論を、将来計画の協議会の会議録を見ますと、余り出てこないんですよね。 その辺に関しては、例えばそういう協議会の中で、市としてはどのような説明をされているのか。会議録の出席者を見ますと、結構当局の人も出ているわけですよね。子育て支援課、学校教育課、公立の保育園長とか、しきしま幼稚園長は皆出席されていますよね、この会議録を見ますと。 その中で、市の方針を協議会の委員の皆さんにどのように説明されたのか。再度確認の意味でお願いしたいんですが。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) これにつきましては、平成22年度から立ち上げておりますが、その都度テーマになるものは違っておりますが、その時々の各園にあったテーマをもとに話し合いをされているところであります。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 会議録を見る限りでは、やっぱり市もこういう方針を立てる以上は、確たる信念があってやっていることだと思います。ぜひ説明の中ででも、市の持っていることをはっきり言っていただければ、もっと委員の皆さんとか、保護者に対してももっとアピールができるんではないかと思います。 今後もこういう協議会の中では、市が方針を決めた時点で、やっぱり常任委員会でもそういう説明はされてはいますけれども、より以上に、市はこういうことをやりたいんだということがもっとわかりやすく、どこの協議会でも同じなんですが、そういうことをもっと前面に出して、言わんとすることをはっきり言っていただければ、もっとわかりやすい議論にもなっていくんだろうなと思います。 以上のことを踏まえて、同じような観点ですけれども、2番目ですね、公立のしきしま幼稚園の閉園時期についてお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 河野教育長。
◎教育長(河野文彦君) 公立のしきしま幼稚園の閉園時期についてお答えいたします。 しきしま幼稚園の将来計画につきましては、1月下旬の甲斐市保育園幼稚園の将来計画協議会及び2月の総務教育常任委員会において、保育園も含め、甲斐市全体の基本計画をお示ししたところであります。 その中で、閉園時期につきましては、平成27年度以降としておりますが、今後、保護者や関係者の皆様のご意見や、その跡地への松島保育園の移転、国において新たに打ち出された総合こども園の制度の動向などを踏まえながら、地元の実態など、地域コミュニティーに影響が出ないよう配慮し、検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) きょうの答弁もそうですが、このしきしま幼稚園の閉園時期については、当然その地域の方とか、保護者のご意見を求めるのも結構ですが、協議会の会議録を見る限りは、非常にそれはもう関係している人は閉園してもらっては困るみたいな意見が大多数になるのは、もう必然的にそういうことにはなるでしょうけれども、市の方針が決まれば、どういうことで閉園にするんだということですね。それに至る経過の中で、もうこれは、この問題に関しては、私事で非常に恐縮ですが、最初に議員になってからもう間もなくそういう議論がずっと議論されてきているわけです。きのうやきょう出た話ではないわけです。そういうものに対して、今、閉園してもらっては困る、新入園児が出るまでは待ってくれみたいな、そういう意見が出てくるわけですよね、会議録を見てみますと。 非常にそれぞれの立場はわかりますけれども、やっぱり確固たる市の姿勢を皆さんに訴えるべきだと僕は考えているわけです。いろいろ心の中では、財政的な部分も、僕は一番大きな問題はそういう部分があると思うんですね。 一つ、そういう財政的な部分もありますし、皆さんも多分ご存じだとは思いますが、しきしま幼稚園などは、施設自体もかなり老朽化していまして、余り向こうへ先送りすると、今皆さんがいろいろ言われるように、いつ災害が来るかわからないわけです、非常に危険な状態もあるわけです。だから、一刻も早く意見を取りまとめて、市の方針のように、僕は進んでいただきたいと思うんですが、その辺どのようにお考えでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 河野教育長。
◎教育長(河野文彦君) 有泉議員のご提案、本当にありがたく思っております。 当然、今回のこの課題は、平成22年度、内部的なあり方研究会を立ち上げまして、幼稚園、保育園の現状、要するに今後の子どもの数、幼稚園の需要、保育園の需要等を推計した中で、ある程度の方向づけを内部的にさせていただいて、その後、有識者といいますか、地元の関係者等を交えた今の協議会を立ち上げまして、先ほど答弁したとおり、市の方向性について具体的にお示しをさせていただきました。 今後、当然この方向が妥当だろうというさまざまな意見をいただいた後に、なるべく早く確定をしながら、先ほど有泉議員さんにご提案していただきました子供の安全性というのは最優先されますんで、その安全性を確保するにはどういう手法が一番効果的かというものを再度内部的に確認しながら、順次事業を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 今、教育長のご答弁でわかりました。ぜひそういう方向に進んでもらいたいんですが、ここでちょっと1つだけお聞きしておきたいんですが、現在のしきしま幼稚園の運営費ですね。24年度の予算を見ますと、一応幼稚園の就園奨励費を除いて、大体4,800万ぐらい計上されていますよね。過去の22年度では、どのような運営費の実績でしょうか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 運営費の状況についてお答えをしたいと思います。 今年度の運営費の状況でございますけれども、保護者からの事業収入あるいはバス代の負担金ということで、収入が総額で1,860万円程度でございます。その収入に対しまして支出につきましては、職員の人件費、施設の維持管理費、バスの維持費などを含めまして、今年度は約5,100万円を見込んでおります。したがいまして、一般財源につきましては、差し引き3,240万円というふうな状況でございます。 ご質問の24年度につきましては、園児が多少減少がされておりますので、一般財源の投入額が若干ふえまして3,400万円というふうな状況でございます。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) どうもありがとうございました。 皆さんもご承知のとおり、こういうふうな、市として3,000万以上の、毎年運営には支出しているわけです。こういうような観点も、ぜひ将来計画の協議会の中でも、はっきり僕は説明していただければ、ご理解もまた深まってくるんではないかと思います。ぜひそのようなことで、またこの後の質問の中でその問題についてはちょっとお話もさせていただきますけれども、ぜひそのようなスタンスで、皆さんにご理解をいただいて、スムーズに市の方針が完遂できるようにご努力をお願いして、次の質問に入りたいと思います。 2問目の質問としまして、保育及び幼児教育の推進についてをお伺いいたします。 市長説明要旨の中で、保育及び幼児教育の推進について市長が述べられております。創甲斐教育推進の一環としてとらえた場合、新年度においてはどのような事業を実施していくのか。そしてまた、それをどのように現場の先生、保育士及び保護者に対し周知し、推進していくのかをお伺いいたします。 まず1番目として、公立保育園及び幼稚園においてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 幼児教育の推進についてご質問をいただきまして、まず公立保育園及び幼稚園についてお答えいたします。 公立保育園における創甲斐教育事業につきましては、平成22年度から子供たちの体力の基本である「走る」あるいは「投げる」、「跳ぶ」力に着目し、さまざまな運動や遊びを通して体力向上を図っているところであります。年に2回、効果の測定を行っておりますが、厚生環境常任委員会でご提言いただきましたように、この結果を成長の記録として、保護者の方にも提供していきたいと考えております。 また、豊かな心をはぐくむための情操教育の一環として、ドッグセラピーや緑の積み木事業をボランティアの皆様方のご協力をいただいて実施をしております。この様子は、市内の図書館あるいは公民館等にて写真展も行っているところであります。 しきしま幼稚園につきましては、引き続き丈夫な体づくり、自己表現活動、あいさつ運動、小動物の飼育を通じて、命の大切さをはぐくむ活動など5事業に取り組んでおります。 保育園、幼稚園とも事業の推進につきましては、年度末に事業評価を行い、成果と課題を職員全体で共有し、必要に応じて事業の改善を図っております。 また、保護者への周知につきましては、定期的に園だより等を発行し、保護者の参観や参加をお願いしているところであります。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 今、創甲斐教育事業についての市長のご答弁をいただきました。今、公立保育園とか幼稚園の現状を見ますと、保育園によっても、定員が非常にばらばら、定員に満たないような保育園とかありますよね、何箇所か。何か、保育園教育とか幼稚園教育の中の市の方針が、保育園に差があるんではないかと私は考えるんですが、その辺はばらつきが、定員のばらつきというか、その現状ですね、今通われている園児のばらつきがある、その辺のことはどのようにお考えになられているんでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) これにつきましては、一番定員が少ないというのは竜王南保育園なんですが、110人のところを63人というふうなことでありますが、これにつきましては、隣の昭和町とか、そこには私立保育園が多いということが原因であると考えられます。 また、双葉西保育園につきましても定員が少ないんですが、この地区につきましても、私立保育園と、それから地区の園児数の減少などが考えられるというふうに思っております。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 先ほどの質問の繰り返しにはなりますけれども、要するに閉園時期とか、合併問題というのは、そういう園の教育方針ですか、そういうものがやっぱり異常に影響しているように僕には思えてしようがないんですよね。その辺を、先ほど市長の答弁の中にありました創甲斐教育事業の精神から、いろいろな事業に取り組んでいただいて、よりよい保育とか幼児教育ができるような体制に持っていっていただきたいと思います。 それで、ちょっと耳にしたことなんですが、その教育の中で、創甲斐教育の精神は非常に僕はいいことだと思っていますので、ぜひ引き続きご努力していただきたいんですが、1つの例として、市内の公立の保育園の中で、運動会等が非常にどこの園でもやられるわけですが、運動会が最近何かどういう理由かわかりませんけれども、午前中ぐらいで終わっちゃうというようなことを耳にしまして、非常に運動会とかというのは、いろいろ教育に関して、地域のコミュニケーションの場としては非常に最適な、きのうも何か同僚議員もそういうような趣旨のご発言をしておりましたけれども、非常に格好な機会だと思っているんです。 その辺の認識はどのように市では、そんな指導なんかはされてはいないと思いますけれども、そういう機会をとらえて、そういう教育の、地域の皆さんとコミュニケーションを図るような場としてとらえることができないのか、お伺いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) 保育園の運動会につきましては、敷島地区の2園は合併前から、双葉地区と竜王地区の6保育園は平成18年度から22年度の間に、1日開催から半日開催になっております。 女性の社会進出が進みまして、職業を持つお母さん方がふえたため、1日開催に飽きてしまう未満児の在園児が全体園児数の3分の1以上を占める状況であります。保護者の強い要望もありまして、半日開催となったものであります。 しかしながら、運動会を1日実施しますことで、園庭におきまして家族みんなで昼食をとることができ、また保護者同士のコミュニケーションも図れることを認識しているところでありますので、運動会終了後、昼食の場として、また、園庭の開放を行っておりますが、今後さらに検討を重ねてまいりたいというふうに思っております。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) ぜひその保護者のいろいろな都合もあるとは思いますけれども、市長もさっきの答弁の中で、豊かな心をはぐくむための情操教育の一環としていろいろなドッグセラピーみたいなことも言っておられましたけれども、その情操教育も必要でしょうけれども、ぜひ地域とコミュニケーションですね。地域より家族ですよね。家族のコミュニケーションがもっと必要な部分ではないかと思いますので、今、
福祉健康部長が言われたように、ぜひその辺の市の創甲斐教育事業の精神にのっとった、ぜひ保護者の皆さんにもご説明して、周知ご協力いただいて、そういうことが基本となって、地域とのつながりができてくるわけですから、ぜひその辺は指導力を発揮していただいて、もちろん保育園の中には先生もおられますし、保護者の方もおられるとは思いますけれども、ぜひその辺を強力に市の方針としてお示しして進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 2番目の質問に移ります。 私立保育園及び幼稚園においてはどのようになされているのかお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 私立の保育園及び幼稚園についてお答えいたします。 私立保育園における創甲斐教育事業につきましては、公立保育園で行った事業の効果を検証した上で、私立保育園に呼びかけて、事業の普及、浸透を図ってまいりたいと考えております。 また、私立幼稚園につきましては、各園の運営方針のもと、それぞれ独自の事業を行っておりますが、引き続き必要な情報提供をしてまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 再質問はございますか。 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 特に私立保育園にも、なかなか私立保育園とか幼稚園の場合には、市の方針、創甲斐教育の精神を強制することも当然私立ですから、全面的に押しつけるようなことはできないとは思いますけれども、一応市内にある保育園とか幼稚園でありますから、私立であっても、こんなことを言ってはいけないかもしれないですけれども、就園奨励費もかなりの額、市からは出ているわけですよね。 そういう観点からしても、ある程度運営に対するガイドラインといいますか、アウトラインぐらいは、やっぱり市としても指導といったらおかしいですが、そういうようなことを提言していくべきだと僕は思いますけれども、その辺の感覚はいかがでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 私立幼稚園の創甲斐教育の推進というご質問だろうと思います。 現在、市内には私立の幼稚園が5園ありまして、甲斐市私立幼稚園連絡協議会の設置がされております。この協議会の中で、私たちも会議を年に二、三回ございますけれども、常にお互いに情報交換を行っております。 その中で、当然私立の幼稚園にも創甲斐教育で進めております読む力、書く力、たくましい体づくり、また大きな声で歌を歌うなどの内容について、ぜひ実践をしていただきたいというふうな内容をお願いをしております。 したがいまして、公立の幼稚園も含めまして、創甲斐教育に取り組んでいる状況でありますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) 公立保育園につきましては、市長が先ほど答弁したとおりでございます。創甲斐教育を行っておりますところですので、私立保育園へはこの事業の結果を、毎年6月に開催しております市立、公立及び私立保育園合同園長会議の場で報告しながら、周知・普及してまいりたいというふうに考えております。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 私立が、保育園にしろ、幼稚園にしろ、甲斐市内には存在しているわけです。市外からの園児も通園しているとは思いますけれども、大部分の子が甲斐市の在住の子だと思いますので、ぜひその辺は創甲斐教育の、今ご答弁にありましたように、ぜひ相手の保育園、幼稚園にもご理解していただいて、かかわり合いを持って、市として提言なり、アドバイスなり、今後ともやっていただければなと思います。その辺は強くお願いしておきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、3番目の幼保一元化について、きのうもご答弁されてはおりますけれども、再度ご答弁お願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 幼保一元化についてお答えいたします。 国が平成25年度以降に現在の保育園を段階的に移行しようと考えている新しい子育て支援制度の「子ども・子育て新システム」では、現在、基本制度の取りまとめを行い、平成27年度をめどに、保育園と幼稚園を一体化させた総合こども園を創設し、待機児童の解消や幼児教育と保育の提供を図ることとしております。 今後、国の動向を注視しながら、その導入についても課題を整理しながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 10番、有泉庸一郎君。
◆10番(有泉庸一郎君) 幼保一元化、民主党では一体化と言っているようですが、この問題も、認定こども園とか、総合こども園については、まだ国のほうでも確固たる方針が決まっていないようですから、なかなか一概には言えないことだとは思いますが、今、保育園とか幼稚園の区別が、できた当初はいろいろな縦の系列、厚生省とか文科省の系列とかというので分かれてはいますけれども、今の現状を見ますと、保育園も幼稚園も余り現実的には変わっていない部分があるわけですよね。 その辺の部分も踏まえて、今後、先ほど来質問した幼稚園の閉園とか、保育園の統合というような問題も、当然市の皆さんも考えておられるとは思いますけれども、その辺の観点からよく議論をして、今後とも保育及び幼児教育の推進、または最初に質問した整備方針にも絡めて、幼児の教育ですから、非常に重要な部分ではあると思いますので、非常に大切な部分ですから、その辺はもう当局の皆さんも、議会の皆さんも、皆同じ考えだと思います。今後ともぜひ、これに関しては関心を持って議論を重ねていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上、お願いをいたしまして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(内藤久歳君) 有泉庸一郎君の質問が終わりました。 続きまして、関連質問を行います。 関連質問ございますか。 4番、清水正二君。
◆4番(清水正二君) 4番、颯新クラブ、清水正二でございます。 先ほどの有泉議員の保育園の創甲斐教育について、運動会の件なんですけれども、公立のほうは保護者のほうからそういう意見が出て、午前中で終わりということなんですけれども、私立のほうは、私の近くでも午後までやっております。お母さんが子どもにお弁当をつくったり、おばあちゃんが一生懸命用意したりということで、子どもを育てるのに、親だけじゃなくて、やはりじいちゃんとかばあちゃんとか、そういうことも大事だと思うんですね。 そういった中で、私立のほうからそういったふうな声が出ているのかいないのか。要するに公立だったら半日、私立はご飯食べてまでやっている。そういうことも、創甲斐教育の中で食育という部分でも、子供を育てるということは大事だと思うんですね。 そういう観点で、私立のほうはそういうふうにしていって、定員もある程度、公立のところ、南保育園だと60%ぐらいの定員だと、110人が63人というふうな中ですけれども、そういう教育している。私立のところでは、いっぱい申し込みがあるというふうなところもあるわけですね。 そういうことを考えていくと、やっぱり食育ということからも、子供を育てていくという中から大事な観点だと思うんです。そういったことが私立から出ているかどうかということを担当部長と、また、そういったところの観点で、市長の食育という点からもお聞きしたいんですけれども。よろしくお願いします。
○議長(内藤久歳君) 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 清水議員の保育園の公立の甲斐市の保育園では運動会が半日だというご指摘も、有泉議員からもいただいていたところであります。 私、個人的にも考えてびっくりいたしました。これは、ちょっと定かではないんですけれども、園長さんが昨年最後で、今まで1日やっていたんだけれども、ことしから運動会は半日だと、こういうふうに聞かれてびっくりしました。市長になってからも、ずっと保育園の運動会は、私立の運動会も私見ておりますが、みんな1日やっているのに、うちのまちは、何、これで8つの保育園でみんなやらなくなっちゃったのと、こういう理解をしまして、非常に興味を持っておりました。 私ども友人等聞きますと、甲斐市の仲間が八代の保育園の運動会へ行くときは、家内が弁当を持っていく。武川の町の運動会には、家族が孫のところへ楽しみに弁当を持っていくと、こういうふうなことを聞きますと、なぜそういうことが、食育とは関係あるかどうかはわかりませんが、教育上必要な家庭環境の、まさに創甲斐教育で学ぶ表現力、体力をつけるということの運動会が、半日で終わっているのを疑問視していました。 結果を聞きましたら、父兄のほうから午前中にしてもらいたいと、食事が大変だと、弁当が大変だと、こういうことのアンケートがすべて8園に、私に報告されておりまして、びっくりしました。 そうすると、先ほど部長が答えたように、未満児の子供がいるんで半日で終わりたいと。でも、そういったことは改善できると思うんですよね。半日の子供だけをお持ちの家族は午前中でいいでしょう。でも、年長組の方がいたら、幼児は大変なんだろうけれども、午後2時ごろまでとか、1時ごろでも、とにかく食事だけでもとって、運動会を楽しくしていくということが必要ではないかと、こんなふうに思っているところであります。 したがいまして、議員の皆さん方にも、そういったご意見を、また委員会等でもいただいて、公立の私どものまちがそれであっていいのかということ、また、考え方によって工夫をしていけば、食事も提供できるではないかと。新しい保育園を建てるには、周りに日陰になる樹木を植えるとか、あるいはもうそういうためだったらテントを全員のために買ってあげるとか用意をするとかして、テントの下で、日陰の中で食事ができるようにするとか工夫をして、やっぱりやっていかないと、公立で保育園を持っている以上は、そういった改善も必要ではないかと私は思っているところであります。 どうぞご提言をいただいて、その辺も保育園のほうへも、内容を精査していくことこそ創甲斐教育の一つにもつながっていくんじゃないかなと。非常に半日になっていること、私は残念に思っています。
○議長(内藤久歳君) ほかに関連質問はございますか。 18番、小浦宗光君。
◆18番(小浦宗光君) 幼稚園の経営につきまして、最後に
会計管理者にお考えを伺いたいと思います。 先ほどの質問の中で、幼稚園の一般財源の支出が3,400万ほどということですけれども、これは、幼稚園の園児数が定員に比べまして約半数に減っておりますのでこの金額ですけれども、以前はもっとずっと大きな金額が一般財源で支出されておられたと思います。 幼児教育を財政だけでもって判断するのはよくないと思いますけれども、やはり、今日では私立の幼稚園が市内に5園ありますけれども、そのほうの幼稚園も園児を集めるのは非常に困難ということで、財政難に陥っていると聞いております。そういう私立の幼稚園を応援するという意味もありますし、また、今日では民営化、また指定管理制度導入ということでもって、官から民へということがいろいろと叫ばれておる時代でございます。 ここで、この幼稚園の存続につきまして、現在のままでもって細々と幼稚園を経営していく、また、園舎も新しく建てかえてまた続けていくほうがよろしいか、それとも私立の幼稚園にできるだけお任せして、それでその経営を応援していくほうがよろしいか、管理者のご意見を伺いたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 中込
会計管理者。
◎
会計管理者(中込崇博君) 小浦議員さんのしきしま幼稚園の運営につきましてご質問でございます。 本来ならば、この運営の是非につきましての金額等につきましては、企画部のほうが担当しているんですが、私も当時、教育委員会のほうにいた経緯がございます。昭和41年ごろと思ったんですが、旧敷島町の丹下吉宗さんが文科省の幼児教育ということで建てて、現在まで約3,500人ぐらいの卒園者がいるということも聞いております。ただ、県内でも当時は5町村ぐらいの市町村で市立、町立の園がありましたが、今少なくなってきております。これもやっぱり時代の推移だと思っております。 そういうことを考えますと、前にも市長が答弁したとおり、松島保育園、それからしきしま幼稚園、その場所に幼保一元化のものが今後地元の説明等のもので進んでいくことがよろしいんじゃないかと思っております。 ただ、少子化等で園児も少なくなっておりますから、そこら辺は保護者、また地域の方々の理解ができるんじゃないかと思っております。 そういうことで、突然の指名でございまして、私もちょっと戸惑っておりますが、そのようなことでひとつご理解願いたいと思います。 以上です。
○議長(内藤久歳君) ほかにございますか。 〔発言する者なし〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、関連質問を終了します。 以上で、10番、有泉庸一郎君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をいたします。
△休憩 午後零時01分
△再開 午後1時15分
○議長(内藤久歳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ここで報告いたします。 18番、小浦宗光君につきましては、早退する旨の申し出がありましたので、ご了承願います。
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△小澤重則君
○議長(内藤久歳君) それでは、一般質問を続けます。 続きまして、通告6番、小澤重則君。 1番、小澤重則君。 〔1番 小澤重則君登壇〕
◆1番(小澤重則君) よろしくお願いします。1番、颯新クラブ、小澤重則です。 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず初めに、市長、教育長を初めとする学校教育に携わる方々に対し、一言申し上げたいと思います。 平成19年度ピーク時に不登校生徒が150名、2.25%おり、県平均を大きく上回っていましたが、適応指導教室の整備、学校支援員の配置など対策を進め、平成22年度には、不登校生徒67名、1%にまで減少させ、また今年度から平成23年3月議会において、ちょうど1年前になりますが、私が一般質問をさせていただいたQ-uアンケートの実施を英断され、取り入れていただけるとのこと、さらには、適応指導教室の増室、学校支援員のさらなる増員、ハード、ソフト両面も拡充する姿勢はすばらしいことであり、甲斐市政を絶賛させていただきます。 しかしながら、2月21日に発生した事例はまことに残念ではありましたが、今後に向け、なお一層のご努力をお願いいたしたいと思います。 それでは、質問に入らさせていただきます。 リーマンショックからようやく回復の兆しが見えた景気も、
東日本大震災、福島原発事故、さらには空前の円高、欧州危機により国も地方も大変な状況に置かれ、財源不足はさらに深刻さを増すと思われます。我が甲斐市では、財源不足に対して、中・長期的にどのような対策をしていくのか、対処をしていくのか。 1番目といたしまして、山梨県の例では、2014年まで起債はふえ続け、その後は減っていく見込みだが、1兆円を超す状況はしばらく続くとのこと、甲斐市起債の今後の中・長期的な増減と対策、また公債費の動向をお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 〔市長 保坂 武君登壇〕
◎市長(保坂武君) 小澤重則議員から、甲斐市の財政の長期的展望についてお尋ねをいただいておりまして、まず市債の今後の見通しと公債費の動向についてお答えしたいと存じます。 市が自立的に発行する合併特例債などの普通債の残高は、決算が確定した平成22年度末においては、合併時の平成16年度末残高より6,400万円少ない176億4,000万円となっております。しかしながら、国の制度である地方交付税の不足分として発行する臨時財政対策債を加えますと、おおむね30億円増となる271億5,000万円余りとなる状況であります。 こうした状況から、今後の見通しとしては、普通債については現状の水準内で推移することが見込まれるところでありますが、臨時財政対策債については、今後も増加傾向は続くものと考えられます。 市では、独自に平成22年度から臨時財政対策債の発行を抑制しており、新年度においても発行可能額の14億円から3億円を抑制した11億円の借り入れを予算化しており、この結果、この3年間で13億円余りの交付税を留保している状況となります。 健全な財政運営を確保するため、今後も財政健全化指標による公債費管理と計画的な市債発行に努めてまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 1番、小澤重則君。
◆1番(小澤重則君) 再質問します。 臨財債は国から利子も一緒に償還されるものですので、それをまた圧縮しているということは、市としては大変だと思いますが、ご努力を感謝したいと思います。 新年度以降、後期基本計画で位置づけられる主要事業としてはどんなものがあるか、お聞かせください。
○議長(内藤久歳君) 小宮山
企画政策部長。
◎
企画政策部長(小宮山努君) お答えしたいと思います。 主要事業の関係につきましては、過日の小浦議員さんからのご質問にもお答えしたところでございますけれども、今後の後期計画期間中に予定される主要事業としましては、既に取組みを開始しております塩崎駅周辺整備事業、それと保育園の建てかえ事業、また交付金等を活用する中の冷間団地再開発事業が主な事業と位置づけられているところでございます。
○議長(内藤久歳君) 1番、小澤重則君。
◆1番(小澤重則君) 再質問します。 平成22年度、23年度の2年間にわたって、橋梁長寿命化調査を実施したと思われます。これに基づいて、修繕計画は策定するのか、また修繕はいつまでに実施し、どのくらいの予算規模を想定しているのかお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) お答えさせていただきます。 橋梁長寿命化修繕計画、これにかかわるご質問でございますが、この橋梁長寿命化修繕計画にかかわる橋梁の調査は、平成22年、そして23年度において147か所実施をしたところであります。 これまでの調査結果に基づきまして、平成24年度には長寿命化修繕計画の基本計画において、専門的な知識を有する学識経験者などのご意見をお聞きしながら、修繕計画を策定してまいりたいと考えております。また、翌年の平成25年度には、実施計画書の策定を行っていきますが、現在のところ、早急に修繕が必要な橋梁はありません。それで、平成26年度以降、その平成25年度に策定しました実施計画書に基づきまして、設計書等をつくっていくということになります。 そんなことで、現在のところ、概算の事業費等につきましても算出ができない状況でございますが、改修に当たりましては、社会資本総合整備総合交付金など、国の補助金を活用しまして整備を進めていきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 1番、小澤重則君。
◆1番(小澤重則君) 橋梁の機能維持には、かなりの予算が必要になるかとは思っております。点検に基づいた必要な手だてについては、早期に明らかにしていただき、計画的な実施をされるよう要望をいたします。これは要望で結構です。 2番目の質問に入ります。 合併特例債の返済も間近に控え、地方交付税の算定がえが始まり、5年間で段階的に13億6,000万円余りが減額されるわけでございますが、それらを踏まえた対策をお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 合併特例債の返済と地方交付税算定がえに伴う財源の対応についてご質問いただきました。 合併特例債は発行額の70%が交付税措置される有利な起債でありますので、今後とも塩崎駅周辺整備事業、保育園建てかえの事業等の新市建設計画に基づく必要な社会基盤整備のために充ててまいりたいと考えております。 普通交付税については、平成27年度から段階的に合併算定がえ適用額がなくなり、平成32年度には13億円を超える交付税の減額が見込まれるところであります。このため、まちづくり振興基金の限度額となる23億6,000万円を目標に、新年度からは4億5,000万円を積み立てることといたしております。 また、国会において継続審議となっている合併特例債の期間延長の行方を注視しまして、延長後は主要事業の繰り延べ等の年度間調整を行うとともに、中・長期の財政見通しを策定した中で、今後とも計画的な事務事業の執行を行い、公債費の平準化に努めてまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 1番、小澤重則君。
◆1番(小澤重則君) 再質問します。 年度が突出しないようにならした予算をつくるということですね。新年度において、まちづくりの振興基金の積み増しを図るとのことでございますが、それ以外でも、新年度において、市債残高を減らすための努力はなされるのかお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 小宮山
企画政策部長。
◎
企画政策部長(小宮山努君) お答えしたいと思います。 平成24年度におきましては、国への申請が認められております。公的資金の保証金の免除繰上償還を4,800万円ほど行う予定でございます。 これによりまして、平成24年度末には5%を超える市債すべて繰上償還が終わる予定となっているところでございますので、ご理解願いたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 1番、小澤重則君。
◆1番(小澤重則君) 再質問します。 市長は昨年9月議会の答弁で、合併特例債の発行について、1つの限度として160億円を自主規制ラインとするお考えを示されました。国会の審議中ではありますが、合併特例債の5年間の発行期間延長が正式に決まった場合には、有効な財源である合併特例債の規制ラインについては見直すお考えがあるかお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 小宮山
企画政策部長。
◎
企画政策部長(小宮山努君) お答えしたいと思います。 市としての交付税の一本算定による交付額の減額に備えるためには、合併特例債は発行可能額がおおむね6割に当たる160億の一つの自主規制ラインということで市長も述べておりまして、発行を抑制することを考えているわけでございます。 合併後10年に限って発行が認められるものでありましたが、今答弁にもありましたように、国において期間延長が正式に法制化された場合につきましては、発行額の70%が交付税措置される有利な起債でありますので、今後弾力的に検討してまいりたいと今考えているところでございますので、ご理解願いたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 1番、小澤重則君。
◆1番(小澤重則君) 実質公債費比率、将来負担比率、ともに早期健全化基準を下回っているので安心はしているのでございますが、いずれにしろ、市財政は合併特例債の算定がえに伴い、13億6,000万円余りの圧迫されることは確かでございます。十分に精査を重ねていただき、健全な財政執行に努められるようお願いいたします。 また、今3月で退職される特別職職員の方々に、長年にわたり甲斐市政にご尽力を賜り、まことにありがとうございました。今後のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(内藤久歳君) 小澤重則君の質問が終わりました。 続きまして、関連質問を行います。 関連質問はございますか。 〔発言する者なし〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、関連質問を終了します。 以上で、1番、小澤重則君の一般質問を終わります。
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△坂本一之君
○議長(内藤久歳君) 続きまして、通告7番、坂本一之君。 9番、坂本一之君。 〔9番 坂本一之君登壇〕
◆9番(坂本一之君) 9番、颯新クラブの坂本です。 議長の許可をいただきましたので、2問質問をさせていただきます。 今回は、自治体の情報発信と中学校における武道・ダンスの必須化についてであります。 情報発信の一つに携帯メールがあり、
東日本大震災の発生から1年がたとうとしている中、去る3月6日付の新聞で、迫る津波、恋人にあてた最後のメールやりとり5回という記事が載りました。これは、宮城県南三陸町の職員、三浦亜梨沙さんと恋人の最後のやりとりの5通の記事であります。三浦さんは、皆様方よくご存じの防災無線を最後まで市民に呼び掛けて亡くなった遠藤未希さんとの同僚ということであります。 大津波が来るという緊迫する状況の中で、メールを最後のやりとりをいたしました。詳しいメールのやりとりは、あえて紹介しませんが、お互いの安否を気遣い、最後には彼氏の無事を確認した後、「よかったね」というメールを送った5分後に、もうメールは来なかったということです。携帯電話もつながらない中、最後まで最愛の恋人とメールというツールで心がつながっていたことが、せめてもの救いだったような気がいたします。 このほか、父親に向けた娘さんの最後のメールなども紹介をされております。被災地の1日も早い復興を願いたいと思います。 質問に入らさせていただきます。 自治体の情報発信についてお尋ねをいたします。
東日本大震災のときに一番必要とされたものが、「今どんな状況なのかという情報」でした。停電になったことで、今まで頼っていたテレビなどが使えず、自治体からの防災無線も破壊され、被災者は飛び交うデマと人伝えに聞き及んだわずかな情報しかありませんでした。 そこで、情報を得るのに大いに役に立ったのが携帯電話でした。言うまでもなく、携帯電話は充電さえあれば、テレビにもラジオにもとってかわることができます。内閣府の調査では、携帯電話の世帯普及率は92%を超えているとのこと。その中でも、メールやツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、非常に効果的であったとの報告がされております。 そこで、下記の点についてお伺いをいたします。 不審者情報などは、「甲斐っ子安心メール」にて配信はしておりますが、地震や台風などの自然災害情報はどのように市民に発信しているのかお尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 〔市長 保坂 武君登壇〕
◎市長(保坂武君) 坂本一之議員から、自治体の情報発信についてご質問をいただいておりますが、まず、自然災害情報はどのように市民へ発信しているかのお尋ねであります。 甲斐市では、地震や台風などの自然災害情報の伝達手段として、防災行政無線、ホームページ、広報車等で発信しております。 防災行政無線につきましては、今年度、デジタル化への整備が完了しましたので、各地域に設置された屋外拡声局を通じ、情報を一斉に伝達することが可能になり、避難勧告や災害情報等の一斉情報の伝達には極めて有効と考えております。 市役所新館に親局を設置、市内190か所に屋外拡声局を設置し、そのうち市内の小・中学校等の
指定避難場所の22か所に、双方向通信が可能な送受信機を整備するとともに、停電時にも安定した情報提供を行うための非常用バッテリーを備えております。 また、市内の小・中学校等の
指定避難場所や福祉施設等の災害時要援護施設、山間部の世帯など計100か所には、情報を個別に受診できる戸別受信機を設置し対応しております。 なお、市民の皆様には、平成23年4月に導入した全国瞬時警報システムにより、気象庁から送信される気象関係情報や、内閣官房から送信される有事関係情報を、防災行政無線により瞬時に緊急情報としてお知らせします。 以上であります。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 答弁の中にありました、今年度デジタル化の整備が完了したということで、前からこれは委員会の中でも案件で上がっておりましたけれども、放送が聞こえないとかというところを、試験放送などをしながら順次改善していくというお話がありましたけれども、それは既に完了したのかお尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) お答えいたします。 放送状況の調査につきましては、試験放送を行い、自治会長、組長さん方に調査票を配付して回答をいただいたところでございます。 おおむね良好との回答をいただいておりますが、一部には聞こえにくいというような回答もございましたので、その結果をもとに、角度調整、音量調整などを実施しております。今後におきましては、1年間の保証期間の中で調査・調整を継続し、放送の中で、市民から寄せられた個別の情報について対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 今のお話ですと、調整はこれからだということで、完璧には終わっていないということでよろしいですよね。 そこの中で、甲斐市が考えられる被害の中を考えますと、また大型台風などの集中豪雨で河川のはんらんなどが一番懸念されていることかと思いますけれども、今、住宅のほうは非常に密閉性が上がりまして、特に集中豪雨のときは雨戸を閉めたりとかシャッターを閉めたりしますと、放送が聞こえないような状況が出てくるかと思います。そういう場合の市民への情報の提供というのはどうなるんでしょう。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 防災行政無線につきましては、災害時の通信手段として整備されていますが、家を閉め切ってテレビなどの音量が高い中では、聞こえることは非常に難しいと思っております。 したがいまして、チャイム、サイレンが聞こえましたら、窓を少しあけていただいて情報を得ていただければと考えております。すべての世帯に聞こえるようにするには、戸別受信機の設置が必要となり、経費面から不可能と考えております。 そのため、今回の防災無線の整備とあわせ、防災行政無線テレホンサービスを4月より開始します。このサービスは、防災無線テレホンサービス、防災無線が騒音などで聞き取りにくい人が電話で放送内容を聞くことができるもので、今後、利用について周知を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 非常にデジタルの話から、うちをあけてくれという話まで、非常にぐんと下がったような気がいたしますけれども、テレホンサービスは、もちろんこれは周知をしていただいて、多くの市民の方にも聞いていただくのはもちろんのこと、要は無線で放送が聞こえないということになれば、結局は人伝えに情報を流していくということになるんでしょうか。 そうなれば、地元の自治会長さんとか、消防団の皆さんとか、そういう人に、やはり主だったところに、組長さんとかに個別に連絡してもらうというような方法しかないんじゃないでしょうか。携帯電話も使えないということになったら、結局そういうことになるかと思います。これは、口コミという情報が一番最後にはよろしいのかなという気がしますけれども、今、答弁の中にありましたホームページや防災行政無線、それから広報車等以外では、ほかにどんな方法があるのかお尋ねをいたしますが、これは配備をしてある
衛星携帯電話、衛星電話、これなのか、それが今どのくらいあるのかお尋ねをしておきます。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 現在の
衛星携帯電話の設置状況につきましては、清川、睦沢、吉沢の地域ふれあい館にそれぞれ1台ずつ、それから竜王庁舎に2台、敷島、双葉庁舎にそれぞれ1台、合計で7台の設置を行っているところでございます。 また、平成24年度には、
孤立集落対策の一環としまして、新たに10台を購入する予定となっております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) この
衛星携帯電話、非常に金額も高く、基本料も高いということは聞いております。また、この前のニュースでもちょっと聞いたところによると、この
東日本大震災の後、非常に効果的であったということで、すごい受注が多くなって、確保するのが難しいということでありますけれども、24年度に10台、新たに甲斐市は購入予定ということですが、その辺は大丈夫なんでしょうか。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) それにつきましては、国・県の補助金をもらいまして、10台を購入することになっております。したがいまして、もう事前には県のほうへ連絡済みでございます。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) この連絡済みということは、もう発注をして手元に来るということでよろしいですか。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 予算が24年度の予算でございますので、これからでございますけれども、事前の情報につきましては、県のほうへ申し上げてあるところでございます。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) いつ何どき起こるのかもしれませんので、早い配備をお願いしたいところでございます。 それから、ちょっと視点を変えまして、今まではデジタル化のことを言っておりましたけれども、この
東日本大震災のときには、防災無線、そのほかにアマチュア無線というアナログの今までの無線が非常に効果的であったということがニュース等で皆様方もお聞き及びしているところだと思いますけれども、やはり、余り費用がかからないアナログのこのアマチュア無線、デジタルと2段構えで構えて備えておくのも一つの手かと思いますが、その点はいかがでしょう。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 災害発生時に、固定電話や携帯電話がつながらない場合、情報伝達の一つの手段としてアマチュア無線が効果的であることは、今回の震災で明らかになりました。市といたしましても、今後アマチュア無線利用者の協力について検討してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) ぜひとも先ほどのデジタル、それからアナログと2段構えで備えをとっていただければありがたいと思っているところであります。 無線のことで若干言わせていただきますと、消防団の車両には無線がついておりまして、本部との無線交信、それから各分団ごと、団ごとの無線交信ができるわけでございますけれども、消防車についておりまして、実際に消防団員は無線は持っておりません。ほかの自治体によりますと、分団長、それから部長さんぐらいまでは無線機を持っているところもございますけれども、最低限そのぐらいの用意があっても私はいいと思うんですけれども、その点はいかがでしょう。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 消防団の無線設備につきましては、旧3町のアナログ無線機を継続して使用しているところでございます。各分団へ統一した無線機の設置については、今後移動系デジタル化の中で検討していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) デジタル化ということもありますけれども、早急にそういうものは必要なものだと思いますので、整備をしていただきたい。 それから、先ほど防災無線の中で、回答の中にありましたけれども、戸別の受信機、これを100機用意するということがありましたけれども、これは小学校とか公民館とかに用意されるということだったり、あとは無線が届かないような集落に用意をするということで、戸別受信機ということらしいんですけれども、そういうのでもいいんですが、例えば分団長の自宅とか、または部長さんの自宅に置くということも一つの手かと思いますけれども、その点はできないんでしょうか。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 戸別受信機につきましては、先ほどの市長の答弁の中にもありましたように、要援護者施設、それから児童館、学校、北部地区の難聴地域に100台を設置をしております。団長さん方のお宅にというような話もございますが、今後検討をさせていただきたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 非常に検討項目が多いかと思いますが、ぜひとも早急に回答を出していただきたいと思います。 2番目の質問に移らさせていただきます。 情報伝達手段として一斉メールやエリアメールなどがありますが、導入していく考えがあるかお尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 一斉メール・エリアメールなどの導入についてお答えします。 メールによる災害情報等の配信については、県内9市町村が、「やまなしくらしねっと」のメールマガジンを利用し、配信している状況です。 配信内容については、災害・防災情報だけでなく、防災・交通安全情報も含め配信していることから、今後、関係課とも協議を行い、導入について検討してまいりたいと考えております。 エリアメールにつきましては、緊急地震速報と同じ仕組みのメール送信システムで、市内にいる方には、事前登録を行うことなく、緊急情報を伝えることができる大きな利点があり、回線混乱の影響も受けづらいとも聞いております。災害時における有効な情報伝達手段となるものと認識をしております。 しかし、市外にいる市民には伝わらないことや、携帯電話会社の機種により使用が限定されること、また今後さらに取り扱い会社等の拡充が見込まれることなどから、これらの課題等を含め、導入について検討してまいりたいと考えているところであります。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 一斉メールというのは、甲斐市では、先ほど1問目にもお伝えしましたが、甲斐っ子安心メールというので、不審者が出た場合などは、保護者の方に一斉にメールを配信して、気をつけてくださいということを流しております。これも一斉メールの一つではないかと考えますが、そういう観点でいきますと、甲斐っ子安心メールというのは、小学生、中学生の保護者の方に登録した方だけに流れるということでありますが、教育部長のほうで、どのぐらいの方が加入しているかわかりますか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) お答えしたいと思います。 甲斐市の甲斐っ子安心メールの登録者数ということでございます。このメールにつきましては、平成19年4月から運用をしております。 現在でございますけれども、公立の幼稚園、小学校、中学校の保護者を対象にしておりますけれども、6,604人のうち4,558名の方々が登録をしており、登録率は69%であります。この状況につきましては、県内で一番の登録というような状況でございます。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) ありがとうございます。 今、70%弱の方が登録されているということで、県下で一番ということは、それだけ若い世帯が甲斐市は多いのかなという気がいたします。これは費用的には、例えば甲斐市でどのくらい負担してとか、設備投資がかかったというのがわかりますか。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) ただいまの甲斐っ子安心メールの関係につきましては、やまなしくらしねっとを使用しての関係でございまして、これにつきましては、甲斐市では毎年400万円の支出をおこなっておるところでございます。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 400万円ということで、ありがとうございます。というのは、ぜひともそこのくらしねっとというのは、これは災害の情報、いわゆる町ごとの、火災がどこで起こったとかということを登録してさえすれば、携帯電話のメールにどこで火事が発生、鎮火しましたという情報が流れているということで、県内9市町村が登録しているかということであります。 なぜこれを言うとかいいますと、今、甲斐市では、例えば消防団のほうに火災発生の情報が来るのは、防災無線が鳴って出動命令がかかったときだけで、あと地区が違えば、例えば竜王の消防団は双葉が火事であったときは全く情報も知らない。しかし、夕方のニュースでは、双葉で火事があった、甲斐市内で火事があった、新聞によれば、次の日見れば、何々ところで火事があったということで、消防団さえも知らない、また議員さん自体も知らないようなことがニュースで流れて、市民の方は知っていると。そういうことでいいのかということがありますので、ぜひともこういうメールを通じて、一報が入るのは、先ほど事務局に確認したら、広域の消防本部から、担当が土日でいれば、担当の携帯にメールで、どこで火災が発生しましたということが入るそうです。それをただ転送するだけでも消防団のほうにはわかるかと思うんですよね。 ですから、それを全部の消防団員というわけにはいきませんので、例えば分団長、それから部長さんぐらいは一斉に配信すれば、その下は連絡網が今ほとんどメールになっておりますので、つながるようになれば、どこで火災があったということになれば、例えば自分の地区外であっても、例えば双葉で火事があって、竜王の人がそこで仕事をしていたら、すぐ駆けつけるということもできますので、ぜひともメールというものを、情報を使っていただいて、瞬時に共有するということができるかと思いますが、いかがですか、費用もそんなにはかかっていないということですが、導入についてもう一度答弁をお願いいたします。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 先ほど400万円の支出をしておりますということで、やまなしくらしねっと、これにつきまして、これの中でメール配信ができることになっております。 したがいまして、これらを独自システム導入については経費が発生しますので、このシステムをさらに利用できるような推進を図ってまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 進んでやっていただきたいと思います。 続きまして、次の質問に移らさせていただきます。 緊急時はもちろん、一刻を争うときなどリアルタイムな正確な情報を市民に伝える手段として、ツイッターというものがございます。ツイッターは効果的であり、ほかの自治体でも最近活用例がふえているが、当市では導入の件はいかがでしょう、お尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 次に、ツイッターの活用についてお尋ねであります。 ツイッターによる災害・防災情報の発信については、
東日本大震災や昨年の台風による被害を契機に、携帯電話から発信できる簡易性により、情報周知を素早く、広範囲に行うことができることから、災害・防災情報の発信手段として活用する自治体が増加しており、有効な方法ではないかと考えております。 しかし、掲載できる文字数の制限による説明不足や、なりすましによるにせ情報対策など、問題点もあることから、これらを整理した中で、新たな情報発信手段として検討してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 今の中で、掲載できる文字数の制限ということの答弁がありましたけれども、140文字しか送れないという制限があります。ただし、これはツイッターというのは、すべての情報をその中に入れるということではなくて、ポイントだけ入れればいいです。例えば人探し、今防災無線で何時に60歳代ぐらいの方がいなくなったというのがありますけれども、そういうポイントだけ、要するに年齢が50歳、昼ごろから行方不明、男性、女性ということを言うだけでも、ツイッターに登録してある、フォローしている人は協力が得られるわけです。 けさの新聞に、山梨のほうがツイッターを始めたということで、総務部長もえらいことが新聞に載っちゃったなと多分思ったと思いますけれども、山梨県もやりましたし、昭和町もやりました。僕は、他市がやったからと言っているつもりは毛頭ございません。ただし、情報というものを、刻々と上がってくるリアルタイムのものを使えるものは使わないと、これは恐らく、私もツイッターをやりますし、職員の方でもツイッターをやっている方、私も知っております。無料で登録をしております、アカウントさえとれば。 ですから、使わなければもったいないという気がいたします。それは確かになりすましとか、そういうこともありますけれども、情報を流すという時点では、ツイッターというのも非常に有効的ではないかと思います。 特に今、ホームページ等で甲斐市のトピックスが毎日更新されていますよね。梅の花がどのぐらい咲いているとか、あとはこういうお祭りがありますということがあります。市のほうでは、よく広報紙とかホームページに載せれば、周知をしたと考えているようですけれども、今は周知をするのは、載せればいいんではなくて、今度は共有ということで、それをまたほかの人に情報を伝えるということが役目になってきます。ツイッターでは、リツイートといいまして、その市の情報を私が受けたら、私がまたほかの人に。そして、フェイスブックは後ほどやりますけれども、それは拡散といって、市の情報を私が得たら、私がまたほかの人に拡散して、ほかの人がまた拡散というような形で、変な話、口コミをインターネット上でやるような形です。そうしていかないと、情報というのは、広がっていかないかと思います。 市長が一生懸命無尽に来て、今度はこういう赤坂トマトが出るよとか、こういうのがありますよとか、いろいろやっていただきます。それももちろん結構でありがたいことだと思っております。臨時列車もやります。でも、臨時列車をやることも、職員の方もやりましたし、私も臨時列車のことを私のツイートで拡散をしております。 そういう形で、1人がやると、それをまた5人かもしれないですけれども、また5人がその下の5人というような形になりますので、いかに情報を伝えるかということがこれからの課題になっておりますので、ぜひともホームページ、広報紙に載せたから終わりということではなくて、その後のフォローをしていただきたいと思いますので、ぜひともツイッターに関しましては、今後強く要望を求めたいと思いまして、時間がありませんので、次の質問に移らさせていただきます。 これからは情報を発信するばかりでなく、市民と情報を共有することが大切になってきており、フェイスブックなどのソーシャルメディアを使うことによって、双方向での情報ややりとりが行われることで、自治体の徹底的な情報公開が行われるようになれば、市民との協働という観点から有効な気がしますが、お尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) ソーシャルメディアの利用についてお答えします。 ソーシャルメディアは、市民の情報ツールとして、情報の共有化を図り、市民同士あるいは行政と市民との意見交換の場として、有効な手段と考えられます。 しかし、活用する自治体がふえる一方、個人情報の漏えい、不適切な投稿によるコミュニケーション上のトラブル、また、市職員が回答への対応に追われ、本来の業務に支障を来す例も少なくありません。 今後、市ではホームページの利用におけるソーシャルメディアに関する問題などを調査・研究してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 調査・研究ということが非常に多くなっているわけでございますけれども、昨日、さきおとといですか、市長が出馬宣言をするんではないかという記事が新聞に載りましたら、きのうの傍聴者は非常に議会のほうも多かった。そのように、やはり情報が少し流れますと、そのくらい影響力があるということです。 ですから、保坂市長が夜な夜なメールで自分の考えを秘書課長に送るように、ぽつりぽつりと本音をツイートで140文字の中でつぶやいていただけると、かなりの影響力があると思いますので、ぜひともその点はフェイスブックとあわせてやってほしいなと思います。 それから、市民の協働ということでフェイスブックのことを話しますと、今一部の審議会や委員会だけで交わることで、市民との協働ということが何かやっているのかなという気がしますけれども、フェイスブックというのはツイッターと違いまして、実名で登録します。ですから、相手の顔が見えます。ですから、変な話、何か問題があって、市政なんか課題があるようなところは、そういうところに投げかけた、パブリックコメントではないですけれども、意見を聞くような糸口として使ってもらえればいいかなと思うんですよ。その辺はいかがでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 小宮山
企画政策部長。
◎
企画政策部長(小宮山努君) お答えしておきます。 フェイスブックは意見交換の場として有効な手段と考えているところでございますが、すべての市民が利用できる状態にあるわけではございません。公平性の上で配慮が必要であると思われます。また、パブリックコメントは政策過程のほぼ最終段階における意見の募集であり、説明責任が求められているわけでございます。 フェイスブックを活用して意見を募集することが適当かどうか、今後検証する中で、その必要性についても研究してまいりたいと今考えているところでございます。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 固くパブリックコメントというとほとんどないのが現状ですので、ぜひとも糸口としてで結構ですので、どう考えているかと、ざっくばらんな意見を聞くということでは非常に有効かと思いますので、ぜひとも使ってみていただきたいと思います。 次の質問に移らさせていただきます。 最近、Wi-Fiとか公衆無線LANスポットなどが注目されているが、市民が庁舎内にきたときにも、自由にアクセスすることができるほか、各課からの有効な情報も入手できることだと考えられるがいかがなものかお尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 引き続いて、Wi-Fiや公衆無線LANスポットの設置による情報提供についてお答えいたします。 現在、市におきましては、
竜王図書館に無線LANの導入を行い、市民の皆さんに利用していただいております。
竜王図書館におきましては、図書カードにより無線機器の貸し出しを行うことで、利用者の特定を行い、悪意を持った利用者による他サイトへの攻撃を防止する等のセキュリティーへの問題に対処しております。 庁舎への導入につきましては、現在は利用される方の特定ができないため実施しておりませんが、個人の特定方法や専用ネットワークの導入による公衆無線LANへの対応等、市民の利用希望等を踏まえた中で、セキュリティー問題、必要経費等について、先進自治体の事例を調査・研究してまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 今までの質問で、非常に片仮名が多くて、ついていくのが私も大変だと思っております。でも、昔、皆様方思い出していただければ、ワープロだったのが、今は皆パソコンになって、携帯電話なんか持たなくても大丈夫だと言っていたのが、全員が持つようになって、持たない人を探しているのが大変なことぐらいですね。 ですから、先ほども言いましたように、これはツールです。ツールということは道具です。ですから、使うものはどんどん使っていただいて、どんどんしないと、もう待ったない時代になっているんではないかと思います。 ですから、今、職員の方は1人1台パソコンになっていますよね。これがそのうちになりますと、今は新しいタブレット型というパソコンに多分なりまして、分厚いファイルを持っていた情報は、すべてそのパソコンの中に入るような時代が、恐らく何年かすると来るような時代が来るかと思いますので、私もしかり、議員もしかり、職員の方も精通をしていただいて、使えるものは大いに使って、市民福祉の向上に努めていきたいと思います。 次の質問に入らさせていただきます。 中学校における武道・ダンスの必須化についてお尋ねをいたします。 これは昨日、米山議員の質問とも若干かぶる点がありますが、ご了承を願います。 いよいよ4月から中学1、2年生の必須科目として武道・ダンスが始まります。新学習指導要綱によると、武道は日本固有の文化であり、武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動ですと書かれております。 もちろん武道は精神の鍛錬になったり、礼節を重んじることで道徳心を身につけることができるスポーツであると理解しているところですが、しかし、その中で柔道においては、けがに対する危険性が問題視されています。実際に中学と高校での柔道事故で、昨年までの28年間に114人の子供が命を落とし、275人が重度の障害を負っていることです。これには、部活動の数字ももちろん含まれますが、授業中のけがは、部活動中よりも多いことも報告されております。このようなことを踏まえて、下記の点についてお伺いをいたします。 経験者を除いて、最近の子供はゲームばかりをしているという風潮がありまして、ふだんの遊びの中では、なかなか武道というものになじみがないので、新1、2年生には精神的にとっても不安になっている生徒もいると思われるが、その辺に対するケアについてお尋ねをしておきます。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 中学校における武道・ダンスの必須化についてご質問をいただいております。 まず、1点目の柔道に対して不安を持つ生徒への心のケアについてお答えをしたいと思います。 市内の各中学校におきましては、従来から柔道に取り組んでおりますが、平成22年度から、中学校武道教育推進事業に取り組み、新年度からの柔道等の必須化に向け、生徒への安全に留意しながら準備を進めているところであります。 特に、柔道につきましては、実技指導を行う前、生徒にガイダンスを開催し、柔道の精神や礼儀作法の学習を行い、正しい方法で段階を踏まえて行うことにより、安全性が確保できるものと考えております。 また、実践での授業に当たっては、基本動作の習得に十分な時間をかけるなど、安全に配慮した指導を心がけるとし、現在、不安を解消する指導計画を立てているところであります。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 基本的な問題をお尋ねしますが、なぜこの時期にこの要綱が変わって、武道が必須化されたと考えますか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) お答えしたいと思います。 なぜ武道の必須化ということでありますけれども、これにつきましては、平成18年12月に教育基本法が改正されまして、その中で、伝統と文化に関する教育目標が定められました。 これを受けまして、文科省では平成20年3月に新学習要領を告示し、その中で、平成24年度から武道が必須化というふうな位置づけになったわけでございます。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) それは、何か背景のような説明で、どうして武道なのかなというのがちょっとわかりづらい点がありますけれども、それはともかくとしまして、このプログラムというんですか、中学校から始まりまして、これは週何時間やって、全体で何時間とかという、そういうカリキュラムというか、そういうのはもう既に出ているんでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 週何時間で年間何時間かというふうなご質問でございます。 新学習指導要領につきましては、体育全体の年間の授業時数が105時間になっております。そのうち武道の時間につきましては、他の体育の授業の項目あるいはバランスを考え、文科省のほうではそれぞれの中学校にゆだねるというふうな内容になっております。 したがいまして、市内の各中学校でもそれぞれの体育の授業の実態に応じまして、多少の差はありますが、平均をしますと、それぞれの学年、年間10時間程度の実施で、2学期の後半を予定をしております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) じゃ、1、2年生を合わせて20時間の授業ということでよろしいでしょうか。 それで、その指導計画で一番安全性のことが先ほどから問題になっておりますけれども、その指導計画、不安を解消するための指導計画の中身というのについてお尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 不安を解消する指導計画の中身ということにお答えしたいと思います。 今現在、指導計画を中学校のほうで策定中でございますけれども、その内容を見させていただきますと、例えば1年生、10時間あるわけでございますけれども、1時間目はオリエンテーションを行いまして、柔道の特性や礼法について理解する。それから、2時間から5時間目は後ろ受け身から横受け身、それから6時間から8時間目で前周りの受け身ということで、さまざまな受け身を最初に習得するということでございます。それから、最後の2時間程度で固め技の基本を習得した後、かける側と受ける側の役割を決めた約束げいこというふうな簡易的な試合方法を行って1学年が終了というふうな計画でございます。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) それでは、危険性を伴うような足わざとかというようなものは入らないということでよろしいですか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 足わざにつきましても、当然最終的には大外とか内またとか、そういった大わざは今のところは禁止というふうなことで、あくまでも受け身を重点というふうな指導計画の内容になっております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 指導計画のことは分かりました。続きの、次の質問に移ります。 この柔道とか武道に関しましては、生徒ばかりではなくて、保護者の中でもけがに対する不安は当然つきまとうわけで、PTAなどを通じて説明会などを開き、指導方針など徹底するべきだとは考えますが、いかがでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) それでは、柔道実施に係る保護者への説明会についてお答えをしたいと思います。 柔道におけるけが等に対する保護者への不安の解消を図るため、教育委員会では、新年度において各中学校のPTAの総会、学年部会等の開催時に、武道教育の安全対策などの取り組みについて説明を行い、指導内容についてご理解をいただいた中で、授業を実施して進めていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 説明会を開いて、指導内容を理解していただくということですけれども、もし保護者の中で、その指導内容で、どうしてもうちの子には危険なのでやらせたくないという、もし保護者が出た場合は、どのような対応をとるのかお尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 説明しても、どうしても理解が得られない保護者については、どうしたらいいかということでございますけれども、先ほど申し上げましたように、柔道の危険性につきましては、心配している親御さんが非常に多いということで、これにつきましては、3月の16校の校長会で、4月に開催するPTAの総会で十分に説明をするようにというふうな指示を行いました。 それでも理解が得られない場合の保護者あるいは本人につきましては、やはり、相談の上、できる部分というふうなものを行って、そういった配慮もしながら、その子に合った内容の授業を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) その子に合ったということですけれども、これはもちろん体育の授業の一環ですから、これは評価というか、成績の対象になるということですよね、この柔道も。その点はどうでしょう。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 当然年間105時間の体育の授業のうち10分の1ですから、当然体育の評価の内容になるかと思います。ただ、出席をされて、その中でその生徒に合ったレベルの授業をやっていれば、当然それについては減点はないかというふうに考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) ぜひともそういう配慮をよろしくお願いしたいと思います。 次の質問に移らさせていただきます。 現場で指導に当たる先生方すべてが武道を専門にしているわけではなく、指導者の方も若干の講習を受けただけなら、教えているほうも不安ですし、それを教わるほうはもっと不安では、いつけがが起きてもおかしくないような気がいたしますが、その点の憂慮はないんでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 柔道の実施に係る指導者の研修会についてお答えをしたいと思います。 市では、今年度、体育教員を対象にした研修会を3回開催し、柔道の指導における安全対策の手引書を活用し、実技を通した指導法の研修や指導技術の向上を図ってまいりました。 今後も教員の研修を充実させるとともに、けがや事故に陥りやすい事例を研究するなど、けがの防止に努めて指導してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 3回の指導というか講習会でいいのかなという気が、非常に疑問点に思うところでございますけれども、今実際、現在、甲斐市では体育の先生が何人いて、その中で例えば武道を専門にしている先生は何人いらっしゃるんでしょうか。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 甲斐市内の中学校の体育の教員数というご質問でございますけれども、現在、甲斐市の中学校、5校ありますけれども、体育の教員は14名おります。そのうち3名が女性の教員ということで、そのうち柔道を専門とする教員は1名のみでありまして、残る13名の教員につきましては、専門ではありませんけれども、先ほど説明をいたしましたように、柔道の研修会等の経験を持っており、安全に授業ができるんじゃないかというふうに考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 1名ということで、非常に心もとないなという気がいたしますけれども、ほかの先生は、例えば武道をやられているんだったら受け身とか習ったことがあるかと思いますけれども、球技を専門とする先生は、受け身なんかはやったことがなくて、今回の指導の3回でやるということは、ほとんど生徒と変わらないというような気がしますけれども、これで本当に安全は大丈夫ですか、部長。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 先ほど3回と申し上げましたのは、これは市が開催をいたしました研修会が3回ということで、これ以外に当然県内の体育の教員につきましては、県で開催している柔道の研修会、それともう1点、旧の中巨摩地区でございますけれども、そこでの研修会にも参加しているということで、昨年は延べ5回の研修ということになりますけれども、初めてということでなくして、体育の先生方につきましては、今までも甲斐市でも授業の中で柔道をやっておりますので、そういった指導の経験も持っていますので、今のところは安全に授業が進めるんじゃないかというふうに考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) こう言っては何ですけれども、体育の先生だからすべてのスポーツが得意だというふうには私は過信をしないほうがいいと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 今ずっと話が出ておりましたけれども、特に柔道に関しては、非常にけがの頻度が高いということで、ほかの自治体では柔道の指導計画などをつくり、安全確保のマニュアルを独自につくったところもありますが、甲斐市はいかがでしょう。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) けがをした場合の安全対策のマニュアルについてというふうなご質問だろうと思いますけれども、これにつきましても、3月、先日開催しました16校の校長会で、各校の危機管理マニュアルというものがありますので、それに従って、迅速に対応できるようにするというようなことと、もう一つ、柔道の授業中にけが等があった場合については、それぞれの対処方法についてのマニュアルを作成するようにというふうな指示を、今回の校長会で指示をいたしました。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) もしけがした場合の救助法とかということは、もう既に習っているということでよろしいですね。例えばそれがすぐ保健の先生に行って、それからもう病院にかかるなら病院というラインというか、マニュアルはできているということでよろしいですね。 それで、最後の質問に移りますけれども、柔道が盛んな甲斐市では、きのう米山議員の答弁にもありましたけれども、日本航空学園のほうからも指導の申し出が来ているということがありましたように、有段者も結構いたり、スポーツ少年団も非常に盛んで、竜王中学校なども非常に強いチームになっております。 そんな中で、市内を探せば、結構有段者の方もいるかと思いますので、学校応援団のボランティアとして、ぜひとも手伝いをしていただくというのはいかがでしょう。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 柔道に係るボランティア等の外部講師の活用についてお答えしたいと思います。 甲斐市では柔道など専門分野にすぐれた外部講師が所属している団体があり、既に議員さんもおっしゃったとおり、派遣の申し出もいただいているところでございます。 今後も市単教員の活用とあわせ、教員の研修をさらに充実させ、柔道における安全対策に万全を期してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) それから、今もちろん申し出を受けて、それでやっていただければ越したことはないんですけれども、きのうもありましたけれども、複数による指導というのが授業で出ていましたよね。これは体育の先生と、ほかにもう1人先生をつける。これはあれですか、余っている先生というか、あいている先生をつけるということでよろしいですか。体育の先生を2人つけられることはできないですよね。どういう形で市は考えているんでしょう。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 複数による指導というようなことで申し上げましたけれども、複数というのは2人というふうなことでございます。したがいまして、体育の教員の先生を複数ということで、2名で行いまして、それぞれの役割分担を決めながら、1時間の授業を進めるというふうな内容で今取り組んでいる状況でございます。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 9番、坂本一之君。
◆9番(坂本一之君) 非常にきめ細かく見ないと、この中学生ぐらいになると、非常に悪ふざけをして、乱取りをしていても、先生の見ていないところでは本当に投げちゃったりとかということが多分起きるんではないかと思いますので、十分な配慮をしていただいて、きのうも米山議員からもお話がありましたように、重篤な事故などないように、徹底した管理と目配りをしていくことが大事ではないかと思います。 授業が始まりましたら、恐らく私のほうもちょっと見には行きたいなと思っておりますけれども、あいている校長先生とか教頭先生とか教務の先生がいたら、一緒になって授業に取り組むような誠意を見せないと、保護者の方は安心しないと思いますので、その点は十分お願いをいたしまして、質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(内藤久歳君) 坂本一之君の質問が終わりました。 続きまして、関連質問を行います。 関連質問はございますか。 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) 17番、名取でございます。 ただいま関連についてちょっとお伺いいたしますけれども、ダンスの授業も4月から取り入れるとあります。そのダンスの授業というのは、年にどのくらいやるのか。先生が教えるには、教師をよそから連れてくるのか。先生みずから習ってやるのか、そういうことがちょっとわかりましたら。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) ダンスにつきましては、フォークダンスとその他のダンスということで、リズムダンスのことを言いますけれども、それにつきましても、武道というのは、柔道、剣道、相撲、その中から1種目、それとは別に、フォークダンス、リズムダンス、創作ダンスということで、ダンスの中から1科目というふうな内容でなっておりますので、当然甲斐市内の5校の中学校につきましても、ダンスのほうは必須化ということで、すべての学校で取り組むということでございます。 以上です。
○議長(内藤久歳君) ほかに関連質問はございますか。 〔発言する者なし〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、関連質問を終了します。 以上で、9番、坂本一之君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をいたします。
△休憩 午後2時25分
△再開 午後2時40分
○議長(内藤久歳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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△名取國士君
○議長(内藤久歳君) 一般質問を続けます。 続きまして、通告8番、名取國士君。 17番、名取國士君。 〔17番 名取國士君登壇〕
◆17番(名取國士君) 17番、公明党、名取國士。 ただいま議長から許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 その前に、3月に入りまして、非常に気温が緩やかになってまいりまして、最近、梅の花が満開ということで、本当に朝の早い時期ですけれども、梅の花が満開のところを通りますと、本当に香りがいい香りがしてまいりまして、ああ春が来たなと。そしてまた、最近ですけれども、桜の花も今つぼみが膨らんできまして、茶色くなってきて、満開の時期が楽しみだなという時期になってまいりました。その中で、春の暖かい日を待ち遠しいこの頃でございます。 また、それに伴いまして花粉症というのも出てきまして、大変悩んでいる方もいるんじゃないかと思いますけれども、体調には気をつけていただきたいと思います。 私事でございますけれども、先日、戦場カメラマンの渡部陽一さんの講演を聞くことがありまして、行ってまいりました。その渡部さんの講演を聞きますと、戦場へ行ってカメラマンになった動機というのは、イラクの戦場のことをちょっとお話になったんですけれども、イラクでいろいろ写真を撮っていまして、子供さんたちが、五、六歳でもって目が見えないとか、聞こえない、それからいろいろな障害が出てきて、最大の障害というのは、首がぼこんと膨らんできているものが出ているという、これちょっと想像つければ原発だと思いますよね。これを国連とかああいうところへ行って話をしても、だれも信じてくれないんですって。原発は関係ないということで。でも、現状はこうじゃないですかということを証明するには写真しかないということで、写真を撮り歩いて、講演するときに写真を見せながらやっているということが現状だそうで、そういう原発の問題になれば、大人はともあれ、子供さんが大変だなということをしみじみと私感じたところであります。この後に、また私の放射線のほうの関係になりますから、またそのときに話します。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 (仮称)障がい者ヘルプカードの導入について。 全国的にも障害者手帳の所持数が年々増加しており、一般的には約740万人と言われています。障害者白書では、身体障害児・者366万人、知的障害児・者55万人、精神障害児・者323万人となっております。この状況は、甲斐市においても同様で、本年度発行される甲斐市行政資料集では、障害者手帳所持者数は、身体障害児・者2,499人、知的障害児・者358人、精神障害児・者365人、合計3,220人となっております。過年度から見ても、いずれも増加している状況にあります。 このような状況は、法改正により発達障害児も法的処置につけられたことにあわせ、高齢化が進む現代社会においては、今後さらに障害者の増加が予想されます。 そこで、障害のある方を地域で支援するという観点から、甲斐市の取り組みについて見解をお伺いいたします。 1、障がい者ヘルプカードの作成について、東京都や全国の一部の自治体では、仮称ではありますが、障がい者ヘルプカードを作成し、障害者の支援に取り組んでいると聞いております。このヘルプカードは、一見障害者とは判断しにくい聴覚障害者や内部機能障害者、知的障害者などが、災害時はもとより、日常生活の中で困ったときなどに、周囲の方へ自己の障害の理解や支援を求める際の手段として用いるカードとなっております。 記載されている内容は、自治体によって異なりますが、障害者の氏名、生年月日、血液型、障害名、保護者名、緊急連絡先、中にはかかりつけ医療機関や投与薬の種類などを記載しているところもあります。緊急連絡先や必要な医療情報支援内容等が記載されたヘルプカードを日常的に携帯し、支援する方へ情報が正しく伝わるシステムが必要であり、共生社会、支え合う社会の構築へ向けてなくてはならない支援策であるとともに、地域住民にも広く周知していただくことが必要であると考えます。 ぜひ甲斐市においても、障害者へのヘルプカードを作成し、普及啓発を図っていただく、その所見をお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 〔市長 保坂 武君登壇〕
◎市長(保坂武君) 名取國士議員から、障がい者ヘルプカードの導入についてご質問をいただいております。 現在、東京都を初め一部の市区町村や福祉関係団体などにおいて、ヘルプカード、SOSカード、防災手帳など、地域の実情や運用に応じた様々な呼び名のカードや手帳が作成され、障害者や高齢者を対象とした支援が行われていることは承知をいたしております。 甲斐市では、災害時に1人では避難することが困難な障害者や高齢者を対象に、隣近所や地域自治会などで避難支援が実施できるよう、災害時要援護者名簿を作成し、随時支援を要する方の登録を行っております。 ヘルプカードにつきましては、災害時に限らず、障害者などが日常生活において不測の事態に陥ったときに、周囲の方々に緊急連絡をしてもらうことや、一時的な対応をしてもらうことなどが主な活用と考えられますが、カードとして常に携帯するため、紛失、盗難などによる個人情報の悪用などのトラブルも十分に予測されます。 このため、記載する事項についても留意する必要があるとともに、支援を求められた周囲にも、大きな負担とならないよう配慮することが必要であると考えます。 いずれにいたしましても、有効的な支援策と思われますので、今後、先進事例等を参考に検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) それでは、再質問に入ります。 私先ほど、この問題の中で持って、甲斐市で3,222人となっておりますけれども、ここ二、三年の統計でいいんですけれども、どのくらい全体ふえているのか、障害児が。わかったらお願いしたいですけれども。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) 甲斐市の障害者の手帳保持者につきましては、いずれも4月1日現在の人数でありますが、平成21年は総数が2,917人、身体障害者は2,295人、知的障害は334人、精神障害者は288人です。 平成22年は総数3,093人、身体障害者は2,413人、知的障害者334人、精神障害者は346人であります。平成23年につきましては、先ほど議員のほうからご指摘のありました数字でございまして、総数3,222人、身体障害者2,499人、知的障害者358人、精神障害者365人となっております。いずれも3障害とも増加傾向にあり、この3年間で10%の増加率となっているところであります。 以上です。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) こうやってみても、がくっと上がった数字じゃないんですけれども、いずれにせよ、高齢化をしてくると、ふえてくる可能性が大いにあると思います。これはわかりました。 次に、ぜひ今の点も配慮していただいて、段取りつけたていただければと思いますけれども、次に、議長、再質問入ります。 近年の高齢化の進展や障害者の増加、また近隣住民の関係が希薄化している状況で、災害時や緊急時に一人住まいの障害者や高齢者などが自宅で意識がなく、病状等を第三者に説明できない場合、本人の障害の状態や医療情報、緊急時の連絡先など情報収集に時間を費やしている状況があります。このような不測の事態に、いかに第三者に正確に情報を訴えて適切な支援をしてもらえるかが肝心と考えますが、これに対する支援についてお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) この件につきましては、市では、災害時要援護者に登録されている高齢者や障害者を対象に、安心情報キットをこの4月から配布してまいります。これは、現在、要援護者名簿に記載されております個別の情報のほか、健康保険証、それから薬剤情報などのコピーを安心情報キットに入れまして、冷蔵庫に保管してもらうものであります。緊急時には、緊急隊員が玄関のシールや、また冷蔵庫のマグネットシールにより、安全情報キットの存在を確認しまして、必要な情報を迅速に手に入れることができるものでありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) 今の答弁の中に安心キットというんですか。どのようなものなんですか。
○議長(内藤久歳君) 輿石
福祉健康部長。
◎
福祉健康部長(輿石辰也君) 福祉健康部のほうに来ていただければ、本物があるわけなんですが、長さは約20センチぐらい。それから直径が7センチぐらいの透明の筒状のものでございます。A4の用紙が入りまして、冷蔵庫に入れておきますので、密封にすぐれた容器というふうにご理解をお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) A4が入るもので、要するにそれを保管するのに冷蔵庫の中に入れて保管するということで、それでもって何かのときに入ってきたときに、それを見て、この人はどうだということがわかるようなシステムをこの4月からやるということですね。ありがとうございます。 実は、私も、ここに全くヘルプカードでないんだけれども、全く同じもので、これは我が公明党でやったのを、まず二、三日前に来たんですよ。これ偶然、これ出るから私がこれやったんではなくて、私はこれを、いろいろ障害者の方から相談を受けて、ぜひということでやったんですけれども、これを出したということを、今ここでこんなのがあるからということで見たんですけれども、これは災害時安心シートということで、全部今の言ったことが全部これに載っています。そのほかに、震災から自分と家族を守るためにということで、普段からの備えを行うことで、この用紙のこの中に絵でわからせているんですね、こういうふうに。漫画で、こういうふうにやってくださいというのを。 やっぱりこれは、言葉で言うよりも、こういうものを見た、そうだなということになれば、誰しもがみんななるほどなと思ってやるんじゃないかと思うんですよ。ぜひまた参考にしていただいて、市長、ぜひまたよろしくお願いする次第でございます。 議長、質問をかえます。 今、4月から安心キットというのを私も聞きまして、一足先に市のほうでも手を打ってくれたなと、これは安心して、あとは言うことございません。ぜひこういうものも出しているんで、これも参考にして、もっと中身の濃いものをしていただきたいと思います。 それから、これは私事でございますけれども、先日、1週間ぐらい前ですか、本市の2階の食堂で食事をとっておりました。そこでもって私食事とっていまして、ちょっと光景を見たんですけれども、たまたま車いすの障害者の奥さんが来まして、だんなさんが引いてきたんですよね。入り口と思って入るか入らんか二、三回、これやったんですよ。本市の職員もみんな見ています。誰か何か言うと思ったんだけれども、1人のその方が立ち上がりまして、どうしました、食事ですかと。そうですと。だけど、大勢いますから大丈夫です。どうぞ食べていってください、席があいていますからと誘導して、そこでもってお茶を出して、食券買って言っていただければ呼びますからということまで言ってやったんですよ。 私、これを見ていまして、本市の職員もかなりいました。だれ1人そうやって言葉かけた人がいないんですよ。今こんなヘルプカードなんかでやっても、そういう普段のあれがないと、できるもんじゃないですよ。そういう人たちにこそ手を差し伸べてやるのが普通だと思うんですよ。それ、本市の職員は誰もやらなかった。これだけはやっぱり、行政に来たら、安心してどこへでも行けるということをうたってあるんですから、そういうことはやっぱり、誰でもいいから声をかけてどうしましたか、そういうことをやっぱり教え込んでほしいんですよ。部長、どうですか。ぜひ部下に。私、目の当たりに見ました。 〔「申しわけございません」と呼ぶ者あり〕
◆17番(名取國士君) そういうことで、この意味がありまして、これも今回ちょうどいいチャンスだということでしたんですけれども、ぜひその辺もよろしくお願いいたします。 それでは、2番目の質問のほうへ入らせていただきます。 2番目の質問に入ります。放射線観測対応について。 昨年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による福島第一原発事故による放射能汚染については、当初から自然界へのさまざまな影響が心配されていた。結果として、東北地方を中心に、農作物等への汚染が明らかになるなど、国民生活に重大な影響を生じている。 山梨県内でも、富士北麓地方のきのこについて、暫定規制値に近い値が観測されたことが県から公表されている。原発事故から1年近く経過しようとしているにもかかわらず、ことしに入ってからも、放射線物質が付着した採石場の石が建築材料として使用され、新築の家屋などで高放射線量が観測されるなど、依然として多くの市民の方が放射線汚染を心配するとともに、大きな関心を寄せている。 甲斐市では、昨年6月から放射線の観測を開始し、8月から市内公共施設の観測値をホームページで公表するとともに、庁舎玄関に庁舎の観測値を掲示している。測定値については、異常が認められない。安心しているが、長引く放射線問題に対して、その観測対応について総括的にお尋ねします。 本市では、昨年10月から緊急雇用事業による臨時職員を任用した専門的に放射線の観測を行っているが、新年度も観測は継続するのか。また、来年度の観測について、どのような体制で観測を行っていくのかをお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 放射線の観測対応についてご質問をいただいております。 放射能問題に対する観測対応と新年度の観測方針等についてもお尋ねでありますが、市では、昨年8月から精度の高い放射線量測定器を入手し、子供たちや市民が集まる市内の小・中学校や幼稚園、そして保育園など68か所で空間の放射線量を測定をしておりまして、市のホームページで測定結果を公表を現在しているところであります。 また、本定例会の冒頭でも説明をいたしましたとおり、本年2月には測定場所の面積的な拡大と農産物への影響を市民の方も心配をしておりますので、その確認をするために、市内の農用地の20地域、市内全域にわたりますけれども、100か所についても測定を行ったところでありまして、測定結果につきましては、測定を開始してから現在まで問題となる数値は観測をされず、福島の第一原子力発電所の事故に伴う本市への放射能の影響は、国による調査やまた県の測定、周辺自治体の測定結果も勘案する中で、影響はないものと判断しているところであります。本日の場合も、庁舎付近は0.053となっております。 放射線量測定につきましては、緊急雇用創出事業による測定は、本年度で終了いたしますが、新年度は担当職員が、これまでの測定結果を参考に、測定場所や回数を検討しながら、実施するとともに結果を公表し、市民の不安払拭に努めてまいりたいと考えております。 また、依然として砕石などの建築建材や堆肥、腐葉土などの農地への影響を心配する市民の声があることから、本年4月から、市民等を対象に放射線量測定器の貸し出しを行ってまいります。市民みずから自己所有地等の測定を行っていただき、安心・安全な甲斐市の確認と不安解消を図っていきたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) 答弁ありがとうございました。今、答弁の中で、農地の100か所測定ということで、本当にこれはありがたいことでございます。100か所というのは、どういう、地域的な、やっぱり、わかったら。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) 2月につきましては、清川地域、それから睦沢地域、以下各地区、双葉、竜王等の地区で行っている内容でございます。幾日かかけまして、例えば清川地区で申しますと、2月14日、5か所ほどを測定しているような内容でございます。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 農産品が直売所等、あるいは市場へ出荷しておりますので、今の時期ですと、ネギとか大根とか白菜とかほうれん草とか、そういった作物をつくっている場所で、農地はわざわざ許可を得ないと入れませんもんで、そこの側溝近く、あるいは農道で、栽培されている場所の100か所、実際は140か所ほどしておりますが、数値はそう変わりませんので、集約してデータを出して発表していると。こういうことで、甲斐市でとれる作物は安心だということの理解を深めるためにしておりますので、また始終こうするんでなくて、時を見て、また測定をさせていただきたいと、こんなふうに考えているところであります。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) 今のその話を聞いて安心したところがございまして、この私の答弁の中にも、北麓のほうでもって、きのうかなんか規定外の数値が出たと。そういうことを聞けば、やっぱり農作物なんかは大変心配するんじゃないかと思いまして、これは本当にありがとうございます。 それでは、再質問に入ります。 6月から観測した観測地の対応と、その観測結果はどのような基準と比べて問題ないと判断しているのかをお伺いいたします。わかる範囲でいいです。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 観測の結果につきましては、ホームページで公表しているとおりでございます。おおむね0.05から0.07マイクロシーベルトの間に集中しております。 問題となる値につきましては、環境省が放射性物質汚染対象特別措置法に基づき、平成24年1月に施行した汚染廃棄物対策基準の指定の要件等を定める省令第5条で定めるところの0.23マイクロシーベルトを基準と考えております。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) わかりました。 0.05から0.07マイクロシーベルト、その値から、うちで出ているのは0.23ということですね。それなら大丈夫ということで、はい、わかりました。 それでは、再質問入ります。 来年度の測定場所は、今年度実施した今言った68か所の公共施設などが基本となるのかお伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 私立の保育園、幼稚園を含めまして、本庁舎など、本年度観測しました68か所を基本として測定を継続していく予定でございます。 なお、昨年10月から緊急雇用事業による臨時職員の任用による観測をしてきましたが、4月からは、環境課の通常業務の中に位置づけして、職員による観測を行う予定でございます。 また、面的な観測結果を得るために、2月に実施いたしました農用地においても観測を行いたいと考えております。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) 今の答弁の中で、これを観測するのに人を雇用したと。それを今度はなしにして、職員でやるという。それは、職員の人たち、今の現状で間に合うんですか。ちょっとその辺は。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) 環境のほうにつきましては、今議会のほうでも、いろいろバイオマス等を含めまして、いろいろな課題も寄せられている内容がございます。市長の答弁の中でも増員等の内容もありますので、十分、測定場所等また検討しながら対応させていただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) ぜひこれは、市民の人たちも注目して、それを見て安心することなんで、ぜひ手抜きのないように、よろしくお願いいたします。 次に、再質問します。 先ほどの市長の答弁の中に、4月から観測器の貸し出しを考えていることなんですけれども、機器の準備の状況と貸し出し内容、もし詳しくできれば、ちょっとお願いします。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) 現在、観測を行っております、ホームページで公表しています観測値は、日本製の簡易型の機器を用いております。現在、6月に予備費で購入しました1台と、12月議会で補正の議決をいただきました2台の合計3台があります。この3台で日常の観測と貸し出しに対応する考えであります。 また、広報4月号で貸し出し内容等は周知予定しておりますが、内容といたしますと、貸し出しの対象者につきましては、市内に住所を有する方、それから市内に事業所又は事務所を有する個人及び法人等の方を対象に、1日単位で無料で貸し付けをしていく内容でございます。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) 貸し出しの3台については、携帯式ですから、そんなに難しくはないと思うんですけれども、貸すほうにもやっぱり説明を一応して、こういう使い方ということもやって、それでみんなが簡単にぱっとできるような貸し出しでお願いしたいと思います。 それからもう一つ、質問を変えます。この間新聞で、ヨウ素剤配布不安83%と載っていたんですよ。それには、原子力災害に甲状腺がんを避けるための安定ヨウ素剤をめぐり、共同通信の全国アンケートに回答した自治体の83%は、住民への配布に不安を持っていることが4日わかったと。東京電力福島第一原発の事故発生当時、福島県の周辺自治体は備蓄していたが、政府から指示に基づく配布や服用の指示がなく、住民のほとんどに行き届かなかった。その後、調査は2月、都道府県と市区町村の計1万7,889自治体を対象に実施、このうち1,517世帯、84%が回答していた。該当するのは、117市町村だったんだけれども、16都道府県と75市町村がヨウ素剤を既に備蓄していたとあります。 そして、山梨県内ではというと、26町村が回答し、ヨウ素剤の配備について検討するが10町村、予定はないが県と16町村だった。これは、甲斐市としては、ヨウ素剤というのは備蓄しているんですか、それともしていなければどういうのとか、ちょっとその見解を。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) ヨウ素剤につきましては、今現在備蓄はしておりません。今後検討させていただきたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 17番、名取國士君。
◆17番(名取國士君) ぜひこれは、聞くところによりますと、いろいろ検討する要素があるというんだけれども、甲状腺にかなり効くという話で、近隣では備蓄はしていたんだけれども、それ以外離れているところはしていなかったという結果が出ていますので、ぜひこういうふうに、今汚染されて放射能が舞っているときなんですから、これを対象にしなければ、それに越したことはないんですけれども。 ところが、出ていますね前からも。でもそれは、これを汚染されている地域としていないという記事がありまして、山梨は入っていない。だけれども、富士岳麓のほうにああいうふうに出てくる場合があるんですから、それをやっぱり警戒しないといけないんですよ。 やっぱり汚染されて一番被害をこうむるのは子供さんなんですよ。今、私、これをなぜ質問を出したかというと、若いお母さん方の話を聞くと、保育園へ行っている子供さんたちには、買った水を飲ませているらしいんですよ。ミルクにしてもそれにして。それだけ、もう気を使っちゃったんですよ。 そういうことを考えると、やっぱり山梨では汚染されていないと言っているんだけれども、やっぱりそういうふうに結果、指示が出れば、みんなそうやって心配しているわけなんですよ。それをぜひ安心して、やっぱり甲斐市にいて、生活できて安心してよかったと言えるような甲斐市になってほしいわけです。 ちょっとこれまた新聞に載ったことですが、ちょっと質問変えます。 1年前、ベクレルという単位や不検出という用語を知っている県民はそうはいなかった。福島原発事故後、産地は、放射線検査はと食品売り場で表示をチェックする人の姿がふえたことは確かではないか。食品に含まれる放射性物質をどう受けとめるかは、人によって幅があって当然だ。しかし、放射線量など安全情報が正確に、しかも丁重に消費者に伝わることが食卓の安全につながるはずだ。4月からは、食品に含まれる放射性物質の基準値が大幅に厳しくなる。米や肉など一般食品は、現代の暫定基準値500ベクレルから100ベクレルになり、乳幼児の食品にはさらに厳格な基準が設定されるとあります。数字が厳しくなれば安心かといえば違う。消費者にとって基準値を下回っても、実際何ベクレルあるかが最大の関心事だと。食品の放射線量はここまでなら安全という境界がない。厚生労働省は、今月から食品サンプルを集め、実際の被曝量を調べる。なぜもっと早くこうした取り組みをしなかったのかの異論もあるが、入念なデータ収集に努めてほしい。問題なのは、しばしば検査をすり抜ける例があることだ。福島では、昨年秋、暫定基準を大幅に超えた米が市場に出回る実態となり、山梨でも、この2月に放射性セシウムが検出された乾燥シイタケが販売されていた。昨年7月には、放射性セシウムに汚染された牛肉が出回ったという情報があります。 それから、ソ連のチェルノブイリの場合、ちょっと話しますけれども、事故発生後25年間でまだ半分だそうですよ、原発がやられたのは。まだまだ残っているんですよ。その半分に減ったとされるが、植物などへの汚染はまだ続いている。今つくっているのは菜の花をつくっているんだけれども、それも食用では使えないと、工業用で使うしかできないという現状、25年たって。それで、福島第一原発の収束が不透明な中で、3.11後の1年は、放射能は半減する何十年かの入り口にしか過ぎないとあるんです。いかに放射能の汚染が怖いか。やっぱりこれを前向きにとらえる必要があるということで、私の一般質問として終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(内藤久歳君) 名取國士君の質問が終わりました。 続きまして、関連質問を行います。 関連質問はございますか。 〔発言する者なし〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、関連質問を終了します。 以上で、17番、名取國士君の一般質問を終わります。
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△三浦進吾君
○議長(内藤久歳君) 続きまして、通告9番、三浦進吾君。 12番、三浦進吾君。 〔12番 三浦進吾君登壇〕
◆12番(三浦進吾君) 12番、甲斐市民倶楽部、三浦進吾、一般質問をさせていただきます。 3月11日、
東日本大震災から間もなく1年がたとうとしております。震災に遭われた方、また亡くなられた方、早い復興とお悔やみを申し上げます。
東日本大震災は、私たちにこれまでの政治や社会のあり方を根本から見直す契機となりました。自然との共生を大事にしながら、住民の命、健康、人間らしい生活の回復を最優先で守ること、平時及び平常時においても貫くことの大切なのがわかりました。被災者の生活と雇用、生業の一体性、コミュニティーと基礎的自治体の大切さ、公共部門や公共サービスの大切さ、公務公共サービス機関やその従事者の役割の重要性、被災者の生活と雇用、市政、自治体制、コミュニティー間の自主的連帯、支援の重要性、これらのことを重視し、人間の復興こそが求められます。 また、いつ起きてもおかしくないと思われます東海地震か首都直下型地震、どんな備えや対応が必要か、ただ予知に基づく準備が常にできるわけではなく、予期せぬときに襲われることが多いのが現実だろう。肝心なのは、日ごろから備えができているかだ。住宅の一部だけを補強して耐震シェルター改修への補助金も導入されました。大きな災害には、減災、大きな自然に対し人間のできることは限られております。その中でできることを効果的に組み合わせれば、被害を減らすことができます。 そこで、質問に入ります。 甲斐市防災について。 竜王地区防災公園があり、敷島地区にはただいま建設中であります。しかしながら、双葉地区には防災公園がありません。計画があるかお尋ねいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。 〔市長 保坂 武君登壇〕
◎市長(保坂武君) 三浦進吾議員から、甲斐市防災についてご質問を幾つかいただいておりますが、まず、防災公園の計画についてお答えいたします。 竜王地区の玉幡公園及び現在整備を進めております島上条公園につきましては、国の補助金を活用するための整備手法の一つとして、都市公園整備事業の採択基準により、防災公園としての採択を受け、施設整備を進めてきたものであります。 市内には、現在16か所の都市公園と4か所の市立公園がありますが、都市公園は本来防災機能を有しておりますので、災害時には、避難地あるいは避難路としての役割を果たすものであります。 双葉地区の双葉スポーツ公園は、体育館が避難地、避難所として、甲斐市地域防災計画に位置づけられておりまして、このほか緊急時の
ヘリコプターの発着場の指定を初め、防災備蓄倉庫及び防災資機材倉庫が配備されております。響ヶ丘中央公園につきましても、耐震性貯水槽が設置されているところであります。 双葉地区には、防災公園としての採択された公園や整備計画はありませんが、市内に配置されている都市公園や避難所と同様に、防災機能を持たせた施設が整備されておりますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 質問させていただきます。 防災公園は補助金の問題もございますけれども、志麻の里公園、双葉のスポーツ公園、あの近くには大変用地もあり、実は南側が大変荒れておりまして、森林みたいに畑がなっております。そして、そのスポーツ広場の公園のグラウンドの東側には公園がございます。その公園が余り周知されていなくて、また、利用されていない。昨年、9月4日に、防災の日に新しい試みで22か所の防災訓練が行われたわけでございますけれども、スポーツ広場駐車場に集合した、あるいはあそこに集まった方、駐車場の舗装された上、また新しい体育館が建てられておったから、駐車場も利用される、あるいは皆さん方に不便をかけたと思いますけれども、あの辺の今の空き地を、将来の計画の中に考えていただくと、島上条公園用地よりは、4分の1、あるいは5分の1ぐらいで確保できるような気がいたしますけれども、グラウンド、スポーツ公園を含めて、公園整備の考えがあるか、再度お聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) それでは、ご質問にお答えさせていただきます。 まず、質問の中に、2点ほどあったのではないかと思います。まず1点目、双葉スポーツ公園の中における芝生広場、この場所がわかりづらいというのが1点ではないかと思いますが、この芝生広場の利用形態につきましては、グラウンドで行われますスポーツ大会等の昼食の場所、あるいは家庭で家族が楽しむ場所として今まで利用されてきたところでございます。 ただ、この芝生広場の場所が、やはりスポーツ公園のグラウンドの東側の奥まったところにあるということで、やはり、利用者にとってはわかりにくいとのこともあります。この4月から双葉スポーツ公園が市立公園としての位置づけをされるわけでございますので、これを一つの機会としまして、公園内での場所、位置を示す看板などを初め、その場所につきましては、また広く広報誌等とかホームページなどを使いながら、利用を促して周知してまいりたいと思います。 もう1点目の公園の拡張の関係でございますが、やはり、これにつきましても、現在使用しております芝生広場の利用の状況、また、その必要性などを調査を行っていく必要性があると思いますので、その点についてはご理解をお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) それでは、今の質問に関連、防災に関係するかどうか、ちょっとわかりませんけれども、今のスポーツ広場の、実は西側に、スタンドの後ろ側にコンクリートの壁がございます。これは、グラウンドに行くときにはよくわかると思いますけれども、あの壁が大変劣化というと語弊が出ますけれども、実は双葉の中学校が、前に塩崎の近くにございます下今井ガード下に子供たちが壁画を書きまして、大変違った環境になった。また、地域でも親しまれているかなと。 そういうことを思うときに、あのスポーツ広場のコンクリート壁が、何も今利用されていない。そして、大変コンクリート壁が広い、長い場所でございますので、こういう機会でございますから、防災に関しての壁画といいますか、子供たちの合作ができればと思いますけれども、その辺の配置をしたいと思いますけれども、お願い申し上げます。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) ただいまの質問の中で、前には下今井のガード下に壁画があったということでございました。それで、スポーツ公園の中にフェンスがずっとありまして、周囲がコンクリートでなっているわけでございますが、ここに壁画ということでございますので、まずこれにつきまして、学校関係者のほうとも協議をしなくてはならない部分もございますし、今すぐここで簡単に、その壁画なり、防災関係の絵なりを描くということは、ちょっとまだ検討していかなくちゃならないし、ご提言としてはすばらしいご提言だと思いますので、今後検討のほうをさせていただきたいと思っております。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) よろしくお願いします。 次に、甲斐市内の芝焼き、これはただ芝焼きといいますと、ただの芝焼きかと思いますけれども、やっぱりこれが防災にも関係がございまして、双葉地区の方たちが主に感じることは、町内一斉芝焼きを過去何十年も行っていたという中で、それが法律の改正で、野焼きとか、あるいはそういうことができなくなった。特には、双葉地区、敷島地区あるいは竜王地区をかんがみますと、農業をなされているところが、やっぱり双葉地区が多いわけです。そして、例えば、ブドウの剪定枝もいろいろございます。そういうものの焼却施設がなかったと。芝焼きがあれば、そういうときに一緒に処理できたという、今まではそういうことでできたわけでございますけれども、剪定枝の焼却を行っていましたけれども、最近、芝焼き、また野焼きができなくて、大変最近は年配の方が多くなりまして、車の運転とか、遠くに搬出するのが大変になったと。 そんな中で、竜王地区には、玉幡中学校北側私有地にございます。あるいは敷島には自然休養村管理センターに粉砕処理場がございます。そういうことをかんがみますと、田畑が多い双葉地区にも必要と思いますが、設置の考えはないかお聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 双葉地区に剪定枝粉砕処理施設を設置する考えはということでお尋ねであります。 剪定枝粉砕処理事業につきましては、合併時に旧竜王町が西八幡管理地で、また旧敷島町が自然休養村管理センターで実施した形態が今日まで継続をしている状況であります。2か所で年間5,000件を超える受け付けがありまして、800トン前後を粉砕してチップ化をしているところであります。 西八幡管理地の粉砕機は平成22年度に更新いたしましたが、自然休養村管理センターの機械は旧町時代から使用しており、耐用年数を考慮する時期に既に来ているところであります。 双葉地区への剪定枝粉砕処理施設の設置については、このような状況と現在の処理能力を勘案しながら検討するわけでありますが、今は木質チップのバイオシステムとか、あるいはエネルギーとしてこういったものが利用できないかということを調査を含めて検討・研究をしていきたいと、こんなふうに考えております。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) ご答弁ありがとうございます。 今までは剪定枝とか、そういうものは野焼きとか、あるいはそういうときに野焼きの形で処理できたと。先ほど5,000件と、それから800トンというような数字が出ているわけでございますけれども、これができないということになると、やっぱり今のそちらのほうに、今でも双葉の方も行っていました。だけど、比較的双葉の方は竜王とか、敷島のほうを利用するのが少なかったと。その頻度を考えますと、やっぱりこれからそういう野焼きができない、あるいはやっぱりこの高齢者になったということも含めますと、ぜひ先ほど市長がエネルギーの問題でチップを利用するとかいうお話が出ていますから、そちらと両方かんがみ、ぜひ市として住民の皆さん方が利便性で、使用しやすい形に市として考えていただければありがたいと思います。 次に、3番目の質問に入らさせていただきます。 緊急時に水道の断水が生じた場合、双葉中、双葉西小学校に手押し式井戸設営の考えはあるかどうかお尋ねしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 双葉中、双葉西小学校に手押し式井戸の設営の考えがあるかについてお答えいたします。 双葉西小学校には、60トンの飲料水兼用耐震性貯水槽が設置されており、水道水として使用できます。 双葉中学校につきましては、隣接地に200トンの配水池がありますが、万一これが使用できない場合には、最短での応急給水拠点である双葉東小学校配水池からの搬送で対応したいと考えておりますので、手押し式井戸の設営の考えはありません。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) なぜ私がこの質問をさせていただいたかというと、例えば今の西小あるいは中学校、東小のことも出ましたけれども、PCタンク、あるいは貯水槽にくみ上げている水は150メートルあるいは200メートル以上の地下からくみ上げているわけでございます。例えば非常時に、タンクの場合は貯蔵してありますからですけれども、上がらなくなるということが想定されます。 私が今、限定的に双葉中と双葉西小と申したのは、これは50メートルぐらいのところに水脈があるんですよ。すると、50メートルぐらいすれば、比較的安易で、また子供たちに創甲斐教育で、あるいは夏場の、最近は温暖化ということで、いろいろな形で水道の水を今までは散水して、芝生とか校庭に使っているわけです。あるいは掃除にも使っていた。それを飲料水としては使えないと思いますけれども、例えば校庭の散水、それから掃除、そして子供たちにそういうことの創甲斐教育の中で指導していただければ、また子供たちも大変プラスになろうかと思いますけれども、そして、先ほどの西小、双葉中、生徒もふえておりまして、これからまだふえるということもございます。特に水の大切さ、そして非常時に、50メートルぐらいのところから出す水でろ過すれば、これも飲めるよということで、子供たちにも大変勉強になろうかと思いますけれども、その辺で再度お答えをお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 猪股
上下水道部長。
◎
上下水道部長(猪股兼幸君) 今、議員さんからの質問ですけれども、非常にいいことだということはよくわかります。 要するに今までの水道の困るということの、非常時にということで飲用水の兼用の貯水槽をつくり、また中学校の200トンの水槽がだめなときには、給水拠点である東小から搬送するというような態勢を今とっているわけでございまして、整備に対してみれば、今の状況で、水道事務所といたしましては、十分であるというように考えてございますので、先ほど市長が答弁をしたように、今の段階では手押し式井戸の設営の考えはないということでご理解をお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) わかりました。将来的にまた、今の50メートルぐらいに水脈があるということでございますので、今後の検討課題ということで、また考えていただければよろしいかなと思います。 次の質問に入らさせていただきます。 防災、そんな中で、甲斐市の女性団員加入促進について、今まで、それから、これからの取り組みをお尋ねしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 消防団の女性団員の加入促進についての取り組みをお尋ねであります。 消防団員数については、少子高齢化の加速、そしてまた、過疎地での若者の減少、また被雇用者の増加など、社会状況の変化等により、全国的に減少傾向にあるところであります。 甲斐市でも同様の状況であり、女性消防団員は現在1名となっております。加入促進については、消防団の各分団の会議や、自治会を通じて地域の女性団員、また消防団員の呼びかけをかけるというふうなこととあわせ、広報誌や市ホームページへの掲載を行いまして、募集活動を行っているところであります。今後も継続して女性消防団員の加入促進を図ってまいりたいと考えております。 なお、新年度におきましては、市の新任職員が女性職員も含め、消防団に加入するため、新たな女性消防団員が誕生する予定もあります。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) ありがとうございます。 実は、この消防団員が最初に採用されたといいますか、山日新聞にも載りましたが、かれこれ5年ぐらいたちましょうか。そう思いますと、5年間、例えば1人も増員ができなかったというふうに私は感じるわけです。私も実は消防団員を10年以上やりましたから、例えば機械長やって、班長やって、それで部長やって退団と。それはやっぱり女性にはなかなか難しいと思います。その環境づくりをしたり、あるいはもうちょっとそういう女性に、環境づくりをしていれば、もっと早い段階で団員の補助かできたかなと思うところもございます。 例えば先進地を見ますと、白根町ですね。白根町には女性防火クラブと。例えば40歳から50歳の方ですけれども、9名ぐらいでやっているとか、あるいはそのほかに、やっぱり消防団として、ふだん月に1回ぐらいは可搬式の消防ポンプを使って訓練をする。それで広報活動ですね、主に広報活動、ボランティアの手伝いとかということで行っているわけであります。 また、そういうことで、先ほど市長のお話が、職員のことも出ましたから、そのことを踏まえて、今の女性団員、例えば消防の制服をつくって、支給して、例えば消防に入ったから、ずっとじゃなくて、1年でもいい、2年でもいいと。なぜかというと、女性の場合は結婚なされて、他の市町村へ行かれます。でも、行かれても、やっぱり消防に入った、多少心があれば、年配になっても、消防後援隊として地域の力になります。やっぱりその辺で、もう少し女性隊員あるいは職員をふやしていただきたいと思いますけれども、市長のお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君)
小宮山総務部長。
◎総務部長(
小宮山俊彦君) 女性団員の活動と制服についてのご質問だと思います。 女性の消防団員につきましては、現在1名で、男性団員と同じ活動を行っております。来年度には、新任女性職員6名が消防団に加入することになっておりますが、この活動内容につきましては、職員研修の一環として、男女の区別なく消防団員の業務を体験していただいて、強い精神力を身につけるとともに、消防団業務の重要性を身につけてもらって体験をしていただいて、それを行政の中に生かしていただくための研修を考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 また、制服についてでございますけれども、県内の消防団員の整備状況を参考にさせていただきまして、検討をしていきたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) ありがとうございます。 次の質問に入らさせていただきます。 指定管理についてお聞きしたいと思います。 まず初めに、温泉もございます。そんな中で、例えば百楽泉、これのサウナ室内テレビが壊れて撤去されてそのままの状態であったり、サウナの敷きタオル交換状況は1日どのくらいかということは、サウナの中のタオルが大変びしょびしょという言葉が、こういうところで使っていいか、ちょっと私も疑問に思うんですけれども、本当に絞れば流れるわけです。そういうものがサウナのところにかけてあったりとか、これはびしょびしょでもう座れないという状況がずっと常習化しているということと、それから更衣室のロッカーといいますか、床がじゅうたんというか、カーペット、これが大変、もう何年あるいは何十年経過しているかなと思います。衛生面とかその問題が、例えばいろいろ関連でしゃべっておりますけれども、その管理に問題があると思われますが、お伺いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 百楽泉の衛生面などの管理についてお答えいたします。 市民温泉につきましては、現在、山梨交通株式会社と指定管理者の協定を結んで、管理運営を行っているところでありますが、良好な施設管理がなされているものと考えております。 この施設も開設から20年以上経過しておりますので、機械器具や施設の改修など、指定管理者とも協議をしながら計画的に行っております。 質問のございました百楽泉のサウナ室内のテレビは、開設当時に設置されたものですが、テレビ番組に見入ってしまいまして、退室の折にめまいなどの症状を起こす利用者がふえまして、また、高温多湿の環境もあって、故障も重なったということでありますから、また健康上の事故防止も含めて、施設内にありますロビーや研修室でのテレビ視聴をお願いするところであります。 また、更衣室の床敷きのカーペットにつきましては、損傷の激しい一部を除き、開館以来、全面的な交換を行っていないということであります。経年劣化が進んでおりますので、今後の改修計画の中で、新年度早急に対応してまいると計画立てているところであります。 今後とも指定管理者と連携をとりながら、引き続き安全管理や、特に衛生管理に一層努めてまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) テレビが壊れて、今の、例えば退室はということでございますけれども、年配の方もそうですけれども、やっぱり相撲の時間帯とか、野球の時間帯あるいはサッカーの時間帯、テレビ見たいという方の声が、やっぱり入室している方のご意見がほとんど多い。例えば、百楽泉というのは、竹下政権のときに、ふるさと創生事業1億円のときにつくったわけでございます。だから、かれこれ20年は越えているわけです。 それを考えますと、20年たっているから、その今の下のカーペットが20年も同じ状態、これは大変体質の状態で、例えば水虫とか、あるいは雑菌がいっぱいあるわけです。それを子供たちが、例えば着がえる、いろんなことで、これは、例えばほかの釜無温泉、志麻の里、そういう状況になっていないと思います。その辺で、大変衛生面で危惧するところでございます。 また、先ほどのテレビ、最近はアナログからデジタルに変わりました。そのテレビがあちこちにあるわけですね。例えばそれを、インチは関係なく、そうすると、今のサウナ室にあるテレビがない。そこに入っている方たちが、いろんなことの話題は余りお話が出ないんです。だから、ぜひその辺の改善をお願い申し上げます。再度お伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 百楽泉につきましても、3つ、甲斐市内にも施設がございますが、こういった施設は、保健所から許可をいただいて、衛生面には特に監視しなければならない状況の施設であります。 したがって、それら雑菌等についても消毒をしながら、施設運営を図っておりますので、市外の方たちにも利用していただくということで、よりよい環境の中での施設づくりをしております。テレビにつきましては、そういった健康面とか等々ございますので、スポーツファン等を含めて、フロアあるいは各室にございましたら、そちらで利用していただくように周知のほどはお願いをしたいのは私どもの考え方であります。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 百楽泉の利用者が減っていると思います。登山客や観光客も減っていると思われますが、今後の利用者数の増加に対してどのような考えがあるかお聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 笹本
生活環境部長。
◎
生活環境部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 本年度は
東日本大震災を受けまして、10月まで営業時間を1時間短縮したことも影響して、今、利用者数が多少なりとも減少している傾向にあると思われます。できるだけ快適な施設環境を保ちながら、市民に低料金でご利用いただくという基本的な性格を維持しながら、市民を初めとするリピーターや新たな利用者、登山客や観光客も含めた集客について、指定管理者と協議しながら努力していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 施設管理、先ほどの、例えばテレビとか、それでまたそういうものはそんなに高額でない中で、その辺も検討していただきたいと思いますけれども、次の質問に入らさせていただきます。 百楽泉に露天風呂が必要だと思われますが、お伺いいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 百楽泉への露天風呂の設置についてお答えします。 現在の市民温泉は、いずれも合併以前からの施設でありますので、3施設にはそれぞれの設備や環境に違いがありますが、市民温泉はできるだけ快適な施設環境を保ちながら、市民に低料金でご利用いただくことを基本といたしております。 露天風呂は景色を眺めながら入浴できる解放感がありますが、屋外のため、衛生管理が難しく、また湯温が天候状態によって大きく上下するため、こまめな温度管理や清掃が必要なほか、使用する湯量も多くなりまして、経費もかかります。温泉に限らず、公共の施設と民間の施設とのそれぞれのメリットの違いや役割分担も必要であり、また施設の老朽化への対応から、現在のところ、百楽泉への露天風呂の設置については、考えておりません。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 志麻の湯は平成7年度に増改築をしまして、そして、釜無レクリエーションセンターですね、平成17年度に増改築をしました。百楽泉はまだ増改築をしておりません。それで、先ほども入場者が減っている、あるいは先ほどの衛生面の問題点、本当に些細なことといえば、本当に些細なことなんです。 例えば、お年寄りも若い人たちもサッカー見たいとか、テレビ見たい、それがない。やっぱりよそうよ、よその近隣にも民間の施設がございます。入浴料が高いとか安いじゃないんです。やっぱり施設の環境が、自分たちが例えば見たいときに見れる。あるいはその風呂に1日いられる方もいますけれども、そうでない方もいるわけです。そのときに、やっぱり入場者がふえる方策をとっていただきたいと思います。 時間も余りないですから、次の質問に入らさせていただきます。 3番の指定管理の中で、双葉農の駅で販売している地産地消の商品価格等などで、消費者からクレームはないかお尋ねいたします。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 双葉農の駅での消費者からのクレームについてお尋ねであります。 双葉農の駅では、地元の新鮮野菜や果実の販売を行い、農家の就労意欲向上と農産物の販売拡大に努めております。 消費者からのクレームにつきましては、非常に残念でありますが、昨年夏、桃、ブドウにおいて十数件の発送商品に品質不良があり、苦情の報告がされておりますが、早急な対応で、購入者にはご理解をいただいたところであります。 また、販売価格につきましては、設立当時、新鮮で低価格の野菜を提供するという目的に沿って、生産者みずからが価格を設定しておりますので、苦情の報告は受けておりません。 今後におきましても、品質管理を徹底させ、新鮮な農産物の直売所として、地元農家の農業振興につながる施設となるよう指導してまいりたいと考えます。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 先ほどの消費者には大変、商品の不都合があったと、そういうところの消費者の方には、どのような形で、どのようなお詫びといいますか、なされたかお聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) それでは、お答えさせていただきますが、十数件ということでございます。正確には17件ございました。 それで、すべて県外発送の商品ということで、桃、あるいはブドウでございます。桃につきましては過熟したもの、また、ブドウにおきましては、粒落ちなどがあったわけでございますが、送り先のほうから当然連絡があるわけでございますが、それに対しまして、電話で当面は、その場所についてお詫びを申し上げ、また文書においてお詫びの文書を差し上げ、そして品物交換をさせていただいております。 ただ、すべてが生産者の不注意ということだけではなくて、宅急便を使っておりますので、その宅急便による事故も含まれておりますが、先ほど市長がご答弁申し上げましたとおり、品質管理を徹底をさせます。それとともに、さらに、危機管理を持って施設運営に当たっていただけるよう強く指導をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 再質問させていただきます。 今の運送業者ということでございますけれども、どのような形でその運送業者が、果実が傷んだということでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君)
花形建設産業部長。
◎
建設産業部長(花形保彦君) それでは、お答えいたしますが、やはり、宅配等で品物を送る場合に、その送り先のところが常時いてくれればいいんですが、中には二、三日いなかったとか、それで業者のほうでその品物を預かっておいて、また、少したってから送るということもあったようでございますので、そういう形になっちゃいますと、やはり新鮮な果物でございますので、桃は特に傷みが激しくなるというふうな事故等もあったわけでございます。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) またことし、そういうシーズンが来るわけでございます。そういうことが二度と起きないよう、十分指定管理のほうをお願い申し上げ、この質問を終わらせて、次の4番目の高原団地にある集中合併浄化槽の跡地利用についてお伺いしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。
◎市長(保坂武君) 高原団地地域し尿処理浄化センターの跡地利用についてのご質問をいただいておりまして、市では、地元自治会の要望により、平成19年度より公共下水道の整備に着手し、昨年度末までに地域し尿処理施設を利用していたすべての世帯で、公共下水道への切りかえが完了したところであります。これによりまして、高原団地地域し尿処理浄化センターは本年度より運転を停止をしております。浄化センターは、高原団地東側に位置し、市有地550平方メートルに管理棟建物が存在しており、現在、具体的な利用計画はない状態であります。 今後、浄化センター跡地の有効な利用方法について、
地元自治会を含めまして協議・検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) この合併浄化槽、大変大きなものでございますけれども、例えば、今調査したかどうかちょっとお聞きしたいと思いますけれども、合併浄化槽、この跡地の撤去には、費用としてどのくらい必要であるかお聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 猪股
上下水道部長。
◎
上下水道部長(猪股兼幸君) お答えをさせていただきます。 施設の解体費でございますけれども、敷地内には浄化施設と管理棟、それに周囲のフェンス、解体後の造成等も含めますと、3,000万円以上かかるというように想定をしております。
○議長(内藤久歳君) 三浦議員、残り時間1分です。 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) ちょっとお聞きしたいと思います。 それで、今3,000万というお話が出ましたけど、これは地元負担、例えば地元から要望した場合に、地元負担になるかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(内藤久歳君) 猪股
上下水道部長。
◎
上下水道部長(猪股兼幸君) その3,000万も含めて、今後検討してまいりたいというように考えております。
○議長(内藤久歳君) 12番、三浦進吾君。
◆12番(三浦進吾君) 三浦進吾、12番、一般質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(内藤久歳君) 三浦進吾君の質問が終わりました。 続きまして、関連質問を行います。 関連質問はございますか。 5番、斉藤芳夫君。
◆5番(斉藤芳夫君) 甲斐市民倶楽部、斉藤です。 三浦議員の甲斐市の防災についての関連質問をさせていただきます。 (仮称)志麻の里防災公園の同じ敷地内にもともとからある敷島体育館は、市の指定の一時避難場所になっていないようですが、被害状況次第では利用するようなことになろうかとも思います。 また、防災公園そのものは、災害時支援の自衛隊などの災害対策基地として使用される可能性もあろうかと思いますし、体育館は隊員の宿舎としての活用も考えられる、防災拠点として重要な施設であると思います。 たびたびの質問で申しわけなく思いますが、この体育館の天井崩落の危険性があることは、前々から分かっていることでありますし、耐震化の工事の計画ができているはずでありますが、その後の経過はどのようになっているでしょうか。設計書はどうでしょうか。着工見込みは。予算措置の計画はどうでしょうか、お尋ねをします。
○議長(内藤久歳君) 市川教育部長。
◎教育部長(市川孝嗣君) 関連質問で、敷島体育館の天井の耐震化のその後の経過、予算関係等のご質問があったわけでございますけれども、現在、敷島体育館につきましては、天井の崩落対策としまして、耐震工事を行うための設計書の発注をしているところでございます。 しかし、この3月に国交省から大規模空間施設における新基準及び補助要綱が出されましたので、現在、その基準に沿った内容で、設計の一部見直しをしているところでございます。 したがいまして、工事費の予算につきましては、新年度予算の当初予算に計上はしてございませんけれども、設計後におきまして、できる限り早い時点で補正対応し、着工をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(内藤久歳君) ほかに関連質問はございますか。 〔発言する者なし〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、関連質問を終了します。 以上で、12番、三浦進吾君の一般質問を終わります。 以上で、日程第1、一般質問を終わります。
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△議案第25号~議案第37号の総括質疑
○議長(内藤久歳君) 日程第2、議案第25号 平成24年度甲斐市一般会計予算から、日程第14、議案第37号 平成24年度甲斐市水道事業会計予算まで、以上13議案を一括して議題といたします。 議案第25号から議案第37号につきましては、会議規則第37条第1項の規定により、委員会へ付託いたします。 定例会の初日に、市長より施政方針並びに議案の概要説明を受けておりますので、これより平成24年度当初予算関係13議案に対する総括的な質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(内藤久歳君) ないようですので、質疑を終了します。
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△予算審査特別委員会の設置、付託
○議長(内藤久歳君) ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号から議案第37号は、委員20人をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(内藤久歳君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第25号から議案第37号は、20人の委員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定いたしました。
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△予算審査特別委員会委員の選任
○議長(内藤久歳君) これより予算審査特別委員会委員の選任を行います。 委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、お手元に配付した名簿のとおり指名いたします。
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△予算審査特別委員会正副委員長の互選
○議長(内藤久歳君) ただいま選任いたしました予算審査特別委員は、この後、委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、速やかに委員会を構成するよう、委員会条例第10条第1項の規定により予算審査特別委員会を招集いたします。 それでは、暫時休憩をいたします。
△休憩 午後4時09分
△再開 午後4時30分
○議長(内藤久歳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ここでご報告申し上げます。 休憩中に開催された予算審査特別委員会において、正副委員長の互選が行われました。 ご報告いたします。 予算審査特別委員会委員長には坂本一之君、同副委員長には藤田悟君が選任されましたので、ご報告いたします。
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△散会の宣告
○議長(内藤久歳君) 以上で、本日予定されておりました日程はすべて終了いたしました。 来週から予算審査特別委員会が開催され、予算審査が行われますので、よろしくお願いいたします。 なお、次の本会議は、定例会最終日23日金曜日午後2時30分に開会いたしますので、ご参集願います。 予算審査特別委員会も本会議同様に傍聴ができますので、ご来場をお願い申し上げます。 予算審査特別委員会での慎重審議をお願い申し上げ、本日はこれにて散会といたします。 ご苦労さまでした。
△散会 午後4時30分...