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  1. 甲府市議会 2017-03-01
    平成29年3月定例会(第1号) 本文


    取得元: 甲府市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成29年3月定例会(第1号) 本文 2017-02-27 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 6 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 名簿 選択 2 : ◯議長清水 仁君) 選択 3 : ◯議長清水 仁君) 選択 4 : ◯市長樋口雄一君) 選択 5 : ◯議長清水 仁君) 選択 6 : ◯議長清水 仁君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:          平成29年3月甲府市議会定例会議事日程(1)                       平成29年2月27日(月)午後1時 ─────  報 告 ───── 第 1 会議録署名議員指名 第 2 会期決定について 第 3 議案第 1号 平成29年度甲府一般会計予算 第 4 議案第 2号 平成29年度甲府国民健康保険事業特別会計予算 第 5 議案第 3号 平成29年度甲府交通災害共済事業特別会計予算 第 6 議案第 4号 平成29年度甲府住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 第 7 議案第 5号 平成29年度甲府介護保険事業特別会計予算 第 8 議案第 6号 平成29年度甲府市古関・梯町簡易水道事業特別会計予算 第 9 議案第 7号 平成29年度甲府農業集落排水事業特別会計予算 第10 議案第 8号 平成29年度甲府簡易水道等事業特別会計予算 第11 議案第 9号 平成29年度甲府後期高齢者医療事業特別会計予算 第12 議案第10号 平成29年度甲府浄化槽事業特別会計予算
    第13 議案第11号 平成29年度甲府地方卸売市場事業会計予算 第14 議案第12号 平成29年度甲府病院事業会計予算 第15 議案第13号 平成29年度甲府下水道事業会計予算 第16 議案第14号 平成29年度甲府水道事業会計予算 第17 議案第15号 専決処分について            (職員勤務時間、休日、休暇等に関する条例及び甲府職員            の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定に            ついて) 第18 議案第16号 専決処分について            (甲府学校職員勤務時間等に関する条例の一部を改正する            条例制定について) 第19 議案第17号 専決処分について            (企業職員給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正す            る条例制定について) 第20 議案第18号 専決処分について            (医療事故に係る損害賠償の額の決定について) 第21 議案第19号 専決処分について            (医療事故に係る損害賠償の額の決定について) 第22 議案第20号 専決処分について            (平成28年度甲府一般会計補正予算(第6号)) 第23 議案第21号 平成28年度甲府一般会計補正予算(第7号) 第24 議案第22号 平成28年度甲府国民健康保険事業特別会計補正予算(第4            号) 第25 議案第23号 平成28年度甲府交通災害共済事業特別会計補正予算(第1            号) 第26 議案第24号 平成28年度甲府住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算            (第1号) 第27 議案第25号 平成28年度甲府介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 第28 議案第26号 平成28年度甲府後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第            2号) 第29 議案第27号 平成28年度甲府浄化槽事業特別会計補正予算(第1号) 第30 議案第28号 甲府農業委員会委員定数等に関する条例制定について 第31 議案第29号 甲府職員配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条            例制定について 第32 議案第30号 甲府職員給与条例の一部を改正する条例制定について 第33 議案第31号 甲府特別会計条例の一部を改正する条例制定について 第34 議案第32号 甲府市税条例等の一部を改正する条例制定について 第35 議案第33号 甲府公共施設整備事業等基金条例の一部を改正する条例制定            について 第36 議案第34号 特別職職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例            の一部を改正する条例制定について 第37 議案第35号 甲府国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について 第38 議案第36号 甲府介護保険条例の一部を改正する条例制定について 第39 議案第37号 甲府手数料条例の一部を改正する条例制定について 第40 議案第38号 甲府中小企業振興融資条例の一部を改正する条例制定に            ついて 第41 議案第39号 甲府都市公園条例の一部を改正する条例制定について 第42 議案第40号 甲府廃棄物減量化資源化及び適正処理等に関する条例の            一部を改正する条例制定について 第43 議案第41号 甲府リサイクルプラザ条例の一部を改正する条例の一部を改            正する条例制定について 第44 議案第42号 笛吹市に公の施設を利用させることに関する協議について 第45 議案第43号 笛吹市の公の施設を利用することに関する協議について (出席議員) 木内 直子 君  神山 玄太 君  向山 憲稔 君  望月 大輔 君 鮫田 光一 君  藤原伸一郎 君  深沢 健吾 君  末木 咲子 君 清水 英知 君  長沢 達也 君  佐野 弘仁 君  中村 明彦 君 植田 年美 君  小沢 宏至 君  天野  一 君  山中 和男 君 小澤  浩 君  長沼 達彦 君  坂本 信康 君  岡  政吉 君 内藤 司朗 君  山田  厚 君  兵道 顕司 君  清水  仁 君 桜井 正富 君  金丸 三郎 君  鈴木  篤 君  廣瀬 集一 君 大塚 義久 君  原田 洋二 君  池谷 陸雄 君  荻原 隆宏 君                                 32人 (欠席議員)                                  なし 説明のため議場に出席した者の職氏名 市長        樋口 雄一 君  副市長       工藤 眞幸 君 副市長       岸川 仁和 君  総合戦略監     窪田  淳 君 危機管理監     早川  守 君  総務部長      輿石 十直 君 企画部長      中村 好伸 君  リニア交通政策監  秋山 益貴 君 市民部長      小林 和彦 君  税務統括監     曽雌 芳典 君 福祉保健部長    相良 治彦 君  子ども未来部長   田中  元 君 環境部長      飯田 正俊 君  産業部長      小林 和生 君 建設部長      七沢 福富 君  病院長       小澤 克良 君 病院事務局長    中澤 義明 君  教育委員長     平賀 数人 君 教育長       長谷川義高 君  教育部長      数野 雅彦 君 選挙管理委員長   志村 文武 君  代表監査委員    幡野 治通 君 農業委員会会長   西名 武洋 君  上下水道局業務部長 堀内 正仁 君 上下水道局工務部長 福島 勇人 君 職務のため議場に出席した事務局職員職氏名 議会事務局長    古屋 昭仁 君  議会事務総室長   神宮司秀樹 君 議事調査課長    佐藤  学 君  議事調査課長補佐  望月 正文 君 議事調査係長    小林 陽子 君  議事調査係長    橘田 善弘 君 議事調査係長    宮崎 真二 君  議事調査係主事   宇佐美 淳 君 総務課長補佐    田中 敏文 君 2:                午後 1時02分 開 会 ◯議長清水 仁君) ただいまから平成29年3月甲府市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  報告事項を申し上げます。  本定例会に提出する議案につき、市長から通知がありました。  提出議案は、議事日程記載日程第3 議案第1号から日程第45 議案第43号まででありますので、朗読を省略いたします。  次に、市長から議会に報告すべき事項であります報第1号が提出されました。  既に各位のお手元に配付いたしてありますので、御了承願います。  次に、市長から平成28年12月定例会で採択された請願第28-10号 子宮頸がん予防ワクチン接種後の副反応等調査実施相談窓口開設を求める請願について、その処理経過及び結果の報告がありました。  お手元に配付いたしてあります報告書により、御了承願います。
     次に、監査委員から平成28年11月末、12月末の例月現金出納検査報告書、並びに平成28年度定期監査行政監査報告書財政援助団体等監査報告書及び工事監査報告書が提出されました。  お手元に配付いたしてあります報告書により、御了承願います。  次に、平成28年12月定例会以降、全国市議会議長会会議が開催され、随員とともに出席いたしました。  会議の概要につきましては、お手元に配付いたしてあります報告書により御了承願います。  以上で報告を終わります。  これより日程に入ります。  日程第1 会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員には、会議規則第173条の規定により     末 木 咲 子 君     望 月 大 輔 君     神 山 玄 太 君 を指名いたします。  次に、日程第2 会期決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会は、招集の日から3月21日まで23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 3: ◯議長清水 仁君) 御異議なしと認めます。  よって、今期定例会の会期は23日間とすることに決しました。  次に、日程第3 議案第1号から日程第45 議案第43号までの43案を一括議題といたします。  市長から上程議案全部に対する提案理由説明を求めます。  なお、提案理由説明にあわせて、市政運営に対する所信の表明を行いたい旨の申し出がありますので、これを許します。  市長 樋口雄一君。                (市長 樋口雄一君 登壇) 4: ◯市長樋口雄一君) 3月市議会定例会の開会に当たり、私の市政運営に対する所信の一端と、議案第1号から議案第14号までの平成29年度予算案の概要につきまして、まず述べさせていただきたいと存じます。  市民の皆様から甲府市政のかじ取りをお任せいただいてから2年、私は常に市民の声を原点とした市政運営を信条とし、市民優先施策推進を行いながらも、特にこの愛する甲府未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、子育て・子育ちの環境づくりを最優先に取り組むとともに、甲府をさらに活力あるまちとしていくための稼ぐまち・稼げるまちづくりなど、私の想い描く明るい未来甲府に向けて着実に歩みを進めてまいりました。  人口減少少子高齢化が進む中で、本市の持続的で力強い発展につなげるため、これまでの取り組みをさらに加速化し、補強・重点化するとともに、未来を切り開く新たな施策を加え、こうふ未来創り重点戦略プロジェクト【2016年度改定】として取りまとめたところであります。  未来に責任の持てる政治を実践すべく、このプロジェクトに位置づけた95の施策が、子育て、福祉、産業、教育などの各分野の隅々まで枝葉を伸ばし、確かな実を結ぶよう全力を傾注してまいります。  とりわけ、2年後の平成31年には、500年の歴史をたたえるこの甲府市が、かつてない大きな節目を迎えることから、まさにそのときこそ本市のさらなる発展への礎を築くまたとないチャンスと捉え、平成29年度はより高く飛躍するためのスピードと力強さのある助走の1年としなければならないと考えております。  そのためには、協力し合うの協の字のように、多くの力を1つに合わせ、本市の明るい未来を創造するための諸施策を、そして、市民の皆様の明るい笑顔をつくり出すような取り組みを、不退転の決意で推し進めてまいる所存であります。  さて、我が国においては、経済の再生を最優先課題に位置づけ、アベノミクス三本の矢に続き、新・三本の矢を放ち、一億総活躍社会の実現に向けた取り組みを推し進めており、その成果として、GDPの増加や雇用・所得環境の改善など、経済の好循環が生まれているものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動などの不安要素もあることから、アベノミクス効果を十分に実感できていない地域の隅々までその効果を波及させ、生まれ始めた好循環を腰折れさせることのないよう、日本経済全体の持続的拡大均衡を目指す取り組みとして、地方創生や働き方改革、並びに子育て・介護の環境整備等のさまざまな施策を推進しているところであります。  また、国は地方が有する特色や個性はいまだ十分に生かしきれていないとの認識に立ち、そこに大きなチャンスがあるとして、自治体自らのアイデアで自らの未来を切り開く地方創生への挑戦を大胆に支援していくとしております。  こうした中、地方自治体においては、自治体それぞれの地方創生を実現するため、地方での安定した雇用の創出、結婚から妊娠、出産、子育てに至るまでの優しい環境の整備、高齢者が活躍できる地域づくり、地域資源を生かした地域ブランドの確立など、地域の実情に応じた施策を力強く展開し、少子高齢化の最前線である地方からその流れに歯どめをかけ、将来にわたって地域の活力と成長力を確保するとともに、住民一人一人が将来に夢や希望を抱き、豊かに安心して暮らしていける地域社会を維持していかなければなりません。  このような現状を踏まえ、本市では第六次甲府市総合計画の第2年次となる平成29年度においては、都市像である「人・まち・自然が共生する未来創造都市 甲府」の実現に向けた事務事業を堅実かつ加速度的に推進するとともに、直面する人口減少少子高齢化といった重要課題に対峙し、気づきに着目した大胆な発想と独創的工夫により、雇用や結婚・出産の希望をかなえ、個々が描くライフデザインの実現を支援する取り組みにより、若者等の地元定着を図るなど、人口減少の抑制に直接的に働きかける施策を、実行力をもって推進し、魅力と活力あるまちづくりの歩みを着実に進めてまいります。  また、間断なく変化する社会経済情勢を的確に捉え、現行の重要施策を多面的かつ重層的に補強した、こうふ未来創り重点戦略プロジェクト【2016年度改定】を戦略的に展開するとともに、中核市移行と開府500年を新たなまちづくりの契機として、選ばれる都市へのさらなる成長と発展に向けた取り組みを、全庁一丸となり、総力を挙げて推進してまいります。  このような考えのもと、平成29年度の市政執行に当たりましては、第六次甲府市総合計画における基本構想に基づき、次に述べます方針のとおり、施策の重点的かつ効率的な執行に努めてまいります。  1つ目は、「いきいきと輝く人を育むまちをつくる」についてであります。  地域社会全体で次代を担う子どもたちの育ちを見守る機運の醸成に努めるほか、妊娠期から子育て期にわたる総合的な相談支援拠点の整備などにより、出産・育児の不安感を軽減し、安心して子どもを産み育てられる包括的なチャイルド・ケア体制の充実を図り、加えて、妊産婦の産前産後の経済的負担を軽減する助成制度を拡充するなど、子育てを強力に支援する環境を整備するとともに、確かな学力と思い遣る心、そして、生きる力を身につけながら成長できる教育環境づくりに努めます。  また、豊かな人間性を育むことができるよう、生涯スポーツの普及や競技力の向上等に取り組むとともに、本市の重層的な歴史や文化、芸術、伝統を活用し、生涯にわたり学び続け、心豊かに暮らすことができるまちづくりを推進します。  2つ目は、「魅力があふれ人が集う活力あるまちをつくる」についてであります。  業種・業態を超えた地域産業の連携を目指すほか、誇れる地域資源を活用し、甲府市産にこだわった製品・農産物のブランド化や、甲府テレワークヴィレッジ化構想の推進など、ICTを活用した多様で柔軟な働き方の実現と、新たな雇用の創出等を精力的に推進するとともに、農業の担い手の育成・確保や生産基盤の整備に努めるなど、地域産業の持続的な発展と、稼ぐまち・稼げるまち甲府の実現を目指します。  また、重層的な歴史と多様な地域資源を活用した観光戦略を全市的に展開する取り組みを推進するとともに、仮想空間で本市の歴史を体感できるコンテンツの整備を進めるほか、武田氏館跡や甲府城址などの貴重な資産を生かす中で、歴史を物語るまちづくりを推進するなど、新たな人の流れの創出を図り、こうした交流を移住・定住につなげる実効性のある施策を積極的に展開し、地域活力の増進と賑わいの創出に取り組みます。  3つ目は、「安全で安心して健やかに暮らせるまちをつくる」についてであります。  災害に対する市民の意識の涵養と知識の蓄積を促し、住民一人一人が自主的・自発的に地域特有の災害に適切に対応できるよう、自主防災力の強化を図る取り組みを進め、災害に強い地域社会づくりを推進するとともに、防犯活動や交通環境の改善等を推進し安全・安心なまちづくりに取り組みます。  また、生き生きと元気に住みなれた地域で暮らしていけるよう、ヘルスプロモーションの強化や認知症総合対策の推進など、疾病予防や健康増進に係る教育・相談機能を充実させるほか、中核市への移行に向けた総合的な健康支援拠点の整備を進めるとともに、保健・医療・福祉などの各分野の連携による地域福祉の増進を図り、地域で互いに支え合い、誰もが健やかに暮らすことができる社会基盤づくりを推進します。  4つ目は、「自然と都市機能が調和する快適なまちをつくる」についてであります。  豊潤な自然を次代につなぐため、市民と事業者、行政とのさらなる協働による温室効果ガス排出抑制やごみの一層の減量化資源化を推進するとともに、生活衛生の向上、並びに空き家等の解消支援などにより、利活用と適切な管理を促す空き家対策を、官民連携のもとに進めるなど、良好な住環境の整備に継続的に取り組み、市民生活にうるおいと安らぎを与える緑豊かな環境づくりに努めます。  また、日常生活の利便性を高め、都市機能のさらなる充実を図るため、公共交通の確保や甲府駅南口など、公共インフラの整備を行うほか、甲府城周辺地域の活性化や公共サインの統一化に努めるとともに、甲府市リニア活用基本構想に基づき、リニア中央新幹線の開業の効果を最大限享受できるよう、リニアを活用したまちづくりに向けた取り組みを進めるなど、自然環境と都市機能が調和する計画的な土地活用を図り、便利で快適な都市空間づくりを推進します。  5つ目は、「基本構想の推進」についてであります。  引き続き市民との対話を原点とし、市政情報の積極的な提供と市民の声を聴く機会の充実による市民と協働のまちづくりの一層の促進と、協働の推進に関する行動計画の策定に取り組むとともに、ブランド戦略と訴求戦略による戦略的かつ効果的なシティプロモーションの展開や、甲府圏域全体の持続的発展に向けた近隣自治体との連携強化に取り組みます。  また、高度化・多様化する行政ニーズを的確に見きわめる中で、事務事業の見える化や業務改革による市民サービスの向上に努めるとともに、事業の果敢なスクラップと公共施設の最適化等を進めながら、経営意識の向上を図るなど、バランスのとれた行財政改革を遂行し、持続性の高い行財政運営に努めます。  以上の市政執行方針に基づき、平成29年度の予算編成に当たりましては、第六次甲府市総合計画に掲げた都市像の実現に向けた取り組みをさらに深めていくとともに、こうふ未来創り重点戦略プロジェクト【2016年度改定】や甲府市総合戦略における施策・事業の着実な推進を図るため、予算の効率的・効果的な配分を行ったところであります。  こうした結果、平成29年度当初予算は、一般会計が730億7,351万円、特別会計が807億1,598万2,000円、合計で1,537億8,949万2,000円といたしました。  この当初予算の概要につきましては、第六次甲府市総合計画の基本目標別に御説明を申し上げます。  まず、「いきいきと輝く人を育むまちをつくる」にかかわる取り組みであります。  子ども・子育てへの支援につきましては、子どもの健やかな成長と保護者の子育てを積極的に支援するため、中学校3年生までの医療費助成を行ってまいります。また、妊娠期から子育て期にわたるさまざまなニーズに対しての支援を推進するため、新たに子育て世代包括支援センターを開設し、マイ保健師やコーディネーターなどが一人一人に寄り添った相談支援を行うとともに子ども相談センター「おひさま」と緊密な連携を図る中で、安心して産み育てられる環境の整備に努めてまいります。  さらに、子育て支援アプリを導入し、子育て世代に必要な情報を効果的に提供してまいります。  加えて放課後児童クラブの受け入れ対象を小学校6年生まで拡大し、働く親を支援するとともに、本市独自の運営基準として策定をした甲府モデルに基づき、学習支援や体験活動などを実施することにより、放課後子供教室の充実を図ってまいります。  学校教育の充実につきましては、多様化するニーズとさまざまな教育課題に対応するため、臨時教育職員を小学校に派遣し、教育環境の安定化を図るとともに、特別支援教育支援員の増員や小学校2校における少人数学習の実施、学力向上専門員の積極的な活用などにより、児童・生徒の健全育成と学力の向上に努めてまいります。  また、外国人英語指導講師を配置し、コミュニケーション能力の向上と英語教育の充実を図ってまいります。さらに、スクールサポーターの配置や社会福祉士などの専門的知識を有するスクールソーシャルワーカーの小中学校への派遣など、問題を抱える児童・生徒に対する支援を行うとともに、いじめの未然防止に取り組むことにより、安全・安心な学校づくりに努めてまいります。  加えて、良好な教育環境の整備推進のため、学校施設の老朽化リニューアル工事を継続して行うとともに、小学校給食室のドライシステム化の推進や年次的な調理業務の委託化を進めることにより、安全・安心な給食の提供に努めてまいります。  甲府商業高等学校については、各種資格取得を目標とした学力の定着や、部活動の一層の充実、活性化を図るため、外部指導者に対する支援を行うなど、より一層魅力と特色のある学校づくりを推進してまいります。  甲府商科専門学校については、企業などと連携した実践的な職業教育に取り組み、簿記・会計や情報処理などの専門性を身につけた、地場企業に貢献できる人材を育成してまいります。  青少年の健全育成につきましては、青少年が社会性や自立性を身につけ、責任を持って行動できる社会人となるよう、関係機関との連携に努め、学校・家庭・地域との一体的な取り組みをより一層進めてまいります。  生涯学習の充実につきましては、甲府きょういくの日の関連事業の開催や、まなび奨励ポイント制度の推進、公民館主催による各種講座の開催などにより、生涯学習活動への参加意識の向上を図り、生涯にわたり学び続けることができる環境づくりに取り組んでまいります。  また、生涯学習の情報拠点施設である市立図書館においては、多様化する市民ニーズに応えるとともに、開府500年に向けて積極的なレファレンス対応ができるよう、関係資料や蔵書の整備を行い、図書館機能の充実を図ってまいります。  スポーツの振興につきましては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致活動を進め、大会開催に向けた機運やスポーツ志向の醸成に努めるとともに、誰もが生涯を通じて楽しめる軽スポーツなどの普及・促進を図る中で、子どもたちの体力向上と市民の健康づくりを推進するなど、スポーツを身近に親しむことのできる環境整備に取り組んでまいります。  また、地域密着型スポーツを振興する観点から、ヴァンフォーレ甲府と山梨クィーンビーズを応援してまいります。  文化・芸術の振興につきましては、開府500年を迎えるに当たり、甲府の歴史を学ぶ講座の開催や、開幕前のカウントダウンイベントなどの展開に加え、各種団体などからの提案による市民参加型や協働型の事業を積極的に取り入れるなど、さらなる機運の醸成に努めるとともに、平成31年4月の開館に向けてガイダンス施設である総合案内所や、隣接する旧堀田家住宅を一体的に整備するほか、武田氏館跡を中心とした史跡の保存・整備を行うなど、歴史物語都市こうふの実現に向けて取り組んでまいります。  また、市民の豊かな感性を育むことができるよう、すぐれた文化・芸術に接する機会の提供に努めるほか、スポーツや文化などの分野で活躍する甲府大使を応援してまいります。  人権尊重・男女共同参画の推進につきましては、関係機関と連携した啓発活動を実施し、人権について考える機会を提供するなど、誰もが住みよい豊かな社会の実現に向けて取り組んでまいります。  また、男女共同参画の総合的かつ計画的な推進を図るための第3次こうふ男女共同参画プランに基づき、女性の活躍事例セミナーを開催するなど、男女がともに働き、活動し、支え合うことのできる社会の形成に向けた環境づくりを推進してまいります。  国際交流・多文化共生の推進につきましては、国際交流都市甲府の実現に向け、姉妹友好都市などとのさらなる親善交流を深めるとともに、児童・生徒の派遣・受け入れによる相互教育交流を通じ、国際理解教育の一層の充実を図ってまいります。  また、甲府市多文化共生推進計画2016に基づき、モデル地区における外国人への日本語講座の開催や、日本文化の体験を通じた地域住民との交流の機会の提供などによる、共存・共生の支援に努めてまいります。  次に、「魅力があふれ人が集う活力あるまちをつくる」にかかわる取り組みであります。  商業・工業の振興につきましては、稼ぐまち・稼げるまち甲府を目指し、甲府市中小企業・小規模企業振興条例甲府市商工業振興指針に基づき、市内企業の技術や製品、すぐれた地域産品として本市が認定した甲府ブランドなどの情報を掲載した産業支援サイトを構築するとともに、経営者や後継者、若手従業員育成の支援などを行ってまいります。  また、融資対策においては、創業者や中小企業の円滑な資金調達の促進を図るため、融資制度を改正し、商工業の健全な発展につなげてまいります。  さらに、甲府市産にこだわった甲府のワインの開発、ブランド化に取り組むとともに、発酵食品やジュエリー・クラフトに関するイベントを開催し、地場産品などの魅力の発信・普及などを図り、地域の活性化につなげてまいります。  加えて、企業の誘致については、企業立地に係る可能性調査を行うなど、活力ある産業の集積及び雇用機会の拡大を促進してまいります。  農業・林業の振興につきましては、本市農業の持続的発展を図るため、目指すべき方向性を示した甲府市農業振興計画の策定に向けて取り組んでまいります。  また、本市の農業を担う認定農業者や認定新規就農者の育成・確保を図るとともに、農産物のブランド化を推進し、効率的で安定的な農業経営の支援に努めてまいります。  さらに、水源の涵養など、森林が有する公益的機能が十分に発揮できるよう、市有林及び民有林の造林・保育に取り組むとともに、間伐などの森林整備を行ってまいります。  雇用対策の推進につきましては、ハローワークなどの関係機関と連携し、甲府市就職応援合同企業説明会を開催するとともに、市内4大学や産業界などと連携する中で、地元企業と学生との交流の場や就業機会の創出などの取り組みを推進し、地域の担い手となる若者の地元就職・地元定着に努めてまいります。  また、甲府市就職応援サイトにより、市内企業の魅力を積極的に発信し、市内企業で働くことへの関心を持っていただけるよう努めてまいります。  卸売市場の活性化につきましては、新たに甲府市地方卸売市場経営戦略を策定し、将来を見据えた効率的な市場運営と市場機能の強化を図るとともに、甲府市地方卸売市場整備計画(平成28年度から平成32年度)に基づき、施設の老朽化対策を実施し、県内唯一の公設市場として安全・安心な生鮮食料品を安定供給してまいります。  観光の振興につきましては、自然・食・歴史など、本市の観光資源を活用した着地型観光メニューの創出や普及促進を行う民間団体などを支援するとともに、昨年好評でありました小江戸甲府の夏祭りをより一層県内外からの観光客に親しまれる祭りとなるよう、関係団体と連携する中で、内容を充実し、交流人口の増加を図ってまいります。  また、インバウンドへの対応として、多言語による情報発信に努めるとともに、外国人との意思疎通をサポートする接客シートを作成するなど、受け入れ環境の整備を進めてまいります。  中心市街地の活性化につきましては、空き店舗への新規出店者に対する支援や、遊休不動産の利活用による民間主導のリノベーションまちづくりの推進などにより、にぎわいの創出に努めてまいります。  また、甲府城周辺の回遊性の向上や、通勤・通学者の安全性を確保するため、道路整備を行ってまいります。  移住・定住の促進につきましては、将来にわたり地域の活力を維持するため、主に東京圏の企業を対象に、本市へのサテライトオフィスの誘致に取り組むとともに、鉄道を利用する県外への通勤者に加え、通学者に対しても定期券購入を支援することにより、定住人口の増加を図ってまいります。  また、東京、大阪、名古屋などで開催される移住・定住に関するセミナーやイベントなどにおいて、移住・定住コンシェルジュが各種相談などにきめ細かに対応するとともに、本市において開催する体験型イベントなどを通じて、本市の魅力を積極的にPRしてまいります。  次に、「安全で安心して健やかに暮らせるまちをつくる」にかかわる取り組みであります。  防災・危機管理対策の推進につきましては、災害に強いまちづくりを進めるため、地域への防災指導や救命指導を積極的に展開し、地域の実情に合わせたきめ細かな対応を図る中で、地区防災計画や地域の防災マップの作成など、地域防災力の強化推進に努めてまいります。  また、集中豪雨などによる浸水被害を軽減するため、市内東部・南部における新たな排水計画に基づき、治水対策を推進してまいります。  消防・救急体制の充実につきましては、消防団員がより安全に活動できる環境を整えるため、安全性、機能性が向上した新基準活動服を配備するとともに、消防団の車両・資機材を整備してまいります。  また、消防水利については、消防水利整備計画に基づいた消火栓及び耐震性貯水槽の充実・強化を図ってまいります。  防犯・交通安全対策の充実につきましては、自主防犯ボランティア団体の活動に対する支援や、青色回転灯を装備した安全・安心パトロールカーの巡回に加え、自治会が所有する防犯街路灯のLED化の促進により、街頭犯罪を抑止し、明るい地域社会の形成に努めてまいります。  また、新入学児童への防犯ブザーの配付やスクールガードによる見守りの実施、マモルメールによる情報発信など、学校・家庭・地域が一体となり、児童の安全を確保してまいります。  さらに、交通安全教室の開催や反射材の配布などの啓発事業を行うとともに、高齢者に対して運転免許証の自主返納を促すことにより、交通事故の抑制に努めてまいります。  消費者保護の推進につきましては、甲府市消費者安全確保地域協議会での取り組みにより、消費者被害に遭いやすい高齢者の見守り体制を強化するなど、市民の安全と安心を確保するため、継続的に取り組んでまいります。  また、消費生活センターポータルサイトを活用することにより、消費者意識の啓発や迅速な情報提供による消費者被害の未然防止に努めるとともに、専門知識を有する消費生活相談員を増員することにより、相談体制の一層の充実を図り、消費者の安全な暮らしを確保してまいります。
     地域福祉の推進につきましては、本市の保健福祉施策にかかわる総合的な計画である、第3次健やかいきいき甲府プランを推進するとともに、自助・共助・公助のバランスのとれた地域福祉社会の実現に向けて、保健、医療、福祉を初めとする各分野で連携し、地域福祉の増進を図ってまいります。  高齢者福祉の充実につきましては、高齢者が生きがいを持ち、住みなれた地域で暮らし続けることができるよう、在宅医療・介護連携体制の構築や介護予防・日常生活支援総合事業の推進など、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケア体制の構築を進めてまいります。  また、甲府市認知症支援総合対策実施方針により、認知症予防教室、認知症初期集中支援チームの配置、認知症支援ボランティアや市民後見人の要請など、新たな事業を展開してまいります。さらに、高齢者などが集える施設として、甲府市玉諸福祉センターの整備に取り組んでまいります。  障がい者福祉の充実につきましては、障がい者が安心して暮らすことのできる地域社会の実現を図り、障害者総合支援法による各種障害福祉サービスの提供や地域生活支援事業を推進するとともに、重度心身障がい者への医療費の助成を行ってまいります。  社会保障の充実につきましては、低所得者への支援として、個別の世帯の実情に配慮した適切な支援に努めてまいります。  また、生活困窮世帯の子どもに対して、貧困の連鎖を防止するため、家庭訪問による学習支援などを行うとともに、新たに家計相談支援員を配置し、家計に課題を抱える生活困窮者の早期の生活再建に向け支援してまいります。  国民健康保険については、平成30年度からの都道府県単位化を見据え、財政運営の健全化を図るため、保険料の収納率向上に努めるとともに、甲府市国民健康保険データヘルス計画(平成28年度から平成29年度)に基づき、より効果的・効率的な保健事業の推進により、さらなる市民の健康の保持・増進を図り、医療費の適正化につなげてまいります。  健康づくりの推進につきましては、新たに胃がんリスク検査を取り入れることにより、がんの早期発見、重症化予防を図るとともに、がん検診の個別勧奨通知を送付するなど、がん検診受診率の向上に努めてまいります。また、血糖簡易測定事業の拡充を行い、糖尿病など生活習慣病の予防や健康意識の醸成を図ってまいります。  さらに、健全な心身を培うためには食生活が重要であることから、第2次甲府市食育推進計画に基づき、関係機関と連携し、食育教室や味覚教育などを実施することにより、食育の推進を図ってまいります。  母子保健については、子どもを産み育てたいと願う夫婦に対し、特定不妊治療費の助成を行うとともに、産後の悩みや不安などに対する支援として、産前産後ケアセンターの宿泊サービスに加え、新たに通所サービスの利用助成を実施するなど、安心して妊娠・出産ができる環境づくりに努めてまいります。  また、乳幼児の健康の保持・増進を図るため、新生児の聴覚検査を実施し、聴覚障がいを早期に発見することで、言語や心の良好な発達の支援に努めてまいります。  医療環境の充実につきましては、地域医療の中核を担う市立甲府病院において、診療機能などの強化・充実を図るとともに、一層の経営改善を進め、安定的な経営基盤の確立に努めてまいります。  また、甲府市地域医療センターを初期救急医療の拠点とし、関係団体との連携により、緊急医療体制の充実を図ってまいります。  次に、「自然と都市機能が調和する快適なまちをつくる」にかかわる取り組みであります。  自然環境の保全と地球温暖化対策の推進につきましては、豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくため、第二次甲府市環境基本計画に基づき、甲府市環境教育プログラムなどの環境教育の実施や、クリーンエネルギーの普及・促進を支援し、温室効果ガスの排出抑制に努めるとともに、市民の健康で快適な生活環境を確保してまいります。  公園の整備と緑化の推進につきましては、甲府市緑の基本計画に基づき、みどりあふれる住みよい環境づくりに向け、市民と行政とが協働した公園管理を目指し、市民生活に潤いと安らぎを与える公園の整備・維持管理や緑地の保全に努めてまいります。  また、遊亀公園附属動物園の整備については、動物の管理や展示などを定める動物管理方針の策定を市民の意見を取り入れながら進めてまいります。  循環型社会の構築につきましては、ごみの適正排出の促進やごみ減量への啓発を図るため、ごみ分別アプリを新たに導入し、ごみの収集日や分別方法など、市民への情報発信を効果的に行うとともに、プラスチック製容器包装回収事業を一層推進し、資源リサイクルやごみの減量化に取り組んでまいります。  また、児童に対し、環境や食への意識向上を図るため、新たに食品ロス対策モデル事業を実施してまいります。  良好な景観の形成につきましては、自然、歴史、文化を生かした美しく風格あるまちづくりに向け、市民参加による景観形成を促進することにより、未来に向けたまちづくりを推進してまいります。  住環境の向上につきましては、安全安心で良好な居住環境を確保するため、老朽化した市営住宅の計画的な改修による長寿命化や建てかえを推進してまいります。  また、市民の居住環境の向上を図るとともに、地震災害から市民の生命や財産を守るため、住宅リフォーム工事や建築物の耐震化への支援に努めてまいります。  さらに、空家等の適切な管理を推進し、地域住民の良好な生活環境の保全を図るとともに、空家等の活用を促進するための助成を行うなど、地域の活力の向上による魅力あるまちづくりを推進してまいります。  水道水の安定供給につきましては、将来にわたり安全でおいしい水を安定的に供給できるよう、健全で効率的な水道事業経営に努めるとともに、災害に強いライフラインの構築や、老朽化した施設の整備に計画的に取り組み、水質管理を初めとした維持管理体制の充実に努めてまいります。  生活排水の適正処理につきましては、災害に強く快適で衛生的な生活環境を提供や、河川の水質保全機能の充実を図るため、長期的視点に立った適正な維持管理と効率的な施設整備に努めるとともに、接続率や有収率の向上を目指し、さらなる経営の健全化に取り組んでまいります。  また、将来の上下水道事業を見据え、国のビジョンや市民の意見などを踏まえる中で、新たに経営戦略を策定してまいります。  生活衛生の充実につきましては、良好な衛生環境を保持するため、し尿の適正処理や斎場の整備を図ってまいります。  また、市民の動物愛護と適正管理に関する意識を啓発し、人と動物が共生できる環境づくりに努めてまいります。  公共交通の利便性の向上につきましては、市民の生活交通手段の維持・確保として、路線バスの運行を支援するとともに、交通空白地域における自主運営バスを運行するなど、地域の公共交通の確保に努めてまいります。  また、リニア中央新幹線については、開業がもたらす効果を最大限に享受し、市域全体の活性化へつなげるための必要な施策を取りまとめた甲府市リニア活用基本構想に基づき、リニアを生かしたまちづくりに取り組んでまいります。  道路の整備につきましては、市道における街路樹の点検や、甲府市橋梁長寿命化修繕計画に基づいた施設の維持管理などを行うとともに、市民生活を支える生活道路を整備することにより、安全安心な道路環境の実現に向けて取り組んでまいります。  また、和戸町竜王線を初めとした都市の主要な骨格を形成する都市計画道路の整備を推進してまいります。  市街地の整備につきましては、便利さや暮らしやすさの向上を図るため、甲府駅周辺土地区画整理事業などを推進し、利便性の高い居住環境の整備に努めてまいります。  計画的な土地利用の推進につきましては、コンパクトなまちづくりに向けた取り組みを行い、将来を見据えた計画的な土地利用を推進してまいります。  次に、基本目標を推進していくための基本的な方針であります「基本構想の推進」にかかわる取り組みであります。  協働の推進につきましては、市民と行政が手を携え、まちづくりをより一層推進するため、新たに協働の推進に関する行動計画を策定するとともに、よっちゃばれ放談会の開催など、より多くの市民の協力と参画を得る中で、協働によるまちづくりを推進してまいります。  持続可能な行財政運営につきましては、高度化・多様化する行政ニーズに的確に対応し、最小の経費で最大の効果を挙げるため、自主財源の安定的な確保や行政評価により、第六次甲府市総合計画に掲げました各種施策の展開を図ってまいります。  人口減少対策につきましては、甲府市総合戦略に掲げた取り組みを着実に展開するとともに、人口減少の抑制に効果がある施策を積極的に取り入れ、実行力をもって推進してまいります。  中核市への移行につきましては、甲府市保健所設置基本構想に基づき、公衆衛生行政の拠点となる保健所と住民ニーズに応じた保健福祉サービスを提供する保健センターの機能を一体化した(仮称)甲府市総合健康支援センターの整備などの取り組みを継続して推進するとともに、圏域全体の発展を見据えた広域的な連携を進めてまいります。  こうふ開府500年記念事業につきましては、甲府の持つ重層的で多様な歴史・伝統・文化を再認識するとともに、甲府愛の醸成と未来に向かって夢と希望にあふれた新たな甲府市の創造につなげていくため、関係機関及び団体などで構成するこうふ開府500年記念事業実行委員会に対する支援や、開府500年に向けた関連するさまざまな事業を推進してまいります。  行財政改革の推進につきましては、人創りの改革や資産の改革などを柱とし、平成28年度から平成30年度までの3年間を取り組み期間とする甲府市行政改革大綱(2016~2018)に掲げる取り組み項目を着実に推進し、効率的で効果的な行財政運営に努めてまいります。  公共施設等マネジメントの推進につきましては、甲府市公共施設等総合管理計画に基づき、持続可能な行財政を進めるため、次の世代に継承できる公共施設の適正化に取り組んでまいります。  シティプロモーションの推進につきましては、選ばれる都市となるため、ブランド戦略と訴求戦略を一体的に展開し、発信力をより一層高めたシティプロモーション活動を戦略的に推進してまいります。  人材育成につきましては、複雑多様化する行政課題に対し柔軟に対応するため、職員の能力、資質の向上を図る仕組みを整備してまいります。また、中核市移行による効果を最大限に発揮し、本市の目指す姿を実現するため、職員の意識啓発や人を育てる職場風土の醸成に取り組んでまいります。  以上、私の市政運営に当たっての所信の一端と、平成29年度当初予算案の概要について述べてまいりましたが、議員各位におかれましては、何とぞ十分なる御審議をいただきまして、御協賛を賜りますようお願い申し上げます。  引き続きまして、新年度予算以外の案件につきまして、その大要を御説明申し上げます。  議案第15号から議案第17号までの「専決処分について」は、地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律が平成28年12月2日に公布されたことに伴い、職員勤務時間、休日、休暇等に関する条例及び甲府職員育児休業等に関する条例甲府学校職員勤務時間等に関する条例及び企業職員給与の種類及び基準を定める条例を直ちに改正する必要が生じたため、これらの条例の一部を改正したものであります。  次に、議案第18号及び議案第19号「専決処分について」は、平成27年6月11日及び平成28年2月9日に発生した医療事故に関し、損害賠償の額を決定したものであります。  次に、議案第20号「専決処分について」は、平成27年度特別障害者手当等給付費国庫負担金交付額確定に伴う負担金等の清算返還金及び評価額の修正に伴う固定資産税の還付金等を追加するについて、平成28年度甲府一般会計予算の補正を行ったものであります。  以上6案件につきましては、いずれもその処理に急を要し、市議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分を行い、同条第3項の規定により議会の承認を求めるものであります。  次に、議案第21号「平成28年度甲府一般会計補正予算(第7号)」につきましては、歳出において、第2款総務費は国庫負担金等清算返還金等に係る総務管理費を追加するための補正であります。  第3款民生費は、国民健康保険事業特別会計繰出金等に係る社会福祉費、教育・保育施設等運営給付費等に係る児童福祉費、生活保護扶助費に係る生活保護費及び臨時福祉給付金給付事業費等に係る臨時福祉給付金給付費を追加するための補正であります。  第4款衛生費は、生活排水対策事業費等に係る保健衛生費及びごみ処理施設建設事業費等に係る清掃費を更正するための補正であります。  第6款農林水産業費は、地域整備事業費等に係る農業費及び森づくり推進事業費に係る林業費を更正するための補正であります。  第7款商工費は、(仮称)森のスタジオ整備事業費を追加するための補正であります。  第8款土木費は、道路維持管理事業費等に係る道路橋りょう費、一般河川改修事業費に係る河川費、和戸町竜王線整備事業費等に係る都市計画費及び住宅管理費に係る住宅費を更正するための補正であります。  第9款消防費は、甲府地区広域行政事務組合消防費負担金を更正するための補正であります。  第10款教育費は、小学校老朽化リニューアル事業費等に係る小学校費、中学校老朽化リニューアル事業費に係る中学校費、高等学校老朽化リニューアル事業費等に係る高等学校費、文化財保護費に係る社会教育費及び各種スポーツ施設管理事業費に係る社会体育費を更正するための補正であります。  第12款公債費は、元金償還金等を追加するための補正であります。  第13款諸支出金は、土地開発基金繰出金に係る土地開発基金費を追加するための補正であります。  歳入につきましては、第1款市税、第6款地方消費税交付金、第11款分担金及び負担金、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第15款財産収入、第16款寄附金、第17款繰入金、第18款繰越金、第19款諸収入及び第20款市債を追加更正するための補正であります。  繰越明許費の補正は、個人番号制度管理事業、介護保険対策事業、臨時福祉給付金給付事業、臨時福祉給付金給付事務費、ごみ処理施設建設事業、最終処分場建設事業、農業施設等管理事業、(仮称)森のスタジオ整備事業、都市基本計画推進事業、優良建築物等整備事業及び動物園整備事業を追加し、甲府駅南口周辺地域修景計画整備事業を変更するものであります。  債務負担行為の補正は、情報システム更新・運用業務(内部情報系)委託料を廃止するものであります。  地方債の補正は、起債充当事業費等の補正による借入限度額を追加変更するものであります。  次に、議案第22号「平成28年度甲府国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)」につきましては、歳出において、第4款前期高齢者納付金等、第7款共同事業拠出金、第8款保健事業費及び第10款諸支出金を追加更正するための補正であります。  歳入につきましては、第1款国民健康保険料、第4款国庫支出金、第7款県支出金、第8款共同事業交付金及び第10款繰入金を追加更正するための補正であります。  次に、議案第23号「平成28年度甲府交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、歳出において、第1款共済事業費を追加するための補正であります。  歳入につきましては、第2款繰入金を追加するための補正であります。  次に、議案第24号「平成28年度甲府住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、歳入において、第1款繰入金及び第2款諸収入を追加更正するための補正であります。  次に、議案第25号「平成28年度甲府介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」につきましては、歳出において、第2款保険給付費及び第4款基金積立金を追加更正するための補正であります。  歳入につきましては、第1款保険料、第3款国庫支出金、第4款支払基金交付金、第5款県支出金、第6款財産収入及び第7款繰入金を追加更正するための補正であります。  次に、議案第26号「平成28年度甲府後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)」につきましては、歳出において、第2款後期高齢者医療広域連合納付金を追加するための補正であります。  歳入につきましては、第3款繰入金を追加するための補正であります。  次に、議案第27号「平成28年度甲府浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)」につきましては、歳出において、第1款総務費を更正するための補正であります。  歳入につきましては、第2款繰入金を更正するための補正であります。  次に、議案第28号「甲府農業委員会委員定数等に関する条例制定について」は、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定めるについて、この条例を制定するものであります。  次に、議案第29号「甲府職員配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例制定について」は、配偶者同行休業の期間について、再度の延長をすることができる特別の事情を定めるための一部改正であります。  次に、議案第30号「甲府職員給与条例の一部を改正する条例制定について」は、再任用制度の見直しによる参事の職の廃止に伴い、所要の改正を行うための一部改正であります。  次に、議案第31号「甲府特別会計条例の一部を改正する条例制定について」は、土地区画整理事業用地先行取得事業特別会計を廃止するための一部改正であります。  次に、議案第32号「甲府市税条例等の一部を改正する条例制定について」は、地方税法の一部改正に伴う所要の改正を行うとともに、軽自動車税の身体障がい者等に対する減免制度の充実を図るための一部改正であります。  次に、議案第33号「甲府公共施設整備事業等基金条例の一部を改正する条例制定について」は、国庫補助を受けて整備した学校施設の財産処分手続に伴う基金への積み立てに関し、必要な事項を定めるための一部改正であります。  次に、議案第34号「特別職職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について」は、介護認定審査会の委員の報酬額を改定するための一部改正であります。  次に、議案第35号「甲府国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について」は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴う所要の改正を行うための一部改正であります。  次に、議案第36号「甲府介護保険条例の一部を改正する条例制定について」は、介護保険法施行令の一部改正に伴い、平成29年度における保険料率の特例を定めるための一部改正であります。  次に、議案第37号「甲府手数料条例の一部を改正する条例制定について」は、都市の低炭素化の促進に関する法律及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正等に伴い、審査手数料に係る所要の改正を行うための一部改正であります。  次に、議案第38号「甲府中小企業振興融資条例の一部を改正する条例制定について」は、中小企業の創業を促進するための融資制度の充実を図るための一部改正であります。  次に、議案第39号「甲府都市公園条例の一部を改正する条例制定について」は、歴史公園内駐車場を無料で利用できる時間を延長するための一部改正であります。  次に、議案第40号「甲府廃棄物減量化資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例制定について」は、甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合による事務の共同処理に伴い、一般廃棄物の処分等に係る所要の改正を行うための一部改正であります。  次に、議案第41号「甲府リサイクルプラザ条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について」は、リサイクルプラザを笛吹市の住民に本市の住民と同一の料金で利用させるための一部改正であります。  次に、議案第42号「笛吹市に公の施設を利用させることに関する協議について」は、笛吹市に甲府市リサイクルプラザを利用させる協議について、地方自治法第244条の3第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第43号「笛吹市の公の施設を利用することに関する協議について」は、笛吹市境川観光交流センターを利用する協議について、地方自治法第244条の3第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。  以上が、本日提案いたしました案件の大要であります。御審議の上、御協賛賜りますようお願いを申し上げまして、説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。 5: ◯議長清水 仁君) 以上で説明は終わりました。  お諮りいたします。  2月28日及び3月1日は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 6: ◯議長清水 仁君) 御異議なしと認めます。  よって、2月28日及び3月1日は本会議を休会することに決しました。  休会明け本会議は、3月2日午後1時から開会、提出議案全部に対する質疑及び市政一般質問を行います。  本日は、これをもって散会いたします。
                   午後 2時04分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...