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  1. 甲府市議会 2021-03-08
    令和3年総務委員会 本文 開催日: 2021-03-08


    取得元: 甲府市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年総務委員会 本文 2021-03-08 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 330 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯輿石委員長 選択 3 : ◯輿石委員長 選択 4 : ◯工藤副市長 選択 5 : ◯輿石委員長 選択 6 : ◯輿石委員長 選択 7 : ◯輿石委員長 選択 8 : ◯工藤副市長 選択 9 : ◯輿石委員長 選択 10 : ◯輿石委員長 選択 11 : ◯輿石委員長 選択 12 : ◯工藤副市長 選択 13 : ◯輿石委員長 選択 14 : ◯輿石委員長 選択 15 : ◯輿石委員長 選択 16 : ◯田中市民協働室長 選択 17 : ◯輿石委員長 選択 18 : ◯山田(厚)委員 選択 19 : ◯輿石委員長 選択 20 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 21 : ◯輿石委員長 選択 22 : ◯山田(厚)委員 選択 23 : ◯輿石委員長 選択 24 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 25 : ◯輿石委員長 選択 26 : ◯山田(厚)委員 選択 27 : ◯輿石委員長 選択 28 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 29 : ◯輿石委員長 選択 30 : ◯山田(厚)委員 選択 31 : ◯輿石委員長 選択 32 : ◯伏見人権男女参画課長 選択 33 : ◯輿石委員長 選択 34 : ◯山田(厚)委員 選択 35 : ◯輿石委員長 選択 36 : ◯輿石委員長 選択 37 : ◯輿石委員長 選択 38 : ◯輿石委員長 選択 39 : ◯輿石企画経営室長 選択 40 : ◯輿石委員長 選択 41 : ◯清水(仁)委員 選択 42 : ◯輿石委員長 選択 43 : ◯輿石企画経営室長 選択 44 : ◯輿石委員長 選択 45 : ◯清水(仁)委員 選択 46 : ◯輿石委員長 選択 47 : ◯山田(厚)委員 選択 48 : ◯輿石委員長 選択 49 : ◯輿石企画経営室長 選択 50 : ◯輿石委員長 選択 51 : ◯山田(厚)委員 選択 52 : ◯輿石委員長 選択 53 : ◯輿石委員長 選択 54 : ◯輿石委員長 選択 55 : ◯輿石企画経営室長 選択 56 : ◯輿石委員長 選択 57 : ◯輿石委員長 選択 58 : ◯輿石委員長 選択 59 : ◯輿石企画経営室長 選択 60 : ◯輿石委員長 選択 61 : ◯山田(厚)委員 選択 62 : ◯輿石委員長 選択 63 : ◯雨宮職員課長 選択 64 : ◯輿石委員長 選択 65 : ◯山田(厚)委員 選択 66 : ◯輿石委員長 選択 67 : ◯雨宮職員課長 選択 68 : ◯輿石委員長 選択 69 : ◯山田(厚)委員 選択 70 : ◯輿石委員長 選択 71 : ◯雨宮職員課長 選択 72 : ◯輿石委員長 選択 73 : ◯山田(厚)委員 選択 74 : ◯輿石委員長 選択 75 : ◯雨宮職員課長 選択 76 : ◯輿石委員長 選択 77 : ◯山田(厚)委員 選択 78 : ◯輿石委員長 選択 79 : ◯輿石委員長 選択 80 : ◯輿石委員長 選択 81 : ◯山田(厚)委員 選択 82 : ◯輿石委員長 選択 83 : ◯輿石委員長 選択 84 : ◯向山危機管理室長 選択 85 : ◯輿石委員長 選択 86 : ◯清水(仁)委員 選択 87 : ◯輿石委員長 選択 88 : ◯廣瀬委員 選択 89 : ◯輿石委員長 選択 90 : ◯長沢委員 選択 91 : ◯輿石委員長 選択 92 : ◯山田(厚)委員 選択 93 : ◯輿石委員長 選択 94 : ◯輿石委員長 選択 95 : ◯清水(仁)委員 選択 96 : ◯輿石委員長 選択 97 : ◯山本市長室長 選択 98 : ◯輿石委員長 選択 99 : ◯清水(仁)委員 選択 100 : ◯輿石委員長 選択 101 : ◯望月情報発信課長 選択 102 : ◯輿石委員長 選択 103 : ◯清水(仁)委員 選択 104 : ◯輿石委員長 選択 105 : ◯山田(厚)委員 選択 106 : ◯輿石委員長 選択 107 : ◯向山危機管理室長 選択 108 : ◯輿石委員長 選択 109 : ◯山田(厚)委員 選択 110 : ◯輿石委員長 選択 111 : ◯向山危機管理室長 選択 112 : ◯輿石委員長 選択 113 : ◯山田(厚)委員 選択 114 : ◯輿石委員長 選択 115 : ◯向山危機管理室長 選択 116 : ◯輿石委員長 選択 117 : ◯山田(厚)委員 選択 118 : ◯輿石委員長 選択 119 : ◯向山危機管理室長 選択 120 : ◯輿石委員長 選択 121 : ◯山田(厚)委員 選択 122 : ◯輿石委員長 選択 123 : ◯向山危機管理室長 選択 124 : ◯輿石委員長 選択 125 : ◯山田(厚)委員 選択 126 : ◯輿石委員長 選択 127 : ◯芦川防災企画課長 選択 128 : ◯輿石委員長 選択 129 : ◯山田(厚)委員 選択 130 : ◯輿石委員長 選択 131 : ◯芦川防災企画課長 選択 132 : ◯輿石委員長 選択 133 : ◯山田(厚)委員 選択 134 : ◯輿石委員長 選択 135 : ◯八巻行政管理室長 選択 136 : ◯輿石委員長 選択 137 : ◯廣瀬委員 選択 138 : ◯輿石委員長 選択 139 : ◯西村情報政策課長 選択 140 : ◯輿石委員長 選択 141 : ◯廣瀬委員 選択 142 : ◯輿石委員長 選択 143 : ◯西村情報政策課長 選択 144 : ◯輿石委員長 選択 145 : ◯廣瀬委員 選択 146 : ◯輿石委員長 選択 147 : ◯山田(厚)委員 選択 148 : ◯輿石委員長 選択 149 : ◯輿石委員長 選択 150 : ◯清水(仁)委員 選択 151 : ◯輿石委員長 選択 152 : ◯雨宮職員課長 選択 153 : ◯輿石委員長 選択 154 : ◯清水(仁)委員 選択 155 : ◯輿石委員長 選択 156 : ◯長沢委員 選択 157 : ◯輿石委員長 選択 158 : ◯照沼管財課長 選択 159 : ◯輿石委員長 選択 160 : ◯長沢委員 選択 161 : ◯輿石委員長 選択 162 : ◯輿石委員長 選択 163 : ◯山田(厚)委員 選択 164 : ◯輿石委員長 選択 165 : ◯輿石委員長 選択 166 : ◯山田(厚)委員 選択 167 : ◯輿石委員長 選択 168 : ◯山本業務管理課長 選択 169 : ◯輿石委員長 選択 170 : ◯山田(厚)委員 選択 171 : ◯輿石委員長 選択 172 : ◯山本業務管理課長 選択 173 : ◯輿石委員長 選択 174 : ◯山田(厚)委員 選択 175 : ◯輿石委員長 選択 176 : ◯山本業務管理課長 選択 177 : ◯輿石委員長 選択 178 : ◯山田(厚)委員 選択 179 : ◯輿石委員長 選択 180 : ◯山本業務管理課長 選択 181 : ◯輿石委員長 選択 182 : ◯山田(厚)委員 選択 183 : ◯輿石委員長 選択 184 : ◯山本業務管理課長 選択 185 : ◯輿石委員長 選択 186 : ◯山田(厚)委員 選択 187 : ◯輿石委員長 選択 188 : ◯山本業務管理課長 選択 189 : ◯輿石委員長 選択 190 : ◯山田(厚)委員 選択 191 : ◯輿石委員長 選択 192 : ◯山本業務管理課長 選択 193 : ◯輿石委員長 選択 194 : ◯山田(厚)委員 選択 195 : ◯輿石委員長 選択 196 : ◯八巻行政管理室長 選択 197 : ◯輿石委員長 選択 198 : ◯山田(厚)委員 選択 199 : ◯輿石委員長 選択 200 : ◯八巻行政管理室長 選択 201 : ◯輿石委員長 選択 202 : ◯山田(厚)委員 選択 203 : ◯輿石委員長 選択 204 : ◯雨宮職員課長 選択 205 : ◯輿石委員長 選択 206 : ◯山田(厚)委員 選択 207 : ◯輿石委員長 選択 208 : ◯雨宮職員課長 選択 209 : ◯輿石委員長 選択 210 : ◯山田(厚)委員 選択 211 : ◯輿石委員長 選択 212 : ◯八巻行政管理室長 選択 213 : ◯輿石委員長 選択 214 : ◯山田(厚)委員 選択 215 : ◯輿石委員長 選択 216 : ◯八巻行政管理室長 選択 217 : ◯輿石委員長 選択 218 : ◯山田(厚)委員 選択 219 : ◯輿石委員長 選択 220 : ◯八巻行政管理室長 選択 221 : ◯輿石委員長 選択 222 : ◯山田(厚)委員 選択 223 : ◯輿石委員長 選択 224 : ◯雨宮職員課長 選択 225 : ◯輿石委員長 選択 226 : ◯山田(厚)委員 選択 227 : ◯輿石委員長 選択 228 : ◯萩原総務部長 選択 229 : ◯輿石委員長 選択 230 : ◯山田(厚)委員 選択 231 : ◯輿石委員長 選択 232 : ◯萩原総務部長 選択 233 : ◯輿石委員長 選択 234 : ◯山田(厚)委員 選択 235 : ◯輿石委員長 選択 236 : ◯萩原総務部長 選択 237 : ◯輿石委員長 選択 238 : ◯山田(厚)委員 選択 239 : ◯輿石委員長 選択 240 : ◯清水(仁)委員 選択 241 : ◯輿石委員長 選択 242 : ◯塚原企画部長 選択 243 : ◯輿石委員長 選択 244 : ◯清水(仁)委員 選択 245 : ◯輿石委員長 選択 246 : ◯奈良田企画総室長 選択 247 : ◯輿石委員長 選択 248 : ◯清水(仁)委員 選択 249 : ◯輿石委員長 選択 250 : ◯鮫田委員 選択 251 : ◯輿石委員長 選択 252 : ◯鷹野企画課長 選択 253 : ◯輿石委員長 選択 254 : ◯鮫田委員 選択 255 : ◯輿石委員長 選択 256 : ◯高野市民総室長 選択 257 : ◯輿石委員長 選択 258 : ◯末木委員 選択 259 : ◯輿石委員長 選択 260 : ◯青木市民課長 選択 261 : ◯輿石委員長 選択 262 : ◯末木委員 選択 263 : ◯輿石委員長 選択 264 : ◯山田(厚)委員 選択 265 : ◯輿石委員長 選択 266 : ◯青木市民課長 選択 267 : ◯輿石委員長 選択 268 : ◯山田(厚)委員 選択 269 : ◯輿石委員長 選択 270 : ◯青木市民課長 選択 271 : ◯輿石委員長 選択 272 : ◯山田(厚)委員 選択 273 : ◯輿石委員長 選択 274 : ◯清水(仁)委員 選択 275 : ◯輿石委員長 選択 276 : ◯廣瀬委員 選択 277 : ◯輿石委員長 選択 278 : ◯青木市民課長 選択 279 : ◯輿石委員長 選択 280 : ◯廣瀬委員 選択 281 : ◯輿石委員長 選択 282 : ◯青木市民課長 選択 283 : ◯輿石委員長 選択 284 : ◯廣瀬委員 選択 285 : ◯輿石委員長 選択 286 : ◯輿石委員長 選択 287 : ◯末木委員 選択 288 : ◯輿石委員長 選択 289 : ◯田中市民協働室長 選択 290 : ◯輿石委員長 選択 291 : ◯末木委員 選択 292 : ◯輿石委員長 選択 293 : ◯田中市民協働室長 選択 294 : ◯輿石委員長 選択 295 : ◯末木委員 選択 296 : ◯輿石委員長 選択 297 : ◯長沢委員 選択 298 : ◯輿石委員長 選択 299 : ◯青木市民課長 選択 300 : ◯輿石委員長 選択 301 : ◯長沢委員 選択 302 : ◯輿石委員長 選択 303 : ◯青木市民課長 選択 304 : ◯輿石委員長 選択 305 : ◯山田(厚)委員 選択 306 : ◯輿石委員長 選択 307 : ◯藤原収納管理室長 選択 308 : ◯輿石委員長 選択 309 : ◯山田(厚)委員 選択 310 : ◯輿石委員長 選択 311 : ◯藤原収納管理室長 選択 312 : ◯輿石委員長 選択 313 : ◯山田(厚)委員 選択 314 : ◯輿石委員長 選択 315 : ◯芦澤課税管理室長 選択 316 : ◯輿石委員長 選択 317 : ◯山田(厚)委員 選択 318 : ◯輿石委員長 選択 319 : ◯芦澤課税管理室長 選択 320 : ◯輿石委員長 選択 321 : ◯山田(厚)委員 選択 322 : ◯輿石委員長 選択 323 : ◯山田(厚)委員 選択 324 : ◯輿石委員長 選択 325 : ◯清水(仁)委員 選択 326 : ◯輿石委員長 選択 327 : ◯輿石委員長 選択 328 : ◯輿石委員長 選択 329 : ◯輿石委員長 選択 330 : ◯輿石委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:             令和3年3月定例会 総務委員会記録   1 日   時   令和3年3月8日(月) 午前9時59分   2 場   所   本庁舎10階  委員会室1   3 出席委員    委員長 輿石  修   副委員長 鮫田 光一                 小澤  浩        末木 咲子                 清水  仁        長沢 達也                 廣瀬 集一        山田  厚   4 欠席委員    なし   5 当局出席者   副市長    工藤 眞幸             危機管理監  佐藤  敦             総務部長   萩原  優             企画部長   塚原  工             市民部長   白倉 尚志             税務統括監  有賀 研一
                消防長    横打 幹雄                       ほか関係室長及び課長   6 事 務 局   議事課長補佐   内池  進   7 議   題     第 1 議案第35号  教育委員会委員の任命について     第 2 議案第36号  固定資産評価審査委員会委員の選任について     第 3 諮問第 1号  人権擁護委員候補者の推薦について     第 4 議案第18号  令和2年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正                 予算(第1号)     第 5 議案第32号  包括外部監査契約の締結について     第 6 議案第15号  専決処分について                 (令和2年度甲府市一般会計補正予算(第14号))中                 当委員会所管分                 第1表 歳入歳出予算補正中                  歳出 第2款1項8目     第 7 議案第16号  令和2年度甲府市一般会計補正予算(第15号)中                 当委員会所管分                 第1表 歳入歳出予算補正中                  歳入 第9款、第10款、第15款2項1目、                     第18款、第20款5項5目、第21款1項14目                  歳出 第2款1項1目・8目・9目、                     第3款1項1目中市民部分、第9款                 第2表 繰越明許費補正(追加)中                     悠遊館等施設管理費、戸籍住民基本台帳費、                     非常備消防費                 第4表 地方債補正(追加)     第 8 閉会中継続審査中の請願について         請願第2-2号  治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定等を国に求                 める請願                 紹介議員  清水 英知  木内 直子  山田  厚                       山田 弘之 2:                午前 9時59分 開 議 ◯輿石委員長 ただいまから総務委員会を開きます。  報告事項を申し上げます。  本日の当委員会審査の議案、請願のほか、所管事項の調査について、傍聴したい旨の申出があり、傍聴を許可いたしましたので、御了承願います。  以上で報告を終わります。  3月5日の本会議において当委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりであります。その順序に従って審査を行います。  なお、本日の常任委員会も、新型コロナウイルス感染症に配慮した委員会運営を行ってまいります。  また、請願審査につきましては、所管事項調査後に行いますので、御了承願います。  この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。  発言する場合は、まず、挙手の上「委員長」と呼び、指名されてから起立の上、発言されるようお願いします。  また、質疑及び答弁は簡潔・明瞭、重複を避け、効率的に審査等を行う中で、スムーズな委員会運営に御協力をお願いいたします。  なお、当局職員におかれましては、必要最小限の人員とし、極力係長職の職員については自席へ戻るよう御指示願います。  それでは、最初に、所管事項調査について、各委員より質問内容を聴取いたします。  なお、市長直轄組織より甲府市国土強靱化地域計画(案)について、総務部より甲府市デジタルソサエティ未来ビジョン2021~2030について、市民部より甲府市多文化共生推進計画2021について報告したい旨の申出がありますので、それぞれ所管事項調査の冒頭に報告していただきます。  所管事項について質問のある部等がありましたら、最初に申出をすることになっておりますので、挙手をお願いします。  新型コロナウイルス感染症に配慮した委員会運営のため、当局の出席は可能な限り最小限にとどめることから、申出の際には所管事項の担当部及び課名、また可能な限り詳細に調査内容につきまして御発言をお願いいたします。                  (質問内容を聴取) 3: ◯輿石委員長 それでは、本日の所管事項は、市長直轄組織、総務部、企画部、市民部、そして、消防本部の順となりますが、消防本部につきましては、出先機関ということになりますので、調査を所管事項の最初にさせてもらいます。よろしくお願いします。  ここで、議案審査に関わります部以外の皆様にはお引取り願います。御苦労さまでした。  なお、所管事項調査のある部等につきましては、調査に入る前にお呼びいたしますので、それまで自席にて待機くださるようお願いいたします。  それでは、これより審査を行います。  最初に、議案第35号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  工藤副市長。 4: ◯工藤副市長 議案目録(その2)の311ページをお開きください。  それでは、議案第35号 教育委員会委員の任命について御説明申し上げます。  本市の教育委員会委員のうち、岡田真姫が本年3月31日をもって任期満了となりますので、後任として同人を任命するにつきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 5: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 6: ◯輿石委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 7: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  工藤副市長。 8: ◯工藤副市長 議案目録(その2)の313ページをお開きください。  議案第36号 固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。  本市の固定資産評価審査委員会委員のうち、深澤 勲が本年3月31日をもって任期満了となりますので、後任として同人を選任するにつきまして、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 10: ◯輿石委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 11: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり同意することに決しました。  次に、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  工藤副市長。 12: ◯工藤副市長 議案目録(その2)の319ページをお開きください。  諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。  本市が推薦した人権擁護委員のうち、仲澤富夫が本年6月30日をもって退任となるので、後任として塚脇亮一を新たな委員として推薦するについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。  御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 13: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 14: ◯輿石委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局諮問のとおり決定することに御異議ありませんか。
                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 15: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局諮問のとおり決定することに決しました。  次に、議案第18号 令和2年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  田中市民協働室長。 16: ◯田中市民協働室長 おはようございます。よろしくお願いいたします。  議案目録(その1)の81ページをお開きください。  議案第18号 令和2年度甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について説明申し上げます。  補正内容につきましては、歳入において、繰入金及び諸収入を追加更正するものであります。  88ページ、89ページをお開きください。  歳入の1款1項1目一般会計繰入金につきましては、貸付金元利収入が当初予算額の確保が見込めないため、不足額1,193万8,000円を一般会計から繰り入れるものであります。  一般会計からの繰入金につきましては、この後、議案第16号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第15号)に計上させていただいております。  2款1項1目住宅新築資金等貸付金元利収入につきましては、同じく貸付金元利収入が当初予算額の確保が見込めないため、1,193万8,000円を減額更正するものであります。  90ページ、91ページをお開きください。  歳出の1款1項1目元金及び2目の利子につきましては、貸付金元利収入の減額に伴いまして、元金853万8,000円、利子340万円、合計1,193万8,000円を財源更正するものであります。  以上で甲府市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算案の説明を終わらせていただきます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 17: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  山田(厚)委員。 18: ◯山田(厚)委員 これは確認をさせてもらいたいんですけれども、結局、貸したお金の元利が入ってこないから、またいつもどおり穴埋めをしたということですけれども、これは、結局、甲府市の会計ということですね。そのうちこの元利だけでも結構な340万円。これは今、金利はどのぐらいですか。前と同じですか。 19: ◯輿石委員長 伏見人権男女参画課長。 20: ◯伏見人権男女参画課長 以前と同じように3.5%となっています。 21: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 22: ◯山田(厚)委員 この前も決算審査特別委員会などで繰り返しお願いしていますけれども、そもそもこの3%以上という金利はいまだすごく高い金利なんです。今はゼロ%の時代ですから。  これは山梨県に納めることになっていますね。その意味で、山梨県との交渉をすべきだ。  共同の事業、国から言われて自治体で県も市も一緒にやった事業なんだけれども、甲府市のほうだけがこの膨大な金利を納め続けているということはいかがなものか。その立場から、山梨県のほうへ、最低限金利をなしにするとか、そういう交渉はいかがだったんでしょうか。 23: ◯輿石委員長 伏見人権男女参画課長。 24: ◯伏見人権男女参画課長 今年度も昨年度同様に、償還金の減額や利子の免除など、本市財政の負担緩和に向けた支援についての要望書の提出のほか、コロナ禍ではありましたけれども、山梨県に直接に伺いまして、償還金についての元金もしくは利子の減免や、償還利子の利率を市中金融機関並みに再検討してほしい旨の申出を行うとともに、各市における取組状況についての情報交換など協議を行ってまいりました。  以上です。 25: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 26: ◯山田(厚)委員 その結果どうだったんですか。 27: ◯輿石委員長 伏見人権男女参画課長。 28: ◯伏見人権男女参画課長 山梨県の具体的な回答といたしますと、償還金の減額及び利子の免除につきましては、既に償還が終了している他市町村との公平性も考慮すると、重大な事情変更がない限り難しく、また、現状においては、財政の負担軽減となるような制度を創設することはさらに困難であるとの理由によりまして、現時点では減免措置等はできないとの回答でございました。  以上です。 29: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 30: ◯山田(厚)委員 参考のために、今まで甲府市が公費でもって山梨県に入れてきたその元金、特に金利です、幾らになりましたか。累積で結構な金額ですよね。 31: ◯輿石委員長 伏見人権男女参画課長。 32: ◯伏見人権男女参画課長 令和2年度、補正後の繰入総額は39億1,000万円余りで、一部貸付原資にも回しておりますので、純粋に償還に充当した額は32億1,423万円余りでございます。  以上です。 33: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 34: ◯山田(厚)委員 だから、その辺のところを、その金利3%は、昔の3%はよかったかもしれませんが、今は全然違いますから。銀行などでも、甲府市でも努力されている、繰上げだとか、借換えだとか、いろいろやっているにもかかわらず、これは言うこと聞かないというのは、山梨県は市町村に対して、甲府市に対して大変、残念だし、乱暴だと私は思います。  ぜひ今後とも、これは貴い公費ですから、例えば300万円、1年間に入れたとしても、これだと、会計年度任用職員などは2人ぐらいお願いできるわけですから、ぜひ今後とも頑張っていただきたいと思います。  以上です。 35: ◯輿石委員長 そのほか質疑ありますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 36: ◯輿石委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。 38: ◯輿石委員長 それでは、次に、議案第32号 包括外部監査契約の締結についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  輿石企画経営室長。 39: ◯輿石企画経営室長 よろしくお願いいたします。  議案目録(その1)の305ページをお開きください。  議案第32号 包括外部監査契約の締結につきまして御説明いたします。  本議案につきましては、令和3年度の包括外部監査契約を締結するに当たり、地方自治法第252条の36第1項の規定により、議会の議決を必要とすることから提案するものであります。  包括外部監査契約に基づく監査は、地方自治法第252条の27に規定され、都道府県、政令市及び中核市に対して導入が義務づけられており、監査委員監査とは別に、弁護士や公認会計士などと包括外部監査契約を締結し、毎年度行うものであります。  包括外部監査人は、地方公共団体の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理のうちから、毎年度テーマを設定し、地方自治法第2条第14項及び第15項に規定されております最少の経費で最大の効果、組織及び運営の合理化などの観点から監査を実施し、その結果の報告を行うものであります。  契約の目的は、包括外部監査契約に基づく監査及び監査の結果に関する報告であります。  契約の始期は令和3年4月1日、契約金額は794万9,000円を上限とする額、契約の相手方は甲府市上小河原町1124番地、弁護士の柴山 聡氏であります。  以上で説明を終わります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 40: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  清水(仁)委員。 41: ◯清水(仁)委員 賛成の立場から要望させてもらいたいんですけれども、この契約金額が794万9,000円。これは年間通しての金額で、少ないのではないかと思うんです。これでできるのかというのが心配なんです。  それで、去年までここは3名いたか。いつも1名でしたか。1名で結構ですけれども。  この金額でやっていけるのか、やっていけないのかは、私が見る限りは少ないのではないかと思うんだけれども、もう少し何かしっかりした監査をしてもらうにはそれなりの金額を出してもいいと思うんですけれども、今まで、落ちはないんだけれども、すばらしい監査をしてもらっている中でありますから、この辺のところは、もしできるのであれば金額を上乗せしていただけるようなことができたら、次年度からで結構ですけれども、これは要望とさせていただきます。  その点はいかがですか。要望ですけれども、一言何か答弁ありましたら。 42: ◯輿石委員長 輿石企画経営室長。 43: ◯輿石企画経営室長 こちらの包括外部監査の契約金額につきましては、内訳としましては、基本費用と、執務実績に応じた執務費用及び実費で構成されておりまして、その単価を設定するに当たりましては、山梨県の単価等を踏まえて、それに合う形で設定しているようなところでございます。  ただ、清水(仁)委員がおっしゃるような部分もございますので、他の中核市などの状況も踏まえる中で、今後、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 44: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 45: ◯清水(仁)委員 大変前向きな答弁いただきました。ありがとうございます。  中核市として事務範囲が広くなってきておりますから、その辺を踏まえたら、また今後、検討していただければ大変ありがたいと思います。  山梨県のほうでちょっと問題になっている、時間幾らでなくても結構ですから、全体的な中で上げていけるものだったら、アップしていくようなことをまた検討していただいたらというようなことを要望して終わります。 46: ◯輿石委員長 そのほか質疑はありますか。  山田(厚)委員。 47: ◯山田(厚)委員 この包括外部監査ということ自体は結構なことだと思いますし、この間の実績を、通常の監査では気がつかなかったことを、改めて外部から見て、こういうことを気がついて指摘されたみたいな事例がありましたら、簡単に御報告ください。 48: ◯輿石委員長 輿石企画経営室長。 49: ◯輿石企画経営室長 こちら、包括外部監査の報告につきましては、監査人及び補助者の皆様の法務、財務に関する専門的な知識と経験に基づく大変貴重な御指摘、御意見を頂戴しているところでございます。  具体的な部分につきましては、昨年度の令和元年度包括外部監査の結果報告書の中でも分かりますように、会計的な専門の分野に関して消費税の問題なども御指摘いただきました。  通常の監査の中でも、監査人監査の中でも行っているところではございますけれども、より法務的な知識、また、会計の専門的知識に基づいて実施しているところから、より法的な部分等のなかなか気がつかない部分などを御指摘いただき、昨年度についても非常に有意義な御意見をいただいたというところでございます。  そういう意味で、この包括外部監査というのは非常に意義深いと感じております。  以上です。 50: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 51: ◯山田(厚)委員 今、言われた消費税というのは、下水道の関係の消費税ということですか。  たしか1億円相当の金額を過払いしていたということですよね。  これ1つ、私ども疑問に思うのは、通常の監査でどうしてそのことが分からなかったのか。ありがたいことに外部の方がちゃんと指摘してくれた。これは随分ありがたいことなんです。  その辺のところも含めて、外部監査ということはありがたみがよく分かった。市民のためにも、僅かなこの金額でしっかりした還元ができたということで、感謝申し上げますが、ただ、通常の監査はどうなのかということも含めて、今後、ぜひ対応をしっかりしていただきたいと思います。  以上で終わります。 52: ◯輿石委員長 そのほか質疑はありますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 53: ◯輿石委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    54: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第15号 専決処分について(令和2年度甲府市一般会計補正予算(第14号))中当委員会所管分を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  輿石企画経営室長。 55: ◯輿石企画経営室長 それでは、よろしくお願いいたします。  議案第15号 専決処分について御説明いたします。  議案目録(その1)の1ページをお開きください。  第15号 専決処分についてでありますが、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、令和2年度の一般会計の補正予算を専決処分いたしましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものでございます。  2ページをお開きください。  初めに、専決処分の理由でありますが、ふるさと甲府応援寄附金の寄附額が見込みを上回ったことによる地域振興基金への積立金の増額につきましては、甲府市一般会計予算の補正を必要とするものでありますが、市議会を招集する時間的余裕がございませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行ったものであります。  次に、歳出につきまして御説明いたします。  14ページ、15ページをお開きください。  2款1項総務管理費のうち、8目基金管理費につきましては、ふるさと甲府応援寄附金の増加に伴う地域振興基金積立金の増額であります。  以上で説明を終わります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 56: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 57: ◯輿石委員長 以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり承認することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 58: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり承認することに決しました。  次に、議案第16号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第15号)中当委員会所管分を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  輿石企画経営室長。 59: ◯輿石企画経営室長 それでは、議案目録(その1)の27ページをお開きください。  議案第16号 令和2年度甲府市一般会計補正予算(第15号)中市長直轄組織、総務部、企画部、市民部及び消防本部に関わります補正予算内容につきまして、一括して御説明申し上げます。  初めに、繰越明許費につきまして御説明いたします。  34ページ、35ページをお開きください。  第2表繰越明許費補正追加のうち、2款総務費1項の悠遊館等施設管理費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として行う本施設の空調設備の整備に順次取り組んでおりましたが、改修工事に対応できる事業者が限られており、石田悠遊館及び相川悠遊館のエアコン改修工事においては年度内の完了が見込めないため、また、3項の戸籍住民基本台帳費につきましては、国外転出者によるマイナンバーカード等の利用に係る住民基本台帳システムの改修において、国のシステム仕様書の確定が遅れていることから、年度内の完了が見込めないため、それぞれ繰越明許費を設定するものであります。  9款消防費の非常備消防費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として実施する雨衣の配備において、特殊な生地を使用し製造することから、年度内の納品が見込めないため、繰越明許費を設定するものであります。  36ページ、37ページをお開きください。  第4表地方債補正追加でありますが、市民税等減収補填債につきましては、普通交付税の算定上の基準財政収入額において算入された地方消費税交付金及び市たばこ税の算定額が決算見込みを上回ることに伴い追加するものであります。  次に、歳入につきまして御説明いたします。  42ページ、43ページをお開きください。  9款1項1目地方特例交付金につきましては、地方特例交付金の額の確定に伴い増額するものであります。  10款1項1目地方交付税につきましては、普通交付税の額の確定に伴い増額するものであります。  44ページ、45ページをお開きください。  15款2項県補助金のうち、1目総務費県補助金につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が2021年へ延期になったことによる事業費の減に伴い減額するものであります。  46ページ、47ページにまたがりますが、18款1項基金繰入金のうち、3目公共施設整備事業等基金繰入金につきましては、緑が丘スポーツ公園整備事業における事業費の額の確定に伴い減額するものであります。  11目地域振興基金繰入金につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が2021年へ延期となったことによる事業費の減に伴い減額するものであります。  20款5項雑入のうち、5目雑入総務部分につきましては、令和2年度の人事異動による退職手当支給対象者の変更に伴い、上下水道局及び消防本部からの退職手当負担金を増額するものであります。  21款1項市債のうち、14目市民税等減収補填債につきましては、普通交付税の算定上の基準財政収入額において算入された地方消費税交付金及び市たばこ税の算定額が決算見込みを上回ることに伴い計上するものであります。  続きまして、歳出につきまして御説明いたします。  48ページ、49ページをお開きください。  2款1項総務管理費のうち、1目一般管理費につきましては、中途退職者等の退職手当の増加に伴う一般職給与費の増額及び退職手当負担金対象者の変更による上下水道局への負担金の減少に伴う総務部経費の減額であります。  8目基金管理費につきましては、JR東京西駅ビル開発株式会社の株式売払いに伴う財政調整基金積立金の増額及び緑が丘スポーツ公園整備事業費への補償費充当額の変更に伴う公共施設整備事業等基金積立金の減額であります。  9目企画費につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が2021年へ延期となったことに伴う事業費の減額であります。  3款1項1目社会福祉総務費28節繰出金のうち、住宅新築資金等貸付事業特別会計繰出金につきましては、住宅新築資金等貸付金元利収入の減に伴う繰出金の増額であります。  52ページ、53ページをお開きください。  9款1項1目常備消防費につきましては、消防本部派遣職員の退職手当が不要になったことに伴う負担金の減額であります。  以上で説明を終わります。御審査のほど、よろしくお願いいたします。 60: ◯輿石委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  山田(厚)委員。 61: ◯山田(厚)委員 48ページ、49ページの職員手当の内容をもうちょっと詳しく説明してもらいたいです。総務費。 62: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 63: ◯雨宮職員課長 職員手当等のところで1億1,451万9,000円ということですけれども、こちらにつきましては、当初予算では定年退職者を37名分の退職手当の予算措置をしていたところでございますけれども、中途退職者の退職手当の増に伴いまして、不足分を増額させていただくという趣旨になってございます。  令和3年1月25日現在において、対象者が37名から69名の32名増となったうち、流用等を行う中で予算の範囲内での対応ができない8名分を増額させていただくというようなものでございます。  以上です。 64: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 65: ◯山田(厚)委員 この退職手当が増額ゆえに職員手当が伸びた。基本的には中途退職の方が随分多かったということですが、今までで言うと、基本的には2月段階というか、1月段階というよりも、この2月から3月にかけて増えるわけですよね。  この3月に関してはそういう把握はされていますか。3月をもって辞めるという方々は。 66: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 67: ◯雨宮職員課長 自己都合退職で今後、3月でお辞めになる方ということも含めまして、今、17名の方が中途退職で、今後、お辞めになるという形になってございます。 68: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 69: ◯山田(厚)委員 というのは、さきの補正予算以外にも、合計何名自己都合退職が出るわけ。合計17名。そうじゃないですよね。 70: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 71: ◯雨宮職員課長 中途退職者になりますけれども、自己都合退職が全部で29名になります。 72: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 73: ◯山田(厚)委員 今、中核市になったばかりだし、新型コロナウイルス災害もあるし、まだまだこれからイベントの問題ではいよいよ信玄公生誕500年記念キックオフイベントだとか、それから、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会はどうなるか分からないですけれども、人手が物すごく重要なときに大切な正規職員の方々が29名ということでしょう。  これは随分人手不足に拍車をかけると思いますけれども、そもそもこの29名の方々の辞める要因というのは何なんですか。 74: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 75: ◯雨宮職員課長 主な要因でございますけれども、転職、あとは御家族の異動等も含めた転職等の方が14名、あとは介護、結婚、育児等のところで6名というところでございます。  以上です。 76: ◯輿石委員長 山田(厚)委員に申し上げます。この議案の範囲内での質疑をお願いします。  山田(厚)委員。 77: ◯山田(厚)委員 29名も退職者が出るということは、はっきり言って職場は大変なんです。簡単に言うと、29名の人が途中退職した場合には、3月なら人事異動もあるかもしれないけれども、短期の会計年度任用職員をそこに入れるわけでしょう。だから、人手不足に労働過重が、悪循環が加速するんです。  なおかつここの金額というのは1億円以上出ているわけでしょう。これを所管事項調査でも質問するけれども、この補正予算の問題では随分重要な問題です。  だから、その辺のところも含めて、職員の健康管理等、十分気をつけていただきたいと思います。  以上で終わります。 78: ◯輿石委員長 そのほか質疑はありますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 79: ◯輿石委員長 以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 80: ◯輿石委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  次に、所管事項の調査に入ります。  先ほど山田(厚)委員のほうから、消防本部の新型コロナウイルスの感染者について質問があるということなんですけれども、これは所管が違って甲府地区広域行政事務組合が所管となるので向こうへ行かなきゃならんということで、ほかに質問はありますか。  山田(厚)委員。 81: ◯山田(厚)委員 まあ、いいですよ。 82: ◯輿石委員長 では、消防本部の所管事項調査はないということで、取扱いさせていただきますが皆さん、よろしいですか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 83: ◯輿石委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  それでは最初に、市長直轄組織の所管事項の調査に入ります。  市長直轄組織の所管事項の調査に入る前に、甲府市国土強靱化地域計画(案)について報告したい旨の申出がありますので、これを許します。
     向山危機管理室長。 84: ◯向山危機管理室長 改めまして、おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、甲府市国土強靱化地域計画(案)について説明をさせていただきます。  資料として事前配付をさせていただいております、甲府市国土強靱化地域計画(案)は183ページにも及ぶため、本日はA3判の概要版で説明をさせていただきます。  概要版1ページを御覧ください。よろしいでしょうか。  まず初めに、策定の背景と趣旨につきましては、平成25年にいわゆる国土強靱化基本法が施行され、翌年に国土強靱化基本計画が閣議決定され、平成27年には山梨県強靱化計画が策定されました。  本市におきましても、甲府市国土強靱化地域計画を策定し、災害発生時における被害の軽減と市民生活及び都市機能の早期回復が図られるよう、強さとしなやかさを持った持続可能なまちづくりを推進していくこととしたところであります。  計画の位置づけ等につきましては、本計画は、本市の強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本的な計画として策定するものであり、甲府市地域防災計画をはじめ、強靱化に関する様々な分野の計画の指針とするものであります。  計画期間は令和3年度を初年度とし、5年間といたします。  次に、第2章本市の特性では、本市の自然特性などを整理するとともに、今後、本市に発生が想定される災害として、洪水被害、土砂被害、地震被害に加え、富士山火山噴火被害(降灰)を想定したところであります。  富士山火山噴火による本市への降灰被害を想定したことは、本市の国土強靱化地域計画の大きな特徴となっております。  次に、第3章基本的な考え方では、基本目標として、大規模災害等に備え、強さとしなやかさを持った持続可能なまちづくりを実現するため、いかなる自然災害が発生しようとも人命の保護が最大限図られるなど、記載の4項目を設定させていただきました。  事前に備えるべき目標として、直接死を最大限防ぐ、救助・救急・医療活動等が迅速に行われるとともに、被災者等の健康、避難生活環境を確実に確保する、必要不可欠な行政機能を確保するなど、8つの目標を設定いたしました。  この目標に沿って、起きてはならない最悪の事態を明確にし、最悪の事態に至らないための事前に取り組むべき施策を平時から持続的に推進することとしております。  第4章の脆弱性評価については、本市が大規模災害等に対応するために実施している現行の取組の課題や今後の対応に関する評価を8つの目標に沿って、起きてはならない最悪の事態として想定した、住宅・建物・交通施設等の複合的大規模倒壊や不特定多数が集まる施設の倒壊による多数の死傷者の発生など32項目と、行政機能や国土保全など8項目の施策分野、老朽化対策などの横断的分野を表でお示しさせていただいたように、双方向から脆弱性を評価したところであります。  第5章の本市強靱化の推進方針では、次ページに一部を掲載させていただいておりますが、脆弱性評価の結果を踏まえ、今後、本市における強靱化に向けて取り組むべき施策の推進方針として、再掲を含め346項目を定めたところであります。  第6章の施策の重点化及び計画の推進、見直しでは、限られた資源で効率的・効果的に国土強靱化を推進するため、効果が大きい施策や緊急性が高い施策等を重点化施策として選定することとしております。  なお、施策の重点化については、適宜見直しを行ってまいります。  また、推進方針の進捗状況を定量的に把握するため、可能な限り数値目標を設定し、PDCAサイクルにより見直しを行ってまいります。  次ページを御覧ください。  脆弱性評価結果を基に、起きてはならない最悪の事態を回避するため取り組むべき施策の推進方針346項目の一部抜粋したものであります。  起きてはならない最悪の事態1-1住宅・建物・交通施設等の複合的大規模倒壊や不特定多数が集まる施設の倒壊による多数の死傷者の発生では、建築物等の耐震化はもちろんのこと、管理不全な空き家の倒壊の防止及び沿路沿道の閉塞の早期解消を推進していくことなどを取組としております。  1-3豪雨等による突発的または広域かつ長期的な市街地等の浸水による多数の死傷者の発生では、雨水排水施設、下水道施設の整備推進などを行っていくこととしております。  2-4医療施設及び関係者の絶対的不足・被災、交通網やライフラインの寸断・途絶等による医療機能の麻痺では、医療施設におけるライフライン及び災害用備蓄医療品の確保体制の整備促進などを行っていくこととしております。  事前に備えるべき目標の3、4、5につきましては、記載のとおりであります。  6-5富士山噴火の降灰によるライフライン機能の低下では、陸上交通の復旧や降灰の処理などの取組を推進していくこととしております。  7-2ため池、防災インフラ、天然ダム等の損壊・機能不全や堆積した土砂の流出による多数の死傷者の発生では、道路、河川、砂防施設等に関わる緊急対処マニュアルの作成、見直しなどを行っていくこととしております。  8-1大量に発生する災害廃棄物の処理の停滞により復旧・復興が大幅に遅れる事態では、災害廃棄物処理体制の整備などを行っていくこととしております。  8-2復旧・復興を担う人材等、専門家、コーディネーター、労働者、地域に精通した技術者等の不足、地域コミュニティの崩壊等により、復旧・復興が大幅に遅れる事態では、地域防災力の強化を支える人材の育成を推進していくことなどを行っていくこととしております。  非常に雑駁ではありますが、以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 85: ◯輿石委員長 以上で、報告は終わりました。  ただいまの報告のありました件に関しまして、質問のある方は発言をお願いいたします。  清水(仁)委員。 86: ◯清水(仁)委員 今、説明を受けましたけれども、大変すばらしい国土強靱化の地域計画が出されたと思います。  やはり甲府市総合計画と一貫性、整合性を持たせながら、また、県とか国の調和をしっかりと釣り合いながら作成したこの甲府市国土強靱化地域計画は、本当に防災企画課を中心に、全庁体制でよくここまでできたかな。  さらに、一般的にはコンサルタントを使うことが多いんですけれども、今度のこの強靱化地域計画は全て職員の皆さん方がつくり上げたということで、大変うれしく、ありがたく読ませていただきました。  2ページ目の推進方針が346項目ありまして、1項目から8項目までを出されておりますけれども、例えば1-1から1-5までは85項目があります。2-1から2-8までは119項目あります。3-1は22項目あり、4は14項目。5のほうでは、この項目に17項目の推進がされていること。そして、6のほうでは34項目の推進。7は32項目。そして、8が23項目と、合計は346項目。  先ほど1ページの第5章の本市強靱化の推進方針にありましたけれども、よくここまで、この甲府市国土強靱化地域計画(案)本も見せていただきましたけれども、まだまだ見足りないんですけれども、この脆弱性の評価をして、その結果をこの推進方針にまとめたというようなことは、これは本当にすばらしいことだと思いまして、本当にありがたく敬意を表します。  今後は、これでアクションプランをつくって、これからがまた一段と大変になってくるとは思いますけれども、先ほど目を通していったPDCAサイクルとか、ここにありますKPI、この辺は可能な限り設定しながら、そして、また、PDCAサイクルですから、循環しながら、繰り返しながら見直しをしていただきながら、これは全部が346項目全てとなると、物すごく労力も要るし、人材も要るんですけれども、制定された以上は、できる限りの、可能な限り努力していただければ大変ありがたいと思います。  僕たちの会派で、よくこの国土強靱化の質問をさせていただいて、特に望月大輔議員はライフワーク的にやっていたんですけれども、今回、間に合うようにできて、大変ありがたいと思います。  どうかまた、これからです、これからが大変になってきます。今日の新聞にもちょっと載っておりましたけれども、やはり少ない職員の中で、この甲府市国土強靱化地域計画の346項目を行っていくということは大変なことでありますから、今後の問題ですけれども、人員の増大とか、人員の問題などを解決していきながら、すばらしいこの国土強靱化を実効性のある強靱化計画としてアクションプランをつくっていただければ大変ありがたいと思います。  佐藤危機管理監は今年で退職するそうでありますけれども、退職に間に合うようにつくっていただきまして、職員の皆さん方に、この努力には心から敬意を表したいと思います。ありがとうございました。  以上です。 87: ◯輿石委員長 そのほかございますか。  廣瀬委員。 88: ◯廣瀬委員 ただいまの清水(仁)委員のほうから絶賛の言葉がありましたが、本当に御苦労さまでした。  かなりいろいろな様子が見えてきたということと、富士山噴火も山梨県も含めて入ってきたというようなことで、立派な計画をつくっていただいたと思います。  今、パブリックコメントがちょうどかかっている最中ということで、参考意見としてちょっと気がついたことをお話ししたいと思います。  特に、今回のこの国土強靱化は甲府市の計画ということなので、甲府市ならではということ、県も国もつくっていますから、甲府市の特性をかなり検討していただきたいということで、まず、1点は、例えば本市の特性というところがありますけれども、4ページなんかに、気象についても最高気温は40.7度とか、最低気温はマイナス19.5度とありますけれども、これに対する施策みたいなものは記載が薄い、あまりないということで、要するに、東日本大震災のことを最近、また10年目ということを言っていますけれども、寒さ対策や熱中症対策というものに関する記載を入れていただければ、山梨県の気温差が50度、60度あるという、そこが見やすいかというのを思いますので、暑さ、寒さ対策についての記載をまた考えて、考慮していただきたいと思います。  あと、本市の特性として、社会的な特性の中で、本市は昼間人口が114%ぐらいになるというので、他の市町村から大勢見えているということで、どうしてもほかの市町村と連携を取らなければいけないというのが甲府市の大きな特徴になると思いますので、帰宅困難者が出るでしょうし、被害の状況も問合せがあるんでしょうし、また、けがとかいろいろなそういうことも含めて連携を取らなければいけないので、近隣の市町村等々と連携という言葉をかなり強調していただければと思っています。  あと、3つ目は、以前は地震対策みたいなものだけで、空き地へ逃げなさいというような避難でしたけれども、最近は豪雨対策等々がかなり中心でありますので、一番近くで安全なところに逃げるという一時避難の考え方をきちんとまとめていただければと思いますので、その3点ほどをまた検討していただきたいと思います。  意見として。 89: ◯輿石委員長 はい。では、要望ということですね。お願いします。  そのほかございますか。  長沢委員。 90: ◯長沢委員 先ほど来、お話が出ておりますように、非常にすばらしい甲府市国土強靱化地域計画をつくっていただいたと思っております。  私どもの党としましても、国政においても国土強靱化については後押しをする立場でございます。  この計画を見させていただきまして、最初の策定の背景のところにも、先ほど来、話がありましたように、強さとしなやかさを持った持続可能なまちづくりを推進していくこととする。  その中で、これも我が党で強力に推進しておりますけれども、SDGsのこのロゴマークもここに掲載していただく中で、この甲府市国土強靱化地域計画を推進することにより、国際連合が掲げる世界共通の行動目標である持続可能な開発目標、SDGsの達成に貢献をしていくということもうたわれておりまして、大変すばらしい、また感銘を受けたところでございます。  このSDGsについては、御存じのように、17のゴール、目標があるわけですけれども、これについては、人々の内面の問題、また、ハード面の問題、様々あると思いますけれども、この強靱化計画については、そのハード面のほうを解決していく1つの指針になると考えております。  ぜひともこの計画をしっかりと、また推進していただきながら、私たちもエールを送って応援していきたいと思います。ありがとうございました。 91: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 92: ◯山田(厚)委員 随分立派な計画を立てていただいたんですけれども、さあ、具体的にどうするかということだと思うんです。  計画は立てたけれども、では、具体的にどういう人を配置して、財政をどう組み立てるかというのは、そこから先、すごく難しいことになってくるんです。  例えば、この関係で言うと、治山治水だとか、上下水道とか、環境もあるけれども、こうなってくると、例えば環境の問題なんかでも、全部委託契約や何かをもう1回つくり直すという必要があるわけです。  上水道の水道施設耐震化計画や下水道の甲府市下水道総合地震対策計画などでも、では、上下水道にどういうふうに、今後とも上下水道局で考えていくけれども、本市としてどうするのか。  やはり山の問題でいうんだったら、基本的には大水対策なんかも含めて、土砂災害をどうするんですか。  大規模の防災工事で言えば、国の仕事、中規模は県、小さいものは市というふうになってくる。その場合の財政的なすみ分けはどうするのか。  だから、全ての計画において、国、県、市、市の中でも各部の財政上の状況というのはどうなのかということとセットに、ぜひ今後とも研究していただいて、これは国の仕事、これは県でしょう、市としての各部がやるということとか、委託しているんだったら、委託の契約書を書き直すとか、そういうことをしないと、これはいいことを書いているんでしょうけれども、全部、計画倒れになってしまって、計画ではこういっている、でも、どうするんですか。  計画には必ず財源と人材的な確保をする。それを今後ともぜひ御指示して、検討して、我々にも見せていただきたいと思います。  何となく私が全体的に見た、この間、大きい冊子を見たんですけれども、水害対策に対する問題が意外とないし、それから、もう1つ、それとセットにした感染症の対策というものも起きてはならない最悪の事態ですから、今度の新型コロナウイルス感染症が収束しようがしまいが、新たなもの、変異したものが出てくる可能性もあるわけで、ぜひこの計画を具体的なものにしてもらう検討をしていただきたいと思います。  以上、要望で終わります。 93: ◯輿石委員長 そのほかよろしいですか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 94: ◯輿石委員長 それでは、この件につきましては終了いたします。  それでは、市長直轄組織の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  清水(仁)委員。 95: ◯清水(仁)委員 今回の令和3年3月定例会の中で、我が会派の望月議員が、ジャパンジュエリーフェアの件で質問させていただきまして、産業部のほうから御答弁をいただき、これが産業部のほうの所管ではあろうかと思われますけれども、しかし、内容等を聞いて読みますと、やはり国際交流的という感じです。  やはり宝石のまち甲府が、国内最大規模のジャパンジュエリーフェアをするのに、産業部が答弁したから産業部だけの所管でなくて、やはりこの国際交流課という部署が市長直轄組織にありますから、この国際交流の担当をしているファニー・オランジュさんも、今度、このジャパンジュエリーフェアには運営に携わっていくそうでもあります。  また、市長がタイ王国にトップセールスを行った経過があります。それで世界のバイヤーが集まってきて、経済効果がはるかに高いこのジャパンジュエリーフェアを産業部だけで行っていいのかというようなことは、まさしくこれは市長直轄組織には国際交流課と情報発信課があります。  果たすべき役割というのは、やはりここも中心になって、世界で、本当に国内最大規模のこのジャパンジュエリーフェア、ましてや山梨県は、甲府は宝石のまちでありますから、こんないい機会はめったにないことでありますから、ここは産業部だけでなく、市長直轄組織の国際交流課と、あと、情報発信課も一緒に共同しながらやっていくべきではなかろうかと思われますけれども、先日の答弁で、産業部のほうで答弁しましたけれども、関連性からいったら、逆に市長直轄組織ほうが多いのではないかと思うんですけれども、それで、今日、ここで質問させていただきますけれども、市長直轄組織としては、このジャパンジュエリーフェアをどんなふうに考えているのかお聞きしたいと思います。 96: ◯輿石委員長 山本市長室長。 97: ◯山本市長室長 ジャパンジュエリーフェアでございますが、今年の9月1日から9月3日までとお伺いしております。  ジャパンジュエリーフェアのホームページも拝見したんですが、大変甲府のPRを既にいろいろしていただいているというような状況で、なぜ地方都市甲府市で今回開催するのか。今まで東京ビックサイトでずっと行っていたんですけれども、開催以来、初めて地方都市でやるということで、甲府市は世界有数の宝石加工のまちであるということ、また、産地型イベントとして、地元の若手の育成だとか、そういったもののきっかけになればという、大変ありがたいプロモーションの記事をいただいている状況でございます。  今年2月の中旬ぐらいに主催者の方が甲府市に、開催をするという報告の表敬訪問をしていただきました。  そのときに国際交流員のファニー・オランジュも同席をさせていただいて、海外から1万人以上のお客様がいらっしゃる通常のイベントということでございますので、国際交流員のファニー・オランジュはもちろんなんですけれども、甲府市、宝石のまちをPRする絶好の機会だと考えておりますので、産業部が中心ではありますが、もちろん私ども市長直轄組織には情報発信課もありますので、しっかりとPRをしていきたいと考えております。  以上でございます。 98: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 99: ◯清水(仁)委員 山本市長室長から大変ありがたいお言葉をいただきました。  まさにこのフェアこそ、これからのジュエリーの甲府をさらに世界に広めていく。本当にジュエリーのまちとして甲府は有名なんです。  この機会を逃すと、次は、恐らくまた東京ビックサイトなりに戻ってしまうのではないかと思いますから、何とかこの今年9月のジャパンジュエリーフェアには、本市の宝飾産業界が世界から注目されて、ちょっと落ち込んでいる今の甲府、山梨県のジュエリー関係が、この機会にさらに経済効果をもたらして、世界に発信して、甲府の経済がプラスになっていくような、こういったことに、今、山本市長室長からお言葉いただきました。  ぜひプロモーションという立場の中で、いろいろな事前にPRすることがまだまだあると思うんです。その辺を、まだ日数がありますから、ぜひ、例えばのぼりを立てるとか、あるいは、いろいろな面でPRしていくとかということです。  また、今後、私が気がついたことは個人的にお願いしますけれども、ぜひこの多大な経済波及効果をもたらすように、大いにこれは全庁体制で行っていくべきでありますから、大変ありがたいお言葉をいただきました。  ぜひよろしくお願いさせていただきたいと思います。  この件に関しては、これで終わりますけれども、もう1点ですけれども、移住・定住もやはり情報発信課の中で、担当の係の女性の方がいるんですけれども、これがやはり産業部の林政課に所管が移ったということでありますけれども、この女性が担当している移住定住係もやはり市長直轄組織の中で、これから地域おこし協力隊で、産業部林政課でなくてやっていくべきものだと思いますけれども、そこにある係で、これは地域おこし協力隊が、今、産業部林政課で行っているという、この整合性というのは、僕は理解できないんですけれども、その点についていかがでしょうか。 100: ◯輿石委員長 望月情報発信課長。 101: ◯望月情報発信課長 地域おこし協力隊と私どものほうにございます移住定住係の関係性でございます。  私どもの移住定住係につきましては、職務といたしましては、移住・定住に関する情報発信というところが主な業務となっておりまして、庁内にございます様々な移住・定住に関します施策につきまして、相談にこられた皆様方の御相談の中で、甲府市ではこういう施策がございますという御紹介をさせていただき、そちらの担当のほうに今、つないでいかせていただいているという現状でございます。  なので、また、林政課とは、当然協力をしながら、移住・定住の施策は全庁体制で進めていきたいと考えております。
     以上でございます。 102: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 103: ◯清水(仁)委員 やはり林政課と連携しながらということでありますから、本当にこの移住・定住という大変大事なことでありますから、ぜひ今後もさらに連携を深めていただいて、市長直轄組織の中に移住定住係があるということを、そこを重点的に置いて、林政課とは力強いタイアップの中でこれを進めていただいて、できるだけ大勢の方々が甲府に来ていただくような方法を取っていただきたいと思います。  以上です。 104: ◯輿石委員長 そのほかございますか。  山田(厚)委員。 105: ◯山田(厚)委員 危機管理等々のことでお伺いしたいと思います。防災の関係で。  様々に努力されていることは感謝申し上げます。ただ、市民の新型コロナウイルスへの不安というのは非常にありまして、今日なんかエレベーターに乗るときに、人がいっぱいいると、3密だなんて心配している人たちもいっぱいいるわけですけれども。  それで、サーマルカメラのことをお伺いしたいんですけれども、市長もこれは令和2年9月定例会本会議でも答弁されたと思っているし、同定例会の9月8日の総務委員会でもサーマルカメラのお話が出て、これは15台を購入して設置していきますという話ですけれども、その現状はどうなのか。  本庁舎の関係で言うと、2台がエレベーターとエスカレーターの前に1台ずつありますが、現行、ほかの運用はどうなっていますか。 106: ◯輿石委員長 向山危機管理室長。 107: ◯向山危機管理室長 先ほど山田(厚)委員がおっしゃるとおり、私どものほうで15台、サーマルカメラを購入させていただきました。  本庁舎に2台、そして図書館、南庁舎、信玄ミュージアム等々、7施設に9台常備設置をしております。  あとの5台につきましては、イベント等への貸出しという形で貸出しを始めております。  5台の貸出し日数につきましては、27回貸し出して、日数ですと、延べ181日の貸出しをしているというような状況になっております。  以上でございます。 108: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 109: ◯山田(厚)委員 私、これを初めて聞いたときに、悪いことじゃないという感じがしたんです。ありがたいことだと。  だけれども、この大きな本庁舎に、4か所も出入口があるのに2台でいいのかという心配もあったわけです。  現実に、西側のエレベーターには設置しているけれども、職員用のエレベーターもあるから、出入り自由になってくる可能性もあるわけです。2台で事足りるんですかという気持ちがうんとあったわけ。  これはもう運用上どうなのかということも、今後、ちょっと細かくお聞きしたいけれども、同時に、令和2年9月定例会の補正予算で1,190万円か。そのくらいの金額を言われたですよね。期日も言われている。  だから、これは1か月の間にも出るかと思ったら、12月になっても配置もされていないし、その雰囲気もないから、令和2年12月定例会の総務委員会で質問したら、向山危機管理室長は12月18日に入れるという話でした。だけれども、12月中に入ってなかったんじゃないですか。入れたのは今年1月じゃないですか。その辺どうですか。 110: ◯輿石委員長 向山危機管理室長。 111: ◯向山危機管理室長 私が先ほど説明不足で申し訳なかったんですけれども、まず、職員の使うエレベーターへのサーマルカメラということで、現状、貸出し用のサーマルカメラを入り口のところに置いて、そして、今、チェックをしているような状況でございます。  ですから、本庁舎には今、合計で3台という形になります。  あと、私が令和2年12月定例会の総務委員会においてサーマルカメラの購入する日にちをお答えさせていただきました。総務委員会の終了後数日後に、落札業者から、商品が手に入らなくなったということで、辞退届が出されてまいりました。  その中で、契約課と協議する中で、ただ一日でも早い設置をということで、早急に対応させていただきまして、再度入札をさせていただいて、また、今回の設置に至っているということで、私がお答えをさせていただいたときには、まだ落札業者から辞退届が出されておりませんでしたので、当初はその予定で納入されるものと、昨年12月18日を納期としておりましたので、それまでには納入されるものと思ってそのような回答させていただいたところでございます。  以上でございます。 112: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 113: ◯山田(厚)委員 それで、いつ入れたか。いつ入ったか。設置された日はいつですか。 114: ◯輿石委員長 向山危機管理室長。 115: ◯向山危機管理室長 急なことでしたので、順次、段階的に入れていくような形で、最初に今年1月15日に設置させていただきました。  以上でございます。 116: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 117: ◯山田(厚)委員 これは緊急な事態で品薄になるとかいろいろな条件もあると思いますけれども、本会議で答弁して、総務委員会で答えて、2回も総務委員会で答えていて、日にちも特定したのに、普通だと、これはかなり残念なことだと思います。  だって、4か月も延びたじゃないですか。  この辺のところは、期待があるだけに、やはりちゃんと説明していかなければいけないと思うんです。  それから人的な配置のほうは大丈夫ですか。  代わりばんこに1時間交代で行っているという話なんですけれども、その場合、発熱者が分かった場合の対応はどうされてきましたか。 118: ◯輿石委員長 向山危機管理室長。 119: ◯向山危機管理室長 本庁舎の人的な配置につきましては、総務部が主体となって調整をしているという状況で、現状の手法で今はやっているということで、あと、発熱者が出た場合ということですけれども、本庁舎では、サーマルカメラで発熱者が今は検知されておりません。  ただ、南庁舎のほうで一度1人、サーマルカメラで37度5分以上の表示が出た方がおりました。その方の対応につきましては、サーマルカメラ検温対応フローにのっとって、非接触型の体温計で再度、確認をさせていただいて、そのときに体温は37度5分以下ということでしたので、健康状況を確認させていただく中で、通常どおり来庁していただいて対応してきたということで、あと、発熱者が出た場合の対応ということですけれども、先ほどもお答えさせていただきましたけれども、非接触型の体温計で再度検温します。それでも体温が37度5分以上あった場合については、まず、そこで一度待機していただき、職員が今日はどのような用事で市役所に来ているのかお聞きして、その用事がその日に解決しなければいけない問題であれば、その受付をした職員から担当する課に連絡をしまして、担当課の職員がその待機している場所で対応をして、用事を済ませていただくという形で対応することとしております。  以上です。 120: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 121: ◯山田(厚)委員 でも、令和2年9月定例会の総務委員会でお答えになられたのは、昨年12月まで全然我々にも連絡がないままに延びて、そして、今年1月に延びるというのはあまり具合のいいものではないです。努力されていることは認めますけれども。  そして、やはり最初の金額と、後半の再入札で金額が違っているんでしょう。だから、増えているでしょう。その辺のところも全然説明がないじゃないですか。  ぜひ今後とも丁寧によろしくお願いします。 122: ◯輿石委員長 向山危機管理室長。 123: ◯向山危機管理室長 すみません。先ほど私、南庁舎のほうでお一人、サーマルカメラで反応した方がいらっしゃったということでしたけれども、風土記の丘農産物直売所のほうでございました。訂正をお願いします。 124: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 125: ◯山田(厚)委員 それから、感染症の災害のときに、水害と重ると大変なことになるということで、我々も研修をさせていただいたんですけれども、その後、やはり3密にならないように間隔を取る避難所ということになると、大変な避難所の設備が要るということになると思うんです。  これは前回、令和2年12月定例会総務委員会でもお聞きしましたけれども、どの程度避難所の数が現状で足りないのか。当時言われたのは、国なり県なり民間にやはり協力もお願いしつつ、契約を結んでいくと。たしかお話だと、11か所の協定の締結契約ができて、500人ほどの対応ができたというお話をお聞きしましたけれども、その後どうでしょうか。 126: ◯輿石委員長 芦川防災企画課長。 127: ◯芦川防災企画課長 一時避難所の協定ということですけれども、前回令和2年12月定例会総務委員会での御質問に回答させていただいたときと変わらず、11か所は変わらずなんですけれども、現状進めているところもまだございますので、コロナ禍の関係であったりとかというところでなかなか話が進まなかったりしておりますので、また落ち着いたところで精力的に協議を進めていきたいと考えております。  以上です。 128: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 129: ◯山田(厚)委員 そうすると、現状の、今までの避難所の施設と、それから、11施設を増やしていただいたということだと、合計で何人ぐらいが収容見込みの数なんでしょうか。そして、何人ぐらいが足りないんでしょうか。 130: ◯輿石委員長 芦川防災企画課長。 131: ◯芦川防災企画課長 水害時の避難者数というところが明確に計算上出ませんので、どのぐらい足りないというところまではお答えできかねますが、現状の協議をしている企業等を考えますと、今のお話をさせていただいている中で、数百人分はまだ確保ができるとは考えております。  また、さらに本市の施設、その状況にあわせて開設をできるところも今、抽出をしておりますので、それらも複合的に使いまして、できるだけ避難できる場所を確保できるように努めてまいりたいと思っています。  以上です。 132: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 133: ◯山田(厚)委員 ぜひ今後とも具体的に詰めていただきたいと思います。水害で言うのならば、JR中央線から南側はほとんど浸水地域になります。特に南部地域は厳しい、東部地域も厳しい。  そういう中で、今後あるやもしれぬ新たな感染症の問題、今もそうですけども、そうなってくると、本当に避難所が足りなくなってくる。  自宅に待機しろとなったら、待機したというところに対してどういうふうに対応するとか、物すごく難しくなってくる。  だから、とにかく一時避難所をしっかり増やしてもらうということと、やはり目標をしっかり求めて、どのぐらい足りないのかということも含めてちゃんと把握をしていただきたいと思います。  以上、要望で終わります。 134: ◯輿石委員長 以上で、市長直轄組織の所管事項について調査を終了いたします。  市長直轄組織の方々にはお引取り願います。  御苦労さまでした。  次に、総務部の所管事項の調査に入ります。  総務部の所管事項の調査に入る前に、甲府市デジタルソサエティ未来ビジョン(2021~2030)について報告したい旨の申出がありますので、これを許します。  八巻行政管理室長。 135: ◯八巻行政管理室長 それでは、よろしくお願いいたします。  まず、資料の確認でございますが、A3判横の資料1が甲府市デジタルソサエティ未来ビジョンの概要版でございます。資料2が本ビジョンの本体になります。また、資料3が本ビジョンを具現化した第1次アクションプランの概要でございます。資料4は第1次アクションプランの本体でございます。  それでは、今年度策定いたしました甲府市デジタルソサエティ未来ビジョン(2021~2030)につきまして御説明させていただきます。  本市では、これまでも2004年から3年計画あるいは、5年計画としました甲府市地域情報化計画を策定いたしまして、各種事業に取り組んでまいりました。  そうした中、デジタル技術が急速に進展普及し、あらゆる分野でデジタル技術が活用されるなど、デジタル化社会へと変革の時代を迎えております。  そして、コロナ禍における新たな日常への移行や、人口減少など多くの社会的課題に取り組むためには、デジタル技術の活用が極めて重要な時代となっております。  お手元の資料1の左上、本ビジョンの策定趣旨、2つ目の項目を御覧いただきたいと思います。  これらを踏まえまして、デジタル技術の活用の基本的な考え方や方向性、目指す将来の姿を基本理念と基本目標に整理いたしました甲府市デジタルソサエティ未来ビジョン(2021~2030)を作成したところであります。  資料左側には、課題及び社会情勢、国等のICTデジタル化政策について記載をしてございます。  こういった背景を踏まえまして、まず、目指す将来の姿を基本理念と基本目標に整理するため、3つの観点といたしまして、市民からの観点、地域社会からの観点、効率的な行政からの観点の3つから検討してまいりました。  基本理念及び基本目標は、その内容につきましては後ほど御説明させていただきます。  本ビジョンの位置づけ及び期間、この中の期間につきましては、令和3年度から令和12年度までの10年間を取組期間としておりまして、第六次甲府市総合計画との関連や、今後における社会情勢やデジタル技術などの変化に対応するため、本ビジョンの中間年度であります令和8年度に修正を行うことを検討しております。  続きまして、資料1の2ページを御覧ください。  左側、ビジョンの基本理念と基本目標について御説明させていただきます。  基本理念につきましては「社会の変革を通し一人ひとりが快適で元気に活躍できる社会を形成し明るい未来を創造する甲府」の実現with SDGsといたしました。  基本理念に、SDGsと表記いたしましたのは、本市が進めるデジタル化の取組によって、市民が受けるサービスの質や生活への格差を生み出すということがないよう、SDGsの誰一人取り残さないという理念を共有し、誰にも優しいデジタル化の推進であることを基本的な考え方としているためでございます。  次に、基本目標になりますが、先ほど御説明させていただきました3つの観点ごとに基本目標を定めております。  基本目標1のデジタル環境を整備し、一人一人が快適で元気に活躍できる市民を支えますにつきましては、地域社会を支える一人一人の市民からの観点によるデジタル技術を活用した社会課題の対応の方向性を示したものでございます。  基本目標2のデジタル技術を活用し、潤いと活力ある市民生活と産業活動を支えますにつきましては、市民生活や産業活動など、地域社会からの観点によるデジタル技術を活用した行政サービス向上の方向性を示したものでございます。  基本目標3のデジタル技術をベースとし、社会の変革に対応した簡素・効率的で機動的な市政運営を推進しますにつきましては、持続可能な行政サービスを提供する効率的な行政からの観点によるデジタル技術をベースにした行政運営体制の方向性を示したものでございます。  次に、本ビジョンの実現に向けたデジタルサービス提供のイメージについて記載をしてございます。  全てのデジタルサービス提供の情報インフラ基盤となる甲府デジタル・プラットフォームの整備を進め、Society5.0につながる新しい時代に対応していくとともに、SDGsの誰一人取り残さないという理念も踏まえる中で、誰にも優しいデジタル社会の形成を進めてまいります。  本ビジョンの概要については以上でございます。  次に、目指すべき姿の具現化に向けた個別具体的な事業となりますアクションプランにつきましては、別の資料、A3判の資料3、概要版になりますが、この資料を御覧いただきたいと思います。  アクションプランの実施期間につきましては、令和3年度から令和7年度までの5年間を第1次アクションプランといたしまして、令和8年度から令和12年度までの5年間を第2次アクションプランとしております。  今後は基本目標ごとに施策を展開してまいります。  詳細につきましては資料4となりますが、時間の関係上、説明は省かせていただきますので、後ほど御確認いただければと存じます。
     このアクションプランを着実に推進するため、庁内組織横断的にデジタル化を進める推進部会、ワーキンググループを設置いたしまして、実効性ある取組を行うこととしてございます。  説明は以上となります。  なお、本ビジョン及びアクションプランにつきましては、概要版を含めて今月中を目途に甲府市ホームページにて公表してまいります。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 136: ◯輿石委員長 以上で、報告は終わりました。  ただいまの報告のありました件に関しまして、質問のある方は発言をお願いいたします。  廣瀬委員。 137: ◯廣瀬委員 本当にデジタル社会がだんだん進むと読んでおりますけれども、2点ほど、概要で結構ですから、教えてください。  今、初めて読んだので、本当に大ざっぱな質問ですけれども、まず、1つは、このデジタルソサエティの基盤となるインフラとしての、これまでのこうふDO計画の整備してきた、これはどのぐらいデータベース化というか、ハードのほうが使えるかというか、逆に言えば、新規にどれだけのことをこれに対してしなければいけないかということ。  あと、甲府市地域情報化計画もありますから、これも含めて、現在の甲府のデジタル化のインフラの状況と、この新しい甲府市デジタルソサエティ未来ビジョンに対するデータベース化ですか、その辺の状況を教えていただきたいと思います。  もう1点。with SDGsでありますが、中に一覧表が17のゴールと169のターゲットがあるようですけれども、できれば基本目標やアクションプランにこの17のゴールの、スタンピングというのか、マーキングというんですか、これをぜひ振る努力をしていただきたいというので、これだと、17のマークをずっと見ていても、どこにどんなふうにやっていくかという具体性に欠けてしまうと思うのですが、ぜひ基本目標やアクションプランにマーク、スタンピングをしてほしいというようなことを希望しながら状況をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 138: ◯輿石委員長 西村情報政策課長。 139: ◯西村情報政策課長 質問にお答えします。  まず、1点目としまして、こうふDO計画、いわゆる基幹システムとの関連ということになってきます。  まず、こうふDO計画では、今後、デジタル化、このビジョンを進めていくに当たり、もちろんこれはルールによって行っていくわけですけれども、データの抽出、分析、こういったものが可能となっております。  ですので、そういったことを踏まえまして、基幹システム、こうふDO計画のシステムとの連携が図られていくということが1点。  もう1つは、やはり、今後、このビジョンを進めていくに当たり非常に重要なことになりますが、住民サービスをこういうデジタルを使ってどう考えるか。さらには、それに伴って、職員がここで業務が煩雑になっては困りますので、市民サービスを向上させ、さらには、職員側の事務を効率化させるような、デジタルを使ったサービスデザインというものを構築していく必要があります。  その中には、こうふDO計画のシステムもあったり、さらには新しい技術を活用していくということがあるんだろうと考えております。  また、甲府市地域情報化計画に関しましては、説明不足で大変恐縮でございます。  今回、甲府市地域情報化計画の名称を改定しまして、この甲府市デジタルソサエティ未来ビジョンとしたものでございます。  先ほど説明させていただきましたが、社会の変革に伴って、デジタル化を国もどんどん進めていく、加速させていくとされております。  これに対応するための計画として、甲府市地域情報化計画に代わってこちらを推進していくということになります。  そして、何よりもこの情報基盤、デジタルを使ったサービスの基盤を整えていくには、やはり住民の皆様にはマイナンバーカードの取得というところが、全てではございませんが、前提になるものも出てきます。  例えば個人認証が必要な申請手続とか、こういったものをいつでもどこでも自宅でも行うためには、マイナンバーカードで認証していくということも出てきます。そういったことも踏まえまして、まず、マイナンバーカードを取得していただく。  また、私どもとしましては、今、様々紙でやり取りされているものを、デジタル化して、住民の皆様、例えば、電子申請などしていただきましたら、即時にデジタルで返せるような形で中の業務を進めていくということは非常に重要かと考えております。  また、with SDGsにつきましては、資料4のアクションプランの詳細のところにそれぞれマーキングをさせていただいております。  先ほどちょっと目標とか、そういったところにもということでございますので、そちらのほうは検討させていただきたいと考えております。  以上で終わります。 140: ◯輿石委員長 廣瀬委員。 141: ◯廣瀬委員 概要がだんだん見えてきましたけれども、目次を見たときに、甲府市地域情報化計画(2016~2020)の総括というところが目についたので、それでどういう関係かと思ったんですけれども、甲府市地域情報化計画のほうはこれでこちらの計画に取って代わったという理解でいいですね。  あと、こうふDO計画については、かなりインフラの整備を進めてきていますけれども、新たにインフラ整備がどのぐらい出てくるかということはこれからの課題になるという考え方でよろしいでしょうか。 142: ◯輿石委員長 西村情報政策課長。 143: ◯西村情報政策課長 先ほどがデジタル化を、国が中心となって進めていくというところの1つとして、こうふDO計画にある基幹システムを標準化していく、国が法整備をしていくということが、今、話として出てきているということになります。  ですので、その辺が、国の動向を注視しつつ、こうふDO計画も発展させていくというような形になりますので、まずは今、そこを注視しているという状況でございます。 144: ◯輿石委員長 廣瀬委員。 145: ◯廣瀬委員 ぜひ慎重に進めていっていただきたいと思いますが、個人情報の関係がかなり大事になってきますので、これについては本当に徹底した対策ということで、デジタル・プラットフォームの構築というようなことになってきますけれども、ぜひそこに十分留意をしながら、適宜、その辺のこともまた報告をお願いしたいと思います。  あと、SDGsについては、マーキング、スタンピングについては、アクションプランのほうにはありましたが、ぜひ基本目標のほうも見やすいところに入れていただくと、計画が大変生きてくるのかというふうに思いましたので、よろしくお願いいたします。  以上です。 146: ◯輿石委員長 そのほかございますか。  山田(厚)委員。 147: ◯山田(厚)委員 はっきり言って、大変なアクションプランだ、ビジョンだと見ていました。  そもそも、市町村の行政というのは人と人との関係ですから、これは令和3年から始めますと言われても戸惑う方々はいっぱいいるし、一番戸惑うのは本市の職員の皆さんではないかという感じがするんです。  国は、このデジタル化というのは、コロナ禍以前の数年前、10年前からもう言っていた。RPAとか圏域構想。それは基本的には爆発的に圏域化も含めて職員数を減らすということなわけです。  だけど、職員数が減ってしまえば、結局のところ、市民に対するサービスはどんどん丁寧さが欠けてくるということにもなるわけで、このデジタル化に関しては、慎重に対応するということと同時に、ここに書かれているプランというのは、最初から最後まで全部いいことだと全部書いてあるんです。  こんな大変革があるときに、メリットだけじゃないです。いろいろなデメリットもあるんじゃないですか。例えば、5G化というのはWi-Fiなどを入れてくると、必ず電磁波障害という過敏症の人も出てくる。その問題をどうするんですか。子どもも大人も、男性も女性も出てきています。もう20人に1人ぐらい出ると言われているじゃないですか。  だから、そういう問題をどうするのか。  それから、先ほど廣瀬委員からも言われた、これはデータ活用というところが非常に大きいですから、では、データの管理はどうなるんですか。民間でも厳重に対応している。でも、必ず年に二、三本ぐらい何万件と流出しているという可能性があります。そういう問題をどうしていくのか。  それから、また、こういう計画を10年間にわたってやっていくとなると、さあ、そこには財政上の問題がつきます。財政上の計画なくして、プランだけ先行したら大変なことになると思うので、その辺の問題もしっかり対応していただきたいと思います。  とにかく、立派な新しい未来ビジョンといっても、それについては、財政上の裏づけなり、市民の安全、衛生上の問題もあるし、とにかく、令和3年というこの一番忙しいときにこれを始めていくということはいかがなものか。そんな心配もあるところです。ぜひ慎重な検討をお願いしたいと思います。  以上で終わります。 148: ◯輿石委員長 そのほかございますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 149: ◯輿石委員長 それでは、この件に関しましては終了いたします。  御苦労さまでした。  それでは、総務部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された方は、順次、挙手をお願いします。  清水(仁)委員。 150: ◯清水(仁)委員 先日、ファクスのほうに大変あってはならない報告が。これは人事です。職員課のほうにお願いしたいと思いますけれども。  職員がまた逮捕されてしまったということであります。  この件に関しましては、この職員の所属が甲府市教育委員会ですから、民生文教委員会で恐らく説明があったと思います。ここは総務委員会ですから、所管は違いますけれども、人事ということで聞いてみたいと思うんですけれども、人事権は教育委員会にありますけれども、全体的な職員の中のことから、今の総務部職員課がそのまま黙って見ているわけにもいかないし、また、素知らない顔をしているわけにもいかないから、たまたま今言ったように人事権は教育委員会にありますけれども、全体的な職員の、今回の事件に対しての何か職員課でお考えがあれば、ぜひ今、お答えいただきたいと思います。  以上です。 151: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 152: ◯雨宮職員課長 ただいま清水(仁)委員のほうから御指摘いただきました件についてお答えをさせてもらいます。  まず、本市の職員が逮捕されたことにつきましては、誠に私ども遺憾に感じておりまして、大変重く受け止めているところでございます。  そういった中で、私どもといたしましては、職員の服務規律の確保であったり、公務員倫理の意識向上ということで、これまでも文書で綱紀の保持粛正といったことを、職員に周知徹底を図ってまいりました。  そういった中、今般の逮捕を受けまして、今年3月4日に行われました部局長会議の中で、急遽市長のほうから、この件に関しまして改めて職員に職員の服務規律の確保と職員一人一人が全体の奉仕者として高い規範意識と倫理感を持って自身の職責を全うするようにという指示が出されております。  こうしたものを受けまして、各部局長が、それぞれの職員のほうに服務規律の確保であったり、公務員倫理というところについて改めて申し伝えさせていただいたという、そのような状況になっております。  以上です。 153: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 154: ◯清水(仁)委員 今、雨宮職員課長のほうから答弁がありましたけれども、今年3月4日に市長のほうから部局長に今回の件に関しての指示があったということでありますけれども、これは起きてしまったことでありますけれども、聞くところによると、この職員は大変好青年というか、将来を嘱望された、なかなか人間味のあふれている職員だったというようなことをお聞きいたしました。  なぜ、その職員があのようなことをしてしまったかというのが、この方を知っている皆さん方は大変不思議がっているんです。何であんなことになったのか。全くその要素が見られない中でありますけれども、起きてしまったということは、やはりこのコロナ禍の中でいろいろなことが積もり積もって起きたと思われます。  個人的なことは分かりませんけれども、今の答弁の中で市長のほうからも全部局長にお話しされたということでありますけれども、やはり今後、ここのところ甲府市職員の中で不祥事が多々出ておりますから、今回のこともまた、きっかけにしっかりと職員の倫理規程、服務規程、職員課の職員の育成とか研修を重ねていただきまして、二度と起きないようにしてもらいたいと思います。  やはり、これは今の千五、六百人の全職員の一人一人を、今の雨宮職員課長の課で全て把握することは無理だと思いますけれども、先ほどの全庁体制で一人一人の、個々のことはしっかり把握したものを、また職員課で全部把握していくことがこれからの、一番行っていくべきことではなかろうかと思われます。  社会情勢が変わり、生活様式が変わり、職場の様式も大分変わってくると思われますから、その辺をしっかり把握しながら、ぜひ研修を重ねて、このすばらしい中核市でありますから、できるだけ誇りを持っていかれるような職員体制をしっかりと構築していただくことを強く要望いたしまして、この件に関しましては終わります。よろしくお願いします。 155: ◯輿石委員長 長沢委員。 156: ◯長沢委員 それでは、管財課になると思うんですけれども、本庁舎の2階の待合のことについてお聞きしたいと思います。  今般、コロナ禍にある中で、2階だけではございませんけれども、主に2階、3階は非常に訪れる市民の方が多いわけですけれども、そこに対する感染対策等にも、特に管財課には御努力をいただいて、私も今定例会本会議でも質問させていただきましたけれども、感染対策用のアクリルパネルですとか、市民が訪れるトイレの便座除菌クリーナーですとか、先ほどの危機管理室が設置した体温を測定する機械ですとか、感染対策に様々御努力をいただいているところでございます。  そうした中で、また、山梨県の甲府市役所というのは、山梨県内の市町村の市役所の中で最も混雑する市役所でもあると考えているところです。  そうしたところで、先日も、西村情報政策課長も記者会見されていましたけれども、窓口の緩和を、スマートフォンで混雑状況を見られるとか、まさしく先ほど話があったそうしたデジタルを活用して、コロナ禍という中での密を避けるという思いの中での、市民の利便性も同時に向上していると考えておりまして、非常に当局の皆様の御努力に感謝を申し上げるところでございます。  そうした中で、また、今回も市民の皆様からお声を多くいただくことについてお聞きさせていただきたいと考えているんですけれども、本庁舎2階の申請窓口がたくさんありますので、エスカレーターで上がって、左側に案内担当がいる奥に待合スペースがたくさんございます。  そこに大きなモニターもあって、自分がもらった番号の書類がもうできているかどうかということも見られる形のビジョンもあるわけでございますけれども、そこに時計がないというようなお声を度々いただくところでございます。  例えばこの部屋においても、そこにアナログの時計があるわけですけれども、特に今はスマートフォンで時計も見られますので、腕時計をしていない方も結構いらっしゃったりするようであります。  男性の場合ですと、スマートフォンを身につけている場合が多くて、すぐ時間を確認できたりするんですけれども、女性の場合はバックの中にスマートフォンを入れていたりしていて、時間を確認するのにまた一手間かかるというようなお声ですとか、または、高齢者の方でやはり時計とかを持ち合わせていなくて、一体何時になるんだろうということを確認される方がしばしばいらっしゃるということでございます。  確かにそう言われてみると、私も確認をしたんですけれども、時計はないと思いまして、この部屋も、また隣の部屋も時計は必ず私たちの会派の控え室にも設置をしていただいているんですけれども、ああいう場所こそ時計も確かに必要ではないかということを考えます。  その時計については、デジタル表示でも、私はアナログ表示が見やすいと感じていますけれども、その辺についての状況ですとか、また、お考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 157: ◯輿石委員長 照沼管財課長。 158: ◯照沼管財課長 本庁舎に設置されている時計は、各課個別につけてある時計を除きましては、管理室で集中的にコントロールが可能な電気設備の時計が設置されております。  今、長沢委員御指摘のとおり、本庁舎2階の待合スペースにつきましては時計が設置されておりません。一番近くの時計ですと、エレベーターホールの近くまで行かないと時計が確認できないという状況にあります。  どうしてこういったことになったかという理由ははっきりいたしませんが、先ほどお話がありましたとおり、情報表示のモニターがたくさんある中の1つに、NHKを放映しているテレビがございまして、それで時計代わりになるかという考えがあった可能性もありますが、時計がない状況ではあります。  また、画面では表示が出ていなかったり出ていたりという状況もございますので、必ずしも時間がすぐに確認できるような状況ではないと我々も考えております。  こうした中、時計につきましては、今の電気設備時計またはメンテナンスが優れております電波時計などの時計の種類など、それから、時計の設置場所、その辺も検討しながら考えていきたいと思っております。  以上です。 159: ◯輿石委員長 長沢委員。 160: ◯長沢委員 鐘も鳴ったようですので、これで終わりにさせていただきます。  ありがたい御答弁をいただいたと思っています。やはり、あそこの待合が一番大勢待つところだと思います。  長い方だと50分間ぐらい待つというお話も聞く中で、やはり時計は必要かと思っております。  ぜひ今後御検討いただきながら、なるべく早く、市民の利便性を図るという意味で、デジタル化の推進とともに、そして、アナログの設備も、時計はデジタルでももちろんいいと思うんですけど、設置をしていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  これで終わります。 161: ◯輿石委員長 ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時5分といたしますので、よろしくお願いいたします。                午後 零時01分 休 憩
           ──────────────・──────────────                午後 1時02分 再開議 162: ◯輿石委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  総務部の所管事項の調査を続行いたします。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  山田(厚)委員。 163: ◯山田(厚)委員 資料を2枚配付させていただきたいんですけれども、いかがですか。 164: ◯輿石委員長 ただいま山田(厚)委員から、資料配付の申出がありましたので、これを許可いたします。  それでは、書記に配付させます。                  (書記 資料配付) 165: ◯輿石委員長 資料配付が終わりました。  では、山田(厚)委員、質問お願いします。 166: ◯山田(厚)委員 では、これは市職ニュースというので、議員の皆様とか組合員の皆さんに配付されたものです。  この新聞は今年3月5日の山梨日日新聞で、当局の答弁の内容が文字に出されていますので、分かりやすいかと思って資料配付させていただきました。  まずは、当局の資料のほうで、当局の皆さんの御答弁の内容がここに載っていると思うんですが、アンダーラインを引いたところです。超過勤務時間が2か月間から6か月間の平均80時間を超えた職員は、1月31日現在で68人、2019年度通年より32人上回っているということと、それから、1か月間で100時間を超える職員は18人上回ったということですが、この状況を本会議の場以外に、もし具体的に言えることがありましたら、再度お願いしたいと思います。 167: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 168: ◯山本業務管理課長 本市におけます超過勤務、時間外勤務ですけれども、職員全体の時間外勤務の状況につきましては、現在、全体としては減少傾向にある状況でございます。  対前年度比で申し上げますと、令和元年度が対前年度比でマイナス8%となっておりまして、今年度は前年度比で約マイナス6%を見込んでおりまして、全体では減少傾向にございますが、山田(厚)委員の御指摘のとおり、一部の職場につきましては、新型コロナウイルス感染症関係業務、定額給付金をはじめとしました各給付金関係業務、国勢調査業務での影響もございまして、超過勤務が多くなっているという状況がございまして、こちらは課題と捉えております。  こうした業務繁忙となっている職場につきましては、長時間労働の改善に向けまして、業務改善の支援、それから、任期付職員や会計年度任用職員の配置、課・室・部内での流動体制の促進のほか、部内での対応が困難な場合は部を越えての流動による協力体制を取るなど、職員の負担軽減に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 169: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 170: ◯山田(厚)委員 ここに2つの事例で、超過勤務時間が2か月間から6か月間で平均80時間と、それで、1か月間だと100時間超えというのは、これは厚生労働省の通達のほうでも出ているし、有名な過労死ラインです。労働災害、公務災害では大体この辺を目安にして認定補償していくということです。  ですから、いつ倒れてもおかしくない数の方々がこれだけということは、本市の皆さんの安全配慮義務というのはいかがなものかという、そういう危惧があるところです。  そして、こういうのは、言わば裾野があって頂点ができるわけだから、全体の超過勤務は減っていますということだけではなくて、その超過勤務が減っている仕組みや何かもちゃんと考えないと駄目だと思うんです。  ところで、これらの数の皆さんの超過勤務の時間の把握はどのようにされたんですか。全体を対象にして、どこでどのように見て、これだけの時間を明らかにしたんですか。お願いします。 171: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 172: ◯山本業務管理課長 超過勤務の実態につきましては、現在、庶務事務システムを導入しておりますが、超過勤務命令を基に時間を把握しております。  以上でございます。 173: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 174: ◯山田(厚)委員 2020年度からは超過勤務命令簿も、紙のものではなくて、超過勤務の庶務事務システムを入れているんですよね。この間、私がパネルでお示ししたときには、あれは紙の段階です。今度はシステムだ。  だから、システムの段階だと、最初に超過勤務命令が出て、その金額ということで全部カウントする。その合計した時間が全員の把握でここになったということですか。 175: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 176: ◯山本業務管理課長 はい、おっしゃるとおりでございます。 177: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 178: ◯山田(厚)委員 紙の段階だと訂正はしやすくなるけれども、システムの段階は、多分1回打ち込んだ後でしょう。変更はかなりシステムも難しくなるんです。  だから、その意味で、いいように超過勤務の抑制につながりはしないかという心配があるわけです。  要するに、ここは正規職員、会計年度任用職員、任期付職員も全部含めての時間ということですか。 179: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 180: ◯山本業務管理課長 はい、おっしゃるとおり、超過勤務が対象となる職員全部の数字でございます。 181: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 182: ◯山田(厚)委員 つまり、会計年度任用職員はほとんどパートタイムですけれども、そういう方も庶務事務システムに入っているということでしょうか。 183: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 184: ◯山本業務管理課長 申し訳ございません。先ほど全部の職員ということでお答えしましたけれども、会計年度任用職員のパートタイムについては、この庶務事務システムの対象外となっておりますので、そちらの部分は除いております。 185: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 186: ◯山田(厚)委員 それで、任期付職員と会計年度任用職員のフルタイムはどうなっていますか。 187: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 188: ◯山本業務管理課長 会計年度任用職員のフルタイム、それから、任期付職員のフルタイムにつきましては、先ほどの数字に含まれている状況でございます。  以上です。 189: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 190: ◯山田(厚)委員 でも、会計年度任用職員のパートタイムの方は膨大な人数ですから。その辺のところをどのように管理されるか。今までのペーパー型ですか。それとも、その超過勤務命令簿もないという状況ですか。 191: ◯輿石委員長 山本業務管理課長。 192: ◯山本業務管理課長 会計年度任用職員のパートタイムにつきましては、紙ベース、ペーパーでの管理となりますが、ほとんど超過勤務の実績はないという状況でございます。  以上です。 193: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 194: ◯山田(厚)委員 ただ、私も知っているところだと、3年ほど前から、ようやっと超過勤務命令簿を置くようになったけれども、それまでなかったというお話もある。でも、結構超過勤務もあったという話も聞いていますので、その辺のところをしっかり管理をしていただきたいと思います。  これは要望としていきます。  それから、これらの多くの皆さんというのは、基本的に時間外勤務が1か月80時間を超えたり100時間を超えているというのは、労働安全衛生法上全て医師との面談が努力義務として入っていると思います。これはどうなりましたか。 195: ◯輿石委員長 八巻行政管理室長。 196: ◯八巻行政管理室長 時間外勤務が1か月100時間以上、または、2か月間から6か月間平均で80時間を超える職員につきましては、対象部局と対象職員に文書で通知をいたしまして、職員の申出がなくても、産業医による面接指導のほうを実施しているという状況でございます。 197: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 198: ◯山田(厚)委員 この前の令和2年12月定例会総務委員会でも聞いたけれども、その辺の数が少し、何だか出たり入ったりしたので、結局、今までは面接された方々何人ほどいたんでしょうか。 199: ◯輿石委員長 八巻行政管理室長。 200: ◯八巻行政管理室長 11月までの状況で75名となっております。  以上でございます。 201: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 202: ◯山田(厚)委員 75名の方々の、言わばその健康診断結果とあわせて、有所見率などはしっかり分析されたほうがいいと思います。  ところで、何回もお願いしていますけれども、12月までに終わったという健康診断の全体の有所見率というのはまだ把握されてないわけですか。お答えください。 203: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 204: ◯雨宮職員課長 有所見率につきましては、ただいま集計中でございまして、まずはその12月にずれてしまった健康診断結果を職員の皆様にお伝えしながら、また再検査等が必要な方については、早めに受診、受検していただくことを優先させていただいているという状況でございまして、もうしばらく集計には時間をいただきたいというところでございます。  以上です。 205: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 206: ◯山田(厚)委員 個々人にとにかく結果をすぐお知らせすることは全然悪いことじゃないと思うので、それは当然だと思いますので、それはよろしくお願いしたいと思います。  この状況で、健康状態が不調になる方は当然多くなりますので、その対応をしっかりしていただきたい。  それにしても、個別通知を出しているんだったら、全体の集計ぐらい出してもいいのかと思います。  それから、もう1つは、厚生労働省はコロナ禍だからといって、4月当初、5月ぐらいまでにやらなければいけない定期健康診断を3か月ほど延ばしてもいいという通達を出したんですよね。それは3か月だから、4月、5月、6月です。だから、7月、8月、9月に行ってもいいわけだ。だけれども、甲府市の場合は11月が早くて12月でしょう。これは何でこんなに遅れたんですか。 207: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 208: ◯雨宮職員課長 私どものほうで、本庁舎につきましては、当初5月に例年も行っているところだったんですが、今回、健康診断をする場所ですとか、そういったところのソーシャルディスタンスを取りながら、また、健康診断をしていただくその担当の方々にも確認をする中で、今の状況ですと、ソーシャルディスタンスを確保しながらの健康診断というところが、組立てがなかなかできなかったというところがございまして、12月に遅れてしまった。  12月に行った中でいきますと、これまでは各部に割り当てていたんですけれども、より具体的に個々の職員に何時に来てくださいというような形を細かに設定しながら、そういった中でソーシャルディスタンスの確保というところを図りながら健康診断を行わせていただいたというところでございます。  以上です。 209: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 210: ◯山田(厚)委員 本来なら、多くの市民の方と接する職場ですから、まずは早めに健康診断、必要になったら社会的なPCR検査も含めて行う必要があったのではないか。そんなことを感じます。  今後も、まだまだ新型コロナウイルス感染症は収束していませんので、新年度の定期健康診断はなるべく定期的に早めにお知らせをしてもらいたいし、実行してもらいたいと思います。  この市職ニュースの裏側で、前回令和2年12月24日の閉会中の総務委員会でも皆さんにも見てもらったものです。  この一番上の表を私も見て、一応考えたんですけれども、これは、遺族の方々が職員組合の皆さんと一緒に協力した表だと私は聞いています。表の一番上の段のところには3種類あって、実際の時間外勤務の時間というものが、毎月100時間を超えるような状況になっているところです。  それから、2番目のところ、PC履歴による時間外の時間。これは当局の皆さんが、聞くところによると、地方公務員災害補償基金のほうに、パソコンのログオフ時間で出した数字だと私は聞いています。  もう1つは、この超過勤務命令簿に記載されていた時間というものが、4月から5月、6月、7月と、毎月18時間の超過勤務、39時間の超過勤務、36時間の超過勤務ということで、この表も地方公務員災害補償基金に提出したと思います。  だから、真ん中の表、数字と下のほうは基金のほうに公務災害の任命権者側の努力義務として出した数字だというふうに伺っています。  これは今定例会本会議でも言ったんですけれども、特に甲府市側のこのパソコンログオフの時間の計算が、私がおかしいと言ったのは、1つは、悪意がなくても、労働時間の概念が確立してない。  というのは、判例でも労働法の様々な通達でも文書でも、労働時間というのは、言わば入室してから退去するまで、拘束時間ということから、休憩時間を引いた時間です。  だから、作業準備、更衣の時間、後片づけ、こういうものを全部含めて休憩時間を除く時間なわけです。  しかし、この真ん中の甲府市が努力義務として提出された時間の計算は、明らかに早朝出勤した40分間、30分間の時間のパソコンの入力時間をカットしている。これはいかにも労働時間の概念がいかがなものか。  それから、もう1つは、これは超過勤務命令簿に記載された時間が1か月100時間超えをしているところでも36時間とか、これはどうですか。当局が出された早朝の超過勤務時間をカットした時間からも、さらに削って、100時間超えているところも23時間。  なぜこのような超過勤務簿の時間になったんでしょうか。お教えください。 211: ◯輿石委員長 八巻行政管理室長。 212: ◯八巻行政管理室長 超過勤務命令につきましては、制度上、職員が所属長に対しまして、その日の超過勤務の時間、それから、業務内容を示す中で、それを確認した所属長が超過勤務命令を出して、初めて職員は超過勤務に従事するということになります。  ですので、超過勤務の命令がないという場合については、こういった超過勤務命令としての合計時間には集計されないということになります。  以上でございます。 213: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 214: ◯山田(厚)委員 そんなに簡単に言われても、職員の皆さんはこれで苦しい思いされていると思います。  結局、この18時間とか36時間とか21時間で時間外勤務手当を支払っているわけでしょう。どうなんですか。
    215: ◯輿石委員長 八巻行政管理室長。 216: ◯八巻行政管理室長 こちらの具体的な数字については、個人のものになりますのでお答えできませんけれども、超過勤務命令として集計されたものであれば、そういったものに基づいて超過勤務、時間外勤務手当を支払っているということになります。  以上でございます。 217: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 218: ◯山田(厚)委員 そうすると、毎月20時間とか21時間ということになって、本来の労働時間で言えば、当局の記載のほうでも100時間超えたり80時間超えているということになってきますよね。  その分、言わば、サービス労働に実態としてなってきたということではないでしょうか。いかがですか。 219: ◯輿石委員長 八巻行政管理室長。 220: ◯八巻行政管理室長 先ほど申し上げましたように、超過勤務命令については、所属長が命令を出した部分が超過勤務に従事している時間ということになります。  そこで超過勤務命令がなくて、例えばパソコンは稼働しているといった場合につきましては、今年度導入いたしますパソコンの使用時間を制限することができます長時間労働抑制システムにおいて、所属長が職員の勤務状況をより正確に把握することができますので、こういったシステムを活用する中で適切な労務マネジメントに努めていきたいと考えております。 221: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 222: ◯山田(厚)委員 私のお聞きしたことのお答えになっていません。つまり、この20時間とか30時間とカウントされているけれども、実際は100時間超えているというところは、基本的には時間外勤務手当の未払い、不払い労働が強いられていたということではないんでしょうかと私はお聞きしたんです。 223: ◯輿石委員長 雨宮職員課長。 224: ◯雨宮職員課長 重複したようなお話になってしまうかもしれませんが、パソコンのログオフ時間との乖離のところにつきましては、やはり私どもとしては、超過勤務命令があるかないかというところで判断をしておりますので、現状ではその命令がないところについては、手当の支給を行うことはできないということで考えております。  また、超過勤務命令外において、その命令はないものの、例えば、自己研さんであったりというようなところで在庁しているような方々がいることが確認できた場合には、業務管理課におきまして、それぞれの実態把握をしながら改善指導、また、改善支援等を行っているというような状況でございます。  以上です。 225: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 226: ◯山田(厚)委員 これについては、長くは質問する気はないですけれども、今、部長、室長、課長でそれぞれの業務を把握していて、今日はこの人は何時間ぐらい仕事をしてもらわなければ困るという命令の出し方なんて、この20年、30年できていません。ほとんど一人一人の自己責任で、今日はこのぐらいかかるというやり方しているんです。  だから、超過勤務命令簿に書いてある、ないではなくて、今の裁判の判例でも、全部パソコンのログオフ時間というのは有力な見方となっています。そう認識をちゃんと持たないと、超過勤務命令簿に書いてなかったからこれは駄目だみたいに平気で言っていたら、大変なことになりますよ。  悪質な、要するに不払いというのは、その当局に対して懲役6か月以下、30万円の罰金です。普通はこんなことは対応しないけれども、悪質な場合にはこれが適用されるんです。なおかつ2年間の賃金は時効制度があるから、やる気になったらできちゃいます。  だから、そういうことをしないためにも、しっかりしなきゃいけないんだけれども、システムの管理のほうも、最初の超過勤務命令に関する数字で全部システム的にやっちゃ駄目です。パソコンログオフの時間とか、本来なら、更衣室の時間も含めるのが労働時間なんだから、そこのところをしっかり持ってもらわなければないんですけれども、その辺の概念が曖昧で、100時間を超えても平気でと言っちゃ失礼だけれども、非常に曖昧。  命令している時間だけ働いた時間だけ計算するなんていうことは、日本全国でこんなことやっていませんよ。民間でこんなこと通用すると思いますか。こんなこと甲府市だけですよ。乖離しているの。  なおかつ、ここの出した文書は、皆さんが提出した公的な文書です。パソコンの時間で、真ん中の時間は。下のほうもこの超過勤務命令簿から出てきた数字です。  だから、これは明らかにただ働きが続いて亡くなった方の実態があるんです。  だから、そこのところはしっかり反省しないと、何度も言いますけれども、公務災害補償制度というのは当局に責任を問うていないです。当局の責任を問う補償問題じゃないんです。ただ単に犠牲者の救済だけですから。  その辺のところをもって、もうちょっと誠意ある回答を望みたいと思います。萩原総務部長いらっしゃいますか。この辺の御答弁お願いします。 227: ◯輿石委員長 萩原総務部長。 228: ◯萩原総務部長 お答えさせていただきます。  担当から制度的なもの、手続的なものを述べたところですが、やはり基本は超過勤務をする人と、あと、上司のコミュニケーションができていなかったのか。それに対話ができていなかったことが1つの原因になると思いますので、それは先ほど来申し上げています庶務事務システムの中で対話が生まれますから、そこから正確な労働時間、そして、超過勤務時間を管理職も把握して、超過勤務が多過ぎるのであれば、隣の係に助けを求める。あるいは流動職員をお願いする。あるいは翌年度の職員の増員を要求する。  そういった対話が生まれると思いますので、その辺もしっかりとシステムを入れながら、数字を確認しながら、あるいは、職員同士対話しながらのワーク・ライフ・バランスの実現に努めていきたいと思っています。  以上です。 229: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 230: ◯山田(厚)委員 萩原総務部長の言われたことの対話が不十分だし、これからというわけですから、ぜひやっていただきたいと思うんです。  私、結構鬱病の方とかいろいろ面談したり何かしていますけれども、鬱病や何かが激しくなったときは、1週間、2週間不眠が続くとか、体が休まらないとか、目つき、顔つきだっておかしくなるんです。  60日間で1日しか休まなかった人とか、1か月100時間の超過勤務時間が半年も続いた人だと、目つき、顔つきで分かるんです。  何でそのときに課長の一言をかけてくれなかったのか、部長、室長が声かけてくれなかったと、私は残念に思います。  「あなたちょっと顔色悪いよ。」とか「昨日ちゃんと寝たか。」「昨日、出勤したのか。」とか、そういう声かけや何かがなかったんじゃないかというのが、丁寧さが欠けると思うんです。  ぜひその辺のところも配慮していただかないと、先ほどの補正予算じゃないけれども、29人自己都合退職されるというんでしょう。何かやりたいことがあるから、私は辞めますなんて言う人は今、いません。  というのは、市民の感覚では一番ゆとりがあって、給料もらって楽しい職場が市役所だといまだに思っている人はいっぱいいるんだから。そういうとこで辞めてしまっている人がいっぱい出るということはどういうことなのか。  やはり今の仕事が、中核市になって、こうふ開府500年記念事業があって、コロナ禍になって、いっぱい大変だからだと思うんです。だから、そこのところの改善をしなければいけない。  私は何度もお願いしていますけれども、単にシステムの構築だけで何とかなるという問題じゃないです。人手が足りないんです。仕事量が多いんです。だから、流動体制を言うでしょう。流動体制というのは短期的なものです。今、繰り返し1年もやっているじゃないですか。  それで、プロジェクトチームをつくるとか。それで、会計年度任用職員を入れました。会計年度任用職員を入れても、週29時間勤務だから、正規職員の労働時間じゃないし、公文書作成できないでしょう。任期付職員だからいいって、公文書作成できるといったって、そんなにすぐにできるものじゃないです。  だから、ぜひ仕事量を制することと、まずはともかく人手の数を増やさないと、仕事で倒れる方がいっぱい出てきちゃう。  その辺、萩原総務部長、どのようにお考えですか。 231: ◯輿石委員長 萩原総務部長。 232: ◯萩原総務部長 先ほど申し上げました庶務事務システム、あるいは、長時間労働抑制システム等を入れたその実績を見ながら、業務量、そして、人手の数が、それらのシステムを入れたことから正確なものが出てまいりますので、それらを勘案いたしまして、業務量に合った人員を確保していきたいと考えております。  以上です。 233: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 234: ◯山田(厚)委員 今定例会本会議でも言いましたけれども、人事院規則の中には、過重な業務があるところは、やはり要員を確保しろと書いてあります。  だから、そういうことも含めて、甲府市はやはり人手不足と、仕事は多いけれども人手不足になっているんです。それは今まで、私も10年前から言ってきたけれども、給料は程々、おかしくもない、今度、ラスパイレス指数も落ちていますけれども、職員の数がよそのまちより少ないんです。  なおかつ、今では、正規職員、非正規職員の数は50%と50%にまでなっているでしょう。これは正規職員、非正規職員の方々両方ともきつくなっている。  だから、一番繁忙期が続くのは3月です。そして、4月です。ここのところを本当に安全配慮義務というのは当局の皆さんにあるんだから、その辺の義務をしっかりしてもらう。心身の健康管理に気をつけるということです。やみくもに超過勤務を抑えるためのシステムということは逆になります。  しかも、今日の総務委員会を聞いても、すごいじゃないですか。甲府市国土強靱化地域計画に、これから、甲府市多文化共生推進計画に、高齢者支援計画が福祉保健部であるでしょう、立派な。それで、甲府市デジタルソサエティ未来ビジョンに。これでいったら、新年度はすごく仕事忙しいですよ。なおかつ、組織改編が行われるでしょう。国民健康保険課は福祉保健部に移るし、企画財政部、税務部門は行ったり来たりして、また企画財政部に移るという。行政経営部。事務分掌に関する条例そのものに反対しませんでしたけれども、この3月、4月は物すごく忙しくなってくる。それに、新型コロナワクチンの接種があるでしょう。  新型コロナワクチンの接種は、聞いたら、医療関係のお医者さんに看護師さんに薬剤師さんにというだけではなくて、いろいろな受付係とか案内係、事務員が必要だとされているじゃないですか。  だから、どうするんですかといったときに、やはり一定程度3月の段階から人手をちゃんと確保すること。それで、3月、4月にしなくてもいいことなら、1年ぐらい延期すべきです。伸ばすのを健康診断だけ延ばしていては駄目です。  ぜひその辺の、過重業務がこれから3月めじろ押しになっているこの事態をどうやって緩和するのかということを皆さんで考えてもらいたいと思う。  これは要望ですけれども、萩原総務部長、もう一言お願いします。これから3月、4月、忙しくなっちゃうでしょう。どう対応していくんですか。 235: ◯輿石委員長 萩原総務部長。 236: ◯萩原総務部長 3月、4月は当然忙しいですし、人事異動もあります。人事異動の内示につきましては、今月17日ということで、2週間ほど年度切替えの前に行いまして、その中で十分な引継ぎ時間等を確保しているものと思っております。  また、市民課窓口等には職員も今年1月から増員しておりますので、そういった繁忙期に業務が増えるような職場については前もって人員配置しておりますので、そういったことを様々検討して、新年度を迎えるよう体制を整えていると思いますので、しっかりと業務を行ってまいりたいと考えています。  以上です。 237: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 238: ◯山田(厚)委員 最後にお願いですけれども、人間の労働ですごく過重になると、人間の心身の状態が不調になっておかしくなるんです。  だから、一方では、無理やり自死される方、本当に悲しい事件。それから、セクシュアルハラスメントが増えたりパワーハラスメントが同僚同士で増えたり、清水(仁)委員も言われたけれども、本当の真面目ないい青年が万引きとかそういうことも始まっているというのは、ちゃんと調べればいっぱい出てくると思われます。  だから、甲府市の状況というのは、今、心身の健康が脅かされているだけに、トップの方々は温かい目で見て、30年前、40年前の感覚じゃなくて、今の感覚として、業務の精選と、忙しい仕事は後回しにするぐらいのことをしなければ駄目だと思う。  私は提案したいと思うけれども、私が甲府市議会議員になった頃からもう二十幾年もたっている。でも、その30年前、40年前から、市役所の職員は多くの仕事を知らなければいけない。だから、異動は3年に1回ぐらいするんだというのがいまだに続いているでしょう。  この事態だから、こんなの5年に一遍とか6年に一遍にすべきです。というのは、法律の改正がどんどん始まったり業務がいっぱいになっているうちにとことこ異動して、何百人も異動していたら大変でしょう。  だから、そういうことも含めて、少しでもゆとりがあるような職場にしていかないと、お互いに傷つけ合う職場になります。  最後にお願いしてきますけれども、安全衛生配慮義務というのは当局の皆さん全員にあるんです。  それから、ハラスメント規制法が国でも国際的にも2019年にできましたけれども、その中の大きな項目の1つは、過大な要求を労働者にしたということ。とても時間内に終わらないような仕事を労働者に強いた場合、システムだからとそれを押しつけた場合にも過大な要求でパワーハラスメントになるんです。  ですから、その辺のところをしっかり注意して、温かい対応を、職員の皆さん、正規職員、非正規職員の皆さんにしていただきたいと思います。  以上、要望で終わります。 239: ◯輿石委員長 以上で、総務部の所管事項について調査を終了いたします。  総務部の方々にはお引取り願います。  御苦労さまでした。  次に、企画部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  清水(仁)委員。 240: ◯清水(仁)委員 企画部の中で、今、山田(厚)委員が部をころころ変えるんじゃないなんて言ったばかりの中で、私の質問がそれに関わるような問題で、今、考えながら質問させてもらいますけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  実は、先日の今定例会本議会の中で、我が会派の小沢宏至議員が最初にふるさと納税についてお聞きしました。答弁はもちろんもらったわけでありますけれども、これも所管が違うと思うんですけれども、企画部としてお聞きしたいと思います。  小沢(宏)議員が、平成20年度に始まったこのふるさと納税係が、今まで何でずっと専門部署をつくってこなかったのかということを、たしか再質問で聞いたと思うんですけれども、僕もどこの部署が手を挙げるのかと思っていましたら、企画部が答えるのか、それとも、産業部が答えるのかというようなことで見ていたら、志村産業部長のほうで、よく聞き取れない、曖昧的な答弁と僕はそう取れたものですから、ここは、私個人としてみれば、今まで企画部がずっとふるさと納税の担当してきたものが、産業部に移ったということで、小沢(宏)議員が聞いたと思うんですけれども、これはぜひ企画部のほうで今まで専門部署をどうしてつくってこなかったのかということで、志村産業部長のほかに、もしできましたら、企画部のほうで答弁をいただければ私は大変ありがたいと思います。 241: ◯輿石委員長 塚原企画部長。 242: ◯塚原企画部長 それでは、本会議の件もございますので、私のほうから、お答えをさせていただきます。  ふるさと納税の所管替えということで、御説明をさせていただきます。  ふるさと納税につきましては、ちょうど私が企画部に在籍していた平成19年頃、調査・研究ということで、事業化に向けて検討したという記憶もございます。  そうした中、ふるさと納税には3つの大きな意義があると言われておりまして、第1に、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分事として捉える貴重な機会になること。第2に、生まれ故郷はもちろんのこと、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であり、人を育て自然を守る、地方の環境を育む支援になること。第3に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。それは、選んでもらうよう、それにふさわしい地域の在り方を改めて考えるきっかけになるというような3つの大きな要素がございます。  当初は、その3つの意義のうち、2つ目の生まれ育ったふるさとなどの応援が主でありました。ふるさと納税についても様々な変遷がございました。3つ目の目的である本市の取組をアピールし、多くの皆様から選んでいただくとともに、厳しい財政状況も踏まえた自主財源の確保に一層努めることが肝要だと判断をさせていただきまして、令和2年度から、ジュエリーや農産物など、地場産品の返礼品の拡大をはじめ、生産者、事業者との関係の構築や、効果的なプロモーションが見込まれる産業部へと移管したところでございます。  企画部といたしましても、総合調整権を持ち合わせていますので、関係部署との連携を図る中で、産業部とともに事業に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 243: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 244: ◯清水(仁)委員 今、塚原企画部長、常任委員会最後になると思いますが、答弁していただきまして、ありがとうございました。  やはり時代の変遷というか、流れの中で、先ほど言いました3つの観点で、最後、やはり自治体間競争に打ち勝っていかなければならないということで、今、答弁をお聞きいたしました。  これからも関係部署とともにこの問題には取り組んでいくというようなありがたいお言葉をいただきました。  長年取り組んできた塚原企画部長の、その成果が、所管を替えた途端に現れて、多くのふるさと納税がまた入ってきたというニュースも聞いておりますけれども、また、ぜひ他の部署とも共同しながらすばらしいふるさと納税の成果が上がっていくように、共々によろしくお願いしたいと思います。  塚原企画部長、御答弁いただきましてありがとうございました。  もう1点ですけれども、これは、我が会派の望月大輔議員の甲府市南北地域おこし協力隊の質問をさせていただきまして、これも、また申し訳ないんですけれども、令和2年4月から企画部から産業部林政課に替わったわけでありますけれども、この林政課に替わってもなかなか成果というのが出てきていないような気がするんですけれども、企画部として、ここを林政課に所管を替えたというのは、どのような形で替えたのかお聞きしたい。企画部の方にお願いしたいと思います。 245: ◯輿石委員長 奈良田企画総室長。 246: ◯奈良田企画総室長 本市の甲府市南北地域おこし協力隊につきましては、南北地域に目を向けまして、地元の支援機関の支援をいただく中、地域の活性化、また、農林業技術の習得、そして、地域行事への参加、こういった活動を通じまして、南北地域の振興に携わっていただくことを目的に、現在、実施をしております。  今般、甲府市南北地域おこし協力隊につきましては2名おりますが、農業を中心とした地域振興に関わる活動を行っていただいており、そうした中で、支援機関との関係を深めながら、効果的に事業を進めていく上では、農林業業界との関係性を踏まえまして、産業部のほうに業務の移管がされたところでございます。  しかし、本制度につきましては、甲府市南北地域おこし協力隊推進事業実施要綱の地域資源の発掘、また、販売の支援といった幅広い活動内容を捉えておりますことから、今後も移住・定住あるいは地域振興、また、国の制度の調整、こういった観点につきまして、引き続き企画部も関わりを深めながら事業の推進を図っていきたいと考えております。  以上でございます。
    247: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 248: ◯清水(仁)委員 やはり甲府市南北地域おこし協力隊というのは、基本的には南北地域ということは分かりますけれども、なかなか国からの助成金は100%いただける中で、ある程度、南北地域ではなくて、要は全体的な中で捉えて、農林業ばかりでなくても、いろいろな産業にしていくには、全体的な中でこの地域おこし協力隊というのをつくっていかなければもったいないような気がするんです。  この甲府市南北地域おこし協力隊は昨年から林政課に移ったわけでありますけれども、今、奈良田企画総室長の答弁の中で、企画部も携わっていきながら、また広めていくという答弁をいただきましたから、ありがたいんですけれども、やはり今後、南北地域だけの組織でということになると、組織自体にも問題がなってくるから、今まで伸びてこないのも1つの要因かと思いますから、先ほどいただいた答弁にもありましたけれども、今後、しっかりと企画部もこの甲府市南北地域おこし協力隊にはしっかりと取り組んでいかれるような体制をまたつくっていただけたら大変ありがたいと思います。  せっかく国がお金を全額出していただけるものを、もうちょっと手広く広げていく必要があるのではないかと思いますから、ぜひまた検討課題として取り組んでいただければ大変ありがたいです。  以上です。 249: ◯輿石委員長 鮫田委員。 250: ◯鮫田委員 甲府市過疎地域自立促進計画についてお願いします。  本年2月16日の山梨日日新聞の報道によりますと、本年3月末となる過疎地域自立支援促進特別措置法の新法案が策定される予定ということで、本市の旧上九一色村北部地域、現古関町と梯町が対象外となるとされております。  そこで、今後の本市の当該地域の対応をどのように考えているか。特に旧上九一色村北部地域については、上九の湯ふれあいセンターの経費などに優位な過疎債を活用し、地域の活性化に寄与しており、今後も老朽化した道路や水道施設、下水道施設、さらにはヘリポートの建設等、今後も事業を行う中で必要な計画であると考えられます。  当局のお考えをお聞かせください。 251: ◯輿石委員長 鷹野企画課長。 252: ◯鷹野企画課長 新たな過疎法につきましては、現在、まだ成立していない状況でございます。詳しい内容がまだ分からないということもありますので、まずは山梨県にも確認をしながら、国の動向を注視してまいりたいと考えております。  また、過疎債につきましては、確定している状況ではございませんけれども、一部過疎地域から外れましても経過措置があるようでございますので、引き続き過疎計画を策定して、過疎債の活用など、適切な対応を図ってまいりたいと考えているところでございます。  いずれにいたしましても、国の動向や新たな過疎法の内容を把握する中で、適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 253: ◯輿石委員長 鮫田委員。 254: ◯鮫田委員 これは調べたところだと、年によると思うんですけれども、大体2,800万円とか、上九一色地区にこういった財政支援を活用して、上九の湯ふれあいセンターの運営費がメインになっているんですけれども、いろいろ活用されているというところで、経過措置が、まだはっきりしないらしいんですけれども、6年とか7年とか、それ以降になると経過措置がなくなってしまうと、本当にどのようにしたらいいのかというのをちゃんと考えていかないといけないと思うところが1つと、今後とも、また注視をしていきたいと思いますので、情報等入りましたら、またお聞かせいただきたいというのが1点です。  さらに、話はそれるんですけれども、そもそもこの財政支援というのが、本来、上九の湯ふれあいセンターの運営費に使われるのではなくて、地域のまた別のことにもいろいろ使われていってもらいたい。  また、上九の湯ふれあいセンターの運営に関しては、地域の中心的な拠点にもなっているわけですけれども、別の甲府の観光地の拠点として、別の項目として財政として甲府市でもしっかり予算組みをしていく必要もあるのかとか、民間に出して、運営してもらえるような。コロナ禍で今、厳しい状況だと思うんですけれども、こういったものが収束されるようでしたら、そういったことも考えていく必要があるのかなどということを思いましたので、今後ともぜひ情報交換とか、何か情報が入りましたら、私もいろいろ確認していきたいと思いますので、ぜひこれは議会とか当局とか関係なく、一丸となってこういったところを守っていかなければいけないと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上、要望で終わります。 255: ◯輿石委員長 以上で、企画部の所管事項について調査を終了いたします。  企画部の方々にはお引取り願います。  御苦労さまでした。  次に、市民部の所管事項の調査に入ります。  市民部の所管事項の調査に入る前に、甲府市多文化共生推進計画2021について報告したい旨の申出がありますので、これを許します。  高野市民総室長。 256: ◯高野市民総室長 それでは、甲府市多文化共生推進計画2021につきまして御説明させていただきます。  本市では、外国人市民の増加を背景に、外国人市民への取組を総合的に推進する必要がありますことから、国籍や民族など異なる人々が互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら地域社会の構成員として共に生きていく多文化共生社会の実現を目指しまして、平成21年度より、甲府市多文化共生推進計画を基に各種の施策を推進してまいりました。  このたび、平成28年4月からの現計画、甲府市多文化共生推進計画2016が令和2年度をもちまして期間が終了いたしますことから、多文化共生のまちづくりをさらに推進していくため、本計画を策定いたすものでございます。  お手元の資料を御覧いただきたいと思います。  資料1につきましては、計画の本体でございます。資料2は概要版となってございます。資料2の概要版を中心に御説明させていただきます。  まず、計画の策定の背景及び趣旨でございますけれども、本市の総人口の減少、外国人市民の増加、多国籍化に加え、在留資格の特定技能の創設や多様性・包摂性のある社会実現の動き、デジタル化の進展、気象災害の激甚化など、社会経済情勢の著しい変化が見られます。  こうした中、国が策定いたしましたSDGs実施指針や地域における多文化共生推進プランの令和2年9月改訂版、また、山梨県が策定いたしましたやまなし外国人活躍ビジョンを踏まえ、本市では、ウイズ・コロナ、アフター・コロナの社会を見据えまして、多様性と包摂性がもたらす持続可能な社会の実現に向けた多文化共生のまちづくりを推進していくため策定するものでございます。  計画期間につきましては、令和3年度から令和7年度までの5年間といたします。  次に、本市の在留外国人の主な状況でございます。  グラフ等がございますけれども、在留外国人の割合は令和2年3月末現在、本市の総人口18万7,171人に対しまして、在留外国人5,539人で、総人口の2.96%となってございます。  平成28年3月末と比較いたしますと、4年間で605人、12.3%の増加となっております。  国籍別では、中華人民共和国、大韓民国に次ぎまして、近年の傾向でベトナム社会主義共和国の方が増えている状況でございます。  在留資格別におきましては、永住者、留学、技能の順に多く、全体の約66%を占めております。  技能実習を比較いたしますと、平成28年3月末から約2.1倍に増加しているという状況でございます。  多文化共生に向けての課題ということでございますけれども、課題の抽出につきましては、やまなし外国人活躍ビジョン策定に伴いまして実施された山梨県在留外国人アンケート調査のうち、本市の調査を参考にしてございます。  やさしい日本語や多言語での工夫した情報提供や、また、外国人市民の地域活動への参加の促進、また、市民全体の多文化共生への意識の啓発と醸成、日本語学習の場や機会の充実など、また、まちなかの情報の充実を図ることによる利便性の向上など、外国人市民の就労環境の整備、留学生の地域における就職の促進など、5つの課題を抽出いたしまして、その対応策を本計画に盛り込ませていただいたところでございます。  概要版の2ページをお開きいただきたいと思います。  計画の基本的な考え方でございます。  基本理念は「すべての人に住みよいまちづくり」といたしまして、4つの基本目標であります、基本目標1安全で安心して暮らせるまちの実現。基本目標2連携・協働による多文化共生の地域づくり。基本目標3グローバル化の推進。基本目標4外国人材の活躍と持続可能な社会の実現。以上4つを設定いたしまして、各種施策の方向性を定めております。  基本目標別の基本施策と具体的施策でございます。  基本目標1につきましては、基本施策1-1医療・保健・福祉サービスの提供といたしまして多言語化や、やさしい日本語によりまして、行政制度などの確実な周知と理解を図る中で、母子保健や子ども、子育てなどに関する情報提供を行ってまいります。  基本施策1-2災害・防災への支援整備といたしまして、新型コロナウイルスの感染拡大防止など、自然災害や感染症等への対応が求められている中、災害時や避難所におきまして、外国人市民への支援が円滑に行えるよう関係機関と連携を図るとともに、ICT等の活用やわが家の防災マニュアルの配布など、多言語での災害・防災に関する情報提供を行います。  基本施策1-3情報の多言語化と相談体制といたしまして、インターネットやAIアプリなど多様な媒体を活用しまして、多言語による行政サービスや地域社会のマナーやルールなどに関します効果的な情報を提供するとともに、日常生活に関わる相談窓口の充実に努めてまいります。  次に、基本目標2におきましては、基本施策2-1といたしまして、多文化共生に向けた意識啓発・醸成ということで、外国人市民の地域社会への参画促進や地域住民等に対する多文化共生の意識啓発を図ります。  基本施策2-2日本語の学習支援と充実といたしまして、学校における日本語指導員の派遣や教育相談の実施など、外国人児童・生徒への日本語の学習支援や、子ども、保護者の方に対しまして、母国語での通訳を介したきめ細かい指導を行います。  次に、基本目標3におきましては、基本施策3-1地域社会のグローバル化の推進としまして、まちなか情報の多言語化やユニバーサルデザイン化、多言語による観光案内の情報発信などにより、観光案内体制の充実を図ります。  基本施策3-2多文化間交流の推進といたしまして、諸外国との文化交流、教育交流及び外国人市民と日本人市民との情報交換や、イベントの開催などを通じまして、多文化共生の社会の実現を目指してまいります。  次に、基本目標4におきましては、基本施策4-1地域活性化の推進のための連携と協働といたしまして、多文化共生に向けた地域のリーダーとなります人材の育成を通じまして、地域の活性化を推進してきます。  基本施策4-2人材育成と労働環境の確保として、就労情報や企業制度、地域就労のメリット等を周知して、就業機会の確保に努めるとともに、各種セミナー等を実施しまして、多文化共生推進のための人材育成を支援してまいります。  基本施策4-3留学生の地域における就職促進といたしまして、ハローワーク甲府等と連携し、就職ガイダンスの実施などによりまして、地域企業への雇用の促進、留学生の地域における就職促進や生活支援の充実を図ってまいります。  最後になりますが、この計画の推進に向けましては、様々な団体・機関との連携・協働により推進をしてまいります。  また、庁内に甲府市多文化共生庁内連絡会議及びワーキンググループを設置いたしまして、情報の一元化を図り、調査・研究に努めるとともに、市民や有識者等からなる甲府市多文化共生推進委員会において計画の進捗状況に関する評価・検証を行いまして、着実に計画を推進してまいりたいと考えております。  今後につきましては、現在、パブリックコメントを実施しておりますので、市民の皆様の御意見を踏まえ、年度内に計画を策定してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 257: ◯輿石委員長 以上で報告は終わりました。  ただいま報告のありました件に関しまして、質問のある方は発言をお願いします。  末木委員。 258: ◯末木委員 私もこの多文化共生に関しては、ここ5年ぐらいなりますか、外国人の勉強会やイベントを随分多くしていただいたこと、本当に感謝申し上げます。  今の説明をいただきまして、随分外国人の国籍も変わってきたと思っております。  その中で、やはりここで、今回も子育てや防災、しっかりと防災のほうも力を入れていただいて、全庁でやっていただけることも本当に感謝申し上げます。  先ほどアプリケーションのことをお話ししてくださいましたが、これは多言語、何か国語ぐらいで行っていくのか、こちらのほうを確認したいと思います。お願いいたします。 259: ◯輿石委員長 青木市民課長。 260: ◯青木市民課長 多言語での外国人向けの発信につきましては、英語、中国語、韓国語の3か国語でございます。中国語は繁体字、簡体字で対応しております。  以上でございます。 261: ◯輿石委員長 末木委員。 262: ◯末木委員 できれば、ごみ出しなどもありますので、しっかりとごみ出しのいろいろなパンフレットなどもあることを私も見ております。  ぜひアプリケーションなどを使って、多くの外国人の方の支援をしていただけたらありがたいと思います。  以上です。 263: ◯輿石委員長 そのほかございますか。  山田(厚)委員。 264: ◯山田(厚)委員 この計画も随分立派なことでありがたいと思いますけれども、ここでもまたお願いしたいことは、それだけに対応できるマンパワーのほうはどうなのかということです。  相談体制もやりますと言われたけれども、今のお話だと、3か国。でも、こちらの最初を見ると、中華人民共和国の方、大韓民国の方、ベトナム社会主義共和国の方、フィリピン共和国の方、ブラジル連邦共和国。ここまであるわけじゃないですか。それで対応として窓口対応なんかで、どのような対応ができるんですか。  例えば日本語以外にしっかり窓口対応できる方というのは、今、本市の職員さんで何人おられるんですか。 265: ◯輿石委員長 青木市民課長。 266: ◯青木市民課長 今、外国人相談窓口におきましては、中国語、韓国語、英語に対応できる職員を配置しておりまして、平日、外国の方のいろいろな相談に応じております。  以上でございます。 267: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 268: ◯山田(厚)委員 それは今までの対応で、令和2年度から、この基本計画をざっとしか私、見てないんですけれども、具体的な施策だったら防災企画課だし、道路河川課だし、医務感染症課とか、いっぱい広がってきているんじゃないですか。今までより幅が広く。  これは本当にいいことです。いいことだけれども、それにふさわしい人材がいるのかというところになってくると、その人材を確保するという計画は新年度におありなんでしょうか。 269: ◯輿石委員長 青木市民課長。 270: ◯青木市民課長 職員体制におきましては、今までも来年度以降も職員を配置していく予定でおりますし、それに加えまして、現在、アプリケーションも併用して多言語に対応して相談に乗っております。 271: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 272: ◯山田(厚)委員 福祉から、雇用から、様々なことを頑張ろうというのは実にありがたいんですけれども、これもアプリケーションだけでは対応できないこともあるわけです。  甲府市独自の施策でどういうふうにカバーしていくかっていっぱいあるわけですから、だから、その辺のところも、市民部だけの問題じゃなくて、全市として私、何度も同じようなところで感じているのは、人手の確保というところを忘れてやっていては、これは市民サービスになり、外国の方への対応も支援もできなくなってしまうんで、その辺のところを、しっかりいい計画をお持ちだけに、対応もしっかりしていただきたいと思います。  以上でございます。 273: ◯輿石委員長 清水(仁)委員。 274: ◯清水(仁)委員 今、初めてこの計画を、案ですけれども、見せていただいて、1点気がついたんですけれども、第2章の4で年齢区分別人口とあるんですけれども、この中、ゼロから14歳、15から64歳、65歳以上の方、この年齢別の中でもう少しこの年齢層には細部にわたった計画をつくっていくと、さらに分かりやすくなる。  ただ、これは今、初めて見たんですけれども、ぱっと見る感じは、ある程度年齢層にも関係あるところもあるんですけれども、できましたらこの年齢人口別のところももう少し細かく分かるように、ここの重点目標はこうなんだというようなことを説明して記載していくと、もっと分かりやすくなって、この甲府市多文化共生推進計画が生きてくると思うんです。  全体的にはすばらしいことだと思います。  これは全く関係ない話なんだけれども、ある甲府市の団地の住宅なんだけれども、2014年2月14日の大雪のときに、本当に一気に積もったときに、中国語で放送した。そうしたら、持ってくるものが、やはり国が違うから放送したら、なべとかフライパンとかみんな持ってきたというんです。  だけれども、日本人は少なくて、中華人民共和国の方々が大勢寄ってきた。それでも、出てくるということにすごく意味があると思うんです。  その自治会は、必ず総会とかお祭りとか御案内は、まず日本語で放送したら、次には中国語で放送する。さっき青木市民課長が言った幾つもの種類の言葉は使えないけれども、そこに存在する、一番大勢住んでいる方々のために、中国語で放送すると、結構活動が盛んになってくるという前例もありますから、その辺を踏まえながらも、今後、そのことを捉えていくと、この多文化、大事な、大切なことだと思いますから、ぜひまたその辺も含めながら検討していただければ大変ありがたいと思います。  これは私から個人的な要望です。  以上です。
    275: ◯輿石委員長 そのほか質問はありますか。  廣瀬委員。 276: ◯廣瀬委員 多文化共生の関係が随分進んできたような気がします。私が関係している子育てや子育ち支援の関係で、入所なんかもかなりハードルが低くなって、皆さんスムーズに来ていただけるという感じがします。  また、私個人としても、庁舎のところにあるようなパンフレットなどを取って開いてみると、日本語ではないというのがいっぱい出てくるような感じで、随分進んだ気がしますが、二、三質問をしたいと思います。  まず、ちょっと細かい話になるかもしれませんけれども、ベトナム人の方が増加しているということで、市内の産業構造とかいろいろなことが変わってきているのかと思ったんですが、原因が分かるようでしたらお願いしたいと思います。 277: ◯輿石委員長 青木市民課長。 278: ◯青木市民課長 その原因というところは、全国的にやはり特定技能制度の創設がありまして、新しく外国人の方の労働力を流入させるという国の政策に基づきまして、本市でもベトナム人の方、アジア系の方が多く入国してくるような傾向にございますので、その方たちは仕事にお見えになっているというようなところでございます。  令和元年度におきましては、お仕事をされているベトナム人の方に対しまして、こちらのほうで多文化の教室を開いて日本語を学んでいただいたりとか、文化に触れていただいたりということもさせていただいておりますので、また、新型コロナウイルス感染症が終息しましたら、またそのようなことも継続していきたいと思っております。  以上です。 279: ◯輿石委員長 廣瀬委員。 280: ◯廣瀬委員 またいろいろな機会でそういうベトナム人の方が増えたというところがあって、もしかしたら、工場で働くブラジル系の方が随分減ったという時期がありましたので、ベトナム人の方はまた違う理由で流入しているというようなところと思いますので、また教えていただきたいと思います。  まず、私も今日初めて見るんですけれども、目次をさっと眺めたところ、課題が第2章の6のほうに1つにまとめて整理されているというような、第2次甲府市多文化共生推進計画から比べて、その辺、大変見やすくなっていると思いますが、詳細な課題については、またいろいろ検討されて詰めていただきたいと思います。  この課題にあわせて、第4章の基本目標と施策というところがありますけれども、基本目標の1、基本目標の2、基本目標の3、基本目標の4の文言が少しずつ変わってきて整理されていますが、第1次甲府市多文化共生推進計画、第2次甲府市多文化共生推進計画と、特に第2次甲府市多文化共生推進計画から少し進歩したというか、進化した部分、進めた部分があれば概要を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 281: ◯輿石委員長 青木市民課長。 282: ◯青木市民課長 今回の甲府市多文化共生推進計画2021の特徴といたしましては、基本目標4の施策で、人材育成と労働環境の確保の項目出しに変更いたしました。  それから、本市の現状から外国人住民のベトナム人の方の技能に係る資格の増加が顕著であることから、外国人人材の活用と持続可能な社会の実現に向けた目標を掲げて明確化をしております。  以上でございます。 283: ◯輿石委員長 廣瀬委員。 284: ◯廣瀬委員 またいろいろ詳細についてはお聞きしたいと思いますけれども、ぜひ多文化共生を進めていただきたいと思います。期待をしております。よろしくお願いします。  終わります。 285: ◯輿石委員長 そのほかございますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 286: ◯輿石委員長 それでは、この件につきましては、終了いたします。  御苦労さまでした。  それでは、市民部の所管事項の調査に入ります。  先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。  末木委員。 287: ◯末木委員 それでは、交通災害共済についてお聞きしたいと思います。  市民の皆様からの会費によって、交通事故で受傷した会員の皆様に見舞金をお支払いするという、みんなの助け合い制度ということをお聞きしております。  こちらは昭和42年からスタートして、多くの見舞金もお支払いしていただきました。  私はこの制度はとてもいい制度だと思うんですが、最近加入率が減少傾向にあるということをお聞きしたんですが、どのような対策を行っているかお聞きしたいと思います。 288: ◯輿石委員長 田中市民協働室長。 289: ◯田中市民協働室長 本市の甲府市交通災害共済事業の加入率についてお答えさせていただきます。  直近3年の加入率につきまして、平成29年度が44.68%、平成30年度が44%、令和元年度につきましては42.91%と、末木委員おっしゃるとおり、減少傾向にございます。  私どもこの事業につきましては、まずは事業の周知というところが非常に大切ということで考えておりまして、本年度につきましては、まず、転入者に対してこの事業の周知ということで、転入の際にこの事業のチラシを配布させていただいております。  また、広報誌ですけれども、例年、この加入時期、1月から3月というような時期に広報誌に掲載をしているんですが、これ以外に10月というようなタイミングでも広報誌に掲載しました。  また、今月の3月号の広報誌なんですけれども、毎年出していたのは、文字で「加入しましょう」というような形で出していたんですが、今年は、本当に簡単にワンコインで入れますとこの共済事業についての特徴なんかをイラストを使って、ページの3分の1ぐらいを広報担当にお願いいたしまして、掲載させていただいております。  今後は、ラジオでも加入促進のお願いをする時間を取って、これから事業の周知を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 290: ◯輿石委員長 末木委員。 291: ◯末木委員 年々本当に少なくなっている加入率、どうにかアップしていただきたいと思っております。  この甲府市交通災害共済事業は自治会連合会と連携して行っている記憶がありますけれども、自治会連合会との連携はいかがに進んでいるのかどうかお聞きしたいと思います。 292: ◯輿石委員長 田中市民協働室長。 293: ◯田中市民協働室長 自治会連合会との連携ということでございます。  本事業の加入につきましては、事業推進も含めて、甲府市の自治会連合会に多大なお力をいただいているところでございます。  具体的には、各地区の自治会連合会長の皆様には、甲府市交通災害共済協力委員、また、単位自治会の会長さまには甲府市交通災害共済協力員、こちらのほうを委嘱させていただいておりまして、本事業の加入について非常に力を借りているところでございます。  具体的に、本年1月、この協力委員会を開催いたしまして、交通災害共済の概要及び現況報告、また、加入促進についてお願いをしたところでございます。  また、本年2月には、加入促進チラシ、自治会の全組回覧、こちらのほうの回覧をお願いするとともに、加入についての取扱い、また、流れなどを説明させていただきまして、1人でも多くの方々に加入していただきたいということを重ねてお願いしたところでございます。  また、この甲府市交通災害共済協力委員会が取りまとめをいたしました加入世帯に対しましては、私どもから1件100円の報奨金を支出するような形で、自治会の方には御協力をいただいているところでございます。  以上です。 294: ◯輿石委員長 末木委員。 295: ◯末木委員 ぜひ、やはりこの自治会の取りまとめをしっかり行っていただきたいと思います。  若い世代の方たちが、まだこの甲府市交通災害共済のよさをよく分かっていないというところもすごくあると思うんです。若い方たちはこのような共済があるということも本当に知らない方たちが多いので、その方たちに分かりやすい、先ほどのイラストなんてすごくいいと思いました。ぜひアピールしていただきたいと思います。  以上です。 296: ◯輿石委員長 そのほか質問はありますか。  長沢委員。 297: ◯長沢委員 先ほどの管財課の話とつながる部分もあるんですが、甲府市役所の案内担当のことについてお聞きしたいと思います。  今回、お聞きするのはエスカレーターを上がってすぐ左にいらっしゃる、本庁舎2階の窓口の申請等に訪れた方を案内する案内担当のことでございます。  このことについては、以前の令和2年9月定例会総務委員会でも、番号札を取って呼ばれた方が、なかなかその窓口へ訪れないといいますか、そうした形の中で、案内担当の職員が大声を上げて、何番の方、いらっしゃいますか、呼ばれていますよということで、お声を張り上げて声かけをしているということの中で、大声を出すこともあまりよくありませんし、また、案内担当の職員の負担もあるということもあるので、ぜひ、インカムマイクみたいなものを持っていただいて、普通に話しても声が通るような形で、音声でもピンポンといって、何番の方と言うわけですけれども、それで反応しない方等についてお声がけしているんですけれども、そういうことをインカムマイクなどを使って案内したらどうかということで、今後、検討したいと思うというお答えをいただいたところだと思うんですけれども、あわせて、先頃管財課で御努力いただいて、窓口にアクリル板を設置していただきました。  これは今までビニールシートだったものを、アクリル板を設置していただいて、より感染対策が強固になったと考えているんですけれども、案内担当の職員のところもそうした形でアクリル板を設置していただいたんですが、やはり対面している方との対話が、声が聞こえづらいというようなことで、またビニールシートのものに戻してしまったということを聞き及んでいるところでございます。  私も確認しましたけれども、そうした中で、よく遊園地や動物園なんかを訪れたときに、入場券を購入するところでアクリル板がありまして、そこでやり取りするのに、インカムマイクみたいなものでお互いの声がよく聞こえるような形で、入場券の販売などをしているところを私も何度か訪れたことがありますけれども、先ほど言ったこととあわせて、そうした音声のやり取りがしやすい状況をぜひつくっていただきたいと思うんですけれども、以前に御質問したときの検討状況なども含めてお答えをいただければと思います。よろしくお願いいたします。 298: ◯輿石委員長 青木市民課長。 299: ◯青木市民課長 令和2年9月定例会総務委員会で長沢委員からお話がございました検討の内容ではございますけれども、10月に入りまして、本庁舎2階の案内担当に、普通のマイクとピンマイクの両方を使ってもらって、使いやすさなどを検討したところでございますけれども、そこで、使い勝手等、様子を聞きましたところ、大勢のお客様と対応をする中で、やはりいろいろなお客様の情報がピンマイクとかマイクのほうに流れてしまうという危険性もあったり、あと、オン、オフ操作というところで、大勢お客様がいらっしゃるので、そういうところも逆に気を遣わなければならないので、使い勝手的には今までどおりなくていいのではないかという案内担当の意見でございました。  それから、現在、アクリル板を設置してございます。4枚新しく設置していただいたところでございますけれども、ものがよくて厚みがあるというところで、マスクもしていますし、声がお互いに聞き取りにくいというところ。それから、案内担当のほうに関しては背中のほうに待合がありまして、いろいろな雑音があるというところがありますので、ちょっと薄い、今までのビニールシートも併用しながら、現在は対応をしているところでございまして、横からの飛沫感染も防止するように横に置いたり、正面で応対するところはビニールというところを併用して使っているところでございます。  今後につきましては、どういう形がいいのかというところにつきまして、管財課等と協議をしてまいりたいと思っております。  以上です。 300: ◯輿石委員長 長沢委員。 301: ◯長沢委員 今、お答えにあったような、そうしたものをつけると会話が漏れてしまうとこともあるのではないかというお答えでしたけれども、インカムマイクというのは手に線があって持つ場合もありますし、ピンマイクで胸などにつけている場合もあるんですけれども、ボタンを押している間だけ発声するというのが結構普通だと思います。  そういう意味では、全部の音声が流れるということではなくて、マイクで流したいときだけピンマイクのオンを押せば、そうした拡声機に流れるというような形のものが多いというふうに感じます。  訪れている方々も、案内担当の職員が大声を張り上げているということが、またこの時期、よくないだろうし、また、見た目にもよくない、どうなんだろうというお声があるということを前にもお伝えしたところだと思います。  今、言いましたように、押しているときだけ拡声するわけですので、しゃべっている声が流れるということはないと考えますので、ぜひまた再考していただければということは申入れをさせていただきたいと思います。  また、対話をするところなんですけれども、元のビニールシートに戻すと、市長にも直接申し上げたことがあるんですけれども、水道管の給水管で作っているんです。  要するに製造した会社のロゴマークなんかも入っていたり、ジョイントのところであくまで水道管なので、本市が中核市としてそういうものをいつまでも、応急的な対応ということはいいと思うんですけれども、これは管財課の話になると思うんですけれども、あまりよくないのではないかと思うので、きちんときれいなアクリル板を設置するということになると、また、その辺の会話もそこだけでやり取りできるような、今言ったような入場スペースなどで使っているようなものもつけておけば、アクリル板でも会話が容易にできると思いますので、その辺も、そういう市民の声がありますので、ぜひともまた再考していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  ちょっとその辺、お考えあれば、お願いいたします。 302: ◯輿石委員長 青木市民課長。 303: ◯青木市民課長 案内のしやすいように、それから、お客様のほうも伝えやすいような形を考えまして、また、管財課等と協議をして進めていきたいと思っております。よろしくお願いします。 304: ◯輿石委員長 そのほか質問はありますか。  山田(厚)委員。 305: ◯山田(厚)委員 税の関係でお伺いしたいと思います。  これは前回の令和2年12月定例会総務委員会でもお聞きしたんですけれども、新型コロナウイルス感染症災害の中で、市民が大変な思いをしている。そういうところにあるわけですから、特に税関係の徴収猶予、減免、それから、この時期ですから、なるべく控えていただいていると思うんですけれども、差押えの件数などがありましたらお教えください。 306: ◯輿石委員長 藤原収納管理室長。 307: ◯藤原収納管理室長 コロナ禍におけます納税相談等が増加している傾向にあるということは、今定例会本会議でもお答えさせていただいたところでございます。  実際にコロナ禍の影響で御相談等、非常に増えている現状があります。そういう現状については、相談を受ける際には、必ずコロナ禍の影響等があるのかないのか、そういうことも確認させていただくということで、詳細に状況は伺うようにしているところでございます。  徴収猶予の特例制度もできましたので、その適用ができるのかできないのか、その辺も確認する中で、対応をさせていただいてきたところでございます。  差押えにつきましては、昨年4月、5月と、ちょうど1回目の緊急事態宣言が発出されるということで、4月等は極力その辺は気を遣う中で、差し控えさせていただいておりまして、年間を通じますと、去年とほぼ同じぐらいの件数というところになっております。 308: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 309: ◯山田(厚)委員 そこでお伺いしたいけれども、納税相談の件数は、2019年度のときと比べて2020年度はどうだったのか。徴収の猶予、減免の件数の相違みたいなものがあったら教えていただきたいんですけれども。 310: ◯輿石委員長 藤原収納管理室長。 311: ◯藤原収納管理室長 私のほうでまずは徴収猶予の相談件数についてお答えさせていただきますが、相談のほうは、年間通じまして、今年2月末現在で1万4,407件ほど。これは電話であったり、来庁であったり相談を受けておりまして、昨年度と比べましては、1.5倍ほどになっております。  この増えている部分が、コロナ禍の徴収猶予の特例制度の御相談などが増えていますので、そういう影響があったのかと考えております。  この徴収猶予の特例なんですが、おおむね400件程度。金額にいたしますと、1億8,000万円余の徴収猶予を受け付けたところでございます。これについては、特例ですので、昨年までは、こういった形の件数がございませんので、純粋にこのコロナ禍に関して影響を受けたことを伺う中でこれだけの徴収猶予をさせていただいたというところでございます。 312: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 313: ◯山田(厚)委員 努力していただいているということで、対応もますます忙しくなっているということだと思いますけれども、それについても、昨年4月、5月の差押えは随分手控えておられたけれども、結局件数は例年どおりというので、やはりコロナ禍の影響というのは、直接ということよりも間接的にも響くところがあるので、その辺の差押え等々に関しては丁寧な判断を、調査も含めて行っていただきたいと思います。  最後ですけれども、今度また税務の関係は部の名前が変わるんですよね。何と言いましたか。企画財務部だっけ。  その辺ちょっと教えてもらいたいけれども、私が経験しても肝腎な税務部門の関係が出たり入ったりしているような感じがする。5年前は独立だったか。それが市民部に来て、その前はまた別。変遷を教えてくれますか。記憶にあるなら。 314: ◯輿石委員長 芦澤課税管理室長。 315: ◯芦澤課税管理室長 税務部門につきましては、昭和55年当時は市民部の中にありまして、その後、企画財政部という、やはり現在の企画部と一緒にありまして、その後を税務部としてかなりの期間やっておりましたが、平成28年度ですか、市民部のほうに統合したという経過があります。  以上です。 316: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 317: ◯山田(厚)委員 そうすると、1回、2回、3回、4回、5回目ぐらいになりますね。私が知っているだけでも3回ぐらい変わってきて、この時期に出たり入ったりして本当にいいのかみたいに思うんです。
     それと、なおかつ、今回、税務部門のほうですけれども、レイアウトとか場所の移動とかシステムだとか判こだとか封筒というのは、名刺も含めてどうなんですか。 318: ◯輿石委員長 芦澤課税管理室長。 319: ◯芦澤課税管理室長 基本的にレイアウトについては変わらないと考えております。  封筒につきましては、基本的にやはり異動が多いことも考慮する中で、部名までは入れずに、課名で対応しているところがあります。  実際には、職員にとっては部名が変わったとしても、基本的に甲府市の大宗をなす税務部門ということで、徴収確保、収納確保に努めているということで、業務内容及び職員の体制については変わらないものと考えております。  以上です。 320: ◯輿石委員長 山田(厚)委員。 321: ◯山田(厚)委員 そうは言われても、一応システムの名前を変えたり何かするでしょう。結局、余分な仕事が増えているんです。  私、そういうのを職員の皆さんとちゃんと話してやったのか。その辺が何かトップダウン型じゃないのかと危惧してならないんです。税務部門だけではなくて。  もうちょっと落ち着いて、このコロナ禍のこの時期にわざわざやる必要があるのかどうなのか。簡単に言うと、1年延ばしてもいいわけでしょう。  その辺のところは意見として終わらせてもらいます。  以上です。 322: ◯輿石委員長 以上で、市民部の所管事項について調査を終了いたします。  市民部の方々にはお引取り願います。  御苦労さまでした。  以上をもって所管事項の調査を終了いたします。  次に、閉会中継続審査となっております請願について審査を行います。  審査に入ります前に、議案に係る個人情報につきまして、各委員にお願いいたします。  個人の氏名等が記載されている案件を審査する際は「記載されている方」などの表現をし、個人の氏名等を発言しないよう留意することで、議会運営委員会において確認されておりますので、発言する際は御留意いただきますようお願いいたします。  請願第2-2号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定等を国に求める請願を議題といたします。  請願の内容につきましては、お手元に資料が配付してありますが、取扱いについて御意見をお伺いします。  山田(厚)委員。 323: ◯山田(厚)委員 これは戦後何十年もたっていることですし、当時の軍国主義がやった乱暴な在り方。治安維持法というものは、最初は小さくてもだんだん大きくなって、死刑まであった。  そういうことも含めて、これは諸外国がやっているように、謝罪と損害賠償というのは、今、やらなければいけないかと思います。  したがって、日本弁護士連合会もいっているわけですから、早急に採択をしていただきたいと思います。 324: ◯輿石委員長 そのほかございますか。  清水(仁)委員。 325: ◯清水(仁)委員 これは前回令和2年12月定例会総務委員会でも私が発言させてもらいましたけれども、私は個人的には、人権という問題には熱い思いがあって、いろいろな面で人権には取り組んでおりますけれども、この請願につきましては、まだまだ国等の動向を見ていかなければならない現状だと思いますから、さらなる調査・研究をするために継続審査というようなことでお願いしたいと思います。  以上です。 326: ◯輿石委員長 ほかに御意見ありますか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 327: ◯輿石委員長 それでは、これをもって意見交換を終結いたします。  ただいま継続審査を求める意見と採択を求める意見が出ております。  それでは、まず、継続審査においてお諮りいたします。  本件を閉会中の継続審査とすることに賛成委員の起立を求めます。                   (賛成者起立) 328: ◯輿石委員長 起立多数であります。  よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決しました。  以上で、当委員会に付託されました請願の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 329: ◯輿石委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。  傍聴人に申し上げます。  以上で、傍聴の申出がありました審査及び調査が終了いたしましたので、申出の傍聴人は退出をお願いいたします。御苦労さまでした。  次に、当委員会の閉会中の継続審査及び調査申出事項については、お手元に配付いたしました内容に、先ほど継続審査となりました請願を加えた内容でよろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 330: ◯輿石委員長 それでは、御了承いただきましたので、そのようにさせていただきます。  御協議を願う事項は以上でございます。  なお、委員の皆様には、散会後に、今年度の市民と議会の交流会においていただきました御意見等について御協議いただきたいと思いますので、しばらく自席にてお待ちください。  それでは、以上をもちまして、総務委員会を散会いたします。                午後 2時40分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...