甲斐市議会 > 2011-02-18 >
02月25日-01号

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  1. 甲斐市議会 2011-02-18
    02月25日-01号


    取得元: 甲斐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-20
    平成23年  3月 定例会(第1回)甲斐市告示第33号 平成23年甲斐市議会第1回定例会を次のとおり招集する。  平成23年2月18日                             甲斐市長  保坂 武 1 期日  平成23年2月25日(金) 2 場所  甲斐市議会議場               ◯応招・不応招議員応招議員(21名)    1番  小澤重則君       2番  藤田 悟君    3番  松井 豊君       4番  清水正二君    5番  斉藤芳夫君       6番  米山 昇君    7番  山本今朝雄君      9番  坂本一之君   10番  有泉庸一郎君     11番  長谷部 集君   12番  三浦進吾君      13番  猪股尚彦君   14番  山本英俊君      15番  内藤久歳君   16番  藤原正夫君      17番  名取國士君   18番  小浦宗光君      19番  河野勝彦君   20番  池神哲子君      21番  保坂芳子君   22番  樋泉明広君不応招議員(なし)          平成23年甲斐市議会第1回定例会議事日程(第1号)                 平成23年2月25日(金曜日)午前10時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定     諸報告日程第3 選第1号 甲府地区広域行政事務組合議会議員の選挙日程第4 報告第1号 和解及び損害賠償額の決定の件日程第5 議案第1号 福沢辺地総合整備計画の変更について承認を求める件日程第6 議案第2号 平成22年度甲斐市一般会計補正予算(第7号)日程第7 議案第3号 平成22年度甲斐市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)日程第8 議案第4号 平成22年度甲斐市老人保健特別会計補正予算(第2号)日程第9 議案第5号 平成22年度甲斐市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)日程第10 議案第6号 平成22年度甲斐市介護保険特別会計補正予算(第5号)日程第11 議案第7号 平成22年度甲斐市介護サービス特別会計補正予算(第1号)日程第12 議案第8号 平成22年度甲斐市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)日程第13 議案第9号 平成22年度甲斐市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第14 議案第10号 平成22年度甲斐市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第15 議案第11号 平成22年度甲斐市下水道事業特別会計補正予算(第4号)日程第16 議案第12号 平成22年度甲斐市合併浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)日程第17 議案第13号 平成22年度甲斐市水道事業会計補正予算(第3号)日程第18 議案第14号 甲斐市環境基本条例の制定の件日程第19 議案第15号 甲斐市特別会計条例の一部改正の件日程第20 議案第16号 甲斐市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正の件日程第21 議案第17号 平成23年度甲斐市一般会計予算日程第22 議案第18号 平成23年度甲斐市国民健康保険特別会計予算日程第23 議案第19号 平成23年度甲斐市後期高齢者医療特別会計予算日程第24 議案第20号 平成23年度甲斐市介護保険特別会計予算日程第25 議案第21号 平成23年度甲斐市介護サービス特別会計予算日程第26 議案第22号 平成23年度甲斐市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算日程第27 議案第23号 平成23年度甲斐市簡易水道事業特別会計予算日程第28 議案第24号 平成23年度甲斐市地域し尿処理施設特別会計予算日程第29 議案第25号 平成23年度甲斐市農業集落排水事業特別会計予算日程第30 議案第26号 平成23年度甲斐市宅地開発事業特別会計予算日程第31 議案第27号 平成23年度甲斐市下水道事業特別会計予算日程第32 議案第28号 平成23年度甲斐市合併浄化槽事業特別会計予算日程第33 議案第29号 平成23年度甲斐市水道事業会計予算日程第34 議案第30号 市道路線認定の件日程第35 請願第23-1号 容器包装の発生抑制と再使用を促進するための請願書---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(21名)     1番  小澤重則君      2番  藤田 悟君     3番  松井 豊君      4番  清水正二君     5番  斉藤芳夫君      6番  米山 昇君     7番  山本今朝雄君     9番  坂本一之君    10番  有泉庸一郎君    11番  長谷部 集君    12番  三浦進吾君     13番  猪股尚彦君    14番  山本英俊君     15番  内藤久歳君    16番  藤原正夫君     17番  名取國士君    18番  小浦宗光君     19番  河野勝彦君    20番  池神哲子君     21番  保坂芳子君    22番  樋泉明広君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      保坂 武君      副市長     鶴田陽一君 教育長     上野博文君      企画部長    小田切義夫君 総務部長    河野文彦君      市民部長    海野政文君 環境経済部長  中込崇博君      福祉保健部長  小宮山 努君 都市建設部長  猪股兼幸君      教育次長    三井 譲君 会計管理者   藤田広子君      水道局長    雨宮行比古君---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長  武井 泉       書記      小澤 明 書記      輿石文明       書記      小林久美 △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(内藤久歳君) おはようございます。 ただいまの出席議員は21人であります。定足数に達しておりますので、これより平成23年甲斐市議会第1回定例会を開会いたします。 開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。 議員並びに市長を初め、市当局各位におかれましては、公私ともご多忙のところご出席いただき、厚くお礼を申し上げます。 私たち地方議会を取り巻く環境は、現在非常に厳しい状況に置かれております。 現行の二元代表制における議会と市長の関係を見直す方向や、その関係の多様化の議論が注目を浴びております。「修正しない、提案しない、公開しない」の3ない議会であるという厳しい意見もあります。このような中、我々甲斐市議会におきましては、議会の活性化を図るため、議員定数の削減や一問一答方式の導入を初めとした、議会の改革を進めてまいりました。 また、今定例会からは、新たに本会議のインターネットによる放映の配信を開始し、より多くの市民の方に、議会の活動に目を向けてもらえるよう発信していきたいと思います。 このほか、各常任委員会での審議につきましては、今までも委員長の許可により傍聴できておりましたが、今後はさらに多くの市民の方に傍聴をしてもらえるよう、積極的に情報を発信してまいりたいと考えておりますので、我々の議会活動に対し、なお一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 この後、市長より施政方針と提出議案の説明がありますが、市政の発展、住民福祉の向上を第一にお考えいただき、慎重審議いただきたいと思いますので、議員各位のご協力をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会のあいさつとさせていただきます。 それでは、直ちに本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(内藤久歳君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(内藤久歳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、21番議員、保坂芳子君、22番議員、樋泉明広君、1番議員、小澤重則君を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(内藤久歳君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日2月25日から3月18日までの22日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内藤久歳君) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会の会期は、本日2月25日から3月18日までの22日間と決定いたしました。 なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付した案のとおりでありますので、ご了承願います。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(内藤久歳君) 次に、諸報告をいたします。 初めに、閉会中の議員辞職許可について報告いたします。 去る2月16日、込山伸一君より議員辞職願が提出され、これを受理いたしました。 閉会中であったため、地方自治法第126条の規定により、議長において、同日付で議員の辞職を許可いたしましたので、会議規則第141条第2項の規定によりご報告いたします。 次に、込山伸一君の議員辞職に伴い、議会広報常任委員会の委員に欠員が生じたため、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、小澤重則君を同委員会の委員に指名したので、ご報告いたします。 続いて、同じく込山伸一君の議員辞職に伴い、厚生環境常任委員会の正副委員長の互選が行われましたので、報告いたします。 厚生環境常任委員会委員長には三浦進吾君、同副委員長に清水正二君が選任されましたので、ご報告いたします。 次に、監査委員より、平成22年12月分と平成23年1月分に係る現金出納検査の結果の報告がありました。写しをお手元に配付しておいたので、ご了承ください。 次に、広域事務組合議会より報告がございます。 初めに、甲府地区広域行政事務組合議会について、河野勝彦君、報告をお願いいたします。 19番、河野勝彦君。     〔19番 河野勝彦君登壇〕 ◆19番(河野勝彦君) おはようございます。 平成22年12月24日に行われました甲府地区広域行政事務組合12月定例会の報告をいたします。 なお、報告書がお手元に配付してありますので、要点のみの報告とさせていただきます。 会議には、小澤議員、込山議員、藤原議員、名取議員と私の5名が出席をいたしました。 会議の内容は、専決処分と平成21年度決算の認定、平成22年度の補正予算などの内容でありました。 初めに、専決処分については、公務中の交通事故の和解と手数料条例火災予防条例、教育長及び職員の給与条例の一部改正でありました。 次に、平成21年度決算の認定については、一般会計と4つの特別会計で、歳出の総額36億6,993万8,359円の決算額でありました。 次に、平成22年度の補正予算については、ふるさと市町村圏事業特別会計では基金の積み立てで137万6,000円を増額し、国母公園管理事業特別会計では、こちらも基金の積み立てで203万1,000円を増額する内容でありました。 次に、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例及び職員給与条例の一部改正については、国家公務員の勤務時間の改正等によるものでありました。 最後に、教育委員会委員の任命につきましては、任期満了に伴い、甲府市の長谷川義高教育長を任命するものでありました。 以上、提出された議案はすべて原案のとおり承認、可決されました。 なお、議案及び審議資料は議会図書室に備えてありますので、ご参照願います。 以上で甲府地区広域行政事務組合議会の報告を終わります。 ○議長(内藤久歳君) ご苦労さまでした。 次に、中巨摩地区広域事務組合議会について、山本今朝雄君、報告をお願いいたします。 7番、山本今朝雄君。     〔7番 山本今朝雄君登壇〕 ◆7番(山本今朝雄君) おはようございます。 平成22年12月24日に行われました中巨摩地区広域事務組合議会の12月定例会の報告を行います。 なお、報告書は皆さんのお手元に配付させていただきましたので、要点のみの報告とさせていただきます。 会議には、樋泉議員、米山議員、保坂議員と私の4名が出席をいたしました。 会議の内容につきましては、平成22年度の補正予算5議案についての審査を行ったところでございます。 まず初めに、一般会計補正予算につきましては、共済費と負担金、補助及び交付金の増額でありました。 ごみ処理事業特別会計につきましては、共済費と備品購入費の増額、それと需用費の減額でありました。 老人福祉事業特別会計では、共済費の増額でありました。 勤労青年センター事業特別会計につきましては、同じく共済費の増額であります。 最後に、し尿処理事業特別会計につきましては、共済費、需用費の増額と工事請負費の減額でありました。 それぞれ給与改正により、共済掛金率が上がったための差額の補正であります。 それと、一部支払い科目の組み替えであり、内容からいきまして、少しでもお金を有効に使おう、そんな姿勢も感じられたところでございます。 以上、提出された5議案につきましては、いずれも原案のとおり可決をされたところでございます。 なお、議案及び審議資料は図書室に備えてありますので、ご参照をお願いします。 以上で中巨摩地区広域事務組合議会の12月定例会の報告を終わります。 ○議長(内藤久歳君) ご苦労さまでした。 最後に、山梨県後期高齢者医療広域連合議会について、長谷部集君、報告をお願いいたします。 11番、長谷部集君。     〔11番 長谷部 集君登壇〕 ◆11番(長谷部集君) 平成23年2月16日に行われました山梨県後期高齢者医療広域連合議会第1回定例会の報告をいたします。 報告書がお手元に配付してありますので、要点のみの報告とさせていただきます。 会議には、私、長谷部が出席をいたしました。 定例会の内容は、人事案件、条例の一部改正、平成22年度の補正予算、そして平成23年度の新年度予算の審議でありました。 初めに、議会運営委員会の委員選任が行われ、山梨市の大村政啓議員が選任されました。 次に、監査委員の選任について、市川三郷町の望月隆夫議員が選任されました。 次に、条例の一部改正では、後期高齢者医療に関する条例と後期高齢者医療制度臨時特例基金条例の一部改正で、平成23年度も平成22年度と同様に、保険料を軽減するための条例改正でありました。 また、職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部改正は、国家公務員等の勤務時間の短縮並びに労働基準法の一部改正に伴うものでありました。 次に、平成22年度の補正予算は、一般会計を33万6,000円増額する内容と、後期高齢者医療特別会計を7億226万5,000円増額する内容でありました。 最後に、平成23年度の当初予算では、一般会計として4億9,847万6,000円で、対前年比で1,594万5,000円の減額、そして後期高齢者医療特別会計では893億4,996万7,000円で、対前年比46億2,451万1,000円増額するものでありました。 以上、提出された議案については、いずれも原案のとおり可決され、閉会となりました。 なお、議案及び審議資料は議会図書室に備えてありますので、ご参照をお願いいたします。 以上で山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告を終わります。 ○議長(内藤久歳君) ご苦労さまでした。 続きまして、2月22日に山梨県市町村議会議員公務災害補償等組合議会の2月定例会が開催され、私が出席してまいりました。 こちらも、会議の資料は議会図書室に備えつけてありますので、ごらんください。 最後に、報道関係者より議場内での写真の撮影の申し出がありましたので、議会傍聴規則第9条の規定により、議長においてこれを許可いたしましたので、ご報告いたします。 以上で諸報告を終わります。---------------------------------------甲府地区広域行政事務組合議会議員の選挙
    ○議長(内藤久歳君) 日程第3、選第1号 甲府地区広域行政事務組合議会議員の選挙を行います。 込山伸一君の議員辞職に伴い、甲府地区広域行政事務組合議会議員に欠員が生じたため、欠員1名の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内藤久歳君) ご異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。被選挙人の指名方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内藤久歳君) ご異議なしと認めます。 よって、指名の方法は議長において行うことに決定いたしました。 それでは、指名いたします。 甲府地区広域行政事務組合議会議員には、坂本一之君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました坂本一之君を、甲府地区広域行政事務組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内藤久歳君) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました坂本一之君が、甲府地区広域行政事務組合議会議員に当選なされました。 ただいま当選なされました坂本一之君が議場におられます。 会議規則第32条第2項の規定による、当選の告知をいたします。--------------------------------------- △報告第1号及び議案第1号~議案第30号の上程、説明 ○議長(内藤久歳君) 日程第4、報告第1号 和解及び損害賠償額の決定の件から、日程第34、議案第30号 市道路線認定の件まで、以上31議案を一括して議題といたします。 市長より平成23年度施政方針及び提出議案の概要説明を求めます。 保坂市長。     〔市長 保坂 武君登壇〕 ◎市長(保坂武君) おはようございます。 本日ここに、平成23年2月定例市議会を開会するに当たり、議員各位におかれましては、公私ご多忙のところご応招いただき、まことにありがとうございます。 今定例会に提出いたしました平成23年度一般会計予算、各特別会計予算を初め、平成22年度補正予算条例議案等の案件につきまして、その概要をご説明申し上げますとともに、私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 我が国におきましては、経済や外交を初め、さまざまな問題を抱えており、加えて政治倫理に係る与党内での問題など、混沌とした政治情勢となっております。 こうした中、あすの日本を担う若者の就職状況は大変厳しい状況にあり、憂慮すべき状態となっております。 さきに開会した第177回国会での施政方針で雇用対策を掲げておりますが、若者が希望とやりがいの持てる社会が築かれるよう、何をおいても雇用確保に国全体で取り組んでいく必要があると考えているところであります。 さて、国内の経済におきましては、1月の月例経済報告では「景気は、一部に持ち直しに向けた動きが見られるものの、失業率が高水準にあるなど、依然として厳しい状況にある」とされております。 県内情勢も、同様に前月の判断が据え置かれており、依然として、はっきりとした景気回復の兆しが見えてこない状況にあります。 現在、国において審議中の平成23年度当初予算は、新政権の経済財政政策の基本的な方針のもとに、新たな取り組みが掲げられております。 中でも、地方自治体関連では、地域の自由裁量の拡大を目的とした、仮称「地域自主戦略交付金」の創設が予定されております。また、子育て支援を初めとする事務事業の見直しや、地方税の充実と住民自治の確立に向けた、地方税制度改革などの施策が予定されております。 しかしながら、総合的なビジョンが示されないまま、暫定措置であった子ども手当児童手当分の地方負担は、地方自治体の理解を得られないまま再び継続されるなど、十分な協議・検討がなされていない部分も見られますので、全国市長会などを通じて早急な議論の場を求めているところであります。 本市といたしましても、国の動向を見守りながら、地方分権の時代に対応した基礎自治体としての体制を確立するため、今まで以上に効率的な行財政運営と自主財源の積極的な確保策を講じてまいりたいと考えております。 甲斐市では合併後、平成18年度から10年間を期間とした第1次甲斐市総合計画を策定し、この計画に基づいて、各施策に取り組んでまいりました。 本年度は、第1次総合中間年次を迎えることから、社会経済情勢の変化に的確に対応するため、本年度、基本計画の見直しを行い、今後5年間の後期基本計画を策定したところであります。 この後期基本計画では、基本構想を継承しつつ、これまでの事務事業の進捗を検証し、現状の把握を行うとともに、大きな課題であります少子高齢化や低炭素社会の対応を初め、喫緊の行政課題に対し、時代やニーズに沿った計画の見直しを行ったところであります。 今後も、本計画を市政推進の基本と位置づけ、市民の皆様とともに、各施策を推進してまいりたいと考えておりますので、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げる次第であります。 さて、平成21年度から建設に取り組んでまいりました増築庁舎及び竜王北部公民館は、今年度末に竣工となります。 4月からは、本庁舎として各種機能の集中を図るとともに、敷島・双葉庁舎におきましては、迅速できめ細かいサービスを提供する支所として、機能の充実を図ってまいる所存であります。 また、庁舎完成とともに、時代に即応した事業執行体制の確立、行政サービスの充実及び効率化を図るため、組織の機構改革を行い、新たに10部局30課室体制とし、各課等に係を設置し、組織・機構の簡素化、合理化を図るとともに、総合調整機能の強化及び窓口業務の改善と、市民サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。 一方、新たな時代に対応した行政運営を進めるため、各事業の客観的な評価・検証を行う事務事業評価を、引き続き実施してまいります。 あわせて、職員の能力、行動、目標管理による実績を人材育成などに活用するとともに、働きがいや組織の活性化を図る人事評価制度を平成24年度に実施するため、試行を継続してまいります。 また、職員個々の資質向上を図るため、積極的な研修への参加を初め、研修・学習体系を改善し、能力開発の推進を図ってまいります。 平成23年度の当初予算編成に当たりましては、第1次甲斐市総合計画の後期基本計画に基づいた施策の推進とともに、第2次甲斐市行政改革大綱による行政改革を推進し、事務事業の効率化とより一層の経費節減に努めることにより、市財政の健全化に留意しつつ、市民サービスの向上を目指してまいります。 予算総額は、一般会計237億1,000万円、特別会計128億4,583万8,000円、総額365億5,583万8,000円となっております。 就任以来、市民の皆様に申し上げてまいりました「生まれ、育ち、学び、働き、幸せに生きる、生き甲斐のあるまちづくり」のために、一層努力してまいりたいと考えております。 そのため、引き続き「豊かな文化のかおる都市機能の充実したまちづくり」「健やかで活気に満ちた福祉・医療の推進を図るまちづくり」「快適な生活環境を整備し、行政と市民が一体となった安全・安心なまちづくり」「行政の無駄を排し、質の高い行政サービスのもと行財政の効率化を目指すまちづくり」の4つの柱を基本に「緑と活力あふれる生活快適都市」の実現に向けて施策の推進を図るとともに、平成21年度から取り組んでおります「創甲斐教育」のさらなる推進を図ってまいります。 それでは、平成23年度当初予算の概要をご説明申し上げます。 まず、歳入予算であります。 本市の税収につきましては、法人税において企業の業績が一部改善されているところも見られるため増額としておりますが、依然として厳しい環境にありまして、税全体では、減収となる見込みであります。 個人、法人を合わせた市民税は、対前年度比4.9%減、固定資産税、軽自動車税等を合わせた市税全体についても、対前年度比0.9%の減少を見込んでいるところであります。 一方、地方交付税につきましては、対前年度比6.9%の増となる見込みであります。 なお、合併特例債は、発行期限である平成26年度まであと4年となりまして、現在は借り入れ限度額の52%を活用している状況であります。今後、残された期間におきましては、まちづくりの財源として有効活用を図ってまいる考えであります。 なお、固定資産税につきましては、より税の適正・公平性と信頼の確保を図るため、平成24年度から実施する土地評価基準の路線価方式導入に向け、取り組んでまいります。 続きまして、歳出予算の主なものについてご説明申し上げます。 まず、「豊かな文化のかおる都市機能の充実したまちづくり」についての施策であります。 甲斐市の西の玄関口であります塩崎駅周辺整備事業につきましては、本年度、地権者及び地元関係者の皆様と協議を進め、整備計画に対して、賛同をいただいたところであります。 新年度におきましては、東日本旅客鉄道株式会社八王子支社と設計及び施行協定を結び、塩崎駅施設の改修工事を行うとともに、南北駅前広場や関係市道の整備などに着手する計画であります。 (仮称)志麻の里防災公園の整備事業につきましては、新年度では、管理棟、園路広場などの施工や周辺道路の改良工事など、年度末の完成を目指して整備を進めてまいります。 地域公共交通活性化再生総合事業につきましては、甲斐市地域公共交通総合連携計画に基づいた実証実験が2年目となります。本年度の運行状況等の検証結果を踏まえ、運行ルートや時刻表を見直し、引き続き市街地を巡回する市内循環2路線、市内を南北に縦断する1路線、敷島・双葉の北部地区を運行する3路線の運行をする計画であります。 次に、道路整備につきましては、開発1号線、滝坂希望が丘線、大垈大久保線などの幹線道路の整備を進めるとともに、市道の新設・改良及び維持管理などを行ってまいります。 また、今後の道路計画の指針となる、道路整備計画や景観法に基づく景観計画の策定に取り組んでまいります。 このほか、市内の橋梁につきましては、老朽化や車両の大型化による負担に対し、安全性を確保する必要がありますので、点検調査を引き続き実施してまいります。また、河川改修事業につきましても、市内河川、水路の改良・改修を計画的に進めてまいります。 次に、「創甲斐教育」についてであります。 平成21年度に策定した甲斐市創甲斐教育推進大綱に基づき、具体的な取り組みを行っておりまして、新年度につきましても、引き続きさまざまな部署と連携して「創甲斐教育」に取り組んでまいります。 学校教育におきましては、本年度から取り組んでおりますICTを活用したわかりやすい授業を進める事業や国語力向上推進事業、学習意欲を高める活用型授業の推進などを実施してまいります。このほか、地域とともに歩む教育活動推進事業や学校体育・体力づくり推進事業などに取り組んでまいります。生涯学習では、子ども書道推進事業やジュニアリーダーを活用した子ども育成事業等を実施するとともに、市内5つの公民館においても、子どもふれあい教室事業など、創甲斐教育に位置づけられた事業を推進してまいります。スポーツ関連についても、爽快こども水泳教室や着衣水泳教室の開催や昔ながらの遊びや運動を学ぶ事業などを実施いたします。 また、図書館においては、子どもの本の紹介事業、ブックスタート事業やおはなし会、移動図書館などを実施してまいります。 幼児教育の推進の面では、幼稚園において、丈夫な体づくり、あいさつ運動、豊かな人間性や命の大切さをはぐくむ活動などの事業を推進してまいります。 また、保育園でも創甲斐教育に沿った、体力向上プログラムの実践や自己表現活動などに取り組んでまいります。 新年度は、創甲斐教育推進の関連事業として、30事業を実施し、将来をたくましく生きる力を備えた「甲斐っ子」づくりに努めてまいりたいと考えております。 学校施設整備では、昨年度から取り組んでまいりました小・中学校施設の耐震化工事が計画を前倒しして終了し、それぞれの体育館で無事卒業式を迎えられる運びとなりました。 新年度においては、敷島南小学校校舎の大規模改修工事、竜王中学校のテニスコート設置工事を実施するとともに、老朽化した竜王中学校給食室及び玉幡中学校プールの改築工事の設計を委託してまいります。 生涯学習の関係では、竜王北部公民館が3月末に増築庁舎とともに竣工しますので、新年度は、地域の生涯学習拠点として、各種講座の開催や自主グループの交流の場として、皆様のさらなる活用を期待するところであります。 また、建設から30年を経過した竜王南部公民館は大規模改修のための実施設計を、敷島総合文化会館は設備の改修などを実施してまいります。 このほか、指定管理者制度を導入しております双葉ふれあい文化館につきましては、老朽化した舞台照明設備の改修を行う計画であります。 市立図書館につきましては、図書資料の購入などのほか、特に本年度から始めた移動図書館用の図書の充実を図るとともに、各種図書館イベントの開催など、図書館サービスの充実に努めてまいります。 次に、スポーツ活動の推進につきましては、市民が身近なところでスポーツに親しみ、健康で活力ある暮らしを営むことができるよう、スポーツ環境の整備に取り組むとともに、各種教室・講座、イベントを初めとするスポーツへの参加機会の拡充、指導者育成によるスポーツの普及・振興を図ってまいります。 また、新年度につきましては、だれでもが気軽に取り組めるラジオ体操に着目し、指導者の育成や普及活動に努め、市民の皆様が健康な体を維持することができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 また、本年度初めて参加したチャレンジデーは、多くの市民の皆様に参加・協力をしていただき、金メダルと2つの特別賞を受賞いたしました。 新年度におきましても、市民の皆様の健康づくり、世代間、地域間交流がさらに深まることを期待し、続けて参加していきたいと考えております。実施日は、5月25日の水曜日となっております。 次に、国際交流の推進につきましては、平成23年度は夏休みの期間を利用し、キオカック市及びタラマライハイスクールを訪問し、生徒の交流を初め、友好を深めてまいりたいと考えております。 次に、「健やかで活気に満ちた福祉・医療の推進を図るまちづくり」についての施策であります。 少子高齢化社会が一層進行する中、将来の甲斐市を担う元気な子供たちの健やかな成長を促すため、保健・医療・福祉、教育環境等の充実を図るとともに、高齢者や障害者の方々への福祉サービス事業を引き続き推進してまいります。 本年度におきましては、福祉施策の根幹をなす地域福祉計画を策定し、福祉分野の個別計画の共通理念や施策などを統合化してまいります。 子供の医療費の助成につきましては、子育て世帯の負担を軽減するとともに、子供の健康増進を図るため、現在実施している満12歳までの子供を対象とした窓口無料化を引き続き実施してまいります。 子育て支援の充実につきましては、ファミリーサポートセンター事業、子育て広場、子育て教室などの事業の充実を図るとともに、安心子ども基金を活用し、竜王東児童センターに、竜王地区の子育て広場の整備を図ってまいります。 保育事業につきましては、引き続き延長保育や一時保育などの保育サービスの提供・充実に努めるとともに、新たに病児・病後児保育や児童の体力向上を食事面からサポートする食育事業にも取り組んでまいります。 また、耐震診断結果や「甲斐市保育園幼稚園将来計画協議会」による検討を踏まえて、竜王中央保育園の建てかえを実施してまいります。 ひとり親家庭につきましては、「ひとり親家庭医療費助成事業」を初め、入進学祝い金の支給など、子育てに係る支援を引き続き実施してまいります。また、母子家庭につきましては、家庭生活の安定と就業、自立に向けた母子家庭自立支援事業を進めてまいります。 次に、高齢者福祉につきましては、3年に一度行う介護保険事業の見直しに合わせて、第6次高齢者保健福祉計画及び第5期介護保険事業計画の策定に取り組んでまいります。また、高齢者がこれからも住みなれた地域でいつまでも暮らせるよう、高齢者とそのご家族を支援する包括的支援サービスの推進を図ってまいります。 介護予防につきましても、地域包括支援センターの充実を図り、高齢者のための介護予防事業を推進してまいります。 次に、障害者福祉についてであります。 新年度は、「第3期障害者福祉計画」の策定に取り組むとともに、引き続き関係機関と連携を図りながら、相談支援体制の充実を図ってまいります。 保健医療につきましては、生活習慣病等の予防、改善対策として、特定健康診査や特定保健指導を実施するなど、受診機会や指導内容の充実を図るとともに、女性特有のがん対策として、乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポンを配布し、早期発見・早期治療に努めるとともに、積極的に健康づくりに関心を持つよう支援してまいりたいと考えております。 あわせて、不妊への悩みにつきましては、治療に関する情報提供や精神面での相談に応じるなど、総合的な支援を引き続き実施してまいります。 さらに、感染症に関する正しい知識の普及、疾病の予防のための集団予防接種及び個別予防接種の接種率の向上を図ってまいります。 また、今年度、本市では他市に先駆けて、いち早く任意の予防接種である子宮頸がん、ヒブ、小児肺炎球菌の3種類のワクチン接種費の助成に取り組んだところでありまして、新年度においても引き続き3種類のワクチン接種費の助成を行うとともに、新たに高齢者肺炎球菌予防接種費の助成を実施することといたしました。 また、生活習慣病の予防対策の一環として、甲斐市にふさわしい食育推進の基本的な目標と方策を示した食育推進計画を新たに策定する考えであります。 また、救急医療につきましては、休日及び夜間における救急医療体制の整備を図るため、関係機関と連携を図り、体制の整備、充実に引き続き努めてまいります。 なお、新年度から北巨摩医師会と連携し、双葉地区において在宅当番医による平日夜間の一時救急を新たに実施してまいります。 このほか、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計及び介護サービス特別会計並びに国民健康保険特別会計への繰出金として、それぞれ所要の経費を計上し、安心して生活できる保健福祉サービス・保険事業を推進してまいります。 次に、「快適な生活環境を整備し、行政と市民が一体となった安全・安心なまちづくり」についての施策であります。 市民生活の安全と快適さを確保することは、住みよいまちづくりの基本であります。 まず、環境への取り組みについてであります。豊かな環境を次世代に引き継ぐことは、私たちの責務であり使命であります。新年度においては、本市における環境に関する各種施策の指針となり、それぞれを計画的に推進する環境基本計画を策定いたします。 このほか、資源の循環型社会を形成していくため、一般廃棄物処理基本計画に基づいた、ごみの減量やリサイクルを引き続き推進してまいります。 また、環境教育や啓発活動を推進するため、環境講座や環境ツアーの開催、小学5年生を対象とした環境副読本の作成など、資源の循環利用や地球温暖化防止への意識向上を図ってまいります。 このほか、ごみ処理、し尿処理事業のため、中巨摩地区広域事務組合及び峡北広域行政事務組合への負担金を計上いたしております 次に、公園の整備・緑化の推進であります。市内13か所の都市公園を初め、市立公園などの管理につきましては、市民の皆様が親しみ利用しやすいよう適切な維持管理に努めてまいります。 また、「甲斐市緑の基本計画」に基づいて、市民・企業・行政が連携した、緑による潤いのあるまちづくりを目指して、各種事業を推進し、花と緑あふれるまちづくり「ガーデンシティ・甲斐」を目指してまいります。 次に、上下水道の整備についてであります。 まず、上水道事業につきましては、「甲斐市水道ビジョン」に基づき、基幹管路の耐震化や水道施設の計画的な整備など、災害に強い安全で安心な水の安定供給に努めてまいります。 簡易水道事業につきましては、給水施設の維持・管理のための経費を簡易水道事業特別会計へ繰出金として計上いたしております。 下水道事業につきましては、流域の水質保全と生活環境の改善を図るため、引き続き下水道事業特別会計への繰出金を計上し、計画的な整備を進めてまいります。 次に、消防・防災の充実についてであります。 常備消防経費では、消防事業及び救急業務等の運営費として、甲府地区広域行政事務組合及び峡北広域行政事務組合への負担金を計上いたしております。 また、地域における災害発生時の対応と消防力強化のため、消防車両の購入及び消防ポンプ小屋の整備などを図ってまいります。 次に、防犯・交通安全の推進についてであります。 防犯対策につきましては、犯罪を抑止するため、防犯灯の設置とともに、自主防犯組織など市民の自主的な生活安全活動への支援、強化を行うとともに、青色防犯パトロールカーによる小学校の下校時間を含む地域パトロールを引き続き実施するなど、防犯対策の強化に努めてまいります。 交通安全対策につきましては、カーブミラーなどの交通安全施設の設置・点検などを行うとともに、関係機関と連携して市民の交通安全に対する意識の向上に努め、交通事故のない安全な環境づくりを推進してまいります。 次に、地域自治の振興につきましては、自治振興事業の支援や地域集会施設の設置改修事業に係る補助金などを計上いたしております。 また、男女共同参画事業の推進につきましては、第2次甲斐ヒューマンプランなどに基づいて、男女共同参画へのさらなる理解と意識を広く浸透させるために、市民への情報提供や啓発活動などに取り組んでまいります。 次に、農業振興につきましては、耕作放棄地の解消を初め、農業生産の基盤となる農地を保全し、農地の有効活用を図ることにより、特徴ある農業生産を進めていくことが重要であります。 耕作放棄地対策では、昨年度から取り組んでいる竜王赤坂地区活性化事業につきましては、「赤坂とまと」の出荷が昨年末から始まり、現在、市内の農産物直売所やスーパーなど各所で販売されており、市民の皆様に好評をいただいておりますので、一層のPRに努めてまいりたいと考えております。 また、「赤坂とまと」の商標登録の手続を進め、甲斐市ブランドとして確立させるとともに、サツマイモを初め他の作物の栽培に取り組み、地域全体のイメージアップを図ってまいりたいと考えております。 このほか、菜の花から菜種油、飼料、肥料など、循環型の事業である「菜の花プロジェクト事業」を初め、農業振興事業を引き続き推進してまいります。 また、地域農家が生産した新鮮で安全な農作物を、地域で消費する地産地消事業を推進し、地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。ハード面では、農業用導水路の改修や矢木羽湖周辺の整備などを実施してまいります。 また、県が進めております、北部地域の茅ヶ岳東部広域農道整備事業及び中山間地域総合整備事業や畑地帯総合整備事業の促進のための県営事業負担金などを計上いたしております。 次に、観光推進事業につきましては、本市にある観光資源を活用し、散策ルートを構築するためのツアールート作成事業を初め、フルインター化した双葉サービスエリア内に本市の情報提供ブースを設置しておりますので、市のPRをさらに強化するため、サービスエリア活用事業などを引き続き実施してまいります。 また、市内の観光資源を結ぶ巡回バスを本年度に引き続き運行し、本市の魅力を知っていただけるよう、市内外の皆様にアピールしてまいります。 さらに、竜王駅魅力発信協議会が本年度から取り組んでおります、南北駅前広場をイルミネーションで飾る事業を初め、竜王駅を活用した事業を推進することによって、集客の増加を図ってまいりたいと考えております。 また、「甲斐市わくわくフェスタ」につきましては、親子・家族で参加する「郷育の日」と位置づけ、人を育てる甲斐市民交流イベントとして実施してまいります。 また、平成23年度の「信玄公祭り」甲州軍団出陣に、甲斐市として、体育協会を中心に参加いたしますので、市民の皆様の激励をいただきたいと思います。 次に、商工業の振興につきましては、小規模企業者を支援するため、甲斐市商工会と連携して、地域産業の担い手である中小企業への支援を図ってまいります。 また、雇用対策につきましては、緊急雇用創出事業及びふるさと雇用再生特別基金事業を活用して、約130人の雇用の創出を図ってまいります。 次に、「行政の無駄を排し、質の高い行政サービスのもと行財政の効率化を目指すまちづくり」についての施策であります。 行政改革の推進につきましては、第2次甲斐市行政改革大綱の重点項目である、「自治体運営から新しい自治体経営の推進」「行政サービスの見直し」「健全な財政運営の確保」「組織の強化と職員の意識改革」「市民と行政の協働によるまちづくり」「公営企業の経営健全化」の6つを軸とし、今後もさらなる意識改革のもと、市民福祉の一層の向上や継続的で自立した行政運営による、質の高い行政サービスの実現に向け努力してまいります。 また、事務事業評価につきましては、事務事業の活動指標、成果指標、コストなどに関する情報を整理分析し、その結果を公表しながら、市民にわかりやすい行政運営を図ってまいりたいと考えております。 あわせて、人事評価の試行により、組織の活性化と効果的・効率的な行政運営を図るとともに、窓口サービス向上のためのアンケート調査を引き続き実施し、常に市民の声に耳を傾け、市民の目線に立った、より質の高い行政サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。 以上、主な事業の内容を申し上げましたが、最少の経費で最大の効果を挙げることを念頭に、効率的なバランスのとれた予算編成に努めたところでありまして、平成23年度一般会計当初予算につきましては、歳入歳出いずれも237億1,000万円を計上いたしております。 続きまして、特別会計、企業会計当初予算についてご説明申し上げます。 まず、平成23年度甲斐市国民健康保険特別会計予算につきましては、保険給付費のほか、後期高齢者支援金等66億7,088万円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、山梨県後期高齢者医療広域連合納付金などとして、4億9,967万9,000円を計上いたします。 次に、平成23年度甲斐市介護保険特別会計予算につきましては、介護に係る給付費の負担金などとして、31億6,547万7,000円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市介護サービス特別会計予算につきましては、介護支援を受けるためのケアプラン作成委託料などとして、2,060万7,000円を計上しております。 次に、平成23年度甲斐市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、事業債返還金などとして、584万3,000円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市簡易水道事業特別会計予算につきましては、施設維持管理費などとして、8,477万6,000円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市地域し尿処理施設特別会計予算につきましては2,235万、平成23年度甲斐市農業集落排水事業特別会計予算につきましては1,186万円をそれぞれ計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市住宅開発事業特別会計予算につきましては、現在、残っております冷間分譲地の売り上げ収入などとして、6,128万9,000円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市下水道事業特別会計予算につきましては、下水道管渠布設工事、釜無川流域下水道維持管理の負担金などとして、22億5,779万5,000円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市合併浄化槽事業特別会計予算につきましては、合併浄化槽設置工事費として、4,528万2,000円を計上いたしております。 次に、平成23年度甲斐市水道事業会計予算につきましては、12億2,260万7,000円を計上いたしており、基幹管路の耐震化や水道施設の計画的な整備など、災害に強い安全で安心な水の安定供給に努めてまいります。 続きましては、平成22年度補正予算につきましてご説明申し上げます。 まず、平成22年度甲斐市一般会計補正予算(第7号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ7億2,245万2,000円の追加補正をお願いするものであります。 歳入につきましては、市税、地方特例交付金、地方交付税、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰越金の増額と、繰入金、諸収入及び市債の減額が主なものであります。 次に、歳出の主なものにつきましてご説明申し上げます。 まず、国で打ち出した円高・デフレ対応のための緊急経済対策における「きめ細かな交付金・住民生活に光をそそぐ交付金」に伴う補正予算対象事業についてであります。 本市といたしましては、きめ細かな交付金事業として、道路改修事業、河川改修事業、小学校施設維持改修事業、中学校施設維持改修事業が交付対象となりますので、有効に活用することとし、これら4事業を実施いたします。 また、住民生活に光をそそぐ交付金事業として、市内3図書館と各小中学校図書館を結ぶ情報ネットワークシステム構築事業が交付対象となりますので、計画を前倒しして事業を実施するものであります。 このほか、窓口無料化に伴う市単独経費を含む国民健康保険特別会計繰出金、広域保育事業に係る運営費補助、医療扶助費などの生活保護関係費、木造住宅耐震改修工事事業補助金、塩崎駅周辺整備事業における用地購入費、地震対策整備事業としての防災備蓄倉庫建築工事費の増額などが主なものであります。 一方、減額につきましては、電算システム構築事業や防災無線施設維持管理費を初めとする、各種事業の確定に伴う事業費の減額が主なものであります。 また、繰越明許費として、農林水産業費の土地改良事業600万円、県営土地改良事業3,362万2,000円、土木費の住宅の耐震改修等の緊急促進事業780万円、道路新設改良事業3,700万円、河川改修事業3,100万円、塩崎駅周辺整備事業1億4,164万1,000円、まちづくり推進事業300万円、公園整備事業8,584万8,000円、消防費の地震対策整備事業5,654万4,000円、教育費の小中学校図書館情報ネットワークシステム構築事業2,625万1,000円、小学校施設修繕事業1,850万円、中学校施設修繕事業550万円、図書館情報ネットワークシステム構築事業3,360万1,000円、双葉体育館整備事業1億3,100万円をそれぞれ繰り越すものであります。 続きまして、特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 まず、平成22年度甲斐市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億976万円の追加補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市老人保健特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ60万円の追加補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ1,687万8,000円の減額補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市介護保険特別会計補正予算(第5号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ5,626万3,000円の追加補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市介護サービス特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ15万2,000円の減額補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出の財源更正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ317万1,000円の減額補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ74万円の減額補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ1,197万円の減額補正をお願いするものであります。 また、事業費の公共下水道事業につきましては、7,500万円を繰り越すものであります。 次に、平成22年度甲斐市合併浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ892万3,000円の減額補正をお願いするものであります。 次に、平成22年度甲斐市水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、社会資本整備総合交付金事業に伴う改良工事費補助金として、資本的収入の既決予定額の総額に1,520万円の増額補正をお願いするものであります。 続きまして、条例議案につきましてご説明申し上げます。 まず、甲斐市環境基本条例の制定の件につきましては、本市の環境の保全について基本理念などを定め、総合的かつ計画的に施策を推進するため、条例の制定を行うものであります。 次に、甲斐市特別会計条例の一部改正の件につきましては、甲斐市老人保健特別会計の廃止について所要の改正を行うものであります。 次に、甲斐市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正の件につきましては、特別職及び一般職の国家公務員の給与改定等に伴い、所要の改正を行うものであります。 次に、報告第1号 和解及び損害賠償額の決定の件につきましては、下水道施設の管理瑕疵により発生した事故について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したので、同条第2項の規定により報告するものであります。 次に、議案第1号 福沢辺地総合整備計画の変更について承認を求める件につきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、福沢辺地総合整備計画の変更を行うため、同法第3条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第30号 市道路線認定の件につきましては、道路法第8条第2項の規定により議会の議決をお願いするものであります。 以上、平成23年度の主要施策及び予算等に係る基本的な考え方並びに平成22年度補正予算及び条例議案等につきましてご説明申し上げてまいりましたが、本日提案申し上げました議案につきましては、何とぞよろしくご審議の上、ご可決、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(内藤久歳君) 市長の説明が終わりました。--------------------------------------- △報告第1号の詳細説明 ○議長(内藤久歳君) 続きまして、報告第1号の詳細説明を求めます。 河野総務部長。 ◎総務部長(河野文彦君) ご苦労さまでございます。 議案集の1ページをお開き願いたいと思います。 地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている次の事項について、別紙のとおり専決処分したので、その第2項の規定により報告するものでございます。 報告第1号 和解及び損害賠償額の決定の件についてご説明申し上げます。 報告第1号、3ページになります。 和解及び損害賠償額の決定の件ということで、下水道施設の管理瑕疵によります車輌損害事故にかかわる和解及び損害賠償額について、地方自治法第180条第1項の規定により次の通り専決処分をしたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 和解の相手方につきましては、甲斐市島上条1307番地、辻恒久氏でございます。 和解の条件につきましては、甲斐市は和解の相手方に対し、損害賠償金額として金32万740円を支払うものとする。 1としまして、和解の相手方と甲斐市の間には、本和解条項に定める以外何ら債権債務のないことを確認する。 専決処分をした日でございますが、平成22年11月25日。 専決処分をした理由、平成22年8月22日、甲斐市島上条271番地4先の市道役場上町線で発生しました下水道マンホール周りの陥没に起因する車輌損傷事故について和解し、賠償の額を定めるため、専決処分を行ったものでございます。 内容につきましては、8月22日午後7時30分ごろ、和解の相手であります辻様が、市道役場上町線を南進中、島上条274番地4先に設置してあります下水道マンホール付近を通過した際、陥没箇所により車輌右側の前後の車輪のホイルを損傷させたものでございまして、このことから修理代金として32万740円を賠償金額として市が支払うことにより、示談が成立したものでございます。 以上です。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(内藤久歳君) 説明が終わりました。 以上で、報告第1号を終わります。--------------------------------------- △議案第1号~議案第16号及び議案第30号の総括質疑、委員会付託 ○議長(内藤久歳君) 続きまして、議案第1号 福沢辺地総合整備計画の変更について承認を求める件から、議案第16号 甲斐市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正の件及び議案第30号 市道路線認定の件につきましては、会議規則第37条第1項の規定により委員会へ付託しますので、市長の説明に対する総括的な質疑を行います。 質疑はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(内藤久歳君) ないようですので、総括質疑を終了します。 ただいま議題となっております議案第1号から議案第16号及び議案第30号は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付した付託総括表のとおり、各所管の委員会へ付託します。 なお、議案第2号 平成22年度甲斐市一般会計補正予算(第7号)の歳入は、総務教育常任委員会へ、歳出はそれぞれ所管の委員会へ分割して付託いたします。--------------------------------------- △議案第17号~議案第29号について ○議長(内藤久歳君) また、議案第17号から議案第29号までの、平成23年度の当初予算関係13議案は、後日総括質疑を行った後、予算審査特別委員会を設置し、審査を行う予定でありますので、ご了承願います。--------------------------------------- △請願第23-1号の委員会付託 ○議長(内藤久歳君) 日程第35、請願第23-1号 容器包装の発生抑制と再使用を促進するための請願書を議題といたします。 会議規則第135条第1項の規定により、お手元に配付した請願文書表のとおり、請願第23-1号は、厚生環境常任委員会へ付託いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(内藤久歳君) 以上で本日予定されておりました日程は、すべて終了いたしました。 来週から各常任委員会が開催され、条例及び補正予算等の審議が行われますので、よろしくお願いいたします。 なお、次の本会議は3月3日木曜日午前11時に開会いたしますので、ご参集願います。 各常任委員会での慎重審議をお願い申し上げ、本日はこれにて散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午前11時35分...