7 議 題
第 1 議案第39号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第16号)中
当委員会所管分
第1表 歳入歳出予算補正中
歳入 第14款2項5目、第15款2項5目、
第20款中産業部分
歳出 第2款1項16目中まちづくり部分、
第5款、第6款、第7款、第8款
第2表 繰越明許費補正(追加)中
労働福祉事業、産地保全強化対策事業、
商工業推進事業、産業立地等推進事業
繰越明許費補正(変更)中
都市公園管理事業
第 2 議案第40号 令和2年度甲府市地方卸売市場事業会計補正予算(第4号)
2: 午後 1時58分 開 議
◯天野委員長 ただいまから
経済建設委員会を開きます。
先ほどの本会議において当委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりであります。その順序に従って審査を行います。
なお、本日の常任委員会は、新型コロナウイルス感染症に配慮した委員会運営を行ってまいります。
この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。
発言する際は、まず挙手の上「委員長」と呼び、指名されてから起立の上、
発言されるようお願いいたします。
また、質疑及び答弁は簡潔・明瞭、重複を避け、効率的に審査等を行う中で、スムーズな委員会運営に御協力をお願いいたします。
なお、当局職員におかれましては、必要最小限の人員とし、極力係長職の職員については自席へ戻るよう御指示願います。
最初に、議案第39号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第16号)中当委員会所管分を議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
初めに、産業部所管分の説明を求めます。
飯田産業総
室長。
3:
◯飯田産業総
室長 それでは、議案目録(その3)議案第39号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第16号)中、産業部に係ります補正予算につきまして御説明申し上げます。
初めに、このたびの補正予算につきましては、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策関連の事業費などに係る増額補正及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を最大限活用するために、一部の事業に対しまして減額補正及び財源更正を行っております。
それでは、歳入について御説明申し上げます。
議案目録(その3)の342ページ、343ページをお開きください。
15款2項5目農林水産業費県補助金1節農業費補助金につきましては、JAふえふき中道南共選所へのスポットクーラーの整備に係る補助金945万円を計上するものであります。
続きまして、344ページ、345ページをお開きください。
20款5項5目雑入の産業部分につきましては、がんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金及びがんばろう甲府!デリバリー応援金に係る新たに任用する会計年度任用職員の雇用保険個人負担金を増額するとともに、甲府市事業継続支援金の事業費の確定に伴い会計年度任用職員の雇用保険個人負担金を減額し、3,000円を計上するものであります。
歳入は以上でございます。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。
議案目録(その3)の354ページ、355ページをお開きください。
5款1項1目労働諸費11節需用費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策としてフェースシールドやアルコール消毒液などの消耗品購入費として5万1,000円を計上し、13節委託料につきましては、甲府市市民いこいの里及び甲府市勤労者福祉センターの指定管理者に対しまして、新型コロナウイルス感染症対策として本市の指示により年度協定に基づかない施設の休館を行ったことにより、基本協定のリスク分担に基づき、休館期間中の適切な運営に要した経費や減少した利用料金等について、それぞれ1万6,000円と1万3,000円の計2万9,000円指定管理料を増額するものであり、19節負担金補助及び交付金につきましては、甲府市新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策により実施した支援の事業費の確定に伴う減額を行うものであります。
続きまして、6款1項3目農業振興費13節委託料につきましては、同じく甲府市右左口の里の指定管理者に対しまして、新型コロナウイルス感染症対策として本市の指示により年度協定に基づかない施設の休館を行ったことにより、227万1、000円の指定管理料の増額を行うものであり、19節負担金補助及び交付金につきましては、先ほどのJAふえふき中道南共選所へのスポットクーラーの整備に係る補助金945万円を計上するものであります。
続きまして、356ページ、357ページをお開きください。
6款2項2目林業振興費13節委託料につきましては、同じく甲府市寺川グリーン公園及び甲府市マウントピア黒平の指定管理者に対しまして、新型コロナウイルス感染症対策に関してそれぞれ9万5,000円と39万円の計48万5,000円指定管理料の増額を行うものであります。
6款3項1目地方卸売市場費につきましては、次の議案第40号で御説明いたします甲府市地方卸売市場事業者応援給付金の支給に対しまして、地方卸売市場事業会計への繰出金を増額するものであります。
7款1項2目商工業振興費につきましては、先ほどのがんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金に係る経費として4,240万円及びがんばろう甲府!デリバリー応援金に係る経費として695万円、並びに山梨県の経済変動対策融資に係る信用保証料として2億46万6,000円、合わせて2億4,981万6,000円の増額を行うとともに、甲府市新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策により実施した支援の事業費の確定等に伴う減額を行い、それぞれを計上するものであります。
続きまして、7款1項3目観光費につきましては、同様に甲府市新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策により実施した支援の事業費の確定に伴う減額であります。
続きまして、7款1項4目南北地域振興費13節委託料につきましては、先ほどと同じく、甲府市創作の森おびなの指定管理者に対しまして、新型コロナウイルス感染症対策に関して26万5,000円、指定管理料の増額を行うものであります。
歳出は以上でございます。
続きまして、恐れ入りますが、戻りまして330ページ、331ページをお開きください。
第2表繰越明許費補正(追加)について御説明申し上げます。
5款1項労働諸費労働福祉事業につきましては、国の第3次補正予算に係る国庫補助金の交付に伴い、労働福祉事業等における新型コロナウイルス感染症対策用物品の購入を前倒しで実施するに当たり、年度内の納品が見込めないため、次に、6款1項農業費産地保全強化対策事業につきましては、山梨県の補助金を活用してJAふえふき中道南共選所へのスポットクーラーの整備を前倒しで実施するに当たり、年度内の完了が見込めないため、最後に、7款1項商工費商工業推進事業につきましては、こちらも国の第3次補正予算に係る国庫補助金の交付に伴い、がんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金等の支給を前倒しで実施するに当たり、年度内の完了が見込めないため、それぞれ繰越明許費を追加するものであります。
以上で説明を終わらせていただきます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。
4:
◯天野委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
望月委員。
5:
◯望月委員 甲府市新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策の第9弾が出たということで、それぞれ財源更正も行いながら経済対策を幅広く提案されたということで、大変ありがとうございます。
何点か確認をさせていただきたいんですけれども、最初に、がんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金についてお伺いします。やまなしグリーン・ゾーン認証の取得を促進するというふうにこの第9弾の資料にも出ておりますし、先ほどの本会議での樋口市長の提案理由説明でも言われておりましたけれども、既に認証しているところプラスこれから認証するところも含めてこの応援金は出すということでよろしいでしょうか。
6:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
7:
◯里吉観光商工室長 ただいま御質問がありました、がんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金につきましては、既に認証を受けている事業者、また新たに認証を受ける事業者も含まれて支給をされる制度でございます。
以上でございます。
8:
◯天野委員長 望月委員。
9:
◯望月委員 そのとおりですよね。現時点の対象事業者と、いつまでに認証すればいいとかそういう期限は設けていますでしょうか。
10:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
11:
◯里吉観光商工室長 予算規模ですと800件の予算を計上しておりますが、ただいま申請をしてまだ審査の段階である事業者もおりますので、現時点では令和3年7月末を期限としておりますけれども、山梨県がやまなしグリーン・ゾーン認証に休業協力要請個別解除施設も一本化するということも報道されていますので、そういった状況も見る中で期限を柔軟に考えていきたいと考えております。
以上でございます。
12:
◯天野委員長 望月委員。
13:
◯望月委員 800件を見込むということで、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会でも、10万円の支給を提言しておりましたけれども、こういった形で対象店舗に対しての応援金ということで、大変ありがたいなと思っております。これに関しては令和3年7月末までをめどに今のところ考えているということでありますので、まさに取得の促進につながってくると思いますので、周知を徹底していただいて、困っている対象店舗がたくさんあると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
次に、がんばろう甲府!デリバリー応援金についてですけれども、これも新型コロナウイルス感染症対策特別委員会で、デリバリー事業への支援の実施ということで提言をさせていただきました。これは、甲府市だけじゃなくていろいろな団体、組合等々との連携など、そういった中身、取組についてお伺いしたいと思います。
14:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
15:
◯里吉観光商工室長 他の団体との連携につきましては、私どもの今回提案させていただきましたがんばろう甲府!デリバリー応援金について、同様の取組を甲府商工会議所がまた違う側面で行っておりますので、連携を取りながら事業者の支援をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
16:
◯天野委員長 望月委員。
17:
◯望月委員 例えばデリバリー業者に対して幾らとか、そういった支援の中身についてもお伺いできますか。
18:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
19:
◯里吉観光商工室長 今回の支援内容につきましては、新たに飲食のデリバリーサービスを開始するに当たり生じる費用のうち、インターネット環境で展開しておりますデリバリーのプラットフォームを利用する利用料、インターネット環境を使う場合のタブレットの購入費、Wi-Fi機器の購入費、チラシの印刷・広告費、独自で配達をする場合のバイク等の導入に要するリース料、配達に要するボックスなどの備品購入費、そういったものを補助率10分の10、上限10万円として助成してまいります。
以上でございます。
20:
◯天野委員長 望月委員。
21:
◯望月委員 大変いろいろなメニューというか、補助できるメニューがあるということで、さらに補助率も10分の10でやるということで、大変ありがたい応援金だと思います。オフィスdeランチも大変好評でありますし、いろいろな団体と連携して、現状把握とこれからの課題についてもぜひ研究していただきたいと思います。
私は以上です。
22:
◯天野委員長 ほかに質疑はありませんか。
荻原委員。
23:
◯荻原委員 お願いします。今、望月委員から質疑があって、概要が私も理解できました。まず、本当に飲食をはじめ事業者の方は大変困っていらっしゃる方が多いですから、こういう形で支援を考えていただいて、私からも感謝をしたいと思います。また、大変評価をしたいと思っています。
その上で、がんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金のほうは、これから取得する方、それから今もう既に取得している方、両方に支援金が出ますよと、たしかそういうことでしたよね。がんばろう甲府!デリバリー応援金のほうは、これから始める人に出すと。例えば、数は少ないかもしれないけれども、現在既に利用している飲食店、あるいは自前でバイクを買ったかどうか分からないけれどもデリバリーを始めているところに関してはどうなるんでしょうか。
24:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
25:
◯里吉観光商工室長 がんばろう甲府!デリバリー応援金につきましては、限られた予算の中で、新たにデリバリーを始めようとする小規模の飲食店にも制度を使っていただきたいということも考え、令和3年4月以降の申請に対応させていただきたいと考えております。
以上でございます。
26:
◯天野委員長 荻原委員。
27:
◯荻原委員 本当言うとこちらも、先進的に既に取り組んでいる方々に対しても、プラットフォームの月々の利用料とか、何かこういうのを出されたらどうかなとは思うんですけどね。ただ、里吉観光商工
室長の御答弁にもあったように、限られた予算の中でと言われると、それ以上はなかなか強くは言えないですけれども、どこか考えておいていただけますか、こういうことも。そのほうが多分、公平だろうと。つまり、率先して先にやった人が補助金の支給対象にならなくて、後からの人だけが対象になるということになると、どうなんだろうなという感じもするんですね。
あと、がんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金のほうに話は戻るんだけれども、中にはやまなしグリーン・ゾーン認証を返上される方もちらほら、最近どうもいらっしゃると。うちはやはり大皿のほうが料理としていいとか、カラオケをやるから返上だよと。例えば、取得してすぐ返上してもいいのか。それについてもし考えがあったら、教えていただきたいんですけれども。
28:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
29:
◯里吉観光商工室長 山梨県のやまなしグリーン・ゾーン認証事務局にも確認をしたところ、荻原委員のおっしゃったように、やまなしグリーン・ゾーン認証を取得したけれども、それを返上するというようなことも出ていると聞いております。こちらのがんばろう甲府!グリーン・ゾーン応援金につきましても、この応援金をもらったらやまなしグリーン・ゾーン認証をやめてしまうということでは意味がございませんので、やまなしグリーン・ゾーン認証を受けて衛生対策を継続していただける事業者に応援金を支給するという考えでおります。
以上でございます。
30:
◯天野委員長 荻原委員。
31:
◯荻原委員 考え方はそれでいいと思います。ただ、中には、廃業せざるを得なくて返上する方とかいろいろな方がいるので、なるべく温かい目で見てあげて対応していただければと、そんなことも要望させていただきたいと思っています。
いろいろ話を聞くと、例えばデリバリーなんかは、この施策を利用する飲食店がどんどん増えていくと、ますます市民の方が注目して、いろいろな意味でいい循環が生まれるんじゃないかと、飲食業の方も大変期待を持っている方が多いので、そういう意味では、いい形でやっていただけるなと、改めてそんなことを申し上げて、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
私からは以上です。
32:
◯天野委員長 ほかに質疑はありませんか。
清水(英)委員。
33: ◯清水(英)委員 がんばろう甲府!デリバリー応援金についてお聞きします。お二人の質疑で、助成対象や助成の率、上限などよく分かりました。ちょっと気になるところがあってお聞きしたいんですが、甲府市新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策(第9弾)の資料を見ながらお話ししていますけれども、がんばろう甲府!デリバリー応援金の説明のところで「事業者の業態転換と事業継続を支援する中で」とあるんですが、事業継続支援のほうはよく分かります。業態転換の支援というのはどんなことをイメージされているでしょうか。
34:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
35:
◯里吉観光商工室長 これまで来客の対応に重きを置いていた飲食店が、来客が少なくなって、例えばテークアウトに昼間対応するとか、そういうところからさらに一歩進んでデリバリーに、御自分の作った飲食を配達することで新たな顧客を開拓したりする、そういった、業態を大きく転換というよりも少しずつ転換していくという事業者に対して後押しができる助成金になればと考えております。
以上でございます。
36:
◯天野委員長 清水(英)委員。
37: ◯清水(英)委員 分かりました。甲府市内にこういった事業者があるかどうかは分かりませんけれども、デリバリーありきで、例えば店内での飲食あるいはテークアウトも全くやらなくて、ともすれば工場のような雰囲気の、オフィスの一角のようなところで厨房だけあってデリバリーだけやっていると、こういったお店も世の中にはあるとお聞きしますけれども、こういった業態転換も視野に入るでしょうか。今、少しずつの業態転換とおっしゃっていたから、それでいいのかもしれないけれども、飲食店がそういうふうに変わってしまったら本当に寂しいなと私は思うんですが、何かお考えとかありますでしょうか。
38:
◯天野委員長 里吉観光商工
室長。
39:
◯里吉観光商工室長 国も、業態転換に思い切って踏み込む事業者に対して持続化給付金以上の支援をしているということであります。そういったメニューを見ますと、先ほど申し上げましたような、飲食を来客のみの対応としていたところがデリバリーを導入するという形でありますので、まずはこういったところの、これまで本市もそのように対応してまいりましたが、国や県を補完していくという考えのもとに今回制度をつくったものでございます。
以上でございます。
40:
◯天野委員長 清水(英)委員。
41: ◯清水(英)委員 分かりました。予算がとおっしゃるとは思いますけれども、本当に、困っていらっしゃる業者の皆さん全てが望まれる形で事業を継続できるような支援をこれからも進められることを要望して、終わります。
以上です。
42:
◯天野委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
43:
◯天野委員長 では、以上をもって産業部所管分の質疑を終結いたします。
引き続きまして、まちづくり部所管分の説明を求めます。
田中まちづくり総
室長。
44: ◯田中まちづくり総
室長 よろしくお願いいたします。
それでは、議案第39号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第16号)のうち、まちづくり部に係ります内容につきまして御説明いたします。
初めに、先ほど産業部でも御説明がありましたが、今回の補正予算につきましては、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策関連事業費などに係る増額補正及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を最大限活用するために、一部の事業につきまして減額を行っております。
議案目録(その3)の330ページ、331ページをお開きください。
初めに、第2表繰越明許費補正(追加)につきまして御説明いたします。
7款1項商工費産業立地等推進事業費につきましては、国の補正予算により創設された地方創生テレワーク交付金を活用した市内の民間テレワーク施設のプロモーションなどに係る経費でありますが、年度内の執行が困難なため、400万円の繰越明許費を設定するものであります。
332ページ、333ページをお開きください。
次に、繰越明許費補正(変更)のうち、8款3項都市計画費都市公園管理事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として実施する緑が丘スポーツ公園内の多機能トイレ改修に係る工事費でありますが、年度内に工事が完了しないため、繰越明許費を増額するものであります。
続きまして、歳入につきまして御説明いたします。
342ページ、343ページをお開きください。
14款2項5目
商工費国庫補助金1節商工費補助金地方創生テレワーク交付金につきましては、国の補正予算に伴い交付予定であることから、増額するものであります。
続きまして、歳出につきまして御説明いたします。
346ページ、347ページをお開きください。
2款1項16目交通安全対策費バス利用促進対策事業費につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により代替バス運送収入が減少したことに伴う、代替バス運行委託料の増額などであります。
356ページ、357ページをお開きください。
7款1項2目商工業振興費のうち、産業立地等推進事業費につきましては、繰越明許費補正において説明いたしました地方創生テレワーク交付金を活用し、既存のテレワーク施設の利用促進を図る中で、企業進出につなげていくため実施するプロモーションやビジネスマッチングなどに伴う委託料を増額するものであります。
358ページ、359ページをお開きください。
8款1項2目道路維持費道路維持管理事業費につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により甲府駅北口公共施設における収入が減少となったことに伴い、指定管理料を増額するものであります。
3項6目公園費都市公園管理事業費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として実施する緑が丘スポーツ公園内の多機能トイレ改修に伴う工事費を増額するものであります。
4項1目住宅管理費につきましては、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策に要した事業費の決算見込みに伴う減額であります。
以上で、まちづくり部に係ります補正予算につきまして説明を終わらせていただきます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。
45:
◯天野委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
望月委員。
46:
◯望月委員 産業立地等推進事業費400万円の事業費を盛り込んでおりますけれども、これは今定例会本会議でも質問させていただいて、こういった形になったということで感謝を申し上げたいと思いますし、追加補正で最後のぎりぎりまで県や国といろいろ掛け合ってこられたんだなと感じております。全体的に、先ほどの商工費もそうでありますけれども、ぎりぎりまでいろいろな折衝をしてこられた、財源更正も含めてやってこられたと感じております。
歳入が国からの200万円で、要は補助率2分の1で今回計上しておりますけれども、補助率4分の3の高水準タイプと補助率2分の1の標準タイプがあるんですが、今回は補助率2分の1の標準タイプで申請をしたものと理解しております。高水準タイプはいろいろな目標数値もつくらなければいけなくて、例えば移住者数の目標であるとか、あとは県外の利用者数の割合を5割以上とか、そういった基準も出ているんですけれども、活用できるものであれば高水準タイプでもぜひ検討をすべきと思いますので、されたとは思うんですけれども今回標準タイプになった、その辺りの理由というか進め方についてお伺いしたいと思います。
47:
◯天野委員長 大森産業立地課長。
48: ◯大森産業立地課長 標準タイプを
選択した理由としましては、まず、甲府市内の施設事業者等のヒアリングの中で、現状、県外の利用者の割合が非常に少なくて、高水準タイプは5割以上ということで半数以上を県外の利用者ということですので、そこが非常にKPIとしては厳しいということになりまして、標準タイプの3割以上というところで民間事業者と協議の結果を踏まえ
選択したところです。
以上です。
49:
◯天野委員長 望月委員。
50:
◯望月委員 標準タイプだと1社以上の企業で、高水準タイプだと3社以上で、先ほど大森産業立地課長がお答えいただきましたように、所在都道府県外の利用者数の3割、高水準タイプだと5割という目標を立てなきゃいけないということで、頑張ってほしいなというところではあったんです。特に、所在市町村の人口の0.01%以上を移住者数と設定するというのは、18万人だから18人程度の移住者数を設定すればいいということであると思うんですが、先日予算特別委員会でもお話しさせていただいたんですけれども、移住に関心があることを考えれば、こっちを頑張ってみたらよかったんじゃないかなとは少し思ったんですけれども、400万円に対して200万円補助金が出るということでありますので、これはこれでしっかり頑張っていただいて、また来年度以降、国のほうでこういった予算が出たら、ぜひ高水準タイプ、テレワークにも移住・定住にも強い甲府市として掲げていくべきでもあるんじゃないかなと思っておりますので、高い目標値をその中で設定していただいて、しっかりクリアして、事業がしっかり進められるようにぜひお願いしたいと思います。
地方創生テレワーク交付金は以上です。
あと、バス利用促進対策事業費なんですけれども、これは一般財源で、国の交付金を使わずに実施するということで、本市の独自の施策ということで理解をしておりますが、この辺の内容についてお伺いしたいと思います。
どのような形でこの対策費を出されるのか、お伺いします。
51:
◯天野委員長 下山リニア交通
室長。
52: ◯下山リニア交通
室長 今回の補正の内容ですけれども、このバス利用促進対策事業費につきましては、過去にバス事業者が路線バスを走らせていたところが赤字が大きくなって廃止になったと。そこを甲府市また近隣の市町と合わせまして、代替バスとして走らせている路線があります。今回増額しましたのは、経費から運賃収入を差し引いたものを委託料で支払っているんですけれども、コロナ禍の影響で運賃収入が当初想定していた金額まで至らなかったということで、その分委託料を増額してバス事業者へ支払いをするという内容になっております。
以上です。
53:
◯天野委員長 望月委員。
54:
◯望月委員 国の第3次補正予算の活用にはこれは使えなかったということであると思いますけれども、それでもやはり本市独自でやるということには大変な英断というか、大きな決断があったんじゃないかなと思いますので、バス事業者、公共交通にもぜひ目を向けていただいて、引き続きお願いしたいと思います。
以上です。
55:
◯天野委員長 ほかに質疑はありませんか。
荻原委員。
56:
◯荻原委員 今の望月委員の質疑で私もいろいろ理解できたんですけれども、同じテレワークというかサテライトオフィスのことでちょっとお聞きしたいんですが、目的として、施設の利用促進のためにこのお金を使うということですけれども、具体的にどういうふうな格好で施設の利用促進につなげていくのか、ちょっとそこのところを伺いたいんですが。
57:
◯天野委員長 大森産業立地課長。
58: ◯大森産業立地課長 具体的な事業の内容といたしましては、施設の利用促進PRということで、本市の産業分野に関する情報を集約しております甲府市産業支援サイトに、本市内の民間事業者が運営するコワーキングスペースなどの施設や、あるいはイベント情報を掲載するとともに、ウェブ広告などによって周知を図ってまいりたいと考えております。また、イベントにつきましては、セミナーやビジネスマッチングなどのイベントを開催する予定でございます。加えて、プレスリリースによる配信等も活用しながら広く周知を図っていきたいと考えております。
以上です。
59:
◯天野委員長 荻原委員。
60:
◯荻原委員 簡単に言うと、こういうテレワークの施設がありますからお使いくださいというPRのお金と、イベントを開いて、参加してもらって、さあこの施設をどうぞと、こういうお金ということですね。予算規模からするとこういうことなのかなとも思うんですけれども、例えば、施設利用料の一部を補助するということはできないですか。ちょっとそもそも論で悪いんだけれども、これは、国の地方創生臨時交付金を基として、それを活用する、そういう話でいいんですか。
61:
◯天野委員長 大森産業立地課長。
62: ◯大森産業立地課長 地方創生テレワーク交付金の基本的な事業対象としますと、自治体が整備するものに対しての施設の整備費、あるいは民間事業者が施設整備するものに対して自治体が補助する整備費、あと、既存施設の利用促進をして企業を呼び込むことに対する費用を対象としております。そういった中で、PRの一環としてお試し利用といったようなものも補助の対象となり得るんですが、目的とすると、関係人口の創出というところよりも、企業進出あるいは移住といったところですので、現在私どもで考えているのは、そういう補助のメニューは考えてはおりません。あくまでも利用を促進するということで、周知を図っていくというところに着眼しております。
以上です。
63:
◯天野委員長 荻原委員。
64:
◯荻原委員 お試し利用とおっしゃったけれども、要は、お試しで利用してもらう方に利用料金をこのお金の中から補助で支援できる。そういうことはできるということでいいんですかね。この予算だと、してくださいとも言えないんだけれども、本当はそういうことをやったほうが、じゃあちょっと活用してみようかという気になるのではないかなと、そんなふうにも思いました。成果をまた見させていただいて、今後ともこれ、注視していけたらと思っています。
以上です。
65:
◯天野委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
66:
◯天野委員長 では、以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
67:
◯天野委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第40号 令和2年度甲府市地方卸売市場事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
依田市場経営
室長。
68: ◯依田市場経営
室長 よろしくお願いいたします。
それでは、議案目録(その3)議案第40号 令和2年度甲府市地方卸売市場事業会計補正予算(第4号)につきまして御説明申し上げます。
議案目録(その3)の377ページをお開きください。
この補正予算(第4号)につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな影響を受けております卸売業者、仲卸業者に対し、事業継続の支援を図るため、応援給付金として、卸売業者1社につき50万円、仲卸業者1社につき25万円を、それぞれ支給するものであります。
補正内容といたしましては、応援給付金を支給するため営業外費用を増額する補正と、これに伴う費用分につきまして一般会計から繰り入れるための増額補正を行うものであります。
第2条収益的収入及び支出につきまして御説明いたします。
収入の第1款市場事業収益第2項営業外収益の550万円は、他会計補助金として一般会計から繰り入れるため増額するものであります。
支出の第1款市場事業費用第2項営業外費用550万円は、応援給付金を支給するため増額するものであります。
次に、第3条他会計からの補助金につきましては、第2条において増額いたしました他会計補助金を既決予算額に加え、改めるものであります。
379ページにつきましては補正予算実施計画となります。御参照いただけますようお願いいたします。
以上、補正予算内容の説明を終わらせていただきます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。
69:
◯天野委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
望月委員。
70:
◯望月委員 地方卸売市場に関しても、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会でも提言をさせていただいた卸売業者等の救済というか、そういった方々に対しての支援策ということで、飲食店以外でも支援ができるという形にしていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。
先ほど、卸売業者に対して50万円、仲卸業者に対して25万円ということでお伺いしているんですけれども、甲府市新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策の第5弾で地方卸売市場施設利用料の減額というのもあったんですが、これとはまた違う形、一律で50万円、25万円を給付するという考えでよろしいでしょうか。
71:
◯天野委員長 芦澤経営管理課長。
72: ◯芦澤経営管理課長 今回の支援策といたしましては、卸売業者に50万円、仲卸業者に25万円、一律給付をするという支援策であります。
以上です。
73:
◯天野委員長 望月委員。
74:
◯望月委員 影響を受けたところも、受けなかったところも、一律に給付するということでお考えをお伺いしました。影響を受けているところもあると思いますし、そうでもないというところも当然あると思いますので、その辺りをまた丁寧に調査していただきながら、さらに必要なところがあればまた必要な部分は出てくると思いますし、そういった声をお伺いしたときにまた提案をさせていただきたいと思いますので、この50万円、25万円の応援給付金が有効的に業者の方々がコロナ禍を乗り越えるための一助となるように、ぜひ期待を申し上げたいと思います。