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  1. 山口市議会 2017-06-23
    平成29年第2回定例会(5日目) 本文 開催日:2017年06月23日


    取得元: 山口市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    2017年06月23日:平成29年第2回定例会(5日目) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)    午前10時00分開議       ────────────・────・──────────── ◯ 議長重見秀和議長) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、2番、山本貴広議員及び31番、伊藤斉議員を指名いたします。  日程第2、議案第1号平成29年度山口市一般会計補正予算(第1号)から、日程第24、議案第22号山口消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例に関する専決処分についてまで22件を一括議題といたします。  これより各委員長の報告を求めます。予算決算委員長村上満典議員。             〔予算決算委員長 村上満典議員登壇〕 ◯ 15番 村上満典議員 予算決算委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を報告いたします。  議案第1号平成29年度山口市一般会計補正予算(第1号)については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長重見秀和議長) 教育民生委員長泉裕樹議員。             〔教育民生委員長 泉 裕樹議員登壇〕 ◯ 22番 泉 裕樹議員 教育民生委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。  議案第7号山口放課後児童クラブ設置及び管理条例の一部を改正する条例、議案第11号養護老人ホーム秋楽園組合規約の変更に関する協議について及び議案第18号山口市立小学校教育用タブレット端末等の取得については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長重見秀和議長) 生活環境委員長瀧川勉議員。             〔生活環境委員長 瀧川 勉議員登壇〕 ◯ 24番 瀧川 勉議員 生活環境委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。
     議案第2号山口印鑑条例の一部を改正する条例及び議案第19号市有財産無償譲渡については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長重見秀和議長) 経済建設委員長右田芳雄議員。             〔経済建設委員長 右田芳雄議員登壇〕 ◯ 32番 右田芳雄議員 経済建設委員会を代表しまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。  議案第8号山口企業立地促進条例の一部を改正する条例、議案第9号山口市有林野条例の一部を改正する条例、議案第10号山口公園等設置及び管理条例の一部を改正する条例、議案第12号市道路線の廃止について及び議案第13号市道路線の認定については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長重見秀和議長) 総務委員長宮川英之議員。              〔総務委員長 宮川英之議員登壇〕 ◯ 11番 宮川英之議員 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。  議案第3号山口市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第4号山口市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例、議案第5号山口市税条例の一部を改正する条例、議案第6号山口市企業の地方拠点強化の促進のための固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例、議案第14号消防ポンプ自動車の取得について、議案第15号化学消防ホンプ自動車の取得について、議案第16号水槽付き消防ポンプ自動車の取得について、議案第17号高規格救急自動車の取得については、いずれも全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号山口市税条例の一部を改正する条例に関する専決処分について、議案第21号山口都市計画税条例の一部を改正する条例に関する専決処分については、いずれも全員をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。  また、議案第22号山口消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例に関する専決処分については、賛成多数をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長重見秀和議長) 以上で、各委員長の報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長重見秀和議長) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。18番、西村芳和議員。               〔18番 西村芳和議員登壇〕 ◯ 18番 西村芳和議員 それでは、議案第2号山口印鑑条例の一部を改正する条例に反対をし、その他の議案には賛成の立場で討論を行います。  この議案第2号の中身は、マイナンバーカードを利用してのコンビニエンスストア等に設置されております多機能端末機によります印鑑登録証明書交付サービスを開始するための関係条文の整理だとされております。私たちは、マイナンバー法成立以前からも、個人情報の漏洩を心配いたし、反対してまいりました。本格的運用は、平成28年1月1日以降ですから、1年半になりますけれども、国民が認知するには至っていないという状況を認識しております。カード保持者は、国民の8.4%だと数値も出ておりますし、山口市においても同程度の数値になっております。政府の実施本部の発表でも、多くの自治体で問題が発生しており、例えば、郵便局員が配達途中に紛失だとか、別人のカードを配達したとか、転出証明書を別住民に交付あるいは名字が1字違いの別人に交付等々、挙げれば切りがありませんし、活用すればするほどリスクが高くなるということであります。そのカードを持ち歩くことを前提とする事業でありますことからも、ただ単に便利になればいいでは済ませられない問題だと考えております。むしろ不要で危うい制度についてはやめるべきというふうに考えることから、この議案に反対をするものであります。  次に、今議会の中で議論となりました新庁舎の問題だとか、あるいは新山口駅北地区拠点整備問題について、見解を少し述べさせていただきます。市長は、新庁舎の位置につきましては、この6月議会におきまして結論を出されたわけであります。合併での30万中核都市づくりは、国の施策による国土計画未来デザイン21に沿っての押しつけ合併であり、住民要求に根差し生まれたものではないということから、私たちは一貫して反対の姿勢を貫いてきたところであります。  さて、附帯決議というのは、どうして生まれたのか。合併協議の中で新本庁舎は、新山口駅周辺との説明から、アンケートで60%の小郡町民の支持を取りつけたとしております。そして、鎮静剤としての附帯決議がつくられ、目標は30万中核都市だと、それにふさわしい事務所の位置は新山口駅周辺とされ、今後、防府市が合併に加わることを期待して、新山口市は発足したというふうに認識しております。さらに、市長就任直後に本庁舎整備を検討する審議会の立ち上げを議会に求められ、平成18年度中にと考えているというふうな答弁から、はや12年が経過したのがこの間の歴史的事実であり、経緯であります。合併に対する住民の政治闘争と言えば大げさかもしれませんけれども、この歴史の1ページとして事実を明らかにしておきたいと思います。これが今後の山口市を二分するようなことにならないように、誠心誠意、旧小郡町や南部地域市民要求も含めて市民理解を得るよう、一層の努力が求められていると考えております。  総合支所のあり方についても、昨年2月の第三者の専門的見地からの指摘を受けた課題、さらには山口地域における本庁・支所機能分離など、課題は目に見え認識されているとも答弁をされておりますことから、今後、スピード感を持った解決の努力が求められているということについても指摘をしておきたいと思います。  新山口駅北地区拠点施設につきましては、PFI的手法の根拠でありました民間ノウハウあるいはアイデアを生かすとした現段階での評価ですけれども、民間投資収益事業アパートだけ、当初のゾーニングではアパートやマンションはBCゾーンではなかったのかということもありますし、それから公共投資としてふさわしいのかどうかということからすれば、拠点の施設はそもそも住民要求というより小郡都市核の位置づけから出発したものでありました。産業交流拠点施設、これは広域県央中核都市核づくり高次都市機能の充実として張りつけされたものであります。さらに、メディカルフィットネス先導事業産業創出モデル事業ですけれども、事業者からの提案内容は山口市が初めての試みだとされております。公共施設においては、30年から50年と長い間使用され、多額な負債の世代間負担ということもありますれば、例えば、提案内容指定管理期間終了までにどうなるのかだとか、30年から50年を見通した、こういった説明も踏み込んでなされるべきものと思います。3つ目には、多目的ホール規模拡大で2,000人とされましたが、これとて建設費やランニングコストの増大につきましても、費用対効果の説明をされるべきであります。民間ノウハウを借りてのPFI的手法についての冒険は、本当に不安が多く、公共施設としての意味合いには疑問があります。このような問題をはらむ105億円を上限とするこの投資、新山口駅北地区拠点施設整備は、十分な情報公開市民的議論が求められているところであります。契約を初め、本格的に始まりますけれども、過大な公共投資とならないように慎重に取り扱うべきだと考えます。  以上で討論といたします。 ◯ 議長重見秀和議長) 26番、有田敦議員。               〔26番 有田 敦議員登壇〕 ◯ 26番 有田 敦議員 自民クラブの有田でございます。会派を代表して討論に参加させていただきます。  議案第1号平成29年度山口市一般会計補正予算(第1号)から議案第22号山口消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例に関する専決処分についてまでの議案については、賛成するべきであるという立場で討論に参加いたします。  さて、本議会では、議会初日概況報告で、市長から山口市の新たな市庁舎の建設場所について、市長としての考えが突然示されるなど、これからの山口市のまちづくりに関する重要事項として第二次山口市総合計画、また新山口駅北地区拠点施設整備事業等が示される中で、本会議一般質問並びに常任委員会等で活発な議論が展開されたところであります。  そうした中で、まず議案第11号養護老人ホーム秋楽園組合規約の変更に関する協議については、これは本市と美祢市による共同経営がなされている同施設について、美祢市との協議により将来的に本市単独の経営に変更すると同時に、当面の同施設の運営については、指定管理者制度を導入するというものであります。総務委員会審査の中で、次期行政改革大綱策定作業を進めているとのことでありましたが、こうした施設等の指定管理者制度の導入については、民間の同様の施設との関係性や地域性、地域経済性などの研究を進められ、民間化への移行についても研究されるべきと指摘したところ、努力目標ではありますがその方向が示されましたことから、確実な実行を期待し、賛成するべきものと考えます。  次に、議案第14号消防ポンプ自動車の取得について並びに議案第16号水槽付き消防ポンプ自動車の取得については、委員会における審査の中で、その取引相手となる事業所のあり方について、数名の委員から指摘がされたところであります。具体的に申し上げますと、アパートの1室を事業所として入札参加している業者でありますが、入札参加書類には、指定の記入と事務所写真が添付されており、入札参加資格は事実上あるものの、現地を訪れてみますと、社員のいる気配もなく、ファクス等の設置も見受けられず、ガスメーターも動いておらず、まさに入札参加のための山口支店であることがわかります。入札参加資格は事実上あるものの、なぜ多くの議員が疑問視するのか、それは議会が定めた山口市ふるさと産業振興条例と照らし合わせるからであります。さて、この条例、平成24年3月議会におきまして、議会が提案したものでありますが、当時を思い返しますと、原案修正案が否決され、現行条例である原案が可決され、今日に至るわけでありますが、本市の条例では、ふるさと産業事業者市内本店事業者だけでなく、市内支店営業所等ふるさと産業事業者と特定したため、このような状況が続いているところであります。議会がつくった条例に反する入札状況ではないので、適当な審査であったと判断をいたしますが、その運用については甚だ疑問であることを指摘し、今回は賛成すべきものと考えます。  また、議案第14号の消防ポンプ自動車の取得についてでありますが、この自動車は、消防団員が使用するものでありますが、議案第15号、第16号、第17号の常備消防が使用する車両にはドライブレコーダーが整備されているものの、団員の使用する車両には、あらかじめドライブレコーダーが整備されていないことがわかりました。既にその仕様書で入札が行われたところであり、入札自体には冒頭述べた点以外の問題はありませんが、常備消防組織同様に、非常備消防組織公益活動にこのような差がつけられることについて、委員会答弁を聞いても、わけがわかりません。団員各位の名誉と安全対策について、いま一度研究と速やかな対応を望むことを申し上げ、今回は賛成すべきものと考えます。  さて、今議会の議論の中から大変重要な事項であった点について意見を申し添えます。まず、新山口駅北地区拠点施設整備事業についてであります。本会議一般質問並びに委員会審査の中から申し上げますが、今回プロポーザル審査により森ビルグループの提案に決定したことの中から、シェアハウス環境配慮住宅の導入についての議論が特にされたところであります。多くの議員が、これまでの手順等については異論がなかったように感じておりますが、いざふたをあけてみると、それぞれが思い描いていた商業施設等ではなく、住居であったことに驚くと同時に、新山口駅周辺の利便性や将来性に対する考え、またAゾーンにつながるBゾーンCゾーン、さらにはそうした地区の周辺関係等から、大きな疑念を感じたところであります。執行部には具体的にこれからできること、できないことなど、丁寧な説明を求めるとともに、場合によっては、森ビルグループとのヒアリングの機会を設けるなど、適切な対応を求めるものであります。  次に、新庁舎の建設については、議会初日概況報告から、既に市民感情は二分する状況となっております。その大きな根源は、附帯決議の解釈、取り扱いに始まるものと考えると同時に、将来のまちづくりについてもその方向性に信憑性を疑うものであると考えております。これから始まります車座トーク等の機会を利用しながら、山口市の未来像の確立に努められますよう要望し、討論といたします。 ◯ 議長重見秀和議長) 24番、瀧川勉議員。               〔24番 瀧川 勉議員登壇〕 ◯ 24番 瀧川 勉議員 県央創造新星会の瀧川でございます。全ての議案に賛成の立場で討論に参加させていただきます。  議案第1号平成29年度山口市一般会計補正予算(第1号)においては、債務負担行為の補正で児童クラブの施設借上料が計上されております。待機児童数が増加する中、施設の整備が追いついていない現状だと理解しますが、施設整備児童クラブに携わる職員等の確保策にもしっかりと力を入れていただきたいと思います。もう1点、新産業団地測量業務を計上されておりますが、スピード感を持って進めていただきたいと思います。  議案第2号山口印鑑条例の一部を改正する条例においては、全国のコンビニエンスストアでの多機能端末機における印鑑登録証の交付ができるようになるもので、市民の利便性の向上につながるものと理解いたします。ただ、個人番号カードが必要となるので、個人番号カード普及啓発にも取り組んでいただきたいと思います。  議案第3号山口市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例においては、育児休業中に保育園等に入所できなかった場合の特別の事情を追加したものと理解しておりますが、なぜ特別の事情を追加しなければならなかったのかを真剣に考えなければならないものと思います。それだけ待機の状態の顕在化が著しいものとなっていることを受けての措置と推察し、山口市においても例外ではないものと思いますから、待機に関して、条例改正を適用しなくても済むような環境改善スピード感を持って行っていただくことを強く望んでおります。  議案第14号から第17号は、各種消防車両緊急自動車の取得でございます。市民の安全・安心のためにも必要不可欠な車両でありますが、特殊で高額な車両でもありますので、入札参加業者の選定等においても、山口市内業者を優先とした基準と条件並びに業者の資格審査をしっかりと行っていただきたいと思います。  議案第18号山口市立小学校教育用タブレット端末等の取得においては、二島中学校白石小学校での実証を踏まえた上で、教育現場の声をしっかりと聞いて、その情報を入札業者に示した上での取得だと聞いてはいるものの、予算上、全ての学校に行き渡るには2カ年が必要だとも聞いております。子供たちがグローバルな社会を牽引していけるような大人になっていくためにも、できるだけ早期に全校配付を実現していただきたいものと、あわせて、指導教員の強化策にも取り組んでいただきたいと思います。  議案第22号山口消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例に関する専決処分についてですが、関係法令の改正によるものであると理解はいたしますが、それにも増して大切なことは、消防団員公務災害に遭わないことだと思いますので、日ごろからの訓練、教育にはより一層の充実を図っていただきたいと思います。  また、市政概況報告にありました山口市本庁舎の整備につきましては、9名の議員が一般質問もいたしました。それぞれ考え方は違うものの、議員のみならず、多くの市民が注目しておりますが、会派といたしましては、建てかえの位置については、検討委員会の答申を踏まえ、現在地及び中央駐車場または亀山公園ふれあい広場のいずれかの候補地に整備することに賛成をいたします。また、附帯決議においても、それに込められた強い思い、精神を尊重することで、市全体の発展につながるまちづくりを進めていくことにつながることの解釈についても理解できると思います。今後行われる車座トークにおいて、直接市民の声や思いを聞いていただき、本庁舎及び総合支所地域交流センターの今後の役割や機能、規模などについて、さまざまな要望を受けとめられ、早期に本庁舎の整備に関する基本方針の決定に取り組んでいただきたいと思います。  最後に、渡辺市長におかれては、次期総合計画においても、引き続き力強いリーダーシップを発揮していただきたいと強く思っております。  以上で討論を終わります。 ◯ 議長重見秀和議長) 以上で、通告による討論は終わりました。以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第1号平成29年度山口市一般会計補正予算(第1号)について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長重見秀和議長) 起立全員であります。よって、議案第1号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第2号山口印鑑条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔賛成者起立◯ 議長重見秀和議長) 起立多数であります。よって、議案第2号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第3号山口市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例から、議案第19号市有財産無償譲渡についてまでの17件を一括して採決いたします。  議案第3号から議案第19号までの17件について、関係委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長重見秀和議長) 起立全員であります。よって、議案第3号から議案第19号までの17件は、関係委員長の報告のとおり可決されました。  議案第20号山口市税条例の一部を改正する条例に関する専決処分についてから、議案第22号山口消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例に関する専決処分についてまでの3件を一括して採決いたします。  議案第20号から議案第22号までの3件について、委員長の報告のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長重見秀和議長) 起立全員であります。よって、議案第20号から議案第22までの3件は、委員長の報告のとおり承認されました。  日程第25、山口市新本庁舎の整備等に関する調査の件を議題といたします。  山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員会から、中間報告をいたしたいとの申し出がございますので、これを許可いたします。山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長、小林訓二議員。      〔山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 23番 小林訓二議員 山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員会を代表いたしまして、中間報告をさせていただきます。お手元に中間報告を配付いたしておりますので、その朗読をもちまして報告とさせていただきます。         山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員会中間報告書  山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員会は、平成29年第1回定例会において、全会 派より11名の委員をもって設置されました。以来本日に至るまで、5回の委員会を開催しまし たが、今期定例会では第4回委員会までの内容につきまして、山口市議会会議規則第45条第 2項の規定により、中間報告をいたします。  特別委員会では、まず、合併協定書における新市の事務所の位置の記載及び附帯決議について 委員間による意見交換を行いました。附帯決議については、法律上の効力は伴わないものであり、 合併を成就するために必要だったとする意見や旧阿東町と合併したことを考慮する必要があると する意見、また新山口駅周辺が適地ということは合併時の約束であり、県央中核都市づくりに欠 かせないものだとする意見が出るなど、附帯決議の受け止め方にも委員間で認識の違いが見られ ました。  意見交換を行う中において、新本庁舎の整備に関し、市長は早期に方向性を示すべきとの意見 に対して、全ての委員が賛同する意思を示したことにより、特別委員会の総意として市長に伝え たところです。このことは、今期定例会における市政概況報告の中で方向性が示された一因とな ったものと考えております。  また、「山口市本庁舎の整備に関する検討委員会」による答申書を参考として、新本庁舎整備 の必要性、新本庁舎に必要な役割、機能、新本庁舎の規模等について意見交換を行ってまいりま した。現本庁舎において狭隘化により分庁化した組織を本庁舎に集約することについては、本庁 はスリム化するべきだという意見や市民サービスの面から集約は必要という意見も出されました。 その中で消防本部については緊急災害等の対応のため、集約の必要性を認める方向で意見が一致 しました。  今後におきましては、今期定例会において方向性が示されたことにより、さらにテーマの絞り 込みを行う中で、調査及び意見交換の活発化が図られ、総合支所等の機能や権限についての検討 も含め、新本庁舎の整備等に関する提言等に向けての意見交換へとつながるものと考えておりま す。  以上、山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員会中間報告といたします。    平成29年6月23日     山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員会委員長 小林訓二  以上です。 ◯ 議長重見秀和議長) 以上で、委員長中間報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。31番、伊藤斉議員
                  〔31番 伊藤 斉議員登壇〕 ◯ 31番 伊藤 斉議員 それでは、委員長報告に対する質疑をさせていただきます。  本特別委員会を設置するに当たり、前身でありました山口市本庁舎の整備に関する調査研究会の役目は終わったとの報告があったことは、御案内のとおりであります。今、御報告いただきました内容で、特別委員会では、まず合併協定書における新市の事務所の位置の記載及び附帯決議について委員間による意見交換を行ったとありました。この件は、前述いたしました調査研究会で既に議論されていたのではないでしょうか。改めて特別委員会を設置し、公開の場で行われたからには、その内容につきまして調査研究会でなされた議論との相違点を御報告願います。  次に、本年3月議会において、本特別委員会を設置するに当たっての質疑の中で、本庁舎の位置についても議題とする旨の御答弁が、提案者である野村議員からありました。この報告書の内容を見るに、市民の皆様の一番の関心事である庁舎の位置についての議論がどのように交わされたのか。また、審議中であるならば、その経緯を報告することが中間報告だと認識いたしますが、どのような議論がなされ、市長へ早期に方向性を示すべきとなったのか、この中間報告では、市民の皆様に対して真の情報を発していないところでありますので、御報告願います。  次に、今後の方針でテーマの絞り込みを行うとありましたが、具体的な意味がよくわかりません。それが市民の皆様のためになるということでしょうから、市民の皆様にわかるように、何のテーマをどう絞り込むのか、具体的にお示しください。  最後に、新本庁舎の整備等に関する提言等に向けての意見交換へとつながるという旨の文言がありましたが、委員会ですから、意見交換で終わってはいけません。委員の意思、意見を議論の中でぶつけ、委員会としての何らかの意思決定を議会の仕事としてやらなければなりません。最終的には、提言書をつくられるのでしょうが、その過程においては、学級会ではないのですから議論をし、必要であれば過半数議決も要しながら、委員会として、議会として一つの道筋をつけていくことが必要であります。その意思表明を市民の皆様に対して報告願います。  以上4点について御答弁をよろしくお願いいたします。 ◯ 議長重見秀和議長) 小林訓二委員長。小林委員長におかれては、あくまで中間報告に対する質疑でございますので、その範囲の中で御答弁をお願いいたします。      〔山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 23番 小林訓二議員 それでは、伊藤議員からの質疑に対してお答えをいたします。  ただし、今、議長のほうから話がありましたように、この質疑につきましては、先ほど私が朗読いたしました中間報告書の内容についての質疑だというふうに理解をしております。そういう意味において、今の質疑の全てについて、それが適当かどうかということも含めまして、今の内容についてだけお答えをさせていただきたいと思っております。  4点ありました中の、最初にありましたこの中間報告書の相違点ということについて、報告書は事実に基づいたものですから、相違点についての答弁は控えるようにいたします。  次に、本庁の位置についてのことですけれども、これについても、報告書の中で述べた以上のことは申し上げることはできないということでございます。  今後の方向性やテーマの絞り込みということにつきましては、ここに記載しておりますが、これについては、6月21日に開催いたしました第5回委員会あるいは協議会の報告、そして今度7月7日に行う予定にしております特別委員会、そして、その後、協議会も行われるかもわかりませんけれども、そこで具体的な絞り込みを行うということでありまして、ここで委員会を代表して私の所見を述べるということは控えたいと思っております。  最後に、4点目でしたけれども、意見の交換だけではいかがかということですけれども、だんだん今煮詰まってきておりまして、意見交換をする中で、いろいろな提言に向けての状況が整いつつあるということにありますから、委員長としましては、これから委員の皆さんの誠意ある委員会活動の運営、スムーズにいくような運営に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯ 議長重見秀和議長) 31番、伊藤斉議員。               〔31番 伊藤 斉議員登壇〕 ◯ 31番 伊藤 斉議員 それでは、2回目の質疑をさせていただきます。  1回目の質疑で今わかったことは、テーマの絞り込みはこれからだと、まだ何もできていないということが判明したところであります。これまでの審査をいろいろ聞いておりまして、なかなか市民の皆様にはわかりづらいなと、マスコミの評価等でいえば、後ろ向きな協議、議論が行われているのかなというようなこともありました。  これ以上質問しても、なかなか答弁が出てこないように思いますので、個々の具体的なところを質疑させていただきます。  今の特別委員会の報告の中に、委員会の中での意見を市長に伝達に行ったということにされておりますが、5月29日の議会運営委員会でも確認されておりますが、これは、いわゆる申し入れとかというものではなくて、単なる──言い方は悪いですが──雑談、委員会で正式に認められた内容ではない、そのように私は思っております。  だから、この中間報告の中に正式な委員会の、そういう申し入れではないですけれども、そういうことを入れることが本当に適切なのかどうなのか、まず1点お伺いします。  次に、報告書の中に特別委員会の総意とあります。この特別委員会の会議録を読む限りにおいては、委員会の総意とは到底思えません。議会、いわゆる委員会での発言のみが正式なものとして会議録に残されておりますけれども、これはどういうことでありましょうか、お伺いをします。  以上2点についてよろしくお願いします。 ◯ 議長重見秀和議長) 小林訓二委員長。      〔山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 23番 小林訓二議員 伊藤議員の2回目の質疑にお答えをいたします。  2点あったと思っております。  1点目は、今回お示ししております中間報告の中に、市長に対しての申し出、申し出というか、今の報告については、それはこういう報告書の中に入れることが適切かどうかという問い合わせだったと思っております。2点目は総意の形についてですけれども、相互に関連することがございますから、一括でお答えしたいと思っております。  まず、この中間報告書の作成についての過程をお考えいただきたいと思っております。これは、私、委員長の提案ではなくて、案文はつくりましたが、これについては6月14日の朝までに各委員に案文をお示しし、そして1週間後の6月21日にこの中間報告書についての内容について決定していきましょうと、そういう流れになっておりました。そういう中におきまして、各会派にお持ち帰りをいただいて内容を吟味してもらった。その中で6月21日にこの中間報告書を委員の皆さんが賛成し、そして賛成したことによってこの報告書が成り立っております。  ですから、これを入れることが適切かどうかということについては、今申し上げましたように、特別委員会の委員の皆さんが了解と、これで報告をしてほしい、ということで、今の報告が成り立っているものですから、入れることが適切かどうかということをおっしゃられても、それは適切だということで、委員皆さんの総意としてこの報告書が成り立っているというふうに理解しておりますから、そういう答弁になると思っております。  総意ということにつきましても同じような内容なのですけれども、この中間報告書もそうですけれども、その言葉の定義ということにもつながるかもわかりませんが、総意というものは何ぞやということにもなります。ただし、ここで使っている総意ということにつきましては、これは委員の皆さんに議決をして市長に報告に行きますよという内容のものではないというふうには思っておりまして、市長に対して、早期に方向性を示すべしということにつきまして、委員から意見が出た。そして、それに賛成をする声が上がった。そして、では伝え方については委員長に一任していただけますかということで、市長のほうに今の内容を伝えたというような経緯でございまして、今、報告書を皆さん方の前で報告したように、これは総意だということにつながってくるものだと思っております。特別委員会の皆さん方の良識ある判断をいただいたというふうに委員長としては考えております。  以上です。 ◯ 議長重見秀和議長) 31番、伊藤斉議員。               〔31番 伊藤 斉議員登壇〕 ◯ 31番 伊藤 斉議員 いろいろ私どもの会派の中もありますので、この件については了解をいたします。  ただ、直接この案文には関係ないと言われるかもわかりませんが、今の総意とか、いろいろなところの中で、私どもの会派と食い違いがあるのは、いわゆるこの特別委員会を設置された、これによってよかったのは1つだけ。というのは、オープンに市民の皆様であるとか、いろいろな方に議会がどういうふうな形で議論をしているのだというのがわかるようになったことであります。ただ、この6月定例会の会期中に、委員会を閉会して協議会という形で議論をされております。これは会期中にはあってはならない、全てフルオープンでやるのが基本だと思っております。今、議会は、議会基本条例にのっとって公開、全てオープンでいこうという方向で、開かれた議会ということでやっていますが、なぜその協議会という形でやられて、いろいろな方を排除して議論をされるのか、直接はそこの案文には関係はございませんが、もし御意見がありましたらお聞かせください。よろしくお願いします。 ◯ 議長重見秀和議長) 伊藤議員、今の質問については、中間報告に対する質疑には当てはまっておりません。委員長、答えられますか。  (23番 小林議員より「はい」と発言あり) ◯ 議長重見秀和議長) 小林訓二委員長。      〔山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 23番 小林訓二議員 伊藤議員の3回目の質疑にお答えをいたします。  今の協議会ということについてですけれども、これを排除というニュアンスでおっしゃいましたけれども、私どもは、協議会については、排除をするという目的でしたわけではなく、委員会は委員会で一回区切りをつけますと。ただし、協議をした内容は、これからの方向性をもう1回確認し合いましょうねということなものですから、オープンというよりも、議員あるいは一般の傍聴者の方については、直接興味のないことだというふうに思っているものですから、排除するということが目的ではありません。排除をするというよりも、私どもの特別委員会がいい議論ができるようにするということが第一の目的で、そのために協議会に切りかえたということです。これについて、いろいろな御指摘もいただきましたから、そういう御指摘を委員会の今後の運営に生かしていこうと思います。いろいろな御指摘をいただきまして、ありがとうございます。  以上でございます。 ◯ 議長重見秀和議長) 他に質疑はありませんか。26番、有田敦議員。               〔26番 有田 敦議員登壇〕 ◯ 26番 有田 敦議員 自民クラブの有田でございます。重なるところになりますけれども、1点、まずは質問させていただきます。  特別委員会、これは御案内のとおり、賛成多数で設置された特別委員会であります。協議会と特別委員会が違うのは、まさに議事録が残っていく、傍聴ができる、そういったいろいろな機能といいますか、長所があるということで、私どもの会派は反対でありましたけれども、賛成多数で設置されました。  そういう中で、今このいただきました中間報告案、改めて見させていただきまして、特別委員会の総意という文言が、先ほど来盛り込まれたところであります。あらかじめ用意させていただきました会議録をもとに、総意とは何ぞや、どこにあったのかということでありましたので、調べましたけれども、我々の会派の伊藤代表が言うように、見受けられるところがありません。総意が見受けられるところがありません。まさにこれは、将来に禍根を残すものであるというふうに思っております。それはなぜかと言いましたら、あるものがなかった、なかったものがあるように書かれてしまうことがあると思われるわけであります。  要は、将来、過去に振り返るときに、議事録にないものが中間報告にされるということは、決してあるべき姿ではないと思っております。そういう中で、先ほど来、委員長のほうから説明はされますけれども、うちの会派から確かに右田議員が代表で参加しておりますけれども、あえてここで報告をいただいて、我々はその審査する、聞いていく中で、非常に違和感を覚えますので、今後についてもこういうことがあるのか、今回はこれでまさに正しいと思っているのか、改めての答弁を求めます。 ◯ 議長重見秀和議長) 小林訓二委員長。      〔山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 23番 小林訓二議員 有田議員の質疑にお答えをいたします。  これが質疑に当たるかどうかというのは別にしまして、私、この中間報告書についての質疑というのは、委員長の所見を述べる場ではないというような理解をしております。ただし、この報告書に関しての内容の中の総意という言葉についての信憑性ということでお尋ねになったというふうに理解しましたものですから、お答えしようと思います。  この総意ということにつきましては、この報告書を案文、この大もとになるものは、私、委員長と副委員長のほうが案文をつくったというのは事実でございます。そして、それについて各会派にお持ち帰りをいただいて、そして、それが1週間後の6月21日に、この内容についてよろしいかどうかということをお諮りをしたところです。それだけの期間を設けて、そして丁寧に対応して中間報告をさせていただきたいという内容で行った話です。  ですから、この議事録ということについては、すごく大切なことであって、ただし議事録を一言一句ずっと書いていくということは、報告書の中で長い文になったりしてしまって、逆にわかりにくくなるという懸念もありましたものですから、総意という、私も今、議事録に確実に総意という言葉があったかどうかというのは、明言はできませんけれども、この意味合いというのは、全体の議論の中を総意という言葉でくくったものであります。それについて反対とか、それを疑義があったりした場合は、特別委員会の中でお諮りをして、そこでこれについてはいかがなものかとか、そういうことがあれば、お話はよくわかるんですけれども、これについては、各会派にお持ち帰りをいただいて、そして修正があったら、その場は6月21日の特別委員会で設けたところです。そういうふうなところででき上がってきたこの中間報告書の中に示されている言葉について、これがいかがなものかということをおっしゃられましても、私は答えようがありません。  ですから、総意ということに、この文については、特別委員会が責任を持って、皆さんのまさしく総意で皆様方にお示しをしたということでありますから、これについては、委員長としては自信を持ってお示しをできる内容であるというふうな自信を持っておりますから、それを答弁にかえたいと思います。  以上でございます。 ◯ 議長重見秀和議長) 有田議員にあらかじめ申し上げます。質疑については、山口市議会の会議規則第55条第3項、議員は、質疑に当たっては、自己の意見を述べることができない。また、第1項については、発言は全て簡潔にということもございます。それにのっとって質疑をしていただきたいというふうに思っております。  (26番 有田議員より「議長、議事進行」の発言あり) ◯ 議長重見秀和議長) 26番、有田敦議員。 ◯ 26番 有田 敦議員 今、議長のほうから御発言はありましたけれども、まさに議場でありまして、私の発言がその内容に適するかどうかというのは、議長の裁量にあると思いますけれども、やはりこういう大事な、まさに無理やりといいますか、賛成多数で設置された特別委員会。その運営については、我々も指摘もさせていただきながら、一方では、やはり議会のルールにのっとって進めるべきであると思いますが、先ほども瀧川議員からもありましたように、特別委員長がいる会派は、私は市長案に賛成だというぐらいの会派でありますから、やはり私にとっても、それは公平性に欠ける発言と感じるわけです。  そういう中で委員の一部が市長室に向かったと、議長も行ったということでありますけれども、いろいろな……。 ◯ 議長重見秀和議長) 済みません、簡潔に議事進行をお願いします。簡潔に。 ◯ 26番 有田 敦議員 いろいろな運営について、やはり疑念もありますし、これからのこともありますので、この点について、新たな確認も含めて質疑をさせていただきたいと思っております。よろしいでしょうか。 ◯ 議長重見秀和議長) 簡潔にお願いいたします。26番、有田敦議員。               〔26番 有田 敦議員登壇〕 ◯ 26番 有田 敦議員 改めて委員長に質疑をするわけなんですが、先ほどの質疑の中で、今後もこういうことがあるのかというふうに伺ったところです。それは今回のこととは関係ないと言われればそうなんですが、やはり議事録に残していく特別委員会を設置したわけでありますから、まさにそういうものに基づいた報告書で出されるべき。この特別委員会の総意というのは、今るる御説明いただきましたけれども、何度も申し上げますように、感じることができない。  一方で、委員長は、各会派で諮っていただいて──と言いますが、諮っていただくのであれば委員長報告はこの場で要りません。あえて報告されるということは、この議会の中で本会議の議事録に残していく、まさにそういう責務があるわけですから、その責任に応えていただきたい。そういう意味でこの総意というものはどこに読み取れるのかということで、本来であれば、議事録で、こことこことここでアンダーラインを引いて示してほしい、それぐらいに思っているわけですけれども、委員長の解釈では、各会派に案文を諮ってもらったのだとおっしゃいますけれども、それは責任放棄でありまして、まさに委員長としてこの総意という部分がどこに示されているかというのを本来は示されるべきだと思います。  以上です。 ◯ 議長重見秀和議長) 小林訓二委員長。      〔山口市新本庁舎の整備等に関する調査特別委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 23番 小林訓二議員 有田議員の2回目の質疑にお答えをいたします。  まず最初に、今後もあるのかということです。議事録に基づいてということを御指摘を受けております。これはもう当然の話でありまして、それを無視をして行うということは、議会上あり得ない話なものですから、当然の話でございます。そういうふうなことを踏まえまして、全会派から委員に出てきていただいておりますから、より活発な特別委員会になるように、委員長としてもそういう運営に努めてまいりたいと思いますし、委員各位におきましても、そういうふうな特別委員会にしていきたいと思っておりますので、御協力をお願いいたします。  これについて、今お答えしているのは、直接質疑に当たらない部分もありますけれども、今、最後は委員長としての所感を若干述べさせていただいたところでございます。  以上です。 ◯ 議長重見秀和議長) 他に質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長重見秀和議長) ないものと認めます。以上で質疑を終結いたします。  日程第26、委員会提出議案第1号地方財政の充実・強化を求める意見書の提出についてを議題といたします。  議案に対する提案理由の説明を求めます。総務委員長宮川英之議員。              〔総務委員長 宮川英之議員登壇〕 ◯ 11番 宮川英之議員 委員会提出議案第1号地方財政の充実・強化を求める意見書の提出については、案文の朗読をもちまして提案理由の説明とさせていただきます。              地方財政の充実・強化を求める意見書  地方自治体は、子育て支援策の充実と保育人材の確保、高齢化が進行する中での医療・介護な どの社会保障への対応、地域交通の維持など、果たす役割が拡大する中で、人口減少対策を含む 地方版総合戦略の実行やマイナンバー制度への対応、大規模災害を想定した防災・減災事業の実 施など、新たな政策課題に直面している。  一方で人材が限られる中で、新たなニーズへの対応が困難となっており、公共サービスを担う 人材確保を進めるとともに、これに見合う地方財政の確立を目指す必要がある。  当市においても「連携中枢都市圏」の取り組みや、「第二次山口市総合計画」の策定など、人 口減少社会を見据えた施策を展開する中で、財源及び人材の確保が必要となっている。  こうした状況にもかかわらず、社会保障費の圧縮や地方財政を含めた歳出削減に向けた議論が 加速しており、地方財政全体の安易な縮小につながることが危惧されるものとなっている。  本来、必要な公共サービスを提供するため、財源面でサポートするのが地方財政計画の役割で あり、財政再建目標を達成するためだけに、必要不可欠な公共サービスが削減されれば、国民生 活と地域経済に疲弊をもたらすことになりかねない。  このため、平成30年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては、歳入・歳出を的確に見積 もり、人的サービスとしての社会保障予算の充実、地方財政の確立を目指すことが必要であり、
    政府に次のとおり対策を求めるよう強く要望する。                      記 1 社会保障、災害対策、環境対策、地域交通対策、人口減少対策、公共施設の老朽化対策など、  増大する地方自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合う地方一般財源総額の確保を図る  こと。 2 子ども・子育て支援新制度、地域医療の構想の策定、地域包括ケアシステム、生活困窮者自  立支援、介護保険制度や国民健康保険制度の見直しなど、急増する社会保障ニーズへの対応と  人材を確保するための社会保障予算の確保及び地方財政措置を的確に行うこと。 3 災害時においても住民の命と財産を守る防災・減災事業は、これまで以上に重要であり、庁  舎を初めとした公共施設の耐震化や緊急防災・減災事業の対象事業の拡充と十分な期間の確保  を行うこと。また、平成27年度の国勢調査を踏まえた人口急減・急増自治体の行財政運営に  支障が生じることがないよう、地方交付税算定のあり方を引き続き検討すること。 4 地域間の財源偏在性の是正のため、抜本的な解決策の協議を進めること。同時に、各種税制  の廃止、減税を検討する際には、自治体財政に与える影響を十分検証した上で、代替財源の確  保を初め、財政運営に支障が生じることがないよう対応を図ること。 5 地方財政計画に計上されている「歳出特別枠」「まち・ひと・しごと創生事業費」等につい  ては、自治体の財政運営に不可欠な財源となっていることから、現行水準を確保すること。ま  た、これらの財源措置について、臨時・一時的な財源から恒久的財源へと転換を図るため、社  会保障、環境対策、地域交通対策など、経常的に必要な経費に振りかえること。 6 地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り、市町村合併の算定特例の終了を踏  まえた新たな財政需要の把握、小規模自治体に配慮した段階補正の強化などの対策を講じるこ  と。同時に、地方交付税原資の確保については、臨時財政対策債に過度に依存しないものとし、  対象国税4税(所得税・法人税・酒税・消費税)に対する法定率の引き上げを講じること。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。    平成29年6月23日                                   山 口 市 議 会  総務委員会の総意をもって提出いたしますので、全議員の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯ 議長重見秀和議長) 以上で、議案に対する説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長重見秀和議長) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長重見秀和議長) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。委員会提出議案第1号地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立◯ 議長重見秀和議長) 起立全員であります。よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の今後の取り扱いについては、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長重見秀和議長) 御異議なしと認めます。よって、ただいま可決いたしました意見書の今後の取り扱いについては、議長に委任することに決しました。  日程第27、議員の派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。議員の派遣については、会議規則第167条の規定により、お手元に配付のとおり決定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長重見秀和議長) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣につきましては、お手元に配付のとおり決定いたしました。  以上で、今期定例会に付議された事件は全て議了いたしました。  ここで市長から挨拶がございます。渡辺市長。                〔市長 渡辺純忠君登壇〕 ◯ 市長(渡辺純忠君) 今期市議会定例会におきましては、諸議案につきまして長期間にわたり慎重御審議をいただき、それぞれ御議決を賜りましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。  本会議並びに委員会を通じまして、議員の皆様方から拝聴いたしました御意見、御提言、御要望等につきましては、十分留意、検討いたしまして、市勢発展のための施策あるいは事業に反映してまいりたいと考えております。  暑さに向かいます折から御自愛いただき、一層の御指導、御協力を賜りますようにお願いを申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ◯ 議長重見秀和議長) これをもって、平成29年第2回山口市議会定例会を閉会いたします。                  午前11時22分閉会       ────────────・────・────────────        地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    議     長  重 見 秀 和                    会議録署名議員  山 本 貴 広                    会議録署名議員  伊 藤   斉 Copyright (c) YAMAGUCHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....