△
公平委員会委員就任挨拶
○議長(
武井寿幸君) 次に、平成31年3月定例
会において、任命に同意いたしました
公平委員会委員から、議場での就任の挨拶の申し出がありました。
小林幸子公平委員をご紹介いたします。
小林幸子公平委員より、就任のご挨拶をお願いいたします。
◎
公平委員会委員(
小林幸子君) 去る5月20日付をもちまして、
公平委員に任命をされました小林でございます。 もとより微力ではございますが、公正で公平な
地方自治の実現に向けまして誠心誠意努めてまいりますので、ご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
武井寿幸君) ありがとうございました。ご退場願います。 以上で、
公平委員会委員の就任の挨拶を終わります。
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△開会 午前10時09分
△開会・開議
○議長(
武井寿幸君) ただいまの
出席議員は16名です。 定足数に達していますので、ただいまから
令和元年6月
山梨市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 〔本文 1頁~2頁
参照〕---------------------------------------
△第1 諸般の報告
○議長(
武井寿幸君) 日程第1、諸般の報告を行います。 本定例
会へ提案する議案について、市長から送付がありました。
提出議案は、議案第36号から議案第45号までの10案件及び報告第1号から報告第4号までの4案件であります。
市長提出議案として上程いたしますので、ご了承願います。 次に、
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項並びに
地方公営企業法第27条の2第2項の規定により、平成31年2月から4月分の
例月出納検査報告書が提出されました。お手元に配付いたしましたので、ご了承願います。 次に、3月定例
会以降6月定例
会までの
議会活動については、お手元に配付いたしました
庶務報告のとおりであります。 次に、
地方自治法第121条の規定により、本定例
会に市長及び各執行機関に出席を求めたところ、お手元に配付のとおり、出席及び委任の報告がありました。 〔本文 2頁~3頁参照〕 次に、
地球温暖化防止及び
省エネルギー対策として、5月1日から9月30日までの期間、政府並びに
全国市議会議長会では、夏季におけるクールビズに取り組んでおります。
山梨市議会といたしましても、本趣旨にのっとり、本会議場での上着を脱ぐことを許しますので、ご了承願います。 次に、
報道機関から取材のための撮影の申し出があり、これを許可しておりますので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
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△第2
会議録署名議員の指名
○議長(
武井寿幸君) 日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第87条の規定により、議長において指名いたします。 6番 清水時保議員、13番
村田浩議員を指名いたします。
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△第3 会期の決定
○議長(
武井寿幸君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例
会の会期は、お手元に配付いたしました
会期日程のとおり、本日から6月28日までの26日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
武井寿幸君) ご異議なしと認めます。 よって、本定例
会の会期は、本日から6月28日までの26日間と決定いたしました。 〔参考資料 1頁~2頁参照〕 次に、休会についてお諮りいたします。
会議規則第9条の規定により、6月4日から6月18日までの15日間は、市の休日及び
議案調査のため、6月21日から27日までの7日間は、委員
会審査、市の休日及び
事務整理日のため、本会議を休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
武井寿幸君) ご異議なしと認めます。 よって、
会期日程記載のとおり、本会議を休会することに決定いたしました。
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△第4
市長提出議案(
提案理由の説明)
○議長(
武井寿幸君) 日程第4、
市長提出議案を議題とします。 市長から送付されました議案は、議案第36号から議案第45号まで及び報告第1号から報告第4号までの14案件であります。これを一括議題といたします。 議案は
議事日程第4、
市長提出議案に記載のとおりでありますので、朗読を省略いたします。
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○議長(
武井寿幸君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
高木晴雄市長。
◎市長(
高木晴雄君)
令和元年6月定例
会を招集いたしましたところ、
議員各位のご出席を賜り、議案の審査をしていただきますことに対しまして、厚く感謝を申し上げる次第であります。
提出案件の説明に先立ち、私の
山梨市政に対する所信の一端を申し述べ、
議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願いを申し上げます。 5月1日、新元号「令和」が施行され、新たな時代が
スタートいたしました。この令和が「万葉集巻五梅花の歌三十二首」の導入部分「初春の令月にして気淑く風和ぎ」から引用されたことにより、万葉集とかかわりのある
万力公園「万葉の森」は、4月1日の新元号発表以降、多くの方から注目いただき、訪れる方もふえております。本市といたしましては、この機会を生かし、さらなる
PR活動などに
取り組み、来園者の増加に努め、山梨市のさらなる活性化につなげていくとともに、今後も市民の癒やしの森として親しんでいただけるよう、貴重な
地域資源として万葉の森の適切な管理、整備を行ってまいりたいと、このように考えております。 さて、国におきましては、3月27日に平成31年度予算が成立し、その後の会見で安倍総理は、「この予算は、
地方行政力と
地方創生をさらに強化していくための予算である。
予算成立によって、10月から
幼児教育、保育の無料化を実現することができ、さらには高齢者の皆さんの年金額の増加、
介護保険料の減額等を進めていくことになる。
社会保障制度を全世代型の
社会保障に変えていくための歩みを大きく進めるための予算である」と、このように述べておられます。 国における
地方創生につきましては、現在、今年度で締めくくりとなる第1期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略における現状の把握が進められていることにあわせ、第2期
総合戦略の策定に向けた検討が着々と進められているところであります。 本市におきましては、平成27年度に策定いたしました山梨市
人口ビジョン及び山梨市
総合戦略が5年目を迎え、戦略の見直し時期となっております。大きな課題である
人口減少は、ますます加速度を上げ、特に地方におきましては、若者の流出とともに働き手の中心となる15歳から64歳までの年齢層が著しく少ない
人口構造となっており、
人手不足が深刻化をましております。こういった状況下にあって、本県において、昨年度、本社機能を県外に移転する企業がこれまで最多の18社となっているとの報道がありました。幸いにも、本市におきましては企業の立地や
事業拡大が着実に進み、
地域経済や雇用面での効果が期待されるところであります。
人手不足の解消に向けて、国はこの4月から
外国人労働者を拡大する新たな制度を
スタートさせております。この制度により、介護や農業、建設業など14業種で34万5,000人の受け入れを見込んでおり、全国各地において、いち早く人材を確保する動きが始まっております。県内でも、過日、
外国人留学生を対象とした
企業セミナーが甲府で行われ、100人を超える学生が熱心に企業からの説明に耳を傾けておりました。 本市におきましても、さまざまな社会の変化を的確に把握するとともに、国・県の動向をしっかりと捉え、
人口減少対策におけるこれまでの
取り組みを精査・検証し、実効性のある
次期戦略を練り上げてまいりたいと、このように考えております。 20年、30年後の先を見詰め、本市が豊かで暮らしやすい、誰もが住みたくなる、また住んでよかったと思えるよう、新たな時代「令和」にふさわしく、市民の皆様が美しく心を寄せ合い、新たな文化が育まれ生まれる、そんな
まちづくりを積極的に進めてまいりたいと思っております。 次に、最近の本市の状況についてであります。 山梨県に春の訪れを告げる第48回
信玄公祭りが、4月6日、
甲府舞鶴城公園を
メーン会場に開催され、本市からは
一般応募をいただいた
佐野五男代表が率いる清
友会の精鋭40名の皆様が
真田弾正幸隆隊に扮し、勇壮な行進を披露していただき、県内外から訪れた多くの観光客に山梨市をPRしていただきました。 本市におきましても、
観光シーズンの幕あけを迎え、4月14日には
えがおフェスタ2019が晴天に恵まれ、かつ桜の満開の中で
保健農園ホテルフフ山梨で開催され、多くのご家族が会場に訪れ、
山菜てんぷらを初め、おいしい料理に舌鼓を打ちながら、春を満喫しておられました。 4月27日には、本市の
山岳観光の
スタートとして
西沢渓谷の山開きが行われ、凛とした空気の中でシーズン中の安全を祈願する神事と
山岳指導所の開所式が行われました。 また、同じく
西沢渓谷では、5月19日に第2回田部祭が開催され、旧
西沢山荘脇の
田部重治文学碑前の献花台には花が手向けられました。
西沢渓谷を訪れる多くの登山者や観光客が安全に、そして快適に美しい渓谷美を堪能していただけるよう、引き続き、
登山道整備を行うとともに、本市の
山岳観光をPRしてまいります。 さて、今月7日から9日までの3日間は、本市最大のイベントであります万葉
うたまつりと
ホタル観賞会を
万力公園「万葉の森」において開催をいたします。新元号「令和」の
スタートにふさわしく多彩な催しを用意し、多くの皆様に訪れていただけるよう取り組んでまいります。 さらに、8月の笛吹川源流まつり、9月の巨峰の
丘マラソン大会も新たな企画を検討しております。今後も、年間を通して本市の
地域資源を活用したさまざまな
観光事業を展開し、多くの観光客が本市を訪れ、すばらしい自然と特産の果物などを楽しんでいただけるよう、
観光協会と連携して積極的な
PR活動を行ってまいります。 次に、農業関連についてであります。 本年もそれぞれの農家では、高収入、高品質な果樹の生産に向けて着々と準備をしている中、そのような中にあって、去る5月12日に本市と甲州市一帯にひょうが降り、ブドウ、桃を中心に甚大な被害が発生をいたしました。
JAフルーツ山梨が行った
状況調査によりますと、
被害面積は管内全体で1,114ヘクタールとなり、
栽培面積2,599ヘクタールに対し、被害率は42.8%となりました。本市におきましては、
被害面積は298ヘクタールとなり、
栽培面積1,144ヘクタールに対し、被害率は26.1%でありました。甲州市では、
被害面積816ヘクタール、被害率は56%と本市の2倍以上の被害となりました。 今回のひょう害は、農家にとりましては大変残念な状況となり、当面の対策として、今後懸念される
灰色カビ病やべと病などの発生を防止するため、各農家は防除作業を行ってきておりますが、薬剤散布のための
農薬購入に市内の
被害面積に対して約1,000万円が必要となると
JAフルーツ山梨は試算をしております。過日の
新聞報道では、県ではかかわる
農薬購入に対し、3分の1を補助する方針を示しており、市にも協力を呼びかけるとのことでありますので、補助金額を確定し、今定例
会会期中に追加提案させていただきたいと考えております。
議員各位のご理解をお願いを申し上げます。 次に、
甲武信ユネスコエコパークの
取り組みについてであります。
ユネスコエコパークとは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和、自然と
人間社会の共生を目的に、
国際基準に基づき、
ユネスコが
一定地域のエリアを
エコパークとして登録するものであります。
甲武信ユネスコエコパークは、山梨県、埼玉県、長野県の3県とこれらの県に所在する本市を含む10の市町村が連携し、平成28年5月の協議
会設立以降、登録を目指し、
取り組みを進めてまいりました。その後、平成30年3月に国内推薦が決定し、同年9月27日には、
ユネスコの
国内委員会から
ユネスコ本部に対して申請書が提出され、これまで登録の可否が審査されてきたところであります。先般報道されましたとおり、5月17日に
ユネスコ国際諮問委員会から登録を承認するよう勧告があり、今後、
パリユネスコ本部で開催される
ユネスコ国際調整理事会において、6月19日の日本時間で午後5時から8時の間に登録の可否が決定される予定であります。この地域の魅力を世界に発信するため、登録に大きく期待しているところであります。 次に、
JR東日本の
要望活動についてであります。
JR東日本では、3月16日に特急「あずさ」の峡東3駅への停車を取りやめるという発表をなされました。ダイヤの改正に伴う不便を解消するために「あずさ」の回数券の復活、そんなことを願いながら東京に行ってきたわけです。 5月16日に、長崎知事を初め峡東3市で、そしてまた
リニア交通局などの県職員とともに自由民主党、
国土交通省、
JR東日本に対し、JR中央線の利便性回復と向上を求める要望書を提出をさせていただきました。長崎知事、県選出の国会議員、あるいは峡東3市の私ども3市長と、そしてこの峡東地域から選出されております県会議員、そういった方たちと一緒にこの特急「あずさ」の停車本数を削減し、そしてまた復活する、そしてまた、あるいは「かいじ」の運行の増便等々をお願いしてきたところであります。早朝の通勤通学、そして快速列車E電の延伸、先ほども言いましたけれども、回数券の復活、そんな市民のニーズに応える新たな要望もしてきたところであります。 私も、先ほど言ったような自民党、国交省、JRにおいて、山梨市は多額の費用を投じて駅舎を改修し、駅の利便性を高め、通常の利用や観光で訪れる皆さんがこれまで以上に多く来訪していただけるよう取り組んでいる。また、電車の時刻に合わせて循環バスを走らせ、首都圏からの特急本数の減少は大きな影響がある、このような発言をお伝えしながら、要望をしたところであります。 次に、山梨県人
会連合
会の創立70周年記念総会・大会についてであります。 去る5月25日に甲府アイメッセ山梨で山梨県人
会連合
会の創立70周年記念総会・大会が開催されました。当日は、首都圏在住の県出身者の方々や県内の関係者3,000人余りが集まり、「70年の誇りと伝統を次世代へ!ふるさとリンケージ200の更なる推進を!」をテーマに掲げ、
令和元年の節目に、改めて連合
会と郷土の発展、郷土への貢献を誓い合ったところであります。 本市からも、私や武井市議会議長を初め、市内各企業、団体代表の皆様が参加し、首都圏に住む皆さんと交流を深めてまいりました。 大会の中では、県、市長
会、町村
会と県人
会連合
会で山梨県への定住支援など、定住人口確保に関する協定書が締結がなされました。 この総会・大会での交流を通じて、本市の出身者から多くの提言や貴重なご意見をいただき、改めて本市の郷里に対する愛郷心の強さを感じたところであります。役員の皆様の高齢化などにより休会状態となっております本市県人
会につきましても、県人
会連合
会の70周年記念を契機に、市出身者と市民の皆様の交流が深められるよう
取り組みを検討してまいります。 世界的な異常気象が叫ばれる中、先月末には北海道で気温が39.5度となり、日本列島は真夏を思わせる暑さとなりました。6月に入り、梅雨に入ります。間近に迫っております梅雨期であります。どうぞ、議員の皆様におかれましてはご自愛いただき、体調管理をしていただいて、そしてまた、この夏を乗り切りながら山梨市の発展にもつなげてもらいたいと思っております。 次に、当面する主要課題等について説明させていただきます。 まず、ふるさと納税の促進についてであります。 本市におけるふるさと納税の
取り組みは、制度が創設された平成20年度から進められており、平成27年度からはふるさと納税推進事業として、ルールの範囲内で寄附をいただいた方に対し、お礼として市の特産品などをお送りしているところであります。 昨年度のふるさと納税につきましては、ブドウ、桃といった特産果物の返礼品が大変好評を博したこともあり、全国4万1,000人の方から前年度比56%増の約5億300万円のご寄附をいただきました。 今後は、本市に直接訪れていただけるよう、桃狩りやブドウ狩り、また市内ホテルや民宿の宿泊券など、体験型、参加型の返礼品を拡充するとともに、年間を通して提供できる果物以外の返礼品についても検討しているところであります。また、ふるさと納税ポータルサイトの拡充など、ご寄附いただく皆さんの利便性向上にも努めてまいりたいと考えております。 次に、住民票等のコンビニ交付についてであります。 本年8月から、マイナンバーカードを利用し、全国のコンビニエンスストア等にあるマルチコピー機によって住民票等の各種証明書が取得できるようになります。取得できる証明書は、印鑑登録証明書、住民票の写し、戸籍謄本・抄本、所得課税証明書の4種類であります。この機会に、マイナンバーカードを取得し、便利なコンビニ交付を大勢の市民の皆様に利用していただきたいと考えておりますので、さらに
PR活動を強化するとともに、マイナンバーカードの利活用策につきましても継続して検討をしてまいります。 次に、電子母子手帳アプリ「たっちダイアリー」導入及び運用開始についてであります。 「安心して子どもを産み育てるまち」を目指し、妊娠・子育てに役立つ情報をより身近にわかりやすく提供する電子母子手帳アプリ「たっちダイアリー」の配信を7月から
スタートをいたします。 この
取り組みは、子育て世帯の共働きの増加に伴い、頻繁に来庁することや開庁時間内に問い合わせをすることが難しくなっていることから、子育て世帯の多数が保有しているスマートフォンを活用し、
子育て支援に特化した検診やイベント情報の配信などを行うものであります。さらに、このアプリは子供の生年月日、子供のニックネームを入力し使用することができ、月齢にあった乳幼児健診や子育て情報の受診、予防接種の自動スケジュール管理、育児日記・写真画像・身長・体重等の成長記録などが家族間で共有することも可能であります。また、母子手帳やスマートフォンの紛失があった場合でも、ログイン情報があればスマートフォン、パソコン、タブレット端末などから機器を選ばず、データの確認、利用が可能ですので、非常時のバックアップ機能としても活用ができます。 多くの皆様に活用していただけるよう、今月から
PR活動を展開してまいります。 次に、山梨市地域医療戦略策定についてであります。 本市では、市の医療政策を審議する諮問機関として山梨市医療政策審議
会を設置し、住みなれた地域で安心して暮らすことができるよう、在宅医療の体制確保や公立病院が担うべき役割と健全な経営形態等について、検討を進めております。 本年2月には、牧丘、三富地域で地域医療懇談
会を開催し、高齢者や弱者を地域で支える体制の整備・充実に関する現状や課題について、たくさんのご意見をいただきました。また、医療や介護関係の事業所アンケートなども実施してきたところであります。 今後、これらをもとに医療政策審議
会でご審議をいただき、出された方針案を、再度、山梨、牧丘、三富地域で開催する2回目の地域医療懇談
会にお示しし、ご意見をいただいた上で11月をめどに審議
会から答申をいただく予定となっております。 本市では、この答申をもとに山梨市地域医療戦略を策定し、地域で尊厳を持って療養生活が送れるよう、在宅医療と介護を基盤としたサービス提供システムの確立を目指してまいります。 次に、風疹対策についてであります。 風疹感染の拡大防止を図るため、予防接種法施行令の一部が改正され、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性4,023人を対象に、風疹抗体検査と風疹第5期予防接種が本年4月1日から3年間、段階的に実施されることとなりました。 具体的には、対象者のうち、抗体検査の結果、抗体の低い方に対し、麻疹・風疹混合ワクチンの予防接種を公費負担で実施するものです。今年度は、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性1,735人を対象としております。対象者の多くは、働く世代の男性であることから、居住地以外でも抗体検査と予防接種が受けられる体制を整備しております。 今後、多くの方にご利用いただけるよう、広報誌やホームページなどで制度の内容を周知してまいります。 次に、本年度新設いたしました
地域資源開発課についてであります。 4月以降、
地域資源活用担当、
まちづくり担当、東京オリンピック・パラリンピック対策担当の3担当体制で市が直面している課題の解決や新たな
地域資源の発掘に向け、積極的な
取り組みを進めております。 特に、
地域資源活用担当におきましては、「万葉集」から引用された新元号「令和」の施行を「万葉の森」を通じて市をPRする絶好のチャンスと捉え、4月早々に関連課との調整を図りながら、「万葉の森」の活用と整備などに関する検討を
スタートさせたところであります。既に、具体的な
取り組みとして、新元号の施行日である5月1日には、
万力公園において令和と万葉の森のえにしを記載した新たな看板を披露したほか、ゴールデンウイークには、フルーツ公園で開催されたイベントにおいて、「万葉の森」や6月に開催される万葉
うたまつりと
ホタル観賞会、移住・定住の促進、ふるさと納税などに関する資料配布や
PR活動を行ったところであります。 今後も、
地域資源開発課を中心に、自然、人、産業、歴史など、本市の資源を活用した活性化策を検討し、具体的な施策展開につなげてまいりたいと考えております。 次に、2020年東京オリンピック・パラリンピック関連についてであります。 本市では、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、事前合宿地としてドイツ連邦共和国ウエイトリフティングチームの受け入れ準備を進めているところであります。 今年度は、11月にドイツウエイトリフティングナショナルチームの事前合宿を、また、7月24日から8月4日には高校生の交流合宿をともに市民総合体育館トレーニングルームなどを会場に行う予定であります。これらの合宿の受け入れに当たりましては、食事や生活環境など日本とは異なることから、ドイツウエイトリフティング連盟のフランクマンテクスポーツディレクターが、トレーニングルームのオープニングセレモニーで本市を訪れた際、ドイツでの現場を見てもらいたいとの要望をいただいたところであります。これらを踏まえ、8月にドイツに視察団を派遣し、トレーニング方法やアスリートの生活状況を十分に把握した上で、快適な環境下でトレーニングや宿泊を行っていただくとともに、輸送、救急体制等にも万全を期したいと考えております。 また、本市ではこのオリンピック・パラリンピックの開催を契機として、ドイツとの親睦と友好を深めようというホストタウン事業に
取り組み、将来的には友好都市交流も視野に入れております。 なお、過日、ドイツウエイトリフティング連盟から、交流の相手先としてドイツ南部のライメン市をご紹介いただきましたので、検討してまいりたいと考えております。 さらに、本市在住でパラリンピックに5回出場している鈴木徹選手に、本市のホストタウン事業などをPRしていただくため、2020年東京オリンピック・パラリンピック山梨市アンバサダーとして就任をお願いしたところであり、機運の醸成にも寄与していただけることを期待しております。 次に、ドイツ歌曲コンサートの開催についてであります。 本年8月に山梨大学と連携し、ドイツからピアニストをお招きし、市民参加によるドイツ歌曲コンサートを開催をいたします。コンサートの前には、市民を対象に初心者向けのドイツ語講座や発声指導、音楽づくりなど、専門家による計4回の指導を行い、コンサート当日は、花かげホールにおいて歌手とピアニストの市民ペアによるドイツ歌曲が披露されます。 このコンサートの開催は、すぐれた芸術に触れる機会を通じて国際交流の推進に寄与するとともに、市民の皆様にドイツへの理解を深めていただき、東京オリンピック・パラリンピックに対する機運の醸成とホストタウン事業の浸透が図られることを期待するものであります。 次に、山梨市民総合体育館軽スポーツ広場整備事業についてであります。 軽スポーツ広場につきましては、市民の皆様の
健康増進、体力向上につながることを目的に、テニス、グラウンドゴルフ、ゲートボール、その他軽スポーツなど多目的に利活用できる施設として、市民総合体育館との一体的な活用を目指し、計画を進めているところであります。施設利用団体から整備に関するご意見をいただきながら、現在、建設設計業務に着手しており、10月には建設工事に着手し、年度内の完成を目指してまいります。 さて、ここで市民の皆様にご報告とおわびをさせていただきたいと存じます。 既に、さまざまなメディアや新聞等で報道されております市の社会体育施設使用料4月分、26万6,630円のうち12万円を紛失するという事態が起こってしまいました。 紛失発覚後、副市長を委員長とし、外部識見者2人を含む5人で構成する生涯学習課所管の現金亡失に関する調査委員
会を立ち上げ、現在、事実関係の調査を進めております。あわせて盗難なども視野に入れ、被害届の手続を進めておりますが、現在、市から提出した関係資料をもとに日下部警察署で検討をいただいており、受理についての判断は警察当局に委ねているところであります。 このような事態をまことに遺憾に思うと同時に、本市を震撼させたあの事件後は、職員の倫理観醸成にも私みずからが身を律し取り組む中で、少しずつ職員も明るさを取り戻してきておりました。令和の新時代に向け、さあというやさきのこのような不祥事に、やりきれない思いとともに怒りさえ覚えているところであります。公金管理を適正に行ってさえいれば何の問題も起こり得なかったことが、適正な管理を怠ったがためにこのような不祥事を招くこととなり、市民の皆様に対しおわびの申し上げようもございません。これからは、私自身さらに身を律するとともに職員教育を徹底することで、二度とこのようなことが起こらないよう注視をしてまいります。大変申しわけありません。 次に、今議会に提案しようとする議案は、専決関係3件、条例関係6件、予算関係1件及び報告4件の計14件であります。 議案第36号、議案第37号及び議案第38号は、地方税法等の一部を改正する法律及び関係省令等が平成31年3月29日に公布され、4月1日に施行となっていることに伴い、
地方自治法第179条第1項の規定により、平成31年3月29日に
専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 議案第36号 山梨市
税条例等の一部を改正する条例につきましては、個人市民税における非課税範囲の拡大、寄附金税額控除における特例控除額の措置対象を特例控除対象寄附金とする規定の整備、軽自動車税におけるグリーン化特例の見直し及び環境性能割の臨時的軽減など、所要の改正を行ったものであります。 議案第37号 山梨市
都市計画税条例の一部を改正する条例につきましては、山梨市
都市計画税条例において引用している法附則の条項を整理するため、所要の改正を行ったものであります。 議案第38号 山梨市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、国民健康保険税の基礎課税額にかかわる課税限度額を58万円から61万円に引き上げるとともに、軽減判定所得の被保険者数に乗ずる金額を、5割軽減は27万5,000円を28万円に、2割軽減は50万円を51万円にそれぞれ引き上げるための改正を行ったものであります。 議案第39号は、山梨市
空家等対策審議会条例についてであります。 空家等対策の推進に関する特別措置法に規定する空家等対策の推進に関する事項等を調査、審議する山梨市
空家等対策審議会を設置するため、条例を制定しようとするものであります。 議案第40号は、山梨市
森林環境譲与税基金条例についてであります。 森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律に規定する森林環境譲与税を財源として、森林の整備に関する事業及びその促進に要する資金に充てるため、基金条例を制定しようとするものであります。 議案第41号は、山梨市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正により、報酬額の基準が改められたことに伴い、選挙長などの報酬額を改定するため、条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第42号は、山梨市
介護保険条例の一部を改正する条例についてであります。
介護保険法施行令及び
介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令等により、低所得者の保険料の軽減が強化されたことから、第1段階から第3段階までの第1号被保険者の保険料率を引き下げるため、条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第43号は、山梨市
印鑑条例の一部を改正する条例についてであります。 個人番号カードを利用して、多機能端末機により印鑑登録証明書の交付申請と受け取りを可能とするため、条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第44号は、山梨市
ひとり親家庭医療費助成に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 所得税法における配偶者控除の見直しにより、控除対象配偶者の定義が同一生計配偶者に改められたことから、規定の整備をする必要があるため、条例の一部を改正しようとするものであります。 議案第45号は、
令和元年度山梨市
一般会計補正予算(第1号)であります。 歳入歳出予算にそれぞれ3,896万4,000円を追加し、総額191億3,496万4,000円にするものであります。 補正内容の主なものを申し上げます。 新規事業として、急傾斜地域の森林への不安定土砂流出防止及び防災機能強化を図る西保下小規模治山事業1,020万円、高収益の作物・栽培体系への転換を図るため、施設整備を行う意欲のある農業者への補助事業として、やまなし産地パワーアップ事業等の795万円、
幼児教育・保育の無償化に伴うシステム改修にかかわる
幼児教育・保育無償化事業726万円、風疹の感染拡大防止を図るための風疹感染防止対策事業451万円余などであります。 次に、報告第1号及び報告第2号は、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、平成30
年度山梨市一般会計及び山梨市
国民健康保険特別会計繰越明許費繰越計算書を報告するものであります。 報告第3号及び報告第4号は、
地方自治法第243条の3第2項の規定により、有限会社みとみに係る第18期
事業決算に関する書類及び第19期
事業計画の報告、山梨市
フルーツパーク株式会社に係る第29期
事業決算に関する書類及び第30期
事業計画の報告について、関係書類を提出するものであります。 なお、最終日に人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件を追加提案させていただく予定でありますので、よろしくお願いをいたします。 以上、
提出案件の概要と所信の一端を申し上げましたが、よろしくご審議を賜り、ご議決をいただきますようお願いを申し上げまして、提案の理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
○議長(
武井寿幸君)
提案理由の説明は終わりました。
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△散会
○議長(
武井寿幸君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。
◎
議会事務局長(
角田弘樹君) お互いに挨拶を交わしたいと思います。 ご起立願います。 (全員起立)
◎
議会事務局長(
角田弘樹君) 相互に礼。 お疲れさまでした。
△散会 午前11時01分...