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令和3年予算特別委員会-1 本文 開催日: 2021-03-19
令和3年予算特別委員会-2 本文 開催日: 2021-03-19

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    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年予算特別委員会-1 本文 2021-03-19 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 231 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯荻原委員長 選択 3 : ◯功刀業務総室長 選択 4 : ◯荻原委員長 選択 5 : ◯鈴木委員 選択 6 : ◯荻原委員長 選択 7 : ◯石原浄化センター課長 選択 8 : ◯荻原委員長 選択 9 : ◯鈴木委員 選択 10 : ◯荻原委員長 選択 11 : ◯石原浄化センター課長 選択 12 : ◯荻原委員長 選択 13 : ◯功刀業務総室長 選択 14 : ◯荻原委員長 選択 15 : ◯鈴木委員 選択 16 : ◯荻原委員長 選択 17 : ◯小澤経営企画課長 選択 18 : ◯荻原委員長 選択 19 : ◯鈴木委員 選択 20 : ◯荻原委員長 選択 21 : ◯小澤経営企画課長 選択 22 : ◯荻原委員長 選択 23 : ◯鈴木委員 選択 24 : ◯荻原委員長 選択 25 : ◯小林工務総室長 選択 26 : ◯荻原委員長 選択 27 : ◯鈴木委員 選択 28 : ◯荻原委員長 選択 29 : ◯石原浄化センター課長 選択 30 : ◯荻原委員長 選択 31 : ◯鈴木委員 選択 32 : ◯荻原委員長 選択 33 : ◯木内委員 選択 34 : ◯荻原委員長 選択 35 : ◯小林工務総室長 選択 36 : ◯荻原委員長 選択 37 : ◯木内委員 選択 38 : ◯荻原委員長 選択 39 : ◯小林工務総室長 選択 40 : ◯荻原委員長 選択 41 : ◯木内委員 選択 42 : ◯荻原委員長 選択 43 : ◯小林工務総室長 選択 44 : ◯荻原委員長 選択 45 : ◯木内委員 選択 46 : ◯荻原委員長 選択 47 : ◯遠藤給排水課長 選択 48 : ◯荻原委員長 選択 49 : ◯木内委員 選択 50 : ◯荻原委員長 選択 51 : ◯山田(弘)委員 選択 52 : ◯荻原委員長 選択 53 : ◯遠藤給排水課長 選択 54 : ◯荻原委員長 選択 55 : ◯山田(弘)委員 選択 56 : ◯荻原委員長 選択 57 : ◯遠藤給排水課長 選択 58 : ◯荻原委員長 選択 59 : ◯山田(弘)委員 選択 60 : ◯荻原委員長 選択 61 : ◯遠藤給排水課長 選択 62 : ◯荻原委員長 選択 63 : ◯山田(弘)委員 選択 64 : ◯荻原委員長 選択 65 : ◯遠藤給排水課長 選択 66 : ◯荻原委員長 選択 67 : ◯山田(弘)委員 選択 68 : ◯荻原委員長 選択 69 : ◯遠藤給排水課長 選択 70 : ◯荻原委員長 選択 71 : ◯山田(弘)委員 選択 72 : ◯荻原委員長 選択 73 : ◯遠藤給排水課長 選択 74 : ◯荻原委員長 選択 75 : ◯山田(弘)委員 選択 76 : ◯荻原委員長 選択 77 : ◯小沢(宏)委員 選択 78 : ◯荻原委員長 選択 79 : ◯石原浄化センター課長 選択 80 : ◯荻原委員長 選択 81 : ◯小沢(宏)委員 選択 82 : ◯荻原委員長 選択 83 : ◯小澤経営企画課長 選択 84 : ◯荻原委員長 選択 85 : ◯小沢(宏)委員 選択 86 : ◯荻原委員長 選択 87 : ◯小澤経営企画課長 選択 88 : ◯荻原委員長 選択 89 : ◯小沢(宏)委員 選択 90 : ◯荻原委員長 選択 91 : ◯小澤経営企画課長 選択 92 : ◯荻原委員長 選択 93 : ◯小沢(宏)委員 選択 94 : ◯荻原委員長 選択 95 : ◯貴家下水道管理室長 選択 96 : ◯荻原委員長 選択 97 : ◯小沢(宏)委員 選択 98 : ◯荻原委員長 選択 99 : ◯功刀業務総室長 選択 100 : ◯荻原委員長 選択 101 : ◯寺田委員 選択 102 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 103 : ◯小澤経営企画課長 選択 104 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 105 : ◯寺田委員 選択 106 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 107 : ◯小澤経営企画課長 選択 108 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 109 : ◯寺田委員 選択 110 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 111 : ◯功刀業務総室長 選択 112 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 113 : ◯寺田委員 選択 114 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 115 : ◯功刀業務総室長 選択 116 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 117 : ◯寺田委員 選択 118 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 119 : ◯長沢委員 選択 120 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 121 : ◯遠藤給排水課長 選択 122 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 123 : ◯長沢委員 選択 124 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 125 : ◯遠藤給排水課長 選択 126 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 127 : ◯長沢委員 選択 128 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 129 : ◯遠藤給排水課長 選択 130 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 131 : ◯長沢委員 選択 132 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 133 : ◯木内委員 選択 134 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 135 : ◯長田営業管理室長 選択 136 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 137 : ◯木内委員 選択 138 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 139 : ◯長田営業管理室長 選択 140 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 141 : ◯木内委員 選択 142 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 143 : ◯長田営業管理室長 選択 144 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 145 : ◯木内委員 選択 146 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 147 : ◯長田営業管理室長 選択 148 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 149 : ◯木内委員 選択 150 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 151 : ◯山田(弘)委員 選択 152 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 153 : ◯坂本水道課長 選択 154 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 155 : ◯山田(弘)委員 選択 156 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 157 : ◯坂本水道課長 選択 158 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 159 : ◯山田(弘)委員 選択 160 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 161 : ◯岡委員 選択 162 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 163 : ◯功刀業務総室長 選択 164 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 165 : ◯岡委員 選択 166 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 167 : ◯功刀業務総室長 選択 168 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 169 : ◯岡委員 選択 170 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 171 : ◯功刀業務総室長 選択 172 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 173 : ◯岡委員 選択 174 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 175 : ◯功刀業務総室長 選択 176 : ◯小沢(宏)副委員長 選択 177 : ◯岡委員 選択 178 : ◯荻原委員長 選択 179 : ◯鈴木委員 選択 180 : ◯荻原委員長 選択 181 : ◯小澤経営企画課長 選択 182 : ◯荻原委員長 選択 183 : ◯鈴木委員 選択 184 : ◯荻原委員長 選択 185 : ◯小澤経営企画課長 選択 186 : ◯荻原委員長 選択 187 : ◯鈴木委員 選択 188 : ◯荻原委員長 選択 189 : ◯小澤経営企画課長 選択 190 : ◯荻原委員長 選択 191 : ◯鈴木委員 選択 192 : ◯荻原委員長 選択 193 : ◯功刀業務総室長 選択 194 : ◯荻原委員長 選択 195 : ◯鈴木委員 選択 196 : ◯荻原委員長 選択 197 : ◯坂本水道課長 選択 198 : ◯荻原委員長 選択 199 : ◯鈴木委員 選択 200 : ◯荻原委員長 選択 201 : ◯坂本水道課長 選択 202 : ◯荻原委員長 選択 203 : ◯鈴木委員 選択 204 : ◯荻原委員長 選択 205 : ◯功刀業務総室長 選択 206 : ◯荻原委員長 選択 207 : ◯鈴木委員 選択 208 : ◯荻原委員長 選択 209 : ◯小澤経営企画課長 選択 210 : ◯荻原委員長 選択 211 : ◯鈴木委員 選択 212 : ◯荻原委員長 選択 213 : ◯功刀業務総室長 選択 214 : ◯荻原委員長 選択 215 : ◯鈴木委員 選択 216 : ◯荻原委員長 選択 217 : ◯功刀業務総室長 選択 218 : ◯荻原委員長 選択 219 : ◯鈴木委員 選択 220 : ◯荻原委員長 選択 221 : ◯望月水道管理室長 選択 222 : ◯荻原委員長 選択 223 : ◯鈴木委員 選択 224 : ◯荻原委員長 選択 225 : ◯望月水道管理室長 選択 226 : ◯荻原委員長 選択 227 : ◯鈴木委員 選択 228 : ◯荻原委員長 選択 229 : ◯望月水道管理室長 選択 230 : ◯鈴木委員 選択 231 : ◯荻原委員長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:             令和3年度 予算特別委員会記録 1 日   時  令和3年3月19日(金)午前9時59分 2 場   所  議会会議室 本庁舎10階 3 出席委員   委員長 荻原 隆宏      副委員長 小沢 宏至              鈴木  篤           岡  政吉              坂本 信康           小澤  浩              末木 咲子           清水  仁              望月 大輔           寺田 義彦              中村 明彦           長沢 達也              神山 玄太           藤原伸一郎              木内 直子           山田 弘之 4 欠席委員   な し 5 当局出席者    上下水道局業務部長 上田 和正     上下水道局工務部長 萩原 秀幸
                                  ほか関係室長及び課長 6 事 務 局  議会局長     嶋田 忠司  議会総室長  佐藤  学          政策調査担当課長 橘田 善弘  議事課長   清水  久          議事課長補佐   内池  進  議事課長補佐 一ノ瀬佳奈          議事係主任    宇佐美 淳  議事係主任  佐野 雄司          総務課長補佐   植松 泰人 7 議   題  1 下水道事業会計          2 水道事業会計          3 簡易水道等事業特別会計 2:                午前 9時59分 開 議 ◯荻原委員長 ただいまから令和3年度予算特別委員会を開きます。  報告事項を申し上げます。  本日の審査を傍聴したい旨の申出がありましたので、傍聴を許可いたしました。御了承願います。  以上で報告を終わります。  本日の日程は、下水道事業会計、水道事業会計、簡易水道等事業会計の審査、並びに議案第1号から議案第14号までの14案に対する討論・採決であります。  ここで委員の皆様に申し上げます。  質問される際は、事前に十分な調査をされ、簡潔・明瞭、要領よく、時間配分に御留意いただきますよう、御協力をお願いいたします。  また、当委員会は令和3年度予算に係る特別委員会でありますので、その範囲内の質問に限りますことを十分御留意いただくとともに、常任委員会の所管事項となるものにつきましては、ここでは質問できませんので御遠慮いただき、重複を避け、的確な質問を行う中で、スムーズな議事進行に御協力をお願いいたします。  なお、分かる範囲で款項目等をお示しいただきますよう、お願いいたします。  また、当局に申し上げます。  質問に対しては、円滑に答弁が行われるよう努めていただくとともに、答弁の内容も令和3年度予算の範囲内で、簡潔に的を射たものとしていただくよう、御協力をお願いいたします。  では、最初に、下水道事業会計の審査に入ります。  当局から説明を求めます。  功刀業務総室長。 3: ◯功刀業務総室長 おはようございます。  それでは、議案第12号 令和3年度甲府市下水道事業会計予算について御説明いたします。  下水道事業会計予算につきましては、令和3年度甲府市予算書の57ページから60ページ、並びに令和3年度予算に関する説明書(企業会計)の55ページから83ページに基づき御説明すべきところではありますが、お手元に要約いたしました予算説明資料を配付させていただきましたので、この資料に基づきまして御説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。  業務の予定量であります。  年間総処理水量は、甲府市浄化センターにおいて処理する総水量で、3,945万2,896立方メートルを予定しております。  次の年間汚水処理水量は、雨水などの影響を除いた汚水処理量で、3,489万8,728立方メートルを予定しております。年間汚水処理水量につきましては、本年度設置した放流流量計の計測データに基づき、これまで把握できていなかった、汚泥処理に伴って発生する返流水分を除くこととしたため、対前年度比較で減少しております。  年間総有収水量は、使用料を頂く対象となる処理水量で、2,090万9,797立方メートルを予定しております。  次の有収率は、年間汚水処理水量に占める年間総有収水量の割合であり、上段の年間汚水処理水量の減少に伴い、有収率は59.92%と、対前年度比較で約4%増となっております。  次の処理人口は、下水道施設をどれだけの方が利用可能であるかを人口で示した指標で、18万40人を見込んでおります。  次の普及率は、行政人口に対する汚水処理が可能な人口の割合を表した指標で、96.91%を見込んでおります。  次の下水道使用料は、年間総有収水量より算定し、33億2,321万7,000円を見込んでおります。  次の建設改良費は、下水道施設の建設や更新など、資産の取得に係る予算で、23億2,539万1,000円を計上いたしました。  職員数につきましては、57名となっております。  2ページをお開きください。  下水道事業会計予算であります。  詳細につきましては3ページ以降で御説明をさせていただきます。合計欄を御覧ください。  支出合計133億2,038万2,000円が、令和3年度の予算規模となります。  3ページを御覧ください。  実施計画であります。  収益的収入及び支出には、維持管理に要する費用とその財源を計上しております。下水道の維持管理に必要な費用には、施設の維持管理費や減価償却費、施設建設のために借り入れた企業債の支払利息などがあります。これらの費用のうち、雨水の排除に要する経費は一般会計からの繰入金で賄い、家庭や事業所から排出される汚水を処理する経費は、下水道使用料として使用者に負担をしていただいています。  それでは、収入を御覧ください。  下水道事業収益のうち、営業収益は主たる営業活動から生じる収益であります。  収入の大宗を占める下水道使用料は、人口減少や節水機器の普及、産業構造の変化などにより減少傾向が続いており、令和2年度の決算見込みなどを勘案し、前年度より減を見込んでおります。  他会計負担金は、雨水処理費用に要する一般会計からの負担金であります。  営業外収益は、金融・財務活動など、主たる営業活動以外の収益であります。  営業外収益の2段目、他会計補助金は、汚水処理に係る経費や処理施設建設に充てた企業債の支払利息及び減価償却費などに対する一般会計からの補助金であります。  長期前受金戻入は、平成26年度より適用された新会計基準に伴う収益で、固定資産のみなし償却制度が廃止になったことにより、これまで補助金などにより取得した固定資産の令和3年度における減価償却費見合い分を収益化したもので、現金を伴わない収入であります。  特別利益は、当年度の経常的な損益計算に算入されない利益を計上しております。  その他特別利益は、令和3年度に下水道事業会計で退職する職員が、市長部局などに在職していた期間に係る退職手当の負担金収入となります。  次に、支出について御説明させていただきます。  営業費用は、主たる事業活動により生じる費用であります。  管渠費には、下水道管渠の維持管理費などを、ポンプ場費には、池添ポンプ場の維持管理費などを、終末処理場管理費には、甲府市浄化センターの維持管理費などを、総係費には、事業活動全般に関する費用を計上しております。  減価償却費は、下水道管渠や施設などの固定資産の償却費用で、資産減耗費は、下水道管の布設替えなどにより古い管渠を廃棄する時点における残存価格を費用化するもので、減価償却費と資産減耗費は、現金の支出を伴わない費用であります。  営業外費用は、金融・財務活動など、事業の営業活動以外により生じる費用であります。  支払利息及び企業債取扱諸費は、企業債等の償還利息を計上しております。  特別損失は、当年度の経常費用から除外すべき費用で、過年度損益修正損には、漏水などによる下水道使用料の減額費用などを計上しております。  以上、収入から支出を差し引いた収益的収支は、前年度より1億5,852万3,000円増の10億8,675万4,000円となりますが、全額を資本的収支の不足額に補填させていただきます。  4ページをお開きください。  資本的収入及び支出であります。  資本的収支には、施設の建設改良に要する費用や企業債の元金償還金とその財源を計上しております。下水道施設の建設には多額の費用がかかりますが、企業債を発行することにより資金を賄い、長期間にわたって償還することにより世代間の負担の公平を図っております。  それでは、収入を御覧ください。  企業債の下水道事業債は、国などからの借入金で、対象事業費の増加により前年度を上回っております。  補助金は、国庫補助金及び他会計補助金を計上しております。  国庫補助金は、対象事業費の増加により前年を上回っております。  他会計補助金は、管渠などの整備に要した企業債の償還元金に充てる一般会計からの補助金であります。  工事負担金の受益者負担金は、新たに下水道へ接続していただく方に、建設事業費の一部として負担していただくものです。  その他資本的収入は、昭和町の一部地域の汚水を甲府市が処理していることに伴い、昭和町へ負担を求める企業債償還金充当額であります。  長期貸付金返還金は、水洗トイレへの改造資金貸付金の元金収入であります。  次に、支出であります。  建設改良費の管渠建設費には、下水道管渠を建設する経費などを計上しており、市街化区域の管渠改良・更生工事に伴う工事請負費等の増により、前年度を上回っております。  処理場建設費には、甲府市浄化センターなどの処理施設を整備する経費を計上しており、施設の耐震補強に伴う工事請負費の減により、前年度を下回っております。  建設諸費は、受益者負担金早期納付者への報償費などを計上しております。  企業債償還金は、施設整備のため借り入れた企業債元金の償還金であります。  他会計借入金償還金は、水道事業からの長期借入金に対する償還金であります。  投資の長期貸付金は、水洗トイレへの改造資金の貸付金であります。  以上、収入から支出を差し引いた資本的収支は32億1,400万7,000円の不足額となり、この不足額につきましては、下水道事業費用のうち現金の支出を伴わない減価償却費・資産減耗費と、収益的収支の純利益などで補填させていただきます。  補填財源の内訳を記載しておりますので、後ほど御参照ください。  5ページを御覧ください。  平成29年度から令和3年度までの業務実績の比較を掲載しております。あわせて御参照いただけますようお願いいたします。  以上、令和3年度の予算説明とさせていただきます。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。 4: ◯荻原委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある委員は挙手をお願いいたします。  鈴木委員。 5: ◯鈴木委員 よろしくお願いします。  まず、下水道事業というとやはり不明水と有収率が一番基本になってくると思うんですが、まず、説明の中で、甲府市浄化センターの中の汚泥処理に伴う返流水をカウントから引く、足すというところについて、そこをもうちょっと。それによって有収率が変わってくるという説明でしたけれども、もう少し具体的に御説明をしていただけますか。 6: ◯荻原委員長 石原浄化センター課長。 7: ◯石原浄化センター課長 年間汚水処理水量についての、先ほどの説明の中の、これまで把握できなかった返流水を差し引いてという部分についての質問ですが、返流水に関しましては、処理場での汚泥処理の工程で生じます汚泥濃縮や汚泥脱水から出る分離液、汚水のことでございまして、分かりやすく言いますと、汚泥は最終的に焼却するわけですけれども、その前に濃縮タンクで濃縮させて、また脱水機で十分水分を取り除きます。その取り除いた汚水のことを返流水ということになるんですが、この汚水は甲府市浄化センターの中で一度流入側に戻すことになっていまして、浄化センターでも流入側に戻っています。そして、それで再度水処理をするわけですけれども、浄化センターの場合は、この返流水が流入流量計の上流側に戻りますので、流入量として再びカウントしてしまうということになっていますので、この部分を取り除くことによりましてより正確な汚水処理量を把握することとしたためでございます。  以上です。 8: ◯荻原委員長 鈴木委員。 9: ◯鈴木委員 それによって有収率が変わってくるということですよね。そうなってくると、例えば、甲府市上下水道事業経営戦略等で、有収率についても年間何%ずつ向上していくという目標がありますよね。去年と比べてここで大きく、約4%上がっているということでしょう。約56%が59.92%だから、かなりの率が上がっていると思うんです。前に上下水道局で出した資料で、例えば有収率が1%上がると処理経費自体が軽減されるというような資料を見たことがあるんですけれども、実際のところ、4%だとどのぐらい処理経費についての軽減がされるんですか。
    10: ◯荻原委員長 石原浄化センター課長。 11: ◯石原浄化センター課長 今回、返流水を除くことによりまして有収率が4%ほど上がるということにつきましては、他都市の状況を調べた中で、浄化センターと同じ規模の処理場の実情を調べたところ、10都市のうち8割が返流水を抜いているということで、今回そういったことをします。甲府市がこれまで有収率が低かったことに関しましては、不明水が極端に多いのかなということもちょっと考えづらかったために、この低い要因を探ったところ、他都市では返流水を除いているところが多かったために同様の対応をしたものでございますので、有収率が上がるというのが、底上げが4%されるということの中で、不明水の対策は今後やっていくということになります。  以上です。 12: ◯荻原委員長 功刀業務総室長。 13: ◯功刀業務総室長 補足になりますけれども、今回初めて、放流するところにメーターをつけて、返流水を量れるようになりましたので、今回は予算でいくと有収率は約4%上がっていますけれども、そこについての経費は今後また算出して、正確な額は計算していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 14: ◯荻原委員長 鈴木委員。 15: ◯鈴木委員 答弁に少し困っているようなので。前に頂いた資料の中で、平成29年度の決算審査のときの試算で、有収率が1%向上した場合については処理経費自体が430万円ぐらい軽減されるというものが、上下水道局であるんですよ。そういう経営的な観念を持ってもらいたいから、僕は聞いたんです。ただパーセンテージで有収率を上げていけばいい、それはいいんだけれども、やはり経営的な観念でいけば、上下水道局でもともと出した試算でありますから、それ自体についても把握していてもらわないと困ると思うし、また今回ここで変わってくると思うんですよ。またそれは新年度、試算していただければありがたいなと思っています。  いずれにしても、そのときの資料がありますから、皆さんで見てもらって、もう少し検討してください。  その次に、収入についてなんですけれども、一昨年、令和元年度包括外部監査で下水道事業に対しての一般会計繰入金が非常に多かったというようなことが判明しまして、令和元年度は6億円かそのぐらい多かったんですよね。そこを改善してみようということで、令和2年度は4億円ぐらい削減されたと思うんですけれども、令和3年度も令和2年度と同じぐらいの予算額なんですが、それでも過剰に多かったという分全額を削減されているんですか。 16: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 17: ◯小澤経営企画課長 繰入金についてお答えいたします。お配りしていますお手元の令和3年度甲府市下水道事業会計予算説明資料の5ページを御覧いただきたいと思います。  一般会計繰入金の欄がありますけれども、令和3年度の予算につきましては、総額で31億3,050万円を計上しております。総務省の繰出基準に基づきまして計算した結果、収益的収入、資本的収入にそれぞれ増減がありますが、先ほど鈴木委員からも御質問がありました令和元年度包括外部監査の結果や下水道事業会計の財政状況、それから一般会計等の財政状況を総合的に判断する中で、財政課と協議をいたしまして、令和3年度につきましては3,000万円減額計上したところでございます。  以上でございます。 18: ◯荻原委員長 鈴木委員。 19: ◯鈴木委員 了解しました。そこのところは調整をしているということですよね。了解しました。  次に、企業債のところですけれども、御説明でいけば、令和2年度より令和3年度はかなり増えていると。その理由についてもう少し具体的に説明をしてください。 20: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 21: ◯小澤経営企画課長 こちらにつきましては、企業債対象工事が約1億3,000万円増加していること及び来年度、借換債がございまして、そちらのほうが4億9,700万円ほど増加しているということが理由でございます。  以上でございます。 22: ◯荻原委員長 鈴木委員。 23: ◯鈴木委員 借換えもあるということですね。了解しました。  下水道事業の工事というのは非常に規模も大きかったり、また、目には見えないんだけれども、費用もかかったり、延伸していくのは大変だと思っていますけれども、例えば、今、経営戦略の中にもあると思いますが、延伸をしていくのに市街化調整区域についても、今まではまちづくりということである程度延伸をしてきていると思います。その中で今後コンパクトシティ等の話が出てくると、また下水道事業についても企業債も増えてきているということでいくと、なかなかその延伸についてある程度ブレーキがかかってくるのかなとも思いますが、新年度以降ということですけれども、基本的な考え方についてはどんなものを持っていますか。 24: ◯荻原委員長 小林工務総室長。 25: ◯小林工務総室長 令和3年度も含めました今後の下水道の整備の方向性ということかと思っておりますが、これまで市街化区域が終わりまして、その後市街化調整区域の整備に入りまして、甲府市東部方面の整備が完了いたしまして、現在は甲府市北部地域の古府中町とか上積翠寺町、この辺りの整備に入ってきています。事業とすれば、整備のエリアの規模というものも大分狭いエリアになるということもございますけれども、年間の事業費とすれば、甲府市東部方面を整備していた頃と比べますと、かなり抑えられた金額で推移をしております。  あとは、そのほかの何らかの理由でこれまで未整備になっていたところもございますけれども、その辺りは、今年、甲府市汚水処理整備計画の見直し等も進めてきましたので、その評価結果も見ながら、優先順位をつけながら粛々と進めていくというような状況で、整備事業とすれば減少の方向に間違いなく向かっているという状況でございます。 26: ◯荻原委員長 鈴木委員。 27: ◯鈴木委員 粛々とやっていかれるという話をお聞きしましたので、人口減少等も含めて状況に応じて対処していただきたいと思っています。あまりにも過度に縮小してしまうと、また急激にまちづくりについての機運が下がってきてしまうところもありますし、現在住んでいる人で下水道の普及について待ち望んでいる人がいますから、一概に言えないところがあるので心配をしていますが、よろしくお願いします。状況的には分かりました。  最後に、予算説明の中の資本的収入及び支出の中の建設改良費で、ポンプ場建設費が令和3年度はゼロ円になっているということは、改修工事が終わったからゼロ円ということなんですよね。ポンプアップをしているところだから、それをやめたわけではなくて、工事が終わったということでよろしいですか。そこだけ説明してください。 28: ◯荻原委員長 石原浄化センター課長。 29: ◯石原浄化センター課長 令和3年度の池添ポンプ場の建設改良費につきましては、改良工事が令和3年度には工事がございませんので予算はゼロ円という形になっております。 30: ◯荻原委員長 鈴木委員。 31: ◯鈴木委員 分かりました。以上で終わります。 32: ◯荻原委員長 続きまして、木内委員。 33: ◯木内委員 お願いいたします。  予算説明資料の1ページの普及率に関してお聞きしたいんですが、まず、どのような数字なのか御説明いただいてよろしいでしょうか。 34: ◯荻原委員長 小林工務総室長。 35: ◯小林工務総室長 普及率につきましては、行政人口に対して下水道の処理が可能なエリアの人口、要するに処理区域人口といいますけれども、その人口の割合を示しております。  以上でございます。 36: ◯荻原委員長 木内委員。 37: ◯木内委員 そうしましたら、来年度、若干、0.43%上がっているというところは、その部分の工事を進めていくということになりますね。 38: ◯荻原委員長 小林工務総室長。 39: ◯小林工務総室長 おっしゃるとおりでございまして、これまで整備をしてきた中で来年度供用開始を予定している箇所の人口を踏まえたものとなっております。  以上でございます。 40: ◯荻原委員長 木内委員。 41: ◯木内委員 地域は甲府市北部地域になりますか。 42: ◯荻原委員長 小林工務総室長。 43: ◯小林工務総室長 先ほどお話ししました甲府市北部地域とか、あとは中道地区とかでも整備を進めているところが若干ございますので、そちらも含めてということになります。  以上でございます。 44: ◯荻原委員長 木内委員。 45: ◯木内委員 そうしましたら、普及率とはまたちょっと違うんですけれども、下水道につないでない御家庭がやはりいらっしゃいますよね。その辺の状況は来年度どの程度改善していくとか、そういうような計画はございますか。 46: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 47: ◯遠藤給排水課長 未接続の家屋が現在2,900件ほどありまして、その中で、私どもの目標としましては200件を予定しております。  以上です。 48: ◯荻原委員長 木内委員。 49: ◯木内委員 やはり費用もかかるということでなかなか進まない部分もあろうかと思いますが、近隣の方から、汚水が流れて悪臭がするというような苦情が寄せられたこともございますので、そういう点では、少しでも働きかけをしていただければなということで、要望して終わります。  ありがとうございました。 50: ◯荻原委員長 続きまして、山田(弘)委員。 51: ◯山田(弘)委員 私も下水道接続促進事業についてお伺いしたいと思います。今木内委員が質問いたしましたので、できるだけ重ならないような質問をしたいと思います。  僕のこの資料では、令和元年度には戸別訪問を3,558件やって、その内303件という接続が得られたという状況とのことです。戸別訪問も大変ですよね。これだけの数を訪問するということは、資料によりますと、休日や夜間も戸別訪問をしているという状況で、労力も大変だと思いますが、その中で令和2年度はどういう実績だったでしょうか。よろしくお願いいたします。 52: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 53: ◯遠藤給排水課長 実績としましては、令和2年度、現在ですけれども、訪問件数が3,246件、接続件数が132件となっております。  以上です。 54: ◯荻原委員長 山田(弘)委員。 55: ◯山田(弘)委員 なかなか、今回のコロナ禍という状況の中で、戸別訪問も相手からすればちょっとと思われますから、接続件数のほうも132件であると。そうはいっても、個別訪問したところが3,246件ですからね。戸別訪問のほかにもどこかで相談窓口やキャンペーン、PRなど、何かそういう会場をお借りして実施するようなこともあるんでしょうか。 56: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 57: ◯遠藤給排水課長 今年度につきましては、令和2年9月10日に下水道の日という日を設定しまして、その中で甲府市東部地域、工事は完了しましたけれども、供用開始をしている地域の中で、まだ接続されていない方もいるので、アマノパークス甲府東店で半日をかけてイベントを開催する予定だったんですけども、コロナ禍の影響もありまして今年度は中止となりました。  以上です。 58: ◯荻原委員長 山田(弘)委員。 59: ◯山田(弘)委員 令和3年度の予定はいかがですか。 60: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 61: ◯遠藤給排水課長 令和3年度の予定としましては、本市及び上下水道局主催の各種イベント等において積極的に啓発活動を行う中で、供用開始区域における早期の下水道接続促進を図るとともに、中長期にわたり未接続のままの世帯に対し継続的に接続指導を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 62: ◯荻原委員長 山田(弘)委員。 63: ◯山田(弘)委員 その中で、なかなか大変なのが、金銭的な問題とかいろいろな状況があると思うんですけれど、先ほど長期貸付金の説明がありましたが、その中には水洗トイレへの改造資金の貸付金と、それから下水道の設備に接続する工事の貸付金もここに入っていての金額なんでしょうか。 64: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 65: ◯遠藤給排水課長 先ほど説明があったとおり、長期貸付金として予算に981万円を盛り込んでおります。これは、公共下水道甲府、特定環境保全公共下水道甲府及び特定環境保全公共下水道中道に接続される方を対象として昨年度と同様に981万円を盛り込んだところでございます。 66: ◯荻原委員長 山田(弘)委員。 67: ◯山田(弘)委員 両方入っているんですね、両方ね。 68: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 69: ◯遠藤給排水課長 そうです。 70: ◯荻原委員長 山田(弘)委員。 71: ◯山田(弘)委員 やはりこの貸付けの制度も、市税等の滞納者にペナルティがあってなかなか貸付けができないという状況があるんですけれども、山田(厚)議員も話をされていましたが、例えば少し優遇措置を取って、分納にするのであれば貸付けができるようにするなど、そういう方法を取ればまた普及につながるのではないかと思いますけれども、そのようなことを令和3年度の中でお考えでしょうか。 72: ◯荻原委員長 遠藤給排水課長。 73: ◯遠藤給排水課長 現在、そういった御相談等を一切受けておりませんので、そういったお客様がありましたら相談に乗らせていただきたいと思っています。  以上です。 74: ◯荻原委員長 山田(弘)委員。 75: ◯山田(弘)委員 分かりました。先ほど木内委員も言っていましたけれども、古い浄化槽の点検を年に一遍はしなければいけないと思うんですが、微生物の状況もあるし、例えば点検整備もしていないという状況の中で、夏場にすごい悪臭がするというところもあるので、近所の人が迷惑を受けるという状況の中で、なぜ指導しないのかという声を多々聞くんですね。ですから、少しでも優遇措置をしていただいて、そういうところにも貸付けをして、やはり早くそういう状況の解消につなげられるような状況に持っていってもらえればなと思っています。  令和3年度中にそういう御相談を受けていただいて、できるだけ接続する家庭を増やしていただくということが主ですから、そのような要望をして終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 76: ◯荻原委員長 続きまして、創政こうふの小沢(宏)委員。 77: ◯小沢(宏)委員 頂いた資料の1ページ、年間汚水処理水量の令和2年度から令和3年度の変化を見ると、減ったこの内容は、先ほど雨水を取り除いたという説明だったと思うんですが、よろしいでしょうかね。 78: ◯荻原委員長 石原浄化センター課長。 79: ◯石原浄化センター課長 年間汚水処理水量につきましては、先ほど説明しましたとおり、雨天時の雨水を取り除いた分でございます。 80: ◯荻原委員長 創政こうふの小沢(宏)委員。 81: ◯小沢(宏)委員 そうしますと、3ページの収益的収入の、1款1項2目他会計負担金が7億5,000万円、この負担金というのは雨水分を処理するためのお金という説明だったと思うんですが、令和2年度と令和3年度で同額なんですけれども、その説明をお願いいたします。 82: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 83: ◯小澤経営企画課長 他会計負担金につきましては、雨水処理に係る一般会計からの負担金になりまして、雨水になりますので公費負担という形になります。こちらが同額の理由につきましては、総務省の繰出基準に基づいて算定しておりまして、その金額がちょうど同額というような予算計上になっております。  以上でございます。 84: ◯荻原委員長 創政こうふの小沢(宏)委員。 85: ◯小沢(宏)委員 了解しました。上限とは言わないですけれども、そういうことなんですね。分かりました。  令和3年度予算に関する説明書(企業会計)の75ページの流動資産、その中の未収金が5億4,500万3,223円あるんですが、未収金っていろいろあると思うんですけれども、どのようなもので構成された未収金なんでしょうか。
    86: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 87: ◯小澤経営企画課長 未収金の内容ですけれども、主なものにつきましては、下水道使用料が約4億円、それから、一般会計から先ほど説明がありましたが、退職手当の負担金等の年度をまたいで収入になる分を6,000万円ほど予定しております。主にはそのような内容になります。  以上です。 88: ◯荻原委員長 創政こうふの小沢(宏)委員。 89: ◯小沢(宏)委員 了解しました。そうしますと、その下の貸倒引当金、これ、引当金にするための基準はあると思いますが、その辺を教えていただけますか。 90: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 91: ◯小澤経営企画課長 貸倒引当金につきましては、こちらは令和3年度末現在での引き当てになりますので予定額ということになりますが、令和3年の3月31日現在の下水道使用料に過去3年間の平均の貸倒率というものを乗じて算出した額という形になっております。  以上でございます。 92: ◯荻原委員長 創政こうふの小沢(宏)委員。 93: ◯小沢(宏)委員 了解しました。できるだけ未収金がないように努めていただきたいと思います。  あと、先ほど鈴木委員の質疑でもありましたが、下水道の延伸という話で、甲府市北部地域の市街化調整区域で行っていただいておるんですが、一部の地域で、事業の説明をされたけれども新山梨環状道路北部区間の関係でどこがどうなるのか分からないということで、状況が止まっているという話を聞きました。具体的に名前を出すと塚原町なのですが、そこでは今どのような状態で、来年度、何か動きはあるんでしょうか。 94: ◯荻原委員長 貴家下水道管理室長。 95: ◯貴家下水道管理室長 塚原地区の下水道の整備の予定、状況ということですけれども、私どものほうでも、新山梨環状道路北部区間の計画の進捗状況がなかなか見えないという中で、大変苦慮しているところであります。ただし、あちらの地域が河川沿いにあるということで、やはり地域的な課題としてどうしても土砂災害等の関係や、そういった地域の特性について今後必要な手続もあるだろうということで、前年度そういった調査も行っております。ただし、小沢(宏)委員がおっしゃられたとおり、やはり新山梨環状道路北部区間の計画が進捗しないということで、地域の皆様にはお待ちいただいており、私どもも心苦しいような状況であることは確かです。  以上です。 96: ◯荻原委員長 創政こうふの小沢(宏)委員。 97: ◯小沢(宏)委員 分かりました。地元としては新山梨環状道路を望んでおるところなんですが、事業化にさえまだ上がってない状況です。ということは、事業化されたとしても完成まではあと何十年だという話になります。こういうルートで本市は接続を考えて、個人宅にいろいろと、地元でも説明会を行ったと聞いておりますが、そんな中で首を長くして待っていますので、ある程度どこかで見切りをつけていただいて、進めていただきたいと思います。  以上です。 98: ◯荻原委員長 それでは、以上をもって下水道事業会計の審査を終了いたします。  次に、水道事業会計の審査に入ります。  それでは当局から説明を求めます。  功刀上下水道局業務総室長。 99: ◯功刀業務総室長 それでは、議案第13号 令和3年度甲府市水道事業会計予算について御説明いたします。  水道事業会計予算につきましては、令和3年度甲府市予算書の61ページから63ページ、並びに令和3年度予算に関する説明書(企業会計)の84ページから112ページに基づき御説明すべきところでありますが、お手元に要約いたしました予算説明資料を配付させていただきましたので、この資料に基づきまして御説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。  業務の予定量であります。  給水栓数は、給水契約の対象数で、12万528栓を予定しております。  次の年間総配水量は、浄水場からお客様に送る水の量で、3,146万9,871立方メートルを予定しております。  年間総有収水量は、料金を頂く対象となる水の量で、2,615万1,463立方メートルを予定しております。  次の有収率は、年間総配水量に占める年間総有収水量の割合であります。  次の給水収益は、年間総有収水量により算定した水道料金の収入で、46億2,806万2,000円を見込んでおります。  次の建設改良費は、水道施設の建設・更新など、資産の取得に係る予算で、33億7,709万円を計上いたしました。  職員数につきましては、94名となっております。  2ページをお開きください。  水道事業会計予算であります。  詳細につきましては3ページ以降で御説明をさせていただきます。合計欄を御覧ください。  支出合計88億1,397万5,000円が、令和3年度の予算規模となります。  3ページを御覧ください。  実施計画であります。  収益的収入には、水道水を供給する対価となる水道料金を主体とする収益を計上しております。一方、収益的支出には、水道水の供給に係る人件費、物件費などの維持管理費、企業債の支払利息など、現金の支出を伴う経費のほか、減価償却費など、現金の支出を伴わない費用も計上しております。  収入を御覧ください。  水道事業収益のうち、営業収益は、主たる営業活動から生じる収益であります。  収入の大宗を占める給水収益は、節水機器の普及や節水意識の浸透による水需要の急激な減少及び給水人口減少などの要因から約4,000万円減収するところでありますが、平成19年度より実施しておりました口座振替早期納付時優遇割引制度の終了に伴い、給水収益より減額しておりました割引額の約5,000万円がなくなったことにより、前年度を1,062万9,000円上回っております。  営業外収益は、金融・財務活動など、主たる営業活動以外の収益であります。  営業外収益の2目他会計補助金は、一般会計からの補助金となります。  3目長期前受金戻入は、令和3年度における減価償却費見合い分を収益化したもので、現金を伴わない収入となります。  4目雑収益には、下水道事業会計からの負担金、2市1町の下水道使用料徴収受託料などを計上しております。  特別利益は、当年度の経常的な損益計算に算入されない利益を計上しております。  3目その他特別利益は、令和3年度に水道事業会計で退職する予定職員が、市長部局などに在職していた期間に係る退職手当の負担金収入であります。  次に、支出について御説明させていただきます。  営業費用は、主たる事業活動により生じる費用であります。  原水及び浄水費には、取水・浄水施設の維持管理費などを、配水費には、配水池や配水管の維持管理費などを、給水費には、水道メーターの取替費用などを、受託工事費には、給水装置の新設工事などに係る受付や審査等に要する費用を、業務費には、料金の調定・収納などに要する費用を、総係費には、総務など事業活動全般に関する費用を計上しております。  減価償却費は、浄水施設や配水管路など固定資産の償却費用で、資産減耗費は、古い配水管などを廃棄する時点における残存価格を費用化するもので、減価償却費と資産減耗費は、現金の支出を伴わない費用であります。  営業外費用は、金融・財務活動など、事業の営業活動以外により生じる費用であります。  支払利息は、企業債の償還利息を計上しております。  特別損失は、当年度の経常費用から除外すべき費用で、過年度損益修正損には、漏水などによる水道料金の減額費用を計上しております。  以上、収入から支出を差し引いた収益的収支は、前年度より1億5,481万6,000円増の9億3,638万6,000円となりますが、全額、資本的収支の不足額に補填させていただきます。  4ページをお開きください。  資本的収入及び支出であります。  資本的収入には、建設改良工事などに充てる資金を計上しております。一方、資本的支出には、その効果が次年度以降に及ぶ施設の整備・更新などを行う建設改良費、現有施設の整備に要した企業債の元金償還金などを計上しております。  収入を御覧ください。  企業債は、建設改良に充てる国などからの借入金であります。  工事負担金は、県・市及び下水道事業など他企業関連工事に伴う、原因者からの水道管移設補償負担金で、関連工事の減少などにより前年度を下回っております。  加入金は、新築などで新たに水道を利用する方に、水道施設の整備に要した費用の一部を負担していただくものであり、他会計貸付金返還金は、下水道事業会計からの長期貸付金返還金であります。  次に、支出であります。  建設改良費は、施設の建設や更新などに要する費用を計上しており、工事請負費などの増加により前年度を上回っております。  企業債償還金は、施設整備のために借り入れた企業債元金の償還金であります。  以上、収入から支出を差し引いた資本的収支は22億1,133万1,000円の不足となり、この不足額につきましては、水道事業費用のうち現金の支出を伴わない減価償却費及び資産減耗費と、収益的収支の純利益などで補填させていただきます。補填財源の内訳を記載しておりますので、後ほど御参照ください。  5ページを御覧ください。  平成29年度から令和3年度までの業務実績比較を掲載しております。あわせて御参照いただけますようお願いいたします。  以上、令和3年度の予算説明とさせていただきます。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。 100: ◯荻原委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある委員は挙手をお願いいたします。  寺田委員。 101: ◯寺田委員 令和3年度甲府市予算書を見させていただいて、ちょっと教えてほしいことがあります。実は下水道事業のときからちょっと考えていたんですが、水道事業のほうで質問させていただくんですけれども、両方に共通して言えること、資本的収入及び支出についてちょっとお伺いしたいです。  基本的なこととして、企業債を収入として、借り入れて、それを資本的支出の建設改良費に使っていると。それで、あわせて、過去の企業債償還金を支払っていると。下水道事業も水道事業もその割合が大きくて、マイナスな部分を補填しているというところで共通はしているんですが、下水道事業に関しては、企業債を当然借りているんですけれども、昨今の人口減少に伴って、管渠費等は抑えながら、ただ、過去の企業債償還金の割合が大分負担として重くのしかかっているのを何とか返しているという傾向が見てとれるんですが、水道事業になると、ちょっとそれがまた毛色が変わっていて、企業債償還金というのは下水道事業に比べてそこまで多くはない。  ということは、健全な経営がされているのかなというところが読み取れるんですが、近年の傾向で建設改良費が、先ほどおっしゃった、使用率が人口減少で下がっている、ただ今年度に関しては、口座振替早期納付時優遇割引のマイナスがなくなったことによってプラスになっていると。そういったような状況の中で、当然老朽化等もあるのでそれをやっていかなきゃいけないんですけれども、建設改良費が大分増えていると。下水道事業に比べても増えていると。全体の予算の中での割合でも、この建設改良費がすごく増加しているというところで、また企業債についても、昨年度はなかったけれども今年度は発行していると。  この傾向についてどのように御判断しているのか。同じ仕組みなんだけれども、下水道事業のほうが悪いという感じなのか、水道事業はまだましだから借りているという判断なのか、その辺、どういうふうに判断しているのかというところをお聞きしたいです。 102: ◯小沢(宏)副委員長 小澤経営企画課長。 103: ◯小澤経営企画課長 今年度から企業債を借り入れて事業を行っていくということを考えているんですけれども、まず、配水池等、創設期頃からある施設等がございまして、今後はその更新の必要性がありますので、建設改良費についてはしばらくの間は増えていく見込みであります。  また、企業債につきましては、これまで基本的に借入れをしないで全て自己財源で水道事業については賄っていた状況なんですけれども、甲府市上下水道事業経営戦略第4次戦略推進計画によりますとそのような大きい事業が続きますので、現状の借入れの状況からしますと、総務省から出ている指標で、企業債残高対給水収益比率というのがあるんですが、全国平均が約270%、甲府市の水道事業に関しては令和3年度予定で69%ぐらいと大分低い傾向にあります。  また、建設改良費は、そのときに一括で払ってしまうという考え方もありますけれども、費用の平準化。世代間の公平性を図るために、必要な借入れを行いながら事業を実施していくような考えでおります。  以上でございます。 104: ◯小沢(宏)副委員長 寺田委員。 105: ◯寺田委員 今御説明のとおり、まだそこまで高くないというところで、この予算説明資料を見比べても、今までの負担も含めて大きいのは明らかに下水道事業のほうで、水道事業のほうは今の負担がそれほどではないからこそ今こういう予算になっているというのは、今の御説明でも分かりました。  ただ、今後の傾向というか、今大丈夫だから借りて、結局それがまた今度増えて、また返していくということへの若干の危惧感といいますか、人口が減っている中で逆に借入れが増えているというところ、費用を抑えながら改良していくのは分かるんですが、その辺は、改めてお伺いしますけれども、十分認識した上で行っているということでよろしいでしょうか。 106: ◯小沢(宏)副委員長 小澤経営企画課長。 107: ◯小澤経営企画課長 今、寺田委員からおっしゃっていただいたとおり、借入れに関しては今後の負担にもなりますので、そこのところは毎年度の決算の状況、また今後の事業計画等を踏まえながら、十分注意していかなければならないと考えております。  以上でございます。 108: ◯小沢(宏)副委員長 寺田委員。 109: ◯寺田委員 今、上下水道局の話は聞いたんですけれども、一般会計からの繰入れを使っているという中で、その評価については財政当局の話はここで聞けるんですか。これを評価するに当たって、やはり下水道事業のほうは相当、一般会計から繰入れているけれども、それにあわせて返済もしていると。ただ、現在、水道事業はそこまで繰入れはしてないけれども、今後に関してその傾向があるという中で、財政課としてはどのようにその辺を評価しているのか、見通しも含めて今後どういうふうに管理していくのかというところを聞きたいです。 110: ◯小沢(宏)副委員長 功刀業務総室長。 111: ◯功刀業務総室長 水道事業につきましては独立採算制で行っておりまして、水道料金で全て賄っておりますので、基本、一般会計からの繰入れはございません。あるとすれば、消火栓維持管理費等のみもらっているので、ここで財政当局という話にはならないのではないかと思います。 112: ◯小沢(宏)副委員長 寺田委員。 113: ◯寺田委員 それに関しては、今後は一切、一般会計から繰り入れることのない中でのやりくりを前提とした、企業債の増加傾向ということでよろしいでしょうか。 114: ◯小沢(宏)副委員長 功刀業務総室長。 115: ◯功刀業務総室長 財政当局というより、水道料金で水道事業を賄っておりますので、もし足りなくなるということになれば料金改定という話にはなります。そうならないように努めてまいりたいと考えております。 116: ◯小沢(宏)副委員長 寺田委員。 117: ◯寺田委員 教えていただいてありがとうございました。  以上です。
    118: ◯小沢(宏)副委員長 次に、長沢委員。 119: ◯長沢委員 それでは、今御説明いただいた甲府市水道事業会計予算・実施計画の収益的収入及び支出の、支出の中の営業費用の6目総係費に関わってくることなのかと思うんですけれども、貯水槽の管理指導についてお伺いしたいと思います。  このことについて、第六次甲府市総合計画の第5次実施計画の中にも、施策の1つとして貯水槽水道管理指導事業ということがうたわれております。これについて、まず本年度の取組をお話しいただきながら、新年度どのような取組をしていくのか、お聞かせいただければと思います。 120: ◯小沢(宏)副委員長 遠藤給排水課長。 121: ◯遠藤給排水課長 貯水槽水道の中には、簡易専用水道という有効容量が10トンを超える受水槽を持っている施設と、10トン以下の小規模貯水槽水道という2つのパターンがございまして、それぞれ毎年、簡易専用水道の所有者等には6月に啓発文書を送りまして、小規模貯水槽水道の所有者等には9月に啓発文書を送っております。  あと、簡易専用水道の設置者、オーナー様には職員が出向いて、前年度受検をしなかった施設のオーナー及び不動産管理会社の方に直接、指導・助言をしているところでございます。  来年度も同じように、今年度未受検施設の設置者等にはそのような対応をしてまいりたいと考えております。  以上です。 122: ◯小沢(宏)副委員長 長沢委員。 123: ◯長沢委員 今お話しいただいたように、受水槽の有効容量が10トンを超える簡易専用水道については水道法で定められておりまして、年1回の清掃消毒、また水質検査、それから報告書の提出等、義務づけられておりますので、これについて啓発文書を郵送する中で、また実際にオーナー等を尋ねて、受検していない方には啓発をしていただいているということで、これは非常にありがたいことだと思います。  ただ、民間のアパートなどで受水槽の有効容量が10トンまでの小規模貯水槽水道というものも数多くあるということを承知しているところです。このことについて私も度々取り上げさせていただいているんですけれども、部屋に住んでいる方が水道の蛇口から水を飲むということは、簡易専用水道の皆さんと全く変わらないことだと思います。最近は新しいアパートなどでは、直圧式で貯水槽を持たないアパートも増えてきているんだろうということは認識しているんですけれども、そうした中で、小規模貯水槽水道についても、甲府市水道事業給水条例施行規程で年1回の清掃消毒を義務としてうたってくださっていまして、水道法で定めてない部分を同施行規程で定めていただいているということは、非常に感謝申し上げるんですが、それに従って指導をどのように実施していただいているのか、またどういうふうに取り組んでいくのか、その部分についてもう少し詳しくお話しいただけますでしょうか。 124: ◯小沢(宏)副委員長 遠藤給排水課長。 125: ◯遠藤給排水課長 小規模貯水槽水道の施設は市内に2,000か所ほどあります。先ほども申しましたけれども、小規模貯水槽水道の所有者等には9月に啓発文書を郵送しているということであります。ほかに何か行っていることは、今のところございません。 126: ◯小沢(宏)副委員長 長沢委員。 127: ◯長沢委員 これについて、衛生的な管理をぜひ促進していただきたいという思いがあるわけです。以前に平成26年9月定例会本会議でも取り上げさせていただいて、水道だよりに啓発の記事を載せていただいたりとか、そういう取組もしていただいていて、非常に感謝をしているところなんですけれども、そういった小規模貯水槽水道のところ、要は小さいアパートとかということになると思うんですが、そうしたところほど、住宅を購入する前の若い世代、すなわち小さいお子さんがいらっしゃるですとか、また高齢者のひとり暮らしの方、生活保護を受けている方とか、そういう生活弱者の方がお住まいの場合も多いと考えます。そんなことはないと思いますけれども、万が一水道の蛇口で残留塩素がないなんていうことになると、これは大変なことでありまして、生活弱者の方に関しては医療対応が遅れるというようなおそれもあるのではないかと考えるわけです。  ボトルドウォーター「甲府の水」はもうおいしい水で、本当に私もおいしいと思って、いただいておりまして、モンドセレクションの金賞以上を連続で受賞するなど、もう本市の誇りとなる水道であると考えているんですけれども、アパートなどにお住いの方は貯水槽を通して蛇口で飲む方も多いと。そうした方が安全に衛生的に水道を使っていただけるような取組を、ぜひさらに進めていっていただきたい。また、古いアパートほどオーナーも高齢化しているということもあります。そうしたことがなおざりになるというようなことも考えられるのではないかと思うんですが、そうしたことに対するお考え、また、新年度ぜひ積極的な取組を行っていただきたいと思うんですけれども、その辺のお考えはいかがでしょうか。 128: ◯小沢(宏)副委員長 遠藤給排水課長。 129: ◯遠藤給排水課長 長沢委員からお話がありましたとおり、上下水道局のホームページや広報誌等にも掲載しております。あとは、指定給水装置工事事業者等がございますのでそこの研修会等及び更新手続等もありますので、そのときに研修を行いまして、指定給水装置工事事業者からも小規模貯水槽水道の所有者等に年1回の清掃を促すような講習も行いたいと思います。  以上です。 130: ◯小沢(宏)副委員長 長沢委員。 131: ◯長沢委員 オーナーさんのみならず、そういったあらゆる手法を使って、ぜひ、甲府の水道をおいしくまた衛生的に全ての方が使っていただけるように、新年度もそうした取組を積極的に行っていただきたいと思っています。今お話しいただいたような取組をぜひ進めていただいて、安全・安心な水道事業をこれからも行っていただきたいと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 132: ◯小沢(宏)副委員長 続きまして、木内委員。 133: ◯木内委員 よろしくお願いいたします。まず、口座振替による納入によって水道料金が減免される制度である口座振替早期納付時優遇割引制度という制度が、来年度からなくなるということで、それに関してどのぐらいの方に影響があるのかなというところで伺いたいと思います。  令和3年度、給水栓数が12万栓ぐらいということですが、このうちのどのぐらいが影響を受けることになりますか。 134: ◯小沢(宏)副委員長 長田営業管理室長。 135: ◯長田営業管理室長 現在、12万100栓ほどの給水契約を私どもは持たせていただいてございまして、そのうち口座振替を利用している方が約70.4%となってございますので、本制度の廃止につきましては、約70%程度の方に影響が出るという状況と考えてございます。  以上でございます。 136: ◯小沢(宏)副委員長 木内委員。 137: ◯木内委員 納付の方法にはいろいろな方法があると思うんですけれども、それぞれ手数料がかかってくるかと思いますが、どんな方法があって、来年度のそれぞれの手数料がどのぐらいかかるのかというようなことは、今分かりますでしょうか。 138: ◯小沢(宏)副委員長 長田営業管理室長。 139: ◯長田営業管理室長 納付方法としましては、納付書による現金納付、口座振替による納付、クレジットカードによる納付、あと、納付書の中でもスマートフォンアプリを利用した納付方法がございます。それぞれ手数料等がかかるんですけれども、本局からしますと、口座振替の手数料が一番低いので口座振替が一番ありがたいという状況はあるんですが、ただ、昨今クレジットカードでの納付、それからコンビニエンスストアでの納付等の利用が非常に伸びているというような状況がございます。  この口座振替早期納付時優遇割引制度を廃止したことによりまして、私どもとしては、クレジットカードの伸びが非常に大きくなるのではなかろうかと予想しておりまして、クレジットカードの手数料等については、令和2年度に比べて160万円ほどの非常に多い増額を見込んでいるといった状況でございます。  以上でございます。 140: ◯小沢(宏)副委員長 木内委員。 141: ◯木内委員 手数料が低い納付方法から、クレジットカードなどの手数料が高い方法に移っていくのではないかというところも懸念してしまいますし、また、70%を超える人たちに影響があるというところから、今回の口座振替早期納付時優遇割引制度を終了するということに関しては、私どもは反対したいと思っております。  それから、このコロナ禍の中で非常に苦しく、生活が困窮されている方がいらっしゃって、水道料金を納めるのが大変だというような方もいらっしゃったかと思うんですけれども、今年度の状況と、あと来年度の予想や取組、対応などについて伺いたいと思います。 142: ◯小沢(宏)副委員長 長田営業管理室長。 143: ◯長田営業管理室長 コロナ禍の影響によりまして納付が困難といった方につきまして、私ども、本局としましては、支払い猶予を昨年の4月からスタートさせているところでございます。まずその状況からなんですが、昨年の4月、5月、この辺が非常に多くて、3月の終わりから4月末にかけて92件の受付をいたしました。5月になりますと54件になりまして、6月は13件という状況でございます。以降、10件、15件程度の申込みを受け付けておりましたが、9月以降は非常に少なくなりまして、今は、大体10件は行かない数件程度でございまして、直近の今年2月では3件という状況でございました。ただ、このコロナ禍の影響は、またいつどういうふうになるかもまだまだ見込みがつかない、収束の見込みがつかないところでございますので、私どもとしましては、支払い猶予については、これまでと同様、柔軟に対応していきたいと考えてございます。  以上でございます。 144: ◯小沢(宏)副委員長 木内委員。 145: ◯木内委員 まさに、お願いしたいことを全部言っていただいたような気がいたします。まだまだコロナ禍の影響がどうなるか分からない中で、また大変になることも起こり得るかなと思っております。水道がなければやっぱり生きていかれない、貴重なライフラインですので、しっかりと支払い猶予などの対応をしていただいて、相談も乗っていただくことをお願いしたいと思います。  さらに、そういうところで生活が困窮しているなということが分かった場合の対応などは考えていらっしゃいますでしょうか。 146: ◯小沢(宏)副委員長 長田営業管理室長。 147: ◯長田営業管理室長 私どもはライフラインを扱っていますので、本市にあります甲府市生活困窮者自立支援庁内連絡調整会議のメンバーにも当然なっていまして、そういった困難な方というのは、やはり検針員による把握ですとか、それからサービスセンターのほうで支払いが難しいといった御相談の中で発見できる場合がありますので、そうした場合については、私どもを通じてでも、あるいは直接、生活福祉課の自立支援担当にもつなぐなりという指導は、サービスセンターのほうでも常々しているところでございます。  以上です。 148: ◯小沢(宏)副委員長 木内委員。 149: ◯木内委員 非常に大切な対応をしていただいているなということは分かりました。引き続き、そのような対応で、生活に困窮されている方に対しての相談に乗っていただく、対応していただくことをお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 150: ◯小沢(宏)副委員長 続きまして、山田(弘)委員。 151: ◯山田(弘)委員 鉛管の布設替えについて御質問させていただきます。  甲府市は鉛管の布設工事も、よそよりも先駆けて早くやっていただいているのには感謝申し上げます。この資料を頂きまして、平成28年度が約900件、平成29年度も約900件、平成30年度は約700件、令和元年度で約600件という状況です。目標値もいただいているんですが、一応900件ぐらいの目標値がありまして、最初の頃はよかったんですが、令和2年度も、聞きましたらまだ3月末の工事もあるらしいですけれども、約650件という見込みなんですが、どうして件数がこのぐらいで終わってしまっているんでしょうか。 152: ◯小沢(宏)副委員長 坂本水道課長。 153: ◯坂本水道課長 令和2年度の実績につきましては、現在集計中ですので、多少数字が前後するかとは思いますが、下水道工事に関連する配水管の布設替えなどといったことが減少傾向にありまして、鉛管の布設替えが思ったように進捗していないという状況でございます。  以上です。 154: ◯小沢(宏)副委員長 山田(弘)委員。 155: ◯山田(弘)委員 鉛管を替えているという状況が広まってきて、最初の水道を開けてバケツ1杯は捨ててくださいとか、ある程度安全性に問題があるとか、あと、漏水も鉛管のところに多いという状況があると聞きます。今、残っているところが2万件以上ですよね。そうすると、毎年の状況でいくと、単純に言っても30年間ぐらいはかかるという状況なんですけれども、何かこれに対して工夫をしようとか、どういうふうにしようとかいう話は職員の間で出ていないでしょうか。 156: ◯小沢(宏)副委員長 坂本水道課長。 157: ◯坂本水道課長 山田(弘)委員がおっしゃるとおり、鉛製の給水管につきましては、平成26年度に、鉛製給水管布設替基本計画というものを策定いたしました。その計画の中で、30年間をかけて鉛製の給水管を解消していこうという計画を立てておりますので、それに向かって努力をしているという状況ですが、ただ、やっぱり30年という長い期間になりますので、当面は鉛製給水管の給水管率というものを1つの指標として取り組んでいるところであります。  現在、令和元年度末で26.19%という数字になっておりますので、これを向上するように取り組んでいくということでございます。  以上です。 158: ◯小沢(宏)副委員長 山田(弘)委員。 159: ◯山田(弘)委員 分かりました。努力をしていただいているというのは分かっているんですけれども、何にしましても、ちょっとこの資料を読ませていただいて、最初のバケツ1杯を捨てるだけで大丈夫なんですかね。バケツ1杯は捨ててくださいというような状況があるらしいですけれども。どうしても、いろいろな工事の状況や予定があって、道路の掘削とかそういうこともあるので、なかなか簡単にはいかないと思います。30年間という予定ですけれども、できる限り頑張っていただいて早めに布設替えを終わらせるように努力をしていただきたいと思います。  以上です。 160: ◯小沢(宏)副委員長 続きまして、岡委員。 161: ◯岡委員 職員数についてお願いいたしたいと思います。  甲府の水道料金は高いなどいろいろ言われているけれども、この間も見直しがあったようでございますが、それはさておいて、甲府の水は非常においしいです。私は若いときから山梨県外に出る機会がたくさんありまして、長期にわたったときには、ああ、甲府の水が飲みたいと本当に思ったことが何回かありました。  そんなところで質問をいたしたいと思いますけれども、水道事業の職員数についてですが、令和3年度の予定ですと、会計年度任用職員は16人、正規職員が78人、計94人ということになるようですけれども、職員数は充足されておりますでしょうか、条例定数は何人ですか、お伺いいたします。 162: ◯小沢(宏)副委員長 功刀業務総室長。 163: ◯功刀業務総室長 令和3年度甲府市水道事業会計予算説明資料の1ページの一番下に載っているかと思うのですが、括弧書きが外書きになっておりまして、予定でいくと16人が会計年度任用職員、正規職員は94人という数字になっております。条例定数につきましては、水道事業の職員が136人、上下水道局ですので、下水道事業の職員が62人、合計で198人が条例定数となっております。  以上です。 164: ◯小沢(宏)副委員長 岡委員。 165: ◯岡委員 失礼いたしました。これ、足して94人なんですね。了解です。  今、条例定数が水道事業が136人ですと、会計年度任用職員も含めてもちょっと足りないのかなと思っていますけれども、充足されてないということでよろしいでしょうか。 166: ◯小沢(宏)副委員長 功刀業務総室長。 167: ◯功刀業務総室長 十分、職員数は足りております。 168: ◯小沢(宏)副委員長 岡委員。 169: ◯岡委員 条例定数が136人ですよ。で、ここを見ると、職員数が全部で94名。これで足りていますか。 170: ◯小沢(宏)副委員長 功刀業務総室長。 171: ◯功刀業務総室長 この条例定数ですけれども、現在、いろいろな事業で見直しになってきていますし、上下水道一体化になってから十数年たっておりますが、当時のまま、条例定数に手をつけていない状況です。その中で民間委託などによりいろいろな事業を縮小してきていますので、職員数は減ってきているけれどもまだ条例定数は直してないというような状況ですので、現在の職員数で十分足りております。  以上です。 172: ◯小沢(宏)副委員長 岡委員。 173: ◯岡委員 それは少しおかしいと思います。条例定数はちゃんと見直しをして、仕事に合った職員数を配置する、そういうことが条例定数だと思いますので、条例定数がいつも間違っているというのは少しおかしいかなと思ってもおります。  いずれにいたしましても、いろいろ話合いを上下水道局の職員とはするんですけれども、どうしても職員数がちょっと足りないかなという話が聞こえてきます。その中で、正規職員の時間外勤務は平均して何時間ぐらいになっているんでしょうか。お伺いいたします。 174: ◯小沢(宏)副委員長 功刀業務総室長。 175: ◯功刀業務総室長 令和元年度の数字ですが、時間外勤務の状況ですと、職員1人当たり約10.13時間という数値になっております。 176: ◯小沢(宏)副委員長 岡委員。 177: ◯岡委員 10.13時間だと許容範囲の中かなとも思いますけれども。甲府市は40時間を超える皆さんが非常に多いようなことも聞いております。上下水道局は10.13時間なら許容範囲であると思いますので、いずれにいたしましても、職員数はしっかりと確保していただいて、そして会計年度任用職員、言うなれば再雇用の皆さんについては、非常によく内容が把握できているわけですので、十分にお聞きしたりしっかりと働いてもらうと、これは非常に力強い、特に技術職員というのは力強い部分があるなとも思っております。ここの皆さんよりも、技術の関係の皆さんというのは、しっかりとそういうことが把握できて、経験も豊富であるということですので、ありがたいかなと思っております。  いずれにいたしましても、甲府の本当においしい水、一番身近で健康管理のできる水、それをしっかりと守っていただくには、職員の皆様の意識しかありませんので、どうぞ今後とも、皆さん健全で健康で、甲府市の水を守っていただければありがたいと思います。  終わります。 178: ◯荻原委員長 続きまして、鈴木委員。 179: ◯鈴木委員 お願いします。  最初に、令和2年12月定例会で小冊子について質問しました。先ほどの岡委員の質問の冒頭にも、故郷の水はおいしいと、そういう話をされたところでありますから、ぜひ、これからのまちづくりのためにも、上下水道局でも水に対して市民の皆さん、特に若い世代の皆さんが関心を持っていくには、PRも含めて、小冊子等を作成して、甲府の水を守っていくことが大切ではないのかなという質問をしたところ、上田上下水道局業務部長から、検討していくという話がありましたので、新年度それについてどんな形で進めていくのか、改めてお伺いします。 180: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 181: ◯小澤経営企画課長 小冊子についてお答えいたします。  小冊子につきましては、現在、原稿作成中でございまして、令和2年度中の完成を目指してつくっております。また、配布の方法につきましては、市内に小学校が28校あるんですけれども、そのうちの26校が平瀬浄水場に校外学習という形で見学に来ていただいております。その機会を利用いたしまして、直接、小学生の皆さんに手渡しでお渡しして、その場で水の大切さですとか水資源について説明をさせていただいて、啓発に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 182: ◯荻原委員長 鈴木委員。 183: ◯鈴木委員 今御説明いただいたんですけれども、小冊子の完成について今年度中ということは今日を入れればあと数日ですよね。この後仕上がってくるということですか。既に仕上がっているけれども今年度中としているということは、今から仕上がってくるということですよね。 184: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。
    185: ◯小澤経営企画課長 今、最終校正をしている状況でして、今年度末には仕上がる予定でございます。  以上でございます。 186: ◯荻原委員長 鈴木委員。 187: ◯鈴木委員 ぜひ新年度からそういう形で、平瀬浄水場に見学に来たときに、それを使って啓発活動をしていくということですから、来年度ばかりでなくて、将来にわたってもそういう形を取っていただきたいなと思うのと、環境部の配布物などは甲府市のいろいろな施設に置くようにはしているんですけれども、そんなことは検討していただけないでしょうか。 188: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 189: ◯小澤経営企画課長 今、説明不足でありましたが、各公民館等を含めました公共施設の窓口にも設置を考えております。  以上でございます。 190: ◯荻原委員長 鈴木委員。 191: ◯鈴木委員 私も楽しみにしていますので、ぜひお願いします。また、完成したもので完了ではなくて、先ほども申したとおり、それを使って話をしていく、PRしていくということがとても大切なことだと思いますし、甲府の水、故郷の水はおいしいというところから、それが全体的なまちづくりにつながってくればいいなと思いますので、期待をしています。  次に、上下水道局のサービスのことについてお伺いしたいんですけれども、以前より、電話をかけてもお話し中が多く、ずっと話し中だということで、電話回線が少ないのではないかと。実態調査もしたりして、当然、公営企業、サービスをするところでありますし、水道管の破裂などそういうこともあって緊急性もありますから、やっぱり回線を増やしていくことが必要だと思っていて、そんな要望もしているんですけれども、新年度、これについては検討していただけるんでしょうか。 192: ◯荻原委員長 功刀業務総室長。 193: ◯功刀業務総室長 先日の今定例会の環境水道委員会でもお話があったかと思いますが、その後、電話の保守業者と協議いたしまして、サービスセンターの電話回線を1回線増やすことといたしました。また、各課に割り当てられているダイヤルインの番号も外部への周知を、再度徹底を図っていきたいと思いますので、そうすることによって、サービスセンターですか、代表番号は少し空くのではないかとは思います。  ただ、それですと、実際、数値などで確認できませんので、現在つながりにくいかどうかを数値的に確認するために、外線の接続状況を把握するシステムというのがございますので、それを新たに導入して、回線の接続状況、混雑状況等を把握する中で、来年度、各種対応を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 194: ◯荻原委員長 鈴木委員。 195: ◯鈴木委員 実際のところ、1回線増やしたからそれで解決できるかどうかというのは、まだ不確実なところはありますけれども、まず1回線増やしていただくということですから、それで様子を見たいなと思いますし、また、外部委託をしているサービスセンター窓口、電話の受付のところについても、もう少し部署等については把握していただくようにして、何回も聞き直さなければつなげられないようなことがないようにまた徹底していただければサービス向上になるんじゃないかなと思うので、そこはそれでお願いをしたいと思います。  その次に、御説明いただきました令和3年度の甲府市水道事業会計予算・業務の予定量についてですけれども、やっぱり有収率というのが非常に大切になってくるなということで、これまでも漏水調査等をして、不明水については改善していただいていると思っているんです。ただ、これは当然、中心部に行けば中心部に行くほど、漏水箇所の判明とか、また工事等についても難しいところもあると思いますけれども、昨年度82.53%の、今年度83.10%ということですから、なかなか有収率の向上は難しいと思ってもいるんですが、どんな取組をさらにされていくんでしょうか。 196: ◯荻原委員長 坂本水道課長。 197: ◯坂本水道課長 鈴木委員がおっしゃるとおり、有収率を向上するということは、まず1つの対策としましては、漏水を修理していくといったことが大きな改善策になるわけですけれども、この漏水を修理していくという中で、まずは時間積分式漏水発見器という新しい技術を取り入れまして、新しい漏水調査の方法を導入いたしました。また、監視型機器というのを配水本管に設置することで漏水の発見率を上げていこうという取組をしておりまして、有収率につきましては、令和2年度9月末で84.38%ということになっておりまして、かなりの向上が図られているのではないかと担当としては考えているところでございます。  以上です。 198: ◯荻原委員長 鈴木委員。 199: ◯鈴木委員 令和2年度の速報値で84.38%。令和3年度が83.10%となると、何かちょっと違いませんか。 200: ◯荻原委員長 坂本水道課長。 201: ◯坂本水道課長 こちらは令和2年9月末で集計した数字ですので、今後、令和3年3月末の集計の数字がまた出てくるかとは思います。ただ、この83.10%というのは目標値ということになっておりますので、それを上回るように改善していくというような設定になっております。 202: ◯荻原委員長 鈴木委員。 203: ◯鈴木委員 分かったようで分からないような。なぜかというと、先ほど御説明の中で、給水収益というのは有収率に掛けたものだという話をしていましたよね。この有収率自体は非常にパーセンテージが大事になってくる。目標値か希望的観測という説明だと、少し曖昧になってきてしまうと思うんですけれども、事務方とすればどういうふうに思うんですか。 204: ◯荻原委員長 功刀業務総室長。 205: ◯功刀業務総室長 年間総配水量のうちお金になった水量の割合を有収率と言っていますが、有収率が上がることによって給水収益が上がるかというと、少し違う意味合いになってくるんですね。年間総配水量があって、有収率、そして漏水の量があるんですね。この年間総配水量で有収水量、お金になった水量を割って初めて有収率になるんですけれども、漏水量が減ることによって有収率は上がるんですが、ここの収入給水収益は上がらないことになります。ですから、給水収益と有収率が直接関係するかというとなかなか難しいのですが、鈴木委員がよく言われているとおり、漏水量が減るということは、水をつくる原価ですね、薬品費や動力費などが減るので、その分、費用は安くなるとは思います。ですから、有収率が上がると給水収益が上がるのかというと、直接は関係ないですけれども、費用が減るということによって総体的には水道料金が安く抑えられていくというか、給水収益自体というより費用のほうが抑えられるという話になるかと思います。  以上です。 206: ◯荻原委員長 鈴木委員。 207: ◯鈴木委員 あまり納得はいかないんですけれども。例えば、そういう理論で話をされると、年間総配水量がありますよね。で、年間総有収水量というのがありますから、その引いた分は漏水をしているということですよ。それが、じゃあどのぐらいの量かというと、分かりやすく言うと、1日の平均の配水量ってありますよね、それで計算してみると、不明水というか水漏れしている分は約2か月分ですよ。かなりの量がそれについては損失をしているということですよね。それを言うのであれば、例えば水道の場合には供給単価を原価で割った金額を料金回収率って言うでしょう。それが100%以上あればいいと言うんですけれども、それはどのぐらいなんですか。 208: ◯荻原委員長 小澤経営企画課長。 209: ◯小澤経営企画課長 料金回収率は、平成30年度が125.08%という数値になっております。  以上でございます。 210: ◯荻原委員長 鈴木委員。 211: ◯鈴木委員 100%に近いことは確かにいいんですけれども、100%より下がったらそれは原価割れなんだけれども、それが、125%がいいのか150%がいいのかというと、その辺、さっき木内委員が言ったとおり、料金改定とかその辺にも関わってくるということであれば、先ほどの御説明をされる中でいけば、あえて否定はしませんけれども、今後とも、予算書をつくるときについては料金回収率についても計上していただかないと、正しい判断を私たちはできないなと思うんですが、そこの辺はいかがでしょうか。 212: ◯荻原委員長 功刀業務総室長。 213: ◯功刀業務総室長 では、今後、その辺も検討して、入れていきたいと思います。 214: ◯荻原委員長 鈴木委員。 215: ◯鈴木委員 それでは、そこはこれでとどめますので、ぜひ私たちが正しい判断をできるようにお願いしたいなと思いますし、有収率の向上については新年度も上がるように、目標値かもしれませんけれども、うんと上がればいいなと思っています。よろしくお願いします。  最後に、上下水道局のPRということもあってマンホールカード等もやっていますけれども、下水事業ということではなくて上下水道局一体のことですから、例えば、上下水道局の1階に新しいマンホールや水道管の太さとかそういうものの展示があるんですけれども、せっかくであれば、たまにはそういうものを本庁に持ってきて、見えるところでPRとかされたら新年度いかがかなと思っています。これは要望にしますけれども、ぜひ検討してください。  以上で終わります。 216: ◯荻原委員長 それでは、以上をもって水道事業会計の審査を終了いたします。  次に、簡易水道等事業会計の審査に入ります。  では、当局からの説明を求めます。  功刀上下水道局業務総室長。 217: ◯功刀業務総室長 それでは、議案第14号 令和3年度甲府市簡易水道等事業会計予算について御説明いたします。  簡易水道等事業会計予算につきましては、令和3年度甲府市予算書の65ページから67ページ並びに令和3年度予算に関する説明書(企業会計)の113ページから133ページに基づき御説明すべきところではございますが、お手元に要約いたしました予算説明資料を配付させていただきましたので、この資料に基づきまして御説明させていただきます。  資料の1ページをお開きください。  業務の予定量であります。  給水栓数は、給水契約の対象数で、354栓を予定しております。  次の年間総配水量は、浄水施設等からお客様に送る水の量で、34万5,896立方メートルを予定しております。  給水収益は、定額制9地区の給水栓数や従量制の猪狩町地区の年間総有収水量より算定した水道料金の収入で、390万1,000円を見込んでおります。  次の建設改良費は、簡易水道等施設の建設・更新など、資産の取得に係る予算で、2,292万7,000円を計上いたしました。  最下段の職員数につきましては、4人となっております。  2ページをお開きください。  簡易水道等事業会計予算であります。  詳細につきましては、3ページ以降で御説明させていただきます。合計欄を御覧ください。  支出合計1億1,1094万2,000円が、令和3年度の予算規模となります。  3ページを御覧ください。  実施計画であります。  収益的収入には、水道水を供給する対価となる水道料金を主体とする収益を計上しております。一方、収益的支出には、水道水の供給に係る人件費、委託料等の維持管理費、企業債の支払利息など、現金の支出を伴う経費のほか、減価償却費など、現金の支出を伴わない費用も計上しております。  収入を御覧ください。  簡易水道等事業収益のうち、営業収益は、主たる営業活動から生じる収益であります。  給水収益は、前年度とほぼ同額を見込んでおります。  営業外収益は、金融・財務活動など、主たる営業活動以外の収益であります。  営業外収益の2段目、2目他会計補助金は、一般会計からの補助金となります。  3目長期前受金戻入は、令和3年度における減価償却費見合い分を収益化したもので、現金を伴わない収入となります。  特別利益は、当年度の経常的な損益計算に参入されない利益を計上しております。  次に、支出について御説明させていただきます。  営業費用は、主たる事業活動により生じる費用であります。  原水及び浄水費には、取水・浄水施設の維持管理費などを、配水費には、配水管の維持管理費などを、業務費には、料金の調定・収納などに要する経費を、総係費には、事業活動全般に関する費用を計上しております。  減価償却費は、浄水施設や配水管路など固定資産の償却費用で、資産減耗費は、古い配水管などを廃棄する時点における残存価格を費用化するもので、減価償却費と資産減耗費は、現金の支出を伴わない費用であります。  営業外費用は、金融・財務活動など、事業の営業活動以外により生じる費用であります。  支払利息は、企業債の償還利息を計上しております。  特別損失は、当年度の経常費用から除外すべき費用であります。  以上、収入から支出を差し引いた収益的収支は、前年度より1,697万9,000円増のマイナス375万円となります。  前年度と同様にマイナスの予算編成とはなりますが、減価償却費等の現金の支出を伴わない費用を除くなど現金ベースによる計算では、1,392万4,000円の黒字を見込んでおります。  4ページをお開きください。  資本的収入及び支出であります。  資本的収入には、建設改良工事などに充てる資金を計上しております。一方、資本的支出には、その効果が次年度以降に及ぶ施設の整備・更新などを行う建設改良費、現有施設の整備に要した企業債の元金償還金を計上しております。  収入を御覧ください。  企業債は、建設改良に充てる国などからの借入金であります。  補助金の他会計補助金は、企業債の元金償還分について、一般会計からの補助金であります。  次に、支出であります。  建設改良費は、施設の建設や更新などに要する費用を計上しております。  企業債償還金は、施設整備のため借り入れた企業債元金の償還金であります。  以上、収入から支出を差し引いた資本的収支は1,002万6,000円の不足となり、この不足額につきましては、簡易水道等事業費用のうち、現金の支出を伴わない減価償却費及び資産減耗費などで補填させていただきます。最下段に補填財源の内訳を記載しておりますので、後ほど御参照ください。  5ページを御覧ください。  平成29年度から令和3年度までの業務実績比較を掲載しております。あわせて御参照いただけますようお願いいたします。  以上、令和3年度の予算説明とさせていただきます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 218: ◯荻原委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある委員の方は挙手をお願いいたします。  鈴木委員。 219: ◯鈴木委員 よろしくお願いします。簡易水道等事業会計でありますけれども、福祉保健部からの繰入れというところで、今回の予算特別委員会のときに、かかる費用については上下水道局と十分協議をしてそれに沿った、要するに、上下水道局の要望に沿った財政措置をしているという話をしていましたけれども、間違いないでしょうか。 220: ◯荻原委員長 望月水道管理室長。 221: ◯望月水道管理室長 簡易水道等事業につきましては、福祉事業ということで私どもが運営しているところでございますので、予算編成につきましては、福祉保健部と十分協議の上、予算計上させていただいているところでございます。  以上でございます。 222: ◯荻原委員長 鈴木委員。
    223: ◯鈴木委員 ぜひ維持管理に努めていただきたいと思っています。それで、山間地における事業形態でありますから、なかなか収益的なものは求められないというのは承知しています。その中で、1つお伺いしたいのは、配水量についてなんですけれども、以前、何か報告書を見た中で、勘違いでしたら申し訳ないですが、昇仙峡なんだけれども、給水量が足りなくて、非公営だけど竹日向かどこかから水をもらっているという話がたしかあったと思ったんですけれども、現在もそんな形で、その話は確かなんでしょうか。 224: ◯荻原委員長 望月水道管理室長。 225: ◯望月水道管理室長 昇仙峡通り小規模水道につきましては、水量不足という中で、竹日向町飲料水供給施設からの原水を融通ということで、こちらのほうへ回しているところでございます。  以上です。 226: ◯荻原委員長 鈴木委員。 227: ◯鈴木委員 そうなってくると、竹日向町飲料水供給施設は非公営ということですよね。そこのところについてもある程度、維持管理については、水をもらっている以上、手をかけてあげなければいけないなと思うんですけれども、そこはどんなふうな形態にしているんですか。また、それは福祉保健部とどんな話をしているのか、最後、そこだけ聞きたいです。 228: ◯荻原委員長 望月水道管理室長。 229: ◯望月水道管理室長 竹日向町飲料水供給施設については、簡易水道等事業の実施施設という扱いにはなっておりませんけれども、衛生面的な行政的なところで支援しなければならないと考えておりますので、水質管理に伴う薬品等のものについてはそこに補充しているところでございます。  以上でございます。 230: ◯鈴木委員 よろしくお願いします。  以上で終わります。 231: ◯荻原委員長 以上をもって簡易水道等事業会計の審査を終了するとともに、議案第1号から議案第14号までの14案に対する質疑を終結いたします。  次に、討論・採決に入るわけでありますが、ここで暫時休憩をいたしたいと思います。  再開時間は午後1時30分といたします。よろしくお願いいたします。                午後 零時00分 休 憩 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...