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  1. 甲府市議会 2019-09-01
    令和元年9月定例会(第6号) 本文


    取得元: 甲府市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年9月定例会(第6号) 本文 2019-10-02 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 37 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯金丸三郎議長 選択 3 : ◯兵道顕司決算審査特別委員長 選択 4 : ◯金丸三郎議長 選択 5 : ◯清水英知議員 選択 6 : ◯金丸三郎議長 選択 7 : ◯坂本信康議員 選択 8 : ◯金丸三郎議長 選択 9 : ◯金丸三郎議長 選択 10 : ◯金丸三郎議長 選択 11 : ◯金丸三郎議長 選択 12 : ◯金丸三郎議長 選択 13 : ◯金丸三郎議長 選択 14 : ◯金丸三郎議長 選択 15 : ◯金丸三郎議長 選択 16 : ◯金丸三郎議長 選択 17 : ◯金丸三郎議長 選択 18 : ◯金丸三郎議長 選択 19 : ◯長沢達也議員 選択 20 : ◯金丸三郎議長 選択 21 : ◯金丸三郎議長 選択 22 : ◯清水英知議員 選択 23 : ◯金丸三郎議長 選択 24 : ◯荻原隆宏議員 選択 25 : ◯金丸三郎議長 選択 26 : ◯輿石 修議員 選択 27 : ◯金丸三郎議長 選択 28 : ◯兵道顕司議員 選択 29 : ◯金丸三郎議長 選択 30 : ◯藤原伸一郎議員 選択 31 : ◯金丸三郎議長 選択 32 : ◯金丸三郎議長 選択 33 : ◯金丸三郎議長 選択 34 : ◯金丸三郎議長 選択 35 : ◯金丸三郎議長 選択 36 : ◯金丸三郎議長 選択 37 : ◯金丸三郎議長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:           令和元年9月甲府市議会定例会議事日程(6)                          令和元年10月2日(水)午後1時 ─────  報 告 ───── 第 1 議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定について 第 2 議案第88号 平成30年度甲府市地方卸売市場事業会計決算の認定について 第 3 議案第89号 平成30年度甲府市病院事業会計決算の認定について 第 4 議案第90号 平成30年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認            定について 第 5 議案第91号 平成30年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定            について                          以上 決算審査特別委員長報告 ────────────────────────────────────── 第 6 甲議第 8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出に            ついて
    (出席議員) 木内 直子   川崎  靖   藤原伸一郎   堀 とめほ 山田 弘之   鮫田 光一   深沢 健吾   末木 咲子 清水 英知   神山 玄太   長沢 達也   中村 明彦 小沢 宏至   望月 大輔   寺田 義彦   天野  一 小澤  浩   長沼 達彦   坂本 信康   岡  政吉 山田  厚   植田 年美   兵道 顕司   山中 和男 輿石  修   清水  仁   金丸 三郎   鈴木  篤 原田 洋二   池谷 陸雄   荻原 隆宏                           31人 (欠席議員) 廣瀬 集一                            1人 説明のため議場に出席した者の職氏名 市長        樋口 雄一   副市長       工藤 眞幸 副市長       上村  昇   危機管理監     佐藤  敦 総務部長      窪田  淳   企画部長      塚原  工 市民部長      内藤 貴弘   税務統括監     萩原  優 福祉保健部長    深澤  篤   子ども未来部長   長坂 哲雄 環境部長      白倉 尚志   産業部長      志村 一彦 まちづくり部長   望月  伸   リニア交通政策監  根津  豊 病院長       青山 香喜   病院事務局長    上田 和正 教育長       小林  仁   教育部長      饗場 正人 選挙管理委員長   志村 文武   代表監査委員    輿石 十直 農業委員会会長   西名 武洋   上下水道局業務部長 青木 俊也 上下水道局工務部長 梅澤 賢一 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 議会事務局長    嶋田 忠司   議会事務総室長   深澤 健二 議事調査課長    雨宮 洋一   議事調査課長補佐  雨宮 友宏 議事調査課長補佐  橘田 善弘   議事調査課長補佐  内池  進 議事調査係長    名取裕美子   議事調査係主任   佐野 雄司 総務課長補佐    植松 泰人 2:                午後 1時00分 開 議 ◯金丸三郎議長 これより本日の会議を開きます。  報告事項を申し上げます。  長沢達也議員外7人から、甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出についてが提出されました。  各位のお手元に配付いたしてありますので、御了承願います。  次に、廣瀬集一議員は、一身上の都合により、本日欠席する旨の届け出がありました。  以上で報告を終わります。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第87号から日程第5 議案第91号までの5案を一括議題といたします。  5案に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。  決算審査特別委員長 兵道顕司議員。             (兵道顕司決算審査特別委員長 登壇) 3: ◯兵道顕司決算審査特別委員長 去る9月11日の本会議において、当委員会に付託されました、議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定について、議案第88号 平成30年度甲府市地方卸売市場事業会計決算の認定について、議案第89号 平成30年度甲府市病院事業会計決算の認定について、議案第90号 平成30年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議案第91号 平成30年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての5案について、9月20日から9月30日までの11日間にわたり慎重に審査を行いました。  以下、その経過と結果について御報告いたします。  委員会は冒頭、総括質問を行いました。  その主な内容は次のとおりです。  まず、平成30年度の行財政運営についてただしたのに対し、歳入では、個人市民税の増などにより増収となったものの、歳出では、社会保障関係費の増加などから厳しい財政運営であったが、中核市への移行に向けた準備を進めつつ、こうふ未来創り重点戦略プロジェクトに位置付けた施策・事業を推進する中で、とりわけ、「こども最優先のまち」を創るにおいては、甲府市子ども未来プランの策定や甲府市子ども応援センターの開設など、「子育て・子育ち」の支援に取り組み、「くらし潤うまち」を創るにおいては、甲府市産業ビジョンを策定し、産業分野全般の進むべき方向性を示す中、各般にわたる施策を展開するなど、「稼ぐ・稼げる」につながる産業の振興や交流と賑わいの創出に努めてきたところであり、今後も、健全な行財政運営に努める中で、新たに策定したこうふ未来創り重点戦略プロジェクトNEXTに掲げた7つの元気スタイルによる取組を推進していくとの答弁がありました。  これに対し、今後も各種施策を力強く推し進めるよう求める意見がありました。  次に、甲府市健康支援センターの開設に向けた準備と現状認識についてただしたのに対し、施設や設備などの環境づくりをはじめ、条例・マニュアル等の整備や各種専門職の確保など十分な準備を進め、特に独自性のある取組である「あなたの地区(まち)の出張保健室」や企業で働く皆様の生活習慣病の予防対策においては、保健師に加え、医師・薬剤師・獣医師などが一体となり更なる充実を図るとともに、ひきこもりの相談窓口の開設に向け精神保健福祉士等の新たな配置や支援体制の構築などを盛り込んだ基本方針の策定、更に、感染症や食中毒などの健康危機への対応等として、各種マニュアルの作成や研修など、予防や蔓延の防止に向け万全を期したところであり、開設後は、様々な職種の職員が専門的な視点から連携・協力する中、迅速かつ適切に業務を遂行しており、今後も、甲府市健康支援センターを拠点にする中で、「人」「地域」「まち」が一体となった健康づくりの実現に向け取り組んでいくとの答弁がありました。  次に、第六次甲府市総合計画の第3次実施計画を踏まえた平成30年度決算の総括についてただしたのに対し、市政運営に当たっては、第六次甲府市総合計画の4つの基本目標に基づき、甲府市子ども応援センターの開設や外国人英語指導講師の増員など、安心して子どもを生み育てられる環境や良好な教育環境の充実を図ること、また、甲府市産業支援サイトを活用するとともに、小江戸甲府の夏祭りの充実により賑わいの創出や交流人口の増加に努めるなど、「稼ぐ・稼げるまち」の実現に向けた諸施策を展開すること、更に、全自治会に対する地区防災計画等の作成支援や健康都市こうふ基本構想に基づく健康づくりの推進など、誰もが住み慣れた地域で健やかに安心して暮らすための諸施策を進めること、そして、ごみの減量化などの啓発活動や生活関連道路の整備など、清潔で快適な生活環境や機能的な都市基盤を整備することに努めてきたとの答弁がありました。  これに対し、今後も、市民福祉の向上に一層努めるよう求める意見がありました。  次に、平成30年度の歳入における予算額と決算額の比較についてただしたのに対し、歳入総額と予算額の差は、事業を翌年度へ繰り越したことによる国庫支出金等の減や、当初見込んだ歳出予算の未執行に伴う貸付金元金収入等の減によるものであったことから、事業の執行に要する歳入は確保できたところであり、また、地方交付税の予算額に対する減額は市税収入が増額となったことにより財源調整がされたものと認識しており、今後においても予算額と決算額に差が生じるものであることから、経済状況の推移等を見極めながら、国・県の予算編成の動向や、制度改正等の情報の把握と分析により、適正な予算編成に努めていくとの答弁がありました。  次に、市民生活及び地域経済の認識についてただしたのに対し、県内景気は緩やかに拡大しているとの基調判断がされる中、本市の納税義務者及び総所得金額の増加や有効求人倍率の高水準での推移などからも、市民生活は上向いたものと捉えており、本市においては、就業・起業の促進や地域産業の基盤強化に取り組むとともに、医療費助成や就学援助、保育料軽減などの経済的支援による負担軽減を図ることにより、市民生活全般にわたる下支えにつながっていると考えていることから、今後も、豊かで安定した市民生活の実現と地域経済の維持・発展に資する取組を進めていくとの答弁がありました。  これに対し、市民の声に一層耳を傾け、行政運営に当たるよう求める意見がありました。  最後に、財政の健全度についてただしたのに対し、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に規定された平成30年度の4指標については、将来負担比率と実質公債費比率のほか、標準財政規模に対する一般会計等の赤字の割合を示す実質赤字比率及び公営事業会計を含めた赤字の割合を示す連結実質赤字比率のいずれの指標においても早期健全化基準を下回り、健全財政を維持しているところであり、今後も、行財政改革を継続的に推進し、安定的な財政基盤の強化を図る中で、健全な財政運営に努めていくとの答弁がありました。  これに対し、住民福祉の向上のため、市民生活に寄り添った健全な財政運営を行うよう求める意見がありました。  以上が、総括質問の主な内容であります。  次に、議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定について、細部にわたり行いました審査の経過を順次御報告いたします。  まず、一般会計について申し上げます。  歳入については、市債の借り入れについてただしたのに対し、計画的な借り入れを行う中で、見積り合わせにより市中銀行から低利な借り入れが行えるよう努めたとの答弁がありました。  これに対し、今後も調査・研究を行い、一層低利な借り入れができるよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 中古車販売業者が商品として所有する軽自動車の課税免除について調査・研究していくこと。 1 市税等の納付に関する相談体制の強化を図り、一層丁寧な対応に努めること。  次に、一般会計歳出について款を追って申し上げます。  まず、議会費については、行政視察先の検討に当たって様々な情報提供を行うなど、一層のサポートに努めるよう求める意見がありました。  総務費については、ペーパーレス化推進への取組についてただしたのに対し、庁内において取り入れた電子会議を推進するため無線LAN等の環境整備を行うとともに、職員に対しては、資料をワンペーパーでまとめる作成能力の向上を目指した研修等を実施したとの答弁がありました。  これに対し、引き続き事務の効率化や経費の削減につながるペーパーレス化を一層推進していくよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 庁用自動車のリース更新時には、安全運転サポート車等の採用について検討すること。 1 交通安全対策については、路面標示を計画的に整備・補修していくこと。 1 バス利用お買物手形実証実験事業については、検証結果を踏まえ、制度導入について検討していくこと。 1 甲府駅利用者へのアンケート結果を踏まえ、JR東日本に対し早朝特急の新設等について要望していくこと。  民生費については、子ども支援推進事業の取組についてただしたのに対し、子ども支援の担い手となるボランティアの掘り起こしや育成を行うとともに、実際に活動しているボランティアとの交流を図り、また、個別案件の相談に応じアドバイスを行ったほか、モデル校を選定し制服や学用品等のリユースを実施したとの答弁がありました。  これに対し、未来を担う子どもたちが健やかに成長できるよう、更なる事業の推進を求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 子どもたちが安全に遊べるよう、定期的に点検を行う中でチビッコ広場の遊具の維持に努めること。 1 寡婦(夫)控除のみなし適用については、未婚のひとり親世帯への経済支援が図られるよう、更なる周知に努めること。 1 高齢者に対する相談体制の拡充について検討していくこと。  衛生費については、プラスチック製容器包装分別回収についてただしたのに対し、地域における排出状況の調査結果を踏まえ、更に排出量を増やすための啓発チラシを配布し、分別排出促進に努めたとの答弁がありました。  これに対し、プラスチック製容器包装分別回収を推進することで、可燃ごみの減量化を図るよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 ごみの不適正排出については、自治会等を通じて改めて地域住民に周知徹底すること。 1 市民の健康を支える職員体制を整えるとともに、地域と連携し効果的な事業展開を図ること。 1 がん検診の受診率向上に向けた取組を一層推進していくこと。  労働費については、地場産業紹介事業についてただしたのに対し、市内の高校生を対象に地場産業の魅力を伝え、将来の就職活動に役立てていただくことを目的に、平成30年度新たに実施したとの答弁がありました。  これに対し、参加者の増加に向け、一層の周知に努めるよう求める意見がありました。  農林水産業費については、指導普及事業についてただしたのに対し、新たな本市の特産品の創出に向け、出荷農家の協力を得る中で、青パパイヤの実証栽培試験を引き続き行ったとの答弁がありました。  これに対し、青パパイヤが全国的な特産品として認知されるよう取り組んでいくことを求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 限られた財源を効率的に活用し農業振興に努めること。 1 本市農業の将来に向け、引き続き農業体験婚活ツアーを実施していくこと。 1 松くい虫の被害は観光面にも影響を及ぼすため、被害の拡大防止に努めること。
     商工費については、創業支援等事業計画の推進についてただしたのに対し、市内における創業者を増やすため、創業者支援等事業者と連携する中、創業予定者に対する総合的な支援に向けた取組を推進し、取組実績は全体として創業支援数278件、創業者数123件であったとの答弁がありました。  これに対し、創業者に融資対策事業の効果的な活用を促すよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 創作の森おびなの更なる利用促進に努めること。 1 戦国BASARAを活用した本市のイベントを効果的にPRし、観光振興や地域活性化を図ること。 1 ジェトロ山梨との連携による、中小企業者向け海外進出セミナーの開催について、更なる周知を図ること。  土木費については、地籍調査事業についてただしたのに対し、事業の進捗は全国平均を若干下回ったものの、現行の計画に基づき着実に推進しているとの答弁がありました。  これに対し、計画通り事業を進めていくためにも、国に対し必要な予算措置を講ずるよう要望していくことを求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 防災意識を醸成する観点からも、建築物の耐震改修を働きかけていくこと。 1 遊亀公園附属動物園のリニューアルに向け、専門職の適正配置に努めること。 1 空き家の活用策について調査・研究していくこと。  消防費については、防災リーダーの指導育成についてただしたのに対し、防災リーダーへのフォローアップ研修会を開催し、自主防災組織における取組の発表や意見交換会などを行う中で、登録者相互の交流を深め、防災意識の向上を図ったとの答弁がありました。  これに対し、防災リーダーが自主防災組織の中心的存在として活躍するため、役割を明確にしていくよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 消防団員の確保を重要課題と捉え、引き続き募集活動に取り組んでいくこと。 1 女性消防団員の増員に向け、研修会等を継続実施していくこと。 1 防災情報を確実に入手できる手段として、戸別受信機の導入について検討すること。  教育費については、学校規模適正化の取組についてただしたのに対し、児童・生徒の適正配置に向け、児童数が多い山城地区及び玉諸地区の一部において、新たに小学校の通学調整区域を設定したとの答弁がありました。  これに対し、南部地域の中学校においても通学調整区域について検討するなど、全市的な学校規模適正化の推進を求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 緑が丘スポーツ公園については、市民の健康づくりや生涯スポーツなど多様な活動に対応できる施設整備に努めること。 1 地域ぐるみで子どもの安全を守るための情報共有手段として、学校安全ボランティアにマモルメールへの登録を促すこと。 1 各公民館における図書館システムのネットワーク化を検討すること。 1 教員の多忙化解消を図るため、学校給食費の公会計化を検討していくこと。  公債費については、財政構造の弾力性の保持についてただしたのに対し、義務的経費である公債費の伸びは、財政構造の弾力性に影響をもたらすことから、借入額と償還額のバランスに注意する中で借り入れを行うことが重要であると捉えているとの答弁がありました。  これに対し、将来に過度な負担を残さないためにも、引き続き財政の健全化に努めていくよう求める意見がありました。  諸支出金については、土地開発基金についてただしたのに対し、今後、公共事業等で先行的に土地を取得する場合などに活用していくとの答弁がありました。  災害復旧費及び予備費については、特に質疑はありませんでした。  次に、特別会計について申し上げます。  国民健康保険事業特別会計については、賦課限度額の引き上げにより高額所得世帯とは言えない世帯が負担増となったことから反対であるとの意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 第2期データヘルス計画における各種事業の推進のため、保健師の適正配置に努めること。 1 引き続きペナルティ制度廃止について、全国市長会等を通じ国に要望していくこと。  交通災害共済事業特別会計については、未加入者への一層の周知を図り、引き続き加入促進に努めるよう求める意見がありました。  住宅新築資金等貸付事業特別会計については、制度設計に問題があり、不明朗・不透明な会計であるため反対であるとの意見や、引き続き山梨県に対して利子の減免等を強く要望していくよう求める意見がありました。  介護保険事業特別会計については、保険料が引き上げられたことにより、高齢者の負担が増えたことから反対であるとの意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 介護予防・日常生活支援総合事業の実施に当たっては、安全を確保するためボランティアが行うサービス基準を検討すること。  農業集落排水事業特別会計については、排水施設使用料の滞納者への対応を引き続き丁寧に行うよう求める意見がありました。  後期高齢者医療事業特別会計については、保険料の納付相談についてただしたのに対し、徴収嘱託職員が滞納者宅を訪問し、分割納付の相談など、きめ細かに対応したとの答弁がありました。  浄化槽事業特別会計については、引き続き公共用水域における水質環境の保全及び水循環の健全化に努めるよう求める意見がありました。  古関・梯町簡易水道事業特別会計及び簡易水道等事業特別会計については、特に質疑はありませんでした。  次に、議案第88号 平成30年度甲府市地方卸売市場事業会計決算の認定について、御報告いたします。  地方卸売市場事業会計については、場外公有地貸付事業についてただしたのに対し、場外公有地貸付賃料は、老朽化した施設の機能維持や強化に有効活用したとの答弁がありました。  次に、議案第89号 平成30年度甲府市病院事業会計決算の認定について、御報告いたします。  病院事業会計については、一般会計からの繰入金についてただしたのに対し、予算編成時に財政担当と協議する中、病院事業における経営改善を含めた状況を勘案するとともに、一般会計の負担可能な範囲において繰り入れを行っているとの答弁がありました。  これに対し、財政担当と更に協議し、一般会計からの繰入金が基準に基づいた金額となるよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 引き続き病院職員が働きやすい職場環境となるよう整備していくこと。 1 経営改善を図る中で、安定経営に努めること。  次に、議案第90号 平成30年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、御報告いたします。  下水道事業会計については、効率的な有収率向上の取組についてただしたのに対し、雨天時浸入水対策ガイドラインを策定している国等の動向を注視するとともに、新たに塩化ビニール管布設エリアの浸入水防止対策について検討しているとの答弁がありました。  これに対し、費用対効果を意識する中で検討していくよう求める意見がありました。  このほか、主な要望・意見は次のとおりです。 1 道路の陥没を防ぐためにも、引き続き下水道管の老朽化対策を進めること。 1 引き続き委託業者と連携を強化し、災害時への対応に備えること。  次に、議案第91号 平成30年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、御報告いたします。  水道事業会計については、石綿セメント管への対応状況についてただしたのに対し、平成30年度は愛宕町地内における石綿セメント管の布設替工事を完了したとの答弁がありました。  これに対し、市内全域の早期完成に努めるよう求める意見がありました。  以上が、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号及び議案第91号の審査における質疑の大要であります。  この後、反対・賛成討論があり、採決の結果、議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定についてのうち、一般会計決算並びに国民健康保険事業、住宅新築資金等貸付事業及び介護保険事業の各特別会計決算については、多数をもって、交通災害共済事業、古関・梯町簡易水道事業、農業集落排水事業、簡易水道等事業、後期高齢者医療事業及び浄化槽事業の各特別会計決算については、全員異議なく当局提案のとおり認定するものと決しました。  次に、議案第88号 平成30年度甲府市地方卸売市場事業会計算の認定について及び議案第89号 平成30年度甲府市病院事業会計決算の認定については、全員異議なく当局提案のとおり認定するものと決しました。  次に、議案第90号 平成30年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について及び議案第91号 平成30年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定については、全員異議なく当局提案のとおり可決及び認定するものと決しました。  最後に、市長から、近年、少子高齢化と人口減少が進んでおり、今後もその傾向が続くとともに、社会保障関係費等の支出は増加が見込まれている状況ではあるが、市民に最も身近な基礎自治体である本市の役割は、効率的な行財政運営により、引き続き行政サービスの質の維持に努める中で、住民ニーズを的確に捉え、地域の特性を活かしながら、自主性及び自立性を高めていくことが、今まで以上に必要となってきており、今後においても、第六次甲府市総合計画はもとより、こうふ未来創り重点戦略プロジェクトNEXTに位置付けた施策を着実に推進し、都市像の実現に向け邁進していきたいとのあいさつがありました。  以上が委員会審査の経過と結果でありますが、本市においては、今後とも厳しい財政運営が続くと見込まれる中、様々な観点から施策・事業の検証を行うとともに、自主財源の安定的な確保と効果的な財源配分に努め、中核市にふさわしい事業を展開していく必要があります。  当局におかれましては、限られた財源の効率的な執行に留意しつつ、最上位計画である第六次甲府市総合計画の施策を着実に推進し、市民福祉の一層の増進に努められるよう要望して報告を終わります。 4: ◯金丸三郎議長 以上で報告は終わりました。  ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  日程第1 議案第87号から日程第5 議案第91号までの5案について、討論の通告がありますので順次発言を許します。  最初に、清水英知議員。                 (清水英知議員 登壇) 5: ◯清水英知議員 議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定についてのうち、一般会計、国民健康保険事業特別会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計及び介護保険事業特別会計の4決算に反対します。  山梨中央銀行が年2回実施している調査レポート県内勤労者の消費・貯蓄動向によると、暮らし向きは1年前と比べて「悪くなった」という方の割合が「よくなった」という方の割合を上回り続け「悪くなった」という方の割合はふえ続けています。  「悪くなった」という回答は、昨年5月下旬から6月上旬に実施された調査では12.7%、昨年10月下旬から11月上旬は14.0%、さらに、ことしの5月下旬から6月上旬には17.3%へとふえました。家計上の悩みは収入の伸び悩みが最も多く、以下、税金等負担増、物価上昇の順です。  地方経済を見ると、日本銀行甲府支店による、山梨県内の企業短期経済観測調査の業況判断DIは、昨年3月の19から、ことし3月の10、さらに6月の4へと悪化し続けています。  国においては、年金支給額の削減や社会保障の改悪、負担増が続いていますが、平成30年度においても、入院時の食事代の引き上げ、高額療養費制度での70歳以上の方の自己負担限度額引き上げ、現役並みの収入がある65歳以上の方を対象とした介護使用料自己負担割合の引き上げ、生活保護の削減などが実施された中、住民に一番身近な甲府市においては、より一層の市民生活応援、中小企業に対する経営支援、仕事おこしなどの施策が求められました。  しかし、65歳以上の方たちの介護保険の保険料基準額は、3年ごとの見直しによって10%引き上げられ「もう削るところがない。」「暮らしていけない。」という悲鳴が上がりました。所得の低い高齢者の方たちに喜ばれていた通所サービス利用者食費負担額助成事業や、老人医療費助成制度は廃止されたままでした。  特別養護老人ホームについて、本市は、2017年4月現在の入所待機者1,070人を、2018年度からの3年間で入所待機は解消されるという見通しを示していました。しかし、2018年度の1年間では、待機者数は反対に、21人ふえたということは重大な問題です。  国民健康保険料も、低所得者向けの減免制度は改善されましたが、賦課限度額の引き上げによって、高額所得とは言えない層の保険料が値上げされ、全体として負担増となりました。  また、実質的な単年度赤字を解消するための一般会計からの繰り入れが行われず、本年度の国民健康保険料引き上げにつながったことも問題です。  決算審査を通じ、高齢者福祉や社会保障の位置づけが年々下がるとともに、本市の公的責任が後退していることを痛感しました。  現行の第六次甲府市総合計画において、高齢者福祉の充実、障がい者福祉の充実、社会保障の充実などは、目指す都市像を実現するための4つの基本目標を達成するための8つの施策の柱のもとにある、37施策のうちの1つに位置づけられています。  これは、住民の福祉の増進を図ることを基本とするとした地方自治法はもとより、2015年度までを期間とする第五次甲府市総合計画において、都市像のもとの5つの基本計画の1つに福祉・健康への支援を書かれていたことと比べても、低い位置づけです。  さらに、現行の第六次甲府市総合計画では、(1)協働の推進、(2)広域的な連携の推進、(3)持続可能な行財政運営、(4)シティプロモーションの推進によって、基本構想を推進するとされ、本市の地方自治体としての公的責任が明記をされておりません。  なお、現行の第六次甲府市総合計画において、次代を担う子どもたちを育むことは施策の柱とされ、高齢者福祉などよりは高く位置づけられていますが、すこやか子育て医療費助成の対象年齢は中学校3年生までとされたままであり、高校3年生までの無料化が広がった県内他市町村と比べても、おくれがさらに際立ちました。学校給食の無償化、就学援助の認定基準の拡大、就学援助費の拡大なども実施されていません。  産業を振興することも施策の柱とされていますが、地域の工務店の仕事おこしや地域経済の活性化に効果を上げてきた住宅リフォーム助成制度が完全に廃止されたことも重大な問題です。  また、本市職員に占める非正規職員の割合は34.99%と依然として高いままでした。官製ワーキングプアは民間賃金への引き下げ圧力となり、地域の消費購買力を低下させるものです。甲府市が率先して、雇用を守る姿勢を示すことが求められます。任期の定めのない常勤職員を中心とした公務運営の原則にのっとり、本格的・恒常的業務を担う非正規職員を正規化するとともに、正規職員の雇用安定・待遇改善を図るべきです。  また、学校給食の調理業務の民間委託はさらに進みました。  財政面では、市債現在高がふえ続け、将来負担比率も悪化が続くなど、厳しい結果となりました。  地方交付税の算定において、3年目となったトップランナー方式によって、導入前との比較で約1億2,000万円、地方交付税が削減され本市財政運営の困難が深まりました。  また、総務省は地方交付税等のあり方について、今年度以降、地方にとって厳しい議論が行われるとしています。  国に財源保障を求めていくことは当然ですが、本市として、今後、小中学校老朽化リニューアル事業を初めとする必要な事業が控える中、リニア駅周辺整備事業や甲府城南側エリアの整備など、身の丈に合わない大規模な不要不急の大型開発が進めば、さらに深刻な事態に陥り、市民負担増やサービスの後退など、市民にしわ寄せが来る危険があることに留意をしなければなりません。  2018年度においては、リニア中央新幹線の用地取得事務の支援として、本市職員が地元説明会にも出席するなどしました。2017年度からは山梨県リニア用地事務所へ2名の本市職員が派遣され、用地取得業務に従事をしています。国家的プロジェクトとはいえ、民間企業による事業に本市職員が派遣されることに、まず納得できません。また、リニア中央新幹線関連事業に前のめりの姿勢を見せることについては、将来の本市財政などを考えても、疑問があります。  住宅新築資金等貸付事業特別会計は、ゼロ償還者128件、91名、償還率37.3%と、不透明・不公正な会計であり、一般会計からの繰り出しとともに認めるわけにはいきません。  よって、一般会計、国民健康保険事業特別会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計及び介護保険事業特別会計の4会計決算に反対をいたします。 6: ◯金丸三郎議長 次に、坂本信康議員。                 (坂本信康議員 登壇)
    7: ◯坂本信康議員 議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定について、議案第88号 平成30年度甲府市地方卸売市場事業会計決算の認定について、議案第89号 平成30年度甲府市病院事業会計決算の認定について、議案第90号 平成30年度甲府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について及び議案第91号 平成30年度甲府市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての5案について、賛成討論を行います。  平成30年度の我が国の経済は、企業収益が過去最高を記録する中、企業の設備投資の増加、さらには雇用・所得環境の改善により個人消費の持ち直しが続くなど、日本経済は着実に好転しており、政府は、持続的な成長経路の実現に向けて潜在成長率を引き上げるため、一人一人の人材の質を高める人づくり革命と、成長戦略の核となる生産性革命を最優先に取り組んできたところであります。  また、地方においては、訪日外国人旅行者数の増加による消費の押し上げや、有効求人倍率が全ての都道府県で1倍を超える状態が続くなど、地方の景気は、緩やかながらも回復しております。  こうした中、本市におきましては、個人市民税の増などにより市税収入が増収となったものの、社会保障関係費の増加などを受け厳しい財政運営でありましたが、限られた財源の適正な配分かつ効率的な予算執行を前提とされながら、第六次甲府市総合計画はもとより、こうふ未来創り重点戦略プロジェクトに位置づけた施策・事業を積極的に推進するとともに、とりわけ中核市への移行に向けた環境整備や、こうふ開府500年に向けた記念事業の展開によるにぎわいの創出と住民の機運の醸成、さらには健康都市こうふ基本構想に基づく健康づくりを推進するなど、多岐にわたる行政需要に的確に対応する中で、市民福祉のさらなる向上に努めてこられました。  以上のことから、一般会計、各特別会計及び各企業会計の執行に関し、諸事業・諸施策はいずれも議決予算の目的に従って、適正かつ効率的に執行されているものと高く評価し、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号及び議案第91号に対する賛成討論とします。 8: ◯金丸三郎議長 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 9: ◯金丸三郎議長 これをもって討論を終結いたします。  これより、日程第1 議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算の認定についてのうち、一般会計及び住宅新築資金等貸付事業特別会計について、押しボタン式投票により採決いたします。  2会計決算に対する委員長の報告は認定であります。  2会計決算は当局原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対の議員は反対ボタンをお押し願います。                (採決システムによる採決) 10: ◯金丸三郎議長 押し忘れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 11: ◯金丸三郎議長 押し忘れなしと認め、投票を終了いたします。                  (採決結果を表示) 12: ◯金丸三郎議長 投票の結果を御報告いたします。  投票者数30人、賛成27人、反対3人。  よって、2会計決算は提案のとおり認定いたしました。  次に、議案第87号のうち、国民健康保険事業及び介護保険事業の各特別会計について、押しボタン式投票により採決いたします。  2会計決算に対する委員長の報告は認定であります。  2会計決算は、当局原案のとおり認定することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対の議員は反対ボタンをお押し願います。                (採決システムによる採決) 13: ◯金丸三郎議長 押し忘れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 14: ◯金丸三郎議長 押し忘れなしと認め、投票を終了いたします。                  (採決結果を表示) 15: ◯金丸三郎議長 投票の結果を御報告いたします。  投票者数30人、賛成26人、反対4人。  よって、2会計決算は提案のとおり認定いたしました。  次に、議案第87号のうち、交通災害共済事業、古関・梯町簡易水道事業、農業集落排水事業、簡易水道等事業、後期高齢者医療事業及び浄化槽事業の各特別会計について、採決いたします。  6会計決算に対する委員長の報告は認定であります。  6会計決算は当局原案のとおり認定することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 16: ◯金丸三郎議長 御異議なしと認めます。  よって、6会計決算は提案のとおり認定するものとし、議案第87号 平成30年度甲府市各会計別決算は提案のとおり認定いたしました。  次に、日程第2 議案第88号及び日程第3 議案第89号の2案を一括採決いたします。  2案に対する委員長の報告は認定であります。  2案は当局原案のとおり認定することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 17: ◯金丸三郎議長 御異議なしと認めます。  よって、2案は提案のとおり認定いたしました。  次に、日程第4 議案第90号及び日程第5 議案第91号の2案を一括採決いたします。  2案に対する委員長の報告は可決及び認定であります。  2案は当局原案のとおり可決及び認定することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 18: ◯金丸三郎議長 御異議なしと認めます。  よって、2案は提案のとおり可決及び認定いたしました。  次に、日程第6 甲議第8号を議題といたします。  長沢達也議員から提案理由の説明を求めます。  長沢達也議員。                 (長沢達也議員 登壇) 19: ◯長沢達也議員 案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。  新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書(案)  高速道路及び地域高規格道路は、地域の産業発展に資するとともに、大規模災害時における広域支援ルートとして、命を守る社会資本の要である。  地域高規格道路である新山梨環状道路は、全長約43kmの環状道路計画であり、既に南部・西部区間の約19kmは供用開始されている。  また、東部区間約7kmについては、山梨県が事業主体となり整備を行っており、残りの北部区間約17kmについては、平成8年に国が調査区間に指定して以降、環境等に与える影響等に配慮しつつ事業化を図り、現在約7km区間(広瀬~桜井間、牛句~宇津谷間)の整備を行っている状況である。  この新山梨環状道路を全線整備することにより、道路ネットワークを構築することができ、国道20号の慢性的な渋滞の緩和や地域間の交流・連携を深めることが可能となり、活力ある地域づくりや安全で安心なまちづくりにつながる。また、既に供用開始している区間の沿線では、県全体の人口が減少する中で増加傾向にあるなど一定の効果が現れている。  さらに、令和9年に開業が予定されているリニア中央新幹線や中央自動車道とシームレスに接続することにより、甲府市をはじめ県内の観光拠点が東京から1時間圏域になることから、経済効果をより広い地域に波及させることができる。  以上のことから、リニア中央新幹線開業までに骨格となる交通網を構築し、豊かな郷土を築く礎をなすためにも、新山梨環状道路「北部区間」の早期整備が必要である。  ついては、道路整備の必要性を十分認識し、継続的・安定的な整備が図られるよう、次の事項について強く要望する。 1 リニア中央新幹線の開業を見据え、北部区間のうち既事業化区間を一層整備促進し、未事業化区間を含めた全線の早期整備を図ること。 2 令和2年度予算編成において、道路整備の推進を図るための所要額を確保すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和元年10月2日                                   甲 府 市 議 会  提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣であります。  なお、字句の修正等については議長に委任いたします。 20: ◯金丸三郎議長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 21: ◯金丸三郎議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  日程第6 甲議第8号について、討論の通告がありますので順次発言を許します。  最初に、清水英知議員。                 (清水英知議員 登壇) 22: ◯清水英知議員 甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出についてに反対する討論を行います。  新山梨環状道路北部区間については、周辺住民の皆さんからは歴史的な景観や自然環境が壊されることを心配する声が上がっています。また、本市桜井町から甲斐市宇津谷間の大半がトンネルであることなどから、多額の事業費が見込まれ、工事が長期化することも危惧されます。  山梨県などは、新山梨環状道路の推進理由として、甲府都市圏における交通の円滑化及び周辺市町村間の連絡強化を挙げています。  しかし、交通の円滑化については、計画当時と交通需要は変わりつつあります。今後、自動車を運転する人が減り、交通量は減ることが見込まれます。  また、山の手通りなど甲府駅北口周辺から西側における自動車の流れは、やまなみ通りなどによってスムーズになりました。横沢通りが開通すれば、さらに渋滞は緩和されるでしょう。国道20号についても、新山梨環状道路東部区間などが開通すれば改善されると考えます。  日本共産党甲府市議団は、新山梨環状道路北部区間の整備に反対です。  本市議会においては、新山梨環状道路北部区間の早期整備を求めることは合理的ではありません。  よって、本意見書提出に反対をいたします。 23: ◯金丸三郎議長 次に、荻原隆宏議員。                 (荻原隆宏議員 登壇) 24: ◯荻原隆宏議員 甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出について、賛成討論を行います。  甲府圏域の道路は、甲府笛吹線、甲府精進湖線、甲府韮崎線などを初めとして、本市を中心とした放射線状の傾向が強いネットワーク形態をとっています。こうしたネットワーク形態のため、圏域を走る多くの自動車が市内の幹線道路に集中し、各所に慢性的な渋滞が発生しており、市民・県民を初め、道路の利用者が多大な不便を来しているところであります。  かつて渋滞の解消を目的に、東西に延びる国道20号が整備されましたが、今や国道20号が最も渋滞を引き起こす路線の1つとなっており、その4割の車が甲府圏域に用事のない通過交通であると言われています。実際、甲府市内における国道20号は東京都心よりも交通の集中が激しく、1車線当たりの断面交通量調査では、中小河原付近の交通量は新宿区四谷2丁目の幹線道路の2倍近い数字になっています。  こうしたことから、山梨県民の年間渋滞損失時間は、東京都民に比べて1.5倍に上っており、これらの交通渋滞に起因する経済的な損失は、本市の観光分野を初めとする地域産業に多大な影響を及ぼしているものと考えられます。  こうした中で、新山梨環状道路の整備促進によって通過交通を分散・誘導することで、甲府圏域の渋滞を大幅に緩和し、地域間の交通の円滑化、所要時間の短縮を図ることが何よりも求められております。  また、現下の甲府圏域においては、令和9年開業予定のリニア中央新幹線や、山梨・静岡間の開通が間近に迫っている中部横断自動車道など、地域経済や住民生活に豊かさをもたらす大きなプロジェクトが次々と進行しています。この最大のチャンスを本市発展に向けて最大限生かすためには、ヒトとモノの流れを支える交通ネットワークの充実が必要不可欠であり、新山梨環状道路の整備はこうした期待に大きく応えるものであると確信いたしております。  既に供用が開始されている新山梨環状道路の南部区間及び西部区間のほか、東部区間については平成25年度から事業が開始され、一部区間においては山梨県が工事を進めているところであります。今後においては、北部区間の整備が進み、一刻も早い全線の開通、文字どおり環状道路としての機能が100%発揮されることが待ち望まれるところであります。  さらに、新山梨環状道路の整備は、申し上げてきたような利便性向上や地域経済の底上げに資するだけではなく、渋滞に起因する交通事故を減少させるとともに、二酸化炭素の削減、あるいは大気汚染物質の排出量削減も期待できるなど、市民の暮らしと健康を守ることにもつながるものであります。
     こうしたことから、新山梨環状道路の整備は、甲府市民のみならず県民全体の利益にかなうことであり、地域産業の発展や安全・安心な住民生活の確保に資する今般の意見書の提出は、私ども甲府市議会議員が市民の皆様からの負託に応える当然の責務であると考えるものであります。  今後、新山梨環状道路北部区間が早期に整備されることで、本市産業がますます発展するとともに、良好な住環境が保全されますことを切望いたしまして、賛成討論といたします。 25: ◯金丸三郎議長 次に、輿石 修議員。                 (輿石 修議員 登壇) 26: ◯輿石 修議員 甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出について、賛成の立場から討論を行います。  新山梨環状道路は、平成6年に策定された山梨幸住県計画に位置づけられた道路構想であり、同年12月に地域高規格道路の計画道路に指定されたものであり、このうち南部・西部区間は平成21年3月に全線供用され、地域の交通渋滞の緩和につながっています。  一方、甲府韮崎線、通称山の手通りは甲府市北部を東西に走る主要路線であり、国道20号線と同様に慢性的な渋滞が発生しており、緊急車両の走行の妨げになるなど、人命にかかわる事態がいつ起きても不思議ではないゆゆしき状況となっております。  人の命は、多量出血後約30分、また、呼吸の停止後は約10分、心臓の停止に至っては停止後約3分で50%の方がお亡くなりになると言われており、新山梨環状道路の北部区間の整備によって、幹線道路の慢性的な交通渋滞が緩和され、第三次救急医療機関である山梨県立中央病院などへの交通アクセスが短縮できるなど、甲府都市圏及び周辺地域における緊急医療の環境が強化されることで、これまで以上に市民・県民の大切な命を守ることができるようになるのであります。  かつて、平成14年には本市議会として、新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書を、国及び関係機関に提出していますが、それから17年がたとうとしています。その間、時代は目まぐるしく変化しているものの、いつの時代も我々が求めるものは市民・県民の安全・安心な暮らしであります。  そのためにも、新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書を提出していくことは、地域住民の安全・安心な暮らしを実現する観点から、私たち甲府市議会議員から国の関係機関に力強く要請していく必要があると考えます。  以上のことから、甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書の提出に賛同するものであります。 27: ◯金丸三郎議長 次に、兵道顕司議員。                 (兵道顕司議員 登壇) 28: ◯兵道顕司議員 甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出に全面的に賛成いたします。  首都圏から近接する地理的なアドバンテージを有する本県は、かつて中央自動車道全面開通や国道20号バイパスの完成などをきっかけに企業立地が相次ぎ、また、多くの観光客が観光バスや自家用車で来県するなど、経済の活性化はもとより、文化興隆などにも大きなインパクトを与える道路整備がもたらしたメリットははかり知れません。  その後の経済のグローバル化やモータリゼーションの進化は、より一層道路網の整備を要求し、東西軸である中央自動車道のほかに、南北軸である中部横断自動車道の整備が図られているところです。  これにより、今後さらに物流や観光面で飛躍的に本県の発展が期待されるところであり、来年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会は、この傾向に一層拍車をかけるものと思われます。  ヒトやモノが大量に本県に押し寄せることは、本県で生活する者にとって歓迎すべきことである一方で、慢性的な道路渋滞が一層悪化するのではないかという懸念があります。  また、大規模災害時には道路網の寸断により陸の孤島化する危険性をはらんでいることは、5年前の記録的豪雪の経験から明らかです。防災上の見地からも道路ネットワークの有為性は論をまたないところです。  車に頼らざるを得ない本市市民のライフスタイルからは、道路網は市民生活の生命線といっても過言ではありません。  新山梨環状道路は、こうした課題を一気に解決するものとして多くの県民が熱望するところであり、特に幹線道路が中心市街地から放射状に広がっている本市を含む都市圏域では、通過交通が中心市街地に流入し、交通が集中することによる慢性的な渋滞に悩み、交通の分散を実現する新山梨環状道路の一日も早い整備は、本市市民にとっての悲願ともいうべきものです。  こうした中、新山梨環状道路北部区間は、いまだに事業化されていない区間があるなど、我々の思いとは裏腹に遅々として進まない状況にあります。  一部には、環境への影響、今後の人口減少に伴う道路利用量の減少などから反対する声も聞かれます。  しかしながら、近年のイノベーションの飛躍的進歩や、税制に後押しされたいわゆるエコカーの普及、また、渋滞によるCO2排出量のほうが高速走行時のCO2排出量を上回る科学的知見の存在、トンネル区間を多く設けることによる自然環境に最大限配慮した計画内容となっていることなどから見て、環境への負荷については心配ないと思われます。  また、人口減少にもかかわらず、本市の地域資源の魅力を求めて今後ますます増加することが予想されるインバウンド等を鑑みれば、道路利用量が急激に減少するとは考えにくいこと、さらには、新山梨環状道路の整備により救急医療施設への30分到達圏域の拡大が実現し、より多くの命を救える可能性が増大するなど、そのメリットははかり知れないものがあります。  持続可能な本市の未来、またSDGsの理念から見て、新山梨環状道路北部区間の1日も早い整備は、本市の公益に大きく資することが明々白々であります。  こうしたことをぜひ深くお考えいただき、ぜひとも議員全員の皆様の御賛同を心から御期待し、声を大にして本意見書の提出に賛成するものであります。  以上です。 29: ◯金丸三郎議長 次に、藤原伸一郎議員。                (藤原伸一郎議員 登壇) 30: ◯藤原伸一郎議員 甲議第8号 新山梨環状道路「北部区間」の早期整備に関する意見書提出について賛成の討論をいたします。  高規格な道路ネットワークは、流通や観光等における経済環境を向上させ、8年後のリニア中央新幹線の開業に本市が目指す公共交通結節点としての役割を、全市的に波及させる意味でも重要な整備となります。地域間交流を活発化させるなど、個性豊かな活力に満ちた地域社会を実現させていくためには、地方を支える重要な社会基盤であります。  また、救急患者の搬送時間の短縮等により広域救急医療を支えるほか、震災などの災害時には救助・復旧活動のための緊急搬送路として使用されるなど、命の道としての役割を果たしていきます。  しかしながら、全国的に見ても高規格道路の建設は8割程度にとどまり、連続したネットワーク形成がされていないため、効果が最大限に発揮されていない現状があり、その早期整備に向けた施設の充実・強化、そして、高規格道路を補完する地域高規格道路の急速な整備が求められています。  例えば、新山梨環状道路については、リニア駅としっかりとつなぐことによって環境の充実、そして、これからのリニア中央新幹線開業時に期待される効果を十二分に発揮する効果が期待をされます。  また、平成8年には新山梨環状道路と同じ規模で、栃木県宇都宮市に宇都宮環状道路が建設されました。圏域には同様に約30万の人々が暮らしています。そうした中、地域に隣接する清原工業団地、北のほうに行けば日本海、宇都宮インターチェンジに行くためには15分間の短縮となり、また、東京に行くための鹿沼インターチェンジには11分間の短縮になるなど、大きな経済効果も見込まれています。あわせて、通過交通に関しても17%の削減ができたという経済効果が出ております。  さらに、隣接する東京方面においても、首都圏3環状道路の建設によって大きな渋滞緩和への期待が持てるところでございます。  そうした中、新山梨環状道路北部区間は中部横断自動車道を利用していくなど、大変効率的な運用が図られていく道路に間違いございません。  ことし、本市が中核市となり、今後、甲府圏域の中心都市となるためには、新山梨環状道路北部区間は早期に運用を行っていかなければならないと考えます。  社会資本整備は、さまざまなツールを用いて、国へ働きかけをしていくことになります。今、私たちは、過去の先輩たちが整備をしてくださった社会資本を利用することで、便利に安価な生活をすることができています。国へ働きかけることは、将来世代への責任の1つだと考えます。  今後もさらなる甲府市の発展のため、意見書の提出に賛成する立場で討論をさせていただきました。  よろしくお願いいたします。 31: ◯金丸三郎議長 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 32: ◯金丸三郎議長 これをもって討論を終結いたします。  これより日程第6 甲議第8号を、押しボタン式投票により採決いたします。  本案は、提案のとおり可決することに賛成の議員は賛成ボタンを、反対の議員は反対ボタンをお押し願います。                (採決システムによる採決) 33: ◯金丸三郎議長 押し忘れはありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 34: ◯金丸三郎議長 押し忘れなしと認め、投票を終了いたします。                  (採決結果を表示) 35: ◯金丸三郎議長 投票の結果を御報告いたします。  投票者数30人、賛成26人、反対4人。  よって、本案は提案のとおり可決いたしました。  ただいま可決いたしました甲議第8号の意見書は、条項、字句、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 36: ◯金丸三郎議長 御異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  次に、総務、民生文教、経済建設及び環境水道の各常任委員長から、目下、委員会において審査中の事件及び所管事項の調査について、会議規則第87条の規定により、別紙申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。  お諮りいたします。  各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37: ◯金丸三郎議長 御異議なしと認めます。  よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決しました。  以上をもって、本定例会に提案されました議案及び請願等の審議を全部終了いたしましたので、会議を閉じ、9月甲府市議会定例会を閉会いたします。                午後 2時11分 閉 会                         甲府市議会議長  金 丸 三 郎                           〃 副議長  植 田 年 美                         会議録署名議員  原 田 洋 二                           〃  〃   山 中 和 男                           〃  〃   廣 瀬 集 一 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...