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2017.09.11 平成29年第3回定例会(第4日目) 名簿
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  1. 光市議会 2017-09-11
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    最終取得日: 2021-10-05
    2017.09.11 : 平成29年第3回定例会(第4日目) 本文 ( 255 発言中 0 件ヒット) ▼最初の箇所へ(全 0 箇所) - この発言をダウンロード - 全発言をダウンロードヒット箇所をクリックすると、次のヒット箇所へジャンプします。 :                  午前10時0分開議   開  議 ◯副議長(磯部 登志恵君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。       ────────────・────・────────────   議事日程 ◯副議長(磯部 登志恵君) 本日の議事日程はお手元に配付いたしたとおりでございます。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯副議長(磯部 登志恵君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、土橋議員河村議員森重議員、以上3名の方を指名いたします。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯副議長(磯部 登志恵君) 日程第2、8日に引き続き、一般質問を続行いたします。河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) 皆さん、おはようございます。質問に入る前に、うれしい報告がありましたので、ちょっと報告をさせていただきます。  私、今、小学生のバスケットボールのお手伝いをさせていただいて、ちょうど25年になるわけですが、その間、男子が2チーム、女子が1チーム全国大会といった快挙をなし遂げたんですけれども、このたび、恐らく光市では初めてのことでありますが、附属男子の6年生、坪井遥生君が、アンダー12のナショナルチームに選ばれまして、これから9月、10月と、錬成といいますか、練習会を重ねていくことになりました。このナショナルチームというのは、3年先のオリンピックというわけにはいきませんが、将来のオリンピック選手になれる要素を持った子供が発掘をされた、確認をされたということで、大変珍しいことであろうと思って、この週末をうれしい気持ちでずっと過ごさせていただきました。  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。
     最初に、昨年6月の養護老人ホーム入所被措置者の葬祭及び遺留金処分について、和解の相手は適当かということでございます。これは、施設に入っていた方が亡くなったときにお金が残る、それを遺留金といいますが、その遺留金が不確定であったと。そういったことで県の監査を受ける中で、遺留金を確定していったわけでございます。確定した遺留金について市が処分をしたということになりますが、別に、どうぞ自由に懐に入れてくださいと言ったわけではありません。遺留金について処分を施設のほうへ委託したということになるわけでございますが、その遺留金について、遺族と領収書等のやりとりの中で、最終的な金額は、遺留金が319万271円、その中の52万444円が遺族が認めた葬祭費用等あるいは諸経費ということになるわけですが、昨年の議会に上がってきました賠償金266万9,827円ということで和解をしたということです。これはある意味で言えば、領収書の精査をしたというような形に映るわけでございます。  最終的には、2番、3番の3番のところで、施設との過失割合は50・50ということになっておりますが、そこにも恐らく影響してくる問題なんだろうと思うんです。和解の相手というのは、本当に遺族だったのかなと。施設とのきちんとした過失割合というのは、交通事故の示談じゃありませんけれども、50%・50%で決まるという問題ではないような気がいたしますし、前例があれば別ですが、恐らくこれが初めてのケースということになれば、きちんと裁判をして、その過失等について吟味をする必要があるんだと考えます。そのあたりについて、お話をいただければと思います。  それから葬祭費用になるわけですが、葬祭費用が77万2,040円でした。この内訳を説明から考えてみますと、48万円、19万4,000円、9万8,040円と3通りに分けられるわけでございます。19万4,000円については通常の葬祭費用として認められる部分でありますので、恐らくこれは遺族のほうで了解をした金額でございます。最後、残った施設との過失割合を決めた金額が9万8,040円と、お寺にお支払いをしたお布施等の合計金額44万8,040円の半分が実質的な市の負担金でございました。その48万円というのが葬祭の中で残るわけでございますが、その48万円は何であったのか。  それから、先ほど言いました施設との過失割合、通常で考えれば、遺留金を例えば処分したにしても、そのお金は施設にある。そうすると、そのお金が最終的には全部出てくるのが筋でありますし、過失割合がどうのこうのというのは、お金がわからなくなったから、最後折半しましょうよという話でありますから、そういうわからないお金があること自体が問題だと思います。しかも、一連の流れの中で考えてみますと、施設の過失は、恐らく私は従前から重過失というふうに話をしておりますが、通常あってはならない過失だと思いますので、その過失割合が50・50という話ではないと思っておりますので、御説明をいただきたいと思います。  2点目でございますが、光漁港海岸保全施設整備検討委員会のその後と周辺環境整備について、検討委員会の結論はどうかというお話であります。  検討委員会の設置目的は、高潮対策を実施する上では、海岸の侵食を防止することが必要である。室積海岸における海岸侵食の要因を調査し、自然環境を維持保全しながら侵食対策を行うための方法を提案するとともに、高潮対策を提案することを目的としたということでございます。果たして、最終的にそういう目的に合致をした結論であったのか、そのあたりが私にはちょっとよくわかりません。特に私も当初の4回ほど検討委員会に入っておりましたので、そのことについて最後まで、ちょっと胸のつっかえといいますか、もやもやが少し残っております。十分な結論が出たのかどうか。そのあたりについて教えていただければと思います。  それから2点目は、突堤の建設と土地の有効面積の確保、境界線引きについてでございます。  新宮川の河口に突堤をつくっていただきました。高潮対策になりますし、戸仲地区は平成3年、平成11年、2度の台風で床上浸水をした地域であります。通常は、従前、御崎町のほうがよくつかったところでございますが、新宮相生というのも新宮川が逆流して家がつかったところでございます。そういったことですから、いち早く突堤をつくってほしいという要望を重ねておったわけでございますし、平成11年の後、平成14年でしたか、スポーツ交流村のところへ護岸、擁壁がつくられました。  それは、ここは表記がえらい難しくて、私が聞いていたのは海抜表記ということでございましたが、通常は標高でありますとか、あるいはCDLというふうに、そのたびに物によって表現が違いますので、一度、市でやるときには、こういうふうに使うんだというような統一も必要だと思うんですが、今ちょうど国道から交流村へ突き当たったところの擁壁は9.5メートルの高さに設置をしておりまして、あの高さでずっと東のほうへ向かっていくという話でありましたので、特に戸仲地域あるいは新宮相生地域で生活をしている皆さんがいらっしゃるのに、その高さでは圧迫感があって生活できないという話も地元からありましたので、いろいろ交渉をしていただきまして、戸仲海岸の漁港の中の護岸については5.5メートルということで、ちょうど道路高からいきますと1メートルちょっとでございましたので、通常の生活をするのに、それほど無理なく過ごすことができました。そういったことをぜひこれからの対策に生かしてほしいなと。通常の高潮対策というものを二段構えにするなどして、今後の対策に生かしてほしいなという思いでございます。  それから、今の戸仲の護岸から新宮川の突堤まで土堤防でしたが、きちんとしたと堤防ができましたので、埋め立てと同じような効果が出ております。もともとは、大変西風の強いところでありましたので、砂が舞うといいますか、通常の生活をする上でも大変だったんですが、護岸ができたおかげで、今はそれほどの支障がなくなりました。  ある意味で言えば、海岸でしたから、国有地が空き地としてでき上がった状態があります。従前の宅地といいますか農地といいますか、個人所有の土地と国有地と有効活用ができれば、行っていただくとよくわかりますが、戸仲の砂浜はプライベートビーチのようなとてもいい住環境ができ上がっておりますので、ぜひ、そういった有効面積の確保、あわせて筆界未定の境界区分をきちんとしたいな、そんな意味で今回の質問をさせていただきました。  3点目でございますが、新宮地区環境整備についてということで取り上げました。  ある意味で言えば、国有地のところに不法占拠でありますが、家が残っていたり、あるいは最近はスクラップ等の、散乱というんではないですね、本人にすれば適正にと言うのかもわかりませんが、ここ何年の間に相当量がふえております。周辺住民からすると、一日も早くのけてほしい。この海岸のいろんな説明会をやったりする中で、地元の新宮地区皆さん方から、砂浜のところへ昔の船を引き上げるいろいろな施設があったんですが、そこをまとめて御寄附を市へいただきました。地域の皆さん方からは、ぜひこの地域をきれいにしてほしいという思いを込めて御寄附をいただきましたので、そのようにやっていただけるかなと半分思っていたんですが、変化をすることはありませでした。  既存の不法占拠と言われる家屋もあったりするので、この際きれいに整理をする、そのためのいろんな方策をぜひ行政で考えてほしい、そういった意味合いで今回の環境整備ということで上げさせていただきました。よろしく御回答をお願いいたします。  以上で壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) おはようございます。それでは、河村議員の御質問の1番目、昨年6月の養護老人ホーム入所被措置者の葬祭及び遺留金処分についてお答えいたします。  まず1点目、和解の相手は適正かにつきましては、市としましては、まずは市と施設の過失割合を決定した上で、市と施設のそれぞれが過失割合に応じた賠償金を相続人に支払う方法もあったわけでございますが、弁護士とも相談した結果、過失割合を決めるに当たり、係争等による場合は相当な時間を要することも想定されますことから、まずは相続人に対し、速やかに本市から損害賠償金の全額を支払いました。相続人と和解したことにつきましては、的確・適正であったと考えております。その後、本市が施設に対して求償を行うというこのたびの手続を結果的に選択したものでありまして、市といたしましては、これらの一連の手続に関しましては、適当かつ適正であったと考えているところでございます。  2点目、葬祭費用はいくらだったかにつきましては、直接的な葬祭費用につきましては、議員仰せのとおり、総額77万2,040円でございます。そのうち19万4,000円が老人保護措置費支弁基準に基づく葬祭費基準額でございまして、77万2,040円から19万4,000円を差し引いた57万8,040円のうち48万円の使途はということでございますが、これは、施設の職員が葬祭業者に確認したところ、本人のために使われたものではないとの報告がありましたので、一応その内容で処理をいたしました。  3点目、施設との過失割合が適当かにつきましては、相続人に対する市と施設の過失割合、言いかえれば不法行為の割合が適当かということでございます。民法第709条では、故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負うと規定されております。相続人が相続すべき財産を侵害した不法行為として、市は入所者の死亡時に相続人を不存在と判断し、相続人へ帰属すべき遺留金を施設に依頼して処分した不法行為、施設は入所者の死亡時に遺留金総額の報告義務を怠った不法行為から、ともに共同不法行為者として過失割合について、弁護士の見解も踏まえた上で施設と協議した結果、双方5割の過失割合と決定したことにつきましては、協議という手段において導き出した結果として適当であると考えております。また、施設への求償に当たり、過失割合を適用する経費を相続の人のために使用されたと確認できた経費としたことも適当であったと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) 過失割合の決定に時間がかかるから遺族との和解を急いだというお話でございましたが、恐らく期間的にそんなにかかってない。過失割合を決定するのにそんなに期間はかかってない。ちゃっと詰めてやっていればきちんとできたんだろうと思います。  さっき、領収書の77万2,040円のうち48万円は本人のものではない、あるいは永代供養がありましたが、全部合わせると221万1,781円、そうではないということでございます。ですから、監査をやる中でいろいろなことがわかっていったということになるんですが、弁護士が言うからというのではなくて、恐らく初めてのケースであるとすれば、きちんと裁判所でこういう判例を検討してもらうのが一番いい筋合いではないかなと思っております。  資金管理の方法について、事件後、再発防止策といいますか、何か改善をしたようなことがあるんでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) 市と県のほうから改善命令を発出しました後に、施設のほうから改善案といいますか、改善措置の報告を受けておりまして、複数で確認する、あるいは預金の管理を徹底するなどの報告を受けております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) 今の過失割合の決定時間がかかるというのが、そうではなかった、あるいは五分五分についてのお話の答弁がまだできておりませんが、そのことをもう一度お尋ねするのと、複数でやったり預金管理をもっとというのは従前から恐らくあったはずでございます。このことが原因で、有効な対策というのはほかにはなかったということなんでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) まず、このたび裁判で過失割合を決めなかったのはということで、先ほど申し上げましたように、最初の段階では相続人に早目に損害賠償するために裁判をしなかったということで、一旦損害賠償した後に過失割合を裁判で決めなかった理由としては、弁護士からのアドバイス等も勘案して裁判をする必要がないと市のほうで判断したためでございます。  五分五分ということも、やはり弁護士からのアドバイスによって市と施設のほうで協議をした結果、先ほど言いましたように、故意または過失──故意なのか過失なのかという、これは犯罪の捜査ではございませんので、先ほど申し上げました市と施設の不法行為について割合を協議した結果、弁護士のアドバイスどおり五分五分で協議が調ったということでございます。  被入所措置者の金銭等の管理について有効な方法がなかったのかということでございますが、結果的に管理が、ずさんであったとは申しませんが、やはり複数人で行うべきものが1人の管理者、責任者等で行われてきたことよって今回の事案が発生しましたことから、施設におきましては、改善策として数点の改善計画を市に提出してきたものと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) 施設だけでなく、どこの会社でも同じなのかもわかりませんが、経理をやったり、お金の管理をするところというのは、そんなに人をたくさん割いているところは余りない。銀行なんかでもそういった不正なんかがぱっと出たりすることがあるわけですから、そういうことが起こらないようなしっかりした対策を講ずることが必要だと思いますから、ぜひ、監督といいますか、監査をしっかり頻繁にやる以外にはなかなか改善というのはできないのではなかろうかと思います。当然、市のほうも1人だけでやるんではなくて、いろんな立場の人がかかわりを持って整理をすることが大事だと思いますので、そのあたりのところについて要望、お願いをしておきます。  それから、今のその過失割合の決定ということでございますが、過失割合の決定というのは、きちんと議会報告が要ると思うんですよ。わかりますかね。最初の和解をした遺族との和解金については議決をきちんととって報告があったわけでございますが、ある意味では領収証の点検で、これは誰がという話のように見受けられますので、最終的に過失割合が50%──どうも当初のその遺留金の総額からいくと、319万271円のうち市が出したお金は22万4,000円ですから、1割にも満たない金額なんですよ。そういう誤差があるということ自体が、過失の程度が一緒であるはずがないと私は考えておりますので、要望しておきますから、もう一度よく御相談をしていただいて、報告を上げていただいたらと思います。  終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) この項はよろしいですか。 ◯14番(河村 龍男君) はい。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) おはようございます。それでは、2番目の光漁港海岸保全施設整備検討委員会のその後と周辺環境整備についてお答え申し上げます。  1点目の検討委員会の結論はについてでございますが、まず、これまでの経緯から御説明いたしますと、本市は平成19年5月に海岸工学の専門家の先生を講師に招き、市民の皆さんの参加のもとで、室積海岸の現地見学となぎさ研修会を開催し、室積海岸の現状やなぎさの仕組みなどについて、砂浜海岸の基本的な構造を学習いたしました。その後、平成19年12月に室積海岸海岸侵食に起因する高潮被害の防止を目的に、学識経験者や地域住民の代表者、市内関係団体の代表者、県市の行政機関の代表者で構成する光漁港海岸室積海岸)の検討委員会を立ち上げ、これまでに5回の検討委員会を開催し、協議を重ねてまいりました。この間に市民の皆さんとの意見交換会を2回開催しながら、検討委員会海岸保全対策基本方針案を取りまとめました。  その方針案は、白砂青松の自然海岸を後世に引き継ぐため、構造物を極力つくらないことを基本とし、30年間の供用期間を考慮して、3つの対策、すなわち1つは室積海岸に13万5,000立方メートルの養浜、2つ目に松原地区に800メートルの擬木の高潮堤防、そして3つ目に戸仲漁港に140メートルの防砂突堤を講じるものであり、その後、平成21年12月に開催した市民説明会において市民の皆さんからの賛同いただいた後、市として海岸保全対策の基本方針を決めたところでございます。  次に2点目の、突堤の建設と土地の有効面積の確保、境界線引きについてでございます。  まず、平成21年度から実施いたしました戸仲漁港における海岸保全施設整備事業について、ここで改めて工事ごとの施工年度を御説明させていただきますと、平成21年度から23年度にかけて戸仲漁港東側防砂突堤を整備いたしました。また、23年度に戸仲東護岸として新たな護岸を整備するとともに、24年度から26年度にかけて既設の戸仲東護岸の改修を行い、護岸をかさ上げいたしました。さらに、これまでございました土堤防につきましては、戸仲東護岸の新設により不要となったことから、整備時期に合わせて平成23年度に撤去したところでございます。これにより、戸仲地区で計画をしておりました海岸保全に係る事業は、平成26年度で全て完了したところでございます。  さて、議員お尋ねの土地は戸仲東護岸の背後地で、現在、空き地になっている土地のことだと思いますが、戸仲東護岸の整備に当たりましては、国庫補助事業の設計基準に基づき、護岸背面部護岸保全のために幅3メートルのコンクリート舗装を行うとともに、あわせて周辺の排水処理のための側溝を設置したところでございます。このため、側溝から北側の空き地となっている土地につきましては、国有地でもありますし、また特に利用目的がなく、国庫補助事業による海岸保全施設整備として事業対象に位置づけていないことから、整備を行っていないものでございます。  次に3点目の、新宮地区環境整備についてでございますが、議員御指摘のとおり、新宮地区の松林内には建物や集積したスクラップにより市有地の一部が占拠された状態となっており、地域の生活環境への影響はもちろんのこと、海岸付近の景観上においても好ましくない状況にございます。本市といたしましても、この不法占拠に対して、過去から繰り返し所有者等への文書通知や現地指導によりスクラップなどの撤去を要請してまいりました。  こうした行政指導の結果、少しずつではありますが、所有者による自主的な撤去が確認されるなど一定の成果も見られておりましたが、現在まで全面撤去に向けた有効な解決策が見出せない状況にございます。戦後からのさまざまな経緯などから全面的な解決に至るまでには困難が予想されますが、今後とも庁内関係部署関係機関との連携を図りながら、所有者における自主的な撤去を念頭に、粘り強く指導を続けてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) それでは、光漁港海岸の1点目から。  今、御答弁をいただいたわけでございますが、先日現地へ行ってまいりますと、ちょうど新開から松原行くところのマリア幼稚園の付近に、護岸といいますか、高潮対策の岸壁が一部でき上がっておるわけでございます。私の背丈よりもはるかに高い2メートル以上あったと思いますが、大変な恐らく圧迫感があるんだと思います。ずっと西ノ浜まで歩いてみますと、一部では家屋を賠償して立ち退いていただく作業をされながら、一番最後西ノ浜との境のほうまで行くと、新しい家が建っておりました。これはどういう政策なのかなと思ったわけでございますが、室積海岸は、西ノ浜から護岸がきちんとしておりますので、それまでの間の砂浜部分についてどうしようかというのを、私が知らないだけかもわかりませんが、私が知らないということは、大多数の人が知らないと私は思っておりますので、やはり粘り強く現地の方々へ説明をする必要があるんだろうと思います。  私がなぜ、今、戸仲の漁港のところの岸壁の高さの話をしたかというと、ある程度、地震で大きな津波が来て、東北なんかでも起きた当初は誰もが危ないと思っているわけでありますが、年数がたつにつれ、そういうことは忘れてしまう。しかも海岸のそばというのは便利がいいですから、便利なところへ人が集中すると、結果としてまたそういう災害が起きるということもあります。  一概に幾ら下げたらいいのかという問題ではないんですよ。ただ従前の1回でやるものを分離して2カ所でと。戸仲海岸のときには前側にちゃんと防波堤がありましたし、消波ブロックの数まで国交省のほうから指摘があったということでございましたので、やはり、交渉をする中で、そのあたりのところについては、ある程度形が見えていくんではないかなと思いましたので、ぜひこれから……。地元でそういう声が起こってなければいいんですが、何か地元のほうでそういったお話が出ているのかどうか、そのあたりについてお尋ねをさせていただいたらと思います。  それから、突堤ができ、あるいは新しい防波堤ができて、ある意味で言えば、空き地がふえた状態が起きております。従前から筆界未定地がたくさんありました。というのは、有効活用できるようなところでなかったからですが、きちんと今有効活用ができるような姿が見えてきましたので、例えば区画整理を実施することで、筆界未定、あるいは国有地の部分、空き地が有効活用できないかなと。光井地区で言えば、長尾台に団地ができ、それからこの市役所上に、私が住んでおります金山にも団地ができました。やはり新しい宅地ができていきますと、一定の若い人が定住をしてくれるというのは、きちんとした事実としてありますので、そういったことをぜひ検討してほしいなと。区画整理という手法がとれないのかどうか、お尋ねをさせていただきたいと思います。  それから、3点目が新宮地区環境整備でございますが、文書で通知をしたという話でございますが、先般ある事情で、その建物の所有者といわれる方とお話をする機会がありましたので、いろいろ突っ込んだ話をしましたら、私のじゃないんですよと、あの建物は私のじゃありませんと。じゃあ、ちゃんとそのことを文書にしてでもいいから出してもらえますかというお話しもしましたが、よろしいですよいう話でございました。  今、空き家等の対策をいろんな形でやっている状況で、当然そこも空き家ではあります。通常の政策というのは1年、2年、期間がかかってでき上がるものでありますが、こういった時期を見て整備をしなければいけない。スクラップとか不法占拠の家屋等については、きちんと今できるときに対策を打たないと、またいつ気が変わるかもしれない、そんな場面でございますので、せっかくこういった機会ができましたので、ぜひ、もう少し突っ込んだ対応策が必要なんだと思います。  最近は、スクラップだけではなくて、生活のいろんな出てくる物資をそこで整理をするんで、特に夏場は大変だという地元からのお話もありますので、そういったことにもきちんと対応する必要が出てきたと思っておりますので、もう一度御検討いただけたらと思います。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 室積海岸海岸保全に対する市民の意見はというお尋ねだったと思います。確かに議員が言われるように、高潮堤防の高さが高いという意見は私もお聞きをしているところでございます。  まず、なぜこの高さの高潮堤防が必要かということについて、ちょっとこの場で、専門的にはなりますけども、説明をさせていただければと思います。これは議員さんよく御存じではありますけども、海の基準の高さというのがありまして、これは地域ごとに干満の差が異なるために、その地域で潮が最も下がり、海面が最も低い高さをその地域の海の基準高としております。これがCDLと呼ばれるものでございます。  室積海岸の堤防では、このCDLの高さが7.9メートルになっております。この高潮堤防の高さの検討に当たりましては、波の打ち上げの高さを推測する仮想勾配法という方法によりまして高潮堤防に必要となる高さを算定いたしました。この結果、必要となる堤防の高さは1.6メートルということになったわけなんですが、室積海岸の平均地盤高がCDL6.3メートルということですので、この1.6と6.3を足して、CDL7.9メートルということになったところでございます。  現在、実施しております高潮堤防の位置は幼児用プール付近ですけれども、ここは区間で最も低い場所で、先ほど平均地盤は6.3メートルと申し上げましたけれども、この幼児用プール付近はCDLが5.48メートルということで、地盤からの堤防の高さが、先ほど議員から御指摘あったように2.4メートル程度の高さとなっております。  一方、松原地区で地盤が最も高いところはCDLが6.44メートルで、その付近では地盤からの堤防の高さが1.4メートル程度になりますので、今よりは少し低く見えるだろうと考えております。いずれにいたしましても、このCDL7.9メートルという高さは、高潮から地域住民の皆さんの生命と財産を守るために科学的根拠により導き出した数値でございますので、何とぞ御理解をいただきたいと思います。  それともう1点、新宮地区環境整備についてのお尋ねだったと思いますが、先ほども申し上げましたように、市といたしましても、地域の環境改善はもちろん、室積海岸という貴重な観光資源のPR、あるいは良好な景観形成という視点からも、今後早急に解決すべき課題の1つであると十分に認識をいたしております。しかしながら、これまでの占拠状態に至った歴史的な経緯を踏まえ、今後とも所有者との対話を積み重ねることによって、それぞれの所有者による自主的な全面撤去を実現すべく、引き続き私どもも粘り強く努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) CDLということで言われました。あるいは標高であるとか、以前ロータリーがやった表示は海抜表示です。どうも頭の中がこんがらがって、一体何がどうなったかながよくわかりませんので、ぜひ統一をしたわかりやすいものが必要だろうと思います。  最初に言いましたが、スポーツ交流村のところは9.5メートルなんですね。あそこは地上高から言っても6メートル以上の高さがあります。台風18号だったですか、そのときの大潮の満潮で高潮が2.4メートルというんですね。大潮の満潮だけでも3メートル以上高さがあって、それに2.4メートル、そこから台風19号の1ヘクトパスカルが1センチメートルというので、恐らく9.5メートルが必要だからあそこへできたんだと思うんですよ。そのあたりのところを先にいろんな形で説明をして、周知を図ってほしいと思いますし、わかりやすい、例えば、標高なのかCDLなのか、何か新しい基準でもいいんですが、以後はこういう形で全部やりますよという統一をした基準をつくっていただいて、住民にわかりやすく説明をしていただくと大変助かります。  今言われましたが、平均で6.3メートルですから平均1.6メートルと言われるんですが、それは1段でやったときの話なんですね。戸仲海岸には消波ブロックが別にあって、2段構えになったときにはもっと低くてもいいんですよね。そのあたりのところの検討が必要なのだろうと思っておりますので、ぜひ、そういう検討も含めて、生活するのに利便性の高いものにしていただくと大変ありがたいと思います。  区画整理についてのお話がいただけませんでしたが、後で区画整理についてだけお答えをいただければと思います。  それから、不法占拠については対話をしてということでございましたが、従前から相当な年数がたっております。最近、そういうことについて当事者と話し合いを持ったというのも余り聞きせんので、こういった議会で取り上げられるというのも一つの何かのきっかけになりますから、そのあたりのところで、やはり訪問回数をふやす。余り訪問をしたという話もよく聞いておりませんので、しっかり定期的に訪問をすることが大事だと思いますから、これからはそういう格好で、問題で解決のために御努力をいただいたらと思います。  最後、区画整理のとこだけ残っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) おはようございます。  筆界未定地に区画整理という手法はとれないかという御質問でございますが、土地所有者を含む関係者の皆さんの総意のもとで所定の手続を経れば制度上可能ではあると認識しております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 河村議員。 ◯14番(河村 龍男君) 海岸の空き地といいますか、恐らく国土交通省ですので建設部からアプローチをすることが適切だと思います。単に筆界未定地を解消するのではないんですよ。要は有効活用する面積をふやして、市街化区域に該当するんだと思いますので、そのあたりの整理をしっかりしていただく。光市内はこれだけの大きさしかありませんから、しっかり目的意識を持って仕事をしていただければ、必然的に整理ができると考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上、何点か指摘をさせていただきました。通常の仕事をする中でそんなことも思いながら、いろんな場面に同じようなことが恐らく充当するんだと思いますので、ぜひ前向きに仕事に励んでいただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午前10時51分休憩       ……………………………………………………………………………                  午前11時6分再開 ◯副議長(磯部 登志恵君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) では、早速始めさせていただきます。会派彩りの仲山です。よろしくお願いいたします。  1項目、光漁港(室積)海岸保全施設整備事業について質問します。これは白砂青松の室積海岸の松原地区の高潮対策海岸保全を目的とした事業で、防潮堤を主とした防潮施設と養浜工事等が行われるものです。この事業については、昨年12月議会の一般質問で取り上げさせていただき進捗をお尋ねしました。お答えとして、平成26年度より進めてきた調査の結果の取りまとめを進めていること、今後、学識経験者の意見等を踏まえながら、大型養浜の全体量や投入方法などの方向性、これらの検討を行うこと、また、本事業に対する国からの交付金が大幅に縮減され、事業の進捗が当初の予定よりおくれていること、引き続き国交付金に対する要望を行いながら事業を着実に進めていることなどをお答えいただきました。以来、引き続き経過に関心を持って見守ってまいりました。  1点目です。本事業の進捗の状況についてお尋ねします。国の交付金の状況、整備工事及び用地の取得、調査等について、また、現時点で当初の計画に変更があるかどうかについてもお尋ねしたいと思います。  2点目、今後の国交付金の状況、整備スケジュールなど事業の見通しはどうかお尋ねいたします。  次に2項目です。市立中学校の技能教科の授業の質の確保に向けて、質問します。この項は先行委員と重なるところがありますが、確認のため質問させていただきます。  少子化の進行する中、中学校のクラス数の減少もあって教員の数も減ってきました。室積中学校を例にとりますと、今から52年前、昭和40年は生徒数496人、各学年4クラス、校長、教頭、養護教員を除いた教員数は18人だったのが、ことしは生徒数175人、1・2年2クラス、3年生だけ3クラス、来年は全学年2クラスになるという話です。プラス、今は特別支援学級がありますので、同じく学校長、教頭、養護教員を除いた教員数は16人となっています。50年ほど前の規模のときには、技能教科の体育、音楽、美術、技術・家庭それぞれの教科の先生が授業を担当していたのですが、縮小した現在の規模の教員数では技能教科の授業は専門の先生が配置されていない実情と聞いております。教員の配置や優先順位のとり方で、どうしても技能教科にしわ寄せが来ることになっていると考えられます。しかし、それぞれの技能教科は、生徒の心や体の成長・発達、生きる力や豊かな人生生活にかかわる重要な科目ですので、軽んじていいものではないことは共通の理解だと思います。  そこで1点目、現在、市立中学校各校の技能教科の教員の配置はどのうような状況にあるのか、お尋ねします。  2点目として、そういった状況の中、技能教科の質を確保するためにどのような取り組みをなされているか、お尋ねします。  3項目に参ります。わかりやすいまち光市のサインに向けて、質問します。  幾人かの市民の方から室積コミュニティセンターが新しくできて行くことになったんだけれども、どこから入っていいのか国道に表示がなくて困ったという指摘を受けました。室積以外の方々でしたのでわからなかったということもあるのでしょうが、改めてこういったサインの類は誰のために何のために設置するものかを考えるきっかけとなりました。  その気になって見回してみますと、市内には公共施設等にさまざまな表示・標識があります。また、道路あるいは道路から見えるところにもさまざま道路標識、路面表示、案内標識、位置の指示、注意事項や説明書など公共的なサインがあります。これらはそれぞれ違った時期に設置されたと思われ、現状を見ますと、十分にその機能が発揮できていないもの、できなくなってきたものも含めて整理されていない上、とりとめのない印象でわかりやすいとは言えない状況にあると感じます。また、必要に迫られ、つけ足しの表示が紙で張ってあるようなところもそこここに見受けられます。  そこで、市内の施設及び道路の案内標識、表示等の公共サインの現状についてお尋ねします。調べてみますと、施設や道路等に市の多くの所管が何らかの関係する公共サインを持っており、また、今は設置していなくても必要なサインが考えられるところもあります。本来なら全ての公共サインについてお尋ねして考えていくべきところですが、重立ったものに絞ってお尋ねして、そこから町の公共サイン全体についての考え方を探っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  ア、道路、街区表示等について、行き先案内や誘導、地区知名などについてお尋ねします。イ、コミュニティセンター等市民生活関連施設などの案内表示、ウ、教育文化施設、史跡、文化財、天然記念物などの案内あるいは表示、エ、来訪者向け案内、観光関連案内表示など、それぞれについて、管理状況、台帳があるかとか、その把握の仕方、老朽化、破損も含めて実際の把握してらっしゃる現況をお尋ねします。
     2、また、それぞれのサインの類の表記・表示、形状、材質、デザイン等について、つまりサインそのものについて、それと設置基準と申しますか、設置位置や設置方法管理基準などについて、ルール、規則、基準あるいはガイドラインみたいなものがあるかどうか、あわせてお答え願います。  以上で壇上から質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) それでは、1番目の光漁港海岸保全施設整備事業についてお答えを申し上げます。  まず1点目の事業の進捗でございますが、近年、国からの交付金が大幅に縮減されており、平成26年度から28年度までの3カ年では、市が要望している交付額に対し2割から4割程度の交付状況であり、今年度も要望額に対し3割程度にとどまる見込みとなっております。このため、事業の進捗を計画どおりに図ることができない状況となっております。こうしたことから、今年度の当初予算では、高潮堤防工事として、擬木柵延長80メートルと陸閘1カ所の整備のほか建物補償と用地購入を計画しておりましたが、国の交付金に合わせて事業量を調整し、高潮堤防工事を優先して実施することとしております。  なお、今年度の具体的な施工箇所につきましては、地元関係者の意見を踏まえまして、大町住宅排水路河口部の護岸の整備とその両側の擬木柵の整備に取り組むこととしております。  また、高潮堤防計画箇所の用地取得の状況につきましては、平成28年度末時点で取得計画用地全20筆のうち8筆の用地取得が完了しており、進捗率は40%となっております。  一方、3つの海岸保全対策のうち、13万5,000立方メートルの養浜計画案についてさまざまな角度から検証するために実施しておりました試験養浜及び測量調査でございますが、このほどようやく調査結果がまとまりました。これによりますと、室積海岸に投入した砂は、沖外への大きな流出もなく、沿岸流により戸仲側に徐々に移動することが確認され、平成21年度にまとめた養浜計画案で想定した内容とほぼ同様の結果となっており、当初の計画案が妥当であると判断したところでございます。なお、この試験養浜及び測量調査の結果につきましては、概要を本議会の所管委員会で報告をさせていただくこととしております。  次に2点目の、今後の予定、見通しについてでございます。今後も国交付金の厳しい状況が予想されますが、交付額との整合を図りながら事業進捗を図ってまいりたいと考えております。  なお、大型養浜については、全体量や投入位置、工程など、今後さらに検討していく必要があり、また、前松原排水路については、大型養浜により河口部への砂の堆積が想定されることから排水機能の維持確保のための対策を検討していく必要がございます。今後こうした取り組みを進めながら事業が着実に進捗できるよう、努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) ようやく調査の結果が出たということを今お伺いしました。内容については委員会のほうで審査するということですので、そちらでじっくりとやっていただければと思います。  今、国の交付金がなかなか思うように引き出していないというか、引き込めない中、工事が長期にわたることが考えられます。今、現状でも浜崖ができておりまして、今は人の背丈ぐらいでしょうか。この調子でいくと、養浜工事が先になると浜崖の高さの差も大きくなるかと思います。そのあたりについてはぜひとも考慮をして、今後の工事を進めていただければ思います。  それと、今回の調査の結果を地元は大変気にしております。審議等の結果や方針が決まってからだと思いますけれども、地元へはできるだけ丁寧な説明をよろしくお願いします。  この項を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) それでは、御質問の2番、市立中学校の美術等技能教科の授業の質の確保に向けてについてお答えいたします。  まず1点目、市内中学校における美術、技術、家庭科の専門免許を持つ教員の配置状況についてです。お示しのとおり、子供たちがこれからの人生を心豊かに過ごすためにも大変大切な教科学習になると受けとめています。そうした中、先行議員にもお答えいたしましたが、教員定数と総授業数の調整が難しく、やむを得ず、教育職員免許法附則第2項の規定により、授与権者が、当該教科の資質能力を認めた上で許可をする教科担任として教科の指導を担当している教員の例は本市においてもあります。お尋ねの美術、技術、家庭科の免許を持つ教員の配置についてでありますが、美術科が4校、技術科が2校、家庭科が2校という状況です。  次に、2点目、授業の質の確保のための取組みについてであります。各中学校では、全ての教科の授業を年間計画に沿って進める中で、当該教員も大変努力をして県教委が行う教科の研修等に参加するなど、研さんに励みながら授業実践に努めています。  また、各学校においては、専門的な実技指導の充実を図るため、コミュニティ・スクールの仕組みを利用して、例えば、菊づくりや調理、裁縫など、すぐれた技能を持つ地域人材の技術支援をいただいたり、教員OBに美術科の授業支援をいただいたり、創意工夫を講じながら子供たちの教科学習に対する興味・関心を広げる授業展開に努めているところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 確認ですが、市立中学校5校中、美術については4校ということは、1校は美術の専門の方ではないということでしょうか。そして、技術・家庭については2校というお答えでしたか。1校……。つまり、5校中、技術・家庭は3校配置されてない学校があるということですか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 教員免許状を持っている教員の配置としては、美術科が4校、そして技術科と家庭科が各2校ということになりますが、技術科におきましては、1校、他の教科との複数免許状を所有している教員がおりまして、その教員の持ち時間が他の教科のほうの持ち時間という状況であります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) わかりました。配置がやはりされてない状況というのが今、一応理解できました。改めて、少子化による学校の規模の縮小の影響がこういった形で出てきているという厳しい現状が見えてきますが、そのような状況のもと、現行制度の中で授業の質を確保するためにさまざまな取り組みをされていることも理解できました。  専門外の科目の授業のスキルを身につけること、あるいはその授業を受け持つための研究向上についての取り組みですが、これは大変なことと推察します。実技を伴う技能教科についてはその研修も大変重要と考えますから、その県の研修を、今、例として挙げていただきましたけれども、県でやる研修というのはどのようなもので、頻度としてはどの程度なのか、あるいは市で独自で何か、あるいはもう少し違うくくりで、そういう研修か何かが行われているということがあるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 資質向上のための研修についてのお尋ねであります。  まず、日々の実践、授業実践を通した研修はもちろんでありますが、今お示しがありました県教委の、例えば、中学校教育課程研修会における学習指導要領に基づく授業づくり研修、あるいは実践研究をもとにした研究協議、山口総合教育支援センターで行われております専門研修、そうしたものが県教委主催の研修となりますが、これは年間何度も繰り返して開かれる研修ではありません。光市で、これは教職員の自主的な研修の場ですが、光市教育研究会という組織がございまして、その中に部会別研修がございます。専門性を高めるための研修の機会については、こういう機会を利用しながら研修を深めているという状況です。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 多様な県教委及び、市内でも部会別の研究会等で技能教科のスキルをアップする研修を行ってらっしゃることがよくわかりました。  8月23日行われた第11回教育フォーラム in 光で、ホールのロビーにあった各校の美術授業の作品展示を見ました。これまで取り組みを続けてこられたことが、今お話を伺ってもそうですけれども、一定の成果があらわれていると私は感じました。各学校の授業の工夫と努力がうかがい知れる力作が並んだ見応えのある展示でした。  私は美術の大学時代以来、10年余り小学生の造形クラブの運営にかかわってきました。それから、デザインの専門学校でも講師を5年間ばかりやってきたわけですけども、そんな中で、やっぱり技能関係は、ある程度できる人が教えなければ難しいだろうなと想像していましたが、今、お話をお伺いすると、美術は光においてはかなりいい状況であることもわかりまして、どちらかというと技術・家庭のほうが難しい状況であるのかなと理解しました。  しかし、考えようですけれども、技術・家庭それぞれの専門の先生が市内の学校にいらっしゃって、一人もいらっしゃらないというわけではないので、その指導力を他校で生かす手だては考えられないでしょうか。多分先ほどの部会別の研究というのもその一つだと思いますが、例えば、年度初めに顔合わせた後、指導案の進め方や技術、安全対策などの情報交換ができるような関係ができているのか、できていないのであればぜひともつくってもらいたいなと。そういったことについてはいかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 再度の御質問であります。  私も、お示しのように、例えば先輩ですとか同僚教員の授業、とりわけ実技に関する学習指導、こうしたことを直接参観した上で、ともに子供の学習課程に沿った研究、協議をしていくことは、大変意義のある取り組みだと思っておりますし、また、そういう取り組みを年間を通じて計画的に進めている、例えば、先ほど御紹介しました光市の教育研究会の各部会の中で計画的に進めている状況です。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) ありがとうございました。美術のみならず多分、技術・家庭などもそうやってらっしゃるので、今、授業がある程度できているというか、質の確保に向けてある程度成果を上げていることと思います。  技術・家庭科は、各教科の、数学、国語、理科、全ての学びを総合して、さまざまな具体的な生活の技能を含め、生きる力を養う科目ですので、一つには、当然、実技を具体的に指導することになりますが、技術科の内容を見てみますと、技術革新や社会の変化に応じて内容が大分変わってきております。エネルギー変換に関する技術、生物の育成に関する技術、コンピュータやプログラムといった情報に関する技術、そういうものが技術科の教科書などを見ると大きく入ってきております。  こういった状況を踏まえて、先ほどのお答えにもありましたように、コミュニティ・スクール等地域の協力はもちろん、地域だけにこだわらず、市内におられる専門的技能、知識、経験のある方によるサポートを考えるということは大変有効であると考えるんですけれども、技術・家庭の元教員の方は、先ほども出ましたが、もちろんいらっしゃるでしょうし、それぞれの分野の専門家のサポーターになっていただける方々と有機的な連携をこれから市内で考えていくことが肝要ではないでしょうか。  また、これは技術・家庭科だけではなく、他の技能教科やIT分野など専門性が求められる場面や、総合学習まで含めた全ての教科、学校の活動まで対象に考えてもいいかもしれません。そのあたりはいかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 再度の御質問をいただきました。  技術・家庭科だけではありませんが、それぞれの分野において、学校がある各地域の中にもそうした知識、技能を持った方がたくさんいらっしゃいます。例えば、中学校区によっては、学校支援ボランティアバンクをつくって、それを活用して、すぐれた技能を有する方々からの学校支援をいただくという取り組みもございます。一定の教科だけでなくて、学校の教育活動全体を見通しながら、子供たちの支援のために現在もいろんな形で御協力をいただいているところですが、そうしたそれぞれの学校の取り組みをこれからもしっかり支援していきたいと考えております。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) ありがとうございます。技能面のサポートはもちろん、市民の中で技能を持ってらっしゃる方、知識を持ってらっしゃる方のサポートは大変期待するところではあります。ですが、あくまで学校教育として、生徒の学びや成長についての配慮など、教育の専門家としての教員の役割はあくまで重要だと思います。そういった面で、サポートの方々が入ってくる、担当していただくことで、そのあたりが十分に行えないことが懸念される面もあるかと思います。でも、実際に取り組みを重ねていきながらそのあたりの課題を解決していくのがよいと私は思いますので、積極的に取り組んで、授業の質を確保向上していただくことをお願いして、この項を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) それでは、3番目のわかりやすいまち光市のサインに向けてのうち、建設部所管分についてお答え申し上げます。  まず1点目の、光市内の施設及び道路の案内・標識・表示・サインの現状についてでございます。  道路に設ける道路標識につきましては、主に交差点で行き先を示す案内標識や車線数の減少などへの警戒を示す警戒標識、制限速度や駐車禁止などの規制標識、中央線や横断歩道などを示す指示標識がございます。規制標識及び指示標識につきましては、都道府県公安委員会が設置をし、案内標識及び警戒標識につきましては、国道、県道及び市町道などのそれぞれの道路管理者が設置をしております。  光市で管理しております主な路線に設置されている案内、警戒標識は158基あり、近年では平成26年度に点検を行い、損傷度の調査を行ったところでございます。この点検結果に基づきまして、施設の倒壊、落下等のおそれがある11基につきまして補修や撤去等の措置を講じております。なお、主な路線に設置してあります158基の道路標識の台帳は、点検結果とともに保管しているところでございます。  次に2点目の、それらの表示・表記および設置に関するルールやガイドラインはあるのか?についてでございます。  表記・表示に関する基準でございますが、道路管理者が設置をする案内標識、警戒標識につきましては、国土交通省令であります道路標識、区画線及び道路標示に関する命令、すなわち標識令により定めております。また、平成21年に道路法の一部が改正されたことに伴いまして、地方自治体で設置する一部の道路標識の寸法の基準につきましては、各自治体の条例で定めることとなりました。このため、本市におきましても、関係する条例及び規則を平成25年3月に定めたところでございます。  なお、この条例で定められるのは標識の寸法のみとなっており、形、色等につきましては、全国一律に国土交通省令のとおりとなっております。  道路標識の設置の基準についてでございますが、道路法に基づいた政令である道路構造令や日本道路協会の道路標識設置基準をもとに設置しているところでございます。  また、街区表示につきましては、住居表示実施区域において、町の名称と街区符号を記載した街区表示板を設置しているところでございます。街区表示板の設置場所や寸法、文字及び数字の書体、色彩などにつきましては、国において実施基準が定められており、本市におきましてもこの基準に沿って板の作成や設置を行っています。街区表示板に係る台帳管理につきましては十分にできているとは言えない状況でありますが、老朽化や破損、色あせなどによる交換につきましては、定期的に市広報でお知らせしておりますように、無料で対応しているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 続きまして、わかりやすいまち光市のサインに向けてのうち、市民部所管分の地域づくり支援センター及び各地区コミュニティセンターについてお答え申し上げます。なお、1点目の施設及び道路の案内・標識・サインの現状につきましては、建築物等への表示板及び各施設へ誘導するための案内板の2点についてお答えいたします。  まず、各施設の名称を示す表示板については、基本的には各施設の敷地や建物の入り口付近に設置をしております。なお、平成28年度に公民館からコミュニティセンターへ移行したことに伴い、表示板等の更新を行ったところであります。  次に、各施設へ誘導するための案内板でありますが、地域づくり支援センターや各地区コミュニティセンターは、市民及び当該地区の方々が主に利用される施設であり、市外や県外の方が日常的に利用することを想定して整備された施設ではないことから、現時点で、国道や県道等への案内板の設置は基本的には行っておりません。  続きまして、2点目のサイン類の位置に関するルールやガイドラインに関するお尋ねでありますが、市民部所管としましては、現時点においてサイン類の設置に関するルールや基準等は設けていないところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 続きまして、教育委員会所管分として、教育文化施設、史跡、文化財、天然記念物などについてお答えいたします。  市民ホールや野外活動センターなど市教委が所管する比較的大規模施設については、施設誘導のため、道路沿い等に案内看板を設置しております。  また、市教委では、施設案内に関する標識、看板もありますが、多くの歴史文化遺産があり、文化財や史跡、天然記念物について39の案内及び説明看板を設置し、それらの看板については、看板の名称、設置場所、設置年月日などを一覧にした管理台帳を整備しており、可能な範囲で看板の状況等の確認を行っています。しかしながら、経年劣化などにより文字が薄れて読みにくいもの、情報が更新されていない看板も見受けられます。  次に2点目、それらの表記・表示及び設置に関するルールやガイドラインに関するお尋ねでありますが、現時点では、統一的なルールやガイドラインという設置基準は設けておりませんが、文化財に関する看板につきましては、極力同様のデザインで設置するよう努めております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 続きまして、経済部所管の観光関連についてお答え申し上げます。  まず、現状でございます。商工観光課が管理しております案内看板は市内に8カ所ございまして、これらについては、位置や設置日などを記載した看板台帳を作成し、適切な管理に努めております。また、光市観光協会が所有しております看板についても、同様に台帳を作成し管理が行われているとお聞きをしております。  次に2点目の、これら看板の表記・表示及び設置に関しては、ルールやガイドライン等については設けておりませんが、平成27年度にリニューアルした萩の平展望台の説明看板のように、県の補助金を活用して設置する場合には、その補助要件に即したデザインが必要になることがございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 皆さん、ありがとうございました。  全体について、それなりに意外と台帳化されていたり、把握をされているという返答がありましたので、そのあたりは現状と見比べますと、ちょっと意外、ちゃんとしていたんだなとほっとしたようなところでもあります。ただ、市内各所に、特に建物等もありますけれども、道路上に関していろんなものが散在しております。そのあたりの統一されたルールに向けて、今からちょっと質問をしていきたいと思うんですけれども、大きく分けて施設内外、施設そのものについている、あるいは施設に付随した表示と、道路だとか屋外の、主に道路及び道路から見えるところに設置されたものに大きく分けられるかと思います。  まず、施設の公共サインは、私も見て回りましたが、今のお答えの中で施設については余り皆さんお答えいただけなかったので、そのあたりがちょっと気になるところです。施設のあるところとないところがあると思います。施設内の表示、例えばトイレであるとかの表示についてはどうなっているかお伺いしてもよろしいでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) ただいまの施設内の案内表示という御質問でありますが、施設内の表示につきましては、私どもの所管であります施設につきましては、コミュニティセンターの中の部屋名、例えば会議室であったり、事務室、それからホール、この辺の表示は、小規模の施設である中島田コミュニティセンター以外は、全ての施設で表示をしているところです。また施設内の案内図、配置図でありますが、これは現時点で、室積、光井、塩田各コミュニティセンターの3施設で設置をしているところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 設置をしてあることはわかりました。設置に関して、建物の中のそういうサイン類について、ルールなりガイドラインなりを持ってらっしゃるところは、今お答えいただいた中でありますか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) これにつきましても、先ほどもお答え申し上げましたが、施設内の案内表示についてのルールというのは別段設けてはおりません。  以上です。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 教育文化施設等におきましても、特に統一的なルールは設けておりません。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 今、お伺いして、大体状況としてはそうだろうと思います。それぞれの建物なり施設なりを整備したときに、その時点でのよかれというサインをつけてきた結果が今だと思います。  おおむね問題なく設置されていると考えてよさそうだと思うんですが、しかし、公共施設が共通のルールのもとに整備されていると言えるわけではないと思います。やはり、誰にでもわかるサインにしていくためには、バリフリーであるとかユニバーサルデザインという考え方が重要であります。高齢者や子供、障害のある方、場合によっては外国人の方等、誰にでもわかるような表記を目指してどこまでやるかということになるかと思います。そのあたりの配慮が必要ですので、この面のルールづくりは福祉の視点が不可欠になってくるかと思います。広く認知されているJISあるいは国際規格ISOに基づく、ピクトグラムと呼ばれる図象といいますか、形象を使用するのが原則だと思います。
     例えて言えば、こういったものです。これらは全国どこに行っても同じ表記でなされているというか、わかる。そのため基準としてJISが設けているものです。例えば、このかけっこマークは世界基準になっています。非常口、ここには表示ありますかね。ここにはないか。このかけっこしている人のマークは、これは今、世界基準になっています。これは、そのマークを利用した、例えば広域避難場所であるとか、避難所であるとか、消火器の位置、そういったものもあります。また、駅だとかいろんなところでよく見かけます、インフォメーションであるとかトイレはもちろん、救護所であるとか、病院、警察その他スロープがありますよとか、こういった表記はJISで基準をつくっております。こういったものを使用することを約束事として同じ表記にすれば、全国どこに行っても光市民は理解できるでしょうし、よそから来た人が光市でも理解できるということになると思います。そういうものを目指していくべきだと思います。  もう一つ、道路と屋外や街区に設置するものについてですけれども、先ほどのお答えで、街区表示板、室積何丁目とかいうあれのことだと思います、縦長の紺色の。今お伺いしますと、順次更新をしていらっしゃるという話でした。ただ、現状を見ますと、半分に折れて上半分がなくなっているとか、そういうものもたくさんあります。あれは、伝えれば直していただけるということになっているんですか。そのあたりをよろしくお願いします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 街区表示板でございますが、市の都市政策課のほうに御連絡いただければ交換をいたしております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 私も知らないでおりました。実は家の前のも半分折れています。交換していただけるのであれば、広く市民の方に知っていただければ、どんどんかえていけるかなと思います。あれは一定のルールのもとにつくられていて、どこに行っても安心して場所がわかるので大変いい表示だと思います。  どこにいるのかわかる街区表示、それから公共施設への交通の利用を含めて、移動の利便や観光ポイントへのアクセスや文化財の表示など、市独自のサインとして設置が考えられるものがあるということを今お伺いしました。それらはこれまでそれぞれの目的で、それぞれの設置の際に検討して設置してきた結果だと思います。多少統一感のない現状となっていると申し上げていいんじゃないかと思います。  また、管理はかなりされているような返答ではありましたけども、現状を見ると、やはりなかなか手が回りきってないということもあります。それの事情も何となくわかるような気がします。これらを整理して、市民生活の利便性を高め、そして来訪者や利用者にもわかりやすい、また、景観要素として光市の好ましいサインをこの町の公共サインとして目指していくべきではないかと思います。そのためには、施設のサインも含めて、光市のサインを、統一した公共サイン計画もしくは公共サインシステム、あるいはガイドラインというもの、そういったルールで整備をしていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 御提言いただきましたように、サインは、誰でもわかりやすく、利便性の高いものであることが望ましいと考えております。良好な景観創出の観点からも、魅力的な都市空間の形成のために、標識などの公共サインの統一は大切であると考えております。  本市の都市計画マスタープラン及び景観計画では、国道188号や都市計画道路虹ケ丘森ケ峠線などの主要な幹線道路におきましては、当市のシンボルとなる景観の創出についてお示ししておりまして、標識類などのサインの統一の促進に努めることとしております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) よくわかりました。私がちょっと見落としていたんでしょう。マスタープランのほうにもそういったことが触れられているということですので、ぜひともこれから進めていってもらいたいと思います。  また、計画をつくれば順次整備をしていくことになりますけれども、サイン計画ができても、サイン全体を一気に整備することは現実的ではないと思います。原則的には、更新時や新たなプロジェクトに伴うサイン設置のときに、そのつくったルールにのっとって公共サインの整備を実施していく、一定年数かけて入れかわっていって、わかりやすい統一感のある表示になっていくということかと思います。  東京オリンピック・パラリンピックに向けて、円滑な移動を目指してということで、ことし7月、先ほどの案内用ピクトグラムのJIS規格が改正されました。先ほどのこれらは改正された分です。また、平成27年以来、全国各地で観光地名称を交差点の標識に表示するということなど、標識令という国のほうで決めているルールに関しても、観光先進国あるいは地方創生といった取り組みの中で弾力的な扱いをし始めています。いち早く、市内統一の公共サインのルールをつくって、優しく、わかりやすく、印象のよいまちへのスタートを切りませんかということです。  これから続々、光市では公共施設や街区、交通網の整備が続きます。建設中の光総合病院の新築整備、岩田駅周辺地区の整備及び大和複合型施設、あるいは光市周辺の拠点整備、それらに伴う交通の整備があると思いますが、そういうプロジェクトが今、進行中です。それぞれの施設内のサインあるいはアクセス、交通のためのサインが整備されることになります。今のこのタイミングは、今後のためのルールづくりを進めていくのによいタイミングだと思いますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 議員御提言の趣旨も踏まえまして、本市における公共サインのあり方やタイミングにつきまして、さらに議論を深めてまいたいと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 議論を深めるというのは、具体的に研究あるいは何か検討会を立ち上げるとか、そういう具体的なことでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 具体的な研究会等は考えておりません。今はですね。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 仲山議員。 ◯1番(仲山 哲男君) 今はというお答えですが、ぜひとも考えていただきたいと思います。  全国を見回しますと、政令指定都市サイズというのは結構サイン計画をつくっています。ただ小さいサイズを見ていきますと、町サイズでつくっているところも結構あります。そういうところは大抵、観光に力を入れているところと言えますけれども、特に観光のまちではないところでも、やはりわかりやすいまち、暮らしやすいまちということに目を向けて整備をしているところもあります。  山口県では、萩市や美祢市においては観光振興の計画づくりの中で触れてはいますものの、まだ現実的にはそれほど進んでいるわけではないようです。山口県で言えば、あとは長門が新市庁舎の中のサイン計画、あるいは山口大学のキャンパスの中のサイン計画というようなものが見受けられますが、全国を見渡しますと山口は取り組みが比較的おくれているようにも思います。ぜひ、光市が先頭を切ってやると結構、好印象を先に振りまけるんじゃないかと思います。  サイン計画がうまく機能し、すっきりとわかりやすく、人に優しいまちというのは好ましく、また品格を感じさせます。計画をしっかり持って、目標に向かってじっくりとサインを整備していく、そんな光市になっていけるよう一歩ずつでも進めていくことを要望して、全ての質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 自席にお帰りください。  ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴を持ってお知らせいたします。なお、再開は午後1時を予定いたしております。                  午後0時1分休憩       ……………………………………………………………………………                  午後1時0分再開 ◯副議長(磯部 登志恵君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 彩りの笹井でございます。山口県の観光連盟が、このたびまち歩き用の古地図リーフレットを作成いたしました。古地図の場所は、山口県内の12の市町と島根県益田市におけるトータル28カ所でありまして、光市内では、室積地区が掲載されております。こちらがそのリーフレットでございます。今回、ちょっと室積観光ボランティアガイドの会から、この一式、ボックスを借用してまいりました。大変カラフルな装丁となっており、リーフレットの中に記載された内容も、古地図と現代の地図を重ね合わせまして、各名所、見どころの紹介地図などがあります。  幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーンの一環として、この古地図を片手にまちを歩こうという企画が、今月の1日からスタートしております。県内31のコースに参加して、うち15カ所でスタンプをもらって応募すると、このコンプリートボックスが観光連盟のほうからいただけるという企画でございます。まち歩きのコースを15カ所回って、15日かかるわけですが、それに応募するというのはちょっとハードルが高いような気もするのですが、9月1日からスタートしてきのうまでで、室積観光ボランティアガイドの会に対して、7組21名の申し込みがあったところでございます。  平成30年、来年は、明治維新150年に当たりまして、山口県や各市町、さまざまな市民団体が企画を準備しております。私も、自分自身の趣味と能力を生かしまして、萌えキャラやコスプレで明治維新を紹介するという企画に取り組んでおりますが、こちらの企画のほうは、またふさわしい時期に紹介させていただきたいと考えます。  それでは、通告に基づきまして質問に入ります。  1項目め、市民から市役所への情報伝達アクセス。この質問は、市民の皆様が市役所に言いたい、聞きたい、こういう場合に、どのようなアクセスがとれるのか、情報伝達手段ごとに確認していきたいと考えます。  まずは、電話であります。市役所本庁の電話はこれまで代表電話方式でありまして、72の1400をダイヤルし、電話交換により担当部局へ転送されるシステムでした。本年4月からダイヤルインシステムを導入、各係ごとに電話番号が割り振られ、担当係へダイレクトに電話することが可能となりました。システム導入から5カ月が経過しておりますが、利用状況はどのようでありましょうか。業務上の効果に加え、トラブル等もありましたらお答えください。  新しい電話システムの市民への周知についてですが、パンフレットが広報に折り込まれるなどして各係ごとの電話番号などをお知らせされているところでありますが、私ちょっと市役所のホームページをトップから探そうとしても、電話番号の一覧表になかなかたどり着きませんでした。ホームページのわかりやすい場所に市役所電話番号の一覧表を掲載すべきではないでしょうか。  2点目、フェイスブックについてです。  インターネットの急速な普及により、人と人とのコミュニケーションも随分変わってまいりました。個人間の連絡はメールやラインが主流となっております。企業や団体の情報発信においてはホームページを作成することが基本ですが、ツイッターやフェイスブックといったソーシャルネットワークを多く併用しております。  ソーシャルネットワークのメリットを数点挙げますと、様式が標準化されており、利用が簡単なこと、フォロー機能やコメント機能により視聴者の興味や意見が反映されること、引用機能により情報拡散が容易となることが挙げられます。一方で、デメリットといいますか、管理に苦労する点ですが、頻繁に情報を更新する必要があることや、コメントについて管理者として確認する責任が発生することなどでしょうか。  光市役所のホームページにはフェイスブックのバナーが掲載されており、公式には7つのフェイスブックが運用されております。光市、学校給食センター、防災情報、地域づくり情報、図書館、里の厨、職員採用試験の7つですね。これらフェイスブックの運用状況についてお尋ねいたします。  3点目は、市民からの手紙やメールの共有です。  人と人とのもっとも古くからあるコミュニケーションツールは口で話すということになるのでしょうが、これはなかなか意思が伝わりにくい手段であると私は感じています。言葉というのは数秒せずに消えてしまいますし、物として残らないんですね。紙に書いて渡せば、言い間違い、聞き間違いを防げますし、記録としても残ります。紙に書くと、そういう行動の重さを乗せて相手に伝えることもできます。  インターネットについてのメールについても、紙と同様の正確性、保存性があると考えております。市役所に対して市民の皆様から手紙やメールによる意思伝達があるかと思いますが、これらにつきまして、どのような管理をされていますでしょうか。特にメールについては迷惑メールと判断されるものも多々あるわけですが、この対応はどのような基準で行っていますか。  4点目、市民の皆様からの依頼により、市役所の担当部局が説明する出前講座、これは光市役所では平成10年から実施しております。また、市長と意見を交わすことのできる市長と気軽にミーティングの制度も、平成22年から実施しております。先月の光市広報にも市長と気軽にミーティングの募集記事が掲載されているわけでございますが、この出前講座や市長と気軽にミーティングの実施状況と今後の取り組みについてお伺いいたします。  大きな2項目めに参ります。道路の歩道についてです。  道路についての質問は、これまでも数度にわたって行ってきたところですが、今回は、道路の歩道に特化した質問をさせていただきます。この質問内容を頭に浮かべ出してから2カ月ほどになりますが、道路の歩道ばかりを眺めて市内を行き来しておりましたところ、いろいろな疑問が湧いてまいりました。  まずは電柱の地中化、最近の言葉で言えば無電柱化です。光市では、平成13年に島田市の道路で電柱が地中化され、次いで平成20年に国道188号、浅江地区が地中化、そしてことしは国道188号の光井地区で地中化が行われました。地中化が行われました場所は実質、歩道が広がりまして、自転車、車椅子での移動が随分便利になりました。街路樹や植樹帯も整理されて見通しもよくなり、安全施設であるガードパイプも一新されております。  東京都の小池知事は、東京オリンピックに合わせて都内を無電柱化するという方針を立てられました。国におきましても、平成28年12月より無電柱化の推進に関する法律が施行されております。光市内の国道188号で電柱が残る地区は、島田市から光井の金山地区のエリアと光井の戸仲地区から室積のエリアが従前のままとなっております。これら地区の無電柱化の計画はあるのでしょうか。  街路樹のあり方についてですが、同僚議員でもありました木村則夫議員が平成23年12月議会で取り上げ、多くの反響を呼んだところでございます。その後、木村則夫議員は、一市民でないと活動できないことがあるとの名言を残し、この議会の場から引退をされ、宣言どおり一市民として多様な活動をされているところです。街路樹のあり方については私としてもしっかり引き継いで、議会のこの場で探求していきたいと考えます。  平成28年6月議会における私の質問で、国道188号の高木、国道の高木を光市が管理しているということや、一般県道室積公園線のツツジや県道の低木を光市が管理していることが明らかになりました。歴史的な経緯をお聞きしますと、昭和時代における基本計画としてアメニティ都市が掲げられていた時代に、国や県が管理する道路においても光市の管理を前提として植樹を行ったことが由来のようでございます。  ここで改めてお聞きしますが、光市内の街路樹の管理実態はどうなっているのでしょうか。通常は、道路管理者が街路樹も管理しております。これが基本だと思います。しかし、道路管理者と街路樹管理者が異なる場合、倒木の撤去や剪定などの要望はどのように処理されるのでしょうか。  自転車通行帯についてお聞きします。光市内の移動手段として、鉄道はちょっと中心部を通らず迂回していますので、鉄道は、市内移動手段としては少々不便でございまして、その分バスや自転車というのは、光市内の交通手段の大きなウエートを占めております。朝夕には、中学生、高校生、あるいは役所の方、企業の方の自転車利用をよく見かけるところです。  周辺市町の道路を見ますと、周南市の国道2号で大規模な改良工事が始まりました。完成予定図を見ますと、国道の車線をふやした上で、自転車通行道の通行帯をしっかり整備する計画のようでございます。お隣の田布施町でございます。田布施町の見ますと、今、改良工事がどんどん進んでいるのですが、県道の歩道の中央を色分けして、歩行者通行部分と自転車通行部分を区別しております。こういった工事を岩国の周東地域においても実施中でございます。  光市においては、このような自転車通行帯を整備する予定はないのでしょうか。既存の道路については幅員の問題があるのかもしれませんが、瀬戸風線など今後工事する路線については、自転車通行帯の整備を組み入れるべきだと考えますが、いかがでしょうか。  歩道の整備事業、工事名で言えば交通安全施設整備になると思いますが、光市でも今数カ所で工事が実施されています。目に見えるだけでも、三輪地区の県道光・日積線、周防地区の県道光玖珂線、中島田地区、これも県道光玖珂線ですね、こちらのほうで工事が行われています。こういった歩道の整備について、どのような計画で取り組んでいるのでしょうか。歩道の形や形状で幾つか疑問に思う地点がありますが、具体的な場所を示してのお尋ねは、再質問で行います。  大きな3項目めでございます。光市のキャラクターを活かす。  最近、光市の188号を走っていますと、アニメ調キャラクターののぼりを見ることが多くなりました。これは、長州藩の維新志士、高杉晋作をキャラクター化したものでございます。光市議会においてアニメや漫画を多く紹介してきた私としてはうれしい取り組みでございます。なお、この高杉晋作のキャラクター化の事業主体は、ここ光市役所ではなく、山口県の観光連盟でございます。現在、のぼりは第2弾が出ておりまして、これは黒抜きの方ですけど、これも先ほどの高杉晋作をキャラクター化したものでございます。  さて、光市におけるキャラクターについては過去にも取り組まれた事例も幾つかあると聞いておりますが、そこで改めてお聞きしますが、光市が作成にかかわったキャラクターはどれだけあるのでしょうか。キャラクター名、所管部局、活用目的、現在の活用状況について取りまとめてお答えください。  「きゅっと」についてです。平成26年におっぱい都市のイメージを生かしたキャラクターきゅっとが誕生しました。同じ年に、手づくりのきゅっとの仮装が登場しましたが、何分手づくりのため、色やデザインがもとのイラストから少々逸脱しておりまして、ちょっとカマキリみたいな感じだなと私が表現させていただいたこともあります。  平成29年度の予算案に、きゅっとの着ぐるみ作製の経費54万円が計上され、光市議会において賛成多数で可決されました。8月6日に光総合福祉センターあいぱーく光で開催されました第25回おっぱいまつりにおきまして、きゅっとの着ぐるみが初登場しました。先月発行された光市の広報紙の表紙にもきゅっとが登場しております。  改めてお尋ねしますが、このきゅっとのコンセプト、活用方法、そしておっぱいまつりでの反応についてお答えいただきたい。  さきの項目でも御紹介しましたが、歴史上の偉人のアニメキャラクター化が進んでおります。山口市の湯田温泉では、現在、中原中也記念館を起点としたスタンプラリーを来月から実施するということで、今準備が進められています。そのポスターがこちらでございます。中原中也をイメージしたこのキャラクター、実は、これは山口市がかかわったものではございません。民間のライトノベル小説「文豪ストレイドッグス」の扉絵として作成されたキャラクターでございます。  このライトノベル内の中原中也の職業はマフィアかギャングみたいな感じでして、重力を集めた弾丸を発射することができる能力があり、ライバルとして、怪力の宮沢賢治、空間を切り裂く芥川龍之介、内務省に勤める種田山頭火などの文豪と異能力バトルをするという、ちょっと済みません、説明しながら私もよくわかっていませんが、そういうストーリーでございます。このライトノベル「文豪ストレイドッグス」、二度にわたってアニメ放映されています。  このたび、山口県湯田温泉のスタンプラリーのポスターや景品になったばかりではなく、さらには、この小説、中原中也「汚れちまった悲しみ」に、これは本当に中原中也が書かれた詩集ですね、こちらの表紙になるという逆流現象が起きております。実は、今中原中也だけではありません、太宰治、芥川龍之介、今本屋にある小説の表紙は全部こういう形で販売されております。  光市における歴史上の偉人、有名人は、束荷に生まれ、初代内閣総理大臣となりました伊藤博文公でございます。平成29年度予算には、伊藤公のロゴマークに関する経費が計上されておりますが、このロゴマークはどうなったのでしょうか。また、来年は明治維新150年に当たり、山口県内各地で取り組みが進んでおります。光市においても、伊藤博文公や第二奇兵隊のキャラクター化、漫画化の促進に取り組んでみてはいかがでしょうか。  以上で壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田総務部長。 ◯総務部長(小田 哲之君) こんにちは。それでは、御質問の1番目、市民から市役所への情報伝達アクセスの1点目、ダイレクト電話の利用についてお答えを申し上げます。  議員御紹介のとおり、市役所の本庁では、ことしの4月1日より、電話交換手による代表電話方式から、担当セクション、56の係でありますが、これに直接電話が可能となるダイヤルイン方式を導入したところでございます。  お尋ねの利用状況でありますが、現在、代表電話については、電話交換業務を残した併用形式で行っております。平日の開庁時における代表番号への着信数の推移について、前年度と比較しお答えをいたします。  開庁日1日当たりの着信件数で比較いたしますと、4月が平成28年度の647件から平成29年度は280件で43.3%、5月が652件から248件で38.0%、6月が639件から231件で36.2%、7月が599件から212件で40.0%、8月が530件から186件で35.1%と、導入前に比べ4割弱に減少しておりまして、一定の周知も進みつつあるものと考えております。  次に導入の効果でありますが、代表番号への通話が激減いたしておりますことから、一般的にダイヤルインの最大の効果とされる、話したい担当とすぐにつながる、こういう利便性の向上が図られたものと考えております。また、これまで市役所の各担当から、携帯電話等に発信した際、着信番号で担当が特定できない、つまりどこから着信があったのかわからない、こうした苦情等もなくなっておりますこと、これらが主なメリットと考えております。  一方、トラブルにつきましては、1つの直通番号に短時間に電話が集中した際に一時的につながりにくくなった、こうしたケースがございます。これを受けまして、現在は、同一の課の複数回線に自動的に振り分けるよう設定変更を行っており、ふぐあいを解消したところでございます。  次に、ホームページでの電話番号一覧の掲載につきましては、今回の御提言を受けまして早速トップページのほうに一覧ページへのバナーを設置するとともに、ファクス番号入りの印刷用のPDFのファイルを追加したところでございます。  今後は、さらに見やすい案内とするため、一覧からの各課へのリンク等を新設したいと考えておりますし、引き続きサービスの向上に寄与してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) こんにちは。それでは2点目の御質問、光市公式フェイスブックの活用についてお答えを申し上げます。  本市の公式フェイスブックは全体の適正な運用管理を行うために、統一的な基本ルールや禁止事項等を定めました光市フェイスブック運用ガイドラインのもと、開設を希望する課等の単位で、利用目的、発信する情報の内容、運用方法等について、運用ポリシーをそれぞれが定めたうえで公式アカウントを取得し、運用をしているところでございます。  ただいま議員から御紹介いただきましたように、現在は7つの公式フェイスブックを運用しており、その運用状況について御紹介いたしますと、平成27年10月に開設いたしました光市の公式フェイスブックでは、市政情報全体を市内外に発信し、市の施策を理解していただくとともに、イベント情報などの周知を目的に、広報紙の発行のお知らせ、ホームページの更新情報や観光、イベント情報などを随時発信しております。  光市立学校給食センターのフェイスブックでは、学校給食をより身近に感じていただくことを目的に、学校給食の写真や献立などの情報を定期的に発信しております。  光市防災情報のフェイスブックでは、災害時の対応に役立つ情報の提供や防災に関する関心を高めていただくことを目的に、避難所開設や防災危機管理課からのお知らせなどを発信しています。  光市地域づくり情報のフェイスブックでは、地域づくり推進課の業務や、市民活動をより身近に感じていただくことを目的に、生涯学習センターなどが開催するイベント情報や市民活動、生涯学習サポートバンクなどの情報を発信しております。  光市立図書館のフェイスブックでは、図書館をより身近に感じていただき、利用者をふやすことを目的に、図書館で開催するイベントや講座などの情報を発信しております。  里の厨のフェイスブックでは、本市の農業振興に寄与することを目的に、里の厨で開催するイベントや農作物の出荷情報などを発信しております。  最後に、光市職員採用情報のフェイスブックでは、本市の採用試験応募者などに向けて、採用説明会や採用試験に関する情報、各職場の仕事内容などを定期的に発信をしております。  以上、本市の公式フェイスブックそれぞれの内容について、概要を説明させていただきましたけれども、現在、7つのアカウント全体で、1,700人以上の方にフォローやページの「いいね!」を登録していただいており、こうした数がふえるほど、より多くの方に情報をお届けすることができますことから、今後も、魅力のある情報発信に努めるとともに、市政情報を市内外に広く発信するツールの1つとして、引き続き積極的に活用してまいりたいと考えております。  次に3点目の御質問、市民からの手紙やメールの共有についてお答え申し上げます。  まずは、手紙でございますが、手紙につきましては、市の文書取り扱い規定に基づいて通常の文書と同様に収受され、それぞれの内容に基づいて、必要な報告や決裁など適切に処理した上で、文書分類表に基づいて分類し、ファイル等による管理を行っております。  また、メールにつきましては、市では、ホームページ上におきまして、各所管課のメールアドレスを公開しており、随時メールを受け付けております。各所管宛てのメールでありますけれども、市の文書取り扱い規定では、電気通信回線を利用して収受した電子文書については、その内容を確認し、速やかに用紙に出力し、通常の文書と同様の処理を行うこととしており、各所管課において手紙と同様に適切な管理がされているものと考えております。  なお、一斉送信などの迷惑メールを初めとした不審なメールにつきましては、開封前に送信元のアドレスや送信者、添付ファイルの種類等について可能な限り確認を行い、迷惑メールと判断したときには、メールを開かずに廃棄するなどの指導を行っているところでございます。  次に、4点目の御質問のうち、市長と気軽にミーティングについてお答えを申し上げます。  市町と気軽にミーティングにつきましては、平成22年度の事業開始以来、平成26年度に開催いたしました市長と気軽にバスツアーを含めまして、これまでに23回開催し、延べ226人の市民の皆様に御参加をいただいているところでございます。  この事業につきましては、広聴事業の柱の一つと考えており、市民グループであれば、学生から高齢者まで幅広い年齢層が気軽に参加していただくことができますことから、市民の皆さんの生の声を聞く絶好の機会として今後も継続していきたいと考えており、引き続き事業の積極的な周知にも努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。
    ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 続きまして4点目の出前講座・市長と気軽にミーティングの実施のうち、市民部所管分であります出前講座についてお答え申し上げます。  本市では、市民の皆様の市政に対する理解を深めていただき、パートナーシップのまちづくりを推進するため、市の各種施策や制度、事業などについて職員が市民の皆様のもとに出向いて講義を行う出前講座、創(つく)りんぐ光を平成14年9月から実施しております。  その実施状況でありますが、昨年度は65講座を設け、延べ98回の実施により5,496人の方々が受講されました。今年度は66講座を設けており、市民の皆様からの申し込みをいただいた後、担当所管の職員が随時地域へ出向き、お話をさせていただいております。また、ここ数年の傾向としましては、全国各地でさまざまな大規模災害が発生しておりますことから、防災に関する講座と高齢者等が身近な問題として強い関心を持つ消費生活や健康福祉に関する講座の活用がふえているとともに、マイナンバー制度の開始や選挙権年齢が二十以上から18歳以上に引き下げられたといった新たな制度に対応した講座も多く実施されております。  このように出前講座のメニューは市政の多岐にわたっておりますことから、今後につきましては、市民が知りたい、また知っていただきたい講座の開設に努めるとともに、よりわかりやすい内容での実施に努めるよう、引き続き各所管と連携してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 市役所の電話についてお尋ねします。私は、この質問を通告するときに、光市のホームページのトップを見て、これはなかなか電話番号がわかりにくいなと確認して、その上で通告したつもりなのですけれども、今の御回答ですと既にトップページにバナーが載っているということです。それはこの短期間にもう改善されたということなのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田総務部長。 ◯総務部長(小田 哲之君) トップページのお尋ねでありますが、議員からの御提案を受けまして、本日、午前中に開設をしたところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 普通、私どもが提案したことはそう簡単には前に進まないことが多いのですけど、このように早く対応されると、いつか質問することが尽きてしまうんじゃないかと余計な心配もしてしまうわけですが、市民サイドに立った速やかな対応について評価したいと思います。  では、ちょっと1点ほどフェイスブックについてお聞きしたいと思います。メールについての対応はわかりましたが、フェイスブックについてはコメント機能などで市のホームページにコメントみたいなものを投稿することができます。これも、確認とか、内容によってはある程度の管理処理が必要かと思いますが、こういったコメント意見についてはどのように処理されるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) コメント欄に投稿されました意見や内容につきましては全てチェックはしておりますけれども、いずれにせよ、フェイスブックにおきましても、基本的にはコメントへの返信等は行わないこととしております。一応公開している運用ポリシーでは、各情報に対して質問があるときは、電話または電子メールで別途お問い合わせをいただくというルールとしております。それからは先ほど言った手続に沿っての処理ということになろうかと思います。  以上です。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。ソーシャルネットワークはいろんなシステムが時代ごとに動いてきていますので新しいものもすぐ古くなったりするわけですが、一方で、やっぱり市民の側からすると使いやすい意思の表明ツールということで利用されていますので、うまく取り入れていただきたいと思います。  なお、今回の第1項目では、市民の皆様の御意見、御質問について、二元代表制の一方であります執行機関、市役所ですね、こちらとの伝達情報アクセスについて取りまとめました。二元代表制におけるもう片方、我々の属する市議会においては、18人の議員がそれぞれ活動しているところでございます。11月にはまた、通算9回目となります市議会報告会及び意見交換会も予定されています。市民の皆様の御参加と、言いたいこと、聞きたいことの情報伝達を期待しております。  この項目を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) それでは、2番目の道路の歩道についてお答え申し上げます。  まずお尋ねの1点目、国道188号の無電柱化計画についてでございます。  国による無電柱化政策は、昭和61年度から電線類地中化計画、平成11年度から新電線類地中化計画、平成16年度から無電柱化推進計画に基づき整備が行われ、平成21年度からは、無電柱化に係るガイドラインに沿って無電柱化が進められております。  本市においても、現在は無電柱化に係るガイドラインに沿って進められているところでございますが、議員お尋ねの島田市から光井金山地区のエリア及び光井戸仲地区から室積の区間につきましては、次期無電柱化計画の予備調査時に国に要望を行ってまいりましたが、現段階では平成26年以降の計画には入っていない状況であります。無電柱化の目的でもあります景観観光、安全快適、防災を推進するため、今後も国に要望をしてまいりたいと考えております。  次に、2点目の街路樹の管理に関するお尋ねについてでございます。  本市では、都市に彩りを与えるとともに、良好な都市景観を創出することなどを目的に、昭和50年代以降、幹線道路を中心に、多くの街路樹を植栽してまいりました。市内には、市道だけでなく、国道188号や一部の県道におきまして、本市が所有する街路樹や道路管理者から委託を受けて管理している街路樹も多く存在しております。  こうした中、昨今の街路樹を取り巻く大きな環境の変化に対応し、効率的で効果的な街路樹の維持管理の方向性を明確にするため、昨年3月に街路樹維持管理指針を策定したところであり、この指針に沿って本市管理の全ての街路樹の適正な維持管理を行っているところでございます。  次に、道路管理者が異なる場合についてでございます。先ほども申し上げましたように、国道188号や一部の県道の街路樹につきましては本市が管理を行っております。このため、街路樹に対する要望等につきましては、本市に直接ある場合と道路管理者である国、県にある場合とがあります。本市に直接あった場合につきましては遅滞なく適切な対応を行っているところでございます。一方、国や県に要望等があったときは、ほとんどの場合、すぐに担当者から本市にその旨の連絡がありますことから、直接要望等があったときと同様の対応を行っています。ただし、このケースはほとんどないものと認識しております。  いずれにいたしましても、道路管理者でない本市が街路樹の管理を行うことで、管理区分や責任所在が不明確になることのないよう、今後も引き続き国、県との調整を図ってまいりたいと考えております。  次に、3点目の主要道路には自転車通行帯の整備を!についてでございます。  道路を整備する際には、通常、道路法に基づいた政令である道路構造令の基準により定めた本市の条例により計画を行っております。これによりますと、道路の存在する地域の地形や計画交通量から道路の種別を決定し、さらに設計車両によって車線幅員等を決定することとなっております。歩道におきましても、通行量の調査等から必要性を検討し、幅員等を計画しているところでございます。  議員仰せの自転車通行帯におきましては、規定されておりますが、これまでは車優先の計画を行い、必要最小限の用地取得を行い、道路整備事業費の抑制などの観点から、整備されるケースは多くありませんでした。既存道路の限られた幅員等の問題がありますことから、自転車通行帯の整備は、現状では困難な状況であると考えます。  また、山口県によりますと、瀬戸風線におきましては、現地調査及び基本設計の段階で、各交通量等を総合的に勘案し、関係機関とも調整を行った上で、車道及び歩道の幅員構成が既に決定していることから、現段階で、自転車通行帯の整備を組み入れることは考えていないとのことでございます。  次に、4点目の、極小幅員や工事中断箇所の改善は?についてでございます。  歩道の整備計画におきましては、先ほど申し上げましたように、各道路管理者が車両を含めた各交通量等を総合的に勘案し、関係機関と調整を行いながら、道路構造令等に基づいて整備計画の検討を行っているところでございます。  また、工事中断箇所は、関係地権者と用地交渉などさまざまな問題等により、同意が得られておらず、事業の進捗が図られていない状況でございます。このような場合におきまして、暫定的に道路幅員が狭隘となったり、工事が一時中断される箇所がやむを得ず出てくるケースもあり得ると考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) では、道路についてです。  無電柱化については、国に要望をしたいという方向性が見えましたので、私としても納得するところでございます。特に、この市役所から島田市に関しては、同僚議員も取り上げていますし、あそこは一番狭くて、危険なところかなと。こういうのはやっぱり将来的にどうにかしようという方向性をもって取り組むことが必要だと思っております。  道路管理者については、他市では、ほとんど県道、国道のところに市の木が植えてあるというのは私は聞かないんですよね。市役所前とか駅前とかはシンボル的に市が整備したというところがあると思いますが、県道、国道を延々植えているというのは、どうも光市特有の事情のようでございます。  そこでちょっとお尋ねしますけれども、過去、いろいろ県道と市道というのは道路が変更されております。県道から光市道になったところや光市道から県道になったところの植樹管理はどうなっているのでしょうか。具体的に場所を示しますと、まず1カ所、光井の戸仲交差点から北上して森ケ峠のところまで、それから島田の島田市交差点から、これも北上して家具屋さんのある交差点のところまで、これは平成23年に県道だったものが市道に変わっているわけですね。ここの木の管理はどうなっているのでしょうか。  また、光井の森ケ峠から、今度は西に行きますが、光消防署を通って、市民ホールを通って、浅江の平岡台市営住宅のところまで、ここは市道から平成23年に県道になっていますが、ここの植樹管理はどうなっていますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 県道再編に伴う、いわゆる道路の昇格・降格についての道路管理者が変更になった場合の街路樹の管理についてのお尋ねでございますが、市道になった路線につきましては、道路管理者である本市が植樹帯の管理を行っております。また、県道になった光柳井線につきましては、先ほども申し上げましたように、道路管理者である県から本市が委託を受けまして、植樹帯の通常の維持管理を行っているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) ちょっとこの辺の考え方が私はよくわからない。  県道から市道になったところについて、木も市のほうで管理してくれ、これは極めて私は当たり前だと思うんですけれども、市道から県道になったところについては県道になるのだから基本的に県で管理すべきである、そういう了解を得て移管すべきじゃないかと思いますが、今の話ですと通常どおり市で管理をしているということでございます。  私は今、道路管理の管理者と植樹の管理者が違うという光市特有の問題については、一旦まずきちんと道路管理者が植樹を管理するんだという基本的立場になるように所管がえをして、その上で、その道路を管理者が管理するのに必要なのか不必要なのか、あるいは安全施設整備はどうかという観点から手を入れていくべきだと考えております。この件は、引き続きまた今後も追及していきたいと思います。  そして、自転車通行帯の整備が瀬戸風線も含めてなかなかできない、幅もないということでございます。ただ、田布施町でも、あるいは岩国市の周東エリアでもこういう工事がされている。また、山口県におきましても、サイクル県やまぐちということを、新しい村岡知事が打ち出しておりますので、私はそれに対して対応が必要なのではないかと思います。  目で見たわけではないのですが、他県の都市部を見ると、幅員が狭い道路でも、道路管理者の判断で、警察の許可じゃないですけど、道路管理者の許可で判断で、ここは自転車通行優先ですよと着色明示している事例があるような感じを私は認識しているのですけど、こういうことはできないのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 自転車通行帯としての着色のお尋ねでございますが、着色する場合には、自転車の交通量の実態や幅員を勘案し、必要性を検討した上で、道路管理者の独断ではなく、山口県の公安委員会との協議が必要でありまして、これが調えば、その後に道路管理者がカラー舗装等を整備することが可能となります。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。今のお話を聞くと、可能性としてはやり方があるのかなと考えております。一部だけ着色して、あとは着色なしでは、逆にトラブルになりますので、ある程度一定区間の路線で可能なときに検討していくべきではないかなと考えております。  具体的な場所を3点ほど示してお尋ねします。  1点目は、浅江小学校のちょっと南側にあります通学路になっているところですけど、一部分、カーブで歩道が極めて少ないところがあるわけです。こちらのほう、従前も同僚議員が随分質問されたところでもありますが、ここの歩道についてはこのままなのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 山口県によりますと、この箇所の状況を既に把握しておりまして、改善に向けて、関係者との調整を行っているとのことでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。進捗に期待します。  次に中島田に行きます。中島田で歩道と道路の拡幅工事をされているのですが、歩道が一部拡幅しているんですけれども、それが一部だけで、そのまま真っすぐ行くと草むらになってしまうという状況のところがあります。こういうところは、普通、進入禁止のバリケードがあってしかりだと思うんですけれども、私が見た時点ではバリケードはありませんでした。危険だと思われます。ここの対応はどのようになっているのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) こちらも県道光玖珂線になりますが、山口県によりますと、事業を進めるために関係者の皆様と調整を行っているところでございまして、バリケードにつきましては、県において、現地を確認した上で、必要性に応じて対応するとのことでございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 土地の問題はどうしても地権者の方との話が前に進まないと前進しないわけですが、ただバリケードについては、私が調査した段階では、知らない人が自転車で真っすぐ通ると先ほどの工事現場に突っ込んでしまう可能性がありますので、早急な対応を求めたいと思います。  3カ所目、光井の鮎帰と三輪の間、昔の大和町境のところになると思います、ここで県道の工事をされているのですが、歩道はなく、歩道については、工事前の旧道、今地下になっている歩道を使うようになっております。地下部分については照明もきちんとついておりますが、その前後が暗くて危険な状態のように私は認識しています。ここの現状、そして今後の整備計画はあるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 鮎帰の地下歩道周辺につきましては、トンネル内に4カ所、それからトンネル前後の道路に3カ所の照明が設置されておりますが、暗いとの御指摘でございますことから、今後、利用状況を注視してまいりたいと考えております。  また、今後の計画につきましては、トンネルの上を通過しております県道の歩道整備について県に要望をしておりますが、現在、なかなか着手できていない状況がございますので、引き続き要望をしてまいりたいと考えております。  市道におきましては、現時点では整備計画はございません。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。県道の部分なので、とりあえずはまず要望をしなければ始まらないと。要望してもそう簡単に前に進むものではないことは私も理解しておりますが、とりあえず、県のほうにきちんと、ここの交差点自体の改良計画を要望されているということを把握いたしましたので、また、今後の進捗を見守っていきたいと思います。  この項を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) それでは、お尋ねの3番目、光市のキャラクターを活かすの1点目、光市関連キャラクターの把握について、私のほうで全体を集約してお答えを申し上げます。  本市におきましては、事業や施策等をわかりやすく説明したり興味を持っていただくために、またイメージを向上したり市内外に向けた情報発信を効果的に行うために、以前よりそれぞれの事業の趣旨や目的に沿ったシンボルマークやロゴマーク、キャラクターやイラストなどを各所管において作成してきたところでございます。  キャラクターがどれだけあるかとのお尋ねです。キャラクターやシンボルマークなどの区分は曖昧でありますが、市が関与して作成したキャラクターとしては4体程度と考えておりますので、そのキャラクターの状況等についてお答えをしてまいりたいと思います。  1つ目は、光市食育推進啓発キャラクターのラビィートでございます。これは、福祉保健部が平成25年度に市民の皆さんに食育活動への親しみを持ってもらうことを目的に作成したもので、これまでキャラクターをあしらった缶バッジやシール、ボールペンを作製、配布しているほか、イベント等に参加する職員用にキャラクターをデザインしたエプロンを作製するなど、食育のPRのために幅広く活用しております。  2つ目は、光市地域自立支援協議会のイメージキャラクターのはあとくんでございます。所管部局は同じく福祉保健部で、障害のある人が地域の中で自立した生活を営むことができるように、諸課題を協議するために設置しております光市地域自立支援協議会の活動をPRすることを目的として、平成22年度に作成をしたものでございます。作成後は関連行事のチラシなどの印刷物に掲載するなど、共生社会の実現に向けた啓発や相互理解の促進のために活用をしております。  3つ目は、ごみ分別啓発キャラクターごみぶくろうひかり君でございます。これは、環境部が平成19年度にごみ分別の啓発を目的として作成したもので、ごみ収集カレンダーやごみ分別事典、ごみ分別アプリのアイコン画像などのほかに、環境学習として児童に配布する下敷等にデザインするなど、効果的な啓発活動のために活用をしているところでございます。  最後に、おっぱい都市宣言のまちのイメージキャラクターきゅっとでございますが、議員からは個別にお尋ねをいただいておりますので、この詳細につきましては、この後、担当所管からお答えをさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) それでは、2点目の「きゅっと」の着ぐるみ活用についてお答えいたします。  きゅっとのコンセプトでございますが、きゅっとは、平成26年度、光市新市誕生10周年おっぱいまつり都市宣言20周年を記念して、おっぱい都市宣言のまちである本市の子育て支援を推進、PRするため、市民に愛されるイメージキャラクターを公募し、誕生したところでございます。これまで、缶バッジやのぼり旗、クリアファイルなどのグッズを作製してきたところですが、このたび、子供たちと触れ合い、きゅっとが市民の皆様にとってより親しみあるキャラクターとなるため、着ぐるみを制作したところでございます。  議員に御紹介いただきましたように、8月6日に開催いたしましたおっぱいまつりのオープニングでお披露目を行った後の写真撮影や、まつり以降のイベントでは、子供たちと積極的に触れ合い、子供や保護者の反応も上々で、大変御公表をいただいていると認識しております。  今後は、市内のイベントやチャイベビステーション、保育園などにも積極的に登場し、市を代表するキャラクターとして市内外に広く周知を行い、本市の子育て支援策やおっぱい都市宣言のPRをしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) それでは、御質問の3番のうち3点目、伊藤博文公や第二奇兵隊のキャラクター化についてお答えいたします。  平成30年は、明治維新150年を迎えますことから、明治維新胎動の地山口県では、県内各地域でさまざまな記念事業が維新150年に向けて開催されているところであります。  光市におきましても、伊藤公資料館において明治維新150年カウントダウン記念企画展を平成27年度から開催しており、こうした維新150年を契機として、初代内閣総理大臣伊藤博文公の生誕の地を情報発信するため、本年度本市が伊藤公生誕の地であることがイメージできるものをコンセプトに、伊藤公生誕の地公式ロゴマークを広く全国に募集いたしました。  全国より155点の応募をいただき、市民の皆様にも投票いただくため、各コミュニティセンターなどに投票箱を設置し、投票を経て最終選考の結果、香川県にお住いのフリーデザイナーの方の作品を公式ロゴマークとして決定し、9月2日に開催いたしました明治維新150年カウントダウン記念企画展伊藤ドラマ第3編の開会セレモニーにおいて発表を行ったところでございます。
     今回決定しました公式ロゴマークですが、背景のオレンジ色のデザインは光輝く太陽をイメージし、その上に伊藤博文公の肖像と旧伊藤博文邸を配しており、全体的には、本市が伊藤公生誕地であることが一目でわかるデザインとして作成されたものでございます。今後、伊藤公の生誕の地はもちろんのこと、業績等を全国に向けて発信するためのツールとして、公式ロゴマークを活用した取り組みを推進してまいりたいと考えております。  次に、伊藤博文公や第二奇兵隊のキャラクター化、漫画化の取り組みについてでありますが、人物像や時代背景の詳細の全てを漫画で紹介することは容易ではありませんが、そうした概要の紹介については大変有効なツールであり、キャラクター化についても、認知度を高めたりイメージアップなどに効果的であると認識しております。こうしたことから、伊藤博文公や第二奇兵隊のキャラクター化、漫画化については、情報発信の有効な手段の一つでありますので、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) いろいろ質問してきましたので、ちょっと小分けにして、最初に伊藤博文公から行きたいと思います。  今説明がありましたとおり、伊藤博文公のロゴマークをつくって、背景はオレンジでということで、本当はつくったらそちら側からビジュアルで示してもらえるとありがたいのですけど、なかなか議会のシステムはそういうふうになっておりませんので、私のほうで用意しました。  こちらのロゴマークがこのたびつくられたということでございます。こういう形で、市民もしくはそれ以外にも多くの募集をかけて、それをまた投票なりコンペなりして最終的にものを決めていくというやり方自体は、私は、この件にかかわらず、これからどんどん取り入れていくべき必要があると思っております。  明治維新150年ということで、今、岩国市のほうが随分いろんな進んだ取り組みをしております。岩国市ですと、著名な方ですと、奇兵隊第3代の総督になりました赤禰武人さんがおられます。この方は、維新を目の前にして死んでしまうのですけれども、下関の奇兵隊を立ち上げた功績者でございます。彼は岩国の柱島出身ということで、岩国の徴古館という民間の博物館になると思うんですが、そこがマンガ岩国人物伝第1号として赤禰武人さんの漫画をつくったと。中を見ますと、本当に赤禰さんの活動などが、大変わかりやすくビジュアルで紹介されているところでございます。  あと、岩国では、最後の岩国藩主吉川元経さん、こちらの映像も今つくって徴古館で流されております。DVDはまだ外には出していないそうなのですけど、この前、私は見てきました。ストーリーも大変よくわかって、ビジュアルも、漫画を使ったり歴史絵をつかったり、はたまた武士の格好をした5人ぐらいの出演者が演じられたということで、大変わかりやすいストーリーでございました。ストーリーも、最後の結末もびっくりするようなところまで触れておりました。  そういう取り組みが光市でもできないかなということで、いろいろ常々申し上げて、幾つかは実現化したところもあるわけでございます。最近では、学校の教科書のほうにも、こういう漫画キャラクターの活用が随分見られると聞いております。こういった事例も見られまして、キャラクター活用に対しての教育長の御見解をお聞きしたいと思います。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) キャラクターの活用についての見解ということでありますが、ただいまお示しがありましたように、最近は、子供の自由な発想を伸ばす造形活動として、学校の美術の教科書等にも教材として取り上げられているところであります。活用の見解は、先ほどお示しがありました岩国市の事例のように、一般的には、親しみやすく、より印象を強くする、そうした効果があると思いますし、子供たちにも大変わかりやすいと思います。申し上げるまでもないことですが、一方では、できばえですとか内容によっては企画自体のイメージを損なってしまうということもありますので、そこには十分な留意が必要だと思っております。  以上です。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) 私としては大変いい回答が得られたと思っています。今、教育長さんが言われたように、やっぱりできばえ、内容によっては、かえって当初の目的と違う効果もある、だから何でもかんでもつくればいいというものではなくて、やはりいいもの、受け入れられるものをつくらなければいけないということでございます。  一つ私が悪いと思っている事例ですけれども、日本郵便が、NHK大河ドラマに合わせて、伊藤博文公、ほかにも楫取素彦さんとか、杉文さんとかを切手にすると。その切手のための元絵がこちらに今出ているわけでございます。伊藤博文というのが、この写真は何と表現していいのかわかりませんが、私から言うとタオルを肩にかけたおじさんではないかと思うわけです。  日本郵便という大手がやったことですので少々手厳しく私は言いますけれども、伊藤博文公は、9歳まで確かに光市束荷の農家の子としておりましたが、そこから萩に移り住んでからは、養子に入って武士となっています。光市の伊藤公資料館にもいろんな写真がありましたが、こういう年をとってからのおじさんくさいような写真というのは、私は見たことがございません。もっとりりしい格好の写真というのがいっぱいあります。これは、もともとが大河ドラマですから、伊藤博文公というよりも、演じた劇団ひとりさんの図柄なので、そこまで書いてあれば何となくわかるのですけれども、私はこれを伊藤博文公だと言われてもなかなか納得しませんし、ちょっと文句を言いたくなるようなデザインでございます。  では、いいほうの事例ですけど、4年ぐらい前に、私どもは愛知県の知多半島に同僚議員と視察に行ってまいりまして、そこのNPO法人が知多半島の知多娘というキャラクターをつくっております。知多半島は4市4町あるのですが、それぞれの特性を生かしたキャラクターをつくっているということでございます。例えば、南知多町という海のまちがあるのですけれども南知多マリナちゃんとか、あと新日鐵の東海工場というのがある東海市という企業城下町があるのですが、そこは、エンジニアで修理が大好きな東海しゅうちゃんとか、本当に、私も現地を見ると、おお、なるほどなというような受け入れられるキャラクターがあるわけでございます。こういう取り組みはいい取り組みなので、参考にしていきたいと考えております。  光市においてのキャラクターは、先ほど企画部長さんのほうから説明させていただいたところですけれども、私は光市に関連するキャラクターで1個すばらしいものがあると思って、こちらのほうで紹介させていただきます。これは、光市も加入している光地域消防組合のひかるくんというキャラクターでございまして、これは今、光、それから旧熊毛地区、そして田布施町の消防署の車体には必ずこのマークがついています。ただ、済みません、消防車が来るときは、そんなマークをゆっくり眺める暇がないのでなかなか気がつかないですけれども、こういうマークがついています。これは、光市の島田川のユリカモメをもとに消防の力強さをあらわしているキャラクターでございます。これは、光市としてもっと押していいのではないかなと思っているところでございます。ただ、これは私がいいと言っているだけで、じゃあ広くどうなのかということになります。何かしらの調査とかレビューみたいなものが必要だと思っています。  先ほど4点ほどキャラクターを言われました。そちらのキャラクター、あるいは光市の関連キャラクター、ほかにも商店会のキャラクターとか商工会議所のキャラクターなどもあるかと思うんですが、こういったものを一堂に並べてレビューをすると。最近ではシール投票といって、好きなものにシールを張ってくださいみたいなことをイベント会場でやられることがあると思いますけれども、そういう形で人気をはかったり、コメントなどをいただけくこともできます。そういう形で、光市のキャラクターについてレビューをかけてはどうか、シール投票してみてはいかがと提案するわけですが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 先ほどお答えいたしましたとおり、御紹介いたしましたキャラクターには、それぞれ制作した目的、趣旨、あるいは役割というものがございます。議員御提案のようなシール投票による順位づけや比較をしようとする趣旨がいまいち理解できませんので、今のところ考えておりません。  以上です。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) この件については、私としては大いに激論を交わしたいところです。行政がつくったものについて、やはり行政の中でレビューとか評価というのはなかなか難しい。自己評価などもやってはおりますけれども、やはりここは外部の評価、アンケートでもいいです、レビューでもいいです、コメント投票でもいいです、そういったものをして、それをもとに、また行政の方に新しい展開を考えていただきたいと思います。  キャラクターについて突き詰めていくのはちょっと場違いではございますが、これはキャラクターにかかわらず一般の事業でも、私はこういう外部評価、外部意見という、必ず横に並べて評価をするシステムが私は必要だと思っておりますので、またしかるべき時期に企画部長さんと激論を交わしたいと考えます。  そうは言いましても、今回、きゅっとちゃんが出てきたわけでございます。ちょうど今現在、全国のゆるキャラを集めたゆるキャラグランプリが開催されていて、ことしは当然もう出れませんが、当然、このきゅっとちゃん、ゆるキャラグランプリへの参加はどうなるのかに興味があるところですが、こちらについてはいかが対応されますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) 再度の御質問をいただきましたが、きゅっとは、光市のおっぱい都市宣言のイメージキャラクターとして、まずは、市民の皆様に認知をしていただくことが優先事項だと思いますので、市内でしっかりPRを行おうと考えております。現時点では、ゆるキャラグランプリへの参加は考えておりませんが、知名度アップを図る1つの方策として研究してまいりたいと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) ゆるキャラグランプリの申し込みが大体春先、5月か6月ぐらいだったですかね。なので、今からでも十分活動を積み重ねる時間はあります。当然、活動もないのにいきなりキャラクターだけ出てきても仕方がないわけでございまして、今から冬、春の間の活動を経た上で、そうはいっても2年も3年も引っ張るものでもないと思いますので、私はその反応を見ながら取り組んでいくべきだと思っています。  これもまた、私ども市議会議員の有志で視察をしてまいりました。こちらは栃木県佐野市のさのまるくんでございまして、これは、4年前かな、ゆるキャラグランプリで全国1位になったキャラクターでございます。もともとは、佐野市のブランドイメージ、佐野市のブランド品、生産物の認識をするためのキャラクターだったのですけれども、物すごくかわいらしくて評判がよくて、このキャラクター自体が佐野市の一番のブランド品になってしまったと担当者の方が言っておられました。このさのまるくんも、佐野市内外に公募をかけて、そのとき応募が34点ですかね、30点ちょっとだったそうです。その中でレビューを経て、投票なんかをして、このさのまるくんが選ばれたと。  頭には佐野ラーメンの丼、腰に差しているのは佐野名物のいもフライだそうでございます。やっぱり、こういう高い評価を得たキャラクターがありますと、佐野市のブランド品にも注目が行きますし、あるいは佐野市に行って買い物をしようとか、さのまるくんの家という場所もできております、そういうところに行ったらさのまるくんに会える、何日だったら会えますよというようなのもあるわけです。  そこで、きゅっとくんのほうをお聞きしますけど、これから先もいろんなイベントとか出演されると思いますが、そういった出演スケジュールをホームページで公開してはいかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) 今後もいろんなイベントに参加するわけでございますので、そういうスケジュールを公開する方向で検討してまいりたいと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。あと、光市のホームページとか、それに関連する動画なんかを見ますと、おっぱい体操、きゅっと体操のプライベートビデオが今放映されています。特にきゅっと体操については、このたびきちんとしたきゅっとくんもできたわけですから、このキャラクター入りでリメイクをして放映すべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) 現在、ホームページに掲載しておりますきゅっと体操、これは教育委員会に御協力をいただきまして中学生リーダーに出演していただいておりますが、これにつきましても、議員仰せのようにリメイク版の作製について検討をしてまいりたいと考えております。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) わかりました。いい返事がもらえたと思っております。  こういうふうに、ゆるキャラを使ったプライベートビデオをつくるというのは、日本でも幾つかの都市でやっています。プライベートビデオ自体、光市でも過去つくりましたけれども、ゆるキャラ入りのプライベートビデオで今、日本で最も有名なのが呉市のプライベートビデオでございます。その名も、呉−市−GONNA呉−市−。これは音楽がベースになっていまして、TRFの「クレイジー・ゴナ・クレイジー」の音楽に合わせて呉市のいろんな風光明媚なところをゆるキャラと踊って紹介するという、大変いいストーリーでございます。なぜTRFなのかというと、曲のタイトルの頭の「くれ」2文字がかぶっているからということだそうでございます。  でありますと、光市の場合は、光という名前はすばらしい名前です。市議会におきましても、市川市長が光市をPRする魅力について、光という名称であると、光の名前は唯一無二なものであると、マイナスのイメージはなく、輝く希望がそこにあると言われたと思います。光の名前を使ったプライベートビデオができないか、あるいは光の名前の入った歌詞とタイトルを使った音楽に重ねてできないだろうかということを私なりに考えてまいりました。  光がつく曲で一番有名なのは「蛍の光」ではあるのですが、これはさすがにちょっと目的が限られています。去年、新しい曲で「光」という曲をつくったバンドがありまして、ラッドウィンプスという、「君の名は。」という大ヒットした映画の音楽をつくったところが「光」という曲をつくって使おうとしたのですけれども、実は直前にお蔵入りになってしまったということで、もったいない曲でございます。これなど、ぜひ権利をもらって使えないかなと考えるわけです。  最後の質問です。きゅっとには誰が入っているのでしょうか。中の人は誰でしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 都野福祉保健部長◯福祉保健部長(都野 悦弘君) きゅっとはイメージキャラクターでありまして、きゅっと以外何ものでもございませんので、特に誰が入っているというものではございません。よろしくお願いします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 笹井議員。 ◯4番(笹井  琢君) キャラクター活用について幾つか重要なことがあります。そのうちの一つがキャラクターのイメージを確立することで、逆に言えば、そういう中を出したりとか、あまり改変をしないということでございます。今の部長の答弁は私の意に沿ったものでございます。  今後も、光市のキャラクターの展開を期待いたしまして、全ての質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせいたします。                  午後2時6分休憩       ……………………………………………………………………………                  午後2時17分再開 ◯副議長(磯部 登志恵君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 皆さん、こんにちは。9月議会一般質問の最後、12人目の登壇となります、彩りの森戸芳史です。  早いもので、昨年の市議会議員選挙改選から1年を迎えようとしております。マスコミやメディアでは、政治に対する厳しいまなざしが向けられています。光市議会の改選後の活動を紹介いたしますと、光市議会では、平成24年度から市議会報告会を開催し、延べ1,500人を超える市民の皆様が参加をされ、ことし2月には、高校生議会の開催や、今年度も報告会の開催が予定されております。  平成28年度は、ホームページの改善、傍聴の氏名記入を、プライバシー保護の観点から投函方式に変更、会派視察報告書のホームページ上での公開、平成29年度は、政務活動費収支報告書等の簡易閲覧の制度も始まりました。議会改革検討委員会も設置をされ、議会基本条例の着実な推進に向け改善が行われています。  また現在、2つの常任委員会では、年間テーマを設定し、調査活動を行っています。環境福祉経済委員会では、市営住宅の長寿命化、都市拠点地区の形成、子育て支援の充実や子供の総合支援の3つのテーマを設定し、これまでに勉強会や市内視察、討議を重ねております。これからも、議論し、行動し、開かれた議会を目指して活動してまいります。  それでは、通告に従い質問に入ります。  1点目、文化や芸術を活かしたまちづくり。  ことし6月、国の文化政策の基本理念が方向転換いたしました。最初の文化芸術振興基本法が成立したのは2001年、今回、16年振りの改正で、振興の文字を削り、文化芸術基本法となりました。法改正の特徴は、年齢や障害の有無、または経済的な状況にかかわらず、等しく文化芸術の鑑賞などができる環境の整備、国や世界において活発に行われる環境整備、児童生徒に対する文化芸術に関する教育の重要性、観光、まちづくり、国際交流などの各関連分野における施策との有機的な連携を掲げています。地方自治体においては、努力義務ですが、文化芸術推進基本計画の策定、伝統芸能の振興などについて、物品の保存などへの支援、食文化の追加などがあります。  今回の改正は、文化や芸術をまちづくりに生かすチャンスだと考えます。法改正の特徴と、改正を受け今後どのようにまちづくりに生かしていくのかお尋ねをいたします。  2点目、人口減少時代の住宅政策。  人口減少の中で、地域の大きな課題になっている空き家問題。自治体での条例制定による取組から特別措置法の制定に至り、新たな段階に入っています。一方、自治体では、住宅をめぐるさまざまな課題が生じ、政策的に取り組む必要性が高まっています。少子化対策や移住対策としての住まい、エコ対応、老朽化したストックの活用、低所得者や高齢者向けのセーフティーネット、エリアマネジメントなど、今回は自治体の住宅を取り巻く状況と政策についてお尋ねしてみたいと思います。  1点目、光市の住宅の現状。  住宅総数及び世帯数、空き家、持ち家の住宅、住宅の建て方、住宅の規模、太陽光の世帯数などについてお示しください。あわせて変化がわかればお示しください。  2点目、光市が取り組むべき住宅政策についてお尋ねをいたします。  光市では、建設部建築住宅課で木造住宅の耐震診断と耐震改修、政策企画部企画調整課では、空き家バンクの運営と空き家改修等助成事業、環境部環境政策課では、省エネ生活普及促進事業、市民部生活安全課では、空き家の適正管理に関する業務を行っています。まずは、これまでの取り組みについてお示しください。  3点目の全国学力テストについては、先行議員の答弁で一定の理解をいたしました。この項は、回答は結構でございますが、要望をさせていただきます。  3月の議会質問では、家庭教育支援チームを平成29年度の早い時期に設置をして、家庭での教育が困難な家庭を訪問し相談を始めるということでした。この手法は非常に効果があると思いますので、早目の展開をお願いいたします。  3年前にも全国学力テストについての質問で指摘をいたしました、スマホなどの生活習慣の改善が大きな課題だと考えます。早急な対応をお願いいたします。  そのほか、学校の適正配置や効果が立証されている幼児教育の取り組み、そして急を要すのは教師の多忙化解消です。課題解決に向け、取り組みをお願いいたします。  4点目、市民からの切実な要望について、4点お尋ねいたします。  1点目、周防地区の虹川の交通渋滞対策です。  この問題は3回目の質問となります。ここは、朝は上島田方面から周防工業団地に向かう車で右折ができずに交通渋滞となり、以前も大手ドラッグストア付近のカーブで車同士の衝突による死亡事故も起きております。交差点付近は、直進のレーンと右折レーンの幅も狭く、また標識を支える大きな支柱もせり出し非常に狭くなっていて、地元から、安全対策を含めた抜本的な交通渋滞対策の声が出ているという質問に対し、県道光・玖珂線と県道下松田布施線の交差する虹川交差点は、交差点を中心として4方向に右折専用の車線が設置されており直進と左折の車線とは区別をされているが、県道光・玖珂線のガソリンスタンド前から虹川交差点に向かって直進の車線と右折車線の2車線区間の距離が短いことや、小周防のバス停の位置が重なっていることから、一時的な渋滞を起こしている。光警察署によれば、1日当たりの交通量や右折車線区間が短いことなどから、矢印信号では規制は困難であると、また、県は、交差点改良等の必要性は認識をしているが、優先度を判断しながら検討をしていくとのことでした。その後、どうなったのかお知らせください。  2点目、県道光井・島田線ですが、ここも何度も質問してきました。平成26年度に用地測量が実施をされ、平成27年度から事業用地取得のための協議が行われていると聞いております。完成はいつなのか、今年度はどういう動きなのかお知らせください。  3点目、市道山田畑線ですが、ここは非常に狭隘で離合も難しく、危険な市道であります。本来ならば拡幅が望まれますが、財政上厳しいということで、待避所が既に建設をされ、さらにもう1カ所建設されるということでした。進捗状況をお知らせください。  4点目、三井地区天符の土壌改良について、昨年12月議会に引き続きお尋ねをいたします。三井地区の天符圃場整備は、農業生産効率の向上などを目的に、島田川土地改良区が事業主体となり、周辺の集落である平迫、有井、芋尻、今桝地区を含めた8ヘクタールを対象に実施されたもので、国庫補助事業を活用し、平成14年から19年の6年間をかけて整備が行われましたが、依然水が多く、耕作機械が埋まるなど、刈り取りもままならない状態となっており、対策を求める声が出ております。  12月議会の回答では、対策としては、基盤土の置きかえや暗渠排水の整備などが考えられるが、当時の事業主体である島田土地改良区は既に解散をしており事業の対応窓口がないこと、また実施に当たっては受益者負担金が必要となるなどの問題があることから、これまで対策の事業化が難しい状況でした。しかしながら、昨年12月に、市と地元関係者が協議しながら現地の実態調査を行い、農地等のふぐあいや対策工事を実施する場合の地元の意向などを確認し、協議結果をもとに対応策を検討したいということでした。その後の進捗状況をお知らせください。  以上で壇上からの質問を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) それでは、御質問の1番、文化や芸術を活かしたまちづくりの1点目、文化芸術基本法が制定され振興から活用に重点が置かれた。法改正の特徴と法をどのようにまちづくりに活かすのかについてお答えいたします。  本年6月に文化芸術振興基本法が一部改正され、文化芸術基本法となりました。この改正の背景には、法律制定から16年が経過し、我が国の少子高齢化、グローバル化の急速な進展など社会の状況が著しく変化する中で、観光やまちづくり、国際交流等、幅広い関連分野との連携を視野に入れた、総合的な文化芸術施策の展開がより一層求められるようになったことが挙げられます。  改正の特徴、基本理念に関しましては議員御案内のとおりでございますが、文化・芸術に関する基本的施策を拡充しており、伝統芸能の継承及び発展、芸能の振興、地域における文化芸術の振興等、国際交流等の推進、芸術家等の養成及び確保、日本語教育の充実、高齢者・障害者等の文化芸術活動の充実、学校教育における文化芸術活動の充実等、これは一例でありますが、多岐にわたりさまざまな施策拡充の改正を行っております。  今後、国において、文化芸術推進基本計画の策定に向けた検討が行われることとなりますので、文化芸術が、その振興だけにとどまらず、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業、その他の各関連分野における施策や、文化芸術により生み出されるさまざまな価値を、文化芸術の継承、発展及び創造にどう活用できるのか、国が策定する文化芸術推進基本計画を踏まえ、本市においても活用策について整理する必要があるものと考えております。  現在、第2次光市総合計画に基づく芸術・文化活動に活性化や、文化財、歴史的資源の保存と活用など文化振興に係る事業を展開しているところであり、策定中の光市教育振興基本計画にも、芸術・文化活動の振興と地域文化の保存、活用、継承などを盛り込む予定としております。  芸術や文化は、暮らしにゆとりや潤いをもたらし、豊かな人間性の涵養に資するとともに、感動の共有を通した他者との相互理解の促進など人のつながりも生み出します。市教委といたしましては、改正法の前文に記載の文化芸術に関する施策についての基本理念を明らかにして、その方向性を示し、文化芸術に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する、こうした趣旨をしっかりと受けとめ、関係各課が行う施策との有機的な連携を図り、さらなる本市の文化的、芸術的資源の活用につなげる方策について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) この法律の改正は、2020年のオリンピックを前提に改正されたものだと思います。文化を活かそうということであろうかと思いますので、再質問させていただきますと、観光や国際交流、これも書いてございますが、どのように連携をしていくのか。もう観光については、既に連携をされていると思いますが、どのように連携をされるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 再度の質問にお答えをいたします。現在、市教委では、市内在住の中学生を海外へ派遣し、語学研修やホームステイを通して異文化に対する交流の促進や、明治維新150年に向け、観光担当部や観光協会との連携を図り、本市の歴史文化の情報発信をしているところでございます。  文化芸術が観光や国際交流などと連携することについては、さまざまな効用があると考えられますが、法改正によって文化芸術の固有の意義と価値を尊重しつつ、観光、国際交流などの関連分野における施策との有機的な連携が図られるよう配慮されなければならないとの文面が新たに追加されたところであります。これを念頭に、国において今後策定を予定されます文化芸術推進基本計画を見据えながら、観光や国際交流などと連携、配慮した文化芸術に関する必要な施策を研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ちょっとわかりにくいといいますか、非常にわかりにくいなと思いますが、これから国、県の動きを踏まえて対応していくことになろうかと思いますので、積極的に考えて展開をしていただけたらと思います。  法の中に社会的包摂という概念といいますか、言葉がございます。これは、文化芸術に備わる特性を活かし、社会的に孤立や困難を抱えている人に対して、社会参加の機会を開いて、社会的課題の緩和や解決に取り組む継続的な活動のことです。社会的排除を余儀なくされている人──貧困、疾病、障害、教育の欠如、家庭崩壊などの状況下にある人は、社会的に孤立をして、文化芸術の享受はもちろん、社会参加の機会が失われがちです。よって、文化芸術を用いた多様な地域事業をもとに社会参加を促していく、こういった考え方が生まれたのが、1960年代半ばのフランスでした。その後、英国やEUに広がり、現在は、先進国の文化芸術政策や、公共の劇場、ホールの運営において、それは重要な概念となっております。そして、今回の法改正の特徴でもありますが、今後、光市でもそういった概念を取り入れていく必要があると考えますが、課題として認識をされておられますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。
    ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 再度のお尋ねにお答えをいたします。社会的包摂といった概念を取り入れていく必要がある、課題として認識しているかというお尋ねであると思います。  文化芸術は、子供、若者や高齢者、障害者、疾病者等にも社会参加の機会を開く社会的基盤となり得るものとして、国の文化芸術の振興に関する第3次基本方針や第4次基本方針にも引き継がれています。文化芸術には社会参加の機会を開く社会包摂という機能を有していることから、その概念を取り入れていく必要があるものと考えておりまして、法改正の趣旨からも今後の課題であると認識しております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 障害者や児童扶養手当受給世帯の無料招待であるとか、在住の外国人や高齢者、障害者の創作への積極的な参加など、社会的に阻害をされている人々に目を向けて、排除をしない、孤立をさせないという強い意思を持って取り組んでいただければと思います。  次に移りますが、児童生徒に対する文化芸術に関する教育の重要性も、この法の中で述べられております。昨年6月議会で、児童の創造性を伸ばす観点から、市内の文化団体や芸術家と交流する場の提案、クリエーティブスクールですね、場の提案をいたしました。積極的な団体や人材の活用をお願いしたいと思いますが、質問後、取り組みは進んでおられますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 能美教育長。 ◯教育長(能美 龍文君) 再度の御質問であります。  お示しの、子供たちの創造性伸長の観点から市内の文化団体や芸術家との交流の場をという御提案についてでありますが、邦楽ですとか吹奏楽、あるいは劇団の演劇、陶芸、伝統文化、書道、生け花、そうしたどの学校においても多くのさまざまな芸術文化に触れる機会、これは大変多くなってきていると受けとめております。しかし、趣旨の中心は拠点づくりという視点であったと思いますが、そうしたことでは、具体的な動きというところまで行っていないのが現状であります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 了解をいたしました。拠点もありながら創造性を育むという観点を忘れずに、創造性を育む教育に取り組んでいただきたいと思います。  文化の活用において、拠点となるのは文化センターでありますが、文化センターで開催をされる光市の市美展は非常にレベルが高いと言われております。150号のキャンパスの公募ですが、他市ではなかなかないと聞いております。入選者が県の展覧会で入賞することもよくあるそうです。なぜか。文化センターは、昭和55年に開設をされ、初代館長で山大名誉教授でいらした森本宏先生が、当時、公の施設では珍しい公営の絵画教室を始められたことが影響しているのではということでありました。  入賞する人は、大学で学んだとかではなくて、主婦で一から始められたというケースが多いと聞いております。現在も、水彩、絵画、彫塑の教室が盛んに行われております。しかしながら、文化センターは施設としては非常に課題が多いと思います。陶芸もホールで教室が開かれるのですが、水もバケツでくんで、ブルーシートを敷かなければなりません。単独の工房というものが必要ではないかなと思います。また、ほかのところから美術品をお借りして展覧会を開催しようにも、セキュリティーもなく、ガラスのショーケースも少ない、専門の学芸員もいないという状況であります。文化の拠点にふさわしいというと、どうなのかなという疑問が感じられるのですが、こういった課題というものに関しましては認識をされておられますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 文化センターは、昭和55年に開館し、文化活動の拠点として、現在指定管理者制度を活用して、造形活動の推進、歴史民俗資料の調査・保存・啓発、自然科学分野の啓発等を行うなど、地域に根差した運営を目指しております。しかしながら、施設面から申しますと、老朽化も進んできておりまして、光市公共施設等管理計画に文化施設の今後の方向性が示されておりますけれども、施設の更新等に当たっては、PPPやPFIといった民間資金を活用した施設整備を検討するとともに、他の公共施設などとの複合化により施設総量の縮減を図るとしております。  議員御案内のとおり、文化の拠点としてさまざまな課題があるものと認識しております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) さまざまな団体の方からは、ミュージカル等の稽古場、スタジオ、この文化センターにこだわる部分ではなくて、例えば、市民ホールも含めてなのですが、そういった創造的な活動の場が求められております。そういった課題についても認識をされておられますでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 再度の質問にお答えいたします。文化芸術との創造的活動の場を考えてみますと、絵画、書道、音楽、舞台、伝統芸能など多岐にわたる活動の場が考えられるわけでありますが、お尋ねのいわゆる音楽用のスタジオや演劇、ダンス等の専用稽古場につきましては、市内には確保されていないのが現状であります。活動内容にもよって既存の施設を活用されている例もありますが、十分な状況ではないと認識しております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 文化センターも建設から40年以上が経過をしておりますので、先ほども申し上げられましたけど、図書館にあわせて建てかえが必要なのかなと思いますので、今後は、公募やスタジオ、美術展等が開催できるように、計画の中で検討していただければと思います。  次に移りますが、光市という5万人のマーケットでは、文化芸術に触れる機会や予算も限られます。周南3市で連携ができないか。例えば、文化を高める会会員であれば、割安で他市の施設利用ができるなど相互の乗り入れが考えられないでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 再度の質問にお答えいたします。少子高齢化、人口減少という厳しい環境の中で、行政サービスの推進と新たな行政ニーズへの対応というのが求められております。そのため、市町村間の広域連携の考え方が現在議論されております。議員御案内のとおり、文化施設においても同様でありまして、スケールメリットによる機会創出を図るためにも、会員や施設利用者の相互乗り入れについては、今後必要があるものと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ぜひ検討をよろしくお願いをいたします。  石城山神籠石を久々に、サミット以来ですが、地元の方と歩いてみました。管理も非常に大変だろうなと思います。サミット以来、交流や保存等でどんな動きがあるのかお示しください。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 再度の御質問にお答えいたします。  神籠石サミットにつきましては、平成18年、19年度に本市で開催して以降、現在では古代山城を取材する全ての自治体に参加を呼びかける古代山城サミットとして発展継承しています。そして、自治体間交流や研究者を交えたシンポジウムの開催など、保存と活用、さらには学術的な分野を含めた情報共有も進めております。また、市民の交流といたしまして、サミット開催地へのバスツアーや本市の伝統芸能の披露など幅広い交流も行ってまいりました。  また、保存につきましては、平成22年度に策定いたしました石城山神籠石保存管理計画の成果を踏まえ、神籠石の現状把握に努めながら、周辺の散策道について、市民ボランティアと連携して草刈りや支障木の伐採に取り組んでいるところであります。さらに、説明看板や見学用パンフレットの収納ボックスを現地に設置することで、いつでも誰でも見学できる機会の提供に努めているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ボランティアの方で草刈りもたくさんされていますので、行き届いていたと思いますが、人というのはおりませんでしたので、ここの活用も大変難しいだろうと思いますが、今後も連携をしながら活用していただければと思います。  今回の法改正で、努力義務ではありますが、文化芸術基本計画は策定をされるのでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 蔵下教育部長。 ◯教育部長(蔵下 敏幸君) 地方文化芸術推進基本計画の策定についてのお尋ねであると思いますが、法においては、都道府県及び市町村教育委員会は、国の定める文化芸術推進基本計画を参酌して、その地方の実情に即した文化芸術の推進に関する計画を定めるよう努めるものとするとされています。国では、今後文化審議会の年度内の答申を受け、計画が策定されると聞いておりますので、国の動向を注視し、さらには県や他市の動向等も調査研究する必要があると思っておりますので、計画策定につきましては現状では白紙の状況であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 動向を見ながら、よろしくお願いをいたします。  市川市長にお尋ねをいたしますが、市長が議員時代に文化振興について質問されておられます。陶器、磁器、金属作品の全国の公募展を開催して、光市を丸ごと美術館にしようという提案をされておられます。まさしく、法の中にあるパブリックアートの設置と同様の趣旨だと思います。また、そのほかにも、地域は教育に何ができるのかの問いで、一般企業も含め地域資源の積極的な活用を説いておられます。  そこでお尋ねをいたしますが、市長は、文化をどのようなものと捉えておられて、その振興のためにどのような意気込みで臨むのか、教えていただけたらと思います。また、その文化振興を光市の市民生活向上にどのようにつなげていくのかをお願いいたします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 市川市長。 ◯市長(市川  熙君) 森戸議員から、文化の振興とまちづくりへの活用について再質をいただきました。  私たちの暮らしの中における文化の必要性について考えるとき、私は、かの有名な明治の文豪、夏目漱石の「草枕」の冒頭の一説をいつも思い出すわけであります。すなわち、智に働けば角が立つ。情にさおさせば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくこの世は住みにくい。住みにくさが高じると、安き所に引っ越したくなる。どこに引っ越しても住みにくいと悟ったとき、そこに詩が生まれて、絵ができる。その後がまたよくて、中略をいたしますが、その一番最後のところに、あらゆる芸術の士は、人の世をのどかにし、人の心を豊かにするがゆえに尊い、このように述べているわけです。つまり、住みにくいこの世の中を少しでも心穏やかに過ごすことができるように文化や芸術が生まれ、これらが人の世や私たちの心を豊かにする、こう思うわけであります。こういう思いがいつもいつも私の心にあるわけで、つまり、文化や芸術というのは、この私たちの心の問題であるという意味であるわけであります。  私自身も漱石の持つ文化芸術観に全く同感であり、文化や芸術が生み出す豊かさを、本市に住む皆様のみならず全国の皆様に体験していただくこと、これこそが文化振興の根幹であると考えておりますので、こうした視点を持って、このたび改正された法律、その法律の指針に基づいた文化振興、ひいては私たちのまちづくりに臨みたいと考えているところであります。  ところで、先般、9月2日から伊藤公資料館でスタートいたしました、明治維新150年に向けた企画展「伊藤ドラマ第3編 近代国家への奇跡」を見学したわけであります。議員の皆さんの多くの方が見学をしていただいたと私は信じているわけでありますが、そこに展示をされていた150年前の日本語、私はこれを読むことができませんでした。同じ日本人が書いたものでありながら、我々の文化との間に大きな大きな溝があること、これに私はいつもショックを受けるわけであります。  これから私たちが文化や芸術を通じて豊かな社会を目指していくためには、こうしたさまざまな文化に対する理解を深め、次代に確実に継承していくことが求められるわけであります。そのためには、学校教育現場だけではなく、幅広くさまざまな知恵や技能を持つ地域の皆様方、あるいは郷土の芸術家の御協力もいただきながら、子供たちへの文化教育の充実を進めていくことが極めて重要だと考えております。特に、日本の文化、私たちの今の文化の基礎をつくったと言える江戸期や明治期、こういう文化に対する私たちの知識を子供たちに伝えていくこと、これが私は非常に重要であると思っているところであります。  幸い本市には、議員さんも御指摘のように、コミュニティ・スクールを中心に、学校と地域の協力関係が築かれておりますので、このような場も上手に活用しながら、子供たちの感性を豊かに育み、わがまちの芸術・文化を発展、継承させることができればと考えているところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 市長、ありがとうございます。  まずは継承だと思います。この法改正の趣旨にのっとって文化を活用していくというのはこれからのことだと思いますので、この法改正はそれを考えるいいチャンスだと思います。私はすぐ、文化にしても経済に結びつけてしまうのがいけないのですが、配付した資料をざっとごらんをいただけたらと思います。  1番目の文化を中核とした経済の活性化というと、この近くでは瀬戸内芸術祭が有名です。1枚目の一番上のほうにありますね。ここにある直島にも委員会視察で視察をいたしましたが、首都圏からの若者の移住で、年2%強の人口減少が1%に回復したということでありました。文化や芸術で、それまでに全く見向きもされなかった島が見直されたわけであります。  その下の可児市、岐阜県の可児市でございますかね、これも非常におもしろい取り組みだと思います。文化協会の中に22分野70団体の文化団体がございますので、光市でも既存の力を活用して可能ではないかなと思います。  もう1枚、裏に行っていただきまして、海外では、ポートランドやフランスのナント市というところですね。ポートランドは多くの書籍が出版されております。重工業で環境汚染が深刻で、中心市街地には犯罪が多発していたそうであります。文化の持つ創造性を生かして、全米でも最も住みやすいまちと言われるまでになりました。視察もひっきりなしだと、日本からもたくさん行っておられるということでありました。  光市でも、文化という切り口で、新しいまちづくりの可能性をぜひ見出していただけたらと思います。  以上でこの項を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) それでは、2番目の人口減少時代の住宅政策についてお答え申し上げます。  まず1点目、光市の住宅の現状についてでございます。光市の住宅の現状につきましては、総務省統計局が5年ごとに実施しております住宅土地統計調査がございますので、直近の平成25年度及びその前回調査、平成20年度の結果からお答え申し上げます。  まず、住宅総数及び世帯数でございますが、住宅総数が2万3,450戸で、前回調査から460戸増加しております。世帯数は2万780世帯で、前回調査から870世帯増加しております。  次に、空き家につきましては、空き家戸数が2,660戸で、前回調査から510戸減少しており、住宅総数に占める空き家の割合、いわゆる空き家率につきましても11.4%で、前回調査から2.4ポイント減少しており、県内トップの減少率となっております。  次に持ち家住宅でございますが、居住世帯のある住宅総数に対する持ち家の割合、いわゆる持ち家住宅率が75.1%と、前回調査から1.9ポイント増加しております。  次に、住宅の建て方でございますが、一戸建て住宅住宅が1万6,320戸と前回調査から990戸増加し、共同住宅が3,910戸と前回調査から250戸増加し、長屋建て住宅が360戸と前回調査から310戸減少しております。  次に住宅の規模でございますが、1住宅当たりの居室数が5.9室、1住宅当たりの居室の畳数が38.9畳、1住宅当たりの延べ面積が117.2平方メートルとなっております。  最後に太陽光世帯数でございますが、居住世帯のある住宅総数に対する太陽光を利用した発電機器ありの住宅の割合は、前回調査から3.7ポイント増加の6.3%となっており、この割合は県内13市の中でトップの割合となっております。  次に、2点目のうち建設部所管の木造住宅の耐震診断、耐震改修の取り組みについてお答え申し上げます。  本市では、平成19年度から木造住宅の耐震診断及び耐震改修に関する補助制度を開始し、平成24年度からは手軽に耐震診断が行えるように耐震診断員の派遣と耐震診断の無料化に改め、今年度からは、耐震改修の補助制度につきましても市内の施工業者で工事を行った場合の補助金の上限額を40万円から70万円に引き上げを行うなど支援制度の拡充を図り、住宅の地震に対する安全性の向上に取り組んでおります。  また、平成28年度までにこの制度を利用して耐震診断を行った住宅の総件数は45件で、耐震改修を行った住宅の総件数は6件となっております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 小田政策企画部長。 ◯政策企画部長(小田 康典君) 続きまして、2点目のうち政策企画部所管についてお答えを申し上げます。  まず、光市空き家情報バンクについてでございます。この制度は、本市への移住や定住を促進し、地域の活性化にもつなげていくことを目的に、市外からの移住希望者への住宅紹介の一環として、市内にある空き家の所有者から物件情報を募集し、空き家を売りたい、貸したい所有者と、買いたい、借りたい移住希望者との橋渡しを行おうとするもので、平成27年7月から運用を開始しているところでございます。  平成28年度末までの実績につきましては、物件登録が延べ17件、移住希望者による利用登録が延べ36件であり、このうち4世帯8人の方が、これまでに本制度を利用して本市に移住されておられます。  次に、空き家改修等助成事業についてでございます。  本事業は、市内の中山間地域及び市街化調整区域において空き家情報バンク登録物件を確保し、移住や定住を促進することを目的に昨年10月から実施しているものでございます。当該地域に立地する物件が賃貸または売買契約に至った場合に、物件の所有者または利用者に対して、その改修経費の2分の1、最大50万円を、また家財家具撤去経費の2分の1、最大10万円を助成するものでございます。  平成28年度末までの実績につきましては、改修費の補助、家財、家具等撤去費補助ともいずれも1件ずつとなっております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 亀井環境部長。 ◯環境部長(亀井 淳二君) 続きまして、環境部所管分についてお答え申し上げます。  省エネ生活普及促進事業は平成24年度から実施しております。多くの市民の皆様に活用いただいているところでございます。お尋ねの取り組み状況についてでございますが、太陽光発電システムを初め、LED照明や太陽熱利用システム、複層ガラスといった省エネ設備の設置に対する補助を行っておりまして、補助基準や補助金額等につきましては、市場の動向や市民ニーズなどに鑑み適宜適切な見直しを行って、需要効果を高めることに努めてまいりました。  また、平成28年度までの実績見込みは、太陽光発電システムの設置補助が405件、省エネ設備の設置補助が1,029件となっているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 続きまして、2点目のうち市民部所管分であります。  空き家の適正管理に関する業務のこれまでの取り組みについてお答えいたします。本市では、平成27年2月26日施行の空き家等対策の推進に関する特別措置法や、平成28年3月に改正した光市空き家等の適切な管理に関する条例に基づき、空き家対策を進めているところであります。  これまでの取り組みといたしましては、情報提供のあった空き家につきましては職員による現地調査を行い、管理不適切であると判断した場合は、所有者を特定し、空き家の適切な管理のお願いや助言等の対応をしているところであります。  空き家の状況としましては、平成29年の8月末までに管理不適切と判断した空き家は80件あり、そのうち解体や補強などで解決した空き家が47件、所有者が何らかの事情で対応ができないなど解決に至っていない空き家が33件ございます。解決に至っていない空き家については、現在、適切な管理をしていただくため、引き続き、所有者の方にお願いや助言をしているところであります。  以上であります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 光の現状と今までの取り組みがよくわかりました。歴代の市長がつくり上げてきた自然や温暖な気候風土を生かした、当時の言葉で言いますとアメニティの向上、住環境の向上策の息遣いが感じられる結果になっていると思います。また、近年でも、さまざまな住宅に関する取り組みをしておりますので、議員の提案もしくは執行部側の政策立案が実を結んでいる結果だと思います。  しかしながら、山口県の住政策の基本計画によれば、急速な高齢化、生活保護世帯の増加、今後の世帯減少による空き家の増加、地域のコミュニティーの希薄化による居住環境の質の低下、既存住宅の流通の住宅ストック活用型市場への転換のおくれ、全国平均を上回る耐震性を有しない住宅が指摘をされ、その課題に対応するため、居住者の視点、住宅のストックからの視点、産業、地域からの視点の3つの視点から総合的に施策を実施すると書いてあります。  そこでお尋ねをいたしますが、その前に1点ほど、空き家が減っているというようなお話がございましたが、これに関してはどのように分析をされておられますでしょうか。どなたかお答えになれる方がおられますか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 住宅土地統計調査の結果をお伝えしまして、その中で510戸減少しているというお答えをさせていただきましたが、こちらにつきましての検証はしておりません。
    ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ぜひ検証していただきたいと思いますが、室積のほうで新日鐵の大手企業のアパートが取り壊されたことが影響しているのかと思います。  質問に戻りますが、県の事業でありますが、三世代同居、近居については、住宅取得や改修の支援がございます。支援の内容と実績、PRはどのように行われておりますでしょうか。光市内の実績で構いませんので、お願いいたします。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 県が実施しております山口三世代同居・近居の支援制度につきましては、山口県内におきまして、新たに三世代での同居または近居を始める方を対象に、住宅の新築、それから中古住宅の購入、それから住宅の増改築または改修に対しまして助成する制度であります。具体的に申しますと、同居のため現住居の増改築、リフォームを行う場合や、同居、近居のため中古住宅を取得する場合には、県内居住者には50万円を、それからUJIターン者には100万円を補助し、そのほか、UJIターン者が同居、近居のため住宅を新築する場合には50万円の補助を行うものです。  また、このほかに、山口三世代同居・近居パスポート制度がございまして、これは、県が発行するパスポートの提示により、引っ越し業者やリフォーム業者等の協賛企業者の各種割引の特典を活用し、子育て世帯等の経済的負担を軽減しようとするものであります。  平成28年度の実績につきましては、住宅取得等の補助制度が県全体で28件ありまして、このうち光市に居住をしている方が2件であります。また、パスポートの平成28年度の発行件数は、県全体で69件、このうち光市に居住している方が4件ございます。  また、本市におけるPRの方法につきましては、本市の建築住宅課の窓口にチラシ等を設置し、来庁者に広報をしているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 県の制度ではありますが、ことしから始まった制度ですよね。2件の成果があったということで、今後もPRをよろしくお願いをいたします。  光市の耐震化について少しお尋ねをいたしますが、一般住宅に関する耐震化率をお示しください。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 光市の耐震化率でございますが、平成25年度の住宅土地統計調査の結果から推計しました値では、光市の居住世帯がある住宅の耐震化率は、約76%となっております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 本来なら、平成27年度までに90%の耐震化を目指すという計画でありました。耐震化には大きなお金がかかりますのでなかなか進みませんが、極端に耐震が進まないエリアや建物密度が高いエリア、緊急時に通行すべき道路周辺は重点的に耐震化を促進するためにローラー作戦を展開してもいいのではないかと考えます。また、固定資産税の減免、地震保険の割引、融資の制度などもあわせて、ぜひPRをお願いできたらと思います。  空き家バンクにつきましては、登録数の少なさと、自治体ごとに仕様が異なりますので、一括して見ての比較検討がしづらいことが課題です。空き家の流通促進のために、県全体のバンクか国土交通省の全国版空き家バンクへの登録が必要かと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それと、エコライフ助成制度については太陽光の助成制度で、今も続いているのは、光市以外でいうと山陽小野田市と防府市と長門市だけとなっております。光市はずっと続けておりますので、今後も頑張っていただきたいと思います。エコライフのような制度は県内でもありませんので、光市の特徴的な政策と言っても過言ではないと思います。  中古住宅の流通を円滑にするためには、いかに危険空き家にしないかがポイントであります。先日も、空き家から伸びてくる樹木の根が家の床下や排水管に入って長年困っているということで、これまでに市や本人が連絡をとられて除去を要請してきたのですが、なかなか手をつけないということで、現在調停について相談をしていると聞いております。  空き家に関してなのですが、配付いたしました資料の最後に事例が掲げてあります。空き家の近隣関係の問題というのは、本当にさまざまで、多いと思います。資料にありますのは、山形県酒田市の自治会による空き家等の見守り活動の支援についてであります。これは、自治会と空き家所有者が良好な関係を築いて管理不全な空き家の発生を抑制することを目的に、自治会による空き家等の見守り活動を支援しています。自治会は、空き家の見回りを月1回実施して、空き家情報を市に報告します。支援制度の登録要件は、自治会に空き家が世帯数の5%以上かつ5棟以上、支援額は年間1万円ということで、458自治会中123自治会が登録をしているということです。  空き家対策は、次の段階に来ていると思います。管理不全の空き家の発生抑制の仕組みが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 中村市民部長。 ◯市民部長(中村 智行君) 先ほど管理不適切あるいは解決に至っていない空き家の件数について申し上げましたけれども、現在、市民の方から、管理不適切な空き家の情報提供、それから苦情が多く寄せられており、市では、解決に向けて、現地調査や所有者の覚知、それから所有者へのお願い、助言等をしておりますけれども、議員から御紹介のあった事案も含め、解決できずに苦慮しているケースが多々ございます。こうした空き家の対策は、ただいま議員仰せのような酒田市の例にありますように、住民の方との連携も必要でありましょうし、専門的知識や経験を有する専門家等との連携も必要になってくるのではないかなと考えます。  いずれにいたしましても、今後の重要な行政課題の1つとして取り組む必要があると認識をしております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) ぜひ参考にしていただけたらと思います。  もう1点、既存の中古住宅の流通を促すという観点でお尋ねをいたします。光市の空き家改修事業は、転入者向けでエリアも限定されます。今後は、立地適性の観点から、拠点に人の流れをシフトさせる必要があります。市街化区域内で移住に関係なく、空き家を取得した場合に改修を助成するような制度が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) ただいま、市街化区域内での空き家改修費の助成に関する御提言をいただきました。議員、御承知のように、生活利便性が高く、持続可能な都市の実現は、本格的な人口減少と超高齢化時代の都市づくりにおける最重要課題の一つであり、今年度から立地適性化計画の策定事務に着手したところであります。市街地内での人口減少が顕著になると見込まれる中、市街地への居住の誘導を促進するための何らかの施策が必要ではと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 私も、何らかの政策が必要だと思っておりますので、ぜひ御検討をお願いいたします。  最近、地元地区で高齢者が山間部の自宅を処分して、生活に便利な浅江地区の市営住宅に引っ越したというケースがありました。それ以外にも、高齢者がマンションへ引っ越すケースもよく見受けられて、住みかえのニーズというのは十分にあると思いますので、よく調査をしていただけたらと思います。  国土交通省の2016年都道府県の地価調査から基準値地価の平均価格を比較しますと、住宅地について、光市は平米当たり2万6,000円、下松市は4万1,590円、周南市は3万3,813円ということで、先日、下松に自宅を求めようとされた30代夫婦が、土地建物で軽く4,000万円、5,000万円になるということで、下松での建設を断念され、光市で家を建てられました。  先行議員の質問の回答にも、子育て世代の流入について言及をされておられましたが、土地の安さというのは大きな魅力に映ったはずだと思います。ベッドタウンとしての戦略が現実的なところなのかなと思います。  光市がひとまずとる戦略というのは、土地価格の安さをPRして、お手ごろで入手しやすい中古住宅と流通しやすい環境をつくることだと思います。そのためには、空き家の適正な維持管理や改修の支援、取得支援、有利な融資制度を充実させて、耐震改修を促進することが必要であります。  全国学力テストの結果でもわかるとおり、県内トップレベルの教育力を持っておりますので、子育て支援は周南3市でも大差はありません。いかに住環境や住宅力を高めるかではないかと思います。最後にお尋ねをいたしますが、最初に4人の部長さんから御説明をしていただいたとおり、住宅に関する所管は4つあるわけです。介護のリフォームも入れると、もう一つ。住民目線で考えてワンストップの窓口が必要ではないかと思いますし、もう1点は、県と同様に光市版の住生活基本計画というものを策定するお考えはないでしょうか。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) 住宅に関する政策につきましては、人口減少問題や環境問題、それから耐震問題等、さまざまな分野の課題があります。それらの課題解決に向け、関係の深い部署がそれぞれ対策に取り組んでいるのが現状であります。今後も、各部署がこれまで以上に強い連携をとり、議員御提言のワンストップ窓口に勝るとも劣らない市民サービスを心がけてまいりたいと考えております。  次の光市版住生活基本計画でございますが、県が策定しております住生活基本計画におきましては、空き家の適正管理や利活用、それから既存住宅活用型市場の整備、高齢者に配慮した住宅の改善や供給等を、諸課題に対する施策の基本的な方針とされているところであります。また、国におきましても、この住生活基本計画も同様にこれらの施策を定めておりますことから、山口県のみが抱えている問題、また光市のみが抱えている問題ではないということで、全国的な取り組みになりますことから、現段階では国や県の基本計画に沿って取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 平成23年6月に住宅リフォーム助成制度の創設を求める請願というものが、経済対策、地球温暖化対策、少子高齢化に対応した市独自の制度となるよう検討することという附帯決議を付して可決をいたしました。その中からエコライフが始まって、さまざまな制度で地元企業の優遇が進められました。  住宅に対する総合的な対策を立てるということは、安全安心だけでなくて、経済の活性化や資産価値の向上、税収増、人口増加にもつながります。光市としても、市営住宅だけではなくて民間の住宅にも目くばせをして、良好で快適な住環境が持続できるよう施策展開をお願いいたします。  この項を終わります。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員、3項目については回答は不要とのことでしたけれども、次に移ってよろしいでしょうか。 ◯12番(森戸 芳史君) はい。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 田村建設部長。 ◯建設部長(田村 格平君) それでは、4番目の市民からの切実な要望についてのうち、建設部所管分についてお答え申し上げます。  1点目の、県道光・玖珂線虹川交差点の交通渋滞と交通安全対策についてでございます。  議員仰せのように、県道光・玖珂線と県道下松田布施線が交差いたします虹川交差点におきましては、右折レーンが確保されていないこと、小周防バス停の位置が重なっておりますことなどから、一時的な渋滞が発生しております。このため、山口県によりますと、重要性を認識しておりましたことから、渋滞の解消並びに小学生などの通学路の安全確保のため、交通安全対策事業といたしまして、虹川交差点から周防小学校までの約300メートルの区間において、右折レーンの設置や歩道の整備を進めてまいるとのことでございます。  次に2点目の、県道光井・島田線の進捗状況についてでございます。山口県によりますと、県道光井・島田線につきましては、数年間、事業の新たな進展に至っておりませんでしたが、平成26年12月に用地測量業務に着手いたしまして、平成27年度から道路用地の取得に向けた交渉を行い、平成28年度に一部区間の道路用地を購入したところでございます。今年度は、光井側からの一部の区間約50メートルにおきまして道路改良工事に着手するため、入札が実施されたと聞いております。今後につきましては、順次工事を進め、未改良区間約680メートル全線の整備を行う予定であるとのことでございます。  次に、3点目の、市道山田畑線の退避所設置についてでございます。本市におきましては、地域の皆様の利便性の向上と安全性の確保を図るため、幅員の狭隘な市道を対象に、車の離合場所の確保や曲線部の部分改良などを行う退避所の設置事業を実施しているところでございます。市道山田畑線の退避所設置につきましては、平成27年度に測量設計業務を実施いたしまして、平成28年度に道路用地の購入を行ったところでございます。今年度は、待避所の土台となります盛り土の工事を予定しているところでございます。なお、盛り土に使用する土砂につきましては、山口県と調整を行いまして、県道光井・島田線で切り土として排出される土砂を受け入れることとして、経費節減に努めながら実施する予定としております。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 吉本経済部長◯経済部長(吉本 英夫君) 続きまして、4点目の三井天符の土壌改良についてお答えを申し上げます。  三井天符地区の圃場整備後に生じております耕作地のふぐあいにつきましては、平成27年度に実施した実態調査の結果や地元の皆さんの意向などを踏まえながら、これまで対応策を検討してまいりました。その対応策には幾つかの方法が考えられますが、国、県の補助事業による対策工事を実施するには、農地所有者全員の合意による要望書の提出や受益者負担金が必要となることから、そのことを地元関係者の皆さんに御説明し、現在、関係者の間で協議が行われているところでございます。  こうした地元調整等には一定程度の時間を要することが予想されます。このため、その一方で、農業者の皆さんが地域協同で取り組まれる農業、農村の活性化や農地、農道、水路等の質的向上を図る活動などを支援する多面的機能支払交付金事業の活用を提案いたしており、地元関係者の皆さんに当面の対策についての検討をお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◯副議長(磯部 登志恵君) 森戸議員。 ◯12番(森戸 芳史君) 県道の光・玖珂線虹川交差点については、地元説明会も開催されております。事業区間は300メートルで、事業の目的は、歩道の連続性の確保、歩道幅の確保、交通渋滞の緩和、視距の確保ということであります。今年度は設計をして、来年は測量、建物調査、その後、用地買収というスケジュールだと聞いておりまして、全体像が見えてまいりました。今後も引き続き、交通安全、渋滞の緩和を期待しておりますので、よろしくお願いをいたします。  光井・島田につきましても、50メートル進むということで、あと残りの680メートル、どれだけ時間がかかるのかわかりませんが、進捗をよろしくお願いをいたします。  市道畑線につきましても、着手が見えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  天符の土壌改良にいたしましても、地元のほうにボールが投げられている模様でございますので、引き続き相談のほどよろしくお願いいたします。  以上で私の全ての質問を終わります。       ────────────・────・────────────   散  会 ◯副議長(磯部 登志恵君) 以上で一般質問は終わりました。本日の日程は全て終了いたしました。  それでは、あすからの休会中に、各常任委員会において、それぞれ付託いたしております事件の審査をよろしくお願いいたします。  本日は、これにて散会いたします。  大変お疲れさまでした。                  午後3時25分散会       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                     光市議会副議長   磯 部 登志恵                     光市議会議員    土 橋 啓 義                     光市議会議員    河 村 龍 男                     光市議会議員    森 重 明 美...