• "特別支援教室"(/)
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  1. 山陽小野田市議会 2018-09-28
    09月28日-07号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成 30年 9月定例会(第3回)平成30年山陽小野田市議会(第3回定例会)会議録平成30年9月28日     午前10時 開議議員定数 (22名) 現員数     (22名) 出席議員 (22名)     議 長  小 野   泰 君     副議長  矢 田 松 夫 君     議 員  伊 場   勇 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  岡 山   明 君     議 員  奥   良 秀 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  笹 木 慶 之 君     議 員  水 津   治 君     議 員  杉 本 保 喜 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  恒 松 恵 子 君     議 員  中 岡 英 二 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  長谷川 知 司 君     議 員  藤 岡 修 美 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  宮 本 政 志 君     議 員  森 山 喜 久 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)          事務局職員出席者 局     長   中 村   聡 君 次     長   石 田   隆 君 議 事 係 長   中 村 潤之介 君 主     任   原 川 寛 子 君説明のため出席した者 市     長   藤 田 剛 二 君 副  市  長   古 川 博 三 君 総 務 部 長   芳 司 修 重 君 企 画 部 長   清 水   保 君 地域振興部 長   川 地   諭 君 市 民 部 長   城 戸 信 之 君 福 祉 部 長   岩 本 良 治 君 経 済 部 長   河 合 久 雄 君 公営競技事務所長  上 田 泰 正 君 建 設 部 長   森   一 哉 君 大学推進室 長   大 谷 剛 士 君 総合事務所 長   堤   泰 秀 君 会 計 管理者   沼 口   宏 君 教  育  長   宮 内 茂 則 君 教 育 部 長   尾 山 邦 彦 君 病院事業管理者   矢 賀   健 君 病院局事務部長   堀 川 順 生 君 水道事業管理者   今 本 史 郎 君 監 査 委 員   山 根 雅 敏 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第74号から議案第76号まで、議案第85号及び議案第89号の5件について委員長報告、質疑、討論及び採決(総務文教常任委員長報告)議案第74号 山陽小野田税条例等の一部を改正する条例の制定について議案第75号 山陽小野田都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について議案第76号 重複地番解消のための山地番の変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について議案第85号 埴生小・中学校整備事業児童棟新築 建築主体付帯工事請負契約の締結について議案第89号 埴生地区複合施設整備事業建築主体工事請負契約の締結について日程第3 議案第60号から議案第62号まで、議案第67号、議案第77号、議案第80号及び議案第81号の7件について委員長報告、質疑、討論及び採決(民生福祉常任委員長報告)議案第60号 平成29年度山陽小野田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について議案第61号 平成29年度山陽小野田介護保険特別会計歳入歳出決算認定について議案第62号 平成29年度山陽小野田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について議案第67号 平成29年度山陽小野田病院事業決算認定について議案第77号 山陽小野田国民健康保険基金条例の一部を改正する条例の制定について議案第80号 山陽小野田病院局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第81号 物品の購入について日程第4 議案第59号、議案第63号から議案第66号まで、議案第68号、議案第69号、議案第71号から議案第73号まで、議案第78号、議案第79号、議案第82号及び議案第86号から議案第88号までの16件について委員長報告、質疑、討論及び採決(産業建設常任委員長報告)議案第59号 平成29年度山陽小野田駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第63号 平成29年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第64号 平成29年度山陽小野田下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第65号 平成29年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第66号 平成29年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第68号 平成29年度山陽小野田水道事業決算認定について議案第69号 平成29年度山陽小野田工業用水道事業決算認定について議案第71号 平成30年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)について議案第72号 平成30年度山陽小野田水道事業会計補正予算(第1回)について議案第73号 平成30年度山陽小野田工業用水道事業会計補正予算(第1回)について議案第78号 山陽小野田地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第79号 山陽小野田地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第82号 市道路線の認定について議案第86号 平成29年度山陽小野田水道事業会計処分利益剰余金の処分について議案第87号 平成29年度山陽小野田工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分について議案第88号 東下津地区内水対策施設整備工事電気機械設備工事請負契約の締結について日程第5 議案第58号及び議案第70号の2件について委員長報告、質疑、討論及び採決(一般会計予算決算常任委員長報告)議案第58号 平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定について議案第70号 平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)について日程第6 委員会提出決議案第1号の1件を上程、提案理由の説明、質疑、討論及び採決委員会提出決議案第1号 議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)に対する附帯決議について日程第7 閉会中の調査事項について────────────午前10時開会──────────── ○議長(小野泰君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 長谷川議員。 ◎議員(長谷川知司君) 9月14日の私の一般質問において、言葉足らずのため誤解を招く言い方がありましたので、補足、訂正させていただきます。 「このようないいかげんなJVというのが果たしていいのかどうか」というのを「このような活用目的が異なるJVを一緒にするといういいかげんなJVの組み方が果たしていいのかどうか」に訂正をお願いします。 ○議長(小野泰君) 議事整理権によりまして議長で行います。 本日の議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、河﨑議員、笹木議員を指名いたします。──────────── △日程第2議案第74号~第76号・第85号・第89号 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第2、議案第74号山陽小野田税条例等の一部を改正する条例の制定についてから議案第76号重複地番解消のための山地番の変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてまで、議案第85号埴生小・中学校整備事業児童棟新築 建築主体付帯工事請負契約の締結について及び議案第89号埴生地区複合施設整備事業建築主体工事請負契約の締結についての議案5件を一括議題といたします。 本件に対し、総務文教常任委員長の報告を求めます。河野委員長。(河野朋子君登壇) ◎総務文教常任委員長河野朋子君) おはようございます。 9月定例会において、本委員会に付託されました議案5件について、9月3日、4日、26日に委員全員出席のもと委員会を開催し、慎重審査をいたしました。その内容について報告をいたします。 まず、議案第74号山陽小野田税条例等の一部を改正する条例の制定についてです。 その概要は地方税法の一部を改正する法律が、平成30年3月31日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うもので、その主な内容として、平成33年度以降の個人住民税について、給与所得控除及び公的年金等控除を10万円引き下げるとともに基礎控除を同額引き上げることで控除の振りかえをする措置と、また、前年の合計所得金額が2,500万円を超える所得割の納税義務者に対して基礎控除等の適用を行わないこと等を規定するものです。 また、市たばこ税の税率について平成31年10月1日から3段階に分けて引き上げ、新たに喫煙用の製造たばこの区分に加熱式たばこを設け、加熱式たばこの課税方式を現行の製品の重量に基づき換算する方式から、重量と価格に基づき換算する方式に5段階に分けて移行することを規定するものです。 さらに、わがまち特例の新設・変更に伴い、固定資産税の課税標準に係る特例の割合を定めるほか所要の改正を行うものです。 審査で明らかになったことは、市民税における調整控除の改正による当市への影響はほぼないということです。 また、国と地方のたばこ税の配分比率1対1を維持した上で、平成30年10月1日から地方分として1本当たり0.5円ずつ上がり、3段階で計1.5円上がるとのことです。 さらに紙巻きたばこから加熱式たばこへの移行は全国的に2割程度であり、平成28年度と比べ平成29年度のたばこ税は約2,800万円程度落ちていますが、これは加熱式たばこへの移行の影響だと分析しているということです。 また、わがまち特例の改正については、当市に適用するものはないということです。 討論はなく、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第75号山陽小野田都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてです。 概要は、議案第74号山陽小野田税条例等の一部を改正する条例の制定に伴い、山陽小野田都市計画税条例の条ずれ、項ずれ、条文の書きぶりなどの整理等を規定するものです。 質疑、討論ともになく、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 続いて、議案第76号重複地番解消のための山地番の変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてです。 これは、山口地方法務局で、平成30年11月9日に旧小野田市地域の山地番に1万番を付す方法によって重複地番を解消することから、該当する施設の位置について変更された地番に改正するものです。 審査で明らかになったことは、法務局で登記官の職権による地番変更を行うということで、討論はなく、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第85号埴生小・中学校整備事業児童棟新築 建築主体付帯工事請負契約の締結についてです。 その概要は、埴生小・中学校整備事業児童棟新築 建築主体付帯工事)について、6億5,772万円で、嶋田工業ヘキムラ興業特定建設工事共同企業体請負契約を締結することについて議会の議決を求めるものです。 審査で明らかになったことは、工期は平成32年1月31日までで、RC造3階建て、建築面積は1,168.05平方メートル、延べ床面積は2,791.97平方メートルで、1階は小・中学校で共用する図書館や保健室、校長室、事務コーナー校務センターなどを配置している。2階は、主に小学校の普通教室特別支援教室などを配置している。また3階は、2階と同様に小学校の普通教室特別支援教室などを配置しているということです。 また過去に、厚狭地区複合施設の建設や厚陽小・中学校の建設など7億円程度の工事を市内JVに発注をしているので、今回も市内JVに発注することに問題はない。さらに工期についても十分な工期の設定であると確信しているということでした。 太陽光パネルは照明器具に使用し、売電はしない。また、環境教育に使用していくということです。 また、約2年前の建設委員会の意見に基づく設計とほぼ変わりはないということです。 討論はなく、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 最後に、議案第89号埴生地区複合施設整備事業建築主体工事請負契約の締結についてです。 これは、埴生地区複合施設整備事業建築主体工事)について、2億9,600万円で嶋田工業ヘキムラ興業特定建設工事共同企業体請負契約を締結することについて議会の議決を求めるものです。 審査で明らかになったことは、埴生公民館埴生支所児童クラブを複合化した施設を新たに整備するもので、工期は平成31年8月30日までとのことです。 新築S造で床面積は1,297.22平方メートル、多目的室は272人の定員でエアコンを設置し、軽運動も可能であるということです。 外構工事については、来年9月から5カ月間を予定しているということです。現在、埴生児童クラブの定員は30人ですが、今度新しくできる埴生複合施設での児童クラブは定員40人に変更するとのこと、また、部屋の基準1人当たりの平方メートルと広さから勘案して60人までは定員変更が可能であるということです。 駐車場は、埴生複合施設のすぐ隣の駐車場17台、学校と併用の駐車場59台、小学校の奥の駐車場14台で合計90台ですが、現在の埴生公民館を平成32年度に解体する予定にしており、この土地を臨時駐車場として利用する計画であるということです。 入札についてJVとした目的、その目的については、技術力を結集して安定的な施工ができるようにするためということで、基本的に2億円以上の建築主体工事の場合はJVと決めているということです。 また、工事監理については、埴生小・中学校児童棟新築とは別々の発注になるということでした。 討論はなく、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 以上で、委員会からの報告を終わります。議員各位の慎重審議のほど、よろしくお願いいたします。(河野朋子君降壇) ○議長(小野泰君) 総務文教常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては1件ずつ行います。 議案第74号山陽小野田税条例等の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第74号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第75号山陽小野田都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第75号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第76号重複地番解消のための山地番の変更に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第76号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第85号埴生小・中学校整備事業児童棟新築 建築主体付帯工事請負契約の締結についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 委員長にお尋ねしますが、この整備工事によって埴生小・中は連携校になるかと思うんですが、既に厚陽小・中において実現をしているわけですが、その小・中連携校における教育的効果、そういったものについてはどのように議論されたでしょうか。
    ○議長(小野泰君) 河野委員長。 ◎総務文教常任委員長河野朋子君) 今回出されました議案は、児童棟の建築に対する請負契約についての議案でしたので、そういった教育的な中身についての審査は行っておりません。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第85号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第89号埴生地区複合施設整備事業建築主体工事請負契約の締結についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) この埴生地区複合施設の施設内に大きな会議室が存在しているわけですが、これまでも議論にもなったところですが、市内においてあそこまで大きな会議室を持つような公民館等はありませんが、それに対する質疑はどのようにされたでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河野委員長。 ◎総務文教常任委員長河野朋子君) 当然そういった内容の質疑がございました。執行部の答弁であったのは、市内には市民館とか文化会館といった600人程度の収容できるホールはある。少人数でいけば100人とか150人の文化会館の小ホールとかというところはあるので、その中間的な人数272人の定員ですので、そういったイベントなどで使えるような施設としてこれから利用を広げていきたいといった答弁がございました。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) それと、先ほどの議案第85号と89号が同じ業者が請け負っているんですが、この点について理科大でもそうなんですが、このJVで市内のほとんどの大きな仕事を持っていくということが続いているんですが、それに対する質疑はなかったでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河野委員長。 ◎総務文教常任委員長河野朋子君) そういった入札あるいは業者選定とかそういったことについての質問はもちろんありました。 今回、そういう同じ業者が続いてとか一部のそういったところに行くことに対しての懸念、それから工期がおくれたりとかいろいろな今までの経緯を見ると不安材料があるので、そういった質疑がされたと思いますけれども、監理室からの答弁ではAランクの業者については完工高などを見ても、そういった業者に任せることができるというふうな判断のもとでしたということで、さらにはこれまで公共工事が少なかった時期には、一旦受けた業者はその次は外すとかそういった方式もとっていたということですが、ここのところ合併特例債事業で工事が大変多かった中で、今回はそういった一旦受けた業者は次は外すといったそういう方式をとらないでやってきたということも明らかになりました。 こういったことについて、今後、さらにその工事の中身とか業者の選定については、さらに研究をしていきたいといった監理室からの答弁も得ております。 以上です。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。岡山議員。 ◆議員(岡山明君) ちょっと細かい話で申しわけないんですが、今ここの公民館、ここは児童クラブも入るという状況で、今お話があったんですけど、多目的のお部屋が物すごい大きいと、そういう意味で児童クラブの併用というか、そういう形を多目的ホール児童クラブのほうに使うと、そういう話というのはされたかどうか、その辺ちょっと確認させていただきたいんですが。 ○議長(小野泰君) 河野委員長。 ◎総務文教常任委員長河野朋子君) 先ほども言いましたように、その多目的ホールがかなり広いということについては、今後そういった市全体での利用を考えていくといった答弁があったわけですけども、児童クラブについては、先ほど報告でも言いましたように、今後60人程度登録が可能な人数が確保されておりまして、現在40人ですので、多目的ホールをさらに児童クラブにといった計画は聞いておりません。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第89号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議がありますので、起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。──────────── △日程第3議案第60号~第62号・第67号・第77号・第80号・第81号 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第3、議案第60号平成29年度山陽小野田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてから議案第62号平成29年度山陽小野田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてまで、議案第67号平成29年度山陽小野田病院事業決算認定について、議案第77号山陽小野田国民健康保険基金条例の一部を改正する条例の制定について、議案第80号山陽小野田病院局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第81号物品の購入についての議案7件を一括議題といたします。 本件に対し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。吉永委員長。(吉永美子君登壇) ◎民生福祉常任委員長吉永美子君) おはようございます。民生福祉常任委員会の吉永でございます。 9月定例会本会議において、議長より当委員会に付託されました議案7件について、9月5日委員全員出席のもと、慎重審査いたしましたので、その内容と結果について御報告申し上げます。 まず初めに、議案第60号平成29年度山陽小野田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。 まず、概要についてです。 歳入額84億983万262円、歳出額82億4,240万4,911円となり、差引形式収支1億6,742万5,351円の黒字となっております。 平成29年度国保加入世帯は8,428世帯で、加入率29.16%、被保険者数1万2,880人で、加入率20.34%と平成18年度をピークに減少を続けております。1人当たり医療費は46万2,813円で、県内13市中3番目に高い状況となっております。 次に、審査の中で明らかになった事項についてです。 14名の委員からなる国民健康保険運営協議会を3回開催し、合計4名が欠席で、そのうち保険料率等を決める協議会において2名が欠席の状況です。1人当たりの医療費が年々増加している状況について、本市の場合は受診率が非常に高いことが大きな特徴です。特定健診受診率向上への対策として集団検診受診者に無料で骨密度の測定、市役所のモニター広告の利用、特定健診の横断幕、SOS健康フェスタでのPR活動、ラジオや広報等でのPR、集団検診の実施前に未受診者へ勧奨はがきの送付を実施しております。資格証対象者には訪問による面談を最低2回実施し、会えない人は短期証に切りかえ、会えた人で滞納解消に向かわない人は資格証を発行しております。 質疑を終わり、賛成討論がありました。その内容は、「保険料の引き下げや資格証について努力をしている。市民の健康を守るための努力や保険料のさらなる引き下げの努力を求めて賛成とする」というものです。 採決の結果、議案第60号は、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第61号平成29年度山陽小野田介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。 まず、概要についてです。 歳入額63億4,544万3,200円に対し、歳出額61億734万7,297円となり、差引形式収支2億3,809万5,903円の黒字となっております。保険給付費が総額56億2,228万3,738円で、歳出総予算の92%となり、平成28年度と比較して約2.3%の増となっています。介護給付費準備基金に1億2,100万5,868円積み立て、基金残高は5億321万8,746円です。収納率については、現年度分が平成28年度の99.05%から99.24%、過年度分が23.16%から23.57%となっております。介護認定審査会を103回開催し、要介護2,932人、要支援813人の合計3,745人を認定しています。 次に、審査の中で明らかになった事項についてです。 介護認定調査委託件数の総数3,079件のうち、市職員が2,266件、在宅委託件数727件、施設委託件数86件です。平成29年度で廃止のいきいきデイサービスの利用者について、総合事業対象者98名、その中、総合事業サービスに移行41名、住民運営通いの場に移行21名などとなっています。また、非対象者は47名です。住民運営通いの場(百歳体操)は、平成29年度実績51カ所で、平成37年度までに121カ所の目標を立てています。平成29年度で配食サービス事業が廃止になった理由については、市内に配食する業者がふえ、見守りなどの機能を持っている配食サービスに安価なところがあることです。平成29年度の高齢者保健福祉実態調査から調査用紙に安心ナースホンに関する項目を設け、ひとり暮らしの65歳以上の高齢者、二人暮らしの75歳以上の高齢者に周知を実施しています。安心ナースホンについて高齢者を詐欺から守る観点から、契約書を確認し、業務内容の見直しを検討するとのことです。 質疑を終わり、反対討論がありました。その内容は、「介護保険制度が始まって以来、保険料は上がり続けてきた。高齢者の利用負担が大きい中、新たな減免制度が必要と主張し、反対する」というものです。 採決の結果、議案第61号は、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第62号平成29年度山陽小野田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてでございます。 まず、概要についてです。 歳入額10億1,166万6,785円、歳出額10億1,116万4,213円となり、差引形式収支50万2,572円の黒字となっております。全体の収納率は99.45%で、県内13市中1位となっております。平成29年度から課内に収納係を設置し、収納体制を強化しています。被保険者数については年度間平均人数1万541人で、対前年度201人、1.9%の増となっています。 次に、審査の中で明らかになった事項についてです。現年度の保険料未収者は88名で、そのうち所得ゼロが49名、ゼロから50万円以下が9名、50万円から100万円が11名、500万円以上が3名です。未収者には督促状、催告状等を送付し、反応があればその後、納付相談を受け付けしています。 質疑を終わり、反対討論がありました。その内容は、「世界に被保険者を年齢で区別するというのはないと思っているし、そういうことをすべきではない。この保険制度そのものが問題がある制度だと思うので反対する」というものです。採決の結果、議案第62号は、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第67号平成29年度山陽小野田病院事業決算認定についてでございます。 まず、概要についてです。医業収支については3億4,270万337円の医業損失となり、医業収支比率は91.7%です。医業外収支については2億664万8,715円のプラスとなり、経常損益は1億3,605万1,622円の経常損失となっています。当年度損益は2億1,219万6,260円の純利益となり、平成29年度未処理欠損金は32億2,995万5,967円です。入院患者数は6万6,471人で、平成28年度と比較して1日当たり4人増の182人となり、1億4,546万円余りの増収となりました。入院患者数の増加要因は、産科医の増員に伴い産婦人科の入院患者が増加したことによるものです。外来患者数は9万9,554人で、平成28年度と比較して1日当たり3人増の408人となり、3,586万円余りの増収となりました。外来患者数の増加要因は、特に産婦人科外来患者の増によるものです。 次に、審査の中で明らかになった事項についてです。 外部委託したコンサルタントのアドバイスにより、薬品費が約2,700万円の減額、医療材料費が約170万円の減額です。眼科以外では、脳神経外科の患者の市外流出が指摘されており、現在、非常勤の医師を週2回から3回にふやして対応しています。医師の増員については、平成29年6月から産婦人科が1人増となっています。市から派遣している職員は6名で、市に派遣しているプロパーの職員が1名、本年4月にプロパーを1名採用しており、長期的計画を立て、基本的にプロパー職員に移行の考えが示されました。院内保育所については、平成29年度末ごろには定員25人いっぱいでしたが、本年7月末現在、院内職員の子供が8人、院外が7人の15人となりました。院内保育所の収支については、病院の負担が983万円余り発生している状況です。監査委員からの「経営形態の抜本的な見直しを視野に入れた検討、研究を行う余地は十分あるものと思慮する」との意見については、市民病院を存続することが大事であり、独法化した場合のメリットとデメリットについて考えながら経営を進めていきたいとの考えが示されました。 質疑を終わり、討論はなく、採決の結果、議案第67号は、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第77号山陽小野田国民健康保険基金条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 まず、概要についてです。 平成30年4月からの国保制度改革、県広域化により、本市の国民健康保険事業における財源不足の蓋然性が減少することに伴いまして、今後は健全な国民健康保険財政の運営を前提として、本基金をより柔軟に活用できるように処分規定を改正するものでありまして、県内13市のうちに既に5市が基金の条例を改正している状況にございます。 次に、審査の中で明らかになった事項についてでございます。 県内他市の条例改正状況については、市によって基金条例そのもののつくり方が違うという相違点があり、本市は一番オーソドックスな条例であるとの市の考えが示されました。条例改正後は、安定的に適正な保険料率を設定していきたい。また、積極的に保険事業を展開していきたいとの市の考えが示されました。 質疑を終わり、討論はなく、議案第77号は、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第80号山陽小野田病院局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 まず、概要についてです。 改正の内容は、市の条例と同様に、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律に基づき、任用される職員等に関する規定を設けるものです。 改正の理由は、任用の形態を拡充することで医療職、特に医師の確保を図ろうとするもので、他の医療機関においては、短時間の正規雇用を取り入れているところも多く、山陽小野田市民病院においても導入が必要と判断したとのことでございます。現在、短時間勤務の任用については再任用職員のみですが、改正後は任期つきの職員及び育児短時間勤務に伴う短時間勤務職員も対象となります。 次に、審査の中で明らかになった事項についてです。 これまでは、任期付職員についての規定がなく、雇用がありませんでしたが、条例改正によって採用が可能となります。任期付職員について医師以外は全く考えていないわけではないとのことですが、まずは医師の確保を主眼としての条例改正となります。 質疑を終わり、討論はなく、議案第80号は、全員賛成で可決すべきものと決しました。 最後に、議案第81号物品の購入についてでございます。 まず、概要についてです。小野田処分場においてごみの分別及び整地のために活用している油圧ショベルの老朽化に伴い、新たに購入をするものです。7月24日に指名競争入札を行い、2,019万6,000円で日立建機日本株式会社山口営業所が落札しました。 次に、審査の中で明らかになった事項についてです。 指名業者は6名で、3社が辞退したため3社での入札となっています。新しい油圧ショベルは現有機とほぼ同等品であり、受注生産のため平成31年2月28日を納期限として設定しております。通常のバケットに加えてマグネットを装着できるように発注する予定です。新しい物品が入り次第、平成18年3月に購入した現有機は処分するとのことです。 質疑を終わり、討論はなく、採決の結果、議案第81号は全員賛成で可決すべきものと決しました。 以上で、民生福祉常任委員会の御報告を終わります。議員の皆様の慎重審議のほど、よろしくお願い申し上げます。(吉永美子君降壇) ○議長(小野泰君) 民生福祉常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては1件ずつ行います。(松尾数則君退場) ○議長(小野泰君) 議案第60号平成29年度山陽小野田国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第60号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第61号平成29年度山陽小野田介護保険特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第61号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。 本件は、委員長報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第62号平成29年度山陽小野田後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第62号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。 本件は、委員長報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第67号平成29年度山陽小野田病院事業決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第67号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。 本件は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。(松尾数則君入場) ○議長(小野泰君) 次に、議案第77号山陽小野田国民健康保険基金条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第77号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第80号山陽小野田病院局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第80号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第81号物品の購入についての質疑を行います。御質疑はありませんか。長谷川議員。 ◆議員(長谷川知司君) 委員長報告では、物品が入り次第現在のものは処分とありますが、この処分方法、当然、有価処分とは思いますが、どのような方法で処分されるかは検討されたかどうかをお聞きします。 ○議長(小野泰君) 吉永委員長。 ◎民生福祉常任委員長吉永美子君) 処分の方法までは議論しておりません。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第81号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。──────────── △日程第4議案第59号・第63号~第66号・第68号・第69号・第71号~第73号・第78号・第79号・第82号・第86号 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第4、議案第59号平成29年度山陽小野田駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第63号平成29年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についてから議案第66号平成29年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定についてまで、議案第68号平成29年度山陽小野田水道事業決算認定について、議案第69号平成29年度山陽小野田工業用水道事業決算認定について、議案第71号平成30年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)についてから議案第73号平成30年度山陽小野田工業用水道事業会計補正予算(第1回)についてまで、議案第78号山陽小野田地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第79号山陽小野田地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第82号市道路線の認定について及び議案第86号平成29年度山陽小野田水道事業会計処分利益剰余金の処分についてから議案第88号東下津地区内水対策施設整備工事電気機械設備工事請負契約の締結についてまでの議案16件を一括議題といたします。 本件に対し、産業建設常任委員長の報告を求めます。中村委員長。(中村博行君登壇) ◎産業建設常任委員長(中村博行君) おはようございます。産業建設の中村です。 今定例会において、当委員会に付託されました議案16件について、9月7日及び26日に委員全員の出席のもと、委員会を開催し、慎重審査をいたしましたので、議案の概要と審査内容、その結果について報告をいたします。 若干長うございますので、よろしくお願いいたします。 まず最初は、議案第59号平成29年度山陽小野田駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 まず、概要から、歳入合計2,655万4,397円に対して、歳出合計は2,319万9,236円となり、歳入歳出差引残額は335万5,161円である。歳入の主なものは駐車場使用料1,835万6,770円、平成28年度からの繰越金814万8,977円である。 歳出の主なものは、一般管理費のうち需用費128万7,906円、駐車場内の清掃や自動発券機等の維持管理などの委託料156万7,512円、公債費1,979万6,326円である。なお、公債費については、平成30年度の償還金457万1,890円で返済完了の予定である。 平成29年度の駐車場利用台数は、前年度比8,576台増の4万4,861台で、稼働率は65%である。 審査により明らかになった事項として、まず、「利用台数がふえた一番の理由は」との質問に、「平成28年度から料金改定を行い、約半額に減額したことによる」との答弁がありました。「償還完了後の計画は」との質問に、「今年度は料金システムの改修、厚狭駅側の出口の新設、来年度以降も収入がふえれば奥側の駐車場の整備、舗装等も検討していく」との答弁がありました。「西側の未整備部分の舗装完了後は何台駐車できるのか」との質問に「現在の190台に加えて、約80台増と推測している」との答弁がありました。「定期券の販売がプリカ同様に文化会館で販売できないのはなぜか」との質問に、「プリカは販売だけで済むが、定期券については個人の登録などの手続が必要になる」との答弁がありました。 討論はなく、結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第63号平成29年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 概要は、歳入総額1,083万1,994円に対して、歳出総額は1,068万1,813円となり、歳入歳出差引額は15万171円である。 歳入の主なものは、市場使用料207万8,691円、一般会計繰入金660万5,000円、小野田中央青果株式会社からの光熱水費負担金の諸収入199万8,264円などである。歳出の主なものは、修繕料や光熱水費など市場の管理運営に要する経費である市場管理費1,068万1,823円である。 平成29年度の取扱量は野菜、果実など1,531トン、花卉が約4万8,000束、金額は合計で4億4,073万6,000円である。取扱量は、前年と比較して野菜と果実については微増だが、他は大きく減少したとの説明がありました。 審査の中で明らかになった事項として、まず、「委託料で約81万の不用額が生じているのは」との質問に、「警備委託料が8社による入札となったことによる入札減である。また、草刈り等の委託料が当初の見積もりより安価に済んだことである」との答弁がありました。次に、「取扱実績で野菜、果物の数量はふえているが、金額が減っている理由は」との質問に、「相場によるもので必ずしも数量と金額は比例しない」との答弁。「農家の個人出荷者は何人か」との質問に、「市内の農家出荷者は84、市外と農協も含めると全部で222である」との答弁。「JAとの連携が不可欠であるが、どのような考えか」との質問に、「JAと農林水産課とではさまざまな会議等もあり、情報交換等々はしているが、市場を交えてのJAとの対応は不十分なところがある。今後はJAとの連携を今以上に強化していく」との答弁。「7月2日の取締役会以降、市場の問題について何か動きがあったか」との質問に、「ありません」との答弁がありました。 討論はなく、結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第64号平成29年度山陽小野田下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 概要は、歳入総額28億3,566万4,511円に対し、歳出総額は28億3,198万2,059円で、歳入歳出差引額は368万2,452円となるが、繰越明許費総額203万7,075円を翌年度に繰り越しするため、実質収支額は164万5,377円である。 歳入の主なものは、下水道負担金2,771万5,233円、下水道使用料6億1,415万6,089円、国庫補助金2億6,557万4,000円、一般会計繰入金10億6,300万円、市債8億5,070万円などがある。歳出の主なものは、下水道事業一般管理費9,637万6,072円、施設管理費2億9,669万6,385円、下水道建設費6億7,145万3,444円、公債費17億5,742万7,456円である。 平成29年度末の公共下水道整備状況は、整備済面積1,062.38ヘクタール、普及率は53.6%となっている。 審査により明らかになった事項として、まず、「公営企業会計への移行についての進捗状況は」との質問に、「平成28年度に法適用化基本計画策定を完了し、29年度末には全業務の54.7%を完了した。29年8月に株式会社ぎょうせいと公営企業会計システム導入業務の契約をし、29年、30年度でシステムの構築を行う。今後も計画どおり進め、平成31年度から公営企業会計に移行する」との答弁がありました。次に、「施設管理費の不用額約827万円の説明を」との質問に、「光熱水費や汚泥処理手数料に余分に予算をとったこと、下水道台帳を更新する際、下水道整備状況により増減があることなどである」との答弁がありました。「年普及率上昇の目標パーセントは」との質問に、「以前は1%の目標を掲げていたが、国費が要求額の60%になったことや平成27年度から長寿命化工事を始めたことから、今後は0.5%程度になる」との答弁がありました。次に、「使用料の不納欠損約270万円はふえたのか」との質問に、「平成18年度には714万6,359円あったので約3分の1まで落ちている」との答弁。「現在の公債費残額はどれくらいか」との質問に、「約180億円である。平成38年度には127億円になる予定である」との答弁。 討論はなく、結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第65号平成29年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 概要は、歳入総額8,606万4,228円に対し、歳出総額は8,590万1,232円で、歳入歳出差引額は16万2,996円である。歳入の主なものは、農業集落排水使用料2,594万7,643円、一般会計繰入金5,770万円、市債230万円である。 歳出の主なものは、農業集落排水事業一般管理費2,374万6,461円、公債費6,215万4,771円などである。 平成29年度末の水洗化率の状況は、小野田西地区91.4%、仁保の上地区96.1%、福田地区97.3%である。 審査により明らかになった事項として、「3地区の施設の老朽化の程度は」との質問に、「小野田西地区は機械が著しく傷んでおり、長寿命化に踏み切る予定であったが、調査の結果、公共下水に取り込むほうが経済的であることから、小野田西の公共下水に接続するよう手配している。仁保の上、福田地区は健全であるとの調査結果であった」との答弁がありました。次に、「小野田西地区の水洗化率が低い理由は」との質問に、「未水洗化49戸は、ほとんどが浄化槽を設置していて、使える間は使おうとの思いからか、水洗化率は上がってこない」との答弁であります。「圃場整備がされている後潟地区の状況は」との質問に、「後潟地区は、既に農業集落排水で全て整備が終わっている」との答弁がありました。 質疑を打ち切り、討論はなく、結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第66号平成29年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 概要は、歳入合計77億86万1,013円に対し、歳出合計は89億6,317万3,981円で、歳入歳出差し引き12億6,231万2,968円の不足となり、平成30年度の歳入を繰り上げてこれに充当するものである。 歳入の主なものは、事業収入73億5,060万9,110円、事業外収入3億4,407万5,501円などである。歳出の主なものは、事業費78億4,444万8,645円、前年度繰上充用金10億8,775万7,167円などである。なお、包括的民間委託料は5億3,026万6,869円、市への収益保証額は4,386万2,656円である。 審査により明らかになった事項として、まず、「歳入で予算額と収入済額の乖離が大きいのでは」との質問に、「予算が膨らみ過ぎないよう気をつけて予算編成には当たっているが、本年度は重勝式も含んでいるので把握しづらい状況であった」との答弁がありました。また、「払戻時効日の周知についてはどうしているか」との質問に、「お客さんはわかった上でのことと思うし、窓口等でも表示しているが、現場の意見も聞いてみる」との答弁。「包括的民間委託料に、第2、第5駐車場の借り上げは入っているか」との質問に、「それも含んだ額になっている」との答弁。「返済計画はいつごろの予定か」との質問に、「年内としていたが、年度内には出せるよう努力する」との答弁。 質疑を打ち切り、討論はなく、結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第68号平成29年度山陽小野田水道事業決算認定についてであります。 概要は、収益的収支について収入総額は前年度比0.4%増の15億4,421万2,716円に対して、支出総額は12億9,184万2,886円で、この結果、税処理後の単年度純利益は2億1,169万7,995円である。 有収水量については、減少傾向もおさまり、前年度とほぼ同量の745万7,273立方メートルである。 資本的収支については、収入総額は2億9,883万9,717円に対し、支出総額は8億8,405万5,727円で、結果、差引不足額は5億8,521万6,010円となる。この不足額は、当年度分損益勘定留保資金に加え、建設改良積立金を取り崩し、全額補填する。 平成29年度末の積立金は8億8,490万9,512円、企業債残額は51億7,651万7,395円である。 審査により明らかになった事項は、まず、「工事を次年度に繰り越す理由は」との質問に、「冬の低温の時期が続き、製品の製造ができなかったためである」との答弁。「有収率が上がってこないのは」との質問に、「老朽化などによる管路漏水や火事等による消防活動等で使用した水量である。有収率アップのためにも管路の更新に積極的に取り組んでいく」との答弁がありました。「死亡事故や薬品漏れなどがあった。事業健全化を図るための人件費削減はわかるが、それだけに固執すべきではないが」との質問に、「安全対策も含め、トータルで市民に迷惑をかけないよう安全を確保しつつ進めることで、人件費削減ありきとは考えていない」との答弁。「薬品流出後、魚の生息など、影響の調査等はされたか」との質問に、「流出後、1週間くらい川の確認に行った。県の河川課も、正常に戻っており問題ないとのことであった」との答弁がありました。 次に、「老朽化などによる突発的な工事はどのくらいあったか」との質問に、「昨年の修繕工事は道路面で226件、水道局負担の敷地内の給水管工事が128件あった」との答弁。また、「内部留保資金約9億円がゼロになる状況はいつごろか」との質問に、「今の状況のままの前提だと、机上の計算ではこの先5年くらいしかもたない」との答弁がありました。 質疑を打ち切り、討論はなく、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第69号平成29年度山陽小野田工業用水道事業決算認定についてであります。 概要は、収益的収支について、収入総額は2億9,807万5,051円に対し、支出総額は2億5,735万1,716円で、この結果、税処理後の単年度純利益は3,886万9,756円である。工業用水については責任給水制をとっており、前年度と同量の年間901万5,500立方メートルの基本水量を3事業所に給水した。資本的収支について、収入は病院会計からの貸付金償還金の6,600万円のみであり、これは平成19年度決算で措置済みで、他に収入はなく、支出は建設改良費と企業債償還金を含めて支出総額4,700万3,501円である。これにより支出総額が資本的収支不足額となり、その対応として当年度分損益勘定留保資金に加え、減債積立金を取り崩して補填した。 平成29年度末の積立金は5億7,687万6,662円、企業債残額は1億6,298万7,622円である。 審査により明らかになった事項として、まず、「実質給水量が約11万立方メートル減少した理由は」との質問に、「雨量が少なく厚東川ダムのほうが取水自体を自主節水という形で制限したことによる」との答弁がありました。「工業用水の老朽化対策は」との質問に、「上水道と同様、管路の更新が前提である。西部線については、叶松地区の工事が終わり全線交換により更新した」との答弁。「病院会計からの償還について何か話はあったか」との質問に、「特に話はない。予定どおりだと平成33年度で完済になる」との答弁がありました。 質疑を打ち切り、討論はなく、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第71号平成30年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)についてであります。 概要は、今回の補正は修繕料の増による歳出の増と、それに伴う繰入金の増についてのものである。歳入歳出の予算総額に歳入歳出それぞれ50万円を増額し、歳入歳出予算総額をそれぞれ8,802万円とするものである。増額の内容は、急遽発生した福田地区のマンホールポンプの修繕のための費用である。 審査により明らかになった事項は、まず、「他の農業集落排水の状況はどうか」との質問に、「農業集落排水はできて20年以上が経過しているので、どの地区も修繕費はかかっている」との答弁。「修繕はどのような内容か」との質問に、「ポンプを丸々一つかえるものである」との答弁がありました。 質疑を打ち切り、討論はなく、結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第72号平成30年度山陽小野田水道事業会計補正予算(第1回)についてであります。 概要は、今回の補正は水道及び工業用水会計間の職員配置の変更に伴い、主に人件費についての調整である。収益的支出において、上水道営業費用中の職員人件費を1,703万2,000円減額するもの、これは当初予算で4月から浄水場運転管理一元化を予定し、正職員を53人体制としていたが、浄水場の事故等により安全対策の充実を図ることから、前年の50人体制に戻したことに伴う補正である。また、浄水場に転落防止柵を設置するなど、上水道営業外費用中の消費税は30年度予算外で前年度繰越工事を執行したことに伴い、納税額が減少するので、721万9,000円の減額補正となり、支出総額は2,383万4,000円の減額補正で、収益的支出合計は13億7,623万3,000円とするものである。 資本的収支は、予算額に変更はないが、収支不足の補填財源については変更しているとの説明があり、審査により明らかになった事項として、まず、「辞令は上水、工水の両方に出ているのか」との質問に、「辞令としては出ておらず会計上分けていて、実際の仕事は幅広い職員が上水道、工業用水道の仕事をしている」との答弁。「一元化により人をふやすことが理解できない」との質問に、「平成29年度までは上水50人、工水9人で職員の割り当てをしていたが、浄水場の運転管理一元化で、工水を3人減らし6人とし、3人を上水に充てる考えだった。当初予算では上水道が50名を53名、工業用水が9名を6名としていたが、もとに戻すのが今回の補正の一番の目的である」との答弁。「鴨庄浄水場の取水口の問題は、県にやってもらえないのか」との質問に、「厚狭川のしゅんせつによる水位の低下と大雨による取水口周辺の岩場の崩壊によるもので、今、職員の手でもとの状態に復旧しているところである」との答弁がありました。 質疑を打ち切り、討論はなく、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第73号平成30年度山陽小野田工業用水道事業会計補正予算(第1回)についてであります。 概要は、今回の補正は会計間の職員配置の変更に伴う人件費についての調整である。収益的支出で営業費用中の職員人件費のみ1,991万9,000円増額するもの、これは4月から予定していた浄水場運転管理の一元化を延期したことに伴い、当初予算で6名としていた会計支弁職員をもとの9名に戻すものである。 審査により明らかになった事項は、「一元化を進めるべきではなかったのか」との質問に、「浄水課の職員は上水道も工業用水も両方にかかわっているので、職員教育をしてできるだけ早く運転管理一元化ができるよう努める」との答弁。 質疑を打ち切り、討論はなく、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第78号山陽小野田地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 概要は、この条例は産業の振興と雇用の拡大を目的として、平成28年10月に制定した条例により、市内で新・増設した資産について固定資産税の不均一課税を実施している。法律制定の経緯は、国においては地方創生の一環として東京一極集中を緩和し、地方の雇用確保を図るため、東京から地方への本社機能の移転や地方にある本社機能を拡充する事業者に対して、税制面で優遇するための地域再生法が改正された。このたび、国がさらに本社機能の移転等を促進するため、地域再生法を改正し、特例措置の2年間延長、拡充を行った。この法改正により、本市もさらなる地方創生に取り組むための条例を改正するものである。 審査により明らかになった事項として、「条例改正による本市への影響は」との質問に、「税率を下げることにより難しいとは思うが、東京23区からの本店移転や企業誘致、それに、内発促進等を図っていきたい。本市についての該当はない、直接かかわるのは固定資産税関係だけである」との答弁。次に、「平成28年10月の制定と今回の改正の違いは」との質問に、「改正案については、移転型の1年目の税率が0.14%から課税免除に、拡充型の1年目が0.14%から県内トップクラスの0.01%になったことである」との答弁がありました。 討論はなく、結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第79号山陽小野田地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 概要は、今回の改正は建築基準法の一部改正に伴い、山陽小野田地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の小野田・楠企業団地地区地区計画地区整備計画区域の(6)、「学校」において「幼保連携型認定こども園を除く」の記述を追加し、条例の一部を改正するものであります。 審査によって明らかになった事項として、「条例の改正による本市への影響はどうか」との質問に、「今回の改正については山陽小野田地区計画の区域内ということで、小野田・楠団地に係る建築物の制限になるので、他の地域には影響はない」との答弁。 質疑を打ち切り、討論はなく、結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第82号市道路線の認定についてであります。 概要は、山口県が平成13年度より事業着手した県道宇部船木線の改良工事が、平成30年8月22日に完了した。これに伴い、当該県道の一部が廃止されることにより、その部分については新規路線として市道有帆西線、既存路線の追加として市道片山地方線を道路法に基づき議会の議決を得て認定するものであるとの説明がありました。 審査により明らかになった事項は、「県道のつけかえと思うが、起点など県との協議は十分されたのか」との質問に、「県道・市道の変更に伴い、その部分が県有地、市有地になることなど十分協議して決めた」との答弁がありました。 討論はなく、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第86号平成29年度山陽小野田水道事業会計処分利益剰余金の処分についてであります。 概要は、平成29年度水道事業会計決算によって生じた当年度末未処分利益剰余金3億577万4,772円の処分について、そのうち1億5,768万8,328円は、裏づけとなる現金が会計内にないため、資本金に組み入れるもので、残る1億4,808万6,444円を建設改良積立金に積み立てるものである。 質疑はなく、討論もなく、結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 次に、議案第87号平成29年度山陽小野田工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分についてであります。 概要は、平成29年度工業用水道事業会計決算によって生じた当年度末未処分利益剰余金5,349万883円の処分について、そのうち3,495万6,778円は、建設改良積立金に積み立てることとする。残る1,853万4,105円は現金の裏づけがないことから資本金に組み入れることとするというものであります。 質疑、討論はなく、結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 最後に、議案第88号東下津地区内水対策施設整備工事電気機械設備工事請負契約の締結についてであります。 概要は、この工事は平成30年9月7日に入札が執行され、株式会社安川電機と太陽産業株式会社の共同企業体である、安川・太陽共同企業体が3億4,560万円で落札した。工事の期間は、債務負担により平成32年3月31日までを予定し、今年度の支出は1億3,820万円としている。東下津地区の内水対策については、平成27年度に基本計画を策定し、平成29年度より工事着手している。今回の工事の主な内容は、ポンプ施設本体3台のうち1台と、その動力である自家発電機、それらを制御する制御盤の製作と設置を行うものである。 審査により明らかになった事項として、「1台のポンプの能力は」との質問に、「毎秒1トンである」との答弁。「入札率が66%だが、設計段階で問題はなかったのか」との質問に、「設計価格に関しては電気メーカー4社と準市内業者1社の計5社へ見積もりを依頼し、4社から回答があった。見積もりを参考に平均値をとり、査定率をかけて製品の金額を決定した。しかしながら、入札時の入札金額とは差があったため、入札後に低入札価格調査を実施した。さまざまな調査の結果、今の入札価格でも問題なく工事が施工できることを確認し、監理室に結果として相違なしの報告をした」との答弁。「予定価格の約5億8,000万円との乖離について主な原因は」との質問に、「一番低い今回の落札業者に低入札の理由を確認したところ、近年、このような大きなポンプ場の事業はなかなかない珍しい事業であり、今後も継続して山陽小野田市とつき合いたいので、今回の工事を利益度外視に近い状態でも受注したいとのことであった」との答弁。「今回の最低価格の設定は」との質問に、「山陽小野田市の建設工事等に係る低価格入札に関する実施要綱があり、その中に調査基準価格を設ける工事というのがある。なぜ、最低制限価格を設定せずに調査基準価格を設定するのかというと、電気工事や機械器具設置工事等は、予定価格に占める見積もりの割合が高く、適切な予定価格の判断が困難だからである。今回がそれに当たり、調査基準価格を設定し、低価格調査を行った上で落札者を決定し、契約の内容に適した履行がされることを確認できたため、契約を進めた」との答弁。「調査基準価格は幾らになっているか」との質問に、「税抜きで4億8,584万6,000円である」との答弁。「設計書作成時の条件は」との質問に、「今回は4社から出た見積価格の平均をとり、その上下を異常値ということで、上は130%、下は70%、それを切った上で、また平均値をとって採用単価として使った」との答弁。「既存の2台も自家発電か」との質問に、「自家発電であり最終的に5台全て自家発電で、5台を制御できる大きさの発電機をおさめる工事である」との答弁。次に、「8,000リットルの燃料タンクだが、3台稼働した際、何時間使えるのか」との質問に、「最終的に5台が稼働して、1時間当たり240リットル消費するので満タンで単純計算では33時間である」との答弁。「現在、市内業者は何社か」との質問に、「市内業者は8社で、準市内業者が2社、電気業者として入札に参加している」との答弁。「8社のうち1社ということだが、他の7社はなぜ参加しなかったのか」との質問に、「公募後に聞いたことだが、技術者がいないとのこと。要は市内業者が技術者の割り当てができないということである」との答弁。「入札の単価の件だが、一式で一番大きい金額は何か、また落札された金額との開き、上限、下限は」との質問に、「設計書上は自家発電装置が大きく、1億1,400万円の設計金額に対して、入札業者の内訳書では約7,500万円である。また、この採用金額になるもとの最大金額は1億7,400万円、最低金額は1億1,300万円で約6,000万円の開きがあった」との答弁。「ポンプ5台の設置が完了するのはいつになるのか」との質問に、「平成32年度末になる」との答弁。「工事の監理体制はどうか」との質問に、「この工事については全て自前で行う。土木工事については土木課、電気機械設備については下水道課ということで、全て市の職員で対応する」との答弁がありました。 質疑を打ち切り、討論はなく、結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。議員各位の慎重審査のほどよろしくお願いします。(中村博行君降壇) ○議長(小野泰君) 産業建設常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては1件ずつ行います。(松尾数則君退場) ○議長(小野泰君) 議案第59号平成29年度山陽小野田駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第59号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第63号平成29年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) この間の一般質問等でかなり卸売事業者の運営に対して疑問が幾つも上がり、その中では条例違反や法令違反まで指摘をされているところでありますが、そういった問題での議論はどのようにされたでしょうか。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) 今回は決算認定ということでありましたので、その点については、この間、市場の問題については、非常に委員全員が非常な関心といいますか、そういったものを持って対応をしておりまして、また、この時点では先ほど申しましたように、7月2日の取締役会以降の動きはないということでありましたので、この時点ではそういう審査をしておりません。 ただ、最近動きがあるようでありますので、なお一層の調査をしたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。山田議員。(山田伸幸君登壇) ◎議員(山田伸幸君) 議案第63号平成29年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について反対討論を行います。 地方卸売市場の運営をめぐり、数々の条例違反や法律違反などが明らかになりました。議会からもさまざまな改善の指摘がされてきたところでありますが、当該年中に改善のための努力が見られておりませんでした。また、市場を利用している中小業者からも支払い条件などで不公平との指摘がされ、このことは株主総会においても代表者がこれを認めているという事態であります。 さらに、市から運営正常化のために出された補助金が出された金額ほど必要でないということも明らかになっているところであります。 市場正常化への努力が進められる一方、関係者の正常化に逆行する行動が明らかになっており、市場正常化を急いで取り組んでいくことを求めて反対討論といたします。(山田伸幸君降壇) ○議長(小野泰君) ほかに討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって討論を終わります。 これより議案第63号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、反対討論がありましたので起立により採決いたします。本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第64号平成29年度山陽小野田下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 2点ほどお伺いいたします。 1つは、以前から指摘してきたんですが、負担金徴収に対する可否です。このことが議論されたのか。また、市全域を見通した下水道の抜本的なあり方、計画についてはどのようになっているのか、そういった議論をされたのかお答えください。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) 前者についての議論はしておりません。 また、公共下水については汚水処理の計画に基づいてされているということで、それに順調に進まれていると、行政のほうが進んでいるというふうなことは聞いております。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第64号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議がありますので、起立により採決をいたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第65号平成29年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第65号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第66号平成29年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 議会報告会、特に小野田側で市民から、この事業の存廃について意見が出されていることですが、そういった問題について議論されておりますか。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) それについての審査はしておりません。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第66号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議がありますので起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第68号平成29年度山陽小野田水道事業決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 先ほど報告の中で、内部留保資金が今後5年しかもたないんではないかという報告があったんですが、毎年利益も上がっているわけです。こういったものが繰入金として計上されると内部留保資金が5年しかもたないということは、あり得ないというふうに私は思うんですが、どのような議論がされたでしょうか。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) 水道については、一昨年の12月に料金改定を否決したこともあって、やはりかなりそのあたりは慎重に構えているということであろうかと思うんですが、ただ、管路の漏水と老朽化によるさまざまな問題があって、この更新に議員御承知のように昨年の12月の議案の際にさまざまな資料を出してもらったんですが、そういう状況であるということから、やはり今後慎重に構えていかなければならない問題というふうなことで、委員全員そのあたりの認識はしている次第です。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 水道事業は、全国的に一斉に建設が進められ、そして今、全国的に施設の補修が必要になっているという事態です。 以前、水道局長をされていた方から、何度も厚生労働省に対する要請活動なども行われてきたということなんですが、こういった施設補修、改修の補助金に対する要求活動、そういったものはどのようになっているんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) おっしゃるとおり、以前は前局長がそういう働きを随分されたということでありますが、今回については今年度料金改定の問題は少し出たんですけども、宇部市との広域化のほうに今年度は力を入れていくということを含めて、国へのそういう陳情等の議論はいたしておりません。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第68号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議がありますので、起立により採決をいたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立
    ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 次に、議案第69号平成29年度山陽小野田工業用水道事業決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第69号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。(松尾数則君入場) ○議長(小野泰君) 次に、議案第71号平成30年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第71号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第72号平成30年度山陽小野田水道事業会計補正予算(第1回)についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第72号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第73号平成30年度山陽小野田工業用水道事業会計補正予算(第1回)についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第73号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第78号山陽小野田地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第78号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第79号山陽小野田地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第79号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第82号市道路線の認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第82号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第86号平成29年度山陽小野田水道事業会計処分利益剰余金の処分についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第86号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第87号平成29年度山陽小野田工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第87号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 次に、議案第88号東下津地区内水対策施設整備工事電気機械設備工事請負契約の締結についての質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 先ほどの委員長の報告の中で非常に気になったのが、予定価格より大幅に低い金額での落札率のことであります。低価格入札ということは、幾つかの問題点が指摘されております。 一つは、工事の品質が設計どおり保てるかどうか、これに対しては事業者のほうから、ぜひ、この機会に山陽小野田市との関係をつくりたいんだというふうな意欲が示されたということでありますが、そういったやり方が工事の品質は保てても、そこで働く労務者、あるいは下請関係者に対するしわ寄せが心配されるんですが、その点での議論はいかがだったでしょうか。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) 先ほど申しましたように、これについてはかなり慎重に調査をされたということです。ちょっと具体的な内容は示しておりませんけども、そういった工場での人員の問題等々、その調査の項目の中にありまして、それについてしっかり調査をされた上で監理室のほうに報告されたということでありますので、これについては、執行部の報告どおり理解したということであります。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) この電気事業者については、私も以前、ある方から御相談を受けて、非常に厳しい労働条件、いわゆるブラック企業ではないかということで調査に入ったこともあるんですが、そういった企業がこういう新たな市場獲得のために低価格入札をするのは、本当にいかがなものかというふうに思うわけですが、この企業の実績等については何か報告があったでしょうか。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) 太陽産業のほうについての報告はなかったわけですが、安川電機については、もう既に本市のほうで2カ所、3カ所、その事業に携わっているということを聞いております。 以上、そのぐらいのことでの報告があったということであります。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。長谷川議員。 ◆議員(長谷川知司君) 今回の入札業者については、当初、JVを組むということで考えていたが、1社しかなかったということで、そのJV業者1社と単独業者を混ぜて入札をされていらっしゃいます。このこと自体は、ちょっと入札というか、JVのそのものを考えればおかしな考え方かなと思いますが、この1社でのJVでの入札というのは可能かどうかという協議はされたのかどうか、そこをお聞きします。 ○議長(小野泰君) 中村委員長。 ◎産業建設常任委員長(中村博行君) 申しわけありません。その点については協議をしておりません。 ○議長(小野泰君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第88号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議がありますので、起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 ここで、午前中の会議を終わり、午後1時から会議を再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。それでは休憩いたします。────────────午前11時45分休憩午後 1時   再開──────────── ○議長(小野泰君) これより、午後の会議を開きます。 午前中に引き続き会議を続行いたします。──────────── △日程第5議案第58号・第70号 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第5、議案第58号平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定について及び議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)についての議案2件を一括議題といたします。 本件に対し、一般会計予算決算常任委員長の報告を求めます。矢田委員長。(矢田松夫君登壇) ◎一般会計予算決算常任委員長(矢田松夫君) それでは、8月31日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案第58号平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定及び議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)については、総務文教分科会を9月3日、4日に、民生福祉分科会を9月6日、12日に、産業建設分科会を9月10日に、理科大分科会を9月11日に、また、委員会を8月31日、9月26日に開催をし、慎重審査をいたしましたので、お手元にあります委員長報告概要とあわせ審査結果について報告をいたします。 まず、議案第58号平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定について御報告を申し上げます。 決算審査に当たっては、それぞれ32の事業を抽出し、執行部に対し資料の提出を求め、事業審査を中心に各分科会で審査を行いました。 まず初めに、総括的な内容について報告をいたします。歳入は、前年度と比較しまして、財産収入や繰越金、諸収入などの減があるものの、市税や県支出金、繰入金、市債などの増により17億7,852万7,546円増の328億9,807万5,652円。歳出については、前年度と比較しまして、スポーツ交流施設整備事業や小・中学校非構造部材耐震対策事業の終了などによる減があるものの、公立大学法人山口東京理科大学運営費交付金や薬学部校舎建設事業、病院会計繰出金、新火葬場建設事業、学校給食共同調理場建設事業などの増により10億9,311万459円増の317億9,077万1,129円で、歳入歳出差引額は11億730万4,523円となり、平成30年度に繰り越すべき財源は6億8,861万3,299円を除いた4億1,869万1,224円を翌年度へ繰り越しとなりました。 歳入の主な内容といたしましては、1款市税は、固定資産税の土地や市たばこ税などの減はあるものの、市民税の法人税割や固定資産税の償却資産などの増によりまして、前年度比3億2,715万3,000円増の99億8,720万4,000円。 次に、10款地方交付税は、普通交付税の合併算定替縮減による減や特別交付税の減などにより、前年度比5,794万4,000円減の59億8,009万7,000円となっています。 委員会の主な質疑は、「地方交付税の減額については、簡単に前年度比約6,000万円の減額ということだったが、非常に大きな財源の一つであり、減額というのは市政全般にかかわってくる。地方交付税の今後の減額を見据えて、市政運営にどのような影響が出てくるのか、あるいはどのように対策を講じているのか」との問いに、「市税の額等に関連して減額となった。トータルで見た場合には、予算上大きな差は出ない。今後の市の考え方等については議論していない」との答弁がありました。 12款分担金及び負担金は、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業地元分担金や保育所運営費負担金などの増により、前年度比915万円増の2億9,480万7,000円であります。 13款使用料及び手数料は、急患診療所診察料の増はあるものの、有帆緑地処分場建設残土処理手数料などの減により、前年度比1,410万6,000円減の5億4,319万5,000円であります。 14款国庫支出金は、社会資本整備総合交付金や子どものための教育・保育給付費などの増があるものの、生活保護費や臨時福祉給付金給付事業費などの減により、前年度比309万9,000円減の36億4,156万1,000円であります。 15款県支出金については、国民健康保険基盤安定費などの減はあるものの、介護施設等整備補助金や介護施設等開設準備経費補助金、産地パワーアップ事業費補助金、県知事選挙事務費などの増により、前年度比3億9,207万9,000円増の20億2,618万7,000円であり、16款財産収入は、やまぐち産業振興財団出捐金返還金や市有地売払い収入などの減により、前年度比5,427万7,000円減の3,490万6,000円であり、17款寄附金については、企業版ふるさと寄附金などの減はあるものの、ふるさと寄附金などの増により前年度比330万円増の4,498万3,000円であり、18款繰入金は、まちづくり魅力基金繰入金などの減はあるものの、財政調整基金繰入金や公立大学法人運営基金繰入金などの増により、前年度比13億1,162万円増の14億613万4,000円であり、20款諸収入については、長生園組合精算金や生活保護費返還金などの増があるものの、大学施設整備負担金やJFAサッカー施設整備助成金などの減によりまして、前年度比6億4,523万4,000円減の6億6,623万5,000円。 21款市債については、小・中学校施設耐震化事業債などの減はあるものの、火葬場整備事業債や埴生地区複合施設整備事業債、給食施設整備事業債などの増により、前年度比7億8,642万5,000円増の63億6,105万8,000円となっております。 次に、歳出の主なものといたしまして、1款議会費については、議会公用車、車でありますが、購入費などの減により、前年度比280万5,000円減の2億451万1,000円であります。 2款総務費については、スポーツ交流施設整備事業費や公立大学法人運営基金積立金、財政調整基金積立金などの減はあるものの、市民館整備事業費や厚狭地区複合施設整備事業費、退職手当基金積立金、大学事業運営費交付金、大学校舎建設事業費などの増により、前年度比951万3,000円増の84億5,634万円となっております。また、審査対象事業として市役所本庁舎耐震改修事業、山耕地番解消事業、旧南部福祉センター解体事業、市民館整備事業、レノファ山口とのパートナーシップ事業、山陽小野田市スポーツ交流施設管理運営事業、弓道場床改修事業、厚狭地区複合施設駐車場整備事業、空家等対策の強化事業、地域コミュニティ助成事業、山陽小野田市立山口東京理科大学薬学部校舎建設事業、山陽小野田市立山口東京理科大学運営費交付金事業の12事業について審査をしたところであります。 3款民生費については、陶好会館整備工事や長生園負担金、病児保育施設整備補助金、臨時福祉給付金費などの減はあるものの、介護施設等整備補助金や児童クラブ施設整備補助金、放課後デイサービス給付費、子育て総合支援センター整備事業費などの増により前年度比1億7,134万9,000円増の102億3,458万2,000円となっております。また、審査対象事業といたしまして、手話通訳者設置事業、私立保育所整備助成事業、子育て総合支援センター整備事業、保育所・幼稚園等運営支援事業、山陽地区公立保育所整備事業の5事業を審査をいたしました。 4款の衛生費については、旧焼却施設煙突解体撤去工事や水道事業出資金、健康診査委託料、浄化槽設置整備事業補助金などの減はあるものの、病院会計繰出金や新火葬場整備事業費などの増により、前年度比5億3,989万1,000円増の27億8,520万2,000円となっています。また、審査対象事業といたしまして、新火葬場建設事業、急患診療事業の2事業を審査をいたしました。 この中での委員会の質疑では、「新火葬場の名称を山陽小野田斎場に決定しようと考えているとのことだが、斎場という名前をつけるのであれば、どのような祭事ができるのか」との問いに、「現実といたしまして、貧困な家庭が告別収骨室で最終的な供養を行うということであれば、可能だと考えている」との答弁があったところであります。 5款労働費については、小野田勤労青少年ホーム軽運動室外壁改修事業や雇用能力開発支援センター整備事業などの減はあるものの、前年度比2,426万7,000円減の5,885万3,000円となっております。また、審査対象事業として、雇用能力開発支援センター駐車場整備事業を審査してきたところであります。 次に、6款農林水産業費については、後潟上地区の土地改良事業に係る県事業負担金などの減はあるものの、産地パワーアップ事業費補助金や漁港・海岸長寿命化・老朽化対策計画策定業務委託料などの増により、前年度比7,801万9,000円増の5億2,151万9,000円となっております。また、審査対象事業といたしまして、産地パワーアップ事業、新規農業就業者定着促進事業(指導農家支援)ということでありますが、この2事業についても審査をしたところであります。 次に、7款商工費については、金融機関預託金などの増はあるものの、産業再配置促進環境整備国庫補助金返還金や工場設置奨励金などの減により前年度比5,535万3,000円減の4億6,168万4,000円となっております。また、審査対象事業といたしまして、厚狭北部のデマンド型交通運行事業を審査し、委員会での質疑においては、「厚狭北部デマンド型交通運行事業については、以前の委員会で狭い地域に限ったものではなくて、地域全体に広げていくことでバス便の南北を結ぶ線と、それを補完するデマンド交通体系を整備するようにという提言もありましたけれども、その提言がここに生かされているのか」との問いについては、「市全体の公共交通について指摘したこともあり、執行部としてはその意識を持って対応はしているようだが、今回の決算の中では具体的な進展は見られなかった。補正でも出てくるが、全体の公共交通バス路線も含めた中では検討しているということである」との答弁がありました。 次に、8款土木費については、道路台帳整備委託料などの減はあるものの、浜河内緑地トイレ改修工事や下水道事業特別会計繰出金、小野田駅前地区都市再生整備計画事業などの増により、前年度比3億4,577万9,000円増の23億9,123万円となっております。また、審査対象事業といたしまして、小規模土木事業、有帆緑地処分場整備事業、有帆緑地建設事業償還金、小野田駅前地区都市再生整備計画事業の4事業を審査し、委員会の質疑では、「小規模土木事業で負担金がふえている問題について質疑しているか」との問いに、「議会報告会で出た意見でもあり、執行部には伝えている。以前は3年待ちという状況もあり、基本は前年度分を翌年度分には必ず完了するという考えのもとでやっているので、当面、今の形を続けて、その後に検討に入りたいという趣旨の答弁があった」ということであります。また、「有帆緑地については、地元の要望を聞くようなことが考慮されているのか、委員会としてどのように審査されたのか」との問いに、「今後、都市計画課に所管がかわるので整備計画のもとに進めていくということは聞いているが、住民の意見の吸い上げ等については議論をしていない」との答弁があったところであります。 次に、9款消防費については、小型動力ポンプ購入費や消防団員退職報償金、消火栓修理負担金などの増はあるものの、宇部・山陽小野田消防組合分担金などの減により、前年度比4,084万6,000円減の10億851万5,000円。 次に、10款教育費については、小・中学校非構造部材耐震対策事業や赤崎公民館エレベーター設置事業、旧厚狭図書館解体事業、旧厚狭公民館解体事業などの減はあるものの、厚狭中学校屋内運動場床改修事業や中央図書館空調設備更新事業、埴生地区複合施設整備事業、学校給食共同調理場建設事業などの増により、前年度比2億4,520万3,000円増の26億8,019万7,000円となっております。また、審査対象事業といたしまして、埴生小・中学校整備事業埴生地区複合施設整備事業、就学援助事業、学校給食共同調理場建設事業、学校給食共同調理場管理運営事業の5事業を審査し、委員会の質疑で「学校給食共同調理場建設事業の工期のおくれについてはどのような審議をしたのか、また、場内の視察スペースが非常に限られている。問題があるのではないか」との問いに、「おくれた影響については、議論したが、理由や原因については、委員から質疑は出なかった。見学スペースについては設計書のとおりだが、現場を見ると狭いなというような意見は現場では出ていたが、分科会の中での指摘はなかった」ということであります。また、「学校給食センターの前の市道は狭く、隣の企業は壁を後ろに下げているが、学校給食センターの壁を下げるという議論はあったのか」との問いに、「分科会では指摘はなかったが、今後、委員会としての調査をしていくべきだと受けとめた」との答弁がありました。また、「司書の配置は子供たちによい影響を与えているが、置かれている状況は、役割に比べて非常に低劣な条件である。そこまで踏み込んで議論したのか」との問いに、「司書の配置は大変特色ある取り組みであり、成果も上がっているので引き続きこれを続けていきたいといった答弁があった一方で、教育長みずからが、今後は縮小の方向で見直しを考えているといった意外な答弁があった。この件については、引き続き委員会として注視をしていく。また、司書の処遇、図書室の教育環境も委員会としてしっかり調査していく必要があると考えている」との答弁があったところであります。 次に、質疑を終えまして、各分科会の報告も踏まえた自由討議を行いました。 学校司書については、「前市長の肝いりの政策で、各学校に配置している。学校司書の充実は隣の宇部市からもうらやましがられているほどのことであり、予算の関係で減らす方向については議会としてくぎを刺しておきたい」との意見があったところであります。また、「分科会での自由討議で委員からいろんな意見が出た中で、やっぱり減員については理解できないというような意見が多かったが、分科会の中で、これを何か議会で一つにまとめて意見を出してはどうかというところまで行かなかった」という意見もあり、さらに「学校司書に対する期待と評価も非常に高いが、それに対する処遇は非常に悪いのではないか。ぜひともこの趣旨をさらに強化していく、山陽小野田市として重視をしていくということを表明すべきではないか」という意見もあったところであります。「執行部が今から平成31年度の予算を編成する。そこに学校司書の減員を反映させるような予算が計上される可能性もあるということでありますが、それが上がってからでは修正も簡単な話ではないので、議会の意見として学校司書の減員については、やめてもらいたいというような意思を出したい」という意見もありました。 次に、デマンド交通については、「以前の委員会で提言が出されているが、その提言が全く反映をされていない。補正予算にも同様にデマンドが出ているが、これは現行の運行形態を若干追加しただけでありまして、委員会が提言した内容とは大きく違っている。改めて議会として提案した方向を求めていくべきではないか」という意見もあったところであります。「このデマンド交通について、執行部として真剣に取り組んでいるというのはある程度理解はできる。しかし、ただ財政も含めてそれがなかなか変わっていないということは事実である。補正予算もできるところからやっていくという姿勢が見えているので、委員会ではそのことについては評価しようという方向では考えている。もともとから言えば、要求もかなり厳しい要求であり、それが十分反映されているとは考えていない」という意見もあったところであります。 また、「学校司書の問題、そして空き家について、それなりの附帯決議をつけるべきだ」という意見がある一方、「担当の分科会以外の内容はなかなかわからない。ある程度の方向性は分科会が出すべきではないか」という意見があり、全体的に一致するものがなかったということで自由討議を終了したところであります。 討論では、反対討論が1件ありましたが、採決の結果、議案第58号平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定については、賛成多数で認定すべきものと決定したところであります。 次に、議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)について御報告を申し上げます。 今回の補正については、本庁舎改修事業費、デマンド型交通運行業務委託料、空調設備導入調査委託料、災害復旧費等の取り急ぎ措置すべき案件についての補正であります。歳入歳出とも9,922万9,000円を増額し、予算総額を297億9,811万1,000円とするものであります。 それでは、各分科会から報告がありました内容について御報告をいたします。 歳入の主な内容についてでありますけれど、市税のうち市民税3,900万円の増額、固定資産税2億円の増額、都市計画税1,500万円の増額、地方特例交付金1,344万円の増額、地方交付税2億2,325万3,000円の減額となっておるところであります。 歳出では、まず、総務費として広報広聴費225万6,000円の増額は、本市の公式ホームページのスマートフォン対応及びデザイン等を改修するためのシステム改修委託料であります。 次に、本庁舎改修事業費2,267万5,000円の増額は、災害時の機能継続、情報セキュリティの確保を図るために、現在の別館北側に2階建ての別棟を新たに整備をしまして、高圧受電設備や非常用発電機を、この別棟の屋上へ情報管理課や関連機器等については別棟の2階部分に移設をするという計画であります。この別棟の建設と建設予定地に現存する車庫の解体のための実施設計に伴う業務委託費でございます。 戸籍住民基本台帳費54万円の増額は、戸籍事務へのマイナンバー制度の導入に当たり、自治体ごとに作成している戸籍の外字情報を全国統一的な文字情報として法務省で管理をするために、本市の外字情報を抽出する必要があり、文字情報収集のために委託するもので、財源は全額国庫補助金となっております。 大学費334万8,000円増額については、予算上と比較した学生数の実績で工学部は2名増、薬学部は1名減、また1名当たり単価で工学部が2,540円増、薬学部が2,220円増によるものであります。 次に、衛生費については、保健衛生総務費44万9,000円の増額は、急患診療所での調剤に必要な分包機の更新に係るもので、12月以降のインフルエンザ流行期前に新しい機械に更新するための補正を行うものであります。 次に、農林水産業費の農業振興費367万3,000円の増額については、新規に認定した就農者がトマト栽培に使用するパイプハウスと選果梱包機についてJAとリース契約したためであり、JAに対して購入経費の3分の1を補助するもので、財源については全額県費となっておるところであります。 林業振興費については、464万6,000円の増額は、7月6日の豪雨により、目出の民家の裏山が崩落したため、復旧工事費等を増額するものであります。財源は2分の1が県費で、10分の2を地元負担、残りは市債と一般財源を充当します。小規模治山事業で対応するとのことであります。 次に、商工費の商工総務費137万8,000円の増額は、デマンド交通の運行エリアに新たに11自治会を追加し、来年1月から3月までの運行に係る委託料を増額するものであります。 次に、土木費についてであります。緑地公園費455万5,000円の増額については、江汐公園テニスコート人工芝更新工事と江汐公園給水ポンプ更新工事を行うもので、財源は、江汐公園施設整備基金繰入金を充当いたします。 住宅管理費701万5,000円の増額については、大喜園団地の空き家を2戸解体し、跡地を整地するものであります。借地が2筆あり、今年度中に借地の一つを返還したいと考えているとのことであります。 次に、教育費の空調設備導入調査委託料1,296万円の増額については、市立幼稚園、それから小学校、中学校の普通教室等に空調設備を導入するための事前調査の委託料であります。 分科会としての質疑においては、「空調設備導入調査の今後のスケジュールについては」との問いに対して、「年度内に全ての調査を終え、その後のスケジュールについては、この調査の結果を受けて検討する」との答弁がありました。「エアコンは市内全校、全教室につけるのか」との問いに、「普通教室特別支援教室にはつけるが、それ以外のところについては調査の結果を受けて検討する」との答弁があったところであります。その後、分科会で自由討議を行いましたが、その意見としまして、「9月の委員会に補正を出したことは評価できるが、取りつけも早くしてほしい」や「日本全国で設計業者や施工する業者、また、製品の取り合いなので、時期を言えないことは理解できる」という意見もありましたが、分科会が一致して、「全員がエアコン設置を進めていくべきだという意見だが、議会としてエアコン設置に向けて決議や要望で行政サイドを後押しすることが必要ではないか」という報告がありました。そこで、この報告を受けまして、委員会の質疑では、「エアコンの設置は来年の夏までに間に合うのか」との問いに、「調査結果を受けて検討するということであり、設置時期は明確には示されなかった」との答弁があったところであります。「調査の結果を受けて検討するというのは、予算についてなのか、それとも時期についてなのか」との問いに、「時期、予算、スケジュール、設置箇所についても、調査の結果を待ってから」との答弁でありました。「内閣府から3分の1補助するという文書が出ていたと思うが、質問はなかったのか」との問いに、「審査時点では、秋の臨時国会で補正予算を上げるということは聞いておりますけれど、具体的な指示はおりていないという答弁であった。文科省についても、来年度の概算要求で当初予算の3.5倍の予算を盛り込む方針を出しているということは聞いているという答弁にとどまっている」との答弁があったところであります。「エアコンは、各学校一斉につけるのか」との問いに、「調査結果を待ち、方針を立てていくとの答弁であった」との答弁があったところであります。「調査項目は何か」の問いに、「熱源方式の検討や買い取り、リース等の方式を最終的に決断するための調査を行うとの説明を受けている」との答弁がありました。 次に、災害復旧費の道路橋りょう河川災害復旧費2,176万4,000円の増額は、7月の6、7日の豪雨により、公共土木施設4カ所が被災したため、国の災害復旧事業により公共施設を復旧するものであります。財源は国庫負担金1,419万3,000円と市債730万円となっております。 公園施設災害復旧費40万円の増額は、西山公園の駐車場手前の道路が路肩から下の斜面にかけて崩落したためであり、復旧するものであります。財源は、市債40万円となっております。 そこで質疑を終えまして、市立の幼稚園、小学校、中学校へのエアコン設置についての自由討議を行ったところであります。 この自由討議では、「補正で導入調査の予算が計上されたことは分科会委員全員評価をする。しかし、調査には入るが、その後のスケジュールなど確定しない状況で、近隣の市町と比べスピード感がどうなのかという疑問、意見も出ているので、分科会としてはさらに行政の後押しをする意味でも、議会が一つになって決議を出してはどうかという意見で一致をしており、委員会で意見を聞き、決議を出すことに一致できればと思っている」。「急いでやるべきと思っておりますけれど、執行部に対してはさらにスピードアップを求めるべきはないかと思っている」。また、「進捗状況を委員会に報告するよう要望すべきではないかと思っている」。また、「国の交付金があるからやるというのではなくて、市の姿勢としてどうかと思う。国の交付金を抜きにして優先的に予算配分をするべきだと思うが」などの意見があったところであります。 そこで、議会といたしましては、子供たちのためにもエアコンを早急に設置するということについては一致をしてきたところであります。 自由討議を終えまして、賛成討論があり、採決の結果、全員賛成で可決すべきものと決しました。 以上で報告を終わります。議員各位の慎重審議をよろしくお願いいたします。(矢田松夫君降壇) ○議長(小野泰君) 一般会計予算決算常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては1件ずつ行います。(松尾数則君退場) ○議長(小野泰君) 議案第58号平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。山田議員。(山田伸幸君登壇) ◎議員(山田伸幸君) 議案第58号平成29年度山陽小野田一般会計歳入歳出決算認定について反対討論を行います。 昨年は、藤田市長が誕生し、経済界出身の市長ということで斬新な政策が期待されていました。しかし、本予算は決して斬新なものとはならず、これまでの白井前市政を引き継ぐもので、新しさがありませんでした。 白井前市政の特徴は、大型公共事業中心の市政でした。藤田市政はこれを引き継ぎ、埴生地区複合施設の建設、学校給食センター事業、火葬場建設、山口東京理科大学薬学部校舎の建設と大型事業を継続してまいりました。 埴生地区複合施設は、市内で一番大きい会議室を持ち、その必要性が問われております。学校給食センターはもともと多くの市民の反対を押し切って建設が進められ、約束されていた十分な見学スペースが確保されておりませんでした。子供たちにおいしい給食を提供するのは当然として、約束どおり地産地消が進められるよう、さらなる努力を求めるものであります。 また、公共施設の建設場所が問題となっているのが山陽地区保育所の統合事業です。建設予定場所は水害のおそれが高い上に、地震の際の液状化に対する心配が解消されていません。これは学校給食センターも同様であります。 厚狭北部地区でデマンド交通が実施されておりますが、議会からの提言が生かされず、市全体への展開が計画にもまだ上がっていない状況であります。 市民の願いは一刻も早くデマンド交通を全市へ展開してほしいということであります。買い物難民が発生をし、多くの市民が困っている日常の移動手段の確保に向けて抜本的な努力を求めるものであります。 そして何より、市民からの批判が上がっているのが山口東京理科大学薬学部建設のおくれの責任を業者に求めていないことであります。理科大薬学部校舎建設のために、これまで議会は優先的に審議を行い、違法な議案についても可決するなど協力をしてまいりました。しかし、執行のやり方は議会が行ってきたさまざまな協力姿勢を裏切るものとなっております。理科大薬学部校舎の完成遅延に対して、市民が納得できる解決への努力をすべきであります。 そのほかにも問題点がありますが、この場では主な問題点を指摘し、反対討論とさせていただきます。(山田伸幸君降壇) ○議長(小野泰君) ほかに討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) これをもって討論を終わります。 これより議案第58号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は、委員長報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。(松尾数則君入場) ○議長(小野泰君) 次に、議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)についての質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより議案第70号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。──────────── △日程第6委員会提出決議案第1号 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第6、委員会提出決議案第1号議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)に対する附帯決議についてを議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。矢田委員長。(矢田松夫君登壇) ◎一般会計予算決算常任委員長(矢田松夫君) それでは、読み上げて御提案を申し上げます。 議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)に対する附帯決議。本議会は議案第70号平成30年度山陽小野田一般会計補正予算(第3回)に対し、下記のとおり決議する。 今回の補正予算では、小学校、中学校、幼稚園の普通教室等に空調設備を導入するための事前調査の委託料が計上された。エアコン設置に向け、速やかに対応したことは評価するが、審査の中で完成の目標時期が明確には示されなかった。熱中症により死者も出ている昨今の気象状況を考慮すると、「安全で健康的な教室環境の確保」が急がれる。 子どもたちが健康を保持できる温度で公平に授業を受けるためにも、市内全小中学校、埴生幼稚園へのエアコン設置を早急に実現すること。 以上でございます。審議のほどよろしくお願いをいたします。(矢田松夫君降壇) ○議長(小野泰君) 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 討論なしと認めます。 これより、委員会提出決議案第1号について採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(小野泰君) 起立全員であります。よって、本件は原案可決されました。 本件の取り扱いについては、議長に一任願います。──────────── △日程第7閉会中の調査事項について ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第7、閉会中の調査事項についてを議題といたします。 本件について、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第110条の規定により、お手元に配付してあります閉会中の調査事項についての表のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。 各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小野泰君) 異議なしと認めます。よって、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。 以上をもって、本会議に付された案件は全部終了いたしました。 よって、平成30年第3回9月山陽小野田市議会定例会を閉会いたします。どうもお疲れさまでございました。────────────午後1時42分閉会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成30年9月28日   議  長   小 野   泰   署名議員   河 﨑 平 男   署名議員   笹 木 慶 之...