• "地域子育て創生事業"(/)
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  1. 山陽小野田市議会 2011-09-30
    09月30日-07号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成 23年 9月定例会(第3回)平成23年山陽小野田市議会(第3回定例会)会議録平成23年9月30日     午前10時00分 開議 議員定数 (24名) 現員数  (23名) 出席議員 (23名)     議 長  大 空 軍 治 君     副議長  江 本 郁 夫 君     議 員  石 田 清 廉 君     議 員  伊 藤   武 君     議 員  伊 藤   實 君     議 員  岩 本 信 子 君     議 員  衛 藤 弘 光 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  小 野   泰 君     議 員  尾 山 信 義 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  下 瀬 俊 夫 君     議 員  硯 谷 篤 史 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  中 島 好 人 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  平 原 廉 清 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  三 浦 英 統 君     議 員  矢 田 松 夫 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)事務局職員出席者 局     長  古 川 博 三 君 次     長  沼 口   宏 君 主     査  西 田   実 君 主査兼議事係長  石 田   隆 君 庶務調査係長   坂 根 良太郎 君 主     任  松 永 真由美 君説明のため出席した者 市     長  白 井 博 文 君 副  市  長  山 縣   始 君 総 務 部 長  杉 本 克 彦 君 総合政策部長   堀 川 順 生 君 市民生活部長   田 村 嘉 輝 君 健康福祉部長   田 所   栄 君 産業建設部長   平 田   崇 君 総合事務所長   渡 辺 津 波 君 教  育  長  江 澤 正 思 君 教育部長     今 本 史 郎 君 病院事業管理者  河 合 伸 也 君 病院局事務部長  市 村 雄二郎 君 水道事業管理者  山 本 克 己 君 消防長      松 野 清 和 君 消防本部次長   山 下 信 次 君 監査委員     白 川 英 夫 君 総務課主幹    川 﨑 浩 美 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第49号、議案第66号及び議案第86号の3件について委員長報告、質疑、討論、採決(総務文教常任委員長報告)議案第49号 山陽小野田市転入促進条例の制定について議案第66号 平成22年度山陽小野田市小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第86号 厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更について日程第3 委員会提出議案第7号の1件を上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決(総務文教常任委員長報告委員会提出議案第7号 議案第86号 厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更に対する附帯決議日程第4 議案第87号の1件について委員長報告、質疑、討論、採決(総務文教常任委員長報告)議案第87号 宇部・山陽小野田消防組合の設置について日程第5 委員会提出議案第5号の1件を上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決(総務文教常任委員長報告委員会提出議案第5号 議案第87号 宇部・山陽小野田消防組合の設置に対する附帯決議日程第6 議案第57号、議案第59号から議案第62号まで及び議案第67号の6件について委員長報告、質疑、討論、採決(民生福祉常任委員長報告)議案第57号 平成22年度山陽小野田市訪問看護ステーション事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第59号 平成22年度山陽小野田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について議案第60号 平成22年度山陽小野田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について議案第61号 平成22年度山陽小野田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について議案第62号 平成22年度山陽小野田市老人医療特別会計歳入歳出決算認定について議案第67号 平成22年度山陽小野田市病院事業決算認定について日程第7 議案第58号、議案第63号から議案第65号まで、議案第68号及び議案第69号の6件について委員長報告、質疑、討論、採決(産業建設常任委員長報告)議案第58号 平成22年度山陽小野田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第63号 平成22年度山陽小野田市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第64号 平成22年度山陽小野田市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第65号 平成22年度山陽小野田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第68号 平成22年度山陽小野田市水道事業決算認定について議案第69号 平成22年度山陽小野田市工業用水道事業決算認定について日程第8 議案第56号の1件について委員長報告、質疑、討論、採決(一般会計決算審査特別委員長報告)議案第56号 平成22年度山陽小野田市一般会計歳入歳出決算認定について日程第9 委員会提出議案第6号の1件を上程、提案理由の説明、質疑、討論、採決(一般会計決算審査特別委員長報告委員会提出議案第6号 議案第56号 平成22年度山陽小野田市一般会計歳入歳出決算認定に対する附帯決議日程第10 議案第88号及び議案第89号の2件を一括上程、提案理由の説明、質疑、委員会付託議案第88号 山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第89号 山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について追加日程第11 議案第88号及び議案第89号の2件について委員長報告、質疑、討論、採決(総務文教常任委員長報告)議案第88号 山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第89号 山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について日程第12 自治基本条例審査特別委員会の中間報告(自治基本条例審査特別委員長報告)日程第13 議案第34号の閉会中の継続審査について日程第14 閉会中の調査事項について委員会付託表[平成23年9月30日]┌─────────┬───────────────────────────────────┐│ 委 員 会 名 │         付    託    内    容          │├─────────┼───────────────────────────────────┤│総務文教常任委員会│議案第88号 山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等││         │       に関する条例の一部を改正する条例の制定について     ││         │議案第89号 山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条││         │       例の制定について                    │└─────────┴───────────────────────────────────┘────────────午前10時開会──────────── ○議長(大空軍治君) おはようございます。ただいまの出席議員数は23名で会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 この際、御報告いたします。総務文教常任委員長から、議案第49号について修正された旨の報告がありましたので、その修正案をお手元に配付いたしております。 ここで、執行部から9月12日の本会議における議案第86号の質疑に対する答弁について、一部訂正したい旨の申し出がありましたので、この際、これを許可いたします。平田産業経済部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) おはようございます。訂正をさせていただきます。3月12日本会議におきまして、下瀬議員からの……(「9月」と呼ぶ者あり) 済いません。申しわけございません。9月12日でした。9月12日の本会議におきまして、下瀬議員からの質問に対し、秋山の伐採地で森林作業を見たのが去年の冬ということを発言いたしました。昨年の6月ごろから休日を利用しておりまして、利用して、毎月現地を探して歩いておりました。時系列的に考えてみたのですが、残念ながら、いつがどの場面であったかどうかということが、考えれば考えるほどわからなくなりました。 しかし、伐採現場を見たのは、勤務時間帯に現場に行った2度のみであります。1度目は3月10日の午後、森林担当の前任者であります教育委員会の福田主査に案内を求め、現市民病院の森重係長とともに秋山の伐採現場を見にいった折、2度目は厚陽小の児童による森林学習のあった金比羅山、これは4月20日でございますが、この午前中に行った2度であります。秋山につきましては、自分の日誌の3月10日欄にpm秋山と書いているのと、病院局の森重係長が撮った写真を保存した月日が3月10日になっておりますことから、今春の3月10日に間違いないと思っております。冬と春では写真の草木の表情が全く違っておりますので、これらの写真は冬ではないと判断しております。 以上のことから、発言した去年の冬というのを、ことし3月10日に訂正させていただきます。 ○議長(大空軍治君) 議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において伊藤實議員、衛藤議員を指名いたします。──────────── △日程第2議案第49号・第66号・第86号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第2、議案第49号山陽小野田市転入促進条例の制定について、議案第66号平成22年度山陽小野田市小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定について及び議案第86号厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更について、以上議案3件を一括議題といたします。 本件に対し、総務文教常任委員長の報告を求めます。吉永委員長。(吉永美子君登壇) ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 皆様おはようございます。総務文教常任委員会の吉永美子でございます。 まず、継続審査としておりました議案第49号山陽小野田市転入促進条例の制定について、9月16日及び20日、委員全員出席のもと、慎重審査いたしましたので、ここにその概要と結果について御報告申し上げます。 なお、この議案につきましては、本会議の初日に御報告させていただきましたとおり、閉会中にも委員会を開き、調査してまいりました。閉会中の委員会審査の中で、転入奨励金と固定資産税分相当額を本人に戻すということの二本立てではなく、固定資産税相当額を戻すというやり方のみでいきたいという市長の思いがあるとの回答がありましたので、16日は市長に出席していただいて審査を行いました。 まず、市長より「担当課には一番シンプルな形でこの条例案をつくるように指示した」との説明がありました。 市長への質疑に入り、「期間を決めることについて」の問いには、「毎年、事業評価をし、また、決算認定でもしていただくので、数年で見るべき成果が上がらないという場合は、せいぜい四、五年で打ちどめというか、この条例の廃止をお願いすることになろうと思っている」との回答でした。 それに対し、「最初から他市のように何年間という期限をつけての条例の制定ではなくて、様子を見ながら四、五年で成果がなければ廃止という形の考えか」との問いには、「最初から期限を切って条例にした場合、その有利さから、その間に何とか山陽小野田市に引っ越して家を持とうという人もあるいは出てきてくれるかもしれない。そういうふうな効果は期待できるが、しかし、何年かたったら、それから先は余り期待しませんよという意思がうかがえるような条例もどうかという気がするので、限りなく何年先もずっと期待は持ち続けますということを意思表示したほうがいいのではないかと思った」との回答であります。 「若者にターゲットを絞ることについて」の問いには、「年齢差を設けて、この転入奨励金を考えたらどうかとなると、憲法14条に違反する」との回答でした。 また、市長より「企画課のほうで十分説明してきたというふうに、私は議事録を見てそう読んでいる。しかし、こんなことを申し上げると非常に失礼だが、見当違いな質問がたくさん出ている。読みながら情けなく思っている」との発言があり、それに対して委員より、「どういう点が情けなかったのか」との問いがありました。市長より、「例えば、既に住んでいる人と比較して不公平じゃないかとはどういうことか。それから、合併特例債を基金化しているが、それを使うというのは従前の市民にとって役に立てるものであって、新しく入ってきた人にそれを使う、そんな不公平なことは許されるか。その他である」との発言がありました。これに対して、「基金については、転入される市民と今いる市民、両方なら申し上げていない。合併されたことによって市民には補助金のカット等さまざまな痛みをそれぞれ受けた部分が絶対あったわけで、現市民には全く関与しないところで、今は市民でない方々に使うというところでは、市民に対し、説明ができない。それは納得ができない」との反論発言がありました。 20日は職員のみ出席で審査を行いました。委員の、「どういうふうにして市外の皆様に周知をしていくかということについて、ホームページ以外に何か具体的な方策があるか」との問いには、「周知方法については、まず1番は、対象者になられた方に確実に伝えるということだと思っているので、市民課で転入の手続をされた際、制度の周知は確実に行おうと思っている。それから、対外的な周知については、不動産会社やハウスメーカーにこの条例の趣旨を周知して、お客様に薦めていただくというのも一つの手だろう。協会等もあるし、県にUJIターンのホームページ、窓口がある。よそのホームページからも飛べるような、そういった工夫はしていきたいと思う」との回答であります。 質疑終了後、委員会での討議を行いました。その際、「インパクトの強いネーミングにすべきではないか」という意見がありました。また、「市全体の定住策として庁議等で横の連携を図り、いろいろな提案を出していただきたい」との意見がありました。さらに、「委員会としては毎年事業評価を行っていただき、場合によっては市民に対してアンケートをとってほしい」と要望いたしました。 その後、委員より修正案が提出をされました。その内容は、「施行日について、附則の8月1日を10月1日に改める」というものでございます。修正案に対し、質疑、討論ともになく、採決の結果、修正案は全員賛成で可決すべきものと決しました。 その後、修正部分を除く原案について、賛成討論が1件ありました。その内容は、「思い切った若者定住策を提案してきたが、今後の課題ということになった。また、借家や公営住宅の他市からの入居者に対して、何らかの施策をということも提案してきたが、次への課題というふうになった。しかし、この条例自体が悪いことではないし、第一歩と言われれば一歩かもしれないという点で反対する理由はないので賛成する」というものであります。 採決の結果、全員賛成で、議案第49号は修正部分を除く原案について可決すべきものと決しました。 次に、8月30日の本会議におきまして、議長より当委員会に付託を受けました議案第66号平成22年度山陽小野田市小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定について御報告申し上げます。 まず、執行部より資料を提示しての説明がありました。平成22年度の本場開催については、1月の積雪で1日、3月11日の東日本大震災による自粛で4日の、合計5日の中止があり、48日の開催となっております。受託場外発売については、7月の集中豪雨で4日、東日本大震災による自粛で14日の計18日の中止がありましたが、開催は年間327日の実施です。 平成17年度からの収支改善計画に基づくJKA交付金猶予も19年度中で終了し、20年度からは規定どおりのJKA交付金を支払っており、22年度においては約3億2,700万円支払っております。 なお、猶予された交付金9億6,900万円は平成22年度から返済していくことになり、22年度においては1億円返済しております。 次に、1日平均の総車券の売り上げについては、他5場がすべて前年割れの中で104.2%と前年度に比べて4.2%伸びております。1日平均の本場入場者数は100.1%とほぼ前年度並みになっています。 なお、山陽場の車券売上額の内訳、構成比については、「電話投票が25%、場外売上額が58.97%となっており、他場に売り上げてもらう依存度が高いということであると思う」との説明です。 単年度収支では、6,921万2,344円の黒字を計上したものの、歳入総額106億643万5,942円、歳出総額112億8,385万4,369円、差し引き6億7,741万8,427円の不足となり、平成23年度の歳入を繰り上げてこれに充てております。 なお、包括的民間委託料は、4億5,371万7,000円で、配分金については売り上げ収入の0.8%の配分額が1億1,000万円を切る1億76万1,000円となり、最低保障の1億1,000万円になっております。 次に、委員の主な質疑について御報告いたします。委員の「従事員は何人か」の問いには、「施行者の雇用ではないのでつかんでいないが、100名台じゃないかと思う」との回答に、委員より、「包括的民間委託をしていても、人件費の占める割合は経営に及ぼす影響が大きいので、経営の一端を担っている担当部局が、従事員が何人働いているかというのを把握できていないというのは、少し問題があると指摘せざるを得ない」との発言がありました。 「競走車運搬費について、相当な額になるが、今の規格車に変えたのは、この運送費をなくそうというのが目的だったのではないか。JKAを含めて検討しているのか」との問いには、「JKAの中で将来的な構想はあるが、現状としてはすぐに改善というのは少しまだ難しい」との回答であります。 また、「地料について」の問いには、「年間1,100万円」との回答があり、それに対して委員より、「使用しない駐車場の問題の解決は日本トーターにとっても経費削減できるので、早急に対応してもらいたい」との要望がありました。 「当市のオートの長期的な方針は継続するとなっているのか」との問いには、「今は撤収すれば赤字を全部一般会計がかぶる。九州のある地方競馬もそれによって市税を出すということもある。まず、赤字をゼロにして、それからどういうような形でやっていくか考えていきたい」との回答がありました。 質疑を終わり、賛成討論が1件ありました。その内容は、「一般会計に繰り入れがないということでずっと反対してきたが、地域公益事業として社会貢献の方向があるという点で賛成する」というものであります。 採決の結果、全員賛成で、議案第66号は認定すべきものと決しました。 次に、議案第86号厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更について、9月16日と20日及び22日に委員全員出席のもと、慎重審査いたしました。よって、ここにその概要と結果について御報告いたします。 なお、16日には再度、厚陽小中学校を視察し、現状を見てまいりました。 16日の執行部の説明によりますと、議案第53号により議決を経て締結した同事業の請負契約の一部を変更するもので、請負契約金額5億3,760万円に4,480万350円を増額し、5億8,240万350円といたします。 増額の主な理由については、「工事中に判明した既存建物の腐食等に伴う追加工事が必要となったこと及び本工事に係る木材の調達については、市有林を活用することとしているが、伐採した原木の利用率低下に伴う不足木材費の追加となる」とのことで、配付資料に沿って説明がありました。木材については、97立方メートル分が不足することとなり、この木材の追加分が3,489万5,700円で、北側校舎の追加と合わせて4,480万350円の増額の必要が生じたということです。 次に、委員の主な質疑について御報告いたします。 「使い物になるか、ならないかの判断もなしに見積もりしたということは通常はあり得ないが、そういういいかげんなことで行われた見積もりだったのか」との問いには、「設計の段階では、事前に屋根、小屋裏に潜ったり、床下をはいで、何カ所か調査はしたが、その調査したところが思ったよりよかったのかもしれない。もっと何カ所もはぐればよかったが、雨漏りした箇所を調べただけだったので、調査箇所が少なかったかもしれない」との回答です。 「床のせり上がりについて、傾斜がついているのに、それをよしとした理由は」との問いには、「何とか予算を少なくするという中で、これは削って塗りかえれば使用には耐えられるというぎりぎりの判断をした。しかし、はぐってみると予想以上にひどかったということと、もう一点は、新しい小中連携校について、もう少し何とかきちんとしたものにしてやりたいという市長の思いもあり、教室などは全部張りかえようと認めていただいた」との回答であります。 「開き戸について、相当すき間があって、裏と表を逆にして日に当て、また、反対にするとのことだが、これは想定内か」との問いには、「当初は、建具というものは実は入っていなかった。建具というのは狂いがなかなか直せないというところが実際ある。木も生きているので、伐採後も湿気が多くなると太る。乾燥するとやせる。無垢なので多少の狂いはいたし方ないと思っている」との回答であります。それに対して、「あれは多少ではない」との委員の意見がありました。 16日は、委員会としてカルスト森林組合との契約書、現場調査した際の写真と場所や仕様書、伐採木材本数について資料の提出を要求し、20日に再度審査することといたしました。 20日は、依頼した資料により説明を受けました。 委員の「3月から切り始められた木を使用しても大丈夫という認識なのか」との問いには、「契約当時は造作材というものがないということだったので、機械乾燥による部材で賄えるという判断だった」との回答です。 また、委員より「もっとわかりやすい資料を出してほしい」との要望があり、再度22日に審査いたしました。 なお、22日の冒頭、教育長及び当時教育部長であった参事から反省の言葉がありました。 では、主な質疑について御報告いたします。 「使えない分の市有林について、まきにすると幾ら返ってくるのか」との問いには、「製材所において買い付けに来られる方に売っており、一束が3,000円である。今の段階ではどの程度販売できるかというのはわかっていない」との回答であります。 「今後、市有林は30%しか使い物にならないのか」との問いには、「先に材が決まっていて、木取りをするということになると、どうしても歩どまりが低くなる。その上に、今回は死節、流節、もめがあった。今回みたいに一定の規格というものが決まっていると歩どまりが上がらなかった」との回答であります。 「57%の見込みが違っていたという責任はカルストにあるのではないか」との問いには、「57%というところで最終的な伐採を最低限318立方メートル起こすということで提案を受け、市としてもそれを受けたわけだが、1,500万円すべての金額をこのたびの検査によって支払うということではなくて、受任者の報酬請求権というものと、費用前払請求権とか費用償還請求権とかあるので、そういったものを回避しながら予算の範囲内で検査した上で、恐らく減額して支払う形になろうかと思う」との回答であります。 それに対し、「いつごろ支払うのか」との問いがあり、「学校の引き渡しが3月初旬だろうと思う。同じ時期に実績報告の提出があるので、そのころまでには支払いをしたい」との回答です。 最後に、委員間で討議を行いました。 委員からは、「市執行部の見通しの甘さが顕著であることから、委員会より意見を付すべきである」との声が相次ぎました。 討論に入り、賛成討論が3件ありました。 内容としては、「来年4月開校ということでつくってよかったと言われるような誇れる学校づくりに頑張っていただきたいと強く要望し、苦渋の賛成とする」というもの、また、「審議が不十分な点もあるが、学校建設という子供の将来にかかわっていく問題でもあるし、賛成せざるを得ない」というもの、「要望を含めて賛成討論するが、子供たちの学習環境に悪い影響を及ぼさないように配慮していただきながら、4月開校をぜひやっていただきたい」というものであります。 採決の結果、議案第86号は全員賛成で可決すべきものと決しました。 その後、今後二度とこのようなことのないよう、反省を強く求め、委員会として附帯決議を提出をさせていただきましたので、御報告申し上げます。 議員各位の御審議をよろしくお願い申し上げます。(吉永美子君降壇) ○議長(大空軍治君) 総務文教常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては1件ずつ行います。 議案第49号山陽小野田市転入促進条例の制定について質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 委員長にお尋ねいたします。 転入時期のことなんですが、この転入促進条例の適用を受ける際には、純然として他市に住民票があった人が、全く新築の家を建てて転入した際にだけこの適用を受けるのか、または、一度転入してアパートや借家などに住んだ上で新築をして入った場合も含まれるのか、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) このことについては、以前より継続審査の中でいろいろな質問等を行ってきました。その中で出ましたのは、こちらに住む、いわゆる家をつくるという意思を持って転入をされる方ですので、2年間の猶予、土地を探す、家を建てるということで2年間の猶予ということで回答を得ております。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 先ほどの質疑の中で、若干、説明の中で若干触れられておりますが、市民、現在住んでいる市民との不公平感の解消ということで言えば、例えば、現在の市民が新築する場合も、何らかの支援策、そういったものがあってしかるべきだと思うんですが、そういったものがあって初めて現在の市民から不公平という声が上がらなくなるんじゃないかなと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) このたびの条例については、とにかくよそから転入していただくということを期待しているということで、定住という部分については、ほかのさまざまな施策で行っていきたいという回答であります。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) さまざまな施策という説明はありましたが、ほかにどのような定住策を考えられているのか、その辺の審議によっては、これで単発的に終わってしまうのでは、公約倒れになってしまうわけですが、その点についてはどういう提案があったでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。
    総務文教常任委員長(吉永美子君) 今回は、この転入促進条例の制定という部分で審査をしておりますので、以前報告させていただいたと思いますが、さまざまな子育て支援等を行っているという回答が入っております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案49号について採決いたします。本件に対する委員長報告は修正であります。よって、本件は、委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり可決されました。 議案第66号平成22年度山陽小野田市小型自動車競走事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 配分金が1億1,000万あって、6,921万円の黒字だと思うんですが、ということは純然とした営業だけでいうと、赤字というふうに考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 先ほど報告させていただきましたが、単年度においては黒字という報告であります。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) ですから、それは配分も含まれた上での黒字なのか、それがはっきりしないと、今後の収支改善計画についても大きな影響が出てくるのではないかというふうに思っております。特に、収支改善計画では、これまで猶予されていた分の返済も始まっておりますし、十分な利益が上がらないと、この赤字の解消も含めて無理だと思うんですが、その点についてはどう判断したらいいんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) これについては、繰り上げ充用額の部分がありますが、その分についても年々と減っているということでありまして、改善計画は、ある程度進んでいるという認識であります。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) それでは、総括的民間委託ということでされているんですが、これは今後も継続されるというふうに判断してよろしいでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) このことについては、市執行部としても日本トーターとしっかり協議をしていきたいということで、委員会としては、そういったマイナス要素等についても、日本トーターに対してしっかりと伝えた上で協議を行っていただきたいということを申し上げておりまして、これからも日本トーターとともに、この山陽オート場を経営していくという考えと認識しております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 14番。先ほどの委員長報告の中で、駐車場問題が若干取り上げられました。これもかなり懸案問題で、長期に使われないような駐車場問題がいまだにこれからどうされるんか、不明なまま残されております。これは契約としては単年度契約だと思っておりますが、この問題は、やっぱり行政がきちんとしていかなければならない問題だろうと思っていますが、この駐車場問題について、きちんとした方向性が委員会の中で議論されたのかどうか、御答弁願いたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) これは、以前の委員会の中で契約書というものを出していただいておりまして、原状に戻して返すということになっておりまして、こういったことも含めて、先ほど申し上げましたように、マイナス要素もきちんと日本トーターに伝えていただきたいということを要望させていただいております。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 確かに包括的ということで、トーターがやっているという面はありますが、契約問題は、当事者はやっぱり行政だろうと思ってるわけです。 確かに、当初の契約事項では、原状に復旧するというのが、これは条件として定まってますが、これをまた原状に復旧するということは、本当に地主が求めているかどうなのか。そういう問題も含めて、今の新しい状況の中できちんとした交渉が要るんじゃないかなと思っているわけですが、いずれにしても、この借り上げている駐車場問題については、解決しなきゃいけないという方向では、委員会の中ではきちんと意思統一されているんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) はい。ですので、担当部長からも、土地の原状、復旧する、そういったいろんな懸案事項がある、そういう中で検討するという認識は強く持っているという答弁を得ております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第66号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第86号厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更について質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 委員長にお尋ねをいたします。 先ほどの報告の中で、市有林の活用を念頭に置いて請負工事がなされる。3月に契約をして、その後切り出して、強制乾燥させた上で使用するということですが、そもそも森林の活用をどのようにしていくかという、そういう基本的な検討が必要だったと思うんですが、そういった検討された上で、この市有林のヒノキが活用されたのでしょうか。やはり木というのは生きものでありますので、一つ一つの木の健康状態のチェックから始まっていけば、とても3月に契約をして、ばたばたともうすぐに切り出してということは、通常では考えられないんですが、その点ではどのような審議されたでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) このことにつきましては、執行部といたしましても、考え方が甘かったという答弁がありました。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 考え方が甘かったというふうに言われても、市の中には林業を扱う、そういう部署もあるわけで、そういったところとのきちんとした協議をされた上で、これは使えるという、そういう判断があったのかどうなのか。一級建築士も含めて、少なくとも家を建てていく専門家の方もいらっしゃる。また、林業を取り扱う部署もあるということで、そういったきちんとした検討がなされないと、今回のような事態になったわけですが、そういった部内でのきちんとした検討が行われたのかどうなのか、その点いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 委員会においても、農林水産課、また住宅建築課からも来ていただいておりまして、その課の横での協議はされてはいるようであります。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) そういった協議をしても、この木材は切り出してすぐに使える、強制乾燥すれば大丈夫だという認識だったんでしょうか。 私、ちょっといろいろ専門的な方にお聞きしたら、やはり材木を建築の資材としてしようとすれば3年から4年はどうしてもかかるんだと。強制乾燥というのは、その場では確かに乾燥するが、窯から出した瞬間からまた湿気を吸い始めていくんだと。特に強制乾燥の場合は、そういった点が非常に強くて、曲がりが生じてすぐには使えないものだと。それが落ち着いて、初めて建築資材として使えるんだということをおっしゃっていられました。 そういったことを、当市の一級建築士の方、あるいは林業を扱う方、そういった方は御存じなかったということなんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 一級建築士もおりますけれども、強制乾燥ということの中で、何とか使えるという認識をされていたようであります。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 14番。先ほどの部長答弁で、少し私の質問の趣旨と御答弁がまた違ったんじゃないかなと。今の部長答弁は、いつ現地に行ったかという話ですよね。これは委員長報告だったんであれですが、私はいつ切り出したんかという話をしたわけです。だから、3月に森林組合と委託契約を結んで切り出したという話があるわけですが、そうすると、これは昨年度の予算で委託料を払ったということになるわけです。そうすると、この問題は何ですか、昨年度から、いわゆる市内林、市有林の木材を使うという方針があったのかどうなのか、これについてお聞きしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 委託料、いわゆるお金を支払ってたという実態があったでしょうということで、その委員からの追求は確かにありました。そのことについては、当然執行部も認めているところであります。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 14番。いや、だから、3月に切り出したということは、昨年度の予算でこの委託料を払ったと、委託契約をしたということになるんじゃないですか。だから、その計画はいつごろ立てられたのかということを聞いたわけです。ちょっとこれについて再度御答弁願いたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 契約の委託料については、今、お話がありましたように、3月の議会で補正予算でも出ておりましたので、22年度と確かになります。執行部から出していただいている業務委託、ただ、執行部から出していただいている業務委託契約書そのものは、期間として、平成23年3月3日からということで提出をしていただいているところであります。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) ということは、昨年度の予算でこの問題の契約が結ばれたというふうになると思うんですが、いずれにしても、先ほどの答弁、質問と答弁であったように、3月に切り出して、3カ月でこれをいわゆる材料として提供するというのは、いかにもむちゃくちゃだというふうに考えているわけですが、これをまきとして売ったりしても、実は杉とかヒノキは、実は、私自身、まき暖房にしているんですが、全く火力が弱くて、これはまきとしては最低なんです。だから、こういうものを買う人が本当にいるかどうかわかりません。わかりませんが、一体、この1,500万の契約書の中で幾ら無駄にしたのかという問題です。無駄を省くと言いながら、結局無駄をつくっている、そういう感じがするわけです。 内部牽制と言いながら、内部牽制がほとんど働かないという状況に、私はやっぱりあるんではないかと。だれもこれに対して異議の申し立てをしないという自体が、一体、どういうことなんだろうかということをつくづく思うんですが、こういう問題、責任問題について、委員会ではどのような御審議があったのか。謝罪文があったという話ですが、それだけで済ましたのかどうなのか、これについてお答え願いたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 先ほど委員長報告の中でも申し上げさせていただきましたが、3日間にわたって慎重に審査をしてまいりまして、その間におきましても、この責任について発言が多々出てきていたわけであります。その中で、最終的には委員会として学校の子供たちの学び舎の建設は妨げられないという認識を持ったということであります。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。伊藤武議員。 ◆議員(伊藤武君) 今回の一連のことに対して、先ほど委員長のほうからは、教育長とどなたさんかが申しわけなかったというか、失敗に対して陳謝の意を示されたというような答弁があったわけでありますが、私は、教育委員会が謝ることじゃないんじゃないかと思うんです。基本的には、建物は市がつくるわけでありますから、市長さんみずからお謝りになることが筋合いだろうと思うんです。教育行政そのものについては教育委員会がそれぞれやっていただいておりますが、建物そのものは市のお金で建てるわけでありますから、市長さんのほうから、申しわけなかったちゅうのがあったのかなかったのか、その辺を教えていただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 教育長からの弁の中で、市長部局の建築、また農林、そういったところとの連携を含めて、非常にまずかったわけであるが、そういうことを含めて、私が総括責任者として反省を述べさせていただいたということで御理解いただきたいということで、教育長に責任があるという弁であります。 ○議長(大空軍治君) ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第86号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議ありますので、起立により採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。──────────── △日程第3委員会提出議案第7号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第3、委員会提出議案第7号議案第86号厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更に対する附帯決議を議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。吉永委員長。(吉永美子君登壇) ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 議案第86号について、委員会として御報告を申し上げさせていただいた際、述べさせていただいておりますが、二度とこのようなことのないよう、委員会として附帯決議を提出をさせていただきます。 案文を読み上げさせていただき、提案理由とさせていただきます。 議案第86号厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更に対する附帯決議。 本市議会は、議案第86号厚陽小中学校整備事業(建築主体・附帯工事)請負契約の一部変更に対する附帯決議について、下記のとおり決議する。 記。厚陽小中学校整備における市有林活用については、伐採から乾燥、加工までの工程に相当な期間がかかることは容易に想像できたにもかかわらず、安易な契約を行った。これにより、多額の支出を生じたことはまことに遺憾ではあるが、次代を担う子供たちの学び舎の建設を妨げてはならないと考える。 よって、執行部に対して、市民への説明責任を果たすよう促すとともに、今後、二度とこのような失敗をしないよう反省を強く求める。 以上決議する。 平成23年9月30日、山陽小野田市議会。 以上でございます。議員各位におかれましては、可決いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。(吉永美子君降壇) ○議長(大空軍治君) 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。御質疑はありませんか。下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 実は、この文面に若干気になってた問題があるんですが、このような失敗というふうに書いてあるんです。先ほどの委員長報告では、結局、切り出した木が3割しか使えなかったと、このことを言っているのか、3月に契約して6月に使ったという、こういう計画性のないということをこの失敗と言われているのか、この失敗の中身について少し説明をいただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) すべてでございます。 ○議長(大空軍治君) ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより委員会提出議案第7号について採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 本件の取り扱いについては、議長に一任願います。──────────── △日程第4議案第87号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第4、議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置についてを議題といたします。 本件に対し、総務文教常任委員長の報告を求めます。吉永委員長。(吉永美子君登壇) ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 8月30日の本会議におきまして、議長より当委員会に付託されました議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置についてでございます。 この議案につきましては、9月16日及び20日、委員全員出席のもと、慎重審査いたしましたので、その概要と結果について御報告いたします。 なお、16日には、審査の前に埴生出張所を視察いたしました。 まず、市長より、埴生出張所の職員数について報告がありました。それによりますと、「総務部長から消防長に連絡して、消防の広域が実現すれば、8名プラス5名、とりあえず13名体制ということで、消防の広域化の事務局に連絡をして了解をとってほしいとお願いし、そのことが実現した」とのことであります。 質疑に入り、「救急車が出たら消防車に乗る人員が足りないという、そのことがまず解消できるのか」との問いには、「13名体制になると、所長を含めて13名なので、各班が6名ずつになる。勤務体制を組むと、最低4名となる。1週間に1回5名の体制がある。所長がいるので、4名のときは、昼間時は5名となる。救急車が出ても消防ポンプ車は2人で活動できるということになる。ただ、夜間においては、1人で非常時には運用するようになるかと思う」との回答です。 次に、「宇部の出張所は17名体制だが、埴生出張所について、将来は17名体制に持っていきたいという話はしているか」との問いには、「埴生地区における適正消防力の検討会が早速始まるので、じっくり協議してもらう予定である。そこでの答申については謙虚に受けとめて努力すると、そういう考え方である」との回答です。 「今後、組合の中で増員をしてほしいと山陽小野田市から出ている人が意見を言ったら、それは重要案件になるのか」との問いには、「人的物的両方から見る必要がある。例えば、交付金の使い道について、山陽小野田市の消防力の強化のためだけに使う。そして、不動産その他については一部事務組合に対して無償貸与する。そういう仕組みである。しかし、山陽小野田市の消防力のために使う。すべて、その一部事務組合の議会で決めるというわけではない」との回答です。 「負担割合について、人口割とするとどうなるか」との問いに、「概算であるが、30%弱が当市の負担、残りが宇部市の負担である」との回答で、「財政需要額割となると1人当たりの費用分で考えると、山陽小野田市側のほうが多少は出しているという認識でよいか」との問いに、「人口割であるとそういうふうになる」との回答です。 「人口比で割っても出動の割合にしても、現実に宇部市が7割、山陽小野田市のほうに3割という形になっており、組合議員数で、例えば仮に5対5にするとなると、経費も5対5という理論では、山陽小野田市側のほうが負担を多く出すということになる」という意見には、「そのとおりである」との回答です。 質疑を終わり、反対討論が1件ありました。その理由は、「山口県において、結局、宇部市、山陽小野田市しか残らないということは、余りこの広域のメリットがないというふうに各自治体での判断であろうと思う。重要議案については、法定協で何ら議論もされていない。重要議案についての中身が決定されないままであるという点からしてみても、当市においては不利益な状況が生まれる」などであります。 採決の結果、賛成多数で議案第87号は可決すべきものと決しました。 その後、広域化後、消防力の低下を招かないよう、委員会として附帯決議を提出させていただいておりますことをつけ加えさせていただきます。 以上、御報告申し上げました。議員各位の御審議をよろしくお願い申し上げます。(吉永美子君降壇) ○議長(大空軍治君) 総務文教常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑を行います。御質疑はありませんか。松尾議員。 ◆議員(松尾数則君) 委員長にお聞きしたいと思います。 先ほど説明がありました組合規約第5条2項に関する重要議案につきまして、例えば消防議会において、満足できない思いがある場合、山陽小野田市議会の中で一般質問ができるもんなんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 一般質問はできるとお聞きしております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。松尾議員。 ◆議員(松尾数則君) 今、先ほど反対討論の中にもあったんですが、基本的に山口県で1消防本部とするのが目標だと聞いております。ただ、今回、150万のうちの約24万の宇部・山陽小野田消防組合ができた場合、将来構想における山口県に一つという消防本部にしたいという将来構想のかえって邪魔にならないだろうかというような気がしてるんですが、その件について何か話があったでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) その点については議論はありません。 ○議長(大空軍治君) 松尾議員。 ◆議員(松尾数則君) この広域化の案件というのは、住民投票が話題になるような大きな案件なんです。ただ、市民はこのことにつきまして、余り多く理解してないような気がします。このことについて、どのような討論がされたのかお聞きしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 市民に対してというのは、これからやはり現実的にはしっかりと広報していただくようになるかと思いますが、以前、市長が広報に、広域化について載せておられます。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) この組合議会の規約を見ていきますと、第5条、今も出ましたが第2項というのが当初の案から追加されております。それによりますと、第2項として、組合の議会の議決は過半数とする。ただし、山陽小野田市に関する重要議案については、山陽小野田市議会の意向を尊重するという規定がされております。しかしながら、一部事務組合というのは、地方自治体として扱われると解釈をすべきであると思いますが、そうなったときに、山陽小野田市議会の意向というものが、この一部事務組合の組合議会に、その意向が反映することが法的に許されるのか、どうなのか、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) このただし書きについては、法的根拠があると市長から答弁を得ております。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 法的根拠というのが、今言ったように、地方自治法の観点からすると、例えば、宇部市議会に対して、この山陽小野田市議会が何か物申すということは絶対あってはならないし、あるはずもない。にもかかわらず、この消防組合に対しては、そういう規定がされるというのは、この規定そのものが法に違反するのではないかという思いを持たざるを得ないんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 法に反するという話は出ておりません。それで、市長から、ただし書について話が出た中で、ただし書ができたのは、そもそも議員の数にアンバランスがあり、議員の数の小さいほうの自治体が消防力の点で不利益を受けるのではないか。それをカバーしようと。であるから、6マイナス3のイコール3である。その3にかわるものとして、不利益なことは山陽小野田市議会の意向を尊重してください、そういう趣旨でありますということであります。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) もう一点、この項で、重要議案ということが言われておりますが、重要議案に対する定義がこの規約の中にはどこにもされておりません。ということは、重要議案ということを組合の長が重要議案と思わなければ、それでもう終わってしまうということになるわけであります。山陽小野田市議会が何と言おうと、独立した一部事務組合の判断に対して、口を挟むべき部分がまるでないということにならざるを得ないと思います。重要議案が何ら規定されてないということは、そういうことだと思うんですが、委員会ではこの問題についての議論はどうなっていたんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 文章化が必要ではないかという委員の意見がありました。それに対して市長からは、組合の運営に関すること全部が含まれていると思う。本市に関する重要議案というところで意は尽くされていると理解しているという答弁が入っております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 14番。先ほどの議員定数の問題は、いかにも不平等だという感は否めんわけですが、この協議の過程で、宇部市長と白井市長はじかに協議をされたことがあるというふうに聞いております。そのときに、定数問題で同数にしようと思えば、財政負担をすべきだということを迫られたということで、結果的に6・3で折れて、このただし書になったというふうな経過があったというふうに理解しておりますが、この理解でよろしいでしょうか。
    ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) はい、宇部市長より、経費の負担と議員定数について、その割合でということが出たのは事実であります。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 実は、この問題が市長同士の協議の中で、政治的にこの問題の判断が結局はできなかったという結果として、私はただし書が入ったんではないかなと。いわゆる押されて、これは歯どめとしてつくられたというふうに理解していますが、そうなると、この重要議案の扱い方が、先ほどから出ているように、大変重要であります。この重要議案とは何かという点で、さきの本会議でも白井市長は、私に聞いてくれと、何でも答えられるというふうに言われました。 しかし、問題は、同じような具体的な問題意識が宇部市長にあったのかどうなのか、いわゆる合併協議の中で、重要議案について、白井市長と同じような認識が宇部市長のほうにあったのかどうか、これについてどのような審議がされたのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 委員会では、その点についての審議はありません。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) それはおかしいんじゃないですか。合併協の議事録まで取り寄せて、重要議案について協議がなかったというふうに私は聞いていますが、もしそうであれば、合併協の中でというのは、合併前に合併協をやって、基本的にお互いの認識のずれがないようにきちんと詰めていくのが行政的な手法です。それによって合併していくというのが手法だと思います。 この重要議案という名前からして大変重要なこの内容のことが、合併協の中で議論されなかったということ自体が、私は異常だと思っているんですが、これは議事録を精査されて、そういうふうになってないという議論があったんじゃないかという点について、委員会では審議されてないんですか。 ○議長(大空軍治君) 吉永委員長。 ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 合併法定協において、先ほど反対討論があったということで申し上げておりますが、協議会の中でこのただし書について議論がされていないから、反対をするという部分に入っていたということは申し上げておりまして、そういった意見が出たことは確かであります。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 これより討論を行います。討論はありませんか。中島議員。 賛成ですか、反対ですか。反対、反対討論からやろうと思うが、反対討論、はい、どうぞ。(中島好人君登壇) ◎議員(中島好人君) 議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置について、「日本共産党」市会議員団を代表して、反対討論を行います。 今回の消防広域化の動きは、2006年の消防組織法の改定に端を発しており、消防本部の規模が大きいほど災害への対応がよいとして、人口規模おおむね30万人と設定されました。これは、平成の市町村大合併に連動して、全国に消防広域化が推進されてきたのであります。 山口県でも、当初は県内13消防本部を4本部に統合する計画でしたが、市長会で4本部の枠組みを見直すべきだなどの意見が出されたこともあり、その後、7本部に計画変更されましたが、この計画を具体的に推進したのは、宇部・山陽小野田地域だけであります。それは、各自治体が消防の広域化そのものにメリットがないと判断しているからではないでしょうか。 本議案の問題点の第1は、消防の広域化は消防力の強化につながらないことであります。 例えば、人口規模が大きいほど、消防車配置台数が低く抑えられているものもあります。 また、統廃合により火災時における現場到着時間のおくれの心配もあります。 また、広域化は、人事異動による地理不案内が生じ、消火活動に支障を来すおそれもあります。 今、行うべきことは、全国平均75%となっている消防力充足率、この山陽小野田市は61.9%と県下でも低い充足率となっています。これを大きく引き上げることに全力を尽くすべきときではないでしょうか。 また、第2の問題点は、消防組合規約の組合議員定数が6対3と大変不平等な取り扱いをされたことにあります。 両市の基準財政需要額を広域消防財政の負担割合とし、その財政負担を背景にして、宇部市側から議員定数問題で妥協を迫られ、それに屈したことがこの間の合併協議における象徴的な問題点であります。 第3の問題点は、消防組合規約5条2項のただし書の問題であります。 組合議会での議員定数問題の不平等への対抗手段として、ただし書の規約補充が大きな成果であるかのような説明が行われましたが、果たしてそうでしょうか。 まず、山陽小野田市に関する重要議案とは何か。合併協議の中では議論されておらず、したがって、両市が具体的な合意がされていないという事実であります。重要議案が、白井市長の頭の中に幾らあっても、宇部市側がそれを重要議案と認めるかどうかは全く別問題だからであります。起こり得る紛争の種を、結局は先延ばしにしたに過ぎません。 また、この5条は、議会議決事項の条文であります。他の公共団体である山陽小野田市議会の意向なるものを尊重するという条文は、残念ながら、広域消防組合議会の議決権を何らしばることにならないというのが常識ではないでしょうか。 以上の理由を述べ、議案第87号の反対討論といたします。(中島好人君降壇) ○議長(大空軍治君) 次に賛成討論は、賛成討論ですか。はい、どうぞ、中村議員。(中村博行君登壇) ◎議員(中村博行君) おはようございます。会派「改進」の中村です。議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置について賛成討論します。 今日、災害の大規模化、異常気象や住民ニーズの多様化など、消防を取り巻く環境は大きく変化しています。 しかしながら、本市のような人口6万5,000人の小規模消防本部では、さまざまな課題を解決することは困難であります。 したがって、広域化を実現することにより、行財政上のさまざまなスケールメリットを生かし、消防体制の整備及び充実強化を図ることで、住民サービスの一層の向上を図るという趣旨のもと、多くの具体的なメリットが考えられます。 例えば、住民サービスの向上のおいては、初動体制の強化、増援体制の充実、現場到着時間の短縮が上げられ、特に本市と宇部市の隣接地域は、双方にとって住民の安心が確保されることになります。 消防体制の効率化においては、本部要員の効率化が、現場要員の増強、救急要員の養成、専従化が図られることから、質の高い業務提供が可能になります。 また、消防体制の基盤強化においては、財政規模の拡大から、高度な救急及び消防設備、施設等の整備が進み、計画的な方針が図られることになります。 そして、最大のメリットは、電波法の基準の改正による無線デジタル化への移行についての経費の削減であります。平成28年5月を期限とした高機能通信指令システムと消防救急無線デジタル整備には、広域と単市では、交付税算入率等からあわせて約3億2,000万の差異が生じるわけであります。 本市財政上からも、広域化はまさに時を得たものと言わざると得ません。 また、多くの時間を要し、審議されました議員定数にかかわる規約第5条についても、市長が提案されました2項の中で、ただし、山陽小野田市に関する重要議案については、山陽小野田市議会の意向を尊重するを付記することは非常に重いものであると認識いたすものであります。 これにより消防組合議会の本市選出の議員の大きな後ろ盾になることは明らかで、本市の消防力が低下するような危惧は回避されるものと確信いたします。 また、この消防広域化については、国、県が推進しており、県内では宇部市と本市が先駆的な役割を担っております。 山口県は、この件に関し、非常に高い評価を示していると、先日、県庁に行かれました自治会長約150人弱を前に、副知事がお話をされたと聞き及んでおります。今後の県との良好な関係も見込まれることも踏まえ、議案第87号に賛成いたします。 以上です。(中村博行君降壇) ○議長(大空軍治君) ほかに討論はございませんか。反対ですか。(「賛成です」と呼ぶ者あり) 反対はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) では、どうぞ。(平原廉清君登壇) ◎議員(平原廉清君) 議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置についてに対しまして、賛成の立場から討論をいたします。 消防の広域化につきましては、平成18年6月に改正されました消防組織法の規定等に基づき、平成20年5月、山口県が策定した消防広域化推進計画に基づき、当市と宇部市の両者が、宇部市・山陽小野田市消防広域化検討委員会を設置したところから始まります。 検討委員会の構成は、まず、検討委員会は両市とも市長、消防長、総務部長及び総合政策部長で構成され、幹事会として消防本部次長、消防本部警防課長、総務部人事課長、総合政策企画課長からなっておりました。 役割分担は、まず、検討委員会では、両市の常備消防体制の広域化に関する基本事項等の検討を行い、幹事会では、検討委員会に提出する事項について協議し、または、調整を行うというふうに聞いておりました。 まず、広域化のメリットとして、ア、災害発生時における初動体制の強化。イ、消防機能の統合等の効率化による現場活動要員が増強される。ウ、統一的な指揮のもとでの効果的な部隊運用が可能となる。エ、救急業務及び予防業務の高度化及び専門化が実施しやすくなる。オ、財政規模の拡大に伴う高度な資器材の計画的な整備が可能となる。カ、消防署所の配置や管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮が可能になることなどが確認されました。 このように、広域化は市民の安全安心を守る上で大きなメリットであり、消防救急無線デジタル化、高機能通信指令システムの整備には多額の経費削減が期待できると結んでおりますけれども、私もそのようだと思います。 この宇部市・山陽小野田市消防広域化検討委員会の基本方針及び課題の検討案件をもとに、宇部市・山陽小野田市消防広域化──失礼。もとい。宇部市・山陽小野田市消防広域化協議会以下、広域化協議会といいますけれども、が設立され、消防広域化がさらに検討されたものであります。 広域化協議会は、会長は久保田宇部市長が就任され、委員は19名、そのうち白井当市長が副会長に就任されております。残余の18名の委員は、両市9名ずつが就任されております。すなわち、市議会議員各2名、学識経験者として両市自治会代表者が各1名、市民代表が各1名、残り10名は消防から3名、市長部局から2名、計5名ずつで構成されております。 この協議会における調整結果として、広域化方式は、一部事務組合、組合規約関係では、管理者は宇部市長、副管理者は山陽小野田市長、議員定数は宇部市6人、山陽小野田市3名と決められました。 白井市長は、議員数で議決の際の劣勢を埋める観点から、規約中第5条2項に山陽小野田市に関する重要議案は山陽小野田市議会の意向を尊重するというただし書の挿入に成功されたわけであります。 この議案第87号の審査の付託を受けました総務文教委員会でも、審議は長引きました。 最初は、議員定数は同数であるべきから始まり、最後は第5条2項のただし書にある尊重する規定の有効性に関するものでありました。 これについて、市長は、委員会にも出席になり、尊重するというのは、反対をするに合理的な理由がない以上、そう決まるという見解を述べられましたが、委員の中には、それが納得できないという理由で審議が長引いたものであります。 ところで、この議案は、協議会において議決が行われていますが、そのときの採決では、18対1の圧倒的多数で可決されております。このときの委員数は、宇部市側9名、当市側10名の構成でありました。賛成者の中には、市民代表者である当市自治会連合会会長や市民代表者も入っております。 私は、このような構成における18対1は、とても重いものがあると思います。議会としても重視すべきであります。 次に、尊重するという文言ですが、この文言は、とても重い重要な文言であると思います。宇部・山陽小野田消防組合規約は申すまでもなく、議会により定められたものであり──失礼。協議により定められたものであり、一部事務組合は県知事の許可を得て設置されるものであります。 ゆえに、規約がとても重要な文書であると言えます。 まず、規約に定めるべき必要事項が地方自治法で明記されております。第287条であります。 また、規約の変更については、第286条で前の部分をちょっと飛ばしますが、「または、一部事務組合の規約を変更しようとするときは、関係地方公共団体の協議によりこれを定め……」。 ○議長(大空軍治君) 平原議員、簡潔に、簡潔にお願いします。(発言する者あり) ◎議員(平原廉清君) これ今、私が結論で申し上げようとすることにとりまして非常に大事な前段でありますので、多少時間とるかもわかりませんけれども、お許しいただきたいと思います。(「議長、そんなこと許されてないじゃないですか」と呼ぶ者あり) 「または、一部事務組合の規約を変更しようとするときは」。 ○議長(大空軍治君) 賛成討論の考え方を言ってください。 ◎議員(平原廉清君) 関係地方公共団体、はい、このように、規約を変更しようとすることにつきましても、地方自治法で定められております。 例えば、軽微な変更というのは除外になっておりますけれども、その軽微な変更とはどういうことかというと、一部事務組合の名称、一部事務組合の事務所の位置、一部事務組合の経費の支弁の方法、この3点のみであります。 次に、第287条の3では、重要案件について、一部事務組合の管理者、ここでは宇部市長ですけれども、が、その事務組合の議決をすべき事件のうち、政令で定める重要なものについて、当該議会の議決を定めようとするときは、あらかじめこれを当該一部事務組合を組織する地方公共団体、つまり当市と宇部市ですけれども、の長に通知しなければならない。当該議決の結果についても同様とすると定められております。 そして、この政令で定める重要なものというのは、施行令の第210条の2で定められておりますので。 ○議長(大空軍治君) 平原議員、賛成の趣旨をちょっと的確に。 ◎議員(平原廉清君) ということで、まず、規約ということは、規約の重要性ということはおわかりいただけると思います。 そして、はしょってまいりますけれども、最後に、尊重をするということであります。尊重概念についてはいろいろ意見が出ておりましたけれども、私は、市長がおっしゃるような尊重規定の解釈として、それが正しいと、こういうふうに思います。 それで、その証拠として、例えば尊重するという規定が、いろんな法令がございますが、その中で、どういうところで使われて、どういう法令に使ってあるかということをちょっと調べてみますと。(「議長、これおかしいんじゃないですか」と呼ぶ者あり) 私がヒットしましたのは。 ○議長(大空軍治君) 何回も言っております。発言、静粛にお願いします。 ◎議員(平原廉清君) 約60の法令が、やはり尊重するという規定が入っております。 例を挙げますと、憲法第13条及び第99条、銀行法第1条、自然環境保全法第3条、預金保険法第1条の2、消費者基本法42条等々でございます。 いずれも、市長がおっしゃる意味に解釈すべきである、これは私の解釈であります。 以上、本件議案は、財政状況が必ずしもよくない当市が、消防力、救急力を強化し、市民の安全安心を守る上で、必要だと信じるものであります。 ゆえに、賛成をいたします。 以上でございます。お時間とりました。(平原廉清君降壇) ○議長(大空軍治君) ほかに討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって討論を終わります。 これより議案第87号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。──────────── △日程第5委員会提出議案第5号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第5、委員会提出議案第5号議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置に対する附帯決議を議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。吉永委員長。(吉永美子君登壇) ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 議案第87号につきまして、委員会での報告をさせていただきました際に申し上げさせていただきましたが、広域化後に消防力の低下が絶対にないよう、委員会として附帯決議を提出いたしましたので、案文を読み上げ、提案理由といたします。 議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置に対する附帯決議。 本市議会は、議案第87号宇部・山陽小野田消防組合の設置に対する附帯決議について、下記のとおり決議する。 記。宇部・山陽小野田消防組合の設置について、総務文教常任委員会が組合議会の構成議員数を両市同数にするよう提案したことにより、組合規約第5条に第2項が追加されたことは一定の評価はできる。 しかしながら、組合設置後の運営については、本市の議会や市民の意見が反映されにくいという不安は否めない。 よって、組合の副管理者に本市の市長が就任することから、市長にあっては、消防組合の審議状況について、総務文教常任委員会への報告をするとともに、山陽小野田市議会の意向が組合議会の運営に十分反映されるよう強く求める。 さらに、消防組合の運営について、現場職員の意見収集に鋭意努力されたい。 以上決議する。 平成23年9月30日。山陽小野田市議会。 議員各位におかれましては、総務文教常任委員会の総意をお酌み取りいただき、可決いただけますようお願い申し上げます。(吉永美子君降壇) ○議長(大空軍治君) 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより委員会提出議案第5号について採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 本件の取り扱いについては議長に一任願います。──────────── △日程第6議案第57号・第59号~第62号・第67号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第6、議案第57号平成22年度山陽小野田市訪問看護ステーション事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第59号平成22年度山陽小野田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第60号平成22年度山陽小野田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてから議案第62号平成22年度山陽小野田市老人医療特別会計歳入歳出決算認定についてまでの4件及び議案第67号平成22年度山陽小野田市病院事業決算認定について、計6件を一括議題といたします。 本件に対し、民生福祉常任委員長の報告を求めます。岩本委員長。(岩本信子君登壇) ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) おはようございます。去る8月30日の本会議において、本委員会に付託されました議案第57号、59号、60号、61号、62号、67号6件について、9月16日、委員全員出席のもと、委員会を開催し、慎重審査いたしました。 以下、主な質疑等を中心に審査概要と審査結果について御報告いたします。 まず、議案第57号平成22年度山陽小野田市訪問看護ステーション事業特別会計歳入歳出決算についてであります。 「歳入総額2,425万4,085円、歳出総額1,919万8,935円、差し引き残りが505万5,150円となりました」との説明を受け、質疑の中で、「今後の見通しと現状はどうか」に対し、「利用者の現状は20人です。訪問看護の利用者は20人で、居宅介護ケアプランをつくっておりますが、ケアプランを作成しているのが16人です。昨年度に比べて療養収入は介護保険からの収入になるのですが、介護保険のほうは24時間体制をとっていない関係もあり、よその事業所からのケアプランの中に含まれていないので、訪問看護はできない。それで、介護保険のほうの使用者は減っております。医療保険のほうは横ばい状況で来ております」。 「実数はどうか」に対し、「平成21年度と22年度の利用実人数ですが、平成21年度の医療保険の利用者の実人数が157人。1年間の介護保険が259人です。平成22年度の医療保険の利用人数が188人で、介護保険のほうが158人です」。 「24時間対応の訪問看護ステーションが近くにできるが、これからの訪看のあり方は具体的に検討されているのか」に対し、「今、小野田の訪問看護ステーションが厚狭地区に新たに訪問看護ステーションを設置する計画があります。今、必要とされる方がおられればそのまま続けていかなくてはならないが、新たに活動されるところがどの程度活動されるか、それを見極めながら運営していきたいというふうに思っています」。 次に、「この職員体制でやっていけるのか」に対し、「スタッフの体制は昨年に比べて嘱託職員が1人減と、臨時看護師1人減と、事務員1人減で、少し減っております。今現在、正規職員1人、臨時看護師4人でやっており、全体で5人でしております。常勤体制は2.5人という設置基準があります。それを守りながらやっておる」。 次に、「この中に相談業務というのはどのぐらい入っているか」に対し、「相談業務といいますか、居宅介護支援事業のケアプラン作成もしておりますので、その中でケアプランをつくっている人の相談は、それも業務の一環ですが、居宅が16人のケアプラン作成の相談に応じております」。 「体制的には現状維持だが、今後ともこういうふうな方向でいくのですか」に対し、「訪問関係のサービスというのは、たくさん事業所があればあるほど利用者にとってメリットがあると考えておる。今後、新たに看護ステーションが来て、それでまた利用者をとられるっていうことが想定されますが、そこで取り合いをするつもりはありません。やっていただくところはどんどんやっていただいて結構だと思っております」という回答でした。 次に、「厚狭の医師会に任せる話はどうか」に対し、「厚狭郡の医師会に声をかけましたけれど、やっぱり採算が合わないということと、准看護学校とか、その辺を経営しているから、手が回らない」ということでした。 以上、質疑応答がありましたが、採決に先立ち、「新病院の方向で今話が進んでおり、本来であれば病院が看護を持つべきだということを強く希望して、この決算には賛成いたします」との賛成討論がありました。 採決の結果、議案第57号は認定すべきものと決しました。 次に、議案第59号平成22年度山陽小野田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 審査の中で、まず、「22年度決算の概要では、国民健康保険は1人当たりの医療費が40万8,069円となっており、県内2番である。全国では29万5,000円、県が36万ですが、山口県は47都道府県中1番です。被保険者の状況は、若干微減で、減った分は後期高齢がふえておる。保険料の状況は、医療費分、支援分、介護分合計で、一般では10万9,000円、退職者では12万8,000円ぐらいの決算になった。また、保険料収入率は、昨年に比べると現年度分については上がっている。県内で13市中10番です」との説明を受け、審査の中で、「医療施設が多いことと重複診療が多いか、保険料の抑制に何か策があるか」に対し、「信頼できるかかりつけ医を持ち、重複受診をしない。それとジェネリック、調剤の医療費に占める割合が16から17%で、50億のうち七、八億が調剤費。来年からジェネリック差額通知というのを出す予定である。医療費が高い意識の方には、若干動機づけになる」。 次に、「受益者負担も必要になる考え方もあるが、検討はどうか」に対し、「国の制度です。国が決めた制度の中で運用していくので、不可能である」。 次に、「保険料に対する不納欠損や収入未済額がいつも多い。不納欠損は5,400万、収入未済は4億、この数字をどう考えるか。また、調定額の77.9%には納得できない」に対し、「収入努力もあるが、一番の理由は保険料が高いことが考えられる。所得が下がれば減免の取り扱いもするが、督促や催告をしても払えない方が非常に多い。また、所得ゼロが44%を占めます。中所得者に負担が非常に偏ってくる。国も平成30年度から広域化が出ているので、それまで頑張るしかないと考える。御了解ください」。 次に、「医療費がどれだけ高くなるのか、中身を調べたのか」に対し、「県平均に比べて一つ一つの循環器、新生物、消化器系、すべて1人当たりの単価が高い。特に新生物が高い。レセプト点検はあるが、非常に1人当たりの単価が高い」。 次に、「問題の中心についてきちっと焦点を当てた医療費節減という問題を考えないと解決はしない。抗がん剤は相当高い。だから、がん検診推進があり、検診率が10%台はいいかげんな策だ。ここに根性を入れてやらないと医療費は上がる一方だが、どう考えるか」に対し、「山陽小野田市で肺の関係で亡くなられる方が病名としては一番多いので、昨年始めたのが肺がん検診に力を入れた。10ポイント以上受診率が上がっている。胃がん検診も班回覧をして何回も受診を呼びかける工夫をしている。すぐに検診が上がる状態ではないが、力を入れていきたい」。 次に、「国は50%の数値を出しているのに、うちは20から25%だから50に上げるための仕掛けがいる。残念ながら、それがない。50%を超えないと医療費減の効果は出てこないと思うがどうか」に対し、「重々わかっております。声かけもどんどんやっていく」そうです。 次に、「保健師さんが各戸に行って指導。それが一番効果があるが、保健指導に力を入れていくということが大事になってくるのではないか」に対し、「国保では特定検診があり、問題があれば保健指導をしている。保健師さんの話を聞けば、安心して再検査を受けるかもしれません。参考にする」。 次に、「医師会に対し、ジェネリックと先発品の規格をきちんとした協議をされたか」に対し、「国保で今、ジェネリックカードを始めるとき、小野田の医師会にジェネリックカードの説明をした。できるだけ調剤費を落としたいので、大丈夫な薬を積極的に使ってほしいので、カードを被保険者に配る。厚狭医師会では、医者に責任があり、薬剤費を下げるためにやるのはおかしいと反対されたが、多く文句が出たのが、宇部の医者だったこともあり、医者が最終責任をとるんだと言われると強くいけないが、ゾロ薬品にもプロパーの実績表を使って、その有効性を確認して、ジェネリックを使用できれば負担金が少なくなる。利益を受けるので、懲りずに毎年ジェネリックカードがついた国保説明書を送る。患者が先生に語りかけていく流れをつくればよいと考える。また、県の医師会ではジェネリックは反対してない。条件が守られれば山口県医師会はオーケーだ」。 次に、「国保の滞納者に対する強制執行で悪質はどのような基準か」に対し、「1年以上の滞納者である。ある程度高額の滞納者である。交渉に全く応じないことが滞納者です。この中から抽出するようになっております」。 「この決算の翌年の繰り越し分ですが、これはどのように対応されるか」に対し、「12月議会で基金に積み立てますが、医療費の増嵩により、取り崩して、医療費のほうに充てることもある。今のところ、順調に繰越金は積みたてる見通しだ」等々の質疑応答がありました。 採決に先立ち、「今の医療費の大きな増嵩の原因をきちんとねらい撃ちする対策がまだ不十分であり、昨年の引き上げは窓口で大きな混乱を生じ、一般市民は大きな負担に耐えがたい意思を示された。そういう引き上げもあり、この会計決算に反対」との討論がありました。 採決の結果、賛成多数で議案第59号は認定されるものと決しました。 次に、議案第60号平成22年度山陽小野田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてです。 「22年度は、第4期の介護保険計画の2年目となる。歳入総額は47億8,100万7,760円、歳出は47億2,148万8,912円と、差し引き5,852万8,848円の黒字となりました」との説明を受け、質疑の中で、「保険給付費の不用額は4,584万913円とあるが、これはどのように予算を立てて不用額が出たのか」に対し、「介護保険は3年に1度、事業計画をつくり直す。その際に向こう3年の給付費や保険料を算定しますので、この22年度は第4期で3カ年計画の2年目なので、事業計画に沿って基本的に予算を立てた」。 「認定調査と認定審査の違いはどうか」に対し、「認定申請すると、認定調査をします。調査委託料は、認定調査を市内の事業所に委託調査──市内業者の委託調査料です。役務費の手数料は、主治医の意見書の手数料になります。認定審査の審査料はないが、委員に報酬を支払っている。報酬は1回に1万5,623円です」。 次に、「医者と調査をする人も同じ人か」に対し、「認定調査は市の職員が7割調査をしている。残りを民間のケアマネージャーがいるところに委託をし、調査はケアマネージャーがしていると。介護認定審査会に資料として主治医の意見があり、意見書があり、医者に依頼している」。 次に、「密着型などの施設があるが、施設の評判はつかんでいるか」に対し、施設は特別養護老人ホーム、老健施設、グループホームがあり、施設ごとの待機者は、計画をつくる際に、アンケートをとって把握している。特別養護老人ホームは平成22年度当初、約250名ぐらい待機者がいたが、22年度に60床整備した。現在でも250名ぐらいの待機者はある。特養は待機がないようなところはほとんどなく、どこの施設も待機している。グループホームは、昨年度2カ所整備したので、待機がないグループホームも2カ所ある。現在、30名ぐらいが待機状態だ」。 次に、「介護施設で働く人たちに対する給与の実態はつかまれているのか」に対し、「介護サービスを提供する側の人材確保、あるいは質の向上というのが重要になる。国では、平成21年度に全体の報酬を3%ほど改定している。県の事業は、介護従事者の人件費の上乗せ計画を県に認められれば、人件費を条件に報酬にプラスして支払うという事業もしている。国の試算では、月1万5,000円ぐらい上がるが、ただし、23年度までの時限的な措置である」。 次に、「スタッフの入れかわりが激しい状況の実態は把握しているか」に対し、「特別養護老人ホームのサンライフ山陽、それから長寿園、高千帆苑について、職員の異動はほとんどない」。 次に、「生きがい対応型デイサービスのことで、若干数が減っているが、何か理由があるか」に対し、「生きがい対応型デイサービス、介護認定の非該当の方の閉じこもり予防を目的にしている。減っている原因として、加齢とともに状態が悪くなって、介護保険に移行されている方が若干ふえていると推測する」。 次に、「未認定のお年寄りが、生きがい対応型サービスを受けようとする場合に、対象者は何人ぐらいいるのですか」に対し、「対象者の把握はしておりません。ただ、認定を受けておられない65歳の方以上が対象である」ということ。 「高齢者実態把握委託料の委託先はどうか」に対し、「高齢者実態把握について、委託先は地域包括支援センターのサブセンター5カ所に委託をしている。平成22年度の実績は、日赤のサブセンターが336件、長寿会のセブセンターが496件、高千帆苑のサブセンターが462件、社会福祉協議会のサブセンターが321件、サンライフ山陽のサブセンターが463件、計2,078件です」。 次に、「地域包括支援サブセンター負担金に対して、地域包括支援センターを山陽小野田では直営で1カ所設置しておりますが、住民の利便性を考えまして、市内5カ所にサブセンターとして置いてます。それぞれの法人から1名ほど市の職員として出向し、市の職員としてそれぞれの事業所に派遣させ、地域包括支援センター専任の職員を1人配置している形をとっております。その業務を含む負担金として、1カ所460万円掛ける5カ所での金額になっております」。 「保険料の算定の段階の改善と今後の方向性はどうか」、「現行は9段階に分けておる。200万から700万の幅で、同じ保険料となっています。来年からは第5期の保険料は全国的に月1,000円ぐらい上がるので、低所得者の方の負担を軽減する面からも、段階をふやしていきたい」。 「算定は法的なものがあるのか。山陽小野田市の計算書でいけるのか」に対し、「保険料が低い段階の人には、法律で定めている割合を標準として条例で定めるようになっている。200万円以上はありませんので、保険者で割合を定める」。 次に、「介護給付費繰入金について、基準内であれば少なくてもいいと思うが、計算の概略はどうか」に対し、「介護給付費の繰入金については、介護給付のうち12.5%が市の負担部分となっておる。5億4,500万円で、法律で定まった負担範囲内──負担割合である」。 「全体の今の待機状況というのは」に対し、「今、約250名の方が市内で待機している。県内のほうでは560名ぐらいが平均で待機されており、本市は待機が少ないほうから3番目の水準になっている」。 次に、「在宅介護の状況の把握はされているのですか」に対し、「介護保険は基本的には在宅支援が基本です。在宅で生活できない方が施設のほうに入所するもので、有料の老人ホームとは違いますので、逆を言えば、在宅で生活ができるのだけれども、施設に入れたほうが便利だからということで、状態のよい方が施設に入られることは余り想定されてない部分です。在宅サービスについては、入所系のサービスを除けば、市内に多くの事業所が設備されておりますので、サービスを受けたくても受けられないということはないと思います」。 等々の質疑応答があり、採決に当たり、「介護保険制度そのものにまだまだ大変大きな問題があります」との反対討論がありました。 採決の結果、全員──賛成多数で議案第60号──賛成多数で、いいですね。議案第60号は認定すべきものと決しました。 次に、議案第61号平成22年度山陽小野田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について報告いたします。 「歳入額8億4,046万1,014円、歳出額8億3,935万1,385円、差し引き110万9,629円を翌年度に繰り越すことにした」との説明を受けました。 質疑の中で、「今回余ったのはなぜか」に対し、「110万ですが、見積もり誤りだった」。 次に、「保険料の不納欠損と収入未済が若干出ていることは」に対し、「後期高齢者医療は、特別徴収と普通徴収があり、特徴は年金で引かれますが、普通徴収で払えない方がいる。時効が2年で不納欠損が2年目である」。 「それぞれ何人おられますか」に対し、「特別徴収はゼロです。普通徴収は未済額、未済が333件で月平均にすると約30件、毎月出ています。不納欠損については51件です」。 次、「不納欠損の対策は」に対し、「国保と一緒で、国保も2年なのですが、時効の中断措置をとっていき、督促の分納整理という手続をとっていく」。 採決に先立ち、「この会計も基本的に廃止と言いながら、いまだに続いており、わけのわからない会計なので、きちんとしていただきたいということということを政府に要求したいので反対」の討論があり、採決の結果、賛成多数で議案第61号は認定すべきものと決しました。 次に、議案第62号平成22年度山陽小野田市老人医療特別会計歳入歳出決算認定についてです。 「老人医療制度は、平成19年度末日をもって廃止されたので、平成22年度は清算期間、最終年度となります」との説明を受け、質疑討論もなく、全員賛成にて原案は認定すべきものと決しました。 次に、議案第67号平成22年度山陽小野田市病院事業決算認定について報告いたします。 「22年度の決算、22年度決算で損益計算書では、病院事業収益41億6,708万264円で、うち入院収益は21億3,435万473円で、入院患者は6万6,053人でした。前年度と比べ、入院収益は1,080万9,646円の減で、入院患者は2,545人減である。次に、外来収益は13億6,697万4,676円で、患者数は10万9,133人で、前年度と比べ、入院収益は──外来、済いません。外来収益は2,055万4,071円の増、患者数は618人の減である。また、病院事業費用では、費用総計は41億5,611万2,790円で、差し引き純利益1,096万9,834円となり、未処理欠損金は47億1,585万8,781円となりました」との説明を受け、質疑の中で、「入院時に差額ベッドは具体的に説明をされるのか。また、朝一で退院しても1日分の差額ベッドを取られているが、改善は」に対し、個室差額ベッドの申し込みがあった場合、申請書を提出して、内容の説明をした後、本人の同意を得て差額ベッドをいただく。説明はきちんとしていると認識しているが、再度、確認して周知徹底をしていく」。 次に、「セカンドオピニオン制度の実績があるのですか」に対し、「河合病院事業管理者がしております。午前中では、普通の外来でセカンドオピニオンは午後ですが、料金が高くつくから、ほとんどの患者さんは午前中に来ている。セカンドオピニオン的なものは午前中に一般の保険でやっているのが実態です。そのほうが患者さんにしても有利ですので、そのまま行っています」。 次に、「救急医療負担金が増額になったというのはどういう理由か」に対し、「二次救急の当番医がふえ、365日二次救急体制をとるようになり、若干ふえた」。 「宇部の記念病院や尾中病院がやめた理由は何かわかりますか」に対し、理由ははっきりわかりませんけれど、医師不足ではないかと思います。とにかく、結果として二次救急当番をやめられたので、ほかの病院に振り当てられたということです」。 「入院単価は3万2,313円が若干上がっているが、原因は何か」に対し、「22年度の4月に医療改定があって、上がっている。主なことは、手術の手技料が約6%近く上がっている。泌尿器、整形外科、婦人科等々のオペ件数が医師の増員で上がっており、延べ患者数は減っているが、全体としては1,000万程度の減である」。 次に、「入院患者が減って、循環器と整形外科の招聘の見込みはどうか」に対し、「整形は3人になっている。22年度の後半が無理であった。途中でやめられ、4月から補充です。産科も3人です。循環器は、今交渉中です。勤務する内科医が、循環器に限らず、勤務する内科医が難しい状況です。今、努力中です」ということでした。 次に、「小児科の入院患者が減っている要因は」に対し、「小児科は現在小児科常勤医はいませんので、産婦人科で出産後、小児科入院というふうに解釈している」。 次に、「産科医療等確保支援事業補助金は何か」に対し、「出産件数1人当たり2万円の出産手当が出ている。それに対して、国では、国県で1件当たり1万円の補助です。出産件数に応じてふえたり減ったりいたします。産科の先生を確保する補助金です」。 次に、「建物そのものの修繕というのは、今回あったのか」に対し、「建物も備品も両方あります。病院は老朽化しておりますので、細かいところからそこそこ大きいところまでの修繕というのは必要です。1,766万円は、建物と備品を合わせた修繕料で、22年度は割合でいくと10対8で建物のほうが多い」。 次に、「光熱費の水道料の漏水で137万5,758円出しているが、状況はどうか」に対し、「修理は終わっている。水道管が全体的に古く、全部するか、対症療法的にするか悩ましい状況である」。 次に、「看護師の臨時と病棟と外来で何人ぐらいでしょうか」に対し、看護師の臨時職員は大体各病棟に1人か2人です。外来は、職員が14名、臨時、パートが19名いる。また、育児休業が22年度で11人います。育児休業は嘱託、パートで補っております」。 次に、「ジェネリック、21年度に比べ品目で14品目、金額は微増の状況だが、基本的な方向についてはどうか」に対し、「最初に、本会議での発言は」河合院長からです。「本会議での発言は少し訂正します。中には悪くないものもあります。実際に使っています。できれば安いほうがよいに決まっていますし、できるだけその方向にしようと思っています。ただ、ジェネリックを使用すれば解決するものではないのです。いろいろな策を使わなければならないのではないかということです。ジェネリックについては、私も少し言い過ぎたと思っていますけれど、いいものをできるだけ探して、パーセントを上げていきます。それが市の国保財政に資する、または患者さんの希望ならば、その方向に向かっていくことにします」ということでした。 次、「ジェネリックの割合が7%、労災が20%、比率を精査して上げていくことはどうか」に対して、「今後もジェネリックのパーセントを上げていきます。その努力はします。しかし、市民病院は労災病院とシステムが違うので、向こうは急性期ですから、ある病気に対して幾らの包括払いです。市民病院は治療法に対しての出来高払いです。そのあたりで使い方に差があると思っています、ファイザー等の一流メーカーがジェネリックを使い始めると、一般の人も医師も信頼が高まると思いますので、今まで聞いたことのない会社が大丈夫と言っても少し疑いますが、ファイザー等であれば、海外の実績もありますし、信頼性は高くなります。大手のきちんとした会社がジェネリックに取り組むことで、ジェネリックに信頼性が増すのではないかと思っている」。 次に、「労災と市民病院の違いはDPCをとっているという点だが、新病院の基本構想を見る限りでは、DPCを若干視野にあるとあるが、そのあたりの整合性は」に対し、「今のところ新病院でDPCは気持ちの中にはない。ただ、国が強制化してくるという可能性はあるかもしれないとも思っています。DPCがすぐれた方法であるとは思っていない」。 次に、「賃借料の対象はどうか」「患者さんが使われている医療機器も対象になっております。大きいものは在宅酸素療法の濃縮酸素補給機ですが、これは年間1,000万を超えている。あとは細かい医療機器の借り上げ料である」。 次に、「病棟のテレビ業者の選定はどうか」に対し、「デジタル化に伴い、平成22年度の夏、プロポーザルを実施した。2社応募があり、1社は辞退され、結果的には1社になったが、提案内容を審査し、契約をした」。 次に、「交際費の内訳と公表はどうか」に対し、「交際費として支出が新聞広告料、大学への季節あいさつのものを支出している。隠すつもりはないが、事業管理者である間は余り公表したくないと思っている」。 次に、「22年度未収入が5,400万はどうか」に対し、「22年度以前の未収金で、未収金、旧小野田市民病院が4,000万円弱で、旧市民病院が1,400万円だ。未収金対策については、未収金を発生しないことを重点に、具体的にはクレジットカードの支払い、高額医療費の委任払い、限度額認定書制度、出産一時金受け取り制度の利用促進、電話での未収金連絡、次回来院のときに個別指導、誓約書等々の記載を図り、未収金防止に努めていく。現在の未収金については、引き続き未収金通知書及び電話での未収金回収に努める」等々の質疑がありました。 採決に当たり、「この会計は新病院の問題で関連することと、この新年度予算については反対をしているので、この決算も反対」との討論があり、採決の結果、賛成多数で議案第67号は認定すべきものと決しました。 以上、議員各位の慎重審査のほど、よろしくお願いいたします。(岩本信子君降壇) ○議長(大空軍治君) ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を再開いたしますので、定刻までに御参集お願いいたします。 では、休憩いたします。────────────午後0時04分休憩午後1時00分再開──────────── ○議長(大空軍治君) これより午後の会議を開きます。 民生福祉常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては、1件ずつ行います。 議案第57号平成22年度山陽小野田市訪問看護ステーション事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑は──山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 訪問看護ステーションが取り扱うべき事業の一つに、在宅酸素利用者に対する入浴サービス、あるいはさまざまな看護の支援が上げられていると思います。特に、在宅酸素利用者というのは、山陽小野田市は他市に比べてもかなり多いというふうに言われておりますし、そういった方々が入浴しようとすると、やはり専門的な看護に当たられた方以外には、これは手を出すことはできません。しかしながら、民間では、これを取り組まない事業所もあるというふうに聞いておりますが、山陽小野田市の訪問看護ステーションでは、在宅利用者、酸素利用者への訪問看護サービス、これがどういうふうに行われているのか、審議をされているでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 在宅酸素利用者は審議はしておりません。それも訪問看護のどのような。(「審議をしとらんならいいですよ」と呼ぶ者あり) いいですか。(「してないもの話は」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第57号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第59号平成22年度山陽小野田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑──山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 今、大きな問題として上げられているのが、妊婦健診の問題です。特にいろいろな補助事業によって受けやすくはなっておりますが、それでもなおかつ健診を受けずにいきなりかつぎ込まれるということもあるというふうに聞いておりますが、その辺の実態について、当山陽小野田市ではどのようになっているのかお答えください。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 妊婦健診についても審議しておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 非常に不十分な審議だということですね。 次に、ジェネリック薬品への取り組みです。 医薬品が全体の医療費の中で15%から20%ぐらいを占めていると思うんですが、このジェネリックカードを送付することによって、何らかの変化があったのか、市民が本当にこのジェネリックを希望する、そういうことがどの程度行われているのか、その点については審議をどのようにされたでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 患者さんがジェネリックカードを使う頻度については、審査しておりません。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) もう一点は、保険料の滞納に関する問題ですが、山陽小野田市の滞納が多いその最大の理由は、やはり保険料が高いからだというふうに思います。特に、経済的なことを理由にする減免制度というのは、非常に範囲が限られていて、前年からの所得が大きく落ち込む、あるいは破産をするとか、そういうとき以外にはなかなか活用しにくいというふうになっておりますが、特に最近の経済的な不況の影響を受けて、収入が落ち込んでいる中小企業の方々、農業従事者の方々、非常に多いと思うんですが、そういった方々が減免制度をどういうふうに利用されておられるのか、山陽小野田市での減免制度の利用状況については、どのように審査されているでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 減免制度があるという審査はしましたけれど、減免制度の内容については、人数とかは審査しておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。中島議員。 ◆議員(中島好人君) 委員長報告の中で、悪質に対する定義の中に、1年以上というふうに答弁がありましたけども、それで打ち切られたのかどうか。 私は、これは資格証明書の対象として、一応、目安として1年というのが規定があるというふうに考えているわけですけれども、その辺についての審議内容についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 少し報告内容が悪かったと思います。これは、債権対策特別室に送られる、滞納で送られる方のどういう条件かということで、審査しましたので、これは債権対策室に送られる方々の分でございます。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 資格証明書のこの発行は、悪質に限るというふうになってて、その悪質というのは、払えるのに払わない人に、そのことが確認できた人というふうに国会答弁でもなってるわけですけども、その辺のところの確認は委員会での審議内容はそういう内容でしたでしょうか、ちょっとお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) ちょっとそのような審議はしておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。伊藤實議員。 ◆議員(伊藤實君) 国保料についてですが、社会保障費がすごく今増大する中で、本当にこの国保の決算についても、本当にすごい厳しい内容ではなかったかと思いますが、そうした中で、今後の見通しとして、どのような審議をされたのか、その辺についての推移状況等の把握等についての審議についてお伺いいたします。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 本当に国保の状態は、もう本当破産の状態でございます。そのような話は出ております。 それで、一番払えないのは高いのだという原因もありましたけれど、もうとにかく医療費をいかに下げていくかということが、このたびの審議の中心になっております。それで、ジェネリック薬品もそうなんですけれど、がん検診、予防です。そちらのほうにやはり力を入れていかないと、医療費が下がらない限り、国保のほうの保険料も下がらないという議論になりましたので、今からやはりその辺を力を入れて、予防のほうとかに力を入れていかれるという方向性でないと、もうこの国保は破綻するということでございます。 だから、医療費を下げるということを力を入れて今からされるという審議内容です。 ○議長(大空軍治君) 伊藤議員。 ◆議員(伊藤實君) 一つの手法として、そのような医療費の削減ということもすごく重要な案件だと思いますが、しかしながら、それがすぐに即効といいますか、それが効果が出なければ、また来年度以降も一般会計のほうから3億、もしくはそれ以上の負担をするのか、それができなければ保険加入者の保険料の値上げというふうになるわけですが、その辺についての審議についてお伺いします。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 来年度はどうなるかという話は出ておりません。保険料は、やはり医療費から算定されるもんですから、とにかく先ほど言いましたように、受益者負担も要るのでは、重複受診とかいうのがあって、受益者負担もいるのではないかという質問もありましたけれど、やはり国の制度の中で運用しているので、もうやはり制度的な疲弊があって、もう今、平成30年には、新しい国保の体系がとられるのではないかと、どこも皆同じ状況なんです、どこの市町村もっていうことで、今、話が出ておりますので、もうそれまで何とか頑張っていくしかないという結論になっております。 ○議長(大空軍治君) 伊藤議員。 ◆議員(伊藤實君) それと、もう一つの手法としましては、国保の広域とかその辺についての審議とか、その辺についてはあるでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) だから、先ほど言いましたように、国保の広域というのは、国がやはり今からそういうふうなことを、30年度にはやっていくという話が出てるというところでございます。 ○議長(大空軍治君) 中村──平原議員。 ◆議員(平原廉清君) 委員長にお尋ねします。 国保料がだんだんふえていく中ですけれども、まず、中高年、特に中高年の人たちに対する健康になっていただくという、そういう健康づくり、病気をしない、そういうことの施策ということについての検討といいますか、協議はなされましたでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) そのような審議はしておりません。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 今回の決算で、約9,000万円の繰越金が出てきておりますけども、この今後の使い道について、国保料引き下げ等に使っていくという方向での審議についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 国保、この繰り越しで、国保料金を引き下げるという話は出ておりません。今、基金がゼロの状態で、少しでも基金をためなく──3億基金がないと、いろんなことに対して対応、緊急なことに対応できません。それで、やはり積みたてていくということで、でも、それが積みたてられるかどうかは、ことしのやはり医療費、またそのかかっておりますので、一応、今のところは計画どおりに推移しているということですが、何があって医療費が上がるかわかりませんので、この繰り越しについては、基金として置いていくということです。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。反対討論ですか。下瀬議員。(下瀬俊夫君登壇) ◎議員(下瀬俊夫君) 議案第59号平成22年度山陽小野田市国民健康保険特別会計決算に対して、「日本共産党」市議団を代表して、反対の立場から討論をいたします。 昨年度の国保会計は、医療費の大幅な高騰を理由に、前年度に比べて大幅な引き上げが行われました。保険料が確定し、納付書が一斉に送付された途端に、国保担当窓口には、連日多くの市民から問い合わせや苦情が殺到したことは記憶に鮮明であります。自営業や農漁業、特に昨年度、多くの無職者を抱えた人たちが大多数を占めるような国民健康保険加入者は、社会保障制度としての底辺の医療を支えるセーフティネットであるにもかかわらず、政府による社会保障費の大幅な削減を背景に、国民にそのツケを押しつける最悪の制度改悪となっております。 国保加入者の8割が年間所得200万円未満という当市で、年間所得200万円の国保加入者世帯では、前年度に引き続き1人当たり1万円、4人世帯では4万円もの引き上げが行われたために、2年間で約8万も引き上げられるということになりました。これにより、年間保険料が40万円という大変高い保険料になったわけでありますが、国保加入者の悲鳴が聞こえてくるのであります。 国保料の大幅引き上げは、国保料が払えない滞納世帯を生み出すことになり、昨年の短期保険証対象者が412世帯、資格証明世帯が309世帯と深刻な状況になっております。 昨年6月、市民団体から、国保料引き下げを求める請願が提出され、それを受けて、議会決議がされる中で、白井市長は、県下で最高の保険料にはしないと一般会計から1億5,000万円の補正予算による繰り入れを行いましたが、県下トップではないにしても、最高レベルの保険料の実態はほとんど変わらないのが実情であります。 今回の決算により、約9,000万円の繰越金が発生しております。次年度の国保財政調整基金の積み立てなど、国保財政基盤強化のための施策が求められております。 同時に指摘しなきゃならないのは、医療費の大幅な上昇を抑える有効な対策が具体的にほとんど手が打てていないという行政の無力さであります。 例えば、がん検診対策一つとってみても、受診率の低さは目を覆うばかりであります。地域包括医療と予防行政の推進を本格的に取り組むことこそが今、強く求められております。 以上の理由から、議案第59号国保会計決算に反対をいたします。(下瀬俊夫君降壇) ○議長(大空軍治君) ほかに討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって討論を終わります。 これより議案第59号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第60号平成22年度山陽小野田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 先ほど報告の中で若干述べられた問題ですが、介護の事業者で働く労働者の定着を求め──のために、政府が交付金を出して、人件費に充てようということでしたが、じゃ、これが果たして本当に人件費すべて適用されているのかどうなのか、その点についての調査なりがされたのか、いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 調査に対する審議はしておりません。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 残念ながら、それが充てられたのではなくて、事業費として使われたという実態が随分とあるようであります。今後、この点についても担当の委員会ではしっかりと議論していただきたいというふうに思います。 次に、介護保険料の問題です。現在、9段階ということでありますが、これさえもかなり負担ということで、これ以上の負担はもうこらえてほしいという多くの高齢者の声がありますが、減免制度が全国的に広がっている中で、当市では、残念ながら、保険料の減免制度というのは、制度としては持っておりません。そういった点から、この介護保険料の減免制度の必要性について、審議をされておればお答えください。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 介護保険料の減免制度については審査しておりません。
    ○議長(大空軍治君) ほかにございませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) もう一点は、サービス提供の問題なんですが、特に要支援者に対するサービスが、それまでは要介護ということだったんですが、認定によって要支援になって、そのためにそれまで使えていたサービスが使えなくなるという事態がかなり広がっております。そういった意味で、お年寄り一人一人に向けた実態に合ったサービス提供が必要だと思うんですが、そういったお年寄り一人一人に目を向けた調査なり、そして対応がとられているのか、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 認定については、きちんとケアマネージャーさんたちなりが認定していると。あと、審査もお医者さんがされているということで、認定については聞いております。 ほかは、あと個別にそういう問題があるということは聞いておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第60号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第61号平成22年度山陽小野田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第61号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第62号平成22年度山陽小野田市老人医療特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第62号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第67号平成22年度山陽小野田市病院事業決算認定について質疑を行います。質疑はありません──山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 平成22年度に新病院建設についての検討委員会が活発に行われてきたわけでありますが、この検討委員会なるものになかなか市民の意見が反映されていないといいますか、市民病院という名前がつくならば、市民を交えてワークショップを行うなど、やっぱりそういった対応がないと、市民自身が私たちの病院という思いになかなか至らないのではないかなと思いますが、この検討委員会のあり方について審議をされておればお答えください。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 新病院の検討委員会については審議しておりません。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) それでは、医療スタッフの確保についてです。現在、お医者さんの不足も言われておりますが、看護師さんについてもなかなか定着をしないということが言われておりますが、市民病院では必要な人員が確保されているのか、あるいは、診察上もし確保されていなければ、支障が出てきているのではないかという心配があるわけですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 看護師さんについては、臨時、嘱託等で、賄って、不足の部分は賄っていらっしゃるということです。 それよりも、11人の産休交代──産休の方がいらっしゃって、その部分についてはそういうふうにされてる。あと、看護師さんについては、不足しているということは聞いておりません。 ○議長(大空軍治君) 山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) もう一点、ジェネリック薬品への取り組みについてです。民間の病院の中には、これを積極的に進めることが病院の会計自身をも手助けすることになるという観点から、医師を先頭に、医師と薬剤師がジェネリック薬品の推進のための協議会をつくって、積極的にそれを取り組む。その結果、150床の病院ですが、そこでは利用率が50%近くにまでいっているというふうな例を聞き、しかも経営的にも安定したものになっているというふうに言われておりますが、残念ながら、さきの答弁で明らかなように、山陽小野田市民病院については、非常に否定的な話が出されております。 先ほど若干訂正の方向であるというふうな報告もありましたが、それが本心から出たものであるならば、具体的な取り組み手法についてさまざまな提案がなされてしかるべきだというふうに思いますが、そういった提案等が行われているでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 提案などはありませんでしたが、お話は、今後もジェネリックの割合を上げていくという努力をしていくということは聞いております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。衛藤議員。 ◆議員(衛藤弘光君) 入院患者数が前年度に比べて減ったということなんですが、この原因について審議されたでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 入院患者が減っているのは、お医者さんが一時やめられたということもあるそうなんですが、それが入院患者に減ったということとは結びついているかどうかは、ちょっと審査しておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。伊藤實議員。 ◆議員(伊藤實君) 病院の新病院建設する中で、今、入院患者が減ったことや、医療費についても1,000万ぐらいのマイナスということで、先ほどの委員長報告がございました。そうした中で、今、新病院を建設する中の資金繰りとしましては、一般会計のほうから何十年間にわたって8,000万ほど繰り入れるという計画になっているわけですが、委員会のほうで、今、現状ですらそのような状況になって、将来の社会保障費等がふえる中で、その辺について資金繰り、財政計画についての審議等はされたでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 先ほどの1,000万は全体で外来下がってるわけなんですけど、外来収益とすれば増となって、2,000万から増になっております。 それで、今言われた新病院の建設に関する財政計画と、この今の病院の経営等の関係の審査はしておりません。 ○議長(大空軍治君) 伊藤議員。 ◆議員(伊藤實君) 審査は必要ないという判断でそのようになったんですか。実は前の委員会のほうではそのような財政計画を示す、示さないで議論等があったと思うんですが、それについて説明をください。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) このたびは22年度の決算会計だったので、新病院に対することはほとんど審査しておりません。 それで、全体で、先ほども申しましたけれど、損益計算では1,000万、差し引き1,096万の黒字、一応利益として出ておるわけなんです。だから、そんなに審査は、新病院に対する審査ということ、経済的にはしておりません。 ○議長(大空軍治君) 伊藤議員。 ◆議員(伊藤實君) それと、病院のほうは水道局の工水のお金を返済ができないということで、延ばした経緯がございますが、それについての審議、大丈夫かどうか、その辺についての審議状況をお知らせください。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) 水道局の工水の借り入れについては、審査しておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。中島議員。 ◆議員(中島好人君) 通院バスが廃止されましたけど、これに対する対応等についての委員会審議の状況をお聞きしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎民生福祉常任委員長(岩本信子君) バスの話は少し出てたんですけれど、この病院からバスを出すという話は出ておりません。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんね。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第67号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。──────────── △日程第7議案第58号・第63号~第65号・第68号・第69号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第7、議案第58号平成22年度山陽小野田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第63号平成22年度山陽小野田市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定についてから議案第65号平成22年度山陽小野田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの3件、議案第68号平成22年度山陽小野田市水道事業決算認定について及び議案第69号平成22年度山陽小野田市工業用水道事業決算認定について、計6件を一括議題といたします。 本件に対し、産業建設常任委員長の報告を求めます。三浦委員長。(三浦英統君登壇) ◎産業建設常任委員長(三浦英統君) 去る8月30日の本会議におきまして、議長から産業建設常任委員会に付託されました6議案を9月20日、委員全員出席のもと、委員会を開催し、慎重審査をいたしましたので、その審査の結果と概要について御報告いたします。 まず、議案第58号平成22年度山陽小野田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定についてであります。 平成22年度駐車台数は2万8,990台である。前年度に比べ5,831台の減少です。この原因は、景気の低迷や高速道路料金の値下げによるJR利用者の減少に加え、7月15日の水害による精算機及びゲートが浸水被害を受け、その修理に50日を要し、この間の料金収入ができなかったことが主な減収です。 執行部からの説明が終了し、委員からの主な質疑ですが、「使用料ですが、水没前に券が発行されたと思うが、この券は保持していただいていたか」との質問に対して、「電気系統の部分が水没したので、修理に出し、計算ができなくなり、ゲート自体も上げ下げもできなく、確定もできない状況であり、徴収ができなかった。利用についてはゲートを上げっ放しで、無料で使用をしてもらった」との回答です。 「月決めの使用についての取り扱いはどうか」との質問に対して、「プリペイドカードは精算機が使えないので、7月15日から9月7日まで利用ができないので、定期駐車券は機械を通さないと精算ができない。定期駐車券をお持ちの方に連絡し、利用できなかった日数分を差し引かせていただきました」との回答です。 「乗用車は24時間1,000円ですが、今後、値上げについてどう考えているか」との質問に対し、「美祢線の開通もあり、安くできないかとの議論があり、検討中ですが、値上げについて考えておりません」との回答です。 「利益が600万円ありますが、主たる要因はどうか」との質問に対して、「利益が出るということは、出費に比べて料金が高いのではないかということもあるが、長い期間で考えると、機械の更新やその他のものに経費等がかかる。こういった経費も含め、特別会計は受益者負担により独立して成り立たなければならないと考えており、繰越金はあるが、今後の運営上、不測の事態も含め、現状の料金が適正と思う」との回答です。 以上、慎重審査の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第63号平成22年度山陽小野田市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について御報告いたします。 取り扱い量は、野菜、果実、花卉、その他加工品で2,358トン、取り扱い高は6億8,048万4,000円となっており、前年対比で取り扱い量が83%、取り扱い額は92.4%となっています。 1款卸売市場費13節委託料は、昼間の施設管理料、夜間の警備委託料です。 15節工事請負費は、市場の空調機が老朽により機器の更新工事であります。 執行部からの説明が終了し、委員からの主な質疑ですが、「取り扱い量が減少している。地産地消を考えた場合に逆行していると思う。農家等がふやしていくようにしているのか、減少の原因は何か」との質問に対して、「地産地消等は市場、農協等を通じて事業等を行っているが、生産量そのものが市内で厳しい状況にあります。農協さんも力を入れているが、まず、地場でものをつくっていただくことです。今後とも農協さんと協力しながら進めていきたい」との回答です。 「山陽側からの持ち込みはどうか」との質問に対して、「石束、不動寺原のタマネギ等で量もふえている」との回答です。 「学校給食の地産地消の取り組みで地方卸売市場がもっと力を入れたらいいと思うがどうか」との質問に対して、「ふるさと食育推進事業をしています。その中で中央青果も入っています。定期的に農協や市の給食関係者と協議しているのですが、品物がそろわないのが現状」との回答です。 「学校給食の地産地消ですが、協議会を行っているとのことですが、品物の数字を示してほしいのと、今後、地産地消をふやすことについてどうするか」との質問に対して、「学校の使用量は教育委員会にあると思うが、農林水産課としては、市場での取り扱い量は把握していません。バレイショ16トン、ニンジン15トン、タマネギ30トンが学校に供給されている。しかし、タマネギを例に挙げると、収穫が5、6月に行われても、冷蔵貯蔵施設がないため、保存がきかず、2学期には使えない。貯蔵施設を整備しないと、供給率を上げていくのは難しいかなと思う」との回答です。 「市内産を利用するのはいいが、大きさのふぞろい、形のふぞろいがあり、利用に苦労がある。生産者側の努力により、よい品物が供給できるようにならないか」との質問に対して、「規格は示しており、農家の方も努力をされているが、なかなか難しい。法人のところはいいんですが、小規模農家の方もおられる。レベルを上げるのには難しい」との回答です。 慎重審査の結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第64号平成22年度山陽小野田市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、その審査の結果と概要について御報告いたします。 山陽小野田市の事業認可区域面積は1,330.4ヘクタール、平成22年度末の整備面積は16.66ヘクタール、22年度末の整備済み面積938.72ヘクタールで、普及率は48.1%となっています。22年度中の水洗化は151戸、386人が増加し、その結果、水洗化戸数1万114戸、水洗化人口2万7,713人となっています。 執行部からの説明が終了し、委員からの主な質疑ですが、「水質管理で瀬戸内海の貧栄養化の問題が起きている。下水が行き渡り、瀬戸内海の浄化により、このような現象が起こっているがどうか」との質問に対して、「貧栄養化というより富栄養化対策をとろうというのが国の方針です。この近辺も周防灘流域の水質保全ということで、近県で中四国、九州を含めて福岡、大分、山口、広島、岡山、愛媛で流域の水質の環境基準を達成するために下水道からの排水に対し、総量規制というのが今後も図られていくようです。まだまだ富栄養化対策をとるというのが国の方針です」との回答です。 「普及率が上がらない中で、工事の難しい場所が相当残っているということですが、本山地域等の普及対策は検討されているか」との質問に対して、「平成20年度に全体計画の見直しを行った。事業は六、七年で事業ができる区域を目途として、国から事業認可を受けたところです。本山区域等も全体計画に入っているが、現時点では事業に入るまでには至っていない現状です」との回答です。 「面的整備が完了しても個人の方でつないでいない方の状況はどうか」との質問に対して、「水洗化率は88.1%であります」との回答です。 「国の水洗化率は93.6%で、当市と比較すると5%低い。高齢世帯が多い等も考えられるが、どのように検証しているか」との質問に対して、「経済的理由や独居家庭によりできない方がいらっしゃる。法的には3年となっているが、3年目を迎えられた方については水洗化をしていただくよう文書をもってお願いしている」との回答です。 「実質公債費比率は、下水道は入らないことを含め、普及率を上げるための今後の見通しとして一般会計からの繰り入れを10億から12億が最大と思うが、その中で事業を進めていく形態に変わりはないか」との質問に対して、「20年から26年度までの事業認可の申請時、財政当局と協議し、事業認可区域内の整備が6年間で実施できるよう要請したが、事業実施ということで事業を行っていく」との回答であります。 「負担金ですが、都市計画税との二重課税ではないかとの考え方の方がいらっしゃるが、どうか」との質問に対して、「都市計画事業については、受益者から相応の負担金を徴収してよいとされております。下水道が利用できる方が受益者として相応の負担金をしていただき、皆で住環境、水環境をつくっていくということで御理解をお願いする」との回答です。 「事業の種類として、補助事業、交付金事業、単独事業とあるが、基準はどのようになっているか」との質問に対して、「補助事業は補助の採択基準があり、口径や下水排除量です。下水道管の敷設で、末端は単独事業であります。一般路線──路線工事で補助事業と単独事業との合併施行というような形で行っているところや市単独事業で実施しているところもある」との回答です。 以上、慎重審査の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。 議案第65号平成22年度山陽小野田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、その審査の結果と概要について御報告いたします。 小野田西地区は、水洗化戸数498戸、水洗化人口1,332人であります。仁保の上地区は水洗化戸数46戸、水洗化人口138人であります。福田地区は水洗化戸数78戸、水洗化人口245人であります。 まず、歳出から説明いたします。1款農業集落排水事業費1項1目農業集落排水事業一般管理費11節需用費の修繕料は、小野田西地区排水処理施設の全窒素・全リン計、マンホールポンプの修繕及び小野田西地区、福田地区の舗装修繕等であります。 執行部からの説明が終了し、委員からの主な質疑ですが、「農業集落排水事業を現地区以外の場所として石束、不動寺原で農業集落排水事業を検討されていたと思うがどうか」との質問に対して、「事業主体は農林水産課であり、現時点では新たな事業に取り組むという話は聞いていない」との回答です。 「一般会計からの繰入金は不足分を繰り入れるという考え方でいいか」との質問に対して、「3地区はそれぞれの使用料収入で維持管理費は賄えている状況ですが、建設費等の償還金があり、その分を一般会計から繰り入れで補っている」との回答です。 慎重審査の結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 次に、議案第68号平成22年度山陽小野田市水道事業決算認定について審査いたしました経過と結果について御報告申し上げます。 山陽小野田市水道事業の給水人口は6万5,670人、給水戸数2万8,098戸であり、有収率は86.5%であります。また、有収水量は社会全体に浸透してきた節水意識の定着化及び経済不況の影響等を受け、総量的に減少傾向を続けています。特に、口径25ミリメートル、150ミリメートルの口径の利用者は、前年度比5%以上の減少となり、家庭用も使用水量の下げどまりに至っていません。支出では、災害復旧費が増額となりましたが、支出の抑制等に努め、結果、当年度純利益として1億1,203万5,770円を計上することができました。 執行部からの説明が終了し、委員からの主な質疑ですが、「利益剰余金1億1,000万円ですが、具体的な理由はどうか」との質問に対して、「支出で給与、手当で職員が2名減、嘱託4名減、職員間異動による若年化及び特勤、住居、通勤手当の制度改正による減、昨年は4名の退職者が22年度は1名の退職者でした。また、水道局会計に在職していた職員が市長部局で退職する職員の在籍年数案分の負担金が前年7名であったものが2名であった。平成20年3月に料金システムのリース期間が満了したことに伴い、賃借料が大きく減少したためです」との回答です。 「昨年度は災害があったが、災害関係の持ち出しが3,300万円ありましたが、次年度以降はないか。また、橋について、一般会計の持ち出しで歩道をつけるが、水道は災害復旧費で国からの補助金が出るが、独自の負担であるか」との質問に対して、「災害復旧費は2分の1が国庫で残りが局の負担である」との回答です。 「新システムのリース内容はどうか」との質問に対して、「旧システムは平成21年度で終了しましたが、下水道料金との徴収一元化も含めた新システムのリースは、平成23年度から始めている」との回答です。 「今回1億1,000万円の黒字を計上しているが、さきの一般質問の中で水道料金の引き上げをするような答弁があったがどうか」との質問に対して、「水道料金の収入が毎年減少している。人口の減少と節水意識や最新機器の普及で減少傾向にある。一般家庭は1%ぐらい毎年減少していると思われる。工場のほうは21年度のリーマンショックで工場の稼働率が落ちていたが、22年度は回復してきた。工場は平成12年度から22年度までの落ち込みが約60%で、今後も落ち込みの懸念があります。また、今後約39億円程度の事業を計画していますが、現段階では、即値上げとは申し上げられませんが、近い将来はそういうことも想定しなければならないと考えています。今後、水道局はあらゆる努力をしていかなければならないと思っている」との回答です。 「今後、新たな事業で39億円の負担が生じるが、そのためには積立金を計画的にすべきであるが、今回、減債基金とした理由はどうか」との質問に対して、「利益処分は一般論としては、企業債残高が届くまでは減債のほうに積むのが一般的です。今後、企業債残高がふえていく見込みですので、減債になるべく積んでおきたい。基本的に工事はほぼ100%企業債を充当できますが、ただ、資本的収支は企業債の償還分が不足しますので、これに充てる資金が他にないときには、減債積立基金を充てていく」との回答です。 「今後、39億円の事業を行うのですが、小野田地区の2カ所の配水池も古いが、今後の計画はどうか。また、耐震化についての調査はどうか」との質問に対して、「小野田地区の配水池は竜王山に2池、高尾に2池ありますが、竜王山の地下式の1池は50年くらい経過している。今後の検討課題と思っています。小野田地区の老朽管の更新や送水管の更新、また、高天原浄水場の耐震化等を優先すべき事業で、配水池内のうちPCタンクは山陽側に比べれば大丈夫ではないかと認識している」との回答です。 「当市の有収率は86.5%ですが、老朽管の更新や有収率90%を目指すと、水道局としてどうとらえているか」との質問に対して、「老朽管等の改修を行っていくのが効果的であります。老朽管は地下漏水の原因となります。また、修繕工事等を行ったときは、管の洗浄や管内の空気を除去しなければならないため、相当の水の消費がある。厚生省の指導に沿って90%を目指していきたい」との回答です。 「退職引当金について、5億必要との説明であったが、現在は2億円の積み立てであるが、26年度までに5億円にするのか、また、算出根拠はどうか」との質問に対して、「平成26年度から公営企業法が改正され、退職引当金の義務化がされます。当水道局での算定方式は、全職員が3月末に一斉に普通退職した場合で所要額は平成20年度で上水道会計で約5億円になります。また、制度の猶予期間は15年であります」との回答です。 「22年度の決算で水道事業総合計画の実施計画で22年度の事業は予定どおり行われたか」との質問に対して、「耐震調査の詳細診断は昨年度災害があり、優先的に災害復旧を行ったため、今年度行う。他の事業は予定どおり進んでいます」との回答です。 「22年度の滞納額とその収納率はどうか」との質問に対して、「滞納金額は410万円で、収納率は99.8%です」との回答です。 慎重審査の結果、賛成多数により認定すべきものと決しました。 議案第69号は平成22年度山陽小野田市工業用水道事業決算認定について審査いたしました経過と結果について御報告申し上げます。 工業用水は、小野田地区の日産化学、田辺三菱製薬工場、西部石油の3社と給水契約を行い、全部契約水量であり、当年度は年間901万5,500立方メートルの給水を行っております。給水実績量は805万4,801立方メートルとなり、前年度に比べ、44万4,499立方メートル減となったところです。これは渇水による給水制限が前年度は厳しかったことによるものです。 執行部からの説明が終了し、委員からの主な質疑ですが、「減債基金の積み立てが不足していると思うが、どのように考えているか」との質問に対して、「工業用水道は最近、ほとんど借り入れをしておらず、元金が減っています。資本的収支の不足額は過年度の損益勘定留保資金で補てんしております。数年すればつり合いがとれるような状況になるのではないかと思う」との回答です。 「西部石油の送水管の布設がえですが、どのような工事か」との質問に対し、「現在の管は高天原浄水場そばにある興産道路のそばを通って宇部市の若山、小野田の奥若山、戸田工業グラウンドを通っています。既設の宇部市若山の市道幅員が狭く、管の更新のための入れるスペースがないので、今回、新たなルートとして、興産道路から叶松までの山を購入し、西部石油送水管と第2送水管を布設するものです」との回答です。 慎重審査の結果、全員賛成で認定すべきものと決しました。 議員各位の御審議のほどをよろしくお願いを申し上げます。(三浦英統君降壇) ○議長(大空軍治君) 産業建設常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては、1点ずつ行います。 議案第58号平成22年度山陽小野田市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。硯谷議員。 ◆議員(硯谷篤史君) 先ほどの委員長報告でよく理解ができない点がございましたので、お伺いをいたします。 委員長報告で委員の質疑の中で、600万円余りの黒字があると。だから駐車場料金を値下げすべきじゃないかという御議論があったというふうなことでございましたが、600万円の黒字というのは、確かに会計上の歳入歳出の差し引き上は670万円の黒ということになっておりますが、経営上、50日もただで、つまりいわゆる料金が入ってこない状態でありながら600万円も黒字になったと、経営上黒字になったというふうな御認識であったのかどうなのか、もう一度、その辺のところをお伺いしたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 三浦委員長。 ◎産業建設常任委員長(三浦英統君) 670万1,000円の繰り越しがあったわけなんでございますが、当初この問題につきましては、平成10年から利子、元金を返さなければいけないんですが、3年間の元金の猶予期間があったところでございます。これが約3,000万近くあったわけでございますが、今回は800万円の収入が、これは予算書の中にありますが、約800万円収入が入ってきておりません。減になっております、予算上。 昨年の決算におきましては1,589万の繰り越しがございました。その前は20年度が2,559万の繰り越しがあったという状況の中で、今回670万1,687円の繰り越しがあったと。決して黒字が出たというわけではないわけでございまして、今後の大きな検討課題になってこようと。これだけの繰り越しが減ってきたということは、今後の大きな課題でございます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 硯谷議員。 ◆議員(硯谷篤史君) 私がお伺いしたかったのは、実質的な黒字はない。むしろ赤字であると、中身は。経営上。それなのに、600万円余りも黒字があるから、料金を値下げせよというふうなことを委員会で審議されたということは、誤ったそういう認識に基づいて、この委員会の審議が、全くまっさかさまな方向に審議をされたと。こういうことになると、委員会の審議そのものが、こんなことを申し上げたら大変御無礼かもしれませんが、これは無効なんじゃなかろうかと。中身は、いわゆる駐車場使用料に関しても、約800万円も売り上げ見込みから下がっておるわけです。これなぜそれだけの繰り越しが出たかというと、いわゆる先ほど委員長も言われましたが、従前よりずっと繰り越してきた繰越金があるんで、それで結果として繰り越しが出ただけの話でありまして、22年度の使用料から出ていった事業費、公債費、これを除けば、ちょっと赤字というのが実質、赤字が実質的な話だろうと思うわけですが、それなのに、料金を値下げせにゃいかんというふうな話がされたということが、委員会の審議のメインであったもんですから、それはおかしいんじゃなかろうかということを申し上げたわけですが、その点についてもう一度整理していただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 三浦委員長。 ◎産業建設常任委員長(三浦英統君) 今回は、そういうような委員からの質疑の中では、値上げ、値下げの両方の話が出てまいりました。ですが、現実的には、今回も先ほど申しましたように、約900万円の単年度赤字でございます。そういうことで、今後は、先ほども申しましたように、いろいろな手法を用いないと赤字に転落する可能性も非常に高い。駐車台数を今後ふやしていくような方策を講じるべきであろうと。 それと人件費の問題も途中から出てきて、当駐車場会計においては、人件費が計上されてくるようになったということもございまして、このように減収が起こったと。 ただ、最近の駐車台数の減少が非常に大きな影響を与えておるという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第58号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第63号平成22年度山陽小野田市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第63号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第64号平成22年度山陽小野田市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第64号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第65号平成22年度山陽小野田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第65号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第68号平成22年度山陽小野田市水道事業決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第68号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。 議案第69号平成22年度山陽小野田市工業用水道事業決算認定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第69号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。──────────── △日程第8議案第56号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第8、議案第56号平成22年度山陽小野田市一般会計歳入歳出決算認定についてを議題といたします。 本件に対し、一般会計決算審査特別委員長の報告を求めます。岩本委員長。(岩本信子君登壇) ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 去る8月30日の本会議において、議長から付託を受けました議案第56号平成22年度山陽小野田市一般会計歳入歳出決算認定について、9月13、14、15日及び21日の4日間にわたって委員会を開き、慎重審査いたしましたので、その概要と結果について御報告いたします。 なお、審査については、最初に財政課より総括的な説明を受け、その後、常任委員会の所管ごとに歳出歳入の順に質疑を行いました。 また、このたびの決算審査では、22年度の新規事業と抜粋した34の事業の事業評価を担当課より、評価表を担当課より提出していただき、決算評価として追加審査しております。 なお、審議につきましては、慎重審査をいたしており、教育費だけでもまる1日かかっております。また、質疑も多岐にわたっておりますので、報告書は数十ページになっており、この場では総括意見を報告させていただきますことを御了解ください。 審査はしっかりとしておりますので、質疑にはお答えいたします。 では、まず財政課から総括的な説明を受けました。 歳入の主な内容は、市税では固定資産税の償却資産の増があったが、景気低迷の影響などによる市民税の個人所得割、法人税割が落ち込み、市全体で100億4,972万2,000円となり、前年度比1億4,956万1,000円の減となった。 次、地方交付税全体では3億5,771万8,000円の増の46億4,390万円となった。 国庫支出金は、子ども手当や安心安全な学校づくりの交付金ほか、生活保護費や地域活性化関連交付金の増により、1,589万1,000円の増の38億3,837万4,000円となりました。 県支出金は、社会福祉施設整備費や地域子育て創生事業などにより、3億1,217万4,000円の増の18億5,951万5,000円となった。 繰入金は、財政調整基金繰入金の皆減により、2億9,794万6,000円減の1億5,897万6,000円であり、諸収入は山陽都市計画事業厚狭駅南部地区土地区画整理事業基金廃止の受け入れなどで9億757万2,000円増の17億3,802万7,000円となりました。 市債は、教育費や臨時財政対策債の増はあったが、土木債の減や退職手当債や借換債の皆減により3億8,042万2,000円減の29億8,727万8,000円である。 次に、歳出では、目的別に2款の総務費では、減債基金の積み立て増しや基金長期借入金償還金の増があったが、退職手当や定額給付金事業の減などにより、対前年度2億3,237万8,000円減の52億7,661万2,000円となっています。 2款民生費では、児童手当の減があったが、子ども手当や国民健康保険事業特別会計繰り出し金、施設整備補助金、災害救助費等の増により13億4,087万6,000円増の90億9,813万8,000円となった。 4款衛生費では、健康診査委託や予防接種委託の増などにより5,851万2,000円増の22億1,300万5,000円である。 8款土木費では、土地区画整理事業、公営住宅建設事業、下水道特別会計繰り出しの減などにより4億7,891万2,000円の減の19億6,246万7,000円となった。 10款教育費では、退職手当の減などがあったが、小中学校施設耐震化事業の増などにより1億4,867万5,000円増の24億7,606万3,000円である。 11款災害復旧費では、豪雨災害による復旧事業費の増により1億233万4,000円増の3億869万6,000円となった。 12款公債費では、繰上償還の終了に伴い2,861万9,000円減の35億7,806万5,000円となった。 次に、歳出の性質別では、人件費は職員の数や退職手当などの減などにより8億3,770万9,000円減の49億9,569万2,000円であり、扶助費は児童手当の減と子ども手当や災害救助費の増により8億1,684万2,000円の増の54億9,338万7,000円となっている。 補助費は、基金からの長期借入金の償還や工場設置奨励金の増と定額給付金給付事業の皆減により1億8,200万7,000円減の28億2,627万8,000円である。 積立金は、減債基金や山陽消防署建設基金の積み立てにより4億155万2,000円増の14億2,972万1,000円となり、繰り出し金は下水道事業特別会計繰り出しの減と国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療制度の各特別会計繰り出しの増により1億2,279万9,000円増の32億1,403万2,000円となっている。 投資的経費のうち、普通建設事業は、土地区画整理事業等の減と、小中学校施設耐震化事業、地域防災無線整備事業の増などにより4億5,615万6,000円増の23億7,087万1,000円となり、災害復旧費は豪雨災害による復旧事業費の増により1億542万1,000円増の3億1,424万2,000円となったとの説明を受けました。 ここで、総括意見を皆様に申し上げたいと思います。 まず、総括意見に入る前に、まず始めに、執行部の方々には十分な資料提供と初の試みの事業評価を、時間が制約される中、出していただき、心からお礼申し上げます。おかげで審議が深まり、決算委員会の役が果たせたと思っております。 この評価については、議会にとってもこれからの課題となり、まちづくりに生かされていくものと信じております。 それでは、委員から総括意見として述べさせていただきます。 財政状況が厳しく、何とか資金繰りをしているところの各部署のせめぎ合いもわかり、財政がますます厳しくなることを痛感した。事業評価には、部署に温度差があり過ぎる状況だった。職員の研修は、県内でも最低ですので、職員研修などについて積極的に人材育成の投資を要望します。 次に、事業評価は大変勉強になったが、評価自体が自己満足に陥られていることを感じた。この事業評価を今後に生かせるように努力してください。 また、教育費、減額することのないよう努力を要望します。 この決算審査は事業評価でいろいろな問題点が明らかになり、突っ込んだ審議ができた。 審査の中で、縦割りの弊害と職員の全体数の減が、臨時職員などに頼らざるを得ないことは人事的な問題点が非常に大きい。さらには、教育にもっと予算をかけて、子供たちの教育、子供福祉に力を入れることを要望する。 次に、初めての決算審査で財源がない、あるいは足りない、そういうことが非常に多かった。市の財政が決して楽ではなく、厳しい状態を裏づけている印象だった。 執行部には、歳出の管理は非常によくやっている。与えられた予算の中で配分し、守っていくことは当然ですが、みずから歳入を確保する努力が必要ではないか。いろいろ策があると考えるので、歳入をふやす努力を引き続き要望する。 次に、委託料と補助金について、補助金は事前の計画書とか事後の計画書を出しているが、委託料は市がお願いする結果、全然点検されていない。丸投げ状態が今日たくさん見られた。例えば、給食残飯の収集で当初と条件が変わっているのではないか。また、旧山陽町の草刈りの問題や公園の管理など、実態を把握して、要らないところは削ることを要望する。 次に、基本的に今回の事業評価も含めての審査でよい勉強になった。それぞれの部で横のつながりがほとんどない、ほとんどとられてないことが印象に残った。考え方として、予算がついたから、その事業をするという感覚の事業もあり、職員の考え方の違いと横の連絡をとることを要望する。事業評価の仕方ももっと工夫が必要だった。 次に、地方の財政は非常に厳しい状況を強いられている中で、地方の行政を担われている皆さん方も大変御苦労されている。特にリーマンショックあたりで非常に税収が下がる中での行政運営は、財政指数を見ても非常に厳しい。また、平成22年は災害などがあり、全般的に厳しい状況の中で頑張られた印象はあります。 個々の事業では、手厳しい指摘があり、改善の余地も多々あったが、適切な事業評価をして、PDCAサイクルの運営を望む。指摘された合併の一体感の伴ってない感じを受けた。ぜひ見直しを図ってほしい。 次に、事業評価は非常によかった。今後とも事業評価については、より制度を上げて、市民にも出して、よりよい評価になるよう再度検討してほしい。 財政問題では、実のある税を上げていくことが大切である。 歳出では、社会保障費も高騰していく状況で不安を感じた。 財政の健全化に向けてさらに御尽力を要望する等々の意見がありました。 討論では、職員数について、正規職員の減少を臨時職員あるいは嘱託職員で補っていくやり方、縦割りの弊害な部分、やり方と、それと縦割りの弊害な部分です。 それと、教育にも非常に偏りが見られる。子供たちの成長に即した授業が求められる。 次に、市民の安心安全を守ることも、予算がないのを最大の理由としており、必要なところに必要な投資がされていない。 市民から、市の取り組みに対する不満も非常に大きなものがあった。職員の努力もあったが、さらなる努力が必要であったなどと、反対討論がありました。 採決の結果、賛成多数で本議案は認定すべきものと決しました。 また、採決の後、会派「進化」の代表から、事業評価の改善を中心とした附帯決議案が提出されました。委員全員で内容を審議しました。協議の中で、縦割り行政の問題や臨時職員の問題など提起されましたが、全員一致を見ませんでした。 反対討論もなく、結果、提出された附帯決議案を全会一致で可決しました。 以上で報告を終わります。議員の皆様の慎重なる審議、よろしくお願いいたします。(岩本信子君降壇) ○議長(大空軍治君) 一般会計決算審査特別委員長の報告が終わりましたので、これより質疑を行います。御質疑はありませんか。下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 14番。委員長報告が決算の概略で報告されたんで、何を質問していいか、実はわからんのですが、今回、決算審査にあって、この本格的といいますか、初めて事業評価をされたということで、これはこれでこれまでにない手法で画期的であったというふうには思うんですが、問題は、先ほどから委員長報告がずっとされて、各委員さんから意見が出されたと、内容を聞いている範囲では、この22年度の決算に関して、いわゆるそれぞれ感想的に言われたというふうに受け取れるんです。 私は、本来であれば、山陽小野田市における基本計画、あるいは基本構想、そういうことについて、それに関連をして、やっぱり事業評価はされるべきじゃないかなと思ってるわけですが、そういう視点の評価について、少し議論があったのかどうなのか御答弁願いたいと思います。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 本当に簡略な報告で大変申しわけなかったと思いますが、詳細については、ここにこれだけございますので、しっかりと見ることはできると思います。 先ほどおっしゃいました22年度の基本計画、基本構想に沿った審議されたかということでございますが、一応、事業評価というものを、先ほど申しましたように34しております。その中で、一応、その事業評価には、基本計画、基本構想の流れも書いてありますので、全体としてのどこまでの成果があったかということはできておりませんが、一応、事業評価の中で、そのようなことは審査できたと思っております。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) いや、だから、特に山陽小野田市の総合計画策定に関する基本方針の中に、市民本位のまちづくりを市民の手でという、こういう方向で、具体的に市民本位のまちづくりというのを掲げているわけです。だから、当然、それぞれの年度の予算、決算は、そういう内容に沿って成果があったのかなかったのかと。市民にとってどれだけの成果としてこれを受けとめるんかと、そういう点でのやっぱり審査も必要じゃないかなと思ってるわけです。 今の答弁では、ちょっとそこら辺がよくわからないんで、もう少し詳しく御答弁願いたい。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 本当に少なくて申しわけありません。先ほど言われましたその事業評価をするときに、本当に市民の目線でこれは審査してきたと思います。 この中で、来年度に続くとか、いろいろ評価も執行部なりの評価がありますが、やはり議員さん、委員さんみんなそれなりの評価をされて、意見は随分と出ております。 だから、私は市民本意のまちづくりを掲げて成果があったかといわれますと、やはりこの事業評価の中でそれぞれの委員が市民の一人一人の思いで、多分審査されたと思っていますので、その点も事業評価をすることによって、できたのではないかと。 ただ、全体としてのところは、もうそれこそいっておりませんので、見ておりませんが、評価のこともまとめてここに、こちらのほうがこれだけ書いておりますので、また、見てください。 ○議長(大空軍治君) 下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) もう一点、基本的な問題をお聞きしたいんです。当然、決算議会ですから、この事業評価の内容が、当然、次年度以降生かされるというのが筋と思うんです。こういうことに、いわゆる今回の決算審査に当たって、今回、新しく取り組んだこの事業評価が、執行部としてこれをきちんと受けとめていくと、次年度以降も事業として生かしていくというふうな答弁等があったのかどうなのか、これについてもお答え願いたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 執行部との話では、この事業評価に対する討議はございませんが、下瀬議員がおっしゃるように、附帯決議として、こちらが今からその事業評価に対して、やはり来年ずっと今からのまちづくりに生かすためにつけなくてはということで、この決算委員会として附帯決議を事業評価のことについて附帯決議をつけております。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 私は、このたびの3.11の震災における、そこにおける地方公務員の果たした役割というのは非常に大きいものがあるというふうに評価しているわけですけども、先ほど委員長報告の中では、人件費が8億何がし削減と、こういう話でした。それで、これは職員が適正化によって削減されていくという方向は、この安心安全の自治体づくりに後退するのではないかというふうに私は思うわけですけれども、職員増に向けての今後の取り組み等についての考えについてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 職員増については、こちらでは定員適正化計画をつくっていらっしゃいます。それに沿って職員を採用していくということでした。 ○議長(大空軍治君) 中島議員。 ◆議員(中島好人君) 適正化計画というのは、増員に向けての、改めてそういう計画の見直し等について、この辺のところの評価というのはなかったかどうかというふうに思うわけですけども、その点についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。
    ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 職員適正化計画の審査はしておりません。そういうのが出てるということは言われましたけど。 ○議長(大空軍治君) 中島議員ありますか、いいですか。硯谷議員。 ◆議員(硯谷篤史君) 4日間にわたるおびただしい質疑のやりとりを省略されたのはよしとして、問題は、決算議会は、この決算を踏まえて、何を学びとり、今後にどう生かしていくかということを考える場でもあります。そういった視点から、委員会として、この決算をどう受けとめ、今後、どのように、来年度の、具体的には来年度の以降の予算にどのように反映させるべきだという委員会としての一定の意見があろうかというふうに思うわけですが、その点について御報告がなかったわけですが、詳しくはこの紙を見てくれということでは、今、この本会議が後々残るものとしては、議事録が残るわけですが、議事録に委員長が「詳しいことはここに書いてありますから、これを見てください」という形でしか残りません、報告が。このような報告では、後々何のことを審議したのかわからない議会になってしまいます。この場がインターネットで中継されるのも12月議会からということになっております。そういう場では、そのような報告のあり方もひょっとしたらあるかもしれませんが、現時点では、今申し上げたような形ですから、あくまでも委員長の口から委員会としてどのような結論を得ましたというふうな御披露が欲しかったところでありますが、その点について再度お尋ねをいたします。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) このたびのこの決算委員会、本当に初めての試みで事業評価をしていきました。委員会のほうも議会のほうも初めてですので、どのようなところで、どの視点でということがなかなか難しかった部分はあると思います。そして、その出てきた評価表も、制度にいろいろばらつきがありまして、本当にこれでいいのかっていう委員がたくさん、先ほど総括の中でもう申し上げたつもりで、皆さんの意見を、この決算の中の委員会としての意見ということで総括意見を申し上げたわけなんですが、やはりまだ事業評価の仕方についてとか、その辺がまだしっかりとできてない。でも、やはり事業評価をすることによって、この全体がいろいろ決算の全体が見えてきた、その財源のあり方とか、いろいろなものが見えてきたということはあります。そういうふうに評価されております。 だから、委員会として、じゃ、よかったのかって言われると、私はこのたびの決算──事業評価はとてもいいことじゃないかと。これから、来年、再来年、ずっと今からなっていくことについては、これをずんずんずんずん充実させて、今、このたび34事業でしたけど、本当言ったら、もっともっと事業を時間をかけてでも決算審査ができたら一番いいんではないかなと。 それを見て、やはり来年、次の予算に評価が書いてあります。ABCDEFとずっとありました。その中で完了したとか、継続していくとか、重要だとかいう評価もありました。でも、それは執行部の評価でありまして、やはりそれを今度、議会としての評価もやはりつけていかなくてはいけないんではないかなという課題がこのたびはあったと思います。 そういうことで、この委員会として全体は、本当に私は今まで決算委員会いろいろ出ておりますが、このたびは本当よく審議はされました。それで、これを次のときに生かすというのは、やはり事業評価を執行部の方に、やはり聞かれていると思いますので、生かしていただけたら、それで次のものには生かしていけるんじゃないかと思います。 ○議長(大空軍治君) 硯谷議員。 ◆議員(硯谷篤史君) ですから、一生懸命執行部の諸君も、我々の質問に答えて、一定のものを割り出していこうということで4日間臨んでくれたわけです。その締めくくりが、ここに書いてありますでは、どこにも出ません。この場でやはりどのような審議が行われたか、その中心になる、論点になるようなものを中心にして、やはりきちんとその報告をされないと、何のどのような審議が行われたのか、それから、後々、先ほどから出ております事業評価についても、その事業評価書というのはどこにも残りません。どのようなものをもとに、どのような審議がされたかということについて、全く報告がないというのは、それこそ一生懸命やってくれた執行部の諸君に対しても、私は大変失礼だろうというふうに思いますので、お尋ねをしたわけですが、そのことについては、じゃ、何もないということですか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 済いません。報告書が一応書いておりますので、もしこれをじゃ、今からもう一度、総括だけしかしておりませんので、審議内容を皆様に報告することもできますが、どういたしましょうか、議長。いやいや、そう言われましたので。 ○議長(大空軍治君) 委員長、簡略にできますか。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) 委員長判断として、私は、このたびはこれだけありますし、こういう報告にさせていただいたんですけれど、それで。 ○議長(大空軍治君) 委員長、今回の決算認定について、今、硯谷議員からあったように、簡略に、硯谷議員の質問されたことを、そこで簡略にひとつ述べてください。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) はい。では、一応、いろいろとこのたび失敗はありますが、これで簡略にしましたことを大変申しわけありません。 これで、一応、委員長、先ほど言いましたように、総括の中でほとんど総括的なこのいろいろ意見としては一つ一つの意見はたくさんありますが、総括の中で大体出ておりますので、これでかえさせていただきます。 ○議長(大空軍治君) どうも回答になっちょらんがな。(「かわりに副委員長が」と呼ぶ者あり) 三浦副委員長。 ◎一般会計決算審査特別副委員長(三浦英統君) 今回の決算、これは初めての経験でございます。 まず、最初に予算委員会のときに分科会方式で行っております。そのときには、全議員が対象として、最後に総括の締めくくりをやっておるということで、全議員がわかっておったということでございます。 先ほどの硯谷議員さんのほうから言われましたように、じゃ、今後どうするかという問題がまず起こってきます。今回の総括にいたしましても、今回の決算に出られた議員以外の方、これは全然わからないという状況になっております。そういうことがございますので、今後、この問題については、再度、議会運営委員会なり、他の場を通じて、検討すべき問題ではなかろうかと。それでないと、先ほど来からの下瀬議員さん、あるいは硯谷議員さんからの質疑が出たような問題が起こってくるわけでございます。 今回は、第1回目ということで、非常にいい経験、これは委員長が先ほど申しましたように、事業評価の問題も出ておりました。今回、その事業評価が非常によかったということですが、今後、充実した事業評価も再度出していただくということで、広く市民の皆様方にも、この問題が事業評価がわかるように、提案ができるようにお願いを、執行部にも申し上げたいということで、再度この問題についても、議会の中で検討をしていくべきではなかろうかなと、このように思っています。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 硯谷議員。 ◆議員(硯谷篤史君) もうこれで終わりでございますが、やはり委員会でどのような論点があって、それにそれぞれどのような意見があったということを中心にして、議論になった点について報告が全くありませんでしたので、例えば、事業評価についても、事業評価を、方式を委員会で取り上げたことはよしとしても、市民から見れば、委員会でどのような審議がされたかということをここで報告がなければ、全く委員会の中身について知るよしもないと。委員会を傍聴された方も中にはあります。今現在、委員会記録もまだ公開ができておりませんし、ここで委員長報告の中でそのような報告をされないと、委員会でどのような審議がされたか、どこが論点になったのか、委員会としてどのような意見をまとめたのかということを、全く言われなければ、やはり4日間費やした時間が無駄になったのではないかということが申し上げたかったので、いま一度お尋ねをいたします。その点について、委員会として、例えば事業評価について、この点はよかった、この点は反省すべき点があったというふうなことがあろうかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) おっしゃってる意味はよくわかります。本当に私もこういう場で、やはりすごく4日間かけて審査して、そしてこんな報告で終わるんやったら、本当に審議に入られた方に対しても、執行部の方に対しても失礼なことだとは思います。 でも、今おっしゃったように、論点とどねって、このそれぞれもう全部多岐にわたっております。本当にどれをまとめて、じゃ、全体的にこうだ、これがまとめてっていうものは、先ほど言いましたように、結局この事業評価が精査、きちんとできてない、これはもうはっきりしております。その全体的な論点の中では。 あとは、それぞれの事業とか、いろいろあります。それから、もう本当に多岐にわたっております。だから、まとめるのも、私は能力もないもんですから、ようまとめなくて、大変申しわけないなとは思うんですけれど、全体としては、先ほど言われましたように、事業評価について、やはりもっともっと精度を上げていってもらいたいと。議会のほうも、議会としての評価ができるだけのものをそろえていきたいという、それしか今、論点としてはないと思います。 あとはもう、いろいろそれぞれの事業、それぞれの課、それぞれの使い方、全部ありました。それは全部違います。ということをお伝えします。 ○議長(大空軍治君) ほかに。中島議員。 ◆議員(中島好人君) 具体的に、1点お尋ねしたいというふうに思います。 今日の不景気の中、この山陽小野田市は、山口県に先駆けて、住宅リフォーム助成事業を開始したわけですけども、それはいろいろ水害の問題等もありましたけども、今後、この事業が恒常的にそうした事業を進めていくのかどうか、こうした点について、決算審議の中で行われたのかどうか、その点についてお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本……。(「ううん、言うて」と呼ぶ者あり) 三浦副委員長。 ◎一般会計決算審査特別副委員長(三浦英統君) よろしゅうございますか。このリフォームの問題につきましては、「今後、検討する」と、こういう話が出ております。ていいますのが、「この秋までに市長さんを交えて、業者さんと協議をすると。その後に予算が新年度に向けて予算が出せるような状況をつくっていきたい」と、こういうような答弁はございました。それを期待をしておる状況でございます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。山田議員。反対討論ですね。はい、どうぞ。(山田伸幸君登壇) ◎議員(山田伸幸君) 議案第56号平成22年度山陽小野田市一般会計決算について、「日本共産党」市会議員団を代表して、反対討論を行います。 まず、今回の決算審査では、これまでに例のない事業評価を行い、わかりやすい決算審査の第1歩となりました。このために、時間が少ない中で取り組まれた執行部の姿勢を高く評価をいたします。 さて、一般会計決算の評価について、「日本共産党」市会議員団として、次の各点から検討を行いました。 まず第1番目は、市政の基本について、市長自身が言ってこられた公平公正、市民本位の市政が貫かれているか。 次に、安心安全な市民生活をどう実現しようとしたか。 三つ目に、市自身が行う事業が市内事業者の手本となっているか。 四つ目に、市勢発展の基盤となる市内産業に十分な行政支援が行われているか。 5番目に、将来への投資である教育に対してどのように取り組んでいるか。 以上の各点の主要なポイントを見ていくと、まず第1番目の公平公正、市民本位の市政についてですが、市民病院の建てかえ問題をめぐる市長の建てかえ方針決定に至った資料について、市民が求めた情報開示請求が審査会では開示が一度は決定しても、市長自身がこれを否定するということが明らかになり、時代の流れである情報の公開、こういう姿勢と相入れない事態が明らかになりました。 また、市民病院というならば、市民を交えての建てかえを議論をするべきでありますが、そのような姿勢は示されておりませんし、行われておりません。 次に、安心安全な市民生活の問題についてです。この問題では、何といっても、厚狭川水害への取り組みが重視されます。議会が行った住民との意見交換会では、災害時の広報やその後の復旧への取り組みなどでさまざまな不満の声が述べられましたが、一番の問題点として、市民が指摘したのが、市自身が住民との意見交換会を行わなかった点であります。被災住民と正面から向かい合わなかったことについて、市民の大きな不満となっており、今後への大きな改善点といわなければなりません。 特に、2年連続で同じ被害を受けた皆さんからの痛切な声にはしっかりと耳を傾けるべきでありました。 また、災害時に、情報提供に対し、大きな役割を発揮した山陽有線放送協会が代替手段の提案がないまま、廃止されたことは、重要な後退姿勢であったと言わなければなりません。 次に、地域医療の確立について、特に山陽地区でのこの問題が大きな課題となっています。山陽市民病院廃止後の地域医療への取り組みは、市としてさらなる取り組みが求められておりますが、通院バスの廃止という信じられないようなことが行われ、山陽地区住民が置いていかれる事態となっています。 さらに深刻さが増しているのが、救急搬送時間がかかるという問題です。かかりつけ医でありながら、市民病院が救急患者の受け入れを行わないということも起きており、真剣な努力が求められております。 この問題に関連して、医療費の引き下げが市民にも、市の財政にも寄与することができますが、ジェネリック医薬品への取り組みが全市を挙げての取り組みとなっていないことは非常に残念なことだと言わなければなりません。 障害者の利便性向上問題では、車いすを使う障害者が町中を自由に歩くために必要な障害者用トイレが、せっかく600万円以上もかけて運動広場に整備されたのに、かぎがかけられて、自由に使うことができないこと。 また、地域の安全を守るために使われる小規模土木事業が、申請から実施まで3年も待たなくてはならないこと。 さらに、地域公共交通の取り組みでは、高千帆地区で一定の前進が見られましたが、山陽地区の対策はおくれたままとなっています。 以上のような点が問題です。 三つ目の、市が市内業者の手本となっているかという点については、一番の取り組みは、公契約という考え方、取り組みが大変不十分であり、市の行っている事業が低賃金、労働条件の悪化を引き起こし、いわゆる官製ワーキングプアを生み出していることを指摘いたします。 また、市役所職員数が定年退職後の不補充という方針のもと、減少が進んでおりますが、一方で、臨時職員が増大し、これを肩がわりさせているという事態は、定員管理面での一貫性のなさを指摘せざるを得ません。 四つ目の市内産業の育成という観点からは、農業、漁業、林業、中小商工業者、いずれも担い手が少なくなっていて、特に漁業は産業そのものがなくなってしまうのではないかという心配が現実の問題として突きつけられております。地域産業を守るという緊急的な、そして力強い取り組みが必要ではないでしょうか。 これらの問題の有効な解決手段の一環として、恒常的な住宅リフォーム資金助成事業や食の地産地消への積極的な取り組みが必要な課題だと考えております。 5番目に、教育の問題では、給食センター推進姿勢を取り上げなくてはいけません。他市では、子供の成長のために給食センターから自校方式への転換を図ったり、地産地消、自校方式による温かくおいしい給食の提供を掲げるところもあるほど、重要な問題ですが、基本的な山陽小野田市の姿勢が、財政の効率化しか見えてきておりません。今、取り組むべきことは、衛生上問題がある給食室があるならば、一つ一つの施設をしっかりとしたものに変えていくことが教育上も有効ではないでしょうか。 厚陽小中学校の建てかえでも、災害対応のために立地場所の再検討が必要であります。 また、当初、学校のあり方が、理想は高く掲げられておりましたが、実際にはただのリフォーム工事に終わっているのではないでしょうか。 また、市有林の活用というアイデアはよかったものの、木材そのものの活用計画がないまま推進され、莫大な追加予算が必要となる失態が演じられる結果となりました。 最後に、合併特例債活用事業が、それぞれ時間がないという理由から、拙速な事業展開がされておりますが、先ごろ、国が特例債事業の5年間の先延ばしを明らかにしており、慎重な取り組みに方向転換をするべきであります。 また、問題点の多い縦割り行政から市民の暮らしに即した事業展開を図るという見地から、市の機構そのものを市民本位に組みかえていくことを求め、平成22年度一般会計決算に対する反対討論といたします。(山田伸幸君降壇) ○議長(大空軍治君) ほかに討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって討論を終わります。 これより議案第56号について採決いたします。本件に対する委員長報告は認定でありますが、賛成多数でありますので、起立により採決いたします。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。──────────── △日程第9委員会提出議案第6号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第9、委員会提出議案第6号議案第56号平成22年度山陽小野田市一般会計歳入歳出決算認定に対する附帯決議を議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。岩本委員長。(岩本信子君登壇) ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) このたびは初の試みで事業評価の審査をいたしました。やはり、今から精度を上げていただきたいということで、このような附帯決議を出しております。案文を読み上げて、提案理由とさせていただきます。 決算審査特別委員会では、平成22年度山陽小野田市一般会計歳入歳出決算認定の審査において、初の試みとして、事務事業評価をもとに審査を行ったところである。 今後は、以下の点を十分に留意し、事務事業評価を作成されたい。 一つ、各担当部署は、評価書作成の意義を再認識すること。 二つ目、評価書の作成において、画一的、統一的な基準を徹底すること。 3、評価書の精度を上げること。 4、評価書を客観的に審査する体制を確立こと。 5、評価書を速やかに議会へ送付すること。 以上を決議します。 平成23年9月30日、山陽小野田市議会。(岩本信子君降壇) ○議長(大空軍治君) 提案理由の。(「議長、議長ちょっとお願いしたいことがあります。ようございますか発言させて」と呼ぶ者あり) 質疑のときでお願いします。(「質疑と内容とは関係ないことなんで、いいですか、内容とは直接関係ありませんが、議事録に残ることでございますので、一言発言したいんです」と呼ぶ者あり) ちょっと議事進行します。提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。御質疑はありませんか。下瀬議員。 ◆議員(下瀬俊夫君) 14番。委員会審査が4日間十分やられたというふうに言われましたが、この実は、附帯決議について、私たちの会派で十分これを議論するというふうにはなっていなかったんで、少し確認のために質問したいと思うんですが、この1から4まで、5も含めてですが、いわゆる事業評価に対して、執行に対する注文になっております。確かに事業評価そのものがこれまで言われながら、なかなか議会に提出されなかったという面がありますが、同時に、議会側の責任という問題もあるわけです。いわゆる、こういう附帯決議をつけるということは、議会としての姿勢、あるいは議会としての決意表明のようなものも、私は必要じゃないかなと思っております。 そういう点で、この附帯決議は、今後の決算審査に当たって、事業評価を議会としてきちんとやっていくんだという意思表示ととってよろしいかどうか、その点について御答弁を願いたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本委員長。 ◎一般会計決算審査特別委員長(岩本信子君) はい、そのとおりです。やはり、このたび、初めて事業評価をすることによって、やはりいろいろな事業の実態が見えてまいりました。やはり、これが決算の一番大事なところではないかと。そして、それを事業を評価して、続ける、継続、終わり、それからもっともっと重点的にする、そういうのは今から議会の判断、議会がやっていくことだと思いますので、この今のいただいたこのたびの分は、急に言いましたので、時間もございませんでした。そして、どういうものを出していただくかということで、これはたまたま執行部が持っておられた評価表、予算のときにこういう表は、本当は予算作成のときにまでしかつくらないんだという言い方もされました。でも、そうじゃなくて、やはり議会もそれについては、今から責任を持っていかなくては、一つ一つの事業に議会としての意思をきちんと示すことと、責任を持ってやっていかなくてはいけないということで、やはり評価をもっとわかりやすいものにしていただいて、本当に議会としての結論がきちんと導き出されるものであってほしいということで、このようにしております。 だから、先ほど言われましたように、議会としての決意、またこれはずっとやっぱり続けていくべきではないかと思っております。 ○議長(大空軍治君) ほかにありませんか。質疑なしですか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 伊藤議員いいですか。 ◆議員(伊藤武君) はい、結構です。 ○議長(大空軍治君) 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより委員会提出議案第6号について採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(大空軍治君) 起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 本件の取り扱いについては、議長に一任願います。──────────── △日程第10議案第88号・第89号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第10、議案第88号山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第89号山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、以上議案2件を一括議題といたします。 市長から、提案理由の説明を求めます。白井市長。(市長登壇) ◎市長(白井博文君) 議案第88号及び議案第89号は、「障害者制度改革推進本部等における検討を踏まえて、障害者保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律」の一部が、平成23年10月1日から施行され、障害者自立支援法の一部が改正されることに伴い、この条文を引用している山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例について、条番号の整理等の所要の改正を行うものであります。 以上、提出しました諸議案につきまして、御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。(市長降壇) ○議長(大空軍治君) 市長の提案理由の説明がありましたので、これより質疑を行いますが、質疑については、1件ずつ行います。 議案第88号山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、御質疑はありませんか。山田議員。 ◆議員(山田伸幸君) 今の説明では、この条番号の整理だけだということで判断していいんでしょうか。中身については変更ないのか、その点についていかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) この件につきましては、障害者自立支援法というものが制定をされまして、その後、本市における条例の部分で引用しておりました条項の項ずれ並びにその後の条例──失礼しました。法律の改正等で字句の改正箇所が2カ所ございまして、それらについてそれぞれ対応するものであります。 ○議長(大空軍治君) ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) これをもって質疑を終わります。 議案第89号山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議案88号及び議案89号は、お手元に配付してあります付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。 委員会におかれましては、十分なる御審査をお願いいたします。 ここで、本会議を暫時休憩し、総務文教常任委員会を開催いたしますので、委員並びに関係参与の皆様、御参集をお願いいたします。 本会議を暫時休憩いたします。────────────午後3時00分休憩午後4時10分再開──────────── ○議長(大空軍治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。ただいま総務文教常任委員会の吉永委員長から、議案第88号山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第89号山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についての委員会報告書が提出されました。 この際、これを日程に追加し、追加日程第11として日程の順序を変更して、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、議案第88号及び議案第89号を日程に追加し、追加日程11として直ちに議題とすることに決定をいたしました。──────────── △追加日程第11 議案第88号・第89号 ──────────── ○議長(大空軍治君) 追加日程第11、議案第88号山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第89号山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、以上、議案2件を一括議題といたします。 本件に対し、総務文教常任委員長の報告を求めます。吉永委員長。(吉永美子君登壇) ◎総務文教常任委員長(吉永美子君) 本日の本会議におきまして、議長より当委員会に付託されました議案2件につきまして、委員全員出席のもと、慎重審査いたしましたので、その概要と結果につきまして御報告申し上げます。 初めに、議案第88号山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 まず、執行部から説明がありました。それによりますと、「『障害者制度改革推進本部等における検討を踏まえて、障害者保健施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律』が、平成22年12月に公布され、障害者自立支援法が段階的に改正されることになりました。施行期日につきましては、政令で定めることとされていましたが、このたび、政令が平成23年9月22日に公布され、施行期日が平成23年10月1日となりました。ついては、条例に定める障害者自立支援法からの引用条項にずれが生じるので、平成23年10月1日付で改正するものであります。また、過去の関係法令の改正に基づく字句の訂正漏れ等があることがわかりましたので、あわせて改正する」とのことであります。 この改正漏れにつきましては、「今後はこのようなことがないよう、適性的確な事務遂行に努める」との弁がありました。 次に、委員の主な質疑について御報告申し上げます。「平成17年障害者福祉法が障害者自立支援法に変わったとのことだが、それ以降、この字句漏れによる支障はなかったか」との問いに対し、「なかった」との回答であります。 「10月1日からの施行にかかわらず、9月26日に国から県にファクスが入り、同日県から市に連絡が入って、9月29日に文書発送、本市に届いたのが本日ということで、間がなさ過ぎではないか」との質疑に対して、「県においては、県議会が終了しており、市町では専決処分だろうという考えだったようであります」との回答です。 質疑を終わり、討論はなく、採決の結果、全員賛成で、議案第88号は可決すべきものと決しました。 次に、議案第89号山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。 「今回の改正は、議案第88号と同様に、政令が平成23年9月22日付で公布、同年10月1日に施行されることとなりました。これにあわせて、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正も10月1日付で施行されることとなりましたので、これに伴い、山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するもの」との説明でありました。 そして、改正内容についてですが、「介護補償を記載している第9条の2第1項第2号中に引用している障害者自立支援法第5条の項を2カ所改めるもので、基本的な内容の変更はない」とのことであります。 次に、委員の主な質疑について、御報告申し上げます。 「障害者自立支援法に変わってから今回が初めての改正か」との問いには、「そうである」との回答でありました。 質疑を終わり、討論はなく、採決の結果、全員賛成で議案第89号は可決すべきものと決しました。 議員各位の御審議をよろしくお願い申し上げます。(吉永美子君降壇) ○議長(大空軍治君) 総務文教常任委員長の報告が終わりましたので、これより質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決につきましては、1件ずつ行います。 議案第88号山陽小野田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第88号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。 議案第89号山陽小野田市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 討論なしと認めます。 これより議案第89号について採決いたします。本件に対する委員長報告は可決であります。よって、本件は委員長報告のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり原案可決されました。──────────── △日程第12自治基本条例審査特別委員会の中間報告 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第12、自治基本条例審査特別委員会の中間報告についてを議題といたします。 それでは、ただいまから委員長報告をお願いいたします。本件に対し、自治基本条例審査特別委員長の報告を求めます。大井委員長。(大井淳一朗君登壇) ◎自治基本条例審査特別委員長(大井淳一朗君) ただいまより自治基本条例審査特別委員会中間報告を行います。 当委員会は、平成23年3月3日の本会議におきまして、まちづくりを進めるための基本的なルールである自治基本条例について慎重審議することを目的として設置されました。 最初に、各条項について質疑応答を経た後、全議員との意見交換、参考人聴取、修正案に関する意見集約、執行部とのすり合わせを重ねてまいりましたが、調整がつかず、継続審査となりました。 議案が上程されてから半年、この間の委員会としての説明責任を果たすべく、ここに中間報告を行うものです。 まず、執行部より条例案が上程されるまでの経緯並びに条例の趣旨について説明がありました。 続いて、委員より既存の条例との整合性、素案と条例案との違いなどについて質疑応答がありましたが、さらなる審査が必要と考え、全会一致で継続審査となりました。 続いて、第3回から第6回にかけて、個別の条文に沿って質疑応答がありました。その中でも特に議論となったのは、「市民」の定義、「情報を共有する」の意味、最高規範性、長期在任条項を設けることの可否、職員が時間外に地域活動に努めることの可否、外部評価や外部監査、出資法人に対する情報公開の要請の度合い、コミュニティ組織の意味、姉妹都市や国際交流の扱いなどです。 この間、協議会を開き、今後の進め方についても協議しました。 その中で、ほかの議員や素案を策定したつくる会の考えを聞きたいとの意見が相次ぎ、6月13日と17日に全議員を交えた意見交換会、6月21日につくる会の正副会長を参考人とする意見聴取を実施しました。 意見交換会では、「最高規範という文言や長期在任条項に疑問がある」、「市民の定義について精査すべきである」、「職員の時間外の行動について責務を負わせることができるのか」などの意見が出されました。 また、参考人聴取では、懸案事項について意見をお聞きし、「最高規範性や長期在任条項は残してほしい」、「条例案が上程される段階で割愛された条項を明記してほしい」、「コミュニティ組織について、パブリックコメントが出されているのにもかかわらず、行政は全く答えていない」旨の指摘がありました。 これを受けて、今後の対応について協議しましたが、調整にさらなる時間を要すること、パブリックコメントを出した市民団体の意見を聞く必要があることなどから、6月29日、全会一致で2度目の継続審査となりました。 その後、出された意見をベースにして、修正案のたたき台をつくり、協議いたしました。 ここで特に苦慮したのは、「市民」の定義について精査したところ、市民は山陽小野田市内に住所を有するもの、市民等ということで、市民に加えて通勤通学、それから事業所その他の法人と分けてはみたものの、果たしてこの条例の中で市民と市民等をどう使い分けていいのかということでございました。 第11回では、ふるさとづくり協議会と自治会連合会の代表者に来ていただき、意見をお聞きしました。 この中で、「コミュニティ組織という表現に違和感がある」、「公共的民間団体という位置づけを明確化してほしい」、「前文の表現や市の定義について再考してほしい」旨の指摘がありました。 以上を踏まえて、協議会の中で協議を重ね、意見の調整がつかなかった事項は保留しつつも、委員会の中で修正案がある程度固まったと判断し、第12回において執行部とすり合わせを行いました。この中では、最高規範と市民の定義について意見が分かれた以外は、これはあくまでも担当課レベルではございますが、修正案をおおむね尊重してもらい、争いがあるものは庁議に持ち帰って検討してほしい旨伝えました。 第13回もすり合わせを行いました。しかし、議論が逆戻りする部分があったこと、公共的民間団体の扱いや、ですます調にするかなどについて、執行部内でも課題が残っており、さらなる時間を要することなどから、委員のほうから継続審査の動議が出され、全会一致で承認されました。 今後の取り組みにつきましては、「最高規範という文言を用いることについて」、「市民の定義について」、「長期在任に関する条項について」、「職員が地域活動に務めることについて」といったなど、特に意見が分かれている論点について調整し、「前文の表現を改めてほしい」、「市の定義について再考してほしい」、「市民の知る権利、まちづくりに参加する権利の保障について明記してほしい」、「市政に関する意思決定過程の公開について明記してほしい」、「公共的民間団体の位置づけを明記してほしい」、「ですます調にしてほしい」といった参考人の意見や要望を可能な限り取り入れながら、修正案をまとめていきたいと考えております。 以上をもちまして、自治基本条例審査特別委員会中間報告を終わります。議員各位の御理解のほど、よろしくお願いいたします。(大井淳一朗君降壇) ○議長(大空軍治君) 自治基本条例審査特別委員長の報告が終わりました。 本件は報告事項でありますので、質疑のみにとどめます。質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御質疑なしと認めます。 以上をもって委員長報告に対する質疑を終わります。──────────── △日程第13議案第34号の閉会中の継続審査について ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第13、議案第34号の閉会中の継続審査についてを議題といたします。 本件は、自治基本条例審査特別委員会において目下審査中の事件でありますが、会議規則第103条の規定により、委員長からの閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 委員会におかれましては、閉会中といえども十分なる御審査をお願いいたします。──────────── △日程第14閉会中の調査事項について ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第14、閉会中の調査事項についてを議題といたします。 本件について、各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第103条の規定によりお手元に配付してあります閉会中の調査事項についての表のとおり申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり閉会中の調査に付することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大空軍治君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり閉会中の調査に付することに決定をいたしました。 以上をもって本会議に付された案件は全部終了いたしました。 以上をもちまして、平成23年第3回9月山陽小野田市議会定例会を閉会いたします。お疲れでございました。────────────午後4時24分閉会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。平成23年9月30日   議  長  大 空 軍 治   署名議員  伊 藤   實   署名議員  衛 藤 弘 光...