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平成30年経済建設委員会 本文 開催日: 2018-03-08
平成30年環境水道委員会 本文 開催日: 2018-03-08

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  1. 甲府市議会 2018-03-08
    平成30年経済建設委員会 本文 開催日: 2018-03-08


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    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成30年経済建設委員会 本文 2018-03-08 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 330 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯植田委員長 選択 3 : ◯内藤建設総室長 選択 4 : ◯植田委員長 選択 5 : ◯植田委員長 選択 6 : ◯植田委員長 選択 7 : ◯内藤建設総室長 選択 8 : ◯植田委員長 選択 9 : ◯向山委員 選択 10 : ◯植田委員長 選択 11 : ◯坂本住宅課長 選択 12 : ◯植田委員長 選択 13 : ◯向山委員 選択 14 : ◯植田委員長 選択 15 : ◯坂本住宅課長 選択 16 : ◯植田委員長 選択 17 : ◯向山委員 選択 18 : ◯植田委員長 選択 19 : ◯植田委員長 選択 20 : ◯植田委員長 選択 21 : ◯内藤建設総室長 選択 22 : ◯植田委員長 選択 23 : ◯向山委員 選択 24 : ◯植田委員長 選択 25 : ◯坂本住宅課長 選択 26 : ◯植田委員長 選択 27 : ◯向山委員 選択 28 : ◯植田委員長 選択 29 : ◯植田委員長 選択 30 : ◯植田委員長 選択 31 : ◯樋口産業総室長 選択 32 : ◯植田委員長 選択 33 : ◯植田委員長 選択 34 : ◯内藤建設総室長 選択 35 : ◯植田委員長 選択 36 : ◯植田委員長 選択 37 : ◯植田委員長 選択 38 : ◯植田委員長 選択 39 : ◯植田委員長 選択 40 : ◯石原都市計画課長 選択 41 : ◯植田委員長 選択 42 : ◯向山委員 選択 43 : ◯植田委員長 選択 44 : ◯石原都市計画課長 選択 45 : ◯植田委員長 選択 46 : ◯向山委員 選択 47 : ◯植田委員長 選択 48 : ◯石原都市計画課長 選択 49 : ◯植田委員長 選択 50 : ◯向山委員 選択 51 : ◯植田委員長 選択 52 : ◯根津まち開発室長 選択 53 : ◯植田委員長 選択 54 : ◯向山委員 選択 55 : ◯植田委員長 選択 56 : ◯石原都市計画課長 選択 57 : ◯植田委員長 選択 58 : ◯向山委員 選択 59 : ◯植田委員長 選択 60 : ◯小澤(浩)委員 選択 61 : ◯植田委員長 選択 62 : ◯石原都市計画課長 選択 63 : ◯植田委員長 選択 64 : ◯小澤(浩)委員 選択 65 : ◯植田委員長 選択 66 : ◯石原都市計画課長 選択 67 : ◯植田委員長 選択 68 : ◯小澤(浩)委員 選択 69 : ◯植田委員長 選択 70 : ◯金丸委員 選択 71 : ◯植田委員長 選択 72 : ◯石原都市計画課長 選択 73 : ◯植田委員長 選択 74 : ◯金丸委員 選択 75 : ◯植田委員長 選択 76 : ◯植田委員長 選択 77 : ◯向山委員 選択 78 : ◯植田委員長 選択 79 : ◯石原都市計画課長 選択 80 : ◯植田委員長 選択 81 : ◯向山委員 選択 82 : ◯植田委員長 選択 83 : ◯石原都市計画課長 選択 84 : ◯植田委員長 選択 85 : ◯向山委員 選択 86 : ◯植田委員長 選択 87 : ◯石原都市計画課長 選択 88 : ◯植田委員長 選択 89 : ◯向山委員 選択 90 : ◯植田委員長 選択 91 : ◯石原都市計画課長 選択 92 : ◯植田委員長 選択 93 : ◯向山委員 選択 94 : ◯植田委員長 選択 95 : ◯石原都市計画課長 選択 96 : ◯植田委員長 選択 97 : ◯向山委員 選択 98 : ◯植田委員長 選択 99 : ◯石原都市計画課長 選択 100 : ◯植田委員長 選択 101 : ◯向山委員 選択 102 : ◯植田委員長 選択 103 : ◯根津まち開発室長 選択 104 : ◯植田委員長 選択 105 : ◯向山委員 選択 106 : ◯植田委員長 選択 107 : ◯堀川公園緑地課長 選択 108 : ◯植田委員長 選択 109 : ◯向山委員 選択 110 : ◯植田委員長 選択 111 : ◯堀川公園緑地課長 選択 112 : ◯植田委員長 選択 113 : ◯向山委員 選択 114 : ◯植田委員長 選択 115 : ◯堀川公園緑地課長 選択 116 : ◯植田委員長 選択 117 : ◯向山委員 選択 118 : ◯植田委員長 選択 119 : ◯堀川公園緑地課長 選択 120 : ◯植田委員長 選択 121 : ◯向山委員 選択 122 : ◯植田委員長 選択 123 : ◯佐野委員 選択 124 : ◯植田委員長 選択 125 : ◯坂本住宅課長 選択 126 : ◯植田委員長 選択 127 : ◯佐野委員 選択 128 : ◯植田委員長 選択 129 : ◯坂本住宅課長 選択 130 : ◯植田委員長 選択 131 : ◯佐野委員 選択 132 : ◯植田委員長 選択 133 : ◯坂本住宅課長 選択 134 : ◯植田委員長 選択 135 : ◯佐野委員 選択 136 : ◯植田委員長 選択 137 : ◯坂本住宅課長 選択 138 : ◯植田委員長 選択 139 : ◯佐野委員 選択 140 : ◯植田委員長 選択 141 : ◯坂本住宅課長 選択 142 : ◯植田委員長 選択 143 : ◯佐野委員 選択 144 : ◯植田委員長 選択 145 : ◯小澤(浩)委員 選択 146 : ◯植田委員長 選択 147 : ◯石原都市計画課長 選択 148 : ◯植田委員長 選択 149 : ◯小澤(浩)委員 選択 150 : ◯植田委員長 選択 151 : ◯石原都市計画課長 選択 152 : ◯植田委員長 選択 153 : ◯小澤(浩)委員 選択 154 : ◯植田委員長 選択 155 : ◯石原都市計画課長 選択 156 : ◯植田委員長 選択 157 : ◯小澤(浩)委員 選択 158 : ◯植田委員長 選択 159 : ◯清水(英)委員 選択 160 : ◯植田委員長 選択 161 : ◯佐野建築指導課長 選択 162 : ◯植田委員長 選択 163 : ◯清水(英)委員 選択 164 : ◯植田委員長 選択 165 : ◯佐野建築指導課長 選択 166 : ◯植田委員長 選択 167 : ◯清水(英)委員 選択 168 : ◯植田委員長 選択 169 : ◯佐野建築指導課長 選択 170 : ◯植田委員長 選択 171 : ◯清水(英)委員 選択 172 : ◯植田委員長 選択 173 : ◯佐野建築指導課長 選択 174 : ◯植田委員長 選択 175 : ◯清水(英)委員 選択 176 : ◯植田委員長 選択 177 : ◯佐野建築指導課長 選択 178 : ◯植田委員長 選択 179 : ◯清水(英)委員 選択 180 : ◯植田委員長 選択 181 : ◯藤原委員 選択 182 : ◯植田委員長 選択 183 : ◯坂本住宅課長 選択 184 : ◯植田委員長 選択 185 : ◯藤原委員 選択 186 : ◯植田委員長 選択 187 : ◯坂本住宅課長 選択 188 : ◯植田委員長 選択 189 : ◯藤原委員 選択 190 : ◯植田委員長 選択 191 : ◯石原都市計画課長 選択 192 : ◯植田委員長 選択 193 : ◯藤原委員 選択 194 : ◯植田委員長 選択 195 : ◯植田委員長 選択 196 : ◯植田委員長 選択 197 : ◯芦澤経営管理課長 選択 198 : ◯植田委員長 選択 199 : ◯坂本委員 選択 200 : ◯植田委員長 選択 201 : ◯上田市場経営室長 選択 202 : ◯植田委員長 選択 203 : ◯坂本委員 選択 204 : ◯植田委員長 選択 205 : ◯上田市場経営室長 選択 206 : ◯植田委員長 選択 207 : ◯坂本委員 選択 208 : ◯植田委員長 選択 209 : ◯上田市場経営室長 選択 210 : ◯植田委員長 選択 211 : ◯坂本委員 選択 212 : ◯植田委員長 選択 213 : ◯上田市場経営室長 選択 214 : ◯植田委員長 選択 215 : ◯坂本委員 選択 216 : ◯植田委員長 選択 217 : ◯向山委員 選択 218 : ◯植田委員長 選択 219 : ◯芦澤経営管理課長 選択 220 : ◯植田委員長 選択 221 : ◯向山委員 選択 222 : ◯植田委員長 選択 223 : ◯上田市場経営室長 選択 224 : ◯植田委員長 選択 225 : ◯向山委員 選択 226 : ◯植田委員長 選択 227 : ◯芦澤経営管理課長 選択 228 : ◯植田委員長 選択 229 : ◯向山委員 選択 230 : ◯植田委員長 選択 231 : ◯植田委員長 選択 232 : ◯小澤(浩)委員 選択 233 : ◯植田委員長 選択 234 : ◯櫻林観光商工室長 選択 235 : ◯植田委員長 選択 236 : ◯小澤(浩)委員 選択 237 : ◯植田委員長 選択 238 : ◯櫻林観光商工室長 選択 239 : ◯植田委員長 選択 240 : ◯小澤(浩)委員 選択 241 : ◯植田委員長 選択 242 : ◯櫻林観光商工室長 選択 243 : ◯植田委員長 選択 244 : ◯小澤(浩)委員 選択 245 : ◯植田委員長 選択 246 : ◯櫻林観光商工室長 選択 247 : ◯植田委員長 選択 248 : ◯小澤(浩)委員 選択 249 : ◯植田委員長 選択 250 : ◯櫻林観光商工室長 選択 251 : ◯植田委員長 選択 252 : ◯小澤(浩)委員 選択 253 : ◯植田委員長 選択 254 : ◯櫻林観光商工室長 選択 255 : ◯植田委員長 選択 256 : ◯小澤(浩)委員 選択 257 : ◯植田委員長 選択 258 : ◯向山委員 選択 259 : ◯植田委員長 選択 260 : ◯里吉観光課長 選択 261 : ◯植田委員長 選択 262 : ◯向山委員 選択 263 : ◯植田委員長 選択 264 : ◯里吉観光課長 選択 265 : ◯向山委員 選択 266 : ◯里吉観光課長 選択 267 : ◯植田委員長 選択 268 : ◯向山委員 選択 269 : ◯植田委員長 選択 270 : ◯里吉観光課長 選択 271 : ◯植田委員長 選択 272 : ◯向山委員 選択 273 : ◯植田委員長 選択 274 : ◯櫻林観光商工室長 選択 275 : ◯植田委員長 選択 276 : ◯向山委員 選択 277 : ◯植田委員長 選択 278 : ◯櫻林観光商工室長 選択 279 : ◯植田委員長 選択 280 : ◯向山委員 選択 281 : ◯植田委員長 選択 282 : ◯櫻林観光商工室長 選択 283 : ◯植田委員長 選択 284 : ◯向山委員 選択 285 : ◯植田委員長 選択 286 : ◯櫻林観光商工室長 選択 287 : ◯植田委員長 選択 288 : ◯向山委員 選択 289 : ◯植田委員長 選択 290 : ◯櫻林観光商工室長 選択 291 : ◯植田委員長 選択 292 : ◯向山委員 選択 293 : ◯植田委員長 選択 294 : ◯櫻林観光商工室長 選択 295 : ◯植田委員長 選択 296 : ◯向山委員 選択 297 : ◯植田委員長 選択 298 : ◯里吉観光課長 選択 299 : ◯植田委員長 選択 300 : ◯向山委員 選択 301 : ◯植田委員長 選択 302 : ◯樋口産業総室長 選択 303 : ◯植田委員長 選択 304 : ◯向山委員 選択 305 : ◯植田委員長 選択 306 : ◯藤原委員 選択 307 : ◯植田委員長 選択 308 : ◯伊藤雇用創生課長 選択 309 : ◯植田委員長 選択 310 : ◯藤原委員 選択 311 : ◯植田委員長 選択 312 : ◯伊藤雇用創生課長 選択 313 : ◯植田委員長 選択 314 : ◯藤原委員 選択 315 : ◯植田委員長 選択 316 : ◯伊藤雇用創生課長 選択 317 : ◯植田委員長 選択 318 : ◯藤原委員 選択 319 : ◯植田委員長 選択 320 : ◯金丸委員 選択 321 : ◯植田委員長 選択 322 : ◯櫻林観光商工室長 選択 323 : ◯植田委員長 選択 324 : ◯金丸委員 選択 325 : ◯植田委員長 選択 326 : ◯櫻林観光商工室長 選択 327 : ◯植田委員長 選択 328 : ◯金丸委員 選択 329 : ◯植田委員長 選択 330 : ◯植田委員長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         平成30年3月定例会 経済建設委員会記録 1 日  時   平成30年3月8日(木)午前9時59分 2 場  所   本庁舎10階  委員会室1 3 出席委員   委員長 植田 年美君   副委員長 藤原伸一郎君              坂本 信康君        金丸 三郎君              小澤  浩君        向山 憲稔君              佐野 弘仁君        清水 英知君 4 欠席委員   なし 5 当局出席者  産業部長      小林 和生君          建設部長      秋山 益貴君                    ほか関係室長及び課長 6 事務局    議事調査課長補佐  橘田 善弘君 7 議  題
      第 1 議案第16号 専決処分について              (工事請負契約の変更契約の締結について)   第 2 議案第42号 債権の放棄について   第 3 議案第44号 訴えの提起について   第 4 議案第17号 平成29年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中              当委員会所管分              第1表 歳入歳出予算補正中               歳入 第13款2項6目、第14款2項7目、                  第19款5項5目中産業部分、                  第20款1項6目・7目               歳出 第6款、第8款              第2表 繰越明許費補正(追加)中                  地籍調査事業、                  都市基本計画推進事業                  繰越明許費補正(変更)中                  農業施設等管理事業、                  市道新設改良事業、                  甲府駅周辺土地区画整理事業              第3表 地方債補正(変更)                  農業施設整備事業、                  道路整備事業、                  道路新設改良事業、                  河川整備事業、                  土地区画整理事業、                  公営住宅整備事業 2:                午前 9時59分 開 議 ◯植田委員長 ただいまから経済建設委員会を開きます。  報告事項を申し上げます。本日の当委員会の審査の議案、請願のほか、所管事項の調査について傍聴したいとの申し出がありましたので、許可いたしました。御了承をお願いいたします。  以上で報告を終わります。  3月6日の本会議におきまして、当委員会に付託されました案件は、お手元に配付いたしました議題のとおりであります。その順序に従って、審査を行います。  これより審査に入りますが、この際委員及び当局の皆様に申し上げます。  発言する際は、挙手の上「委員長」と呼び、指名されてから起立の上発言されるようお願いいたします。  また、議会運営委員会において、議案に係る個人情報について、個人の氏名等が記載されている議案を審査する際は「記載されている方」などの表現をし、個人の氏名等は出さないよう留意することで確認されておりますので、発言する際は御留意いただきますようお願いいたします。  それでは、これより審査を行います。  最初に、議案第16号 専決処分について(工事請負契約の変更契約の締結について)を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  内藤建設総室長。 3: ◯内藤建設総室長 それでは、改めましておはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、議案第16号 専決処分について御説明をさせていただきます。  議案集の3ページをお願いいたします。  この議案は、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、工事請負契約の変更契約の締結についてを専決処分いたしましたので、これを議会に報告し、承認を求めるものであります。  4ページ、5ページをお願いいたします。  専決処分の理由といたしましては、この変更契約を締結するに当たり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決が必要とされておりますが、変更契約の締結に急を要し、市議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、専決処分したものであります。  変更契約の内容につきましては、都市計画道路築造工事(H29・甲府駅南通り線)において、工事車両の進入路の変更による契約金額の増額と、建物移転がおくれたことにより工期の延長を行うこととしたものであります。  以上で都市計画道路築造工事(H29・甲府駅南通り線)に係る変更契約の専決処分について説明を終わらせていただきます。  よろしく御審査のほどお願いいたします。 4: ◯植田委員長 それでは、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 5: ◯植田委員長 質疑がないようですので、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり承認することに御異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 6: ◯植田委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり承認することに決しました。  次に、議案第42号 債権の放棄についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  内藤建設総室長。 7: ◯内藤建設総室長 それでは、議案第42号 債権の放棄について御説明いたします。  議案集の167ページをお願いいたします。  市営住宅使用料につきましては、平成25年度に甲府市市営住宅使用料不納欠損処分基準を策定し、債権の合理的かつ適切な管理を行うことといたしました。  本議案は、策定した当該基準に基づき、市営住宅を退去後5年または判決確定後10年を経過し、本人及び連帯保証人が死亡または所在不明であり、また、本人が破産法の規定に基づく免責許可決定を受けたことから回収が見込めない6件、401万6,180円の市営住宅使用料について、地方自治法第96条第1項第10号の規定により議会の議決を得て債権を放棄するものであります。  続きまして、債権の放棄の相手方につきまして御説明いたします。  1件目の相手方につきましては、判決確定後10年以上経過し、本人及び連帯保証人が死亡しており、債権を回収できる見込みがないため、80万5,100円の債権を放棄するものであります。  2件目の相手方につきましては、判決確定後10年以上経過し、本人及び連帯保証人が死亡しており、債権を回収できる見込みがないため、126万4,350円の債権を放棄するものであります。  3件目の相手方につきましては、退去後5年以上経過し、本人が所在不明、また、連帯保証人は死亡しており、債権を回収できる見込みがないため、1万6,000円の債権を放棄するものであります。  4件目の相手方につきましては、退去後5年以上経過し、本人及び連帯保証人が死亡しており、債権を回収できる見込みがないため、230円の債権を放棄するものであります。  5件目の相手方につきましては、本人が破産法に基づく免責許可決定を受けており、債権を回収できる見込みがないため、131万1,100円の債権を放棄するものであります。  6件目の相手方につきましては、本人が破産法に基づく免責許可決定を受けており、債権を回収できる見込みがないため、61万9,400円の債権を放棄するものであります。  以上で説明を終わります。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 8: ◯植田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  向山委員。 9: ◯向山委員 去年も同様の案件で1,000万円ぐらいのものがあったと思うんですけれども、この6名の方の滞納の期間、どのような滞納の期間が経過しているかということをお伺いしたいと思います。 10: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 11: ◯坂本住宅課長 この6件につきまして御説明をさせていただきます。  まず、1件目につきましては、滞納月数は74カ月で、滞納期間は平成8年3月から平成18年6月となっております。  次の2件目でございますが、滞納月数が165カ月、滞納期間が平成5年6月から平成20年7月までとなっております。  次の3件目でございますが、滞納月数は2カ月、滞納期間は平成14年9月、10月となっております。  次、4件目ですが、滞納月数は1カ月、滞納期間が平成21年3月分となっております。  次の5件目でございますが、滞納月数が58カ月、滞納期間は平成12年9月から平成18年1月までとなっております。  最後の6件目ですが、滞納月数が26カ月で、滞納期間が平成15年12月から平成20年1月となっております。  以上です。 12: ◯植田委員長 向山委員。 13: ◯向山委員 承知をいたしました。15年近い方から1カ月という方がいるんですけれども、いつもどおりというか、甲府市市営住宅使用料滞納整理方針に沿って、滞納者に対しては分納または入れていただくようにお願いをしていると思うんですけれども、1つ気になるのは、この230円の1カ月の方に対して、どういうアプローチをしてこの230円を払っていただけなかったというところなんでしょうか。 14: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 15: ◯坂本住宅課長 この230円の1カ月分ということなんですけれども、これについてはもう何年もたっていまして、ちょっと住宅課でもデータを探したんですけれども、具体的にこれがどういう内容のものだったのかということがわからなかったんですけれども、一般的に考えるには、結局未納の場合には3カ月分お預かりしているお金があるんで、そのお金を未納の分に充当して、残ったものというような場合があります。それであるのかというようなことなんですけれども、ちょっとやはり古いもので、具体的なその当時のやり方など、申しわけございません、確認できませんでした。 16: ◯植田委員長 向山委員。 17: ◯向山委員 職員の皆さんもかわっていますし、また、時間も経過しているので、なかなか確認できない部分もあるかと思いますけれども、それぞれ経過をして、こうやって最終的には債権の放棄という形になるものに対して、現状でも担当課の方皆さん一生懸命努力されて回収されているとは思うんですけれども、多くの債権放棄になるべくならないように、チェック体制というか、来年度またどの方が対象になるかということもわかることもあると思いますし、また、その先も見据えながら、確認をして進めていただきたいと思います。  以上です。 18: ◯植田委員長 ほかに質疑ありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 19: ◯植田委員長 それでは、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 20: ◯植田委員長 御異議なしと認めます。
     よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第44号 訴えの提起についてを議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  内藤建設総室長。 21: ◯内藤建設総室長 それでは、議案第44号 訴えの提起について御説明をいたします。  議案集の171ページをお願いいたします。  今回の訴えの提起は、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを請求するため、和解を含む訴訟を2件提起するものであります。  1件目の訴えの提起の相手方につきましては、団地から無断で転居し、居所がつかめず、昨年度は住宅使用料の納付が全くありませんでした。居所が判明した今年度も、昨年の9月以降納付がなく、その後訪問等を行い再三にわたり催告等を行ってまいりましたが、本人からの連絡は一切なく、納付に応じておりません。  以上のことから、甲府市市営住宅使用料滞納整理方針第7条に基づく法的措置対象者であります、家賃の滞納月数6カ月以上、または、滞納家賃15万円超過に該当する訴訟対象者といたしました。  続きまして、2件目の訴えの提起の相手方につきましては、本人に対する給与差し押さえ等により、住宅使用料の納付が滞るようになり、納付約束を頻繁にほごにしたため、滞納額が大きくなってしまいました。現在滞納解消に向けた納付計画も立てられない状況にあります。  以上のことから、甲府市市営住宅使用料滞納整理方針第7条に基づく法的措置対象者であります、家賃の滞納月数6カ月以上、または、滞納家賃15万円超過に該当する訴訟対象者といたしました。  訴えの提起及び和解に関する取り扱いにつきましては、滞納家賃等の分割納付等により完納する旨の申し出があり、その履行が見込まれるときにあっては和解するものとし、また、一審判決の結果、必要があるときは上訴するものといたします。  なお、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃等の支払いを求める訴訟を提起し、または、滞納家賃等の完納が見込まれるときにあって和解するについては、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を必要とするものであります。  以上で説明を終わります。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 22: ◯植田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  向山委員。 23: ◯向山委員 滞納額を確認させていただきたいと思います。 24: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 25: ◯坂本住宅課長 1件目の方につきましては、3月はまだ納期が到来しておりませんから、2月末現在ということで、39カ月で金額が67万9,900円、これは督促手数料を含んだ金額になっております。そして、2件目につきましては、43カ月で112万9,900円、こちらも督促手数料を含んだ金額となっております。 26: ◯植田委員長 向山委員。 27: ◯向山委員 承知しました。 28: ◯植田委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 29: ◯植田委員長 ないようですので、以上をもって質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は、当局原案のとおり可決することに御異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 30: ◯植田委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  それでは、次に、議案第17号 平成29年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中、当委員会所管分を議題といたします。  当局から提案理由の説明を求めます。  初めに産業部所管分の説明を求めます。  樋口産業総室長。 31: ◯樋口産業総室長 それでは、議案目録(その1)、議案第17号 平成29年度甲府市一般会計補正予算(第8号)中、産業部に係る補正予算につきまして御説明申し上げます。  まず、歳出について御説明申し上げます。  議案集30ページ、31ページをお開きください。  6款1項5目農地費、農業施設等管理事業費における19節負担金補助及び交付金につきましては、甲府市と甲斐市の一部、旧敷島町に農業用水を供給するため池であります後沢ため池の耐震改修整備を山梨県が実施することに伴う土地改良施設耐震対策事業負担金であります。この工事につきましては、平成30年度に施工する予定でありましたが、国の土地改良施設耐震対策事業の増額補正に伴い、山梨県の工事予算が平成29年度中に確保できたことから、本市は山梨県に対し事業費に係る負担金を支出する必要がありますので、総事業費8,000万円のうちの甲府市分であります794万2,000円を増額補正するものであります。  次に、これに対します歳入について御説明申し上げます。  議案集の24ページ、25ページをお開きください。  上段の19款5項5目雑入、3節雑入、産業部分につきましては、先ほど歳出で説明いたしました土地改良施設耐震対策事業負担金のうち、上下水道局負担分であります530万2,000円を増額補正するものであります。  20款1項6目農林水産業債1節農業債につきましては、先ほどの負担金のうちの産業部分に充てるため、市債を260万円増額補正するものであります。  戻りまして、議案集12ページ、13ページをお開きください。  第3表地方債補正変更の農業施設整備事業につきましては、ただいま御説明申し上げました起債の増額に伴い、限度額を変更するものであります。  次に、繰越明許費補正の変更について御説明申し上げます。  6款1項農業費、農業施設等管理事業につきましては、3件ございまして、まず、1つ目は、先ほど歳出で御説明いたしました山梨県が実施する後沢ため池の整備事業が平成30年度に繰り越されるため、負担金の全額であります794万2,000円を繰り越し、2つ目は、今申し上げました後沢ため池の整備事業につきまして、今年度は設計業務を山梨県が実施しているところでありますが、測量調査に伴い、ため池の水を抜く必要があり、関係水利組合との調整に不測の日数を要したことにより事業の完了が見込めないことから、山梨県が委託料を繰り越すこととなり、工事の繰越分に係る負担金を繰り越す必要が生じたため、130万2,000円を繰り越し、3つ目は、今年度山梨県が実施しております帯那棚田の里地区県営農地環境整備事業につきまして、鳥獣害防止柵設置予定箇所が新たに砂防指定地となったため、協議資料作成及び許可に不測の日数を要したことにより事業完了が見込めないことから、山梨県が工事費を繰り越すこととなり、これに伴い工事の繰越分に係る負担金を繰り越す必要が生じたため、615万円を繰り越し、これら3件の合計額1,539万4,000円を加え、繰越明許費の変更を行うものでございます。  以上で説明を終わります。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 32: ◯植田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 33: ◯植田委員長 ないようですので、以上をもちまして産業部所管分の質疑を終結いたします。  引き続きまして、建設部所管分の説明を求めます。  内藤建設総室長。 34: ◯内藤建設総室長 それでは、議案第17号 平成29年度甲府市一般会計補正予算(第8号)のうちの建設部にかかわります補正予算の内容につきまして御説明を申し上げます。  議案集の20ページ、21ページをお願いいたします。  最初に、歳入予算につきまして御説明を申し上げます。  13款2項6目土木費国庫補助金のうち、1節道路橋りょう費補助金につきましては、道路整備事業費に係る和戸町竜王線整備事業費の補償補填及び賠償金等、社会資本整備総合交付金の額の確定に伴い、国の補助金を7,700万円減額するものであります。  また、道路新設改良事業費につきましては、国庫補助金の追加交付に伴い、春日本通り線ほか整備事業費にかかわります国庫補助金1,732万5,000円を増額補正するものであります。  2節都市計画費補助金につきましては、国庫補助金の追加交付に伴い、甲府駅周辺土地区画整理事業費にかかわります国庫補助金1億67万6,000円を増額補正するものであります。  3節住宅費補助金につきましては、公営住宅管理費及び公営住宅建設事業費にかかわります社会資本整備総合交付金の額の確定に伴い、国の補助金を合わせて1億966万7,000円減額するものであります。  続きまして、22ページ、23ページをお開きください。  最上段、14款2項7目土木費県補助金のうち、3節都市計画費補助金につきましては、甲府駅周辺土地区画整理事業費に係ります県補助金6,035万9,000円を増額補正するものであります。  4節地籍調査費補助金につきましては、地籍調査事業にかかわります県補助金2,874万4,000円を増額補正するものであります。  続きまして、24ページ、25ページをお願いいたします。  2段目、20款1項7目土木債のうち、1節道路橋りょう債につきましては、道路整備事業債に係る和戸町竜王線整備事業費の補償補填及び賠償金等事業費の額の確定に伴い、市債を3,720万円減額補正するものであります。  道路新設改良事業債につきましては、市道新設改良事業にかかわります関係者との協議の長期化により、市道貢川千塚境線の工事請負費等の減額と、春日本通り線ほか整備事業費にかかわります国庫補助金の追加交付に伴い、市債を合計560万円減額するものであります。  2節河川債につきましては、河川整備事業債にかかわる旧五割川河川改修方法の見直し等による委託料等の減額に伴い、市債を110万円減額補正するものであります。  3節都市計画債につきましては、土地区画整理事業債に係る甲府駅周辺土地区画整理事業費の国庫補助金等の追加交付に伴い、市債を2,760万円増額するものであります。  4節住宅債につきましては、公営住宅整備事業債に係る住宅管理費及び公営住宅整備事業費に係る社会資本整備総合交付金の額の確定に伴い、市債を7,850万円増額するものであります。  続きまして、30ページ、31ページをお願いいたします。  歳出予算につきまして御説明を申し上げます。  8款1項1目道路橋りょう総務費のうち、地籍調査事業費につきましては、地籍調査事業にかかわります県補助金の増額に伴い、報償費44万7,000円、需要費9万4,000円、委託料3,742万1,000円、使用料及び賃借料36万4,000円を増額し、合計3,832万6,000円を増額補正するものであります。  5目道路新設改良費のうち、市道新設改良事業費につきましては、関係者との協議の長期化に伴い、委託料84万6,000円、工事請負費2,295万7,000円、公有財産購入費167万9,000円、補償補填及び賠償金190万8,000円をそれぞれ減額し、合計2,739万円を減額補正するものであります。  32ページ、33ページをお願いいたします。  8款2項1目河川水路費のうち、一般河川改修事業費につきましては、旧五割川河川改修方法の見直し等に伴い、役務費8万7,000円、委託料3,850万円、公有財産購入費60万円、補償補填及び賠償金180万円をそれぞれ減額し、合計4,098万7,000円を減額補正するものであります。  8款3項3目土地区画整理費のうち、甲府駅周辺土地区画整理事業費につきましては、国庫補助金等の追加交付に伴い、委託料7,394万8,000円、工事請負費1億2,000万円をそれぞれ増額し、合計1億9,394万8,000円を増額補正するものであります。  4目街路事業費のうち、和戸町竜王線整備事業費につきましては、社会資本整備総合交付金に伴う国庫補助金の確定に伴い、委託料2,331万9,000円、工事請負費1億1,000万円、公有財産購入費832万2,000円をそれぞれ減額し、合計1億4,164万1,000円を減額補正するものであります。  8款4項1目住宅管理費につきましては、大里北団地ほか外壁等改修工事などの工事費の減額に伴い、工事請負費を3,649万3,000円減額するものであります。  2目住宅建設費につきましては、北新団地建てかえにかかわる公営住宅整備事業費にかかわります国庫補助金の額の確定に伴い、財源更正を行うものであります。  続きまして、12ページ、13ページにお戻りをお願いいたします。  第2表、繰越明許費補正(追加)につきましては、8款1項道路橋りょう費にかかわる地籍調査事業及び8款3項都市計画費にかかわる都市基本計画推進事業の繰越明許費の設定をそれぞれ追加するものであります。  次に、変更の表に入りまして、8款1項道路橋りょう費にかかわる市道新設改良事業及び8款3項都市計画費にかかわる甲府駅周辺土地区画整理事業の繰越明許費の設定額を増額変更するものであります。  第3表、地方債補正(変更)につきましては、表の4段目から道路整備事業、道路新設改良事業、河川整備事業、土地区画整理事業、公営住宅整備事業にかかわります起債の限度額をそれぞれ減額及び増額変更するものであります。  以上で説明を終わらせていただきます。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 35: ◯植田委員長 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 36: ◯植田委員長 質疑がありませんので、以上をもちまして質疑を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案は当局原案のとおり可決することに御異議はありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 37: ◯植田委員長 御異議なしと認めます。  よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。  以上で、当委員会に付託されました議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) 38: ◯植田委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  それでは、次に、所管事項の調査に入ります。  冒頭、建設部より、都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】について、また、産業部より、甲府市地方卸売市場経営戦略の策定について報告をしたい旨の申し出がありますので、御了承を願います。  本日の所管事項の調査は、建設部、産業部、農業委員会の順で行います。  先にお伺いをいたします。質問のある委員は挙手をお願いいたします。  なお、挙手のない委員は質問できませんので、御留意ください。                   (要望を聴取) 39: ◯植田委員長 それでは、最初に建設部の所管事項の調査に入る前に、建設部より都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】について報告をしたい旨の申し出がありますので、これを許します。  石原都市計画課長。 40: ◯石原都市計画課長 それでは、都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】について御説明をさせていただきます。  道路は、多様な機能を有するとともに、都市における安全かつ快適な交通を確保し、市民生活のあらゆる面で広く利用される基本的な施設であります。新規整備と同様に、維持管理も大変重要であります。維持管理につきましては、長寿命化や新技術を取り入れながら、効率的、効果的に進めてまいります。  そして、新たな道路の整備につきましては、さまざまな観点から検証を行い、必要な道路については整備を進めていかなければならないことから、今回都市計画道路整備プログラムの見直しを行い、整備を推進するものであります。  資料をお手元にお配りさせていただいております。資料1につきましては、都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】、資料2が都市計画道路整備プログラムの見直し方針として作成をさせていただいております。こちらの資料を使いまして説明をさせていただきます。  初めに、資料1、都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】をごらんください。  左側下段が都市計画道路の整備順位見直し後の順になっております。この後、資料2で説明をさせていただきますが、各路線における評価結果及び現在公表している道路整備プログラムの順位を踏まえまして定めております。  1位が城東三丁目敷島線(伊勢工区)、2位が住吉四丁目善光寺線(善光寺工区)、同じく2位としまして、高畑町昇仙峡線(富竹西・池田工区)、同じく2位の城東三丁目敷島線(国母工区)であります。そして、3位を中小河原築地新居線(後屋大里工区)、もう1路線、宝二丁目北新線(宝工区)としております。  なお、同率順位の路線の整備につきましては、基本的には評価結果を基本としまして、そのほかにも整備の効果及び効率、こういったところを考慮して実施をしてまいります。  次に、資料2をごらんください。  都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】を策定するに当たりましての都市計画道路整備プログラムの見直し方針につきまして御説明をさせていただきます。  まず、見直しの背景であります。冒頭でも触れさせていただきましたが、都市計画道路は多様な機能を有し、地域経済を支える重要な役割を担うとともに、市民生活において必要不可欠な都市施設であります。  したがいまして、本市では平成17年1月に都市計画道路整備プログラムを策定し、整備方針を示すことにより、事業の透明性を確保し、効果的・効率的な整備の推進及び安全で快適な市街地形成を目指すことを目的に都市計画道路の整備を進めてきたところでありますが、その整備率は約56%にとどまり、その利便性が最大限に享受されているとは言えない状況にあります。  一方で、近年人口減少、少子高齢化の進展に伴いまして、本市を取り巻く環境が大きく変化してきたことから、高度経済成長期に決定されました都市計画道路につきましては、時代背景に適した適正な整備を推進することが必要でありますことから、その必要性や妥当性について適切に検証するために、平成25年3月に見直し案を策定し、一部の路線の廃止及び幅員縮小の方針を決定したところであります。  こうした背景を受けまして、今回新たな視点を加える中で、今後整備する都市計画道路について、時代に即した適切な整備の推進及び市民の安全安心を守り、地域経済のさらなる発展に資する都市計画道路の早期整備を目指し、都市計画道路整備プログラムを改定することとしました。  資料左側下に、これまでの取り組みと今後の取り組みをフローで示しております。今後は時代背景に適した適正な整備の必要性から、適宜見直しを図る必要があるものと考えております。  続きまして、資料右側をごらんください。  見直し対象路線の選定における方針としましては、平成16年度に策定した都市計画道路整備プログラムで、これまでに完成した路線及び現在整備中の路線を除いた5路線6工区、そして、本市の重要施策であります子ども最優先の方針に基づきまして、通学路に指定されている都市計画道路で、整備優先順位路線との連続性を考慮し、高畑町昇仙峡線(富竹西・池田工区)を対象路線に加え、5路線7工区としました。  そして、下段になりますが、整備優先順位の評価項目は、前回までの道路整備プログラムの評価項目Aをもとに、現在、将来の重要施策の方向性との整合など、新たな評価項目Bを追加し、各路線・区間の評価を行いました。  次に、その評価項目による評価結果につきまして、資料2裏面をごらんください。  こちらは、整備優先路線における評価を各項目別に点数化した結果をお示ししております。追加設定しました評価項目につきましては、評価項目B、太枠で囲んだ部分であります。(9)緊急輸送路の指定または連絡、そして、(10)通学路の指定または連絡、(11)将来都市構造における拠点間への関与となります。  評価の点数につきましては、まず、評価要因として(1)から(11)の項目を挙げまして、(1)からのポイントを設定しました。さらに、各要因を構成する細要因というものを定めまして、そちらにつきましても(1)から(3)のポイントの間で重み度を設定しています。そして、要因と細要因のポイントをかけ合わせた数値を評価点といたしました。  これにより、総合評価を表記のとおりと定め、これに現行の整備プログラムの優先順位を踏まえて、道路整備プログラム順位といたしました。  これまでは一定路線ごとに事業化整備を進めてまいりましたが、今後はこのプログラムに即しまして、より早期に整備を実現するために、複数路線の同時事業化を検討する中で、積極的な整備を進めてまいります。  なお、都市計画道路の整備につきましては、甲府市議会議員の皆様を初め、市民の皆様の御協力が不可欠でありますことから、今後より丁寧な説明を通じまして、御理解をいただく中で進めてまいりたいと考えております。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 41: ◯植田委員長 以上で報告は終わりました。  それでは、この件について質問のある方は発言をお願いいたします。この件です、まずは、今の御説明いただいた件についての質問を受けたいと思いますが。  向山委員。 42: ◯向山委員 平成27年4月から3年近く経過をした中で今回の決定ということで、きょうこうして数字も見させていただいて、こうして数字上での決定ということを、またしっかり住民の皆さんに示していただいて、こういった経緯でこの順位が決まったというところをぜひわかりやすく説明をしていただいて、御理解いただけるように、また努力をしていただければなと思います。  その上で、ちょっとお伺いをしたいんですけれども、新しい時代に即してこの順位を変更していくということであれば、どうしてもリニア中央新幹線周辺のまちづくりの拠点等の整備が進む中で、この都市計画道路をどう位置づけていくかということも大きなポイントになると思いますが、そこら辺の評価点、評価結果の反映された部分というのがあるのかないのか、そこをまずお伺いしたいと思います。 43: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 44: ◯石原都市計画課長 リニア中央新幹線の開業効果を見据えた評価項目という形で御質問をいただきました。その評価項目につきましては、まず(1)にございます交通機能の幹線性、そして、(2)にございます都市構造上の機能として、この下にあります都市軸を形成する道路という項目を設けてあります。これらに該当する道路と、都市機関軸となる平和通りや広域交通軸となる新山梨環状道路が交通ネットワークを形成することによりまして、平成39年に開業を予定しているリニア駅を含む広域交流拠点に大きく作用するものと考えております。甲府圏域を含む山梨県全域にこの開業効果を享受するために大変重要な役割を担うというふうにも考えております。  したがいまして、これらの2つの項目がリニア中央新幹線開業効果を見据えた評価項目に該当するものとして評価をさせていただいているところであります。  以上です。 45: ◯植田委員長 向山委員。 46: ◯向山委員 承知をしました。また、今のいただいた話の部分と、別項目として新しく加えられた評価項目Bのところにも、安全性の確保、子ども最優先施策、その11番目のところに将来都市構造における拠点間への関与ということで、これは都市計画、新しく策定されたマスタープランとの連携というか、関係性ということだと思うんですけれども、そういったところでいくと、リニア中央新幹線の拠点としての位置づけはこの中に入っているんでしょうか。また、そう考えたときに、一番リニア駅に近い中小河原築地新居線がここで評価がないというのは、どういう観点からこのような評価になったんでしょうか。 47: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 48: ◯石原都市計画課長 先ほどお答えさせていただきました(1)番、(2)番のところで、リニア駅を勘案させていただきましたということと、あと、評価項目Bの(11)番、将来都市構造における拠点間への関与というところで、こちらにつきましては、今年度策定をしております甲府市都市計画マスタープランの拠点への関与という形で載せさせていただいておりますので、広い意味で言いますと、(11)番の中にもリニア駅にかかわることは甲府市都市計画マスタープランの中には含まれておりますけれども、リニア中央新幹線開業効果という面でいきますと、直接的には(1)番、(2)番というところで評価をさせていただいたというところであります。  また、リニア駅にかかわります評価という形になりますと、リニア中央新幹線開業効果で言わせていただきますと、甲府圏域、山梨県全体という、広い意味で効果が享受されるかどうかというお話になってくるので、向山委員おっしゃるとおり、中小河原築地新居線、リニア駅に一番近いわけではありますけれども、もう少し広い形の中で我々評価をさせていただいたという中で、どの路線もリニア中央新幹線開業効果に何かしらの対応があるということで考えさせていただいておりますので、どちらかというとリニア駅に近いから遠いからということではなくて、もうちょっと広く全域という形で評価をさせていただいているということで御理解をいただきたいと思います。  以上です。 49: ◯植田委員長 向山委員。 50: ◯向山委員 承知をいたしました。広い中での政策的な効果という、整備効果というのも見据えた中での部分だというふうには承知をしました。  そうした中でいきますと、やはりこれまでの和戸町竜王線の整備も踏まえて考えると、かなりの期間を要するということだと思います。さらにリニア中央新幹線ができるにもかかわらず、なかなか南のほうの中小河原築地新居線付近の整備ということに関しては順位が上がってこないということであれば、そもそもこれを整備する必要性がある、そこら辺の判断も、今回改めて整備の中で、整備自体をこの路線全て進めていくということは決定の上でやられていると思うんですけれども、実際そのまま整備するかしない状態でずっと行くよりも、どこかの時点ではその判断も必要かなと思うんですけれども、そこら辺は今後検討する、また、新設、継続してつくるか、そのままもう廃止してしまうかというところの議論はされた経緯があるのか、これからもする余地あるのかというところをお伺いしたいと思います。 51: ◯植田委員長 根津まち開発室長。 52: ◯根津まち開発室長 都市計画道路の見直しという観点からお話をさせていただきますと、平成25年3月に一部路線の廃止、また、幅員縮小という検討をさせていただきました。その中で、廃止した路線もございますし、幅員縮小もございます。それも踏まえて、それと今回の新しい項目を踏まえて、都市計画道路整備プログラムを改定したわけでございますが、時代の流れによりまして、当然都市計画道路の見直しというものもいずれは考えていかなければならないと思っています。ただ、本来平成25年に見直しをしておりますので、今の状況はそれを踏まえ、なお今回改定した都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】を踏まえて整備をしていきたいという考えは変わっておりません。  以上です。 53: ◯植田委員長 向山委員。 54: ◯向山委員 承知をしました。これまでも検討も行いながらの今回の決定だというふうには思いますけれども、甲府市議会議員の皆さんも、住民の代表の自治会連合会長さんも、この都市計画道路についてはいろいろな要望があって、いろいろなところで話が出ているところで、職員の皆さんもそれを踏まえてこうやって反映していただいているところで、迅速に対応していただいたというふうには思います。  一方で、整備を求める声と、何十年先にできるかわからないまま、自分たちの土地利用とか、その周辺開発について、なかなか進まないような現状も実際あるのが現状だというふうに思いますので、そこについての住民のお声というのも、届いている部分もあると思うんですが、その辺についてはどのように今後住民の皆さんに対してどう説明をさせていただいていくようなお考えでしょうか。 55: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 56: ◯石原都市計画課長 都市計画道路を計画させていただいた時点で規制がかかっているという状況でありますので、これにつきましては一刻も早くその目的を果たして道路整備をしていくことが必要かなというふうに考えております。そうすることによりまして、利便性の向上でありますとか、安心・安全なまちづくりとか、そういったものが実現していくと考えておりますので、今回の都市計画道路整備プログラムの見直しにもございますとおり、順位2位、3位を複数路線という形で、今まで以上に早期に完成させて、市民の皆様方にその効果を提供できる、享受できるように努めていきたいと考えております。  以上です。 57: ◯植田委員長 向山委員。 58: ◯向山委員 道路整備をしっかり進めていただいて、早期に完成していただければ、一番住民の生活向上には資する部分じゃないかなというふうには思いますが、一方で、ここの特に下位のほうの順位のところの部分につきましては、自分も「いつになるんだ」と聞かれて、正直答えられない部分があったりして「何十年先になるかわかりません」と言うと、「そうすると、孫の代になっちまうじゃないか」というような話もあったりする中で、そういった方々への土地利用、また、住民の皆さんの要望等にもしっかり説明ができるような、ときには都市計画を進める中で、人口減少も踏まえて、道路整備自体が必要かどうかという議論も必ずなってくると思いますので、的確にその時期を見定めて、その後の土地利用、もともと予定していた場所の計画道路をその周辺の土地開発や人口の動態も見ながら、適宜考えていただいて進めていっていただければと思います。要望で終わります。 59: ◯植田委員長 ほかにこの件に関しましての質問は。  小澤(浩)委員。 60: ◯小澤(浩)委員 1点聞きたいんですけれども、この新しい都市計画道路整備プログラム【2017年度改定】で、今整備中の和戸町竜王線と同時進行で、1位の伊勢工区、これをこの前のこうふ未来ミーティングで話を聞いたんですけれども、平成30年4月から取り組みたいというような話も出ていたのも事実だと思います。実際のところ、今工事中の和戸町竜王線と同時進行で、1位のほうにも取りかかるというお話でよろしいでしょうか。ちょっとそこら辺もお尋ねします。 61: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 62: ◯石原都市計画課長 整備順位1位の城東三丁目敷島線(伊勢工区)につきましては、小澤(浩)委員のおっしゃるとおり、平成30年度には事業認可、都市計画の変更といったところに取りかかっていきたいというふうに考えております。  以上です。 63: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 64: ◯小澤(浩)委員 ありがとうございます。確認できました。というと、今向山委員も発言していましたけれども、やはりこの2位、3位となると、なかなか市民からの要望で、市議会議員としましても、いつぐらいになるのかなというところもお答えづらいところでもありますけれども、実際伊勢工区が既に平成30年4月から取りかかるということで、これが国の予算等々がつけられれば、2位、3位も同時進行でいくような工事計画もあり得るでしょうか。 65: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 66: ◯石原都市計画課長 小澤(浩)委員おっしゃるとおり、そういったところも含めまして、複数路線の事業化を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 67: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 68: ◯小澤(浩)委員 確認できました。できる限り国、県と本市が一体となってこの整備計画に臨んでいってほしいと思います。  以上です。 69: ◯植田委員長 ほかに御質問ありますか。  金丸委員。 70: ◯金丸委員 きょうの説明を聞いて、非常にわかりやすくて、よく努力したということで、まず大変評価をさせていただきます。  この件に関して、本当に1位、2位、3位という形で道路整備の順位が決まったということで、私も平成7年からこの問題にかかわってきた関係で、やっとかという思いはあります。当時の原田正八郎元甲府市議会議員さんから、もうとにかくバトンタッチするについてはこれを絶対的に優先的にやるんだというお約束がありましたから、非常に感慨深いという話です。  御存じのように、新平和橋は昭和57年11月開通と聞いております。ということは、あの橋が開通してからもう既に36年間、両端がなかったと、皆さんも御存じのように、それによっていわゆるラッシュ時に交通渋滞が起こりやすいということですから、当然これは早急にやっていただけるということで、さらに言えば、それが国母東工区にも続くということで、これは1位、2位とあるけれども、多分一体だと僕は思っています。  そうした中で、今お二人の委員から、一体将来的にどうなんだという話があるんですが、そこで、まず1位になっているというところだけを関連して質問すると、平成30年度からいろいろなことを始めると言うんですが、具体的に土地の所有者、地権者等への説明会等から始めるということでよろしいでしょうか。平成30年度の4月以降ということなんですが、そこだけまず1点確認をしたいと思います。 71: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 72: ◯石原都市計画課長 平成30年度事業認可、そして、補助金の申請など、そういったことをさせていただきますので、そういった面でいきますと、地元の方に直接いろいろお話をさせていただくのは平成31年度からになるのかなというふうに考えております。  以上です。 73: ◯植田委員長 金丸委員。 74: ◯金丸委員 いずれにしても、先日新聞にもこれは公表されたわけでございますし、地域の皆さんの期待が大きいわけですし、また、地権者の皆さんはどういう説明をしてくれるのかということを非常に心配しておりますので、速やかに淡々と物事が進むように努力していただくことを強くお願いして、質問を終わります。  以上です。 75: ◯植田委員長 ほかにこの件につきましての御質問はありますか。ありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 76: ◯植田委員長 なければこの件に関しましては以上で終了いたします。  それでは、続きまして、最初に建設部の所管事項の調査に入らせていただきます。先ほど挙手をされました委員は発言をお願いいたします。  向山委員。 77: ◯向山委員 まず、甲府駅南口のエレベーターの件をお伺いしたいと思います。  まず、今回エレベーターが停止をしてしまったということで、せっかく供用開始をした中で、なかなかいいニュースだと思った中での今回のケースだったんですけれども、まず、原因をどのようにお考えになっていますでしょうか。 78: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 79: ◯石原都市計画課長 エレベーターにかかわる御質問にお答えをさせていただきます。  エレベーター停止につきましては、甲府市議会議員の皆様に来ていただきまして、平成30年2月15日に供用開始をしたところでありますけれども、2月18日、エレベーターを停止したということで、大変御迷惑をおかけして申しわけございません。
     原因につきましては、エレベーター、通常は垂直型、甲府市役所についているのも垂直型なんですけれども、甲府駅南口のエレベーターにつきましては斜行型ということで、全ての機材、ワイヤーロープでありますとか、安全装置でありますとか、そういったものが斜めにかかっているような状況であります。  今回の停止の原因につきましては、安全装置に係るワイヤーが斜めにかかっている関係上、多少なりともたわむような形になります。そういったものも全て基準があって、その引っ張り強度でありますとか、そういったものを設けております。そういった標準の基準値の中で引っ張り強度をもって安全装置のワイヤーを引っ張っていたわけですけれども、今回の斜行型エレベーターは斜めに進む関係上、レールの上を走るような形になりますので、当然乗るかごも振動いたします。そして、そのレールも振動したりする中で、通常の垂直型よりも振動が若干大きいのかなというふうなことは感じております。  しかしながら、そのたわんだワイヤーロープが異常に振動と共振する中で揺れてしまったというようなことが原因となっております。  そういった中で、基準値の中にワイヤーの引っ張る強度を設けていたんですけれども、それでもそういった状況が起きてしまったということで、再度そういったところを確認しながら、また、引っ張る強度をその基準値の中で調整をしながら設定をさせていただいて今運行しているような状況であります。  以上です。 80: ◯植田委員長 向山委員。 81: ◯向山委員 承知しました。技術的な部分の難しさも承知をいたしているところなんですけれども、ただ、これが稼動してから何年もたってのことじゃなくて、2月15日に供用開始して、しかも、たまたま次の日に、当会派が行政視察の後に通りかかったら、その次の日も停止をしていたと。そうすると、2月16日にも停止をして、2月18日にも停止をしてしまったということで、そこら辺の、最初稼動させるに対しては、チェック体制などは業者がどのように行っていたかというのは調査をされていますか。 82: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 83: ◯石原都市計画課長 まず、このエレベーターの製造に関しまして、当然エレベーターのメーカーさん、製造工場でこういったものをつくる上で、そういったところをシミュレーションして何度も重ねて試験運転をしております。そして、エレベーター自体を製造して、その製品を納入していただいているところであります。そして、現地に来てからも、完成したのがことしの1月下旬です。1月下旬に完成いたしまして、2月15日、供用開始までの間、試運転、調整、そういったものを繰り返して供用開始に臨んだという経過がございますので、そういった面でいきますと、万全の体制の中で進めてきたというふうに今思っているところであります。  以上です。 84: ◯植田委員長 向山委員。 85: ◯向山委員 甲府市とすれば、甲府市が発注者であって、それを設置した施工業者に対して、しっかり伝えるべきところ、また、注意すべきところはしっかり指導をしていかなきゃいけないというふうには思っています。去年の6月定例会で議決して、その設置工事自体は長田組土木株式会社が受けて、そのエレベーターの設置業者というのはどういう決定過程の中で決まっているんでしょうか。エレベーターコミュニケーションズ株式会社という名前があそこには載っていますけれども、どういう経過の中でその設置業者が決まっているんでしょうか。 86: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 87: ◯石原都市計画課長 工事契約自体は長田組土木株式会社といたしまして、長田組土木株式会社から、エレベーターのメーカーさんは株式会社日本ビルテクノスという形になります。そして、あそこに張ってあるエレベーターコミュニケーションズ株式会社は維持管理を担当する、メーカーの株式会社日本ビルテクノスが現地の、本社は東京のエレベーター会社なんで、現地での維持管理について提携を結んでいる会社が、維持管理会社としてエレベーターコミュニケーションズ株式会社というものがあるというふうに認識しております。  以上です。 88: ◯植田委員長 向山委員。 89: ◯向山委員 わかりました。承知をいたしました。  せっかく本当にすばらしい形で、市長も英断して進めていただいたものに対して、こうなってしまったということは、供用開始初日にお店のエレベーターが動かなくなっちゃった、しかも、メーンのものがとなると、民間でいけばかなりの損失の部分もあると思いますし、イメージとしても、乗るのにどうしようかなとためらっちゃう人もいるかもしれません。だから、そういったところはしっかり、再三になりますけれども、業者にもうこういうことがないようにしっかりお伝えをいただきたいなと思います。  1点だけ確認をしたい。閉じ込められた方は、30分間も閉じ込められたと思うんですけれども、その方への対応はどのように行われましたでしょうか。 90: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 91: ◯石原都市計画課長 閉じ込められた方への対応につきましては、翌日私ども甲府市と請負の長田組土木株式会社、それと、エレベーターのメーカー、株式会社日本ビルテクノスということで、代表者含めて、全員で御自宅へお伺いをして、おわびをしてきたところでございます。  以上です。 92: ◯植田委員長 向山委員。 93: ◯向山委員 自分の身になってみると、30分閉じ込められるというのは、その方の、男性か女性かもわからないですけれども、大変心細い部分もあったと思いますので、今も謝罪されて対応されているということですけれども、その後も、その方にも気遣っていただいて、もう了解をいただいているとは思うんですけれども、もう本当に再発防止と、原因究明も、今も行っていると思いますけれども、また、しっかり続けて行っていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、前回の定例会常任委員会のときにもお伺いをしたんですが、甲府城の南側の部分の再整備計画について、前回全体的な予算の部分をお伺いしたんですが、3カ月たって、全体計画を見た中での予算規模とか、全体計画の甲府市の負担分というのはどのようなお考えでしょうか。 94: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 95: ◯石原都市計画課長 総事業費についてでありますけれども、まだ現段階では甲府税務署跡地の購入でありますとか、その後の整備、こういったところの購入施設の具体的な整備の内容が固まっていない状況でございます。今甲府税務署跡地の購入に向けましても、財務省関東財務局甲府財務事務所と協議をさせていただいている最中でございますし、その甲府税務署跡地の整備に関しましても、関係担当と協議をしている中で、できるだけ早い時期にそういったところも決めていきたいと考えております。購入につきましては、来年度の秋口をめどに購入する予定でございますので、そのころには総事業費としてお話できるのかなというふうに考えております。  以上です。 96: ◯植田委員長 向山委員。 97: ◯向山委員 承知しました。住民の方のいろいろな部分での期待もある事業ですし、ただ、大きい財政的な支出になる可能性のある事業ということもありますので、しっかり精査をして、住民の皆さんに提示できるような形を整えていただきたいと思います。  1点、きのうの新聞に出ていた住民の自治会の皆さんの対応については、自分も新聞の記事で読んだ限りですけれども、地域の住民の皆さんの自治会の存続が、半分以上がなくなってしまうということで継続できないと。その対応については、建設部として今お考え等はありますでしょうか。 98: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 99: ◯石原都市計画課長 今までは全体でお話をさせていただいたんですけれども、平成30年度に入りまして、個々の方たちとお話をさせていただく中で、その方たちの要望、また、地元のそういった御意見も含みまして、地権者の方たちと相談をして決めていきたいなと考えております。  以上です。 100: ◯植田委員長 向山委員。 101: ◯向山委員 中心街の住民の皆さんということで、街路灯の部分とか、ほかの自治会とも違う特殊事情もあると思いますけれども、甲府市として整備事業を進める中で、住民の皆さんに理解をいただいて、また、一緒にまちづくりをする中で、協力、理解を求めるための努力も引き続き行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これ建設部にかかわる部分でお答えいただきたいんですが、確認をさせていただきたくて、リニア中央新幹線の談合があって、大手ゼネコンの、今受注工事等で行って、東京都なんかは指名停止なんかもありましたけれども、そういったところで、今影響が県内で起きているところはありますか。 102: ◯植田委員長 根津まち開発室長。 103: ◯根津まち開発室長 建設部に関しては、今のところ影響は感じておりません。  以上です。 104: ◯植田委員長 向山委員。 105: ◯向山委員 影響がないということを確認させていただきました。今後大型工事、大型事業となれば、大手のゼネコンがかかわったり、また、県内の業者がそういった中に入って、下請け、孫請けで行うようなケースもあると思いますので、建設部、また、ほかの部署とも連携をしながらという部分もあると思うんですが、県内の各関係団体等への影響等も見ながら、対応もぜひ考えていただきたいと思います。  最後に、甲府市遊亀公園附属動物園の部分でお伺いをしたいと思います。今回の3月定例会の中でも甲府市遊亀公園附属動物園についての質問、何点かあって、甲府市のお考えもお伺いさせていただきました。その中で、自分の中で確認をさせていただきたいのが、平成29年度にPFI事業についての調査を行っていたかと思うんですが、その最終的な結論がどのような報告書、また、結論になったかの御説明をお願いしたいと思います。 106: ◯植田委員長 堀川公園緑地課長。 107: ◯堀川公園緑地課長 PFI等の民間活力の導入の関係なんですが、いろいろ調査させていただく中で、いわゆる動物園という特殊性がありまして、なかなかそれをメーンとしてやっていただけるような業者ということが、非常に難しい部分がございました。積極的に動物の飼育にかかわるということをなかなかほかの動物園でも民間でやっていないような状況がありますので、そのような経過を踏まえて、どこまでPFI、民間活力を利用していくかということについて、再度検討をしていきたいと思っております。  以上でございます。 108: ◯植田委員長 向山委員。 109: ◯向山委員 そうすると、今年度検討した内容については、何か報告書的なもので上がってくるものはあるんでしょうか。 110: ◯植田委員長 堀川公園緑地課長。 111: ◯堀川公園緑地課長 最終的には、可能性調査という形で今回調査をしております中で、可能性についての調査結果ということでの取りまとめということになります。  以上でございます。 112: ◯植田委員長 向山委員。 113: ◯向山委員 当初予算の段階だったかな、補正ですかね、1,900万円ぐらいの予算をかけての調査だというふうに思いますので、しっかりその調査結果を示していただいて、その上でその後の甲府市遊亀公園附属動物園の運営方法等も協議をしていただきたいなと思うんですが、最終的な報告書を踏まえての運営形態の決定というのは、整備計画の決定と同時期になるんでしょうか。お考えをお伺いします。 114: ◯植田委員長 堀川公園緑地課長。 115: ◯堀川公園緑地課長 整備計画と事業方針ということは、やはり並行して考えていかなければいけないことですので、同時の進行になっていくと考えております。  以上でございます。 116: ◯植田委員長 向山委員。 117: ◯向山委員 承知をしました。整備計画等も並行して行うのが一番いいと思いますし、決まった中で進めていくのが一番いいと思うんですけれども、現状だと多額の財政的な負担になり得るような整備計画が試案の段階であったと思うんですけれども、その辺についてしっかり検討して、説明ができるような状況の資料も整えていただいて、進めていっていただきたいと思います。  もう1点、先日甲府市遊亀公園附属動物園のゾウに関連する講演会があって、自分も山田議員からお誘いいただいて、ちょっと拝聴させていただいて、アメリカの生物学者の方が講演されたのを聞かせていただいたんですが、そのゾウの今の飼育状況というと、甲府市遊亀公園附属動物園はあまりよくない状況だということでお話もありました。その辺について、整備計画が進まないとなかなかこの飼育状況も改善できないところあると思うんですけれども、率直に現状での対応策を行っていかなきゃいけない部分もあると思うんですが、お考えあればお伺いしたいと思います。 118: ◯植田委員長 堀川公園緑地課長。 119: ◯堀川公園緑地課長 向山委員のおっしゃるとおり、整備計画でないとできない部分というのはもちろんあると思います。ただ、今の環境を少しでもよくするということの中で、今職員も努力をしておりまして、いろいろエンリッチメントを考える中で、ゾウを飽きさせない、ストレスを感じさせないようなことについて考えております。  今後につきましても、専門家の御意見等を参考とさせていただきながら、整備計画以外にそういう今できることをさらに追求をしていきたいと思っております。  以上でございます。 120: ◯植田委員長 向山委員。 121: ◯向山委員 承知しました。整備計画以外でも進めていっていただける、現状でも進めていっていただいていると承知をいたしましたので、ぜひ整備計画策定までの間でも、動物たちの環境というのも考えて、これまでも取り組んできたものを、さらに研究をしていいものにしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 122: ◯植田委員長 ほかに建設部への質問はありませんか。  佐野委員。 123: ◯佐野委員 それでは、市営住宅の退去時に必要なリフォーム、あと、畳の表がえについてお聞きをしたいと思います。  私も結婚当初は市営後屋団地におりまして、団地に住んだ経験があるんですけれども、まず、けさちょっと本市ホームページを見てみたんですけれども、初めに、市営団地の退去時、何か、こういうものについての注意事項などは、本市ホームページには基本的には載っていないので、今本市ホームページ上、若い人が多分よく見ると思うんですけれども、入居することについてはいろいろな形があるんですけれども、退去するときには実は改修をしたり、汚したらそれは当然どこのアパートもそうなんですけれども、そういうものについてやはり注意事項等がよくわからないというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 124: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 125: ◯坂本住宅課長 市営団地の退去時のどこまでのということなんですけれども、現在入居する方につきましては、市営住宅のしおりというものをお渡ししておりまして、入居から退去までのことが書いてありますから、御一読の上、退去まで保管してくださいということで、その中に、退去する場合には畳の表がえ、ふすまの張りかえというようなことが記載してあります。  それと、また、退去についての御連絡を甲府市へいただいた時点でお渡しする書類の中にも、そういうものが必要だよということの記載はあるんですけれども、確かに佐野委員のおっしゃるとおり、本市ホームページにはそういう記載はありません。それについては、今後検討したいと思います。  以上です。 126: ◯植田委員長 佐野委員。 127: ◯佐野委員 ありがとうございます。わかりやすくしておくというのは重要だと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それから、1点お聞きしたいんですけれども、市営住宅の退去時の一般的な基準というのはどうなっているか、お聞きしたいんですけれども。 128: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 129: ◯坂本住宅課長 退去に際しましては、先ほどもお答えしましたように、畳の表がえとふすまの張りかえということで、あとは一般的な掃除をしていただいて、例えば、壁にシールが張ってあったら、そういうものはとっていただくとか、あと、入居した以降に御自身で何か取りつけたようなものについては、例えば、エアコンとか、そういうものについては、退去するときにはやはり撤去していただくというようなこととしております。  以上です。 130: ◯植田委員長 佐野委員。 131: ◯佐野委員 壁とか窓とか、今御答弁いただいたように、目に見えるという、確認できるものについてはいいと思うんですけれども、わかりにくくこの基準も専門的な技能、技術が必要な、特に畳の表がえとか、あと、もっと言うと、畳の芯、これなどについてちょっとお聞きをしたいんですけれども、まず、畳は専門的な技術を要すると思うんですけれども、例えば、甲府畳工業協同組合に加盟をしていなければいけないとか、そういうような基準はあるんでしょうか。 132: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 133: ◯坂本住宅課長 畳につきましては、甲府畳工業協同組合に加入していなければというような基準はございません。  以上です。 134: ◯植田委員長 佐野委員。 135: ◯佐野委員 畳というのはJAS2級とか、そういう等級等があって、これをつけて表がえの基準を付与しているというように思っているんですけれども、この確認については専門的な知見のあるものの確認で行われているんでしょうかね。例えば、職人技のようなことになる場合もあるんですけれども、畳を入れたときにがたがあってはいけないとか、そういうものも含めて、そういうような確認は行われているんでしょうか。 136: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 137: ◯坂本住宅課長 畳の確認につきましては、退去の検査のときに職員が立ち会いをして、職員が目視、そして、また、がたつき等につきましては、畳をやはり全て歩いて踏んでみて、がたつきがないかとか、どこかいたんでいるところはないかというような形で確認をしております。  以上です。 138: ◯植田委員長 佐野委員。 139: ◯佐野委員 そうですね、一番大事なことだと思うんですけれども、私も住んでみてがたがあったりする場合というのもあると、下の住人にもやはり心的なものもいろいろな形で騒音なんかも考えられてしまいますので、そういうものについては確認していっていただきたいというふうに思います。  続きまして、畳の芯がえについての基準というのはあるんでしょうか。 140: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 141: ◯坂本住宅課長 畳の床につきましては、やはり使用の状態とか、どこの場所にあったのかということによって、やはり傷み方もかなり違いますので、具体的な一律の基準はございません。やはり先ほどもお話ししましたように、踏んでみてがたがあるのとか、へこんでいるというようなものについては、これは住人の方には畳の表がえということですから、基本的に畳床自体が傷んでいる場合につきましては、甲府市で直すというような形でやっております。  以上です。 142: ◯植田委員長 佐野委員。 143: ◯佐野委員 ありがとうございました。目視と、それから、感応検査ということになると思うんですけれども、先ほどからも市営住宅についてのいろいろな形で取り上げていますけれども、現状、例えば、表がえをしてしまうと、芯なんかなかなか見えないですね。そうすると、そこにいわゆる芯が傷んでいても、いろいろなものを詰めてしまうという場合も考えられると思います。それを防ぐには、やはり先ほどありましたようにJAS2級等をちゃんと理解している人、そうなれば、甲府畳工業協同組合に入っているような人たちも十分こういうところの技能、技術というものは高いものだと思いますので、今のところ何の事故もないということをお聞きしておりますので、その中にいろいろなものが入っていたり、いろいろな形で不ぐあいが出ているということは確認されていないと思っておりますので、いずれにしろ、どこかで確認ができるような体制をとらないと、先ほどから繰り返しますけれども、見えないものというのは何かしらしてしまうと、後になってわかると、いわゆるこの芯についても甲府市の財産になりますので、それが傷んでいるか傷んでいないかというのはやはりちゃんと確認ができるという体制にしていかなきゃいけないんじゃないかと思いますので、このところについては注意をしていただいて、例えば、畳の表がえをするときに、その業者さんが甲府畳工業協同組合に入っている入っていないは別にしても、ちゃんとこの芯については問題がなかったという、その確認がとれるようなことも一応考えていったほうがいいんではないかと思っていますので、よろしく、要望として付しておきます。  以上です。 144: ◯植田委員長 ほかに建設部への質問はありますか。
     小澤(浩)委員。 145: ◯小澤(浩)委員 私からは、中部横断自動車道についてお伺いします。よろしくお願いします。  本来ならばもう開通している中部横断自動車道ですが、いろいろな諸問題でおくれている状況ではございます。こちらの道路が開通すれば、本当に静岡県からいろいろな物資が甲府市にも入ってきて、また、産業的にも非常に変わってくる状況が見込まれる中、現状工事状況、どのぐらいの工事状況で、どのぐらいで開通がなされるのかというところを、これは甲府市の所管ではありませんが、わかる範囲内でちょっと情報として教えていただければと思います。よろしくお願いします。 146: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 147: ◯石原都市計画課長 中部横断自動車道についですけれども、大変申しわけございません、私ども直接かかわっていないところから、詳細なところは存じていないような状況でありますので、いつごろどんな形でというのはちょっとお答えすることができません。申しわけございません。 148: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 149: ◯小澤(浩)委員 わかりました。また、先ほど冒頭でも私述べさせていただきましたけれども、本当に甲府市にとっても非常に有望な道路でございます。ぜひぜひ早く開通していただいて、甲府の産業に寄与できるように努力していただきたいと思います。 150: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 151: ◯石原都市計画課長 小澤(浩)委員のおっしゃるとおり、甲府圏域、山梨県全体で考えますと、非常に重要、甲府市にとっても非常に重要な道路でありますので、調べまして小澤(浩)委員のほうに御報告もさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。  以上です。 152: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 153: ◯小澤(浩)委員 ありがとうございます。  もう1点一緒にいいですか。これも甲府市の所管ではないんですけれども、新環状山梨道路、せっかくですから、こちらも非常に、2027年リニア中央新幹線に向けて首都高速道路みたいにぐるぐると回るような、本当に全国でも少ない道路と私も認識しております。その道路が開通すれば、本当にこの甲府、コンパクトシティですね、豊富にある観光資源をさらに加速できると私も確信しております。  それにおきまして、今アイメッセ山梨から南アルプス市まで、もう既に開通しております。非常に便利で、南アルプス市の方が高速道路に乗るには一遍に甲府南インターチェンジまで行けるという、私もちょくちょく利用させていただきますけれども、本当に便利だと思います。それが一周回るとなると、さらにすばらしい道路と私は確信しておりますけれども、現状あの道路が恐らく中部横断自動車道を供用して旧双葉町、そこからぐるぐると旧敷島町、昇仙峡、トンネル通って山梨英和大学と、こんなような、私なりに想定しているんですけれども、わかる範囲内でどのようなルートが予想されているのか、わかる範囲内で結構なので教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 154: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 155: ◯石原都市計画課長 小澤(浩)委員おっしゃいますとおり、新山梨環状道路のルート、まず西の部分ですけれども、中部横断自動車道を兼用しております。そして、南アルプスインターチェンジというのが中部横断自動車道にあるんですけれども、そちらのところから南北間ということで、アイメッセ山梨のほうへ抜けて、今供用開始されているのが西下条ランプのところまでが供用開始されている区間になります。  さらに、西下条ランプから小瀬スポーツ公園周辺を通りまして、そこから東方向へ向けて進みまして、笛吹市のほうへ渡ります。そして、国道20号線の広瀬交差点、今のラウンドワン山梨・石和店あたりに計画されているような状況でございます。こちらのほうが東部区間ということで、約7.1キロメートル、こちらは山梨県の施工になりまして、もう事業化がされておりまして、徐々に南側から進められているような状況でございます。  そして、国道20号線の広瀬交差点付近から、今小澤(浩)委員がおっしゃいました桜井町の山梨英和大学の北側のところ、西関東連絡道路とのところに向かっていく、この区間が北部区間という形で国が施工する区間になっておりますけれども、こちらが約2キロメートル、こちらも先日、平成28年度に事業化をされまして、徐々に動き始めているのかなというところでございます。  そして、桜井町のところから横根町の山付を通りまして、ここからがほとんどトンネル区間という形になりまして、武田神社の北側を通って、塚原町のところで一度明るい区間ということで、インターチェンジができ上がる予定でございます。  そして、さらにまたトンネル区間として進みまして、荒川にかかる片山という橋が千塚のほうから上っていきますとちょうどカーブのところ、昇仙峡へ向かうカーブのところに片山という橋がかかっているんですけれども、そちらのところで明るい区間になりまして、甲斐市のほうに入っていくという形で、甲斐市牛句あたりのところまで進んでいって、最後宇津谷交差点ということで、国道20号線に当たって、一周ぐるっと回るというような形になります。  北部区間につきましても、国道20号線の宇津谷交差点から牛句インターチェンジまでが平成16年事業化をされて進めている区間が5キロメートルございます。そうしますと、甲斐市牛句から塚原町の明るい区間、塚原町から桜井町までの区間、ここが約10キロメートルなんですけれども、こちらの事業化を甲府市でも、同盟会をつくったりとかする中で要望活動して、早期に進めていただきたいというようなお話をさせていただいているところでございます。  以上です。 156: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 157: ◯小澤(浩)委員 詳しい御説明ありがとうございました。首都高速道路みたいに1回ぐるっと回る中には、インターチェンジなど、やはり設置されると思いますけれども、本当にお金もかかりますけれども、本当に適切なインターチェンジを設置していただきまして、いろいろな人が乗り降りできて、この甲府市に住んでいただきながら、企業を誘致したり、いろいろな面で災害の少ないすばらしいまちでありますので、観光資源を利用しましてこのまちを生かしながら、この道路を中心にさらなる発展を期待して、私の質問は閉じさせていただきます。 158: ◯植田委員長 ほかに質問のある方。  清水(英)委員。 159: ◯清水(英)委員 よろしくお願いします。建築指導課に住宅リフォーム助成事業についてお聞きしたいと思います。  今定例会本会議でもお聞きしましたけれども、秋山建設部長の答弁では、この事業は国の緊急経済対策の一環として推進をしてまいりましたと。一方で、甲府市行政評価外部評価委員会において、公共性が低いという意見をいただいたことから、事業検証を行ってきたということでした。  それで、この甲府市行政評価外部評価委員会にかかった過程ですけれども、住宅リフォーム助成事業が住環境の向上という施策を図る事業の1つとして甲府市行政評価外部評価委員会にかかったといった過程があると考えます。その中で意見があったということだと思います。  私は、これまでも述べてきましたけれども、秋山建設部長の答弁でもありましたけれども、経済対策、仕事おこしとしての役割が非常に大きい事業であると思うのですけれども、甲府市としては住宅リフォーム助成事業の経済対策、あるいは、仕事おこしとしての役割をどのように考えていらっしゃって、あるいは、事業廃止に向かうということは、この役割はもう終わってしまったと考えていらっしゃるのか、見解をお聞かせください。 160: ◯植田委員長 佐野建築指導課長。 161: ◯佐野建築指導課長 今回の住宅リフォーム助成事業につきましては、今定例会本会議でも答弁させていただきましたとおり、今回甲府市の新たな課題として浮上しております空き家対策への移行ということにつきまして、空き家の改修助成であったり、空き家の解体助成ということで、その制度につきましても市内業者を活用するということにしておりますので、仕事おこしという面では、住宅リフォーム助成にかわるような形で仕事おこしにつなげていきたいと考えております。  以上です。 162: ◯植田委員長 清水(英)委員。 163: ◯清水(英)委員 そうですね、空き家対策でという仕事おこしということもお話ありましたけれども、やはり空き家の改修という場合ですけれども、どうしても工事が大きくなりますね。そして、対象が市内の業者となっているということで、そこで仕事おこしになるということを私も否定はしませんけれども、住宅リフォーム助成事業のように、比較的規模の小さな改修工事に対して助成を行ってリフォーム事業をおこしていくということのほうがより一層仕事おこしの効果があるのだろうということで、この両事業をやはり並行して進めていくべきものだと思うのですけれども、そこのところはどのようにお考えでしょうか。 164: ◯植田委員長 佐野建築指導課長。 165: ◯佐野建築指導課長 住宅リフォーム助成事業につきましては、経済対策の一環ということで4年間事業を推進してきました。その中で、4年間の受注実績等を踏まえる中で、確かに多くの業者に仕事の受注機会の拡大という面では効果があったのかなとは思うんですけれども、ただ、一部の営業力の強い業者さんへの受注の偏りという部分も否定できないという面も踏まえまして、また、甲府市行政評価外部評価委員会での指摘等も踏まえる中で、今回空き家対策という目的のある施策という中では、限られた予算の中で事業を行っていくという上ではやむを得ないことなのかなと考えております。  以上になります。 166: ◯植田委員長 清水(英)委員。 167: ◯清水(英)委員 仕事おこしの効果については、今でも否定はされていらっしゃらないと。営業力のある業者に偏りがということでしたけれども、それはこの制度のね、周知を図る中で、この制度によって受注機会をふやしていく業者さんをふやすという方向でぜひとも努力していただきたかったなと思っております。  やはり地域の中小の業者では、受注機会の確保というのは非常に重要な経営課題だと思いますし、住宅リフォーム助成事業というのはいまだに役割はあるのだろうと思っております。費用対効果も非常に高いということは今定例会本会議でも申し上げました。ある意味経済政策としてスタートした事業ですし、効果もあるのですから、住環境の向上というくくりだけではなくて、経済対策、あるいは、地域経済の活性化、そして、地域の業者の皆さんへの支援ということで、全庁的に検討して、継続、あるいは、復活をぜひ検討していただきたいということを強く要望したいと思います。  それから、同じく建築指導課にお尋ねしますけれども、木造住宅の耐震化の進捗状況について、国や甲府市の目標と照らして、新しい数字で今どのように状況がなっているか、そして、目標、これらが国にしても、甲府市にしても、2020年までの目標を持ってらっしゃると思いますが、達成に向けてどのような進捗状況、達成ができそうであるとか、あるいは、厳しいとか、こういった課題があるといったことをお聞かせ願えればと思います。 168: ◯植田委員長 佐野建築指導課長。 169: ◯佐野建築指導課長 木造住宅の耐震化の目標につきましては、平成28年度に改定しました甲府市耐震改修促進計画に基づきまして、平成27年度時点で82.3%という数字から目標を立てております。平成32年度の目標としましては、現在90%ということで目標を立てまして、進捗を図っているところです。目標達成につきましては、耐震診断には応じてはいただけるんですけれども、なかなか耐震改修に結びつけていけないということも踏まえ自治会ごとの個別訪問等を行う中で、住宅の耐震化に結びつけていきたいと思って事業を進めております。  以上になります。 170: ◯植田委員長 清水(英)委員。 171: ◯清水(英)委員 平成27年度の状況、わかりました。そして、自治会ごとに個別訪問をされてらっしゃるということで、本当にここの努力には敬意を表したいと思うのですけれども、1つには、国の目標95%、甲府市の目標90%、これが達成できるような、何といいますかね、進み方をしているのかということ、そして、もし達成が厳しいなということであるのならば、やはりどういった要因が大きいのかなと見ていらっしゃるかお聞かせください。 172: ◯植田委員長 佐野建築指導課長。 173: ◯佐野建築指導課長 木造住宅の耐震化につきましては、山梨県を含めまして、県下で足並みをそろえていく中で事業を進めております。その中で、耐震化につきましては、先ほども若干説明させていただいたんですけれども、耐震診断までは応じていただけるんですけれども、高齢者世帯がふえている中で、自分たちだけが住んで終わりという方々がかなりいる中で、なかなか耐震化の目標達成に結びついていかないというのが今の実情です。ですから、個別に、先ほども答えさせていただきましたように、個別に自治会等での説明会や戸別訪問等をさせていただく中で、耐震化に向けて今進んでおります。  その中で、費用負担が少しでもかからない方策等も、山梨県と足並みをそろえる中で、今後も進めてまいりたいと考えております。  以上になります。 174: ◯植田委員長 清水(英)委員。 175: ◯清水(英)委員 今御答弁の中で、費用負担が少なくなる方策というお言葉が出ました。やはりどうしても持ち出しが出ますよということになると工事をためらってしまうということはあると思います。そこで、費用負担が少なくなる方策としましては、耐震設計や耐震工事のときの補助の割合などを上げていくことや、あるいは、これは高知県などで見られていますけれども、工法ですね、低コスト工法、従来の工法よりも安い工賃で耐震補強ができるという工法を普及したり、あるいは、住民の皆さんにお伝えする中で費用負担を少なくするという取り組みもされているということです。これら助成の拡大や低コスト工法の周知や普及などについてどのように取り組んでいかれるか、お考えをお聞かせください。 176: ◯植田委員長 佐野建築指導課長。 177: ◯佐野建築指導課長 今御指摘いただきました低コスト工法につきましては、高知県が愛知県の大学と提携する中で、そういう工法等を進めているということは山梨県と協議をする中で確認はしております。  今後につきましては、全県で統一的にその工法等も含め精査する中で、金額を安く耐震化できるような工法等も検討してまいりたいと考えております。  また、高知県の中では耐震化の実績がふえることによってコストの低減にも結びついているということもありますので、少しずつですけれども、着実に耐震化に向けて進めてまいりたいと考えております。  以上になります。 178: ◯植田委員長 清水(英)委員。 179: ◯清水(英)委員 木造住宅、住民の皆さん、災害の際に命を守るために、また、財産を守るために、この木造住宅の耐震化もぜひ進めるためにより一層努力していただきたいということを要望して終わります。 180: ◯植田委員長 ほかに質問はありませんか。  藤原委員。 181: ◯藤原委員 住宅課にお願いしたいんですけれども、住宅課さんのほうにも相談があったと思うんですけれども、ちょっと理由があって、甲府市の市営住宅に住みたいという方がいらっしゃいました。その中で、他の市町村で税金の滞納があって入居できませんという話があってお断りをされたと、そういった場合に、本市ではどのような形で、いろいろ住宅とか、住む場所を勧めているのかというところをお聞きしたいんですけれども。 182: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 183: ◯坂本住宅課長 市営住宅に入居する場合につきましては、住民税の未納がないということが条件になっておりますので、他の市町村でありましても、未納があるということであれば市営住宅については入居ができないということで御説明しております。  以上です。 184: ◯植田委員長 藤原委員。 185: ◯藤原委員 そこは承知をしているんですけれども、そうなった場合に、いわゆるその方は生活保護も一緒に受けたいということで御相談に行かれたようなんです。無理にじゃないですけれども、入居できないということはわかったと。そうなった場合に、どこか勧めてもらうところとかないのかという御相談をしたときに、あまりそういった話にならなかったということなんですけれども、例えば、民間の住宅であったり何なりというのを、どこか勧めてあげたりするということはないのか。先ほども議案の中であったように、債務がふえたりという甲府市としての問題もあると思うんですけれども、そのような市民からの声というのはどういうふうに対応しているのかということをもう一度お伺いしたいんですけれども。 186: ◯植田委員長 坂本住宅課長。 187: ◯坂本住宅課長 生活保護ということであれば、生活福祉課のほうで住宅についても御相談していただきたいということで、当然公営住宅に入居ということは無理でありましても、公営住宅以外のところを生活福祉課で御相談していただくというようなことでお話をしております。  以上です。 188: ◯植田委員長 藤原委員。 189: ◯藤原委員 了解いたしました。そういうケースがありましたら、またそういう課をまたいでということで相談をさせていただく、できるということで、了解いたしました。ありがとうございます。  もう1点、先ほどのこの都市計画道路とは関係はないんですけれども、遠光寺交差点のところの県道についてお伺いをしたいんですけれども、よろしいでしょうか。道路に関して、多分住民の方々への説明はあったということで、以前金丸委員からも地元への説明はあったということなので、甲府市に対してなんですけれども、あの道路に関してどのような形であそこを拡幅するのか、目的、用途についてどのような説明があったかお聞かせいただきたいんですけれども。 190: ◯植田委員長 石原都市計画課長。 191: ◯石原都市計画課長 平和通りの遠光寺交差点ということでよろしいでしょうか。平和通りの遠光寺交差点につきましては、従来からの渋滞緩和という形と、リニア駅ができた場合に平和通りをリニア駅と甲府駅をつなぐルートというふうに考えている中で、運行されるであろうバス、公共交通、こういったものがスムーズに運行できるようにということで、バスの優先レーンというものを設けるという形のお話を伺っております。  そうした中で、遠光寺交差点につきましては、日ごろから朝夕の通勤時、交通渋滞をしている状況でございますので、そこの部分拡幅をして、スムーズにそういったものが運行できるようにしていきたいということで、今お話をお伺いしているのは、西側のほうに1路線拡幅をしていくというようなお話を伺っております。  以上です。 192: ◯植田委員長 藤原委員。 193: ◯藤原委員 ありがとうございました。甲府市にその説明が、リニア中央新幹線開業という部分に対しても来ているのかということの確認をしたく、質問させていただきました。  以上です。 194: ◯植田委員長 以上をもちまして建設部の所管事項について調査を終了いたします。  委員の皆様にお諮りしますが、若干早いですけれども、休憩にしたいと思います。そして、産業部への所管事項の調査については午後1時からということでよろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 195: ◯植田委員長 それでは暫時休憩いたします。                午前11時53分 休 憩         ─────────────・─────────────                午後 0時59分 再開議 196: ◯植田委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  産業部への所管事項の調査に入る前に、産業部より、甲府市地方卸売市場経営戦略の策定について報告をしたい旨の申し出がありますので、これを許します。  それでは、甲府市地方卸売市場経営戦略の策定についての報告をお願いします。  芦澤経営管理課長。 197: ◯芦澤経営管理課長 それでは、甲府市地方卸売市場経営戦略の策定について報告をさせていただきます。  本市場の経営戦略の策定につきましては、先日、委員各位へ冊子をお届けいたしましたが、本日の常任委員会において、改めて御報告させていただきます。  お手元へ、甲府市地方卸売市場経営戦略策定の目的、位置づけ、経過等を記したA4版の資料を配付させていただきました。  この経営戦略につきましては、今後10年先における本市場の存続を見据えた効率的な市場運営と市場機能の維持・強化を目的に策定いたしました。  策定の経緯といたしましては、平成28年10月24日、市長より甲府市地方卸売市場運営協議会へ策定を諮問し、その後、市場関係者から成る専門部会を12回、甲府市地方卸売市場運営協議会を5回開催し、平成29年11月21日、甲府市地方卸売市場運営協議会より答申を受け、また、広く市民の意見を取り入れるため、平成30年1月24日から2月23日までパブリックコメントを実施し、2月28日に公表いたしました。  今後は、この経営戦略に掲げた6つの基本戦略に基づく本市場の活性化に向けた施策へ全市場関係者で取り組むとともに、将来における本市場の位置づけや役割、方向性、運営形態などを含めた市場のあり方について、市場全体で協議を進めてまいりたいと考えております。  以上、報告を終わらせていただきます。 198: ◯植田委員長 以上で報告が終わりました。
     それでは、ただいまの件について質問のある方は発言をお願いいたします。  坂本委員。 199: ◯坂本委員 それでは、お願いします。今まで甲府市地方卸売市場の中では、場外公有地の問題から、いろいろ議論してきたわけでございますが、ここで、この10年計画の経営戦略ができました。できた中において、まだ全部読んでいないのであれですが、大まかな質問になって申しわけないんですが、例えばこの経営戦略を策定した中で、10年後というのは、どのようなビジョンを描いて、この経営戦略の策定となったか、お教えいただければと思います。 200: ◯植田委員長 上田市場経営室長。 201: ◯上田市場経営室長 甲府市地方卸売市場経営戦略の目的といたしましては、今後10年先における本市場存続を見据えた効率的な市場運営、そしてまた市場機能を維持・強化していくことを、2つを目的としております。本経営戦略の10年における存続という意味に関しましては、全市場関係者と専門部会等、またヒアリング等を行う中で、卸業者、仲卸業者を含めた市場関係者から「今のままでは事業が衰退してしまう」「私たちも頑張るので、開設者の協力を得ながら、発展的な存続をこの10年やっていきたい」という意見をいただいております。 202: ◯植田委員長 坂本委員。 203: ◯坂本委員 私が一番危惧していたところを今全部話していただいたわけでございますが。今、ただ、私どもが事業をやってきた中で一番気になる言葉が、先ほどから存続という言葉を使われるんですが、存続というのは経営戦略の中で入れると、何とか生き延びていって、つなげていこうという発想になる。経営戦略を実践する場合には、やはり発展させる。どうしても、いろいろな諸事情があります。いろいろなグラフ見ても、どうしても下降ぎみになっている、いろいろな取り扱いなどになっているわけですが、とはいっても、経営戦略を立てる中においたら、それを何とか立て直して、これから少し右肩上がりにしていかなきゃいかんだろうなというのが、私は、こういう戦略の図になるのではないのかなと思っているわけですが。そうすると、どうしても、その存続という言葉が気になりましたので、そんなことでお伺いをいたしました。存続。なくなってはまた困る話ですから、存続することもいいだろうと。ただ、今言いましたように、若干発展するような形でやっていっていただきたい。  それをしていくにはどうするかというと、PDCAサイクルを回してやっていくんだと、そういうことで、毎年チェックをしていくんだと、こういうことだと思います。いわゆる、その中のチェックやアクションが必要になってくるんですが、そのチェック体制に対しては、どのような形をとっていくか、お教え願いたいと思います。 204: ◯植田委員長 上田市場経営室長。 205: ◯上田市場経営室長 この経営戦略の活性化施策につきましては、まず民間の市場関係者が必死になって取り組む、それをまた本市が補助するということが重要だと考えております。まずは実践部隊であります専門部会の方々に、みずからの施策への取り組みを評価していただく。しかし、それだと片手落ちになる可能性もございますので、本市も入った、指標等をチェックする。また外部の本市場の審議機関であります甲府市地方卸売市場運営協議会へかける中で、この活性化施策22項目、6つの基本戦略に基づく活性化施策に慎重に、また完遂できるように取り組んでまいります。  以上です。 206: ◯植田委員長 坂本委員。 207: ◯坂本委員 ありがとうございます。そのような形でいいのかなと思っております。  今まで、すごく気になったのは、今言った甲府市も一緒になってという形があったんですが、前は甲府市がやって、それで市場関係者が来てというような、そんなイメージに見えたものですから。今回、私、一番言いたいのは、その市場関係者でやっていく専門部会ですか、で甲府市が全面的に支援するというようなことが書かれておりましたし、整備部会の中では市場関係者が発意し、それからみんなでそれを検討していこうということですから、これはすごいいいことだなと思っておりますので、そのようになればと思っております。  それで、これは余計な話かもしれませんが、冒頭申しましたように、甲府市地方卸売市場市場の入り口のところの土地の賃借契約が済みまして、東京圏のMEGAドン・キホーテが入るわけですが、そのときの家賃収入が、これ市場事業会計で使うということになっておりますが。それについて、この経営戦略との兼ね合いというのは何かあるわけでしょうか。 208: ◯植田委員長 上田市場経営室長。 209: ◯上田市場経営室長 甲府市地方卸売市場場外公有地貸付事業の収益につきましては、この貸付事業及び経営戦略を策定する中の経過で、本市場の老朽化した施設の整備に充てるということで、また老朽化だけじゃなく、先ほど坂本委員がおっしゃっていただきましたように、発展的な存続に向けた衛生管理であったり、温度管理であったり、そのような市場機能の強化に充ててまいりたいと考えております。 210: ◯植田委員長 坂本委員。 211: ◯坂本委員 それからもう1点は、そのPDCAサイクルのチェックをしていきながら、例えば5年後、それからそれ以降で、いろいろなことがまた出てくるだろうと思ったときに、この10年計画をもとに何しろ10年間はこの経営戦略でやっていくんだと、そのようにとってよろしいでしょうか。 212: ◯植田委員長 上田市場経営室長。 213: ◯上田市場経営室長 戦略の計画期間は10年でございます。ただ、先ほど申しましたように、PDCAサイクルの中で、1年ごとに軌道修正を必ず行っていくと。また本市場に関しましては、気候とか経済変動で、生産者や実需者、買参人の方たちの影響もございますので、その方たちの話をお聞きする中で適時修正をかけていきながら10年計画を遂行していきたいと考えています。 214: ◯植田委員長 坂本委員。 215: ◯坂本委員 確認ですが、今、修正という言葉になりました。大規模な方向変換はする予定はないということの捉え方でよろしいでしょうか。はい、わかりました。いいです。  まとめますと、結局、私、一番言いたかったのは、先ほど言いましたように、本市場を活性化する、それを一番やっていけるのは、やはり現場の人たちが、何をどう考えて、それでどうしてほしいかという意見を出していただいて、それから、こちらでできるものと、そういう共同作業でやっていくことが一番、本市場としては必要なことではないのかなと思っております。現状において、あそこで働いている人たちは、はっきり言いまして、若干不安を持っていると思いますので、どうか、その不安を払拭しながら、この10年間の経営戦略をもって何とか、また立て直していただければと思います。よろしくお願いをします。ありがとうございました。 216: ◯植田委員長 ほかに、この件に関して質問のある方は。  向山委員。 217: ◯向山委員 ちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、9ページに取扱高の推移があります。これは、これまでの現状の推移ということで、この将来的な推計等を出されているものがあればお伺いしたいのと、それにあわせて、46ページから財政収支計画もありますけれども、ここら辺の取扱量とこの売上高使用料との関係性をどういうふうに計算して、この財政計画になっているかというところを御説明いただきたいと思います。 218: ◯植田委員長 芦澤経営管理課長。 219: ◯芦澤経営管理課長 財政計画との関連性でありますけれども、今のところ取扱高が右肩下がりになっておるという形の中で、当然、前年度よりも比較して何%かを推計して、この財政計画の売上高使用料に反映させているところであります。  以上です。 220: ◯植田委員長 向山委員。 221: ◯向山委員 この過去の減少幅を、そのまま当てはめて、10年後、2027年までの計画として当てはめているのか。それよりも取扱量は減少または横ばいという計算で行っているのか。そこら辺、どのような計算なんでしょうか。 222: ◯植田委員長 上田市場経営室長。 223: ◯上田市場経営室長 平成3年、平成4年をピークに、ずっと右肩下がりということで下がってきた市場取扱量でございますが、ここ2年ほどは下げどまりで、並行的な形で、もうほぼ減少はないだろうという見込みでございます。また、この財政計画、今後10年間につきましては、もちろん、甲府市地方卸売市場経営戦略の活性化施策に取り組んでいるわけでございますので、若干の右肩上がりの取扱高を想定しております。 224: ◯植田委員長 向山委員。 225: ◯向山委員 承知しました。減少幅が、ここ数年は、要は底についたんじゃないかというようなところの判断で計画を立てられていると思います。今後10年間、大きな外的な要因がなければ人口減少は避けられない状況でどんどん進んでいく中で、市場規模全体も下がっていくと思うので、それをどうやって市場規模として、市内だけじゃない部分の獲得も考えての今回の経営戦略だと思いますので、ぜひ、この売上高使用料、また取扱量も増加に転じられるような施策を実際に実行していただきたいと思います。  確認だけさせていただきたいんですが、場外公有地の使用料というのは、この施設使用料でいいんでしょうか。 226: ◯植田委員長 芦澤経営管理課長。 227: ◯芦澤経営管理課長 はい。この財政収支計画の収益的収支、営業外収益の(4)その他のところに計上させていただいてあります。 228: ◯植田委員長 向山委員。 229: ◯向山委員 承知しました。これも10年間きっちりと数字として入っていますので、継続的に収入として、もう決まった以上は、しっかりそれを活用できるような形で進めていただきたいと思います。  以上です。 230: ◯植田委員長 ほかに、この件についての質問はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 231: ◯植田委員長 この件に関しましては、以上で終了いたします。  それでは、産業部の所管事項の調査に入ります。先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。挙手された皆さんで質問はありますか。  小澤(浩)委員。 232: ◯小澤(浩)委員 まず、甲府市創業支援事業計画についてお伺いいたします。本年度、甲府市中小企業・小規模企業振興条例が制定されました。と同時に、甲府市商工業振興指針が4年ぶりに改定されまして、その中で、戦略1中小企業と施策、事業化の視点の中の創業の促進についてお伺いいたします。  甲府市創業支援事業計画を平成27年度に策定されまして、実は今年度改定されております。その中で、過去を振り返ってみますと、各銀行、山梨信用保証協会、その他と甲府創業支援ネットワークを結成し、その支援の中で創業者は特定創業支援事業を受けられると。受けると、いろいろなところにメリットがあり、平成28年度は64名の修了者がおられたと聞いております。そのうち甲府市の在籍者は17名いたと聞いております。そこで証明書を交付されるんですけれども、その証明書の交付は、わずかに2名だけだったということを承知しております。  今年度、今もう3月ですから、今年度はどのように修了者がいて、甲府市の市内出身者と、あと甲府市が証明書を発行した件数を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 233: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 234: ◯櫻林観光商工室長 甲府市創業支援事業計画における創業支援者数でございますが、それから特定認定支援事業の交付を受けた方々ということでございますけれども、これまで平成27年10月の国の認定以降では8名の方に、特定支援事業の認定証明書を甲府市のほうで発行しております。それで、登録免許税の軽減ですとか、山梨信用保証協会が実施する創業関連保証枠の拡大、それから投資の融資制度の利子補給、そういったところで活用されております。  今年度につきましては、9月までの実績で42件創業がなされております。この中の甲府市につきましては、修了者数でございますけれども、17名が創業セミナーを修了しております。 235: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 236: ◯小澤(浩)委員 42件中17名が甲府市ということを確認させていただきました。  先ほど私、その中で、この甲府市が発行する修了証書を受けないと、山梨信用保証協会だったり、その他いろいろなもののメリットが発行できないことと思いますけれども、その中で、17名のうち何名、証明書を発行されたか、わかりますか。 237: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 238: ◯櫻林観光商工室長 済みません。先ほど17名というお話をさせていただきましたけれども、平成29年度の証明書交付の方は4名となっています。4名のうち、山梨信用保証協会の融資が1名、法務局の登記が1名、本市の融資制度が1名。1名は、まだ使用されていないという状況になっています。 239: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 240: ◯小澤(浩)委員 私の質問が長くなってしまいますので、もうちょっと視点を変えて。平成29年度は17名、甲府市民の方が創業しているという形なんですけれども、その中で発行数が、先ほどお聞きできなかったんですが、平成28年度も同じように、17名いたにもかかわらず2名にしか発行されていないのが現状でございます。そういった要因を考えますと、甲府市で創業している人は、創業者は17名いたんですけれども、その修了証書はほとんど発行されていない。この要因というか、ギャップというものについて答弁をお願いいたします。 241: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 242: ◯櫻林観光商工室長 創業される方が全て融資をうけるということもございませんし、法人登記をされるというのも、最初の創業からは非常にハードルが高いものになっているかと思います。そういったことで個人的に飲食店を始めるとか、そういった方につきましては、特にこの特定支援事業の証明をいただかなくとも創業ができると。いずれ、また今度、法人化するに当たっては、登録免許税の交付という場面で必要になってくるということであれば、その段階でも証明書のほうを発行することができますので、そういったことで、創業はしたけれども証明書の発行をされた方が少ないのかなとは思っております。 243: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 244: ◯小澤(浩)委員 わかりました。私の、ちょっともやもやっとしたものがわかりました。小規模事業者が、そこまでいかなくても十分創業してできているということで。はい、わかりました。  次に、それに関連しまして、甲府市中小企業振興融資制度について、続いてよろしいでしょうか。これも私、平成29年3月定例会で質問した経緯がありますけれども、従来は中小企業従業員独立開業資金という形で、運転資金が700万円、設備資金が1,500万円のところを、甲府市中小企業・小規模事業振興条例が制定されたと同時に、その融資制度の名前が創業支援資金というものに改めまして、運転資金を1,000万円に拡充されたところは、私も感謝しております。  この新しい融資制度がスタートして約1年たつに当たりまして、2015年までの10年間で6件しかその融資制度を利用していなかったということも確認されていますけれども、この新しい融資制度になりまして、現状何件ぐらい融資を申し込んだ方がおられるのか、お示しください。 245: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 246: ◯櫻林観光商工室長 今年度新たに創設した創業支援資金につきましては、これまで2件の利用がございます。  以上です。 247: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 248: ◯小澤(浩)委員 ありがとうございます。やはり、まだまだ、ちょっと周知が足りないのではないのかなということが確認されました。やはり、こういったものをどんどん利用していただいて、山梨信用保証協会の利子補給であったり、甲府市の融資であったり。せっかく、いい融資制度になっていますので、ここをしっかり皆さんに周知していただきたいと思います。  それにおいては、これは要望なんですけれども、昨年の11月に山梨信用保証協会が山梨中央銀行と新たな覚書書を締結しまして、この1月にも信用組合、信用金庫と一緒に締結の覚書の中で、創業支援制度を大幅に拡充して、みんなに周知しようというところが、この前の新聞にも載っておりました。山梨信用保証協会も甲府市のために頑張ろうという一生懸命になっていますので、こことしっかり連携していただいて、創業するんだったら甲府市となるよう努力をしていただきたいということが1点と、あと甲府市中心市街地空き店舗活用事業補助金ですけれども、これは中心市街地だけにするのでなく、創業する全部の方にその修了証書発行済みの方に限定していただいて補助金を交付するほうがよい。設備への補助金だったら、全体の2分の1上限に50万円とか、そういったところもどんどん発信していただいて、甲府市全体に創業を拡充してほしいと、これは要望します。  あと、最後に1点。甲府市産業支援サイトについてお伺いします。  これは樋口市長からも昨年度からいろいろ話が出ていますけれども、これがことしの4月に、企業データベースとして、一般市民にデータとして開示ができるようなものが。これは、財団法人やまなし産業支援機構にもらったものなんですけれども。早速4月に公開されることが現状なのですけれども、実際これって、どのような企業が、どのぐらいエントリーしているのか、教えてください。 249: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 250: ◯櫻林観光商工室長 甲府市産業支援サイトの企業情報ということで、企業情報データベースというものを作成しまして、プレ公開させていただいています。製造業であったり、飲食業であったり、さまざまな業種を問わず載せていきたいと考えておりまして、いろいろ情報をいただいている状況です。ただ現状ですと、まだ60社程度の企業データベースの状況になっています。まだまだ、これから企業情報データベースという形で、どんどん追加していきたいと思います。写真ですとか、企業のホームページへのリンクですとか、リンクがない小さな小規模の企業であっても、そういったところに全て掲載していって、甲府市には、こんなすばらしい会社やお店があるんだよというものを紹介していければなと考えております。 251: ◯植田委員長 小澤(浩)委員。 252: ◯小澤(浩)委員 冒頭に言いましたけれども、甲府市中小企業・小規模企業振興条例が制定されまして1年、やっとここからスタートと思っております。ですから、今すぐに、いろいろなものを制作するのではなく、いろいろなものに果敢にチャレンジしていただいて、時代に合った情報機関としっかり連携を組んで、県都甲府市の産業を支えていただけるようにお願いしまして質問を終わりにします。 253: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 254: ◯櫻林観光商工室長 先ほどの証明書の関係で若干訂正を入れさせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。済みません。修了証書、今年度115名、全体で修了証書のほうは発行しています。特定創業の証明書とは、また別になりますので。そのうち甲府市の方が40名です。特定創業支援の証明を出した方が4名と。訂正で済みません。よろしくお願いします。 255: ◯植田委員長 よろしいでしょうか。  小澤(浩)委員の質問は以上でよろしいんですか。 256: ◯小澤(浩)委員 はい。 257: ◯植田委員長 続いて、産業部へのほかの方の質問はありますか。  向山委員。 258: ◯向山委員 最初に観光関係をお伺いしたいと思います。毎年お伺いをさせていただいているんですけれども、昨年の2017年の宿泊旅行統計調査結果の速報値が山梨県から出ていて、山梨県全体は49万7,250人減少の785万5,670人と2年連続減少ですけれども、外国人は16万1,560人ふえて、153万2,860人ということで、初めて150万人を上回ったという結果が、山梨県から出ています。甲府市の宿泊者数の日本人と外国人合計と、外国人のデータを、まずお伺いしたいと思います。 259: ◯植田委員長 里吉観光課長。 260: ◯里吉観光課長 平成29年1月から12月までの外国人を含む全体の宿泊者数は73万1,157人で、前年と比較して1.5%減少をしております。ホテルが新設されて外国人がふえているものの、ホテル、旅館の廃業や秋の台風、週末の天候不順が全体の宿泊者数に影響したものと考えております。  一方で外国人の宿泊者数は3万2,518人と、前年と比較して約98%増と、大幅に増加をしました。これは外国人の団体を受け入れているホテルの新設が最も大きな要因だと考えております。それ以外にも、統計をとっております各国のいずれもふえているとともに、その他としてくくっている国が約135%増加している。そのようなことから、さまざまな周知の取り組みが少しずつ実を結んでいるのではないかと考えております。 261: ◯植田委員長 向山委員。 262: ◯向山委員 これまでの観光課のさまざまな東南アジア、また海外各国への取り組みの成果が数字としても出ているんじゃないかと思います。また、今、里吉観光課長のほうからもありましたけれども、やはり宿泊施設の新設というのが大きい影響が出てくるというのは、この数字からもわかったんじゃないかなと思います。  1つ、この3万2,518人の国別の割合について、どの国の方がいるかというところの簡単な数字も含めて、答弁いただければと思います。 263: ◯植田委員長 里吉観光課長。 264: ◯里吉観光課長 甲府市の外国人宿泊者数の上位ということでよろしいでしょうか。 265: ◯向山委員 はい。 266: ◯里吉観光課長 中国人が1位で1万8,441人、前年比約107.9%増、2位が韓国人で4,363人、前年比約200.7%増、3位が台湾人で1,901人、前年比約31.6%増でございます。 267: ◯植田委員長 向山委員。 268: ◯向山委員 中華人民共和国、大韓民国、台湾ということで、いずれも東アジアということだと思いますので、またここに、さらに力を入れていただくのと、山梨県が台湾の高雄市と観光交流の覚書を結んだといういいニュースもありまして、ここら辺のアプローチも、ぜひ進めていただきたいなと思います。  さらに今定例会本会議の代表質問で、桜井議員もオリンピックに触れてお話をしていただきましたが、フランス共和国との山梨県全体事前合宿の競技地ということで、選手団が県内事前合宿6競技行うという、このチャンスもあると思いますし、また次のラグビーワールドカップもフランス共和国で、オリンピックはパリという関係もあるので、ここで山梨県全体、また甲府市としても、特にフランス共和国に対して力を入れる必要があるかなと思います。この辺の台湾とかフランス共和国への今後の方針や取り組み方のお考え、お伺いしたいと思います。 269: ◯植田委員長 里吉観光課長。
    270: ◯里吉観光課長 まず台湾ですけれども、台湾は親日で、多くの台湾人が日本のリピーターと言われております。本市におきましても、加盟しております関東観光広域連携事業推進協議会において、台湾をターゲットとした事業も行い、さまざまなプロモーションを行っております。山梨県が台湾の高雄市と覚書を結んだということで、今後も山梨県と連携をとりながら、本市のインバウンドの台湾の増加に努めてまいりたいと考えます。  またフランス共和国につきましては、フランス卓球チームが甲府市で事前合宿を行うということで基本合意に至ったところでありますけれども、本市以外にも7人制ラグビーの富士吉田市、ハンドボールの甲州市などが決まっており、山梨県はますます注目されると考えております。  こうしたことから、私どももフランス人の受け入れについて対応していく必要がありますので、観光案内所においてフランス語も可能な三者間通訳のタブレットを活用するとともに、現在作成しております指さし会話シートにも、フランス語もあわせて導入するようにしております。  今後も山梨県と連携しながら対応してまいりたいと考えております。 271: ◯植田委員長 向山委員。 272: ◯向山委員 既にいろいろ対応いただいているということでした。さらに、それを前に進めるために、人材の面でも、フランス語にたけている方だったり、また台湾に通じている方とか、職員の採用も含めて、また御検討をいただきたいと思います。  フランス共和国とのつながりといえばワインも、この甲府のワインの売りどころとして、フランス共和国をつなぎながら、いろいろな連携もできるんじゃないかなと思いますし、そんな中で先日、甲府のスパークリングワインも発売されて、多くの御好評をいただいているという状況を聞いています。実際にこれを一過性に終わらせないで、このスパークリングワインも含めて、甲府イコールワインというのを県内外、また国外にも発信していくための取り組みを、また進めていっていただけないかなと思うんですが、お考えをお伺いします。 273: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 274: ◯櫻林観光商工室長 先ごろ甲府スパークリング甲州2017という命名をしまして、3月3日のこうふ開府500年記念事業カウントダウンイベント300日前の会場で、市民の皆様とともに乾杯する形で、お披露目させていただきましたスパークリングワインでございますが、これを一過性に終わらせることなく、また甲府のワインの認知度を向上させるがために、このワインを活用しまして、プロモーションをかけまして、甲府市には、それぞれ特色あるワイナリーが4社ございます。それぞれ特徴のあるワインを提供しております。こういったスパークリングワインをプロモーションすることで、そういった市内のワイナリーの認知度もあわせて高めて、これら4社のワイン産業の発展ですとか、甲府のワインという認知度をさらに向上するようなためのプロモーションを今後も引き続き、このスパークリングワインを起爆剤として取り組んでいければなと考えております。  以上です。 275: ◯植田委員長 向山委員。 276: ◯向山委員 本当に先進的な取り組みとして行ったもの、これをさらに継続をして、発展的に進めていただければなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、甲府市中小企業・小規模企業振興条例の関係、先ほど小澤(浩)委員からも質問がありましたが、自分からは、この条例を実行に移すための、ことし1年間どのような取り組みを行ってきたかというのと、来年度に向けてのお話をお伺いしたいと思います。 277: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 278: ◯櫻林観光商工室長 甲府市で昨年4月、甲府市中小企業・小規模企業振興条例を施行いたしました。条例の施行とあわせまして、要約したパンフレットをつくりまして、中小企業者ですとか関係者、いろいろなところにお配りさせていただきました。中小企業者みずからも頑張らなければならないこと、それから周りの方々も、本市の大多数を占める中小企業・小規模企業を盛り立てていかなければならないこと、そういったことも含めまして、本市としてやっていかなければならないこと、それを本条例に基づきまして、中小企業・小規模企業振興推進委員会という、市民の方ですとか、関係者ですとか、そういった方々が入る中で当委員会を設置しまして、今年度これまで3回の会議を開催してきました。当委員会の中では、いろいろな御意見をいただいております。甲府市で行っている施策に対する御意見ですとか、今後こんなことをしていったらいいんじゃないかといった御意見ですとか、いろいろな御意見等をいただいています。そういったものを、また今後、本市としても施策の中に反映していったり、あるいは産業部の中だけでは対応できないようなものは、全庁的な形で取り組むような施策を考えていかなければいけないのかなとも考えております。  本条例を制定したことで実効性を高めるために甲府市商工業振興指針も改定を行いました。本指針の中では事業化の視点ということで、今後、甲府市が実施する各種事業をこんな形で進めていったらいいんじゃないかというような事業化の視点なども含めて規定したところでございます。  先ほどの甲府市産業支援サイトですとか、そのほかの事業も今年度、新規事業として実施しているものもございます。これをまた評価していく中で、新年度も新たなものが、もし取り組んでいけるようであれば実施していきたいと考えております。  以上です。 279: ◯植田委員長 向山委員。 280: ◯向山委員 ありがとうございます。今、櫻林観光商工室長のほうでおっしゃっていただいた、全庁的に取り組むべきところは、ぜひ全体的に取り組んでいただいて、ぜひ有効性のある形にしていただきたいと思います。  もう1点だけ、この甲府市中小企業・小規模企業振興条例の中で、第11条の教育機関と連携した若者との中小企業・小規模企業への就業意識の醸成というところで、具体的に、1年前はまだなかったんですが、この1年間で何か取り組みとして行ったところがあれば、お伺いしたいと思います。 281: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 282: ◯櫻林観光商工室長 子どもたちに中小企業・小規模企業等を知っていただくということは非常に大切なことだと思います。それは最終的には雇用とか、いろいろな問題にも絡んでくるところかと思います。甲府市の中学校では、2年生が夏休みの期間を利用して職場体験というものを行っています。子どもたちの希望を基本優先するんですが、今年度は甲府市工業協会ですとか、そういったところも教育委員会に御紹介させていただきまして、甲府市工業協会に加盟している製造業ですとか、そういった業者にも、ことしは市内の中学生に希望をとって行っていただいたりしたというような経過がございます。そんなところで新たに甲府市工業協会加盟の製造業者とか、そういったところにも体験していただくというような形もとっております。今作成している甲府市産業支援サイトのほうも、先ほどの企業データベースとか、そういったものを、お子様にもよく見やすいような形のものをつくって、子どもたちに、こんな中小企業が甲府市内にはあるんだよというものを周知していければなと考えております。  以上です。 283: ◯植田委員長 向山委員。 284: ◯向山委員 この1年間でも、甲府市工業協会とか、協力を得ながらやっていただいているということなんですけれども、ぜひ、さらに発展的に、このキャリア教育。高校生とか大学生になる前の段階で中小企業等の企業を知っていただくのが一番マッチング強化につながると思いますので、さらにいろいろな業種を取り入れて職場体験できるような、予算づけも含めて、ぜひ進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  あと、これも1年前の話なんです。甲府市、甲府商工会議所、イオン株式会社、甲府商店街連盟が協定を結んだと。1年間で実際に、その地域貢献活動として、イオン株式会社とどのような活動を行ってきたでしょうか。 285: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 286: ◯櫻林観光商工室長 イオンモール株式会社とは、その親会社であるイオン株式会社と昨年1月に協定のほうを締結させていただきました。甲府市を初め甲府商工会議所、甲府商店街連盟と四者で協定を締結させていただきまして、これまで甲府商店街連盟の各種イベント。例えば、甲府えびす講祭りの際に、イオンモール甲府昭和のモールの中にえびす神社をつくりまして、そこで甲府の懐かしの写真展を開いたりとか、そういったことで、甲府えびす講祭りへの誘客をするとか。甲府商工会議所と甲府商店街連盟、また甲府市も協力する中で、そういった取り組みもしております。  イオンモール株式会社でも、イオン甲府ココリ店の前にお店を出店していただくとか、甲府商店街連盟と連携していただくような形で取り組んでいただいております。  それ以外に甲府市としても、甲府ブランドを販売促進するための事業をイオンモール株式会社と協力して取り組ませていただいたりとか、甲府市で行っている小江戸甲府の夏祭りですとか、先日行った、こうふはっこうマルシェですとか、そういったものを関東地方の近県を中心にポスターの掲示をしていただくとか、イオンモール株式会社のネットワークを使った形でできること、それぞれの立場でできることを今現在取り組んできているというところです。  まだまだ、これからやっていくべきことが出てくるのかもしれませんが、今のところは、できることから取り組みましょうということで、不定期ではあるんですが、イオンモール株式会社の方々ともお会いする中で、できることをやっているという状況でございます。 287: ◯植田委員長 向山委員。 288: ◯向山委員 承知しました。イオン株式会社の一番の強みは全国的にネットワークがあるというところだと思いますので、そこをぜひ生かしていただいて、特に開府500年、武田信玄公生誕500年という形で、これから甲府市に多くの人に来てもらえるような形をつくるために、物販だけじゃなくてPR方法も引き続き考えて最大限活用していただいて、3年間契約だと思いますので、残りの2年間しっかりとやって、その後も更新ができるような状況をぜひ続けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、調査自体は企画部なんですけれども、これも毎年聞かせていただいて、甲府市で、空き店舗調査を平成29年度も行われていると思います。この平成29年度の調査結果を見させていただくと、空き店舗を利用して営業開始した店舗数19件ということであります。あるいは全体店舗数や空き店舗数等の変動もあるんですけれども、全体として、この中心市街地の空き店舗の、この調査結果等も見て、産業部としては、どのような評価をされていますでしょうか。 289: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 290: ◯櫻林観光商工室長 空き店舗調査の結果でございますが、甲府市中心市街地活性化基本計画の成果指標として使われているものが、空き店舗数というものが使われているかと思います。目標値が173件だったと思いますが、一昨年度170件、昨年度が167件ということで、空き店舗が減ってきています。ただ、全体の店舗数も減っていると、そういう状況でございます。  平成25年度の営業店舗数が1,042件ありました。昨年度の営業店舗数が1,049件です。ここから見ますと、やはり営業店舗数は大きく変わらず、空き店舗率も13%台に落ちてきていますので、小さな駐車場への転換みたいなものも進んではいるんですが、あいている店舗が多くなってきているのかなという実感は受けます。  ただ、岡島百貨店以南を中心に、夜間営業をする店舗がふえてきているのかな。飲食店も岡島百貨店以南のほうでは80%を超えてきているという状況になっていますので、業態の転換が進んでいるのではないかなとは分析はしております。 291: ◯植田委員長 向山委員。 292: ◯向山委員 今、非常に的確な分析をしていただきまして、数字から見ても業態の変化も進んでいると思いますし、本当に岡島百貨店より以南の部分の飲食店の増加というのは、目に見てもわかるような状況が、ここ5年、10年の間では起きていると思います。金丸委員も以前から夜の中心市街地活性化ということで、特性を生かして、その中心市街地のいろいろな部分の特性を生かして、また弱い部分を強化できるような施策を、この調査結果から、また進めていただきたいなと思います。  そんな中で1つ、甲府リノベーションまちづくり構想策定委員会も動いて、またさらに、この動きも期待をしていきたいところなんですけれども、ことしの6月に民泊の新法ができると。民泊自体は、中核市に移行すれば、新しい条例も制定できたりとか、分野とすれば、企画部分があるのかもしれないんですけれども、商工全体としたときに、中心市街地の中で、そういった形の宿泊客とか、また商工の部分での民泊の利用というのは、どのように生かしていける可能性があるとお考えでしょうか。 293: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 294: ◯櫻林観光商工室長 この6月中旬ですか、住宅宿泊事業法いわゆる民泊新法が施行という形になってくるかと思います。これによってまた、これまで住宅地ではできなかった民泊ができるということで、特に中心市街地の関係ですと、あまり影響は出てこないのかもしれませんが、ただ住居地域のほうでは影響が出てくる可能性はあります。ただ、それが大きな、この産業のうねりになってくるかというと、まだそれほどでも。甲府市内には、まだ既存のホテル等がございますので、まだどうかなという感じはします。  ただ、ここのところなんですけれども、空き店舗の補助の関係で、ゲストハウス的なものをやりたいという相談が来たりとか、そういったものもございますので、これも何か民泊新法を見据えた動きなのかどうなのか、ちょっとその辺は細かく分析してみないとわからないんですが、そういった相談は来ていることもありますし、実際に空き店舗の補助ということで、これまであいた状態の旧ビジネスホテルみたいなものを安価なゲストハウス的なものに改装するというような動きはあります。 295: ◯植田委員長 向山委員。 296: ◯向山委員 承知しました。ゲストハウスという動きも、またこれから民泊も含めて、空き店舗が存在するのは、それをまた資源として活用できる方法として、中心市街地の中に、そのまま気軽に泊まれるような状況をつくり出すということも、1つの可能性としてはあるかなと思いますので、国全体としての動き、また変化にもしっかりと対応して、甲府市独自の形で、またつくっていただけるような体制をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  あと、これは小沢(宏)議員が今定例会の中でも触れさせていただいた、こうふ開府500年記念事業としてトランスボックスにラッピングをするということで、これはこれまでも東京都新宿区歌舞伎町などで行われてきている事業で、自分も去年の決算審査特別委員会の中でも触れさせていただいた部分があるんですが、実際に、こうやって予算化して来年度から行っていただくというのは、まちなかの雰囲気も変わってくるので、いいかなと思うんですけれども。これは、こうふ開府500年記念事業だけじゃなくて、観光、また商工業全体の活性化として、例えば平和通り等にもトランスボックスあるんですが、全体的に今後取り組んでいくようなお考え等はありますでしょうか。 297: ◯植田委員長 里吉観光課長。 298: ◯里吉観光課長 御質問のトランスボックスの活用につきましては、今のところ検討しておりませんけれども、東京などで見ますと、幾つか連なったところを活用しているというところがあります。甲府市内を見ますと、単独で設置されている部分でありますので、そこで費用と効果がどういう形で、観光でいえば観光振興につながるのか、そういったことも考えながら検討してまいりたいと考えております。 299: ◯植田委員長 向山委員。 300: ◯向山委員 自分もトランスボックス提案させていただいて、予算化されて、これがいい形にいけばいいなと思うんですけれども。小沢(宏)議員もおっしゃっていたんですが、武田神社に向かう道沿いに、そういった形で今後検討していただければ、また歩いていただける1つのきっかけにもなったりするんじゃないかなと思いますので、その武田神社からさらに広げていくような形で、また御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、木材利用についてお伺いします。山梨県でも、県産材利用促進に向けた木材加工施設の補助金の整備などを行ったり、また中央市でも、新しい木材利用として、CLT材などの活用の新しい利用方針を策定しているんですけれども、甲府市も山梨県の方針等に合わせて、今ある公共建築物等への木材利用というのを今後変更していくようなお考えはありますでしょうか。 301: ◯植田委員長 樋口産業総室長。 302: ◯樋口産業総室長 現在、木材の利用につきましては、庁内の工事施工担当者会議において検討を行っているところでございます。平成29年度につきましては、甲府駅の南口エレベーター横の外壁に使用をしたところでございます。また平成30年度以降につきましては、学校の窓枠などの造作材として使っていこうということで、この工事施工担当者会議の中で検討していただいているところでございますので、今後も、この工事施工担当者会議を通じまして、木材の利用の向上に努めていきたいと思っております。 303: ◯植田委員長 向山委員。 304: ◯向山委員 この木材の利用もいつも質問させていただいていますけれども、公共建築物への使用ということで方針もあると思いますので、それをぜひ生かしていただいて、また開府500年も、雰囲気づくりのために木材を使用した施設というのも必要になってくる部分もあると思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。  この中央市のように、新しいCLT材のような、全国的に新しい動きも出てきたりとか、防火耐熱性もあるような材質が出ているようなところもあると思いますので、ぜひそこも山梨県産材、またいろいろな形で甲府市の市産材等も使っていけるような形で御検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 305: ◯植田委員長 続いて、ほかに質問のある委員さんは、金丸委員と藤原委員ですね。  では、藤原委員。 306: ◯藤原委員 よろしくお願いします。1点だけ、雇用創生課にお願いしたいと思います。甲府市就職応援合同企業説明会を行っていただいて、きょうも新聞で、大学生の求人の表も出ていたんですけれども、民間で行う企業説明会と本市で行う企業説明会の違いを教えていただきたいんですけれども、お願いいたします。 307: ◯植田委員長 伊藤雇用創生課長。 308: ◯伊藤雇用創生課長 本市の行っております甲府市就職応援合同企業説明会につきましては、企業の参加料が無料となっております。また民間が行います説明会につきましては、参加料が必要になっております。  こうしたことから、採用に経費がかけられない中小企業は事実上、参加が難しいというような状況にあるところでございます。そうしたことから、本市におきましては中小企業がほとんどでございますので、そういった中小企業の人材確保のためにも、企業の参加料を無料として事業を実施しているところでございます。  また、ハローワーク甲府に共催をいただきまして、その場で内定が得られるような仕組みをとっております。  以上でございます。 309: ◯植田委員長 藤原委員。 310: ◯藤原委員 ありがとうございます。小規模企業や資金繰りが大変なところとかも、そのような形で参加できるという話を聞きました。そうした中で、雇用創生課が誕生して以来、甲府市自体に雇用がふえたなという感じを持たれている部分や、こういう部分に関しては雇用が上がってきたという実感とかありましたら、数字でもいいんですけれども、お教えいただきたいと思うんですけれども。 311: ◯植田委員長 伊藤雇用創生課長。 312: ◯伊藤雇用創生課長 平成28年度より、甲府市就職応援合同企業説明会を実施しているところでございますけれども、平成28年度、それから平成29年度につきましても、200名程度ほどの参加者がございました。その中で平成28年度は33名の内定が得られました。また、平成29年度につきましては32名の内定が得られておる状況でございますので、成果が出ているものと考えております。 313: ◯植田委員長 藤原委員。 314: ◯藤原委員 平成29年度は32名というような結果が出たということですので、今後もっと県内の学生さんたちがいらっしゃると思いますので、ぜひ、この部分は力強く行っていただきたいなというのとあわせて、あとUターンで戻ってきていただいている学生さんの数字もわかれば、お教えいただきたいんですけれども。 315: ◯植田委員長 伊藤雇用創生課長。 316: ◯伊藤雇用創生課長 山梨県が実施をいたしました平成29年3月卒業の山梨県出身者のUターン就職率の調査について御説明をさせていただきます。この調査につきましては、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の大学など174校から得た結果によりますと、山梨県出身者が1,668人、そのうち468人が県内に就職をしたと。率にしますと約28.1%の方が県内に就職したということでございます。  以上でございます。 317: ◯植田委員長 藤原委員。 318: ◯藤原委員 この数字が伸びることによって少しでも、この数字が伸びることが大切なのかなと思っております。いろいろ雇用創生課で御苦労いただいていると思うんですけれども、やはり県内への就職を希望しても、そこにマッチングがないということがあるのかなと思っておりますので、いろいろ企業の発掘であったり、また大学等に調査をしていただいて、少しでも県内に戻ってきていただいたり、また食いとめる施策を考えていただいて、若い人たちの定住というか、に向けて取り組みを推進していただければなと思っております。よろしくお願いします。  以上です。 319: ◯植田委員長 ほかに。  金丸委員。 320: ◯金丸委員 今定例会は、予算特別委員会がありますから、その場でじっくり本市の産業について、7款で質問させていただこうと思っていますが。所管事項の調査ということなので、きょうは向山委員がワインの話をしてくださったので。先日、3月3日に、我が市が主体となって、開府500年に向けて、カウントダウンイベント300日前で披露したスパークリングワイン、この件について質問をさせていただきたいと思っています。  私は、最初に、非常にいいアイデアだったと高く評価しています。特に単なる、赤にしろ、白にしろ、あるいはロゼにしろ、普通のワインじゃなくて、お祝いのためにスパークリングを使ったというところが、僕はよいアイデアの1つだったと思っています。  そこで、先日初めて3月3日の日に飲まさせていただいて、その夜、私、早速購入させてもらったもので、20人ほどのパーティーで披露させてもらったんですが。味はともかくとして。それは確かにフランス共和国のシャンパーニュ地方や、あるいはイタリア共和国のフランチャコルタ地方とか、それにはとても及ぶわけがないんだけれども、少なくとも短期間でできたスパークリングワインとすれば、まあまあだったと評価しています。  そこで、とても残念なことがあったんですが、その20人ほどの方に披露した後、これ、どこで買えますかという話になって、実は資料では、株式会社サドヤでは予約販売だけだった。当日に、4カ所ほど、名前がたしかリーフレットに載っていた。そこに皆さん、それぞれ、その次の日とかに行ったんだそうです。そうしたら、当然のことながら完売だったと。後で報告聞いたらば、中道地区の風土記の丘農産物直売所ではたった12本だったそうです。僕、数、確認していませんよ。そして一部のかいてらすでも、もうすぐ売り切れたと。それからもちろん、株式会社サドヤも1本ずつ限定で売ったと。甲州夢小路では1人にたしか2本売ってくれましたよね、佐野委員。それで僕らは手に入ったわけですよ。あと聞いたら、今度はイオン甲府ココリ店では何か60本仕入れて売れちゃったといって、いろいろな話が入ってくるんですね。  そうすると、私、何でもっとたくさんつくらなかったのかなと、売れるようにしなかったのかなという疑問が1点と、それからもう1点は、当初リーフレットに書かれた4カ所ばかりじゃなくて、市内の酒屋さんにも、ちゃんと販売ルートを使って出してあげたわけだから、やはり、その辺ももっと情報を発信してあげればよかったのになという思いに駆られました。  そこで聞きたいのは、その辺について、どこまで甲府市の商工課がかかわっていたか。東京都港区赤坂のパーティーでの櫻林観光商工室長のテレビ映りがとてもよかったので、あえて質問をさせていただきます。 321: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 322: ◯櫻林観光商工室長 今、金丸委員からワインのお褒めの言葉いただきまして、本当にありがとうございます。ただ、売り切れ店が続発してしまったということで、市民の皆様には御迷惑をおかけして大変申しわけないという思いがございます。5,000本つくりまして、4,000本は株式会社サドヤで販売するということで、1,000本は事前にネット予約で売り切れ状態になってしまったと。それ以外のものにつきましては、本当に民間のスーパーマーケットのほうにかなり卸してしまったみたいで、株式会社サドヤ自体にも、ほぼ在庫がなくなってきてしまっていた状態。株式会社サドヤも、ここまで大きな注文が入ってくるとは、とても考えていなかった。売れ残ってしまっては困るというような思いもあったみたいなんですが。それで結構、卸会社のほうへ出してしまったということで、こういったことが本当にないように、事前に商工課としても、株式会社サドヤ側と甲府市と、どのような形で販売していくかというのを、もう少し詰めておく必要があったのかなというところは、ちょっと反省点として持っています。  そんなことで、現状ですと、チラシにあった4カ所には今在庫がない状況ではございますが、株式会社サドヤのほうには卸したものがどこに今、店頭で販売されているのか、それを毎日確認していただくような形で。やはり問い合わせも、きのうも聞きましたら、五、六件は1日問い合わせが来ていますと。そういった方々に購入していただくためには、どこで売っているかというのを丁寧に対応していただかなければならないということで、今、向こうからもリストをもらって何カ所か、甲府市のほうでもお答えできるような形で対応していくということで、幾つか、まだスーパーマーケットで置いてあるところがありますので、そういったところを今、株式会社サドヤと商工課で紹介しているような状況でございます。  以上です。 323: ◯植田委員長 金丸委員。 324: ◯金丸委員 あくまでも株式会社サドヤが販売の大きな責任を持っているわけだから、大量仕入れどうこうということはないと思うけれども、今の話を聞いて、こんなに評判がいいなら、まさに第2弾、第3弾という形でつくることを、ぜひ御検討していただきたいと思うのですが、そういった計画とか、そういう検討とかはありましたでしょうか。 325: ◯植田委員長 櫻林観光商工室長。 326: ◯櫻林観光商工室長 このワインでございますが、平成28年の5月、山梨大学と共同研究、天然酵母からとって研究するということで始めまして、2年近くかかって、やっと製品化できたと。このワインが開府500年に乾杯できるような形で、お祝いに使えるようなワインということでつくったものでございます。ワイン、今年度販売になりましたが、開府500年は来年になります。ということであれば、今もうこのワイン、ほぼ株式会社サドヤのほうにもない状況です。できれば担当課といたしましても、これは今後の甲府のプロモーションに十分使える素材になってくるのではないかとも思います。そうしたことで、甲府スパークリング甲州、今2017ですが、できれば2018のバージョンを担当課としてはつくっていきたいなと考えております。  ただ、これも甲府市産のブドウを今回も6.5トンほど確保させていただいたんですが、JAさんだとか、関係するところと、また密に連携とって、ブドウの確保ですとか、していかなければならないと思いますので、そういったところで十分に周りの関係者の方々と連携しながら、できれば作製していきたいとは考えております。  以上です。 327: ◯植田委員長 金丸委員。 328: ◯金丸委員 本当に今の答弁をよしとします。今の話聞いていて、僕もちょっと楽しみになってきましてね。ぜひ開府500年の2019年バージョンを考えてみたり、それから確かに甲州種を確保するということは、もうこれ、いわゆる勝沼なんかでもと思ったら、とても大変なことでね。御存じのように、山梨県が今度は甲州市の苗木を県内に配付するなんていうところまで来ていて、とても大変だということは、よく理解しています。そこで私、いい機会だから、あえて甲州種でなくても、あるいは、もっと正直に言わせていただければ、甲府市産でなくても、やっぱりワインを日本で最初につくったまちだということを強くアピールするためには、量があったほうがいいと思う。つまり、たくさん数があったほうがね。  何で日本で一番かという話は皆さん、もう知っていますよね。委員の皆さん、もう知っているかもしれませんけれども、これは8年ほど前に、実は当時の監査委員事務局長だった水野 栄さんという職員が、最後は消防長で卒業したんだけど、その彼が何かで調べ出してくれて私に教えてくれて、私が本市議会で使わせてもらったんですよ。日本で最初のワインは、今までは明治10年に大日本山梨葡萄酒会社というのが勝沼にあり、高野さんと土屋さんをフランスのボルドーに行かせたというところからスタートしていた歴史が、そうじゃなくて、本当は明治3年に甲府市武田の、詫間さんと山田さんという方が2人でワインをつくり出したという文献が残っていたんだそうです。だから、私はこれを当時、勝沼生まれの勝沼育ちの、僕がこう言うんだから間違いないといって本市議会で言ったことがあるんだけど。
     だから甲府市こそ、本当に日本のワインの、まさに発祥の地なんだということを強くアピールするためには、これから先、甲府市の、まさに商工課が担当になって、積極的に甲府ワインを売り出していくと。そして同時に、開府500年も、たまさかあるからだけれども、やっぱり甲府市がワインの発祥地ですよといって、甲府の魅力の1つの大きな柱にしていくんだということを考えたほうがいいと思うんです。  だから、歴史的にも、最近では小倉藩か。日本で最初にワインをつくったなんてことを言っているところもあるんですけれども、先日、ある研究者に聞いたら、あれはワインじゃなくて、米こうじを使った、日本酒と同じようなつくり方なんだよという回答いただいたので、本当にブドウを使って発酵させてワインをつくったのは山梨県の甲府市だということを強く訴えることをしていくと、私はとても、産業部とすると、いい仕事になると思っているんですよ。これが、まさに樋口市長の言うところの、市役所みずから、稼ぐまち・稼げるまちに役立てば、もっといいと思っていますから、ぜひ、そんなことを参考にしながら、これからも頑張っていただきたいとエールを送って質問を終わります。  以上です。 329: ◯植田委員長 以上で、産業部の所管事項についての調査を終了いたします。  産業部の方々には大変御苦労さまでした。お疲れさまでした。お引き取り願います。  では、以上をもちまして所管事項の調査を終了いたします。  傍聴人に申し上げます。以上で、傍聴の申し出がありました審査及び所管事項の調査が終了いたしましたので、申し出の傍聴人は退出をお願いいたします。御苦労さまでした。  次に、当委員会の閉会中の調査申し出事項については、お手元に配付いたしました内容でよろしいでしょうか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 330: ◯植田委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  御協議を願う事項は以上であります。  以上をもちまして、経済建設委員会を散会いたします。                午後 2時09分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...