○副議長(
宮下宗昭君)
前田厚子君。 〔10番
前田厚子君 登壇〕
◆10番(
前田厚子君) 第2標題、
新型コロナウイルス感染症の今後の
生活支援の取組についてお聞きします。 国におきましても、第2次
補正予算の中で
活動自粛を余儀なくされていた文化芸術、
スポーツ関係者などにも活動の継続への支援が盛り込まれました。また、特に
生活弱者と言われている低所得の
ひとり親世帯への支援も盛り込まれました。そこで、
自治体向けにも
地方創生臨時交付金が計上されていると思います。使い道は各自治体で決めるわけです。 そこで、市民の皆様の声を代弁させていただきます。市としても、全国初の
コロナ撲滅支援金、「
ふじよしだ若者エール便」、「
富士吉田みんなの
エール食券」など、他の市町村にはない企画とネーミングで
富士吉田市の名前を大きくアピールすることもできたと思います。6月1日の
山梨日日新聞の風林火山の中には、こんなことが書かれていました。毎日の食費が家計を直撃する上、
コロナ予防でマスクや消毒液の購入費、
ステイホームで光熱費や通信費もかさみ、気候に反して懐は寒くなっていくとありました。さきにもお話ししましたが、私に
お母さん方やお
ばあちゃん方からの多くの要望がありました。休校中で高校生までの
子育て世代は食費の出費が大変にかさんだとのことでした。 群馬県高崎市では、家計の負担が増している
子育て世帯を支援しようと、子供のいる世帯に5万円分の商品券を交付するそうですが、本市でも
子育て世代への食費の応援もエールの一つとして取組を検討していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 以上で1回目の質問を終わります。
○副議長(
宮下宗昭君) 当局の答弁を求めます。
市長堀内茂君。 〔市長 堀内 茂君 登壇〕
◎市長(堀内茂君)
新型コロナウイルス感染症の今後の
生活支援の取組についての御質問にお答えをいたします。 国においては、感染症の拡大と
経済活動への大きな打撃を受けた状況を、戦後最大の国難とし、国の
補正予算第1号の編成過程において、商品券の配布や
現金給付、また、その対象者をどうするかなど、様々な議論がなされておりました。しかしながら、当時の国における議論は着地点を見いだせないまま、時間ばかりが費やされているものと、私は感じておりました。 このような中、私は、市民の皆様がこの新たな感染症へのおそれや家計への影響など、出口の見えない大きな不安の中で生活をされている状況を目の当たりにし、一刻も早い支援を行うことが私に課せられた責務であると考えたところであります。このため、用途を限定せず、マスクや消毒液の購入などにも使えるよう、収入や年齢などにかかわらず、全市民に対して一律1万円を
コロナ撲滅支援金として交付する事業を全国に先駆けて決定し、現在、約9割の方への交付を完了しております。 御質問の
子育て世代への応援につきましても、食費を含め、自由に使っていただけるよう、この
コロナ撲滅支援金として交付を行ったところであります。 また、食費に対する支援といたしましては、
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、
小・中学校の
臨時休校による措置として、給食費を
一定期間無償とされている市町村がございますが、本市においては、既に昨年10月から、食育の観点も併せて
学校給食費の無償化を実施しており、当然
コロナ感染終息後も継続して無償化を行ってまいります。 また、
アルバイト先の
営業自粛などにより収入が減少しているにもかかわらず、県をまたぐ移動の
自粛要請と家族への
感染拡大のおそれなどにより、本市への帰省ができず、県外で頑張っておられる学生の皆様を支えるため、ふるさとである本市における特産品の食料を詰め合わせた「
ふじよしだ若者エール便」をお届けしたところであります。 さらに、この状況下において大きな影響を受けている飲食店の資金繰りを支援するため、飲食店への料金の
先払い制度として、市と市民の皆様とが力を合わせて事業者を支える「みんなの
エール食券」事業を立ち上げ、既に事業を実施しているところでもあります。 今後におきましても、国・県の政策を注視する中で、第2波などの状況を見据えながら、効果的な対策を迅速に講じてまいります。 以上、答弁といたします。
○副議長(
宮下宗昭君)
前田厚子君。 〔10番
前田厚子君 登壇〕
◆10番(
前田厚子君) 第2標題、
新型コロナウイルス感染症の今後の
生活支援の取組について、2回目の質問をします。 ここでは、
生活支援についてお聞きしました。この生活を守るために、
雇用環境の整備が必要とみなされ、政府においても1次、2次と
補正予算が組まれております。それは、事業を支えることはもちろんですが、その究極は家庭を、生活を支えるための支援ではないでしょうか。 しかし、実際、
雇用調整助成金の制度があっても、書類が煩雑であったり、
オンライン申請ということで、その制度が十分に活用されていないのが実態です。
臨時休校で休みを取った
お母さんたちの給料は休んだ分だけ引かれています。その上、まだまだ
テレワークに切り替えて家で仕事ができる環境が、本市では不十分だと思います。それに、仕事も1週間のうち3日出勤するだけで給料も下がってしまったと、深刻に話してくれた友人もいました。 本市で先進的に取ってくださった支援策はとてもすばらしいと思います。ただ、
ステイホームの中で、さきに挙げた支援策で十分とは私には思えません。それに、高校生にも何かしらの支援があってもよいのではと思いますが、いかがでしょうか。 家計を守る
お母さん方が言うには、今回は国の
特別定額給付金が支給されたので生活を支えることができたとおっしゃっていました。そこで、コロナの被害が第2波と来たときに、今回の経験を生かし、市として市民の生活を守るために必要なことを今から検討していくべきだと思いますが、市の考えをお聞かせください。 以上で2回目の質問を終わります。
○副議長(
宮下宗昭君) 当局の答弁を求めます。
市長堀内茂君。 〔市長 堀内 茂君 登壇〕
◎市長(堀内茂君)
前田議員の2回目の御質問にお答えいたします。 本市における
新型コロナウイルス感染症への支援策につきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、本市は全国でもいち早く、
感染拡大のおそれや家計への影響などの不安を払拭するため、市議会の御理解、御協力をいただく中で、
コロナ撲滅支援金として、高校生を含む全市民を対象に市民1人当たり1万円の交付を行っているところであります。併せて、「コロナに負けるな!
ふじよしだ若者エール便」事業や「みんなの
エール食券」事業、さらに全世帯への
マスク配布など、独自の支援策を実施しているところであり、これらの事業に対しましては、多くの市民の皆様から御賛同をいただいております。 これらの支援策は、多くの市民の皆様を対象に行っているものであり、これらが十分でない、また、高校生に対する支援がないとの
前田議員の御発言は、私にとりまして誠に残念であります。 また、第2波が来たときに、今回の経験を生かし、市として市民の生活を守るために必要なことを今から検討していくべきについてでありますが、
新型コロナウイルス感染症につきましては、いまだ終息を見ず、第2波などが発生し得るものと私も認識しております。こうしたことから、
新型コロナウイルス感染症の第2波への対策につきましては、これまでの経験を踏まえた想定を行う中、国や県及び
関係機関と連携し、状況に応じた必要な施策を迅速に講ずることができるよう、気を緩めることなく、着実に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。
○副議長(
宮下宗昭君)
前田厚子君。 〔10番
前田厚子君 登壇〕
◆10番(
前田厚子君) 第3標題、感染症の観点を取り入れた避難所の対策について、4点お聞きします。 5月に入り、関東周辺に地震が頻繁に起こっています。そんな中で、見直さなければならない避難所の運営についてですが、国では4月、避難所での
新型コロナの
感染拡大を防ぐため、自治体などに対し、感染症の観点を取り入れた対策が必要と、
災害対策を示した
防災基本計画を改定しました。密閉・密集・密接の3密を避けるため、様々な工夫が
マスコミ等でも話題になっています。 そこでお聞きします。 1点目、感染症を避けるために、今までの
避難体制や避難所の運営を見直さなければならないと思いますが、既にその取組は開始されていますか。 2点目、最近地震が続くので、テレビや新聞でも盛んに3密を避けるために
分散避難をしていく必要があると報道されています。本市で考えている
分散避難の状況を市民に分かりやすくお示しください。 3点目、国の
地方交付税を活用して、新たな
避難所運営に必要なもの、特に
飛沫感染を防ぐのに必要なものを至急取りそろえるべきと思いますが、市ではどのような考えでしょうか、お聞かせください。 4点目、ここで防災の専門家の方々から、
分散避難という
避難方法が提案されています。確かに災害は地震だけではなく、これから心配される大雨や台風による被害も甚大です。そこで、
分散避難の中に、状況によるのですが、
自宅避難も大きな選択肢であると紹介されていました。そのためには、自宅の耐震をしっかりしておくこと、本市では、耐震の審査を無料でしています。その結果、工事が必要な方に補助も出ています。この機会に市に問い合わせることをお勧めいたします。 また、今、本市では、全ての市民を対象に
転倒家具防止に対する補助金が出ています。この機会に我が家の中に安全な場所をつくるチャンスです。5月号の広報に載っていましたが、私が声をかけた方の中では誰も知りませんでした。寝室のタンスや冷蔵庫など、最も危険とされるものを固定させるだけでも安心です。市では、ぜひ利用していただきたいと予算を取ってくださったと思いますので、特に御高齢の方にお知らせするため、皆さんの身近にいる市の
地域包括支援センターのブランチの方や
ケアマネジャーさんなどから伝えていくよう、方法を考えていただきたいと思います。また、取付けについても、
シルバー人材センターの方にもお願いできるように考えていただきたいと思います。せっかくよい施策があっても、市民の皆様に届かなければないものと同じです。備えておいてよかったと必ず言ってもらえるものと思います。このような取組の後押しを考えていただきたいのですが、市の考えをお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。
○副議長(
宮下宗昭君) 当局の答弁を求めます。
市長堀内茂君。 〔市長 堀内 茂君 登壇〕
◎市長(堀内茂君) 感染症の観点を取り入れた避難所の対策についての御質問にお答えをいたします。 まず、1点目の感染症を避けるための今までの
避難体制や避難所の運営見直しについてでありますが、これまで台風等の災害時における短期間の避難を行うための避難所といたしましては、コミュニティセンターや地区会館等を使用しておりました。しかしながら、コミュニティセンターや地区会館等は施設の面積が小さく、多くの市民が避難してきた場合には3密が避けられない状況となります。このようなことから、今回のコロナ禍においては、地震等の災害時において家屋等の被害を受けた避難者が、中長期的な避難生活を送ることを想定した施設として指定している
市内小・中学校体育館を、短期間の避難も含む全ての災害時における避難所として位置づけ、状況に応じた開設をしてまいります。 また、避難所の運営につきましては、避難者の安心・安全を第一とし、1人当たりの生活スペースを3平方メートルから10平方メートルへと拡大し、また、避難所等を運営する職員につきましては、フェイスシールド等を着用することにより、防護対策の徹底を図ってまいります。 次に、2点目の
分散避難についてでありますが、感染症が収束しない中における災害時の避難の対応につきましては、内閣府から技術的助言が示されております。この中では、危険な場所にいる人は速やかに避難することが原則であるとされており、その場合には必ずしも行政が準備した避難所だけではなく、安全な親戚、知人宅に避難することも推奨されております。そのため、
分散避難については、感染予防に有効であることから、7月号の広報紙やホームページ等、あらゆる手段を活用し、周知してまいります。 次に、3点目の
飛沫感染防止をはじめとする新たに必要な物品についてでありますが、避難所における感染症対策に万全を期すためには、国や県の支援制度の有無にかかわらず、それらの物品を備蓄するものと考えており、既にマスクや消毒液はもちろん、スペースを仕切る段ボールパーティション、非接触型体温計等を備蓄したところであります。また、今後の災害時における避難の際には、個人が必要とする常備薬等の物品に加え、マスク、消毒液、体温計を避難者自らが携行することについても、併せて周知してまいります。 次に、4点目の
転倒家具防止に対する補助制度についてでありますが、本市の補助制度では、家具転倒等防止器具の購入費に加え、取付費用も補助対象としており、既に広報紙やホームページにおいて周知を行っているところであります。高齢者の方々につきましては、今後も引き続き介護や福祉の事業所をはじめ、ブランチの職員や担当の
ケアマネジャーを通じて広く周知し、事業の推進を図ってまいります。 なお、家具転倒等防止器具の取付作業につきましては、既に販売業者等のほか、
シルバー人材センターにおいても請け負っていただけるとの了承を得ております。 以上、答弁といたします。
○副議長(
宮下宗昭君)
前田厚子君。 〔10番
前田厚子君 登壇〕
◆10番(
前田厚子君) 今回は、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う質問をさせていただきました。
子供たちも慣れないマスクをつけ、コロナと闘っています。こんなときだからこそ、大人は子供の声にじっくり耳を傾け、安心と励ましを送っていきたいと思います。また、熱中症も心配になりますが、大事な子供の成長を皆で応援していきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を祈り、質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○副議長(
宮下宗昭君) これをもって、
前田厚子君の質問を打ち切ります。 渡辺新喜君の質問を許可します。 6番渡辺新喜君。 〔6番 渡辺新喜君 登壇〕
◆6番(渡辺新喜君) 令和2年6月定例議会において、
一般質問の機会を与えていただきましたことに感謝いたします。本日は、コロナ禍における観光振興及び経済対策について質問をさせていただきます。 質問に先立ち、このたびの
新型コロナウイルスの
感染拡大により罹患された方々及び生活に多大な影響を受けられている方々に謹んでお見舞いを申し上げますとともに、大変厳しい環境下で感染予防に御尽力いただいている医療関係者の皆様方をはじめ、市民生活を支えるために懸命に御努力いただいている事業者の皆様方に心からの敬意と感謝を申し上げます。
新型コロナウイルスの感染は瞬く間に世界中に広がり、多くの人々が罹患し、貴い命が失われております。また、その影響から、私たちを取り巻く生活環境も劇的に変化し、いまだにかつての日常を取り戻すことのできない状況にあります。今回のコロナショックは、東日本大震災やリーマンショックを上回る戦後最悪の経済危機になるのではないかとの予想がされており、地域経済に与える影響も大変懸念されるところであります。 とりわけ観光に関しては、既に壊滅的な打撃を受けており、本来稼ぎどきであったゴールデンウイークには、国内全ての観光地で閉鎖状態となりました。それ以降も宿泊施設などでは予約キャンセルが相次ぎ、予定されていた地域イベントについてもそのほとんどが中止や延期を余儀なくされている状態が続いております。 また、地域観光の牽引役となっていた外国人観光客も、厳しい渡航制限の影響などからほとんどゼロベースになりつつあり、本年4月の訪日客数は僅か2,900人足らずと、順調に増加を続けていた前年同月と比べて、実に99.9%の大幅な減少となりました。世界各地において、依然として
感染拡大の脅威が収まりを見せない中、今後このような状態は当面続いていくものと見られております。 本市においてもコロナ禍の影響は大きく、春先の新倉山浅間公園桜まつりが開催中止となったことに続いて、富士登山競走や吉田の火祭りといった例年多くの方々が来訪するイベントの中止や、夏山シーズンにおける富士山登山道の閉鎖も決定されるなど、いまだ先の見通せない状況にあります。 しかしながら、こうした状況の中、コロナ収束後を見据えた観光振興に向けて、独自の取組を始めた地域もあります。京都市観光協会では、事業者を対象にして、接客サービスの向上や経営の健全化を図ることを目的とした無料
オンライン研修を展開したり、世界中の京都ファンに向けて、京都の魅力を感じられる動画を配信するために専用ページを開設するなど、顧客との関係性を維持するための取組を行ったりしております。 そんな京都と並び称され、日本のシンボルとして世界に誇れる富士山を中心としたすばらしい自然環境や、長年にわたり育んできた伝統や文化に裏打ちされたこの地域の魅力ある観光資源は、コロナ禍によりいささかも損なわれてはおりません。さらに、
富士吉田西桂スマートインターチェンジに続き、本年度中には(仮称)
富士吉田南スマートインターチェンジも開通が予定されるなど、本市を取り巻く交通インフラも順調に整いつつあります。 ある報道番組のアンケートでは、コロナの危険性が解消されたときに最初にやりたいこととして、短期間での国内旅行が1位に挙げられていました。また、政府でも、コロナ収束後の観光消費を喚起するために、官民一体型のキャンペーン実施などの観光振興に向けた施策を明言しており、今後、国内旅行の需要は確実に高まっていくものと予想されます。 今回のコロナ禍を反転攻勢に備えるための契機として捉え、今だからこそ、この地域の観光振興にとって何が必要かをしっかりと見定めた上で取組を行っていくことが何より重要であると考えますが、これからの観光振興について堀内市長の見解をお聞かせください。 コロナ禍の影響により、観光業や飲食業をはじめとして、多くの事業者の方々が大変厳しい経営環境に身をさらされながら、事業の再興に向け懸命に努力をしておられます。現在、
富士吉田市でも事業者の皆様に向けて、小口資金融資制度における利子補給の助成や保証料の全額補助、貸店舗賃料の補助や
エール食券への助成など、様々な形で支援策を打ち出しております。 さらに、今議会において、市内における消費喚起を高めるため、市内の店舗で利用できる1人5,000円分の流通チケットを全市民対象に交付する施策が可決されました。市民の皆様に活用していただけるこのチケット交付の施策は、疲弊しかけている地域経済に広く消費喚起を促すと同時に、
生活支援にもつながる非常に有効な施策であると認識しております。 今後、コロナ不況の長期化や感染の再拡大が懸念される中、さらなる経済負担の増加や資金不足等により、事業継続に不安を抱えたり、コロナ収束後の事業再建に向けた準備を躊躇したりする事業者の方も増えてくるものと思われます。そうした経営上の不安や資金繰り等の悩みを解消し、事業者の方々が事業継続やアフターコロナに向けた事業推進にも前向きになれるように、今後の景気動向や感染状況等も踏まえた中で長期的視野に立った経済対策も検討していく必要があると考えますが、市長の見解をお聞かせください。 さきにも述べたとおり、
富士吉田市では今回のコロナ禍の影響により、今年度予定されていた数多くのイベントが中止せざるを得ない状況となっており、それによって今年度当初予算に計上されていたこれらのイベントに関する予算の大半が未執行となることも予想されます。そこで、このような形で執行されていない予算を、コロナ禍で苦しんでいる方々への経済支援やアフターコロナを見据えた基盤整備などに振り替えて活用していくことも前向きに検討すべきと考えますが、市長の見解をお聞かせください。 以上、コロナ禍における観光振興及び経済対策について、1回目の質問とさせていただきます。
○副議長(
宮下宗昭君) 当局の答弁を求めます。
市長堀内茂君。 〔市長 堀内 茂君 登壇〕
◎市長(堀内茂君) 渡辺新喜議員のコロナ禍における観光振興及び経済対策についての御質問にお答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、渡辺新喜議員御発言のとおり、国内の多くの
経済活動が停滞を余儀なくされており、とりわけ観光産業への影響は甚大であります。 市内事業者に目を向けますと、国からの緊急事態宣言の発出による休業要請や外出自粛の影響が直撃している飲食業や観光事業等を中心に業況が悪化しており、市内宿泊施設では予約のキャンセルが相次ぎ、市内のホテル、旅館で把握できた数だけでも、5月末現在で2万2,000人を超えております。また、新倉山浅間公園桜まつりや中ノ茶屋のふじざくら祭り、市民夏祭り、富士登山競走、日本三奇祭吉田の火祭り、火祭りロードレース等の各種イベントの中止や富士山登山道閉鎖、富士山吉田口旅館組合の山小屋
営業自粛などにより、非常に厳しい状況が今後も見込まれます。 このような状況下で、本市では、
富士吉田商工会議所、市内金融機関及び山梨県信用保証協会との情報共有により、市内事業者の業況をいち早く把握することに努め、その情報を基に事業者の円滑な資金調達を支援するため、県内で最も早い段階で多くの事業者が利用できる
富士吉田市小口資金融資に特別運転資金を追加するとともに、5月臨時議会においては、支払利子と信用保証料の全額補助、テナントの賃料補助を追加し、さらなる支援策を展開しております。 また、市内飲食店が始めたテイクアウトやデリバリーをまとめ、SNSや
富士吉田観光ホームページ、チラシなどで紹介する「吉田のまちテイクアウト図鑑」事業を実施し、外出自粛の中、職場や自宅でお店の料理を楽しめる環境を整えました。さらに、市民が応援したい店舗で食券を購入し、飲食代を先払いすることで、外出自粛等の影響により収入が減少している店舗に資金の援助をすることができる「みんなの
エール食券」事業として、購入金額の20%上乗せ分を補助することで、飲食業の皆様への資金供給を支援しております。家賃補助及び
エール食券は、予想以上の申込みと販売が行われており、これらの事業が多くの事業者の皆様にとって、時宜を得た有効な事業であったものと考えております。 そして、市民の皆様には外出自粛等に御協力いただくとともに、感染防止のため、マスクや雨がっぱ等、市民の皆様をはじめ、企業、団体等から多くの御支援をいただきました。そこで、本定例会においては、市民の皆様への感謝とともに、外出自粛等により疲弊している市内経済を活性化させるため、市内の店舗や宿泊施設等で使用できる地域流通チケットを全市民に交付させていただくための
補正予算案を上程し、先ほど可決をしていただきました。この制度は、市民1人当たり5,000円分のチケットを交付させていただくことにより、総額で2億4,000万円が市内で流通することになります。また、今回はより多くの事業所で使用できるような仕組みとしておりますので、ぜひ飲食店をはじめ、ピアノ教室やタクシー、雑貨店、電気工事店など、あらゆる事業者の皆様に参加していただき、このチケットを御活用いただきたいと思います。 さて、今回のコロナ禍を反転攻勢に備えるための契機として捉えた、これからの観光振興についての見解ですが、観光が従前の状態に戻るには、一定の時間がかかることと考えております。特にインバウンドの回復は、治療薬や予防薬が開発され、
感染拡大が完全に抑制できる段階とならなければ困難であると認識しております。 官公庁の実施している旅行・観光消費動向調査によりますと、我が国の2019年の旅行消費額は27.9兆円であります。内訳を見ますと、日本人の国内旅行は22兆円であり、全体の78.5%となっております。この部分の旅行消費額は終息後に比較的短期間で回復するものと考えております。 一方で、訪日外国人旅行は4.8兆円であり、全体の17.2%となっております。この部分の旅行消費額につきましては、回復が当面見込めないこととなりますが、日本人の海外旅行における国内での旅行消費額1.2兆円分が国内旅行に向くと考えられることから、前年ベースで23.2兆円が国内旅行の旅行消費額になるものと見込まれております。そのため、アフターコロナに向けて国内旅行者をターゲットとした施策は非常に重要であり、本市の魅力である富士山と豊かな自然や美しい眺望、世界にも認められた信仰文化や歴史、1,000年以上の歴史のある織物産業と魅力ある街並みなど、これらの観光資源をさらに磨き上げ、多くの人にまた訪れたいと思われるまちにしていくことが必要であると考えております。これらの観光資源をしっかりと磨き上げることは、再び訪日外国人をお迎えするときにも大きな武器になるものと考えております。 このような考え方をもとに、今できることを確実に実行し、現在の厳しい経営環境にある事業者の皆様にしっかりと寄り添った支援を行うとともに、コロナ禍を乗り越えて反転攻勢していくための環境を整えてまいります。 今できることの一つとして、現在、新倉山浅間公園の展望デッキの改修計画を進めております。桜まつりの際には1日当たり1万人以上の来訪者が展望デッキから富士の街並みを御覧いただいておりますが、長いときには2時間以上お待ちいただくこともあります。訪れた方々が気持ちよく美しい景色を満喫できるよう、展望デッキの拡張及び周辺の動線計画の検討を行い、併せて新倉山浅間公園から中心市街地へ誘導する案内看板などを設置します。 次に、長期的視野に立った経済対策の検討についてでありますが、これからは新しい
生活様式により、事業者の皆様の経営手法等も変容していくものと思われます。そのことから、これまで以上に国内外の社会、経済情勢を国・県及び
富士吉田商工会議所等
関係機関と連携する中で的確に把握し、その提供と必要な施策を実施してまいります。 次に、未執行となった予算の活用についてでありますが、渡辺新喜議員御発言のとおり、
新型コロナウイルス感染症の影響により、本年度実施予定でありました幾つかのイベント等につきましては、不特定多数の方が参加し、
感染拡大の可能性がある等の理由から中止、延期を余儀なくされており、それに関連する予算については未執行となっております。現状では
新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況であり、
感染拡大の影響による
経済活動の停滞により景気が悪化することが予想されることから、本市においても、歳入の根幹である市税等の減収が見込まれます。このような厳しい財政状況でありますが、財政運営の健全性を保ちつつ、未執行となった予算につきましては、議員各位の御理解、御協力をいただく中で、減額補正等の適切な処理を行い、今後の
経済活動やアフターコロナを見据えた基盤整備等の財源として確保してまいります。 さらに、この財源の活用に加えて、国や県からの利用可能な補助金や経済支援策も最大限活用する中で、社会情勢等を見据え、時宜にかなった施策や、より地域の実情に即した経済対策を適切に実施してまいります。 以上、答弁といたします。
○副議長(
宮下宗昭君) 渡辺新喜君。 〔6番 渡辺新喜君 登壇〕
◆6番(渡辺新喜君) コロナ禍における観光振興及び経済対策について、2回目の質問を行います。 ただいま堀内市長より、コロナ収束後の観光振興にとって大切なことは、これまでの観光資源をさらに磨き上げて、この
富士吉田市を多くの人にまた訪れたいと思われる魅力的なまちにしていくことが必要であるとの御答弁をいただきましたが、私も同様の認識を持っております。 今や日本を象徴する絶景として広く知られるようになった新倉山浅間公園は、本市における観光シンボルの一つであり、今回計画いただいている展望デッキの拡張や周辺の動線整備などの事業につきましては、アフターコロナを見据えた上でも非常に有益な取組であると考えております。 この新倉山浅間公園の周辺整備に関しては、私の議員活動の大きなテーマとして、過去数度にわたり
一般質問をさせていただいております。平成28年6月の定例議会で行った
一般質問の中で、富士急行線の下吉田駅から新倉山浅間公園へのアクセス道路の整備における入山川の浅間橋改修に関する質問に対して、堀内市長より、今後、山梨県による河川改修計画が予定されていることから、その際に統一感を持ち、景観に配慮した橋の架け替えを進められるように協議していくとの御答弁をいただきました。今年度、同事業については、県で予算措置がなされたとお聞きしましたが、浅間橋の架け替えに関してどのような協議を行っておられるのか、その内容をお聞かせください。 また、それに伴い、新倉山浅間公園の玄関口である浅間橋一帯の今後の周辺整備に関してどのようなお考えを持っておられるのか、堀内市長の見解をお聞かせください。 次に、本市におけるコロナ収束後の観光振興を見据えた上で、有効であると思われる2つの取組について、堀内市長の見解をお伺いしたいと思います。 1つ目の取組は、無料Wi-Fiの基盤整備の推進です。 市内の宿泊業者の方から伺ったところによると、本市を訪れた外国人旅行者が一番不便に感じているのは、ネット環境が整っていないために、気軽に立ち寄ることのできる施設や店舗が少ないことだそうです。今日、私たちが国内旅行などで施設や店舗を探すときですらネットからの情報を頼りにしているのに、ましてや様子の分からない海外でネットが自由に使えないことで不安を感じるのは当然のことと言えます。とはいえ、この地域全ての店舗が独自でネット環境を整えていくことは、経済負担の面からも難しいことだと思います。 そこで、今後の観光振興や地域経済の活性化を図っていくためにも、無料Wi-Fiの基盤整備を行っていくことが必要であると考えております。地域に無料Wi-Fiを整備することで街の回遊性を高め、多くの観光客を誘引し、地域全体の活性化が図れるとともに、将来的にはWi-Fi基盤を活用することによって、防災対策や住民サービスの向上など、高度なまちづくりの展開が可能となることも期待されるところであります。 さらに、今回のコロナ禍で、企業における
テレワークが浸透し、在宅勤務が増加したことにより、今後は人口の地方分散がより一層進むのではないかとも言われております。生活スタイルの変化が進む中、IT環境の整備を積極的に推進していこうとする本市の取組は、移住・定住を希望される方への動機づけにもつながるのではないかと考えます。 2つ目の取組は、観光客の皆さんが市民と気楽に交流でき、地域の魅力をより強く感じてもらえるような拠点施設の整備です。 コロナ禍以前、レトロな街並みと富士山とのコラボレーションを求めて、下吉田の本町通り界隈には大勢の外国人旅行者が訪れていました。そんな折、長年にわたりこの地域で商売をされているある経営者の方から、観光客の皆さんにこの地域のことをもっと知ってもらうために、小室浅間神社やその周辺をボランティアとして案内したいと思っているので、何かいい仕組みを考えてもらいたいとの御提案をいただきました。この地を訪れる観光客の皆さんとの交流を通して、何とか地域を盛り上げていきたいと思っている市民の方はほかにも大勢いらっしゃるのではないでしょうか。 一方、観光客の皆様にとっても、旅先での地元住民との出会いや触れ合いは、その旅をより豊かで思い出深いものにしてくれる貴重な体験となることでしょう。また、本町通り周辺には、今では使われなくなった味わい深い建物が数多く存在しております。そうした建物を拠点施設として活用していくことにより、空き家・空き店舗の対策にも役立つと同時に、市長がおっしゃっている魅力あるまちづくりにもつながっていくものと考えます。 私たち、
富士吉田市民は、古来より富士山を訪れる人々を迎えるために、御師文化に象徴されるようなおもてなしの心を育んできました。そうしたおもてなしの心や地域の魅力を観光客の皆様に知っていただけるための拠点施設の整備は、今後の観光振興にとっても有効な取組であると考えております。 以上、述べさせていただいた2つの取組について、市長の見解をお聞かせください。 コロナ禍における経済対策については、現在、国や県からも様々な支援策が相次いで打ち出されており、市長からもそれを最大限に活用した中で対策に取り組んでいきたい旨の答弁をいただいております。 しかしながら、個人事業者の方からは、制度が難しいとか、何が使えるのか分からないなどの声も聞かれ、中には制度が複雑なために申請を諦めてしまったという方もいると伺っております。専任の経理担当者がいるような企業であれば、申請書類の作成についても比較的スムーズに行えると思いますが、ふだん、書類作成に不慣れな事業者の方にとってはハードルの高い作業になっているのかもしれません。せっかくの支援策も真に必要とする方に届かないのであれば宝の持ち腐れとなってしまいます。 また、これからの事業の再建を図っていく上で、資金繰りの相談や経営的なアドバイスを受けたくても、どのようにしたらいいのか分からないという事業者の方もいらっしゃることと思います。地域経済の担い手である事業者の方々が前向きに商売に打ち込める環境をつくっていかなければ、この地域の経済復興は望めません。厳しい経営環境に直面している事業者の方々に対し、申請書類作成のサポートを行ったり、経営相談に応じたり、経営を側面的にも支援することができるような官民一体となった支援体制を構築していくことが本市の経済復興にとって急務であると考えますが、市長の見解をお聞かせください。 以上、コロナ禍における観光振興及び経済対策について、2回目の質問とさせていただきます。
○副議長(
宮下宗昭君) 当局の答弁を求めます。
市長堀内茂君。 〔市長 堀内 茂君 登壇〕
◎市長(堀内茂君) 渡辺新喜議員の2回目の御質問にお答えいたします。 まず、浅間橋の架け替えに関する協議内容についてでありますが、浅間橋の架け替えにつきましては、本年度、県による橋架け替え工事詳細設計が予定されております。本市では、景観に配慮した橋のデザインと橋の歩道新設及び拡幅について要望しており、これらの実現に向け、引き続き県と協議をしてまいります。 また、浅間橋一帯の今後の周辺整備につきましては、特に桜や紅葉の時期などにおいて、新倉山浅間公園の来訪者の増加に伴い、既存の駐車場だけでは対応できない状況となっていることから、下吉田駅周辺等に新たに新倉山浅間公園利用者専用の駐車場の整備を検討しております。現在、測量、概略検討業務委託を行っているところであります。 いずれにいたしましても、周辺住民の皆様の生活環境を守るとともに、今後も国内外から訪れる観光客の皆様をよりよい環境でお迎えできるよう、新倉山浅間公園周辺の
環境整備に努めてまいります。 次に、無料Wi-Fiの基盤整備の推進についてでありますが、モバイル端末の活用が生活の一部となっている現在、IT環境を整備することにおいて、無料Wi-Fiの基盤を整備することは重要な要素であり、今後、さらなる観光振興を進めていくには欠かすことのできない手段の一つであると認識をいたしております。 こうした中で、本市では、IT環境の整備を推進するため、全国的にも先進的な取組として、平成30年度にキャッシュレス化推進事業を実施いたしました。本事業では、104軒の店舗がキャッシュレス対応端末を導入し、端末を導入した店舗からも、外国人観光客にお越しいただく機会を獲得できた、売上げが向上したとの喜びの声をいただいております。また、新倉山浅間公園をはじめ、道の駅ふじよしだ、
富士吉田市観光案内所などにおきましては、既に無料Wi-Fiを設置しており、多くの来訪者に御利用いただくとともに、忠霊塔と富士山が一体となった風景など、本市の魅力を世界に向けて発信していただいております。 一方で、公的機関が街全体、あるいは比較的広い特定のエリアにおいて通信環境を整えることは、通信事業者への民業圧迫や費用負担等、解決しなくてはならない様々な課題が存在することから、現時点におきましては、個別の店舗での
環境整備が現実的であると考えております。 このような中、県においては、感染症に対して強靭な社会、経済を目指すため、新しい
生活様式に対応した取組に対する助成事業が審議されております。この事業では、店舗等のWi-Fi環境の整備も対象となり、最大で20万円まで100%助成されます。 今後におきましても、国や県等との連携を図りながら、コロナ禍における新
生活様式の支援制度が事業者の皆様にも十分活用できるよう積極的に周知するとともに、本市におけるIT環境の向上に努めてまいります。 次に、観光客の皆様が市民と気楽に交流でき、地域の魅力をより強く感じてもらえるような拠点施設の整備についてでありますが、下吉田地区本町通りでは、昨年、富士山と商店街との組合せが外国人観光客の人気スポットとして脚光を浴びたことから、観光客が増加しており、月江寺商店街のある店舗では、御高齢の女性が店先のベンチに座り、本市の観光マップなどを観光客に配布する光景も見られました。また、下吉田地区の商店街においては、外国人観光客に対し、しっかりと街のことを御案内できるよう、街のマップや指さしマップの作成など、街全体で観光客の皆様を自ら歓迎し、おもてなしする取組がされており、私は下吉田地区の皆様の心温まる対応に対しまして大変感謝をいたしております。 今後、さらなる増加が見込まれる観光客の皆様と市民とが気軽に交流でき、地域の魅力をより強く感じてもらえるような取組は、街の魅力を引き出し、思い出深い機会にもつながることなどから、とても重要なことであると認識をいたしております。また、観光客の皆様に、中心市街地での買物や飲食等を楽しんでいただくために、本年、新倉山浅間公園から下吉田の中心市街地へ誘導するための看板整備にも取り組んでおります。 今後もこのような取組を積み重ね、さらなる観光客の誘客を図るとともに、拠点施設の整備につきましては、下吉田中心市街地全体をおもてなしの拠点エリアと捉え、その中で昭和の面影のある味わい深い建物等をどのように活用することができるのか検討してまいります。 いずれにいたしましても、コロナ禍を過ぎてもなお、「おもてなし
富士吉田」の心で、より一層お客様をお迎えさせていただく
環境整備を推進してまいります。 次に、官民一体となった支援体制の構築についてでありますが、先ほど答弁申し上げました事業者の皆様にしっかりと寄り添った支援の意味が、まさに渡辺新喜議員御発言の内容と同様であります。これまで国は、コロナ禍がもたらした未曽有の経済危機に対応するため、感染症拡大の収束にめどがつくまでの間を緊急支援フェーズと捉える中で、持続化給付金、
雇用調整助成金、
新型コロナウイルス感染症特別貸付等の事業を実施しております。 しかしながら、それぞれの制度の複雑さや手続の煩雑さに加え、持続化給付金は
オンラインでのみ申請を受け付けていたため、
インターネット環境が整っていない事業者は申請に苦慮しておりました。また、
雇用調整助成金は、難しい専門用語を理解した上での申請手続が必要であり、
新型コロナウイルス感染症特別貸付は、申請から融資実行までの期間が長いことなど、事業者の皆様にとっては、手続においてハードルが高いものでありました。 今後におきましても、国や県等から
新型コロナウイルス感染症に関する様々な支援策が打ち出されてくるものと思われます。本市といたしましては、それらの施策を事業者に最も近い相談窓口である
富士吉田市、
富士吉田商工会議所、市内金融機関のどの窓口でも、適切なサポートや御案内ができるよう、
富士吉田商工会議所や市内金融機関等と連携を密にし、厳しい経営環境にある事業者の皆様に寄り添った支援にしっかりと努めてまいります。 以上、答弁といたします。
○副議長(
宮下宗昭君) 渡辺新喜君。 〔6番 渡辺新喜君 登壇〕
◆6番(渡辺新喜君) コロナ禍というかつて経験したことのない困難な状況を乗り越えていくためには、この地域の持つ可能性を信じて、本市の力を結集していくことが何より重要であると考えております。さきにも述べたとおり、今回のコロナ禍においても、
富士吉田市の魅力はいささかも損なわれてはおりません。この難局に打ち勝ち、再建するときには今よりもすばらしい状況になるよう、私も皆様とともに戦っていきたいと思います。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
○副議長(
宮下宗昭君) これをもって渡辺新喜君の質問を打ち切ります。 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 議事の都合により、明日6月19日から6月25日までの7日間を休会とし、6月26日午後2時より本会議を再開したいと思います。これに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(
宮下宗昭君) 御異議なしと認めます。よって、6月19日から6月25日までの7日間を休会とし、6月26日午後2時より本会議を再開することに決定いたしました。 なお、休会中に開催される各常任委員会に付託された議案については、慎重に審議を行い、その審議結果については、6月26日の本会議において委員長報告されますようお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。
--------------------------------------- 午後2時19分 散会...