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  1. 甲府市議会 2011-03-01
    平成23年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 甲府市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    検索結果一覧 トップページ 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成23年3月定例会(第4号) 本文 2011-03-10 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 52 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長桜井正富君) 選択 2 : ◯金丸三郎選択 3 : ◯議長桜井正富君) 選択 4 : ◯市長宮島雅展君) 選択 5 : ◯議長桜井正富君) 選択 6 : ◯都市建設部長薬袋哲男君) 選択 7 : ◯議長桜井正富君) 選択 8 : ◯金丸三郎選択 9 : ◯議長桜井正富君) 選択 10 : ◯市長宮島雅展君) 選択 11 : ◯議長桜井正富君) 選択 12 : ◯総務部長幡野治通君) 選択 13 : ◯議長桜井正富君) 選択 14 : ◯金丸三郎選択 15 : ◯議長桜井正富君) 選択 16 : ◯企画部長武川 裕君) 選択 17 : ◯金丸三郎選択 18 : ◯議長桜井正富君) 選択 19 : ◯駒木 明君 選択 20 : ◯議長桜井正富君) 選択 21 : ◯市長宮島雅展君) 選択 22 : ◯議長桜井正富君) 選択 23 : ◯企画部長武川 裕君) 選択 24 : ◯議長桜井正富君) 選択 25 : ◯危機管理対策監(篠原淳一君) 選択 26 : ◯議長桜井正富君) 選択 27 : ◯都市建設部長薬袋哲男君) 選択 28 : ◯議長桜井正富君) 選択 29 : ◯駒木 明君 選択 30 : ◯議長桜井正富君) 選択 31 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 32 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 33 : ◯内藤 泉君 選択 34 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 35 : ◯市長宮島雅展君) 選択 36 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 37 : ◯地域政策調整監(河西 清君) 選択 38 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 39 : ◯市民生活部長(保坂照次君) 選択 40 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 41 : ◯病院長(小澤克良君) 選択 42 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 43 : ◯内藤 泉君 選択 44 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 45 : ◯市長宮島雅展君) 選択 46 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 47 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 48 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 49 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 50 : ◯市長宮島雅展君) 選択 51 : ◯副議長(荻原隆宏君) 選択 52 : ◯副議長(荻原隆宏君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                 午後1時00分 開 議 ◯議長桜井正富君) これより本日の会議を開きます。  報告事項を申し上げます。  市長から、追加議案提出について通知がありました。  提出議案は、議事日程記載の日程第36 議案第32号でありますので、朗読を省略いたします。  次に、議長のもとに請願1件、陳情3件が提出されました。お手元に配付してあります請願・陳情文書表により御了承願います。  以上で報告を終わります。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第16号から日程第34 議案第28号までの34案及び日程第35 市政一般について質問を一括議題といたします。  昨日に引き続き、上程議案全部に対する質疑及び市政一般質問を行います。  最初に、新政クラブの一般質問を行います。  金丸三郎君。                 (金丸三郎君 登壇) 2: ◯金丸三郎君 新政クラブの金丸三郎でございます。  私は、今期、引退も転身もいたしませんが、会派の皆さんの計らいで質問の時間をいただきました。私どもの会派の質問は、この後、駒木議員が行いますが、会派の中でしっかり議論をして、そしてしっかりすり合わせをした質問でございますので、ぜひ当局におかれましては真剣にお答えをいただきたいと思います。  そんなわけで、今回、急な質問でございましたので、何を質問させていただこうかと思って、限られた時間の中で考えたわけでありますが、甲府の歴史や甲府に関する文学や、あるいは周囲の山並みの美しい景観や、今までさんざん持論を述べさせていただきましたので、今回は何にしようかと考えたあげく、今はやっぱり鳥もつに代表されるグルメを取り上げるしかないかなと思いました。  昨年9月のB-1グランプリでの優勝はまことに喜ばしい限りでありまして、本当に鳥もつにかかわった皆さんに心から敬意を表したいわけであります。  昨日、カラスの話も出ておりましたけれども、余りにも甲府の鳥もつ煮が有名になって、カラスもおれを忘れるなというふうに多分騒いでいるんじゃないかと思う次第であります。  冗談はともかくとしまして、甲府には実は鳥もつ以外にもグルメの品があるのを御存じでしょうか。鳥もつ煮は、食事でいえばいわゆる前菜の部分ですね。それから、よく言われる煮貝なんかも、お酒の前菜としたら最高だろうと思っています。よく言われるほうとうは甲州のパスタですから、イタリア料理でいえば、まさにパスタは前菜なんですね。甲府にはほかにもっともっと庶民に親しまれてきた、お店では食べれない、C級グルメともいうべきものがあるんです。宮島市長、御存じですか。  鳥もつでもない、ほうとうでもない。皆さん、よく思い出していただければわかると思います。若い方には知らない方もいました。今回、発言するに当たって大勢の方に聞いてみたら、ああ、鳥もつ煮はお店でしか食べれんけんど、あれはよくうちでつくったじゃんねと。あれも入れたよね、これも入れたよね、こんなものを入れりゃ最高だったねと。市長、だんだんわかってきましたですね。
              (市長 宮島雅展君「おすいとんけ」と呼ぶ)  いえいえ、違いますね。  実は、甲府を代表するC級グルメは甲府の薄焼きなんです。鳥もつ煮はお店で食べれます。でも、甲府の薄焼きは、出してくれているお店は1軒もないそうです、今のところですね。それぞれの御家庭にそれぞれの味があったと聞いています。煮豆を入れたり、あるいは野菜の細かく切ったものを入れたり、一般的には小麦粉を薄く敷いたものの中にキャベツを入れたり、あるいは芋を入れたり、あるいはかつおぶしを入れたり、ネギを入れたり、そして、余裕のある御家庭ではサクラエビを入れたりというふうなことをしてよく召し上がったそうであります。私も甲府に来て最初にあるお宅で招待していただいて食べたのが、家内とともども薄焼きだったことを今でもよく思い出します。  この甲府の薄焼きをぜひ、鳥もつ煮がB級グルメで優勝するならば、C級グルメとでもいう全国家庭料理グランプリとでも銘打って広めていくのもアイデアではないかと私は思っています。幸いにして、平成24年度に関東版のB-1グランプリが開かれると聞いております。平成23年度、来年度はプレイベントも開催されるというふうに聞いております。鳥もつ煮と同時に、ぜひ甲府の薄焼きも甲府自慢の1つとして取り上げていただいて、来られる観光客や来訪者の皆さんに振る舞うようなシステムをお考えになったらいかがかと思いながら、今回の質問に入らせていただきます。  それでは、今回は、時間が限られておりますから、2項目だけ質問をさせていただきます。  まず最初に、公共路線バス活用への提言と質問をさせていただきたいと思います。  前回、昨年の9月議会で私は、今市内が抱えている問題は、交通難民、あるいは買い物難民、あるいは通院難民、そういった弱者の人が非常にふえているんですと。こういったところに目を向けた施策を考えていかなければいけないんですというお話をさせていただきました。  先日、県と市が一体となった新しい甲府駅南口の修景計画というものの説明をお聞きしました。また、私が所属しております経済同友会の中で、甲府のグランドデザインという小冊子を出しました。それらを見ていきますと、確かに中心街をどうするこうする、駅前をどうするこうするということは書いてあります。でも、そこにどうやって来るのかというところまで目が及んでおりませんでした。  そこで、私は、現在甲府市の中心部に来る足、公共交通機関を使ってくる足は何かと考えれば、当然これは路線バスしかない。であるならば、その公共路線バスをもっともっと活用するべきではないかという思いに至ったわけであります。  現在、公共路線バスの利用者は少なくて、市としても路線維持のために代替バスの委託料や赤字路線の補助金など、バス利用対策事業費を支出しているところでありますけれども、今後、公共路線バスをいかに活用するかは、先ほど申しました中心市街地活性化も含めて非常に重要であると私は考えております。市として、もっともっと路線バスの利用促進を図るべきだと考えております。  そこで、利用促進対策の1つとして、市民向けにバスのパスカードを導入したらいかがでしょうか。バスのパスカードといっても、一瞬、皆さん、わかりませんかもしれませんので、ここに私が山梨交通さんのバスカードを持ってまいりました。これは10年ほど前から発行されておるんですけれども、山梨交通さんの路線バスには、すべてこのカードを使える機械がついておりまして、バスに乗車したとき、当然、チケットをもらいます。おりるときにそれと同時にこれを機械にすっと挿せば、バス料金がこのカードから支払われるというシステムで、きょう現在、市内を運行している公共路線バスにはすべて読み取り機が入っております。もちろん定期券なんかも読み取れます。  これがバスカードと私が言っているんですが、現在は山梨交通さんが発行しているバスカードを、言うなれば、甲府の市民で希望する方であればどなたにでも発行してあげると。そして、もちろん、そのためにかかる費用については、これはもちろん今からの検討課題でありますけれども、その費用の一部を公費等で補うことができないかという提言であります。皆さんも御承知のように、東京都はもう既に何十年も前から高齢者向けにシルバーパスを発行しております。県内においても、大月市等では実証実験をしているとかに聞いております。  いずれにせよ、こうしたものを導入して、バスカードを配付して、そしてバス利用者の増加を図っていくということが必要ではないかと思っています。  皆さんもよく御存じのように、現在、我が市では、民間の企業にバス利用促進対策事業費として、平成21年度決算では約9,100万円支払っております。今年度、平成22年度は約8,800万円がトータルでの支出額になるそうであります。これらも活用しながら、バスを利用する市民にこのバス対策費が還元できるようなシステムを考えるべきだというのが今回の私の提言であります。  これまでの受動的な路線維持政策から、能動的な政策にシフトすることで、そしてそういったバス政策を市が示すことによって、バス会社にも運行に対する工夫を求めることができるのではないかと私は考えております。  市民向けのバス・パスカード発行による利用促進について、市の見解を求めます。  2点目として、バス路線の見直しについて提言をお聞かせをいただきたいと思います。  前回、9月の質問のときにも、羽黒や山宮の高台の皆さんは、バスへ乗るためにわざわざ坂をおりてバス路線のあるところまで歩いてこなければいけないと。もしそのバス路線が山宮や羽黒の高台地域に通ることができたらば、恐らくもっともっとバスの利用は高まると思っています。  これは具体的な例なんですが、現在、伊勢町から山宮を循環して、また伊勢町へ戻ってくる。これが実は、わかりやすく言うと、湯村経由と千塚交差点経由と2つあるんですね。同じところを内側と外側で回っています。それは当然、現在のバス路線を走っているわけですから、なかなか山宮の富士見台団地や旭ヶ丘団地や、あるいはハイタウンの居住者の方たちには利用すると非常に歩く距離が長くなる。そこで、車で走ってみて思ったことは、うまくバス路線を工夫すれば、こちら側も巡回することができるんではないかという私の結論に至ったからであります。これはあくまでも一例です。市内にはそういうところが幾つも恐らく工夫すれば出てくるのではないかと思っています。  我が市においてもデマンド交通の実験、あるいは他市においてもコミュニティバス等の導入ということが図られたことは十分承知しておりますが、我が市においては既に民間企業の公共路線バスがあるわけでございますので、その路線バスをより市民に利用しやすくすることが私は肝要だと思っています。そうした意味からも、バス会社に対しても、我が市においてはバス・パスカードを利用しますよという中で、市民ニーズに合った路線に変更するよう申し出ることができるはずだと考えています。  市では、公共バス政策に取り組む中で、バス会社に路線の見直しを申し出るべきだと考えますが、当局の見解を求めます。  次に、2項目めとして、都市計画道路善光寺町敷島線の伊勢工区についてであります。これについては、この議場において何度も何度も持ち出させていただきました。市長と私がゆゆしき問題だと言ったら、こんなことはゆゆしき問題じゃないよというふうにあっさり言われたこともございます。しかし、地元の住民にとっては、都市計画ができてからといいますともう40年、さらには8路線9工区という見直しが行われ、道路整備プログラムが示されてからもう既に7、8年経過しております。  そこで、今回、2項目に絞って質問をさせてもらうわけでございますが、平成18年3月議会におきましてこの問題を取り上げたときに、当時の部長は、パーソントリップ調査の結果を踏まえ、都市計画道路の見直しを行うという答弁をしました。その折、このことは平成17年の4月の15日に地元の皆さんに説明に行っておりますというところまではっきり言ったわけであります。その平成17年の4月の15日というのは、地域自治連や大勢の人に説明したのではなく、特定の後援団体にのみ説明しておったということもここでつけ加えておくわけでありますが、しかし、平成18年の3月にそういうことを言いながら、今は平成23年の3月でございますので、何年でしょうかね。その間、果たしてパーソントリップ調査の結果は出ているんでしょうか、出ていないんでしょうか。私は当然出ていると思っておりますので、善光寺町敷島線伊勢工区にかかわるパーソントリップ調査の結果と、調査がその後どのように生かされたのかを本日はお伺いをしたいと思います。  さらに2点目として、そういった経過がありまして、平成19年、平成20年と検討がされたと聞いております。そして、平成20年においては、この工区に予算がつきまして、中心線測量が実施されました。平成20年です。しかし、今平成22年度が終わろうとしております。来年度に向けてどのようにお考えになっているのか、そして、どのようにこの問題が進捗してきたのかを、予算を審議する議会でございますので、お聞かせいただければありがたいと思います。  以上、2項目、4点の質問で、最初の質問を終わらせていただきます。 3: ◯議長桜井正富君) 市長 宮島雅展君。               (市長 宮島雅展君 登壇) 4: ◯市長宮島雅展君) 金丸議員の御質問にお答えをします。  路線バスの利用促進と路線の見直しについてでございます。  路線バスなどの公共交通機関は、通勤、通学、買い物など、地域住民の日常的な移動手段として、あるいは県外からのビジネス客、観光客などの地域内の移動手段として重要な役割を担っています。  しかしながら、近年、自家用自動車が主な移動の手段となることで、路線バスの利用者の減少、運行便数の減便、不便さが増すことによるさらなる利用者の減少という負の連鎖が発生をしており、一部の運行路線につきましては、その維持が困難な状況にあります。  こうした中、本市では、赤字路線バス対策としての補助金の交付や利用促進に向けての啓発活動、廃止路線における代替バスの運行など、日常生活の足としての公共交通の維持・確保に関する施策を講じてまいりましたが、今後も赤字路線等の改善が見られず、負の連鎖が続いていくことになると、より一層路線の減少につながり、高齢化がますます進行する中にあって、市民生活に大きな支障を来すことになります。  このため、本市における主要な公共交通である路線バスの維持・確保については、市民の皆さんにもこうした状況を御理解いただき、積極的な利用を通じて、公共交通を守り育てていくという意識を持っていただくことが重要であると考えています。  こうした意味から、本市といたしましても、御提案のバス・パスカードの活用も含め、バス停や運行時間に関する情報発信、路線バスへの連携に向けたアクセス機能の構築など、ハード・ソフトの両面から、さらなる利用促進策や利便性の向上策をバスの事業者も交える中で検討をし、市民の公共交通に対する意識や行動の変化を促すよう努めてまいりたいと考えています。  また、市民ニーズの高いバス路線への見直しは、現状の路線を利用されている市民や路線がまたがる他自治体の理解が必要となるとともに、道路の状況や運行車両の大きさなど、物理的な課題もありますが、バスの利用促進や本市全体の公共交通体系を考える上では非常に重要なことであると認識をしています。  このことから、平成23年度に着手する公共交通体系の基本構想の策定過程において、バスの事業者も参画をしている甲府市地域公共交通会議の意見もいただく中で、検討してまいりたいと存じます。  御理解をよろしくお願い申し上げます。  他の御質問につきましては、関係部長からお答えをさせます。以上です。 5: ◯議長桜井正富君) 薬袋都市建設部長。 6: ◯都市建設部長薬袋哲男君) 都市計画道路善光寺町敷島線の伊勢工区についてお答えします。  現在、本市は、都市計画道路について、社会経済状況の変化に的確に対応し、効率的、効果的な整備を進めるため、見直しを行っているところであります。  この見直しの中で、甲府都市圏パーソントリップ調査の結果に基づく将来交通需要予測の分析調査を踏まえ、善光寺町敷島線などの優先路線を含む未整備路線を対象として、交通機能、都市防災機能などの観点から、道路構成や道路幅員の検証などもあわせて行っております。  また、都市計画道路善光寺町敷島線の伊勢工区の進捗状況につきましては、平成20年12月に公表いたしました道路整備プログラムにおいて、環状道路としての高い機能も有する整備効果の高い路線であることから、整備順位2番目の優先路線に位置づけされておりますが、現在、整備順位1番目の都市計画道路和戸町竜王線が、中心市街地の活性化や交流人口の増加などに大きく寄与する路線であることから、一部の工区を山梨県代行事業として了承していただき、早期完成の見込みとなっております。  このようなことから、今後の整備につきましては、都市計画道路の見直し結果を踏まえる中で、事業着手や効果的な整備について具体的に検討してまいります。  以上でございます。 7: ◯議長桜井正富君) 金丸三郎君。 8: ◯金丸三郎君 ありがとうございました。  先に薬袋部長の答弁に対する見解を申したいと思います。  薬袋部長からも今、整備路線の順番が2番とおっしゃられましたので、和戸町竜王線の次だなとしっかりと受けとめましたので、ぜひ当局におかれましては、地域の強い要望でありますから、お願いをしたいと思っております。  最初の質問について再質問をさせていただきたいと思います。  市長から公共路線バスについての負の連鎖という言葉をお使いいただきながら、バスの問題について答弁をいただいたわけであります。  市長も恐らくバスをお使いになったことはほとんどないだろうと私は思っているんですが、私自身も私の人生の中でバスを使うということは今まで余りなかったんですが、最近、いろいろな事情からバスを使うことになるようになったんですが、そうした中で、今バスは非常に進歩していまして、携帯電話等を使えば、あとどのくらいでバス停にバスが来るかというシステムまで開発されております。ですから、こういった支払いをすることも考えれば、ほとんどIT化が進んでおりまして、もっともっとバスを使っていかなければ、中心街へ人を呼び込むためにも必要なことだというふうに私は思っているわけです。  かつて議会で、私は新市庁舎に市内の公共路線バスがすべて新しい市役所の中を、あるいは横を通過するようにバスストップをつくったらどうかという提言をしたこともございます。そうした中で、今からの高齢化社会というか、もう既に高齢社会なんですが、高齢社会を迎えて、自分で車を運転できなくなる方、あるいは今まではどなたかが乗せてくれたけれども、連れ合い等がですね。そういう方たちがだんだんふえてきて、やはり頼るのは東西南北を走る鉄道路線ではなくて、地域を走る公共路線バスだというふうに私は思っています。ですから、そこで、負の遺産をどうやってプラスに変えていくか、これが私は、バスに限らず、甲府の中心街の一番大事な活性化策ではないかというふうに考えております。  けさの新聞であります。甲府駅から明日オープンする昭和町のショッピングモールに路線バスがつくられますよと、けさの朝刊に載っていたはずです、地元新聞の。やはり民間企業ですから、メリットが見えてくれば必ず投資はします。だけれども、公共路線バスで、私は少なくとも大幅黒字というようなことが考えられるということはあり得ないと思っています。そこで、負の連鎖を断ち切るために、市長にまず真っ先に、市が出す前に、民間会社のバスカードをいただいてもらって、市長みずからバスを利用するということをお願いをしたいんですが、市長、まずその辺はいかがでしょうか。これが1点目です。  それから、続きまして、バス路線の見直しということについても、先ほどそういった形の中で考えていきたいという答弁がありましたが、この場合、このバス路線の見直しを民間企業と対峙するセクションというのはどの部署になるのか、それもあわせてお答えをいただきたいと思います。  以上、簡単に2点です。 9: ◯議長桜井正富君) 市長 宮島雅展君。               (市長 宮島雅展君 登壇) 10: ◯市長宮島雅展君) セクションの話は次の総務部長かだれかが答えますが、バスカードのことはよくわからんから検討して、でも、宝の持ちぐされにならんかなと思いますけどね。余り定期的に乗るということでもないだよね。だから、寿町のうちから甲府駅に行くぐらいは、年間3回ぐらい乗るかね。その程度だからね。考えてみます。 11: ◯議長桜井正富君) 幡野総務部長。 12: ◯総務部長幡野治通君) バス路線のセクションということでございますけれども、組織的には市民生活部が担当をいたします。  以上でございます。 13: ◯議長桜井正富君) 金丸三郎君。 14: ◯金丸三郎君 割り当て時間があと5分ございますので、再々質問をさせていただきたいと思います。  今の市長の答弁で、確かに市長、要職にあられて、バスへ乗ることはなかなか少ないかもしれません。でも、我らが庶民派市長の宮島市長でありますから、たまにはバスへ乗って、市民の皆さんにバスを使えしと、バスはいいじゃんねと言っていただきたいなと思っております。ぜひ年3回でもバスを使う市長の姿を見てみたいと思っております。  それからもう1つの、今、総務部長から総務部の市民生活課……。           (総務部長 幡野治通君「市民生活部」と呼ぶ)  市民生活部が担当だという話を聞きましたが、私があえてなぜこれを質問したか。実は、最初にきょう質問したように、我が市のバス対策費というのは、今の市民生活部というところで、あくまでも赤字路線の補助金、それから代替バスへの委託料、この2つが平成21年度が9,100万円、平成22年度が8,800万円ということで、あくまでも赤字路線や代替バスへの補助金という形なんですね。だから、言うなれば、これは公共バス利用促進のための支出ではなくて、あくまでも公共バス路線確保のためのいわゆる予算なんですね、経費なんです。だから、私は本来そうではなくて、今回の質問の一番の趣旨は、先ほど答弁にもあったように、平成23年度は公共交通会議というものを開催して、そして、できるならば公共交通体系とでもいうべきことを考えるとたしか何かでおっしゃっていましたから、そのためには、もう1度レベルを下げて言いますと、公共バス路線利用促進のための予算計上をして、しっかり企画部で真剣に取り組むということを訴えたつもりでおります。  再度、最後に企画部長の答弁を求めて終わりにしたいと思いますので、本当に市長が言うように負の連鎖なんていうことを言っているんであれば、いつまでたったってバスの利用は多くならない。まず隗より始めよです。企画部長、その辺についてどう真剣にとらえるか、お考えをいただきたいと思います。交通弱者、買い物難民、通院難民、我が市にはいっぱいおります。 15: ◯議長桜井正富君) 武川企画部長。 16: ◯企画部長武川 裕君) 再々質問にお答えをさせていただきます。  今、金丸議員さんのほうからおっしゃられたように、甲府市の総合的な交通体系という観点から、昨年の8月に甲府市の地域公共交通会議を設置をさせていただきました。  御承知のように、既存の路線バス、さらには過去において実証実験をいたしましたコミュニティバス、昨年のデマンド型交通と、それぞれ実証実験をした結果も出ております。それを踏まえまして、地域の特性、また、それぞれの交通手段の長所、短所、それらを踏まえまして、来年度、先ほども市長のほうから答弁をさせていただきましたけれども、総合的な交通体系の基本構想、当然この中には事業所も入っておりますので、それを踏まえまして、甲府市の交通体系の基本構想を策定をしてまいりたいと。その中で対応をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 17: ◯金丸三郎君 ありがとうございました。 18: ◯議長桜井正富君) 次に、新政クラブ、駒木 明君。                 (駒木 明君 登壇) 19: ◯駒木 明君 この3月議会で44年間、甲府市議会議員として市政に関与、貢献してきた新政クラブ、上田議員の代表質問に続いて、新政クラブの一般質問をさせていただきます。  まず、地方卸売市場のこれからについてお伺いいたします。  現在の甲府市中央卸売市場は、昭和48年に大臣認可の中央卸売市場として現在の地に開設し、既に37年が経過し、これまで山梨県随一の公設市場として、市民・県民の台所として、青果・水産物の生鮮食料品の安定供給に努めてまいりました。  開設当時は、市場も多くの魚屋さんや八百屋さんでにぎわい、とても活気があったと思っております。その後、小売業界もスーパーマーケットが誕生し、大型化するとともに、消費者のライフスタイルの変化に伴う消費や購買行動の変化、また、生産者の大型化や小売形態が大きく変化し、それとともに市場外流通も含めて大きく変化し始めました。  甲府市卸売市場は、ピーク時には取り扱い数量で年間約11万8,000トン、取り扱い金額においては約457億円を売り上げた時代もあったと聞いています。  しかしながら、先ほど申し上げた幾つかの原因が重なり、現在では、その半分以下という状況にまで落ち込み、市場関係者の経営はもとより、市場会計の経営にも大きな影響が出ております。  このことから、甲府市では、平成17年度より市場の見直しに取りかかり、その間、市場関係者と100回近くに及ぶ話し合いを重ね、また、市場運営協議会等から御意見もいただく中で、平成21年度に甲府市中央卸売市場見直し計画を策定し、平成23年4月より地方卸売市場へ転換していく方向を決定されたものと認識しております。  地方卸売市場は、取引の自由度が増すとともに、経費の削減につながると聞いております。また、計画の中では、老朽化施設の施設整備や指定管理者制度の導入、さらには活性化のためのにぎわいのある市場づくりなどを計画に位置づけていることも聞いております。  そこで、質問いたします。  昨年の12月市議会定例会において、地方卸売業務の円滑な運営や施設の管理などを定めた甲府市地方卸売市場業務条例が可決されたところであり、現在、市場は、本年4月1日からの甲府市地方卸売市場への転換に向けて最終的な準備を進めている状況かと思います。  現下の厳しい社会経済情勢の中、市場を取り巻く環境の変化に対応し、時代に即した市場運営を推進していくためには、市場流通形態の強化を図っていく必要があると考えますが、今後において実施される具体的な事業であります卸売場の耐震改修、老朽化対策を初めとする施設整備計画、指定管理者制度の導入及びにぎわいのある市場づくり事業の進め方についてお聞かせください。  また、市場が目指す最終的な将来像についてもあわせてお聞かせください。  次に、都市計画道路千塚三丁目羽黒町線についてお伺いいたします。  千塚・羽黒地区におきましては、従来から住宅密集地であるにもかかわらず、現在の道路状況は幅員も狭く、主要な道路は歩道もなく交互交通が困難な湯村温泉通りしかない状況であり、朝夕は通勤通学者がこれらの脆弱な道路に集中するため、交通渋滞が発生し、それを避けるために地区内のより狭い道路に通行車両が流入し、居住者の安全が脅かされている状況にあります。  このような中、千塚三丁目羽黒町線が本市の道路整備プログラムの中で優先的に整備をしていく重要路線に位置づけられ、現在、山の手通りから水道道までの間を平成24年度の完成を目指して事業中であるものと見聞きしております。交通渋滞の解消や周辺住民の安全の確保などにつながるものと大変喜んでいるところであります。  また、地域の念願でありました千塚公園も、市の御努力により平成19年9月に開園し、子供からお年寄りまで多くの住民に憩いの場、休息の場を提供するとともに、災害時の1次避難所としての施設整備も行われたところであり、当該道路は公園へのアクセス道路としても必要不可欠であるものと考えています。  さて、このように有効な道路でありますが、現状では山の手通りから水道道までということであります。  実は、県営湯村団地が6階建て、エレベーター完備の高層アパートとして建て替えが進められています。敷地もセットバックを行い、周辺市道も拡幅されるようであります。これによって、災害時におけるはしご車などの大型の緊急車両の団地への進入が可能になり、団地に住む300世帯余りの生命・財産を守る体制が整いつつあるものとお伺いしております。  このことを踏まえる中で、地区内における一層の交通渋滞の解消と住民の安全確保も考え合わせると、山の手通りから水道道までの整備では効果的な道路整備とは言えない状況にあると考えます。  そこで、お伺いします。  現在進めております都市計画道路千塚三丁目羽黒町線の水道道より北の整備の実施についてお示しください。  次に、防災対策についてお伺いいたします。  去る2月の22日、ニュージーランドの南島中央部クライストチャーチ近郊でマグニチュード6.3の大規模地震が発生しました。震源はクライストチャーチより南東約10キロメートル、震源の深さ5キロメートルと浅く、クライストチャーチ市街地を中心に大きな被害が発生し、多数の死傷者、行方不明者が報告されています。
     邦人につきましても、クライストチャーチの語学学校に留学されていた留学生を初め、観光でクライストチャーチを訪れていた多くの方々が被害に遭われています。  電気、水道等のライフラインも大きな被害が報告されており、世界各地から多くの救援隊が派遣され、日本からも救助部隊が現地での救助活動に当たっています。  この地震により、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、まだ行方不明となっている方々の中で1人でも多くの方の生存を願うものであります。  さて、この地震において、地盤の液状化現象が被害の拡大を招いた1つの要因とされています。  液状化現象は、地震の際に地下水位の高い砂地盤が振動により液体状になることにより、大きな構造物が埋もれたり、地中に埋設してある水道管や下水管などが浮き上がったりする現象であり、一たび液状化現象が発生すると、ライフラインに甚大な被害が発生し、市民生活に大きな影響が出ることが懸念されます。  ニュージーランドは日本と同様に地震が多い国であり、建築物の耐震化が進められていましたが、液状化現象で多くの被害が出たことが報告されております。これは、日本において大規模地震が発生した場合、同様の被害が発生すると考えられます。  そこで、お伺いいたします。  今後、30年以内に発生する確率が87.2%と切迫性が指摘され、甚大な被害が想定されている東海地震につきまして、発生した場合、甲府市においても液状化現象によるライフラインの被害の拡大が懸念されますが、電気、上下水道などのライフラインの被害はどの程度であると想定しているのでしょうか。  また、どの程度の建物が倒壊し、どのくらいの人的被害が想定されているのかお聞かせください。  さらに、ライフラインが寸断された場合の対策として、甲府市において飲料水や仮設トイレ等の備蓄について、お考えをお聞かせください。  最後に、地デジ化への対応についてお伺いいたします。  総務省のホームページによると、地上デジタルテレビ放送は1998年にイギリスで最初に開始されました。現在では、欧米ではアメリカ、ドイツ、イタリアなど、アジアでは韓国、中国、ベトナムなど、世界の40以上の国と地域で放送されており、デジタル放送は世界の潮流となっています。  一方、通信や放送などに使える電波は無限ではなく、ある一定の周波数に限られています。現在の日本では、使用できる周波数に余裕がなく過密に使用されていますが、デジタル化すればチャンネルに余裕ができ、あいた周波数を他の用途へ有効利用が可能となります。  つまり、テレビ放送をデジタル化することにより、地デジ対応テレビをネットに接続してより多くの情報を得るなど、だれもが情報通信技術の恩恵を受けられるような社会にすることは国の重要な未来戦略であり、おくらせることのできない施策であるとしています。  ところが、本年7月24日の地デジ完全移行を目前にしながら、地デジ化対策が済んでいない方々が全国的にはいまだ相当数あり、特に山間地等の地形的な問題を抱える方や低所得者等から支援を求める声が多数あると聞いております。  そこで、完全移行に向けて地デジ難民をつくらないためにも、本市における地デジ対策の状況についてお聞かせください。  最後に、私自身も、この由緒ある甲府市議会に当落を含めて16年、新庁舎建設に当たり、新しい皮袋には新しい酒を、また、ただ老兵は消え去るのみ、今議会を最後に、関係各位の皆様方に心から感謝を申し上げながら、甲府市よ永遠なれと祈りつつ引退させていただくわけですが、甲府市の財政状況も経常経費85.9%、約9割と大変な財政逼迫の中、予算委員会、常任委員会を通じて少しでも役立つような質問を最後にさせていただく所存でございます。  どうも長きにわたりありがとうございました。 20: ◯議長桜井正富君) 市長 宮島雅展君。               (市長 宮島雅展君 登壇) 21: ◯市長宮島雅展君) 駒木議員の御質問にお答えをいたします。  今はお別れの言葉もお述べになられましたが、まだ任期がありますもんで、しっかり頑張っていただきたいと、そんなふうに思います。北海道から甲府の地にお越しになって、甲府の地に友人、知人を多くこしらえて、議会の議員さんまで上り詰めた駒木さんの人生を学ばせていただきました。いろいろな面で御指導賜りましたこと、感謝申し上げたいと思います。  それでは、答弁を申し上げます。  今後の市場運営についてでございます。  甲府市中央卸売市場は、卸売業者や仲卸業者の取引の自由度を高めることによる市場取引量の拡大や卸売業者の事務負担の軽減、さらには市場管理業務の効率化による経費削減等を図るため、山梨県知事の許可を受け、本年の4月1日から地方卸売市場へ転換をいたします。  老朽化が進む市場の各施設の整備につきましては、本年度、市場運営協議会に諮問し、答申を得る中で、甲府市中央卸売市場整備計画を策定したところであり、平成23年度から平成27年度までの5か年で、卸・仲卸売り場の耐震補強や大規模修繕、さらには機能強化策としての冷蔵庫や低温卸売り場の整備等を予定しています。  今後は、実施計画の作成に向け、市場関係者との協議を重ねてまいります。  また、効率的な市場運営を目的に導入を目指しています指定管理者制度につきましては、現在、業界の代表者で構成する検討委員会を設置し、具体的な組織や業務の範囲などについて検討、協議を行っておりまして、今後はより具体的な協議を進め、早期の導入を図ってまいりたいと考えています。  にぎわいのある市場づくりにつきましては、市場用地を有効に活用する中で、市場の活性化や新たな販売チャネルの開拓などを図ることを目的としており、これまで先行事例や旅行会社へのヒアリングなどの基礎調査や事業モデルを想定したシミュレーションを行い、現在は市場関係者とともに事業計画のもととなる事業構想(案)の策定を行っています。  また、事業の実施に向けた試みとして、試行的な市場内での流通商品の小売販売について、市場関係者と具体的な内容の協議を行っており、今後はこの小売販売等の試行結果も踏まえ、早期に事業計画の策定を行い、実施してまいります。  今回の市場改革はその第一歩として、市場の意欲のある業者がさまざまな分野へ積極的に進出でき、幅広い経済活動を行っていけるよう、自由度のある地方卸売市場への転換を図るものであります。  このため、地方卸売市場への転換後は、地域の拠点市場としてこれまで以上に市場関係者との連携を図り、地域の特性を生かした魅力ある市場づくりに邁進してまいる所存でございます。  御理解を賜りますようにお願い申し上げます。  他の御質問につきましては、関係部長等からお答えをさせます。  以上です。 22: ◯議長桜井正富君) 武川企画部長。 23: ◯企画部長武川 裕君) 地上デジタル放送化への対応策についてお答えをいたします。  平成23年7月24日をもって地上アナログ放送は終了し、地上デジタル放送に移行をいたします。このため、本市といたしましても、市民生活に直接かかわる問題だけに、さまざまな対策を講じてまいりました。  特に、地デジ移行が困難な方々へのきめ細やかな対応として、国が設置した受信者支援を行う組織であるデジサポ等と連携をした市内全域での地デジ化に向けての支援策等に関する説明会や、高齢者学級等でのデマンド説明会を開催するとともに、広報誌や市ホームページへの関連記事の掲載、本市施設へのポスターの掲示やチラシの配布、市民課待合スペースでのDVDの放映などにより周知を図ってまいりました。また、山間地等の自主共聴組合が行うデジタル化施設整備に対し、補助金を交付するなど、難視地域解消にも努めてきたところであります。  なお、総務省では、経済的な理由で地上デジタル放送に対応できない生活保護世帯などに対して、簡易チューナーの無償給付を行っていますが、本年1月24日からは支援対象世帯を拡大し、市町村民税非課税世帯も対象となりました。  このような変更情報につきましては、市民の皆さんに逐次お知らせするとともに、申請書類の問い合わせに対しましても、本市職員が丁寧に対応をしております。  今後におきましても、関係機関と協調し、地デジ難民が生じないよう、円滑な地上デジタル放送完全移行に向け引き続き取り組んでまいります。  以上でございます。 24: ◯議長桜井正富君) 篠原危機管理対策監。 25: ◯危機管理対策監(篠原淳一君) 防災対策につきましてお答え申し上げます。  本市に大きな影響をもたらすと予想されている東海地震は、周期性が短いことから、近いうちに起こる可能性が極めて高い地震であり、現在日本で唯一、予知できる可能性があると考えられている地震でございます。  東海地震の被害想定につきましては、平成17年5月に山梨県が発表した東海地震被害想定調査によりますと、本市における主なライフライン被害は、発災直後の上水道断水率は45.8%、下水道施設の被害率は1.5%、また、電力の停電率は38.7%であり、都市ガスの供給停止率は46.5%と想定をされております。  人的被害につきましては、冬の朝5時に発生した場合が最大になるとされており、予知ができない場合につきましては、死者が19名、重傷者94名、軽傷者821名であり、予知ができた場合につきましては、死者7名、重傷者37名、軽傷者316名と想定をされております。  また、建物被害につきましては、揺れ・液状化により754棟が全壊、5,080棟が半壊すると想定をされております。  次に、飲料水の備蓄についてでありますが、本市では1人3日分、最低9リットルを目安とし、小学校等に避難者等の飲料水確保を目的に、非常用貯水槽設置事業を進めており、本年度までに各地区27基の設置を完了し、来年度以降、千塚小学校、市役所新庁舎に設置をしていく予定であります。  また、本市の南北山間地域に点在をしております災害時に孤立する可能性のある集落につきましては、飲料水用ペットボトルの備蓄を防災倉庫に進めてきたところであります。  仮設トイレの備蓄につきましては、阪神・淡路大震災の例では100名に1基程度のトイレが必要であったことから、本市ではこの基準に従い、想定した避難者等に対応できるよう、テント型組み立てトイレ263基を各避難所に分散配置し、緊急時に対応することとしております。  また、避難所生活が長期化する場合につきましては、民間企業の4社との協定によりまして、必要に応じ仮設トイレの設置を行うことになっております。  今後におきましても、計画的な備蓄に努め、災害時の対応に万全を期してまいりたいと考えております。  以上でございます。 26: ◯議長桜井正富君) 薬袋都市建設部長。 27: ◯都市建設部長薬袋哲男君) 千塚三丁目羽黒町線の整備についてお答えします。  都市計画道路千塚三丁目羽黒町線千塚工区につきましては、平成17年1月に公表いたしました道路整備プログラムに基づく整備優先路線として、県道甲府韮崎線、通称北バイパスから千塚公園までを整備するものであり、千塚公園の開園に伴う利便性の向上、防災上の避難路などとして、平成21年度より事業着手したところであります。  一方、人口減少・高齢化社会を迎え、持続可能なまちづくりに向けた新たなまちづくり方針が求められており、都市計画道路につきましても、社会経済状況の変化に的確に対応し、効率的、効果的に整備を進める必要があることから、現在、都市計画道路の見直しを行っているところであります。  御指摘の千塚三丁目羽黒町線の水道道以北につきましても、甲府市都市計画道路見直し検討委員会の中で、交通機能、都市環境機能などの観点から、渋滞緩和、道路ネットワークの形成、生活環境の保全など、地域状況や社会状況を踏まえながら、その必要について検証してまいります。  以上でございます。 28: ◯議長桜井正富君) 駒木 明君。 29: ◯駒木 明君 ありがとうございます。  特に千塚三丁目羽黒町線におきまして、団地から水道道のところまでは200メートルあるかなしかの距離でございますので、今、継続性を考えているというお考えを示していただきましたので、これに大きな期待を寄せていきたいと思っております。よろしくお願いします。  それから、市場でございますけれども、これからいろいろな意味で大きないい知恵がたくさん市長さんを初め、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○(以上20字削除)考えてくださるということなので、大きな期待を寄せながら質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございます。 30: ◯議長桜井正富君) 暫時休憩いたします。                 午後2時04分 休 憩    ──────────────────・──────────────────                 午後2時20分 再開議 31: ◯副議長(荻原隆宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  申し上げます。  先ほどの駒木 明君の林副市長に関する発言の内容につきましては、議案が上程されておりませんので、削除してもらいたいとの申し出がありました。  お諮りいたします。  発言を取り消すことについて御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 32: ◯副議長(荻原隆宏君) 御異議なしと認めます。  よって、発言を取り消すことに決しました。  上程議案全部に対する質疑及び市政一般質問を続行いたします。  公明党の一般質問を行います。  内藤 泉君。                 (内藤 泉君 登壇) 33: ◯内藤 泉君 公明党、秋山議員の代表質問に続きまして、一般質問させていただきます。  初めに、子育て支援策と官学連携についてであります。  本市と山梨県立大学は昨年4月、官学連携で福祉向上など地域課題に対応することを目的に包括連携の協定を結びました。「大学を使え!」大学の知的資源と甲府市の資源を活用し、魅力あるまちをつくり出していく新しい取り組みに大いに期待するところであります。中心市街地活性化や高齢者ケア、外国籍児童らへの支援に連携を図っていく方針を掲げております。11の分野で連携していくことを盛り込んでスタートいたしましたが、官学連携の効果がまだ見えてこない分野もあります。大学の専門性を見極め知的資源を活用するならば、子育て支援と官学連携は理想的なスタイルです。  本市の子育て支援と大学との連携による取り組みはどのようなものがあるのでしょうか。官学連携を取り組む中で、学生の意欲や反応はどうか。官学連携は本市の子育て支援に効果をもたらしているのでしょうか。そして、官学連携と子育て支援は福祉の分野に置いておりますが、教育の分野とも強い連携が必要かと思われます。お考えをお示しください。  次に、女性総合相談室の周知と相談体制の整備についてであります。  配偶者による家庭内暴力、DV、パートナーによる暴力、職場のセクハラ、ストーカー、育児不安、近所づき合いによるトラブルなど、周囲に相談できず悩み苦しんでいる女性がふえていく傾向にあります。  そういった悩みを抱える中、本市の女性相談室への相談件数を見てみますと、平成20年度543件、平成21年度529件、平成22年度544件と、年間500件以上にも上り、電話による相談が連日かかってきております。その内容も複雑化、長期化しているのが現状であります。  助けを求めている女性に対し、相談室への周知はどのようになされておりますでしょうか。1人の相談者に対して関連する機関の連携やネットワーク体制は整っているでしょうか。長時間にわたる相談内容に相談員が対応に追われていると伺っております。相談内容が複雑化し、相談員の労力、対応人数、対応時間、資質向上のための研さんなど、整備は十分でしょうか。  そこで提案します。長崎県諫早市初め、他の自治体で取り組み効果を得ている例として、「一人で悩まないで」の相談カードを女性用トイレや女性用更衣室に設置するものであります。こちらがそのカードでございます。名刺大でございます。こちらがそれを大きくしたものでございます。こういったものをトイレに起きまして、持ち帰っていただくのが利点です。トイレは個人の自由な空間であります。持ち帰りやすい点で相談につなげる効果があると伺っております。女性にとって命をつなぐ重要なことと位置づけ、取り組むべきではないかと考えます。  『トイレの神様』という歌がございますけれども、それとは意味、内容は違いますけれども、トイレにさりげなくこのカードを置くことによって、トイレで命を救っていただく、そういうふうな実例が出ております。さりげなく置くのだけれども、強い情報発信となるわけでございます。お考えをお示しください。  次に、交通弱者対策についてであります。  交通弱者につきましては、先ほどの金丸議員、そして斉藤議員が発言されておりますが、私なりに発言をさせていただきます。  高齢化により交通弱者が市全体に広がっています。高齢者の運転免許の返還や、運転のできない高齢者がふえる中、本市委託の社会福祉協議会で行っている温泉送迎サービスや直営バスの旧市立病院発市立甲府病院行きバスは、病院への通所などに利用できにくい現状であると伺っております。特に高齢化が進んでいる甲府市北部地域、南部地域に深刻な状態が広がっております。  また、甲府市東部においては、市立甲府病院への直営バスは届かず、往復3,000円以上ものタクシー代をかけて通院せざるを得ない。高齢者にとってバスと電車の乗り継ぎは体力的にも限界があると訴えておりました。  私どもは南部の上九一色地域へ赴き、地元の実態を調査いたしました。かつてまちには専用バスが運行されており、住民の生活に重要な役割を担っておりましたが、合併により廃止となり、不便を余儀なくされております。  上九の湯やふれあいセンターでの交流、月2回の診療など、高齢者にとって安心で快適な環境があるにもかかわらず、予約者のみの利用であり、交通弱者にとって利用したくてもできない状況にありました。社会福祉協議会と連携協議する中で、社協のバスや本市の車両状況を見る中で、それらを活用するなど、何らかの手を打つべきと考えます。  そこで、提案ですが、上九の湯ふれあいセンターには月2回、水曜日に医師による住民のための定期診療を行っております。温泉利用と診療を兼ねて、送迎バスを活用するサービスを提案いたします。  また、北部地域への状況はどのようになっているのでしょうか。さらに東部地域へは市立病院直営バスを活用し、もっと拡大できないでしょうか。高齢者の交通弱者がふえていく現状の中、便利で安心で快適な環境を提供すべきです。当局のお考えをお示しください。  最後に、助産外来の導入効果と院内助産設置についてであります。
     まず、助産外来についてであります。産科医不足や医師の負担軽減、妊婦の健診や保健指導を安心して受けられるよう、市立甲府病院の助産師が担当する助産外来を開設して2年半が経過いたしました。市立甲府病院助産外来は、きめ細かな説明、丁寧な健診、指導、対応などで、妊婦さんの心と体をつくる重要な役割を担っております。助産師の懸命な努力の積み重ねが成果としてあらわれ、安心して産める病院として高く評価されております。  開設以来、外来件数はどのくらいでしょうか。また、2年半を経過する中で、導入しての効果、改善点など、課題が出ていると思われます。また、健診室などの環境整備も配慮が必要と思われますが、あわせてお答えください。  最後に、院内助産設置について伺います。  院内助産については、助産外来の導入時に私も一言述べさせていただき、さらに鈴木議員も院内助産について発言されております。  市立甲府病院の助産師による助産外来が高く評価される中で、助産外来と密接な関連を持つ、医師が出産に立ち会わず、助産師がリスクのない正常分娩を取り扱う院内助産があります。  現在、山梨県内では院内助産実施病院は山梨大学附属病院、県立中央病院の2か所で導入、昨年までに21件の院内助産での分娩を取り扱っております。2009年、県立中央病院で普通分娩を取り扱った分娩数は703件、2008年には100件ほど減少したものの、2009年には別の病院から111件の母体搬送などもあり、30件の増加となって、依然として医師の負担は改善されていないと伺っております。  市立甲府病院の分娩取り扱い数は平成20年756件、平成21年837件と県を超える分娩取り扱い数となっており、産科現場の過酷さを感ずるところであります。  そういった中で、助産外来と院内助産は極めて密接な関係にあると考えますが、どのようにお考えでしょうか。院内助産を実施する場合、超えなければならないハードルが幾つかあろうと思われますが、具体的にはどのようなものがあるか。また、本院の助産師は今どのくらいの人数がおり、助産師確保に向けてどのように取り組んでいるのか、お示しください。院内助産に向けて、産科医、助産師との意見交換、助産師による院内助産システムなどを立ち上げることが必要と思われますが、当局のお考えをお示しください。  以上、4項目、最初の質問を終わります。 34: ◯副議長(荻原隆宏君) 市長 宮島雅展君。               (市長 宮島雅展君 登壇) 35: ◯市長宮島雅展君) 内藤議員の御質問にお答えをします。  本市の官学連携についてです。  厳しい社会経済情勢のもと、市民福祉の向上に向け、さまざまな課題へ対応するために、地域における知的拠点としての大学との連携は大変有意義であるものと認識をしています。  本市におきましては、以前から大学との連携を図る中で、大学教授等の本市の附属機関への参画や公開講座の開催などで協力をいただいてまいりましたが、商工業、まちづくり、福祉、自然環境を初め、幅広い分野での連携を図るため、平成17年度に山梨大学と、また、本年度には山梨県立大学と包括的連携に関する協定を締結いたしました。  このような中、子育て支援の分野では、育児に係る悩みの解消や健やかな育成に資する事業の展開を図るため、幼児教育センターで実施している月例別講座に山梨県立大学の教授を講師として招き、また、現場での実践による基礎的知識の習得などのため、看護師、社会福祉士などを目指す学生を実習生として受け入れるなどの連携を図ってまいりました。  これらの連携の中で、実習生として受け入れた学生については、福祉現場での実践経験を積む貴重な機会であることから、習得意欲も非常に高く、真剣に取り組む姿勢が感じられました。  また、実習生の受け入れは指導を行う職員の資質の向上にもつながるなど、大学との連携はより質の高い子育て支援に寄与しているものと考えています。  次に、教育の分野に関しましては、市内小中学校において、学習や不登校など、学校不適応傾向のある児童生徒への支援などを行う教育支援ボランティア事業への学生の参画や、中心市街地の空き店舗において子供たちに絵本の読み聞かせや紙芝居をするまちなか子ども図書室・ハロウィンを学生が開催するなど、こうした取り組みは子供たちの学びや健やかな成長の一助になるとともに、教師を目指す学生にとりましても貴重な経験の場となっています。  なお、これまで山梨大学とは、公共交通のあり方に関する共同研究、水源涵養機能向上の方途に関する調査研究、病院間連携に関する調査研究、食育推進の方途に関する調査研究など、また、山梨県立大学とは、元気な中心市街地にぎわい創造事業、日本で生活する外国人のための日本語、日本文化講座など、幅広い分野で連携事業、研究を行ってまいりました。  今後におきましても、豊かで活力ある地域社会の形成に向け、さまざまな形で大学と連携を図ってまいりたいと考えています。  御理解を賜りたいと存じます。  他の御質問につきましては、関係部長等からお答えをさせます。  以上です。 36: ◯副議長(荻原隆宏君) 河西地域政策調整監。 37: ◯地域政策調整監(河西 清君) 交通弱者対策についてお答えいたします。  高齢社会の進展に伴い、特に中山間地域においては、買い物や通院など、日常生活における交通手段の確保が重要な課題となっております。  本市南部の上九一色地区においては、若年層を中心とした人口流出等により、過疎化、高齢化が著しく進行し、高齢化率は44%の状況にあります。  当地区内唯一の医療機関であります上九一色診療所は、上九の湯ふれあいセンターに併設され、月に内科2回、歯科4回の診察を行い、年間では延べ400人近い人が受診しています。  しかしながら、当地区における高齢者は、診療所へ来る交通手段の確保もままならない状況にあります。  そこで、本年4月から交通手段を持たない地区住民を対象として、民生委員などと協議を行い、出張所職員による診療所への無料送迎サービスの実施を予定しています。  また、北部地域の宮本地区においては、高齢化率が70%を超えており、現在もみずから交通手段を持たない高齢者に適宜連絡所職員が対応していますが、この4月からは、南部地域と同様に、宮本診療所への無料送迎サービスの実施を予定しています。  なお、市立甲府病院の直営バスにつきましては、現在、幸町の旧病院と増坪町の新病院との間を、患者さんの利便性を考慮した運行回数を確保することを基本に運行しており、現状では東部地域への運行拡大は困難であると考えております。  今後も高齢者が住みなれた地域で安心して生活できるように、交通弱者の利便性向上に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 38: ◯副議長(荻原隆宏君) 保坂市民生活部長。 39: ◯市民生活部長(保坂照次君) 女性総合相談室の周知と相談体制等についてお答えをいたします。  本市では、平成15年にDV、いわゆる配偶者による家庭内暴力を初めとする女性のさまざまな悩みに対応するため、女性総合相談室を開設し、専門知識を有する相談員が相談に当たっております。  近年は、社会経済状況の変化などにより、相談件数も増加傾向にあり、相談内容も多様化していることから、相談室の重要性が増しており、関係機関との連携はもとより、相談体制の充実と相談員の資質の向上が求められております。  現在、本市では、相談室の周知につきましては、広報誌や市のホームページなどへの掲載や市の各種イベント開催時のチラシの配布など、積極的にPRに努めております。  次に、関係機関との連携につきましては、相談内容により、県女性相談所、福祉関係機関、法テラス、ハローワークなどとの連携を図り、きめ細やかな相談対応に努めております。  また、相談体制につきましては、月曜日から土曜日まで、専門の相談員3名が交代で対応しており、専門研修や事例研究を通じて、相談の資質の向上にも努めております。  なお、御提案いただきました相談カードにつきましては、本市では現在、相談カードを本庁舎総合行政相談窓口を初め、市の各施設の窓口に設置をしております。カードの設置場所につきましては、他都市の状況や相談者の意見などを参考に検討してまいります。  今後もさらなる相談室の周知を図るとともに、一層の充実に努めてまいります。  以上であります。 40: ◯副議長(荻原隆宏君) 小澤病院長。 41: ◯病院長(小澤克良君) 助産外来の状況と院内助産の設置についてお答えいたします。  県内における産科医療につきましては、産科医師への過重な負担を軽減するため、分娩可能な医療機関の拠点化や病院における助産師の役割を拡大するなど、安心して出産ができる医療体制の確保に医療関係機関が取り組んでおります。  こうした状況の中で、県内で分娩取り扱い件数が最も多い市立甲府病院への期待と果たすべき役割はますます増大していると認識しております。  これらを踏まえ、数点の御質問にお答えいたします。  まず、平成20年10月に開設しました助産外来の実績につきましては、開設した平成20年度が645件、平成21年度が1,288件、平成22年度は4月から1月までに795件の実績となっております。  また、助産外来の導入効果につきましては、医師の負担軽減はもとより、助産師が30分を単位として妊婦さんの健診、指導に当たることから、妊婦さんの妊娠、出産に対する不安が軽減できたと考えております。  助産外来につきましては、健診室の拡充などの環境整備や人材確保などの課題は残されていますが、今後も重点的に体制の充実に努めてまいります。  次に、院内助産についての質問にお答えします。  当院において、より満足度の高い妊娠生活や出産を提供するためには、医療者と妊産婦さんやその家族との信頼関係を築いていくことが基本であり、助産外来から一貫した助産師のかかわりが安心で安全な出産につながるものと考えています。  しかし、院内助産の開設に向けましては、何よりマンパワーの確保が大きな課題となっております。  現在、当院には助産師が23名おりますが、産休、育児休業中の5名を除いた18名で病棟や外来を担当している状況であり、4月の新規採用等を考慮しても、院内助産開設には助産師が不足する状況です。  このため、山梨県立大学の助産学実習生の受け入れや就学資金の貸し付けを初め、インターネットを活用した募集や東京で開催する新卒者対象の病院合同説明会への参加、また、院内の看護師で助産師資格へ挑戦する者に対する支援制度の充実など、さまざまな取り組みを行い、助産師の確保に努めております。  いずれにいたしましても、現在の産科医療に関する県内の医療環境を考慮しますと、市立甲府病院にはこの数年の間に年間1,200件程度の分娩を受け入れる体制の構築が求められる状況があり、これらを踏まえて、新生児集中治療室を含む当院の周産期医療を充実させるとともに、院内助産に向けた人材の確保と育成に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 42: ◯副議長(荻原隆宏君) 内藤 泉君。 43: ◯内藤 泉君 それぞれの項目に答弁をいただきまして、ありがとうございます。  官学連携と子育て支援につきまして答弁いただきましたが、立ち上げるときというのが一番行政の力が必要なわけです。立ち上がって流れ始めますと、大学の力、そしてさらにそれに加えて民間の力、それをフルに活用していっていただきたいと思っております。そして、官学連携のキーワードは、何といっても大学の積極度と双方の継続、継続して行う、それがキーワードだと思います。どうかしっかり取り組んでいっていただきたいと思います。  それから、交通弱者対策については、斉藤議員、金丸議員が発言されておりますが、本市では高齢者対策としてデマンド交通の実証実験をしておって、それは利用が低迷しているということでございます。採算性の課題もあるようですが、目的を持ったバス運行、例えば病院でありますとか、公共施設などは利用度は高いのではないのかな、そんなふうに思っております。議論、検討、調査など行うわけなんですけれども、長期間時間をかけていられない現状である、そんなふうに思っております。できるだけ早い時期に実施できるよう要望いたします。  病院のほうでございますが、将来1,200件ぐらいの分娩取り扱いが予測されるという中で、本院では助産師の高い技術や知識を身につけるべく、山梨大学医学部で行われております助産師研修講座に、多忙な産科の現場を縫って6名の助産師が研修している姿があります。本院の助産師数は、先ほど委員長より19名から23名確保しているということでございます。それらを踏まえますと、助産師はある意味では病院の重要な資源であるととらえます。あと一歩の努力で院内助産への実現が見えていると確信いたします。  正常なお産は、助産師の仕事と強い意思と積極的に挑む助産師の姿を最大限に評価し、何のために助産師が研さんするのか見失わないためにも、病院を挙げて取り組んでいただきたい。院内助産の実施はさまざまな課題が立ちはだかっていることも事実ではありますが、助産外来の成功を踏み台に、院内助産の設置に向けて病院が明確な目標を掲げ、あらゆる手を打って実現にこぎつけていただきたいことを強く要望いたします。  最後に、私ごとでございますが、政策決定の場に1人でも多くの人を、特に女性を、そういった思いがありました。2期8年をもって後進に道を譲りますが、今後は一市民となって、行政での経験を生かして、地域の行政のサポーター的存在となって、市民とともに歩んでまいる決意でございます。8年間、本当にありがとうございました。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 44: ◯副議長(荻原隆宏君) 市長 宮島雅展君。               (市長 宮島雅展君 登壇) 45: ◯市長宮島雅展君) 御質問、御苦労さんでございました。2期8年間、市民目線に立ったあまたの御提言をいただきましたこと、感謝申し上げたいと思います。  また、おやめになった後、行政アドバイザーなんかをおやりなさるなんてことも聞いておりますが、また市政を見守ったり、今までの培った知識をまた私どもにも与えてくださいますようにお願いを申し上げて、御苦労さんでしたの言葉にかえたいと思います。よろしく。 46: ◯副議長(荻原隆宏君) 以上で各会派による質疑及び質問を全部終了いたしました。  これより、割り当て時間に余裕がありますので、会派別でなく関連質問を行います。  関連質問については、15分をめどとして発言を許します。  関連質問はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) 47: ◯副議長(荻原隆宏君) これをもって質疑及び市政一般質問を終結いたします。  ただいま議題となっております日程第1 議案第16号から日程第14 諮問第3号までの14案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  日程第15 議案第1号から日程第34 議案第28号までの20案については、委員会条例第6条の規定により、委員16人をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 48: ◯副議長(荻原隆宏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  重ねてお諮りいたします。  ただいま設置されました予算特別委員会の委員選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、     斉 藤 憲 二 君    森 沢 幸 夫 君    柳 沢 暢 幸 君     清 水   保 君    佐 藤 茂 樹 君    大 塚 義 久 君     依 田 敏 夫 君    上 田 英 文 君    小 野 雄 造 君     駒 木   明 君    田 中 良 彦 君    中 山 善 雄 君     渡 辺 礼 子 君    内 藤   泉 君    中 込 孝 文 君     石 原 希 美 君 以上16人を予算特別委員に指名いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 49: ◯副議長(荻原隆宏君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました以上の諸君を、予算特別委員に選任することに決しました。  ただいま選任されました予算特別委員は、本会議終了後委員会を開き、正副委員長を互選して、速やかに委員会の構成を終わるよう、ここに招集しておきます。  次に、請願・陳情については、お手元の請願・陳情文書表記載のとおり所管の常任委員会に付託いたします。  次に、日程第36 議案第32号を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長 宮島雅展君。
                  (市長 宮島雅展君 登壇) 50: ◯市長宮島雅展君) 本日、追加提案いたしました案件につきまして、御説明を申し上げます。  議案第32号 副市長の選任については、本市の副市長、林 正孝が本年3月31日をもって任期満了となるので、後任として同人を選任するについて、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。  御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 51: ◯副議長(荻原隆宏君) 以上で説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか───質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております日程第36 議案第32号を総務委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  3月11日は常任委員会審査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) 52: ◯副議長(荻原隆宏君) 御異議なしと認めます。  よって、3月11日は休会することに決しました。  3月12日及び13日は休日のため、本会議を休会いたします。  休会明け本会議は、3月14日午後1時から開会いたします。  本日はこれをもって散会いたします。                 午後2時55分 散 会 発言が指定されていません。 Copyright © Kofu City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...