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09月12日-03号

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  1. 山梨市議会 2017-09-12
    09月12日-03号


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    平成29年  9月 定例会          平成29年9月山梨市議会定例会 第3日◯平成29年山梨市議会9月定例会第3日目は、9月12日午前10時山梨市議会議場に招集された。---------------------------------------◯平成29年9月12日(火曜日)午前10時00分開議---------------------------------------◯議事日程(第3号)  第1 議案に対する質疑及び市政一般質問     (一般質問)     1 清水時保君     2 木内健司君     3 飯嶋賢一君     4 飯島力男君     (一般質問に対する関連質問)  第2 議案及び請願の委員会付託---------------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員(17名)     2番   村田 浩君    3番   土屋裕紀君     4番   根津和博君    5番   乙黒泰樹君     6番   岩崎友江君    7番   萩原弥香君     8番   清水時保君    9番   飯島力男君    10番   古屋弘和君   11番   三枝正文君    12番   矢崎和也君   13番   武井寿幸君    14番   飯嶋賢一君   15番   木内健司君    16番   古屋雅夫君   17番   深沢敏彦君    18番   向山 輝君---------------------------------------◯欠席議員(1名)     1番   小野鈴枝君---------------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名  市長職務代理者          飯島尚敏君   教育長     市川今朝則君  副市長  秘書人事          丸山一朗君   総務課長    中村貴仁君  課長  まちづくり          中山浩貴君   財政課長    向山正学君  政策課長  管財課長    杉田公司君   税務課長    橘田 武君  市民課長    日野原ちどり君 福祉課長    窪川明彦君  子育て支援          萩原双葉君   晴風園長    守屋秀文君  課長  健康増進            介護保険          小田切 聡君          斉藤徳仁君  課長              課長                  商工労政  環境課長    立川隆次君           菊嶋 茂君                  課長  観光課長    穐野今朝貴君  農林課長    所 和雄君                  都市計画  建設課長    小池正樹君           守屋裕史君                  課長                  会計管理者  下水道課長   鈴木祐之君           古屋貴章君                  会計課長  牧丘支所長   加々美 修君  三富支所長   日野原大城君                  学校教育  水道課長    米倉英樹君           角田弘樹君                  課長  生涯学習課          望月好也君  課長---------------------------------------◯事務局職員  議会事務          古宿昌士君   書記      小泉健一君  局長  書記      橋本直人君 △開議 午前10時00分 ◎議会事務局長古宿昌士君) 再開に先立ち、お互いに挨拶を交わしたいと思います。 ご起立をお願いいたします。          (全員起立) ◎議会事務局長古宿昌士君) 相互に礼。 ご着席願います。--------------------------------------- △開議 ○副議長(村田浩君) 地方自治法第106条第1項の規定により、副議長が議長の職務を務めさせていただきます。 ただいまの出席議員は17名です。 定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。          〔本文 59頁参照〕---------------------------------------報告事項 ○副議長(村田浩君) 報告事項を申し上げます。 小野鈴枝議員から、一身上の都合により本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。 次に、地球温暖化防止及び節電のため、本市議会でもクールビズに取り組んでおります。本会議場で上着を脱ぐことを許しますので、ご了承願います。 次に、報道機関から取材のため撮影の申し出があり、これを許可しておりますので、ご承知願います。 以上で報告事項を終わります。--------------------------------------- △第1 議案に対する質疑及び市政一般質問 ○副議長(村田浩君) 日程第1、議案に対する質疑及び市政一般質問を行います。 発言時間について申し上げます。 本日の一般質問の発言時間は、申し合わせにより1人20分以内といたします。 発言は通告制により、議長に提出された内容といたします。通告のありました一般質問及び発言順序は、お手元に配付のとおりです。          〔参考資料 9頁~11頁参照〕 また、関連質問は、通告者による質問が全て終了した後に行いますので、ご了承願います。 最初に、清水時保議員の発言を許します。 清水時保議員。 ◆8番(清水時保君) おはようございます。日本共産党の清水時保です。 初めに、市職員採用試験不正疑惑の解明について質問をします。 市の職員採用試験で、試験結果を改ざんしたとして、8月7日、望月清賢市長が逮捕され、望月容疑者は8月13日に市長を辞職しました。 望月容疑者は、8月21日には、受験者の父親から現金80万円を受け取ったとして収賄の疑いで再逮捕されて、同日、受験者の父親で大和中学校の校長、萩原英男容疑者と、山梨市の元職員で市内の寺の住職の瀧沢博道容疑者が贈賄の疑いで逮捕されました。望月容疑者は、間違いありませんと容疑を認めていると報道されています。 試験結果を改ざんしたとしての逮捕は、2016年度試験にかかわる容疑です。贈収賄での逮捕は、昨年度の職員採用試験の1名の受験者にかかわる容疑です。 しかし、職員採用試験不正疑惑は、この容疑にとどまりません。2014年度に市長に就任して以後、市長の面接試験の参加が復活しました。昨年度の採用試験では、2005年以降なかった補欠枠が導入されて、最終的に4人の補欠全員が採用されています。職員採用試験の不正は、2014年度以後行われた疑惑であり、逮捕にかかわる容疑は疑惑の一部にすぎません。 今後、このような不正の再発防止には、2014年度以後の職員採用試験の疑惑の全容解明が必要であり、市議会と市が全容解明のために力を尽くすことは市民への責任であります。全容解明には、徹底的な調査が必要であり、時間もかかると思いますが、すぐに明らかにすべき2つのことについて質問します。 1つ目は、2014年度の採用試験で、前任者が採用の公正さをゆがめるおそれがあったとして取りやめていた2次試験市長面接を復活したこと、2016年度には2005年度以降なかった補欠枠が導入されたことについてです。このことで採用試験の不正をやりやすくなったことは、マスコミでも指摘されています。 このような制度変更について、庁内でどんな議論があったのか。反対意見はなかったのかということが、今後の全容解明について極めて重要だと考えます。討議の記録は残っているのかどうか。残っているのであれば、直ちに公開すべきと考えますが、見解をお聞きします。 2つ目には、副市長、秘書人事課長の責任についてであります。 採用の合否は、2次試験の結果をもとに、市長、副市長、秘書人事課長、課長補佐の4人が合議をして、市長が最終的に判断をしていました。 不正関与についてのマスコミの取材に、副市長は、今はコメントを控えると述べるにとどまったと報道されています。秘書人事課長は、望月容疑者から1次試験得点の水増しの指示があったかどうかについて、捜査に影響があるかもしれないので答えられないと答えたと報道されています。 また、悪いこととはわかっていたが、とめることができなかったと話したとも報道されています。 とんでもないことです、そんなことはできませんと言いましたか。この一言が一番肝心で、譲れない一言ではないですか。このような態度は、市長とともに採用試験の責任者であったという自覚に欠けているのではないですか。 全市民がこのことを厳しく見守っています。副市長と秘書人事課長に伺います。1次試験の得点の水増しの指示がありましたか。特定の人物を合格させるように指示がありましたか。誠実に答えていただきたいと思います。 二度とこのような不祥事を起こさせない施策と、市民に仕える者として、これだけは譲れないという気風をつくり上げるために、どのように考えておられるか伺います。 ○副議長(村田浩君) 市長職務代理者飯島尚敏副市長。 ◎市長職務代理者副市長(飯島尚敏君) 清水時保議員のご質問にお答えをいたします。 市職員採用試験不正疑惑の解明についてであります。 まず、市長面接の復活及び補欠採用枠の導入経過につきましては、検討した経過を示す打ち合わせ記録等は残っておりませんが、特定の面接官の意向が優先される試験のあり方につきましては、見直す必要があると考えております。 また、補欠合格枠の導入につきましては、採用辞退、退職による欠員補充のために導入したものでありますが、このことにつきましても見直しを検討してまいります。 次に、副市長、秘書人事課長の責任についてであります。 二度とこのような不祥事を起こさせない施策と気風をつくり上げるために、どのような考えを持っているのかについてであります。そのためには、まず、市職員としての心構えを改めて確認する必要があると考えております。全ての職員が市民全体の奉仕者として、公共の利益の推進のため、全力を挙げて職務に取り組むこと、職員みずからの行動が公務の信用、ひいては市民の信頼に影響を及ぼすということを肝に銘じ、倫理観の醸成に努めていくことが何よりも大切と思っております。 また、今回の不正の要因や試験制度の問題点を確認し、分析を行う中で、公平・公正な制度に再構築していくとともに、市役所全体の業務についても同様な観点から見直しを行い、間違いのない業務執行と市民の皆様の信頼回復に努めていくことが必要であると、このように考えております。 ○副議長(村田浩君) 清水時保議員。 ◆8番(清水時保君) このことの全容解明については、市と議会と一緒になって解決することを全市民が厳しい目で見守っています。私自身も、議員の1人として試されるときが来ていると覚悟しておりますので、よろしくお願いします。 次の質問に移ります。 地上型太陽光パネルの乱立について質問します。 最近、あれっ、こんなところにパネルがまたつくられていると驚くことが多くなりました。設置者の表示もないし、近所の人たちにはちゃんと対応したのだろうか。これじゃ隣の家は迷惑だろうにな、周りの景観もよくないなと気になります。高齢化が進んで、農地の耕作を続けられなくなっている状況が進んでおります。 私のところに一つの相談の手紙が届きました。七日市場の方からです。7月17日付です。自宅の西隣、元ユージー山梨工場跡地に、巨大な太陽光発電所が十数年前に設置されました。熱風と反射熱で窓があけられない、やむなくカーテンを設置した。ことしになって、今度はモリタユージーを買収した業者、どこの誰だか不明ですが、太陽光を設置した。解体業者が、迷惑をかけると近所を回ったけれども、設置者は挨拶もない。管理設置者の表示もない。対応として、山梨市役所環境課に相談をしたけれども、設置届の義務や許可が地元の自治体にない、詳細がわからないので調べてみるとの返事があった。相談者の住所、氏名、電話番号は知らせてあるけれども、7月17日現在回答がない。要望として、具体的な説明もなく設置をして、被害があることも聞かずに不誠実である。せめて境界に柵かネットなど対策を講じてほしい、これが手紙の内容です。 市にお聞きします。こういった苦情に近い相談が、ほかにも市に寄せられていますか。どのように対応していますか。状況を報告してください。それから、この先どう対応していくつもりですか。市独自の条例が必要ではありませんか。 乱立が問題になっている北杜市でも、条例をつくる努力は進められていますが、まだ条例制定には至っていません。それだけに難しい問題も含んでいると思われますが、後手に回る前に市としての対応が必要だと思います。お願いします。 ○副議長(村田浩君) 立川隆次環境課長。 ◎環境課長(立川隆次君) 地上型太陽光パネル乱立についてであります。 平成24年7月に、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法通称FIT法に基づき、国が定めた固定価格買取制度が開始されたことを背景に、全国的に太陽光発電などの再生可能エネルギー発電設備の設置が急激に進んでおり、開発による景観や生活環境への悪影響などが問題となっております。 このような状況の中、本市では平成28年4月に、山梨市再生可能エネルギー発電設備設置指導要綱を策定し、広報誌や市のホームページでの周知を行う中で、関係法令の遵守を初め、景観維持、環境保全、周辺住民との良好な関係の維持等を説明して、事業者による発電設備の適正導入が図られるよう取り組んでおります。 まず、苦情に近い相談が、ほかにも市に寄せられているかについてであります。平成24年度から現在まで4件の相談が寄せられており、主な内容につきまして、パネルの発射熱、土地利用、排水計画等についてであります。 次に、どう対応しているか、その状況についてであります。速やかに現地の状況を確認し、設置に対しての説明不足や近隣への配慮不足が原因と考えられる案件につきましては、事業主に対し、事業の説明を丁寧にし、近隣住民と良好な関係を保つための努力をするよう指導しております。 事業者が近隣住民へ説明することにより、おおむねの理解を得られた、改善策を講じ理解が得られたとの報告を受けている案件や、地域の要請により、市と県が連携して事業者と話し合いを続けている案件もあります。 七日市場の件につきましては、所有者の変更や事業者の移転などに時間を要しましたが、先ごろ、指導要綱に基づき、事業者に指導を行ったところであり、事業者による地域への説明を考えていると聞いております。 次に、この先どう対応していくかについてであります。本市では今後も、国・県のガイドライン及び山梨市再生可能エネルギー発電設備設置指導要綱に基づき、県や関係機関と連携をしながら、地球に優しい新たなエネルギーである再生可能エネルギー発電設備の適正な導入を推進してまいります。 本市独自の条例制定につきましては、北杜市を初め県内他市の情報収集を行い、既存の指導要綱の強化を含め、研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(村田浩君) 清水時保議員。 ◆8番(清水時保君) 非常に一生懸命努力をなされていることはわかりますが、今のままでは限界があると思います。一日も早く市の条例をつくられるようにご尽力いただきたいと思います。 3つ目の質問に移ります。 入学準備金3月支給と就学援助について質問をします。 国民の中に格差と貧困が広がって、子供の6人に1人が貧困の世帯に置かれています。6月の議会で、昨年5月1日現在の要保護・準要保護受給者の全児童生徒に占める割合は10.7%とお聞きしました。 昨年から始めた中学校入学予定者を対象とした入学準備金支給対象となる生徒の人数と、かかる費用は幾らですか。これを小学校入学予定者にまで拡大した場合に、その児童の人数とかかる経費は幾らですか。入学準備には多額の費用がかかります。支給額を拡大することを検討していただきたいと思います。お願いします。 ○副議長(村田浩君) 市川今朝則教育長。
    ◎教育長(市川今朝則君) 入学準備金3月支給と就学援助についてであります。 最初に、昨年度から始めた中学校入学予定者への入学時に必要な学用品費の受給人数とかかる費用であります。 本年3月31日付で、要保護児童生徒補助金及び特別支援教育就学奨励費補助金交付要綱の一部改正が行われ、従来、児童または生徒の保護者とされていたものが就学予定者の保護者と変更になったことで、入学準備の段階での入学時の必要な学用品等の前倒し支給が可能となりました。 このような国の動向を踏まえ、本市では、準要保護世帯で中学校に入学する生徒に対し、本年2月に前倒し支給を実施したところであり、支給対象世帯は44世帯で、支給総額は103万円余であります。 次に、この前倒し支給小学校入学予定者まで拡大した場合の受給人数と、かかる費用であります。 小学生につきましては、支給対象世帯の把握をどうするのか等の課題があり、前倒し支給を実施しませんでしたが、支給対象世帯支給総額ともに、平成28年度に前倒しした中学校入学予定者と同程度と予想されることから、児童生徒を合わせて、おおむね90世帯、200万円程度と思われます。 小学校入学予定者への前倒し支給についても、今後対象世帯の把握に努め、中学校入学生徒と同じ2月の前倒し支給に向けて準備を進めてまいります。 最後に、支給額の拡大についてであります。 現在、本市では、国の基準に基づき、小学生の新入学児童学用品費の単価は2万470円、中学生は2万3,550円としています。しかしながら、今年度、国の単価の見直しがあり、小学生が4万600円、中学生が4万7,400円と、いずれも大幅に引き上げられておりますので、単価の見直しを検討してまいります。 今後も、全ての子供たちが安心して勉学に励む環境を整えると同時に、生活困窮世帯の支援にも引き続き取り組んでまいります。 ○副議長(村田浩君) 清水時保議員。 ◆8番(清水時保君) どの子も安心して勉学に励めるように教育を受けさせるには、山梨市が一番住みたくなる山梨市と言われるように施策を展開することを望みます。人口対策としても、人口増対策としても重要なことだと思います。 4つ目の質問に移ります。 学校給食の無料化について質問します。 6月の議会では、私は、子育てをする若い世代が山梨市に住みつく、住みよい山梨市をつくるという大きなメッセージを、給食センター化実施を機に、全県に先駆けて発信しようではありませんかと訴えました。このことについては、重点課題として取り組んでいくという答弁がありました。 今回の事件で、このことを頓挫させてはなりません。このことは、多くの市民が注目をし、熱い期待をかけています。このことの進捗状況と、その決意を伺いたいと思います。お願いします。 ○副議長(村田浩君) 角田弘樹学校教育課長。 ◎学校教育課長(角田弘樹君) 学校給食の無料化についてであります。 健全で健やかな児童生徒の成長を考えるとき、学校給食の存在は大きな責務と意義を持っております。 学校給食費は、学校給食法において、給食を受ける児童生徒の保護者が負担すると定められているところであります。しかしながら、本市における要保護・準要保護受給者の全児童生徒世帯に占める割合が10.7%であることを踏まえると、その費用負担は大きな課題であり、6月の定例会におきまして、学校給食費無料化に向けた国に対しての要望活動について報告させていただいたところであります。 今後も財政が厳しい状況が見込まれる中で、市単独での学校給食費無料化に向けた取り組みは難しい面もありますが、小学校4校の統合、さらには給食センター稼働に伴うランニングコスト経費削減等も見込まれますので、新市長のもと、貧困家庭対策も含め、多面的な検討をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(村田浩君) 清水時保議員。 ◆8番(清水時保君) 先日、南中学校の学園祭の開会式に参加をしました。今までは、昼間になれば、親子が一緒になって弁当を食べていたと思いますが、生徒たちは昼間は学校給食をとることになっていると聞きました。貧困の家庭がふえたり、親が忙しくて仕事を休めないというような家庭がふえていることを考慮しなければならないところへ来ているんだなと感じました。 そういう意味合いからも、学校給食の実現を大きな期待を持って見守っていきたいと思います。よろしくご尽力をお願いします。 以上で質問を終わります。 ○副議長(村田浩君) 清水時保議員の一般質問は以上で終わります。--------------------------------------- ○副議長(村田浩君) 次に、木内健司議員の発言を許します。 木内健司議員。 ◆15番(木内健司君) 公明党の木内健司でございます。 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 私の質問、今回は2点に絞らせていただいております。昨日からの質問戦でも何度となく取り上げられている質問でもありますので、若干重複する部分もあろうかというふうに思いますけれども、ご容赦を願いまして、質問に入らせていただきます。 まず、職員採用試験における不正防止対策についてであります。 今さら言うまでもありませんが、公平・公正であるべき職員採用試験において、旧態依然とした不正が行われていたことに対し、強い憤りと不信感を抱かざるを得ません。 昨日、市役所西館5階に置かれていた警視庁及び県警の捜査室は撤収されましたが、捜査についてはなお継続されるということでございます。事件の全容の解明は、捜査の進展とともに明らかにされていくものと考えますが、今年度の職員採用試験を間近に控え、再発防止不正防止は喫緊の課題であると考えます。 試験日程まで間もなく、9月議会では間に合わないと判断し、山梨市議会公明党として、8月18日に、萩原弥香議員とともに、小野鈴枝議長に対し、一日も早く市議会として不正防止の取り組みを促すよう要望を行い、議会運営委員会議員全員協議会を経て、23日に、議長から市長職務代理者に対し、山梨市職員採用試験に係る申し入れを行った経緯がございます。 本来、厳正な上にも厳正に行われなければならない職員採用試験において、このような申し入れを行わなければならないこと自体、非常に残念でなりません。とはいえ、ご心配をおかけしている市民の皆様を初めとする多くの方々に対し、また、このような困難な時期に山梨市職員採用試験を受験される方々や、そのご家族の不安を少しでも和らげるためにも、誠実かつ早急に不正防止策を講じることが重要であり、信頼回復への第一歩につながるものと考えます。 過去に同様の不祥事のあった自治体では、口ききや不正行為が発覚した場合の採用取り消しを明文化することや、誤解を招きかねない第三者による合格発表前の事前通知の依頼の排除など、さまざまな取り組みがなされております。 既に本市においても、市長退職に係る事務調整会議において検討された内容については説明を受けており、質問通告の翌日、9月5日には、1次試験実施に係る立ち会いについて、議長宛ての書面にて報告がなされております。 抜本的な不正防止対策は、新たな市長が就任された後に再検討されるとお聞きしておりますが、まずは直近に迫った今年度の採用試験における不正防止策について、多くの方が見ている本会議の場で、どのような点に重きを置いて行うのか、具体的にお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(村田浩君) 市長職務代理者飯島尚敏副市長。 ◎市長職務代理者副市長(飯島尚敏君) 木内健司議員のご質問にお答えをいたします。 職員採用試験における不正防止対策についてであります。 市では、職員採用に係る一連の事件に対応するため、事務調整会議を設置し、市議会からの申し入れをいただく中、公平・公正な第三者の立ち会いなど、適正な試験実施に向けた検討を進めてまいりました。 具体的な対応といたしましては、1次試験実施の際に、山梨県総務部市町村課の本市に住所を有しない職員3人が立ち会っていただけることとなり、試験会場までの試験問題、解答用紙の移送の状況、試験の実施状況から試験終了後の問題・解答用紙の委託先への発送手続まで、一連の事務について適正に行われているか、確認していただく予定であります。また、調整会議のメンバーも試験事務に従事する予定であります。そのため、人事給与担当業務の一部を兼務する辞令を発令する予定であります。 なお、2次試験につきましては、現在、調整会議において、県や先進市などの採用試験の方法を参考にしながら、試験制度の見直し作業を進めているところであり、職員採用に対する働きかけの防止など、適正な試験実施に必要な取り組みに関する規定の制定についても、あわせて検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(村田浩君) 木内健司議員。 ◆15番(木内健司君) 今までお聞きしている内容を、この場で確認をさせていただいたような格好になりましたけれども、今回試験を受けられる方々に対しては、安心して試験を受けていただきたいという思いから、この質問をさせていただきました。 あともう1点、昨日からの答弁で、ちょっと気になったところですけれども、この件に関することでありますけれども、仮採用が半年間ということで、この月末にも仮採用期間が終了するということでございます。こうしたことを踏まえて、例えばその仮採用期間の延長ですとか、そういったことを検討されてもよいのではないかというふうに思いますが、この点に関して、ご答弁いただければありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(村田浩君) 市長職務代理者飯島尚敏副市長。 ◎市長職務代理者副市長(飯島尚敏君) 木内議員の再質問にお答えをいたします。 条件つき採用期間の延長を考えたらどうかというご質問でございます。 昨日の答弁でもお答えをさせていただきましたように、10月1日の正職員採用につきましては、現在、4月からの職員の勤務の状況、態度等を各課長に判定をしていただきまして、それらをもとに判断をし、採用すべきという職員については採用をさせていただくと、このように考えております。 なお、その後に不正採用ということが確認されましたときには、採用の取り消しも含めて検討していくということで、昨日もお答えをさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○副議長(村田浩君) 木内健司議員。 ◆15番(木内健司君) 一旦は本採用ということになるようでございます。 それにしましても、今後、こういったことを踏まえて、そういった試用期間の延長ですとか、例えば半年を1年にするとか、そういったことも必要ではないかなというふうに思います。長い目で見て、実際に現場で使える人なのかどうか、そこを見きわめていただくことも一つは重要なことであると思いますし、その査定をするのは課長さんということで、直属の部下ではあっても、ちょっと場が離れているとか、距離感があるというふうに思いますので、もう少し下の、例えば課長補佐さんであるとかリーダーさんの意見も踏まえた上で、そういった現場での勤務評定なんかをしていくと、もう少し身近なものになるのではないかなというふうに思います。その点も含めて、ぜひご検討いただければというふうに思います。 幾らやっぱり不正防止をしても、やはり抜け道というものはあろうかというふうに思います。また、やはりその間に人が介在するということで、こうした不祥事が起きてしまうのも、いたし方ないと言ってしまっては、本当に申しわけない気がしますけれども、やはりそれぞれの職員の皆さん、またそれに携わる皆さんが、こういった意識を持って、不正を防止していくんだと、もう二度とこういうことを起こさないという決意に立って、職務を遂行していただきたいというふうに思います。 その上で、次の質問に入りたいというふうに思います。 市職員倫理規程についてお尋ねいたします。 全国各地で倫理規程を設けている自治体が数多くございます。その目的は、職員が職務遂行、職務及び職務外において常に自覚しなければならない公務員倫理の確立及び保持に関し必要な事項を定めることにより、職務執行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為の防止を図り、もって公務に対する市民の信頼を確保することを目的とすることにあります。 そもそもこのような規程を設けなくても、職員の皆様は、職員であることに誇りを持ち、その使命を自覚し、公平・公正な職務の遂行に当たっていただいていることは、私を初め多くの市民の皆様もご理解をいただいていることと考えます。 また、議会開会日の職務代理者の挨拶の中にあったように、行政の停滞、市民サービスの低下を来さないよう、市職員が一丸となって職務に精励し、市民の皆様の信頼回復に全力を尽くしていくということも極めて重要であると考えます。 しかしながら、今回の事件を通して、疑念を持たれている方々も少なくないことから、信頼回復への方策の一つして、市職員倫理規程を設けることはいかがでしょうか。市長職務代理者の見解をお聞かせください。 ○副議長(村田浩君) 市長職務代理者飯島尚敏副市長。 ◎市長職務代理者副市長(飯島尚敏君) 市職員倫理規程についてであります。 今回の事件は、まさに市職員に公務員としての倫理観が欠如していたとのそしりは免れないと思っております。法令を遵守することはもちろん、職員一人一人が市民全体の奉仕者であることを自覚し、公共の利益の推進のため、全力を挙げて職務に取り組む必要があり、そのことが市民の信頼を得る唯一の方法であることも認識しなければならないと考えております。 そのためにも、公平・公正な職員採用試験制度を再構築していくとともに、職員の倫理観を醸成していくことも重要であると考えておりますので、倫理規程の制定なども含め、その方法を検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(村田浩君) 木内健司議員。 ◆15番(木内健司君) これは、やはり信頼回復の方策の一つということでご紹介させていただきましたけれども、市民の皆様への強いアピールにもなるというふうに思いますし、これからの山梨市を立て直していく上での、一つのやっぱりきっかけとなることも考えられますので、ぜひ前向きにご検討いただいて、善処していただきますようにお願いを申し上げます。 いずれにしましても、このようなことが二度と起こらないことが一番肝要でございます。ここにいる皆様を初め、市民の皆様も、本当に早く収束してもらいたい、こういった思いでいるかというふうに思います。そういった意味では、今回のような事件、本当に二度と起こさない決意を、またともに確認し合いながら、進んでいきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(村田浩君) 木内健司議員一般質問は以上で終わります。--------------------------------------- ○副議長(村田浩君) 次に、飯嶋賢一議員の発言を許します。 飯嶋賢一議員。 ◆14番(飯嶋賢一君) 山友会の飯嶋でございます。 議長からの発言をお許しいただきましたので、質問したいと思います。 冒頭、職員採用にかかわる不正問題につきましては、捜査の動向を見守っておるところでございますが、このような状況が生まれたことは非常に残念であり、我々議会としても、この緊急事態に全力で取り組んでいかねばならないと思っておるところでございます。 市当局は、一日も早く市民からの信頼回復が取り戻されるよう、真摯に取り組むことは当然でありますが、議会としても誠心誠意努力してまいる所存でございます。一度失われた信頼を取り戻すことはたやすいことではありませんが、議員も一丸となって、全力で市政発展のために取り組んでまいることを、この場をおかりし約束いたし、質問させていただきます。 初めに、農業委員についてお伺いいたします。 平成29年3月定例会におきまして、本市の農業委員定数を19名とする条例を決議したところであります。これは、平成27年9月の農業委員会法改正に基づいて、農業委員の選出方法が、これまでの選挙制、議会等の推薦による選任制の併用から市長の任命制に変わったことを受け、国が示した基準により、本市の農業委員の数を決めたことによるものであります。 これまでの農業委員の任期は、本年11月末日までと伺っております。本市の産業における農業の比重は非常に大きいことを考えますと、農業委員の役割もとても重要であると思います。 そこで、今回の農業委員会法改正に伴い、新たに発足する農業委員会の体制はどのようになるのか。また、従前より農業委員の数が大幅に減少することとなりますが、これらの対応について、市ではどのように講じていくのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(村田浩君) 市長職務代理者飯島尚敏副市長。 ◎市長職務代理者副市長(飯島尚敏君) 飯嶋賢一議員のご質問にお答えさせていただきます。 農業委員についてであります。 現在の本市農業委員会委員の任期は11月30日までとなっております。 国では、平成27年9月に農業委員会法を改正し、委員の選出方法をこれまでの選挙制と議会等の推薦による選任制の併用から、議会の同意を要する市長の任命制に一本化されました。 同時に、農業委員会の業務の重点は農地利用の最適化であることが明確化されました。具体的には、これまでの37名の農業委員を国で示した基準に基づき、現行の定数の半分程度の19名と定め、従来の農地法等により、その権限に属させた事項が必須業務となりました。また、これまで農業委員会の任意業務であった担い手への農地集積と集約化、耕作放棄地の発生防止と解消を必須業務に位置づけ、農地等の利用の最適化の推進を図るため、新たに農地利用最適化推進委員が設けられました。 最適化推進委員は、市内の総農地の面積に照らしますと、最大28名まで配置することができますが、担当地区と活動が確立されている現在の農業委員の定数37名を維持し、新たに委嘱する農地利用最適化推進委員は18名を定数と定めました。 現在の37名の農業委員による一つの組織としての農業委員会から、それぞれ使命と役割を担った農業委員と、最適化推進委員を合わせた新たな農業委員会として、これまでと同様に地域農業の発展を担ってくれるものと考えております。 ○副議長(村田浩君) 飯嶋賢一議員。 ◆14番(飯嶋賢一君) 今回の事件を受けまして、農業委員の選任に係る議案上程は、新市長のもとに提案されるようでありますが、いずれにいたしましても、法律の改正とはいいつつも、本市の基幹産業である農業が衰退することは、決してあってはならないことだと考えておりますので、どうか万全な対応をお願いいたしまして、次の質問に入らせていただきます。 次に、市民バスの今後のあり方についてお伺いいたします。 本年10月1日から、市民の足となっている市民バスのうち、山梨循環線及び牧丘循環線の乗車料金が1乗降当たり、これまでの100円から200円に値上げするとのことであります。これまで市の説明では、学生や高齢者など、日常生活にこの市民バスを利用していただいている方々に対しては、これまでになかった定期券を新たに発行することで、利用者負担を軽減するとの説明を受けておりますが、市民バスを運行するためには多くの市費が投じられることと考えると、いかに利用者をふやしていくのかが重要なことと考えております。 そこで、市民バスにおける今回の新たに発行しようとする定期券については、どのような種類の定期券とするのか、具体的な内容をお聞かせください。また、乗車料金を上げる一方で、これら定期券を発行することにより、市ではどのような効果を期待しているのか、お聞かせいただきたいと思います。 現在の市民バス運行については、多くの市民の皆様から、幾つかのご要望もいただいておるところでございます。私の地元であります八幡地区においても、例えば八幡小学校付近については、道路の幅員も非常に狭いことから、現状の市民バスが通行することには非常に困難な場所が多いため、通行しておりません。しかしながら、地域住民としてみると、大型バスや中型バスではなく、通行可能な小さなバスでも通っていただけたら、非常にありがたいという声も多く伺っておるところでもございます。 このことは、八幡地区に限ったことではなく、市内のさまざまなところで聞いていると思いますが、交通事情の悪いことから、地域住民に対し、特に交通弱者と呼ばれる住民に対しての交通対策を市ではどのように検討しているのか。直接市民バス対策とは異なると思いますが、そのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(村田浩君) 中村貴仁総務課長。 ◎総務課長(中村貴仁君) 市民バスの今後のあり方についてであります。 まず、定期券の種類についてであります。 10月1日からの市民バス乗車料金の見直しに伴い、市民バス山梨循環線、牧丘循環線及び西沢渓谷線の各路線において定期券を導入いたします。 導入する定期券につきましては、山梨市地域公共交通会議でもご協議いただき、一般、65歳以上の高齢者、高校生以下の学生及び障害者の4種類に分けて発行いたします。利用期間としては、1カ月定期、3カ月定期、半年定期、そのほか、障害者には1年定期、学生には4カ月定期と1年定期を発行しますので、利用頻度に合わせて購入することができます。販売額は、1カ月定期券の割引率を一般は15%、高齢者は50%、学生は60%、障害者は70%に設定しており、期間が長くなるほど割引率が高くなっております。 次に、定期券を発行することによる効果についてであります。 今回の乗車料金の見直しにより、10月1日から山梨循環線及び牧丘循環線の乗車料金は、1乗降当たり100円から200円になりますが、定期券の導入により、日常的に市民バスを利用している方の負担軽減を図るとともに、定期券利用者の利便性を高めることで新規利用者の獲得など、乗客数の増加を期待しているところであります。 最後に、バスが入れない地域の交通弱者と呼ばれる住民に対しての対策についてであります。現在の市民バスは3路線38系統を運行しておりますが、道路幅員の狭い地域や山間部ではカバーできない地域があります。 市民バスでの運行が困難な地域、いわゆる交通空白地域の対策につきましては、今後、先進自治体の事例なども参考に、住民の移動特性やニーズを把握する中で、その地域の需要に合った移動サービスの提供について検討していく必要があると考えております。 ○副議長(村田浩君) 飯嶋賢一議員。 ◆14番(飯嶋賢一君) 大都市とは異なりますが、地方のバス路線の廃止等は、少子高齢化や人口減少が進む中で大きな問題だと思います。本当に利潤だけを追求しても、地域の市民サービスとはならないと思いますが、もちろん財源にも限度があると思いますが、これら両方のバランスを考えながら、本市にとって最適な対策が講じられるよう期待をし、次の質問に入りたいと思います。 次に、西関東連絡道路と広域的な道路網の将来計画と岩手地区の対策についてお伺いいたします。 西関東連絡道路の岩手ランプまでの完成時期につきましては、本年6月の定例会において質問させていただき、県のお考えなどについて答弁をいただいたところでございます。しかしながら、先日県から、供用開始が3カ月間延長となり、来年3月にずれ込むという説明があったとのことでございます。 この道路は、本市の住民のみならず、隣接する甲州市など、広域にわたって交通事情を革新させる非常に重要な道路整備ということは、誰もが承知しているところでございます。今回の供用開始時期の延期につきましては、埋蔵文化財の発掘に関係したやむを得ないものと理解していますが、どうか一日も早い完成ができるよう強く望むところでございます。 そこで、この西関東連絡道路完成後の広域的な交通網を考えたときに、広域的な観点から見ると、特に隣接する甲州市へのアクセスについて重要となってくると思われますが、将来的にどのような交通網を整備する予定なのか。岩手橋の改修計画も含めて、お聞かせいただきたいと思います。 また、岩手ランプ周辺の道路、特に岩手地区に入った地域内の道路は、道路幅員も本当に狭く、すれ違いもやっとというような箇所も多くあります。岩手ランプが完成し、その後の岩手地区の活性化ということを考えますと、将来的には、これらの接続する生活道路の幅員整備というものも重要であると考えるところでございますが、市では岩手地区のこれら狭小道路の解消について、将来的にどのようなお考えを持っているのか、あわせてお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(村田浩君) 小池正樹建設課長。 ◎建設課長(小池正樹君) 西関東連絡道路と広域的な道路網の将来計画と岩手地区の対策についてであります。 西関東連絡道路は、八幡ランプから岩手ランプまでの未整備区間約1.6キロメートルの供用開始時期が、埋蔵文化財の出現により平成30年3月にずれ込む見込みであると、県から説明を受けました。 この道路は、市街地での渋滞緩和、甲府市へのアクセス時間の短縮のほか、観光面でも重要な道路であり、本市におきましても早期の供用開始が望まれるところであります。 まず、西関東連絡道路完成後の交通網の整備計画についてであります。 西関東連絡道路の供用開始に伴い、岩手ランプを利用する甲州市方面からの交通量の増加が想定されます。岩手橋の改修を含めた岩手ランプから甲州市へのアクセス道路の整備は、地域間連携強化、観光など広域的な交流を促進するため、両市にとりまして大変重要と考えております。 このことから、今後も引き続き、県並びに甲州市と緊密に連携を図り、供用開始後の交通状況も踏まえながら、アクセス道路の整備推進に向け、なお一層取り組んでまいりたいと考えております。 次に、岩手地区の狭小道路の解消についてであります。 一般的な道路拡幅工事の実施につきましては、改良後の道路幅員が4メートル以上であること、地権者全員の同意が得られていることなどの要件があり、この要件が整いましたら、地元区より市へ拡幅工事の申請をしていただき、現地の確認や重要度、危険度などの判定を経て、工事を進めていくことになります。また、拡幅工事の実施が困難な狭小道路につきましては、有効な箇所に待避所を設けることも一つの方法だと考えています。 いずれにせよ、狭小道路の解消には、関係する皆様のご理解とご協力が必要不可欠であります。岩手地区の活性化に向けた道路整備につきましては、地元と連携を図りながら推進してまいります。 ○副議長(村田浩君) 飯嶋賢一議員。 ◆14番(飯嶋賢一君) ありがとうございます。 岩手ランプが完成しますと、交通動線も大幅に変化することが考えられますので、将来的な状況を踏まえますと、広域的な取り組みと、あわせて地域の活性化のため、うまく循環するような取り組みを常に心がけていただくことをお願いし、最後の質問に入らせていただきます。 環境センターのストックヤード整備についてお伺いいたします。 今定例会の補正予算で追加補正として上程されている、南地区にある山梨市環境センターのごみ焼却場跡地に整備することとしているストックヤードの整備についてお伺いいたします。 これまでの議会でも何度か説明を受けているところでありますが、笛吹市境川に甲府市と峡東3市による新しいごみ焼却場が完成したことにより、南地区にあるごみ焼却場は、その役目を終えることとなりました。地元の皆様には、長い間いろいろな面でご協力いただいたことに対しまして、地元議員としても大変感謝するところでございます。 この跡地には、新しいごみ施設が遠くなったことへの対策として、ごみの一時保管が可能となるストックヤードを建設し、市民が隣の笛吹市まで持っていかなくても、ここで受け入れてくれることが可能となる整備と聞いております。また、このような対策を講じるのは、本市のみであるということも伺っております。市民にとっては大変ありがたいことですが、既に新しいごみ施設が稼働していることを考えると、一日も早い整備が求められているところでもございます。 そこで、現在計画しているストックヤードは、いつごろまでに整備を終えて、稼働することとなるのか。また、どのような市民サービスを計画しているのか、お聞かせください。あわせて、ここを利用するために、新しい接続道路を整備するということも聞いておりますが、どのような道路整備を行うか、具体的な内容をお聞かせください。 また、140号から環境センターへの進入路について、現状、大型車と農耕車のすれ違いで危険を感じておりますが、これらの対策についてはどのように考えているのか、お聞かせください。 ○副議長(村田浩君) 立川隆次環境課長。 ◎環境課長(立川隆次君) 環境センターのストックヤード整備についてであります。 まず、いつごろまでに整備を終え、稼働することとなるのかについてであります。環境センターごみ焼却場の跡地に、地元区のご理解をいただく中で、平成30年度中にストックヤードの整備を終了し、平成31年度4月からの稼働を予定しております。 次に、どのような市民サービスを計画しているかについであります。市民の皆様からのごみの持ち込みに対して、センターへの進入に当たり、自動車の待機場所の設置や、ごみ計量器を2基設置し、持ち込み時等の渋滞を緩和するとともに、今まで市民の方々にお願いしておりました荷おろしや分別作業を職員が行うなどして、市民の皆様へのサービス向上を考えております。 次に、新しい接続道路は、具体的にどこに、どのような道路として整備するかについてであります。 牧丘・三富方面から、国道140号、また八幡バイパスを利用して持ち込まれる市民の皆様の利便性が向上するものと考え、兄川にかかる長窪橋からいちごランドに向かう手前の側道を利用しての新しい道路整備であり、現在利用している国道140号から環境センターへ通じる道路に接続する予定であります。 道路延長143メートル、道路幅員5メートルを計画しており、本年度に用地取得を行い、平成30年度に道路整備に着手したいと考えております。 次に、国道140号から環境センターまでの進入路についてであります。 環境センターごみ焼却場の解体工事期間中及びストックヤードの整備期間中につきましては、地元農耕車両等の通行が最優先であることや、農耕車両等とのすれ違いが懸念される場所の対策として、工事車両の徐行や一時停止を必ず守るよう、施工業者に指導してまいります。 なお、し尿及びストックヤードの搬入に伴う大型車両の通行につきましても、搬入・搬出業者に対し安全運行の指導を行うほか、すれ違いを考慮した待避場などの整備も検討してまいります。 ○副議長(村田浩君) 飯嶋賢一議員。 ◆14番(飯嶋賢一君) ありがとうございます。 やっぱりストックヤードの整備については、引き続き、南地区の住民の皆様に協力いただくことが一番いいことであります。地元に対しても丁寧な説明と対応を切にお願いをいたしまして、以上で私の質問は終わりです。どうもありがとうございました。 ○副議長(村田浩君) 飯嶋賢一議員の一般質問は以上で終わります。--------------------------------------- ○副議長(村田浩君) 次に、飯島力男議員の発言を許します。 飯島力男議員。 ◆9番(飯島力男君) 尚志会の飯島力男です。 議長より発言の機会をいただきましたので、質問させていただきます。 私自身、議員として初めての質問となり、非常に緊張しておりますが、当局においては明瞭なご答弁をお願いします。 まずは、このたびの職員採用にかかわる不正問題につきましては、代表質問でも同僚議員からさまざまな質問がありましたが、ぜひその全容を明らかにし、市当局はもちろんでありますが、我々議会も一丸となって、市民から失われた信頼を一日も早く取り戻し、市政が正常化するよう、私自身も精いっぱい努力する決意を改めてしたところであります。市当局には、透明性を持った職員採用が図られるよう注文いたし、質問に入らせていただきます。 まず、本市の農業分野におけるIoTの取り組みについてであります。 今定例会の議案第70号 山梨市一般会計補正予算(第2号)のうち農業分野を中心としたIoTの取り組みとお考えについてお伺いします。 IoTとは、インターネット・オブ・シングスのことで、さまざまなものとインターネットがつながった世界、取り組みのことを一般的に指しております。国では次年度に向け、施策方針の中で、各省庁の垣根なく取り組んでいくこととし、特に本年6月に閣議決定した未来投資戦略2017では、第4次産業革命として、官民問わず、さまざまな分野で推進することとしております。 本市では、昨年度末に農業分野で、民間企業と連携した取り組みとしてアグリイノベーションLab構想を立ち上げ、本市をフィールドとした実証実験を民間企業とともに実施しているとのことであります。本市の農業分野、とりわけ果樹栽培については、生産者が長年築き上げてきた経験値をもとに、そのすぐれた栽培技術を後継者に引き継いでいくなど、従来的な手法により産地形成を構築していると思われます。 そこで、現在進めている取り組みについては、このような形で生産している農家がどのように変化することをイメージした取り組みとして行っているのか。現状の取り組み内容と将来的に期待する効果等をお聞かせいただきたいと思います。 また、IoTについては、さまざまな分野で活用できるツールであると思いますが、本市では農業以外のどのような分野で検討していくのか、あわせてお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(村田浩君) 市長職務代理者飯島尚敏副市長。 ◎市長職務代理者副市長(飯島尚敏君) 飯島力男議員のご質問にお答えいたします。 本市の農業分野におけるIoTの取り組みについてであります。 IoTとは、さまざまなものとインターネットがつながり、情報のやりとりをすることで、もののデータ化や、それに基づく自動化などが進展し、新たな付加価値を生み出す取り組みであります。 本市では本年2月に、民間企業と連携し、農業分野に特化したアグリイノベーションLab構想を立ち上げ、本市をフィールドとした先進的な取り組みを行っているところであります。 まず、現状の生産農家がどのように変化することをイメージし、将来的にどのような効果を期待しているのかについてであります。 従来の果樹栽培においては、生産者みずからが長年築き上げてきた経験値、また、勘をもとに栽培をしていたのが現状であります。このことは、生産者が技術継承を行う上で難しさがあり、時には大きな障壁となり得ると考えております。このため、IoTを活用したスマート農業を実践し、熟練した農業者の栽培データを収集・分析することにより、栽培技術のデータを見える化して、生産者の技術継承が行いやすい環境を整えることを目指すものであります。 現在、Lab構想による実証実験では、13件の農家にご協力をいただき、センサーの設置やデータ収集の蓄積を行っているところであります。また、蓄積したデータについては、より有効的に活用するため、データの解析と帰属を明確にするため、本定例会で補正予算を上程しているところであります。 今回の取り組みが、本市果樹生産の活性化につながり、高品質で安定した生産体制と高付加価値となる特産農産物のブランド化が図れるよう期待するものであります。 なお、本市の取り組みは、総務省において本年7月に立ち上げた地域IoT官民ネットの中でも県内自治体で唯一選ばれており、先進的優良事例山梨市モデルとなるよう推進してまいります。 次に、IoTの他分野での検討についてであります。 国においては、各府省でIoTの実装に取り組んでいるところであり、その活用方法はさまざまな分野に及んでおります。 本市では、可能な限りコストを抑え、市民の安全・安心や生活の利便性が図られる分野での取り組みを検討していきたいと考えております。その取りかかりとして、最近の異常気象による水害対策にIoTが活用できないか、検討していくこととしております。 ○副議長(村田浩君) 飯島力男議員。 ◆9番(飯島力男君) ありがとうございます。 他の産業分野とは違い、農業は生き物を相手に、ある意味自然と共生しながら、本市の土壌に合ったものを育てていかなければならないと考えます。しかし、世界的な地球温暖化現象もある中、我々の地域も、十数年前とは大きく気象状況が変わってきていることも確かではありますが、本市の豊かな自然情景を我々の子孫に引き継いでいくためにも、有効的な取り組みとなること期待し、次の質問に移りたいと思います。 2020年東京オリンピック事前合宿誘致に伴うトレーニングルーム整備についてであります。 先日開催された議員全員協議会において、市民総合体育館に、ドイツ・ウエイトリフティングチームからの要望により、トレーニングルームの整備を行うことについての説明がありました。これは、本年6月14日に、ドイツ・ウエイトリフティングチームと本市との間で、本市を最優先とした事前合宿地とする覚書の取り交わしに基づく事前対応の一環として行うものであり、今後、ドイツとの事前合宿地に係る締結実現に向けた一つの取り組みということであります。 東京オリンピックの取り組みについては、直接競技場として使用する競技施設以外にも、この事前合宿地の誘致により、全国のさまざまな自治体で、それぞれの競技種目に合った施設改修を行っていると聞いているところであります。 私自身、長年体育指導員を行っていた経験上、生涯スポーツを踏まえた施設の充実については、その必要性を常々感じているところではありますが、前回の1964年東京オリンピックが開催された時代とは社会情勢など大きく異なり、経済状況が停滞している現代において、オリンピック後の施設有効活用が大きな論点にあると思っております。オリンピックをレガシーにという言葉もある中、オリンピック開催だけを捉えて施設整備することは、現代社会の仕組みとしては合っていないと考えます。 そこで、今回計画しているトレーニングルーム整備について、具体的にどのような整備を行い、オリンピック終了後、これをどのように効果的に活用していくのか、市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(村田浩君) 望月好也生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(望月好也君) 2020年東京オリンピック事前合宿誘致に伴うトレーニングルーム整備についてであります。 具体的にどのような整備を行い、オリンピック終了後、どのように活用していくのかについてであります。 現在のトレーニングルームは、設備・機器の老朽化及び機器の不足が生じており、一般の方の利用において、十分な機能を満たしていない状況であります。今回のオリンピック事前合宿誘致に伴い、ドイツ・ウエイトリフティングチームからも要望されていることから、ウエイトリフティングの練習も可能な施設として整備するものでございます。 整備内容は、利用者の利便性と安全面を考慮して、体育館西側の一部を増築し、約300平方メートルの施設に有酸素運動及び筋力トレーニングマシン、ウエイトリフティング器具を含む機器の充実を図ってまいります。また、2階トレーニングルームの体力測定、ヨガ、ダンス、エアロビクスなどに使用できる多目的ルームへの改造及び武道館の天井改修工事など、あわせて整備するものであります。 オリンピック終了後においても、個人の利用だけではなく、指定管理者やスポーツ団体等による健康プログラムや運動教室等への活用も可能となるため、市民の皆様の健康維持、体力向上につながる施設として活用できるものと考えております。 ○副議長(村田浩君) 飯島力男議員。 ◆9番(飯島力男君) ありがとうございました。 やはり、これからの公共施設整備に当たっては、着飾った施設をつくることよりも、いかに利用率・稼働率を上げて、市民の皆さんが整備してよかったと思えるような取り組みが最も重要なことと考えます。 今回の東京オリンピックは全世界に注目されており、その成功は全ての国民が願っていることではありますが、競技施設は当然のことながら、これらに関連し整備する施設についても、将来有効的な活用ができるよう、整備前から意識して取り組んでいただくことをお願いし、私からの質問は終わりといたします。ご丁寧な答弁、ありがとうございました。 ○副議長(村田浩君) 飯島力男議員の一般質問は以上で終わります。 以上で通告による一般質問は終わりました。 次に、一般質問に対する関連質問に入りますが、関連質問がある場合は、休憩中に書面をもって副議長まで通告お願いします。 議事の都合により暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時41分 △再開 午前11時54分 ○副議長(村田浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより一般質問に対する関連質問に入ります。 休憩中、一般質問に対する関連質問の通告はありませんでした。 以上で関連質問を終わります。--------------------------------------- △第2 議案及び請願の委員会付託 ○副議長(村田浩君) 日程第2、議案及び請願の委員会付託を行います。 会議規則第37条の規定により、お手元に配付いたしました委員会付託表のとおり、議案第66号から議案第75号の10案件及び請願第3号の審査は、それぞれ所管する常任委員会に付託いたします。また、議案第76号から議案第87号までの12案件の審査は、決算特別委員会に付託いたします。          〔参考資料 12頁~13頁参照〕 各委員長から委員会開催の報告があり、総務、建設経済、教育民生の各常任委員会は9月13日に開催され、午前10時開会、決算特別委員会は9月14日、15日、19日に開催され、午前9時開会となっています。 付託議案等の審査をお願いいたします。 また、委員会条例第20条の規定により、説明員の出席を求めます。--------------------------------------- △散会 ○副議長(村田浩君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 ◎議会事務局長古宿昌士君) お互いに挨拶を交わしたいと思います。 ご起立をお願いいたします。          (全員起立) ◎議会事務局長古宿昌士君) 相互に礼。 △散会 午前11時56分...